「坂上忍アレルギー」が深刻化!『バイキング』が『ヒルナンデス!』に2カ月間全敗

  視聴者の「坂上アレルギー」が深刻化しているようだ。

 2014年4月に放送スタートとなった『バイキング』(フジテレビ系)。当初は苦戦を強いられたが、15年3月末から坂上忍がMCに起用されると、徐々に視聴率も上昇。16年4月から、「生ホンネトークバラエティ」と称し、坂上と出演者による討論形式に移行すると、視聴率もグングン上がり、昨年3月21日には番組史上最高視聴率8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。水卜麻美アナの抜けた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を大きく引き離していたものだった。ところが――。

「この2カ月間、『バイキング』の視聴率は4~5%台をウロウロ。6~7%台の『ヒルナンデス!』に全敗しているんです。悪人擁護、弱いもの叩きが目立ち、時にいじめのような物言いが視聴者の反発を食らっています。潮目が変わったのは2月に新井浩文被告が逮捕された件。坂上は『今の時代、本当に女性関係はダメです』と、新井被告の犯行を“時代のせい”にしたことが『擁護』と受け取られ、大バッシングを受けた。さらに、違法薬物で逮捕されたピエール瀧や瀧の“相方”石野卓球の言動に繰り返し苦言を呈するさまが話題となり、SNSでは坂上批判が吹き荒れている。レギュラー出演者の小木博明まで『バイキングもすごい叩かれてるじゃないですか』と指摘し、坂上への向かい風に言及したほどです」(芸能記者)

 そんな坂上に辟易しているのは視聴者だけではなく、共演者も同じ。

「昨年9月には番組で坂上の意に沿わぬ発言をしていた小籔千豊が、今年3月には、好感度No,1芸人のサンドウィッチマンとタレントのYOUが卒業しています。『バイキング』のギャラは10万円程度ですから、それでイメージダウンさせられるのは割に合わないと思ったのでしょうね。明石家さんまも坂上について『司会者として下手』とダメ出ししています」(同)

 溺れている犬を棒で叩く姿勢が視聴者の「坂上アレルギー」となっているようだが、一方で、暴行被害を受けたNGT48・山口真帆が卒業した際には映像だけでスルー。すぐに『AAA』浦田直也容疑者の暴行事件へと話題が切り替わり、こちらは時間をかけてみっちり取り上げている。

 視聴者感覚とこれだけかけ離れているのであれば、低視聴率となったのも当然か。

二階堂ふみのプライドがズタズタ!? 主演ドラマ大爆死で、スタッフに“濡れ場”を直訴

 主演映画『翔んで埼玉』はヒットしたが、ドラマの視聴率は翔べないようだ。

 二階堂ふみと亀梨和也のダブル主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)が、早くも崖っぷちまで追い込まれている。

「4月11日の初回視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、続く第2話は6.4%と急落。同作は竹内結子が10年に主演した『ストロベリーナイト』のリメーク。シリーズ化された竹内版は常に視聴率2ケタ超えで、13年公開の映画は興行収入21.5億円の大ヒットを記録しています。比較されたことで“つまらない”と判断されてしまった。局内では早くも『1話カット』が検討されているそうです」(テレビ誌ライター)

 当初、フジテレビは竹内に続編への出演を依頼。断られたため、榮倉奈々にオファーしたが、こちらも「竹内のイメージが強すぎる」と辞退され、二階堂にお鉢が回ってきたと報じられている。

「竹内は周囲に『私の中では終わった作品』と漏らしていたそうですが、実際は2月に俳優の中林大樹と再婚したことで妊活に専念したいというのが理由だったと聞きます。竹内の“代役主演”とはいえ、二階堂は低視聴率となっていることが相当悔しいようで、スタッフに『濡れ場をやります!』と直訴しているといいます。しかし、『ストロベリーナイト』では、清純派女優時代の竹内が『車内での情事』を演じて話題沸騰となっており、すでに何度も濡れ場を披露している二階堂では、竹内以上のインパクトを残すのは難しいでしょうね」(芸能記者)

 もう一人の主演である亀梨も演技が酷評されているだけに、責任をかぶせて“翔んずら”したほうがよさそうだ。

『バイキング』出演者激減……坂上忍とフィットする人材なく、レギュラー補充が難しい?

 今年3月をもって5人のレギュラー出演者が降板したフジテレビ系情報番組『バイキング』だが、4月に入ってからは特に新レギュラーが加入することもなく、そのまま続いている状態だ。

「4月に入ってからのコメンテーターはゲストとレギュラー合わせて1日あたり4人くらいにとなっています。一時期は7人くらいだったことを考えると、かなりスタジオが寂しく感じますね」(テレビ局関係者)

 レギュラーを補充することなく放送が続いている背景には、どんな事情があるのだろうか。

「単純に予算削減ということもあると思いますが、それと同時に番組にフィットするコメンテーターがなかなか見つからないという事情もあると思います。特にMCの坂上忍との相性の問題がネックになっているのではないでしょうか」(同)

 コメンテーターが勉強不足であったり、煮え切らないコメントをしたりすると不機嫌になることも少なくない坂上忍。“強いコメント”を求められて、コメンテーターがたじろぐシーンも見受けられる。

「3月で降板したYOUなどは、コメントに困ることもよくありました。同じく3月で降板したIKKOは坂上から冷たい態度を取られることもあった。結局、坂上忍にハマらないと『バイキング』のレギュラーは務まらないんです。坂上本人が気にいいていても、コメンテーターの方が音を上げてしまうこともあるでしょう」(同)

 これまで『バイキング』ではゲストコメンテーターとして数多くのタレントを出演させてきたが、番組に合う人材を見つけ出すことができていないという。

「本当であれば、梅沢富美男みたいに売れっ子になるようなコメンテーターを発掘したいと考えているはずで、だからこそ“おじさん芸能人”を頻繁にブッキングしています。そして、そのなかで今のところ坂上にハマって、定期的に出演しているのは、甲斐よしひろ、伊吹吾郎、中条きよしといったところ。

 しかし、彼らが他の番組に呼ばれるくらいにタレントとして“引き”があるかと言われれば、残念ながらそうでもない。コメントの面白さよりも、坂上忍との相性を優先して出演者を選定しなくてはならない『バイキング』の難しさが露呈しているわけです」(同)

 出演者が減って、坂上はより仕事がしやすくなったのかもしれないが、裏を返せば坂上の暴走を止める人もいなくなってきているということ。今後『バイキング』がどういった方向に進んでいくのか、気になるところだ。

フジが「またパクリ!?」、月9の白衣枠化は“あのトラウマ”のせいか

 フジテレビ「月9」枠で、7月より上野樹里主演『監察医 朝顔』がスタートすると発表され、ネット上で「またパクリ?」との指摘が相次いでいる。

 上野が演じるのは、遺体の“生きた証”を見つけるため、時に自身の仕事の範疇を超えながらも奮闘する新米法医学者。仕事相手としても寄り添う刑事の父親を、時任三郎が演じる。

「漫画原作モノとはいえ、石原さとみ主演で話題となった『アンナチュラル』(TBS系、昨年1月期)を意識しているのは明らか。『月9』は、前クールの関ジャニ∞・錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』に関しても、テレビ朝日の看板ドラマ『科捜研の女』とタイトルがそっくりだとして物議を醸しました」(テレビ誌記者)

『トレース~科捜研の男~』、窪田正孝主演『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』、『監察医 朝顔』と、今年は全作品“白衣モノ”の「月9」。まるで、刑事ドラマと医療ドラマをお家芸としているテレビ朝日のようだ。

「『月9』は、2017年1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』を最後に恋愛ドラマ路線を封印。フジテレビ社長が亀山千広氏から宮内正喜氏に代わったことが大きいですが、何より『突然ですが、明日結婚します』の大コケは同局に深いトラウマを残したようです。そんな舵きりが功を奏し、ここ1年ほどは期間平均視聴率が2ケタ続きと好調。テレ朝をはじめ、他局のヒットドラマを意識しすぎている感はいなめませんが、『月9』枠に徐々に客が戻ってきたと言っていいのでは?」(同)

 ブランドイメージに縛られないことで、徐々に復活しつつある「月9」。とはいえ、何かと「パクリ」と指摘されがちなところは、変わらないフジらしさとも言えそうだ。

フジ『結婚できない男』、13年ぶり復活も「『ショムニ』の大爆死思い出す」などと心配の声

 2006年に阿部寛が主演を務めた連続ドラマ『結婚できない男』(フジテレビ系)の続編が、今年10月期に放送されることが明らかになった。ネット上のドラマファンは歓喜しつつも、「フジテレビだから心配」とも言われている。

「同作は『結婚できないのではなく結婚しない』と言い張る、主人公・桑野信介(阿部)の日常を描いたドラマ。06年放送時は、最終回の平均視聴率が22.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、全話平均でも16.9%を記録しており、大ヒットとなりました。そんな前作から13年後が舞台となっているそうで、桑野は相変わらず独身という設定。ネット上には『すごく好きなドラマだったからうれしい!』『続編待ってました!』といった声が寄せられています」(芸能ライター)

 その一方で、「阿部さん以外のキャストがガラッと変わりそう」という懸念も。

「前作には、桑野と同業者の金田裕之役で高知東生が出演していましたが、16年に覚せい剤取締法違反で逮捕されたため、その後の再放送では出演シーンがカットされるなどしています。高知は18年からフリーで芸能活動を再開しているとはいえ、続編に出る可能性は低いでしょう」(同)

 また、桑野は前作で内科医・早坂夏美(夏川結衣)との距離を縮めていたが、続編のあらすじには「交際まで発展したものの、愛想を尽かされてしまい、その後に破局」と2人の関係が書かれており、ネット上では「夏川さんも出ないってこと!?」「高知は仕方ないにしても、夏川さんには出てほしかったからショック」「本当に前作が良かったから、できるだけ同じキャストで見たかった……」などと言われている。

「そのほか、『面白かったって言っても13年前だし……。今のフジを思うと不安』『フジは続編とかリメイクがヘタくそだからね。あんまり期待しない方がいいかも』といった書き込みも。確かに、1998年から開始した江角マキコ主演の大人気ドラマ『ショムニ』シリーズは、13年に江角以外のキャストを一新して続編を放送したところ、ネット上に批判が噴出。その結果、初回こそ18.3%を獲得したものの、最終回は自己最低の7.8%と、目も当てられない状態でした。『結婚できない男』も続編でキャスト変更が起こるとなれば、やはり『ショムニ』の大爆死を思い出しますよね」(同)

 さらに、フジの時代劇『大奥』シリーズも、03・05年に放送された連ドラは、それぞれ視聴率2ケタを獲得していたが、16年のスペシャルドラマは第1部が9.6%、第2部が9.2%と不発。そして、今年3月にフジテレビ開局60周年特別ドラマとして放送された『大奥 最終章』は、なんと6.9%の“大爆死”だった。

「今期はさらに、竹内結子主演で人気を博した『ストロベリーナイト』シリーズのリメイク版『ストロベリーナイト・サーガ』を、二階堂ふみ&KAT-TUN・亀梨和也のW主演で放送していますが、こちらも不評で、初回から視聴率1ケタ台を連発。こうした状況なので、『結婚できない男』ファンが不安になるのも無理はないでしょう」(同)

 フジテレビには今度こそ、視聴者をガッカリさせない続編を作ってほしいものだ。

『ザ・ノンフィクション』カタギを志した元ヤクザ・タカシが覚せい剤で挫折するまで――「その後の母の涙と罪と罰」

 NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つフジテレビ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』。4月21日放送は『その後の母の涙と罪と罰』。更生しようとした元ヤクザのタカシ(仮名)が挫折し、覚せい剤に手を染めていくまでの過程を追ったものだ。

あらすじ:出所後、覚せい剤の使用で逮捕されるまで

 今回の主人公・タカシ(28)は顔にぼかしが入っていたが、人との会話や接し方を見ると屈託がなくノリも軽い。親の離婚後以降、母親に会っておらず、中学から不良仲間とつるみ学校にはほとんど行かなくなり、漢字の「奮闘」が読めないほど勉強は苦手。17歳のとき、所持金2万円で岩手から歌舞伎町に上京する。歌舞伎町でホストになったものの、「かっこいいから」という理由でヤクザになり、薬物売買で逮捕された。

 出所後、立ち直りたいと思い、ネットで偶然知った「罪人の友・主イエスキリスト教会」に身を寄せる。母親が経営していたスナックを改装、現在、教会として運営する進藤牧師やサポートスタッフの学さん(両氏とも元ヤクザで、薬物依存を乗り越えた)からも可愛がられ、屈託のないタカシは、パッと見、「ダメさ」が見えにくい。

 タカシは、介護の仕事を志し職業訓練学校に通い、元ヤクザの経歴を知りつつ受け入れてくれる施設も見つけ、最初は茶目っ気も生かしつつ真面目に働き「(これで自分は)ニートじゃないからね」と笑っていた。しかし、3カ月で仕事に行かなくなり、無断欠勤が続く。同じアパートに暮らす牧師の母親や教会スタッフも気にかけて連絡をとるが、昼夜が逆転していき、鬱になり、ますます一日中横になるように。そして、2018年11月に覚せい剤の使用で捕まってしまう。

 しかし、なぜタカシは仕事に「介護」を選んだのだろう。したことがない人間でも、非常に大変な仕事だというのはよくわかる。常に人手不足で「なりやすい」点はあったのかもしれない。

 ナレーションでさらっと「通勤は4時間」と言っていたが、ただでさえハードな仕事に加え、通勤4時間は相当きつい。タカシは居心地が良く、家族のようだと話す教会の目の前にアパートを借りていた。職場に近いところに引っ越したら、教会という拠り所をなくしてしまう。家の近所で、雇ってくれるところがなかったのだろうかとも思うが、それまでの経歴が尾を引き、見つからなかったのかもしれない。

 また、タカシの就労条件については「夜勤がある」としか触れられていなかったものの、これが週5~6日のフルタイム勤務だとしたら、“カタギデビュー”にしては、最初から飛ばしすぎに思える。金銭的な余裕もおそらくないことから、「いきなりフルタイム」だった可能性が高いが、時短勤務だったり週2~3勤務から始められなかったのだろうか。

 無断欠勤を続け、最終的には介護施設から解雇されてしまい、タカシは昼夜が逆転し、鬱になり、いつも「だるい」と口走り、態度はどんどん投げやりになっていく。欠勤を続けている間も施設に連絡すら入れず、「辞めたい」と言うことさえできないタカシは、確かにだらしない。しかし、せっかくの立ち直りの第一歩で挫折してしまったことが、タカシ自身も相当ショックだったのだろう。

社会人デビューで挫折するのは、誰でもきつい

 私も二度の正社員退職経験があるが、どちらも理由は「嫌でツラかったから」だ。いまだに、退職時に「今の会社には、なんら不満がなく、ステップアップとしての前向きな退職」と、キラキラした理由を挙げる人には嫌悪感を覚える。そのくらい、「ほかの皆ができている、我慢できていることを、なぜ自分だけできないんだろう」という自問を抱えることの後ろめたさを理由に退職するのは、心をえぐるような挫折経験として残る。

 しかし嫌でつらくて会社をやめる辞める人などゴマンといるし、たいていの人がそれで会社を辞めるのだ。「やりたいと思ってやってみたけどダメだった」なんて普通だ。カタギの社会人デビューの復帰初回で挫折するのはきつかっただろうが、だからこそ、立ち直るときに「これ一本」に賭けるのは、リスクが伴うのではないかと思う。

「奮闘」という漢字をタカシが読めないシーンを入れたのは、タカシに必要なのは、ここが正念場だとしゃにむに頑張る「奮闘」なのだという、制作サイドのメッセージ……と、受け取るのは穿ちすぎ深読みしすぎかもしれない。しかし、3カ月で折れたタカシを見ると、奮闘よりも大切なのは、むしろ「頑張りすぎない、でも折れない」と、ゆっくりと行く姿勢だったのではないかとも感じる。経済的な状況がそれを許さなかったのかもしれないが。

 誰しも、ここは奮闘せねばならない正念場はあるが、それは、自分に「イケる」というある程度の自信がないと、乗り越えるのはキツいはずだ。「イケる」手ごたえを体得するには、家庭環境が大きく関係するのではないかと、正直思う。不遇な環境をバネにし立ち上がる人もいるが、それはよほど心が強いケースだろう。タカシは「奮闘」が読めないのだから勉強に自信がなく、そして介護施設を無断欠勤の末に解雇されたことで、また自信の芽は摘まれてしまった。

 タカシは両親の離婚後以降、母親に会えていないが、その詳細はドキュメントでは触れられていない。「母親に本当に会いたくなかった」のであれば、まだいいが、タカシが意地を張ってそう言っていたり、また、母親の方に会う気がなかったり、お互い会いたかったものの周囲がそうさせてくれなかった、またあるいは、タカシが周囲を察して会うのを諦めていたのであれば、子どもだったタカシにはきつい“諦め”の経験だろう。

 そして、タカシ自身も過去に交際女性との間に子どもをもうけた父親であるが、妻に去られて以降、子どもに会えていないという。母親に会えない子どもだったタカシが、父親に会えない子どもをつくっている。

 つらい家庭で育った人が、なぜか似たようなつらい家庭をつくり、時にタカシのケースよりもずっと悲惨な結末を迎えるケースは後を絶たない。なぜこういった連鎖が起きるのか、以前カウンセラーの南波実穂子氏を取材した際に、「人間の無意識は変わらないことをよしとするので、よくない状況であっても繰り返してしまう傾向はある」と伺った。

 人は意識せず、幼少期からの行動パターンを繰り返す。タカシにとっては未経験の “カタギとしての日々の幸せ”というあやふやなものよりも、すでに身に覚えのある“(教会に入り変えたいと思った前の)自堕落な生活”の到来にほっとしてしまうのかもしれない。

 知っている不幸に自ら進んでいかないためには「奮闘」と「頑張りすぎない、でも折れない」の二つで乗り越えていくしかないのだろうが、これは年を追うごとに、相当難しく、厳しくなっていくようにも思える。

 次回の『ザ・ノンフィクション』(5月5日放送)は、番組ザ・ノンフィクションファンにはおなじみの42歳現役ホスト「伯爵」による『ザ・ノンフィクション もう一度、輝きたくて(仮)』と、子どもの日にウズウズするような一本だ。

石徹白 未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂

『ストサガ』大惨敗に、二階堂ふみがご立腹! 早くも亀梨和也に責任転嫁か!?

『ストサガ』大惨敗に、二階堂ふみがご立腹! 早くも亀梨和也に責任転嫁か!?の画像1 二階堂ふみと亀梨和也のダブル主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)が早くも低迷している。11日の初回拡大版の視聴率は7.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)、続く18日放送の第2話は1.4ポイント下げて6.4%だった。原作は、誉田哲也氏の警察小説『姫川玲子シリーズ』で、竹内結子が2010年に主演した『ストロベリーナイト』のリメーク。シリーズ化された竹内版は常に視聴率2ケタ超えで、2013年公開の映画は興行収入21.5億円の大ヒットを記録した。フジとしては過去のシリーズ人気にあやかって“二匹目のどじょう”を狙ったワケだが……。

「竹内さんのインパクトが強すぎました。二階堂さんが主演するとなって、ネット上は『イメージと違う』という声が殺到。初回放送は『とりあえず見ておこう』という人が多いため、視聴率は高めに出るのですが……。2話で1.4ポイント下げてしまったのは、1話を見て“つまらない”と判断されたから。ここからの挽回は厳しいでしょう」とはテレビ関係者。

 10%超えはおろか、5%を切る可能性も出てきたことから、局内では早くも「1話カット」がささやかれているという。

 二階堂のご機嫌も斜めだ。そもそも彼女は連ドラよりも映画を中心に活動していた。その理由について芸能プロ関係者は「彼女はじっくりと台本を読み込み、面白かったらオファーを受けるタイプの女優さん。視聴率うんぬんの話をされるのも嫌いなようです」と明かす。

 とはいえ、映画ばかりやっていても飽きられてしまうし、自身のキャリアアップにもつながらない。そこで定期的にドラマやバラエティーの仕事を入れているわけだが、今回は見当が外れたようだ。

「安易にオファーを受けてしまった感は否めません。二階堂さんは不機嫌になると黙り込むタイプで、周囲はピリピリしていますよ。すでに彼女の周辺からはもう1人の主演である亀梨さんに責任をなすりつけようとする声も聞こえてきます」(別の芸能マネジャー)

 演技派女優の看板に傷がつかなければいいが……。

『バイキング』は一般人の素直な代弁者? 自由な発言はネットと表裏一体? 叩かれるからこその存在価値

 ピエール瀧のコカイン使用による逮捕に関する報道をめぐって、何かと騒がしいのがフジテレビのワイドショー番組『バイキング』だ。ライブストリーミングサイト・DOMMUNEが電気グルーヴ特集を配信したことを取り上げた同番組で出演者たちが「売名行為」などとコメントし、ネットユーザーから猛烈な批判を食らうこととなった。

「DOMMUNEの電気グルーヴ特集が売名行為だというのは、さすがに勉強不足であって、『バイキング』が叩かれるのは当然。ただ、その一方でMCの坂上忍やほかのコメンテーターのように、DOMMUNEのことを全然知らず、素直に売名行為だと感じていた人がそれなりにいたのも事実です。『バイキング』は、そういった一般の声をそのまま代弁してしまった形でしょう。メディアなのだから、ちゃんと調べてから発信するべきなんですけどね」(音楽ジャーナリスト)

 良くも悪くも、一般の声をそのまま電波に乗せている『バイキング』。だからこそ叩かれることも多いのだが、このスタンスを評価する声も聞こえてくる。

「ほかのワイドショーに比べると、確かに発言は自由だし、かなりきわどい。地方のワイドショーなんかではよくあるスタイルですが、キー局制作の全国ネットの番組だったら、普通は自主規制されるところでしょう。にもかかわらず、攻めた内容であるという点は評価できると思います」(メディア関係者)

 4月17日の『バイキング』では、レギュラー出演者のおぎやはぎ・小木博明が、ネットで叩かれてもスタンスを変えない同番組について「すごい。よく頑張ってるなと思う」とも発言している。

「クレームに対するリスクを排除するのが今の流れなので、炎上上等のスタンスで突っ走る『バイキング』はレアな番組。ネットが自由な発言ができる場であるならば、『バイキング』もまた同じ役割を担っているともいえる。

「ネットとテレビという異なる立場であるがゆえに、意見が対立することも多いわけですが、『バイキング』があるおかげで、議論が活発化しているという側面もある。そういう意味では、ネットと『バイキング』は表裏一体だという解釈もできる。現在のテレビ界において、良くも悪くも目立っている『バイキング』は、いろいろな面で重要な番組だといえるかもしれません」(同)

 叩かれるからこそ存在価値がある『バイキング』。現在のスタンスはキープし続けるべきなのかもしれない。

松坂桃李&山本美月『パーフェクトワールド』壮絶爆死発進! 今期の民放連ドラで早くも“ビリ”確定?

 松坂桃李が主演、山本美月がヒロインを務めるフジテレビ系連続ドラマ『パーフェクトワールド』(火曜午後9時~)初回が16日に放送され、視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と壮絶爆死を遂げた。

 V6・井ノ原快彦主演『特捜9 season2』、天海祐希主演『緊急取調室 3rd SEASON』(ともにテレビ朝日系)が共に15.2%で好発進し、窪田正孝主演『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)、山下智久主演『インハンド』(TBS系)、中条あやみ&水川あさみ主演『白衣の戦士!』(日本テレビ系)も2ケタでスタートする中、『パーフェクトワールド』は6%台の大爆死。同じく、低調での発進となった『ストロベリーナイト・サーガ』(KAT-TUN・亀梨和也、二階堂ふみ主演/フジ系)の7.8%を下回り、今期のプライム帯の民放連ドラ(テレビ東京系は除く)で初回視聴率はビリとなる可能性が高くなった。

『パーフェクトワールド』は大学時代に事故で脊髄を損傷して下半身不随となり、車イス生活となりながらも、一級建築士になった主人公・鮎川樹(松坂)が、高校時代に樹に思いを寄せていた同級生・川奈つぐみ(山本)と再会し、障害を乗り越えて恋愛に発展していくラブストーリーだ。

 初回では、樹に排泄障害があることに触れ、松坂と山本がゴールデン帯で、よりによって「ウ○コ」発言を連発する場面もあり、視聴者をドッキリさせたりもしたが、そんな二人の必死の演技も実らず、視聴率は爆死してしまった。

 そもそも、同ドラマの原作は有賀リエ氏の同名漫画で、昨年10月には岩田剛典(三代目J SOUL BROTHERS、EXILE)と杉咲花のダブル主演により、『パーフェクトワールド 君といる奇跡』のタイトルで映画化されたが、まるで振るわなかった経緯がある。

 また、松坂はこれまで主演したプライム帯の連ドラが、いずれも1ケタ台。山本がヒロインに起用されたプライム帯の連ドラはすべて低視聴率とあって、正直下馬評は高くなかったが、初回は、予想通りの結果になってしまった。

 ネット上では「映画版は原作とだいぶ違っていたけど、ドラマ版は原作に沿っている。主人公は岩田より、松坂の方が断然いい」「松坂は車イスの操作など、難しい演技をよくこなしていると思う」「松坂は演技がうまいと思ったけど、ヒロインは山本じゃなくて、もう少し演技力のある女優にしてほしかった」といった声が出ており、おおむね松坂の演技は好評だ。

 しかし、いくら演技力があっても、数字に結びつかなければ民放ドラマとしては意味がない。初回6%台から巻き返すのは、かなり困難な道のりになるだろうが、今期の民放連ドラの“ビリ”候補から抜け出すことができるだろうか?
(文=田中七男)

とんねるずDVD発売も、セクハラ・パワハラ案件は全カット?

 昨年春に終了した名物バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)のDVD-BOXの第2弾が近く発売される。「コンプライアンス」と題された全9枚組である。前番組の『とんねるずのみなさんのおかげです』の内容も収録した30年の決定版だ。

「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」「全落・水落オープン」などすでにソフト化されている企画は除かれているものの、一連の名作ドラマのパロディ企画の中でも秀作といえる「太陽にほえるな」シリーズ、番組スタッフを集めて『紅白』出場まで果たした野猿プロジェクト、「宜保タカ子と行く 心霊体験バスツアー」など、名物企画が多く収録される。だが、別の意味ではとんねるず、特に石橋貴明の真骨頂といえる「セクハラ・パワハラ系」企画は収録されないもようだ。

「よく知られるところでは、1995年に放送されていたコントドラマ『近未来警察072』がありますね。無名時代の松嶋菜々子が出演しており、『ああ、クセになりそう! 私はあなた達のメスブタよ』『ダメ! 中はダメ! 外なら、どこでもいいから!』『オナラじゃないのよ、オナラじゃないのよ、ちょっと空気が入っただけ』といったセリフを言わされていました。いずれも性行為を連想させるフレーズで、これが夜9時台に放送されていたのは驚きですね」(業界関係者)

『近未来警察072』は内容よりも、松嶋にとって黒歴史となるため封印されたといえるだろう。ほかにも、あの名物キャラクターもDVDにはなさそうだ。

「『保毛尾田保毛男』ですね。七三分けと青ヒゲで公務員、岸田今日子演じる母親とふたり暮らしというシュールなコントです。こちらは『おかげです』の名物キャラクターのひとつでした。しかし17年に懐かしのキャラクターとして登場したところ、同性愛者を揶揄していると炎上してしまったのです。このほか、渡辺満里奈、今井美樹、工藤静香らの当時のアイドルたちへのセクハラシーンも見られなさそうですね」(同)

 こうして見ると「決定版」といっても味気ない内容となってしまいそうだ。ある意味では、30年を経てのとんねるずの「オワコン化」を記録する皮肉な内容となってしまったのかもしれない。
(文=平田宏利)