数多くの名場面を残しながら、番組が終了した『第73回NHK紅白歌合戦』。“若者寄り”とも言われた出場歌手の選考が問題視されたが、紅白をもって一時休養する氷川きよしが圧巻のステージを見せるなど、見どころも豊富だった。しかし、平均世帯視聴率は第1部が31.2%、第2部が35.3%と、歴代ワースト2位の結果に終わることに。
そんな紅白で、橋本環奈と共に司会を担当したのが、NHKの…
数多くの名場面を残しながら、番組が終了した『第73回NHK紅白歌合戦』。“若者寄り”とも言われた出場歌手の選考が問題視されたが、紅白をもって一時休養する氷川きよしが圧巻のステージを見せるなど、見どころも豊富だった。しかし、平均世帯視聴率は第1部が31.2%、第2部が35.3%と、歴代ワースト2位の結果に終わることに。
そんな紅白で、橋本環奈と共に司会を担当したのが、NHKの…
ウエストランドがテレビ局をはしご中だ。やはり『M-1グランプリ』王者の肩書は絶大で、お笑い界の賞レースでは頭一つも二つも抜けた「人生が変わる大会」だったと言える。
そんななか、来年の開催が危ぶまれているのが、『女芸人No.1決定戦 THE W』だという。昨年12月10日に日本テレビ系で放送され、天才ピアニストが六代目女王となったが、大会自体に厳しい“ダメ出し”をしたのが明石…
1月からスタートする冬ドラマ。タイトルやストーリー、放送時間、さらには直観などを考慮しつつ、「よし、これを見よう!」と今から“当たり”をつけている人も多いのでは? もちろん、主演俳優や、その脇を固めるキャストのラインナップも重要な“判断材料”となるだろう。
そこで“初回ラッシュ”が始まる前に、「エイベックス・アーティストアカデミー」のシアター総合コースディレクターとして演技講師も務める、演出家で俳優の秋草瑠衣子氏に、キャスティングの観点から、特に注目している3作品をピックアップしてもらった。
TBSの連続ドラマ主演は、実に16年ぶりだという井上真央さん。同作では、恋人の死を受け入れられない美容師を演じるそうですが、ヒロイン役での主演ドラマ自体が久しぶりということで、やはり期待値が上がります。
私自身、舞台で2度ほど井上さんと共演させていただきましたが、素晴らしい実力のある女優さんだなと思いました。お芝居をするために生きているような方です。
一時期に比べると、テレビでお姿を拝見することが少ない印象ですが、それは「この作品は、ぜひやってみたい!」と思われる作品を選んでご出演されているからではないでしょうか。常にお忙しい日々を過ごされるよりも、「一つひとつの作品に丁寧に向き合いたい」と希望されてのことではないかと、私は考えています。
今回はきっと、井上さんご自身が「いい作品になりそうだ」と感じたからこそ、ご出演が決まったのだと思います。主人公の恋人役を演じる佐藤健さんと、刑事役を演じる松山ケンイチさんもお仕事を選ぶことができるほどのスター俳優さんだと思いますので、魅力ある企画だということがうかがえます。
加えて、この豪華な3名がそろう作品は、昨今のテレビドラマでは珍しい。制作陣の気合が伝わってきますね。
さらに、メインの3人と深く関わる役どころを演じるのは、インパルス・板倉俊之さん、春風亭昇太さん、荒川良々さん、平岩紙さんとのことで、こちらも個性的な演技に定評のある方々ばかり。キャスト面から“おすすめドラマ”を選ぶとなると、こちらのドラマは外せませんでした!
なんといっても橋爪功さん! 今回は高橋一生さん演じる主人公の父親役とのことですが、私は個人的に俳優・橋爪さんをとても尊敬しているのです。
演技の実力はもちろんのこと、演劇の現場でご一緒した際に見させていただいた俳優としての背中が、かっこよすぎる! 現場での在り方や所作、後輩やスタッフに掛けるお言葉の一つひとつに、品格のあるユーモアと愛があふれています。
そんな橋爪さんが企画に携わっているこのドラマ。きっかけは橋爪さんの「一生と何かドラマがやりたい」という思いだったそう。
橋爪さんといえば、2019年度の舞台『Le Père 父』で、演劇界の成果を顕彰する「読売演劇大賞」の大賞と最優秀男優賞をダブル受賞。個人俳優が大賞を受賞するのは、すごいことです。
さらに、高橋一生さんも21年度に同賞の最優秀男優賞を受賞。さらにこの年の大賞はお2人が共演された舞台『NODA・MAP「フェイクスピア」』で、同作は優秀演出家賞(野田秀樹氏)と併せてトリプル受賞の快挙を成し遂げていました。
そんなわけで、『6秒間の軌跡』は、演劇界で高い評価を受けるお2人が「今度はドラマで共演したい!」という強い思いから実現したドラマなのです。
物静かで品格がありながらも、どこか少し“面倒臭そう”な人間味のあるお2人は、親子役が実にお似合い(ちなみに『フェイクスピア』では、高橋さんがお父さんで橋爪さんが息子役でした)。それに脚本は橋部敦子さんが手がけるテンポのある会話劇だそうですから、お2人の絶妙な演技の掛け合いが期待できます。
そして、お2人の間に現れるヒロイン役は、なんと本田翼さん! ちまたではいろいろと物議を醸している本田さんの演技ですが、屈指の演技者である橋爪さんらとともに、どのようにドラマを作り上げてくださるのか、とても楽しみです。好き勝手言ってくる世間を見返してやれ(笑)!
めったにテレビドラマには夢中にならない私ですが、こちらのドラマは毎週予約して見ようと思っています。必見!!
妻夫木聡さん&藤原竜也さんという2大スター俳優の共演で、さらに演出が堤幸彦さんということで、こちらのドラマを選びました。
妻夫木さんと藤原さんの組み合わせは新鮮に感じましたが、やはり本格的に連続ドラマで共演されるのは初めてだそうで。数々の映画や舞台で主演を務めてきたお2人。その実力から数々の賞を受賞され、日本の映画界・演劇界を牽引されてきた名俳優だと思います。
『Get Ready!』はそんなお2人による演技の掛け合いが見られるだけでも、実に見ものだと思いますが、演出が堤さんというのが、また楽しみの一つ。私は一度だけ堤さんのドラマに出演させていただいたことがありますが、堤さんは撮影をしながら、その時思いついた演出をその場で出演者に伝える作り方をされています。
ゆえに、台本に書かれていない動きやセリフが増えることもありますが、その作り方はどこか演劇のよう。その場の瞬間的かつ“一度きり”の俳優の個性を引き出す、効果的なアイデアをポンポン出されるのです。
そんな堤さんの演出で、すでに国民的俳優である妻夫木さんと藤原さんがどんな新たな魅力を見せてくれるのか、そのうえでどんなふうにドラマを良く仕上げてくれるのか、期待が高まります。
【秋草瑠衣子・最新情報】
ココデテアトル×安養寺(奈良)
お葬式演劇『〜お寺で演技は縁起がいい!?〜えんぎもの!』
2023年2月11日〜12日「奈良のお寺でお葬式を模した演劇を地域の方々と創作し、 上演します」
ココデテアトル公式サイト:https://www.coco-de-theatre. com/
秋草瑠衣子(あきくさ・るいこ)
元宝塚歌劇団男役。フリーの演出家・俳優。2017年文化庁新進芸術家海外研修制度に選出され、パリにて演劇教育についての研修に励む。エイベックス・アーティストアカデミーシアター総合コースディレクター。
公式サイトhttps://www.ruikoakikusa.com/
2022年12月25日に放送された『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)1時間スペシャル。この日は指原莉乃、EXILEの岩田剛典とNAOTOをゲストに迎えたが、交際相手との“別れ”に関するMC・弘中綾香アナの発言が、視聴者の注目を集めた。
同番組は“あざとい行動”についてトークを繰り広げるバラエティ。今回は、番組内ドラマ『あざと連ドラ』を視聴しながら、出演者たちが感想を言い合う流れに。
「ドラマの内容は、 “都合のいい女”として扱われていた女性が、相手の男性に対して、直接会って別れを告げる準備をするというものでした。女性の友人2人が、『(男性に)会いたくない理由を、ちゃんと言葉にできるようにしておくこと』をアドバイスするシーンがあったのですが、そこで、もう1人のMC・田中みな実が『弘中ちゃんみたいに手紙スタイルもありますけどね』と発言したんです」(同)
これを受けて弘中アナは、「(交際相手と)別れる時に手紙、書きます」と告白。指原が「怖っ!」と驚く中、南海キャンディーズ・山里亮太が「どこが嫌だったかってこと(を書く)?」と手紙の内容について質問すると、弘中アナは「嫌だったっていうか、これこれこういう理由で私は別れたいんです、っていう」と説明。その手紙は「2ページぐらい」の長さがあるといい、渡したその場で読んでもらうそうだ。
「弘中アナの“別れの手紙”に共演者たちは衝撃を受けていましたが、ネット上でも『手紙を書く弘中アナ、ヤバくない?』『別れ際に手紙書くって怖すぎる』など、ドン引きする視聴者が多数見られました」(同)
弘中アナといえば、独特な恋愛観の持ち主として知られている。22年10月17日に放送されたラジオ番組『Skyrocket Company』(TOKYO FM)にゲスト出演した際も、大胆な恋愛観を明かし、話題になった。
「この日の番組では、リスナーの30代女性から“気になっていた会社の先輩に彼女ができて落ち込んでいる”という内容の相談が寄せられました。それに対して弘中アナは、『(先輩が)結婚してないから、全然まだ挽回の余地あります』とアドバイス。『ライバルが対1人になったわけじゃないですか。照準が絞れましたよ。その彼女にないものを自分がゲットしたらいけます!』と持論を展開したんです。これに対してネット上では、『それくらい強気で恋愛したい』『弘中アナの考え方いいね』と共感の声が。ただ、『発想が怖い』『自分が略奪されても気にしないの?』など、批判も寄せられており、弘中アナの思考は賛否が分かれるようです」(同)
なお、弘中アナは昨年9月30日に青年実業家との電撃結婚を発表。番組内で田中が、「(手紙を書くから)だからもう、(元カレから)連絡来ないです、弘中ちゃんは」と補足していたが、そんな弘中アナならば、結婚していながら“元カレになびく”といった心配だけはなさそうだ。
2022年は学園ドラマや青春ドラマが豊作で、日本のドラマが一気に若返ったように感じた。俳優に関しても同じことが言え、若手男性俳優の注目株が多数出そろったように思う。そこで、23年に注目すべき若手俳優たちを紹介する。
その筆頭は神尾楓珠だろう。年上の女性と恋に落ちる映画好きの高校生を演じた『恋のツキ』(テレビ東京系/18年)や、自由奔放なイケメン教師を演じた『顔だけ先生』(東海テレビ・フジテレビ系/21年)などの作品で頭角を見せていたが、22年は、政治AIを用いて地方都市を統治する総理大臣に選ばれた高校生の少年・真木亜蘭を演じたSF青春ドラマ『17才の帝国』(NHK、5~6月放送)で一気に注目された。
純真無垢な優等生の少年というイメージが強い神尾だが、4月期のドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)では、クールなヤンキーを演じ、演技の幅を広げた。現在、23歳だが少年のイメージが強すぎるため、しばらく学生役が続きそうだが、基本的に演技力のある俳優なので、大人びた役も演じてほしい。
神尾と共に『17才の帝国』に出演した望月歩も、少ない出番の中で、地方都市をまとめる官僚・林完を好演。22年は7月期のドラマ『石子と羽男 -そんなコトで訴えます?-』(TBS系)や、11~12月に放送された『早朝始発の殺風景』(WOWOW)など、多数のドラマに出演。脇で光る演技を見せる若手俳優として、着々と評価を上げてきた望月だが、そろそろ大きな役も見たいところ。23年は、正月時代劇『ホリディ~江戸の休日~』(テレビ東京系)で葵わかなとダブル主演するため、一気に飛躍するかもしれない。
望月と同じ『早朝始発の殺風景』に、山田杏奈とダブル主演した奥平大兼も若手の注目株。映画『MOTHER マザー』(20年)で、母親からネグレクトを受けている小学生役で俳優デビューした奥平は、それ以降、着々とキャリアを積み、現在19歳。年相応の少年を自然に演じられるのが奥平の強みで、すでに演技派としての貫禄すら備わりつつある。23年はDisney+で配信されるファンタジードラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』で中島セナとのダブル主演が決定しており、世界的成功も見え始めている。
一方、“圧倒的な眼力”で俳優として一皮むけたのが、眞栄田郷敦。父は千葉真一、兄は新田真剣佑という俳優界のサラブレッドといえる家系で、すでに『プロミス・シンデレラ』(TBS系/21年)等のドラマにも出演していたが、今年は10月期のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)に出演したことで一気にブレーク。
本作で眞栄田が演じたのは、テレビ局で働く若手ディレクター・岸本拓朗。世間知らずのお坊ちゃんだった岸本が、冤罪事件を取材する中でジャーナリストとして成長していく姿を眞栄田は好演しており、最終話では、最初とは別人のような顔立ちに変わっている。圧倒的な眼力が買われての起用だったが、本作で若手俳優のトップとして一気に躍り出たと言えるだろう。
一方、5~6月に放送されたNHK夜ドラ『カナカナ』では主演を務めており、元不良の居酒屋の大将・マサ(日暮正直)を演じている。こちらは強さが前面に出たキャラクターとなっていたが、アクションもできる俳優なので、動画配信サービス制作で派手なバトルのある少年漫画の実写ドラマにでも抜てきされれば、世界的ブレークも夢ではないだろう。
そして、22年最も若者に支持されたドラマと言えば10月期の『silent』(フジテレビ系)だが、Snow Man・目黒蓮と並んで注目されたのが「優しすぎる男」こと戸川湊斗を演じた鈴鹿央士だ。
湊人は、耳が聞こえなくなった親友の佐倉想(目黒)を心配する一方、恋人の青羽紬(川口春奈)が元カレの想に抱いている気持ちを察知し、2人を思いやるという優しい男で、本作の優しい世界観を象徴する天使のようなキャラクター。“常軌を逸した優しさ”を抱える湊斗は、ほかの俳優が演じたらまったく説得力が生まれなかったと思う。間違いなく本作の功労者の一人だ。
俳優デビューのきっかけは、エキストラで映画撮影に参加したところ、出演者の広瀬すずの目に留まり、彼女の所属する芸能事務所にスカウトされたという変わり種。正式に映画初出演となった『蜜蜂と遠雷』(19年)での天才ピアニスト役で、映画ファンには知られていた存在だ。23年はNetflixで放送される少女漫画原作のドラマ『君に届け』で、南沙良とダブル主演を務めることが決定している。しばらくは天使のような優しい青年の役が続きそうだが、そのイメージを逆手にとって悪役を演じても面白いかもしれない。
最後に触れておきたいのが、菅生新樹。坂元裕二氏脚本、7月期の刑事ドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)で事件の鍵を握る大学生を演じ、俳優デビュー。その後、LINEで配信されたスマホ特化型のドラマ『トップギフト』にて、秘密を抱えた地下格闘家の役を演じた。出演作はまだ2作で、どちらも出番は決して多くないものの、鮮烈なインパクトを残している。
俳優・菅田将暉の弟ということでも注目されているが、どんな役でも器用にこなすカメレオン俳優の兄と比べると、演技はまだまだ硬くてぎこちない。だが、その硬さを補って余りある野獣のような圧倒的存在感がある。今後どのような俳優になっていくのか楽しみだ。
本当は言いたいのに、言えないネタを持ってる芸能記者さん、集まれ! 芸能ニュースの摩訶不思議なお話からウソか真かわからないお話まで、記者さんたちを酔わせていろいろ暴露させちゃった☆
A……スポーツ紙記者 アイドルから演歌歌手まで、芸能一筋20年超の芸能記者
B……週刊誌デスク 日中はラジオでタレントの発言をチェック、夜は繁華街に繰り出し情報収集を行う事情通
C……WEBサイト記者 通常ニュースから怪しいBBSまで日参、膨大な資料を作り続ける若手記者
前編はこちら↓
A 毎年、このコーナーでは芸能人のゴシップネタがおなじみとなっていますが、たまには連続ドラマの話でもしましょうか。2022年、最も話題になったのは、やはり川口春奈とSnow Man・目黒蓮の10月期ドラマ『silent』(フジテレビ系)かな、と。
C ウェブメディアはこぞって記事にしていた印象です。作品の紹介記事を出すだけで、アクセス数が跳ね上がったとか。
B マスコミ界隈で話題になったのは、清原果耶主演の10月期ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)。内情暴露がすごかったからねぇ。
C 確かに、ゴシップ的な意味合いでは、最も注目度が高かったといえるかもしれません(笑)。第5話で突如最終回を迎えたと思ったら、すぐに『invert 城塚翡翠 倒叙集』という“新ドラマがスタート”するという仕掛けも話題になりましたが……。
B むしろ活字メディアが次々と報じたのは、原作小説の作者が起こしたっていうトラブルのほうだよね。原作者が、もともと予定していた脚本家の台本にNGを出しまくり、交代した後任者にもやはり納得がいかず……ついには自分で脚本を書くようになってしまったと。
A さらに原作者による脚本の執筆と現場でのすり合わせによって、スケジュールが押しに押してしまい、本当にギリギリの状態だったみたいですよ。出演者から苦情が出たり、ついには本来予定されていた放送回数が1話減ってしまったそう。
C むしろ日テレが最も困っていたのは、原作者がTwitterで、その内情をぼかしつつも暴露してしまうことだったようです。また、原作者はトラブル報道に対しても相当おかんむりで、「局から訴訟してほしい」と依頼していたという話も聞きました。
B それはなかなかの展開だ……。でも、結局、出演者や出版社サイドも、最初に話をキチンと詰めておかなかった日テレが悪いって見解みたいだよ。そもそも原作者サイドに、原作内容から変更点や脚色があることの了承を得ておくべきだし、なにより制作側と原作者側で脚本内容に相違点があった場合、どちらがイニシアチブを持つのか、明確に決めておけよっていう。
A 確かに海外ドラマでは、あらゆるトラブルを想定した上で、契約書を交わすそうですね。
B 原作者が作品の映像化をめぐってトラブルに……っていう話は、ここ10年以上、ずっと繰り返されているわけじゃない? その条件を原作者が飲めないなら、そもそも映像化自体しなければいい話で、各関係者が余計な労力を使う必要もなくなるわけだし。
C 時代の流れを考えても、それが妥当な結論なのかもしれませんね。
C そういえば、『NHK紅白歌合戦』のリハーサル取材から、週刊誌が「締め出される」っていう話、ありましたよね。
A 僕たちスポーツ紙は、ぶっちゃけNHKから明らかな“優遇”を受けています(笑)。ウェブ媒体や週刊誌の記者が退出した後に、番組スタッフや出場歌手の取材をさせてもらったり。
B そりゃ、俺たちが記事を掲載するのは放送が終わった後に発売される号だし、“宣伝”には使えない存在ですもん。なにより現場で撮った各出場者の写真を、全然関係ない記事に使ったりもするから……NHKにしてみたら邪魔な存在でしかないよね(笑)。
C 去年の暮れには、数人の記者から「ついに出禁になった」って話を聞いたんですが。Bさんのところはどうでした?
B 取材案内はこなかったし、なんならNHKに申請してみたけど「新型コロナウイルスの蔓延防止のため……」とか言われて断られた(笑)。
A それは……う~ん、ちょうどいい断り文句を見つけただけに思えますね(笑)。
B 「ウチだけ出禁にされたのか?」って不安になったけど、他社にもいろいろ確認して回ったところ、やっぱり一律で週刊誌は出禁にされていて、ちょっと安心した。
C とても後ろ向きな安心(笑)。
B NHKとしても、特定の週刊誌をNGにして「なんでウチだけ!」って怒られるのが嫌だったんだろうね。ただ、『紅白』関連の記事にのみ写真を使用していた週刊誌もあるはずだし、NHKとは長年良好な関係の出版社もたくさんある。なのに一斉出禁とは、結構、思い切ったことをしたなとも思う。
A この10年ちょっとで、ウェブメディアの記者が増えすぎたというのもあると思います。それ以前はいつもの取材陣の面々で、ちょっとした忘年会にもなっていましたが、いまやリハーサル現場は、総出演者よりマスコミの数のほうが圧倒的に多いですから。
B ま、これも時代の流れだね。
A マスコミ界隈の忘年会で、最もよく聞いた“笑い話”なんですが。「ソフトバンクの孫正義車掌」って、Bさん聞きました?
B 知ってるよ(笑)。「週刊××」の話でしょ?
A さすがよくご存じで(笑)。某写真週刊誌から、国内でも指折りの有力週刊誌に移籍してきた男性記者の方の話です。彼がソフトバンク宛てに送信した取材メールが、なぜか全社員にCCで送られてしまったという。しかも宛先が、「孫正義社長」ならぬ「孫正義車掌」という誤字つき(笑)。
C たまにそういう誤送信事件って聞きますが、機密性の高い取材のメールでやらかしちゃうなんて、許されないのでは……。
B しかも、社内の何人かが、これまた全社員に向けて「送り先を間違えていますよ」と返信してしまった。もちろん、取材先のソフトバンクのアドレスも含めて(笑)。
C 面白すぎます(爆笑)。でも、もし自分が起こしてしまったと考えると、心臓が痛くなりますよ。
A でも、その記者はまったくへこたれないというか、少したった後、またしても大手プロダクションへの取材メールで同じことを起こしてしまったとか。
C 一度ならず二度までも……。
B 結局その出版社では、誤送信を防ぐための社内講習が行われるとか聞いたんだけど(笑)。
A 企業としては大切なことですが、多くの社員はそもそも「どうやったらそんな誤送信が起こるのか?」と、不思議がっているようです。
C 明日は我が身と思って、緊張感を持って取材をしていきたいと思いました。
A こんな話題で締めくくりになっちゃった(笑)。23年はもっと特ネタを持ってくるので、引き続きよろしくお願いします。
2022年12月25日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』3時間スペシャル(日本テレビ系)にお笑い芸人・いとうあさこが出演。恒例企画「温泉同好会」の特別編として「女芸人一芸合宿 in長野県」がオンエアされた。
いとうや森三中、おかずクラブといった女性芸人11人は、中米の島国のトリニダード・トバゴ共和国で生まれたという楽器・スティールパンの演奏にチャレンジ。
「一行はスティールパンを使ったゲームを行い、勝利した5人は温泉地である群馬県・草津で食べ歩きする権利を獲得。負けた6人は草津温泉でお湯の温度を下げる“湯もみ”の体験をすることになりました」(芸能ライター)
スティールパンの勝負後、女性芸人たちは草津温泉に移動。勝者チームのいとうは食べ歩きをしてから敗者チームに合流し、湯もみでちょうど良い温度になった温泉に入浴することになったが……。
「湯もみをする前のお湯に手を入れたいとうは、一瞬で手を抜き『50度、49度ぐらいいってるんじゃない?』と、その熱さに驚がく。敗者チームの森三中・大島美幸が足を突っ込み、『熱いな!』と言いながら、いとうに足でお湯をかけ、彼女が悶絶するシーンもありました」(同)
湯もみ後、いとうは全身でお湯に浸かることに。敗者チームの女性芸人たちは、その横で激しい湯もみを開始したものの、いとうはその熱さに耐えきれず、四つん這いの格好で温泉から這い出るはめになった。その姿を見た芸人たちは「ターミネーターだ!」と笑いながらいじっていたが……。
「このシーンについて、ネット上では『めっちゃ笑った』と面白がる声がある一方で、『いじめみたいに見えた』『これが面白いと思うのはまずいでしょ』など疑問の声も多く、賛否が分かれています」(同)
同番組で、体を張る企画に挑戦することの多いいとうだが、今回のようにネット上で物議を醸す場面も多々あった。
「中でも18年5月放送回は特に問題視されました。『いとうあさこのミステリーツアー』という企画で、いとうは特殊な繊維でできた消臭パンツの効果を試すことになったのですが、スタッフからオナラをするよう要求された上、男性2名にそれを間近で嗅がれるというシーンがあったんです。ネット上では『どうしてこんな下品なことをさせるの?』『あさこに対するパワハラやセクハラにしか見えない』といった批判が噴出していました」(同)
いとう自身は、こうした過激な企画や演出も了承した上で撮影に挑んでいるのだろうが、ものによってはいじめやパワハラにしか見えない場合もある。今の時代、視聴者にとって何がOKで何がNGなのか、『イッテQ』スタッフはしっかりその線引きを考える必要があるのかもしれない。
昨今、テレビ番組の人気を測る指数は、世帯視聴率、個人視聴率、コアターゲット、TVerといった無料配信動画サービスの再生回数など多岐に渡り、ひとくくりにできるものではなくなった。ただ、やはりテレビ業界にとって「視聴率」は何よりも重要であり、2022年もその低さから“打ち切り”になってしまった番組はいくつも存在する。
「視聴率の努力目標は局や番組によって違うので、一概には言えませんが、例えばフジテレビは、『ゴールデンタイムの個人視聴率』で3%、日本テレビは同じ条件で5%の確保が求められる。一方、テレビ朝日やTBSは、制作者によってはいまだに、世帯視聴率を切り捨てない保守派もいます」(テレビ業界関係者)
22年に打ち切られた番組を見ると、「遅きに失した番組も、うまく次の新番組に軟着陸させた番組もある」(同)というが、前者の例では 『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)が挙げられるそうだ。
「ウッチャンナンチャン・内村光良が司会を務める月曜午後8時枠の『痛快TV スカッとジャパン』は、昨年3月に7年半の歴史に幕を下ろしましたが、すでに5年ほど前に賞味期限は過ぎていました。同番組は、視聴者から寄せられたスカッとした体験談を元に作られる再現VTRが売りだったものの、どこまで実話に忠実に落とし込むかが曖昧なまま、どんどん内容が非現実的な方向にエスカレートしていった。またそれ以上に、投稿されるネタそのものが他人からの受け売りだったりと、グレーな雰囲気が常につきまとっていました。以前から“迷走していた番組”の1つと言えるでしょう」(制作関係者)
4月には、引き続き内村が司会を務める『あしたの内村!!』がスタートしたが、「視聴率に上がり目はなく、フジテレビの月曜午後8時は再び“死に枠”になりそう」(同)という。
またフジテレビは、番組の固定ファンをみすみす捨ててしまう失策を行ってしまったよう。お昼のワイドナショー『バイキングMORE』は、MC・坂上忍の「動物愛護活動に注力する」という申し出によって、昨年4月1日に終了したが……。
「坂上の威圧的な態度に嫌悪感を持つ視聴者もいましたが、ズバッと物申す姿を支持するファンもいて、低空飛行ながら安定した視聴率を保っていました。それがいきなり『ポップUP!』という毒にも薬にもならない生活情報バラエティにシフトしてしまったことで、『バイキングMORE』の“お客様”は去ってしまったとみられる。結局、『ポップUP!』は9カ月という短期間で終了しました」(同)
一方、抜かりないのが日本テレビだ。バラエティ番組『今夜くらべてみました』(以下、『今くら』)は昨年3月、10年の歴史に幕を閉じたが、後継番組『上田と女が吠える夜』がウケているという。
「『上田と女が吠える夜』は、くりぃむしちゅー・上田晋也によるトーク番組。出演者は女性タレントに特化していて、毎週『理解できない食のこだわり』『1分1秒も無駄にしたくない女』といったテーマに沿って、該当するゲストたちがトークを繰り広げます。この形式はもともと『今くら』でシリーズ化されていたもので、しかも出演者には、重盛さと美、餅田コシヒカリなど『今くら』の常連も名を連ねている。これは日テレの確信犯的な編成で、“表紙”は違うものの、よもやま話が好きなこの枠の視聴者を離さない作りにしているのです」(同)
フジテレビの局内にも、他局のテレビマンがうらやむ優秀なクリエイターは数多く存在する。だが、彼らの作る番組を、どのタイムテーブルにどう組み込むのか、生かすも殺すも編成部次第ということなのかもしれない。
例年お正月に長時間のスポーツ中継で有名なのは『箱根駅伝』と『全国高校サッカー選手権』。ともに日本テレビ系列が総力を挙げて放送しているが、大きな明暗が分かれている。
今年で99回目の開催を数える「東京箱根間往復大学駅伝競走本選」。東京・大手町から箱根・芦ノ湖までを大学生がタスキをつないで走り抜ける“駅伝の総本山”として有名だ。
「過去にはテレビ東京が系列局などで…
数多くの連続ドラマが放送された2022年――人々を感動させた名作だけでなく、「何その展開!」と思わずツッコみたくなる“迷作”も誕生した。今回は、民放ゴールデン/プライム帯報道の連ドラの中から、世帯視聴率(全話平均)の年間トップ10を紹介しつつ、作品を振り返っていきたい。
1位『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系、日曜午後9時) 14.4%
2位『マイファミリー』(TBS系、日曜午後9時) 12.9%
3位『ザ・トラベルナース』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 12.1%
4位『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、月曜午後9時) 11.8%
5位『未来への10カウント』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 10.9%
6位『特捜9』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.7%
7位『オールドルーキー』(TBS系、日曜午後9時) 10.4%
8位『刑事7人』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 10.1%
9位『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系、木曜午後8時) 9.9%
10位『アトムの童』(TBS系、日曜午後9時) 9.6%
※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。年を跨ぐ『相棒 season 21』(テレビ朝日系)は除く。
1位は、阿部寛主演『DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~』(TBS系)で、全話平均視聴率は14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。水中での捜査に特化した海上保安庁の組織・DCUの活躍を描く同作だが、初回は自己最高の16.8%と好発進。阿部はこれまで、同枠の『新参者』『下町ロケット』『ドラゴン桜』第2シーズンで主演を務めてきたが、今回もあらためて「日曜劇場」と阿部の“相性の良さ”が示される結果となった。
同ドラマの謳い文句には「TBSがハリウッド大手制作プロダクションと共同制作!」「世界を見据えたタッグで日本ドラマ界に新たな“潮流”を巻き起こす!」と大層な言葉が並んでいたが、途中から潜水シーンが激減し、ネット上では「思ってたのと違う!」「陸でずっと捜査してて、普通の刑事ドラマと変わらない」と不満を漏らす視聴者が続出。
その原因について、昨年2月6日配信のニュースサイト「NEWSポストセブン」は、“制作費不足”であると報道。「莫大な費用がかかる潜水シーンから削られることになった」と語る関係者の証言などを伝えていたが、真相やいかに……。
2位は、やはり「日曜劇場」枠で放送された嵐・二宮和也主演『マイファミリー』で、全話平均は12.9%。昨年4月期で独走状態が続き、最終回は自己最高となる16.4%で有終の美を飾った。
しかしながら、同枠昨年7月期の綾野剛主演『オールドルーキー』は全話平均10.4%、同枠昨年10月期の山崎賢人主演『アトムの童』は9.6%と、同枠は右肩下がり……。そのため、「日曜劇場」のブランド力低下を指摘する声もあるようだ。
そんな『オールドルーキー』は7位にランクインしたが、主演の綾野が、暴露系動画配信者の“ガーシー”こと東谷義和氏から“口撃”に遭っていた影響で、放送中止が危ぶまれた。TBS側は、“ガーシー砲”に対して完全スルーの姿勢を崩さなかったものの、実はドラマ公式SNSのコメント欄を閉鎖するなど異例の対応を取っており、局内は“冷や汗モノ”であった様子がうかがえる。
なお『オールドルーキー』は、最終回で自己最高の11.6%を記録。主人公が“サッカー元日本代表”という設定だったため、『FIFAワールドカップカタール2022』と時期が重なる昨年10月期の放送であれば、もう少し数字が伸びたのではないかとの指摘もあるようだ。
また、天才ゲーム開発者の成長を描いた『アトムの童』は、10位にランクイン。初回の世帯平均視聴率は8.9%で、「日曜劇場」の1ケタ発進は、初回が9.8%だったTOKIO(当時)・長瀬智也主演『ごめん、愛してる』(17年7月期)以来、実に5年以上ぶり。
さらに8%台となると、「東芝日曜劇場」から複数社提供の「日曜劇場」に切り替わった02年10月期以降を見ても前例がなく、『DCU』の数字と比べても寂しい結果と言わざるを得ない。
なお、同枠では今月8日から主演の妻夫木聡の医療ドラマ『Get Ready!』がスタート。初回は2ケタ発進となるだろうか……。
ジャニーズ俳優の主演ドラマは、2位の『マイファミリー』のほかにも、5位に木村拓哉主演『未来への10カウント』、6位に井ノ原快彦主演『特捜9』Season5、8位に東山紀之主演『刑事7人』SEASON8(3作ともテレビ朝日系)がランクイン。トップ10のうち、4作品がジャニーズ主演ドラマであった。
『未来への10カウント』は、木村演じる主人公が母校のボクシング部コーチに就任する学園モノで、満島ひかりや安田顕、King&Prince・高橋海人らが出演。これまで、木村主演ドラマは2ケタ視聴率が当たり前となっていたため、同作の第3話と第4話が9%台を記録した際には、「キムタクドラマが1ケタに!」と取り沙汰された。
さらに、昨年5月にニュースサイト「フライデーデジタル」は、同ドラマが視聴率低下に伴い“打ち切り”の方針であると、ほぼ断定した形で報道。のちにテレビ朝日・早河洋会長兼社長が否定したものの、木村主演ドラマともなれば、テレビ局は「1ケタ視聴率はあり得ない」という重圧を背負うのは間違いないだろう。
一方、『特捜9』は今シーズンから元乃木坂46・深川麻衣とSnow Man・向井康二がレギュラーメンバーに加入。長年レギュラーを務めた津田寛治と入れ替わる形であったため、一部視聴者から「ジャニーズより津田さんがよかった」「ジャニーズドラマと化してからつまらなくなった」といった声が上がるなど、批判の矛先が向井に向いてしまった。
また、『刑事7人』もSEASON1から出演していた倉科カナと入れ替わる形で、今シーズンからジャニーズWEST・小瀧望がレギュラー入り。加えて、小瀧が演じた新人刑事が、鼻につくような“ウザキャラ”であったため、向井と同様の批判が寄せられてしまったようだ。
阿部の安定した人気と、ジャニーズ事務所の強さがあらためて身に染みた22年。今年もやはり、「日曜劇場」が話題を集めるのだろうか。
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