宇垣美里だけじゃない! 山本里菜は「金持ち怖い」発言……“闇キャラ”が話題の女子アナたち

 最近、“闇深い”女子アナウンサーとして異彩を放っているのが、TBSアナウンサーの山本里菜だ。

 その美貌で2017年入社の大型新人として話題を呼び、現在は同局の『あさチャン!』『サンデージャポン』『爆報!THEフライデー』にレギュラー出演。着々とファンを増やしている。

 そんな山本アナは最近、主に『サンデージャポン』内で“闇深い”発言をポロリ。11月25日放送回では、藤田ニコル、池田美優(みちょぱ)、太田光代社長と一緒に、お酒を飲んでぶっちゃけトークをするVTRが放送。その中でニコルに彼氏の有無を質問された山本アナは「今、いないんですよ」と返答。さらに太田社長がスポーツ選手などと出会う機会があるだろうと水を向けると、山本アナは「お金持ちは逆に怖いです。お金で私のこと買えると思っているのかな、とか」と衝撃的な言葉を発する展開に。これにはニコルやみちょぱも驚き、「闇が深過ぎ」「何かありました?」と山本アナの心理状態を心配していたのだった。

「山本アナはさらにその後、『最近エゴサーチをするようになった。けっこう傷つきます』と白状するなど、酒が進むにつれどんどん闇深い調子を出していて、面白かったですよ。闇が深くてエゴサーチといえば、TBSには大先輩の宇垣美里アナがいますが、将来は宇垣アナを脅かすくらいの“闇キャラ”になる可能性があります」(テレビ局勤務)

 そして、“闇深い”を突き抜けて、ネクストステージに行っている様子を見せたのが最近、出産を経て仕事に復帰したテレビ東京の松丸友紀アナだ。

 松丸アナは今年10月から『ゴッドタン』(テレビ東京系)に復帰しているが、11月17日放送回ではなんと自身の“尿漏れ”を告白。番組内でレギュラー陣が暴露話をテーマにトークする中、松丸アナは自ら挙手し、「最近尿漏れが激しくて……」とカミングアウト。その後、番組内でゲームした時に尿漏れがあったことを告白し、「ちょっと漏れちゃいました」「骨盤底筋が緩んできちゃうんですよ。産後で」とサラッと言ってみせるなどし、その場の笑いをかっさらっていたのだ。

 

 この松丸のキレッキレのトークに対し、ネットも話題騒然。「松丸アナの尿漏れカミングアウトに今日一ときめいた」「松丸アナは本当にすごい。尿漏れの話をする局アナってなんだよ」「松丸アナで死ぬほど笑った。尿もれ対策に骨盤体操頑張ってください」と捨て身のトークに賞賛の声が相次いでおり、確固たる存在感を示している。

「松丸さんはある意味、闇深い(笑)。笑いを取りに行くためならなりふりかまわない姿勢が、バラエティを担当する女子アナの鑑ですよね。山本アナや宇垣アナもあそこまで頑張ってもらいたいものです」(芸能事務所勤務)

 テレビ業界で女子アナウンサーが生き残るには個性が命! 山本アナにもどんどん“闇キャラ道”を邁進してもらいたいところだ。

宇垣美里だけじゃない! 山本里菜は「金持ち怖い」発言……“闇キャラ”が話題の女子アナたち

 最近、“闇深い”女子アナウンサーとして異彩を放っているのが、TBSアナウンサーの山本里菜だ。

 その美貌で2017年入社の大型新人として話題を呼び、現在は同局の『あさチャン!』『サンデージャポン』『爆報!THEフライデー』にレギュラー出演。着々とファンを増やしている。

 そんな山本アナは最近、主に『サンデージャポン』内で“闇深い”発言をポロリ。11月25日放送回では、藤田ニコル、池田美優(みちょぱ)、太田光代社長と一緒に、お酒を飲んでぶっちゃけトークをするVTRが放送。その中でニコルに彼氏の有無を質問された山本アナは「今、いないんですよ」と返答。さらに太田社長がスポーツ選手などと出会う機会があるだろうと水を向けると、山本アナは「お金持ちは逆に怖いです。お金で私のこと買えると思っているのかな、とか」と衝撃的な言葉を発する展開に。これにはニコルやみちょぱも驚き、「闇が深過ぎ」「何かありました?」と山本アナの心理状態を心配していたのだった。

「山本アナはさらにその後、『最近エゴサーチをするようになった。けっこう傷つきます』と白状するなど、酒が進むにつれどんどん闇深い調子を出していて、面白かったですよ。闇が深くてエゴサーチといえば、TBSには大先輩の宇垣美里アナがいますが、将来は宇垣アナを脅かすくらいの“闇キャラ”になる可能性があります」(テレビ局勤務)

 そして、“闇深い”を突き抜けて、ネクストステージに行っている様子を見せたのが最近、出産を経て仕事に復帰したテレビ東京の松丸友紀アナだ。

 松丸アナは今年10月から『ゴッドタン』(テレビ東京系)に復帰しているが、11月17日放送回ではなんと自身の“尿漏れ”を告白。番組内でレギュラー陣が暴露話をテーマにトークする中、松丸アナは自ら挙手し、「最近尿漏れが激しくて……」とカミングアウト。その後、番組内でゲームした時に尿漏れがあったことを告白し、「ちょっと漏れちゃいました」「骨盤底筋が緩んできちゃうんですよ。産後で」とサラッと言ってみせるなどし、その場の笑いをかっさらっていたのだ。

 

 この松丸のキレッキレのトークに対し、ネットも話題騒然。「松丸アナの尿漏れカミングアウトに今日一ときめいた」「松丸アナは本当にすごい。尿漏れの話をする局アナってなんだよ」「松丸アナで死ぬほど笑った。尿もれ対策に骨盤体操頑張ってください」と捨て身のトークに賞賛の声が相次いでおり、確固たる存在感を示している。

「松丸さんはある意味、闇深い(笑)。笑いを取りに行くためならなりふりかまわない姿勢が、バラエティを担当する女子アナの鑑ですよね。山本アナや宇垣アナもあそこまで頑張ってもらいたいものです」(芸能事務所勤務)

 テレビ業界で女子アナウンサーが生き残るには個性が命! 山本アナにもどんどん“闇キャラ道”を邁進してもらいたいところだ。

『忘却のサチコ』グルメドラマなのに展開が気になるなんて……ついに本物の“俊吾さん”が登場!

 高畑充希に笑い、泣かされ、腹まですかされる新感覚なグルメドラマ『忘却のサチコ』(テレビ東京系)。第7話となる今回は、前回の宮崎遠征の続編。友人の結婚式が行われた高級ホテル(シェラトン)で、かつて自身の結婚式の最中に失踪した元・新郎とばったり出くわした問題のシーンからスタートです。

(前回までのレビューはこちらから)

 

■幸子、男湯へ

 今まで何度か俊吾さん(元・新郎=早乙女太一)らしき人は登場してきた。しかしそれは幸子の妄想だったり見間違いばかりで、その都度幸子はザワつき、肩をそっと落としてきた。

 今回の「俊吾さん」は、ホテルのロビーを清掃する従業員。慌てた幸子は俊吾さんらしき人物を見失うまいと追いかけ、男湯にまで突入。あげくセグウェイに乗りながら「俊吾さああぁぁぁーーーん!」と松林で絶叫。その声量はカラスの群れが鳴きわめくほどで、おそらく演出というよりハプニング。

 俊吾さん本人か? と、やきもきする視聴者の気持ちを手玉に取るかのように面白シーンを畳み掛ける演出。ちなみにドラマ公式Twitterによると高畑は5分でセグウェイを乗りこなしたというから、お見事。

 

■マツコも夜更かしで食べたトウモロコシ

 結局、俊吾さんは見つからず、疲れ果てた幸子はホテルにて「宮崎の旬なお野菜スープ(月替り)」をオーダー。

 出てきたのは宮崎県産とうもろこし・ゴールドラッシュを使った冷製スープ。

 飲んだことないけど、絶対美味しいであろう黄金色に輝くその見た目。表面は白く泡立ちビールのよう。

 かつて、ゴールドラッシュを紹介していた『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)によると、その糖度は18度。調べてみるとメロンと同じで、イチゴやリンゴ、柑橘類よりは上だが、熟したバナナよりは下くらい。そもそも果物ではないし、茹で汁まで甘いというから、よっぽどだろう。

 そんな、マツコを唸らせた品種をサチコが飲み干す。

 冷たいスープを飲んでるのに、ほわぁ……っとあったかいスープを飲んだかのような吐息を吐く。それだけ沁みる美味さなのが伝わる。

 だが、いつものように生真面目を絵に描いたようなサチコ歩行(進行方向を直角に曲がる)で歩く幸子の顔は曇ったまま。

 美味しいものを食べているときだけ俊吾さんのことを忘れられるというのが、この物語の基本コンセプトなのに、それを揺るがしかねないピンチ。

 それを打開するためにか、タクシードライバー(温水洋一)に教えてもらったネオン輝く繁華街・ニシタチ通りに繰り出した幸子。お目当ては元祖もも焼き・丸万焼鳥本店という地元では誰もが知る人気店。

 

■鶏料理の最高峰・宮崎炭火焼

 宮崎名物・鶏の炭火焼特有の、あの業火の中で焼かれる肉を目の当たりにしたサチコは、

「もはや調理というよりも戦いではないですか…」

「わたし対……鶏!」

 と、徐々にヒートアップ。

「鶏のもも焼き」「鶏のタタキ」「鶏のモツ焼き」と「鶏3連戦!」に挑む。

 鶏のタタキは黄色い皮が炙られ脂が溶けかけながらもレアな肉の弾力はそのまま、歯ごたえを楽しみながら脂の旨味も味わえる一品。水で晒したらしき玉ねぎスライスとの相性も抜群で、幸子の顔に笑みが戻る。

 モツ焼きは口にいれると「風味が一気に広がってくる」という旨味の爆弾。

 たまらずビールを注文する幸子。初めて見かける、幸子、本心からのアルコールオーダー。

 そしていよいよ、もも焼きの登場。見た目はただの焦げ茶色のコマ切れが学食のような銀の皿に乗っているだけの無骨さ。

 タタキには玉ねぎ、モツ焼きには焼いたトマトやシシトウが添えられていたが、もも焼きにはメイン以外何もなし。

 逆に風格すら感じるたたずまい。

 筆者もこの料理が大好きで、鶏料理の中で一番だと勝手に決めている。塩だけの味付けなのに鶏の旨みが炭の風味で包まれて、思い出すだけでヨダレが湧く。

 幸子に至ってはヨダレどころか「暴れてる、誰かが口の中で暴れてる!」とUMAの存在を示唆するほどのハマり具合。

「同じ鶏からこれだけの味の違いを出せるなんて、なんて奥が深いの、鶏!」

 箸が止まらず満足そうな幸子の背景に、荒ぶる猿の群れを効果で入れ込むこのスタッフはなかなか頭おかしい。

 しかし、今回ばかりはグルメ以上に気になるのが俊吾さんは本人なのか問題。

■ついに、俊吾さん登場

 入浴後、牛乳を飲みながら幸せそうに佇むサチコの前に現れたのは、例の「俊吾さん」かもしれない従業員。

 結論からいうと、この俊吾さんは本人だ。気付いた幸子のすっぴんが固まる。

「す、すいません……」と気まずそうに立ち去ろうとするリアル俊吾さんを「あの……!」と呼び止め、ようやく絞り出た続く幸子の言葉が「……お元気でしたか?」。

 かつて24時間テレビで前人未到の200キロマラソンを終え、ゴールしたばかりのヘロヘロの間寛平に向かって「初めまして、裕木奈江です」と自己紹介を丁寧にかました女優・Yを一瞬思い出したが、それはさておき、ドラマを見続け保護者目線になってきてる我々視聴者には、この幸子の不器用さがたまらなく愛おしい。

 何を聞いても「ごめん」としか言わない俊吾さんに対し、

「お会いして早々大変お聞きにくいことをお尋ねしますが~」

「このようなことは申し上げたくはございませんが~」

 と、いつもの幸子より声をやや荒らげながらも、いつもながらの丁寧さを保持しようとする幸子に胸を打たれる。

「仕事が終わったらちゃんと全部話すから」と、0時に焚き火のあるリビング(ホテルのロビーにある)に来てくれと言い残し、俊吾は消えていった。

 夏の日に2人で花火をした記憶を蘇らせながら、焚き火を見つめる幸子。結局俊吾は来なかった。

 幸子の宿泊部屋のドアの下に置いてあった俊吾からの手紙。

「すまない。やはりまだあの日のワケを話すことはできない。ごめん」

 さらに「この手紙を読む頃にはもう僕はこのホテルにはいません。だから探したりはしないでください。本当にごめん。」とつらい内容が。

「どうして……なんで……」と俊吾さんを責めるような口調から一転、「なんでまた行っちゃうの……」と泣き声になるかならないかくらいの掠れた声を絞り出し、気持ちを決壊させ膝をつく幸子。

 我々が思っていた以上に幸子は俊吾さんのことが今でも好きだし、全然『忘却』なんてできちゃいなかった。

 いろいろ笑って見ていたあげく、それを少し申し訳ない気待ちにさせられるなんて、なんだか悔しい。

 その直後一発目のCMで「クリスマス、ケンタッキーにしない?」とパーティーバーレルを抱え笑顔で微笑む幸子、もとい高畑充希。

 もう炭火焼のことすら忘れてしまってるようで、それも悲しい。

 

■温水洋一が男前に

 眠れずに迎えた翌朝。

「こんなときにも」と腹の音が鳴る幸子は、訪れたうどん屋でタクシードライバーと再会。「行きましょ行きましょ」と店内へ連れ込まれる。

 根掘り葉掘り聞いてきたり、つまらない冗談を言ってきたり、リアルな生活で出会ったらきっと鬱陶しく感じてしまうタイプの人かもしれないが、一晩でいろいろ通過し、昨日とは違う景色を見てる幸子には、変わらず接してくる運転手のズケズケさが心地いいに違いない。

 2人で「天玉かうどん」をすする。

 丸天という蒲鉾を揚げた「天」。

 玉子の「玉」。

 天カスの「か」。

 で、「天玉か」。

 うどんの説明をしてくれるだけなのに、温水が昨日より男前に見える。

 讃岐より全然柔らかく、「腰ゼロのうどん」。

 讃岐ブームのおかげで、逆に大阪や福岡、宮崎の柔らかいうどんにも注目が集まるようになった。

「宮崎の人はこの柔らかくてあったかいうどんが大好きなんです。これ食べて、元気をつけて、こっから今日1日を始めるとですよ」

 人間は、口に入れたものからしか身体を作ることはできない。

 柔らかい麺をすすり、汁を飲む幸子は、今回は『忘却』していないように見えた。

 それは美味しくなかったからではなく、忘れずに生きていこうと決めたからではないか。

 そうなるとこの番組が成り立たなくなるのだが、それくらいいい顔をしていた。

 ちなみに原作漫画で俊吾さんと出くわすのは宮崎ではなく、岩手は花巻の湯治場。

 真実を話すからと約束した待ち合わせ時間は、0時ではなく朝の4時。

 さすがに明け方まで待たせて消えているんじゃ鬼畜すぎるから、早めの時間に変えたのだろうか。

 しかし、俊吾さんの、やはりまだ話せない「理由(ワケ)」とは何なのか?

 いつも思い出すのは、フニャコフニャ夫の「ライオン仮面」(ドラえもん)。結末を決めずに展開を引っ張る漫画家(フニャコ)が毎週連載の執筆に困る話だが、作者(阿部潤)は、どこまで見据えて俊吾さんのことを先延ばしにしてるのか心配になる。

 いや、そこを気にするタイプの漫画ではないのは百も承知だが、原作以上にいじらしく真っ直ぐなドラマの幸子に親心を抱くたびにそう思ってしまうのだ。

 俊吾はホテルの従業員仲間に、宮崎に来た理由を「大切な人を傷つけてしまって」(原作では裏切ってしまって)と言っていた。今でも「大切な人」であるのは本心だろう。

 そろそろ佳境を迎えるドラマ終盤、どうまとめるのか。

 原作は連載中だし、ドラマも好評なので、続編を作るためにまだ引っ張ると思われるが、どこまでを描くのか。

 グルメドラマで展開を気にすることになるなんて、悔しいけど続きが楽しみです。
(文=柿田太郎)

 

高畑充希と温水洋一の2人旅『忘却のサチコ』美女と野獣で宮崎を食べまくる

 悲喜こもごもを織り交ぜた新感覚グルメドラメ『忘却のサチコ』(テレビ東京系)。第6話は、我らが佐々木幸子(高畑充希)が友人の結婚式に参加するため単身宮崎遠征。美味しいものにまみれた宮崎を、まさかの温水洋一と旅するロードムービーになりました。

(前回までのレビューはこちらから)

■「けっこん」が言えないだけで面白い

 まずドラマ冒頭は、久しぶりとなるお母さん・和代(ふせえり)との親子コントからスタート。

 今回は宮崎に住む友人から結婚式へのお誘いのハガキが来たことで、出席すべきかどうかのやりとりが繰り広げられます。

「ああいうことがあったばかり」で「傷も癒えてない」のだから、無理に出席することはないと心配する和代。

 何度も言ってますが、幸子はかつて自分の式当日に新郎が失踪しており、その記憶を忘れるためにグルメに目覚めたという設定。

 式当日はあり得ないほど淡々と振る舞うも、やはりダメージは根深く、今までさまざまな美味しいものを食べて一時的に元新郎(俊吾さん=早乙女太一)を忘却してきたものの、今回はなんと「けっこん」という言葉が言えないという「後遺症」が判明。

 幸子は「もう傷は癒えてるから」と式へ参加の意向を伝えようとするも

「だからあゆみ(友人)のケッ、ケッ、ケ、クッ、コッ……コッ……ッ……(息が乱れ出す)」

「言えないの? もしかして言えない単語があるの……?!」

 心配する母・和代と、どうしても「けっこん」が言えない幸子のやりとりが、くだらなくも面白い。

「あゆみの……ケッ……ケッッ……ケゴス……!」

「ケゴスって何よおおおおお……!」

「けっこん」が言えないまま幸子は宮崎へ旅立ちます。

 

■機内から九州を満喫・アゴユズスープ

 機内のサービスドリンクに「アゴユズスープ」があるとわかるなり、すぐさまオーダーする幸子。もちろん無料だし、これは飲みたい。

 調べてみると、ソラシドエアのアゴユズスープは長崎県産アゴ出汁と大分県産柚子を使ったスープ、というかお汁で、機内販売もされてる模様。

 最近は全国的にお馴染みになってきたアゴとはトビウオのことで、長崎を中心に九州北部ではお雑煮もアゴ出汁で作る、まさにソウルフード。

 カツオ出汁ともいりこ(煮干し)出汁とも違うあの風味に柚子が加わるなんて、毎日飲みたい。きっとうどん入れても美味いはず。ちなみに長崎の五島うどんも、もちろんアゴ出汁。

 機内から九州気分が高まる幸子。

 

■温水洋一とチキン南蛮

 空港に到着し、タクシーに乗り込むも、ここでも「けっこん」の言葉が言えず「け……けこ……」とカエルみたいになってしまう悲しくもかわいい幸子。

 式までに症状を改善させるため、運転手(温水洋一)に宮崎グルメを案内してもらう。

 やけに宮崎弁が自然だと思ったら、温水は宮崎の都城市出身。そのまんま東国原元県知事と出身もフォルムも同じだとは。

 まずは地元の有名店「ふるさと料理・杉の子」でチキン南蛮と冷汁を賞味。

 本場のチキン南蛮はタルタルソースをケチらずぶっかけてるのが気持ちよく、なんならちょっとしたカレーくらいかかっている。

 ちなみに宮崎チキン南蛮にはタルタルなしで甘酢を通しただけで「チキン南蛮」とする流派(直ちゃん)と、甘酢を通した上でタルタルぶっかけ流派(おぐら)の2流派が存在する。

 タルタルなしも、それはそれで食べてみたい。

 今回はタルタルチキン南蛮だが、それを鼻息をふんふん鳴らせながら貪る幸子。ここまでハッキリと女優の鼻息を聞いたのは初めてかも……と、どうでもいいことに気付きながら、幸子の幸せそうな食べっぷりにこちらの腹も鳴る。

■冷汁に完熟マンゴーの畳み掛け

 そして「冷汁定食」到着。

 きゅうり塩もみ、崩した豆腐、みょうが、シソ大葉が入った冷汁を麦飯にぶっかけてすする。

 見た目は似てるものの「想像した『冷たいお味噌汁』とは全然違う」と驚く幸子。

 この店ではどうかわからないが、焼いたアジのほぐし身やゴマを味噌に加えてすり合わせ、それをすり鉢ごと直火で炙るのが「冷たいだけの味噌汁」にしないキモのようだ。

 さらに移動し、今度は店頭で完熟マンゴーを。切り口に格子状に切れ込みを入れて皮のついたままの裏側をボコッと押すと、身がボコッと出てくるあの切り方。

 太陽のタマゴというブランドマンゴーには、今年の初競りで2個40万の値がついたというから恐ろしい。

 よく高級食材に「食べる宝石」という例え方があるが、本当に宝石が買えるほどの値段。

 ドラマでは当たり前のように運転手がオーダーして幸子に食べさせていたが、安いのでも1個数千円はするはずなので、ケチな筆者はそこにドキドキしました。

 

■縁結びの地でダメージを受ける幸子

 失踪した元新郎のことを、またしても思い出してしまい、元気のなくなった幸子は、運転手に有名な観光名所・青島に連れて来られる。

 しかしそこは今や男女の縁結びとして名を馳せる地、傷口に塩を塗り込まれた幸子は「恥ずかしながら逃げてまいりました」と、横井庄一のように島から帰還する。こちらは徒歩でだが。

 青島は今はほぼ沿岸と地続きになりつつある小さな島で、中央に青島神社があるのだが、江戸時代中期までは神聖な場所のため一般人の参拝が禁じられていたという。

 そのころなら幸子がカップルの猛威に苦しめられることもなかったろうに。

 しかし、海岸で宝貝(コーヒー豆みたいなやつ)を探しだすと(本宮近くの場所に納めると)願いが叶うと教えられ、嫁ぐ友人のためにとフォーマルな装いのまま地べたに張り付き潮干狩り開始。

 友人の幸せのため必死に貝を探す姿は、変人だが純粋な幸子をよく表している。

 見つけた貝殻を友人にあげるのかと思いきや、所定の場所に納めて、初めて「願いが叶う」と聞き「神社側が適度に撒いてるのではないか?」と勘ぐってしまう筆者とは、えらい違いだ。

 しかもその「所定の場所」は狭く、明らかに宝貝ではない貝がてんこ盛りになっている。遠目に見ると、ほぼホタテ貝の山。

「旦那様とずっと幸せでありますように」と友人のために手を合わす幸子。

 ホタテの山を武田久美子のクローゼットとしか思えなかった筆者とはえらい違いだ。

 ちなみに青島に貝殻や砂が集まるのは、黒潮の本流と、四国に当たって跳ね返ってきた流れとの2つの海流がぶつかる場所だからとのこと。『ブラタモリ』で言ってました。

 

■幸子、実は魚に詳しい?

 その後、幸子はすぐそばの「港あおしま」という漁協直営の食堂で新鮮な刺身を味わうことに。

 昼の時間(11時から14時半)しかやっていないのが、なんかプロ御用達な感じがしてうれしい。海鮮定食が到着するも、数種の刺身の中からなんの説明を受けずとも「まずはカンパチ」と箸を伸ばす幸子。

 一目でブリともハマチとも悩まずカンパチと確定する幸子の目利きに驚く。メニューに書いてあったのだろうか……?

 さらに「次はヒラアジ」と続けざまに驚異の目利きを披露。

 アジだとはわかってもヒラアジだなんて切り身からはまずわからないと思うのだが、ガチで見分けてるとしたら、すごい。

 しかし刺身のヘリがピンと立つほど新鮮なのがよくわかる。

 九州特有の甘い醤油に一瞬驚きながらも、美味しく食べる幸子。これが漫画版の井之頭五郎(『孤独のグルメ』)なら食べながらも何かしらの文句を言いそうなものだが。

 湯引きハモ、タチウオも平らげ、一度は心折れかけた結婚式へ向かう決心を固める。

 シーガイアにあるシェラトンホテルの挙式会場にて、友人の目を見てしっかりと「結婚、おめでとう」と伝える幸子。言えました。一歩前進。

 しかししかし、式を終えロビーに出たことろで、またしても俊吾さんらしき人が従業員として働く姿を発見!

 もはや何度目なのか、この俊吾さん発見詐欺。

 なんとなく『母を訪ねて三千里』を思い出すこの構成。さて、次回こそ、次回こそは俊吾さんに出会えるのか?

 ちなみにこの「友人の結婚式のため遠征し、式前にタクシーで地元食を食べ回る」というエピソードは、原作においては香川が舞台となっており、うどんタクシーに乗り(実在するらしい)讃岐うどんを食べまくっている。セルフのうどんをすすりまくる高畑充希も、いつか見てみたい。
(文=柿田太郎)

元テレ東・紺野あさ美が第2子妊娠を報告も「子作りには熱心だが、夫・杉浦投手は全然活躍できない」と辛らつな声も……

 元モーニング娘。で、元テレビ東京アナウンサーの紺野あさ美が14日、自身のブログで第2子妊娠を報告した。現在妊娠7カ月で、出産は来年になるという。

 懐妊は大変おめでたい話なのだが、ネット上は「子作りには熱心だが、夫・杉浦稔大投手は全然活躍できない」などといった辛らつな声も上がっているようだ。

 紺野は昨年元日に当時東京ヤクルトスワローズに在籍していた杉浦投手と結婚。家庭を優先するため、同7月にテレ東を退社。同9月15日に第1子となる女児を出産した。同局を辞めてから芸能活動はほとんどしていないが、退社と共に、ブログ、Twitter、Instagramを開設。家庭のことを中心に更新を続け、“ほぼ一般人”ながら、自己アピールに余念がなく、「どんだけ自分大好きなの?」との声も聞かれる。

 夫の杉浦投手は2013年のドラフト会議でヤクルトから1位指名され、鳴り物入りでプロ入り。しかし、即戦力としての期待を受けながらも、プロの壁は厚く、14年からの3年間で、わずか6勝しかできず。昨年は右肩の故障もあって、未勝利のまま、同7月24日に北海道日本ハムファイターズにトレードされた。移籍後は、右肩のリハビリが続き、1試合も1軍での登板機会がなかった。同年オフの契約更改交渉で、年俸は1,460万円(推定)まで下げられた。

 今季は開幕当初2軍暮らしが続いていたが、7月21日の1軍初登板で2年ぶりの勝ち星を挙げた。9月30日には今季2勝目をマークしたが、1軍登板はわずか3試合だけで、期待に応えられたとはいえなかった。振り返れば、結婚してから2シーズンで、たったの2勝では、紺野が“下げマン”扱いをされかねない。

 来季は2児のパパとして臨む杉浦投手。紺野のためにも、子どもたちのためにも、来季こそは結果を出してほしいものだ。
(文=田中七男)

モテ期到来の『忘却のサチコ』高畑充希の無防備さに、親心がうずきだす!?

 高畑充希演じる極度の堅物OL・佐々木幸子が、結婚式当日に新郎(俊吾さん=早乙女太一)に逃げられたという悪夢(現実)を忘れるため、グルメ道に目覚め邁進する飯テロコメディ『忘却のサチコ』(テレビ東京系)。幸子が慣れないコンパにデートに意欲的に挑戦した第5歩(第5話)を振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

 

■簡単に信じてしまう無防備な幸子

「新しい出会いしか過去の恋愛を忘れる方法はないと思うんですよねーワタシ」との持論を持つ同僚の“ザ・ゆるふわ女子”橋本(逢沢りな)に誘われ、合コンに参加することになった雑誌編集者・佐々木幸子(高畑充希)。

 幸子は絵に描いたような堅物なので、当然コンパになど参加しなさそうだが、根底は子どものように素直なので納得してしまうと実に素直に受け入れてしまう。

 今回も「新しい作家を見つけるためにたくさんの原稿を読むでしょ? 合コンも新しい恋を見つけるためのコンテストだと思えばいいんですよ」と橋本に提案され「合コンのコンはコンテストのコン」と簡単に納得しかけたほど。

 以前も池田鉄洋演じる人気作家(ジーニアス黒田)に原稿を依頼する際、コスプレで来たら考えてもいいと言われ、白昼の住宅地で即座に美少女キャラのコスプレを装着するなど、しっかりしているように見えてたまに無防備だ。

 今回はその危険な「素直さ」がいろいろと笑いを生み出す。

 いわば「コンパやデートに不慣れな人間が巻き起こすコント回」なのだが、締めるところは締めて魅せてくれます。

 

■コンパ中に会話をメモる生真面目さ

 ということで始まった3対3の合コン。こじゃれた店で早速乾杯。

「素敵なみなさんと出逢えたことにかんぱーい」「まずは自己紹介、じゃあ女子から!」と、仕切る男性陣はコンパ慣れしてる様子。

 幸子と橋本以外のとある女子ととある男子が同じ大阪出身とのことで盛り上がる一同。

 しかし幸子はテーブルの下で逐一その会話をメモ書きする。

 橋本に事前に受けたアドバイス《男子の自己紹介の内容をしっかり覚えておけば後々の会話で「覚えててくれたんだあ(ハート)」と好感度が上がる》を、幸子なりに実践しているのだ。

 しかし空気もクソも知ったこっちゃない真っ直ぐな幸子は、本領を発揮しだす。

「そちらの方(大阪出身の男子)、公平性を保つため、まず名前をお名乗りください」

「先ほどの発言、『関東人はコレやから』の『コレ』が何を指すのか不明瞭です。教えていただけますか?」

「『意味はない』でよろしいですか?」

 文字にするとドラマで見てた以上にヤベエ奴である。橋本がどんな思惑で幸子を誘ったのかイマイチわからなかったが(人数合わせ?)、こうなると絶対に呼んではいけない人員だ。

■へべれけに酔っ払う幸子

 さらに幸子は《相手と同じ飲み物を頼むと好印象を得られる》という同調行動を利用した橋本のアドバイスに従い、男女構わず、誰かが酒を注文するたびに同じものをオーダー。挙げ句、べろんべろんに酔っ払ってしまう。

「橋本しゃん、合コンのコンは混沌のコンなのれしゅね?」と橋本にへべれけの笑顔で微笑むぐでんぐでんの幸子。

 この極度の不器用さ、ここまでくるとある意味「男性が守ってあげたくなる、男性に都合のいい理想の女子」だ。しかも見た目は高畑充希。危険な男が一方的に深くハマって来そうで心配だが、そこに現れたのは遅れて到着した関西弁イケメン男子・梶(清原翔)。

「すきっ腹で飲むからや(笑)」「なんか食い行かへん?」

 店でうたた寝てして、一人取り残された幸子を屋台へと連れ出す梶。

 しかし関西弁と言うのは会話の距離を詰めるのが早い。賛否はあるだろうが、コンパのためにあるような言語だ。

 

■揚げパンで思い出す記憶

 結論から言うと、梶は小学校まで幸子と同じで(中学で関西に転校)、幸子は忘れて途中まで気づかなかったものの、当時片思いしていたという梶はどんどん幸子にアプローチをかける。

 まず連れて行った先が揚げパン屋台という実にニッチなスポット。わからないが、とにかくモテそうなチョイスだ。

 目の前で油で揚げられ、きな粉の中を転がされたコッペパンが美味くないわけがない。

 幸子は「給食の中で一番好きだった」「懐かしさがこみ上げてくる」と、きな粉をまぶした揚げパンを頬張っていたが、筆者が子どもの頃、給食で出てきた揚げパンは砂糖オンリーがまぶされたもの。筆者は東京だが、地域によって違うのだろうか?

「揚げパンて戦後にできた東京の給食のメニューなんやて。お腹すかせた子らのためにこんな美味いもん考えるなんて、ええ人やったんやろな、給食のおばちゃん(笑)」

 梶が揚げパンを齧りながら言ったセリフだが、地域の話はさて置き、実際これをリアルで言われたら「こいつ毎回この手口で女落としてるな?」と勘ぐってしまいそうなほど小慣れた言い回し。イチゴ牛乳を同時に差し出す手口にも「常習性」を感じるが、それ以上に気になったのが「関西発祥じゃないんかい」というところ。昔の東京のちょいといい話をバリバリの関西弁で語っているところに少々笑ってしまった。

 揚げパンを食べて子どもの頃を思い出していた幸子は、梶が小学校の時のあの「梶くん」だと、ようやく認識する。が、その時の「梶くんですか?」の言い方が、かつてのさくらんぼブービー(芸人)のネタ「カジくんだよね?」彷彿とさせた。懐かしい。

 かつての思い出を喚起させるために揚げパンをチョイスしたのだとしたら、梶はやはり相当なやり手だ。しかも全て自然にこなしている。

 さらに幸子が気づいたこのタイミングで「俺の初恋の人やし」と、さりげなく告白するあたりも手練れすぎている。あの、結婚式にて新郎(俊吾さん)が失踪してもさほど動じなかった幸子が、今回片膝をつくほどよろけていたし。梶くん、恐るべし。

 

■それでも俊吾さんを忘れられない

 なんだかんだで2人はデート(横浜・ズーラシア)するのだが、幸子は橋本にコーディネートされたらしく真っ白なロリータファッション。普段、オバケのQ太郎並みに同じデザインのリクルートスーツしか着ていないのに、この受け入れ方は、やはり無防備。

 ここでも橋本のモテ・アドバイスに従い、

・さりげなくボディタッチ→猿の毛繕いを真似て背中を不審に撫でるのみ

・会話で相手を否定しない→冗談を言われても突っ込まない

・うわ目使い→ヤンキーのメンチ切り

 と、順調に奇人ぶりを積み上げていく幸子。しかし基本、幸子に好意を持ってる梶くんはダメージを受けない。

 だが、幸子はヤマアラシに似てると言われ(これでもかというくらい身を守ってるところが……らしい)、失踪した俊吾さんを思い出してしまう。俊吾さんには、ゆっくり前進するという理由で幸子は亀に似てると言われていたのだ。ささいなことから開いてしまう記憶の扉。

「実は私、婚約者に逃げられてしまって、今もその人のことが忘れられず、少しでも前に進めるかと思っていたところ梶くんにお誘いいただきまして、それで……」

 全てを打ち明けてしまった幸子と、初めて顔を強張らせる梶。

 無言での気まずい帰り道「私、最低だ……」と、どっぷり凹む幸子。だがこんなに人間臭い感情を見せる幸子は初めてで、逆に少し安心してしまう。

 

■結局ナポリタンで忘却

 別れ際の喫茶店で、梶が幸子に食べさせたのは玉ねぎやピーマンゴロゴロ入った昔ながらのナポリタン。隠し味にシイタケやイカ、そしてベーコンとソーセージの肉っ気そろい踏み。味付けにケチャップだけじゃなくトマトも入れることでコクが出しているという。

 先ほどまでの気まずさも忘れ、美味そうに爆食いする幸子。もうその目には俊吾さんも梶くんも映っていない。ただただナポリタンの美味さに酔いしれる。

 タバスコや粉チーズを見つけるたびに目を輝かせて味変えを楽しみ、タバスコをかける際には下顎を突き出し猪木の顔真似まで披露(タバスコを日本に輸入したのはアントニオ猪木)する徹底ぶり。

 ここで最後についてくるコーヒーが飲めないからと勘定を済ませ、立ち去ろうとする梶。

「最後くらいカッコつけさせろや~。俺、待っとるから、佐々木がその婚約者っつう奴のこと忘れられるまで。忘れられたら、一番先に連絡してきてや」

 俊吾さんを忘れられない幸子を想っての実にかっこいい引き際なのだが、悲しいかな幸子が俊吾さんを忘却した際には、梶くんのことも跡形もなく忘却しているはず……。今さっきのナポリタンがそうさせたように。

 原作では、梶くんはもっと少年のような、いかにも恋が実らなそうな「いい人」感の強いキャラだったのだが、ドラマではリアルにイケメンになっていたので、幸子が本気で恋に落ちるのではと見ていてヒヤヒヤしてしまう。

 いや、落ちてもいいのだけど、どこか親心のような気持ちで見守ってしまうのは高畑マジックなのだろうか。

 しかも今回ラストに、前回登場したモンスターなイマドキ新入社員・小林(葉山奨之)が幸子に恋心を抱き出していることが判明し、幸子は完全にモテ期到来。親心がうずきます。

 今回も前回に引き続き狗飼恭子脚本に根本和政監督のペア。このコンビは必ずグッとくるいいシーンを入れてくる。

 今回は、幸子がヤマアラシに似てるというどうでもいい会話の流れで、かつての男(俊吾さん)を思い出してしまったり、正直に話しすぎて梶を傷つけたのでは? と幸子が落ち込んでしまったり。その辺だけやけに描写がリアルだ。

 ここにさらにグルメや面白パートが配置されるのだから、30分ではとても足りないはずだが、このドタバタくらいのペースがモタつかず深夜的に見やすいのかもしれない。

 次回はなんと宮崎ロケ。三崎以上の大遠征で、幸子は何を食べるのか? そして俊吾さんがまたしても登場。果たして今回こそ本人なのか? 楽しみです。
(文=柿田太郎)

モテ期到来の『忘却のサチコ』高畑充希の無防備さに、親心がうずきだす!?

 高畑充希演じる極度の堅物OL・佐々木幸子が、結婚式当日に新郎(俊吾さん=早乙女太一)に逃げられたという悪夢(現実)を忘れるため、グルメ道に目覚め邁進する飯テロコメディ『忘却のサチコ』(テレビ東京系)。幸子が慣れないコンパにデートに意欲的に挑戦した第5歩(第5話)を振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

 

■簡単に信じてしまう無防備な幸子

「新しい出会いしか過去の恋愛を忘れる方法はないと思うんですよねーワタシ」との持論を持つ同僚の“ザ・ゆるふわ女子”橋本(逢沢りな)に誘われ、合コンに参加することになった雑誌編集者・佐々木幸子(高畑充希)。

 幸子は絵に描いたような堅物なので、当然コンパになど参加しなさそうだが、根底は子どものように素直なので納得してしまうと実に素直に受け入れてしまう。

 今回も「新しい作家を見つけるためにたくさんの原稿を読むでしょ? 合コンも新しい恋を見つけるためのコンテストだと思えばいいんですよ」と橋本に提案され「合コンのコンはコンテストのコン」と簡単に納得しかけたほど。

 以前も池田鉄洋演じる人気作家(ジーニアス黒田)に原稿を依頼する際、コスプレで来たら考えてもいいと言われ、白昼の住宅地で即座に美少女キャラのコスプレを装着するなど、しっかりしているように見えてたまに無防備だ。

 今回はその危険な「素直さ」がいろいろと笑いを生み出す。

 いわば「コンパやデートに不慣れな人間が巻き起こすコント回」なのだが、締めるところは締めて魅せてくれます。

 

■コンパ中に会話をメモる生真面目さ

 ということで始まった3対3の合コン。こじゃれた店で早速乾杯。

「素敵なみなさんと出逢えたことにかんぱーい」「まずは自己紹介、じゃあ女子から!」と、仕切る男性陣はコンパ慣れしてる様子。

 幸子と橋本以外のとある女子ととある男子が同じ大阪出身とのことで盛り上がる一同。

 しかし幸子はテーブルの下で逐一その会話をメモ書きする。

 橋本に事前に受けたアドバイス《男子の自己紹介の内容をしっかり覚えておけば後々の会話で「覚えててくれたんだあ(ハート)」と好感度が上がる》を、幸子なりに実践しているのだ。

 しかし空気もクソも知ったこっちゃない真っ直ぐな幸子は、本領を発揮しだす。

「そちらの方(大阪出身の男子)、公平性を保つため、まず名前をお名乗りください」

「先ほどの発言、『関東人はコレやから』の『コレ』が何を指すのか不明瞭です。教えていただけますか?」

「『意味はない』でよろしいですか?」

 文字にするとドラマで見てた以上にヤベエ奴である。橋本がどんな思惑で幸子を誘ったのかイマイチわからなかったが(人数合わせ?)、こうなると絶対に呼んではいけない人員だ。

■へべれけに酔っ払う幸子

 さらに幸子は《相手と同じ飲み物を頼むと好印象を得られる》という同調行動を利用した橋本のアドバイスに従い、男女構わず、誰かが酒を注文するたびに同じものをオーダー。挙げ句、べろんべろんに酔っ払ってしまう。

「橋本しゃん、合コンのコンは混沌のコンなのれしゅね?」と橋本にへべれけの笑顔で微笑むぐでんぐでんの幸子。

 この極度の不器用さ、ここまでくるとある意味「男性が守ってあげたくなる、男性に都合のいい理想の女子」だ。しかも見た目は高畑充希。危険な男が一方的に深くハマって来そうで心配だが、そこに現れたのは遅れて到着した関西弁イケメン男子・梶(清原翔)。

「すきっ腹で飲むからや(笑)」「なんか食い行かへん?」

 店でうたた寝てして、一人取り残された幸子を屋台へと連れ出す梶。

 しかし関西弁と言うのは会話の距離を詰めるのが早い。賛否はあるだろうが、コンパのためにあるような言語だ。

 

■揚げパンで思い出す記憶

 結論から言うと、梶は小学校まで幸子と同じで(中学で関西に転校)、幸子は忘れて途中まで気づかなかったものの、当時片思いしていたという梶はどんどん幸子にアプローチをかける。

 まず連れて行った先が揚げパン屋台という実にニッチなスポット。わからないが、とにかくモテそうなチョイスだ。

 目の前で油で揚げられ、きな粉の中を転がされたコッペパンが美味くないわけがない。

 幸子は「給食の中で一番好きだった」「懐かしさがこみ上げてくる」と、きな粉をまぶした揚げパンを頬張っていたが、筆者が子どもの頃、給食で出てきた揚げパンは砂糖オンリーがまぶされたもの。筆者は東京だが、地域によって違うのだろうか?

「揚げパンて戦後にできた東京の給食のメニューなんやて。お腹すかせた子らのためにこんな美味いもん考えるなんて、ええ人やったんやろな、給食のおばちゃん(笑)」

 梶が揚げパンを齧りながら言ったセリフだが、地域の話はさて置き、実際これをリアルで言われたら「こいつ毎回この手口で女落としてるな?」と勘ぐってしまいそうなほど小慣れた言い回し。イチゴ牛乳を同時に差し出す手口にも「常習性」を感じるが、それ以上に気になったのが「関西発祥じゃないんかい」というところ。昔の東京のちょいといい話をバリバリの関西弁で語っているところに少々笑ってしまった。

 揚げパンを食べて子どもの頃を思い出していた幸子は、梶が小学校の時のあの「梶くん」だと、ようやく認識する。が、その時の「梶くんですか?」の言い方が、かつてのさくらんぼブービー(芸人)のネタ「カジくんだよね?」彷彿とさせた。懐かしい。

 かつての思い出を喚起させるために揚げパンをチョイスしたのだとしたら、梶はやはり相当なやり手だ。しかも全て自然にこなしている。

 さらに幸子が気づいたこのタイミングで「俺の初恋の人やし」と、さりげなく告白するあたりも手練れすぎている。あの、結婚式にて新郎(俊吾さん)が失踪してもさほど動じなかった幸子が、今回片膝をつくほどよろけていたし。梶くん、恐るべし。

 

■それでも俊吾さんを忘れられない

 なんだかんだで2人はデート(横浜・ズーラシア)するのだが、幸子は橋本にコーディネートされたらしく真っ白なロリータファッション。普段、オバケのQ太郎並みに同じデザインのリクルートスーツしか着ていないのに、この受け入れ方は、やはり無防備。

 ここでも橋本のモテ・アドバイスに従い、

・さりげなくボディタッチ→猿の毛繕いを真似て背中を不審に撫でるのみ

・会話で相手を否定しない→冗談を言われても突っ込まない

・うわ目使い→ヤンキーのメンチ切り

 と、順調に奇人ぶりを積み上げていく幸子。しかし基本、幸子に好意を持ってる梶くんはダメージを受けない。

 だが、幸子はヤマアラシに似てると言われ(これでもかというくらい身を守ってるところが……らしい)、失踪した俊吾さんを思い出してしまう。俊吾さんには、ゆっくり前進するという理由で幸子は亀に似てると言われていたのだ。ささいなことから開いてしまう記憶の扉。

「実は私、婚約者に逃げられてしまって、今もその人のことが忘れられず、少しでも前に進めるかと思っていたところ梶くんにお誘いいただきまして、それで……」

 全てを打ち明けてしまった幸子と、初めて顔を強張らせる梶。

 無言での気まずい帰り道「私、最低だ……」と、どっぷり凹む幸子。だがこんなに人間臭い感情を見せる幸子は初めてで、逆に少し安心してしまう。

 

■結局ナポリタンで忘却

 別れ際の喫茶店で、梶が幸子に食べさせたのは玉ねぎやピーマンゴロゴロ入った昔ながらのナポリタン。隠し味にシイタケやイカ、そしてベーコンとソーセージの肉っ気そろい踏み。味付けにケチャップだけじゃなくトマトも入れることでコクが出しているという。

 先ほどまでの気まずさも忘れ、美味そうに爆食いする幸子。もうその目には俊吾さんも梶くんも映っていない。ただただナポリタンの美味さに酔いしれる。

 タバスコや粉チーズを見つけるたびに目を輝かせて味変えを楽しみ、タバスコをかける際には下顎を突き出し猪木の顔真似まで披露(タバスコを日本に輸入したのはアントニオ猪木)する徹底ぶり。

 ここで最後についてくるコーヒーが飲めないからと勘定を済ませ、立ち去ろうとする梶。

「最後くらいカッコつけさせろや~。俺、待っとるから、佐々木がその婚約者っつう奴のこと忘れられるまで。忘れられたら、一番先に連絡してきてや」

 俊吾さんを忘れられない幸子を想っての実にかっこいい引き際なのだが、悲しいかな幸子が俊吾さんを忘却した際には、梶くんのことも跡形もなく忘却しているはず……。今さっきのナポリタンがそうさせたように。

 原作では、梶くんはもっと少年のような、いかにも恋が実らなそうな「いい人」感の強いキャラだったのだが、ドラマではリアルにイケメンになっていたので、幸子が本気で恋に落ちるのではと見ていてヒヤヒヤしてしまう。

 いや、落ちてもいいのだけど、どこか親心のような気持ちで見守ってしまうのは高畑マジックなのだろうか。

 しかも今回ラストに、前回登場したモンスターなイマドキ新入社員・小林(葉山奨之)が幸子に恋心を抱き出していることが判明し、幸子は完全にモテ期到来。親心がうずきます。

 今回も前回に引き続き狗飼恭子脚本に根本和政監督のペア。このコンビは必ずグッとくるいいシーンを入れてくる。

 今回は、幸子がヤマアラシに似てるというどうでもいい会話の流れで、かつての男(俊吾さん)を思い出してしまったり、正直に話しすぎて梶を傷つけたのでは? と幸子が落ち込んでしまったり。その辺だけやけに描写がリアルだ。

 ここにさらにグルメや面白パートが配置されるのだから、30分ではとても足りないはずだが、このドタバタくらいのペースがモタつかず深夜的に見やすいのかもしれない。

 次回はなんと宮崎ロケ。三崎以上の大遠征で、幸子は何を食べるのか? そして俊吾さんがまたしても登場。果たして今回こそ本人なのか? 楽しみです。
(文=柿田太郎)

明石家さんま、NHKに続き34年ぶりにテレビ東京に出演! 因縁和解で“あのウワサ”に現実味が……

 明石家さんまが、7月14日放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか? 2時間スペシャル』(テレビ東京系)に出演したことが、話題となっている。

「さんまのテレ東出演は、実に34年ぶりでしたが、その理由について『’(レギュラー番組の)数字が良くて打ち切りになったのが、俺は本当にショックで。それでテレ東にはもう出ないってなった』と、初めて打ち明けました。これは81~84年に放送された『サタデーナイトショー』のこと。その真相については諸説ささやかれており、半ば都市伝説のように語られていましたが、これでハッキリしましたね」(芸能記者)

 だが、30年以上にもわたる禁を、なぜいま、自ら解くことになったのか?

 番組内では、「出川の頼みやから」と話していたが、さんまに近い関係者は「さんまなりの“終活”かもしれません」と語る。

「7月1日で63歳になったさんまは、還暦突入を前に『60歳での引退』を宣言していたものの、周囲の説得もあって、これを撤回。同期の盟友・島田紳助の帰ってくる場所を守っておいてやろうというのが、そのモチベーションだったといいます。しかし、どうやら紳助にはその気がないことがわかり、また引退説が浮上していました。今回のテレ東出演は、そんなさんまの“立つ鳥跡を濁さず”の精神を感じます」(同)

 つまり、引退を後悔しないように、不義理をして心を残すテレ東との関係を修復しておこうということだというのだ。

「さんまは、16年に放送された『第1回 明石家紅白!』で、朝ドラ『澪つくし』以来、31年ぶりにNHKへ出演。4月に放送された第4回まで出演を重ねており、もはや完全に雪解けムードです。紅白歌合戦の司会にも興味ありの姿勢を見せており、国民的歌番組を引退の花道に、というプランかと、関係者をざわつかせています。いずれにせよ、さんまの心は、あらためて引退に向いているのは間違いないのでは」(同)

「引退といっても、あくまでテレビからの撤退というだけで、余生は、気の置けない仲間たちを募って、全国を舞台で回りたいと話していましたね。そこに紳助を招へいするというプランもあるそうで、今も連絡を取り合っているといいます」(前出・芸能記者)

 お笑い界のトップランナーとして40年以上も走り続けてきた男が、どんな引き際を演出するのか? その笑いで育った我々にも、しっかり見届ける義務がありそうだ。

明石家さんまの「出演拒否」はテレビ東京だけじゃなかった!

 絶縁状態なのは、テレビ東京だけではなかった?

 明石家さんまが34年ぶりにテレビ東京に出演して話題になった7月14日放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』の平均視聴率が13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。番組最高となる初の2ケタ台と結果を残した。

「さんまがテレ東に出演するのは、1984年放送のお色気番組『サタデーナイトショー』以来、実に34年ぶり。土曜深夜24時の番組だったにもかかわらず、当時、テレビ東京の番組視聴率ではトップだった。しかし逆に、局の看板番組が下品な番組では体裁が悪いと上層部が判断し、打ち切りに。これにさんまさんはショックを受け、出演を拒否し続けていました」(テレビ誌ライター)

 今回の出演は、出川がさんまに直談判したことで実現。出川も「始発に乗って(山形まで)3時間かけて僕のために早起きしてくれることに感激しました。この人はお金とかでなく心で動いてくれるかっこいい人」「僕は吉本でもないし、他事務所の関係ない芸人のためになかなかできない」と感激しきりだった。

 タモリ、ビートたけしと共に「お笑いビッグ3」に数えられるさんまだが、実はテレ東以外にも出演NGとしている局があった。テレビ関係者が明かす。

「83年にNHKの『クイズ面白ゼミナール』に出演した際、あくびをしている姿が全国のお茶の間に流れたことで局の上層部の逆鱗に触れた。その後、99年に元妻の大竹しのぶが出演していた大河ドラマ『元禄繚乱』にゲスト出演するも、夫婦に見えてしまうという理由で出演場面は一部カットに。これにさんまは激怒し、13年までNHKには出演していませんでした。また、ニッポン放送についても野球中継の仕事で収録だったものを生放送の体で放送されていたことに不信感を持ったことで出演を拒否。昨年、ようやく雪解けし、29年ぶりの出演となっています」

 一方、確執が根深いのがテレビ朝日だ。

「95年に、当時、プロ野球監督の野村克也夫人として大活躍していたサッチーこと故・野村沙知代さんがゲストとして出演しました。いきさつは不明ですが、沙知代さんが機嫌を損ねて番組の収録中に楽屋へ帰ってしまった。それで局サイドから沙知代さんへの謝罪を要求されたことで、さんまは“テレビ朝日には一生出ない”と決心したそうです」(芸能記者)

 さんまがキー局をも敵に回していたのも、自身の芸に対するプライドゆえのことだろう。

ビートたけし、タモリも……テレ東『充電させてもらえませんか?』にかかる熱い期待

 テレビ東京の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』14日放送分の平均視聴率が、番組初の2ケタとなる13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。

 同日放送分には、出川が何度も直接オファーしていたという明石家さんまが出演。テレビ東京にさんまが出演するのは34年ぶりということもあり、放送前から注目が集まっていたが、しっかりと結果を出した形。番組内では、さんまが同局との確執を生んだ深夜番組について詳細を話すなど、見どころが多かった。

 テレビ東京が他の在京地上波テレビキー局と比べて予算、人員ともに半分ほどで放送していることは有名な話。バラエティー番組を手掛ける中堅放送作家は「さんまさんを引っ張り出し、しかも2ケタの数字が出たのは、すごいの一言。正直、この番組のことは他局でも話題になっており、脅威に感じていますよ」と話す。

 その中で、テレ東サイドは次なる「大物共演プラン」を出川に託したいようだ。

「プランとして名前が挙がっているのは、ビートたけしとタモリの2人です。すでにさんまさんが出ているので、昔の“お笑いBIG3”がそろう形にもなる。たけしさんはすでにテレビ東京でレギュラー番組を持っているので交渉は可能。問題はタモリさん。同じロケ番組の『ブラタモリ』(NHK)が裏番組で被ってしまう。ただ、策はなくもない。出川の番組は例年、正月に特番があるのですが、曜日や時間帯が異なる。そこでキャスティングできないか探る可能性が高い」(同)

 久々に出現したテレビ東京らしい“お化け番組”は、どこまで進化を遂げるか。