マセキ芸人が好調な今、あえて“ナベプロ臭”のする芸人に注目!「よしもと一強」は、今や過去の話か

  いきなりで恐縮だが、お笑い芸人が所属する事務所の話から始めたい。バイきんぐ、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%らが所属する「SMA NEET Project」(以下、ソニー)が、以前より注目を集めている。ソニー・ミュージックが立ち上げたお笑い部門のプロジェクトだ。

 この事務所、かつては芸人界で“最後の砦”と呼ばれていたそう。他事務所をクビになった芸人の“駆け込み寺”として機能し、オーディションなしで所属できる時期さえあったとのこと。事実、よしもと→ナベプロと渡り歩いたザコシショウが最後に行き着いたのはソニーだ。

 3月4日に放送された『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)にて、ナイツの塙宣之は語っている。

「(ソニーは)初期の楽天みたいに弱い芸人がいっぱい集まって、芸人からイジられたんですよ。そしたらここ何年かでマー君っていうか(笑)、バイきんぐ、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%と、優勝者3組を出している」

 今年の『キングオブコント2017』」で準優勝を果たしたのは、にゃんこスターだが、そのメンバーのスーパー3助も、かつてはソニーに所属していた。ソニー~フリー時代の3助の印象については、11月30日放送『内村てらす Season2』(日本テレビ系)でカズレーザーが語っている。当時、3助とメイプル超合金は、ライブで頻繁に顔を合わせていた間柄だ。

「むちゃくちゃ面白かったです。笑いの取り方とか見せ方が他の芸人さんと一線を画すというか。フリがあってボケじゃなくて、オチまでいくと、なんかニコニコする」

 前述の『ナイツのちゃきちゃき大放送』にて、塙はソニーの特色をこう推測する。

「とにかく芸人全員入れてみて、自由にやらせた結果が出てるんじゃないかと。ネタ見せの時、まず『これはテレビでやっちゃダメなやつだよ』って言われますから。ソニーってそれ言わないんでしょうね、恐らく」

 キングオブコント出場時はフリーだったにゃんこスター、現在はワタナベエンターテインメントに所属している。この経緯について解説するのは、カンニング竹山だ。以下は、11月25日放送『10人旅~美味しいと新しいと伝統と! 全部たのしんじゃう金沢旅~』(フジテレビ系)での発言。

「ウチのマネジャーに聞いたんだけど。フリーでキングオブコントとかの予選で勝ち上がってくると、必ずマネジャー界で話題になるんだって。『どうするの? ウチは欲しいけど』みたいに」

 結果、準決勝へ進出した時点で声を掛けに行ったナベプロがにゃんこスターを獲得した。その後、よしもとからも2人に声が掛かったようだが、タッチの差だった。

 

■ハライチがよしもとではなくナベプロを選んだ理由

 

 11月26日放送『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に、お笑いコンビのハライチが出演した。

 彼らも、ナベプロが誇る新時代の旗手だ。中学時代にお笑いコンビ結成を誓っていた2人は、高校卒業間際で約束通り「ハライチ」を結成。まず彼らは、どの芸人養成所に通うかを相談し、ネットカフェでリサーチした結果、「ここが一番いいんじゃないか」とナベプロの養成所へ通うことを決めている。

「よしもとさんのNSCももちろん素晴らしいんですけども、人数が多い。競争率が高い。何百人も生徒がいる。我々は意外と前に出ていくタイプじゃないし、あそこで目立つ自信はない。で、他を調べたらワタナベの養成所は1クラスの人数が少ないと。10数人だし。で、先輩に上からガミガミ言われるのも好きじゃない。ワタナベの養成所はできたばっかりで、俺らが2期生だったから。あと、お金も安かった」(ハライチ・澤部佑)

 お笑い界の戦況も10数年前とは様変わりしており、もはや“よしもと一強”の時代ではない。事実、一時期は人力舎所属の芸人がテレビ界を席巻していたし、現在はウッチャンナンチャンや出川哲朗、ナイツ、三四郎らの活躍によりマセキ芸能社が好調だ。

 そして、大手・ナベプロも密かに中堅~若手層が充実している。ハライチやにゃんこスター以外にも、ロッチ、ブルゾンちえみ、サンシャイン池崎、Aマッソ、バッドナイスと粒ぞろいである。

 テレビを観ていたら、いかにも“よしもと臭”のする芸人はすぐわかる。一方で、いかにも“ナベプロ臭”のする芸人というのも存在する。“浅井企画臭”のする芸人もわかりやすい。これって、大手ならではの強みでもあり弱みでもある。

 事務所単位で芸人界の戦力図を俯瞰して見ると趣きがあり、味わい深い。“ナベプロ臭”のする芸人は、果たしてテレビ界をどう盛り上げていくだろうか?
(文=寺西ジャジューカ)

マセキ芸人が好調な今、あえて“ナベプロ臭”のする芸人に注目!「よしもと一強」は、今や過去の話か

  いきなりで恐縮だが、お笑い芸人が所属する事務所の話から始めたい。バイきんぐ、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%らが所属する「SMA NEET Project」(以下、ソニー)が、以前より注目を集めている。ソニー・ミュージックが立ち上げたお笑い部門のプロジェクトだ。

 この事務所、かつては芸人界で“最後の砦”と呼ばれていたそう。他事務所をクビになった芸人の“駆け込み寺”として機能し、オーディションなしで所属できる時期さえあったとのこと。事実、よしもと→ナベプロと渡り歩いたザコシショウが最後に行き着いたのはソニーだ。

 3月4日に放送された『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)にて、ナイツの塙宣之は語っている。

「(ソニーは)初期の楽天みたいに弱い芸人がいっぱい集まって、芸人からイジられたんですよ。そしたらここ何年かでマー君っていうか(笑)、バイきんぐ、ハリウッドザコシショウ、アキラ100%と、優勝者3組を出している」

 今年の『キングオブコント2017』」で準優勝を果たしたのは、にゃんこスターだが、そのメンバーのスーパー3助も、かつてはソニーに所属していた。ソニー~フリー時代の3助の印象については、11月30日放送『内村てらす Season2』(日本テレビ系)でカズレーザーが語っている。当時、3助とメイプル超合金は、ライブで頻繁に顔を合わせていた間柄だ。

「むちゃくちゃ面白かったです。笑いの取り方とか見せ方が他の芸人さんと一線を画すというか。フリがあってボケじゃなくて、オチまでいくと、なんかニコニコする」

 前述の『ナイツのちゃきちゃき大放送』にて、塙はソニーの特色をこう推測する。

「とにかく芸人全員入れてみて、自由にやらせた結果が出てるんじゃないかと。ネタ見せの時、まず『これはテレビでやっちゃダメなやつだよ』って言われますから。ソニーってそれ言わないんでしょうね、恐らく」

 キングオブコント出場時はフリーだったにゃんこスター、現在はワタナベエンターテインメントに所属している。この経緯について解説するのは、カンニング竹山だ。以下は、11月25日放送『10人旅~美味しいと新しいと伝統と! 全部たのしんじゃう金沢旅~』(フジテレビ系)での発言。

「ウチのマネジャーに聞いたんだけど。フリーでキングオブコントとかの予選で勝ち上がってくると、必ずマネジャー界で話題になるんだって。『どうするの? ウチは欲しいけど』みたいに」

 結果、準決勝へ進出した時点で声を掛けに行ったナベプロがにゃんこスターを獲得した。その後、よしもとからも2人に声が掛かったようだが、タッチの差だった。

 

■ハライチがよしもとではなくナベプロを選んだ理由

 

 11月26日放送『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)に、お笑いコンビのハライチが出演した。

 彼らも、ナベプロが誇る新時代の旗手だ。中学時代にお笑いコンビ結成を誓っていた2人は、高校卒業間際で約束通り「ハライチ」を結成。まず彼らは、どの芸人養成所に通うかを相談し、ネットカフェでリサーチした結果、「ここが一番いいんじゃないか」とナベプロの養成所へ通うことを決めている。

「よしもとさんのNSCももちろん素晴らしいんですけども、人数が多い。競争率が高い。何百人も生徒がいる。我々は意外と前に出ていくタイプじゃないし、あそこで目立つ自信はない。で、他を調べたらワタナベの養成所は1クラスの人数が少ないと。10数人だし。で、先輩に上からガミガミ言われるのも好きじゃない。ワタナベの養成所はできたばっかりで、俺らが2期生だったから。あと、お金も安かった」(ハライチ・澤部佑)

 お笑い界の戦況も10数年前とは様変わりしており、もはや“よしもと一強”の時代ではない。事実、一時期は人力舎所属の芸人がテレビ界を席巻していたし、現在はウッチャンナンチャンや出川哲朗、ナイツ、三四郎らの活躍によりマセキ芸能社が好調だ。

 そして、大手・ナベプロも密かに中堅~若手層が充実している。ハライチやにゃんこスター以外にも、ロッチ、ブルゾンちえみ、サンシャイン池崎、Aマッソ、バッドナイスと粒ぞろいである。

 テレビを観ていたら、いかにも“よしもと臭”のする芸人はすぐわかる。一方で、いかにも“ナベプロ臭”のする芸人というのも存在する。“浅井企画臭”のする芸人もわかりやすい。これって、大手ならではの強みでもあり弱みでもある。

 事務所単位で芸人界の戦力図を俯瞰して見ると趣きがあり、味わい深い。“ナベプロ臭”のする芸人は、果たしてテレビ界をどう盛り上げていくだろうか?
(文=寺西ジャジューカ)

ブルゾン、サンシャイン輩出のナベプロ“エンタ式”芸人育成法「ネタ作りは作家任せ」

 ここ数年、お笑い界で存在感を発揮しているのが「ナベプロ」こと、ワタナベエンターテインメントだ。ブルゾンちえみ、サンシャイン池崎、平野ノラなどの個性的な人気ピン芸人を多数輩出し、数々の流行語を生み出している。

 そんなピン芸人たちは、決してラッキーパンチで出てきたものではないという。テレビ局関係者の談だ。

「ナベプロはここ数年、計画的に、テレビでブレークしそうなピン芸人を育成しています。ネタ作りに関しても、芸人本人に任せるのではなく、数人の作家を雇って、マーケティングに基づいたうえで“売れそうなネタ”を作り出している。ブルゾンちえみなどはまさに、その結晶のような存在ですね」

 現在のナベプロのピン芸人育成の方法は、かつての人気ネタ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)に通ずるものがある。

「『エンタの神様』では、オーディションでキャラクターが濃い芸人を発掘し、さらに作家数人でネタを考え、芸人に演じさせるというパターンが多かった。それを番組レベルではなく、事務所レベルで今やっているのがナベプロです。しかしながら、『エンタの神様』方式だと、一発屋芸人だらけになってしまうというデメリットがある。ナベプロの懸案事項はそこでしょうね」(同)

 ところがナベプロは、一発屋で終わらないように、しっかり考えて芸人を発掘しているという。

「ナベプロには『ワタナベコメディスクール』という芸人養成所があるんですが、そこを卒業したからといって、すぐにナベプロの所属になれるということではありません。しかし、個性的な特技や珍しい経歴がある卒業生については、優先的にナベプロの所属になれるとのことです。最近のバラエティー番組では、ただネタが面白いだけではなかなか活躍できず、なんらかの特技を利用しなければいけないケースが多い。しかもそういう芸人であればブームが去っても、その特技を生かして仕事を取ってくることができる。ネタそのものは一発屋くさくても、“特技系”の芸人を増やすことで、一発屋で終わらないようにしているというわけです」(別のお笑い関係者)

 たとえば、「Why Japanese people?」でブレークした厚切りジェイソンもナベプロの所属だが、最近ではバラエティー番組だけでなく、ワイドショーのコメンテーターや、英語番組、講演会などで活躍することも多い。まさに、アメリカ出身のIT企業役員というキャリアを生かした芸能活動をしているのだ。また最近では、東大卒の女性芸人・石井てる美も、その学歴を生かした仕事を増やしている。

「あまりにもお茶の間に迎合したようなネタをやるピン芸人が多いので、コアなお笑いファンからは敬遠されがちなナベプロのピン芸人ですが、マーケティング的な意味では間違っていないのでしょう。今後もブレーク芸人が出てくると思います」(同)

 まだまだ、ナベプロ芸人の快進撃は続きそうだ。

「吉本ナシで」「大物だけで中堅がいない」“吉本離れ”進むテレビ業界の本音

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その大物もエゴが肥大化してるみたいだし……

 最近のテレビ業界では、“吉本離れ”が進んでいるという。意識してバラエティ番組を見ていれば、以前より吉本興業勢が減っていることにお茶の間も気づくはずだ。一昔前の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)であれば、「○○芸人」に出演するのはほぼ吉本芸人のみであったのに対し、昨今は他事務所の芸人たちの出演が増えている。テレビ業界の一大勢力である吉本興行に、一体なにが起こっているのだろうか。

「原因は全て、吉本興業の事務所本体ですよ。そもそも、吉本のマネジャーさんは連絡が取れない。キャスティングしたい時につかまらないし、期限までに返事をくれないなんてこともザラですから。制作側としては進行に支障をきたすため、なかなか扱いづらいんですよね」(テレビ局関係者)

指原莉乃1位は大島優子の狙い通り!? AKB48選抜総選挙に見る事務所間抗争

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宴の後、どこか哀愁を漂わせるアイドルたち――(撮影:岡崎隆生)

 8日に神奈川県・日産スタジアムで行われた「第5回AKB48選抜総選挙」で、総獲得票数15万570票でセンターの座を獲得した指原莉乃。「世代交代」がテーマに行われた今回の総選挙だが、いよいよ前田敦子と共に不動のセンターとして君臨し続けた大島優子のグループ卒業が現実味を帯びてきたようだ。

「前田と大島が所属する太田プロダクションは、2年ほど前から2人をグループから卒業させたい意向を示していました。しかし人気のツートップが同時に卒業というのは、AKB側としてOKを出せるはずもない。そこで前田が先立っていち抜けを果たしたわけですが、大島の卒業に関しては『後輩の成長』が絶対条件だった。つまり、指原のセンター獲得は、結果的に大島の卒業を後押しすることになったわけです」(広告代理店関係者)