開局60周年で全社員に6万円配布! フジテレビ、視聴率低迷でも増収増益のワケ

 近年業績が低迷していたフジテレビが、2019年3月期決算で久々の増収増益となる見通しとなった。18年末以降、社内では2度にわたり金一封が配られたという。とはいえ、視聴率は依然低空飛行を続け、在京キー局では4位が定位置。業績回復の兆しに浮かれてばかりで大丈夫なのか?

「今年3月の開局60周年を記念して、新年早々に金一封6万円が千円札60枚ずつで全社員に配られました。ありがたいことではありますが、収益が上がっているといってもコ ストカットの効果が大きい。まだまだなんですけどね」 と中堅社員。思いがけないサプライズも、喜んでばかりはいられないという風情だ。

 開局60周年記念ではほかに、本社の社員食堂を「ランチ無料開放」と銘打ち、メニューのいくつかを無料で提供。3月中に8回行われる予定で、社員らでにぎわっているという。

「視聴率や業績がいいと金一封が出るのはテレビ局では昔からよくあることですが、フジテレビでは久しぶりです。経費削減が続いて社員もかつてほどの高待遇ではない。ガス抜きの側面もあるのでは?」(業界関係者)

 2月に発表された19年3月期第3四半期の決算資料などによると、通期の連結営業利益予想を325億円に上方修正。昨年3月期は13年同期以来5期ぶりの増益だったが、今年はついに増収増益となる見通しなのだ。

 視聴率が低迷しているのに、なぜ業績が上がるのか? その理由は人件費、制作費などの抜本的な経費削減に加え、映画のヒットが大きい。

 18年に公開した山下智久主演の医療ドラマ『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は、年間の興行収入が92億円を超え、実写の邦画で歴代5位を記録した。明るいニュースのインパクトは大きかったようで……。

「年末には社員だけでなく関連会社スタッフにまで“大ヒット御礼”の金一封が配られたほどです。数年ぶりに全社的な納会が開かれ、飲めや歌えやのお祭り騒ぎとなりました」(前出関係者)

 カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』も、年間の興収は45億円超。受賞は逃したものの、アカデミー賞外国語映画部門にもノミネートされ、再び話題となっている。これらの増収が直接収益に貢献したかたちだ。

 宮内社長は年頭挨拶で、「残された課題は番組視聴率のアップに尽きます。特にゴールデン、プライム帯の大半を担うバラエティーの復活がカギです」とも話したという。「あとは視聴率だけ」というのが偽らざる本音だろう。

 だが、かつては20%超の大ヒットを連発したフジテレビの看板ドラマ枠「月9」は近年、1桁~10%前半で推移。現在放送中の関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース・科捜研の男」は平均10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、前クールの『SUITS/スーツ」は同10.8%と、1桁台は脱したかに見えるが、ほかに安定的に2桁の視聴率を取れるのは、嵐が出演するバラエティー『VS嵐』、国民的アニメ『サザエさん』など数本しかない。

 1桁台が常態化する中、フジテレビは8%以上を「ハイシングル」、7.9%以下を「ローシングル」に分けて評価することを打ち出した。

「同じ1桁台でも優劣をつけることを重視したようです。8%でほめられるなら、2桁を狙う気持ちがなくなりそうですが……」(別の業界関係者)

 視聴形態が変わり、昔ほどの高視聴率が出なくなったといえども、他局では20%近いヒット番組も存在する。NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』をフジテレビ子会社が制作しているのは有名な話。ベテラン社員が「番組作りの力だけでなく、持ち込まれた企画を見極める力までも下がってきている」と嘆く中、視聴率の浮上はいつの日か……。

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江の画像1

『後妻業』(フジテレビ系)第6話「不倫妻決死の反撃!ついに次の殺人決行」

(前回までのレビューはこちらから)

■共感しつつも反発する小夜子と朋美

 今回はラブホテルのベッドからスタート。

 何だかんだでエロ~い関係となった中瀬朋美(木村多江)と本多芳則(伊原剛志)。しかし、一晩経って本多は、

「ごめんな、オレとこんなことになって」

 なんて言い出した。

「ウチでよかったら、来るか?」とかなんとか、ちょいちょいフラグを立てておきながら、いざヤッたら責任回避するかのようなこの発言。一発抜いたら冷静になっちゃうタイプか。

 朋美の方も物わかりよく、

「ゆうべのことは忘れよう。もう、これっきりにした方がいいよね」

 このように「なかったことにしよう」としていたふたりだったが、ホテルへのチェックイン&チェックアウトの様子を、武内小夜子(木村佳乃)の弟(ホントは息子)・黒澤博司(葉山奨之)にまんまと撮影されてしまう。

 そうとも知らず、小夜子の次なるターゲットが笹島雅樹(麿赤兒)だと突き止めた朋美は、勝ち誇った顔で小夜子の元を訪れる。

「私、ぜ~んぶお話ししましたから、笹島さんに。アナタがこれまでやってきたことよ」
「どう考えても私の方がまともな女だってこと、笹島さんだって分かっているはずよ」

 勝利宣言! といった感じでドヤる朋美だったが、「これのどこがまともや」と、不倫の証拠写真を突きつけられてぐうの音も出なくなる。

 周りの同世代が母親になっていくのを見て焦りはじめた→ギリギリ高齢出産に間に合う!→……かと思ったら不妊だった→夫とギクシャクしはじめた→夫はまだ子どもの産める若い女に走った→ヤケになって本多と浮気。

 朋美の心を見透かす小夜子。

「いい加減にして。あなたのその、陳腐な想像なんてこれ以上聞きたくない」

 と強がるものの、思いっきり図星だ。

 同年代で反発しつつも、なんとなーく共感し合うふたり。前回は、子どもを欲しがっている朋美に同情をしている風な表情を見せていた小夜子だったが、いざ攻撃的になるとそんな心の傷にもえげつなく塩を塗り込んでくる。

 方向性は違うものの、共通して何か「足りない」ものを抱えているふたりだけに、共感する時は強く共感し、反発する時は強烈に反発してしまうのだろうか。

■あの女に勝ちたい!

 小夜子から言い負かされて帰った事務所で朋美は、夫が7日間の香港出張に浮気相手と一緒に行っていることを知ってしまう。踏んだり蹴ったりな日だ。

 あらゆるプライドをペチャンコにヘコまされてしまった朋美は「勝ちたい、あの女に……勝ちたい!」とつぶやく。

 小夜子に殺された父親の弔い合戦。遺産を取り戻す……などいろいろな理由をつけていたが、ただ「勝ちたい」というのが本音なのだろう。

 これまで自分は「まとも」に生きてきたはずなのに、父親の愛情も遺産も小夜子に奪われてしまった。

 小夜子ですら産んでいる子どもも持つことができない。夫にまで裏切られた。笹島に小夜子の本性をチクッても、結局笹島は小夜子の方を信じてしまう。

「まとも」でいることが正しいと信じてきた価値観が揺らぎ、しかも本多との不倫で自分が「まとも」だという確信も持てなくなった。

「こうなったら、小夜子をぶっ倒すしかない!」ということだろう。

 それが、上手く行っていない人生を挽回する材料にはならないとは思うが……。

■高橋克典はどっちと組むのか!?

「小夜子に勝つ」ため、朋美が立てた作戦は、小夜子の黒幕である柏木亨(高橋克典)と組むというウルトラC。

「後妻業」のために繰り返してきた「殺し」をすべて小夜子の単独犯にするということで手を打とうと提案する。

「小夜子より、私と組みませんか?」

 柏木のキャラなら、朋美に殺人の証拠を掴まれていると確信すれば、アッサリ小夜子を切り捨て、朋美と組むことも考えられそうだ。朋美について「ええ女やないか」と言っていたのも伏線になる。

 一方、「うちも、男に抱かれたい」とメッセージを送ろうとして止めた小夜子は、柏木に対して「後妻業」のバディとして以上の感情を抱いているように見える。

 その柏木を朋美に取られたとしたらダメージはデカそうだ。

 さて、ラストには小夜子が狙っていた笹島が死んだという情報が。

 まだ遺言公正証書を役所に届け出ていないはずなので、いつものように小夜子が殺ったのだとしたら先走りすぎだ。

 ボク的には、笹島家に通いで勤めていた家政婦も、絡んできそうな気がしているのだが、どうなるのだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江の画像1

『後妻業』(フジテレビ系)第6話「不倫妻決死の反撃!ついに次の殺人決行」

(前回までのレビューはこちらから)

■共感しつつも反発する小夜子と朋美

 今回はラブホテルのベッドからスタート。

 何だかんだでエロ~い関係となった中瀬朋美(木村多江)と本多芳則(伊原剛志)。しかし、一晩経って本多は、

「ごめんな、オレとこんなことになって」

 なんて言い出した。

「ウチでよかったら、来るか?」とかなんとか、ちょいちょいフラグを立てておきながら、いざヤッたら責任回避するかのようなこの発言。一発抜いたら冷静になっちゃうタイプか。

 朋美の方も物わかりよく、

「ゆうべのことは忘れよう。もう、これっきりにした方がいいよね」

 このように「なかったことにしよう」としていたふたりだったが、ホテルへのチェックイン&チェックアウトの様子を、武内小夜子(木村佳乃)の弟(ホントは息子)・黒澤博司(葉山奨之)にまんまと撮影されてしまう。

 そうとも知らず、小夜子の次なるターゲットが笹島雅樹(麿赤兒)だと突き止めた朋美は、勝ち誇った顔で小夜子の元を訪れる。

「私、ぜ~んぶお話ししましたから、笹島さんに。アナタがこれまでやってきたことよ」
「どう考えても私の方がまともな女だってこと、笹島さんだって分かっているはずよ」

 勝利宣言! といった感じでドヤる朋美だったが、「これのどこがまともや」と、不倫の証拠写真を突きつけられてぐうの音も出なくなる。

 周りの同世代が母親になっていくのを見て焦りはじめた→ギリギリ高齢出産に間に合う!→……かと思ったら不妊だった→夫とギクシャクしはじめた→夫はまだ子どもの産める若い女に走った→ヤケになって本多と浮気。

 朋美の心を見透かす小夜子。

「いい加減にして。あなたのその、陳腐な想像なんてこれ以上聞きたくない」

 と強がるものの、思いっきり図星だ。

 同年代で反発しつつも、なんとなーく共感し合うふたり。前回は、子どもを欲しがっている朋美に同情をしている風な表情を見せていた小夜子だったが、いざ攻撃的になるとそんな心の傷にもえげつなく塩を塗り込んでくる。

 方向性は違うものの、共通して何か「足りない」ものを抱えているふたりだけに、共感する時は強く共感し、反発する時は強烈に反発してしまうのだろうか。

■あの女に勝ちたい!

 小夜子から言い負かされて帰った事務所で朋美は、夫が7日間の香港出張に浮気相手と一緒に行っていることを知ってしまう。踏んだり蹴ったりな日だ。

 あらゆるプライドをペチャンコにヘコまされてしまった朋美は「勝ちたい、あの女に……勝ちたい!」とつぶやく。

 小夜子に殺された父親の弔い合戦。遺産を取り戻す……などいろいろな理由をつけていたが、ただ「勝ちたい」というのが本音なのだろう。

 これまで自分は「まとも」に生きてきたはずなのに、父親の愛情も遺産も小夜子に奪われてしまった。

 小夜子ですら産んでいる子どもも持つことができない。夫にまで裏切られた。笹島に小夜子の本性をチクッても、結局笹島は小夜子の方を信じてしまう。

「まとも」でいることが正しいと信じてきた価値観が揺らぎ、しかも本多との不倫で自分が「まとも」だという確信も持てなくなった。

「こうなったら、小夜子をぶっ倒すしかない!」ということだろう。

 それが、上手く行っていない人生を挽回する材料にはならないとは思うが……。

■高橋克典はどっちと組むのか!?

「小夜子に勝つ」ため、朋美が立てた作戦は、小夜子の黒幕である柏木亨(高橋克典)と組むというウルトラC。

「後妻業」のために繰り返してきた「殺し」をすべて小夜子の単独犯にするということで手を打とうと提案する。

「小夜子より、私と組みませんか?」

 柏木のキャラなら、朋美に殺人の証拠を掴まれていると確信すれば、アッサリ小夜子を切り捨て、朋美と組むことも考えられそうだ。朋美について「ええ女やないか」と言っていたのも伏線になる。

 一方、「うちも、男に抱かれたい」とメッセージを送ろうとして止めた小夜子は、柏木に対して「後妻業」のバディとして以上の感情を抱いているように見える。

 その柏木を朋美に取られたとしたらダメージはデカそうだ。

 さて、ラストには小夜子が狙っていた笹島が死んだという情報が。

 まだ遺言公正証書を役所に届け出ていないはずなので、いつものように小夜子が殺ったのだとしたら先走りすぎだ。

 ボク的には、笹島家に通いで勤めていた家政婦も、絡んできそうな気がしているのだが、どうなるのだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

竹内結子、再婚発表も『QUEEN』視聴率はダウン! もはや“過去の人”で女優ランクは激落か?

 現在、フジテレビ系連続ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』で主演を務めている竹内結子が2月28日、同27日に4歳年下の俳優・中林大輝と結婚したことを発表したが、ドラマの視聴率は上がるどころか下がってしまった。

 同ドラマは初回9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進するも、第2話で5.8%と急降下。以後、6.4%→7.1%→7.3%→6.8%→6.2%と推移し、6~7%台をウロウロ。28日放送の第8話は再婚発表で多少なりとも上がるかと思われたが、自己ワースト2位の6.1%で、“結婚発表効果”はゼロだった。

「いつ結婚するかは当人たちの自由ですが、ドラマもそろそろ佳境に入りますし、まだ同居はしていないのであれば、発表は急がなくても、終了後でもよかったのでは? わざわざドラマ放送日に発表するからには、話題をつくって、視聴率アップを狙ったといわれても致し方なさそうですね」(スポーツ紙記者)

 しかし、竹内側のもくろみはもろくも崩れ、視聴率はダウン。しかも自己最低2位というおまけつきとなってしまった。

「早い話、『QUEEN』そのものが視聴者に『見てみよう』と思わせるような作品ではなく、『竹内が再婚しようがしまいがどうでもいい』と思った人が多かったということでしょうね。それだけ世間の竹内への関心度が、もはや低いのでしょう。話題になったのは、失礼ながら、“ほとんど無名”の中林って誰なの? ってことでしたから」(同)

 周知の通り、竹内は2005年に歌舞伎役者・中村獅童と結婚し、同11月に男児を出産したが、08年に離婚。再婚については、13歳になる長男の後押しがあったという。

 近年、多くの有名女優やタレントが一般のセレブ男性と結婚するケースが増えているが、今回の竹内の場合は、その逆で典型的な“格差婚”。両者間には役者としての格、収入で大きな差があると思われ、それを承知で結婚した竹内の株が上がりそうなものだが、さすがに中林は初婚で、竹内は子連れ再婚とあっては、それもあまり期待できそうにない。

 竹内は前回主演した連ドラ『ダンダリン 労働基準監督官』(13年10月期、日本テレビ系)が平均7.5%と大爆死を喫している。約5年ぶりの連ドラ主演となった『QUEEN』も、それと同レベルで終えることが濃厚。主演ドラマが2作連続で爆死したとなると、竹内の女優としてのランクは落ち、出演料ダウンにもつながりかねないだろう。少なくとも、プライム帯で竹内の主演ドラマを制作しようという局は、当分出てきそうにない。
(文=田中七男)

ヒロミ『アオハル(青春)TV』大爆死で崖っぷち! 現場からの“嫌われ”は続く……

 タレントのヒロミがMCを務め、1月から放送スタートしたフジテレビ系バラエティ『アオハル(青春)TV』。ヒロミが同局のレギュラー番組で単独MCを務めるのは初めてのことで、その手腕に注目が集まったが、1月27日に放送された初回2時間スペシャルの視聴率が4.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2回目が3.3%という“大爆死”で、フジテレビともども崖っぷち状態だという。

 ヒロミといえば、1996年に放送スタートしたバラエティ『発掘!あるある大事典』(関西テレビ制作、フジテレビ系/2007年発覚のねつ造データ事件で打ち切り)で、MCの堺正章と共にサブ司会を務めていたが、04年のリニューアル時に突然、降板。芸能活動を休止して加圧トレーニングジムを経営し、事業家として成功した後、14年に妻でタレントの松本伊代に支えられ、タレント活動を再開した。

 復帰後、ヒロミは“リフォーム名人”という意外な才能を発揮。17年11月に放送された『有吉ゼミ』(日本テレビ系)の特別編『「ヒロミ、自宅を作る。」完成披露SP』では、ヒロミが半年間かけて自宅をフルリフォームする過程と、その完成に妻・伊代が大喜びする姿に視聴者が感動。SNSには「理想の夫」という書き込みが溢れ、数字でも19.9%という高視聴率を記録した。

 こうして再ブレークを果たしたヒロミに、テレビ局も熱い視線を注ぎ、日テレは、昨年10月、人気バラエティ『火曜サプライズ』のMCだったウエンツ瑛士がロンドン留学のために降板すると、番組レギュラーだったヒロミをMCの一人に昇格。さらに、フジテレビは、冒頭の『アオハル(青春)TV』でのMC起用を決めたが、現場では「なぜヒロミを?」と疑問視する声も根強かった。というのも、業界関係者の間では、ヒロミの過去のイメージが払拭されていないからだ。

 元暴走族出身のヒロミは、1986年、デビット伊東、ミスターちんとともに、コントグループ「B21スペシャル」で芸能界デビュー。“やんちゃキャラ”で人気を博す一方、デビュー当時からメンバーや、ADなど弱い立場のスタッフに対する粗暴な言動が問題視されていた。その後の91年、深夜バラエティ『1or8』(フジテレビ系)の中で、大量のロケット花火を背負って噴射する企画で大やけどを負ってしまう。事故は社会問題にまで発展し、番組は打ち切りになったが、その後のヒロミは、『笑っていいとも!』や『タモリのボキャブラ天国』(いずれもフジテレビ系)のレギュラーに抜擢されるなど、優遇を受けた。

 フジに優遇されて以降、ヒロミの粗暴な言動はエスカレート。落語家の林家正蔵も『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、林家こぶ平時代に「お前」呼ばわりされ、顔や頭を容赦なく叩かれるツッコミを受けていたことを暴露したが、当時のヒロミは“やんちゃキャラ”のもと、先輩のビートたけしも“おじさん”“たけし”などと呼び捨て。タモリや所ジョージらに対してもため口を利く一方、上手く“媚び”を売りまくるところは、テレビ関係者から嫌われていた。

 実際、ヒロミが『あるある大事典』を降板したのは、スタッフとの飲み会で「マチャアキ、最近、面白くないね」と軽口を叩いたことが堺の逆鱗に触れて、降板させられたというのが定説だ。最近になって、ヒロミはこの説を否定しているが、水面下で芸能界の重鎮に仲介してもらって堺に謝罪し、“なかったこと”にしてもらったとのウワサもささやかれている。

 ともあれ、再ブレークしてから丸くなったとも言われているヒロミだが、冒頭の『アオハル(青春)TV』では、番組内容はもとより、「MC(ヒロミ)がつまらない」という声も少なくない。

 ヒロミの過去の粗暴な言動を知るテレビ関係者や芸能関係者は、低視聴率も当然の結果として受け止めているようだが、崖っぷち状態で失敗できないはずのフジテレビの、痛恨の起用ミス。再ブレークしたからと安易にMCに抜擢してしまった制作サイドの責任が問われそうだ。
(文=本多圭)

“ミタパン”三田友梨佳アナ“夜の顔”起用は、小林麻耶の悪夢の二の舞いになる?

 フジテレビ系の夜帯のニュース番組に“ミタパン”こと三田友梨佳アナウンサーが起用されることがわかった。

 現在、夜帯のニュース番組は、元NHKの有働由美子アナウンサーを抜擢した『news zero』(日本テレビ系)、硬派な報道姿勢で知られる『NEWS23』(TBS系)のほか、『報道ステーション』(テレビ朝日系)、『WBS』(テレビ東京系)が並ぶ、激戦区である。

 その中で『FNNプライムニュースα』(フジテレビ系)は視聴率で苦戦し、わずか1年で打ち切りとなる。その前にはモデルの市川紗椰を抜擢した『ユアタイム』も1年半で打ち切られており、フジテレビの夜ニュースは“魔の時間帯”といえる。「パン」の付く正統派アイドルアナである三田アナの起用で起死回生をはかりたいところだが、すでに黄信号がともっていると見る声もある。

「夜帯のニュース番組は、芸能ニュースやグルメ情報といったワイドショー的な番組と違い、政治経済をはじめとするハードニュースを報じる局の顔というべき時間帯です。スポーツキャスターとして起用されるならばともかく、アイドルアナをメインで起用してうまくいくかといえば疑問が残りますね。特に三田アナは学生時代は硬式野球部マネジャーとして活躍するなどスポーツ畑の人です。報道はほとんど未知の分野といえるでしょう」(業界関係者)

 アイドルアナの報道番組への起用に関しては、他局においてはイタいトラウマもある。

「TBSのアイドルアナだった小林麻耶は、退社直後の2009年3月から『総力報道!THE NEWS』(TBS系)のメーンキャスターに起用されます。平日の夕方から夜にかけての2時間の生放送番組であり、鳴り物入りで始まるも、わずか1年で打ち切られてしまいました。そもそも小林のイメージが番組に合わないといった声もあり、彼女自身も『力不足だった』とふりかえっていますね」(同)

 人気や知名度頼りのブッキングは報道番組においては失敗に終わる可能性が高い。フジテレビはTBSの二の舞いとならないことを願いたい。
(文=平田宏利)

フジ、NHK……「親をアピールするな!」「人気ないのに」2世アナウンサー3人の明暗

 2世タレントが多く活躍する芸能界だが、最近ではタレントではなくアナウンサーとして活動する2世も誕生している。親と同じテレビ業界に進出するだけに、たとえアナウンサーだとしても「どうせコネ入社」との揶揄は免れないようだ。

フジテレビの藤井弘輝アナウンサーは、2016年の入社が報道されると同時に、「親の七光り」といった声が噴出。元チェッカーズの藤井フミヤを親に持ち、入社式はニュースでも報じられた。

「18年5月、『バイキング』(フジテレビ系)に初出演した際には、同年4月に亡くなったアニメーション映画監督・高畑勲さんのお別れ会のニュースを読むも、『たかはしいさお』と読み間違えるミス。コーナーの最後には謝罪とともに『父子ともどもよろしくお願いします』と、なぜか父親を持ち出したことで、『親をアピールするな』『全然反省してないじゃん』とネット上で散々叩かれました」(芸能ライター)

 女子アナとしてスピード出世したものの、そのゴリ押しぶりでたびたび話題になっているのは、14年にフジテレビに入社した永島優美アナウンサー。元サッカー日本代表でスポーツキャスターである永島昭浩の娘で、入社1年目から『めざましテレビ』のレギュラーに、3年目の16年4月からは同番組7代目の女性メインキャスターに就任するなど、順風満帆だ。

「しかし、活躍と人気が伴わず、入社から現在までオリコン発表の『好きな女子アナウンサーランキング』でもランクインしたことがありません。『やっぱり親が有名だから出世するのか』『フジのゴリ押しが目に余る』といった声も上がっています」(同)

 一方、2世アナウンサーにもかかわらず、視聴者から好感を集めているのはNHKの魚住優アナ。女優・浅野温子の息子で、2008年にNHKに入局し、現在は朝の情報番組『あさイチ』でリポーターとして活躍中だ。前職では日刊スポーツ新聞社に勤務していたという異色の経歴も持つ。

「入局した頃は親を隠していましたが、18年11月15日放送の『あさイチ』で突然、浅野が母だとカミングアウト。ネットからは驚きの声こそ聞かれましたが、それまで息子であることを隠していたことや、正統派NHKアナで人当たりが良いだけに、批判は上がらず。それどころか、『ある程度実績を積んでから、こうやってカミングアウトするのが一番いいと思う』『親の七光りナシにやってきたのが好感持てる』といった高評価の声を集めることに。とはいえ、突然すぎる告白だったため、『「あさイチ」が、話題づくりのためにカミングアウトさせたのでは?』という臆測も上がることに」(同)

 実力ある2世には至極まっとうな評価が集まるところは、アナウンサーであってもタレントと同じといえるだろう。
(立花はるか)

“稀代のクソドラマ”竹内結子『QUEEN』フジテレビの脚本家が「本当に言いたいこと」って?

 YUKIちゃんのエンディングテーマはかわゆいですね。竹内結子主演『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)第7話で、よかったと感じたのはそこだけでした。そのほかは、相変わらず極めて不快です。

 この言葉は極力使わないようにしてきましたが、もう我慢なりません。『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は、クソです。稀代のクソドラマです。

 視聴率も6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行が続きます。振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

■世間というのは。

 毎回、時事ネタをモチーフにしている同作。今回はPayPayの100億円キャンペーンとコインチェック問題、それにブラック企業とマタハラだそうです。たぶんこのドラマは、電子決済と電子マネーと仮想通貨の区別がついていません。区別はついてないけど、「どうせ視聴者も理解してないだろ」「どうせブラック企業だろ」といった感じで、まあ雑に煮しめました。

 冒頭、100億円キャンペーンを張った電子マネー「Paygood」が不正利用され、その被害を若い男性弁護士が訴えるシーンから始まります。すると、同僚の弁護士である氷見さん(竹内結子)と与田ちゃん(水川あさみ)が爆笑。もう、ものすごい大爆笑。100億円キャンペーンに乗っかって電子マネーを使用するような奴はバカだし、それを不正利用されるなんて、さらに大バカだという価値観の提示です。

 続いて、その「Paygood」の開発担当だったSEの女性が紹介されます。この女性は与田ちゃんの大学の先輩だったそうですが、ドラマは、なんの躊躇もなくSEを「加害者」と呼びます。この時点で、どんな不正があったのかは明らかにされていませんが、不正に利用されたシステムを作ったSEは問答無用で「加害者なのだ」という価値観の提示です。

 これはおそらく「世間の価値観って、そういうもんだろ?」というフジテレビの視点だと思うんですが、普通に考えて、世間とはそういうものではありません。100億円キャンペーンに乗っかったからといって、金を騙し取られた人間を前に大爆笑しませんし、事情もわからず担当SEだというだけで加害者呼ばわりしたりしません。

 これは、このドラマに通底している価値観です。そして氷見さんと与田ちゃんは、徹頭徹尾「それは世間が、ゆるさない」「そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ」「いまに世間から葬られる」と言い続けています。ときに世間に歪んだ情報を流して、「許さない」方向に世間を誘導することで問題を解決してきました。

 ただ、この「世間」の認識が壊れているので、このドラマは共感を得られないし、数字も獲れないわけです。

「世間というのは、君じゃないか」と、かの太宰治先生も『人間失格』でおっしゃっていましたので、フジテレビ様がまだ読んでいなかったら、ご一読いただきたいところです。

■時事ネタに対する認識もヤバい

 さて「Paygood」の不正利用の方法ですが、なんとクレカ登録時にカード番号とセキュリティコードを無限に試せるという、ものすごいシステムが採用されていました。誰かの人名をローマ字で打って、あとは番号を総当たりすれば決済に使用できるという、まるで日本中に存在するクレカを目の前に全部並べて「好きなのを使え」と言っているようなシステムです。

 控え目に言って、視聴者を舐めるのもいい加減にしてもらいたいと感じます。これで納得させられると思っているなら冒涜です。これまでも、どこかの誰かを冒涜し、愚弄するシーンを積み重ねてきたこのドラマですが、いよいよ本格的かつ直接的にテレビの前にいる視聴者を愚弄してきたな、と逆に清々しくも感じられる迷シーンとなっていました。

 これ、マジでまったく無知で無恥な人間がWikiとまとめサイトをちょっと見ただけだろと思うけど、まあ大真面目にやってるし、最終的にはそんなシステムの「Paygood」をIR大手企業が「欲しがってて、最後は買収する」という茶番を演じました。舐めんな。

■マタハラは大丈夫だった

 今回はマタハラ、いわゆるマタニティハラスメントについても語られると予告されていたので、特にヒヤヒヤしていました。何しろマタハラについては誤った認識で語ると反応がすごいですからね。これまでの時事ネタに対する乱暴な定義づけを思い返すに、本当に心配だったのです。

 結果から言って、マタハラについての言説は問題のないものでした。というか、マタハラは起こっていませんでした。

 育休明けの女性SEが、社内の都合で経理部の仕事をしている。ここまではマタハラの匂いがしていたんですが、この女性SEは経理の仕事について「子どもを育てながらなら今の職場のほうがいいんだけど、本音を言えばSEに戻りたいなぁ」と思っています。思っているだけで、特に会社に希望を出してもいないし、希望を出していないから拒否もされていない。

 この状況をもって竹内と水川は「マタハラだ、マタハラだ」と騒いでいるわけですが、会社側には、産休明けで経理に配属した元SEのママさんが「本音を言えばSEに戻りたいなぁ」と考えていることを勝手に見抜いてSEに戻す義務はありません。こんなもんで「マタハラだ」とされてしまったら、世間の本当のマタハラ被害者の方々にも迷惑がかかるよ。ちゃんと興味を持って勉強をせず、薄い認識で時事ネタや社会問題を語ることがいかに害悪か、ちゃんと考えて作ってほしいと思います。

■セクハラは大丈夫じゃなかった

 さて、水川演じる与田ちゃんは大学時代、ゼミの教授にセクハラを受けて大学を辞めようと思っていたそうです。それを救ってくれたのが、今回登場した女性SEでした。

 どうやって救ったかというと、女性SEはセクハラ教授のPCに不正アクセスして、教授の見ていたエロ動画を学内にメールで拡散したそうです。その結果、教授は大学を辞職。与田ちゃんは無事に卒業して弁護士になったというくだりが、美談として語られました。

 これ、完全に間違ってます。

 教授が仕事中にエロ動画を見ていたなら、それは問題かもしれませんけど、だからといってその動画を学内にバラまくのは、それこそセクハラです。教授に対する悪意のあるアウティングだし、送られた側に対しても、見たくもないエロ動画を送りつけるというセクハラをしている。セクハラ加害者にセクハラをして、無関係な大学関係者にもセクハラをして、それで問題解決したような顔をしている。

 もう一度言っておきますが、セクハラ被害の対応として、完全に間違ってます。「先輩のおかげで~」とかなんとか、ふわっと耳触りのいいことだけ言って、気持ちよくなってるだけです。間違ってるから、それ。

 その直後に当の与田ちゃんが部下の男性弁護士の話も聞かずに「さっさと電話して!」などと乱暴な指示を送る明確なパワハラシーンが出てくることも含めて、本当にクソだと感じます。

■もしかしたら脚本家の心の叫びなのかな

 今回、印象に残った水川あさみのセリフが2つありました。

「調べたって、どうせWikiとか、まとめサイトでしょ?」

「ふわっと耳触りのいいことだけ言わないで。それって言ってる自分が気持ちいいだけでしょ?」

 どちらも、あまり物語の進行に必要ないシーンでのセリフだったんです。この2つのセリフだけ、ちょっと違和感があった。

 これ、わたしがこのドラマに言いたいことそのものなんです。時事ネタや社会問題について、Wikiやまとめサイトだけじゃなく、ちゃんと調べて勉強して描いてほしいし、弁護士たちには依頼人の溜飲を下げさせて気持ちよくするだけじゃなく、問題の本質的な解決を目指してほしい。

 もしかしたら脚本家も、そう思ってるのかもしれない。本当に言いたいことを、目立たないようにシナリオの中に折り込んだのかもしれない。

 そう考えると、このドラマの制作体制に想像もつかないような闇を見る気分です。

 まあ、たぶん勘違いだと思うけど。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

竹内結子は「ギャラ泥棒QUEEN」!? 主演ドラマ“大爆死”で女優価値が暴落中!

 主演作のオファーが来ることは二度とないかもしれない?

 2月26日発売の「フラッシュ」(光文社)が、今期ドラマの視聴率と俳優陣のギャラから「採算分岐点」を割り出している。

“成功ドラマ”の1位は菅田将暉主演の『3年A組~今から皆さんは、人質です~』(日本テレビ系)だが、女優では1話のギャラ75万円の杉咲花主演『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)がトップ。これに同200万円の北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)、同130万円の高畑充希主演の『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)が続く。

 一方、“失敗ドラマ”で1位に挙げられているのが『スキャンダル専門弁護士QUEEN』(フジテレビ系)。主演の竹内結子は1本200万円の高額ギャラだという。

「『QUEEN』は初回視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を最高に、1度も2ケタに届かないまま、最近は5~6%台をウロウロ。ドラマがスタートした直後には、同じ事務所に所属する年下イケメン俳優・中林大樹とのお泊まり愛が報じられるもまったく話題にならず、視聴率に結び付けられませんでした。以前に放送されたパイロット版で相棒役だった貫地谷しほりが降板したのも大きかった」(芸能記者)

 今作の結果は、竹内の女優生命に大きな影響を与えそうだという。

「CMやドラマのギャラは、これまでの実績に基づく“相場”で決められていました。しかし、昨今は直近の視聴率によって上下する『ハリウッド方式』を採用する局や企業が増えてきているため、爆死女優となった竹内のタレント価値は暴落しています。ギャラの減額に応じなければ、お呼びがかからないかもしれません」(広告代理店関係者)

「ギャラ泥棒QUEEN」のレッテルを貼られた竹内は、残りの放送で汚名を返上できるだろうか?

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“成功ドラマ”の1位は菅田将暉主演の『3年A組~今から皆さんは、人質です~』(日本テレビ系)だが、女優では1話のギャラ75万円の杉咲花主演『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)がトップ。これに同200万円の北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)、同130万円の高畑充希主演の『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)が続く。

 一方、“失敗ドラマ”で1位に挙げられているのが『スキャンダル専門弁護士QUEEN』(フジテレビ系)。主演の竹内結子は1本200万円の高額ギャラだという。

「『QUEEN』は初回視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を最高に、1度も2ケタに届かないまま、最近は5~6%台をウロウロ。ドラマがスタートした直後には、同じ事務所に所属する年下イケメン俳優・中林大樹とのお泊まり愛が報じられるもまったく話題にならず、視聴率に結び付けられませんでした。以前に放送されたパイロット版で相棒役だった貫地谷しほりが降板したのも大きかった」(芸能記者)

 今作の結果は、竹内の女優生命に大きな影響を与えそうだという。

「CMやドラマのギャラは、これまでの実績に基づく“相場”で決められていました。しかし、昨今は直近の視聴率によって上下する『ハリウッド方式』を採用する局や企業が増えてきているため、爆死女優となった竹内のタレント価値は暴落しています。ギャラの減額に応じなければ、お呼びがかからないかもしれません」(広告代理店関係者)

「ギャラ泥棒QUEEN」のレッテルを貼られた竹内は、残りの放送で汚名を返上できるだろうか?