【サッカーW杯】乾貴士もきっぱり否定! 「“ハリル遺産”がベルギーを苦しめた」評は的外れ!?

 サッカーW杯ロシア大会ラウンド16で日本が散った。

 優勝候補にも挙げられていたベルギーに対して2点をリードするものの、アディショナルタイムに3点目を奪われて逆転負け。それでも日本のパフォーマンスは称賛に値するもので、日本サッカー史上最高のパフォーマンスをベルギー相手に見せつけた。

 そんなロシアW杯での躍進を「“ハリル遺産”のおかげ」だと主張する人たちがいる。コロンビア戦やセネガル戦ではヴァヒド・ハリルホジッチ前監督が求めてきた「デュエル」(決闘)の意識が結実し、選手たちは逃げることなく攻め続けたし、ベルギー戦ではハリルジャパンでレギュラーだった原口元気がカウンターで点を獲った、というもの。しかし、原口をアシストしたのはハリルジャパンで冷遇されていた柴崎岳で、追加点を奪ったのも、ハリルジャパンでレギュラーではなかった香川真司と乾貴士のコンビだ。それなのに、ハリルの名前を出すのは少し強引な気がする。

 その乾だが、ベルギー戦前に「ゲキサカ」の取材に、ハリル解任当時の心境について「素晴らしいと思った」と語り、「ハリルさんのときは基本的に縦に速いサッカーをしないといけなかった。でも自分たちにそういうタイプのサッカーは合わないと思う」と、サッカー関係者の誰もが思っていたことを口にした。

 ハリルが監督に就任してから、ハリルを支持するライターは「ハリルの戦術が悪いのではなく、選手が悪い」と書き立て、本田圭佑や香川がそのターゲットとなった。一方で、個人戦術をベースにグループ戦術も求められるスペインリーグで活躍していた乾に対しては好意的で、「最終的にハリルジャパンの救世主になるのでは?」と持ち上げていた。

 そんな乾が、ハリルを否定したのだ。

 実際のところ、今大会の日本の躍進に、ハリルはどれくらい貢献したのだろうか? サッカー関係者に聞いた。

「ハリルのサッカーは、一般ファンには『縦ポンサッカー』(相手からボールを奪った後、すぐさまFWにロングパスを送る戦術)と揶揄されていたのですが、ハリル派のサッカーライターたちは『そう見えるけど、実は○○』などと戦術説明をしていました。ですが、ハリルは相手を分析した守備は得意なものの、攻撃は手付かず。結果、実際はやはり『縦ポン』でした。攻撃パターン構築が見えなかったからこそ、選手やOBが不安に思い、日本サッカー協会も解任したんです。解任のプロセスとタイミングは最悪でしたけど、解任に怒っていたのは、主に机上の空論が好きなライターですよ」

 ロシアW杯ベスト8をかけたベルギー戦、日本が同点に追いつかれたのは相手がパワープレーに出てきたからである。だが、そうなった場合、フィジカルの差を埋めるのは容易ではない。だからこそ、日本サッカー界はフィジカル以外の道を探り、それが今大会で実った部分もある。

 その現状を見ても、ハリルサッカーをノスタルジックに持ち出す人々がいることは理解に苦しむ。日本サッカー協会への嫌悪感と、今大会の日本のパフォーマンスは、別で語らなければいけないのではないか。

(文=TV Journal編集部)

【サッカーW杯】乾貴士もきっぱり否定! 「“ハリル遺産”がベルギーを苦しめた」評は的外れ!?

 サッカーW杯ロシア大会ラウンド16で日本が散った。

 優勝候補にも挙げられていたベルギーに対して2点をリードするものの、アディショナルタイムに3点目を奪われて逆転負け。それでも日本のパフォーマンスは称賛に値するもので、日本サッカー史上最高のパフォーマンスをベルギー相手に見せつけた。

 そんなロシアW杯での躍進を「“ハリル遺産”のおかげ」だと主張する人たちがいる。コロンビア戦やセネガル戦ではヴァヒド・ハリルホジッチ前監督が求めてきた「デュエル」(決闘)の意識が結実し、選手たちは逃げることなく攻め続けたし、ベルギー戦ではハリルジャパンでレギュラーだった原口元気がカウンターで点を獲った、というもの。しかし、原口をアシストしたのはハリルジャパンで冷遇されていた柴崎岳で、追加点を奪ったのも、ハリルジャパンでレギュラーではなかった香川真司と乾貴士のコンビだ。それなのに、ハリルの名前を出すのは少し強引な気がする。

 その乾だが、ベルギー戦前に「ゲキサカ」の取材に、ハリル解任当時の心境について「素晴らしいと思った」と語り、「ハリルさんのときは基本的に縦に速いサッカーをしないといけなかった。でも自分たちにそういうタイプのサッカーは合わないと思う」と、サッカー関係者の誰もが思っていたことを口にした。

 ハリルが監督に就任してから、ハリルを支持するライターは「ハリルの戦術が悪いのではなく、選手が悪い」と書き立て、本田圭佑や香川がそのターゲットとなった。一方で、個人戦術をベースにグループ戦術も求められるスペインリーグで活躍していた乾に対しては好意的で、「最終的にハリルジャパンの救世主になるのでは?」と持ち上げていた。

 そんな乾が、ハリルを否定したのだ。

 実際のところ、今大会の日本の躍進に、ハリルはどれくらい貢献したのだろうか? サッカー関係者に聞いた。

「ハリルのサッカーは、一般ファンには『縦ポンサッカー』(相手からボールを奪った後、すぐさまFWにロングパスを送る戦術)と揶揄されていたのですが、ハリル派のサッカーライターたちは『そう見えるけど、実は○○』などと戦術説明をしていました。ですが、ハリルは相手を分析した守備は得意なものの、攻撃は手付かず。結果、実際はやはり『縦ポン』でした。攻撃パターン構築が見えなかったからこそ、選手やOBが不安に思い、日本サッカー協会も解任したんです。解任のプロセスとタイミングは最悪でしたけど、解任に怒っていたのは、主に机上の空論が好きなライターですよ」

 ロシアW杯ベスト8をかけたベルギー戦、日本が同点に追いつかれたのは相手がパワープレーに出てきたからである。だが、そうなった場合、フィジカルの差を埋めるのは容易ではない。だからこそ、日本サッカー界はフィジカル以外の道を探り、それが今大会で実った部分もある。

 その現状を見ても、ハリルサッカーをノスタルジックに持ち出す人々がいることは理解に苦しむ。日本サッカー協会への嫌悪感と、今大会の日本のパフォーマンスは、別で語らなければいけないのではないか。

(文=TV Journal編集部)

本田、香川、岡崎……ハリルジャパンの”干されメン”がW杯で大活躍! いったいなぜ?

 日本代表が、サッカーW杯ロシア大会のグループリーグ突破に王手をかけた。

 初戦となったコロンビア戦は前半3分に相手が退場となるラッキーもあったが、第2戦のセネガル戦ではレベルの高さを見せつけた。

 前半11分にGK川島永嗣のミスで失点するものの、慌てることなく試合を進める。そして、34分に柴崎岳からのロングボールを長友佑都がコントロールし、スイッチするようにペナルティーエリアに入ってきた乾貴士が決めて同点に追いつく。後半に入ってから試合は日本のリズムに。71分に個の力で突破されて失点してしまうが、78分には途中出場の岡崎慎司と本田圭佑がチャンスを作り、本田が同点弾を決めた。

 試合後、選手たちが「勝てる試合だった」と振り返ったように、日本は真っ向勝負でセネガル以上のパフォーマンスを見せた。その戦いぶりに、世界中から称賛の声が上がっている。

 過去、日本代表は02年と10年にW杯のグループステージを突破したが、お世辞にも内容がよかったわけではない。特に10年は、データ上でも「出場国の中で最もパスがつながらないチーム」だった。つまり、ボールを奪っても前に蹴るだけで、あとは運任せ状態。そんな日本が過去最高のパフォーマンスを見せている。いったい何があったのだろうか?

「W杯前に解任されたハリルホジッチ前監督と関係がよくなかった選手たちが活躍しています。2試合で1ゴールの香川真司、1アシスト1ゴールの本田が最たる例でしょう。彼らは、ハリル体制では代表に選ばれたかも微妙でした。岡崎も同様です。また、西野朗監督になって、スターティングメンバーもだいぶ変わりました。乾や柴崎、昌子源が大活躍していますが、彼らもハリル体制では重用されていたわけではない」(サッカーライター)

 とはいえ、彼らはハリルジャパンでも試合に出場していた選手たちだ。そんな彼らに対し、ハリル氏は「日本はデュエル(一対一の勝負)が弱い」と切り捨て、同調するように戦術家をうたうサッカーライターたちも「日本人選手はフィジカル的にも、戦術理解度も低い」とハリル氏を支持していた。

「ザッケローニ監督の時にも示されていますが、日本は世界相手にも前線からの守備、コンビネーションを駆使してピッチをワイドに使った攻撃はできていた。ただ、ザッケローニ監督は、W杯前のコンディション調整と選手交代を含めたチームマネジメントでミスをしてしまった。それを受けてトーナメントでの経験豊富なアギーレ氏に白羽の矢が立ったのですが、八百長問題が勃発してしまい、ハリル氏が監督に就任しました。ただ、ハリル氏の戦術は日本人選手の特徴を生かさないものだった。かなり無理な状態でもロングボールを蹴らせていましたから。それもあり、選手たちから疑問の声が上がり、解任されました。そして、急きょ西野氏が監督が就任し、ザッケローニ/アギーレの路線に戻った。だから、両監督に重用されていた香川が生きているわけです」(同)

 つまり、W杯で選手たちが急にレベルアップしたわけではなく、能力を発揮できる戦術が用意されたということだ。

 ハリル氏を解任するまでの日本サッカー協会のプロセスは不明瞭で、糾弾されるべきではある。ハリル氏が怒るのも当然だ。だが、ハリル氏を解任し、ザッケローニ/アギーレの路線に戻し、「日本人選手の特徴が世界でどこまで通じるか」にトライしたことは評価されるべきである。なぜならば、実際に通用しているからだ。

 このままの勢いでグループリーグを突破するようであれば、ハリル氏解任という判断は、プロセスは別として正しかったといえるだろう。

(文=TV Journal編集部)

サッカー日本代表、解任されたハリル前監督に“暴露本”出版の動き!「1円訴訟」が不発なら……

 サッカーW杯ロシア大会までいよいよあと1カ月だが、その盛り上がりに水を差すような不穏な動きが起きている。4月にサッカー日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ前監督が、日本サッカー協会を相手に取って訴訟を準備していることが明らかになった。ハリルホジッチ前監督は、慰謝料なんと「1円」と謝罪広告の掲載を求めていく方針だという。

 ハリルホジッチ前監督側は名誉の回復が主な目的で、解任理由に人格面を挙げられたことで社会的な評価やイメージが傷ついたとしている。そんなハリルホジッチに積極的に接触しているのが、大手出版社の面々だという。

「W杯直前にクビとなり、大きな恥をかいたハリルホジッチ氏は恨み骨髄に徹し、プライドが傷つけられたことに激怒しています。この汚名が晴れなければ、次の仕事にも影響するので、必死に自分に過失がないことをアピールしていますよ。訴訟が不発に終わり、法廷で自らの主張が受け入れられなかった場合に備えて、2本目の矢として日本代表に関する暴露本を出版する動きがあるようです。内容は日本サッカー協会内の派閥争いの様子や少人数で意思決定が行われている点などが含まれているとウワサされています。今回の電撃解任についても、プロセスが不透明だと主張しているようで、それを問題提起すべきと考えているようです。法廷や出版物でどんなことが暴露されるのか、協会関係者も気をもんでいますよ」(サッカー関係者)

 さらに6月から始まるW杯期間中には、鋭い視点から日本代表を評論する可能性もあるという。

「週刊誌を中心に、西野朗新監督の選手起用や戦術をブッタ切ってもらう解説をお願いしているみたいです。直前まで監督でしたから、内情も選手の特性もよく知っていますし、説得力も出る。評論するとなれば、大きな話題になるのは間違いないです」(同)

 解任されたハリルホジッチ前監督だが、まだまだ表舞台からは消えなさそうだ。

大炎上のNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』 ケイスケホンダは何を語った?

 

 サッカーファンたちの注目を集めたNHKのドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』が14日に放送された。

 なぜこの番組が注目を浴びたのかというと、同番組の公式サイトが「本田圭佑、ハリルホジッチ日本代表監督解任の舞台裏を初告白」と告知したためだ。

 先月、電撃解任されたハリル氏。その理由は、選手たちとのコミュニケーションの齟齬にあったといわれているが(参照記事1)、解任から1カ月たった今も、その真相は明らかになっていない(参照記事2)。

 にもかかわらず、一選手、しかも当落線上の選手が解任の舞台裏を語るという番組構成に対し、ハリル氏支持派だったファンたちから批判の声が上った。

 番組側は5月3日、Twitterで「ハリルホジッチさんとの関係が注目されているようですが、本田さんが『どん底』からいかに這い上がろうとしてきたか、苦闘の日々を記録した番組です」と訂正するも炎上は止まらず、その火の手は、本田のTwitterにまで及ぶこととなった。さすがに番組側もまずいと思ったのか、翌日には公式サイトに「予告で、『監督解任の舞台裏』という文言を用いましたが、本田さんが『解任』についてインタビューで語ったわけではありません。誤解を招く表現でした。本田さんならびに関係者の方々にお詫びいたします」と謝罪文を掲載した。

 この番組の謝罪に対し、サッカーファンたちは「ハリル氏についての部分をカットして放送するのでは?」といぶかしんでいたが、実際はどうなのか?

「インタビュー後に『あそこは使わないでほしい』と言ってきたり、顔見知りの番記者にしか話さない選手も多くいますが、本田はそういうタイプではありません。誰に対しても話す時は話すし、話さない時は話さない。NHKのあおりすぎたタイトルに日本サッカー協会や本田のスポンサーが抗議することはあっても、番組の内容自体に本人が後から文句を言うことはないと思いますよ。そういうタイプの選手は、何度も同じ番組に呼ばれないでしょう」(サッカー関係者)

 実際に同番組では「ハリルのやるサッカーにすべてを服従して選ばれていく、そのことのほうが僕は恥ずかしいと思っている」という本田節も飛び出し、ハリル氏支持派はカチンときたであろう。それくらい忖度なく話していた一方で、解任の舞台裏は語られなかった。

「ハリル氏のやりたいサッカーを理解している一方で、強豪国との試合の結果から考察すれば、日本にフィットしているとは言い難い。その中で、こういうやり方もあるのではと、ハリル氏の嫌うプレーをあえて選択したと本田は語っていました。この話の後に『この本田の声が日本サッカー協会に届いたのだろうか? ハリル氏が解任に……』と編集でキャプションを入れれば、文字通り“解任の舞台裏”を本田が語ったことになる。本田は今までと同じことを言っているだけですが、それをどう捉えるか。NHKがそれを宣伝したのと、それを受け取る側のリテラシーの問題で炎上になっただけで、本田はいつも通りでしたよ」(同)

 今までも本田は、ハリル氏の要求する以外のプレーをあえて行っては、このサッカーでいいのか記者に議論を投げかけていた。ハリル氏はそれでも本田を招集し続けてきたわけだが、『プロフェッショナル』を見て思ったのは、そのことに対する違和感だ。なぜ、ハリル氏はそんな本田を切らなかったのだろうか?
(文=TV Journal編集部)

解任に恨みのハリルホジッチ日本代表前監督……内紛の原因は、やっぱり本田と香川か?

 27日、日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏が会見を行った。

 ハリル氏は、集まった300名以上のメディアに対し、まずはFIFAワールドカップロシア大会出場を決めたオーストラリア戦を「歴史的勝利」と評し、アウェイで行われた国際親善試合のブラジル戦で一得点を奪ったことを「(1-3で敗れたが今まで日本が)ブラジルから得点を奪えたか?」と熱弁し、チーム作りが上手く行っていたことを強調した。

 その後で「先月の欧州遠征後に『一人の選手が良い状態ではない(不満を持っている)』と(日本サッカー協会:JFA)から言われ、『そのことはわかっているけれど、解決できる』と言った」と、解任までのカウントダウンが始まったことを明かす。

 そして、そのハリル氏の説明に納得できなかったJFAは不安視し、調査をはじめ、最終的にハリル氏に「たくさんの選手が不満を持っている」とJFA田嶋幸三会長が解任を伝えた。

 では、その選手たちとは誰なのだろうか?

 ハリル氏は会見で、「2名は不満を持っていたようですが、(解任されてから)15名からは、ありがとうと連絡が来た」「オーストラリアに勝った後、試合に出場していない2人の選手がガッカリしていた。その前何度も試合に出ていたわけです。それでがっかりしていること自体、悲しく思いました」と興味深い発言をしている。

 おそらく今回の解任の発端になったのは、オーストラリア戦に招集されたものの、試合に出ていない二名の選手だろう。

 この試合に招集されて出場していないのは東口順昭、中村航輔、三浦弦太、槙野智章、酒井高徳、本田圭佑、柴崎岳、香川真司、小林祐希。

 この中で、ハリル体制で試合に出ていたのは、槙野、酒井、本田、香川。ただ、ハリル氏が槙野の感謝メールを読み上げたことから考察すると、酒井、本田、香川の3人に絞られる。

 2人とは誰なのだろうか? サッカー関係者に聞いた。

「間違いなく本田と香川でしょう。でも、2人を責めることはできません。というのも、会見を聞いていて思ったのは、日本人選手に対する評価のズレがあるのかなと。たとえば、ハリル氏はブラジルから1得点を奪ったことを自画自賛していましたが、2005年のジーコ監督時にはコンフェデレーションズカップでブラジルに2-2で引き分けているんです。近年の日本代表のベンチマークからすると、韓国への大敗や二度の欧州遠征の低調さで監督への信頼は薄れてしまいます。そこでJFAが動いたのですが、JFAは日本的で空気を読む組織ですから、直接的にハリル氏にぶつけず、遠回しにアプローチしてしまった。だから、ハリル氏は『解任になる前に不満を言ってほしかった』と会見でも繰り返していたのでしょう。」

 日本人選手の能力を引き出していると確信しているハリル氏と、「俺たちはもっと高みを目指せる」と考えている選手たちに摩擦が起きるのは当然といえるかもしれない。

 問題は、ハリル氏に「では、この欧州遠征の二試合で勝ち点2を上げてくれ」など、ノルマを与えずに、急な解任をしてしまったJFAにある。ノルマさえ与えていれば、ここまで後味の悪い監督交代にならなかったであろう。
(文=TV Journal編集部)

サッカー日本代表ハリル解任に広告業界は笑顔満開「西野新監督はイケメン!」「有名選手が帰ってくる!」

 12日の就任会見のウラで、広告関係者の笑顔が満開になっている。

 日本サッカー協会は今月7日付でのバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の解任と、西野朗技術委員長(63)の新監督就任を発表した。日本中があっと驚く電撃解任劇だったが、プロモートする広告関係者やスポンサー筋の間では、おおむね好意的に受け止められているという。

 広告代理店関係者は「このままいったらW杯で視聴率がどれだけ取れるのか心配していましたが、これで少しは好転するかもしれません。日本はW杯に6大会連続の出場ということもあって、世間は飽きてきて、マンネリ化が進んでいます。代表にこれといったスター選手もいないですし、正直今回のW杯への注目度は低かった。今年はW杯イヤーなのに全く盛り上がっていなかったんです。それが今回の監督交代で少しは視線を向けられることになって、安堵していますよ。それに新監督の西野氏は日本人で、ダンディーでイケメン。これ以上ないわかりやすさ。にわか女性ファンも食いつきやすい」と、ほくほくだ。

 解任前にあるテレビ番組が行った一般人への調査によれば、代表監督を知っているのはたったの29%しかいないという恐ろしい結果となっていた。そればかりか、ワールドカップでの対戦国を知っている人は9%しかいなかったという。

 前出の広告関係者は「60歳を超えた西野氏ですが、女性人気は半端じゃない。現役時代から西野氏が歩くところには大勢の女性ファンが付いてくる。試合でケガをしたら、お見舞いしたいと女性が自宅まで押し掛けたことが何度もある伝説の人。Jリーグの監督時代には、女性ファンが『結婚してくれなきゃ死ぬ』と言って西野氏が乗るベンツの前に立ちはだかったこともありましたよ」と明かす。

 さらにこれまでハリルホジッチ監督が冷遇してきた知名度の高い本田圭佑、長友佑都、香川真司、岡崎慎司が再び代表のレギュラーに収まる可能性が高まったと言われている。

「流行の戦術や選手起用、難しいサッカー論を語りたがるサッカーフリークなど一部の人からは不評かもしれませんが、日本代表の関心、人気を呼ぶためには非常にありがたいことです。みんが知っている本田、長友、香川、岡崎が出場してくれれば、W杯の盛り上がりにも一役買ってくれて視聴率も上がることは間違いありませんよ」(前出の広告関係者)

 W杯の開幕は6月14日。これでいよいよ、尻馬に乗って騒ぎたがるにわかファンたちの間で、サッカー熱がグングンと上がってくるのかもしれない。

サッカー日本代表ハリル解任に広告業界は笑顔満開「西野新監督はイケメン!」「有名選手が帰ってくる!」

 12日の就任会見のウラで、広告関係者の笑顔が満開になっている。

 日本サッカー協会は今月7日付でのバヒド・ハリルホジッチ監督(65)の解任と、西野朗技術委員長(63)の新監督就任を発表した。日本中があっと驚く電撃解任劇だったが、プロモートする広告関係者やスポンサー筋の間では、おおむね好意的に受け止められているという。

 広告代理店関係者は「このままいったらW杯で視聴率がどれだけ取れるのか心配していましたが、これで少しは好転するかもしれません。日本はW杯に6大会連続の出場ということもあって、世間は飽きてきて、マンネリ化が進んでいます。代表にこれといったスター選手もいないですし、正直今回のW杯への注目度は低かった。今年はW杯イヤーなのに全く盛り上がっていなかったんです。それが今回の監督交代で少しは視線を向けられることになって、安堵していますよ。それに新監督の西野氏は日本人で、ダンディーでイケメン。これ以上ないわかりやすさ。にわか女性ファンも食いつきやすい」と、ほくほくだ。

 解任前にあるテレビ番組が行った一般人への調査によれば、代表監督を知っているのはたったの29%しかいないという恐ろしい結果となっていた。そればかりか、ワールドカップでの対戦国を知っている人は9%しかいなかったという。

 前出の広告関係者は「60歳を超えた西野氏ですが、女性人気は半端じゃない。現役時代から西野氏が歩くところには大勢の女性ファンが付いてくる。試合でケガをしたら、お見舞いしたいと女性が自宅まで押し掛けたことが何度もある伝説の人。Jリーグの監督時代には、女性ファンが『結婚してくれなきゃ死ぬ』と言って西野氏が乗るベンツの前に立ちはだかったこともありましたよ」と明かす。

 さらにこれまでハリルホジッチ監督が冷遇してきた知名度の高い本田圭佑、長友佑都、香川真司、岡崎慎司が再び代表のレギュラーに収まる可能性が高まったと言われている。

「流行の戦術や選手起用、難しいサッカー論を語りたがるサッカーフリークなど一部の人からは不評かもしれませんが、日本代表の関心、人気を呼ぶためには非常にありがたいことです。みんが知っている本田、長友、香川、岡崎が出場してくれれば、W杯の盛り上がりにも一役買ってくれて視聴率も上がることは間違いありませんよ」(前出の広告関係者)

 W杯の開幕は6月14日。これでいよいよ、尻馬に乗って騒ぎたがるにわかファンたちの間で、サッカー熱がグングンと上がってくるのかもしれない。

ハリルホジッチ解任……“哲学なき交替劇”の裏側と「西野朗」という妥協点

 本日、サッカー日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督が解任が発表された。

 JFA(日本サッカー協会)ハウスで会見を行った田嶋幸三JFA会長は「(選手と)コミュニケーションや溝が深まってしまった」ことを解任理由に上げた。我々の取材でも浮き彫りになっていたものが、決定的になった格好である(記事参照)。

 だが、なぜこのタイミングでの解任となったのか? サッカーライターは「会見にて、田嶋会長が『よく漏れなかったなというくらい、多くの方に相談した』と語っていたのが印象的です」という。

「田嶋会長は、よくも悪くも調整型で、人の意見に左右されやすい(記事参照)。そんな田嶋会長の元に、先月の欧州遠征での失敗を受け、元日本代表OBたちから不満が届いたのでしょう。2002年のフィリップ・トルシエ監督以降、狙いが成功したかはさて置き、JFAは『日本人の特徴を活かした戦術』を謳う日本代表監督を選択してきた。しかし、ハリル監督はそういうタイプではないことが試合を重ねるごとに明白になっていきました。ハリルは日本代表でも、アフリカ勢を率いた時と同じ戦術を採用しています。それでも勝てればよかったのですが、2回の欧州遠征はもちろん、韓国にも勝利できなかった。それで『日本人の特性を無視したサッカーで、ロシアワールドカップでグループリーグを突破できなかったら、何も残らないぞ』とつつかれ、OBたちの顔を立てる意味も含めて解任したのだと思います。他にもハリル監督の一般層の認知度の低さもあったでしょう。でも、解任以上に後任が西野朗JFA技術委員長というのは驚きでした。我々は手倉森誠コーチ、もしくは経験を積ませるという意味で森保一オリンピック代表監督を就任させると思っていましたから」(同)

 西野氏は、1994年のアトランタ五輪でブラジル代表を破る番狂わせを演じ、その後はガンバ大阪をJリーグ屈指の強豪に導いた。ガンバ大阪監督時代にはアジアチャンピオンズリーグを制し、FIFAクラブワールドカップではマンチェスターユナイテッドに3-5で敗れたものの、日本らしいパスサッカーで真っ向勝負の打ち合いをみせた。

 だが、2012年以降は監督として結果を残せておらず、16年に現職に就いている。なぜ西野氏が後任になったのか?

「ハリル解任報道と同じタイミングで、元日本代表監督の岡田武史氏が日本代表の監督に必要なJFA公認S級コーチライセンスを返上しているんです。我々の間では、岡田氏に監督オファーがあり、それを断ったのではとウワサされています。S級を返上すれば、もう声が掛かることはありませんから」(同)

 ファーストチョイスの岡田氏に断られ、他の監督に要請して再度断られてしまうと、JFAの混乱ぶりが外部に漏れる可能性が高い。今回の16時からの会見内容が、当日の午前中には漏れていたように。

 それを避けるために、近年の実績では日本代表には見合わないものの、断らない西野氏を選んだように映ってしまう。というのも、手倉森コーチや森保オリンピック代表監督と違い、西野氏は技術委員長だったため、ハリル監督がワールドカップで惨敗すれば責任問題になる可能性があったのだ。

 監督要請を断らず、そもそも論として責任問題を抱える可能性があった西野氏を監督に置いた。そこにJFAの哲学は何もない。だからこそ、サッカーライターたちは「田嶋会長らしい解任劇だった」と口を揃えていたのだろう。
(文=TV Journal編集部)

ハリル激怒「内部のことを外部に言うな!」なぜ日本代表はメディアに“内情”を話すのか

 サッカー日本代表の雰囲気が、すこぶる悪い。それはそうだろう。マリ、ウクライナを相手に戦った欧州遠征は1-1、1-2と未勝利で終えることになり、結果に加えて見せ場のなさも露呈してしまった。

 一度もFIFAワールドカップに出場したことのないマリに対し、やっとこさ同点に追いつくという寒すぎる内容に、選手たちは「ハリル監督の『蹴れ!』という指示を聞きすぎた。自分たちで考えないと」と反省しきり。

 だが、この選手たちのコメントを聞いたバヒド・ハリルホジッチ監督は、ウクライナ戦の前日会見で「問題があれば内部で解決する。外部に対する発言はあまり良くない」と怒り心頭。ウクライナに敗れた後には、「レギュラーで呼べなかった選手もいる」と、今回はベストメンバーではないから負けたと言わんばかり。今回、招集されたメンバーからすれば、カチンと来る発言を連発している。

 選手は“監督のサッカー”への疑問をメディアに語り、監督は敗因を選手のせいにする。いったい日本代表内部で何が起きているのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「選手たちからすると、ハリル監督の戦術は一昔前の国見高校(長崎)のような、縦一本サッカーなんです。ですが、一部のハリル監督シンパのメディアは『そんなことはない。戦術が豊富で次のオファーもある監督だ』と否定する。欧州遠征でハリル監督の手腕が冴えたシーンがあったか? と聞いても、シンパは『選手が悪い。今の日本では誰が監督でも勝てない』の堂々巡り。選手たちは、監督というよりも、そんなメディアに対してイラ立ちを感じているようにも見えます」

 確かに本田圭佑は、マリ戦後にメディアに対し、「監督の理想とするサッカーがある。それは当然で、日本代表だけではない。でも、日本代表には、『日本といえばこういうサッカー』というのがない。そこを作ることにトライしたい」と語っている。

 選手たちは何も、ハリルホジッチ監督を批判しているわけではなく、ハリルホジッチ監督のサッカーで勝てるのかどうかをメディアに分析するように投げかけているようにも感じる。そして、日本人が世界で勝てるサッカーとはなんなのかという、究極の問いにつながっていく。

 4年前、ザッケローニ元代表監督は、高い位置からのプレッシングとワイドに使ったサッカーを日本代表に植え付けた。選手マネジメントの失敗でワールドカップでは惨敗したが、日本人ならではの特長で世界と対等に戦える光明が見えたのは事実である。しかし、あの時の日本代表が出来ていたことが今回の欧州遠征ではできていなかった。

 ハリルホジッチ監督がワールドカップで結果を残してくれたら最高だ。しかし、負けた時はザッケローニ元監督の時とは違って何も残らない。約2億5,000万円の年俸を日本サッカー界から持っていかれるだけである。

 そういった背景から、選手たちがメディアに口を開くのは日本サッカーを思ってのこと。決して内紛が起きているわけではないのだ。
(文=TV Journal編集部)