選挙特番偏重に一石! 「ボクシング中継で高視聴率獲得」のフジテレビ、次回選挙はどうなる?

「第48回衆議院総選挙」(10月22日投開票)にあたって、NHK、民放キー局で、開票特番が放送されたが、その“あり方”に関して一石を投じたのが、ボクシング中継を強行したフジテレビの姿勢だ。

 同選挙特番で貫禄を見せたのは、やはりNHKで、その『2017衆院選開票速報』は17.1%(第1部=ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高い視聴率をマークした。民放でトップだったのは、池上彰をメーンキャスターに据えたテレビ東京『池上彰の総選挙ライブ』で9.8%をマーク。これでテレ東は、13年の参院選、14年の衆院選、16年の参院選に続き、国政選挙での特番において、4回連続で民放首位となった。ただ、NHKとは7.3ポイントもの大差がついており、民放の選挙特番の難しさを改めて露呈した。

 民放2位は日本テレビ『ZERO×選挙2017』で9.3%、同3位はテレビ朝日『選挙ステーション』で8.8%、同4位はフジテレビ『FNN選挙特番 ニッポンの決断!2017』で7.2%、同最下位はTBS『激突!与野党大決戦 選挙スタジアム2017』で5.5%の順。

 日テレは日曜ゴールデンの人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』、TBSは15日の初回で14.7%の高視聴率を挙げた日曜劇場『陸王』(役所広司主演)を休止してまで選挙特番をオンエアしたが、いずれも1ケタ台に沈んだ。

 そんな中、異例な体制で臨んだのがフジだ。22日、同局は午後7時から9時30分まで、『村田諒太VSエンダム2』を放送した。選挙特番は、午後9時30分からのオンエアとなったが、ボクシング中継は20.5%を記録し、同局の今年すべての番組の中で最高視聴率をマーク。ほかの民放局の選挙特番に大きく水をあけたのだ。試合は7回終了後、エンダムの棄権によるTKO勝ちで、村田が悲願の世界王座奪取を果たす理想的な展開により、視聴率向上につながった。

 そもそも、エンダム対村田の世界戦は、5月20日にWBA世界王座決定戦として行われ、エンダムが判定勝ちを収めたが、不可解な判定が問題となり、再戦に至った経緯がある。その際もフジが中継し、17.8%と高い視聴率を記録した背景があった。いうまでもなく、村田は2012年ロンドン五輪のボクシング・ミドル級金メダリストで、13年のプロ転向後も注目を集め、初の世界戦となったこの一戦は、視聴者の大きな関心を集めていた。

 22日の再戦が、5月の世界戦以上の高視聴率を弾き出せたのは、もともと世の関心が高く、なおかつ、ほかの民放局の番組が弱かったためといえそう。衆院選と重なっていなければ、日テレの強力な番組を裏に回して、苦戦を強いられた可能性が高い。その意味では、同局にとって、衆院選と村田の世界戦の日程がバッティングしたのは“ラッキー”以外の何物でもないだろう。また、村田の試合を録画ではなく、生中継で強行した同局編成部の判断も、結果的にはファインプレーだった。
 村田の試合が高視聴率を獲得したことについて、同局・宮内正喜社長は27日の定例会見で、「『国民の関心が何であるか?』を基本に編成した。結果として難しい調整をいい編成バランスでできた。視聴率、結果も、そのへんが功を奏したと思っております」と評価。

 とはいえ、ボクシング中継後の衆院選特番は7.2%と急降下して、多くの人が他局にチャンネルを替えてしまったのも事実。

 現状、国政選挙の際は、NHKのみならず、民放キー局すべてが、横並びで選挙特番を放送するのが慣例となっている。しかし、今回ボクシングが高視聴率を得たように、多くの視聴者が「選挙特番」を望んでいないのも、これまた現実だ。今回のフジの決断は、国政選挙の際の番組編成のあり方に一石を投じたのは確か。

「フジの措置は、いわば反則技みたいなもので、同局内外で賛否両論出ているようです。やはり国政選挙の際、キー局は“報道機関”としての伝える責務があるからです。ただ、民放が選挙特番をやっても、NHKにかなうわけがなく、低視聴率になるのは明白。今回の視聴率を判断材料として、今後国政選挙のときに選挙特番を放送せず、視聴率至上主義に走る局が、フジ以外にも出てくるかもしれません」(スポーツ紙記者)

 いってみれば、禁じ手ともいえる手法で、高視聴率を獲得したフジ。低視聴率に沈んでいる同局だけに、これに味を占めて、次の国政選挙の際に、同じ手を使う可能性もありそうだ。

(文=田中七男)

かつては蜜月関係も……フジテレビ『バイキング』と江角マキコが完全決別!「もう二度と触れない」

 芸能界を引退していた元女優の江角マキコが、フジテレビ系『バイキング』に抗議。結果、番組公式サイトに謝罪文が掲載された。番組関係者からは「今後、江角さん自体がNGワードみたいになりそう」という話が聞かれる。

「江角さんは引退して一般人ですから、イジった後で番組に出てきてもらうとかフォローもできないし、別番組で付き合いがある人などに仲裁してもらうこともないわけです。制作会社の上司からは『今後は一切、江角さんに関しては扱うな』と言われました」(同)

 問題となったのは2月6日の番組。江角に不倫疑惑が持ち上がる中で、お相手男性の投資事業への勧誘や、男性が関与する養殖ビジネスを周囲に持ちかけていたことなどが放送された。しかし、江角の弁護士や事業の関係者から「事実と異なる」と指摘されていたという。番組側は「調査をした結果、当番組の放送内容について取材・確認が不十分であった」とした。

 江角がマスコミ各社に引退を表明したのは、その約2週間前、1月23日のこと。『バイキング』は当時、この放送以前から何度も江角を取り上げており、これには「いつまで江角を引っ張るんだ」「バイキングは江角マキコに恨みでもあるの?」などの批判的な意見がネット上で多数あった。「芸能界電撃引退の江角マキコ・不倫疑惑報道の相手と事業を計画?」と題された問題の放送では、MCのタレント・坂上忍が「そもそも落書き(騒動)が始まりで、彼女はそのときにダンマリを決め込む道を選んだ」「いいことか悪いことかは別にしてしんどいだろ、その生き方は」と江角に辛辣だった。

 江角は番組開始時の出演者であるから、そこは愛情表現だったかもしれないが、謝罪文の掲載は番組側とのギクシャクぶりを物語る。

「本来はそんな関係じゃなかったはずなんですけどね」と前出関係者。

 というのも、江角が人気女優となったのは1998年、同局の主演ドラマ『ショムニ』が大ヒットしたからで、江角は2003年にドラマの担当ディレクターと2度目の結婚。以降もフジとの関係が深かった江角だが、14年、過去にマネジャーに命じて、タレント・長嶋一茂の自宅に「バカ息子」などと落書きをさせていたとの報道があり、大きくイメージダウン。仕事が激減している中で、ダメ押しの不倫騒動が持ち上がり、その相手が113億円もの投資詐欺事件で逮捕されていたことなども同時に報道されたことで、最終的に「引退」の選択となった。

「さすがにイメージは悪すぎでした。引退後、バイキングに再出演はどうかという案が出かけたこともありましたけど、今回の件でそれも二度とないでしょうね。名前すら言えない空気になってますから」(同)

 一方、やたらと謝罪の多い情報番組として知られる『バイキング』は、つい先日も、サンドウィッチマンの伊達みきおが問題発言をして謝罪したばかり。伊達が「東北自動車道を120キロで走っていたら煽られた」と話した際、スピード違反ではないかと突っ込まれ「東北には120キロで走っていい場所がある」などと事実ではない話を言い張っていたものだった。そして10月26日の放送でも、坂上が出演者の解禁前の出演情報をしゃべってしまい、また謝罪。

「こういう出演者のNG発言は突発的でどうしようもないですけど、注意しようという空気は高まっているので、そんな中で江角さんに関しては、絶対に触らない“NGリスト入り”みたいになるようですね」と関係者は話している。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

かつては蜜月関係も……フジテレビ『バイキング』と江角マキコが完全決別!「もう二度と触れない」

 芸能界を引退していた元女優の江角マキコが、フジテレビ系『バイキング』に抗議。結果、番組公式サイトに謝罪文が掲載された。番組関係者からは「今後、江角さん自体がNGワードみたいになりそう」という話が聞かれる。

「江角さんは引退して一般人ですから、イジった後で番組に出てきてもらうとかフォローもできないし、別番組で付き合いがある人などに仲裁してもらうこともないわけです。制作会社の上司からは『今後は一切、江角さんに関しては扱うな』と言われました」(同)

 問題となったのは2月6日の番組。江角に不倫疑惑が持ち上がる中で、お相手男性の投資事業への勧誘や、男性が関与する養殖ビジネスを周囲に持ちかけていたことなどが放送された。しかし、江角の弁護士や事業の関係者から「事実と異なる」と指摘されていたという。番組側は「調査をした結果、当番組の放送内容について取材・確認が不十分であった」とした。

 江角がマスコミ各社に引退を表明したのは、その約2週間前、1月23日のこと。『バイキング』は当時、この放送以前から何度も江角を取り上げており、これには「いつまで江角を引っ張るんだ」「バイキングは江角マキコに恨みでもあるの?」などの批判的な意見がネット上で多数あった。「芸能界電撃引退の江角マキコ・不倫疑惑報道の相手と事業を計画?」と題された問題の放送では、MCのタレント・坂上忍が「そもそも落書き(騒動)が始まりで、彼女はそのときにダンマリを決め込む道を選んだ」「いいことか悪いことかは別にしてしんどいだろ、その生き方は」と江角に辛辣だった。

 江角は番組開始時の出演者であるから、そこは愛情表現だったかもしれないが、謝罪文の掲載は番組側とのギクシャクぶりを物語る。

「本来はそんな関係じゃなかったはずなんですけどね」と前出関係者。

 というのも、江角が人気女優となったのは1998年、同局の主演ドラマ『ショムニ』が大ヒットしたからで、江角は2003年にドラマの担当ディレクターと2度目の結婚。以降もフジとの関係が深かった江角だが、14年、過去にマネジャーに命じて、タレント・長嶋一茂の自宅に「バカ息子」などと落書きをさせていたとの報道があり、大きくイメージダウン。仕事が激減している中で、ダメ押しの不倫騒動が持ち上がり、その相手が113億円もの投資詐欺事件で逮捕されていたことなども同時に報道されたことで、最終的に「引退」の選択となった。

「さすがにイメージは悪すぎでした。引退後、バイキングに再出演はどうかという案が出かけたこともありましたけど、今回の件でそれも二度とないでしょうね。名前すら言えない空気になってますから」(同)

 一方、やたらと謝罪の多い情報番組として知られる『バイキング』は、つい先日も、サンドウィッチマンの伊達みきおが問題発言をして謝罪したばかり。伊達が「東北自動車道を120キロで走っていたら煽られた」と話した際、スピード違反ではないかと突っ込まれ「東北には120キロで走っていい場所がある」などと事実ではない話を言い張っていたものだった。そして10月26日の放送でも、坂上が出演者の解禁前の出演情報をしゃべってしまい、また謝罪。

「こういう出演者のNG発言は突発的でどうしようもないですけど、注意しようという空気は高まっているので、そんな中で江角さんに関しては、絶対に触らない“NGリスト入り”みたいになるようですね」と関係者は話している。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

『ラストアイドル』『スマートフォンデュ』も……秋元康の“フジテレビ離れ”と、とんねるずの終焉

 秋元康プロデュースによる、 女子大生をフィーチャーした深夜番組『スマートフォンデュ』( テレビ朝日系)が10月26日にスタートした。毎月1回、 2時間の生放送であり、 1980年代に女子大生ブームを巻き起こした『 オールナイトフジ』(フジテレビ系)を彷彿とさせる。

 テレビ朝日では、8月から秋元が原案を手がけた『 ラストアイドル』が放送されており、同局と秋元が関係を深めている。そこで気になるのが“古巣” フジテレビとの関係だろう。

「これまで、秋元康とフジテレビは密接な関係にありました。80年代のおニャン子クラブに始まり、90年代のチェキッ娘など、一貫して同局でアイドルプロデュースに携わってきました。さらに、AKB48の『じゃんけん大会』の中継局でもありましたね。これまで秋元がフジテレビで行ってきた企画が、そのままテレビ朝日へスライドしているかのようです」(業界関係者)

 これは、視聴率の下降と、低レベルな不祥事を連発する番組制作体制の劣化など、フジテレビの泥舟具合を秋元が見限ったからなのだろうか? そこでもうひとつ気になるものが、とんねるずの去就だろう。

「秋元はとんねるずと組んで『仮面ノリダー』をはじめとするパロディ企画を次々とヒットさせ、高い人気を獲得してきました。現在も『 とんねるずのみなさんのおかげでした』の構成作家クレジットに名前は載っていますが、積極的に関わっている様子は見られません。同番組の打ち切りは常々ささやかれていますが、秋元の“ テレ朝シフト”で、その可能性がより高まるのではないでしょうか」(同)

 テレビ朝日は、若いスタッフを積極的に起用したバラエティ中心の自由な番組作りによって、業界2位のポジションに躍進した。図らずも、これは80年代末から90年代初めのフジテレビ黄金期にあった「楽しくなければテレビじゃない」のノリの再来といえる。凋落の止まらないフジより、 将来性のあるテレ朝を秋元が選ぶのは必然なのかもしれない。
(文=平田宏利)

タクシー暴行で逮捕のフジテレビ社員、妻は“人気読者モデル”だった? 経歴詐称疑惑も

 大阪でタクシーの乗降をめぐってトラブルになった相手を暴行したとして、23日、大阪府警曽根崎署に傷害容疑で逮捕されたフジテレビ社員の松原弘樹容疑者に、 妻が読者モデルの美山ちゅなではないかという話が浮上。 美山は過去、たむらけんじの不倫相手といわれており、 さらに松原容疑者には、フジの番組に出演しているフリーの女子アナを 口説いていたというウワサが浮上し、事件が思わぬ形で飛び火している。

 松原容疑者は今年6月、大阪市内でタクシーに乗っていた際、 酔った様子でなかなか降りようとせず、 次に乗ろうとした40代男性から早く降りるよう促され激高。 男性にタックルして倒し、顔を何度も踏みつけ、 外傷性くも膜下出血の大ケガを負わせた傷害の疑いが持たれている 。本人は容疑を否認しているというが、警察関係者によると、 複数の目撃証言やドライブレコーダーの映像があるという。

 松原容疑者は2011年入社で、 関西支社の広告営業を担当していたが、事件後に東京本社に異動。 事件報道の前には、 局内でそんなトラブルがあったことを知る者は少なかったようだが 、元アメフト選手の経歴があるらしく「体格が大きく、 あの人にタックルされたらひとたまりもない」 と話す局関係者もいた。

 警察関係者によれば、事件当時、 松原容疑者は妻とは別の女性と一緒にいたことがわかっているが、 一部報道ではタクシーをなかなか降りなかったのは、 車内でその女性を口説いていたからだとされている。 その女性は松原容疑者が暴行している間にタクシーで立ち去ったが 、110番通報で警察が駆けつける前に、 松原容疑者もその場から逃走していたという。

 そんな松原容疑者が2年前に結婚したとされるのが、 読者モデルの美山。彼女は09年、 たむらの不倫相手として騒がれたことがある。 ほぼ同時にそれぞれのブログにアップされた宮古島の旅行画像など から疑惑が強まり、その後にたむらは別居、 13年に15年間の夫婦生活を終えて離婚している。

 美山は不倫疑惑のあった09年、田村経営の焼肉店をブログ( 現在削除)で「味も最高に美味しいし、お店も綺麗し、 従業員さんの接客も◎そりゃ流行るわ!」(原文ママ) と絶賛して紹介するなどしていたが、 関係を終えたと見られる12年には「焼肉といえば●●●(店名) によく行きます」と別の店を紹介。 15年には妊娠や出産の様子を明かし、 前年にプロポーズを受けたことや、 翌年に結婚式を計画していることを書いていた。

 今年2月には「年越しは家族で旅行」と、ハワイ旅行を報告。 1週間の滞在で2カ所の4つ星ホテルに泊まったことを自慢げに伝 えており、ブログを読む限り家族円満にしか見えなかった。

 しかし、登場した雑誌に掲載されたプロフィールには、 夫について「会社経営者」としており、 フジ社員である松原容疑者とは一致しない。 今年2月に雑誌に掲載されたプロフィールでは、 会社経営の両親のもと神戸に生まれ、バレエ、バイオリン、 ピアノを習い、お嬢様学校に通い、大学時代に雑誌モデルで活躍。 失業後は羽田空港で働き、「会社経営者の旦那様」 と昨年結婚し大阪に転居、とあった。 これらがすべて事実であれば松原容疑者が夫というのは間違いということになる。

 また、松原容疑者についてフジ関係者からは「 ある女子アナをしつこくデートに誘っていて、 自分をバツイチの独身だと言っていたらしい」 なんて話まで聞かれている。

 松原容疑者は一般人のため、家族構成はハッキリしないが、 美山が妻ではないのなら、当事者にとってなんとも迷惑な話となる。逆に“夫妻” 情報が正しいのなら、互いに素性を偽る妙な話になってしまう。 フジ局員ですら「変ですねえ」と首を傾げる話の真相は、 ハッキリするのだろうか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

タクシー暴行で逮捕のフジテレビ社員、妻は“人気読者モデル”だった? 経歴詐称疑惑も

 大阪でタクシーの乗降をめぐってトラブルになった相手を暴行したとして、23日、大阪府警曽根崎署に傷害容疑で逮捕されたフジテレビ社員の松原弘樹容疑者に、 妻が読者モデルの美山ちゅなではないかという話が浮上。 美山は過去、たむらけんじの不倫相手といわれており、 さらに松原容疑者には、フジの番組に出演しているフリーの女子アナを 口説いていたというウワサが浮上し、事件が思わぬ形で飛び火している。

 松原容疑者は今年6月、大阪市内でタクシーに乗っていた際、 酔った様子でなかなか降りようとせず、 次に乗ろうとした40代男性から早く降りるよう促され激高。 男性にタックルして倒し、顔を何度も踏みつけ、 外傷性くも膜下出血の大ケガを負わせた傷害の疑いが持たれている 。本人は容疑を否認しているというが、警察関係者によると、 複数の目撃証言やドライブレコーダーの映像があるという。

 松原容疑者は2011年入社で、 関西支社の広告営業を担当していたが、事件後に東京本社に異動。 事件報道の前には、 局内でそんなトラブルがあったことを知る者は少なかったようだが 、元アメフト選手の経歴があるらしく「体格が大きく、 あの人にタックルされたらひとたまりもない」 と話す局関係者もいた。

 警察関係者によれば、事件当時、 松原容疑者は妻とは別の女性と一緒にいたことがわかっているが、 一部報道ではタクシーをなかなか降りなかったのは、 車内でその女性を口説いていたからだとされている。 その女性は松原容疑者が暴行している間にタクシーで立ち去ったが 、110番通報で警察が駆けつける前に、 松原容疑者もその場から逃走していたという。

 そんな松原容疑者が2年前に結婚したとされるのが、 読者モデルの美山。彼女は09年、 たむらの不倫相手として騒がれたことがある。 ほぼ同時にそれぞれのブログにアップされた宮古島の旅行画像など から疑惑が強まり、その後にたむらは別居、 13年に15年間の夫婦生活を終えて離婚している。

 美山は不倫疑惑のあった09年、田村経営の焼肉店をブログ( 現在削除)で「味も最高に美味しいし、お店も綺麗し、 従業員さんの接客も◎そりゃ流行るわ!」(原文ママ) と絶賛して紹介するなどしていたが、 関係を終えたと見られる12年には「焼肉といえば●●●(店名) によく行きます」と別の店を紹介。 15年には妊娠や出産の様子を明かし、 前年にプロポーズを受けたことや、 翌年に結婚式を計画していることを書いていた。

 今年2月には「年越しは家族で旅行」と、ハワイ旅行を報告。 1週間の滞在で2カ所の4つ星ホテルに泊まったことを自慢げに伝 えており、ブログを読む限り家族円満にしか見えなかった。

 しかし、登場した雑誌に掲載されたプロフィールには、 夫について「会社経営者」としており、 フジ社員である松原容疑者とは一致しない。 今年2月に雑誌に掲載されたプロフィールでは、 会社経営の両親のもと神戸に生まれ、バレエ、バイオリン、 ピアノを習い、お嬢様学校に通い、大学時代に雑誌モデルで活躍。 失業後は羽田空港で働き、「会社経営者の旦那様」 と昨年結婚し大阪に転居、とあった。 これらがすべて事実であれば松原容疑者が夫というのは間違いということになる。

 また、松原容疑者についてフジ関係者からは「 ある女子アナをしつこくデートに誘っていて、 自分をバツイチの独身だと言っていたらしい」 なんて話まで聞かれている。

 松原容疑者は一般人のため、家族構成はハッキリしないが、 美山が妻ではないのなら、当事者にとってなんとも迷惑な話となる。逆に“夫妻” 情報が正しいのなら、互いに素性を偽る妙な話になってしまう。 フジ局員ですら「変ですねえ」と首を傾げる話の真相は、 ハッキリするのだろうか。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

必死に立ち回る神木隆之介を愛でたい! イジリ倒したい!『刑事ゆがみ』の楽しみ方

 26日に放送されたドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系) 第3話の視聴率は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、 前回より0.2ポイントだけ回復。低空飛行が続きますが、 今回も内容的には悪くないです。全然悪くない。 事件の謎解きで得られるカタルシス的にはちょっと微妙ですが、 全体としては面白かったです。はい。

前回までのレビューはこちらから

 というわけで、悪くない謎解きなので、 今回も詳細は書かないでおきます。例によって、 興味があればFODで無料で見られますし。

 前回のレビュー(記事参照) では、神木隆之介演じる新米刑事・ 羽生くんのキャラクター造形についてお話ししました。 主人公の弓神(浅野忠信)は、ある意味で“型破り” という型通りに、典型的な“型破り刑事”として描かれています。 一方、バディである羽生くんの設定は、捜査能力・捜査哲学・ 職業倫理に関しては弓神と対照的でありながら、 弓神以上に多くの個人的な情報が与えられています。 これによって、 視聴者は羽生くんに感情移入しやすくなっているし、 羽生くんこそ愛すべきキャラとして立ち上がっているという話でし た。

 

■主人公は弓神ではなく、羽生くんでした。

 

 今回まで見てきて、 ドラマが羽生くんの内面描写や背景設定の構築に手間を惜しまなか った理由がわかってきました。この『刑事ゆがみ』 というドラマは、 実は羽生くんを主人公に設定しているのではないか、 ということです。

 今回の第3話までの事件の発生と解決において、 心を揺さぶられたのは、いつも羽生くんでした。 1話では偶然出会った初恋の相手、2話では偶然出会った同じ“ 女教師フェチ”という趣味を持つ下着泥棒、 そして第3話では交番勤務時代にお世話になった上司。 いずれの事件でも、 そのキーパーソンは羽生くんの心の機微に触れてきます。 逆にいえば、弓神はどの事件に対しても冷静で、 判断力を失うことがありません。

 つまり、 視聴者が羽生くんにがっつり感情移入できるようなキャラクター描 写を施した上で、その羽生くんの心情を揺さぶる事件を起こす、 というパターンを敷いているように見えるんです。 原作では金魚のフンでしかなかった羽生という人物を主人公に仕立 て上げているわけですから、 これはなかなか大きな原作改変ですし、 今のところ実に成功していると感じます。

 成功の理由は、 やはり神木隆之介という俳優さんの力によるところでしょう。 これは、制作側の中に「 神木さんにこういうシチュエーションを与えればいい顔をする」「 こんな試練を与えればこう跳ね返してくる」 という絶対的な信頼感があるからこその作劇です。しかも、 手練れの浅野忠信を向こうに回して、という配置ですから「 あの神木きゅんも立派になったなぁ」 と感慨にふけってしまいます。

 スタッフの神木さんに対する信頼と、 神木さんの信頼に応える芝居。この2つの相乗効果により、 羽生くんに感情移入した視聴者は羽生くんと一緒に泣いたり怒った りしながら楽しめますし、仮に彼本人に感情移入できなくとも、 弓神がわかりやすいキャラなので、 弓神の側から必死に立ち回る羽生くんをイジっている( 愛でている)ような感覚を味わうことができる構図になっている。 わりと全年齢的に見やすい作品だと思うんですよ。 視聴率の話はとりあえず横に置いとくとして。

■「容疑者はウソをつく」を引き受けている脚本

 

 もうひとつ、 このドラマがよく頑張っているなぁと思うところがあります。

 刑事ドラマにおいて、 容疑者がウソをつくことは珍しいことではありません。むしろ、 罪状を否認してくれなければ話が進まないともいえるので、 おおむね、どんなドラマのどんな容疑者もウソをついています。

 容疑者がウソをつく生き物である限り、 視聴者はその言葉のすべてを疑ってかかることになります。 だからドラマは、彼らが「ウソをついていない」ときには「 ウソをついていませんよ」と明確に主張する必要が出てきます。

 例えば取り調べにおいて、刑事が母親のエピソードを聞かせる。 容疑者は涙ながらに罪を自白する。よくあるパターンです。

 このドラマでも、 羽生くんが頑張って取り調べをするシーンが頻繁に出てきます。 あえて古典的に、『太陽にほえろ!』みたいに、 机を叩いたり恫喝したりする羽生くんが演出されますが、 決して自白を引き出すことができません。 なぜなら羽生くんの取り調べは、常に的外れで、 真相ではないからです。

『刑事ゆがみ』は、 こうしたシーンで容疑者に必要以上に否認させません。 容疑者はウソをつく生き物であり、 その言葉は常に視聴者に疑われるということを引き受けているので す。

 では、どうしているか。言葉ではなく、行動によって「 明確な否認」を描いています。行動はウソをつかないからです。

 例えば第2話。斎藤工演じる下着泥棒は、泥棒に入った家で、 寝ていた女性に暴行を働いたという容疑がかけられていました。

「俺は下着にしか興味がないからレイプはしない」

 結果的に、真相はそういうことなのですが、 これを言葉で言われても説得力は皆無です。しかし、彼が「 女性が在宅中で、寝ているときにしか盗みに入らなかった」 という過去の行動が示されることで、「 今回も寝ている女性をレイプしなかった」 という主張が補強されることになるのです。

 今回も、取り調べのシーンがありました。容疑者は、 恩義のある警官を殴り倒した罪に問われています。 粗暴で短気な容疑者の自宅の冷蔵庫には、「 辛い時こそ拳をひらけ」と書かれた紙が丁重に貼られていました。 それは、警官がかつて、容疑者のために書いたものでした。

 取り調べで容疑者は「向こうが先に襲ってきた」 と正当防衛を主張しますが、 やはり言葉だけでは説得力がありません。しかし、 この取り調べの際に彼が、 固く握った拳を震えながら開くシーンを繰り返し描くことで、「 彼から襲ったのではない(彼は警官の教えを守っている)」 という真相が、説得力を持って浮かび上がるのです。

 こうした、 プロットからシナリオを立ち上げる際の具体的なエピソードの作り 込みが、実に丁寧に行われているのも、『刑事ゆがみ』 の特徴だと思います。複数の脚本家を使っていますが、 かなり強いディレクションというか、 統率が入っているという印象です。 クオリティコントロールが行き届いているし、 時間をかけて脚本を練っていることがよくわかります。要するに、 マジメに頑張って作っているドラマだということです。 マジメに頑張って作っているドラマに対しては、 やっぱりマジメに頑張って応援したいと思うのです。

 今後も、羽生の心を揺らす事件を起こして、 弓神が真相を解明する。その捜査の過程において、 弓神が羽生に気付きを与え、羽生が成長していく。 そういうパターンを守りながら回を重ねて行けば、 大きく崩れることはないと思います。

 

■ところで、低視聴率について

 

 それにしても、先日「面白いのに数字低いねー」 と隣のデスクの人と話していたのですが、「もしかして、『 浅野忠信って誰?』って状態なんじゃないの?」と言われて、 目からウロコでした。確かに、センセーショナルだった『 鮫肌男と桃尻女』から、もう20年近く。 当時のサブカルキッズもおじさんおばさんですし、 言葉は悪いけど、最近の浅野さんが「ドラマに降りてきた」 みたいな感覚で楽しんで見てる人って、 あんまりいないのかもしれません。

 まあ、浅野さん本人は楽しそうですし、私も楽しいので、 別にいいですけど。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

「楽しくなければテレビじゃない」から卒業ですか? 低迷続くフジテレビ“V字回復”のカギは「犯罪実録モノ」

 視聴率低迷が続き、“保毛尾田保毛男騒動”でも叩かれるなど、暗い話題ばかりのフジテレビだが、硬派の犯罪ドキュメントが立て続けに好視聴率をマーク。ようやく一筋の光明が差してきた。

 低迷するフジテレビで、久々に明るいニュースとなったのが、10月22日に放送された『ザ・ノンフィクション』の大健闘だ。『ザ・ノンフィクション』は、日曜日の昼に放送されているドキュメンタリー番組で、同日放送回は2002年に発覚した北九州連続監禁殺人事件をピックアップ。犯人の息子がインタビューに応じた同番組は、日曜14時という不利な時間帯ながら、平均10.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)という視聴率を記録した。テレビ関係者が語る。

「低迷が続くフジテレビの中で、『ザ・ノンフィクション』は数少ない“フジテレビの良心”のような番組です。もともと数字(視聴率)が期待できる枠ではありませんが、これまで国内外の数々の賞を受賞しており、業界関係者には評価の高い番組です。北九州連続監禁殺人事件を扱った『人殺しの息子と呼ばれて…』は、前編が15日に放送された時点でかなり話題になったので、ある程度数字を取るとは思いましたが、あの時間帯で2ケタは立派です。その後の枠の『みんなのKEIBA』は、視聴率が2%台の日もあるようですから」

 22日は台風21号が日本列島を直撃し、外出する人が圧倒的に少なかったことも視聴率アップを後押ししたことは間違いないが、これは快挙と言っていい数字。実はフジテレビはつい先日にも、“犯罪モノ”で良い数字を挙げている。

「フジテレビは、10月7日にも『衝撃スクープSP 30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声~』というドキュメンタリードラマを放送しました、その番組は、1988~89年に起きた東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件を取り上げたもので、目玉は初公開となる宮崎勤元死刑囚の肉声。30代後半以上なら誰もが覚えている事件ということもあり、瞬間最高で16.8%という視聴率を記録しました。宮崎勤と『ザ・ノンフィクション』で良い数字を取りましたから、フジは今後“半罪実録モノ”というジャンルに、より積極的に取り組んでくると思います。こういった番組は綿密な取材が必要となりますが、テレビ局には過去の映像がたくさんありますし、高額なギャラが必要な芸能人を使わないでよいので、制作費も抑えられますしね」(同)

 かつては「楽しくなければテレビじゃない」とうたったフジテレビが、「犯罪」という新たな鉱脈を見つけたようだ。

フジ月9ドラマ“復活”は一瞬の幻? 篠原涼子主演『民衆の敵』は最悪スタート!

 フジテレビの看板ドラマ枠である月9の篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(月曜午後9時~)が23日に放送開始したが、初回視聴率は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、2ケタに届かず、最悪の発進となった。

 同ドラマは、当初16日に初回を迎える予定だった。だが、選挙シーンがあり、「第48回衆議院議員総選挙」(22日投開票)の選挙期間にあたることを配慮して、23日初回に変更された。また、同日、前番組の『プロ野球セ・リーグ クライマックス・シリーズ ファイナルステージ 広島×DeNA』が放送延長となり、30分遅れのスタートとなったことも、多少は影響があったものと思われるが、それにしても、初回としては低い数字。今や、すっかり“フジ御用達女優・俳優”となった桐谷美玲、成田凌のゲスト出演もあったが、その投入効果もさほどなかったようだ。

 篠原自身にとっては、前回主演を務めながらも、平均8.7%と振るわなかった、同局の連ドラ『オトナ女子』(2015年10月期)の初回9.9%をも下回り、早くも暗雲が立ち込めてしまった。

 月9の初回は、4月期の『貴族探偵』(嵐・相葉雅紀主演)が11.8%、7月期の『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』(山下智久主演)が16.3%と2期連続で10%を超えていたが、1月期の『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)の8.5%以来、3期ぶりの1ケタ発進となった。

 不振が続き、一時は“月9消滅”説すら飛び交ったが、前クールの『コード・ブルー』が平均14.8%をマークする大ヒットとなり、“延命”が決定。2クール連続で高視聴率を挙げれば、消滅説も吹き飛ばすことができる。しかし、『民衆の敵』初回が1ケタ台で先行き不安なスタートとなり、“月9復活”は一瞬の幻に終わりそうだ。

 初回は、息子を持つ主人公の佐藤智子(篠原)と、夫・公平(田中圭)がともに理不尽な理由で、仕事をクビになり、夫婦同時に職を失う。そんなとき、インターネットで職探ししていると、二人が住む「あおば市」の議員の当選確率は80パーセントで、就職試験の合格率より、よほど高く、報酬は年950万円と知るや、智子は出馬を決意。ママ友たちのサポートを受けて選挙戦を戦い抜く。最終的に次点で、いったんは落選が決まるも、最後の議席を争ったライバル・磯部真蔵(笹野高史)が体調問題を理由に辞退したため、智子が繰り上げ当選となるという展開だった。

 選挙戦を戦ったライバル陣として、笹野のほか、今をときめく高橋一生、トレンディエンジェル・斎藤司、千葉雄大、前田敦子、古田新太、若旦那、大澄賢也が登場。市長役で余貴美子、ママ友役で石田ゆり子、江口のりこらが出演した。

 ネット上の視聴者の反応は「選挙、政治、世間をなめすぎ。あんな弁明に拍手を送る聴衆なんていない」「政治を扱ったドラマとはいいがたいくらい軽い。もっとコメディに徹すべき」「選挙は、あんなに簡単にうまくいかない。非現実的」「いい役者を揃えたのに、使い方がヘタ。無駄遣いに見える」といった調子で、手厳しい意見も多い。

 視聴者の指摘のように、確かにキャストはなかなか豪華。“政治ドラマ”という点では、希少性も高い。それをうまく、演出や脚本で生かせなければ、第2話以降も浮上することは難しいかもしれない。
(文=田中七男)

ミドル級新王者・村田諒太のアメリカ進出に“暗雲”!? フジテレビによる「囲い込み」の動きが……

 ボクシングのテレビ視聴率が突き抜けて高かったことで、フジテレビがWBA世界ミドル級新王者・村田諒太の“囲い込み”をしそうだという話が関係者から聞かれた。

「フジテレビは、これからボクシングには、さらに力を入れるようです。村田の所属である帝拳ジムは、来年アメリカで試合をやると言っていましたが、予定が変更になるかもしれません。フジ側がさらに高い放映権料を出して、ジムを説得するみたいです」(プロボクシングの興行関係者)

 10月22日、各局が選挙の開票速報の特番を放送する中で、主要局では唯一ボクシング中継をやっていたのがフジテレビ。その視聴率はダントツの20.5%(ビデリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。選挙速報では、トップだったNHKでも17.1%だったのだから、フジは笑いが止まらないだろう。

 というのも、選挙放送が横並びの中、フジがその流れに背いてボクシング中継の英断をしたわけではなかったからだ。安倍晋三首相が衆議院を解散する前から、この放送は決まっていたもので、当初はフジ関係者から「頭が痛い」という弱気な話も聞かれたほどだった。

 村田はロンドン五輪で金メダリストを獲得し、2013年にプロデビュー。フジテレビと広告代理店の電通が大きくバックアップして世界王座奪取プランを描いてきたが、今年5月の世界初挑戦は、まさかの判定負け。その採点結果に抗議の声が巻き起こり、仕切り直しの再戦となったのが今回の試合だった。

 高視聴率には、追い風もあった。前回5月の視聴率は平均17.8%の高数字。採点問題が持ち上がったことで、より村田の知名度は上がり、今回の試合への注目度も増した。

 両国国技館の興行は当日券も販売できないほどの超満員で盛況となり、結果も村田の圧勝TKOだった。

「もともと村田のボクシング中継は、視聴率が7%程度で低迷していたんですが、世界タイトルマッチになって急上昇。フジはこれまで蒔いた種の収穫とばかりに回収をしたいはず。2~3度の高視聴率で満足するようなことはないでしょう」と前出関係者。

 ただ、村田陣営は次戦こそ来春、日本で行う予定だが、その後はアメリカに進出するとしている。アメリカで試合が開催されると、時差の関係で日本での放送は午前中になってしまい、フジテレビがビジネスを主導することもできなくなってしまう。

「アメリカ行きは、村田本人の希望。世界王座を奪取しても、獲った王座は、その上に『スーパーチャンピオン』もいるWBA王座ですから。世界チャンピオンといっても村田が“世界一”になったわけではないので、村田は上を目指したいんです。過去、WBAのチャンピオンになった亀田興毅や井岡一翔は、その上にスーパーチャンピオンがいるのに放送局のTBSが、それを隠すように伝えてました。でも、村田はリング上で『僕より強いチャンピオンがいる』と明言しています」(同)

 そのWBAミドル級のスーパーチャンピオンは、アメリカを主戦場にするのゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)だが、1試合で数億~十数億単位のファイトマネーを稼ぐ超大物。そう簡単に対戦が実現できるわけでもない。

「そこで、アメリカに行かせたくないフジテレビが日本で防衛戦をやらせようとするはず。できるだけ勝てそうな相手との試合にして、長々と防衛させれば、高視聴率を引っ張れるんです。村田が所属する帝拳ジムでは、WBC世界バンダム級チャンピオン時代の山中慎介がアメリカ行きを希望しても、13度も日本で防衛戦をやらせていましたし」(同)

 村田本人がより強い相手を希望しても、周囲はチャンピオンの延命ビジネスに走ってしまうのか。業界内の過去の例を見ると、過保護路線が多々あるだけに、ちょっと心配ではある。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)