1990年代に一世を風靡した人気青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校/青春白書』のリブート版を今夏放送すると米FOX局が正式発表した2月27日、脳卒中で病院に救急搬送されたルーク・ペリー。
リブート版には『ビバヒル』オリジナル・キャスト6人の出演が決定。その中にディラン役のルークは入っていなかったが、ファンは「現在レギュラー出演している人気青春サスペンス『リバーデイル』の撮影スケジュールを調整して、リブート版に出演するはず!」と大盛り上がりしていた。そんな最中に流れたルークの「昏睡状態にある」という報道に多くの人がショックを受け、回復を祈っていた。
だがその祈りもむなしく、現地時間の4日朝、ルークが意識を取り戻すことなく永眠したと報じられた。
代理人によると、ルークは「子どものジャックとソフィー、婚約者のウェンディ・マディソン・バウアー、元妻ミニー・シャープ、母親のアン・ベネット、継父のスティーヴ・ベネット、兄のトム・ペリーと妹のエイミー・コーダー、親族や友人が見守る中、息を引き取った」とのこと。享年52歳。
人柄の良さで知られるルークの死に、ファンだけでなく、セレブたちもSNSを通して次々と追悼メッセージを発信。レオナルド・ディカプリオ、チャーリー・シーン、シャロン・ストーン、アリッサ・ミラノ、マリア・シュライバー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズら大物セレブ、『リバーデイル』の共演者やスタッフたちもルークの死を悼んだ。そんな中、ルークの出世作である『ビバヒル』の共演者たちもコメントを出している。
リブート版にも出演するスティーブ役のイアン・ジーリングは、インスタグラムにルークと肩を抱き合ったツーショット写真を投稿。「最も親愛なるルークへ、この30年間、きみと共有できた素晴らしい思い出の余韻に、これからもずっと浸っていくよ。先に亡くなった人たちの崇高な魂によって、きみのこれからの行路が豊かでありますように。きみがこの世で、みんなの人生行路を豊かにしてくれたようにね。神様、どうか彼をそばに置いてください。彼は、その場所にふさわしい人ですから」と願った。
同じくリブート版への出演が決まっているケリー役のジェニー・ガース、ドナ役のトリ・スペリング、アンドレア役のガブリエル・カーテリスは、米芸能誌「People」を通して追悼コメントを発表。
ジェニーは、「心が砕けてしまったわ。彼は多くの人にとって、本当に大切な人だった。本当に特別な人だったの。遺族、そして彼を愛するすべての人たちとともに、深い悲しみを分かち合いたい。こんな悲しみはないわ」。
トリは、「とても大きなショックを受けています。悲しみで胸が張り裂けそう」「彼がかわいがっていた子どもたちのことを考えると、悲しくて仕方ない。21歳のジャックと18歳のソフィーは、彼にとって自慢の子どもたちだったから」「ルークほど親切で慎ましい人を、私は知りません。彼との長年の友情に感謝します。彼は私にとって真の家族であり、庇護者であり兄だった」。
ガブリエルは、「悲しみに打ちひしがれているわ。ルークは多くの人に大きな影響を与えていた。とても繊細な魂の持ち主で、優しくて、親切で、弱者のために戦ってくれる人だった。強力な発言者で活動家だった。彼を知るすべての人たちに惜しまれ、この世を去ってしまった。決して忘れられることはない足跡を残して」とコメントした。
リブート版にはブランドン役のジェイソン・プリーストリー、デビッド役のブライアン・オースティン・グリーンも出演するが、2人はまだ公に追悼コメントを出していない。
ジェイソンは、ラジオDJのローズ・ウェストンが、2013年にジェイソンとルークにインタビューした時のことを回想した「最高の2人組だった」というツイートを引用し、「ロズ、ありがとうな」と短くつぶやいており、あまりのショックと悲しみで言葉も出てこない状態だと推測できる。
15年から乳がんと闘い、17年に寛解、昨年秋に女優復活宣言したブレンダ役のシャナン・ドハーティーも「People」を通して、「友人を亡くし、ショックで打ちひしがれている」「私を笑顔にさせてくれたルークとのたくさんの想い出は、心と記憶にしっかりと焼き付いている。永遠にね」と追悼。闘病中にルークが励ましてくれたことや、ファンのために2人で何かをやろうと話し合っていたこと、子どもたちを撮影したたくさんの動画を見せてくれる親バカだったことを明かした。
エミリー役のクリスティーン・エリスはインスタグラムに、ルークとジェイソンにキスされているシーンの写真を投稿し、ルークの死を大勢の人が悼んでいるとつづり、「ルーク、本当に早すぎるわよ」と呼びかけた。
シーズン4から7まで出演したクレア役のキャスリーン・ロバートソンは、「(カナダの)オンタリオ州ハミルトンから、世界で大ヒット中のドラマの現場にやって来た私を、ルークは初日から歓迎してくれた」「胸が張り裂けそうだわ」とツイート。
シーズン6でスーザン役を演じたエマ・コールフィールドは、ツイッターで「初日から私の面倒を見てくれて、温かく迎えてくれた。最初にかけてくれた言葉は“ビッチたちにいじめられてない?”で大笑いしたわ。あなたは味方だって安心もした」「私がうまくやれるように、雰囲気作りをしてくれたのよね」と回想。
イアン演じるスティーブの弟ライアン役として、ちょこちょこ出演していたランディ・スペリングは、「今日ルークの訃報を聞き、心が打ち砕かれた。彼の遺族に心よりお悔やみ申し上げます。心の優しい、いいやつだった。とてつもなく寂しくなるよ、ルーク」と投稿。ランディはトリの弟で、『ビバヒル』の製作総指揮者アーロン・スペリングの息子。トリもそうだが、親のコネでちょい役をもらえるとひがまれがちなランディにも、ルークはごく普通に接していたのだろう。
なお、アーロンの妻でトリとランディの母親であるキャンディ・スペリングも、インスタグラムに、ルーク、シャナン、ジェイソン、トリ、アーロンが並んでいる授賞式での写真を投稿し、「アーロンと私はルークに心酔したものよ。『ビバヒル』でのルークとの素晴らしい思い出も持っているわ」と追悼していた。
伝説の俳優ジェームズ・ディーンの再来と呼ばれ、中年になってからは渋メンとして女性を魅了し続け、男性からは憧れられていたルーク。もう出演することはかなわないリバイバル版で、ルークが演じたディランはどう描かれるのか、ファンはその点にも関心を寄せている。
