テレ朝・弘中綾香が拡張する「女子アナ」の定義

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(8月25~31日)見たテレビの気になる発言をピックアップします。

太田光「芸っていうものが、実はなんでもクリアしていくための武器になる」

 新商品につながるアイデアの生み出し方をレクチャーする。そんなシーンで爆笑問題の太田が熱く語ったのは、「芸」のことだった。お笑い芸人が企業を訪ねてビジネス講座を開く『芸人先生』(NHK Eテレ)。その26日の放送でのことである。

 太田は語る。東日本大震災の発生後、最初にテレビのネタ番組に出演したときのこと。当然、ほかの芸人は震災に触れないネタを披露した。しかし、爆笑問題は事情が違う。普段から時事ネタ漫才をやっている自分たちが、これだけ大きな出来事に触れなかったとしたら、むしろ触れたとき以上の意味を持ってしまうだろう。

 考え抜いた結果、「ぽぽぽぽ~ん」というフレーズが強い印象を残したACジャパンのCMを切り口にすることにした。震災に直接言及するのではなく、多くのスポンサーがテレビCMを自粛し、一斉に公共広告に切り替わった状況、震災に動揺した世間を俎上に載せたのだ。

 太田はここに「芸」があるという。ストレートに取り上げると笑いに結びつかない事象を、いかに視聴者の共感を得る形でネタに昇華できるか。テレビの放送に乗せられるか。ここに「芸」が宿るのだ、と。

「やっぱ芸っていうものが、実はなんでもクリアしていくための武器になる」

 あるいは番組後半、社員から爆笑問題に次のような相談が寄せられる場面があった。新商品を作る際、最初はお客さんに届けたい商品は何かという発想から開発が始まるが、徐々に会社の中で決裁権を持つ人たちの意向を考えるようになってしまう。漫才を作る際にも、いつの間にか目的を見失ったりすることはないのか?

 これに太田は次のように答えた。ネタの一部が聞き手に「引っかかり」を感じさせてしまうと思ったら、自分たちも少し言い方を変えてみたり、先にフォローを入れたりという工夫はしているかもしれない。たとえば、「こんなことを言うと誤解されるかもしれませんけど」と前振りした後で本音を語るとか。

「(そうすることで)共感にもつながるし。急に危ないことを言ったらやっぱり、お客も引くんですよね」

 同じように、決裁権を持つ人の意向を考慮した提案をするのは、間違っていないだろう。むしろそこを考慮することが、より魅力的な提案のためには必要なのかもしれない。

「それで縛られちゃうって思うかもしんないけど、そこを考えないと、突っ走っちゃうと、まったく人の共感を得られないものになっちゃうから」

 しばしば「毒舌」と評される太田は、テレビや世間の枠組みを無視して突っ走っているように見える。しかし、話を聞く限り、彼は枠組みの中でどこまで自身の考える笑いを表現できるか、それを「芸」として追求しているのだ。太田はしばしば感情の高ぶりを隠さずに語る。しかし、その言葉は途中で何度も詰まりながら、ときにたどたどしく発される。解放と抑制のバランスを保ちながら語る姿に、まさに彼がいうところの「芸」が体現されているようにも思う。

 アイデアの生み出し方に関するビジネス講座で太田が語ったのは、「芸」についてだった。しかしそれは、ビジネス講座という枠組みの中で、ビジネスにも通じるメッセージになっていた。

 太田は「芸」を語りつつ、「芸」を実践していた。

 女性ファッション誌の表紙でセミヌードを披露したり、将来の首相候補と目される代議士と結婚したり、チャリティマラソンを完走したり。フリーか局アナかを問わず、最近あらためて「女子アナ」が話題になることが多い。

 テレビ朝日の弘中綾香もまた、注目を集める「女子アナ」の1人だ。『激レアさんを連れてきた。』で、その奔放な発言が広く知られることになった彼女。31日深夜には、局の垣根を超えて『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送 )のパーソナリティを務めた。その前哨戦、4月に『オードリーのオールナイトニッポン』(同) にゲスト出演した際は、「夢は革命家」といった発言でも話題になった。

 そんな弘中の初めての冠番組が、先週28日に最終回を迎えた『ひろなかラジオ』である。7月末から期間限定でAbemaTVにて配信されていた同番組は、弘中がインスタグラムに寄せられた質問に答えたり、好きな本やアイドルグループを紹介したり、コスプレやギャルメイクを体験したり、そんなラジオともテレビとも動画配信ともつかないプログラムだった。

 先日の最終回は全編フリートーク。弘中がいま一番会いたい人として名前を挙げた、講談師の神田松之丞がゲストに迎えられた。神田の前で弘中は語る。

「つまらない大人になりたくないなって、ずっと思ってて」

 弘中いわく、ただの視聴者としてテレビを見ていたときの自分は、「アナウンサーって、なんでつまらないことばっか言ってるんだろう」と思っていた。もちろん、局アナになった今となっては、社員としての役割と責任があるのだということが理解できる。ただ、入社後も、こんなふうに思う自分がいる。

「ああいうふうに、80点を取りにいきたくないなって」

 この発言に、神田も思わずツッコむ。

「俺はロックスターとしゃべってますか?」

 同番組ではこれまでにも、ロックスターのような発言が弘中から幾度も聞かれた。たとえば、「結婚していない私は欠陥品なのではと思ってしまう」という女性からのお悩みには、自分も結婚していないので既婚者の気持ちはわからないとしつつ、次のように持論を語った。

「逆に、自分に何か足りないからみんな結婚するんじゃないの? (中略)結婚していないってイコール、不足しているってことじゃないと思う。自立しているってことだと思う。1人でも生きていけるってことだから。自分に拍手!」(8月7日)

 あるいは、「遠距離の彼との結婚を考えているのですが、仕事を辞めるかどうか悩んでいます」という女性からの相談には、子育てを考慮すると相手についていく選択肢もあると思うと前置きした上で、こう応じた。

「仕事を辞めて向こうに行くっていう選択肢もあると思うんですけれども、なんでそれはいつも女の人だけなんだろうと思うんですよね。すごくもったいなくないですか? 私だってキャリアがあるのに、なんで私が辞めなきゃいけないのって……思うよねぇ~」(8月14日)

 少しずつ変化してはいるのだろうけれど、番組のメインを務める男性出演者をサブの位置からサポートする役割を担うことが多かった「女子アナ」は、自らの意見を語る場面がやはり相対的に限られているように思う。しかし、「革命家」たらんとする弘中は、ときに社会の支配的な価値観や慣習と衝突しながらも、個人として語る。しかも、テレ朝きっての人気「女子アナ」という立ち位置はそのままに。

「女子アナ」という枠組みの内側で、弘中は一人称で自らの考えを表現する。「女子アナ」の可能性は少しずつ広がっていく。これもまた、ひとつの「芸」のなせる業なのかもしれない。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

 

橋本環奈、連日の夜遊び&外泊癖を赤裸々告白で「99%処女説」の根拠が完全崩壊か

 あのイメージが崩壊?

 8月29日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に女優の橋本環奈が出演し、自身の酒豪エピソードを語った。

「番組では、有吉弘行が橋本の親友から『付き合いの良すぎる女』との情報を紹介。これに橋本は『ベッドで寝よっかなってパジャマ着てても、呼ばれて楽しそうな会だったら行きます。お酒も好きなので、よく飲みます』と語りました。ほかにも俳優の佐野勇斗からは、酔っぱらって気分がよくなると、IKKOのように言葉の語尾が上がるという証言も。彼女によれば『2杯ぐらいまでは休肝日かなと思ってます』だそうで、20歳になったばかりだというのに飲まない日はないようです」(テレビ誌ライター)

 そんな橋本は8月30日放送のバラエティ番組『A-Studio』(TBS系)に出演した際、映画『銀魂』で共演した俳優の小栗旬の家に3連泊したと明かし、「誰んちでも泊まっちゃうんですよね」と告白している。

 しかし、こうした橋本のプライベート秘話を聞くにつれ、ファンはイメージが崩れて激しく動揺したようだ。

「橋本はこれまで浮いた話もなく、一部メディアでは芸能関係者が『99%の確率で処女』と断言してファンを歓喜させました。その根拠となったのが母親の“徹底ガード”。娘の芸能活動を見越して中学時代から男友達を作らせず、現在も仕事場に突然現れたり、彼女のマンションにも頻繁に泊まりに来ているため、彼氏を作れるはずもないという見立てでした。しかし今回、橋本が頻繁に外泊したり、深夜でも声をかけられれば飲みに出向いたことが発覚。男との接触機会はいくらでもあったことで『処女説』の根拠が崩れてしまった」(芸能記者)

 9月6日公開の映画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』では、巨大財閥の令嬢を演じる橋本。酒や外泊の話は、やめておいたほうがよかったかも?

吉川ひなの、「誰に何を言われようと……」変わった子育てに全責任持つ宣言も賛否の声

 モデルの吉川ひなのが自身のインスタグラムに投稿した内容が話題となっている。

 吉川といえば、「娘と息子は、独自の『洗わない育児』ということをしてみていて。その名の通り、基本、洗わないの。(中略)娘と息子にはこれが一番合っていて、とってもよいです」と独自の子育て論を明かしたところ、ネット上からは「私が全責任って…もうすでに子供に押し付けているじゃん」「自分だけやるならまだ良かったのにね」といった声が寄せられるなど度々話題となっている。

 そんな吉川が8月30日、インスタグラムに「思うがままに、誰に何を変と言われても自分がいいと思うことを責任を持ってやっていたいです。わたしの育児は、ちょっと変わっていると思います。(中略)オムツしないとか 裸んぼとか裸足とかその他にも色々イロイロ変なところがあるけれど子どもをどうしても裸足で歩かせたいのにはたくさんの理由があります。子どもたちは、裸足の心地よさや大切さを本能で理解しているから、裸足がとっても大好きなんだ。」などと長文にわたり自身の気持ちを明かした。

 この投稿にインスタグラム上では「素敵な母親だと思います!子育てに正解も不正解もないし」「ひなのちゃんらしく子育てしてください」「たとえ失敗しても学べばいいよ!」といった励ましの声が多く寄せられていた。

 しかし、その一方でネット上からは「よその子育てに文句はないけど、この写真をみるとやっぱり足に何か刺さりそうだしケガしそうでちょっと心配だなあ」「私も野性的で楽しそうだなとは思うけど破傷風が一番に怖いね」「写真見るだけで私は怖くてできないわ…」といった声も厳しい声が噴出していた。

 吉川の独特の子育て論は今後もインスタグラムで明かされていくだろうが、応援の声と心配の声が今後も並行して寄せられそうだ。

木下優樹菜、セクシーな水着姿にまたもネット上は大荒れ「よく載せようと」「歳を感じる」

 木下優樹菜が自身のインスタグラムを更新して話題になっている。

 木下といえば先日、「みんなありがたや。結婚9年。一緒にいて11年。びびるーーー」とコメントを添えて、夫でお笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史と結婚9年目を迎えたことを報告したところファンからは「おめでとうございます!理想の夫婦です」「ふじもん、ユッキーナ夫婦憧れです!」といった声が多く寄せられたばかり。

 そんな藤本ファミリーは29日から家族で旅行をしている様子をたびたび投稿しているが、同日に「甘甘珈琲なら飲める」とコーヒー牛乳を片手に水着姿で撮影した木下の姿を披露した。

 この投稿にインスタグラム上では「相変わらずスタイルがいいね!」「セクシーなユッキーナだ!」といった声が多く寄せられていた。

 しかし、その一方でネット上では「こんな貧乳で水着姿…よく載せようと思うようね」「全体的にだらしない体型になったね。歳を感じる」と水着姿に厳しい声が多く飛び交っていた。また、ドアップで撮影した写真に対して「眉毛ガタガタ!」「え?眉毛どうしたの?すごい雑な書き方!」といった厳しい声も噴出している。
 
 確かに写真の木下の眉毛を見るといつもより少し適当に書いていると思われてしまいそうな書き方をしているようにも見えるが、仕事ではなくプライベート写真であることから少し気を抜いてしまったと思いたい?

テレ朝『Mステ』放送枠移動で囁かれ始めた、タモリの”勇退カウントダウン”

 テレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』が10月から毎週金曜日21時に放送枠が移動となることが発表された。1986年の放送開始以来、金曜20時に放送されていた同番組だが、実に34年目にして初の放送枠移動となる。

「これまでは金曜19時台に『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』が放送され、その後に『Mステ』という流れだったのが、今後は金曜20時台に『マツコ&有吉 かりそめ天国』が移動し、その後に『Mステ』となる。子供向けアニメから音楽番組という流れではなかなか視聴者を獲得できないと判断したのでしょう。今後、Mステはバラエティー的な企画も増えるということで、今はまさにその方向性を模索している状態だといえます」(テレビ誌ライター)

 老舗音楽番組である『Mステ』だが、ここ数年は視聴率も芳しくない状態が続いている。

「出演者によって数字は変わりますが、6~8%くらいがアベレージで2ケタを記録することはまれ。同じ生放送の音楽番組でいうと、NHKの『うたコン』がほぼ毎週10%前後を叩き出しているので、完全敗北状態ですね」(音楽業界関係者)

 基本的に新曲を披露する『Mステ』に対して、『うたコン』では、季節にちなんだ名曲のカバーや、歌手同士のコラボ企画も多い。

「『うたコン』は、“プチ紅白”なんて言われていますが、企画性が高く、さらには演歌、アイドル、ロックなど、出演者もバラエティーに富んでいて、視聴者の年齢層も広い。今の時代はテレビの視聴者層自体が高齢化していて、若者をターゲットにした音楽番組というのはなかなか難しい。『Mステ』についても、企画性を高めるのであれば、『うたコン』に近いものになっていくかもしれません」(同)

 さらに、『Mステ』のリニューアルに伴い、気になるのが番組開始からMCを務めているタモリの動向だ。

「『笑っていいとも!』が終了して以来、仕事量をセーブしているタモリさんですが、そろそろ本格的に勇退するのではないかと囁かれ始めています。『いいとも!』の後期は、タモリさんが登場しないコーナーなどもありましたが、もしかしたら今後の『Mステ』についても、同様にタモリの出演時間が減る可能性はあるでしょう」(テレビ局関係者)

 そして、もしもタモリが勇退するなら、そのタイミングで番組も終了するのではないかとも見られている。

「30年以上も続いている番組の場合、大きなきっかけがないとなかなか番組を終わらせることができない。視聴率という点では、すでに継続させる理由もないし、生放送の音楽番組というだけで、予算もかなりかかる。テレビ朝日としても、終わらせるきっかけを探している面もある。リニューアルと言いつつも、店じまいの準備と捉えている関係者も少なくないでしょう」(同)

 34年目の『Mステ』を待ち受けるのは、放送枠移動ということ以上に大きな変化なのかもしれない。

池江璃花子に施術で注目! なべおさみ以外にあの有名人も「気」で病気を治していた!?

 競泳選手の池江璃花子をめぐる“民間療法”報道に心配の声が相次いでいる。

 今年2月に白血病を公表した池江だが、現在、なべおさみから病室やなべの自宅で“手かざし療法”を受けていると「週刊新潮」(新潮社)や「FRIDAY」(講談社)が報じたのだ。

「なべの“気”を用いた施術は一部では有名で、これまでもさまざまな著名人への“治療の成果”がメディアで伝えられていました。池江サイドはなべと面識があることは認めているものの、治療を受けていることについては否定。一方でなべが多額の報酬を受け取っているとも言われており、彼女のファンからは『怪しい施術ではなく、医療の力を借りて治してほしい』との声が寄せられています」(芸能ライター)

 なべ以外にも、不可思議な“パワー”で病気を治した伝説を持っている著名人といえば、角川春樹氏が有名。

「角川氏は漫画家の手塚治虫と会った際、『お辛いんじゃないですか?』と声をかけた。手塚は連日、尿道結石による激しい痛みに苦しんでいたが、一切公表していなかったにもかかわらず、角川はそれを見抜いたというのです。しかも、『僕と握手してください。握手するだけで治ります』と言って握手すると、その数日後に手塚の病気は本当に治っていたのだとか」(週刊誌記者)

 また、芸能界では明石家さんまも「気功」で病気を治した逸話を持っているという。

「大竹しのぶの息子である二千翔くんの喘息を治した時のエピソードが、テレビやラジオ番組で語られています。治したのは30年以上前になりますが、さんまは当時、テレビの企画を通じてテレパシーや気、魂の存在を信じるようになり、『自分は他人よりも“気”の力が強いらしい』と気功の研究にはまっていたといいます。そして、試行錯誤の末にたどりつた気功法をフラフラになるまで一晩中行った結果、二千翔くんの喘息は完治したそうです」(前出・週刊誌記者)

 ともあれ、池江の完治を祈りたい。

TBS『ビビット』に代わる新番組、ド新人タレント女子アナ起用で「テレ朝の真似」と大ブーイング

  長らく不振を極めてきたTBSの朝の情報番組『ビビット』が27日いっぱいで、打ち切りになることがわかった。

 同番組はTOKIO・国分太一と真矢ミキがMCを務め、2015年春にスタートしたが、視聴率は低空飛行が続いた。17年4月から、堀尾正明アナが“ニュース雑学おじさん”として加わったが起爆剤にはならず。同局的には、早々に番組を終了させたかったが、国分が所属するジャニーズ事務所の了解がなかなか取れず、ズルズルと4年半も継続せざるを得なかった。ようやく、ジャニーズの説得に成功して、番組に終止符が打たれることになったのだ。

 同番組に変わる新情報番組は『グッとラック!』(30日スタート)で、MCには落語家・立川志らくと、イケメンのハーフアナ・国山ハセンが起用される。番組の“売り”は、『ひるおび!』でコメンテーターを務める志らくの舌鋒鋭い発言だという。

 さらに注目を集めているのが、アシスタントを務める若林有子アナだ。若林アナは大阪府出身で、大阪市立大学商学部をへて、4月に同局に入社したばかりのド新人で、新番組が初のレギュラー番組となる。小学校卒業後、5年間米ニューヨークで生活していた帰国子女。学生時代はセント・フォース関西に所属し、リポーターなどをこなしていた“タレントアナ”だ。

「月曜から金曜の情報番組では、NHK総合『あさイチ』が視聴率首位。民放では、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』がトップを走っています。その『モーニングショー』では、退社した宇賀なつみアナに代わって、4月から元乃木坂46のド新人・斎藤ちはるアナをアシスタントに起用し、予想以上に好評を得ています。『グッとラック!』でも、斎藤アナ同様にド新人の“タレントアナ”を使って、なんとか視聴率を挙げようというという魂胆がミエミエで、『テレ朝のマネだ!』との声が多々出ています。ただ、斎藤アナと若林アナでは、タレント時代のネームバリューに差がありますし、TBSの思惑がそう簡単に実るとは思えません。帯番組の視聴習慣は、なかなか変わりませんから、『グッとラック!』も引き続き、苦戦するのでは」(女子アナウオッチャー)

 朝の民放の情報番組では、王者の『モーニングショー』を、フジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ!』が追走。それに、日本テレビ系『スッキリ』が続いているが、『ビビット』は他局にまるで歯が立たない状況だ。新番組『グッとラック!』が、どこまで他の情報番組に食い込むことができるのか注目だ。

『ザ・ノンフィクション』アジア系ハーフをめぐる日本的な“序列”「フィリピンパブ嬢の母とボク」

 NHKの金曜夜の人気ドキュメント番組『ドキュメント72時間』に対し、こちらも根強いファンを持つ日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。9月1日の放送は「母さん 帰ってきてほしいんだ~フィリピンパブ嬢の母とボク~」フィリピンパブで働く女性と、その客であった日本人男性の間に生まれた青年二人による漫才コンビ「ぱろぱろ」。同じ境遇の2人が抱えるそれぞれの家族の問題を追った。

あらすじ

 フィリピンパブで働く女性とその日本人客の間に生まれた青年2人が結成した、漫才コンビ「ぱろぱろ」。同じ境遇の2人、和田昭也と大久保健は吉本興業所属で同期の売れっ子にはガンバレルーヤがいる。昭也の両親は仲が悪く、母親は9年前に家を出てしまったが、また家族が一緒に暮らせるよう昭也は両親の仲をなんとか取り持とうとする。一方、ぱろぱろのネタ担当の健は、ネタがフィリピンをバカにしたような内容だと母親から指摘される。番組最後で流れたぱろぱろの単独ライブでは、ネタに改善も見られ、2人の母親も舞台を楽しんでいた。

喧嘩が絶えない両親を、昭也が取り持とうとする理由

 昭也は別居している両親の仲をあれこれ取り持とうとする。父親は清々しいまでの“パチンカス”であり、母親が父親のだらしなさを罵る構図は子どもの頃から変わらない。母親は、このまま父親といたら殺しかねないから家を出たのだと昭也に告げる。そう聞いていながら両親を引き合わせようとするのは、母親の訴えをどこか軽視しているともいえるだろう。家を出て9年たっても怒りが風化していないのだから、もうそっとしておいてあげればいいのにと思った。

 なぜ昭也は、そうまでして「家族一緒に仲良く」にこだわるのだろう。制作側が、番組の盛り上がりを求めて家族関係に触れるよう、昭也に持ち掛けたのかもしれないが、もし本人が「家族一緒に仲良く」を本気で望んでいるとしたら、それはフィリピンの価値観によるものが大きいように思う。

 私は昨年、フィリピンに短期間の語学留学へ行った。語学学校の先生は20代の独身女性が中心だったが、週末の休みに何をするのか聞くと、かなり多くが「実家に帰って家族に会う」と答えた。日本人の独身20代女性に聞いたところで、なかなかこの回答はないだろう。学校はセブ島にあったが、セブには電車がないため交通渋滞がえげつない。それでもバスを乗り継ぎ、何時間もかけ実家に帰り、親や兄弟と過ごしたいというのだ。フィリピンパブで働く女性たちが実家の家族に健気なまでに送金するのも、この「家族愛」という価値観がベースにあるのだろう。そして昭也も健気に両親の仲を取り持とうとするのだ。

 しかし、昭也の母親は家から出て行ってしまっているので、当たり前だが「家族愛」にも個人で濃淡があるだろう。それでも、昭也の母親は子どものそばに親がいることは大事だと話し、帰国しないのも昭也のことを思ってだと言っていた。こうした考えに触れていれば、家族愛が強まっていくのも当然かもしれない。

 一方の健の両親は仲が良く、昭也が抱えているような問題は見えない。しかし健はフィリピンパブで働く母親と、ハーフである自分にコンプレックスを抱えている。一方で高校のときにハーフであることを学校でからかわれたのをギャグで返し教室がどっと沸いたのがお笑いの道を志したきっかけにもなっている。健にとってフィリピンのハーフであることはコンプレックスでありながらも、エンジンにもなっているのだ。

 ただ、健がネタを考える「ぱろぱろ」のフィリピンネタは、健の母親が「(フィリピンを)どっかでバカにしてるなぁという気持ちはありますけどね」 と浮かない顔で話すようなものが多く、健にその思いも伝えていた。

 番組の最後に流れた単独ライブでは「フィリピンを笑いのネタにするのではなくフィリピン人である母と自分の思い出を笑いに変えていました 」とナレーションされており、母親の訴えを受けて何かしらの改善はされていたと思われるが、放送されていたネタの一部は「やーいやーい、お前の母ちゃんフィリピン人」「お前もだろ」 というやりとりで、そこを見る限り「バカにする」視点はさほどなくなっていないように見える。

 しかし、「ハーフ」をネタに日本で笑いを取るならどうしたらいいのだろう。思い浮かぶのはアメリカ、フランスのハーフが、ステレオタイプ的な国民性(アメリカ=ヒーローやリーダー願望、フランス=“おフランス”的な気取った感じ)をネタにする、というものだ。しかし、これの「アジア版」はかなりのハードルを感じる。「お前声でかいわ!」「○○人ですから~」は炎上必至だ。

 アジアをネタにしづらい理由として、欧米より距離が近く、日本と歴史的しがらみを抱えているというのもあるが、ほかにも少なくない日本人が21世紀の今でも「脱亜入欧魂」を抱えているのもあるのではないか。欧米人のハーフならカッコいいけど、アジア人のハーフは……という暗黙の序列に引っ張られているから、健の同級生は教室でからかったのだろう。そして当人である健も、その序列に縛られている。そして「そういうネタで笑うのは失礼だ」と“良識的に”思う人とて、どこかで縛られている。

「そういう日本人の序列って笑えるよね」と漫才で表現できたら、潜在的な差別意識を説教臭くなく指摘する快挙だと思うが、それを毒蝮三太夫の高齢者いじりが如く「ただただ爆笑してしまう」に昇華させるには、想像を絶するようなスキルやセンスがいるだろう。

石徹白未亜(いとしろ・みあ)
ライター。専門分野はネット依存、同人文化(二次創作)。著書に『節ネット、はじめました。』(CCCメディアハウス)。
HP:いとしろ堂

フジテレビ・久代萌美アナ、松本人志への暴言で炎上も「次期看板アナ」候補に急浮上!

 世間からは叩かれてしまったが、そのイジリやすさは大きな武器になりそうだ。

 フジテレビの久代萌美アナが9月1日放送の『ワイドナショー』に出演。ダウンタウン・松本人志への発言で初めて“炎上”を経験した際の心情を吐露した。

「久代アナは8月18日放送の同番組で、松本から合コン好きであることを追及され続けたことで、『ホント嫌い、干されればいいのに』とコメント。すると、彼女のインスタグラムには『お前ごときが身分をわきまえろ』と言った内容の批判コメントが300件ほど殺到したそうです。今回の出演にも彼女は、『ここ、座っているのがギリギリ。もう吐きそう……』と苦笑していました。もっとも、松本への発言は東野に誘導されたもの。何か言わなければいけない状況で、以前、指原莉乃が松本に発して笑いを取ったフレーズをとっさに引用したユーモアだった。世間からは叩かれましたが、松本や現場スタッフからはウィットに富んだ返しだったと称賛されていたようです」(テレビ関係者)

 そんな久代アナは、フジの次期看板アナ候補になっているという。

「彼女は『ワイドナショー』以外にも、『さんまのお笑い向上委員会』も担当しており、明石家さんま、松本というお笑い界の2大巨頭から気に入られているんです。ボーッとしているように見えて頭の回転は速く、ツッコミに対してもちゃんと求められている回答を導き出してくれるため、スタッフ受けも抜群。彼女の評価はうなぎのぼりで、最近は新番組や特番などのキャスティングでは真っ先に名前が挙がっている。局内では“ポスト山崎夕貴アナ”と目されていますよ」(前出・テレビ関係者)

 フジテレビの女性アナウンサー総勢19人が参加した2020年度版「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー」では山崎アナがセンターを飾ったが、近い将来、そのポジションに久代アナが座っているかもしれない。

“元祖・リアクション芸人”上島竜兵がたどり着いた「リアクションしないことが面白い」という境地

 いま、テレビ界で“リアクション芸人”の代名詞的存在といえば出川哲朗になるだろう。でも、その前はダチョウ倶楽部の上島竜兵だった。時代の流れというか、お株を奪われたというか。まあ、もっとさかのぼれば、稲川淳二や片岡鶴太郎という存在に行き着くのだが。

 Amazonプライム・ビデオで8月12日より配信中の『内村さまぁ~ず』が行った企画は、題して「ここ最近の上島竜兵を内さま3人に知ってもらいたい土田晃之!!」である。

 内村光良とさまぁ~ずを前に、かつて「竜兵会」の一員だった土田が唐突に切り出した。

「ここ最近、上島竜兵を見ていますか?」

 見ている気がする。CMではよく見る。何かのイベントに呼ばれ、キレたふりして若い俳優にキスを迫る姿もワイドショー等でよく見ている。

「みんな『CMで』ってよく言うんですよ。でも、番組とかでご覧になったことはありますか?」

 確かに、そんなには見ないかもしれない。言われてみたら。

「イベントで若い女の子にキスしようとして、止められてお金を稼ぐっていう現状です」

 最近の上島の動向は謎に包まれている。そんな彼に迫るべく、居酒屋に隠しカメラを設置してプチドッキリを敢行。みんなでモニタリングして、上島の生態に迫るというのが今回の趣旨だ。

 その前に、土田が最近の上島の様子、言動を紹介した。まずは見た目について。

「裸が笑えなくなってきた。手足が細くて、白ブリーフ姿はまさに昆虫。あと、目の下のクマが尋常じゃない」

 続いて、酒の飲み方について。

「昔は朝7時まで飲んでいたが、最近は夜9時でベロベロ。夜9~10時は、だいたい目をつむったまま話している」

「休肝日を設けており、その日は後輩からの電話に出ない。誘いに弱いので、出ると飲みに行ってしまうから」

 飲みの場で、上島はどんなことを話しているのだろう? 最近の上島の口癖は以下だ。

「ウッチャン、ついに紅白の司会だよ。スゲエな、ウッチャン。うれしいなぁ」

 上島は若手時代の話をするのが大好きだという。ウッチャンナンチャンとダチョウ倶楽部は同期で、営業では彼らに加え、B21スペシャルがよく顔を合わせていた。戦友をねたむでもひがむでもなく「ウッチャン、スゲエだろ」と言ってグラスを傾ける上島。

 ほかに、最近の彼にはこんな口癖もある。

「あの哲っちゃんが世間に認められて、本当にうれしいよ」

 実は上島、高いところが苦手だ。何かにチャレンジすることが本当に嫌い。リアクションのオファーが来たのに、断ることも少なくないという。でも、オファーされた現場に出川がいると知った途端、「哲っちゃんがやるなら俺もやる!」と返答するそうだ。盟友・出川との絆。大ブレークした出川を自分のことのように喜び、人目もはばからず大号泣したこともあった。

内村「いい話。俺、泣いちゃうよ(笑)」

大竹「もうすぐ死んじゃうんじゃねえの? 大丈夫かな、これ」

三村「死ぬ前のエピソードだもん」

土田「過去を走馬灯のように振り返りだしてるから、死ぬんでしょうね(笑)」

 肉体的にも精神的にも哀愁が漂っている、最近の上島。近頃は五十肩の痛みで腕が上がらず、「どうぞ、どうぞ」のギャグで挙手することさえつらいらしい。ある意味、以前の上島とは違う次元に入った感がある。

 土田からの飲みの誘いで、都内の某居酒屋に1人でやってきた上島。土田は仕事で遅れるというテイにし、遅れて到着した後輩2人と飲む上島をカメラは捉え続けた。

 最近の上島の飲み方は、焼酎ロック&チェイサーが基本だ。後輩のストレッチーズ・福島敏貴に「ボトル入れませんか?」と促され、焼酎ボトルをオーダーした上島。運ばれてきたボトルの中身は、実は水100%というのが今回のプチドッキリである。グラスに氷を入れ、ただの水をグラスいっぱいに注ぐ後輩たち。それを受け取り、グイッと飲む上島は果たして気づくのか? ……ノーリアクションだった。構わず気づかず、上機嫌で会話を続けている。

福島「おいしいですね、三岳」

上島「うん」

 氷が入った水のグラスを手に、いい調子で乾杯する芸人たち。一種、異様な光景である。酒が進むほど目をつむるはずなのに、飲めば飲むほど目がパッチリしてきた上島。肉体的にはどんどん酔いがさめていっている。でも、一向に気づかない。ロックで飲んでいるのに……。

土田「あんなにテーブルに水並ぶことあります? 腹パンパンになっちゃうよ」

 水攻めとは別のイタズラも上島を襲った。後輩が注文した枝豆のさやの中身が何も入っていないというプチドッキリである。問題の枝豆を口にした上島。果たして気づくのか? ……やはり、ノーリアクションだった。構わず、後輩と楽しく会話し続ける。

三村「どういうことよ(笑)」

大竹「『バレるんじゃないか?』とか、ドキドキした意味ないね」

 ネタばらしされた後の上島を見ると、すでに次のフェーズへ突入しているのだと確信した。

上島「おかしいと思ってたよ。枝豆がないんだよ(笑)」

大竹「なんで言わないん ですか(笑)」

上島「店に言っても悪いかなと思って」

 何かあれば必要以上に騒ぎ立て、痛みや苦しみをアピールするリアクション芸人。しかし、上島は「リアクションしないことが面白い」という境地にたどり着いていた。

大竹「何も気づかず、吸収していく」

土田「ツッコむとかってないですね。すべてを受け入れる」

 新しい意味でのリアクション芸人誕生! 久々に同期・上島の姿を目の当たりにした内村は「すごい素敵な人生ですよね」と、しみじみ。ポツリと真顔で言っていた。

(文=寺西ジャジューカ)