福山雅治『ラストマン』第1話、苦言続出のシーンとは? 春ドラマ「SNS熱量」ランキング

 ドラマの内容がどれほど視聴者の心に響いているのかは、視聴率の数字だけで判断できるものではありません。そこで、「Yahoo!リアルタイム検索」を参考に、プライム帯の各ドラマに関するツイート数(放送時間中)をサイゾーウーマン編集部が独自で集計し、“視聴熱”ランキングを作成。視聴者が最も沸いたシーンと共に紹介します(集計期間4月17日~23日)。

 以下、ドラマのネタバレを含みます。

1位:『どうする家康』(NHK)第15回

 最も視聴熱が高かったのは、4月23日に放送された嵐・松本潤主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』第15回。フジテレビ系の人気ドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手掛け、江戸幕府を開いた戦国武将・徳川家康の生涯を描く本作。今回は、織田信長(岡田准一)と共に浅井長政(大貫勇輔)・朝倉義景連合軍との戦に臨む家康(松本)だったが、長政から、共に信長を討ち取ろうと誘う密書が届く……という内容だった。

 浅井・朝倉軍が進軍する中、信長と浅井のどちらにつくか、家臣を巻き込んで紛糾することとなった徳川軍。しかし、彼らが動かないと業を煮やした信長から、家康陣に銃弾が撃ち込まれるというシーンに視聴者は注目。後に家康が勝利する天下分け目の大戦・関ケ原の戦いで、石田三成率いる西軍を裏切り、家康率いる東軍に寝返った大名・小早川秀秋が戦を静観するのに苛立った家康が、小早川陣に鉄砲を撃たせた“問鉄砲”と呼ばれる逸話(しなかったという説もある)に酷似しており、Twitter上では、「関ケ原での問鉄砲を逆にやられるという設定は斬新!」「問鉄砲をここで持ってくるとは思わなかった」など驚きの声が相次いだ。

2位:『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)第1話

 4月23日に放送された福山雅治主演、大泉洋共演の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』第1話が2位にランクイン。FBIで検挙率トップを誇り、事件を終わらせる最後の切り札という意味で“ラストマン”と呼ばれる全盲の捜査官・皆実広見(福山)が来日。警察庁長官官房人事課人材交流企画室室長・護道心太朗(大泉)とタッグを組み、難事件を解決する活躍を描く作品だ。

 初回では、世間を賑わせていた無差別連続爆破事件を捜査することとなった皆実が、事件を担当した捜査一課の「複数犯による犯行」とする見立てに対して「単独犯の犯行」だと主張。そして、いじめにより引きこもりになった渋谷英輔(宮沢氷魚)という人物が、ネットを介して知り合った人々に自作の爆弾を配っていたという事実を突き止め、見事事件を解決した。

 一方で多くの視聴者は、車の運転シーンや、爆破事件の映像などに使われたCGに注目。Twitter上では、「20年前ぐらいの合成を見せられているみたい」「CGがチープすぎる」「CGの違和感がすごい」など、CGのクオリティの低さに苦言が噴出した。

3位:『王様に捧ぐ薬指』(TBE系)第1話

 第3位は4月18日に放送された橋本環奈主演の『王様に捧ぐ薬指』第1話。わたなべ志穂氏による同名漫画が原作で、新人ウェディングプランナー・羽田綾華(橋本)と御曹司・新田東郷(山田涼介)が、お互いの利益のために契約結婚するという “超打算的”な結婚生活を描いたラブコメディだ。

 初回では、1000万円の契約金を受け取り、新田と契約結婚した羽田だったが、2人の結婚披露宴に、かつて羽田が自分の婚約者を略奪したと主張してトラブルになった女性が乱入。カミソリを手に近付いたものの、羽田が「こんなことして、あなた自身の人生を無駄にしないで」と説得し、難を逃れる……という内容だった。

 そんな中、視聴者――特に山田のファンは新田の愛車のナンバープレートに注目。「5959」というナンバーだったが、これは山田の誕生日が5月9日であるからだと考察する人が多く、Twitter上では「これって山田くんの誕生日でしょ」「山田くんの担当歴が長い私はすぐに気づいた」「スタッフの遊び心や、山田くんへの愛を感じた」という声が上がっていた。

4位:『だが、情熱はある』(日本テレビ系)第3話

 第4位は4月23日に放送されたKing&Prince・高橋海人、SixTONES・森本慎太郎ダブル主演ドラマ『だが、情熱はある』第3話。お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の実話に基いた同作。今回は、お笑い活動を始めるものの、うまくいかずに苦しむ姿が描かれた。

 山里(森本)はお笑い養成所・NSCに入学後、同期と「侍パンチ」というコンビを結成するものの、ネタがウケずに相方と険悪な状態になり解散し、新たに「足軽エンペラー」というコンビを組むなど迷走。一方で、若林(高橋)も高校時代からの友人・春日俊彰(戸塚純貴)と「ナイスミドル」というコンビを結成するものの、順風とは言えない状況で……という内容だった。

 そして、視聴者が最も注目したのは番組終盤の、富田望生演じる山崎静代の登場シーン。劇場で山里とぶつかり「あ、ごめん」と謝る短い場面だったものの、Twitter上では富田の演技に対して、「完全にしずちゃんそのもの」「しずちゃんのクオリティが高い」「今後がめっちゃ楽しみ」という絶賛の声が多数出ていた。

参考:「Yahoo!リアルタイム検索」https://search.yahoo.co.jp/realtime

木村拓哉『教場0』まさかの1ケタ落ち招いた原因――脚本の雑さともう一つは?

 フジテレビ系「月9」枠にて木村拓哉が主演中の連続ドラマ『風間公親-教場0-』が、4月24日に第3話を迎え、世帯平均視聴率9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第1~2話、また過去のスペシャルドラマも視聴率2ケタ台を獲得してきた人気シリーズだけに、「1ケタ台への転落はフジとしても想定外なのでは」(テレビ誌ライター)と指摘されている。

「同作の原作は、長岡弘樹氏による小説『教場』(小学館)シリーズ。フジは、2020年1月に新春スペシャルドラマ『教場』を放送し、前編(4日)は15.3%、後編(5日)も15.0%と高視聴率をマーク。21年1月に放送した『教場II』も、前編(3日)が13.5%、後編(4日)が13.2%と、やはり好成績を残しました」(同)

 スペシャルドラマでは主人公・風間公親(木村)が教官を務める警察学校を舞台に、彼のもとで警察官を目指す訓練生たちのストーリーを展開。一方、今年4月10日にスタートした連ドラ『風間公親-教場0-』は、風間が警察学校赴任前に、刑事指導官として新人刑事を教育していた頃の物語だ。

「初回は12.1%と好発進。第2話(17日)も10.7%と2ケタを維持していましたが、第3話でさらに後退し、『教場』のドラマシリーズでは初の1ケタ視聴率を記録。フジ側は、これまでの成績を踏まえて今回の連ドラ版にも期待していたとみられ、まさか1ケタ台に転落するとは思っていなかったのでは」(同)

 ただ、同ドラマの視聴者がネット上に書き込んでいる感想を見てみると、当初から「楽しみにしてたけど絶望的につまらない」「脚本が雑すぎる」などと不評を買っていた。

「“刑事モノ”なので、主人公たちが事件を解決していく様子が描かれているのですが、ネット上では、その真相に対し、『非現実的』『無理がある』といったツッコミが飛び交う事態に。例えば第2話では、犯人の女性が撲殺した被害者の遺体を担いだり、学校の校庭にあるブロンズ像を用いた大胆な犯行を繰り広げたにもかかわらず、誰にも目撃されなかったり――視聴者の間で『意識のない人間の体を、あんなに軽々と担げるか?』『近隣住民が一切気付かないなんてことある?』『そういうところに雑さを感じる』などと物議を醸したんです」(同)

 一方、登場人物に関する不満も少なくない。今回の連ドラには、新人刑事役で新垣結衣、染谷将太、白石麻衣(元乃木坂46)、赤楚衛二、北村匠海(DISH//)が出演すると発表されていたものの、最初から全員揃うわけでも、全員レギュラー出演するわけでもなく、例えば、新垣演じる隼田聖子は第2話のラストで登場。また、彼女と入れ替わるように、第1~2話で風間の指導を受けていた瓜原潤史(赤楚)が退場となった。

「そのため、ネット上には『最初からガッキー出てくるのかと思ってた』『赤楚くんがいなくなるなら、もう見ないかな……』といった声も。風間と新人刑事の組み合わせが変わるごとに、一部視聴者も入れ替わっていくとなると、今後の視聴率もなかなか安定しないかもしれません」(同)

 木村サイドとしても、昨年4月期の連ドラ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で“キムタク主演で初の1ケタ台”を記録していただけに、今作で挽回したかったはず。『未来への10カウント』は第3~4話と続けて1ケタ台をマークしていたが、『風間公親-教場0-』第4話は2ケタ台に返り咲けるだろうか。

坂口健太郎『Dr.チョコレート』絶対にコケられない状況で、“ネタ被り”したドラマとは?

 坂口健太郎が主演を務める連続ドラマ『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)が4月22日にスタートし、ネット上では10歳の子役・白山乃愛の演技に賛辞が集まっている。

 ヒットメーカーの秋元康氏が原案・企画を手掛ける同ドラマは、ワケあり患者の命を現金1億円、秘密保持契約、そしてチョコレートで救う天才外科医チームの姿を描く医療モノ。

※以下、『Dr.チョコレート』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、10歳の天才外科医である“Dr.チョコレート”こと寺島唯(白山)と、彼女の代理人である“Teacher”こと野田哲也(坂口)がシンガポールから帰国。その道中、飛行機内で機長が意識を失ってしまうが、コックピットに入った唯があり合わせの道具で完璧な処置を施す。

 日本に到着すると、衆議院議員・登戸龍男(長谷川公彦)の命を救ってほしいとの依頼が舞い込む。これを引き受けた野田は、うなぎ(斉藤由貴)、残高(小澤征悦)、ギルベルト(葵わかな)、足湯(鈴木紗理奈)、お笑い(前田旺志郎)、出川(古川雄大)ら、能力を持て余したスゴ腕医療スタッフを招集し、最強の医療チーム「チョコレート・カンパニー」を結成する……。

 昨年の「第9回 東宝シンデレラオーディション」でグランプリを受賞し、今作のヒロイン役が初演技となる白山だが、ネット上では「初めてとは思えない! 堂々とした演技に目を奪われた」「これは“第2の芦田愛菜”ともいえる逸材!」と称賛する視聴者が続出する一方で、「いくらなんでも、子どもが執刀はちょっと無理がありすぎない?」と非現実的な設定に「入り込めない」と不満の声も見られる。

 また、前クールで放送された妻夫木聡主演の日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)も同様に“闇医者チーム”を描いた作品であったため、「闇医者ドラマは、ちょっと食傷気味かな」「また闇医者モノか……。普通の医療ドラマが見たい」という意見も。この人気ドラマとの“ネタ被り”がなければ、より目新しい印象を視聴者に与えられたかもしれない。

 とはいえ、第1話の世帯平均視聴率は8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、同枠で前クールに放送された嵐・櫻井翔主演『大病院占拠』の初回7.2%を1.4ポイント上回ることに。「土曜ドラマ」枠の初回の数字が8.5%を超えるのは、2021年10月期の柳楽優弥主演『二月の勝者-絶対合格の教室-』以来2年半ぶりとなるため、“好発進”といえるだろう。

 なお、主演の坂口は日テレが制作する『Dr.チョコレート』に続き、次の7月クールでも日テレ系の読売テレビが制作する日曜ドラマ(日曜午後10時30分~)で主演を務めることが発表されている。

 日テレは「坂口健太郎、2クール、2COOL。」とのキャッチコピーでこの“超異例”の編成を盛り立てているが、業界内では、坂口の事務所、日テレ、読売間での「単なる情報共有ミス」とのうわさも……。

 当然、2クール連続で不発ともなれば、坂口にとって大打撃となるため、先に放送される『Dr.チョコレート』は「絶対にコケられない」というプレッシャーを抱えているといえるだろう。

 日曜劇場との“闇医者ドラマ被り”の不運に見舞われた『Dr.チョコレート』だが、今後も白山の演技が話題を呼びそうだ。

『オールナイトフジコ』80年代のフジテレビ的要素と現代のギリギリを模索する苦労

 80年代のフジテレビの深夜番組における象徴的存在『オールナイトフジ』の令和版となる『オールナイトフジコ』が4月14日深夜にスタートした。秋元康氏が総合プロデューサーを務め、元テレビ東京の佐久間宣行氏、さらば青春の光・森田哲矢、オズワルド・伊藤俊介の3人がMCを担当し、峯岸みなみ、村重杏奈がレギュラーとして出演。さらに、元祖『オールナイトフジ』と同じく、現役女子大生たちが「フジコーズ」として…

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『ペンディングトレイン』第1話、なにわ男子・藤原丈一郎が大活躍! 山田裕貴が「主演ぽくない」ワケ

 山田裕貴が主演を務める連続ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)が4月21日にスタート。ネット上では、主演俳優を赤楚衛二だと勘違いする視聴者が散見されるが、それには理由があるようだ。

※以下、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』第1話のネタバレを含みます。

 同ドラマは、同局プロデューサーの着想をもとに、人気脚本家・金子ありさ氏が執筆するヒューマンエンターテインメント。乗客68名が乗る電車の車両が未来へのワープに巻き込まれ、携帯電話の電波が通じない上、水も食料もない極限下に投げ出される様が描かれる。

 乗客には、主人公のカリスマ美容師・萱島直哉を演じる山田のほか、消防士・白浜優斗役の赤楚、体育教師・畑野紗枝役の上白石萌歌、キャリアウーマン・寺崎佳代子役の松雪泰子らをキャスティング。第1話では、車両が見知らぬ地へワープし、複数の乗客が身勝手な行動を取る様子や、崖から落ちそうになる萱島を白浜と畑野が引っ張り上げるシーンなどが描かれた。

 同作は、小学校の校舎ごと未来世界に送られてしまう楳図かずお氏の大ヒット漫画『漂流教室』(小学館)を彷彿とさせることから、ネット上では「現代版・漂流教室」「漂流電車」とも呼ばれている。内容に関しては、「初回から怒涛の展開であっという間の1時間だった! 今期で一番見応えあるかも」「いい人も悪い人もいて、日本の縮図感が面白い!」と賛辞が相次いでいる。

 一方で、「必ず、みんなを助ける」と息巻く白浜とは対照的に、「助けられないよ、誰も」「死にたきゃ死にゃあいいし」と投げやりな言動が目立つ萱島に対し、「性格が主人公っぽくない」という意見も。中には、赤楚を主演と勘違いした視聴者もいたようだ。

 また、陽気な性格の専門学生・米澤大地役で出演するなにわ男子・藤原丈一郎に関して、「予想外に登場シーン多かったし、張り詰めたムードを和ませる重要な役でうれしい!」と歓喜するファンも。

 というのも、先月公開された30秒程度のスペシャルティザー動画には藤原の登場シーンがなかったため、ファンは“チョイ役”を覚悟していたようなのだ。

 なお、同ドラマの公式インスタグラムでは、藤原の投稿がアップされると、コメント数が格段に増える傾向が見られる。先日、出演者が大勢出演したインスタライブがゲリラ的に実施された際にも、視聴者の多くが藤原のファンだった様子。同ドラマに限らず、脇役に据えられたジャニーズ俳優の存在は、SNSを使ったプロモーションで重宝されているようだ。

 第1話は世帯平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、同枠で前クールに放送された井上真央主演『100万回 言えばよかった』の初回7.4%をわずかに上回った『ペンディングトレイン』。旬の俳優陣が揃う中、今後の藤原のポジションにも注目が集まりそうだ。

熊田曜子が離婚! 各バラエティ番組が満を持して“猛烈オファー”の裏側

 バラエティ番組やグラビアを中心に、タレントとして活躍する熊田曜子が、4月21日に離婚を発表した。これまで、その過激な不倫の一部始終が各週刊誌で報じられ、フリーアナウンサーの平井理央も巻き込まれ離婚する事態に。大騒動を巻き起こしながら、ついに離婚という決着を見たことになる。

「不倫騒動で離婚したタレントは多くいましたが、熊田の場合は性行為の時に使う大人のおもちゃまで取り上げられ…

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『ラストマン』第1話、視聴率が『相棒』超え! 視聴者が驚いた福山雅治のセリフとは?

 福山雅治が主演を務める日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)が4月23日にスタートし、第1話が平均世帯視聴率14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前クールに同枠で放送された妻夫木聡主演『Get Ready!』の初回10.2%を4.5ポイントも上回った。

 同ドラマは、全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山)が、アテンド役を担う警察庁刑事・護道心太朗(大泉洋)とともに難事件に挑む“新時代の痛快バディドラマ”。昨年4月期に同枠でヒットした嵐・二宮和也主演『マイファミリー』などで知られる黒岩勉氏が脚本を担当する、1話完結の完全オリジナルストーリーだ。

 近年、以前に比べて視聴率が低調であることから、ブランド力の低下が心配されている「日曜劇場」。だが、『ラストマン』の初回は、3月15日に放送された『相棒 season21』(テレビ朝日系)の最終回が記録した14.5%を上回り、今年の民放連ドラ最高視聴率に躍り出た。

 さらに『ラストマン』初回は、春ドラマの目玉といわれる木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の初回視聴率(12.1%)をも上回ることに。福山と木村は、かねてより一部メディアに“ライバル関係”が指摘されているが、初回は福山に軍配が上がった。

※以下、『ラストマン-全盲の捜査官-』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、“警察庁とFBIの連携強化”との目的で来日した皆実が、手始めに、世間を賑わす「無差別連続爆破事件」を捜査することに。捜査一課の調書を音声読み上げソフトで瞬時に“速聴”した皆実は、犯人像を「自殺サイトや社会的脱落者たちのスレッドに集まった、人生を諦め、どうなってもいいと思ってる人たち。今の日本風に言うと『無敵の人』」と推測する。

 そんな皆実を、「無差別連続爆破事件」を追ってきた捜査一課の佐久良円花(吉田羊)らが邪魔者扱いする中、イベントスペースで新たな爆発事件が発生。護道と技術支援捜査官・吾妻ゆうき(今田美桜)とともに現場に駆けつけた皆実は、火薬の匂いが漂う渋谷英輔(宮沢氷魚)に行きつく。

 その後、渋谷が中学時代に受けたいじめを理由にひきこもりとなり、病気で働けなくなった母・直子(筒井真理子)と2人で団地暮らしをしていることが発覚。さらに、渋谷が自作の爆弾をネットで知り合った人たちに配っていたことも判明する。

 最後は、皆実らのお手柄により渋谷は逮捕。犯行動機を「(爆弾を配った際に)ありがとうって言われて、うれしかった」と語ると、皆実は「世の中に不必要な人間なんていないんです」と優しく返すのだった……。

 なお、皆実のセリフに含まれていた「無敵の人」とは、社会的に失うものがないために、犯罪を起こすことを躊躇しない人を指す。「2ちゃんねる」創設者の“ひろゆき”こと西村博之氏が、かつてブログで提唱したことから広まったネットスラングだ。

 そんな社会的弱者にスポットを当てた第1話に、ネット上では「まさか『無敵の人』という言葉を福山雅治がドラマで言い放つとは、びっくり! 風刺が盛り込まれてて、興味深いドラマだった」「無敵の人によるテロはタイムリーだった。もっと無敵の人の犯罪を掘り下げてほしい」と関心を寄せる視聴者が続出。

 さらに、「今期のドラマで、一番見応えがある」「福山雅治と大泉洋の掛け合いが面白い」といった賛辞も見られる。

 一方、福山の演技に対し、「全盲に見えない」との指摘も少なくない様子。ただ、皆実は全盲でありながらFBIからスカウトされたり、選抜試験に合格して特別捜査官になるなど、あらゆる面で超人的な能力を持っている役柄であるため、一般的な視覚障がい者と比べることは、あまり意味のないことかもしれない。

 『ガリレオ』シリーズ(フジテレビ系)に続き、早くも福山の代表作となりそうな『ラストマン』。今後、視聴率の推移にも注目したい。

新番組『DayDay.』も放送開始! 平日朝~夕方のワイドショーで一番好きなのはどの番組?

 時事ニュースや注目の芸能情報など、さまざまな話題を取り扱うワイドショー。各テレビ局が趣向を凝らした内容を放送しているため、「いつも見ているお気に入りの番組がある」という人も多いのではないでしょうか。たとえば『めざましテレビ』(フジテレビ系)が長い歴史を誇れば、『DayDay.』(日本テレビ系)は4月3日にスタートしたばかり。また2021年3月から放送を開始した『ラヴィット!』(TBS系)は、当初はネガティブな意見が多く寄せられていたものの、ニュースを取り扱わない独自路線でファン獲得に成功しました。

 そこで今回は、「平日朝~夕方のワイドショー、一番好きなのはどの番組?」をアンケート調査。下記の選択肢から1つを選んで回答してください。

天海祐希『合理的にあり得ない』、『教場0』が視聴率ダウンで“恩恵”期待できず?

 天海祐希主演の連続ドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)の第1話が4月17日に放送され、世帯平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。同枠で前クールに放送された草なぎ剛主演『罠の戦争』の初回9.3%とタイで、好発進となった。

 柚月裕子氏の小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社)を原作とした同ドラマは、頭脳明晰で変装を武器とする女探偵・上水流涼子(天海)とIQ140の貴山伸彦(松下洸平)がバディを組み、さまざまな依頼を“ありえない方法”で解決していく痛快エンターテインメント。

※以下、『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、破格の依頼料で仕事を請け負う「探偵事務所 上水流エージェンシー」のもとへ、悪徳不動産ブローカー・神崎恭一郎(高嶋政伸)に「2000万円を騙し取られた」という松下祥子(街田しおん)が訪れる。

 早速、上水流と貴山は、神崎の不倫現場を押さえ、証拠を本人に2000万円で買い取らせようとするも失敗。「妻が使うお金は、神崎が稼いだ金」だとして、神崎の妻・朱美(戸田菜穂)にターゲットを変えた上水流は、ヨガインストラクターや占い師に変装して朱美に近づき、皿や壺を買わせることで2000万円を引き出すことに成功する。

 しかし、これに勘づいた神崎は、朱美と貴山を別々の場所に監禁。神崎に仕込んだGPSから場所を特定した上水流は、ショベルカーで神崎の別荘の物置を壊し、閉じ込められていた朱美を救出。さらに、臓器ブローカーに売り飛ばされそうになっていた貴山も助ける。

 結局、上水流の活躍によって神崎と朱美は離婚が成立。神崎は警察に逮捕され、一件落着となった。

 この第1話の放送後、ネット上では、天海と松下の掛け合いが「息ぴったり」と概ね好評な様子。「正直、ストーリーはイマイチだったけど、2人のやりとりがコミカルで楽しい!」「貴山くんを手の平で転がす上水流さんの様子が面白い」といった感想が上がっている。

 一方で、「コメディ要素が強すぎる」と不満の声も散見される。第1話では、上水流が「刺激が足りない」と言って事務所でハバネロをムシャムシャと食べたり、ヨガスタジオに偽装したピンサロで、剥がれそうになるポスターを押さえながら「壁ドンのポーズ」を決めてその場を繕ったり、探偵小説家「パトリック・クェンティン」を「パトリック・クェンティン・タランティーノ」と言い放ち、貴山から「タランティーノいらないっす」とツッコまれるなど、コミカルなシーンが目立ったが、中には「そんなにいらない」と感じた視聴者もいたようだ。

 なお、コミカル要素が物議を醸した連ドラといえば、前クールの西島秀俊主演『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)や、妻夫木聡主演『Get Ready!』(TBS系)が挙げられる。

 どちらも、シリアスなストーリーの中に散りばめられたギャグや小ネタが見どころの一つであったが、「ギャグが邪魔」「しらける」との声も目立っていた。

 『合理的にあり得ない』は、『警視庁アウトサイダー』ほどのわざとらしさはないものの、コメディ要素をウリの一つとするドラマは、シリアスさと笑いの“バランス”が重要となりそうだ。

 また、 同作は“春ドラマの目玉”とも言われる木村拓哉主演の“月9”ドラマ『風間公親-教場0-』(同)に続く、午後10時台で放送されることから、放送前には「『教場0』の影響を受け、視聴率が伸びそう」と予想する声もあった。

 しかし、初回12.1%で好発進した『教場0』は、17日放送の第2話で10.7%までダウンしてしまったこともあって、“キムタクの恩恵”はそこまで期待できないかもしれない。

 天海の演技に称賛の声も多い『合理的にあり得ない』。大ヒット必至と思われた『教場0』に暗雲が垂れ込める中、どこまで粘れるだろうか……。

『あなたがしてくれなくても』第2話、田中みな実が「ミスキャスト」と指摘されるワケ

 “セックスレス”をテーマにした奈緒主演の連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の第2話が4月20日に放送され、世帯平均視聴率4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第1話の5.8%より、0.9ポイントダウンした。

 「漫画アクション」(双葉社)で連載中のハルノ晴氏による同名漫画を原作とした同ドラマは、上戸彩主演のダブル不倫ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(2014年7月期)のスタッフが制作している。

※以下、『あなたがしてくれなくても』のネタバレを含みます。

 第1話では、夫・吉野陽一(永山瑛太)とのセックスレスに苦しむ主人公・吉野みち(奈緒)が、会社の上司・新名誠(岩田剛典)にこの悩みを告白。後日、誠もファッション誌副編集長の妻・楓(田中みな実)とセックスレスであることを打ち明け、みちを抱きしめる様子が描かれた。

 続く第2話では、抱き合ったことから、一時は職場で互いを避けるようになってしまったみちと誠だが、誠がバーに誘ったことから、「レス解消の戦友」として心を通わせる。

 楓とちゃんと向き合うと決意した誠は、結婚記念日にホテルを予約。しかし、仕事が忙しい楓は遅れて到着し、誠からのキスを「疲れてる」と拒否する。

 時を同じくして、喫茶店の店長として働く陽一は、妻とはまったく異なるタイプの新人バイト・三島結衣花(さとうほなみ)と唐突にキスしてしまう。その晩、陽一は珍しくみちに花をプレゼントし、体を求めるのだった……。

 長らく低調が続いている「木曜劇場」枠とあって、視聴率は振るわないものの、見逃し動画配信サービス「TVer」の「お気に入り数」では早くも75.1万人(21日現在)を記録。これは、TVerで配信されている4月期の連ドラ中、木村拓哉主演の同局「月9」ドラマ『風間公親―教場0―』(96万人)に次ぐ高い数字だ。

 センシティブな題材ゆえに、第1話放送後、ネット上では「いろいろな悩みを抱えてる方がいる中で、この時間帯に堂々と放送するのはどうかと思う。深夜でやるべき」「世の女性が、みんな主人公みたいな不満を持っていると勘違いされそう」とネガティブな意見も散見されたが、ドラマタイトルがTwitterでトレンド入りを果たすなど、大きな話題を呼んだのは間違いない。

 加えて、番組公式Twitterは、「パートナーから拒絶されることが どんなに辛くて苦しいことか、それが痛いほどわかるから」「結婚して妻になったら、夫以外誰にも見てもらえなくなるんですよ」をはじめ、劇中の印象的なセリフを画像化して配信。Twitter上で拡散されることにより、宣伝効果を上げているようだ。

 一方、田中のキャスティングに関しては、「演技のうまい俳優たちの中で、1人だけ浮いてる。ミスキャストでは?」「悪くないんだけど、演技が本業の役者で見たかったな」といった不満の声も目立つ。

 『昼顔』に置き換えるとすれば、田中演じる楓は、伊藤歩が演じた北野乃里子のポジションに当たり、かなり重要な立ち位置といえるが、田中は良くも悪くも「田中みな実」としてのパブリックイメージが強すぎるためか、役になじんでおらず、「合わない」と違和感を覚える人は少なくないようだ。

 なお、第2話では、誠の母・幸恵役として大塚寧々が登場。34歳の岩田と54歳の大塚は20歳差であるため、親子役を演じても不思議ではないが、大塚が若々しい見た目であるためか、「なんか衝撃なんだけど……」「お姉さん役じゃなくて母親役なの? 俺だけ時間止まってんのか?」と驚がくする視聴者が続出。

 同枠で14年10月期に放送された『ディアシスター』では、大塚と同い年の夫・田辺誠一が、岩田演じる櫻庭永人の兄役を演じていたが、これも前述のような驚きの反応が相次いだ一因かもしれない。

 フジの戦略通り、セリフに「名言が多い」と話題になりつつある『あなたがしてくれなくても』。『昼顔』が当時、多くのメディアから「社会現象化した」と言われたように、同作もブームを起こせるだろうか。