月9も神木隆之介も大コケのフジ、テレ朝は米倉&水谷で絶好調! 秋ドラマ初回ランク

10月スタートの民放の連続ドラマ(午後8~10時台)が、初回放送を迎えた。1位と2位は昨年の秋クールと同じく、テレビ朝日系の人気度シリーズ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』と『相棒 season16』が鎮座し、安定の人気を見せつけた。

 今期トップに輝いたのは、米倉涼子主演の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』で、初回は20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、20%超えを記録した。内田有紀、岸部一徳、遠藤憲一といったお馴染みのキャラクターに加え、今回から大地真央、野村周平、草刈正雄、陣内孝則、永山絢斗らが新加入。しかし、第1~2話で大地、野村が相次いで物語の舞台となる病院を離れる急展開を迎えたことから、今後のストーリーに注目が集まっている。昨年の初回は20.4%だったため、前作を上回る勢いで始まった『ドクターX』だが、キャストの入れ替わりは視聴率に影響するのだろうか。

 2位は『相棒 season16』で、初回はseason15の15.5%から上昇し、今期は15.9%を獲得した。同作は、頭脳明晰で変わり者の警視庁特命係・杉下右京(水谷豊)と、“相棒”が事件を解決していくご長寿シリーズ。反町隆史が4代目相棒(冠城亘)に就任してから3年目を迎える今シーズンは、2代目・神戸尊(及川光博)と3代目・甲斐享(成宮寛貴)が3シーズンで特命係を去っているだけに、視聴者は冠城の動向も気にかけている。

 ベスト3位に入ったのは、役所広司主演の日曜劇場『陸王』(TBS系)。大ヒット作『半沢直樹』(同)をはじめ、近年は『ルーズヴェルト・ゲーム』『下町ロケット』(同)も好評だった池井戸潤氏の同名人気小説をドラマ化したもので、今作も初回から14.7%と高数字をマークした。そんな『陸王』は、創業から100年以上続く老舗足袋業者・こはぜ屋が、経営難を乗り切るためにランニングシューズの開発に挑むストーリー。人気の若手俳優・山崎賢人、竹内涼真の出演も話題になっている。

 続いては、ワースト3作品をご紹介。3位は、初回は8.0%の武井咲とディーン・フジオカがW主演を務める『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。武井は9月1日にEXILE・TAKAHIROとの結婚を発表し、現在は妊娠4カ月になるが、体調を配慮しながら撮影を進めている模様。初回放送の時点で、視聴者からは「武井のおなかが気になって内容に集中できない」という声も出ているだけに、今後も武井の妊娠に関する話題が続きそうだ。

 ワースト2位は、初回7.6%だった『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)。犯罪者の心が読める天才適当刑事・弓神適当(浅野忠信)と、出世欲に燃える腹黒な若手刑事・羽生虎夫(神木隆之介)のデコボコキャラがバディを組み、事件を捜査していく刑事ドラマだ。浅野は今年1月クールの木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)で、主人公のライバル役・壇上壮大を怪演し、ネット上で好評を博した。今作は2話で5.8%に大幅ダウンしていたものの、「浅野さんと神木くんのコンビが良い感じ」「今期のドラマで一番面白い」との高評価もあり、最終話に向けた視聴率上昇に期待したい。

 そして、ワースト1位は、沢村一樹主演の『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京)。直木賞作家・荻原浩氏の人気小説が原作で、9月末に最終回を迎えたNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の脚本家・岡田惠和氏と、同作のメインキャスト・沢村が再タッグしている。ほかにも、和久井映見、三宅裕司、エレキコミックのやついいちろうと、『ひよっこ』ファミリーが名を連ね、話題性もバッチリだったはずが、初回は4.4%と低スタートを切った。前クールの小泉孝太郎主演『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SECOND SEASON』の初回7.1%にも届かず、今期1位の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』とは4倍以上の差がついていた。

 そのほか、篠原涼子主演の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)は9.0%を記録。前クールの山下智久主演『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』は初回16.3%で断トツトップだったところ、今期は出だしから1ケタに。また、綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)は初回で11.4%を獲った後、第3話は12.4%にアップしていた。同じく日テレでは嵐・櫻井翔主演の『先に生まれただけの僕』が初回の10.1%に続き、2話は7.5%に暴落。前クールの関ジャニ∞・錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』は平均8.7%(全10話)だっただけに、櫻井の主演作も2ケタ回復は必須条件となるだろう。今後の行方を見守りたい。

【2017年秋ドラマ(午後8~10時台、民放5局)初回視聴率一覧】

1位『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 20.9%
2位『相棒 season16』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 15.9%
3位『陸王』(TBS系・日曜午後9時) 14.7%
4位『コウノドリ』(TBS系・金曜午後10時) 12.9%
5位『科捜研の女』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 12.3%
6位『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系・水曜午後10時) 11.4%
7位『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系・土曜午後10時) 10.1%
8位『監獄のお姫さま』(TBS系・火曜午後10時) 9.6%
9位『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系・月曜午後9時) 9.0%
10位『明日の約束』(フジテレビ系・火曜午後9時) 8.2%
11位『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 8.0%
12位『刑事ゆがみ』(フジテレビ系・木曜午後10時) 7.6%
13位『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京・金曜午後8時) 4.4%

「宮崎勤の肉声」は“流失”したものだった!? 警視庁がフジテレビに激怒するワケ

 フジテレビ系で10月7日に放送されたドキュメンタリー特番『衝撃スクープSP 30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯 宮崎勤の肉声~』。平均視聴率11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、同局にしては健闘し、視聴者からも「フジを見直すほどの出来だった」などと好評価を得ている。ところが、その裏では「思わぬ波紋が広がっている」(テレビ局関係者)ようだ。

「同番組は、1988~89年に世間を震撼させた“東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件”を実録ドラマで描いたもの。事件を知っている世代だけではなく、知らない若い視聴者層からも関心を引き、ネット上では、『当時の恐怖が蘇った』『こんな事件が起きていたなんて、信じられない……』といった書き込み続出しました」(テレビ誌ライター)

 中でも反響があったのは、番組で初公開された犯人・宮崎勤元死刑囚の肉声だった。

「本人が取り調べに応じる音声で、動機や自供、偽装工作などについて語る内容でした。肉声を交えたドキュメンタリードラマにはリアリティがあり、不快感を示す視聴者も少なくなかったものの、『フジにしてはしっかりした作りの番組』『フジでこんな良質な実録ドラマが見られるなんて驚き』など、局を評価する声も多数寄せられました」(同)

 確かに、近年のフジは低視聴率を連発し、注目を浴びても、「番組内容が炎上した」など、悪いニュースばかり。それだけに、今回の番組は大成功といえるかもしれないが、実はこの肉声データは、取り調べ中の音声が“流出”したもので、警視庁内では番組内容が大問題になっていたという。

「流出させたのは警視庁OBで、退官後すぐに、フジだけでなく、ほかのメディアにも音声を流したそうで、本人もこのことを認めているといいます。録音データの中で放送に乗ったのは、宮崎死刑囚の声のみで、捜査関係者の音声は再現ドラマで差し替えるという“配慮”こそありましたが、それでも警視庁はフジが全てを知った上で放送したとあって、怒り心頭のようです。もちろん、そもそもは“身内の不祥事”ではあるんですけどね」(同)

 フジが珍しく大金星を上げたかと思いきや、ミソがついてしまったようだ。

「宮崎勤の肉声」は“流失”したものだった!? 警視庁がフジテレビに激怒するワケ

 フジテレビ系で10月7日に放送されたドキュメンタリー特番『衝撃スクープSP 30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯 宮崎勤の肉声~』。平均視聴率11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、同局にしては健闘し、視聴者からも「フジを見直すほどの出来だった」などと好評価を得ている。ところが、その裏では「思わぬ波紋が広がっている」(テレビ局関係者)ようだ。

「同番組は、1988~89年に世間を震撼させた“東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件”を実録ドラマで描いたもの。事件を知っている世代だけではなく、知らない若い視聴者層からも関心を引き、ネット上では、『当時の恐怖が蘇った』『こんな事件が起きていたなんて、信じられない……』といった書き込み続出しました」(テレビ誌ライター)

 中でも反響があったのは、番組で初公開された犯人・宮崎勤元死刑囚の肉声だった。

「本人が取り調べに応じる音声で、動機や自供、偽装工作などについて語る内容でした。肉声を交えたドキュメンタリードラマにはリアリティがあり、不快感を示す視聴者も少なくなかったものの、『フジにしてはしっかりした作りの番組』『フジでこんな良質な実録ドラマが見られるなんて驚き』など、局を評価する声も多数寄せられました」(同)

 確かに、近年のフジは低視聴率を連発し、注目を浴びても、「番組内容が炎上した」など、悪いニュースばかり。それだけに、今回の番組は大成功といえるかもしれないが、実はこの肉声データは、取り調べ中の音声が“流出”したもので、警視庁内では番組内容が大問題になっていたという。

「流出させたのは警視庁OBで、退官後すぐに、フジだけでなく、ほかのメディアにも音声を流したそうで、本人もこのことを認めているといいます。録音データの中で放送に乗ったのは、宮崎死刑囚の声のみで、捜査関係者の音声は再現ドラマで差し替えるという“配慮”こそありましたが、それでも警視庁はフジが全てを知った上で放送したとあって、怒り心頭のようです。もちろん、そもそもは“身内の不祥事”ではあるんですけどね」(同)

 フジが珍しく大金星を上げたかと思いきや、ミソがついてしまったようだ。

業界人が明かす、テレビ番組を“惜しまれて”去ったタレントと「誰も引き止めず」去った3人

 テレビ界の恒例行事といえば「卒業」だ。その中には、周囲から惜しまれながら最後の花道を歩く者もいれば、冷ややかな目線の中そそくさと舞台から降りるタレントも……。
 
 そこで今回は、この秋に惜しまれながら去った人、惜しまれずに去った人という目線から「卒業」事情を見ていきたい。
 
 惜しまれる1人が、日本テレビ・水ト麻美アナウンサー。アシスタントを6年半務めた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を先月末に卒業、10月から朝の情報番組『スッキリ』に“異動”した。
 
「『ヒルナンデス!』は現在、裏の『バイキング』(フジテレビ系)の猛追で苦境が続いている。そんな中、“番組の顔”だった彼女の降板は、上層部からの命令とはいえ視聴者だけではなくスタッフにとっても痛い事件でした。ちなみに、彼女の最終日である9月29日には盛大な送別会が開かれたそうです」(業界関係者)
 
 だが、それ以上に残念だという意見が上がったのが、『王様のブランチ』(TBS系)で10年半リポーターを務めてきた鈴木あきえの卒業だ。

「2014年、はしのえみが卒業してからは『ブランチ』の最古参メンバーとして視聴者から親しまれてきました。ただ今年3月、結婚を機に(実際に入籍したのは6月)ステップアップしたいという思いから降板を申し出たものの、慰留され、半年間続けてきたそうです。最終日のオンエアは終始涙目でしたが、2日後の『ひるブラ』(NHK)では、元気にレポートをしていましたよ」(芸能ライター)
 
 一方、降板したものの特に哀惜の声もあがらないどころか、むしろ視聴者からせいせいしたと言われているタレントもいる。

 その1人が先月29 日、『とくダネ!』(フジテレビ系)を降板した菊川怜だ。

「この6年間、彼女は何をしてきたんだろうというのが率直な感想です。結局菊川は、小倉の番組中の物議を醸す発言の『防波堤』『風よけ』みたいなものだったのでは。つまり個性はいらなかったと考えれば、彼女には悪いが、菊川怜で良かったのかなと思いますし、よく6年ももったなという気がします」(ワイドショースタッフ)

 さらに、『ユアタイム』(フジテレビ系)のキャスター・市川紗椰は番組打ち切りと同時にこっそり姿を消した。

 また、小堺一機も、まったくニュースにならない1人だ。昨年3月まで31年間MCを務めていた『ごきげんよう』(フジテレビ系)が打ち切られたものの、フジの温情で翌4月から土曜夕方の枠で『かたらふ ~ぼくたちのスタア~』(同)というトーク番組を任されていた。だがその番組も先日、1年半でひっそりと終えた。

 さて、一度退場したものの、しぶとく残っているのがモデルのマギーだ。人気バンド・Hi-STANDARDのボーカルで妻子ある横山健と、自らMCを務める音楽番組『バズリズム』(日本テレビ系)で出会い不倫。釈明もせず、また番組も降りることはなかったが、先日『バズリズム』の終了が発表された。マギーを快く思っていない人々はこれを歓迎したが、なんと30分時間を繰り下げた深夜1時から『バズリズム02』として、6日からリニューアルスタート。もちろんマギーも続投だ。
 
「マギーが降板したいと自ら申し出れば誰も引き留める者もいないでしょうが、一方、番組への影響も考え、また後任の人選にはいろいろ悩むはず。それであれば、不倫には触れずシレッと出てもらうほうが得策だと考えたのでしょう」(芸能関係者)

それにしても『世界の果てまでイッテQ!』のベッキーは降ろしておいて、マギーはそのまま続投。その場しのぎの判断でイメージを損ねるのは、ほかならぬ日テレだということを肝に銘じてほしいものである。

業界人が明かす、テレビ番組を“惜しまれて”去ったタレントと「誰も引き止めず」去った3人

 テレビ界の恒例行事といえば「卒業」だ。その中には、周囲から惜しまれながら最後の花道を歩く者もいれば、冷ややかな目線の中そそくさと舞台から降りるタレントも……。
 
 そこで今回は、この秋に惜しまれながら去った人、惜しまれずに去った人という目線から「卒業」事情を見ていきたい。
 
 惜しまれる1人が、日本テレビ・水ト麻美アナウンサー。アシスタントを6年半務めた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を先月末に卒業、10月から朝の情報番組『スッキリ』に“異動”した。
 
「『ヒルナンデス!』は現在、裏の『バイキング』(フジテレビ系)の猛追で苦境が続いている。そんな中、“番組の顔”だった彼女の降板は、上層部からの命令とはいえ視聴者だけではなくスタッフにとっても痛い事件でした。ちなみに、彼女の最終日である9月29日には盛大な送別会が開かれたそうです」(業界関係者)
 
 だが、それ以上に残念だという意見が上がったのが、『王様のブランチ』(TBS系)で10年半リポーターを務めてきた鈴木あきえの卒業だ。

「2014年、はしのえみが卒業してからは『ブランチ』の最古参メンバーとして視聴者から親しまれてきました。ただ今年3月、結婚を機に(実際に入籍したのは6月)ステップアップしたいという思いから降板を申し出たものの、慰留され、半年間続けてきたそうです。最終日のオンエアは終始涙目でしたが、2日後の『ひるブラ』(NHK)では、元気にレポートをしていましたよ」(芸能ライター)
 
 一方、降板したものの特に哀惜の声もあがらないどころか、むしろ視聴者からせいせいしたと言われているタレントもいる。

 その1人が先月29 日、『とくダネ!』(フジテレビ系)を降板した菊川怜だ。

「この6年間、彼女は何をしてきたんだろうというのが率直な感想です。結局菊川は、小倉の番組中の物議を醸す発言の『防波堤』『風よけ』みたいなものだったのでは。つまり個性はいらなかったと考えれば、彼女には悪いが、菊川怜で良かったのかなと思いますし、よく6年ももったなという気がします」(ワイドショースタッフ)

 さらに、『ユアタイム』(フジテレビ系)のキャスター・市川紗椰は番組打ち切りと同時にこっそり姿を消した。

 また、小堺一機も、まったくニュースにならない1人だ。昨年3月まで31年間MCを務めていた『ごきげんよう』(フジテレビ系)が打ち切られたものの、フジの温情で翌4月から土曜夕方の枠で『かたらふ ~ぼくたちのスタア~』(同)というトーク番組を任されていた。だがその番組も先日、1年半でひっそりと終えた。

 さて、一度退場したものの、しぶとく残っているのがモデルのマギーだ。人気バンド・Hi-STANDARDのボーカルで妻子ある横山健と、自らMCを務める音楽番組『バズリズム』(日本テレビ系)で出会い不倫。釈明もせず、また番組も降りることはなかったが、先日『バズリズム』の終了が発表された。マギーを快く思っていない人々はこれを歓迎したが、なんと30分時間を繰り下げた深夜1時から『バズリズム02』として、6日からリニューアルスタート。もちろんマギーも続投だ。
 
「マギーが降板したいと自ら申し出れば誰も引き留める者もいないでしょうが、一方、番組への影響も考え、また後任の人選にはいろいろ悩むはず。それであれば、不倫には触れずシレッと出てもらうほうが得策だと考えたのでしょう」(芸能関係者)

それにしても『世界の果てまでイッテQ!』のベッキーは降ろしておいて、マギーはそのまま続投。その場しのぎの判断でイメージを損ねるのは、ほかならぬ日テレだということを肝に銘じてほしいものである。

『ウチくる!?』、視聴率3%で“終了説”も……打ちきれない「ズブズブ癒着」事情

 「ウチくる!?」「いくいく!」そんなやり取りも懐かしい名物番組が今、窮地に瀕している。18年続く長寿番組『ウチくる!?』(フジテレビ系)の去就をめぐって、業界内で「いよいよ危ない」と打ち切りのうわさが流れているというのだ。

「番組は1999年4月にスタート。有名人の地元(ウチ)で待ち合わせをし、ゲストの生まれ育った思い出深い町を練り歩くというものでした。最後は、ゲストの忘れられない恩人が登場し、手紙を読むという構成。そんなハートフルな内容が話題を呼んだのです」(業界関係者)

 今でこそ、芸能人がプライベートや家族話を披露する番組は多いが、当時『ウチくる!?』は企画の新しさもあり、一躍人気番組となった。2003年2月、ピーターこと本名・池畑慎之介が熱海の自宅を紹介した回で、驚異の16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録するなど、裏番組の『アッコにおまかせ!』(TBS系)と並んで、日曜お昼のお茶の間を楽しませてきた。

 そんな『ウチくる!?』だが、現在の視聴率はというと、9月24日放送回は3.9%。この回は俳優で歌手の中村雅俊がゲストで、彼にあこがれる寺脇康文や高橋克実が登場し、「恋人も濡れる街角」といった中村の過去のヒット曲を3人で歌い合うなど、それなりに豪華な内容だったが、数字は振るわなかった。

「3%台を出したのは、この回だけではありません。8月20日(ゲスト・加藤一二三)、7月16日(ゲスト・吉田栄作、平野ノラ)は3.7%、6月18日(ゲスト・熊谷真実&松本明子)と6月4日(芸能リポーター大集合)は3.9%、4月30日(ゲスト・升毅)は3.6%といった調子です。3%台が、むしろ当たり前の状況となっています」(同)

 こうした低迷の原因について、考えられることはあるのだろうか。回答をくれたのは在京のテレビスタッフ。

「09年から始まった内村光良司会の『スクール革命!』(日本テレビ系)が視聴者を食っているのでしょう。スタート当初は苦戦していましたが、内村とレギュラーメンバーとのテンポの良いやり取りや、Hey!Say!JUMPメンバーの意外な大喜利センスなどが発掘され、高視聴率に。9月24日放送は、『アッコにおまかせ』6.9%のところ、『スク革』は6.8とその差0.1%。この時間、高齢者は『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)を見ています。『ウチくる!?』はどの層も刺さらず、一人負けなのです」
 だが、同番組はある特殊な事情で作られており、「リニューアルはあれど打ち切りはまずない」と反論するのが別の業界関係者だ。

「この枠は76年から渡辺プロダクションが制作し、現在は芸能プロ部門として分社化したワタナベエンターテインメントが引き継いでいる伝統の『事務所枠』なのです。かつては『クイズ・ドレミファドン!』もこの時間帯に放送されていました。『ウチくる!?』のプロデューサーやディレクターもほぼワタナベエンタ、もしくは関連の制作会社から出向しているスタッフばかりです」

 40年以上続くフジテレビとナベプロとの蜜月関係。さらにそれが強固になったのが、『笑う犬シリーズ』などを手掛けたフジの敏腕プロデューサーと、ワタナベエンタの女社長の結婚だった。

「局のPと、芸能事務所の代表との結婚は当時大いに話題を呼びました。そのPはフジを退職後、ワタナベエンタの会長職に就任。これによってワタナベとフジの結びつきはさらに固いものとなった。つまりこの2人が万が一でも離婚しない限り、ワタナベエンタ制作の『ウチくる!?』が終わることは考えられないのです」(同・関係者)

 それにしても、先の中村雅俊もこの番組4回目の出演だという。マンネリが続くようなら、せめて中山秀征だけ残してでも番組は一区切りつけた方が良いような気もするが……。

とんねるず30周年特番、「いじめ」「同性愛差別」と炎上! 『めちゃイケ』に続きフジ批判

 9月28日の『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』(フジテレビ系)で放送された企画や“登場キャラクター”が、物議を醸している。

「番組では放送30周年を記念し、とんねるず・石橋貴明と木梨憲武がタモリをゲストに招いて『笑っていいとも!』を再現した『祝っていいとも!』で盛り上がったり、ビートたけしと東京・銀座で食べ歩きロケをしたりなど、豪華な企画が放送されました」(芸能ライター)

 こうして、さまざまな形でお祝いが行われる中、石橋と木梨、ずん・飯尾和樹がANZEN漫才・みやぞんの新居でパーティーをするといった企画も放送されたのだが……。

「一行は、何も聞かされていなかったみやぞんの自宅に、半ば強引に上がり込みました。みやぞんは戸惑いながらも、自宅をパーティー会場として提供しましたが、とんねるず側は勝手に部屋のものを触ったり、鏡開きをして床をお酒でビショビショにしたりと、やりたい放題。ネット上では、『フジのイジメ気質の企画にはウンザリ』『人の家をめちゃくちゃにしてバカ騒ぎすることの何が楽しいの?』などと不快感を示す者が続出しました」(同)

 というのも、フジは今月2日の『めちゃ×2イケてるッ!』でも、番組レギュラー陣がジャルジャル・後藤淳平の新築の自宅に乗り込み、カーペットをカレーまみれにする様子などを放送して炎上したばかりだった。

「また、みやぞんは室内犬を飼っており、収録中おとなしくしている様子に、視聴者からは『可愛い!』『癒やされる』などの声が上がっていたんです。ところが番組サイドは、撮影中、“窓の外からスナイパーが襲撃する”という演出の一環として、“銃声”を鳴らしたため、『突然の大きな音は、犬にとってストレス』『犬がビックリしてないか心配』などと波紋を広げました」(同)

 さらに、この日の放送は“BPO(放送倫理・番組向上機構)問題”にも発展している。

「たけしとの食べ歩きロケの際、石橋が往年のコントの『保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)』という“男性同性愛者”のキャラクターに扮していました。ネット上には懐かしさが広まる半面、『同性愛者を笑い者にする風潮は、間違ってる』『昔は笑えたのかもしれないけど、完全に差別的で許されない』といった批判が噴出。文化人類学者・砂川秀樹氏は、Twitterで『BPOに意見を送りました』と報告しています」(同)

 フジはこうした反響をどのように受け止め、対応するのか。

『セシルのもくろみ』社員食堂、『警視庁いきもの係』豪華ホテル! ドラマ打ち上げ格差

編集G 秋の番組改編期。9月は7月期ドラマの打ち上げが、あちこちであったらしいね。この時期は女性週刊誌もこの話題でいっぱい。

しいちゃん そうそう。9月中旬にドラマ『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)の打ち上げが行われたと「週刊女性PRIME」(9月15日付)が報じているよ。浅野温子は仕事のため欠席だったものの、それ以外のメンバーはみんな参加。ヒロインを演じた橋本環奈はシックなワイン色のワンピース姿で、2次会のカラオケではアイドルっぷりを発揮してノリノリに歌っていんだって。1次会の会場はホテル。豪華ね~。

編集G 今、フジテレビって経費削減に必死だと言うじゃない。全話平均視聴率6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大した結果が出なかったドラマなのに、打ち上げにそんなにカネをかけちゃってオドロキだわ。

しいちゃん 9月4日には、同じくフジテレビ系で放送された真木よう子主演の『セシルのもくろみ』の打ち上げが行われたんだけど、それはフジテレビ湾岸スタジオ内の社員食堂だって。全話平均視聴率4.5%で、真木もクラウドファンディングに関するトラブルがありネガティブな話題づくしのドラマだったとはいえ、いくらなんでも社員食堂での打ち上げは「ショボい」と言われている。真木も主演女優にもかかわらず、ニット帽にサマーセーターという普段着で参加。1人で寂しく飲んでいたとか……。2次会はスナックだったそうだけど、真木は欠席。

編集G ヘソ曲げちゃったのかしらね。すっかりお騒がせ女優枠になっちゃった真木だけど、社員食堂は哀れ。

しいちゃん 芸能記者サンによれば「『警視庁いきもの係』の主演は渡部篤郎、ほかにでんでん、寺島進、浅野温子とベテラン勢が出演していたので気を使ってホテルにしたのでは」と言ってた。

編集G それにしても露骨に差がアリすぎでしょ(笑)。

しいちゃん 9月1日にEXILEのTAKAHIROとデキ婚を発表し、現在妊娠3カ月の武井咲は、9月7日に行われた主演ドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系)の打ち上げに出席。こちらの会場はイタリアンレストランで、出演者やスタッフら100人以上が集まったそう。当日は第7話の放送日だったため、会場のモニターで流れていたそうなんだけど、この回は、武井演じる原口元子の妊娠が発覚し、警察に追われて階段から落ちて流産するシーンがあるの。武井が妊娠を発表した矢先だったため、会場はシーンとして微妙な空気になったとか。

編集G あれは視聴者も微妙な気持ちになったわよ! まあでもデキ婚の話題も功を奏したのか、全話平均視聴率11.4 %はなかなか健闘したね。

しいちゃん 「女性自身」2017年10月3日号(光文社)では、元SMAPの木村拓哉と嵐の二宮和也が初共演する映画『検察側の罪人』(2018年公開予定)の打ち上げの様子を報じてる。9月12日に東宝スタジオで開かれ約120人が参加。木村はスタッフの一人ひとりにあいさつしたり、若いスタッフと記念撮影に応じたりと気さくに振る舞っていたそうよ。ちなみに、二宮はバラエティ番組収録のため欠席、ヒロイン役の吉高由里子も急性胃腸炎のため来られなかったとか。撮影現場では、吉高は木村に対し「ねぇ、タクちゃん」と話し掛けていて周りはびっくりして凍りついていたって……。木村はそんな吉高をかわいがり、撮影はスムーズに進んだとのこと。

編集G 「タクちゃん」呼び、聞いたことないわ。周囲は凍るだろうけど、気が合ってよかったね。撮影は、キムタクが演技派・二宮の演技に焦ってピリピリムードになったと聞いていたけど、吉高のおかげで意外と空気は和気藹々としてたのかな。それより、キムタクが打ち上げで何万円くらいの景品を出したのか、そっちの情報の方か気になるけどね!

『コード・ブルー』14.6%『セシル』4.5%でフジ明暗! 7月期ドラマ視聴率ランク

 初回視聴率では、山下智久主演の月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)がトップを飾った、今期ドラマ(午後8~10時台)。全話を通じての平均視聴率も、14.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、『コード・ブルー』が他作品を大きく引き離し、視聴率トップでフィニッシュした。

 2008年7~9月に放送されて以降、スペシャルドラマや連続ドラマで復活している人気の医療ドラマ『コード・ブルー』。三度目となる連ドラでは、お馴染みの山下、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介が集結し、新キャストとして新木優子、成田凌、Hey!Say!JUMP・有岡大貴らが参加した。また、脚本家は1・2シーズンを手がけた林宏司氏から安達奈緒子氏に交代。放送前には、ファンから新しいキャストや脚本家への不安も聞かれた。

 いざ始まってみると、タイトルに使われ、作品の主軸であるはずのドクターヘリが出動しない点や、恋愛ストーリー仕立てになっている点に、視聴者から不満が続出。最終回で映画化が発表されたものの、ドラマのTwitterアカウントには「映画の脚本家は林さんでお願いします! 安達さんは『コード・ブルー』を壊してる」「映画の脚本家が安達さんなら、今すぐ林さんに変えてください」と、猛クレームが寄せられている。

 2位は遊川和彦氏が脚本を務め、高畑充希主演の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)。箱入り娘の根本加穂子(高畑)の成長物語で、ドラマを通じてヒロインと正反対の青年・麦野初を演じた竹内涼真の人気も急上昇。初回は11.6%を記録し、以降は9~12%台を推移していたが、最終回で自己最高の14.0%をマーク。全10話の平均は11.5%だった。

 武井咲主演の『黒革の手帳』(テレビ朝日系)は3位にランクイン。こちらは巨匠・松本清張の作品で、東京・銀座の高級クラブを舞台に、主人公が夜の世界でのし上がっていく姿を描いている。04年に所属事務所の先輩・米倉涼子が演じた役に挑む形となり、武井が“凄みや迫力”をどう見せていくのかにも注目が集まっていた。ドラマ放送中の9月1日には、EXILEのTAKAHIROとの電撃結婚&妊娠を発表。7日に放送された第7話は11.8%を獲得し、前週より1.7%上昇していた。全8話の平均は11.4%となり、まずまずの成績で終了。武井自身も安堵しているのかもしれない。

 ワースト3は全てフジドラマ

 次は、下位3作品を見ていこう。渡部篤郎と橋本環奈がタッグを組んだ『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)は全10話で6.5%に終わり、ワースト3となった。とはいえ、同作は不調続きのフジ日曜午後9時枠としては健闘し、前クール『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(全10話/5.3%)を上回った。この日9ドラマ枠は今期をもって廃止となることが発表されているため、『警視庁いきもの係』はある意味“有終の美”を飾ったといえるだろう。

 続いて、窪田正孝主演の青春逃亡サスペンス『僕たちがやりました』(同)は、平均6.0%(全10話)でワースト2位に。「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載された同名漫画(原作・金城宗幸、漫画・荒木光)の実写版で、初回放送の時点で原作ファンからは好評を博したものの、ネット上では「殴り合いのシーンがグロすぎて気持ち悪い」などと批判的な感想が噴出し、最終話まで数字を上げることはできなかった。

そして、夏ドラマの最下位となったのは、放送中に“Twitter騒動”を起こした真木よう子主演の『セシルのもくろみ』。全9話の平均は4.5%で最下位だった。真木は初回放送後、6月末に開設したばかりのTwitterアカウントで「皆様に悲しいお知らせがあります」「#セシルのもくろみ 初回視聴率。5,1%」と、自虐的に低視聴率を報告。その後も“打ち切り説”が報じられると、Twitterで「いきなりだけど、向かい風上等よ」と強気に発言するなど、主演女優自らが身を削って宣伝する姿勢が話題になった。

 その一方で、クラウドファウンディングでファンから出資を募る行動が波紋を呼ぶなど、ドラマ放送中に何度もネットニュースを騒がせ、ドラマ最終回も4.3%に終わった。

 このほか、『コード・ブルー』以外のジャニーズタレント出演作では、少年隊・東山紀之主演の人気シリーズ『刑事7人』(テレビ朝日系)が4位にランクイン。全10話の平均は11.3%だった。TOKIO・長瀬智也主演『ごめん、愛してる』(TBS系)は平均9.7%で7位、続く8位は関ジャニ∞・錦戸亮主演の『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系、平均8.7%)。瑛太が主演を務め、V6・森田剛が出演した『ハロー張りネズミ』(TBS系)は平均7.3%で10位に入っていた。

 10月期のテレ朝は『相棒 season16』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』と人気シリーズが待機し、他局も嵐・櫻井翔主演『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)や、宮藤官九郎が脚本を手がけ、小泉今日子、満島ひかりら豪華女優陣が共演する『監獄のお姫さま』(TBS系)など、バラエティに富んだ作品がズラリ。果たして、初回視聴率ではどの作品が首位を飾るのだろうか。

【2017年夏ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】
1位『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系・月曜午後9時) 全10話/14.6%
2位『過保護のカホコ』(日本テレビ系・水曜午後10時) 全10話/11.5%
3位『黒革の手帳』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 全8話/11.4%
4位『刑事7人』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 全10話/11.3%
5位『遺留捜査』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 全9話/10.7%
6位『カンナさーん!』(TBS系・火曜午後10時) 全10話/10.1%
7位『ごめん、愛してる』(TBS系・日曜午後9時) 全10話/9.7%
8位『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系・土曜午後10時) 全10話/8.7%
9位『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 全10話/8.6%
10位『ハロー張りネズミ』(TBS系・金曜午後10時) 全10話/7.3%
11位『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SECOND SEASON』(テレビ東京系・金曜午後8時) 全8話/7.2%
12位『警視庁いきもの係』(フジテレビ系・日曜午後9時) 全10話/6.5%
13位『僕たちがやりました』(フジテレビ系・火曜午後9時) 全10話/6.0%
14位『セシルのもくろみ』(フジテレビ系・木曜午後10時) 全9話/4.5%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第二位以下を四捨五入。

『コード・ブルー』14.6%『セシル』4.5%でフジ明暗! 7月期ドラマ視聴率ランク

 初回視聴率では、山下智久主演の月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)がトップを飾った、今期ドラマ(午後8~10時台)。全話を通じての平均視聴率も、14.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、『コード・ブルー』が他作品を大きく引き離し、視聴率トップでフィニッシュした。

 2008年7~9月に放送されて以降、スペシャルドラマや連続ドラマで復活している人気の医療ドラマ『コード・ブルー』。三度目となる連ドラでは、お馴染みの山下、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介が集結し、新キャストとして新木優子、成田凌、Hey!Say!JUMP・有岡大貴らが参加した。また、脚本家は1・2シーズンを手がけた林宏司氏から安達奈緒子氏に交代。放送前には、ファンから新しいキャストや脚本家への不安も聞かれた。

 いざ始まってみると、タイトルに使われ、作品の主軸であるはずのドクターヘリが出動しない点や、恋愛ストーリー仕立てになっている点に、視聴者から不満が続出。最終回で映画化が発表されたものの、ドラマのTwitterアカウントには「映画の脚本家は林さんでお願いします! 安達さんは『コード・ブルー』を壊してる」「映画の脚本家が安達さんなら、今すぐ林さんに変えてください」と、猛クレームが寄せられている。

 2位は遊川和彦氏が脚本を務め、高畑充希主演の『過保護のカホコ』(日本テレビ系)。箱入り娘の根本加穂子(高畑)の成長物語で、ドラマを通じてヒロインと正反対の青年・麦野初を演じた竹内涼真の人気も急上昇。初回は11.6%を記録し、以降は9~12%台を推移していたが、最終回で自己最高の14.0%をマーク。全10話の平均は11.5%だった。

 武井咲主演の『黒革の手帳』(テレビ朝日系)は3位にランクイン。こちらは巨匠・松本清張の作品で、東京・銀座の高級クラブを舞台に、主人公が夜の世界でのし上がっていく姿を描いている。04年に所属事務所の先輩・米倉涼子が演じた役に挑む形となり、武井が“凄みや迫力”をどう見せていくのかにも注目が集まっていた。ドラマ放送中の9月1日には、EXILEのTAKAHIROとの電撃結婚&妊娠を発表。7日に放送された第7話は11.8%を獲得し、前週より1.7%上昇していた。全8話の平均は11.4%となり、まずまずの成績で終了。武井自身も安堵しているのかもしれない。

 ワースト3は全てフジドラマ

 次は、下位3作品を見ていこう。渡部篤郎と橋本環奈がタッグを組んだ『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)は全10話で6.5%に終わり、ワースト3となった。とはいえ、同作は不調続きのフジ日曜午後9時枠としては健闘し、前クール『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(全10話/5.3%)を上回った。この日9ドラマ枠は今期をもって廃止となることが発表されているため、『警視庁いきもの係』はある意味“有終の美”を飾ったといえるだろう。

 続いて、窪田正孝主演の青春逃亡サスペンス『僕たちがやりました』(同)は、平均6.0%(全10話)でワースト2位に。「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載された同名漫画(原作・金城宗幸、漫画・荒木光)の実写版で、初回放送の時点で原作ファンからは好評を博したものの、ネット上では「殴り合いのシーンがグロすぎて気持ち悪い」などと批判的な感想が噴出し、最終話まで数字を上げることはできなかった。

そして、夏ドラマの最下位となったのは、放送中に“Twitter騒動”を起こした真木よう子主演の『セシルのもくろみ』。全9話の平均は4.5%で最下位だった。真木は初回放送後、6月末に開設したばかりのTwitterアカウントで「皆様に悲しいお知らせがあります」「#セシルのもくろみ 初回視聴率。5,1%」と、自虐的に低視聴率を報告。その後も“打ち切り説”が報じられると、Twitterで「いきなりだけど、向かい風上等よ」と強気に発言するなど、主演女優自らが身を削って宣伝する姿勢が話題になった。

 その一方で、クラウドファウンディングでファンから出資を募る行動が波紋を呼ぶなど、ドラマ放送中に何度もネットニュースを騒がせ、ドラマ最終回も4.3%に終わった。

 このほか、『コード・ブルー』以外のジャニーズタレント出演作では、少年隊・東山紀之主演の人気シリーズ『刑事7人』(テレビ朝日系)が4位にランクイン。全10話の平均は11.3%だった。TOKIO・長瀬智也主演『ごめん、愛してる』(TBS系)は平均9.7%で7位、続く8位は関ジャニ∞・錦戸亮主演の『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系、平均8.7%)。瑛太が主演を務め、V6・森田剛が出演した『ハロー張りネズミ』(TBS系)は平均7.3%で10位に入っていた。

 10月期のテレ朝は『相棒 season16』『ドクターX ~外科医・大門未知子~』と人気シリーズが待機し、他局も嵐・櫻井翔主演『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)や、宮藤官九郎が脚本を手がけ、小泉今日子、満島ひかりら豪華女優陣が共演する『監獄のお姫さま』(TBS系)など、バラエティに富んだ作品がズラリ。果たして、初回視聴率ではどの作品が首位を飾るのだろうか。

【2017年夏ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】
1位『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系・月曜午後9時) 全10話/14.6%
2位『過保護のカホコ』(日本テレビ系・水曜午後10時) 全10話/11.5%
3位『黒革の手帳』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 全8話/11.4%
4位『刑事7人』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 全10話/11.3%
5位『遺留捜査』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 全9話/10.7%
6位『カンナさーん!』(TBS系・火曜午後10時) 全10話/10.1%
7位『ごめん、愛してる』(TBS系・日曜午後9時) 全10話/9.7%
8位『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系・土曜午後10時) 全10話/8.7%
9位『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 全10話/8.6%
10位『ハロー張りネズミ』(TBS系・金曜午後10時) 全10話/7.3%
11位『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SECOND SEASON』(テレビ東京系・金曜午後8時) 全8話/7.2%
12位『警視庁いきもの係』(フジテレビ系・日曜午後9時) 全10話/6.5%
13位『僕たちがやりました』(フジテレビ系・火曜午後9時) 全10話/6.0%
14位『セシルのもくろみ』(フジテレビ系・木曜午後10時) 全9話/4.5%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第二位以下を四捨五入。