飽和状態の「日本礼讃番組」飽きられ始めた“愛国ポルノ”乱発の裏に撮影カメラの進化アリ!?

 ここ数年、日本の倫理観や道徳観、モノづくりの巧みさ、おもてなし、文化などについて、外国人に「日本を褒めてもらう」番組を非常に多く見かける。『世界!ニッポン行きたい人応援団』(テレビ東京)のように真正面からホメるものもあれば、『Youは何しに日本へ?』(同)のように「個人」をフォーカスしつつも間接的にホメるもの、世界のニセJAPANに正しい日本の技術をドッキリ伝授する『ぶっこみジャパニーズ』(TBS系)なんて不定期放送番組もある。

 さらに、2月にはテレビ東京で『ヒャッキン~世界で100円グッズ使ってみると?~』という番組まで放送されていた。『アメージパング!』(TBS系)、もう終了した『ネプ&イモトの世界番付』(日本テレビ系)など、ほかにも単発の特番などを含めると、かなりの数になる。

 そもそもなぜ日本礼賛番組が増えたかというと……。バラエティ系放送作家は言う。

「ひとつには、自分の国や民族が褒められるとうれしいという気持ちが、もともと根底にあったことがあるでしょう。さらに、技術的な変化も大きいですね」

 かつてロケには大きなカメラが必要だったが、今は小さくても高性能なカメラが登場したことで、簡単に良い「画」が撮れるようになったのだという。また、以前は海外に行くとなると、ロケに何人ものスタッフが必要となり、費用がかさむという問題もあった。しかし、今はディレクターさえ行けばなんとかなるため、比較的お金をかけずに海外ロケが敢行できるそう。

「日本に来ている外国人に密着する番組なども、1日中空港で待っているのは大変そうに見えますが、実はカメラ1台あればいいだけなので、意外とラクにつくれる番組なんです」(同)

 こうして見ると、「日本×世界」の番組は常にそれなりに需要があるように思えるのに、その一方で現在『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の枠で放送されている『世界の村のどエライさん』は、視聴率2.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、「どエライ」ことになっている。

 いったいなぜ?

「オリンピックの中継などで日本人選手ばかりが映るのと同じで、多くの人は『日本と、日本人にしか興味がない』からです。日本が外国からどう見られているかが気になり、世界で活躍する日本人や、世界で褒められる日本人を見るのは大好き。だから、海外の話であっても、日本人の活躍を紹介する『世界ナゼそこに? 日本人』などは好きなわけです。それと似て非なるものが『世界の村のどエライさん』で、日本とも日本人とも関係ない世界のすごい人がどうしたとか、大変だとかいうことには、全く興味がないんですよ」(同)

 ちなみに、日本礼賛番組は今もまだ多いが、すでにピークは過ぎているという。

「日本スゴイ! という番組をうれしく思って見る人もそれなりにいる一方で、そうした番組の多さに辟易している人が多数いるのも事実。ネット上にも『胃もたれする』『気持ち悪い』という声がたくさんありますし、『愛国ポルノ』なんて呼び方があるくらいですから」(同)

 気持ち悪いと感じる人の声がそれなりにありながらも、まだまだ続く日本礼賛番組。そこには、意外な企画・制作のイージーさも一因としてあるのかも。

『みなさん』『めちゃイケ』の次は『ロンハー』がヤバい? 加地Pの社内求心力低下で「好き勝手できるわけではない」

 フジテレビのバラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』と『めちゃ×2イケてるッ!』が、この3月で終了。一時代を築いた2つの長寿番組の終了で、バラエティー番組の歴史にひとつの区切りがついたわけだが、この流れは他局にも及びそうだという声も聞こえてくる。お笑い系芸能事務所の関係者は明かす。

「周囲では、次に終わるのはテレビ朝日系の『金曜★ロンドンハーツ』なのではないかとささやかれています」

『金曜★ロンドンハーツ』は、1999年4月に『イナズマ!ロンドンハーツ』としてスタート。ロンドンブーツ1号2号をMCに、当初は素人による恋愛企画やドッキリ企画が多かった。その後、出川哲朗や狩野英孝などをターゲットとした大掛かりなドッキリ企画も人気となる。

「大規模ドッキリや『格付けしあう女たち』などの企画が好調だった頃も、今は昔。最近ではなかなかヒット企画も生まれず、視聴率も苦戦中です。かつては“子どもに見せたくない番組”の代名詞的存在であり、ネットで叩かれることも多いため、テレ朝上層部には以前から『ロンハーを終わらせたい』と思っている幹部もいますし、そろそろ“終了”という選択肢も現実的になってきたのではないかという感じです」(同)

『ロンハー』の演出・ゼネラルプロデューサーを務めるのは、テレビ朝日の“加地P”こと加地倫三氏。ロンハーのほかに『アメトーーク!』も手がけている。

「『ロンハー』と『アメトーーク!』の成功は、加地Pの手腕によるところが大きかったのは事実で、テレ朝社内でも『加地の仕事には口を出せない』という雰囲気があったといいます。しかし、2015年に女性週刊誌で社内不倫が報じられたあたりから、加地Pの求心力が低下しているようなんです。加地Pとて、好き勝手できるわけではなく、数字が悪ければ切られてしまう状況。『アメトーーク!』のほうは週2回の放送で、まだまだ大丈夫そうですが、『ロンハー』の勢いは明らかに落ちているので、危ないと思いますね」(制作会社関係者)

 とはいえ、テレ朝社内では、加地Pに頼るしかないという幹部も少なくないようだ。

「現状、加地Pを追い落とすようなプロデューサー、ディレクターが育ってないというのが現実です。テレ朝のバラエティー番組は、他局のヒット番組の“アレンジ版”が多くて、加地Pのような独創的で大胆な番組を作れるスタッフが、あまりいないんですよ。後継者がいない状態で加地Pを外すのはあまりにもリスキーだということで、加地Pを支持する幹部もまだいるわけです。ただ、裏を返せば、後継者さえいればすぐに切られるということでもあるのですがね」(同)

 もはや、後継者が出てくるまでの時間つぶしといえそうな『ロンハー』。継続することに、どれだけの意味があるのだろうか……。

台本流出の『バイキング』だけじゃない! 『笑点』『マネーの虎』……バラエティ“やらせ番組”の系譜

 ネット上に『バイキング』(フジテレビ系)のものと見られる台本画像が流出し話題となっている。台本には司会者の坂上忍のほか、東国原英夫、上西小百合のやりとりの内容が克明に記され、謝罪を求める東国原に謝らない上西といったト書きも存在する。これを受けネット上では「『生放送ホンネトークバラエティ』なんてウソっぱちだな」「安定のフジテレビクオリエィ」「むしろ上西は役者だな」といった声が聞こえてくる。

「驚きの声が多いようですが、テレビ番組には台本はつきものだといえます。特に『バイキング』のような生放送の場合などは、カメラ割りなども必要なので、ある程度の流れは事前に把握しておく必要があるといえるでしょう」(制作会社所属のテレビディレクター)

「台本にないハプニング」を演出するための「台本」も存在するということだろう。それは誰もが知る名物番組でも同様である。

「『笑点』(日本テレビ系)の名物コーナーである『大喜利』は、指名される順番や、答えなどすべて台本があるといわれています。座布団を取られるシーンもすべて台本通りなのです」(同)

 さらに、たびたび「やらせ」疑惑がささやかれたあの番組にも台本はあるようだ。

「素人参加者が社長たちにプレゼンテーションをしかけ金を獲得する『マネーの虎』(日本テレビ系)では、事前に参加者とスタッフが打ち合わせを行い放送作家が台本を仕上げていたといわれています。本番時は、ADのカンペで話す内容が決められており、参加者がトンチンカンなことを話し出すのは演出だったのです。『学校へ行こう!』(TBS系)も、名物コーナーの『未成年の主張』では『まったく面識のない他校の女子生徒に告白させられた』といったケースが存在するようです」(同)

 テレビをはじめとするメディアが真実を報じているとは限らない、とはよく言われるフレーズである。図らずも、それを証明するようなエピソードといえるだろう。
(文=平田宏利)

看板番組のないフジテレビ、『みなおか』『めちゃイケ』後番組の予測視聴率に衝撃!

「上層部が何を考えているかわからない」

 そう語るのは、フジテレビの現役社員だ。前身の『とんねるずのみなさんのおかげです』から約30年続いたバラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が、22日放送で終了した。番組から誕生した伝説の音楽ユニット「野猿」の元メンバー9人や、とんねるずの2人と同学年の歌手・松田聖子が登場するなど、最終回にふさわしい豪華な内容だったが、平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と少々物足りない数字に終わった。31日には、これまた21年半続いた同局のバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』が最終回を迎える。

 視聴率低迷にあえぐフジにとって、高コストな割に数字がついてこない看板番組のカットは至上命題。一方で「『みなおか』も『めちゃイケ』もなくなった。『笑っていいとも!』も4年前に終わった。月9ドラマも、ここ数年はイマイチ。じゃあ、今のフジテレビの看板番組はなんなの?」(テレビ関係者)という意見が多いのも事実だ。健闘しているのは、坂上忍がMCを務める昼の情報番組『バイキング』くらいか……。

 お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史も同調する。22日放送のニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』で、『みなおか』の最終回に言及。番組ラストで石橋貴明と木梨憲武が1991年のヒット曲「情けねえ」を熱唱し、歌詞を「バラエティーを滅ぼすなよ」と変えたことに触れ「やっぱバラエティーという……。本当になんでしょう……情報、グルメ、東大、クイズ、そんなことばっかりになってきますから。なんかね、寂しいですね」と語った。

 事実、制作現場は金のかかるバラエティーより、コストのかからない討論番組や旅番組、素人参加型の番組に舵を切りがちだ。

『みなおか』の後継番組は、坂上忍がMCを務める『直撃!シンソウ坂上』で、『めちゃイケ』の後枠は、東野幸治が司会を務める『世界!極タウンに住んでみる』に決まったが、局内からは「前者は『バイキング』の二番煎じ。後者は他局で見たことがあるようなパクり番組。これなら『みなおか』と『めちゃイケ』を終わらせない方がよかった」(フジ関係者)という声も……。

 局内で行われた新番組の視聴率予測では、どちらも「5%前後」という衝撃的な数字がはじき出されたという。新番組→大コケ→打ち切り→新番組という負のスパイラルにハマっているフジテレビ、もはや断末魔だ。

看板番組のないフジテレビ、『みなおか』『めちゃイケ』後番組の予測視聴率に衝撃!

「上層部が何を考えているかわからない」

 そう語るのは、フジテレビの現役社員だ。前身の『とんねるずのみなさんのおかげです』から約30年続いたバラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が、22日放送で終了した。番組から誕生した伝説の音楽ユニット「野猿」の元メンバー9人や、とんねるずの2人と同学年の歌手・松田聖子が登場するなど、最終回にふさわしい豪華な内容だったが、平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と少々物足りない数字に終わった。31日には、これまた21年半続いた同局のバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』が最終回を迎える。

 視聴率低迷にあえぐフジにとって、高コストな割に数字がついてこない看板番組のカットは至上命題。一方で「『みなおか』も『めちゃイケ』もなくなった。『笑っていいとも!』も4年前に終わった。月9ドラマも、ここ数年はイマイチ。じゃあ、今のフジテレビの看板番組はなんなの?」(テレビ関係者)という意見が多いのも事実だ。健闘しているのは、坂上忍がMCを務める昼の情報番組『バイキング』くらいか……。

 お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史も同調する。22日放送のニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』で、『みなおか』の最終回に言及。番組ラストで石橋貴明と木梨憲武が1991年のヒット曲「情けねえ」を熱唱し、歌詞を「バラエティーを滅ぼすなよ」と変えたことに触れ「やっぱバラエティーという……。本当になんでしょう……情報、グルメ、東大、クイズ、そんなことばっかりになってきますから。なんかね、寂しいですね」と語った。

 事実、制作現場は金のかかるバラエティーより、コストのかからない討論番組や旅番組、素人参加型の番組に舵を切りがちだ。

『みなおか』の後継番組は、坂上忍がMCを務める『直撃!シンソウ坂上』で、『めちゃイケ』の後枠は、東野幸治が司会を務める『世界!極タウンに住んでみる』に決まったが、局内からは「前者は『バイキング』の二番煎じ。後者は他局で見たことがあるようなパクり番組。これなら『みなおか』と『めちゃイケ』を終わらせない方がよかった」(フジ関係者)という声も……。

 局内で行われた新番組の視聴率予測では、どちらも「5%前後」という衝撃的な数字がはじき出されたという。新番組→大コケ→打ち切り→新番組という負のスパイラルにハマっているフジテレビ、もはや断末魔だ。

テレ東『TVチャンピオン』復活! 成功の鍵を握るのは“名付け親”中村有志か?

 テレビ東京の人気バラエティ番組『TVチャンピオン』が、10年ぶりにレギュラーで復活することが判明。新たな才能の発掘の場だった番組が復活するが、果たして成功するのだろうか?

『TVチャンピオン』は1992年にスタート。「ラーメン王」「大食い王」「手先が器用王」など、テーマに沿った素人が登場し、驚愕の知識や技を見せる姿が人気を集めたが、2006年に終了、その後『TVチャンピオン2』として08年まで放送された。

 しかしテレビ東京は3月2日、4月から『TVチャンピオン極~KIWAMI~』という番組名で、『TVチャンピオン』を復活させることを発表。「カニむき王」「チョーク看板王」「腹筋女王」「女装メイク王」「ギリギリ駐車王」など、さっそくマニアックなテーマが提示されている。

 毎回1つのジャンルで優勝者を決めるこの番組からは、多くのスターが生まれた。テレビ東京のライバル局の関係者が語る。

「『TVチャンピオン』が偉大だったのは、数々のスターを生み出したことです。歴代のラーメン王の多くは、その後、ラーメン評論家として活動していますし、鉄道、プラモデル、フィギュアなど、それまで日陰だった趣味に光をあてたのもこの番組の功績だと思います。ライバル局の番組でしたが、優勝者をウチの局の番組に呼んだことは何度もありましたし、思いっきり『○○王』と紹介していましたね(笑)。寿司、カレー、ラーメンなど、料理人大会で優勝した料理人のお店が有名店になって、後に商品化が実現したようなケースもありました。番組末期は正直ネタ切れの感がありましたが、『知られざるスゴい人』を世に紹介するというコンセプトは素晴らしかったと思います」

 復活の報はネットでも大きく取り上げられ、「まじか!!」「嬉しすぎるわ」「めちゃくちゃ楽しみ」といった声が殺到。放送は、BSジャパンでは1時間、テレビ東京では30分の枠で放送されるそうだが、成功にはキーマンがいるという。テレビ情報誌の記者が語る。

「数々の異才を発掘した『TVチャンピオン』出身で、タレントとして活躍している人物には、ギャル曽根、ジャイアント白田、さかなクンなどがいますが、3人とも命名したのは中村有志です。中村は、『TVチャンピオン』終了後も続いた『大食い選手権』で長らく司会を務めていましたが、2016年に番組からの引退を発表しました。しかし『TVチャンピオン』の復活がアナウンスされると、中村はTwitterで、『現場MCやりたいな~!』とツイートしました。中村が戻ってくるなら、全盛期の勢いを取り戻すのも夢ではないでしょう」

『池の水ぜんぶ抜く』や『家、ついて行ってイイですか?』など、他の局とは一線を画す番組作りで快進撃を続けるテレビ東京から、また新たな伝説が生まれることを期待したいものだ。

おバカ、毒舌も飽きられ……「異常な味覚の芸能人企画」の“闇が深い”理由

 最近、テレビのバラエティ番組でしばしば見かけるのが、変わった食生活を送る女性芸能人を紹介するもの。同じものばかり食べ続けたり、とにかくなんでも激辛にして食べたりと、そのパターンはさまざまだが、なぜこういった企画が多くなっているのか?

 その代表的な番組が、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)だ。バナナマンが司会を務める同番組には、「○○に取り憑かれた芸能人」というシリーズがあり、木南晴夏(パン)、滝沢カレン(チーズ)、伊藤沙莉(タバスコ)らを紹介。これらは放送後にネットニュースでも報じられるなど、人気を博している。テレビ情報誌記者が語る。

「食べ物が画面に映ると、やはり引きは強く、『困った時はグルメネタ』というのはこの業界の常識です。しかも、ああいった形なら、予算もまったくかかりません。芸能人の私生活にくっついていれば尺が埋まるのですから、今後他局でもまねされるでしょうね」

 芸能人が自宅で自分が作った料理にタバスコをドバドバかけているだけなら、番組制作にかかるのは人件費だけ。しかし、中には“取り憑かれている体(てい)”を装うタレントもいるようだ。芸能事務所関係者が語る。

「タレントを売り出すには、とにかくバラエティ番組で顔と名前を覚えてもらうしかありませんが、テレビで話せるようなエピソードがある、キャラの立った子はなかなかいません。そんな時に便利なのが『おバカ』と『毒舌』だったんですが、どちらもすでに飽和状態ですし、炎上のリスクもありますので、最近はなかなかその戦法を取れません。その点で便利なのが、食生活に注目するやり方です。これなら、その食品関係の仕事が入ってくることも期待できますし」

 このやり方が横行していることは、前出のテレビ情報誌記者も同意する。

「アイドルグループなどでは、マネジャーに『バラエティで話せるようなネタを用意しておけ』と言われ、無理やりキャラを作るのは当たり前です。実際、乃木坂46のあるメンバーは、『あらゆるものに七味唐辛子をかける』と言っていましたが、後に黒歴史化しました」

「やらせ」と目くじらを立てるほどのことでもないが、大して好きでないものを好きだと言わされる芸能人とは、つくづく因果な商売のようだ。

熾烈極める「日8」戦争! TBS『坂上&指原のつぶれない店』は短命濃厚!? テレ東『池の水ぜんぶ抜く』は脅威!

 激戦区の「日曜午後8時」が、今春から、さらに激しい視聴率獲得合戦が繰り広げられそうな気配となった。

 同時間帯は、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』が常時20%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークし、大きくリード。それを、NHK大河ドラマが追走している。両番組共に、高い数字を記録しており、ほかの民放4局は苦しい戦いを強いられている。

 テレビ朝日は、昨年11月から、伝説のスポーツバラエティ番組『ビートたけしのスポーツ大将』を、27年ぶりにレギュラーで復活させて話題を呼んだ。同番組は2ケタを超える回もあり、裏の強さを考えれば、健闘している。ところが、放送自体が月1回程度しかないため、オンエアがない週は苦戦を免れない状況だ。

 そんな中、TBSは現在、同時間帯で放送されている『ピラミッド・ダービー』を3月で終了させ、4月から新番組『坂上&指原のつぶれない店』をスタートさせる。同番組は昨年6月と10月に特番で放送されており、今回レギュラーに昇格する。同番組は、「街で見かける“つぶれそうなのにつぶれない店”は、なぜつぶれないのか?」をテーマに、そのミステリーを解き、おカネのこと、世の中のからくりを学ぶ“銭ゲバ”バラエティー。

 同局にとって、同枠は、2009年3月で終了した『どうぶつ奇想天外!』以降、ヒットした番組がなく、これで9度目の改編だという。MCは坂上忍とHKT48・指原莉乃で、それなりに注目を集めそうだが、『イッテQ』を裏に回して、どこまで対抗できるかとなると甚だ疑問で、この番組もまた、“短命”に終わってしまう可能性もありそうだ。

 一方、独自路線で、激戦区に一矢を報おうとしているのがテレビ東京だ。同局は、『日曜ビッグ』をオンエアしているが、4月から『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』を月1回のレギュラー番組とすることを明らかにした。

 同番組は、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、ココリコ・田中直樹がMCを務め、池の水を全部抜いて、迷惑外来生物の駆除、巨大岩石の撤去、お宝探しなどをする企画で、昨年1月に第1弾が放送された。当初、視聴率は1ケタ台だったが、第4弾(同9月)で11.8%を記録。第5弾(同11月)も12.8%と高視聴率をマーク。今年1月2日にオンエアされた第6弾のお正月3時間スペシャルは、13.5%まで跳ね上がった。この数字がどれだけすごいかというと、同時間帯に放送された正月特番では、NHK総合『ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 初夢スペシャル』の11.3%、日本テレビ系『新春しゃべくり007超超超豪華な4時間半』の10.0%を上回り、堂々の2位だったのだ。

 まさに人気急上昇中の同番組は、3月11日に、池松壮亮をゲストに招いて、第7弾をオンエアする。4月から月1レギュラー番組となることで、『イッテQ』、大河にとって、“脅威”となるのは必至。『池の水ぜんぶ抜く』が放送される週は、さらに熾烈な「日8」戦争が展開されることになりそうだ。
(文=田中七男)

熾烈極める「日8」戦争! TBS『坂上&指原のつぶれない店』は短命濃厚!? テレ東『池の水ぜんぶ抜く』は脅威!

 激戦区の「日曜午後8時」が、今春から、さらに激しい視聴率獲得合戦が繰り広げられそうな気配となった。

 同時間帯は、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』が常時20%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマークし、大きくリード。それを、NHK大河ドラマが追走している。両番組共に、高い数字を記録しており、ほかの民放4局は苦しい戦いを強いられている。

 テレビ朝日は、昨年11月から、伝説のスポーツバラエティ番組『ビートたけしのスポーツ大将』を、27年ぶりにレギュラーで復活させて話題を呼んだ。同番組は2ケタを超える回もあり、裏の強さを考えれば、健闘している。ところが、放送自体が月1回程度しかないため、オンエアがない週は苦戦を免れない状況だ。

 そんな中、TBSは現在、同時間帯で放送されている『ピラミッド・ダービー』を3月で終了させ、4月から新番組『坂上&指原のつぶれない店』をスタートさせる。同番組は昨年6月と10月に特番で放送されており、今回レギュラーに昇格する。同番組は、「街で見かける“つぶれそうなのにつぶれない店”は、なぜつぶれないのか?」をテーマに、そのミステリーを解き、おカネのこと、世の中のからくりを学ぶ“銭ゲバ”バラエティー。

 同局にとって、同枠は、2009年3月で終了した『どうぶつ奇想天外!』以降、ヒットした番組がなく、これで9度目の改編だという。MCは坂上忍とHKT48・指原莉乃で、それなりに注目を集めそうだが、『イッテQ』を裏に回して、どこまで対抗できるかとなると甚だ疑問で、この番組もまた、“短命”に終わってしまう可能性もありそうだ。

 一方、独自路線で、激戦区に一矢を報おうとしているのがテレビ東京だ。同局は、『日曜ビッグ』をオンエアしているが、4月から『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』を月1回のレギュラー番組とすることを明らかにした。

 同番組は、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、ココリコ・田中直樹がMCを務め、池の水を全部抜いて、迷惑外来生物の駆除、巨大岩石の撤去、お宝探しなどをする企画で、昨年1月に第1弾が放送された。当初、視聴率は1ケタ台だったが、第4弾(同9月)で11.8%を記録。第5弾(同11月)も12.8%と高視聴率をマーク。今年1月2日にオンエアされた第6弾のお正月3時間スペシャルは、13.5%まで跳ね上がった。この数字がどれだけすごいかというと、同時間帯に放送された正月特番では、NHK総合『ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 初夢スペシャル』の11.3%、日本テレビ系『新春しゃべくり007超超超豪華な4時間半』の10.0%を上回り、堂々の2位だったのだ。

 まさに人気急上昇中の同番組は、3月11日に、池松壮亮をゲストに招いて、第7弾をオンエアする。4月から月1レギュラー番組となることで、『イッテQ』、大河にとって、“脅威”となるのは必至。『池の水ぜんぶ抜く』が放送される週は、さらに熾烈な「日8」戦争が展開されることになりそうだ。
(文=田中七男)

『帰れまサンデー』ゴールデン進出はもったいない? 即“打ち切り”の可能性も……

 日曜日の夕方に放送されている『帰れまサンデー 見っけ隊』(テレビ朝日系)が、4月からゴールデンに移動することが決定したが、業界内では「もったいない」との声が上がっている。

『帰れまサンデー 見っけ隊』は、「与えられた課題をクリアするまで帰れない」という番組。「秘境路線バスに乗って飲食店を探す」「○○を××種類見つける」など、シンプルで過酷なお題に、タカアンドトシやサンドウィッチマンなどが挑んでいる。これまでは日曜日の16時30分から放送されていたが、4月から月曜19時台に進出することになった。日曜夕方からゴールデンに移動といえば、完全に“栄転”だが、TV関係者はこう語る。

「日曜夕方といえば、特に視聴率が期待される時間帯ではありませんが、ここ最近はテレビ朝日が非常に好調です。徳光和夫と田中律子が出演するバス旅番組(『路線バスで寄り道の旅』)は、視聴率が2ケタに達することはザラで、昨年には15%前後取った日もありました。そして、その流れで続く『帰れまサンデー』も好調で、こちらも手堅く2ケタ前後は取り、高い占有率を誇っています。タレントとしては、日曜夕方よりゴールデンの方がうれしいに決まっていますが、テレ朝的には、せっかく日曜夕方にチャンネルを変えない流れができたのに、それを崩してしまうのはもったいないように思われます。ゴールデンでは、数字が悪ければ即打ち切りですしね」

 月曜19時台は、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)などが8~10%で横並びしており、強力なライバルはいないが、ゴールデンでもあのユルさが受け入れられるのだろうか?