竹内結子『QUEEN』第5話が、あんまり不快じゃなかった件……それでも全然面白くないけど

 過去4回にわたって「とにかく不快である」と酷評を書き並べてきた竹内結子主演の『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)も第5話を迎えました。まだ見てます。視聴率は7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、相変わらず低空飛行です。

 さて、5話目にしてこのドラマは、だいぶ趣を変えてきました。前回までは、とにかくネット世論に迎合して悪態をつきまくることだけにご執心だったようですが、ようやく「作劇しよう」という意思を感じられたのが今回。あんまり不快じゃなかったので、まあよかったんじゃないでしょうか。振り返りましょう。

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■突然の叙述トリック投入

 危機管理のスペシャリストである氷見弁護士(竹内)のところに仕事を持ち込んだのは、“主婦のオピニオンリーダー”としてテレビに出まくっている木村さん(遠野なぎこ)。夫の経済評論家・中山さん(デビット伊東)はかつてお茶の間の支持を集める人気者でしたが、最近は夫婦の仕事量が逆転し、すっかり落ち目だそうです。

 そんな妻・木村さんが夫・中山さんからDVを受けているので、離婚したいとのこと。その後、なんやかんやあってDV被害がウソで、木村さんの不倫がスッパ抜かれて離婚が成立。一見落着と思いきや、離婚スクープはすべて氷見さんによって仕組まれた、夫婦の関係修復のための策略だったというあたりが叙述トリック的に種明かしされました。

 相変わらずネットの炎上書き込みを「世論のすべて」として扱っていたり、その世論を思うままにコントロールすることに快感を覚えているように見える竹内結子の姿は不快ではあるんですが、これまでのような特定のマイノリティに対する攻撃性・暴力性はだいぶ弱まっています。

 もしかしたら、最初からこれがやりたかったのかな、と感じるんです。時事ネタをトレースした舞台設定の中で、頭の切れる弁護士・竹内結子が、誰にも思い浮かばないような大胆な作戦を立案し、誰も傷つかない結末を導く。その爽快感と、コンゲーム的な知略の妙を楽しむ作品を目指していたのかもしれない。

 そう考えると、ああ、だとすればこれは上手くやれば面白くなるかもしれない。そう思えた回でした。

■面白くはなかったけど

 ドラマが本来やりたかったことが見えてくると、がぜん安心します。4話までは、本当に人を傷つけることだけが目的で作っているんじゃないかと思えて超ムカついていましたが、シナリオを詰める時間がなかったのかもしれないし、単にヘタだっただけかもしれない。ヘタであることは視聴者にとって害にはなりませんから、今回も面白くはなかったけど、責める気にはなりません。このエピソードで遠野なぎことデビット伊東というキャスティングにも皮肉を通り越した悪意を見ますが、まあシャレの調整度合いがヘタなんだろうと思えば腹も立たないもので。それでも、妻が夫のために仕事を棄て、人格破綻者というレッテルを貼られながら生涯尽くすことがハッピーなエンドとして演出されるあたりは辟易としますが。

 脚本のクレジットは今回も倉光泰子さんと三浦駿斗さんの連名でしたが、おそらく2人より上の立場からの強烈なディレクションが入っていることが想像されます。ネットで炎上した時事ネタをモチーフにして、こういう人物でお話を作りなさい。そうしてキャラと基本設定だけ渡されて強引に辻褄を合わせる作業を強いられた脚本家が、1~4話は「どうにもならなかった」けど、5話は「なんとかなった」のかもしれない。そんな風に見えるのです。

 それが偶然の産物なのか、あるいは脚本家の意地なのか。今夜放送の第6話以降を待ちたいと思います。見続けるのが本当につらかったドラマですが、とりあえず見どころができてホッとしているというのが私の本音でございます。はい。おつかれさまでした。

(文=どらまっ子AKIちゃん)

『後妻業』第3話 ジジイを殺したのは「頼まれたから」小夜子の衝撃告白にさらなる泥仕合必死

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『後妻業』(フジテレビ系)第3話「夫たちの死の真相!悪女の衝撃告白とは」

 

■「殺してくれって頼まれた」とは?

 武内小夜子(木村佳乃)と柏木亨(高橋克典)がさっそく次のターゲットに狙いを定める中、亡くなった中瀬耕造(泉谷しげる)の娘・朋美(木村多江)から依頼を受けた探偵・本多芳則(伊原剛志)は、小夜子の過去を調べ上げていた。

 小夜子は、耕造の前に三度も結婚しており、いずれの夫とも死別しているのだという。

 しかもそれぞれ、練炭による一酸化炭素中毒死、風呂場で溺死、踏切に飛び込んでの自殺(目撃者は小夜子のみ)というアヤシイにもほどがある死因なのだ。

 3人+耕造は結婚相談所「ブライダル微祥」で小夜子と出会ったという共通点も持っており、朋美は、小夜子が「ブライダル微祥」と組んで耕造を殺したに違いないと確信する。

「正面からぶつかりたい、小夜子と。私たちが調べてること、絶対にバレないように気をつける」

「私、自分であの女を探りたい」

 探偵をさしおいて、素人がどう探るのかと思ったら、いきなり小夜子のマンションに押しかけての直接対決。

「あなた、後妻業よね!」

 直球ゥ~。「調べてること、絶対にバレないように気をつける」と言ってたのはなんだったんだという、どストレートな発言。

 これに対して小夜子が返してきたのは、

「うちは、殺してくれって頼まれたんや!」

 という爆弾発言だった。

 

■生きててもしゃあないさびしい老人たち

 これまで、浮かれた銭ゲバ殺人鬼的な側面しか見せてこなかった小夜子だが、ここにきてちょいちょい別の顔をのぞかせている。

 小夜子曰く、耕造が「殺してくれ」と頼んできたのにはこんな事情があったという。

 最初の妻に先立たれた耕造は、さびしさを埋めるように結婚相談所に登録して二度も再婚したものの、その妻たちにも先立たれてしまい、

「これ以上、生きとっても娘たちに迷惑かけるだけや」

 と考えた耕造は、最後に楽しいひとときを過ごしたいと小夜子と(内縁関係だが)結婚式を挙げた。

 過去の3人の夫たちも、みな「孤独」に耐えかねて死にたがっていたのだという。

 耕造が「はよ、お前(最初の妻)のとこ行きたい」と言っていたり、小夜子に空気注射を打たれる直前に「ありがとう。小夜子、おおきに」と言ってた回想シーンが現実なのか、妄想なのか、ただの嘘なのかハッキリしないところはあるが、「孤独」な耕造の元に寄りついていなかった娘たちを牽制するには十分な発言だろう。

 みんながみんな死にたがってたなんて、そんな都合のいいことが……。

「もう生きててもしゃあないって思ってる、さびしい老人たちの願い。それをかなえてあげるためのお手伝いや~」

 実際に耕造から巨額の遺産をせしめているため、金目当てで「後妻業」をやっているのは間違いないのだが、柏木との会話中で出てきた、

「(身内に顧みられていない老人について)切なすぎるわ、ボケてまで長生きせなあかんなんて……」

「武内のじいさん、成仏しとるやろか? 中瀬のじいさんも天国で幸せになっとるやろか?」

 という発言からは、「孤独に耐えかねた老人たちを助けている」と本気で思っているようにも見えるし、「お前は尊厳死のプロなんや」とたきつける柏木から洗脳され、いいように操られているようにも見える。

■関西では高視聴率をキープ中

 罪悪感を抱えている小夜子、夫の浮気に薄々気付いている様子の朋美、家族が出て行ってしまった本多。

 それぞれに闇を抱えている三者+相変わらずフェロモン&うさんくささ前回の柏木が絡み合い、さらなる泥仕合が展開する。

 ……と思ったら、小夜子の3番目の夫・武内宗次郎の娘・香代(平岩紙)も参戦!

 宗次郎を虐待する鬼嫁だった(から殺してくれと頼まれた)と主張する小夜子に対して、香代はヒステリックに猛反発する。

「私と、財産を根こそぎ奪った女、どちらを信じるんですか!」

 中途半端に「いい人感」を出しているせいで、小夜子とバトルするにしてもイマイチ不完全燃焼になっている朋美に対して、香代は思いっきり「遺産を奪われたことが許せない」と金の恨みを丸出し。ますますのドロドロ展開が期待できそうだ。

 このドラマ、関東地方では視聴率1ケタ台で低空飛行しているが、関西地方では12.0%(ビデオリサーチ調べ)と2ケタ台をキープしているという。

 やっぱり、こういうベタなドロドロドラマ、関西の方がウケるんだろうか?

(文とイラスト=北村ヂン)

加藤綾子アナがフジテレビの“新・女帝”に! 新番組で「人事権掌握」の異常事態

 フジテレビの「新女帝」に君臨か!? フリーアナウンサーの“カトパン”こと加藤綾子が、4月1日にスタートするフジテレビ系ニュース番組のメインキャスターに起用され、初めて報道番組のキャスターを務めることが発表された。

「現在放送されている『プライムニュース』の看板を外し、全面リニューアルした新番組となるようです。鳴り物入りでフリー転身したカトパンですが、レギュラー3本、CM契約も毎年2本以上あるとはいえ、思っていたほどは活躍できていないのが現状。ギャラも夕方としては超破格の1本100万超えだそうですから、飛びつかないわけがない」(テレビ関係者)

 フジの夕方のニュース枠は“鬼門”と呼ばれ、15年に『スーパーニュース』を終らせ、『みんなのニュース』を開始するも視聴率1%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録して打ち切りに。昨年4月に始まった『プライムニュース イブニング』では、メインに決まっていた元NHKの登坂淳一アナのセクハラ問題が発覚し、一度も画面に登場することなく降板。開始直後も反町理解説委員のパワハラ問題が取り沙汰され、視聴率も3~5%と苦戦続きだった。新たな元号が発表されるタイミングに合わせて、加藤をキャスターに据えて巻き返しを図り、東京五輪を迎えたいところだろう。

「加藤はキャスター就任にあたり、さまざまな要求を突き付けているといいます。プロデューサーやディレクターまで指名してきたそうですよ。なんとしてでも夕方帯を復活させたいフジはNOとは言えず、結果、要求は全てのんだのとか。人事権を握られたことで、かつての同僚や先輩たちは、タメ口をやめて敬語を使うようになり、『カトパン様』と皮肉る局員もいるようです」(同)

 男性人気でのし上がってきた加藤が、夕方ニュース番組のメイン層である主婦たちに受け入れられるかは未知数。もし、大コケなんてことになれば、局内からのバッシングを浴びることになるかもしれない。

加藤綾子アナがフジテレビの“新・女帝”に! 新番組で「人事権掌握」の異常事態

 フジテレビの「新女帝」に君臨か!? フリーアナウンサーの“カトパン”こと加藤綾子が、4月1日にスタートするフジテレビ系ニュース番組のメインキャスターに起用され、初めて報道番組のキャスターを務めることが発表された。

「現在放送されている『プライムニュース』の看板を外し、全面リニューアルした新番組となるようです。鳴り物入りでフリー転身したカトパンですが、レギュラー3本、CM契約も毎年2本以上あるとはいえ、思っていたほどは活躍できていないのが現状。ギャラも夕方としては超破格の1本100万超えだそうですから、飛びつかないわけがない」(テレビ関係者)

 フジの夕方のニュース枠は“鬼門”と呼ばれ、15年に『スーパーニュース』を終らせ、『みんなのニュース』を開始するも視聴率1%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録して打ち切りに。昨年4月に始まった『プライムニュース イブニング』では、メインに決まっていた元NHKの登坂淳一アナのセクハラ問題が発覚し、一度も画面に登場することなく降板。開始直後も反町理解説委員のパワハラ問題が取り沙汰され、視聴率も3~5%と苦戦続きだった。新たな元号が発表されるタイミングに合わせて、加藤をキャスターに据えて巻き返しを図り、東京五輪を迎えたいところだろう。

「加藤はキャスター就任にあたり、さまざまな要求を突き付けているといいます。プロデューサーやディレクターまで指名してきたそうですよ。なんとしてでも夕方帯を復活させたいフジはNOとは言えず、結果、要求は全てのんだのとか。人事権を握られたことで、かつての同僚や先輩たちは、タメ口をやめて敬語を使うようになり、『カトパン様』と皮肉る局員もいるようです」(同)

 男性人気でのし上がってきた加藤が、夕方ニュース番組のメイン層である主婦たちに受け入れられるかは未知数。もし、大コケなんてことになれば、局内からのバッシングを浴びることになるかもしれない。

KAT-TUN・亀梨和也、新『ストロベリーナイト』主演で「改悪」と猛批判の嵐! 

 2012年に連続ドラマが放送された『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)のリメイク作品『ストロベリーナイト・サーガ』(同、木曜午後10時台)の制作が決定し、女優・二階堂ふみと、KAT-TUN・亀梨和也がダブル主演を務めることが明らかになった。竹内結子と西島秀俊がコンビを組み、熱烈なファンがついた人気ドラマとあって、ネット上では4月の放送開始を前に「前回のキャストが好きだから新作は見ない」「メインキャストの配役ミス感が否めない」と、早くも辛らつな声が上がっている。

 誉田哲也氏の大ベストセラー警察小説「姫川玲子シリーズ」(光文社)が原作の『ストロベリーナイト』。10年にスペシャルドラマとして制作され、12年1月期の連続ドラマ版は全話平均視聴率が15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、13年に劇場版も公開となった。当時は竹内&西島のほか、小出恵介、関ジャニ∞・丸山隆平、宇梶剛士、津川雅彦、武田鉄也らが出演していたものの、新作はキャストやスタッフを一新。まだ映像化されていない最新エピソードを交え、ストーリーが展開していくという。

「二階堂はノンキャリアでありながら27歳の若さで警部補に昇任した女性刑事・姫川役で、亀梨は西島が演じた“姫川の年上の部下”となる巡査部長・菊田和男を演じます。また、クセ者刑事で姫川の天敵・ガンテツこと勝俣健作は武田から江口洋介に変わるとのこと。原作の誉田氏はリメイクにあたり、『まず私がフジテレビさん側に申し上げたのは、“前作を越えなければいけないんですよ”ということ。決定したキャスト表を拝見し、なるほど、生ぬるい前例踏襲はしない、やるなら全く新しい「ストロベリーナイト」を作りたい、という意気込みを感じました』と、コメントを寄せています」(芸能ライター)

 しかしネットユーザーからは、「原作の誉田さんがOK出したのもガッカリ」「『ストロベリーナイト』は、あのキャストのままそっとしておいて」「改悪悲しい。フジテレビの理解力のなさにも失望」と、シビアな感想が続出。ドラマの公式Twitterアカウントに向け、「前回のイメージを崩したくないので今回は見ない」「一部キャストを変更して続編作った方がよかったと思う。残念でならない」などと、抗議も見受けられる。

 さらにキャスティングに関して、「二階堂に警部補役なんて若すぎ」「主役はあくまで姫川で、菊田は一歩下がって支える立ち位置だからこその関係性。なんで菊田が主役なの」「菊田は背が高い人にやって欲しい。亀梨は身長低いし、なよっとしてる」「西島から亀梨とかレベルダウンがひどすぎ」「ガンテツの武田鉄矢には江口洋介じゃ太刀打ちできない」といったダメ出しが相次いでいる。

「過去、フジ系では反町隆史からEXILE・AKIRAに引き継がれた『GTO』や、堀北真希主演のヒット作『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』も、当時AKB48の“絶対的エース”と呼ばれた前田敦子が主人公を演じる『花ざかりの君たちへ~イケメン パラダイス2011』としてリメイクされました。いずれの2作も初代を超える評判は得られなかっただけに、『イケパラもGTOも、新シリーズ作って散々だったよね。フジは大失敗から全然学ばない』『フジってリメイクしても成功したイメージがない』と、前例から見ても“大コケ”が予測されています」(同)

 実際、木曜午後10時台の「木曜劇場」枠は数字の低迷が続いており、昨年放送された『隣の家族は青く見える』『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』『黄昏流星群』の3作が平均1ケタで終わる中、平均視聴率(全10話)が2ケタに届いたのは、11.2%で完走した山崎賢人主演『グッド・ドクター』のみ。また、竹内は同枠で現在放送中の『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』で主演を務めているものの、初回の9.3%以降は、5.8%、6.4%、7.1%、7.3%と1ケタ後半をマーク。決して高視聴率とは言えない状況だ。

 ダブル主演の一人である亀梨は昨年1月期の『FINAL CUT』(同)で主演を務めたが、全話平均は6.9%で終了していた。そのため、一部ネットユーザーの間では「低視聴率男・亀梨の救済を目的に、人気の『ストロベリーナイト』を持って来たとしか思えない」と、揶揄されている。

 スタート前から非難轟々の『ストロベリーナイト・サーガ』。とはいえ、亀梨ファンは放送開始を心待ちにしているだけに、フタを開けてみれば高視聴率……となることを願いたいものだ。

竹内結子『QUEEN』マイノリティに対する“悪意”に塗れた「害悪ドラマ」に辟易する

 時事ネタを雑に放り込んで煮しめて丸ごと捨てるようなストーリーで毎回視聴者をイラつかせてくれるドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)。先月31日放送の第4話では、「子連れ議員」「発達障害児」「モンスターペアレンツ」「教員不足」「セレブママのご近所トラブル」あたりを雑に放り込んで丸めて煮しめました。

 視聴率は7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、第2話で5.8%まで落ち込んでから、徐々に持ち直してきています。よかったですね。振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 

■まずは、良いところからいきましょう

 今回、撮影きれいでしたねー。レイアウトも、ばしっと決まってるシーンが多くて、音声を消して見ていたらこんなに不快にならなかったのに、と歯噛みする思いです。

 あと、竹内結子、水川あさみ、斉藤由貴、中川大志とバカリズムがからむ事務所内での丁々発止のダイアローグはいつも楽しげな雰囲気が漂ってますね。実際、言ってることはおもしろくもなんともないんですが、楽しげです。楽しげなのがいちばん。うん。

 あと、アキラ100%の都議会議員役はよかったですねー。ちょうどいい小者感が出てて、気持ちよいウザさでした。

 それに、ニッチェの江上さん、結婚してきれいになったなーと思ったら原田佳奈さんでした。これは良いところでもないか、別に。

 

■続いて、絶対に許すべきではないところにいきましょう

 まあ、この第4話についてはサブタイトルがすべてなんですけど、そのサブタイトルが「殺人未遂!? 悪化するママ友いじめ 親子が隠す過去の罪」というもの。

「親子が隠す過去の罪」

「罪」

 この「親子」というのは、小学6年生の男児と、そのママです。この子が発達障害児で、5年前に担任の先生を困らせていたのだそうです。困った担任は精神を病んでしまい、小学校を退職した末に、自殺未遂。たいへん不幸なことです。

 このたいへん不幸な事態を逆恨みした奥さんが、男児の家の玄関先や学校に「出ていけ」的なビラをまいて精神的苦痛を与えたり、ママを歩道橋から突き落としたりと悪行三昧に走るわけですが、主人公の氷見弁護士(竹内)は、殺人未遂の被害者であるママに、こんなことを言うんです。

「佐久間さん、あなたの行動が、その発端だと考えたことは?」

 佐久間さんことママの「行動」とは、息子への対応について学校にクレームを入れたこと。そして、なんだかよくわからないのですが、議員に金を渡して教育委員会に手を回し、その息子である“怜くん(南出凌嘉)の問題”を、もみ消したことだそうです。

 言うまでもないんですが、この一連の発達障害児と担任をめぐる悲劇に、ママがもみ消さなければならないことなど、ひとつもありません。発達障害児が学校に順応できず、その対応に追われた担任が精神的に追い込まれてしまったことは、確かに不幸だ。周囲の教師も、父兄たちも、何かしてやれることがあったかもしれない。ですが、いったいドラマが指す“怜くんの問題”とはなんでしょうか。発達障害児は、その存在自体が“問題”だと言うのでしょうか。もみ消すべきだというのでしょうか。

 このドラマが「罪」と呼んだのは、発達障害児の存在そのものです。これは曲解でも大袈裟でもありません。周囲を困らせる発達障害児の存在と生存権を、それこそ、なんの罪もない小学生男児を、フジテレビは確かに「罪」だと断じたのです。それを指して「親子の罪」とタイトルし、「発達障害の子を生んで周囲に迷惑をかけた母親は、それは罪人だから殺してオッケー」との見解を披露したのです。まったく、ひどい話です。

 前回までと同様、今回もただ美人なだけで揶揄や嘲笑の対象とされて貶められる人物がいたり、時事問題に対して安直な“正解”らしき説教を滔々と述べるくだりがあったりと、クオリティ的な難を感じるシーンはいくつもありました。しかし、今回の「ひどさ」は群を抜いています。とにかくこの作品は、全話にわたってマイノリティに対する悪意に塗れている。そして、そのことに無自覚のまま誤った善意を振りかざしている。こういうのは、社会にとって害悪です。暴力ですよ。

 と、まあ、そんなわけでね、たぶんそんなに怒っている人もいないのでしょうね。私だって本来、ただ楽しいドラマを「楽しい」と書きたいだけなんです。なんかすいませんね。はいはい。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

『後妻業』第2話 木村佳乃と木村多江が遺体の前で“どつきあいコント”開始!?

(前回までのレビューはこちらから)

『後妻業』(フジテレビ系)第2話「莫大な遺産を強奪!悪女が動く運命の夜」

 金持ちジジイをたぶらかして後妻に収まり、遺産を狙う「後妻業」を営む小夜子(木村佳乃)。

 そのターゲットとなった中瀬耕造(泉谷しげる)は、塩気が多くて脂っこいものばっかり食べさせる、無茶な運動をやらせる、という小夜子の策略で、まんまと寝たきり状態になってしまった。

 今がチャンスとばかりに小夜子は、「後妻業」のパートナー・柏木亨(高橋克典)とともに、耕造が隠し持っていた金庫を開け、預金通帳や投資信託など総額4,000万円以上をゲット。用なしとなった耕造を始末することにする。

 

■木村佳乃の演技に目が慣れてきた!?

 泉谷しげる演じるジジイ役がなかなかいい味を出していたので、死にそうで死なない感じでしばらく引っ張ると思っていたら、予想以上にアッサリ死んで(殺されて)しまいましたな。

 遺産狙いを隠そうともしないコント的な役作りで、「こんなヤツに騙される人いるか?」と違和感のあった木村佳乃の演技だが、さすがに耕造を殺すというパートではさまざまな思いが滲む、いい表情を見せていた。

 あのコントじみた変なキャラも、「後妻業」に対する罪悪感をごまかすため、あえて露悪的に振る舞っている、ということなのだろう。

 そんな簡単に夜中の病室に忍び込んで空気注射とか打てるの!? カメラとかないの!? 殺した後のBGMが「怒りの日」って、仰々し過ぎない!? ……などなど、いろいろと突っ込みどころはあったものの、木村佳乃の演技にもようやく目が慣れてきた。

■遺体の前でコントをはじめるな!

 耕三が死ぬ前から、遺産や葬式の話を出していた小夜子もヒドイが、娘ふたりも結構ヒドイ。

 耕三が元気だった頃からマンションには寄りつかず、寝たきり状態のまま自宅介護になりそうだという話が持ち上がると姉妹で押し付け合いをはじめる。転院手続きや葬式を小夜子が仕切るのもイヤだけど、自分がやるのも面倒くさい……。

 濱田マリ演じる姉・西木尚子は、ただ単に何も考えていない感じだが、妹・中瀬朋美(木村多江)の方は、いろいろと闇を抱えていそうだ。

 不妊が原因で籍を入れていない事実婚の夫・佐藤司郎(長谷川朝晴)は、事務所で雇った若い娘・山本英美里(田中道子)と不倫してる臭いし、小夜子の調査を依頼している大学の先輩・本多芳則(伊原剛志)からは、

「オレも籍は入れてへん。中瀬と同じや」

 なーんて言われて、こっちはこっちで不倫フラグ立ちまくり。

 私生活でたまりまくりの鬱屈とした思いが、小夜子への復讐に駆り立てていくのか!?

 それにしても、亡くなった耕造の枕元ではじまった小夜子と朋美のどつきあいは完全にコントだった。

「耕造さ~ん!」
「お父さ~ん!」

 と、耕造の遺体を奪い合う。BGMまで面白ミュージックになっており、「吉本新喜劇でこんなシーン見たことあるよ!」という感じ。

 もうちょっとガチなW木村バトルが見たかったんだけど……。肝心なところで吉本新喜劇の血が流れる関西演出が入ってくるなぁ。

 

■どうして耕造とだけ籍を入れていなかったのか?

 今回、小夜子の過去もちょこちょこ明かされていた。

 耕造の前に、3人の夫と結婚しているのだが、全員入籍後2年以内に死んでいる。

 しかし今回の中瀬耕造とは入籍をしておらず、3番目の夫の「武内」姓のまま内縁の妻となって遺言を書かせていたのだ。

 確かに、これまでの調子で結婚しては殺して……を繰り返していたら戸籍が汚れまくってしまうので、内縁の妻ポジションで戸籍を汚さずに遺産をゲットしたいというのは分かるが、「武内」姓を残したままなのは何故なのか?

 新築分譲で買ったばかりだという耕造のマンションは即売り払ってしまうのに、「武内のじいさん」から買ってもらった家は「本宅」と呼んで住み続けていることからも、「武内のじいさん」に対して何か思い入れがありそうだ。

 とことん下品な銭ゲバに徹していた小夜子の、別の顔が見えてきた第2回。

 第3話以降、ちょいちょい小夜子のバックボーンが明かされつつ、朋美とのバトルも激化していくことだろう。W木村による、本気のビンタ合戦あたりに期待!
(文とイラスト=北村ヂン)

フジテレビ、「好きな女性アナランキング」から消え……「女子アナ帝国」崩壊を招いた戦犯は誰!?

 毎年、年末にオリコンが発表する「好きな女性アナウンサーランキング」。昨年12月のランキングでは、NHKを退社してフリーになった有働由美子アナが初の1位を獲得したことが話題になったが、一方で人材難を露呈することとなったのがフジテレビだ。

 かつては「アイドル女子アナ帝国」の名を欲しいままにし、人気者を次々に輩出していたが、2017年は9位に滑り込んだ山崎夕貴アナが消え、トップ10から自局アナの名前がなくなってしまった。

「過重労働で倒れたことで退社を決意したカトパンこと加藤綾子の前例があるだけに、特定のアナに仕事を集中させて売り出すことが難しくなっていること、フジ全体の視聴率が悪く、女子アナを売り出せる人気番組がないことなど、さまざまに原因が語られています」(芸能記者)

 だが、フジ関係者はこう語る。

「外的な要因ももちろん関係あるかとは思いますが、そもそもこの数年、採用される女子アナは見た目がキレイなだけで人間的魅力が薄いことが人気者になれない原因でしょう」

 確かに、オリコンのランキングを見ても、1位の有働はもちろん、2位のテレ朝・弘中綾香、4位の川田裕美(フリー)、9位のTBS・宇垣美里と、初のトップ10入りを果たした3人は、いずれも個性を発揮し、お茶の間の人気者となったアナだ。

「弘中アナは、オードリー若林正恭との毒舌の応酬が面白く、川田アナは運動音痴、宇垣アナは“闇キャラ開眼”で人気、注目度を急上昇させました。対して、最近のフジのアナたちは、久慈暁子にしろ、堤礼実にしろ、その美貌こそ話題になることはあっても、プラスアルファの個性がほとんど見えてこない。フジ時代は、ほとんど仕事を与えられずに塩漬けにされていた高橋真麻が、フリーに転身するや大ブレイクしたように、女子アナ個人の魅力に注目せず、ルックス重視の採用を重ねてきたツケがまわってきたということでしょう」(同)

 その不安は、17年にアナウンス室部長の佐藤里佳アナも指摘していた。

「各部署の幹部が集まる戦略会議の中で、〈2018年4月入社新人アナ内定男2女2、毎年現場で推薦した学生が役員の好みでひっくり返る。今年は誰に選ばれたか(現場は)まだわかっていない〉と発言していたことがわかっています。要は、バブルを引きずり続ける軽薄な役員たちが、キャバ嬢を指名するかのように女子アナを採用しているということ。一番の原因は、ここにありそうです」(放送担当記者)

 その体質が改められない限り、視聴者に愛される魅力ある女子アナの登場も、そしてフジの再浮上も期待できないだろう。

フジテレビ、「好きな女性アナランキング」から消え……「女子アナ帝国」崩壊を招いた戦犯は誰!?

 毎年、年末にオリコンが発表する「好きな女性アナウンサーランキング」。昨年12月のランキングでは、NHKを退社してフリーになった有働由美子アナが初の1位を獲得したことが話題になったが、一方で人材難を露呈することとなったのがフジテレビだ。

 かつては「アイドル女子アナ帝国」の名を欲しいままにし、人気者を次々に輩出していたが、2017年は9位に滑り込んだ山崎夕貴アナが消え、トップ10から自局アナの名前がなくなってしまった。

「過重労働で倒れたことで退社を決意したカトパンこと加藤綾子の前例があるだけに、特定のアナに仕事を集中させて売り出すことが難しくなっていること、フジ全体の視聴率が悪く、女子アナを売り出せる人気番組がないことなど、さまざまに原因が語られています」(芸能記者)

 だが、フジ関係者はこう語る。

「外的な要因ももちろん関係あるかとは思いますが、そもそもこの数年、採用される女子アナは見た目がキレイなだけで人間的魅力が薄いことが人気者になれない原因でしょう」

 確かに、オリコンのランキングを見ても、1位の有働はもちろん、2位のテレ朝・弘中綾香、4位の川田裕美(フリー)、9位のTBS・宇垣美里と、初のトップ10入りを果たした3人は、いずれも個性を発揮し、お茶の間の人気者となったアナだ。

「弘中アナは、オードリー若林正恭との毒舌の応酬が面白く、川田アナは運動音痴、宇垣アナは“闇キャラ開眼”で人気、注目度を急上昇させました。対して、最近のフジのアナたちは、久慈暁子にしろ、堤礼実にしろ、その美貌こそ話題になることはあっても、プラスアルファの個性がほとんど見えてこない。フジ時代は、ほとんど仕事を与えられずに塩漬けにされていた高橋真麻が、フリーに転身するや大ブレイクしたように、女子アナ個人の魅力に注目せず、ルックス重視の採用を重ねてきたツケがまわってきたということでしょう」(同)

 その不安は、17年にアナウンス室部長の佐藤里佳アナも指摘していた。

「各部署の幹部が集まる戦略会議の中で、〈2018年4月入社新人アナ内定男2女2、毎年現場で推薦した学生が役員の好みでひっくり返る。今年は誰に選ばれたか(現場は)まだわかっていない〉と発言していたことがわかっています。要は、バブルを引きずり続ける軽薄な役員たちが、キャバ嬢を指名するかのように女子アナを採用しているということ。一番の原因は、ここにありそうです」(放送担当記者)

 その体質が改められない限り、視聴者に愛される魅力ある女子アナの登場も、そしてフジの再浮上も期待できないだろう。

日本テレビとフジテレビが連日会議……「嵐」冠番組の後任は?

 アイドルグループ・嵐が、2020年末に活動休止することを発表。レギュラー番組『嵐にしやがれ』『VS嵐』を抱える日本テレビとフジテレビでは、すでに連日対策会議が開かれているという。

「活動休止まで2年ほどあるため、各局は十分な対策を練る時間がある。とはいえ、国民的アイドルグループ冠番組の後だけに、視聴率を急落させないためにも、それ相応のビッグネームが必要となってくる。実際、フジテレビは『SMAP×SMAP』の後番組が苦戦続き。『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』『世界の村のどエライさん』が立て続けに打ち切りとなり、昨年10月から始まった『新説!所JAPAN』も視聴率は5%程度(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と惨敗気配です。たっぷり時間をかけて大爆死では目も当てられませんから、逆にプレッシャーでしょう」(テレビ誌ライター)

 そんな中、2月2日に明石家さんまが自身のラジオ番組で嵐について言及。活動休止のニュースを聞いたさんまは、「瞬間的にテレビ局の、あの枠とあの枠空くなっていう……オファー来たらな」と、“ビジネスチャンス”だと感じたようだ。

「あの枠とあの枠というのは、当然、嵐が持つ2つの冠番組のことでしょう。世間や芸能人たちの多くが、『残念』『お疲れ様』というコメント一色。2年後には65歳となっているさんまですが、それでも自分の番組を持てるチャンスだと、“瞬間的に”頭をよぎる感覚こそ、さんまがテレビ界の帝王の座に就いているゆえんでしょう」(テレビ関係者)

 実際、さんまにはそのチャンスがあると語るのは、民放プロデューサーだ。

「フジテレビを主戦場としているさんまだけに、『VS嵐』の枠を担当することは十分考えられる。その場合、今後ジャニーズが主力に据えるKing & Princeとの共演の線が有力ではないでしょうか。『嵐にしやがれ』のほうは、現在、日曜昼に放送され、Hey! Say! JUMPの山田涼介、知念侑李、八乙女光、SixTONES・高地優吾が出演している『スクール革命!』をスライドさせる案が検討されているようです」

 嵐の活動休止報道が落ち着いた後は、壮絶な椅子取りゲームが始まりそうだ。