フジテレビが過去の栄光を捨てた! 「センスアピール」をやめて現実路線シフトで復調

 長らく低迷を極めていたフジテレビが、ここ最近、復活の気配を見せ始めているという。あるテレビ局関係者はこう話す。

「必ずしも視聴率が爆発的に上がっているというわけでもないし、テレビ朝日の『ドクターX~外科医・大門未知子~』のような大人気ドラマがあるというわけではないのですが、全体的に数字が復調し、業界内では“フジテレビは盛り返している”という共通認識。実際に『めざましテレビ』や『直撃LIVEグッディ!』なんかの帯情報番組は、かなり好調ですしね」

 フジテレビの情報番組は、とにかく「現実路線」なのだという。

「『めざましテレビ』では、ネット上でバズった動画を積極的に紹介することも多く、とにかく視聴者が好きそうなネタをそのまま伝えるという方向性になっている。『グッディ!』にしても、単純にニュースをストレートに報じるというよりも、ネットユーザーがどう反応しているのかという点を重視した切り口になっています。

“ネットで注目されている=視聴者が求めている”というシンプルな方程式で、確実に視聴者を獲得しようとしているわけです。番組なりの独自性みたいなものは決して重視しないという意味では、ものすごく現実的な番組作りになっていると言えるでしょう」(同)

 このフジテレビの「現実路線」は、ドラマにも及んでいる。その顕著な例が月9ドラマだ。

「かつてはラブストーリーや青春ドラマばかりだった“月9”の枠も、ここ最近は事件捜査モノや医療モノが続き、視聴率も回復しています。月9のカラーを大きく変えてまで、昨今のトレンドに合わせてきたということですね。まさしく“現実路線”そのものです」(ドラマ関係者)

 さらに、バラエティーも「現実路線」をひた走っている。

「“バラエティーのフジ”なんて呼ばれていたころは、エッジの効いたコント番組が多く、積極的に新人芸人を発掘し、“フジ発のスター”を作り出していた。でも、今となっては、スタジオでVTRを見るだけの番組やクイズ番組も多く、かつての“バラエティーのフジ”らしさは、ほとんどなくなっています。

 ただ、それで数字の方は復調傾向にあるというのですから、何の問題もないということなんでしょう。まあ、今のフジテレビには、テレビ朝日の加地倫三氏やTBSの藤井健太郎氏、テレビ東京の佐久間宣行氏のような“センス系”のディレクターもいないし、下手に挑戦的なことをやるより、安全牌的な番組作りをした方が確実なのかもしれません」(バラエティー関係者)

 いわば“理想”をかなぐり捨てて、視聴者にすり寄ることで、復活を遂げようとしているフジテレビ。センスをアピールするよりも、こっちの方が視聴者に支持されるというのだから、結果オーライ?

『ザ・ノンフィクション』有名ニートphaの後継者が抱く“不安と結婚”「好きなことだけして生きていく 後編~伝説のシェアハウス解散~」

 NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。10月13日の放送は「好きなことだけして生きていく 後編~伝説のシェアハウス解散~」。日本一有名なニート・pha(ファ)が、11年運営してきたシェアハウスを解散したその後の生活と、phaに影響を受けた、新しい働き方を模索する「後継者」が紹介された。

あらすじ

 日本一有名なニート、phaは11年間運営してきたシェアハウスを解散し、猫二匹を連れて一人暮らしを始める。一方で、phaに触発された若き「後継者」として、19歳で東京と京都でシェアハウス運営を行う今井ホツマと、開業資金を極力抑えた喫茶店を夫婦で営む25歳の池田達也の働き方が紹介される。

phaの若き後継者二人が結婚に求めたもの

 phaの意志を継ぐ、今井と池田には共通点がある。まず、ほかの就業経験を持たずに最初から事業を始めていることと、そして今井には東京で一緒に暮らす婚約者がいて、池田は妻と子がいるという、今どきの都市部に暮らす男性にしてはずいぶん結婚が早い点だ。

 結婚の理由として、今井は「 身ぐらいは固めとかないとヤバい。土着していかないといけない。あまり(シェアハウス運営に)振れ過ぎるとエネルギーが高くなってしまう。よりしろ(よりどころ)みたいなものが欲しい」と、池田は「 自分のために働きたくなかった。結婚してだれか人のためなら、家族のためなら苦じゃないなと」と話す。

 二人は一見、反対のことを言っているように見えるが、「不安がある」という点は似ている。そんな二人を見ていると、数年間と割り切って、興味がある方面の会社でまず働いてみたら、少し不安は薄まったのではないかとも思ってしまった。

「旧来型の働き方や生き方はもう無理」という危機感は、若い人の方が身に染みているだろう。しかし、「旧来型」を試さず、いきなり「新しい方」を始めるのでは、比較対象を自分の中に持てないために、将来不安がますます強くなってしまうのではないだろうか。

「新しい働き方」を実践する若い二人は、それで生じた不安を「旧来型の生き方」ともいえる結婚で埋めようとしたともいえる。これは皮肉でも悪口でもない。一人の人間の中に、窮屈だが歴史も長く、実践している人も多い、安心感のある「旧来型のやり方」と、自由だが歴史が浅く実践者も少なく、不安のある「新しいやり方」が混在していて、日々それは変化しているのだろう。そして、今井や池田が早くに結婚したように、どこかが新しく突き抜けている人ほど、案外ほかの分野では保守的になるのかもしれない(ただしphaはそういったところも超越していて、あらためて超人だ)。

 一方、シェアハウスからいったん手を引き、一人暮らしを始めたphaはこう話す。

「 シェアハウス疲れる。年齢的なものもあるかもしれないですね。若いころは劣悪な環境で暮らしてること自体楽しかったりするけれど、だんだんただなんかキツくなってくる。飽きてくるというかしんどくなってくるみたいな」

 若いころの貧乏はまだ楽しめるけど、年いってからの貧乏はしみじみきつい――そんな身も蓋もない現実を、11年シェアハウスを運営してきた40歳のphaが言うと重い。

 しかし若いころ貧乏だった人が、年を取ったらそれなり暮らしは安定するなんて、今の社会ではなかなか思えない。ぜひ、中高年を撮らせれば右に出るものなしの『ザ・ノンフィクション』で、「中高年シェアハウス」をテーマにした番組を放送してほしい。「経済的に困った状況にある人のセーフティーネット」としてだけでもシェアハウスの意義は十分あるが、一方で、シェアハウスが一時の宿り木でなく、そこが「住まい」となっている、もしくはならざるを得ない現実はすでにある。

 「若くもなく、金もないと悲惨だ」という絶望や恐怖は、「若くなく、金もなく、でも暮らせている」という人たちの日々の営みを知ることでしか、薄まらないのではないだろうか。

 次週の『ザ・ノンフィクション』は『ここがわたしの居場所~海を渡った熱血教師と教え子の涙~』。いま中国で一番人気のある日本語教師・中村紀子49歳。これまでの教え子は約22万人で、インターネットを使ったライブ授業ではパソコンの向こう側に約5千人の生徒がいる。彼女と彼女のもとで働く中国人スタッフの日々を追う。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂

『ザ・ノンフィクション』日本一有名なニートphaに思う、“こうあるべき”の自縄自縛「好きなことだけして生きていく 前編~元ニートの再々再々出発~」

 NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。10月6日の放送は「好きなことだけして生きていく 前編~元ニートの再々再々出発~」。日本一有名なニート・pha(ファ)と彼の同居人の日々を見つめる。

あらすじ

 日本一有名なニートのpha。京都大学を卒業後、一般企業に3年勤めるも決まった時間に出社する生活がつらく、退職。2008年にシェアハウス「ギークハウス」を発足する。12年には『ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法 』(技術評論社)を上梓し、現在もシェアハウスで生活する。phaの知人で、京都で会社経営をするひらうがシェアハウス拡大のためのビル建設を提案するが、計画は自然消滅してしまう。またシェアハウスの住民、似非原(えせはら)は、ひらうからカードゲームの開発を依頼され途中までは熱心に仕事をするものの、興味がバーチャルYouTuberに移ってしまい、自然消滅してしまう。番組最後ではphaが40歳を前に、シェアハウス運営をやめて一人暮らしを始めると宣言し、シェアハウスは解散することになる。

穏やかで、高僧のようなphaの気質

 phaたちの生活を見て思ったのは、「人と暮らせる能力」は生涯で支払うコストを大幅に削減できる、楽に生きるためのスーパースキルだということだ。人と暮らすことができれば家賃は大幅に削減できるし、それ以外の食費や光熱費だって割安になる。家賃の高い東京などの都市部なら、人と暮らすことで年間60万円は生活コストを減らすことができるだろう。

 しかし、この「人と暮らす能力」はそう簡単なものではないから、スーパースキルなのだ。シェアハウスはここ10年程度で大幅に普及し、敷居は低くなっているにもかかわらず、一人で暮らす人のほうがまだまだ多いのも「人と暮らすのはストレスだから」が大きいのだろう。私自身、友人とシェア生活をし失敗に終わった経験がある。友人と住む家の両方を失う、ヘビーな体験だった。

 phaや彼のシェアハウスで暮らす似非原などは、番組を見る限り「人と暮らす能力」が高い。皆オタクっぽさがあり、こだわりは強そうなのだが、一方で、こだわりが強い人が持ちがちな「気難しさ」や「怒りっぽさ」を彼らからは感じない。気難しいのも怒りっぽいのも、人と暮らすには不向きな気質だ。特に、phaはそれらをどこかに置いてきたかのように穏やかで、高僧のようですらある。その態度に作った感はなく、無理がない。なんでこんなに、この人は穏やかなのだろうと思ったが、発言にヒントがあった。

 シェアハウス拡大のためのビル建設計画が「なんとなく」とん挫したときも、phaは一切悔しそうだったり、残念そうな表情すら見せず、淡々としていた。「やろうと決めたから石にかじりついてでも、とは?」 と番組スタッフが尋ねるのだが、phaは「ないですね。そういうのをやったら不幸になりますからね。やる気がなくなっているのに、やんなきゃいけないとか、そういう義務感でやると不幸になるので。いやになったらすぐやめるのがいいと思いますね」とまた淡々と答える。

 シェアハウスのメンバーの一員、似非原はカードゲームの開発を手掛けるのだが、興味の対象がバーチャルYouTuberに移ってしまい、カードゲーム開発も「なんとなく」とん挫する。それに対しても、「似非原はそういうところある」とphaをはじめ、シェアハウスの面々は淡々と受け止めていて、「受けた仕事は最後までやるべきだ」が一切ない。「こうあるべき」がないのだ。それがないから「気難しさ」も「怒りっぽさ」もなく、淡々としているのだろう。

 「働きたくない。好きなだけ寝て、好きなことだけして過ごしたい」と自著につづったphaは元祖的存在だと思うが、今「好きなことだけして生きていく」と発言する人が多い。この手の発言をする少なくない人が、普通に働く人を“あくせく働く”“搾取されてる”など、小ばかにした感じ、もしくは言下に匂わせているように思う。

 しかしphaは、「普通に働く」ことをばかにしていない。自分たちはそれができない、とただ受け入れていて、“逆ギレ的な居直り”もなければ“卑屈さ”もない。ありのままなのだ。そんなphaは「(自分も似非原も)自分が楽しくなるのがメインになっているので、それだけだと持続しない。もっと人に評価されたいとか、お金を儲けたいとか、そういうモチベーションがないと続けられないんだな、という気はします」とも話している。

 「こうあるべき」という執着や、評価や金儲けのモチベーションがないphaたちは、それゆえにあっさりといろいろな機会を手放してしまう。シェアハウスを兼ねたビル建設計画も、カードゲーム開発の仕事も、そして、phaは長年続けたシェアハウス運営すらあっさりやめて、一人暮らしに戻るという。

 phaたちの生き方を見て、「こうあるべき」の功罪について思いを巡らせた。「こうあるべき」の自縄自縛で苦しむ人たちには、phaたちのようにそれを手放して楽になるという選択肢が残っている。しかし一方で、「こうあるべき」はよりよく生きたいというエンジンや、頑張りの源にもなり、つまり薬にも毒にもなるのだ。用法用量を守り付き合っていきたい。

 次週の『ザ・ノンフィクション』は今回の続編。『好きなことだけして生きていく 後編~伝説のシェアハウス解散~』。シェアハウス解散の様子と、その後のphaの生活について。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂

中野美奈子はミナパン襲名を拒否していた!? フジ「パン女子アナ」黒歴史ワースト3は?

 元フジテレビアナの中野美奈子が10月6日、日本テレビ系『誰だって波瀾爆笑』に出演。フジの新人女子アナの登竜門的番組だった『〇〇パン』シリーズについて言及する一幕があった。

 同シリーズは、2000年に千野志麻が初代を務めた『チノパン』からスタート。以来、高島彩の『アヤパン』、加藤綾子の『カトパン』、三田友梨佳の『ミタパン』など、愛称が浸透するとともに知名度も上昇。現在の人気アナの地位を築くのに一役買ったのは間違いない。

「フジ時代は高島と並ぶアイドルアナだった中野ですが、番組では彼女にも『〇〇パン』のオファーが来ていたことが明かされました。しかし、彼女は当時、報道志望だったことから、『パンをやってしまうと結構バラエティ色が強いので、そこから抜けられないんじゃないかと思って』との理由で断ったそう。そのため、現場では『ちょっとだけ不穏な空気が流れた』と振り返っていました。中野は結局バラエティ畑のままでしたし、三田アナは現在、報道番組『FNN Live News α』のキャスターを務めています。それでも、結果的に『ミナパン』を拒否したことはその後の彼女の女子アナ人生にとっては正解だったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 同シリーズは、「〇〇パン」の愛称が定着すればブレイクにつながるが、一方で浸透しなかった場合は“不人気アナ”のレッテルを貼られるなど、本人は黒歴史を背負ったままその後の活動をマイナスからスタートするという諸刃の刃でもあった。

「パンアナの中で、まったく浸透しなかったトップ3といえば、『ミカパン(三上真奈アナ)』『ユミパン(永島優美アナ)』『クジパン(久慈暁子アナ)』でしょう。○○パンが多くなりすぎてレア感もなくなったというのもありますが、千野の語呂合わせから付けられた『パン』が『パンツ』の意味であることが、昨今のコンプライアンスの時流から『セクハラ』臭が漂っていたことも定着しなかった理由でしょう。永島アナに至っては、本来の読み方は『ユウミ』なのに『ユミ』だと間違って覚えられるなど、ネーミング的にも無理がありました」(前出の記者)

 中野の告白を聞いて、後輩女子アナ3人は「断ってもよかったの⁉」と地団駄を踏んでいるかもしれない。

3年ぶり生放送『27時間テレビ』が示唆する「村上信五の猛プッシュと中居正広の落日」

 フジテレビで放送される「27時間テレビ」が、今年は『FNS27時間テレビ にほんのスポーツは強いっ!』として、お笑いタレントのビートたけしが総合司会、ジャニーズ事務所の人気グループ・関ジャニ∞の村上信五がキャプテンを務め、11月2日、3日に放送されることが発表された。

 今年は3年ぶりに“生放送”中心の形式で放送され、来年に東京五輪を控えていることもあり、2人がスポーツをさまざまな角度から掘り下げていくというが、それ以上に世間の話題となっているのが、総合司会のたけしとともに3年連続でキャプテンに抜擢された村上の存在だろう。

「村上さんといえば、近年は同番組や日本テレビの『月曜から夜ふかし』など、MCとして活躍。今夏にはフジの東京五輪キャスター就任が発表されたばかりですし、今回の『27時間テレビ』MCも、当然既定路線でしょう」(スポーツ紙のテレビ担当記者)

 ジャニーズ事務所がフジテレビとタッグを組み、村上のMCの猛プッシュするのは今に始まったことはとではなく、ここ数年の流れなわけだが、そうした中で気になるのは、最近その活躍に陰りが見えるかつての“ジャニーズのMC王”こと、中居正広の存在だ。

「中居さんはつい最近、有力視されていたTBSの五輪キャスターに“落選”したばかりですし、近年は冠番組の打ち切りやCM出演の減少が続いていますからね。それに、『27時間テレビ』に関しては過去の貢献度も高く、ましてスポーツが題材となれば、村上さんよりも大の野球好きで知られる中居さんがキャプテンを務めた方が視聴者もしっくり来ると思うんですけどね」(同記者)

 実際、業界内からもこうした声も。

「傍から見ても、近年の事務所サイドによる村上さんの猛プッシュは“ポスト中居”を意識しているとしか思えませんし、ここ数年のフジの『27時間テレビ』の人選がまさに象徴的ですが、業界内の見方もしかりです。正直、村上さんが活躍を見せればみせるほど、中居さんの今後の動向が気になりますよね」(別の芸能事務所のマネジャー)

 SMAP解散以来、いまだに噂がくすぶり続けている中居の事務所独立だが、果たして……。

『ザ・ノンフィクション』中高年の「図太さ」は若者にない武器「母と娘の上京それから物語 ~夢のステージ ある親子の8年~」

NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。9月29日の放送は「母と娘の上京それから物語 ~夢のステージ ある親子の8年~」。舞台女優を目指し上京した娘・渡邊美代子と娘の夢を過剰に応援する母・美奈世のステージを目指す日々。

あらすじ

 舞台女優を目指し高校卒業後長野県から上京した美代子。オーディションを受け続けるも芽が出ず生活に追われる日々が続く。それから3年、22歳になった美代子に母、美奈世は地元のご当地アイドルの仕事を紹介する。しかし美代子は、10歳近く年下の他メンバーとなじめず、結局3か月で辞めてしまう。それからさらに4年後、26歳になった美代子はアルバイト先の先輩と結婚し子どもをもうけていた。家賃が安いからと長野へ戻ることを決め、夢を追うことから「卒業」する。

 一方の母・美奈世は、美代子の夢をサポートしていくうちに、芸能関係の仕事を目指していた少女時代の気持ちが再燃。新しいご当地アイドルユニットの結成を手伝ってほしいという話が舞い込んだ際には、それに奔走、娘・美代子がもともと縁のあった作曲家と意気投合し、番組の最後には作曲家の高円寺のライブで歌を披露するなど、娘に代わり夢を追い続ける。

若者は不安でいっぱい――娘・美代子の場合

 娘、美代子は理想や夢(舞台女優になること)はあるものの、具体的な像(どんな舞台女優になりたい、誰の作品に出たい、舞台女優としての自分の強みとは何かなど)は放送を見る限り今一つ見えず、どこかフワフワとしている。

 さらに、仕事がない状態で母が取ってきた地元・長野のご当地アイドルの仕事も、自分が望んだ仕事でないこともあってか、やる気をあまり感じない。それは、10歳近く年下のメンバーから「気を使われてるのもわかってる」とこぼしたり、長野での仕事が終わると、すぐ東京へ戻る生活からも感じられる。3カ月でアイドルの仕事を辞めた後、スタッフにどうするのか問われても「将来的なことも決めかねているから」 と、またしてもフワフワしている。

 「ビジョンはあるようだが、どうもフワフワしてて現実感がない」「受け身でやる気を感じない」というのは、何も美代子に限らず、むしろ若者はそういうほうがスタンダードなのではないだろうか。

 若者は年長者に比べ経験や実績が乏しい。経験が乏しく「実際の落としどころはこんなもん」というのを会得できていないため、理想は逆に高くなりがちだ。よって若者は「高い理想とさえない現実のギャップ」に苦しみ、不安に駆られやすい。そして不安が強いと失敗することがますます怖くなるので、つい受け身がちになったり、及び腰になって、やる気がないように見えてしまうのではないだろうか。

 結婚して子どもができた美代子は、夢を追っていた日々の焦燥感から解き放たれたのか、イラついた雰囲気がなくなり、フワフワしたことも言わなくなり、地に足のついた落ち着きを見せていた。美代子にとっては、こう生きる方が向いているのだろう。しかし、夢を追っていた日々は無駄ではなかったと思う。「やりたくてやってみたけど、ダメだった」という経験を積むことで、現実の落としどころを知る大人になっていくのだろう。

 若者特有の「不安」は年を取ると案外、解消する。まず、生きていれば自然と場数を踏んでいくので「経験不足で不安に駆られる」場面は減っていく。

 さらに、歳をとれば程度の差はあれ誰しも図太くなっていく。こういった図太さは「老害」と否定的にとられがちだが、一方でそんな中高年の母・美奈世は、図太さの利を生かして、なかなか楽しそうなのだ。

 美奈世はかなり図太い。美奈世は介護職に従事してきたのだが、美代子の活動を間近で応援してきたことで、「(今後は自分も)マネジメントとかプロデュースとか(をやってみたい)」 と抱負をテレビカメラの前でニコニコと臆せずに語る。年を取れば誰しも図太くなるとは言え、ここまで言えるのはかなりのタマだ。

 しかし、実際それでご当地アイドルのグループの結成の仕事に携わることになり、またしても「秋元(康)さんみたいになれるかな」 と微笑む。ためらわずに抱負を言える図太さが、チャンスを引き寄せたのかもしれない。

 結局、新しいアイドルグループの話はメンバーが集まらず白紙となってしまうのだが、しかし、その立ち上げに関する打ち合わせで何度も顔を合わせた作曲家が美奈世を気に入り、ライブへゲストで呼ばれ、生歌まで披露していた。

 作曲家は美奈世のことを「美代子ママは、俺の歌とか結構聞いてらっしゃるじゃないですか」 と話していた。美奈世は仕事相手である作曲家の作品をよく研究し、おそらく、本人に曲の素晴らしさなどを伝えていたのだろう。

 仕事相手にこういったことをやれない、したがらない人は結構多い。恥ずかしかったり、おべっかのように思えて嫌だ、という気持ちからなのかもしれない。もちろん心にもないのに褒める必要はないし、そんなウソは相手にすぐ伝わってしまう。しかし、実際に「良い」と思うのなら、「あなたの作品を買いました、好きです、良かったです」と伝えたほうが、相手も当然、悪い気持ちになるはずもなく、その後つかむチャンスも増えるはずだ。

美奈世は単に図太いだけでなく、そういった細やかさも併せ持った人なのではないかと、この流れを見て思った。

中高年が元気で、若者が暗い理由は「世代的レンズ」の違い?

 私の回りを見ても、口では「疲れた」と言いながら、美奈世のように若年層よりよほどエネルギッシュに各地を飛び回り仕事をする中高年をよく見かける。もちろん個体差はあるが、この世代はそもそも元気な人が多い。これには育った時代の価値観の影響もあるのではないかと思う。

 私はそれら中高年より下、いわゆる「失われた10年」の不景気世代だ。就職で苦労したので、世の中を見る基本的な“レンズ”が「どうせ良くならない」と暗い。「失われた10年」に続く「ゆとり」「さとり」など下の世代も、レンズは暗い人が多いのではないだろうか。

 一方で、中高年層の世の中を見るレンズはそこまで暗くない感じがする。たまたま日本が豊かな時代に、思春期や青年期を送った恵まれた人たちともいえるが、美奈世や、また自分の身の回りのパワフルな中高年は楽しそうに働く人が多いし、そういう人を見ているとつられてこちらも楽しくなってくる。

 よって、「レンズが暗め」世代で、物事を暗く批判的にとらえがちで、それゆえに腰が重くなりがちな人ほど、美奈世の道なき道を突き進む図太く明るい生き方が、案外いいヒントになるのではないかと感じた。

 次週のザ・ノンフィクションは『好きなことだけして生きていく 前編~元ニートの再々再々出発~』。40歳になっても「好きなことだけして生きていく」はできるのか? 日本一有名なニート、京都大学卒のpha(ファ)。彼と仲間の6年を見つめる。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂

上野樹里『朝顔』1位、三浦春馬と小泉孝太郎はワースト入り! 7月期ドラマ視聴率ランク

 テレビ朝日系で通年放送されている『科捜研の女』を除き、7月期の連続ドラマ(民放、午後8~10時台)が最終回を迎えた。平均視聴率で栄えある1位になったのは、上野樹里主演の月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)。全11話の平均は12.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、初回から最終回まで全話2ケタで完走した。

 同作は、東日本大震災により母が行方不明となった新米法医学者・万木朝顔(上野)が、ベテラン刑事の父・平(時任三郎)や、自身の恋人である新米刑事・桑原真也(風間俊介)らと事件を解明していくストーリー。初回は13.7%、2話も12.3%と高水準をキープしていたが、3話目となる7月22日のオンエアーは18日に発生したアニメ制作会社「京都アニメーション」の放火事件を受け、1話と2話を振り返るダイジェストスペシャルに変更した(視聴率は7.9%)。あらためて実施された3話(同29日)は12.3%を獲得し、以降は最高で14.4%(6話)、最低値は10.2%(8話)をマーク。9月30日には2時間スペシャルの特別編が放送される。

 ベスト2位は、全10話の平均が11.8%だった大泉洋主演の『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。日曜午後9時台の「日曜劇場」枠で定番になっている池井戸潤氏の原作をドラマ化したもので、初回は13.5%を記録するも、2話は11.8%に下降し、7話で唯一の1ケタ(9.7%)を出してしまった。また、最終回には嵐の櫻井翔が登場。同作に出演したラグビー元日本代表キャプテン・廣瀬俊朗と慶應義塾大学の同級生という縁もあり、作品の中心であるラグビーチーム「アストロズ」の練習場に現れる謎の男・赤木役を演じた。櫻井効果か、ラストは番組最高の13.8%でフィニッシュ。2位に食い込んだのも、最終回でのジャンプアップが大きいだろう。

 続いて、ベスト3位は少年隊・東山紀之主演の『刑事7人』(テレビ朝日系)。人気作のシーズン5とあって、初回時点で13.2%の好スタートを切り、2話も13.1%を記録。6話で9.9%にダウンしてしまったものの、全10話の平均は11.7%で幕を閉じた。昨年のシーズン4は平均11.8%(全10話)だったため、わずかに下回る結果となったが、この数字ならば続編は確定とみて間違いなさそうだ。また、テレ朝は大森南朋主演の『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』が初回こそ14.3%のトップに着いたが、平均ランクでは総合4位に転落している。

 一方で、ワースト3位以内は、平均6.5%の三浦春馬主演『TWO WEEKS』(フジテレビ系、全10話)と、小泉孝太郎主演『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』(テレビ東京系、全8話)が同着に。『TWO WEEKS』は、殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城大地(三浦)が、白血病の娘の命を救うために立ち向かった2週間の逃亡劇を描いた作品。韓国で13年に大ヒットしたドラマのリメーク版だが、「最後の最後までハラハラ、ドキドキの連続で、中身の濃い逃走劇だった」「脚本に不自然な点は多々あったけど、どの役者も良かった」と好意的な感想や、最終回に関しては「日本のアレンジがつまらないのか、がっかりな最終回だった」「違和感だらけの最終回で、一番ひどかった」といったシビアな声も出ていた。

 テレ東の人気シリーズ『警視庁ゼロ係』は、“空気は読めないが事件は読めるKY刑事”の小早川冬彦(小泉)と、男まさりなベテラン刑事・寺田寅三(松下由樹)の迷コンビが、ゼロ係のメンバーとともにさまざまな難事件を解決していく物語。昨年7月期の『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ THIRD SEASON』は、今期より1話少ない全7話にして平均7.2%で終わっており、0.7ポイントの差がついてしまった。しかし、なかなかドラマの数字に恵まれないテレ東にとっては、優秀な成績といえるだろう。

 そして最下位は、やはりそのテレ東の反町隆史主演の『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』(同)で、全7話の平均は3.8%だった。初回から5.4%とランキング最下位で始まり、3~4%を推移しつつ、最終回手前の6話で2.4%の大爆死。深夜ドラマ並みの低視聴率を叩き出したとはいえ、前期の玉木宏主演『スパイラル~町工場の奇跡~』が平均3.6%(全8話)のため、0.2ポイント上回った。放送されているのは、昨年4月に新設された月曜午後10時台の「ドラマBiz」枠で、過去作も平均5%以下が相次いでいる。10月期は中谷美紀主演の『ハル ~総合商社の女~』だが、次クールこそ“平均ランク最下位”の呪縛から抜けられるだろうか?

 10月スタートの秋ドラマは、月9枠がディーン・フジオカ主演の『シャーロック』で、フジ系ではほかに『結婚できない男』(2006年7月期放送)の続編となる阿部寛主演『まだ結婚できない男』や、新木優子、高良健吾出演の『モトカレマニア』が控えている。また、木村拓哉がフランス料理の天才シェフに扮する『グランメゾン東京』(TBS系)と、生田斗真が“31歳独身ニート”のダメ男を演じる『俺の話は長い』(日本テレビ系)といった注目作がズラリ。テレ朝は『科捜研の女』に加えて、人気シリーズ『相棒season18』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』という強力ラインナップを揃えており、視聴率争いの激化が予想される。まずは初回放送を楽しみに待ちたい。

【2019年夏ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】

1位『監察医 朝顔』(フジテレビ系・月曜午後9時)全11話/12.5%
2位『ノーサイド・ゲーム』(TBS系・日曜午後9時)全10話/11.8%
3位『刑事7人』(テレビ朝日系・水曜午後9時)全10話/11.7%
4位『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全9話/11.0%
5位『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/10.9%
6位『偽装不倫』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/10.3%
7位『凪のお暇』(TBS系・金曜午後10時)全10話/9.9%
8位『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系・火曜午後10時)全10話/8.7%
9位『ルパンの娘』(フジテレビ系・木曜午後10時)全11話/7.1%
10位『TWO WEEKS』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/6.5%
10位『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』(テレビ東京系・金曜午後8時)全8話/6.5%
12位『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』(テレビ東京系・月曜午後10時)全7話/3.8%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。通年放送の『科捜研の女』(テレ朝系)と、4月から2クール連続で放送された『あなたの番です』(日テレ系)はランキング対象外とする。

フジ・久慈暁子アナは究極のサゲマン? 同棲報道後に成績急落したヤクルト原樹理の惨状

 フジテレビの美人アナで、クジパンこと久慈暁子と、プロ野球・東京ヤクルトスワローズの原樹理投手との“ほぼ同棲”状態が一部で報じられたのは5月10日のこと。

 共に、仕事の上ではまだ半人前同士とあって、ネット上では「恋愛は自由だけど、今はどちらも本業をもっとがんばった方がいい」といった趣旨の声が大半を占めていたものだ。

 その後、4カ月余が経過して、際だってしまったのが久慈アナのさげまんぶりだ。今季の原は開幕から先発ローテーションに入り、報道された時点では、2勝3敗、防御率4.34とまずまずの成績を残していた。

 ところが、“ほぼ同棲”が報じられて以降、原はKOされることが続き、ようやく3勝目を挙げたのは6月2日。それ以降、原はまったく勝てなくなり、同19日に2軍落ちし、3カ月以上一軍に再昇格できていない。9月21日現在、12試合に登板し、3勝7敗、防御率4.86というズタボロの成績だ。

 原は東洋大学出身で、2015年のドラフト会議でヤクルトから1位指名されプロ入り。即戦力ルーキーとして入団したが、1年目(16年)は2勝8敗、2年目(17年)は3勝11敗と振るわず。それでも、3年目の昨季は6勝(7敗)をマークして、きっかけをつかみ、今季の躍進が大いに期待されていたものだ。

「今季は先発で2ケタ勝利が期待されていて、とても大事なシーズンでしたが、昨季の成績を大きく下回ることになってしまいました。ヤクルトはすでにセ・リーグ最下位が決まっていますが、原は間違いなくA級戦犯の一人。特に久慈アナとの交際が報道された後は1勝4敗で二軍落ちの惨状。これでは、久慈アナは原の足を引っ張っただけで、さげまん女扱いされても致し方ないでしょうね。久慈アナとの交際を快く思っていないヤクルトファンも多いようです」(スポーツ紙記者)

 久慈アナは“プロ野球選手”という肩書きと、年俸4,000万円(推定)の高収入に惹かれて、原との交際をスタートさせたのかもしれないが、アスリートの世界は結果がすべて。成績が振るわなければ、叩かれてしまうリスクがある。

 余計なお世話だが、今後も交際を続けるなら、久慈アナは来季こそ、原がブレークを果たせるよう内助の功を発揮してほしいものだ。

ジャニーズWEST、W杯バレーの副音声&インタビューが「好感持てる」「うれしい」と好評

 9月14日に開幕した『FIVBワールドカップバレーボール2019』(フジテレビ系)の大会スペシャルサポーターを務めているジャニーズWEST。1995年のV6をはじめ、嵐、NEWS、Hey!Say!JUMP、Sexy Zoneが新人時代に同大会を担当してきた。ジャニーズが出演することに対しては嫌悪感を抱く視聴者も少なくないが、今年のジャニーズWESTはバレーファンや、関係者からも評判のようだ。

「フジの『ワールドカップバレー』のサポーターに選ばれたグループは“バレーデビュー組”と呼ばれ、ジャニーズファンにとっても関心の高い一大イベントです。2015年もSexy Zoneの中島健人、佐藤勝利、菊池風磨がスペシャルナビゲーターとして参加したため、新人の輩出はSexy Zoneでストップしています。一方、かつてはコート上でジャニーズグループが歌やダンスで会場を盛り上げるという恒例の流れが盛んに行われていました。しかし、会場に駆けつけたジャニーズファンの中には、パフォーマンスが終わった直後に帰る、または試合中に名前入り団扇を掲げる……といったマナー違反者が悪目立ちしていたとか。それだけに、『ワールドカップバレー』とジャニーズの組み合わせに批判的なバレーファンも少なくなかったんです」(ジャニーズに詳しい記者)

 今回、ジャニーズWESTの抜てきが発表された時も、ネットユーザーの間では「いい加減にジャニーズとセットはやめて。バレーがわかるタレントにサポーターしてほしい」「バレーとジャニーズは関係ないじゃん。もう少しまともに話せる人にして」「バレーの大会って、ジャニーズファンがいるからかギャーギャーうるさくて恥ずかしい。海外のチームにも迷惑だと思う」といった辛口コメントが続出していた。

 そんな中、始まった『ワールドカップバレーボール2019』。地上波の放送は「LIVE!バレチャンWEST」と題し、副音声でジャニーズWESTメンバーが生実況にもチャレンジ。これについて視聴者からは、「正直、あんまりジャニーズ好きじゃないけど、ジャニーズWESTの副音声はポジティブで面白いし、好感持てる」「ジャニーズの副音声がなかったら、相手チームの強さにお通夜状態だった。今までちょっと邪魔だなとか思ってたけど、ジャニーズありがとう」「ジャニーズWESTの副音声、とてもいいと思う。解説もあるし、雑談も入れてて聞きやすい」と好意的な声も上がっている。

「一時的に廃止されていたコート上でのパフォーマンスは、15年のSexy Zoneで復活し、今年のジャニーズWESTも大会テーマソング「Big Shot!!」を歌唱しています。開幕直後、会場にはジャニーズコンサートでお馴染みの派手な手作りうちわを持参したファンの姿があったそうで、テレビにも映ってしまったんです。これには、ジャニーズWESTファンですら『うちわ持って行くなよ』『頑張ってる選手や、全力で応援してるWESTに失礼』と、激怒。ただ、『私の周りでは、WESTファンっぽい方もバレーファンに同化してスティックバルーンで応援してた! みんなマナー良かったと思う』『選手が来てからは誰もうちわ出してない。むしろバルーン持って楽しく応援してた』という声もあり、実際はさほどマナーに反した行為は目撃されていないようです」(同)

 例年通り、バレー×ジャニーズのコラボには一部でネガティブな意見が噴出していたものの、始まってみればバレーファンにも受け入れられている様子のジャニーズWEST。9月19日は日本vs中国戦がオンエアーされ、中間淳太は中継後に生放送のラジオ『ジャニーズWEST 桐山照史・中間淳太のレコメン!』(文化放送)のスタジオに移動した。

 バレーの番組を見たリスナーから「淳太くんが中国の選手にインタビューしてましたが、何を聞いてたんですか?」と質問が寄せられると、中間は「シュ・テイ選手、インタビューね、英語じゃなかなか答えてくれないんですよ。『中国語やったらいけんちゃうかな?』って言って、行ったらマジでいけて」と報告。中間といえば、台湾人の父と日本人の母を持つハーフで、英語と中国語を習得しているだけに、自身のスキルを生かした取材を思い立ったとか。桐山が「スゲーな」と称えると、

「『日本の選手どう思いますか?』とか、『誰に注目してますか?』っていうの聞きましたね。スゴいね、しっかりと優しい方で。『日本、全員ホントにレベル高くてオールマイティーにできてるんで、スゴいいい試合になると思います』とか。なんかね、日本の選手だけじゃなくて、やっぱ海外の選手もね、温かいよ」

 と、快く対応してくれたシュ・テイ選手に感謝。あらためて、『レコメン!』パーソナリティのオテンキ・のりが「チャレンジ精神がスゴいよね。中国語だったらいけるんじゃないか、っていう……」と中間の姿勢を褒めた時には、「スタッフさんが一番ビックリしてた! 『いけた!』って。無理やったら、(中国の郎平)監督に行こうと思ってたからね」と、自身よりも番組スタッフの方が衝撃を受けていたことを明かした。

 また、バレーを観戦したリスナーからお便りが届くと、のりは「スゴくない? (WESTの)メンバーがいることによってね、いろんな人が注目して見てくれる」と、WEST効果で『ワールドカップ』に興味を持つようになった人も多いのではないかと指摘。桐山は元バレーボール日本代表選手の大林素子や栗原恵に「バレーに興味持ってくれて、逆にうれしい」と言われた場面を振り返り、

「逆に言ったら、俺らは“お邪魔させてもらってる”と思ってるからさ。“すいませんね”っていう気持ちで行ってるけど。『いや、そうじゃなくて、WESTの子が来てくれて、WESTのファンの人も一緒にバレーを応援してくれてる、この姿勢がうれしい!』ってめっちゃ言ってくれるからさ。なんかもう、ありがたいよね」

 と、感慨深げに語った。続けて、中間は「あと、この僕たちの曲(『Big Shot!!』)をね、海外の選手が歌ったりとかしてるの。口ずさんで。ロシアの選手が『Big Shot!!』って言ったりとか。あと今、日本の女子の円陣の最後、『Big Shot!!』になってたりすんねん」と、しみじみ。こうして自分たちの楽曲がバレー界に浸透している状況に対し、中間&桐山は「うれしい」と、喜んでいたのだった。

 フジ系では男子日本代表の最終戦(10月15日)まで生中継を実施する。WESTメンバー、ファンが力を合わせ、最後まで選手に声援を送り続けてほしいものだ。

ジャニーズWEST、W杯バレーの副音声&インタビューが「好感持てる」「うれしい」と好評

 9月14日に開幕した『FIVBワールドカップバレーボール2019』(フジテレビ系)の大会スペシャルサポーターを務めているジャニーズWEST。1995年のV6をはじめ、嵐、NEWS、Hey!Say!JUMP、Sexy Zoneが新人時代に同大会を担当してきた。ジャニーズが出演することに対しては嫌悪感を抱く視聴者も少なくないが、今年のジャニーズWESTはバレーファンや、関係者からも評判のようだ。

「フジの『ワールドカップバレー』のサポーターに選ばれたグループは“バレーデビュー組”と呼ばれ、ジャニーズファンにとっても関心の高い一大イベントです。2015年もSexy Zoneの中島健人、佐藤勝利、菊池風磨がスペシャルナビゲーターとして参加したため、新人の輩出はSexy Zoneでストップしています。一方、かつてはコート上でジャニーズグループが歌やダンスで会場を盛り上げるという恒例の流れが盛んに行われていました。しかし、会場に駆けつけたジャニーズファンの中には、パフォーマンスが終わった直後に帰る、または試合中に名前入り団扇を掲げる……といったマナー違反者が悪目立ちしていたとか。それだけに、『ワールドカップバレー』とジャニーズの組み合わせに批判的なバレーファンも少なくなかったんです」(ジャニーズに詳しい記者)

 今回、ジャニーズWESTの抜てきが発表された時も、ネットユーザーの間では「いい加減にジャニーズとセットはやめて。バレーがわかるタレントにサポーターしてほしい」「バレーとジャニーズは関係ないじゃん。もう少しまともに話せる人にして」「バレーの大会って、ジャニーズファンがいるからかギャーギャーうるさくて恥ずかしい。海外のチームにも迷惑だと思う」といった辛口コメントが続出していた。

 そんな中、始まった『ワールドカップバレーボール2019』。地上波の放送は「LIVE!バレチャンWEST」と題し、副音声でジャニーズWESTメンバーが生実況にもチャレンジ。これについて視聴者からは、「正直、あんまりジャニーズ好きじゃないけど、ジャニーズWESTの副音声はポジティブで面白いし、好感持てる」「ジャニーズの副音声がなかったら、相手チームの強さにお通夜状態だった。今までちょっと邪魔だなとか思ってたけど、ジャニーズありがとう」「ジャニーズWESTの副音声、とてもいいと思う。解説もあるし、雑談も入れてて聞きやすい」と好意的な声も上がっている。

「一時的に廃止されていたコート上でのパフォーマンスは、15年のSexy Zoneで復活し、今年のジャニーズWESTも大会テーマソング「Big Shot!!」を歌唱しています。開幕直後、会場にはジャニーズコンサートでお馴染みの派手な手作りうちわを持参したファンの姿があったそうで、テレビにも映ってしまったんです。これには、ジャニーズWESTファンですら『うちわ持って行くなよ』『頑張ってる選手や、全力で応援してるWESTに失礼』と、激怒。ただ、『私の周りでは、WESTファンっぽい方もバレーファンに同化してスティックバルーンで応援してた! みんなマナー良かったと思う』『選手が来てからは誰もうちわ出してない。むしろバルーン持って楽しく応援してた』という声もあり、実際はさほどマナーに反した行為は目撃されていないようです」(同)

 例年通り、バレー×ジャニーズのコラボには一部でネガティブな意見が噴出していたものの、始まってみればバレーファンにも受け入れられている様子のジャニーズWEST。9月19日は日本vs中国戦がオンエアーされ、中間淳太は中継後に生放送のラジオ『ジャニーズWEST 桐山照史・中間淳太のレコメン!』(文化放送)のスタジオに移動した。

 バレーの番組を見たリスナーから「淳太くんが中国の選手にインタビューしてましたが、何を聞いてたんですか?」と質問が寄せられると、中間は「シュ・テイ選手、インタビューね、英語じゃなかなか答えてくれないんですよ。『中国語やったらいけんちゃうかな?』って言って、行ったらマジでいけて」と報告。中間といえば、台湾人の父と日本人の母を持つハーフで、英語と中国語を習得しているだけに、自身のスキルを生かした取材を思い立ったとか。桐山が「スゲーな」と称えると、

「『日本の選手どう思いますか?』とか、『誰に注目してますか?』っていうの聞きましたね。スゴいね、しっかりと優しい方で。『日本、全員ホントにレベル高くてオールマイティーにできてるんで、スゴいいい試合になると思います』とか。なんかね、日本の選手だけじゃなくて、やっぱ海外の選手もね、温かいよ」

 と、快く対応してくれたシュ・テイ選手に感謝。あらためて、『レコメン!』パーソナリティのオテンキ・のりが「チャレンジ精神がスゴいよね。中国語だったらいけるんじゃないか、っていう……」と中間の姿勢を褒めた時には、「スタッフさんが一番ビックリしてた! 『いけた!』って。無理やったら、(中国の郎平)監督に行こうと思ってたからね」と、自身よりも番組スタッフの方が衝撃を受けていたことを明かした。

 また、バレーを観戦したリスナーからお便りが届くと、のりは「スゴくない? (WESTの)メンバーがいることによってね、いろんな人が注目して見てくれる」と、WEST効果で『ワールドカップ』に興味を持つようになった人も多いのではないかと指摘。桐山は元バレーボール日本代表選手の大林素子や栗原恵に「バレーに興味持ってくれて、逆にうれしい」と言われた場面を振り返り、

「逆に言ったら、俺らは“お邪魔させてもらってる”と思ってるからさ。“すいませんね”っていう気持ちで行ってるけど。『いや、そうじゃなくて、WESTの子が来てくれて、WESTのファンの人も一緒にバレーを応援してくれてる、この姿勢がうれしい!』ってめっちゃ言ってくれるからさ。なんかもう、ありがたいよね」

 と、感慨深げに語った。続けて、中間は「あと、この僕たちの曲(『Big Shot!!』)をね、海外の選手が歌ったりとかしてるの。口ずさんで。ロシアの選手が『Big Shot!!』って言ったりとか。あと今、日本の女子の円陣の最後、『Big Shot!!』になってたりすんねん」と、しみじみ。こうして自分たちの楽曲がバレー界に浸透している状況に対し、中間&桐山は「うれしい」と、喜んでいたのだった。

 フジ系では男子日本代表の最終戦(10月15日)まで生中継を実施する。WESTメンバー、ファンが力を合わせ、最後まで選手に声援を送り続けてほしいものだ。