嘘だといってよ、ミッチー! 衝撃的すぎる展開に視聴者が引いてしまった『明日の約束』第5話

「僕と結婚してほしい。僕は日向(ひなた)の味方だから。今はそんなタイミングじゃないと分かっているけど。いや、やっぱり今のはなしにしよう。どこか夜景の見えるレストランを予約して、指輪も用意して……」

 井上真央主演の社会派ミステリー『明日の約束』(フジテレビ系)の第5話。スクールカウンセラーである日向先生(井上真央)が、息子を自殺で失ったセレブ主婦・真紀子(仲間由紀恵)と実の母親である尚子(手塚理美)からW“毒親”攻撃をくらっているのを見かねた恋人の本庄(工藤阿須加)はついにプロポーズの言葉を。いきなり求婚の言葉を口にしながら、「プロポーズはシャレたシチュエーションで婚約指輪をさりげなく渡し、一生の甘い思い出に」という理想像にこだわってすぐに撤回しようとする本庄の慌てんぼうぶりは、日向先生にはちょっと頼りないけど愛らしい存在として映ります。尚子が文鳥のピッピちゃんを飼っているように、日向先生にとっては年下の本庄は図体のでかいペットみたいなものなのかもしれません。

「いいよ、結婚しよう。でも、学校のことが落ち着いてからね」

 大学時代からの先輩でもある日向は、常に本庄に対して上から目線で接しています。尚子が少女時代の日向をずっとコントロールし続けたように、日向もまた邪気のない本庄をコントロールする立場に立とうとしているようです、しかも無意識のうちに。プロポーズの返事にドキドキしていた本庄ですが、とりあえず日向の合意をもらえ、ひと安心。その直後の日向とのラブシーンですが、今回もキスはお預けでハグ止まりでした。最高にハッピーなはずのプロポーズシーンながら、結婚後の日向の将来像を感じさせる一抹の怖さがありました。日向は自分が母親になったとき、自分も毒親になるのではないかとかなり苦しむのではないでしょうか。

 みなさんお待ちかね、今週の尚子の時間です。前回は“大魔神”に瞬間変身してみせるなど張り切りすぎたため、今回は省エネモードの尚子でした。生徒たちへの聞き取り調査を行った晩、日向が自宅に帰ってくると、尚子は風邪を引いているらしくリビングのソファーで静かに横になっていました。そんな尚子のために、日向はリンゴを擦り下します。日向と尚子との初めての母娘らしい心温まるシーンでした。

 毎週楽しみにしていた恐怖の洗脳ノート「明日の約束」は読み上げられませんでしたが、「病気のときだけ、母は優しくしてくれた」と数少ない尚子との幸せだった記憶を日向は懐かしみます。毒親の体調が悪いときだけの束の間の幸せですが、人生とはこんな小さな幸せを噛み締めながら生きていくことなのかもしれませんね。

 

■盗聴、偽装メールは当たり前!? 毒親という名の家庭内独裁者

 

 第5話はこのまま日向先生の幸せモード全開で逃げ切れるかと思いきや、最凶毒親・真紀子がそれを許してはくれません。「鎌倉からイジメを根絶する会」の顧問弁護士と子どもがイジメの被害にあった不幸そうな母親たちを従え、記者会見を堂々と開きます。「息子・圭吾が自殺したのはバスケ部内のイジメとそれを知りながら不適切な対応しかしなかった高校側の責任」と公的に攻撃を開始したのです。仲間由紀恵の真紀子用メークは真っ白い顔に目のフチだけ赤くなっていて、泣きはらした悲劇の母親にも、目だけ赤く濡れ光っているモンスターのようにも映り、妙に怖いんですよ。

 記者会見の場で真紀子は、「圭吾がバスケ部の先輩からタバコを吸うことを強要されていた証拠があります」と圭吾(渡辺健慎)の部屋でバスケ部のキャプテン・長谷部(金子大地)がタバコを吸っていた際の音声データを流します。どよめく記者たち。視聴者もどよめきました。やっぱり真紀子は、息子・圭吾の部屋を盗聴&録音していたのです。しかも、週刊誌記者の小嶋(青柳翔)の情報によれば、圭吾が自殺したのは夜中の2時から朝方の5時の間。つまり、長谷部が登校中に受け取った圭吾からのラストメール「僕は、先輩のせいで死にます」は圭吾本人が送ったものではないことが判明します。真紀子は圭吾の部屋を盗聴していただけでなく、圭吾に成り済まして偽メールも送っていたようです。息子の自殺した責任を、バスケ部や学校側に全部押しつけようという真紀子の恐るべき陰謀が明るみになったのでした。

 第5話の衝撃はまだ終わりません。長谷部が校内で暴れていた様子を動画に撮ったのは圭吾と同じクラスだった1年B組の渡辺(堀家一希)だったことが発覚します。バスケ部員たちに取り囲まれた渡辺は「動画は撮ったけど、ネットにはアップしていない。データが盗まれたんだ。多分、翌日の体育の時間に」と素直にゲロします。

 体育の授業中に、誰もいない教室に入っても不自然ではないのは、担任教師である霧島先生(及川光博)だけです。なんと、ミッチーが影で騒ぎを操っていた!? 確かに、ただの善意の塊のような教師役に、トリックスターであるミッチーをキャスティングするのは不自然です。映画『僕だけがいない街』(16)でも二面性のある教師役を嬉々として演じていた過去があります。ミステリーとしては意外性のある展開は評価されるものですが、常にトラブルの最前線に立つ霧島先生のことをすっかり信用していただけに、これは日向先生ならずとも視聴者も大ショックです。『相棒13』(テレビ朝日系)の最終回でダークナイトの正体が成宮寛貴だった級の衝撃です。お願いだから、嘘だといってよ、ミッチー!

 さらにラスト近く、圭吾が自殺したのは自分のせいではないことが分かってうれし泣きしていた長谷部ですが、いつものように個人練習に励んでいた夜の公園で黒づくめの人物からスタンガンで襲われます。ハロウィンの夜にバスケ部顧問の辻先生(神尾佑)が襲われたのと同じ手口です。この襲撃犯はてっきり圭吾の自殺事件を知った愉快犯、しかも屈強な男性と思っていたのですが、ここに来て視聴者の頭の中の容疑者リストの筆頭に、圭吾の幼なじみだった香澄(佐久間由衣)が急浮上。たしかに佐久間由衣は身長170cmあるので、夜間にもったりした衣服を着ていれば男性にも見えるでしょう。香澄は毒親・真紀子と直接繋がっているとは思えませんが、動画のマスコミへの流失事件も含め、真紀子の思惑どおりにすべての物事が進んでいるではありませんか。

 もはや、誰が日向先生の味方で、誰が敵なのか、まるで分からなくなってきた『明日の約束』第5話。視聴率は先週微増した5.8%から再び下降して5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に。テーマ性のはっきりしたドラマなので途中打ち切りはないと信じたいところですが、5%を切ってしまうと打ち切り説も噴き出しかねない超危険水域となってしまいます。また、今後このような意欲的な社会派ドラマは製作されにくくなるでしょう。視聴率にも見放された感のある『明日の約束』。日向先生の明日はいったいどっちでしょうか?
(文=長野辰次)

嘘だといってよ、ミッチー! 衝撃的すぎる展開に視聴者が引いてしまった『明日の約束』第5話

「僕と結婚してほしい。僕は日向(ひなた)の味方だから。今はそんなタイミングじゃないと分かっているけど。いや、やっぱり今のはなしにしよう。どこか夜景の見えるレストランを予約して、指輪も用意して……」

 井上真央主演の社会派ミステリー『明日の約束』(フジテレビ系)の第5話。スクールカウンセラーである日向先生(井上真央)が、息子を自殺で失ったセレブ主婦・真紀子(仲間由紀恵)と実の母親である尚子(手塚理美)からW“毒親”攻撃をくらっているのを見かねた恋人の本庄(工藤阿須加)はついにプロポーズの言葉を。いきなり求婚の言葉を口にしながら、「プロポーズはシャレたシチュエーションで婚約指輪をさりげなく渡し、一生の甘い思い出に」という理想像にこだわってすぐに撤回しようとする本庄の慌てんぼうぶりは、日向先生にはちょっと頼りないけど愛らしい存在として映ります。尚子が文鳥のピッピちゃんを飼っているように、日向先生にとっては年下の本庄は図体のでかいペットみたいなものなのかもしれません。

「いいよ、結婚しよう。でも、学校のことが落ち着いてからね」

 大学時代からの先輩でもある日向は、常に本庄に対して上から目線で接しています。尚子が少女時代の日向をずっとコントロールし続けたように、日向もまた邪気のない本庄をコントロールする立場に立とうとしているようです、しかも無意識のうちに。プロポーズの返事にドキドキしていた本庄ですが、とりあえず日向の合意をもらえ、ひと安心。その直後の日向とのラブシーンですが、今回もキスはお預けでハグ止まりでした。最高にハッピーなはずのプロポーズシーンながら、結婚後の日向の将来像を感じさせる一抹の怖さがありました。日向は自分が母親になったとき、自分も毒親になるのではないかとかなり苦しむのではないでしょうか。

 みなさんお待ちかね、今週の尚子の時間です。前回は“大魔神”に瞬間変身してみせるなど張り切りすぎたため、今回は省エネモードの尚子でした。生徒たちへの聞き取り調査を行った晩、日向が自宅に帰ってくると、尚子は風邪を引いているらしくリビングのソファーで静かに横になっていました。そんな尚子のために、日向はリンゴを擦り下します。日向と尚子との初めての母娘らしい心温まるシーンでした。

 毎週楽しみにしていた恐怖の洗脳ノート「明日の約束」は読み上げられませんでしたが、「病気のときだけ、母は優しくしてくれた」と数少ない尚子との幸せだった記憶を日向は懐かしみます。毒親の体調が悪いときだけの束の間の幸せですが、人生とはこんな小さな幸せを噛み締めながら生きていくことなのかもしれませんね。

 

■盗聴、偽装メールは当たり前!? 毒親という名の家庭内独裁者

 

 第5話はこのまま日向先生の幸せモード全開で逃げ切れるかと思いきや、最凶毒親・真紀子がそれを許してはくれません。「鎌倉からイジメを根絶する会」の顧問弁護士と子どもがイジメの被害にあった不幸そうな母親たちを従え、記者会見を堂々と開きます。「息子・圭吾が自殺したのはバスケ部内のイジメとそれを知りながら不適切な対応しかしなかった高校側の責任」と公的に攻撃を開始したのです。仲間由紀恵の真紀子用メークは真っ白い顔に目のフチだけ赤くなっていて、泣きはらした悲劇の母親にも、目だけ赤く濡れ光っているモンスターのようにも映り、妙に怖いんですよ。

 記者会見の場で真紀子は、「圭吾がバスケ部の先輩からタバコを吸うことを強要されていた証拠があります」と圭吾(渡辺健慎)の部屋でバスケ部のキャプテン・長谷部(金子大地)がタバコを吸っていた際の音声データを流します。どよめく記者たち。視聴者もどよめきました。やっぱり真紀子は、息子・圭吾の部屋を盗聴&録音していたのです。しかも、週刊誌記者の小嶋(青柳翔)の情報によれば、圭吾が自殺したのは夜中の2時から朝方の5時の間。つまり、長谷部が登校中に受け取った圭吾からのラストメール「僕は、先輩のせいで死にます」は圭吾本人が送ったものではないことが判明します。真紀子は圭吾の部屋を盗聴していただけでなく、圭吾に成り済まして偽メールも送っていたようです。息子の自殺した責任を、バスケ部や学校側に全部押しつけようという真紀子の恐るべき陰謀が明るみになったのでした。

 第5話の衝撃はまだ終わりません。長谷部が校内で暴れていた様子を動画に撮ったのは圭吾と同じクラスだった1年B組の渡辺(堀家一希)だったことが発覚します。バスケ部員たちに取り囲まれた渡辺は「動画は撮ったけど、ネットにはアップしていない。データが盗まれたんだ。多分、翌日の体育の時間に」と素直にゲロします。

 体育の授業中に、誰もいない教室に入っても不自然ではないのは、担任教師である霧島先生(及川光博)だけです。なんと、ミッチーが影で騒ぎを操っていた!? 確かに、ただの善意の塊のような教師役に、トリックスターであるミッチーをキャスティングするのは不自然です。映画『僕だけがいない街』(16)でも二面性のある教師役を嬉々として演じていた過去があります。ミステリーとしては意外性のある展開は評価されるものですが、常にトラブルの最前線に立つ霧島先生のことをすっかり信用していただけに、これは日向先生ならずとも視聴者も大ショックです。『相棒13』(テレビ朝日系)の最終回でダークナイトの正体が成宮寛貴だった級の衝撃です。お願いだから、嘘だといってよ、ミッチー!

 さらにラスト近く、圭吾が自殺したのは自分のせいではないことが分かってうれし泣きしていた長谷部ですが、いつものように個人練習に励んでいた夜の公園で黒づくめの人物からスタンガンで襲われます。ハロウィンの夜にバスケ部顧問の辻先生(神尾佑)が襲われたのと同じ手口です。この襲撃犯はてっきり圭吾の自殺事件を知った愉快犯、しかも屈強な男性と思っていたのですが、ここに来て視聴者の頭の中の容疑者リストの筆頭に、圭吾の幼なじみだった香澄(佐久間由衣)が急浮上。たしかに佐久間由衣は身長170cmあるので、夜間にもったりした衣服を着ていれば男性にも見えるでしょう。香澄は毒親・真紀子と直接繋がっているとは思えませんが、動画のマスコミへの流失事件も含め、真紀子の思惑どおりにすべての物事が進んでいるではありませんか。

 もはや、誰が日向先生の味方で、誰が敵なのか、まるで分からなくなってきた『明日の約束』第5話。視聴率は先週微増した5.8%から再び下降して5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に。テーマ性のはっきりしたドラマなので途中打ち切りはないと信じたいところですが、5%を切ってしまうと打ち切り説も噴き出しかねない超危険水域となってしまいます。また、今後このような意欲的な社会派ドラマは製作されにくくなるでしょう。視聴率にも見放された感のある『明日の約束』。日向先生の明日はいったいどっちでしょうか?
(文=長野辰次)

明石家さんま&木村拓哉『さんタク』復活と、元SMAP3人の『明石家サンタ』出演→即合格の可能性

 明石家さんまと木村拓哉が共演する『さんタク』(フジテレビ系)が2年ぶりに復活することがわかった。さんまが11日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)内で明かした。同番組は毎年お正月に放送されてきたが、SMAP解散直後の2017年には4月の放送にずれこんだ。さんまと木村がお互いのやりたいことに挑む、ユルいバラエティ番組である。

「SMAP解散後の放送は17年4月に行われていますが、今回は従来の枠に戻ったため、新たな動きが期待されます。さんまといえば、木村とも中居正広とも交流があり、没交渉状態の双方に通じた数少ない人物といえます。ことあるごとにテレビ番組でSMAP解散に言及しており、タブーを恐れない存在。業界内での影響力もあります。さらに『さんタク』の収録は例年ならば11月中に行われますから、放送前に裏話が出てくる可能性もありますね」(業界関係者)

 さらに、さんまといえば忘れてはならないのが12月24日の深夜に放送される年末の恒例番組『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』(フジテレビ系)であろう。

「この番組では毎年、不幸な体験をした人のエピソードを募っています。芸能人枠の募集も行われ、離婚など不幸な体験をした人間は名乗っただけで合格する恒例のやりとりがあります。先ごろジャニーズ事務所を退所した、元SMAPメンバーの、稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛はもちろん、中居も名乗っただけで合格なのは間違いないでしょう。中居は97年と02年にも電話出演しており、97年はノーパンしゃぶしゃぶ嬢との朝帰りが『FRIDAY』(講談社)に報じられた直後のため、名乗っただけで即合格となっています」(同)

 特に元メンバーの3人はジャニーズ事務所のしがらみからも自由になっただけに、クリスマスイブの『明石家サンタ』へのサプライズ電話には期待したい。
(文=平田宏利)

神木隆之介の“愛らしさ”が戻った『刑事ゆがみ』視聴率低迷が「実にもったいない!」

 16日に放送されたドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)第6話の視聴率は6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。第2話で5%台まで落ち込んだものの、各方面からの絶賛の声に後押しされるように、じりじりと数字を伸ばしています。とはいえ、やっぱり6%とか7%しか見ていないというのは、実にもったいない。もっともっと多くの人に見られるべき良作と思います。主題歌を担当するWANIMAが『紅白』初出場を決めたことも、追い風になるといいね。

 そんなわけで、今回も振り返りです。

前回までのレビューはこちらから

 今回の事件の被害者は、25歳にして300億円の資産を築いたホリエモンみたいな男・貝取勝平(新田真剣佑)。自らが運営するオープン直前のプラネタリウムで何者かに刺され、病院に運ばれています。貝取くんは、かつてのホリエモンみたいに企業買収を繰り返して会社を大きくしている人なので、たくさんの人の恨みを買っているようです。とはいえ、本人の意識ははっきりしているし、正面から刺されているので犯人の顔を見ているはずなのですが、「見てない」と言ったり「思い出した、星月亘(辻萬長)だ」と言ったり、なぜか証言が曖昧です。

 星月とは、現場となったプラネタリウムにも参画していた「スタームーン」という望遠鏡メーカーの創業者。会社の社長は息子に代替わりしていましたが、その息子は貝取の策略によって多額の借金を抱えて自殺。今は孫娘・光希ちゃん(新井美羽)と2人で暮らしています。

 ところで、前回のレビューでは「コレジャナイ感が漂ってきた」などとケチを付けているわけですが、今回はとりあえず「コレダ」でした。羽生くん(神木隆之介)の愛らしさが帰ってきました。

 同じ25歳で大金持ちの貝取に対して、嫉妬を隠さない羽生くん。孫娘に必要以上に肩入れして、捜査に支障をきたす羽生くん。『モンコレ』という『ポケモンGO』みたいなスマホアプリに夢中になっちゃう羽生くん。うーん、実に愛せる。かわゆい。

 そういう羽生くんの愛らしさと、企業買収とか『ポケモンGO』とかの今っぽい要素をモリモリ取り込もうという意欲。そして、その両方を事件解決のプロセスにガッツリ噛ませてくるので、事件に“他人事感”がない。他人事感がないので、泣けちゃう。そういう感じが『刑事ゆがみ』の特長だと思うんですが、今回もしっかり泣けちゃいました。さ、未見の方はFODとかで見ましょうね。面白いよ。

 

■ところでドラマの縦軸「ロイコ事件」が放置なんですが

 

 第4話まで1話完結で進んできた『刑事ゆがみ』でしたが、前回第5話では縦軸となる「ロイコ事件」について説明されました。

 7年前に、ある夫婦が『ロイコクロリディウム』という小説を模した方法で惨殺された事件。容疑者として浮上したのは、当の小説の作者である小説家・横島不二実でした。しかし横島は捜査の手が及ぶ前に焼身自殺してしまったというのが、「ロイコ事件」の顛末です。この事件の捜査に当たっていた弓神(浅野忠信)は、犯人が本当に横島だったのか、そして横島が本当に自殺したのか、疑問を持っています。

 被害者夫婦の娘・ヒズミ(山本美月)は事件のショックで失語症に。事件後、7年もたつわけですが、弓神はヒズミのハッカーとしての腕を見込んで捜査に協力させつつ、生活の面倒を見ています。

 そのように、せっかく時間をかけて説明した「ロイコ事件」を、ドラマは今回、ほとんど放置しました。前回の最後に自殺したはずの横島らしき男(オダギリジョー)が思わせぶりに登場しましたが、これも放置。ヒズミも普通にハッカーとして役に立ちましたが、前回示唆されたロイコ事件のトラウマについては、特に進展していません。この放置の仕方が、今回もっとも感心した部分でした。

■別の事件によって「ロイコ」を語るという離れ業

 

 今後、『刑事ゆがみ』が「ロイコ事件」の解決を中心に進行していくことは間違いないでしょう。ドラマのオリジナルキャラであるヒズミの謎、ヒズミと弓神の過去などを明かしながら、最終回に向かっていくことになります。前回、「ロイコ事件」について語り始めてしまったわけですから、もう1話だって無駄にしたくないはずです。

 そこで『刑事ゆがみ』が採用したのは、ヒズミと弓神の関係性を、今回の事件で父親を亡くしている光希ちゃんと羽生くんに、そのまま投影するという方法でした。

 上司である係長・菅能ちゃん(稲森いずみ)が、羽生くんに言います。刑事が捜査中に持っちゃいけないものは「事件関係者への恋心と同情」だと。つまり、「私情」だと。

 羽生くんは、いつも口では「法治国家ですから、法がすべてです」などと言っていますが、私情に振り回されて心をグラグラに揺さぶられながら捜査に苦労するのがチャームポイントとなっております。今回も光希ちゃんに、とことん同情してしまったため、とっても苦しそうでした。

 一方の弓神はいつも冷静でドライに見えますが、結局、事件の解決だけでなく被害者へのフォローも万全で、ドラマ的においしいところは全部持っていってしまいます。

 事件が終わった後、菅能ちゃんは羽生くんに、こうも言いました。

「もうあたしたちにできることはない、刑事としてはね」

 刑事としては──。

 つまり、人としては、まだできることがある。羽生くんは事件後、児童相談所にいる光希ちゃんの元を訪ねることにします。自分が関わった事件で、親を亡くした子と個人的なつながりを持とうとすること。これはきっと、7年前の「ロイコ事件」で、弓神がヒズミにしたことと同じなのです。

 羽生くんの立場を通して、羽生くんの心の動きを追わせることで、7年前の「ロイコ事件」で弓神が何を思い、どう行動したのかを語っている。そのプロセスで羽生くんの心理が描けているからこそ、つかみどころのなかった弓神という人物の輪郭が浮かび上がってくる。弓神とヒズミの関係性も見えてくる。「別の事件で縦軸を語る」という『刑事ゆがみ』第6話における意図的なシナリオは、まさしく連続ドラマならではの醍醐味だったと思います。最初から見ててよかった。

 さらに、刑事の生き方として、図らずも羽生くんが弓神と同じ道を歩もうとしていることが示されて、普段は反発し合っている2人の“バディ”としての関係にも深みが増しました。今後、さらに面白くなりそうな気配です。あーあ、もっとみんな、見ればいいのに。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

武豊の“路チュー不倫”で、とんねるず『みなおか』に思わぬトバッチリ!?

 競馬騎手の武豊が、タレント・小浦愛との路上キスを「FRIDAY」(講談社)に報じられた。武は2015年にもフリーアナウンサーの美馬怜子との手つなぎデートが「女性セブン」(小学館)に報じられており、不倫常習者といえる。

 だが、夫人の佐野量子は怒りこそしたものの、現在は夫を許しているようで、その神対応に注目が集まった。

 今回の武の不倫騒動で思わぬとばっちりを受けそうなのが、先ごろ冠番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が2018年3月末で終了すると報じられた、とんねるずの2人であろう。

「とんねるずと武は、公私ともに付き合いがあります。特に木梨憲武とは親友といえるほど仲が良く、木梨は旅番組の企画で武宅を訪問したこともあります。これまでにも武は、『食わず嫌い王決定戦』『男気じゃんけん』をはじめ、たびたび番組に出演してきました。『みなおか』の貢献者の一人といえますので、最終回へ向けて武のゲスト出演も予想されますが、今回の不倫イメージで頓挫する可能性があります」(放送作家)

 前番組から数えて30年以上にわたって続いた名番組だけに、最終回は歴代出演者がスタジオ観覧席にそろった『笑っていいとも!』(同)のような豪華な演出が予想される。そこに武の姿がないのは、とんねるずの2人にとっても寂しいだろう。

「実際に本人が来たとしても、不倫を笑いにできるのかは微妙なところでしょう。何しろ同番組は、昔の悪ノリをそのままに引きずった“保毛尾田保毛男”を復活させて世間から猛批判を浴びています。性的な表現にはナーバスになっているだけに、武の不倫イジりができるのかは未知数です。かつてのとんねるずならば、まちがいなくネタにしたでしょうが、現在は時代が違いますしね」(同)

『みなおか』グランドフィナーレは、波乱含みとなりそうだ。
(文=平田宏利)

月9『民衆の敵』大爆死の篠原涼子が“聖夜に公開処刑”の危機! フジテレビと「絶縁」へ!?

 また一人、フジテレビとの「絶縁女優」が誕生しそうだ。

 目下、視聴率が大爆死中の篠原涼子主演月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。初回こそ9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したが、2話以降は7%台に低迷。このままでは、月9ワースト記録である、西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の全話平均6.7%という数字を下回る可能性も出てきている。

「ドラマの内容が薄いことに加え、かなり早い段階から篠原主演の市議選モノとの情報がフジサイドから漏洩してしまった。リアル国政選挙直後の市議選モノというスケールの小ささもあって、ネット上では放送前からネガティブキャンペーンの嵐となっていました。そうした評判を耳にした視聴者の頭に“つまらないドラマ”というイメージがインプットされてしまったのも、不調の要因でしょう」(テレビ誌ライター)

 女性人気の高い高橋一生のパワーにも陰りが見え、この先、V字回復する要素がまったくないのが実情だ。篠原としても「月9史上ワースト女優」となれば、“主演女優生命”終了の可能性もあるだけに、ワースト更新の前に打ち切ったほうがまだマシにも思えるが……。

「実は『民衆の敵』は、すでに全話分の撮影が終了しているんです。ですから、今から出演者を再び集めて、短縮版の台本で演じ直してもらうことなどできない。しかも最悪なことに、衆院選を避けて放送予定を1週ずらしたことで、最終回が12月25日になってしまった。他局はクリスマスにちなんだ華やかな特番を仕掛けてくるはずですし、はたして聖夜に政治モノのドラマを観たいと思う人がどれだけいるのか? 最終回でワースト記録更新ということも十分考えられます。低迷著しいフジは、ジャニーズから三くだり半を突きつけられたほか、松嶋菜々子、天海祐希、真木よう子から“もう二度と出たくない”と絶縁宣言されたともいわれている。篠原も、番組を盛り上げようとしないフジに、怒り心頭だそうですよ」(同)

 篠原とフジテレビに、“クリスマスの奇跡”が訪れることはなさそうだ。

月9『民衆の敵』大爆死の篠原涼子が“聖夜に公開処刑”の危機! フジテレビと「絶縁」へ!?

 また一人、フジテレビとの「絶縁女優」が誕生しそうだ。

 目下、視聴率が大爆死中の篠原涼子主演月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。初回こそ9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したが、2話以降は7%台に低迷。このままでは、月9ワースト記録である、西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の全話平均6.7%という数字を下回る可能性も出てきている。

「ドラマの内容が薄いことに加え、かなり早い段階から篠原主演の市議選モノとの情報がフジサイドから漏洩してしまった。リアル国政選挙直後の市議選モノというスケールの小ささもあって、ネット上では放送前からネガティブキャンペーンの嵐となっていました。そうした評判を耳にした視聴者の頭に“つまらないドラマ”というイメージがインプットされてしまったのも、不調の要因でしょう」(テレビ誌ライター)

 女性人気の高い高橋一生のパワーにも陰りが見え、この先、V字回復する要素がまったくないのが実情だ。篠原としても「月9史上ワースト女優」となれば、“主演女優生命”終了の可能性もあるだけに、ワースト更新の前に打ち切ったほうがまだマシにも思えるが……。

「実は『民衆の敵』は、すでに全話分の撮影が終了しているんです。ですから、今から出演者を再び集めて、短縮版の台本で演じ直してもらうことなどできない。しかも最悪なことに、衆院選を避けて放送予定を1週ずらしたことで、最終回が12月25日になってしまった。他局はクリスマスにちなんだ華やかな特番を仕掛けてくるはずですし、はたして聖夜に政治モノのドラマを観たいと思う人がどれだけいるのか? 最終回でワースト記録更新ということも十分考えられます。低迷著しいフジは、ジャニーズから三くだり半を突きつけられたほか、松嶋菜々子、天海祐希、真木よう子から“もう二度と出たくない”と絶縁宣言されたともいわれている。篠原も、番組を盛り上げようとしないフジに、怒り心頭だそうですよ」(同)

 篠原とフジテレビに、“クリスマスの奇跡”が訪れることはなさそうだ。

ついに明かされた毒親・尚子の洗脳テクニック!! 視聴率もわずかに上昇の『明日の約束』第4話

「小学生のころ、私の持ち物はすべてお母さんが選んでいた。中学生のときは、おしゃれ禁止だった。高校生になると、進学も就職も決められそうだった。みんな、私のことを嫌いなんだって、あの人が言うからそう思ってた。毎日オドオド、ビクビクして、人と話すのが怖かった」

 井上真央がスクールカウンセラーを演じる社会派ミステリー『明日の約束』(フジテレビ系)。視聴率は5~6%代に低迷していますが、サスペンス要素が強まった前回に続き、第4話は井上真央演じる日向(ひなた)先生がスクールカウンセラーになった経緯、毒親・尚子(手塚理美)の左手が不自由になった過去が明かされる重要な回となりました。

 恋人の本庄(工藤阿須加)から日向が母親・尚子のことを異様なまでに嫌っている理由を問われ、できれば親しい人には話したくなかった自分と尚子の関係について日向は打ち明け始めます。それが冒頭の言葉です。

 日向は幼い頃から尚子の徹底した管理下に置かれ、尚子との交換日記という形で、「明日の約束」という名の反省文を毎日書かされていたのです。これはもはや教育や躾ではなく、母親が子どもを支配するための洗脳タイムでした。日向は自分の意思を持つことは許されず、常に独裁者である母親の顔色を気にしながら少女時代を過ごしたのでした。大学に入って心理学を学び始めたのも、親元を離れ、自分自身の心をケアするためだったのです。

「じゃあ、なんで一緒に暮らしているの?」と本庄は例によって子犬のようにつぶらな瞳で、日向が大人になってからも尚子と同居している理由を尋ねます。このストレートな質問に日向はすぐには答えることができません。母親のことは大嫌いですが、100%母親のことを嫌いになれないのが毒親の底なし沼のような恐ろしさなのです。彼女のお陰で大学に進学することができ、ある意味ではスクールカウンセラーというやりがいのある仕事を見つけることもできたわけです。母親のことを全否定することは、日向自身のアイデンティティーも否定することに繋がり、そう簡単には割り切ることができないのです。

 今回も手塚演じる尚子の毒親ぶりから目が離せません。先週は終始ニコニコ顔で「風月庵」の新作和菓子をせっせと配りまくっていた尚子ですが、今週の尚子は「あなたは二重人格者ですか?」と思わせるほどの、豹変ぶりを見せる大サービス。二面性を持つ女の怖さをこれでもかと見せつけます。

 いつものように恐る恐る自宅に帰ってきた日向ですが、リビングで文鳥のピッピちゃんを相手にしているはずの尚子がいません。おかしいなと思いつつ、日向が二階の自室へ上がると、そこには日向の買い置きの文具品を勝手に使い、子どものように無邪気に遊んでいる尚子の姿が。

「ひなちゃんのことが心配だったのよ~。本庄さんに嫌われたら大変だと思って」

 

■CGなしで、手塚理美の顔が大変身!!

 

 本庄に無断で会ったことを詫びる尚子ですが、それでも日向がそっけない態度をしていると、日向が振り返った瞬間には尚子のもうひとつの顔、毒親顔に変身しているではありませんか。思わず、子どもの頃に観た特撮映画『大魔神』(1966)の変身シーンを思い出しました。

「いい加減にしなさいよ! 誰のお陰で生きてきたと思ってるのッ。あんたのそーゆーとこ、死んだお父さんも嫌がってたわ」

 娘を口撃するのに死んだ父親まで持ち出す尚子のえげつなさ。これこそが、尚子が実の娘を洗脳するための常套パターンでした。日向に何でも話し合える親しい友達ができないようにし、親戚やご近所さんの名前も出して、「みんな、日向のことを嫌っている。日向の味方は母親である自分だけなんだ」と我が子をずっと洗脳し続けたのです。

 普段は耳を塞いで自分の部屋に逃げ込んでいた日向ですが、この夜は部屋の中に尚子がズカズカと上がり込んでいるため、どこにも逃げ場がありません。自殺してしまった圭吾(遠藤健慎)のためにも、スクールカウンセラーである自分がいつまでも毒親に逆らえない子どものままではいられません。意を決した日向はついに尚子に反撃します。

「怒るなら自分の言葉で怒ってよ。はっきり言って。その腕のことだって……」

 日向にとって重く暗いトラウマとなっていた、尚子の左手が不自由になった過去が、日向の回想シーンとして明かされます。日向が高校生のとき、近くの神社の石段から転げ落ちそうになったのを庇ったのは尚子でした。そのときの怪我で尚子の左手は今も障害が残っているのです。自分の身体を犠牲にしてまで娘を守った尚子ですが、そのことで尚子は一度も日向を責めたことがないのです。これもまた、毒親ならではの不可解さです。でもそれゆえ、日向はひとりぼっちで暮らすことになる尚子のことが見捨てられずにいるのでした。日向の恋人・本庄は、こんな2人の共依存関係をどこまで受け止めることができるのでしょうか。

 

■EXILE系で、いちばん長生きしそうな男

 

 前回から本格的に登場した週刊誌記者・小嶋を演じる青柳翔は、今週も絶好調です。圭吾の自殺はバスケ部内でいじめがあったからだという噂にバスケ部のキャプテン・長谷部(金子大地)がブチ切れ、校内で長谷部が暴れている様子を映した投稿動画をネットにアップする小嶋。そのせいで、長谷部の実名と顔がネット上でさらされる結果に。校長(羽場裕一)、日向先生、バスケ部の臨時顧問となった北見先生(白洲迅)の3人が編集部に乗り込みますが、数々の事件を取材してきた小嶋はまったく動じません。

「今さらうちが削除しても意味ないでしょ。デジタルタトゥーって言葉はご存知ですか? 今は疑わしきは罰せられる時代です。正義に満ち満ちた素晴しい社会じゃないですか」

 劇団EXILE所属の青柳翔のこの憎々しさ! まさに「憎まれっ子世に憚る」です。EXILE系のメンバーの中でも、いちばん長生きしそうじゃないですか。我が子・圭吾を自殺に追い詰めた真紀子(仲間由紀恵)、日向の懸命な反撃を笑ってスウェーバックしてみせた尚子、それに続く第3のヒール・小嶋記者の本格始動に日向先生は大ピンチです。

 尚子や小嶋の見事な暴れっぷりによって、出番が限られてしまっている最凶毒親である仲間由紀恵演じる真紀子ですが、今週も短い出番でインパクトのある効果的な出演となっていました。久々に高校に現われた真紀子は、圭吾と仲のよかった同級生の沢井(渡邉剣)を見つけ、あいさつ代わりのポイズン攻撃です。

「久しぶりね、沢井くん。圭吾がいなくなったバスケット部は楽しいかしら?」

 自殺した親友の遺族から浴びせられるこの口撃は、思春期の少年にはつらすぎます。さらに真紀子は「鎌倉からいじめをなくす会」の顧問弁護士を同伴し、校長や日向先生を威嚇します。マスコミや弁護士を味方につけた真紀子は裁判に訴え出るとのこと。あまりにもハードな展開に、日向先生だけでなく、視聴者もついていくのに必死です。

 圭吾の自殺、バスケ部顧問・辻先生(神尾佑)の襲撃事件……と暗い内容が続き、視聴率も泥舟のように沈みつつあった『明日の約束』ですが、第4話は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と前回の5.4%よりわずかですが微増しました。ドラマの後半、自暴自棄になった長谷部は「辻先生を襲ったのは俺です」と虚偽の自供によって警察に連れていかれますが、日向先生やバスケ部の仲間たちが力を合わせ、長谷部のアリバイを証明する動画を警察に提出します。ビバ、青春! なんという学園ドラマの王道的な展開でしょう。

 警察から解放された長谷部は「動画でピンチになった俺が、動画に助けられるなんて」と苦笑しますが、これは『明日の約束』にも言えそうです。従来の学園ドラマとは異なる超ハードで斬新なドラマを目指してきた『明日の約束』ですが、分かりやすく視聴者に安心感を与える学園ドラマのフォーマットを使ったところ、視聴率がアップしたわけです。

 日向先生は恋人・本庄と無事に結ばれるのか、それとも母親・尚子との新しい関係性を模索するのか。そして関西テレビは社会派ドラマとしてのテーマ性に徹底的にこだわるのか、それとも視聴率アップによろめくのか。次回の『明日の約束』もいろんな意味で見逃せません。
(文=長野辰次)

とんねるず『みなおか』打ち切り……総集編で“封印”されそうな炎上必至の「激ヤバ」企画って!?

『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の2018年3月末での終了が発表された。前身番組の『火曜ワイドスペシャル』『とんねるずのみなさんのおかげです』から含めれば、実に30年以上に渡って続いてきた人気番組の終焉である。

 近年は、企画のマンネリ化と視聴率の低迷が続いていたとはいえ、90年代には30%近い視聴率を獲得するなど、バラエティ番組の王者として君臨してきた。最終回へ向けて、過去の名場面を振り返る企画も登場しそうだ。

「番組ではこれまでも、○○周年の節目に過去の名シーンを、短いVTRで振り返るアーカイブ的なスペシャルが放送されてきました。1997年3月の『みなさんのおかげです』の最終回にあたっては、最後に歴代の全スタッフのクレジットが流れたこともあります。そこには構成作家に現在は名脚本家として活躍する三谷幸喜、ディレクターには映画監督、テレビディレクターとして活躍する李闘士男らの名前があり、良質なスタッフに恵まれた番組であったとわかりますね」(放送作家)

 長い蓄積があるからこそ「豪華な総集編」は、とんねるずのお家芸といえる。だが、この名物企画にも暗雲が立ち込めている。先ごろ、30年ぶりに保毛尾田保毛男を復活させ炎上したが、ほかにも現在ならば問題になりそうな企画が無数にあるのだ。

「よく知られているところでは、石橋貴明の女性出演者へのセクハラですね。赤ちゃんに扮した小泉今日子のおしゃぶりを舐めたり、今井美樹に覆いかぶさったりと、やりたい放題です。とんねるずの下ネタは直接セックスを連想させるようなものが多く、家族で見るには躊躇しかねません。1995年に放送された『近未来警察072』には新人時代の松嶋菜々子が出演。『おならじゃないのよ。ちょっと空気が入っただけブブブ~』といった卑猥なセリフを、とんねるずに言わされていました。そうしたシーンが各方面への配慮から全カットになった場合、味気ない総集編になりそうですね」(同)

 とんねるずの笑いは、かねがね大学生のコンパ芸の延長であり“勢い”だけだと言われてきた。だが、その勢いが強烈であったのも事実。無数の封印企画の誕生は、それだけ彼らの笑いが「時代にそぐわないもの」となった証拠でもあり、番組終了も必然なのかもしれない。
(文=平田宏利)

とんねるず『みなおか』打ち切り……総集編で“封印”されそうな炎上必至の「激ヤバ」企画って!?

『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の2018年3月末での終了が発表された。前身番組の『火曜ワイドスペシャル』『とんねるずのみなさんのおかげです』から含めれば、実に30年以上に渡って続いてきた人気番組の終焉である。

 近年は、企画のマンネリ化と視聴率の低迷が続いていたとはいえ、90年代には30%近い視聴率を獲得するなど、バラエティ番組の王者として君臨してきた。最終回へ向けて、過去の名場面を振り返る企画も登場しそうだ。

「番組ではこれまでも、○○周年の節目に過去の名シーンを、短いVTRで振り返るアーカイブ的なスペシャルが放送されてきました。1997年3月の『みなさんのおかげです』の最終回にあたっては、最後に歴代の全スタッフのクレジットが流れたこともあります。そこには構成作家に現在は名脚本家として活躍する三谷幸喜、ディレクターには映画監督、テレビディレクターとして活躍する李闘士男らの名前があり、良質なスタッフに恵まれた番組であったとわかりますね」(放送作家)

 長い蓄積があるからこそ「豪華な総集編」は、とんねるずのお家芸といえる。だが、この名物企画にも暗雲が立ち込めている。先ごろ、30年ぶりに保毛尾田保毛男を復活させ炎上したが、ほかにも現在ならば問題になりそうな企画が無数にあるのだ。

「よく知られているところでは、石橋貴明の女性出演者へのセクハラですね。赤ちゃんに扮した小泉今日子のおしゃぶりを舐めたり、今井美樹に覆いかぶさったりと、やりたい放題です。とんねるずの下ネタは直接セックスを連想させるようなものが多く、家族で見るには躊躇しかねません。1995年に放送された『近未来警察072』には新人時代の松嶋菜々子が出演。『おならじゃないのよ。ちょっと空気が入っただけブブブ~』といった卑猥なセリフを、とんねるずに言わされていました。そうしたシーンが各方面への配慮から全カットになった場合、味気ない総集編になりそうですね」(同)

 とんねるずの笑いは、かねがね大学生のコンパ芸の延長であり“勢い”だけだと言われてきた。だが、その勢いが強烈であったのも事実。無数の封印企画の誕生は、それだけ彼らの笑いが「時代にそぐわないもの」となった証拠でもあり、番組終了も必然なのかもしれない。
(文=平田宏利)