大坂なおみ差別ネタのAマッソ、売り出しプラン白紙で、ナベプロから「飼い殺し」宣告も

 今年9月に開催されたイベントでテニスの大坂なおみ選手に対する差別的発言をして、謝罪するに至ったワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ・Aマッソ。特に謹慎などをすることもなく活動は継続中で、11月27日にはネット配信番組をまとめたDVD『Aマッソのゲラニチョビ マジカル・オオギリー・ツアー ~ディレクターズカット版~』も発売された。

 騒動の影響はあまりないかのように見えるAマッソだが、その裏では所属事務所から厳しい通告を受けていたという。

「実は、ナベプロは今年の年末にかけてAマッソを強力にプッシュする予定だった。実際に騒動の直前には『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にもブッキングされていますし、『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』(日本テレビ系・12月9日放送)についても決勝進出濃厚とも言われていました。そんななかでの差別発言騒動で、ナベプロの売り出しプランは完全に白紙になってしまった。ナベプロはAマッソに対して、厳しい処分を下すことはないものの、“もうお前たちをプッシュすることはない”と宣告したそうです」(お笑い業界関係者)

 いわば、ナベプロからAマッソに対する“飼い殺し”宣言である。

「現在、Aマッソは主にライブやYouTubeでの動画配信、ネット番組で活動しています。一応騒動前と仕事量も変わらない様子。下手に事態を大きくしたくないという思惑もあるのか、とりあえず現状維持。もしも騒動がなければ、今ごろテレビのネタ番組などにもたくさん出ていたはずなんですけどね。今後は、ナベプロのプッシュもなくなり、メディア露出は減り続ける一方になるでしょう」(同)

 差別的発言をしたAマッソが悪いのは当然だが、芸人に対してしっかり教育をしていなかったナベプロにも責任の一端はある。

「これはナベプロだけに限らずお笑い界全体の問題で、やはり多様性に関する意識がかなり低く、マイノリティーをイジるネタが多いのが現実です。ナベプロもそこをもっと意識できていれば、Aマッソの発言もなかったはず。そういう負い目もあるから、ナベプロとしてはAマッソに対して厳しい処分を下せなかったのでは。とはいえ、問題発言を見過ごすわけにはいかないので“飼い殺し”ということになったのでしょう。ただ、ナベプロとしてはAマッソをプッシュすることはできないとしても、Aマッソの活動を妨害するというわけではないようで、“事務所を移籍してもOK”というスタンスみたいですね」(同)

 Aマッソが心機一転して、新たな環境で再出発する未来もありそうだ。

ザブングルは闇営業でもダメージゼロ? 老舗ナベプロのしたたかなトラブル対応術

 特殊詐欺グループのパーティーでの闇営業問題で8月末までの謹慎処分となったことが発表されたお笑いコンビ「ザブングル」。芸能活動休止中は、熊本県内の介護施設でボランティア活動を行うという。

 今回の闇営業問題では、仲介役となったカラテカ入江慎也が吉本興業から契約解除となり、さらに闇営業に参加していた吉本芸人たちが謹慎処分となった。一方、ワタナベエンターテインメント(以下、ナベプロ)所属だったザブングルについても、ナベプロから処分される形となった。

「吉本芸人の謹慎期間などは明確に発表されておらず、なんとも中途半端な処分という印象です。しかし、ナベプロの方は8月末までの謹慎とボランティア活動への参加という形で、処分内容を明確に発表。さらには、闇営業で受け取ったギャラの額についても1人あたり7万5,000円であったと公表するなど、包み隠さず情報を公開しています。この点については、かなり真摯な対応であるといえるでしょう」(週刊誌記者)

 当初は反社会的勢力から金銭は受け取っていなかったと話していたものの、あとから実は受け取っていたことが発覚するなど、吉本芸人たちの対応のまずさも浮き彫りになっている今回の騒動。そんな中での老舗芸能プロであるナベプロの対応は適切だったとの声が多い。

「吉本芸人たちが嘘をついていたことは言語道断だし、しっかり調査しなかった吉本の対応も間違っていた。かたやナベプロは嘘をつくことなく事実を明らかにしたという点で、対応はほぼ完璧だったと思います。ただ、報道があった直後、吉本興業は入江を解雇するなど、比較的早い対応をとっていたのですが、ナベプロは沈黙を守っていたんですよね。もしも、騒動が大きくならなかったら、そのままスルーしようとしていたのではないかという疑念も残ります」(芸能事務所関係者)

 ちなみに、ナベプロは処分の発表が遅れたことについて、〈弊社としてはすべてを速やかに発表する予定でおりましたが、弊社の発表に先立ち、本件に関係する他のタレント及びその所属事務所より金銭の授受がない旨の発表があったことから、再度、事実関係を慎重に確認の上、先月24日に改めて金銭授受の事実を公表させていただきました〉と説明している。

「ナベプロだけの問題ではないので、慎重に調査をするのはわかりますが、吉本の出方を伺っていたようにも見える。もしも吉本が謹慎処分を下さなかったら、ナベプロは動かなかった可能性も高いのではないかと。それに、吉本がグダグダな対応をしているおかげで、ナベプロは逆に対応しやすくなったということもあるでしょう」(同)

 いずれにしろ、吉本と比べてナベプロの対応は見事だったということだが、こんな話も……。

「以前、ナベプロ所属のとある芸人が女性絡みのトラブルを起こしたんですが、気づいたらその芸人はまったく違う理由でナベプロから離れて、芸能活動を休止したということもあったんですよ。事の真相は明らかにされていませんが、ナベプロはその芸人の不祥事を明かさないようにして、体裁よくクビにしたのではないかとも囁かれている。そういった部分で、ナベプロはかなり計算的な対応をしてくるという印象ですね」(テレビ局関係者)

 いずれにせよ、結果的に真摯な対応で評価を上げることとなったナベプロ。吉本は、そのしたたかな姿勢を見習うべきなのかもしれない。

闇営業問題で吉本とナベプロの対応は何が間違っていたのか…事務所の評価にかかわる”大きな代償”

 吉本興業は6月24日、振り込め詐欺集団のパーティーに“闇営業”として出席していた雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ら芸人11人に対し、金銭の受領があったとして謹慎処分とすることを発表した。当初、宮迫や田村らは、金銭は受け取っていないと説明していたが、実際にはその説明が虚偽であったというわけだ。

「今回の騒動において吉本は報道が出るより前に、闇営業を仲介していたカラテカ入江慎也を解雇にしており、この対応は早かったと言えるでしょう。しかし、ほかの芸人については『反社会だとは知らなかった、金銭は受け取っていない』という説明で逃げようとしてしまった。この主張について、芸人たちが口裏を合わせたものなのか、あるいは吉本ぐるみでの隠蔽工作だったのかは分かりませんが、事態を甘く見すぎていたということは否めない」(ベテラン芸能記者)

 では、吉本はどういう対応をするべきだったのだろうか。

「安易に『金銭を受け取っていない』と弁明するのではなく、ひとまず不適切な行為があったことを謝罪したうえで、金銭受領の有無については『事実確認中』などしておくべきだったと思います。あるいは、金銭の受領の有無にかかわらず、反社会勢力のパーティーに参加したという事実に対するペナルティーとして、すぐさま謹慎処分でもよかったかもしれない。少なくとも虚偽の説明をするというのは言語道断です」(同)

 今回の騒動では、ワタナベエンターテインメントに所属するザブングルの松尾陽介と加藤歩の2名ても、同様に反社会集団のパーティーに参加していたとして、謹慎処分となった。

「最初に報じた『FRIDAY』(講談社)でザブングルの名前が出ていなかったということもあり、ナベプロはだんまりを決め込んでいましたが、吉本が参加者全員謹慎という処分を下した以上、スルーできなくなったという形。もしも、報道があった直後にナベプロがザブングルに対する重い処分を発表していたら、コンプライアンスを遵守する芸能事務所であると強く印象づけることもできたはず。しかし、ナベプロもまた後手に回ってしまったということで、むしろ“コンプライアンスを守ることよりも、都合の悪いことはスルーする芸能事務所”というイメージが付いてしまった。ナベプロもまた吉本と同様に、対応を間違ったと言わざるを得ないでしょう」(同)

 いずれにしろ、吉本もナベプロも相当に評判を落としてしまう対応であったことは間違いない。あるメディア関係者はこう話す。

「ここ最近は、不祥事があると当該タレントが出演していた番組や映画、CMなど、あらゆるものが差し替えになる時代。1回の失敗に対するリスクが大きいので、スポンサーもテレビ局もキャスティングにはかなり慎重になっています。

 また、不祥事そのものはもちろんですが、その後の対応のまずさで被害が広がるということも多い。そういう意味では、吉本さんもナベプロさんも残念ながら、適切な対応はできなかったわけで、“リスクが高い芸能事務所”だと言わざるを得ない。今後、キャスティングする際に、吉本さんやナベプロさんを避ける関係者も増えて来ると思います」(同)

 保身のためのちょっとした嘘の代償はあまりにも大きい。何かの不祥事やトラブルがあった際に、いかに迅速かつ適切に対応できるかが、芸能事務所の評価につながってくるのだ。

志尊淳はナベプロの社長案件? 「高値売り」の強気方針で、バラエティーを敬遠

 今年8月に公開予定の映画『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』に、田中圭演じる春田を翻弄する新入社員役で出演することとなった志尊淳。近頃は、主演ドラマ『潤一』の配信(Amazonプライム・ビデオほかにて6月26日より)・放送(関西テレビにて7月12日より)も決定するなど順調な様子だ。

「7月放送開始の石原さとみ主演ドラマ『Heaven? ~ご苦楽レストラン~』(TBS系)への出演も決まっています。小粒ながらも主演作も増えてきて、そろそろ大ブレークもありそうです」(テレビ誌ライター)

 しかし、そんな志尊を敬遠している業界関係者も少なくないという。テレビ局関係者はこう話す。

「まだまだ若手俳優なので、そこまでわがままが言えるレベルではないと思うんですが、志尊さんの場合、所属事務所サイドからの要求がちょっと多いんですよね……」

 志尊が所属するのは、大手事務所のワタナベエンターテインメントだ。

「どうやら志尊さんは、ナベプロ内で特別な存在らしい。聞くところによると“社長案件”となっているのだとか。事務所のお偉いさんが志尊さんの活動をプロデュースしている形になっているのでしょう。そのせいもあってか、決して安売りしない。だから、スケジュールを押さえるのも大変で、番宣でバラエティー番組に出そうと思っても、事務所サイドから『その日は撮影があるので、収録日をずらせないか』といった話になってしまうというんです」(同)

 レギュラー放送されているバラエティー番組は、通常収録する曜日や時間が決まっている。大物ゲストの都合で収録日が動くことはあっても、志尊クラスの若手俳優の都合で動くことはあまりない。

「『番組のMCが志尊のロケ現場に来るならば、出演してもいい』という条件を出されたなんて話もあるようです。若手俳優をそこまで特別扱いすることなんてあり得ないですよ」(同)

 かなり“お高く”売り出しているといえそうな志尊。だからこそ業界内では敬遠されるわけだが、一方でメリットもあるという。芸能事務所関係者は話す。

「安売りして、変にお笑い系なイメージがつくよりは、お高く売るくらいが、オイシイ役が回ってくる可能性も高くなる。ナベプロとしては、将来的に日本を代表するような俳優にまで押し上げたいと思っているのでしょう。黒歴史になる仕事を避けるという意味では、間違いではないと思います。そもそもナベプロといった強力な後ろ盾もあるわけだし、このまま敷かれたレールの上を進んでいくことになるのでは?」

 とはいえ、最近は『集団左遷!!』(TBS系)主演の福山雅治が番宣で多くのバラエティー番組や情報番組に出演するなど、大物俳優でも積極的に番宣をする時代。果たして、志尊の“高値売り”は通用するのだろうか……。

『ゴリパラ』大ヒットに続き、波田陽区を再ブレークさせた「ナベプロ九州」の敏腕ぶり

 5日放送の『訳あって…東京に住むのヤメました』(日本テレビ系)で、お笑い芸人の波田陽区が福岡での再ブレークぶりについて語った。

 波田は2004年に、『エンタの神様』(同)で披露した“ギター侍”のネタで大ブレーク。人気のピーク時には最高月収2,800万円を稼ぎ出すほどの売れっ子だったが、05年あたりからテレビ出演が激減する。典型的な一発屋だが、16年に再起を懸け福岡へ移住していた。

「波田は山口出身で、妻が熊本出身と、福岡に近いことから移住したそうです。現在、テレビは冠番組含めてレギュラー3本、ラジオはレギュラー5本と再ブレークを果たしていますが、当初は福岡空港で海外Wi-Fiレンタルサービスの販売員として接客業務をこなすなど、タレント業とは無関係の仕事に従事する様子が報じられたりもしました。こうした経験が、調子に乗っていた全盛期の態度を反省し、謙虚に仕事に取り組むキッカケとなったようです」(芸能記者)

 東京でパッとしない芸能人が地方での活動に活路を見出だすのは、ありがちなパターン。特に福岡のような大都市では、地元テレビ局の制作能力も高く、それなりにマーケットも存在するため、地元密着型のタレントとして生計が十分成り立つ。

 冠番組『ゴリパラ見聞録』(テレビ西日本)で、絶大な人気を福岡で誇るゴリけんとパラシュート部隊も東京で挫折し、地方でブレークを果たした芸人たちだ。同番組はローカル番組ながら、フジテレビ系列の地方局(テレビ西日本はフジ系列)、TOKYO MXなどの独立局、CS放送のフジテレビONEでネットされており、全国的な人気を博している。これまで番組DVDが7作発売されているが、累計売り上げが10万枚を突破しているほど。

「芸人養成所でバイきんぐの小峠英二と同期だったゴリけんは『おはスタ』(テレビ東京系)、パラシュート部隊は『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)などへの出演経験がありますが、いずれも東京では全くの無名。しかし、そんな彼らは『ゴリパラ見聞録』の余勢を駆って、3月にCDデビューが決定しています。ゴリけんに至っては、九州では誰もが知るインスタントラーメン『うまかっちゃん』(ハウス食品)のCMにも出演しています。うだつの上がらないまま東京で活動していたら、絶対にあり得なかったはず。前述の波田もそうですが、福岡における彼らの成功は所属事務所の力も大きいのでは。実は、この3組は同じワタナベエンターテインメント九州事業本部の所属。福岡では、ナベプロは吉本興業福岡事務所に次ぐ勢力を誇っていますからね。ゴリけんとパラシュート部隊は06年に同部の立ち上げに伴い、活動拠点を東京から福岡に移しています」(同)

 現在、福岡で家賃9万円の駐車場付き3LDKに妻と9歳の息子と暮らす波田だが、東京の生活コストの高さを振り返りながら、「もう一生、福岡にいたい」と番組で語っていた。名を捨てて実を取るというのも、芸人の人生としてアリなのかもしれない。

パクリ、ゴリ押し、使い捨て! 倫理観ゼロでお笑い界に攻め込むナベプロに、業界関係者が苦言

 日本のお笑い界の頂点に立つ芸能事務所といえば、やはり「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」だろう。しかし、その牙城を崩すべく猛攻をかけているのが、ワタナベエンターテイメント、通称・ナベプロだ。

 ナベプロといえば、ここ数年、多くの人気ピン芸人を輩出。サンシャイン池崎、平野ノラ、ブルゾンちえみと、それぞれ“一発屋”感は否めないものの、ナベプロから連続してブレーク芸人が出ているということは、特筆に値するだろう。お笑い事務所関係者は、こう話す。

「ネタのクオリティーやセンスは二の次で、とにかくYouTubeなどで拡散しやすくて、わかりやすい芸人を売り出すというのが最近のナベプロです。使い捨てでもいいから、バラエティー番組内での“ナベプロ芸人比率”を上げようという戦略のようですね」

 質より量で攻めているナベプロ。フジテレビの新人育成番組『新しい波24』から選ばれたメンバーによる『AI-TV』(3月で終了)にも、多くのナベプロ芸人が登場した。

「『AI-TV』は『めちゃ×2イケてるッ!』や『はねるのトびら』の後継にあたる番組で、これまでであれば、吉本のほか、人力舎や松竹芸能の芸人が数組入っているのが通例でした。しかし、『AI-TV』では吉本とナベプロの芸人のみが出演。3月5日の放送では入れ替え戦と称して、非レギュラーの芸人が登場し、レギュラーメンバーとネタ対決を行ったんですが、そこに登場した挑戦者たちも吉本とナベプロで固められていた。もともとフジテレビと関係が強いナベプロということもあって、なんらかの力が動いているといわれています」(同)

 そんなナベプロだが、一部の関係者からは「お笑いに対する倫理観があまりに低い」と批判されているという。バラエティー番組に携わる放送作家は、こう話す。

「通常お笑いの世界では、事務所に関係なく、誰かがやっているようなネタはやらないし、先輩とキャラをかぶせてくるということも基本的にはしない。先輩ではなくても、すでに売れている芸人とキャラをかぶせるのもご法度です。これは単純に芸人としてのプライドに関わってくるところでもあるんですが、ナベプロの場合、そこを余裕で飛び越えてくるんですよ。正直ありえないですね」

 具体的には、どんな芸人が批判の対象となっているのだろうか?

「ナベプロには、ロバート秋山のモノマネをする丸山礼という女性ピン芸人がいます。“芸人のモノマネをする芸人”は辛うじて成立したとしても、丸山の場合は“ロバート秋山のネタをモノマネする芸人”になっている。これは完全にネタをコピーしているだけですからね。秋山本人から『公認』されていますが、お笑い的にはNGですよ。そんなことを許すナベプロが信じられません」(同)

 さらに、個性派女性コンビについても、こんな意見が。

「ナベプロには太った女性コンビの『どんぐりパワーズ』がいますが、これは完全に吉本の『おかずクラブ』と丸かぶり。この2組は同期で、どちらが先というわけではないものの、おかずクラブが先に売れているのだから、どんぐりパワーズがキャラをかぶせないようにするのが基本ですよ。むしろ乗っかって、さらには、おかずクラブを蹴落とそうとしている感じは、ちょっとどうかと思います。あと、『まんぷくフーフー』という夫婦コンビがいて、これはコンビ名が吉本の『パンクブーブー』にかぶっている。本人たちが決めたコンビ名だとしても、ナベプロがしっかり指導しないといけないはず。そのあたりの配慮がなさすぎるのも問題だと思います」(同)

 ナベプロは昨年の『キングオブコント』(TBS系)で話題となった男女コンビ・にゃんこスターや、今年元日の『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)に出演した親子コンビ・完熟フレッシュをすぐさまスカウトし、自社の所属タレントとしている。

「面白いとか将来性があるとか、そういうことはどうでもよくて、とにかく話題性先行で芸人をプッシュするのがナベプロです。たしかにそれなりに結果は出るのでしょうが、本気でお笑いをやっている人にしてみれば、うっとうしい存在だと思いますよ」(前出・お笑い事務所関係者)

 ルール無用でお笑い界に攻め込んでいるナベプロ。果たして覇権を握ることはできるのだろうか──。

パクリ、ゴリ押し、使い捨て! 倫理観ゼロでお笑い界に攻め込むナベプロに、業界関係者が苦言

 日本のお笑い界の頂点に立つ芸能事務所といえば、やはり「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」だろう。しかし、その牙城を崩すべく猛攻をかけているのが、ワタナベエンターテイメント、通称・ナベプロだ。

 ナベプロといえば、ここ数年、多くの人気ピン芸人を輩出。サンシャイン池崎、平野ノラ、ブルゾンちえみと、それぞれ“一発屋”感は否めないものの、ナベプロから連続してブレーク芸人が出ているということは、特筆に値するだろう。お笑い事務所関係者は、こう話す。

「ネタのクオリティーやセンスは二の次で、とにかくYouTubeなどで拡散しやすくて、わかりやすい芸人を売り出すというのが最近のナベプロです。使い捨てでもいいから、バラエティー番組内での“ナベプロ芸人比率”を上げようという戦略のようですね」

 質より量で攻めているナベプロ。フジテレビの新人育成番組『新しい波24』から選ばれたメンバーによる『AI-TV』(3月で終了)にも、多くのナベプロ芸人が登場した。

「『AI-TV』は『めちゃ×2イケてるッ!』や『はねるのトびら』の後継にあたる番組で、これまでであれば、吉本のほか、人力舎や松竹芸能の芸人が数組入っているのが通例でした。しかし、『AI-TV』では吉本とナベプロの芸人のみが出演。3月5日の放送では入れ替え戦と称して、非レギュラーの芸人が登場し、レギュラーメンバーとネタ対決を行ったんですが、そこに登場した挑戦者たちも吉本とナベプロで固められていた。もともとフジテレビと関係が強いナベプロということもあって、なんらかの力が動いているといわれています」(同)

 そんなナベプロだが、一部の関係者からは「お笑いに対する倫理観があまりに低い」と批判されているという。バラエティー番組に携わる放送作家は、こう話す。

「通常お笑いの世界では、事務所に関係なく、誰かがやっているようなネタはやらないし、先輩とキャラをかぶせてくるということも基本的にはしない。先輩ではなくても、すでに売れている芸人とキャラをかぶせるのもご法度です。これは単純に芸人としてのプライドに関わってくるところでもあるんですが、ナベプロの場合、そこを余裕で飛び越えてくるんですよ。正直ありえないですね」

 具体的には、どんな芸人が批判の対象となっているのだろうか?

「ナベプロには、ロバート秋山のモノマネをする丸山礼という女性ピン芸人がいます。“芸人のモノマネをする芸人”は辛うじて成立したとしても、丸山の場合は“ロバート秋山のネタをモノマネする芸人”になっている。これは完全にネタをコピーしているだけですからね。秋山本人から『公認』されていますが、お笑い的にはNGですよ。そんなことを許すナベプロが信じられません」(同)

 さらに、個性派女性コンビについても、こんな意見が。

「ナベプロには太った女性コンビの『どんぐりパワーズ』がいますが、これは完全に吉本の『おかずクラブ』と丸かぶり。この2組は同期で、どちらが先というわけではないものの、おかずクラブが先に売れているのだから、どんぐりパワーズがキャラをかぶせないようにするのが基本ですよ。むしろ乗っかって、さらには、おかずクラブを蹴落とそうとしている感じは、ちょっとどうかと思います。あと、『まんぷくフーフー』という夫婦コンビがいて、これはコンビ名が吉本の『パンクブーブー』にかぶっている。本人たちが決めたコンビ名だとしても、ナベプロがしっかり指導しないといけないはず。そのあたりの配慮がなさすぎるのも問題だと思います」(同)

 ナベプロは昨年の『キングオブコント』(TBS系)で話題となった男女コンビ・にゃんこスターや、今年元日の『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ系)に出演した親子コンビ・完熟フレッシュをすぐさまスカウトし、自社の所属タレントとしている。

「面白いとか将来性があるとか、そういうことはどうでもよくて、とにかく話題性先行で芸人をプッシュするのがナベプロです。たしかにそれなりに結果は出るのでしょうが、本気でお笑いをやっている人にしてみれば、うっとうしい存在だと思いますよ」(前出・お笑い事務所関係者)

 ルール無用でお笑い界に攻め込んでいるナベプロ。果たして覇権を握ることはできるのだろうか──。

『ウチくる!?』終了で消えそうな中山秀征、その後釜には「ネプチューン・名倉潤」がくる!?

 日曜お昼の人気番組『ウチくる!?』(フジテレビ系)の2018年3月末での終了が発表された。同番組は1999年4月にスタートしており、約20年の歴史を持つ。『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』に並ぶフジテレビの人気番組の終焉といえる。

「フジテレビの日曜昼の時間帯は、1976年から続く大手芸能事務所である渡辺プロダクションの制作枠として知られます。新番組がどうなるかはわかりませんが、“ナベプロ”タレントの代表格ともいえる中山秀征の冠番組の終了は象徴的といえます。フジテレビが掲げた『脱バラエティ路線』がより強化される形となるのではないでしょうか」(放送作家)

 しかしながら、ワタナベエンターテイメントのタレントが多く出演する『ネプリーグ』(同)は継続する見込みだ。同番組はテレビ不況の現在にあっても視聴率10%越えを記録することもある優良コンテンツである。中山秀征の番組終了にあたり、新たなMCとして注目を浴びそうなのがネプチューンの名倉潤であろう。

「ネプチューン名倉は隠れた名MCとして知られます。後輩芸人の面倒見の良さで知られ、ナベプロに限らず関東芸人の兄貴分的な存在です。爆笑問題の太田光と仲が良いことでも知られていますね。さらに実は読書家であり、ビジネス書や現代小説を中心に年間100冊程度を読んでいるといわれます。『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系)では芸人にとどまらずスポーツ選手、歌手、俳優など幅広いタレントの裏話を、豊富な知識をもとにMCとして取り仕切っています。若いころは乱暴なイメージもありましたが、50歳をむかえようとする現在はかなり落ち着いたキャラクターとなっていますから、今後活躍の余地は十分にあるといえるでしょう」(同)

 番組の予算減少により、大物芸能人のテレビからの退場が相次ぐ中で、密かに力をつけてきた名倉にスポットが当たる日も近そうだ。
(文=平田宏利)

『ウチくる!?』終了で消えそうな中山秀征、その後釜には「ネプチューン・名倉潤」がくる!?

 日曜お昼の人気番組『ウチくる!?』(フジテレビ系)の2018年3月末での終了が発表された。同番組は1999年4月にスタートしており、約20年の歴史を持つ。『とんねるずのみなさんのおかげでした』『めちゃ×2イケてるッ!』に並ぶフジテレビの人気番組の終焉といえる。

「フジテレビの日曜昼の時間帯は、1976年から続く大手芸能事務所である渡辺プロダクションの制作枠として知られます。新番組がどうなるかはわかりませんが、“ナベプロ”タレントの代表格ともいえる中山秀征の冠番組の終了は象徴的といえます。フジテレビが掲げた『脱バラエティ路線』がより強化される形となるのではないでしょうか」(放送作家)

 しかしながら、ワタナベエンターテイメントのタレントが多く出演する『ネプリーグ』(同)は継続する見込みだ。同番組はテレビ不況の現在にあっても視聴率10%越えを記録することもある優良コンテンツである。中山秀征の番組終了にあたり、新たなMCとして注目を浴びそうなのがネプチューンの名倉潤であろう。

「ネプチューン名倉は隠れた名MCとして知られます。後輩芸人の面倒見の良さで知られ、ナベプロに限らず関東芸人の兄貴分的な存在です。爆笑問題の太田光と仲が良いことでも知られていますね。さらに実は読書家であり、ビジネス書や現代小説を中心に年間100冊程度を読んでいるといわれます。『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系)では芸人にとどまらずスポーツ選手、歌手、俳優など幅広いタレントの裏話を、豊富な知識をもとにMCとして取り仕切っています。若いころは乱暴なイメージもありましたが、50歳をむかえようとする現在はかなり落ち着いたキャラクターとなっていますから、今後活躍の余地は十分にあるといえるでしょう」(同)

 番組の予算減少により、大物芸能人のテレビからの退場が相次ぐ中で、密かに力をつけてきた名倉にスポットが当たる日も近そうだ。
(文=平田宏利)

ナベプロが『流行語大賞』を“出禁”に!? 授賞式にブルゾンちえみとひふみんを出席させず……

 毎年恒例の『現代用語の基礎知識選 2017ユーキャン新語・流行語大賞』が1日発表され、都内ホテルで授賞式が行われた。だが、今年は著名人受賞者の多くが欠席で、お寒い内容だった。

 陸上100メートルで日本人初の9秒台を達成した桐生祥秀選手の記録「9・98」と、将棋界の連勝記録を更新した藤井聡太四段の「29連勝」が受賞したが、ともに不在。2人は“競技者”であるから欠席もやむを得ないが、問題はタレント受賞者だ。

「35億」で受賞したお笑い芸人のブルゾンちえみと、「ひふみん」で選ばれた将棋棋士・加藤一二三は会場に姿を現さなかった。関係者によれば「ともにスケジュールの都合」というが、それが本当かどうかは「?」だ。

 両名とも大手芸能事務所の「ワタナベエンターテインメント」の所属。同社はタレントマネジメントに定評があり、わずかでもマイナスになるようなことがあれば、仕事を一切受けないことで知られる。

「かねて『授賞式に出席すると一発屋になる』というジンクスがささやかれており、ナベプロはそれを気にしたようです。同社の名物広報担当者X氏が『出ても何の得にもならない』と判断したとも言われています」(スポーツ紙記者)

 ブルゾンとひふみん以外にも、今年は同事務所所属のサンシャイン池崎も「空前絶後の」でノミネートされていた。仮に「空前絶後の」が選ばれたとしても「池崎は仕事を理由に来なかっただろう」(同)という。

 別のスポーツ紙記者は「流行語大賞が“オイシイ”のはノミネート段階まで。そこに入れば、もう役割を終えており、あとは勝手に話題になっていく。授賞式に出るメリットがないんです」と補足する。