元美容師がおすすめする、ドライヤー価格別ベスト3! 1万円以下のテスコム、2万円台サロニアの実力は?

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

ドライヤーで美髪に! 元美容師が選ぶ価格別No.1商品

 「ドライヤーは髪のダメージにつながる」とのイメージがあり、髪の毛を洗った後は自然乾燥という人、実は結構多いんです。しかし、これは間違っていて、濡れた髪同士が擦れてキューティクルを損傷するだけでなく、頭皮に雑菌が繁殖してしまい、フケやかゆみの原因につながることも。なので、ドライヤーを使わないほうが髪の毛にダメージを与えているといえます。

 なお、髪の毛に向かって上から斜め45度ぐらいの角度で風を当てることが、乾かし方の理想。その上で、熱を一点に集中させないこと、ドライヤーを持っていない手で均等に空気を送り込むことを意識してみてください。また、後頭部から顔側に向かって乾かしていくと、髪がまとまりやすくなりますよ。

 それでは、今回は「1万円以下」「1~3万円」「3万円以上」の価格帯に分けて、おすすめNo.1商品をそれぞれ紹介します!

1万円以下ドライヤーおすすめNo.1:テスコム「プロテクトイオン ヘアードライヤー TID3500」8,778円(税込/以下同)

 「サロン使用率No.1」を謳う業務用ドライヤーのシリーズを、家庭用モデルにした商品。業務用と同じモーターを採用しているので風量が多く、非常に速く髪の毛を乾かせます。また、テスコム独自の「プロテクトイオン」の働きにより、髪の広がりの原因となる静電気を抑える効果もあるとか。

 さらに、温風と冷風を一定の間隔で自動切換する「AUTOモード」を搭載。これを使うことで、髪の表面を適温に保ち、ダメージの原因となる熱変性を抑制してくれます。これほどのクオリティを兼ね備えているのに、1万円を切るコストパフォーマンスは大変優秀ですね。

1~3万円ドライヤーおすすめNo.1:サロニア「トリートメントミストドライヤー」25,300円

 何を隠そう、私が愛用するドライヤーです! ドライヤーの熱風と一緒に美容液ミストが噴出する、“美髪器(びはつき)”という新発想がスゴい。髪全体を乾燥ダメージから守りつつ、驚くほどのツヤ髪に仕上げてくれます。まるでサロンでトリートメントしたかのような感動を、自宅で実感できるでしょう。

 美容液ミストのカートリッジ「トリートメントミストドライヤーセラム (ダメージケア)」は、通販サイトでも購入可能。2個セットで2,200円と少々コストはかかりますが、それだけの価値はあると思います。なお、スタイリッシュな見た目は業界内でも注目を集めたようで、今年の「グッドデザイン賞」を受賞しています。

3万円以上ドライヤーおすすめNo.1:バイオプログラミング「レプロナイザー 4D Plus」57,200円

 こちらの商品は、ドライヤーというより「美容器具」という表現が適切ですね。驚きの値段ですが、公式サイトによれば「独自技術のバイオプログラミングを搭載」しているとのこと。量子レベルの物理学研究が行われ、商品が生まれた……などと書かれており、相当な自信を持って世に出したことがうかがえます。

 私も美容師時代、毛量が多くてクセ毛のお客様に使用したことがありますが、ほかのドライヤーとは比べ物にならないくらい、サラサラでなめらかな仕上がりになって驚きました。なお、このドライヤーは2D、3D、4D、7Dとバージョンがあって、数字が高いほど性能はよくなりますが、価格も上昇。5万円台で買えて、性能もいい4Dが一番おすすめですね。

ドラッグストア&通販で買える「女性用育毛剤」を元美容師がジャッジ! アデランスは「選ぶ理由がない」ガッカリ商品!?

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

「育毛剤」は今から使って損なし! 元美容師が解説

 女性には、さまざまな髪の悩みがつきもの。特に地毛の成長に関する悩みは、年齢と共に進行して、対処が難しいこともあります。そこで救世主となるのが、「育毛剤」と「発毛剤」。どちらもドラッグストアや通販で買えますが、この2つの区別がついてない人も多いのでは? ということで、まずはそれぞれの役割を元美容師・AKKOが説明します。

 育毛剤は「生えている髪にアプローチするもの」で、頭皮の血行を促したり、頭皮に栄養を与えたりする働きあり、健康的な毛髪を育てる効果を期待できます。特に薄毛や抜け毛、ハリやコシの低下にお悩みの方におすすめ。また、フケやかゆみなどの頭皮トラブルの改善にも役立ち、頭皮の環境を整える効果も抜群です。

 一方の発毛剤は、「生えていない髪にアプローチするもの」。失ってしまった髪を毛根から復活させるための商品なので、育毛剤とは役割が違うわけです。また、育毛剤と発毛剤は薬機法(旧薬事法)でも分類されており、育毛剤は「医薬部外品」、発毛剤は「医薬品」として厚生労働省に認定されているという違いも。この表記を確認しながら、ご自身の目的に合わせて選んでみてください。

 ちなみに、育毛剤に関しては、“今の状態をよりよく維持する”という目的で、なるべく早めに使用を始めることをおすすめします。「髪の毛のボリュームが気になる年齢になってから試そう」と考える人は多いと思いますが、今からでも使って損はなし。ということで、今回は「女性用育毛剤」のおすすめ&ガッカリ商品を3品ずつ紹介します!

おすすめその1:富士フイルム「アスタリフト スカルプフォーカス エッセンス」150ml/6,270円(税込、以下同)

 「β-グリチルレチン酸」や血行促進成分の「ニコチン酸アミド」、毛髪の成長をサポートする「パントテニルエチルエーテル」と3種の有効成分が抜け毛を防ぐとともに、発毛の促進作用も優れています。ほかにも、肌にうれしい3種の「コラーゲン」などが豊富に使われているので、このお値段も納得。しかもアルコールフリーなので、皮膚の弱い方でも安心して使用できるのがうれしいですね。

 使いやすさの点でいえば、液だれを防ぐ「やわらかクッションノズル」が採用されていて、頭にノズルを押しつけながら、ピンポイントにしっかり塗布できます。また、育毛剤特有の不快な匂いもなく、万人におすすめの商品だといえます。 

おすすめその2:レッドビジョン「マイナチュレ」120ml/6,772円

 この商品の注目すべき点は、無添加であること。敏感肌や乾燥肌の方にもおすすめしたい、低刺激の育毛剤です。女性は「ハリとコシがなくなる」ことが髪の悩みとして一番多いといわれていますが、この商品を使い続けることで、自然なボリュームが戻ってくるという口コミもよくみられます。

 また、育毛に有効な3種の成分である「センブリ」「グリチルリチン酸ジカリウム」「酢酸DLαトコフェロール」の配合により、女性用育毛剤モンドセレクションの金賞を8年連続で受賞しているとか。こちらも6,000円以上と決して安くはないですが、その分、期待に応えてくれるはずです。

おすすめその3:ロート製薬「50の恵エイジングケア 髪ふんわりボリューム育毛剤 スプレータイプ」160ml/2,851円

 こちらのシリーズは、血行を促進する「ニンジン抽出液」「パントテニルエチルエーテル」や、発毛を促進する「センブリエキス」、保湿成分、植物・生薬エキスなどが配合されているのが特徴で、頭皮の乾燥や髪のハリ・コシがなくなってきた方に特におすすめ。また、強い抗炎症作用に期待できる「グリチルリチン酸2K」の配合により、フケやかゆみも解消してくれます。

 これだけのクオリティにもかかわらず、手を出しやすい価格なのも魅力的! コスパの面でも大変優秀なので、初めて育毛剤を使うなら、この商品を選んでみてはいかがでしょうか。

ガッカリその1:アデランス「ベネファージュ 薬用育毛剤 スカルプグロウF」120ml/9,900円

 総合毛髪企業アデランスが50年以上、髪の研究を続けてきたサロン品質の女性用スカルプケアシリーズ。頭皮環境を整える「パンテノール」や、血行を促進する「トコフェロール酢酸エステル」を配合するなど、成分はまずまずですが、「消毒液のような匂いが気になる」との口コミが散見されるのが気になるところ。

 何より、高価な割には成分にこれといった特徴がないので、ガッカリ商品としました。「アデランス」のブランドを信頼して購入する以外は、選ぶ理由がないでしょう。

ガッカリその2:バスクリン「モルティ薬用育毛ボタニカルクール」180g/1,100円

 血行を促進する「センブリエキス」は配合されていますが、「ハッカ油」「スぺアミント油」「メントール」といった成分が強い刺激になるため、肌の弱い人にはおすすめできません。さらに、保存料に「エタノール」といったアルコール成分が配合されているのもマイナスポイント。褒められるのは、安価なことだけですね。

ガッカリその3:アモロス「カララレックス」180ml/3,700円

 血行を促進する「酢酸dl-α-トコフェロール」が配合されていますが、肝心の育毛成分や保湿成分がほとんど配合されておらず、中身はいまひとつ。その上、ノズルが液だれしやすい構造になっており、使いこなすのが難しそう。おすすめどころが見つからず、なぜこの商品が誕生したのかすら疑問です。

ドラッグストア&通販で買える「トリートメント」“1,300円以下”の商品をプロが激推し! 一方「使用を避けたほうがいい」商品も!?

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

ドラスト&通販で買える「トリートメント」おすすめ&ガッカリ各3選

 ヘアケアの“仕上げ”ともいえるのが「トリートメント」。サロンで使用されるものは高品質で、一度使用するだけでも美しい髪へと導いてくれますが、当然、市販品と比べると割高です。一方、ドラッグストアや通販サイトでお手頃に買えるトリートメントの中には、粗悪な成分が配合され、髪や頭皮にトラブルが生じることもあります。

 そこで今回は、ドラッグストアや通販サイトで買えるトリートメントの中から、プチプラかつ高品質な「おすすめ商品」と、成分上あまりおすすめできない「ガッカリ商品」を3つずつ紹介します。

【おすすめその1】モイストダイアン「パーフェクトビューティ― エクストラダメージリペア ヘアマスク」150g/774円(税込、以下同)

 ダメージを補修しながら、丈夫な髪質に改善していくトリートメント。注目すべき点は、オーガニックアルガンオイルと独自のビューティーケラチン処方によって、空洞化した髪の内外部のダメージホールを埋めるような補修効果が期待できることです。

 ほかの成分を見ても良質なものが揃っているので、保湿、ツヤ、しなやかな感触を得られるでしょう。何よりも、これが1,000円以下で買える点がとても魅力的! 一度試してみる価値は、十分にあると思います。

【おすすめその2】アハロバター「リッチモイスト バターとハニーのうるうるヘアミルク」100ml/990円

 その名の通り、良質で多種多様なバターがふんだんに使われた、天然素材由来のトリートメントです。髪のまとまりはもちろん、ツヤや指通りの向上、痛んだ髪の毛の補修などは、目に見えて実感できるはず。

 愛用者の方に勧められたことがあって、「使用回数を重ねるごとに、髪の質感が変わる」と驚いていましたよ。通年を通してオススメですが、特に乾燥時期の冬場には持ってこい。今から要チェックの商品です。

【おすすめその3】Fプロテクト「ヘアマスク ベーシック トリートメント」200g/1,268円

 こちらの商品は、コストパフォーマンスの良さからサロンでも使用されているトリートメント。何を隠そう、私の愛用品です! 良質な成分構成によって、ダメージヘアの原因となる髪の空洞化を、ダイレクトに補修する作用があります。

 また、貴重な「オレンジラフィー油」のコーティング効果により、熱を与えると均一に強固な皮膜が形成され、さらっと滑らかな指通りを実現。オレンジラフィーとは深海魚のことで、この魚から得たオイルはベタつかず、潤滑性が高いんです。

 さらに、刺激の強い「カチオン界面活性剤」が配合されていないので、頭皮に塗っても安全で安心。これは、トリートメントとしては非常に珍しく、特にお肌の弱い方にはうれしいですね。成分も価格もすぐれた商品、自信を持っておすすめします。

【ガッカリその1】ラックス「ルミニーク オアシスカーム トリートメント」450g/670円

 このトリートメントは、殺菌性の強い「4級カチオン界面活性剤」に分類される「ベヘントリモニウムクロリド」がベース。シャンプーのようにしっかり洗い流すならまだしも、地肌へのリスクが懸念される成分がトリートメントに入っているのは気になります。この成分は安価であることから、製造元的には配合しやすいのかもしれませんが、特に肌の弱い方や乳幼児は使用を避けたほうが無難です。

 また、トリートメントでありながら、痛んだ髪を補修するような成分はほとんど確認できず、指通りをよくするコンデショナー的な潤滑性も乏しい……。安価な成分を寄せ集めただけで、トリートメントとしての能力は極めて低いと言わざるを得えません。

【ガッカリその2】マー&ミー「ダメージケア ミルキートリートメント」180g/810円

 こちらは髪の毛を洗ったあと、タオルドライしてから使う“洗い流さないトリートメント”。洗い流さないとなると、1日中髪の毛や地肌に液がつくことになるので、より成分の安全性に気をつける必要があります。

 この製品はベースとなる成分に、安全性の高い乳化剤として知られる「ステアリン酸グリセリル(SE)」を使用していますが、これは髪のダメージを補修するような成分ではなく、“潤滑効果”を演出しているだけなので、「可もなく不可もない」商品といえます。これを買うなら、別のトリートメントをおすすめしますね。

【ガッカリその3】ソイアミ「AQUA・NOA ソイアミ モイスト ヘアマスク」180g/926円

 4種のアミノ酸洗浄成分と、国産の豆乳発効液などを贅沢に配合し、口コミサイトでも高評価のようですが、一部のユーザーからは「ごわつく」といった声も。というのも、成分を調べてみると、あらゆる効果を得ようとしたためか、極めて“薄味”の配合になっていました。

 ダメージ毛の方には「保湿&補修に優れた豆乳発酵液10倍配合!」という製品の“売り”通りに、保湿や補修効果を感じられると思いますが、あえてこちらを選ぶ理由はないでしょう。

ドラスト&通販で買える、夏にピッタリ「メントールシャンプー」元美容師が選ぶベスト・ワースト3! 定番○○は「避けたほうが無難」!?

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

夏にピッタリ! 「メントールシャンプー」おすすめ&ガッカリ3選

 スーッとした使い心地が気持ちいいメントールシャンプーは、暑い夏に欲しくなる商品ですよね。メントールとは、ハッカやペパーミントに含まれる香り成分のことで、清涼感を得られるだけでなく、適度な血行促進効果も期待できます。

 メントールシャンプーといえば、「男性用」の商品をよく目にしますが、女性が使用しても問題はありません。では、なぜわざわざ性別を分けて製品化されているのかというと、頭皮や髪質の違いがあるから。男性の頭皮は女性に比べて皮脂の分泌量が多くベタ付きやすいため、こうしたトラブルを解消する成分が多く含まれていますが、夏は女性も頭皮のベタ付きを感じると思うので、状態によって男性用を使用してみてもいいでしょう。

【おすすめその1】サンコール「ミントベル マリンブルー シャンプー」300ml/1,413円(税込、以下同)

 天然メントールとカキタンニン(毛髪保護成分)の配合により、爽快感としっとりした仕上がりが両立できる商品。最高級ペプチド系洗浄剤の配合により、トリートメント並みのヘアケア効果も期待できます。

 こちらはサロン用のシャンプーとしても知られ、男女問わずおすすめ。これで全身を洗っても大丈夫なので、夏にもってこいのアイテムですが、敏感肌の方は刺激に要注意です。

【おすすめその2】サニープレイス「ザクロ精炭酸シャンプー」500ml/1,995円

 このシャンプーに配合されるシソエキス、フキエキスなどの植物エキスは質が非常に高く、抗炎症作用や血行促進作用に優れています。実際、私も5年ほど愛用していて、メントールの爽快感は群を抜き、慢性的なかゆみも鎮めることができました。

 とてもおすすめできる商品なのですが、気になる点が一つ。“炭”が配合されているため、液体の色は真っ黒で、浴室も真っ黒になります(笑)。もちろん、こまめに掃除をすれば問題ないですが、長年使用を続けると、浴室が黒ずんでしまうかもしれないので、要注意です!

【おすすめその3】ナプラ「リフレッシュ スキャルプ シャンプー ライトクール」200ml/1,028円

 ペパーミントやセイヨウハッカから抽出された天然清涼成分で、ほどよいメントール感の商品。すっきりした香りなので、汗や皮脂でベタつく頭皮だけでなく、気分をリフレッシュするのにもピッタリです。

 ほかの成分を見ても、頭皮に優しいものばかりが使用されていますが、なんといっても“ノンシリコン”処方なのがいいですね。頭皮を清潔に保つだけでなく、保湿成分でツヤ髪も実現すると思います。いい成分が使われているわりには価格が安いので、コスパが高いシャンプーだといえるでしょう。

【ガッカリその1】花王「アジエンス MEGURI シャンプーポンプ REFRESH」300ml/1,500円

 「洗浄コハク酸」という成分が、髪内部に蓄積されたゴワつきの原因となる不要なカルシウムを排除するとして、口コミで話題に。ところが、それよりも非常に強い洗浄力のほうが気になってしまい、ガッカリ商品に選びました。泡立ちはいいですが、必要以上に皮脂を脱脂してしまうため、肌や髪の乾燥が懸念されます。

 そして、安価で作れる成分が含まれているのに、1,500円という価格は疑問ですね。防腐剤の一種「安息香酸Na」は、有害成分に変化を遂げて体内に侵入すると、発がん性の危険性も疑われています。「洗浄コハク酸」は良質なのですが、それ以外の成分を見ると、おすすめはできませんね。

【ガッカリその2】P&G「ハーバルエッセンス ビオリニュー ホワイトグレープフルーツ&ミント シャンプー」400ml/オープン価格

 強力な洗浄力を発揮する「ラウレス硫酸ナトリウム」「ラウリル硫酸ナトリウム」がタッグを組んでしまったシャンプー。頭皮への浸透性も強いため、口コミサイトなどを見ると、肌荒れや炎症を訴える声も見受けられます。

 肝心のメントール成分も安価で粗悪な素材が使われていて、肌の弱い人でなくても、リスクのあるシャンプーではないでしょうか。香りも非常に強いので、積極的におすすめできる商品ではありません。

【ガッカリその3】花王「メリット リンスのいらないシャンプー クールタイプ」480ml/オープン価格

 こちらも【ガッカリその2】同様、「ラウレス硫酸ナトリウム」を主成分としており、強力な洗浄力があります。この商品に限らず、シャンプーだけでリンス効果を得ようとするリンスインタイプの商品は、安価な油や潤滑剤を入れて手触りを“ごまかしている”と推測でき、おすすめできません。

 シャンプーと同時にリンスのしっとり感が頭皮に残ってしまうので、せっかくのクール仕様も台無しでしょう。メントールシャンプーを選ぶ時は特に、リンスインシャンプーは避けたほうが無難です。

ドラスト&通販で買える「ドライシャンプー」、元美容師が選ぶおすすめ5品! 災害時やアウトドア以外の用途も紹介【資生堂、ピジョンほか】

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

「ドライシャンプー」って一体何? 元美容師が用途とおすすめ商品を紹介!

 近年、特に注目されているヘアケア商品といえば、「ドライシャンプー」。普通のシャンプーとは違い、水なしで使うことができ、外出先でも手軽にさっぱりできる点が人気を集めているようです。汗ばむ夏に向けて需要が高まっており、新商品も続々と発売されている今、あらためて用途を確認しながら、ドラッグストアや通販で買える「おすすめ商品」を5つ紹介します!

ドライシャンプーは災害時やスポーツ後など、幅広く役立つ!

 お風呂などで髪を洗う時は、お湯で髪の毛を濡らしてからシャンプー剤を泡立て、こすり洗いした後に洗い流すと思いますが、ドライシャンプーはこの工程が不要。そのうえ、濡れた髪の毛をドライヤーで乾かす手間もありません。髪の毛を濡らさなくても、皮脂の汚れやニオイ、ベタつきを軽減する効果が期待できるのです。

 医療や介護の現場、災害時に使われるイメージが強いかもしれませんが、スポーツをした後やキャンプ時などにもリフレッシュできるアイテムなので、アウトドア好きな方は重宝するはず。また、美容師の間では、ヘアカラーやパーマをした直後で髪の毛を濡らしたくないお客様に、使用をおすすめすることも。スプレータイプ以外にも、さまざまな種類がラインナップされているので、好みや用途によって選べるのもうれしいポイントですね。

 とはいえ、やはりお風呂に入って洗髪するのが一番清潔! 特にこれからの季節、汗をかくことが増えますので、シャンプーで頭皮を清潔に保つことがより大事になってきます。外出時のリフレッシュなどに使用するのはいいですが、どうしても髪を洗うのが難しい場合以外は、通常のシャンプーを使うようにしましょう。

【ドライシャンプーおすすめ:その1】資生堂「FRESSY ドライシャンプー (ディスペンサー)」150ml/550円(税込、以下同)

 発売当初から変わらないパッケージでおなじみのこの商品は、まさにドライシャンプーの“先駆け”といえます。使用方法はとても簡単で、髪全体に適量を塗布した後に、軽く頭皮をマッサージをするだけ。実際、私も美容師の現役時代に使ったことがあり、カラーやパーマをした後のシャンプーができない日には、欠かせない愛用品でした。

 メントールの爽快感によって、かゆみやニオイを一時的に和らげてくれるので、非常時のアイテムとしてはとても優秀。ただ、この製品には香料が少ししか入っていないため、数時間たつと、かゆみよりもニオイが気になってしまいそうです。香りで気分をリフレッシュする目的ではなく、どうしても入浴が難しい時の非常用として使うことをおすすめします。

 シャンプーやトリートメントでもおなじみの「ダイアンボヌール」は、なんと言っても“癒やされる香り”が高評価。また、98%が天然成分でできており、髪や頭皮だけでなく、ボディーミストとしても使用が可能なため、これ1本で全身スッキリできるでしょう。香りの持続時間も長く、気になる頭皮のニオイも解消されるので、夏場はバッグに忍ばせておきたい万能品です。

【ドライシャンプーおすすめ:その3】四国紙販売株式会社「水のいらない簡単シャンプー ウェット手袋(2枚入)フルーティーフローラル」398円

 一風変わった“手袋タイプ”で、手袋自体にシャンプーの成分が含まれている商品。頭皮をマッサージしながら使えるので、よりスッキリ感が得られるでしょう。手袋タイプはスプレータイプと違って、周りに飛び散る心配もありませんので、特に災害時は活躍しそう。また、介護の現場など、自分以外の人に使う場合も重宝するはずです。実用性を考えると、手袋タイプという選択肢もアリだと思います。

 保存料、着色料、香料などを使わない、オーガニックドライシャンプー。肌に優しい成分が使われているので、小さいお子さんや、アレルギー体質、敏感肌の方にもおすすめできます。さらに、育毛効果のある「N-カプリロイルアルシグリシン」という成分が配合されており、髪の毛のボリュームが気になる方にも試してほしい商品。液ダレを防ぐためにジェル状になっている点も評価できます。ドライシャンプーの中では高価なものの、成分や仕様のこだわりを見ると納得の価格ですね。

【ドライシャンプーおすすめ:その5】ピジョン「ハビナース お湯のいらない泡シャンプー リンスイン」200ml/1,100円

 看護現場の声を基に誕生したドライシャンプーが、赤ちゃん用品でおなじみの「ピジョン」から登場。商品名の通り、泡が出てくるムースタイプのドライシャンプーで、頭全体に成分がまんべんなく広がります。コンディショニング成分も配合されているので、使用後の手触りはサラサラ。特にロングヘアやダメージヘアの方には、うれしい商品でしょう。

ドラッグストアでプロが選ぶ、“ヘアカラー”「おすすめ&ガッカリ」6選! 花王、マンダムなど定番から新作までジャッジ!

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

コロナ禍で需要増! ドラストで買える「ヘアカラー剤」おすすめ&イマイチ

 コロナ禍をきっかけに、最近「自宅で“セルフカラー”に挑戦している」という話をよく聞きます。ドラッグストアなどで買えるヘアカラー剤は、時代とともに品質も向上しており、需要も増加中だと報じられています。サロンに引けを取らない仕上がりが低価格で実現できるといいますが、あまりにも豊富な品数に、何を選べばいいのか悩んでいませんか?

 そこで今回は、染めやすさと色持ちの良さを重点的に評価した「おすすめ商品」と、問題点が見受けられる「イマイチ商品」を3つずつ紹介します。

【セルフカラーおすすめ:その1】花王「リーゼ 泡カラー」/598円(税込、以下同)

 泡タイプの商品は、“染めムラ”を最小限に抑えられるため、セルフカラー初心者や不器用な方にもってこい。こちらの商品は濃密な泡がまんべんなく広がるので、根元から均一に髪全体を染め上げ、サロン並みの仕上がりが期待できます。

 また、薬剤の気になるニオイ軽減と、豊富なカラーバリエーションも魅力。22種類のカラーは「サロン発想」の色設計から作られたそうで、実際、定番色からトレンドカラーまでそろっていて驚きました。アフターカラー用のリペアトリートメントが付属しているのもうれしいですね。

【セルフカラーおすすめ:その2】マンダム「ルシードエル ミルクジャムヘアカラー」/770円

 商品名の通り、ジャムのようにとろ〜りとしたクリームタイプの染料が特徴。カラーリングをする際に髪を小分けにする工程を省けるほど、薬剤が内側の髪まですばやくなじみます。

 一般的に使用されるカラー剤は「アルカリカラー剤」というもので、1剤と2剤を混ぜ合わせてから髪を染めます。しかし、混ぜる瞬間から酸化が始まり、鮮度が落ちてしまうので、ゆっくり塗っていると、その間に薬剤の効果は薄れ、思った通りの染め上がりにならないことも。その点、こちらの商品は髪に薬剤が早く&しっかり密着するので、根元から毛先までムラなく染められるでしょう。

 全5色の展開で、色持ちの良さも評判。4つのヘアケア成分(コラーゲン、パールエキス、シルクエッセンス、ツバキオイル)が配合されているので、よりなめらかな手ざわりを実感できるはずです。

 鮮やかな色味がバラエティ豊かにそろう人気シリーズで、周りとは少し違うヘアカラーをお探しの方におすすめしたい商品です。

 付属のクシ型ノズルに付け替えて、液は髪をとかすように塗ることができるため、誰でも簡単にムラなく均一な塗布ができそう。また、カラーの際に避けて通れない髪へのダメージですが、こちらの商品には2種の美容液が配合され、髪の内と外側からケアしてくれます。

【セルフカラーイマイチ:その1】ダリヤ 「パルティ ブリーチシリーズ」/525円~

 こちらはブリーチ剤ということで、ある程度のダメージは避けられませんが、利用者の方から「カラー中の切れ毛が目立つ」と聞いたことがあります。薬剤の粘度が固めなのか、傷んだ髪が薬剤を吸い込んでしまい、軟化して切れてしまったのかもしれません。

 薬剤は完全に乾いた状態で髪に塗布するのが一般的ですが、ダメージ度合いによっては、トリートメントを軽く塗って滑りをよくするウラ技もあります(付けすぎは厳禁)。ダメージだけでなく、ブリーチ剤ならではの独特なニオイがキツイという声も聞くので、苦手な方は要注意でしょう。

 「髪色戻し」やミストタイプのヘアカラー剤でおなじみのメーカー・ヘンケルジャパン。今回選んだ「フレッシュライト」シリーズは、誰もが一度は見たことがあるだろう定番商品ですよね。それだけ長い間販売されているカラー剤なのですが、思い通りの発色になりにくいのが気になります。

 カラー剤を購入する際、パッケージのイメージを参考に商品を選ぶことが多いと思いますが、ブリーチではなくヘアカラーでここまで鮮やかな発色にするのは、非常に困難。「思い通りの色にならなかった……」と落ち込むことになるかもしれません。

 髪質にもよりますが、使用後のきしみも強め。もともとハイトーンの方や、明るさ重視の方にはいいかもしれませんが、色味の深さや色持ちを考えたら、積極的にはおすすめはしないですね。

【セルフカラーイマイチ:その3】シュワルツコフ「ボンディング・ブリーチ」/1,650円

 プロの間では有名なメーカー・シュワルツコフが、今年3月に全国発売を開始したばかりのブリーチ剤です。ヘアサロンで話題の「ボンディング・テクノロジー」を採用し、ハイトーンにしても髪が切れにくいのが特徴とのこと。

 では、何がおすすめできないかといえば、1剤と2剤の“比率”がほかの商品と違うのです。商品仕様を見ると、1剤が25g、2剤は75mlで1:3の比率になっていますが、市販のカラー剤やブリーチ剤は1:2の比率になっているものがほとんど。この2剤は「オキシドール」という薬品で髪を脱色する働きがあり、ダメージ原因の一つでもあります。サロンでの使用比率は1:1なので、2剤の割合が多い市販のカラー剤やブリーチ剤は、髪が傷みやすくなるわけです。

 サロンでブリーチを行う際、2剤の量を増やしてハイトーンに仕上げることもありますが、プロの施術でもまれにトラブルが起きます。「髪が切れにくい」と謳う商品であっても、すでにダメージのある髪や、敏感肌の方は使用を避けたほうが無難でしょう。

セルフカラーは“どこから”染めるのが正解? 失敗しないコツを伝授

 最後に、セルフカラーの豆知識を一つ。薬剤を塗布する際に、つむじのあたりから始める方が多いのではないでしょうか? セルフカラーでは、自身が鏡に映る部分はもっとも染まりやすく、えりあし部分が一番染まりにくい傾向にあるので、最初に塗布するのは、えりあしの生え際をおすすめします。

 正面の根元部分は特に染まりやすいため、「生え際だけ明るくなりすぎた!」という失敗談はよくある話。また、薬剤の放置時間は仕上がりの“生命線”といえるので、しっかり守るようにしましょう。

ドラスト&通販で買える「ヘアオイル」ベスト・ワースト3! あの人気商品は「安全性気になる」「コスパ悪い」!?【BOTANIST、ロレアル他】

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

ピュアオイルとヘアオイルの違いとは?

 髪のダメージを最小限に食い止める「ヘアオイル」は、髪の状態を美しく保つヘアケアアイテムとして欠かせません。サロンで使用される高品質なオイルは、数滴で見違えるような美髪を得られますが、当然、市販品と比べると割高。一方、ドラッグストアや通販サイトには、手頃に買えるヘアオイルもありますが、仕上がりは千差万別です。

 最近では、天然成分が多く用いられ、全身への使用も可能な「ピュアオイル」を、直接髪に塗布される方も多いのでは。「ヘアオイル」との違いを簡単に説明すると、「ピュアオイル」は植物のあらゆる部位から抽出した“天然の液体”のことで、100%天然素材だけで抽出した精油を指します。一方の「ヘアオイル」は、毛髪の水分や油分を補うほか、髪のダメージをケアする目的とした成分が配合されたもの。このことから、髪への使用を目的とするならば、「ピュアオイル」よりも「ヘアオイル」が最適だといえます。

 そこで今回は、ドラッグストアや通販サイトで販売されている「ヘアオイル」の中から、サロン並みの仕上がりが期待できる「おすすめ商品」と、残念な成分を使用した「がっかり商品」を3品ずつ紹介します。

【おすすめ:その1】アハロバター「オーガニック ボタニカル ヘアーオイル アウトバス ヘアケア」95ml/1,320円(税込)

 こちらのオイルは2018年にアメリカで先行発売され、以降は世界中で人気となった商品。天然植物由来のシアバターと20数種類のオイルが素早く髪になじみ、ダメージを補修します。この商品の最大のポイントは、シアバターやカカオバターなどの濃密なバター成分6種の使用料が、同社で販売されていた従来品に比べ、200%もアップしているところ。

 それでいてベタつきは抑えられており、しなやかでサラサラとした使用感が高評価です。この商品は髪にツヤを与えて美しくまとめる補修効果に優れていますので、パーマやカラーリングによるダメージ以外に、加齢による髪のパサつきなどにも効果があるでしょう。

 なお、「アルガニアスピノサ核油」という成分が含まれていますが、これはモロッコ原産のアルガンオイルで、アルガンの木1本から1リットルしか採れない貴重なオイル。それがこの良心的な価格で買えるのも魅力的ですね。梅雨時期のうねり対策にも、一役買ってくれるはずです。

【おすすめ:その2】BOTANIST「ボタニカルヘアオイル(ダメージケア)」80ml/1,870円(税込)

 髪にツヤと潤いを与える保湿成分と、ダメージ毛に吸着して、外的ダメージを軽減する役割を兼ね備えたオイル。「ゼイン」という成分が配合されていますが、これはカラーの色持ちや髪の強度を上げる保護効果があり、「セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク」はダメージを受けた髪の内部に成分を行き届かせ、パサつきを改善しながら補修する効果があります。

 なお、髪を洗ったあとに少量のオイルを毛先になじませ、ドライヤーで熱を加えると、この商品の効果を最大限実感できるはず。ハイクオリティな成分が多く使われているため、髪や肌へのリスクがほとんどなく、安全性が高いのも大きなポイント。お値段以上の逸品ではないでしょうか。

 こちらのヘアオイルは美容室専売メーカー「ハホニコ」が開発した万能的なヘアオイル。商品名の「16油シャイニー」とは、厳選された16種類の天然由来オイルが使われているという意味で、ダメージ毛にしっかり吸着し、髪本来のバリア機能をサポートしながら、美髪に改善してくれます。

 この商品はほかのメーカーのオイルに比べ、紫外線によるダメージの軽減や、コラーゲン成分などの配合により、ツヤ感と保湿力に優れています。さらに、サロン向けの商品が多いことで知られるメーカーだけに、ハイトーンカラーの方やパーマで傷んだ髪には最適。カラーの退色防止効果もあるので、髪を染めている方には、ぜひ毎日使用してもらいたいです。へアオイル独特のベタつきも少なく、ナチュラルな質感もポイント。トリートメントにこだわるのもいいですが、一度こちらの商品を試してみてほしいですね。

【がっかり:その1】SALON STYLE「ビオリス ボタニカル ヘアオイル(リッチモイスト)」80ml/964円(税込)

 自然由来のエキスがズラリと並び、いかにも髪の毛によさそうですが、たいした効果が期待できないどころか、いくつか成分に問題があります。まず、酸化防止剤に使用される「BHT」は、発がん性などが疑われているため、食品への使用を自粛している会社も。髪への使用が“即危険”というほどではないものの、いずれは頭皮から体内に侵入することを考えると、使用頻度には注意が必要でしょう。

 さらに、紫外線吸収剤として使われる「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」は、環境ホルモン物質の可能性が指摘され、アメリカでは安全性が懸念される成分です。「ツバキ種子油」「ホホバ種子油」の配合により、一時的なツヤやサラサラ感は得られるものの、持続性がイマイチなうえ、皮脂を必要以上に取り除く作用もあります。価格が安いところだけはありがたいですが、おすすめ商品とは言い難いですね。

 こちらの商品には、殺菌性が強い「4級カチオン界面活性剤」が含まれています。シャンプーならまだしも、流さないトリートメントやヘアオイルに使うには、地肌へのリスクが懸念されて“危険”なレベル。安価な成分であることから、製造元的には配合しやすいのかもしれませんが、特に肌の弱い方や乳幼児の肌への塗布はNG。さらに、質感をよくするために刺激性のある高級アルコール「セテアリルアルコール」「セタノール」や、【がっかり:その1】で指摘した「BHT」も配合されています。

 総合的に見て、補修効果も乏しく、トリートメント要素も不十分なうえに、安全性も気になる点ばかり……。ちなみに、好き嫌いの問題だと思いますが、結構香りがキツイです。テカテカとした人工的なツヤ感もいかがなものか……。極めつきは、強気な価格設定。おすすめするポイントが本当に見当たりません!

【がっかり:その3】ジョンマスターオーガニック「ARオイル(アルガンオイル)美容液」59ml/3,570円(税込)

 アルガンオイルには、オリーブオイルの約2~3倍のビタミンEが含まれており、髪の毛にうるおいとハリ、ツヤを与え、さらには血行促進効果も期待できます。【おすすめ:その1】でも紹介したように、貴重なオーガニックヘアオイルであることから、ネット上でも高評価を獲得している一品です。では、何がおすすめできないかといいますと、非常にベタつきが強い使用感。水分蒸散を防止して、うるおいを保持する効果はあるものの、ヘアオイルとしては使いにくいと思われます。

 確かに、稀少なオイルを使用してはいるのですが、少量の割に高価でコスパも悪い。安全性や成分上にこれといった問題はありませんが、価格に見合った効果は乏しく、「これを使うなら、もっと安くていい商品はほかにありますよ」という意味合いで、ジャッジさせていただきました。

ヘアオイル、使用の「ベストタイミング」を伝授

 最後に、ヘアオイルの使用について豆知識を一つ。使うタイミングに迷う方も多いと思いますが、「シャンプー後の濡れた髪」がベスト。髪の長さや量に合わせた“適量”を塗布し、ダメージ部分を意識しながら、ドライヤーの熱を利用して内部に浸透させることが重要です。

 その際、熱を当て過ぎると逆効果となりますし、使用量が多すぎると、ただの脂っぽい仕上がりになるのでご注意を。また、ヘアオイルが頭皮に付くと、毛穴を塞ぎ頭皮の環境を悪化させるのでNG。ついてしまったら、できるだけ早くシャンプーでしっかりと洗い流すのがベストですが、ホットタオルで丁寧に拭き取れば大丈夫です。

ドラッグストア「買ってはいけないトリートメント」5選を元美容師が発表! いち髪、パンテーンなど人気商品は「毒性強い」!?

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

あの人気商品も要注意!? “買ってはいけない”トリートメント5選

 ヘアケアの“仕上げ”ともいえるのが「トリートメント」。サロンで使用されるものは高品質で、一度使用するだけでも美しい髪へと導いてくれます。しかし当然、配合成分はハイグレードなものなので、市販品と比べると割高。ドラッグストアや通販サイトでお手頃に買えるトリートメントもありますが、中には粗悪な成分が配合され、髪や頭皮にトラブルが生じることも。

 そこで今回は、成分の面から「買ってはいけないトリートメント」5品を紹介します。

【買ってはいけないトリートメント:その1】 MERCURYDUO by megami no wakka「アミノ&ミネラル トリートメント モイストタイプ」 480g/1,540円(税込、以下同)

 人気ファッションブランド・MERCURYDUOとコスメメーカー・megami no wakka(女神のわっか)のコラボ商品。世界遺産「知床」の海洋深層水をベースに、フルボ酸やミネラル、アミノ酸を豊富に含むフムスエキス、天然の植物性ブレンドオイルを配合し、「子どもでも使えるやさしさ」などとうたっています。

 しかしながら、「ベヘントリモニウムクロリド」という成分は持続性が高いタイプの4級カチオン界面活性剤に分類される逆性石けん。洗浄力には優れていますが、殺菌性や劣化性が強く注意が必要。カチオン界面活性剤はおおまかに分けると、「第4級アンモニウム塩」と「第3級アミン塩」に分類され、等級の違いは刺激の強さも表しています。

 要は、同商品は刺激性が強く、肌の弱い方や子どもは炎症を引き起こす可能性があるのです。髪のダメージを持続的にカバーしてくれますが、その分、肌への負担も大きいことを考慮した上で使用すべきでしょう。

 この商品には、シリコーン系4級カチオン界面活性剤に属する「シリコーンクオタニウム-26」「ベヘントリモニウムメトサルフェート」をベースに、アルコールの一種「イソプロパノール」がミックスされており、“最悪な代物”だといえます。「イソプロパノール」はエタノールに比べて安価ですが、毒性が強いとされ、主に消毒に使用される成分なんです。

 また、防腐剤には「メチルクロロイソチアゾリノン」と「メチルイソチアゾリノン」がダブル混合されていますが、これはヨーロッパを中心にリーブオン(洗い流さない)製品では使用が禁止されています。なので、商品名で“洗い流す”と強調しているのかもしれませんが、それでも皮膚バリアが低下している乾燥肌や皮膚の弱い方、子どもへの使用は安全性を欠いているといえるでしょう。

 商品名からして、いかにも“ダメージを補修する”かのような印象を受けますが、これといって中身のない成分内容なので、期待はできないと思います。価格を重視すれば魅力的かもしれませんが、“安いものには訳がある”トリートメントであることは明白です。

【買ってはいけないトリートメント:その3】いち髪「濃密W保湿ケア トリートメント」180g/780円

 こちらは、「BHT」という成分を配合。正式名称はジブチルヒドロキシトルエンといい、脂溶性フェノールの酸化防止剤で化粧品等に使用されています。ところが、一部では変異原性や催奇性を疑われていることから、食品などへの使用を禁止、または自粛している会社もあります。毛先のみの処理でしたら、それほど気にすることはないかもしれませんが……。

 商品自体は、パサつきが気になる髪に使う分には効果的ですが、ダメージを受けている毛の補修は期待できず、トリートメントに値するレベルではないでしょう。これも【その2】と同じく、“安いものには訳がある”商品ですね。

 こちらのトリートメントは、絶対に地肌には塗布してはいけないような成分内容です。まず、【その1】でも登場した4級カチオン界面活性剤に属する「ステアルトリモニウムクロリド」をベースに、【その2】にも配合される「メチルクロロイソチアゾリノン」が入っているので、肌が敏感な方には到底おすすめできません。

 成分には自然由来のエキスも並んでいますが、粗悪な成分をカバーするほどの力はナシ。刺激が強く、コンディショニング効果もイマイチな上に頭皮の油分を取り除いてしまうという、まさに“買ってはいけない商品”ですね。

【買ってはいけないトリートメント:その5】ラックス「ルミニーク ハピネスブルーム トリートメント」450g/677円

 毎回、ツッコミどころ満載のラックスですが、今回も登場してしまいました。まず【その1】と同様、「ベヘントリモニウムクロリド」をベースに、環境にも人体にも悪い影響を与える素材の一つ「ドデシルベンゼンスルホン酸TEA」をミックス。さらに、潤滑性付与とコーティング作用を促す「アモジメチコン」の配合により、コーティング成分のカスが髪の毛に残ってしまうため、使い続けると艶や手触りが悪化する原因になります。

 総合的に見て、補修効果も乏しく、コーティング要素も粗悪、浸透性もない上に即効性もナシ、価格も驚くほど安くはない……おすすめするポイントが見当たりません。この商品を購入する場面といえば、「薬局にこれしか売ってなかった時だけ」と言いたくなるほどです。

成分表示はココをチェック!

 最後に、「成分が記載されている順番」の重要度をお伝えしておきます。「ノンシリコンが髪にいい」という知識をお持ちの方は多いと思われますが、「シリコンが全く入っていないものを選ぶべき」とは、一概にはいえません。シリコン成分の中でもメジャーな「ジメチコン」が5番目以降に記載されていれば、それは“ちょうどいい塩梅”。ノンシリコンにこだわらなくても、この程度の配合量なら問題ありません。

 また、トリートメントを使用する際には、髪の長さや量に合わせた“適量”を毛髪に塗布し、しっかりとすすぐことがトラブル解消の鍵。くれぐれも、宣伝文句は鵜呑みにしないでくださいね!

TSUBAKIは「コスパ悪い」いち髪は「サロン級」! ドラスト&通販で買える「リンス・コンディショナー」を元美容師がジャッジ!【パンテーン、H&S他】

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

コスパ最高&最悪商品を発見!? 「リンス・コンディショナー」おすすめ・がっかり3選

 ヘアケアの“基本”ともいえるのは「シャンプー」ですが、美髪の決め手となるのは「リンス」「コンディショナー」、そして「トリートメント」。サロンで使用されるものは高品質で、一度の使用でも美しい髪へと導いてくれます。ですが、ドラックストアや通販サイトでお得に買えるコンディショナーの中にも、サロン並みの仕上がりが期待できるものがあります。反対に、立派な謳い文句がついていても、中身のない粗悪な一品も……。そこで今回は、リンス&コンディショナーの成分から見た「おすすめ商品」と「がっかり商品」を3つずつ紹介します。

 その前に、みなさんは「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」の違いを知っていますか? 実は、はっきりとした定義はなく、各メーカーが独自に位置づけを決めているんです。おおまかな分類として、リンスとコンディショナーは、主に“髪の表面”をなめらかにするもので、シャンプー後にきしんだ髪のすべりをよくしてくれます。これにより、キューティクルの傷みを防ぎ、髪がパサつきにくくなるんです。要するに、リンスとコンディショナーは、ほぼ同じものと考えてよいでしょう。

 一方のトリートメントは、“髪の内部”に成分を浸透させて、傷んだ髪の修復を手助けするもの。破壊されたキューティクルを再生するのは不可能ですが、補修することでさらなるダメージを防ぎ、指通りをしなやかにしてくれます。こうした違いがあるため、今回はリンスまたはコンディショナーとして売られている商品に絞って見ていきます。

【リンス・コンディショナーおすすめ:その1】いち髪「濃密W保湿ケア コンディショナー」480g/772円(税込)

 「いち髪」シリーズは、アミノ酸系のマイルド処方が高評価を得ていて、根強い人気があります。特に注目したいのは、同商品の独自処方で、ダメージ補修&予防成分である「純・和草プレミアムエキス」と「紫玄米ぬかエキス」の組み合わせ。地肌への安全性を重視しており、保湿効果も高いと思われます。

 紫玄米は、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」を多く含んでおり、髪の芯から健康的で美しい仕上がりが期待できます。サロンでの仕上がりに近い、しっとりまとまる髪に仕上げてくれることでしょう。また、ビャクダン、ハイビスカスなどのエモリエントオイルや果実油、蜂蜜などの自然由来成分が濃厚で、癒やされる香りも人気。コストパフォーマンスの面から見ても、おすすめできる一品です。

 こちらは“育毛効果”が期待できるコンディショナーということで、育毛剤にも引けを取らない成分がふんだんに配合されています。頭皮への負担を抑えた天然素材を中心に、ナチュラルな油分補給成分を配合。また、髪のダメージに吸着して、しなやかさとツヤを与える成分「ステアルトリモニウムブロミド」と、ヘアケア効果が抜群の育毛成分「ピロリジニルジアミノピリミジンオキシド」が使われており、髪をいたわりながら育毛ができるでしょう。

 これといってマイナスになるような成分はなく、総合的に完成度が高い商品だといえます。シャンプーと併せて使用すると、さらに効果が高まるのでおすすめです。

【リンス・コンデショナーおすすめ:その3】パンテーン「エクストラダメージケア トリートメントコンディショナー」400g/583円(税込)

 パンテーンのコンディショナーは、毛先に蓄積されたダメージを集中補修する働きがあります。髪の内側までコーティング作用が発揮され、うるおいとボリュームアップも期待できるでしょう。さらに、皮膚の細胞を活性化する働きがあり、新陳代謝を高め、日焼けによる頭皮のダメージの回復を促す効果も。

 また、パーマやカラーによるハイダメージで空洞化した毛髪内部への補修効果もみられ、枝毛や切れ毛を防いでくれます。なお、こちらの商品は「トリートメントinコンディショナー」ということから、1回の工程で両方の効果が期待できるでしょう。とはいえ、正直なところ、大絶賛できるほどの有効成分を配合しているというわけではありません。「安値の割にはクオリティが高い」ということで、おすすめ商品に選びました。

 この製品には「ジンクピリチオン液」という成分が配合されていますが、これは有機亜鉛錯体のことで、主に殺菌効果を目的として使われるものです。地肌のリラックス効果や、フケ対策に有効だといわれていますが、 実は昔から、 安全性についての議論が交わされている成分でもあるんです。 

 このことから、 成分を見る限りでは、積極的に使用をおすすめできる商品ではありません。「リフレッシュ」というワードで消費者を誘惑した、粗悪な製品というか……。とにかく、500円ほど払って、毎日髪と頭皮を傷めるだけになってしまうでしょう。

【リンス・コンデショナーがっかり:その2】LUX「ビューティ リファイン コンディショナー」280g/465円(税込)

 前回のシャンプー評価でも、ツッコミどころ満載だったLUX。この商品はエイジングケアを売りにしており、パッケージでも「コエンザイムQ10」「コラーゲン」「スクワラン」の配合をアピールしています。ところが、詳しく成分を見ると、コンディショニング作用の乏しさがわかるとともに、「ドデシルベンゼンスルホン酸TEA」を発見。この成分は、洗浄力の強い「アニオン(陰イオン)界面活性剤」に分類され、コンディショナーに使われること自体が不思議で、髪を傷ませる可能性があります。ただし、全体的に安価な成分を使っているため、「価格に見合っている商品」であることは間違いないでしょう。

 豪華俳優陣をCMキャラクターに起用しているTSUBAKIですが、中身は特筆すべきことがない商品です。くせ毛の人用のコンディショナーで、ややしっとりした仕上がりになるため、特にオイリーな肌質の方にはおすすめできません。

 エキス類の質はいいものが使われていますが、微々たる配合だと思われます。この程度では、効果はないも同然でしょう。肌に優しい処方というわけでもなく、美髪効果も低い上、価格が1,000円以上というコスパの悪さ。莫大な宣伝費用の回収が優先され、中身のコストを大幅に削減したのでしょうか……?

 最後に、豆知識を一つ。リンスやコンディショナーの場合、「たっぷり使うと効果が十分に発揮される」と思われがちですが、そんなことはありません。シャンプーを完全に流してから、髪の長さや量に合わせた“適量”を毛髪に塗布し、しっかりとすすげばOK。宣伝文句やネットの都市伝説に惑わされないようにしてくださいね!

H&Sは「粗悪」ロレアルパリは「肌に悪影響」!? ドラスト&通販で買える「シャンプー」を元美容師がジャッジ!【BOTANIST、いち髪他】

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

サロン並みの仕上がりが期待できる!? 「シャンプー」おすすめ・がっかり3選

 ヘアケアの“基本”ともいえるのが、シャンプー。サロンで使用されるシャンプーは、高品質かつハイクオリティで、洗うだけでなめらかな仕上がりになりますが、市場に出回っていることが少なく、それなりにお値段も張るもの。そこで今回は、ドラックストアや通販サイトで買えるシャンプーの中から、サロン並みの仕上がりが期待できる「おすすめ商品」と、成分上あまりおすすめできない「がっかり商品」を3つずつ紹介します。

【シャンプーおすすめ:その1】アイナボーテ「PPTコラーゲン&シルクシャンプー 乾燥肌~普通肌(しっとり)」400ml/3,850円(税込)

 市販されているシャンプーの中では、洗浄剤の品質が最上級と評判の商品。まず、“低刺激”をかなえる「ココイル加水分解コラーゲンK」「ラウロイル加水分解シルクNa」という成分が配合されていますが、これは非常にコストのかかる、最高級な洗浄剤です。さらに、「ココアンホ酢酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」という界面活性剤が使用され、頭皮への刺激を抑制しています。これらの成分は、市販されるシャンプーではほとんど目にすることはなく、プロ用のシャンプーに使用されていることが多いです。洗い上がりは文句なしの上、髪や頭皮を保護しながら、健康へと導くシャンプーではないでしょうか。

 また、毛包活性化により育毛効果の高さも注目されています。至高のシャンプーでありながら、良心的といえる価格設定は、大変おすすめできるポイント。髪に悩みを持つ方は、いろいろ試すよりも、これを1回使ってみてはいかがでしょうか。

【シャンプーおすすめ:その2】BOTANIST(ボタニスト)「ボタニカルダメージケアシャンプー」490ml/1,540円(税込)

 近年、「アミノ酸系」と呼ばれるシャンプーが注目されていますが、この商品はその中でも洗浄性や泡立ち、安全性のバランスが整っています。植物由来の成分が多く使われており、柚子果実から得たエキスのさわやかな芳香も特徴。刺激の弱い洗浄剤や増粘剤などを使用しながらも、適度に泡立つので使いやすいと評判です。

 また、髪の強度アップが期待できる成分が含まれていると同時に、毛髪内部への浸透が速く、ダメージ修復や頭皮のキメを整える効果も期待できます。クオリティが高いうえに、価格も良心的でうれしいですね。サロンシャンプーの仕上がりに近く、ハイダメージ補修と頭皮環境改善には、もってこいのシャンプーではないでしょうか。

 今回おすすめしたシャンプーの中で最も低価格ですが、品質は良好な条件がそろっています。「いち髪」シリーズは「アミノ酸系」のマイルド処方が高評価を得ていて、根強い人気がありますね。特に「ナチュラルケアセレクト モイストシャンプー」は、肌への安全性を重視した保湿力と、コンディショニング作用は文句ナシ。余計な要素を排除し、シンプルな成分だけで勝負したベビーソープのような優しさも特徴的です。

 それでいて、シャンプーとしてのさっぱり感も残しているので、どんな人にも合いやすく、幅広い年代から愛されている理由にも納得。成分配合を見ても、ツバキエキス、米ぬかエキス、柚子果実エキスの整肌作用で保湿でき、頭皮をいたわってくれます。コストパフォーマンスの面から見ても、おすすめできるシャンプーです。

【シャンプーがっかり:その1】ロレアルパリ「エルセーヴ エクラアンペリアル 艶髪シャンプー」440ml/990円(税込)

 このシャンプーの洗浄成分は、「ラウレス硫酸Na」「ココベタイン」がメイン。泡立ちと泡切れをよくする「ラウレス硫酸Na」は、さっぱりする使用感とは裏腹に、肌に悪影響を与えてしまう成分なんです。市販のシャンプーによく使われているのですが、毎日洗うことを考えると、できれば使用を避けたいですね。

 また、「ココベタイン」は、「アルキルベタイン」という成分に「ヤシ油」が加えられ、合成された洗浄成分であることから、強洗浄かつ強脱脂力で、頭皮と髪の油分を失うことになります。ほかにも、危険性が疑われる成分が見受けられることから、“焼け野原”のような頭皮を作り上げてしまう可能性も……。パッケージに記されているようなエレガントな使用感とは、程遠い仕上がりになってしまいそうです。

 コスト的にはつい手が伸びてしまうお手頃価格ですが、このシャンプーの成分には「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」という強烈な洗浄成分がWで配合されていることから、皮脂をそぎ落としてしまうほどの洗浄力があります。残念ながら、人体や髪を洗うには、全くもってふさわしくない成分です。

 そもそも、シャンプーの目的は汚れを落とすことですが、皮膚の常在菌まで落とす必要はありません。肌が持つ本来の性質をも排除する、「洗剤」のようなシャンプーなんです。成分的には非常に粗悪な内容で、特に皮膚の弱い方は、肌荒れの原因にのなるのでおすすめできません。

【シャンプーがっかり:その3】LUX「ルミニーク ハピネスブルーム シャンプー」450ml/677円(税込)

 ボトルのかわいらしさが目を引くこのシャンプーは、“ノンシリコンシャンプー”として人気があるよう。主成分は、強力洗浄成分でおなじみの「ラウレス硫酸Na」で、すでに紹介している「がっかり」2商品と同じですが、こちらの商品はノンシリコンであることから、髪へのダメージをシリコンで覆うことができず、洗い上がりはギシギシときしみ、さらなるダメージへとつながりやすいです。

 成分を見る限りだと、正直、なぜノンシリコンにしたのか謎。「とりあえず、ノンシリコンにしておけばいいか~!」といった安易な発想を感じてしまいます……。ラグジュアリーな容器と、エレガントな香りが高級感を与えていますが、中身は格安シャンプー以下と言ってもいいでしょう。

 無数に販売されているシャンプーですが、その成分も無限にあります。組み合わせ次第では、頭皮が炎症を起こすなど、取り返しのつかないこともあり得るのです。購入に迷ったときは、商品の謳い文句を信頼しすぎず、裏面の成分にも注目してみてくださいね。