竹内結子の大爆死ドラマ『QUEEN』不快感減退も、相変わらず「語る価値なし」

 竹内結子主演のドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』も大詰めとなった7日放送の第9話。視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低空飛行が続きますが、これまでとはずいぶん旗色の違う仕上がりになっていました。

 イヤな部分、悪い部分は前回までのレビューでさんざん書き散らかしてきましたので、今回はちょっといい部分の話をしたいと思います。振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

まず、あいかわらず撮影○

 撮影は終始、よいです。初回、2回目あたりは物語がひどすぎたので、浅めの被写界深度やシャレオツなレイアウトすら「うぜえ」という感じでしたが、今回はひどくなかったので素直に「シャレオツやん!」と思いました。

 センター低めに人物を置いて都会のビル群をボカす感じとかね、よかったですね。

あと、竹内結子○

 美人。

やっぱり、あんまりいい部分がない。

 見ていて不快感こそ大幅に減退したものの、やっぱりそんなに評価する部分はないなぁというのが正直な感想です。

 今回は竹内演じる氷見弁護士の過去を明らかにしつつ、仲良しこよしだった同僚の与田ちゃん(水川あさみ)との決裂があったり、それなりに迫力のある回だったのですが、どうにも乗れませんでした。

 ここまで、ほとんど語られてこなかった氷見の過去の情報を一気に出す、という「説明」の作業と、最終回に謎を残すための「伏線張り」の作業が同時に行われるので、忙しくて謎に興味を持つところまで至りません。また、そもそも氷見という人物に魅力を感じられるような作品でもなかったので、彼女が職場を辞めようが、過去に何か影があろうが、別にどうでもよくなってしまっている。それでも竹内結子は存在感を放っていましたが、今回はその竹内の出番も少ないので、なんだか1時間ドラマを見た気がしないのです。

 制作側としては、氷見をあえて出さないことで渇望感と謎感を煽る狙いでしょうし、その分、物語の推進力で乗り切れると思ったのでしょうが、ちょっとそれは無理があるなぁと感じました。何しろ1~8話と今回の9話はほとんどつながってないので、急に竹内結子があんまり出ないドラマが始まって、何も解決されないまま終わった感じ。もしかしたら9話と次回の最終回を合わせて2時間にして、それで映画だったら満足感があったのかもしれません。

 あいかわらず世論世論、どいつもこいつも人の評判ばかり気にして、「何をすべきか」「何をしたいか」で動いている人間がおらず、共感したいと思えるキャラクターはひとりもいません。登場人物全員が、ネットで叩かれてるかどうかを行動原理にしている。

 つまりこの作品世界は、国民全員が週刊誌とワイドショーとTwitterをくまなくチェックしているという前提で構築されているのです。そうして構築した世界を見下す視点を主人公たちに与えて、それをもって“爽快であろう”と訴えてくる。

 ネットを鵜呑みにするな、と言いたいのはよくわかります。フジテレビだし。だけど、それをメッセージとしてドラマを作るなら「我々は何を信じている」という宣言がなければ意味がないと思うんですよね。単なる愚痴でしかない。

 そう、このドラマはずっと、単なるフジテレビの愚痴に見えてた。そして、そんなのは別に見たくなかった。真剣に向き合って語るだけの価値もないし、回を追うごとにレビューに書くこともなくなっていく。というわけで、今夜最終回。お楽しみに。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

3.11「震災特集」で、フジテレビ・笠井信輔アナがまた大炎上! 「ホントに残念な行動……」

 東日本大震災から丸8年がたった11日は、各テレビ局がさまざま視点で“震災特集”を組んでいた。同日放送された『とくダネ!』(フジテレビ系)でも、「今月閉鎖の仮設住宅 被災者が歩む“未来”」と題した特集を放送したが、リポーターを務めた同局の笠井信輔アナウンサーに批判が相次いでいる。

 宮城県気仙沼市の仮設住宅の住民にインタビューした笠井アナだったが、現地は雨が降っており、彼はノックもせずにいきなりドアを開け、雨に濡れた上着を脱がずに、そのままインタビューを始めてしまったのだ。

「まるで自分の家にいるかのような傍若無人な振る舞いに、『被災者に対しホント残念な行動』と、ネット上には非難の声が殺到しました。笠井アナは空気が読めないところがあって、これまでも場違いな言動で視聴者から反感を買っています。朝の情報番組に出演しているのにもかかわらず、視聴者からの好感度が非常に低いアナウンサーです」(民放関係者)

 以前、母娘で営むアメリカのリカーショップに散弾銃を携えた強盗が押し入ったシーンを捉えた防犯カメラの映像が、番組で流されたことがあった。母親は護身用の銃で応戦し、強盗に銃弾を数発撃ち込み倒してしまった。その映像を見て、笠井アナは「これ、英雄視していいんですか!?」「これ、母娘が銃で反撃しなかったら、犯人に攻撃されなかったのでは!?」などと発言。命からがらなんとか強盗から身を守った母娘に対して無神経だと、当然ながら視聴者からクレームが殺到した。

 また、昨年の平昌五輪のニュースを扱った際には、こんな発言も。金メダルを獲得したスピードスケート女子団体パシュートの勝因を解説する中で、3人の息をピッタリ合わせることが大事だという話になると、笠井アナは得意満面で、「じゃあ、(一糸乱れぬマスゲームが得意な)北朝鮮がやったら強いんじゃないですか」と言ってのけたのだ。あまりにしょうもないギャグとも言えぬ発言が、MCの小倉智昭を始め、全出演陣にスルーされたのは言うまでもない。

「もともと能力に疑問符がつきますが、1987年のバブル入社組なので、悪い意味でフジの軽薄さを未だに引きずっています。『とくダネ!』には番組開始時から出演しているので、メーンMCの小倉さんの相方だと自認しているようですが、局の上層部はそんなことは微塵も考えていませんよ。その証拠に昨年番組をリニューアルした際、8期も後輩の伊藤利尋アナを新たにサブMCに起用していますからね。笠井アナは“ニュースデスク”という、特に必要もなさそうなポジションで出演を続けているだけ。リストラ候補じゃないですかね」(同)

 さしずめ、『とくダネ!』の“お荷物”といったところか。

3.11「震災特集」で、フジテレビ・笠井信輔アナがまた大炎上! 「ホントに残念な行動……」

 東日本大震災から丸8年がたった11日は、各テレビ局がさまざま視点で“震災特集”を組んでいた。同日放送された『とくダネ!』(フジテレビ系)でも、「今月閉鎖の仮設住宅 被災者が歩む“未来”」と題した特集を放送したが、リポーターを務めた同局の笠井信輔アナウンサーに批判が相次いでいる。

 宮城県気仙沼市の仮設住宅の住民にインタビューした笠井アナだったが、現地は雨が降っており、彼はノックもせずにいきなりドアを開け、雨に濡れた上着を脱がずに、そのままインタビューを始めてしまったのだ。

「まるで自分の家にいるかのような傍若無人な振る舞いに、『被災者に対しホント残念な行動』と、ネット上には非難の声が殺到しました。笠井アナは空気が読めないところがあって、これまでも場違いな言動で視聴者から反感を買っています。朝の情報番組に出演しているのにもかかわらず、視聴者からの好感度が非常に低いアナウンサーです」(民放関係者)

 以前、母娘で営むアメリカのリカーショップに散弾銃を携えた強盗が押し入ったシーンを捉えた防犯カメラの映像が、番組で流されたことがあった。母親は護身用の銃で応戦し、強盗に銃弾を数発撃ち込み倒してしまった。その映像を見て、笠井アナは「これ、英雄視していいんですか!?」「これ、母娘が銃で反撃しなかったら、犯人に攻撃されなかったのでは!?」などと発言。命からがらなんとか強盗から身を守った母娘に対して無神経だと、当然ながら視聴者からクレームが殺到した。

 また、昨年の平昌五輪のニュースを扱った際には、こんな発言も。金メダルを獲得したスピードスケート女子団体パシュートの勝因を解説する中で、3人の息をピッタリ合わせることが大事だという話になると、笠井アナは得意満面で、「じゃあ、(一糸乱れぬマスゲームが得意な)北朝鮮がやったら強いんじゃないですか」と言ってのけたのだ。あまりにしょうもないギャグとも言えぬ発言が、MCの小倉智昭を始め、全出演陣にスルーされたのは言うまでもない。

「もともと能力に疑問符がつきますが、1987年のバブル入社組なので、悪い意味でフジの軽薄さを未だに引きずっています。『とくダネ!』には番組開始時から出演しているので、メーンMCの小倉さんの相方だと自認しているようですが、局の上層部はそんなことは微塵も考えていませんよ。その証拠に昨年番組をリニューアルした際、8期も後輩の伊藤利尋アナを新たにサブMCに起用していますからね。笠井アナは“ニュースデスク”という、特に必要もなさそうなポジションで出演を続けているだけ。リストラ候補じゃないですかね」(同)

 さしずめ、『とくダネ!』の“お荷物”といったところか。

『後妻業』第7話 木村佳乃も篠田麻里子も陥落……やっぱり高橋克典のフェロモンが無敵説

『後妻業』第7話 木村佳乃も篠田麻里子も陥落……やっぱり高橋克典のフェロモンが無敵説の画像1

『後妻業』(フジテレビ系)第7話「資産家老人殺人の驚きの真相発覚!不倫妻の決意とすれ違いの夜」

(前回までのレビューはこちらから)

「死にたい」は老人たちのトーク術にすぎなかったのか!?

 前回のラスト、柏木亨(高橋克典)に対して、

「小夜子ではなく、私と手を組みませんか?」

 なんて、トンデモない提案をしていた中瀬朋美(木村多江)。

 ひとまず柏木からたしなめられ、提案はうやむやになっていたが、武内小夜子(木村佳乃)&柏木の後妻業チームと、朋美&本多芳則(伊原剛志)の不倫カップルチームのバトルは激化していく。

 小夜子が「後妻業」のターゲットとして狙っていた笹島雅樹(麿赤兒)が練炭自殺で亡くなったということで、「絶対に小夜子が殺ったはず」と確信した朋美たちは、笹島邸に出入りしていた証拠をマスコミにばらまくと小夜子を脅す。

 逆に後妻業チームも朋美を呼び出して、笹島からはまだ遺言公正証書にサインをもらっていないと明かし、潔白を主張。

「笹島のじいさんは、自殺やったんやないかな」

 長年医師として活動してきた笹島は、助けられなかった患者たちへの自責の念から「早う死んでしまいたいんですわ」と語っていたのだ。

 小夜子を疑う朋美、自殺を確信する小夜子。しかし実際はどちらもハズレ。通いの家政婦による怨恨殺人だったということが判明する。

 朋美の父親も含め、「死にたい」と言っているさびしい老人は殺してあげるのがその人のためだと考えてきた小夜子。

 しかし、老人たちの語る「死にたい」は、若い女の気を引くための話題のひとつにすぎず、自殺をするほど本気で言っているわけではなかったのでは……。そう思わされる事件だった。

 笹島の件では振り上げた拳のやり場がなくなってしまった朋美。弱り目にたたり目で、浮気していた事実婚の夫・司郎からも別れを切り出されてしまう。

 事実婚だったとしても浮気に対する慰謝料は発生するはずだし、いろいろともめる方法はあるはずだが、朋美はすんなり受け入れてしまった。

 自分の不妊が原因でふたりの関係がギクシャクし、挙げ句、夫は若い女に走ってしまったという精神的ダメージに耐えるので精一杯といったところだろうか。

 これだけつらいことがあったら仕方がないかな、とも思わなくもないが、それにしてもちょと朋美はユルイ。

 夫が去った直後、何だかんだでヤッてしまった本多のところにメール。

「お酒、飲まない?」

 しかし本多から「今は、二人で会うのはまずい」という返信が来ると(これはこれで、一発ヤッたら気が済んじゃった感があるが)仕方なくひとりでホテルのバーに飲みに行く。

「東京リッチホテルのバーに行って、ひとりで飲むね」

 み……未練がましいメール!

 ところが、そこで柏木と遭遇すると、「付き合おうか?」と言われてベロ酔い。そのままホテルの部屋にお持ち帰りされてしまったのだ。

 これから裁判などで争うことになるかもしれない相手にこうもカンタンに身体を預けてしまうとは、朋美、ちょっとユルイにもほどがないだろうか。

 小夜子に犯罪行為の責任を押しつけて私と組もうと言っていただけに、柏木に対する怨恨は薄いのか?

「後妻業」を行っている小夜子&柏木のバディが憎いというよりは、やはり小夜子単体への対抗意識の方が強いということだろう。

 その小夜子の方も、「後妻業」の新たなターゲットとしてアプローチをかけている舟山(中条きよし)と食事に。

 イケメンだし紳士だし金も持っているし……。しかし冷静に見ると結婚詐欺師感がハンパない。

 それでも小夜子はイケメン・オーラにやられてメロメロになってしまっているようだ。小夜子は小夜子で、騙される側になるとこうもチョロいのか。

 小夜子も朋美も、心に傷を抱えているさびしい女同士。心にポッカリ空いた穴を攻められると弱そうだ。

 本多も、家族に出て行かれてしまったという傷がある。こう考えると、なーんにもダメージを受けていないのは柏木だけだ。

 それでいながら、特にあくどい手を使うまでもなく、おのれのフェロモンのみで篠田麻里子は抱くわ、木村多江は抱くわ、さらに小夜子からも惚れられていそうだし……。

 うーん、やっぱり高橋克典が最強だ。

 ちなみにGYAO!で配信されているスピンオフ「チェインストーリー」では、繭美(篠田麻里子)以外のホステスともヤッている。おお……。

 金持ちのジジイを狙う「後妻業」じゃなくて、柏木自身が金持ちのババアを狙った「後夫業」の方が手っ取り早かったんじゃないだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

山下智久、傷心の姿に関係者同情……『コード・ブルー』年間1位逃しアカデミー賞もスルー

 伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーの生涯を描き、日本のみならず世界中で大ヒットとなった映画『ボヘミアン・ラプソディ』(以下、ボヘラプ)。

 先日開催された米アカデミー賞では作品賞こそ逃したものの、主演男優賞、編集賞などノミネートされた5部門のうち、見事4部門を制覇。日本での興行収入も110億円を超え、邦画洋画問わず、日本で昨年最大のヒット作になった。

 しかし、その裏で“とばっちり”を食らった人物がいる。山Pこと山下智久だ。大手映画配給会社関係者はこう語る。

「『ボヘラプ』の大ヒットはまったくの予想外でした。2018年の総合1位は間違いなく『コード・ブルー』だと信じていたのですが、ギリギリ100億円に届かなかったのが最後の最後で響いてしまい、年間興行収入1位の座を逃してしまったのです」

 昨年公開された山下主演の『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』。言わずとしれたフジテレビの同名ドラマの映画版で、興行収入は92億円を超え、昨年公開された“実写”の邦画作品では、カンヌ国際映画祭の最高賞・パルムドールを獲得した『万引き家族』(是枝裕和監督)の45.3億円(邦画4位)をぶっちぎりで引き離す大ヒットを記録した。

 『ボヘラプ』公開直後の昨年12月時点では、昨年最大のヒット作だった。「山下本人も最後まで年間興行収入1位を獲得できると信じていた」(同)という。

「山下さんは、4月スタートのTBSドラマ『インハンド』に主演することも決まっていますし、近年は役者としての活動に力を入れている。そんな彼にとって『年間興行収入1位』という名誉は大きな悲願でした。事実、東宝の担当者がこの件を本人に直接伝えたところ、電話越しでもわかるくらい落ち込んでいたそうです」(同)

 さらに山下にとってショックだったのは、『コード・ブルー』が昨年の邦画興行収入1位だったにもかかわらず、日本アカデミー賞にまったくと言っていいほど絡んでこなかったことだ。

 ネット上では、ファンから「昨年最も見られた邦画の『コード・ブルー』がノミネートされないのって、なんで?」「観客が映画館に足を運んでヒットした作品が、評価されないのおかしい」といった声が相次いだ。

「毎年、『日本アカデミー賞』を制作放送しているのが日本テレビである関係上、どうしても他局ドラマの映画化作品はノミネートされにくい傾向にある。とはいえ、『コード・ブルー』は大ヒットした割に、話題性は乏しかった印象。おそらく、昨年のヒット作である『ボヘラプ』『カメラを止めるな!』などはSNSでの口コミ拡散で魅力が広まった点が共通していますが、『コード・ブルー』はドラマ視聴者や、一部のファンにしか伝播しなかった。だからこそ、興行収入に比べ、世間に広くヒットした作品とは認められなかったのでしょう」

 興行収入だけでなく、賞レースからも運に見放されてしまった山下。4月から放送の新ドラマではロボットハンドの“義手”を持つ変わり者の天才科学者を演じる。今年こそ新たな栄誉を自らの手で掴み取りたいところだ。
(伊能タタタカ)

山下智久、傷心の姿に関係者同情……『コード・ブルー』年間1位逃しアカデミー賞もスルー

 伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーの生涯を描き、日本のみならず世界中で大ヒットとなった映画『ボヘミアン・ラプソディ』(以下、ボヘラプ)。

 先日開催された米アカデミー賞では作品賞こそ逃したものの、主演男優賞、編集賞などノミネートされた5部門のうち、見事4部門を制覇。日本での興行収入も110億円を超え、邦画洋画問わず、日本で昨年最大のヒット作になった。

 しかし、その裏で“とばっちり”を食らった人物がいる。山Pこと山下智久だ。大手映画配給会社関係者はこう語る。

「『ボヘラプ』の大ヒットはまったくの予想外でした。2018年の総合1位は間違いなく『コード・ブルー』だと信じていたのですが、ギリギリ100億円に届かなかったのが最後の最後で響いてしまい、年間興行収入1位の座を逃してしまったのです」

 昨年公開された山下主演の『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』。言わずとしれたフジテレビの同名ドラマの映画版で、興行収入は92億円を超え、昨年公開された“実写”の邦画作品では、カンヌ国際映画祭の最高賞・パルムドールを獲得した『万引き家族』(是枝裕和監督)の45.3億円(邦画4位)をぶっちぎりで引き離す大ヒットを記録した。

 『ボヘラプ』公開直後の昨年12月時点では、昨年最大のヒット作だった。「山下本人も最後まで年間興行収入1位を獲得できると信じていた」(同)という。

「山下さんは、4月スタートのTBSドラマ『インハンド』に主演することも決まっていますし、近年は役者としての活動に力を入れている。そんな彼にとって『年間興行収入1位』という名誉は大きな悲願でした。事実、東宝の担当者がこの件を本人に直接伝えたところ、電話越しでもわかるくらい落ち込んでいたそうです」(同)

 さらに山下にとってショックだったのは、『コード・ブルー』が昨年の邦画興行収入1位だったにもかかわらず、日本アカデミー賞にまったくと言っていいほど絡んでこなかったことだ。

 ネット上では、ファンから「昨年最も見られた邦画の『コード・ブルー』がノミネートされないのって、なんで?」「観客が映画館に足を運んでヒットした作品が、評価されないのおかしい」といった声が相次いだ。

「毎年、『日本アカデミー賞』を制作放送しているのが日本テレビである関係上、どうしても他局ドラマの映画化作品はノミネートされにくい傾向にある。とはいえ、『コード・ブルー』は大ヒットした割に、話題性は乏しかった印象。おそらく、昨年のヒット作である『ボヘラプ』『カメラを止めるな!』などはSNSでの口コミ拡散で魅力が広まった点が共通していますが、『コード・ブルー』はドラマ視聴者や、一部のファンにしか伝播しなかった。だからこそ、興行収入に比べ、世間に広くヒットした作品とは認められなかったのでしょう」

 興行収入だけでなく、賞レースからも運に見放されてしまった山下。4月から放送の新ドラマではロボットハンドの“義手”を持つ変わり者の天才科学者を演じる。今年こそ新たな栄誉を自らの手で掴み取りたいところだ。
(伊能タタタカ)

竹内結子『QUEEN』が剥き出しにする差別……今回も“女の味方”を自称しながら女を貶めました

 竹内結子主演のドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)も第8話。今回も例にもれず、雑に時事ネタを撫でまわしてドブに捨てるようなストーリーを展開しました。視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、下がり続けています。志の低い作品が数字を獲らない状況を見ると、それはそれで安心するものです。

 振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 

今回は小保方さんと東京医大の不正入試問題でした

 サクッとやりましょう。何しろ「女の味方ですよ」みたいな顔して、とことん女(特に美人)を貶めてばかりのこのドラマ。今回はリケジョを雑に撫でまわしてドブに捨てました。

「FINISIS」なる革新的な治療キットの研究で世の耳目を集める美人研究者の和久井さん(森矢カンナ)は、今日もおっぱい強調ニットで取材対応に励んでいます。

 そんな和久井さんとコンビを組んで研究に勤しんでいるのが、こちらも女性研究者の柏木さん(伊藤麻実子)。伊藤麻実子ですから、当然“地味なブス”として描かれます。役割としては、美人の和久井さんがメディアに出て資金を集め、天才肌の柏木さんが研究に没頭できる環境を整えているといった状況。役割分担として成立していますし、2人もその分担に納得した上で研究を続けています。

 ところがこの2人に対し、早くもドラマはルッキズムに基づく逆差別を披露。美人の和久井さんに対し、あっという間に「計算高い」「怪しい」「信用できない」「ニセモノ」といったイメージを刷り込み、さらに過去の論文に不正があったなどとして、負のレッテルを貼り付けます。

 そして、一方の柏木さんがコーヒーを淹れれば「おいしい」と絶賛し、リラックマグッズを愛用していることを好意的に取り上げて「素朴だけど信用できる」「真の研究者」「ホンモノ」と見立てます。

 このとき、柏木さんを評価する竹内結子と水川あさみは(つまりドラマの視点は)、とことん“上から”です。おっぱいニットの美人は信用できず、ブスでも美味いコーヒーを淹れる女は信用してやろうという、傲慢な価値観が提示されます。和久井さんと柏木さんの2人が揃わなければ「FINISIS」の研究は成り立たないのだという事実関係を説明した後にもかかわらず、2人の人物評価を対照的に描いている。美人を貶めなくては気が済まない制作側の性根が感じられます。

 その後、長谷川初範がまるでコントのような“女性差別理事長”として登場し、保守的な教条主義を滔々と述べるシーンを作って仮想敵に仕立て上げ、その敵と戦う美人ヒロイン・和久井を演出しますが、これもことごとく失敗しています。

 そもそも2人の研究の停滞は、和久井さんの論文盗用疑惑の発覚によるスポンサー離れが原因でしたが、いつの間にか大学側の女性差別による被害に差し替えられました。言うまでもなく、論文盗用は個人の問題であり、女性差別は組織と属性の問題であるわけですが、この2つをいっしょくたに語ったことで、ドラマそのものが「女は」「しょせん、女は」と言っているように見えてしまっている。

 これは制作側のメッセージ的なものというより、単なる手落ち、シナリオ上のミスでしかないと思いますが、差別を扱う上で最も注意深く切り分けなければならない被害者側の個人と属性の問題を雑に扱うから、意図しない部分で差別を生んでしまっている。それを人の善意と混ぜて語ってくるからタチが悪いんです。このドラマの思想を額面通り受け取って行動したら袋叩きに遭うよ。そういうところが害悪だと言っている。

『QUEEN』はホントに差別と悪意に満ちたひどいドラマに仕上がっていて、たぶん現場は気付いてるけど、上のほうの人は気付いてないだろうし、ここまできたらもう気付けないのでしょう。上記は、竹内結子のキメ台詞です。恐らく、ドラマがそういうメッセージを送りたいという気持ちは本当なのだと思う。ただ、あらゆる差別に対する考え方をアップデートする努力を怠り、対立構造を単純化することばかりに固執した結果が、この出来の悪さなのでしょう。

 ちなみに和久井さんの盗用問題については、元の論文の著者が「引用許可を出していた」ということで不問になっていました。

 いや、あのね、盗用とか引用とかに著者の許可がどうこうって、論文の評価とは関係ないから。許可がなくても引用の条件を満たしていれば正当な引用だし、許可があっても出典の記述をせず(疑われたってことは、なかったんでしょ)、それを「自分の論である」と書けば盗用だから。そんな基本的なことさえ勉強していないのか、知っていて誤魔化しているのか、一事が万事、そういうことです。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

竹内結子『QUEEN』が剥き出しにする差別……今回も“女の味方”を自称しながら女を貶めました

 竹内結子主演のドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)も第8話。今回も例にもれず、雑に時事ネタを撫でまわしてドブに捨てるようなストーリーを展開しました。視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、下がり続けています。志の低い作品が数字を獲らない状況を見ると、それはそれで安心するものです。

 振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 

今回は小保方さんと東京医大の不正入試問題でした

 サクッとやりましょう。何しろ「女の味方ですよ」みたいな顔して、とことん女(特に美人)を貶めてばかりのこのドラマ。今回はリケジョを雑に撫でまわしてドブに捨てました。

「FINISIS」なる革新的な治療キットの研究で世の耳目を集める美人研究者の和久井さん(森矢カンナ)は、今日もおっぱい強調ニットで取材対応に励んでいます。

 そんな和久井さんとコンビを組んで研究に勤しんでいるのが、こちらも女性研究者の柏木さん(伊藤麻実子)。伊藤麻実子ですから、当然“地味なブス”として描かれます。役割としては、美人の和久井さんがメディアに出て資金を集め、天才肌の柏木さんが研究に没頭できる環境を整えているといった状況。役割分担として成立していますし、2人もその分担に納得した上で研究を続けています。

 ところがこの2人に対し、早くもドラマはルッキズムに基づく逆差別を披露。美人の和久井さんに対し、あっという間に「計算高い」「怪しい」「信用できない」「ニセモノ」といったイメージを刷り込み、さらに過去の論文に不正があったなどとして、負のレッテルを貼り付けます。

 そして、一方の柏木さんがコーヒーを淹れれば「おいしい」と絶賛し、リラックマグッズを愛用していることを好意的に取り上げて「素朴だけど信用できる」「真の研究者」「ホンモノ」と見立てます。

 このとき、柏木さんを評価する竹内結子と水川あさみは(つまりドラマの視点は)、とことん“上から”です。おっぱいニットの美人は信用できず、ブスでも美味いコーヒーを淹れる女は信用してやろうという、傲慢な価値観が提示されます。和久井さんと柏木さんの2人が揃わなければ「FINISIS」の研究は成り立たないのだという事実関係を説明した後にもかかわらず、2人の人物評価を対照的に描いている。美人を貶めなくては気が済まない制作側の性根が感じられます。

 その後、長谷川初範がまるでコントのような“女性差別理事長”として登場し、保守的な教条主義を滔々と述べるシーンを作って仮想敵に仕立て上げ、その敵と戦う美人ヒロイン・和久井を演出しますが、これもことごとく失敗しています。

 そもそも2人の研究の停滞は、和久井さんの論文盗用疑惑の発覚によるスポンサー離れが原因でしたが、いつの間にか大学側の女性差別による被害に差し替えられました。言うまでもなく、論文盗用は個人の問題であり、女性差別は組織と属性の問題であるわけですが、この2つをいっしょくたに語ったことで、ドラマそのものが「女は」「しょせん、女は」と言っているように見えてしまっている。

 これは制作側のメッセージ的なものというより、単なる手落ち、シナリオ上のミスでしかないと思いますが、差別を扱う上で最も注意深く切り分けなければならない被害者側の個人と属性の問題を雑に扱うから、意図しない部分で差別を生んでしまっている。それを人の善意と混ぜて語ってくるからタチが悪いんです。このドラマの思想を額面通り受け取って行動したら袋叩きに遭うよ。そういうところが害悪だと言っている。

『QUEEN』はホントに差別と悪意に満ちたひどいドラマに仕上がっていて、たぶん現場は気付いてるけど、上のほうの人は気付いてないだろうし、ここまできたらもう気付けないのでしょう。上記は、竹内結子のキメ台詞です。恐らく、ドラマがそういうメッセージを送りたいという気持ちは本当なのだと思う。ただ、あらゆる差別に対する考え方をアップデートする努力を怠り、対立構造を単純化することばかりに固執した結果が、この出来の悪さなのでしょう。

 ちなみに和久井さんの盗用問題については、元の論文の著者が「引用許可を出していた」ということで不問になっていました。

 いや、あのね、盗用とか引用とかに著者の許可がどうこうって、論文の評価とは関係ないから。許可がなくても引用の条件を満たしていれば正当な引用だし、許可があっても出典の記述をせず(疑われたってことは、なかったんでしょ)、それを「自分の論である」と書けば盗用だから。そんな基本的なことさえ勉強していないのか、知っていて誤魔化しているのか、一事が万事、そういうことです。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

加藤綾子、三田友梨佳が新MC……“報道素人路線”で、フジテレビのニュースは壊滅か!?

 報道番組の不振が続くフジテレビでは今春、大刷新を敢行。フリーの加藤綾子アナが夕方の顔に、三田友梨佳アナが夜の顔に就任することが決まったが、“報道素人路線”に早くも暗雲が垂れ込めている。

 同局では昨年4月にニュース番組をリニューアルし、『プライムニュース』ブランドに統一したが、まるで成果は得られず。たった1年でブランドが『Live News』に変更され、夕方の『Live News it!』には加藤アナが、夜の『Live News α』には三田アナがメインキャスターに就任する。現在、夜の『プライムニュース α』の月~木曜を担当する椿原慶子アナは降板する。

「夕方も夜も、独身の人気美人アナを配置した印象です。新婚ということもありますが、フジでは数少ない報道系の椿原アナを外すのは痛いのでは? 加藤アナにしろ、三田アナにしろ、これまで情報番組がメインでやってきた女子アナですから、ほとんど未経験のお堅い報道番組をこなせるのかどうか甚だ疑問です。昨年10月から、日本テレビ系『news zero』のMCに起用された有働由美子アナは、長年染みついた情報番組のノリが取れず、視聴者に大不評を買っています。フジもユルいニュース番組をやったのでは見る人がいなくなって壊滅状態になりかねません。加藤アナの起用は、いってみれば、“最終兵器”みたいなものでしょうが、主たる支持層のサラリーマンがまだ帰宅していないような時間帯ですから、思ったほど視聴率は伸びないかもしれませんね」(女子アナウオッチャー)

 一方、『BSフジLIVE プライムニュース』では、今春から、『プライムニュース イブニング』の反町理報道局解説委員長がわずか1年で出戻り。進行は竹内友佳アナ(月~水曜)と長野美郷アナ(木、金曜)が担当する。

 フリーの長野アナは、かつて『めざましテレビ』のお天気キャスターとして活躍したが、これまた報道は未経験で、同局の報道系の人材不足を露呈するような格好となった。

 地上波もBSも、同局のニュース番組は不安がいっぱい。果たして、報道素人の女子アナたちが番組をちゃんと仕切れるのだろうか?
(文=田中七男)

開局60周年で全社員に6万円配布! フジテレビ、視聴率低迷でも増収増益のワケ

 近年業績が低迷していたフジテレビが、2019年3月期決算で久々の増収増益となる見通しとなった。18年末以降、社内では2度にわたり金一封が配られたという。とはいえ、視聴率は依然低空飛行を続け、在京キー局では4位が定位置。業績回復の兆しに浮かれてばかりで大丈夫なのか?

「今年3月の開局60周年を記念して、新年早々に金一封6万円が千円札60枚ずつで全社員に配られました。ありがたいことではありますが、収益が上がっているといってもコ ストカットの効果が大きい。まだまだなんですけどね」 と中堅社員。思いがけないサプライズも、喜んでばかりはいられないという風情だ。

 開局60周年記念ではほかに、本社の社員食堂を「ランチ無料開放」と銘打ち、メニューのいくつかを無料で提供。3月中に8回行われる予定で、社員らでにぎわっているという。

「視聴率や業績がいいと金一封が出るのはテレビ局では昔からよくあることですが、フジテレビでは久しぶりです。経費削減が続いて社員もかつてほどの高待遇ではない。ガス抜きの側面もあるのでは?」(業界関係者)

 2月に発表された19年3月期第3四半期の決算資料などによると、通期の連結営業利益予想を325億円に上方修正。昨年3月期は13年同期以来5期ぶりの増益だったが、今年はついに増収増益となる見通しなのだ。

 視聴率が低迷しているのに、なぜ業績が上がるのか? その理由は人件費、制作費などの抜本的な経費削減に加え、映画のヒットが大きい。

 18年に公開した山下智久主演の医療ドラマ『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は、年間の興行収入が92億円を超え、実写の邦画で歴代5位を記録した。明るいニュースのインパクトは大きかったようで……。

「年末には社員だけでなく関連会社スタッフにまで“大ヒット御礼”の金一封が配られたほどです。数年ぶりに全社的な納会が開かれ、飲めや歌えやのお祭り騒ぎとなりました」(前出関係者)

 カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』も、年間の興収は45億円超。受賞は逃したものの、アカデミー賞外国語映画部門にもノミネートされ、再び話題となっている。これらの増収が直接収益に貢献したかたちだ。

 宮内社長は年頭挨拶で、「残された課題は番組視聴率のアップに尽きます。特にゴールデン、プライム帯の大半を担うバラエティーの復活がカギです」とも話したという。「あとは視聴率だけ」というのが偽らざる本音だろう。

 だが、かつては20%超の大ヒットを連発したフジテレビの看板ドラマ枠「月9」は近年、1桁~10%前半で推移。現在放送中の関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース・科捜研の男」は平均10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、前クールの『SUITS/スーツ」は同10.8%と、1桁台は脱したかに見えるが、ほかに安定的に2桁の視聴率を取れるのは、嵐が出演するバラエティー『VS嵐』、国民的アニメ『サザエさん』など数本しかない。

 1桁台が常態化する中、フジテレビは8%以上を「ハイシングル」、7.9%以下を「ローシングル」に分けて評価することを打ち出した。

「同じ1桁台でも優劣をつけることを重視したようです。8%でほめられるなら、2桁を狙う気持ちがなくなりそうですが……」(別の業界関係者)

 視聴形態が変わり、昔ほどの高視聴率が出なくなったといえども、他局では20%近いヒット番組も存在する。NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』をフジテレビ子会社が制作しているのは有名な話。ベテラン社員が「番組作りの力だけでなく、持ち込まれた企画を見極める力までも下がってきている」と嘆く中、視聴率の浮上はいつの日か……。