フジ『坂上どうぶつ王国』、視聴率5%台の爆死……動物番組として致命的な「欠点」とは

 今年2月、坂上忍が『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演した際、こんなことを言っていた。「あと10年後の60歳で芸能界をセミリタイアし、さらには『忍どうぶつ王国』という、たくさんの動物と暮らせる楽園を造りたい」というものだった。そんな大それた構想に共演者は驚いていたが、その8カ月後の10月、坂上が本気であることがわかる。それが、新番組『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)のスタートだった。

 この番組は、 坂上の夢をかなえるというコンセプトで、坂上と出演者が「どうぶつ王国」を作るため動物のことを学んでいく内容。10月12日の初回3時間SPは9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずの数字だったが、それから1ヵ月、現在はどんな状況にあるのだろうか?

「放送2回目の19日は6.1%、26日は5.0%に低下。11月に入ってからも、5.2%、5.5%、5.7%とほぼ5~6%で推移しています。この枠は、9月まで古舘伊知郎司会による『モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~』という教養番組でした。数字が取れず約1年で撤退したのですが、『坂上どうぶつ王国』より良い数字を出していた回もあります」(業界関係者)

 動物ブームの昨今だけに、すでに「動物番組はやりつくされている」(同)というが、さらに分が悪ことに、同時間帯に『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(テレビ東京系)が放送されているのだ。そのほかにも、『坂上どうぶつ王国』には致命的な欠点があるという。

「動物の世話をしているのが、王国の野望を持つ坂上ではなく野生爆弾・くっきーや、King&Prince・高橋海人だという点。多忙を極める坂上のことですから、なかなかロケできない事情もあるんでしょうけど、くっきーたちはあくまで出演者。実際に『忍どうぶつ王国』が完成した暁には、動物の世話をするのは、くっきーたちではありません」(同)

 そんな中、16日のオンエアでは、大きな進展が見られたという。王国の建設候補地探しがスタートし、坂上が実際に7,500坪ある広大な場所を下見。今後、王国作りが現実味を増していく可能性がみえたのだ。

「しかし、一番怖いのが番組の打ち切りです。番組の終了と同時に、進行していたプロジェクトが止まることは、今まで多くの番組が経験してきたこと。ただ、坂上はもともと個人的に王国を開拓しようと思っていて、予算も自分で捻出すると初回で宣言していましたが……」(放送作家)

 坂上と動物たちの王国が、夢で終わらないことを祈るばかりだが……。
(村上春虎)

とんねるず『細かすぎて……』木梨憲武不在の波紋広がる!「石橋派」「木梨派」は誰だ?

 3月に終了した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」が特番として復活し24日に放送される。

 だが、そこに木梨憲武と関根勤の姿はなく、今回は石橋貴明、バナナマン、今田美桜のみの出演となる。一部報道では番組終了から、わずか7カ月での復活に木梨が難色を示し、関根も同調したといわれる。確かにタイトルは『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』であり、あくまで別番組である点が強調されている。

 今回の件で、とんねるずの石橋派、木梨派がはっきりと浮き彫りとなったといえるだろう。

「『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』は『みなおか』の名物コント『博士と助手』を発展させる形で始まりました。司会進行は博士役の木梨、審査委員長を大博士の関根が務める設定でした。石橋は助手としてコメントを挟む役でしたね。後期には俳優の古田新太が常連出演者でしたが、今回は姿がありません。彼も木梨派なのかもしれません」(業界関係者)

 さらには、スタッフに関しても、これまでとの違いが見られる。

「『みなおか』後期の総合演出を担当したマッコイ斉藤氏も、今回は参加していないようです。マッコイ氏は『細かすぎて~』のほかにも『男気じゃんけん』『全落・水落オープン』などヒット企画を次々と生み出し『みなおか』を盛り上げた立役者です。しかし今回の企画に不参加なのは、木梨の意向をくんでのことかもしれません」(同)

 至るところに、とんねるず分裂の兆しが透けて見える。実際の放送では、登場するものまね芸人においても、あの常連出場者がいない、といったことになれば、さらなる臆測を呼びそうだ。
(文=平田宏利)

フジテレビ秋元優里アナ“堆肥小屋不倫”報道から雌伏1年、いよいよ復活へ!?

 フジテレビの秋元優里アナウンサーが、本格復帰に向けて動き出しているという。秋元アナといえば、後輩の生田竜聖アナと結婚していた今年1月に「週刊文春」(文藝春秋)で、当時メインキャスターを務めていた『BSフジ LIVE プライムニュース』(BSフジ・フジテレビ系、以下同)のプロデューサーで妻子ある男性A氏との不倫疑惑が報じられた。

 記事では、横浜市にある竹林や堆肥小屋に車を止め、後部座席に移って2人でギシギシと車を揺らす様子や、神奈川・箱根の温泉施設で休憩する姿などがキャッチされていた。

 その後、秋元アナと生田アナは離婚が成立。秋元アナはその『プライムニュース』や『ワイドナショー』、ナレーション担当だった『皇室ご一家』を降板した。

「不倫騒動直後に、いくつかの芸能事務所から『フリーにならないか?』と誘われていたようですが、いつかフジテレビで再起すると言って、かたくなに断っていたようです。元夫もいるアナウンス室で、周囲から冷たい目を浴びながら、淡々とそのときに備えて発声練習を行い、来る日も来る日も新聞をくまなく読み込み、アナウンサーとして必要な努力を怠ることなく過ごしてきました。また若手にもアドバイスを送るなど、模範的な局員になるべく心を入れ替えて働いていたようです」(テレビ局関係者)

 そんな秋元アナに対して、局内ではそろそろ番組出演させてはどうかという声が挙がり始めているという。

「きっかけになったのは、テレビ朝日です。番組共演者の加藤泰平アナと局内不倫をしていた田中萌アナがミソギを終え、AbemaTVのニュース番組に復帰しました。そろそろウチの秋元もいいんじゃないかという雰囲気が出始めていますよ。もともと、アナウンス技術は局内でも定評があり、実力派。腐らせておくのはもったいないと、来年にも番組レギュラーを持つのではないかとウワサされています」(同)

 悪夢の“堆肥小屋不倫”報道から1年。泥にまみれた秋元アナにも、光が見え始めているようだ。

メイウェザー・那須川天心戦、実現なら「RIZINもフジテレビも終わる」大みそか“憤死”の予感

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長が17日、東京都内でマスコミ各社の取材に応じ、プロボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとキックボクシングで33戦無敗の那須川天心が、12月31日の「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)で対戦することを明言した。

 2人の対戦は今月5日、都内で行われた2人が出席した会見で発表された。しかし、メイウェザーが8日、SNSに中止を匂わす投稿をしたため、榊原氏は10日に緊急渡米。メイウェザー陣営と話し合って合意を確認し同日帰国したという榊原氏は、「天変地異でも起こらない限り、絶対やる」と開催に自信を示した。

「RIZINは、これまでフジテレビが中継していましたが、今年の大みそかで契約切れを迎えます。そこでRIZINとしては契約延長のための切り札としてメイウェザー側と交渉。なんとか那須川戦にこぎ着けました。気分屋のメイウェザーだけに直前でのドタキャンの可能性もありますが、実現すればそれなりの視聴率が期待できます」(格闘技業界関係者)

 試合形式は3分3ラウンドで、蹴りはなくパンチのみ。非公式のエキシビションマッチでジャッジによる判定は行わない方向だというが、試合が実現すれば、日本中に大ブーイングが吹き荒れることになりそうだという。

「メイウェザーは確かに伝説的なボクシング王者ですが、その試合ぶりを見たことがあるのは一部のボクシングファン、格闘技ファンだけでしょう。はっきり言って、誰がどう見ても退屈の極みですよ。屈強な黒人トップ選手だからといって、マイク・タイソンのようなボクサーを想像したら拍子抜けします。しかも今回はエキシビションで、体重が10キロも軽い相手、さらにメイウェザー本人が『9分間動くだけ』と公言しているわけですから、世紀の茶番といわれた昨年のUFC王者・コナー・マクレガー戦より、さらに緊張感のない試合になりそうです。やる気のないメイウェザーがヘコヘコとリングを走り回り、それをいくら追い回してもタッチすらできない天心、という展開に、お茶の間が凍りつくのが目に見えます。放送後には、初めてメイウェザーの消極的な戦いぶりを目の当たりにした視聴者から怒りの声が噴き出すことになるでしょうね。ついでに言えばメイウェザーは、ほかの多くのトップアスリートと違い、まったく人格者ではないので、とんだ不適切発言や不規則行動が飛び出す可能性もありますよ(笑)」(同)

 とはいえ今回のエキシビションが、将来的にキックボクシングから国際式ボクシングへの転向もささやかれる天心にとって、この上ないレッスンになることは間違いないだろう。決まったからには、天心に一発ブチかましてほしいところだが……。

メイウェザー・那須川天心戦、実現なら「RIZINもフジテレビも終わる」大みそか“憤死”の予感

 格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長が17日、東京都内でマスコミ各社の取材に応じ、プロボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとキックボクシングで33戦無敗の那須川天心が、12月31日の「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)で対戦することを明言した。

 2人の対戦は今月5日、都内で行われた2人が出席した会見で発表された。しかし、メイウェザーが8日、SNSに中止を匂わす投稿をしたため、榊原氏は10日に緊急渡米。メイウェザー陣営と話し合って合意を確認し同日帰国したという榊原氏は、「天変地異でも起こらない限り、絶対やる」と開催に自信を示した。

「RIZINは、これまでフジテレビが中継していましたが、今年の大みそかで契約切れを迎えます。そこでRIZINとしては契約延長のための切り札としてメイウェザー側と交渉。なんとか那須川戦にこぎ着けました。気分屋のメイウェザーだけに直前でのドタキャンの可能性もありますが、実現すればそれなりの視聴率が期待できます」(格闘技業界関係者)

 試合形式は3分3ラウンドで、蹴りはなくパンチのみ。非公式のエキシビションマッチでジャッジによる判定は行わない方向だというが、試合が実現すれば、日本中に大ブーイングが吹き荒れることになりそうだという。

「メイウェザーは確かに伝説的なボクシング王者ですが、その試合ぶりを見たことがあるのは一部のボクシングファン、格闘技ファンだけでしょう。はっきり言って、誰がどう見ても退屈の極みですよ。屈強な黒人トップ選手だからといって、マイク・タイソンのようなボクサーを想像したら拍子抜けします。しかも今回はエキシビションで、体重が10キロも軽い相手、さらにメイウェザー本人が『9分間動くだけ』と公言しているわけですから、世紀の茶番といわれた昨年のUFC王者・コナー・マクレガー戦より、さらに緊張感のない試合になりそうです。やる気のないメイウェザーがヘコヘコとリングを走り回り、それをいくら追い回してもタッチすらできない天心、という展開に、お茶の間が凍りつくのが目に見えます。放送後には、初めてメイウェザーの消極的な戦いぶりを目の当たりにした視聴者から怒りの声が噴き出すことになるでしょうね。ついでに言えばメイウェザーは、ほかの多くのトップアスリートと違い、まったく人格者ではないので、とんだ不適切発言や不規則行動が飛び出す可能性もありますよ(笑)」(同)

 とはいえ今回のエキシビションが、将来的にキックボクシングから国際式ボクシングへの転向もささやかれる天心にとって、この上ないレッスンになることは間違いないだろう。決まったからには、天心に一発ブチかましてほしいところだが……。

「涙腺崩壊」『僕らは奇跡でできている』仕事も恋もうまくいかない榮倉奈々に『けもなれ』新垣結衣より共感できるワケ

 高橋一生主演『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)。13日放送の第6話の視聴率は6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、わずかではありますが、前回から0.4ポイントアップしました。

 物語も中盤に差し掛かったということで、これまでの数字の推移を見ると、第1話7.6%→第2話6.1%→第3話6.2%→第4話7.0%→第5話6.0%と、上がったり下がったりを繰り返しており、なかなかパッとしません。回を重ねるごとに評判を呼んでいるようですが、「面白いのに数字が取れない」という典型なのでしょうか……。ということで、今回もあらすじから振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

■「森デート」再び

 前回、かかりつけの歯科クリニックの院長・水本先生(榮倉奈々)を誘って森へ出かけた相河(高橋)。「愛されたい」という本心に気づき思わず涙を流す水本先生ですが、相河はその理由がわからず、家に帰ってからもぼけーっと考えをめぐらせます。

 そんな中、世話焼きな家政婦の山田さん(戸田恵子)発案で、相河家で食事会を開くことに。鮫島教授(小林薫)や樫野木先生(要潤)、沼袋先生(児嶋一哉)ら大学の研究室の面々を呼ぶついでに、水本先生も誘っちゃえ! という魂胆です。しかし、「料理教室の予約をするつもりだから」と、誘いを断る水本先生。偶然にも、その日は彼女の誕生日で、きちんと話し合わないまま分かれてしまった元彼・雅也(和田琢磨)からの連絡を心のどこかで期待しているようでした。

 そうしてやってきた食事会の日。料理教室の空きがなく、クリニックの歯科衛生士・あかり(トリンドル玲奈)や祥子(玄覺悠子)とともに、渋々相河家を訪れる水本先生。話を聞きつけてやってきた熊野事務長(阿南健治)も交え、山田さんの美味しい手料理のおかげで食事会は意外にも盛り上がりを見せます。相河と水本先生はというと、2人をくっつけたい山田さんの作戦で、一緒に餃子を作ったりして、少しずつ壁がなくなってきたようす。

 翌日、水本先生が忘れていったハンカチをクリニックまで届けた相河は、森での涙の理由を問います。水本先生は「私と相河さんは違いますから」と直接的な理由は教えてくれなかったものの、真面目すぎる自分の性格に嫌気が差していることを打ち明けます。そんな彼女に相河は「自分をいじめてしまうんですね」と言葉をかけてあげました。

 後日、相河は樫野木先生と一緒に森へ出かけ、リスのための橋に屋根をつけてあげることに。手慣れた様子で作業を進める樫野木先生は、フィールドワークのせいで結婚生活をぶち壊してしまったそうです。相河が気になっていた離婚の原因はそれでした。

 その頃、クリニックでは、相河の年の離れた友達である虹一くん(川口和空)が「一輝くんの橋、渡ってくれたらいいな」と、リスの絵を描いていました。その様子に何かを思った水本先生は、その日の夜、相河の携帯に、「私も森に行っていいですか?」と電話をかけます。

 そうして次の週末に2人はリスの様子を見に行きますが、残念ながら、リスが橋を渡った形跡はありません。じっと橋を見つめる相河に、水本先生は元彼のことや自分のことをポツリポツリと話し出しました。

「本当は彼と別れたくなかったんです」

「自信がないんです。自信がないから自分がどうしたいかより、人にどう思われるかが重要で。こうしなきゃ、ああしなきゃって、そうやって自分をいじめてました」

「腕のいい歯科医って思われたくて留学して、審美歯科の技術を学んだり……」

「相河さんの言う通り、私はウサギです。自分はすごいって証明したいんですよ。本当は自信がないから」

「本当は自分が嫌いみたいです。どうしたら自分と仲良くなれるんですか?」

 相河はいつもの調子で「わかりません」と答えます。するとその時、一匹のリスが橋を渡っていきます。泣いている水本先生の腕をつかんで、「ものすごくうれしいです!」とぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ相河につられて、水本先生も泣き笑い。あっちの世界とこっちの世界がつながった瞬間でした。

■ウサギ系女子・榮倉奈々に共感の声

 出会った当初、イソップ童話に出てくるウサギとカメに例えて、「先生はウサギっぽいです」「カメを見下すために走るんです。自分はすごいって証明したいんです」と相河に言われた水本先生。その時は否定していましたが、相河と接するうちに、少しずつ自分の本質に気がつくことができました。

 特に、ラストの森でのシーンでは、「育美先生の心情がわかりすぎて涙腺が崩壊」「相河先生のセリフがぐっさぐっさ刺さる」と視聴者たちも共感の声を上げていたようす。中には「けもなれの昌ちゃんには1ミリも共感できないけど育美先生には頑張って~先生好きだよ~!ってなる」といった声も。

 確かに、日本テレビ系で水曜22時から放送中の『獣になれない私たち』でも、仕事に恋愛に頑張っているけど報われない、ストレスまみれの主人公・晶を新垣結衣が演じていますが、あちらはリアルな描写の連続でただただしんどくなる内容。彼氏の浮気相手をなんやかんや受け入れてしまう姿に、「お人よしすぎ!」との声が上がるなど、視聴者の共感はあまり得られていない印象です。

 そういった意味では、このドラマは職場でパワハラが頻発していたり、彼氏の家には元カノが棲みついている挙句、知り合いの元カノと浮気していたり、劇的な何かが起こるわけではありませんが、今回のように、ツンケンしていて強そうにも見える水本先生が、相河の言葉によって徐々に心を開いて弱さを見せたり、そういう感情の動きや人物描写が丁寧に描かれているように思います。数字のわりにこのドラマが支持されているのは、そういったところにあるんじゃないでしょうか。

 相河と水本先生の目の前でリスが橋を渡ったのも、都合が良すぎるように思えたりしますが、相河が言葉で何か伝えるよりも、奇跡に近い出来事を目の当たりにしたことで、水本先生の心は救われたのだと思います。たぶん。

 

■52Hzで鳴くクジラ=相河

 今話で良かったなぁと思うのが、 前回、おじいちゃん(田中泯)に「光の中に他の人が入る。それもまたいいんじゃないか?」と言われた相河が、「あれ、思ってたより大丈夫そうだよ」とおじいちゃんに話したシーン。普段から言葉数が多いほうではないおじいちゃんは、「そうか」と返すのみでしたが、たった3文字にうれしい気持ちが込められているようでした。

 相河の変化に気づいているのは、鮫島教授も同じです。教授は食事会で、みんなに30年ほど前に見つかったという52Hzで鳴くクジラの話をしました。周波数が違うから、他のクジラとはコミュニケーションが取れない。自由なのか、孤独なのか、そもそも自由とか孤独の概念のない世界に住んでいるのかもわからない。でも、年々周波数が変化していることを、鮫島教授は、「成長している証し」と言いました。きっとこのクジラは相河のこと差しているんだと思います。

 この話を、樫野木先生や熊野事務長が聞き流していたのがとってもリアルだったし、反対に山田さんが後ろでうなずきながら興味深そうに聞いていたのも、相河との関係性がにじみ出ているように思ったし、“第三者”と“当事者”というのが見てとれた印象的なシーンでした。前回のレビューでも書きましたが、そういう説明的になり過ぎない描写がこの作品の良さでもあるんじゃないでしょうか。

 さて、今夜放送の第7話では、虹一くんが再び騒動を巻き起こし、相河が虹一くんの母親・涼子(松本若菜)の怒りを買ってしまいそうなニオイがプンプン……。未だ謎に包まれたままの相河の過去も明らかになるそうです。今話で明かされた相河がタコを食べられない理由も、彼の過去に何か関係していそうなので、これからますます目が離せなくなりそうな予感です。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

織田裕二『SUITS/スーツ』第6話 ハッカーが困った案件をすべて解決!いくら何でも反則過ぎるだろ!

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第6話。「消えた20億円の謎!敵は巨大投資詐欺グループ」

(前回までのレビューはこちらから)

■「投資詐欺」と「親子げんか」案件

 今回は「投資詐欺で20億円騙し取られた件」と「親子げんかで一億円盗まれた件」が同時進行していた。

「投資詐欺」は、甲斐正午(織田裕二)と蟹江貢(小手伸也)がタッグを組んで担当。

 内海財団の会長・内海真須美(ジュディ・オング)がインドネシアに発電所を建設するという轟ファイナンスに20億円投資したものの計画は頓挫。そのまま返ってこない金を取り戻したいとのこと。

 轟ファイナンスは、破産の申し立てをしているため3000万円しか返せないという。しかし、最初から真須美から金を騙し取り計画倒産をするつもりだった可能性もあり、証拠を掴むために資金の流れを探ることに。

 一方の「親子げんか」は、鈴木大輔(中島裕翔)が担当。

 リゾート開発会社・アテナリゾート会長の藤原一輝(大澄賢也)の娘が、社員証を偽造して会社に侵入。さらに口座をハッキングして、1億円以上を別口座に移していたというのだ。

 

■蟹江とのコンビで甲斐の存在感が消える

 日本を代表する資産家である真須美からの依頼ということで、幸村チカ(鈴木保奈美)ははりきって甲斐と蟹江という事務所のエース級を組ませたものの、普段から反発し合っているふたり。いきなりコンビを組まされても上手くいくはずもない。

 蟹江が轟ファイナンスの経理部長を詰問していたら持病で倒れ、そのまま死んじゃったり、資金の流れを掴むため相手方弁護士のアソシエイトを脅し、裏帳簿を入手したと思ったら、ダミーの帳簿だったり……(結局それは相手方のブラフで本物だったのだが)。

 熱血漢で、真贋見極めないまま体当たりで案件にぶつかっていくタイプだ。

「勝つためなら手段を選ばない弁護士」という触れ込みの甲斐だが、そのキャッチフレーズ、蟹江の方がよっぽどふさわしいんじゃないだろうか。

 甲斐の方は、いろいろと考えを巡らせてはいたものの、要は何をやっているのかよく分からないまま。キャラが濃厚すぎる蟹江とコンビを組んだことによって、甲斐の影がオフホワイトくらい極薄となってしまった。

 そして、大輔が担当した「親子げんか」案件。

 藤原の娘・華名(佐久間由衣)に会いに行き、事情を聞き出したところ、父親の会社が環境審査のデータをごまかして小さな島にホテルを建設したことに反発しており、ハッキングで盗み取った1億円は島の住人たちに還元するつもりだという。

 メチャクチャ青臭い上にハッカー!

 華名の、ショートカットにダブルのライダース。さらにガムをクチャクチャ噛んでいるというコーディネイト。謎のハッカー観に笑ってしまった。

 結局、華名が父親に反発していたのは、母親が闘病中だというのにリゾートホテルの建設に没頭していたのが許せなかったからだと判明。

 しかし、リゾートホテルの建設は母親の夢だったのだ。

 大輔から、藤原が妻の夢を叶えるために環境審査で不正をしてまでホテル建設を推し進めていたということを教えられ、和解をすることにした華名。

 ……いや、妻の夢だろうが何だろうが、環境審査をごまかしたのはアウトだと思うけど、それでいいの!?

■ハッカーが全部解決かよ……

 蟹江のミスもあり、膠着状態に陥っていた「投資詐欺」の案件も、何だかんだでスーパーハッカー・華名を仲間に引き入れたことで話はガンガン進んで行く。

 轟ファイナンス社長のクレジットカードの履歴や、轟ファイナンスの経理情報をハッキングして、シンガポールの銀行に資金を隠しているんじゃないかと突き止め、あとは甲斐と蟹江、大輔の3人が力を合わせて、どの銀行に資金を隠しているのかを特定。

 ……どうせなら、シンガポールの銀行もハッキングしてもらえば、もっとアッサリ解決したんじゃないの!?

 いがみあっている甲斐と蟹江による凸凹コンビの協力プレイなど、それなりに見どころはあった第6話だが、結局、案件自体はハッカーがすべて解決してしまい、弁護士たちが右往左往していたのは何だったんだ感も……。

 近年のドラマや映画、アニメなどでありがちな展開ではあるものの、難しい問題を解決するためにハッカーを使うのは反則だと思うのだ。いっくらなんでも万能過ぎる!

 サスペンスドラマにいきなりドラえもんが登場してきて秘密道具「ホームズ・セット」(シャーロック・ホームズみたいに推理ができる道具)を貸してくれた……くらいの掟破りだと思うのだが。

 このドラマにおいて、最大の懸念材料であった大輔の経歴詐称の件も、ハッカーがハーバード大学のアーカイブを書き換えることによってサクッと解決。

 もう何でもアリっすね。

 それに比べて、大輔の「完全記憶能力」の活かされてなさよ……。時々、思い出したかのようにチョロッと使われてはいるものの、「たまたまその時、スマホで動画を撮っていた」くらいのことで代替できる程度の使われ方しかしていない。

 甲斐も、経歴詐称させてまで大輔を雇うくらいなら、ハッカーを雇った方がよっぽど役に立つんじゃないだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

 

織田裕二『SUITS/スーツ』第6話 ハッカーが困った案件をすべて解決!いくら何でも反則過ぎるだろ!

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第6話。「消えた20億円の謎!敵は巨大投資詐欺グループ」

(前回までのレビューはこちらから)

■「投資詐欺」と「親子げんか」案件

 今回は「投資詐欺で20億円騙し取られた件」と「親子げんかで一億円盗まれた件」が同時進行していた。

「投資詐欺」は、甲斐正午(織田裕二)と蟹江貢(小手伸也)がタッグを組んで担当。

 内海財団の会長・内海真須美(ジュディ・オング)がインドネシアに発電所を建設するという轟ファイナンスに20億円投資したものの計画は頓挫。そのまま返ってこない金を取り戻したいとのこと。

 轟ファイナンスは、破産の申し立てをしているため3000万円しか返せないという。しかし、最初から真須美から金を騙し取り計画倒産をするつもりだった可能性もあり、証拠を掴むために資金の流れを探ることに。

 一方の「親子げんか」は、鈴木大輔(中島裕翔)が担当。

 リゾート開発会社・アテナリゾート会長の藤原一輝(大澄賢也)の娘が、社員証を偽造して会社に侵入。さらに口座をハッキングして、1億円以上を別口座に移していたというのだ。

 

■蟹江とのコンビで甲斐の存在感が消える

 日本を代表する資産家である真須美からの依頼ということで、幸村チカ(鈴木保奈美)ははりきって甲斐と蟹江という事務所のエース級を組ませたものの、普段から反発し合っているふたり。いきなりコンビを組まされても上手くいくはずもない。

 蟹江が轟ファイナンスの経理部長を詰問していたら持病で倒れ、そのまま死んじゃったり、資金の流れを掴むため相手方弁護士のアソシエイトを脅し、裏帳簿を入手したと思ったら、ダミーの帳簿だったり……(結局それは相手方のブラフで本物だったのだが)。

 熱血漢で、真贋見極めないまま体当たりで案件にぶつかっていくタイプだ。

「勝つためなら手段を選ばない弁護士」という触れ込みの甲斐だが、そのキャッチフレーズ、蟹江の方がよっぽどふさわしいんじゃないだろうか。

 甲斐の方は、いろいろと考えを巡らせてはいたものの、要は何をやっているのかよく分からないまま。キャラが濃厚すぎる蟹江とコンビを組んだことによって、甲斐の影がオフホワイトくらい極薄となってしまった。

 そして、大輔が担当した「親子げんか」案件。

 藤原の娘・華名(佐久間由衣)に会いに行き、事情を聞き出したところ、父親の会社が環境審査のデータをごまかして小さな島にホテルを建設したことに反発しており、ハッキングで盗み取った1億円は島の住人たちに還元するつもりだという。

 メチャクチャ青臭い上にハッカー!

 華名の、ショートカットにダブルのライダース。さらにガムをクチャクチャ噛んでいるというコーディネイト。謎のハッカー観に笑ってしまった。

 結局、華名が父親に反発していたのは、母親が闘病中だというのにリゾートホテルの建設に没頭していたのが許せなかったからだと判明。

 しかし、リゾートホテルの建設は母親の夢だったのだ。

 大輔から、藤原が妻の夢を叶えるために環境審査で不正をしてまでホテル建設を推し進めていたということを教えられ、和解をすることにした華名。

 ……いや、妻の夢だろうが何だろうが、環境審査をごまかしたのはアウトだと思うけど、それでいいの!?

■ハッカーが全部解決かよ……

 蟹江のミスもあり、膠着状態に陥っていた「投資詐欺」の案件も、何だかんだでスーパーハッカー・華名を仲間に引き入れたことで話はガンガン進んで行く。

 轟ファイナンス社長のクレジットカードの履歴や、轟ファイナンスの経理情報をハッキングして、シンガポールの銀行に資金を隠しているんじゃないかと突き止め、あとは甲斐と蟹江、大輔の3人が力を合わせて、どの銀行に資金を隠しているのかを特定。

 ……どうせなら、シンガポールの銀行もハッキングしてもらえば、もっとアッサリ解決したんじゃないの!?

 いがみあっている甲斐と蟹江による凸凹コンビの協力プレイなど、それなりに見どころはあった第6話だが、結局、案件自体はハッカーがすべて解決してしまい、弁護士たちが右往左往していたのは何だったんだ感も……。

 近年のドラマや映画、アニメなどでありがちな展開ではあるものの、難しい問題を解決するためにハッカーを使うのは反則だと思うのだ。いっくらなんでも万能過ぎる!

 サスペンスドラマにいきなりドラえもんが登場してきて秘密道具「ホームズ・セット」(シャーロック・ホームズみたいに推理ができる道具)を貸してくれた……くらいの掟破りだと思うのだが。

 このドラマにおいて、最大の懸念材料であった大輔の経歴詐称の件も、ハッカーがハーバード大学のアーカイブを書き換えることによってサクッと解決。

 もう何でもアリっすね。

 それに比べて、大輔の「完全記憶能力」の活かされてなさよ……。時々、思い出したかのようにチョロッと使われてはいるものの、「たまたまその時、スマホで動画を撮っていた」くらいのことで代替できる程度の使われ方しかしていない。

 甲斐も、経歴詐称させてまで大輔を雇うくらいなら、ハッカーを雇った方がよっぽど役に立つんじゃないだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

 

フジ『ドッキリGP』初回2ケタも即「5%台転落」! 「動物虐待」「危険」批判でお先真っ暗?

 初回から2ケタを記録し、局内で期待がかけられていたフジテレビ系の新バラエティ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』だが、11月17日放送の第2回は5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、早くも“半減”してしまった。いまやフジバラエティで2ケタを獲得できる番組の方が珍しいが、『ドッキリGP』以外の新番組も、軒並み大コケしているという。

『ドッキリGP』の放送は土曜日午後8時枠。同枠は、今年3月にご長寿バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』が終了し、その後『世界!極タウンに住んでみる』がスタートしたものの打ち切りに。そして、『ドッキリGP』が急きょ特番からレギュラーに“昇格”し、初回は10.4%と、フジとしては上々のスタートを切っていた。

「初回から視聴率がやや落ちてしまうことは、どの番組にもよくあることですが、それでも一気に半減するのはなかなか珍しい。今のフジは、視聴率が取れないとなると、様子見をせず、すぐに番組の入れ替えようとするフシが強いだけに、このまま視聴率が回復しなければ、早期打ち切りという可能性も浮上します」(テレビ局関係者)

 『ドッキリGP』の視聴者からは、シャワーを浴びていると突然天井から幽霊が出現するという企画に対し、「転倒してケガをするというリスクを考えていない」という指摘が出たほか、ねずみを使用したドッキリには「動物虐待では」との批判も飛び交っていた。

 一方で『ドッキリGP』の前枠では、佐藤二朗MCのクイズ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』がスタート。こちらは初回が6.7%、最新の11月17日放送は5.3%と低調だ。

「その他の新バラエティも散々です。所ジョージの新番組『新説!所JAPAN』は、初回が5.2%、10月29日放送回には3.7%という、ゴールデン/プライム帯バラエティにあるまじき、超低視聴率を記録。坂上忍の『坂上どうぶつ王国』も初回9.7%でスタートしながら、10月26日が5.0%、11月2日は5.2%と、早くもジリ貧に。ドラマこそやや持ち直してきたフジですが、やはりバラエティの“不作”はまだまだ続きそうです」(同)

 この4つの新番組のうち、最初に“肩たたき”にあってしまうのは、果たしてどの番組になるのだろうか。

フジ『ドッキリGP』初回2ケタも即「5%台転落」! 「動物虐待」「危険」批判でお先真っ暗?

 初回から2ケタを記録し、局内で期待がかけられていたフジテレビ系の新バラエティ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』だが、11月17日放送の第2回は5.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、早くも“半減”してしまった。いまやフジバラエティで2ケタを獲得できる番組の方が珍しいが、『ドッキリGP』以外の新番組も、軒並み大コケしているという。

『ドッキリGP』の放送は土曜日午後8時枠。同枠は、今年3月にご長寿バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』が終了し、その後『世界!極タウンに住んでみる』がスタートしたものの打ち切りに。そして、『ドッキリGP』が急きょ特番からレギュラーに“昇格”し、初回は10.4%と、フジとしては上々のスタートを切っていた。

「初回から視聴率がやや落ちてしまうことは、どの番組にもよくあることですが、それでも一気に半減するのはなかなか珍しい。今のフジは、視聴率が取れないとなると、様子見をせず、すぐに番組の入れ替えようとするフシが強いだけに、このまま視聴率が回復しなければ、早期打ち切りという可能性も浮上します」(テレビ局関係者)

 『ドッキリGP』の視聴者からは、シャワーを浴びていると突然天井から幽霊が出現するという企画に対し、「転倒してケガをするというリスクを考えていない」という指摘が出たほか、ねずみを使用したドッキリには「動物虐待では」との批判も飛び交っていた。

 一方で『ドッキリGP』の前枠では、佐藤二朗MCのクイズ番組『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』がスタート。こちらは初回が6.7%、最新の11月17日放送は5.3%と低調だ。

「その他の新バラエティも散々です。所ジョージの新番組『新説!所JAPAN』は、初回が5.2%、10月29日放送回には3.7%という、ゴールデン/プライム帯バラエティにあるまじき、超低視聴率を記録。坂上忍の『坂上どうぶつ王国』も初回9.7%でスタートしながら、10月26日が5.0%、11月2日は5.2%と、早くもジリ貧に。ドラマこそやや持ち直してきたフジですが、やはりバラエティの“不作”はまだまだ続きそうです」(同)

 この4つの新番組のうち、最初に“肩たたき”にあってしまうのは、果たしてどの番組になるのだろうか。