Netflix『ヒヤマケンタロウの妊娠』が“リアル”に感じるワケ――斎藤工の男性妊夫が象徴するものは何か

――『キャラクタードラマの誕生』(河出書房新社)『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ』(宝島新書)などの著書で知られるドラマ評論家・成馬零一氏が、話題の配信ドラマをレビューする。

 現在、動画配信サイト・Netflixで配信されている斎藤工主演のドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』は、男性も妊娠する世界を描いた話題作だ。

 坂井恵理氏による同名漫画(講談社)が原作で、斎藤は広告代理店で働く主人公・桧山健太郎を演じる。桧山は不特定多数のパートナーと気軽に肉体関係を持つ独身生活を送っていたが、ある日突然、妊娠してしまう。

 その後まず描かれるのは、つわりで吐き気を催したり、射乳反射で乳首から母乳が出てきたりといった、体の変化に桧山が困惑する姿。それと同時に描かれるのは、桧山から妊娠を告げられたパートナー・亜希(上野樹里)が取り乱す姿だ。

 仕事が忙しい亜希は、もともと母親になるつもりはなかったが、このまま子どもを持たない人生を過ごすことにも戸惑いがあった。そんな時に妊娠を告げられた亜希がまず口にしたのは、「それって私の子なの? ほかにも会ってる子がいるでしょ」という、いかにも“男”が言いそうな台詞だ。

 実際、桧山は複数の女性と関係を持っているため、亜希の言うことは間違っていない。だが、産む主体が変化すると、男女の思考も入れ替わってしまうということが、本作では最初に描かれている。

 “男性妊夫“としての意識が桧山の中に芽生えていく過程の見せ方も、とてもリアルだ。「今まで見過ごしてきた社会に潜む不公平や偏見を目の当たりにしてゆく」ことを謳う本作は、「もしも、男が妊娠したら?」という特殊な状況を、体の変化だけでなく、中絶手術にまつわる煩わしい手続きや、桧山と亜希が感じる不安なども含めて描き、見ている人に実感させていく。

 中絶を選択しようとした場面で、医師に自分の性生活におけるプライベートなことを報告するよう促されていたが、これには「心がえぐられる」と感じた。そういった妊娠にまつわる一つひとつのシチュエーションに直面し、困惑する桧山の姿が、見る人にもボディブローのように効いてくるのだ。

 このような「個人」の描かれ方に対して、男性が妊娠する「社会」の描かれ方はどうか。劇中では、50年前に第1号の男性妊夫の存在がアメリカで確認されたものの、現在も人数は少なく、ほとんどが堕胎を選択する状況だと語られる。そのため、男性の妊娠に対する偏見は男女ともに強く、生理的嫌悪感を抱く人が多いことも示されている。

 世間の人々は、表立ったひどい差別こそしないものの、男性妊婦との交流がほとんどないこともあって、彼らを偏見に満ちた視線で語ってしまう。この状況は、マイノリティに対して世間の人々が抱いている差別的な目線を、そのままトレースしているように感じる。

 それが強く打ち出されていたのは、亜希が同窓会で一緒に飲んだ地元の男たちが、その場に男性妊夫がいないのをいいことに、彼らについて 「バケモン」「気持ち悪い」「遺伝子に問題がある」と言う場面。この描写を見ていると、男性妊夫という存在を、ある種のマイノリティの象徴として描いていることがよくわかる。

 男性の妊娠という架空の状態を描きながらも、この作品が普遍的な物語だと感じるのは、マイノリティの苦しみとマジョリティが見せる何気ない差別や偏見がリアルに描かれているだからだろう。

 一方、とても現代的だと感じたのは、桧山が男性妊夫というマイノリティの立場を逆手にとって、ビジネスに役立てることだ。

 妊娠が発覚したことで、大手企業の仕事から外された桧山だったが、男性妊夫としての自分を打ち出すことで、広告マンとしても再起を図る。膨らんだおなかを見せた桧山の広告は日本中で話題となり、一躍時の人となる。同時に桧山は、男性妊夫のオンラインサロンを無料で立ち上げ、世間の偏見に立ち向かおうとする。

 妊娠を武器にして成り上がろうとする桧山の姿は、社会的使命感と功名心が入り混じった複雑なもので、誰もが他者評価に晒されるSNS社会を戯画化しているようにも見える。

 現代はポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)への配慮が求められる時代で、マイノリティに対する意識が高い作品ほど評価されるようになってきた。しかしその結果、映画やドラマは多様性や格差、貧困、フェミニズム、LGBTQ、SDGs、有害な男らしさといった現代的なテーマをどれだけ盛り込み、最適解を提示できるかという、商業上の“ゲーム”になっているように思う。そのことに対して、もっとも敏感な映像プラットフォームがNetflixだ。

 『ヒヤマケンタロウの妊娠』が作られた背景にも、ポリコレに対する意識の高さが商業的アピールにつながるという計算があったのだろう。正直、その戦略があからさますぎて、困惑する瞬間が本作には何度もある。

 しかし一方で、ポリコレが商業利用されている現状を、広告マンの桧山が姙娠を武器に再起を図ろうとする姿と重ねて描くことで、マイノリティをめぐる言説がゲームとして消費されている状況を、作り手自身が自己批判しているようにも感じた。

 さて、最終話に印象的な場面がある。無事出産した桧山が育休を取る際に、“子どもができてキャリアを中断することは下方修正ではない。人間的にスキルアップし、この経験が反映される日が来る”といったことを、女性社員に向かって高揚気味に語るのだが、彼女たちに「それ、カッコつけて言うほどのことじゃないよ?」「私ら普通にそうだから」「ヒロイックになってる時点で、まだまだですね」と言われ、笑われるのだ。

 このやりとりは、桧山が直面したことは特殊な出来事ではなく、「女性にとっては普通のことなのだ」と、視聴者に対して釘を刺しているように感じた。

 ヒヤマケンタロウを英雄にしてはいけない。なぜなら彼の背後には、今も出産・育児をめぐる問題で悩んでいる多くの女性がいるのだ――おそらくそれこそが、本作が一番伝えたかったことなのだろう。
(成馬零一)

7月期の新ドラマ、綾野剛『オールドルーキー』が業界評トップ! 一方コケそうなのは『六本木クラス』?

 各局ともに、低視聴率にあえいだ4月期ドラマが最終回を迎え、7月期ドラマがスタートを切り始めている。この時期は在宅率が下がることから、業界内では一般的に「7月期の連ドラは視聴率が取りにくいとされ、4月期ほど力が入っていない」(テレビ誌ライター)というが、そんな中でも“ヒットの予感アリ”と業界内で注目を集める作品もあるようだ。

「最もヒットの期待値が高いドラマは、TBS系『日曜劇場』で、一足早く6月26日から放送を開始している『オールドルーキー』(綾野剛主演)です。初回世帯平均視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、ロケットスタートとまではいかなかったものの、2ケタ台発進。実はコア視聴率(13歳~49歳の個人視聴率)が良く、今後大きな話題を呼びそうです」(同)

 同ドラマは、主人公のサッカー元日本代表・新町亮太郎(綾野)が、現役引退後にスポーツマネジメント会社「ビクトリー」に勤めだし、現役アスリートと向き合いながら、セカンドキャリアを歩んでいくというストーリー。

「『日曜劇場』はTBSの“看板枠”とあって、やはり脚本が面白いですし、綾野の演技もさすが。綾野といえば、暴露系YouTuberの“ガーシー”こと東谷義和氏に、人妻との“不倫疑惑”や未成年女性との“飲酒や淫行疑惑”を告発されて、ネット上が大騒ぎになり、ドラマ開始前はTBS関係者も『本当に放送できるのか?』と恐れおののいていたようですが、綾野が所属するトライストーン・エンタテイメントの社長は『絶対に大丈夫!』と自信を見せていたとか。実際にちゃんと放送にこぎつけて、ドラマファンからも好感触を得ています」(同)

 『オールドルーキー』以外にも、ヒット候補のドラマが2作品あるという。

「1つは、林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める『初恋の悪魔』(日本テレビ系)です。脚本家・坂元裕二氏のオリジナル作品で、刑事ドラマではあるものの、事件を解決していくのは停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(林)、総務課勤務の馬淵悠日(仲野)、生活安全課・摘木星砂(松岡茉優)、会計課・小鳥琉夏(柄本佑)と、捜査権がないメンバーという異色作。そんな“変化球”的な内容が話題を呼びそうですし、『演技はパッとしないけれど、注目度は高い』ような出演者を使わず、演技派の役者だけを集めている点も、“ドラマ好きのドラマ”という感じがして、視聴者から好感を得られそうです」(テレビ局関係者)

 もう1つは、波瑠主演の『魔法のリノベ』(フジテレビ系)。漫画家・星崎真紀氏による同題作品(双葉社)の実写ドラマで、波瑠は大手リフォーム会社から「まるふく工務店」に転職した主人公・真行寺小梅を演じるという。

「“家のリノベーションで人生もリノベーションする”というテーマのお仕事ドラマです。似たような作品だと、過去に北川景子主演の『家売るオンナ』(日本テレビ系)シリーズがヒットしたので、『魔法のリノベ』も同じように、視聴者にウケる可能性があります」(同)

 ちなみに波瑠以外の出演者は、「まるふく工務店」の営業担当・福山玄之介に間宮祥太朗、その弟で設計担当の竜之介にTHE RAMPAGE・吉野北人、彼らの父親で社長の蔵之介に遠藤憲一、さらに小梅の元カレ・久保寺彰に金子大地が起用されているが、「ソツのないキャスティングといえる」(同)とメンツの評価も上々だそうだ。

7月期ドラマ『テッパチ!』は若い女性にハマるのか疑問

 そんなヒットが予想されるドラマもあれば、逆に「コケそう」とウワサされるドラマもある。その一つが、劇団EXILE・町田啓太主演ドラマ『テッパチ!』(同)だという。

「陸上自衛隊を舞台にしたドラマで、主人公・国生宙役の町田のほかには佐野勇斗、北村一輝、佐藤寛太(劇団EXILE)、一ノ瀬颯、藤岡真威人、工藤阿須加、桐山漣など、ありとあらゆる系統のイケメン俳優が揃っています。一部関係者の間では、『まるで女性プロデューサーの“イケメンに囲まれたい”という思いと勢いで作られたような作品』とささやかれているほどですが、そもそもターゲットとみられる若い女性視聴者に、陸上自衛隊の話というのがハマるのか疑問です」(制作会社関係者)

 また、人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメークで、竹内涼真が主演を務める『六本木クラス』(テレビ朝日系)も期待値が低いという。

「東京・六本木にある居酒屋『二代目みやべ』の店長・宮部新(竹内)が、日本の外食企業トップである『長屋ホールディングス』の跡取り息子・長屋龍河(早乙女太一)のせいで窮地に追い込まれ、同社の会長・長屋茂(香川照之)に復讐する姿が描かれます。ストーリーのベースは『梨泰院クラス』と同じ。キャストについては、新の同級生で『長屋ホールディングス』に勤務する楠木優香役に新木優子、『二代目みやべ』マネジャー・麻宮葵役に平手友梨奈が起用されています」(同)

 世界的ヒットを飛ばしたドラマのリメークとあって、同ドラマは7月期ドラマの中で、「最も話題性は高い」(同)そうだが……。

「海外作品を日本版にすると、どうしてもチープに見えてしまう。例えば、オリジナルドラマが“隠れた名作”であれば、日本で作る意義もありそうですが、すでに日本で超話題になった作品をわざわざリメークしても、オリジナル版のファンの反感を買って“炎上”するのが目に見えています」(同)

 『六本木クラス』を放送するテレビ朝日は、2020年10月~21年3月までの2クールにわたり、キーファー・サザーランド主演の人気ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』シーズン1をリメークした『24 JAPAN』(唐沢寿明主演)を放送していたが、これもオリジナルシリーズのファンから批判が噴出。今回も、同じ轍を踏んでしまうのだろうか。

 なお、業界関係者の間で、“大穴”と密かに注目されているのが日本テレビ系の2作品で、橋本愛主演の『家庭教師のトラコ』とKing&Prince・永瀬廉主演の『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』だという。

「『トラコ』は、11年10月期の大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(同)などを手がけた遊川和彦氏の脚本で、同氏の作品に複数出演している橋本が、今回は主人公の家庭教師・根津寅子役に抜てき。橋本は、これが地上波民放連続ドラマ初主演となるので、視聴率は未知数ではあるものの、何らかのきっかけ一つで爆発する可能性を秘めています」(スポーツ紙記者)

 かたや『新・信長公記』は、漫画家・甲斐谷忍氏の『新・信長公記~ノブナガくんと私~』(講談社)が原作。永瀬演じる主人公・織田信長など、“戦国武将のクローン高校生”が集まる学校が舞台のコメディで、「おバカなノリが、ネット上でウケそう」(同)という。

 果たして、7月期ドラマはどれだけ前評判通りとなるのか――その行方を追っていきたい。

小川彩佳アナ、『news23』で“女子アナカレンダー”に苦言!? TBSはランダムフォトの特典商法も

 6月30日の報道番組『news23』では、“ルッキズム(外見至上主義)”の問題を特集。その中で、フリーアナウンサーの小川彩佳が、多くのテレビ局が毎年制作する“女子アナカレンダー”を例に挙げる場面があった。

 番組では、日本維新の会の石井章参議院議員が、新人女性候補の事務所開きの挨拶で「顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と発言し、炎上後に謝罪した問題を紹介。その上で、小川をはじめ、ルッキズムに意見を持つ女性4人が対談を行った。

 アイドルグループ・アンジュルムの元メンバーである和田彩花は、「私が15歳でデビューした時は、『日本一スカートの短いアイドルグループ』というキャッチフレーズがあった」「『このスカートが何を意味するんだろう』とかまで考えていて、誰かの理想像のために私はアイドルをやってるんじゃなく、自分の人生のためにやっていたからこそ、いろいろ悩んでいた」と自身の体験を告白。

 一方、東京大学の田中東子教授は、「日本社会で特にルッキズムを広げているのは、テレビの功罪ってすごく大きい」「女性は若いほうがいい、きれいなほうがいいっていうようなメッセージが、非常にたくさんテレビの中にあふれている」と見解を述べた。

 これを受け、小川アナは「ひとつ思い出したのが、アナウンサーカレンダーというのがありまして」と切り出し、「だいたい30歳前後までのアナウンサーなんですよ、登場するのが。若さだったり、見た目というのが大きな価値基準であるかのような印象を感じるんですよね」と苦言。さらに別の場面では、「だいぶ変わってはきましたけれども」と前置きした上で、番組の撮影について「女性アナウンサーは、足元からなぞるようなカメラワークをして撮られたりとか」と苦笑いした。

 小川アナの言う「アナウンサーカレンダー」は通称“女子アナカレンダー”とも呼ばれ、現在、日本テレビを除く民放キー局のほか、多くの地方局やラジオ局が毎年制作。局アナ数名による撮り下ろし写真で構成されており、壁掛けは2,000~2,500円程度で販売されていることが多い。

 なお、『news23』が放送されているTBSの『TBSアナウンサーズカレンダー2022』(壁掛け)には、山本里菜アナや田村真子アナ、山形純菜アナら、人気アナ15人が掲載されている。

「TBSの通販サイトでは、アザーカットを採用した12種類のオリジナルフォトからランダムで2枚が封入されるなど、アイドルさながらの“特典商法”も行っています。同局は男女平等を意識してか、今年から小沢光葵アナ、高柳光希アナ、齋藤慎太郎アナといった男性アナ3人も女性アナと一緒に収まる形でカレンダーに登場。しかし、これが女性アナファンから不評のようで、『男性アナは必要ない。がっかりです』『男性アナウンサーを加えた理由を公式に発表していただきたい』と怒りの声が続出したこともありました」(マスコミ関係者)

 今回の放送を受け、ネット上では、ルッキズムの“相手の容姿を侮辱し、笑ってはいけない”という点には理解を示しつつも、「容姿を評価されて利益を得ることの何が悪いのだろう」「声がきれいな人が歌手や声優として活躍するのと何が違うの?」といった疑問が飛び交っている。

 また一方で、カレンダーに関しては、「上の世代の女性アナもカレンダーを出したらどうか」「アナウンサーはタレントではないから、そもそもカレンダーは出さなくていい」「小川アナは“女性アナは30代後半になると仕事が減らされる”ということが言いたいのでは」などとさまざまな意見が続出。中には「グラビアに積極的な女性アナもいるんだから、希望者だけが参加すればいい」といった提案も見られる。

「テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーは、アイドル雑誌の表紙を飾ったり、昨年7月には写真集『ひろなかのなか 弘中綾香プライベートフォトブック』(講談社)を発売するなど、グラビアに積極的に見えます。また、テレビ局を退所後に大胆なグラビアに挑戦するフリーアナウンサーは多く、昨年は元フジテレビ・大島由香里アナのファースト写真集『モノローグ』(同)や、元テレビ東京・鷲見玲奈アナの『すみにおけない』(集英社)が大きな話題となりました」(同)

 アナウンサーはカメラ映りが採用基準の一つとなっているため、容姿端麗な人物が多いのは事実。小川アナだけではなく、今回ルッキズムを特集したTBSにも、この点をどう捉えているのか聞いてみたいものだ。

SixTONES・ジェシー、連続ドラマ主演内定!? 10月期はジャニーズドラマが「充実」

 そろそろ7月期の連続ドラマがスタートを切り始める時期だが、ジャニーズに詳しい一部関係者の間では、すでに「10月期はジャニーズドラマが充実している」と密かに話題になっているという。その中には「SixTONESのメンバー・ジェシーが連続ドラマ初主演を務めるという情報もある」(スポーツ紙記者)ようだ。

「ジャニーズ主演の秋ドラマに関しては、まだ正式に発表されていないものの、すでに複数のメディアで報じられている作品があります。昨年10月の段階で『週刊文春』(文藝春秋)は、2006年当時ジャニーズに所属していた山下智久が初めて単独主演した連続ドラマ『クロサギ』(TBS系)について、22年に続編が制作される予定があり、King&Prince・平野紫耀が主演を務めるなどと報じていましたが、業界関係者によるとどうやら10月期ドラマとして放送される見込みのようです」(芸能ライター)

 また、ニュースサイト「日刊大衆」は、10月期の日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で、Kis-My-Ft2・玉森裕太主演の連続ドラマが放送予定であると6月29日配信記事で報道。小説を実写化した“医療ミステリードラマ”だといい、玉森は主人公の医師役に抜てきされたとみられる。

「玉森といえば、7月期のテレビ朝日系『金曜ナイトドラマ』枠で放送される『NICE FLIGHT!』でも主演を務めるので、秋ドラマもとなると、“2クール連続主演”になる。一方、『金曜ナイトドラマ』枠はここ最近、ジャニーズ主演作が続いていますが、10月期もSixTONES・ジェシーの主演作が内定しているとか。ジェシーといえば、来年公開予定の劇場版『TOKYO MER』に新キャストとして登場することが発表され、話題になったばかり。ドラマの正式発表はもう少し先になるとみられ、内容もまだ出回っていないものの、“大物スタッフ”が携わる注目作になりそうだとウワサされています」(前出・スポーツ記者)

 これが決定すれば、ジェシーにとってだけでなく、SixTONESメンバーとしても、デビュー後初の地上波連続ドラマ単独主演作になり、ファンも大いに盛り上がるだろう。

「10月期はすでに正式発表されているHey!Say!JUMP・山田涼介主演の『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)もありますし、まだまだジャニーズ主演作が控えているようなので、ファンは秋が待ち遠しいのでは」(同)

 10月期ジャニーズドラマの内容、また共演者についてなど、情報解禁を心待ちにしたい。

『相棒』シリーズ終了へ? 初代・亀山薫復活とテレ朝の深刻な「視聴率事情」

 水谷豊が主演を務める連続ドラマ『相棒season21』(テレビ朝日系)が10月からスタートするにあたり、主人公・杉下右京の“初代相棒”として出演していた寺脇康文の復活が発表された。ネット上のドラマファンは大いに沸いたが、「6月30日発売の『週刊文春』(文藝春秋)は、『相棒』シリーズの終了をほのめかす記事を掲載した」(テレビ誌ライター)という。

 2000年から放送を開始した『相棒』シリーズは、警視庁特命係係長の杉下(水谷)が、相棒とともにさまざまな難事件を解決していく刑事ドラマ。初代相棒・亀山薫を演じた寺脇が『season7』の第9話をもって卒業すると、以降は、2代目相棒・神戸尊(及川光博)や3代目相棒・甲斐享(成宮寛貴)、4代目相棒・冠城亘(反町隆史)が順次出演。今年3月に最終回を迎えた『season20』で反町が卒業したため、業界内外で「5代目相棒は誰だ?」と注目されていた中、6月23日、寺脇演じる亀山の復活が発表されたのだった。

「これにはドラマファンも大喜びですが、一方で『薫ちゃん復帰で、いよいよ「相棒」最終章に突入か』『右京さん&薫ちゃんのコンビで締めくくりって感じ?』など、シリーズ終了の予感を書き込むネットユーザーも少なくありません。まだ公式に発表されたわけではありませんが、今月30日発売の『文春』でも、水谷は数年前からシリーズの“幕引き”を意識していたという、局関係者の証言が掲載されました」(同)

 なお、寺脇が初代相棒を卒業した原因は「水谷と“不仲”だったから」というのが通説だが、「文春」によると、水谷自ら寺脇に電話をかけて再登板のオファーをしたとのこと。

「水谷はこれまで、『相棒』を終わらせないために、演出だけでなくスタッフやキャストの人事にまで口を出していたそう。時には大胆な人員整理を行い、視聴者を飽きさせないように尽力していたともいわれ、一部週刊誌で『天皇』と報じられたことも。当然、これまで相棒を務めた俳優の卒業も水谷の意向で決められていたとみられますが、そんな水谷が今、初代相棒の寺脇を指名したということは、やはりシリーズの終了が視野に入っているのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 ドラマファンからは「終わってほしくない」と惜しむ声も出ているが、水谷は今年7月に70歳の誕生日を迎えるため、“現役刑事”である杉下を演じるには「現実味がない」などとの指摘も少なくなかった。

「また、局内では、『相棒』の視聴率面の問題が深刻化していたようです。世帯視聴率も低下傾向にありましたが、それ以上に、若年層視聴者からの支持が得られておらず、近頃、若年層を取り込むべく四苦八苦しているテレ朝としては、終了を考えざるを得ない。ちなみに、同局の人気ドラマシリーズには『ドクターX ~外科医・大門未知子~』もありますが、こちらは『相棒』と違って、若年層のファンがついているため、今後も放送を重ねていくのでは」(同)

 寺脇復活後は何シーズン続けるのか、このまま本当に最終章へ向かっていくのかなど、気になる点は多いが、まずは『season21』初回放送の“亀山薫14年ぶりの登場シーン”を心待ちにしたい。

『仰天ニュース』“感動ストーリー”に「美談にするな」! 大阪カニ看板破壊事件の再現VTRが波紋

 6月28日放送の『ザ!世界仰天ニュース4時間SP』(日本テレビ系、以下『仰天ニュース』)でオンエアされた、ある事件の再現VTRが波紋を呼んでいる。

 昨年4月、大阪・道頓堀の飲食店の店先に置かれていたカニのオブジェが、20代の男性2人によって壊されるという悪質な行為が発覚。

 街の防犯カメラに映っていたのは、まず1人がオブジェに蹴りを入れ、その姿をもう1人の男性がスマートフォンで撮影するといった犯行の一部始終で、蹴りを入れた男がオブジェを手前に引き倒し、カニは無残に砕け散った。壊れたことを確認した2人組は、その場から一目散に逃走。その映像は、報道番組で流れることになったが、男たちの顔はモザイクで隠されていた。

 今回、『仰天ニュース』で、この事件の結末が紹介された。すでに後日談はさまざまな媒体で報じられているが、再現VTRとしてオンエアしたのは初めてだろう。番組では、「感動のストーリー」として映像化していた。

「再現VTRでは、犯行の様子をとらえた映像をニュース番組で偶然目にした当時23歳の若者が『やっべえ!』と大慌て。3歳下の後輩にすぐさま電話し、家に来てもらうことに。ネットでも犯行動画がアップされると大炎上となり、警察が器物損壊罪で捜査していることを知った2人は、警察に出頭する前に、店に直接謝罪へ行きました。そして、オーナーの前で土下座の謝罪。すると、何とオーナーは警察への被害届を取り下げ、2人に修繕費の捻出と、この出来事を親に報告することを約束させた上で許す……という内容でした」(芸能ライター)

 ちなみに、若者2人が犯行に至った“理由”について、番組では「バイトをクビになり、ムシャクシャした気持ちをカニの看板にぶつけてしまった」と語られていた。

 さらにこの後、彼らはオーナーからキリスト教の礼拝に誘われ、教会に顔を出すようになったという。さらに、店のバイト人数を削ったことで、320人のツアー客を受け入れられないとオーナーから聞いた2人は、友達のツテを使って、21名の働き手を確保。無事、店は団体客を受け入れることができたという。

「オーナーである社長は番組の取材に応じ、『彼ら自身も生まれ変わったし、僕も生まれ変わった』とコメント。当時20歳の青年もインタビューを受け、『あの時は本当に人生終わったなという気持ちで、許してもらったんで、その恩返しをしたい』と話していましたが、声は変えられて、顔にはモザイクがかかっていました」(同)

 今回、“感動ストーリー”と番組はうたっていたが、オーナーが被害届を取り下げずに逮捕されていたら、彼らは立派な犯罪者だ。視聴者からは「犯罪を美談にするなよ」「防犯カメラの映像がテレビで流れなかったら知らんぷりだったんだろ」「美談にするなら本人の顔を出してほしい」「これを感動秘話! って流す感覚が怖い」などと疑問の声が噴出。

 昨今、過去に放送した映像の再利用や視聴者からエピソードを募集するなど、ネタ切れ感が隠せない『仰天ニュース』。多くの視聴者が疑問を覚えた後日談を「感動ストーリー」仕立ててで取り上げなければならないほど、制作状況は切迫しているのだろうか。
(村上春虎)

『ポップUP』スタートからまもなく1クール、大苦戦も…見えてきた“本当の狙い”

 今春に終了した『バイキングMORE』の後番組として始まった、フジテレビ系の昼の帯番組『ポップUP』が苦戦続きだ。

 坂上忍が名物司会を務めた前番組『バイキング』から一転、『ポップUP』は曜日ごとにパーソナリティが代わり、小泉孝太郎、三浦翔平、おぎやはぎ、高嶋政宏、吉村崇(平成ノブシコブシ)と、バラエティに富んだラインナップを揃えたが、視聴率的には惨敗。早くも打ち切りさえ囁かれ…

続きを読む

テレ朝『モーニングショー』節電呼びかけは「意味ない」!? 視聴者疑問のワケ

 6月28日に放送された朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が、視聴者に向けて“節電”の呼びかけを行ったものの、ネット上にはツッコミの声が続出していた。

 この日の番組冒頭、MCのフリーアナウンサー・羽鳥慎一が「今日も東京電力管内は、電力ひっ迫注意報が出されて、節電が呼びかけられています」と告知。続けて「『モーニングショー』もですね、スタジオの照明をちょっと落としました」と、放送中の節電対策を明らかにした。

「ここ数日、全国的に猛暑日が続き、電力不足に陥る可能性があるとして、政府から『電力需給ひっ迫注意報』が出されています。これにより、あらゆるメディアで節電が呼びかけられているんです。『モーニングショー』も普段よりスタジオの照明を暗くしており、羽鳥は『こう見ると、ちょっと暗いかな?』と発言し、アシスタントの森山みなみアナウンサーも『そうですね』と頷いていました」(芸能ライター)

 その後、羽鳥は「皆さんもですね、体調に無理がないようにという大前提で、節電を心がけましょう」と視聴者に呼びかけ。しかし、ネット上では「照明落としただけで節電になってるの?」「“節電やってるアピール”にしか見えない」といった疑問の声が相次いだ。

「というのも、同28日に出された『電力需給ひっ迫注意報』によれば、電力供給が厳しくなる時間帯は午後3時から午後6時まで。『モーニングショー』が放送されているのは朝なので、ネット上には『今はそれほどひっ迫してないよね?』『意味のない時間に必要な照明を落とすのは、節電といえない気がする』といったツッコミや、『むしろ今のうちに電気を使ったほうがいいのでは?』などの指摘も寄せられていました」(同)

 一方、同27日に放送された夕方の情報番組『news every.』(日本テレビ系)では、節電に関する発言がネット上で称賛された。

 同日にも「電力需給ひっ迫注意報」が発令されており、同局の近野宏明解説委員が節電方法について解説。「ご家庭のテレビは省エネモードに設定して、画面の輝度、明るさを抑える」「見ていない時は消す。こういったことで、2%程度の(消費電力)削減ができる」などと、具体的な方法が示されていた。

「これに対し、番組MCの同局・藤井貴彦アナウンサーは、『節電なさってる方は、今、このテレビを見ていらっしゃらないと思いますんで……』と自虐的にコメント。スタジオには笑い声が響き、近野氏は言葉に詰まりながらも、『見てほしい……見てほしいけど、節約もしよう』と訴えたのでした」(同)

 藤井アナのコメントは、ネット上で「藤井さんの実直なところが出てて好き」「藤井アナは視聴者の立場を常に意識しているよね」といった称賛が多数寄せられた。また、「節電を呼びかけるって、実際こういうこと」「テレビ局的にはNGかもしれないけど、本気で節電を訴えているのがわかる」など、“節電の呼びかけとして正しい”と感じた視聴者も少なくない。

 本当に節電に励んでいる人は、藤井アナの言う通りテレビを見ていないだろう。そんな中、視聴者には『モーニングショー』と『news every.』の意識の違いがハッキリ伝わってしまったようだ。

ジャニーズ事務所“タッキー派”と“ジュリー派”で揺れるテレビマンの本音「新しい地図を使いたいから…」

 これまで数多くのアイドルグループを生み出してきたジャニーズ事務所だが、今のところその“最高傑作”と呼べるのは、国民的人気を得たSMAPと嵐だろう。

 かつて、SMAPはマネージャー・飯島三智氏の敏腕プロデュースでスターダムにのし上がり、対する嵐は、現事務所代表・藤島ジュリー景子氏が手塩にかけて育てたグループだ。

「まだSMAPが健在だった頃は、各テレビ局に“…

続きを読む

朝ドラ俳優・磯村勇斗、「一夫多妻にしたい」発言にネットドン引き!

 俳優の磯村勇斗が、6月26日放送のトークバラエティ番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演。俳優の泉澤祐希、毎熊克哉とともに結婚観について語る中で「一夫多妻にしたい」と明かし、ネット上で物議を醸している。

 磯村は、2015年の特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』(テレビ朝日系)にレギュラー出演して注目を集め、17年にNHK連続テレビ小説『ひよっこ』で、有村架純演じるヒロイン・みね子の結婚相手役を演じてブレーク。昨年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では、徳川家茂役を演じ反響を呼んでいた。

 また、近年は『今日から俺は!!劇場版』(20年)や『東京リベンジャーズ』『劇場版 きのう何食べた?』(どちらも21年)といった、話題の映画にも出演。今まさに注目を集める若手俳優の1人だ。

「そんな磯村は『ボクらの時代』で、同世代の俳優たちとさまざまなトークを展開。泉澤が『結婚はどう? したいとかある?』と聞くと、磯村は『うーん……』と迷いつつも、『一夫多妻にしたい』『いろんな磯村の血を残したい』『自分の子孫を幅広く広めていきたい』と豪語。これを聞いた泉澤は、妻のほかにも複数の愛人に子どもを産ませていた明治〜大正時代の実業家である渋沢栄一のようだと指摘していました」(芸能ライター)

 磯村の“一夫多妻”願望について、ネット上では「この人、女性をなんだと思ってんの?」「冗談だとしても笑えない。本気だったらドン引き」「要するに、“結婚しても遊びたい”ってことでしょ?」などとネガティブな反応が上がっていた。

「朝ドラ『ひよっこ』で好青年役を演じていた頃の印象が強いのか、ネット上には『さわやかな俳優だと思ってたから、今回の発言で印象変わった』『朝ドラに出てた人だよね? こんな感じだとは知らなかった……』といった落胆の声も。また、同番組では『小6の時、中1か中2のマドンナ的存在の先輩が、転んだ自分の上にかぶさってきて、初めて女性の胸を意識した』『これが性の目覚めか(と感じた)』とも語っており、視聴者からは『なんか危ない感じの人』『下ネタしか言えないの?』などと拒否反応も見られました」(同)

 そんな磯村は、17年に放送されたバラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にゲスト出演した際、“ガールズバー通い”が心の支えだと告白。この時も、ネット上では「まさかガールズバーに行ってるなんて」「イメージと全然違う」などと、驚きやショックを受ける視聴者が続出していた。

「なんでも、『ひよっこ』の撮影中は『スキャンダルになってはいけない』と考えていたため、ガールズバー通いを封印していたそう。そんなエピソードを知っている磯村のファンは、今回の“一夫多妻”願望についても、『自己肯定感の高さを感じていい!』『磯村くんって、もともとこういう感じだよね』と納得しているようです」(同)

 朝ドラ出演を機に注目されたこともあって、世間的には“さわやか”な印象を持たれている磯村。しかし、そのイメージは徐々に崩壊してきたようだ。