最有力候補は竹崎由佳アナウンサー?『モヤさま』後任アシスタントの予想合戦勃発!

 4月14日放送の『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)で、3代目アシスタントの福田典子アナウンサーが卒業を発表。放送内で涙を見せる場面もあったが、ネット上ではさっそく“後任”の予想で盛り上がっている。

 番組で彼女は、「福田典子はモヤさまを卒業します」と書かれたTシャツを見せることで卒業を報告。理由については「2020年に向かって、スポーツを中心にステップアップをもっと頑張ろうと思って、卒業を決断しました」と語っていた。突然のことに三村マサカズと大竹一樹は驚きを隠せないようだったが、大竹は「なるほどね。忙しい時期入ってくるもんね。スポーツは」と納得した様子。また5月いっぱいで卒業ということで、三村も「じゃああともう5~6回、やり残しのないようにやりなさいよ」と温かい言葉を送っている。

 しかし視聴者からは、「まあ正直なところ福田アナはそんなにハマってなかったし……」「なんかさまぁ~ずのノリに合わせるのがきつくなってきたように思えた」「この結果は妥当」「卒業というより降板では?」と厳しい声が。一体どのようなアナウンサーなら、同番組のアシスタントが務まるのだろうか。

「次のアシスタントについて、ネット上では『流れ的に竹崎アナでしょ』『竹崎アナくる?』といった声が。福田と同じテレビ東京の竹崎由佳アナが有力視されているようです。というのも、彼女は今年3月の終わりに進行役を務めてきた『よじごじDays』(同)を卒業。大幅にスケジュールが空くと思われるので、『モヤモヤさまぁ~ず2』の新アシスタントには適任だと囁かれています。その他“大穴”として、人気女子アナの宇垣美里を推す人も。彼女は元TBSアナですが、先日フリーに転身したので可能なのではないでしょうか」(芸能ライター)

 またこれまでの歴代アシスタントの“復活”を望む声も。例えば2代目アシスタントの狩野恵里アナは、昨年“産休・育休”から復帰して注目を集めていた。

「狩野といえば、大雑把なキャラクターで何度も笑いを生んできた“モヤさま”の名アシスタント。ロケ内でスポーツに挑戦する際の“ガチすぎる”姿勢も、視聴者に好評を博しています。そのためSNSなどでは、『狩野アナ戻ってきてくれ!』『もう一度狩野アナの“モヤさま”が見たい』といった要望が。ちなみに彼女は昨年育休中に、ちらっと『モヤモヤさまぁ~ず2』に出演していました」(同)

 他にも後任のアシスタントについては、「無理やりアナウンサーに絞らなくてもよいのでは?」という意見も。今後『モヤモヤさまぁ~ず2』は、どのような番組になっていくのだろうか。

『きのう何食べた?』内野聖陽の再現度に脱帽! 前評判覆し、感動レベルに

 4月5日より、『きのう何食べた?』(テレビ東京系)がスタートした。2007年より「モーニング」(講談社)で連載している人気漫画のドラマ化である。

 街の小さな法律事務所で働く弁護士・筧史朗(以下「シロさん」)と美容師の矢吹賢二(以下「ケンジ」)は同棲中の同性カップルで、シロさんの日課は事務所を定時に出た後、近所の安売りスーパーへ向かうこと。頭の中で瞬時に夕食の献立を組み立てる彼にとって、月の食費を2万5,000円以内に抑えることは重要課題だ。

内野聖陽が想像以上にケンジそのもの

 漫画の実写化となると、成功の鍵の8割はキャスティングにかかっている。正直、心配していたのはケンジに関してだった。内野聖陽が演じると知ったとき、ちょっと違う気がしたのだ。何しろ、『JIN-仁-』(TBS系)で坂本龍馬を演じたあの人である。男臭いイメージが強すぎる。

 いやいやいや! 漫画を読み、頭の中で想像していたケンジがそこにはいた。まさに、ケンジ。そのまんま、ケンジ。ふとした所作や表情が“動くケンジ”だった。内野の中にケンジがいた。この配役って、ひとつの正解じゃないだろうか? 原作ファンからすると感動のレベルだったと思う。気が早いが、ドラマが最終話を迎える頃には、内野のファンはすごく増えている気がする。

 初回で最も印象的なのはオープニングだった。ケンジが料理中のシロさんをスマホで撮影しているというテイの映像。料理を作るイケメン彼氏を愛おしく思うケンジ。いかにもケンジがやりそうなことだし、撮りそうな動画だった。『きのう何食べた?』には、ストレートな性描写は出てこない。でも、だからこそ、逆にエロい。ケンジのスマホ撮影で始まるオープニングは、絶妙な演出だったと思う。

 一方、シロさんを演じるのは西島秀俊だ。ネット上ではさまざまな意見(賛否どちらもあり)が飛び交っているようだが、なんだかんだ、ビジュアル的にこの人は適任だと思う。基本、テンションが低いシロさんだけに(特に初期のシロさんは、かなり性格がキツい)、抑揚のない西島のセリフ回しはマッチしている。何より、以前から西島は『きのう何食べた?』の読者だったそうだ。

 原作ファンならご存じだと思うが、シロさんは次第に優しくなっていく。話が進むにつれ、彼の良さはドンドン出てくる。不器用なシロさんが見せるケンジへの愛情表現は、見どころのひとつである。

 いや、すでに初回で、シロさんの隠れた優しさは垣間見られた。ケンジがコンビニでハーゲンダッツを通常価格で購入し、無駄遣いを嫌うシロさんが叱ったくだりである。スーパーならハーゲンダッツが2割引で買えることを知るシロさんは、ケンジを叱った。

シロさん「朝と晩の食費を月2万5,000円に抑えるのが俺の最重要課題なんだぞ。……(レシートを見て)高っ!」

ケンジ「(レシートを奪って)いいよ、自分で払うから」

シロさん「(レシートを奪い返し)いいよ、貸せ! お前は貯金しろ!」

 シロさんはケンジからレシートをぶん取り、それを引き出しにしまった。引き出しには「賢二立て替え分」なるラベルが貼ってある。なんだかんだ、シロさんから愛情が窺えるのだ。

 これは、原作にはなかったくだりである。オリジナルの秀逸な描写を生み出したドラマスタッフを評価したい。今回の実写化はうまくいきそうだ。

『きのう何食べた?』は人間ドラマである。シロさんとケンジを描く上で大きな柱になっているのは「年月」だ。

 この作品がスタートしたのは07年。連載が始まってからすでに10年以上の月日がたった。あの頃と比べ、同性愛に対する社会の理解度は明らかに深まっている。加えて、“加齢”というテーマも外せない。連載中にシロさんの両親は大病を経験したし、ケンジの父親は他界した。シロさんもケンジも、若い頃ほど食べられなくなった。原作は、年月とリアルに並走している。

 果たして、この「年月」をワンクールのドラマで描くことができるのか? そこに関しても注目していきたい。『きのう何食べた?』は「グルメ」「同性愛」の要素を前面に押し出した、人間ドラマである。

(文=寺西ジャジューカ)

『きのう何食べた?』内野聖陽の再現度に脱帽! 前評判覆し、感動レベルに

 4月5日より、『きのう何食べた?』(テレビ東京系)がスタートした。2007年より「モーニング」(講談社)で連載している人気漫画のドラマ化である。

 街の小さな法律事務所で働く弁護士・筧史朗(以下「シロさん」)と美容師の矢吹賢二(以下「ケンジ」)は同棲中の同性カップルで、シロさんの日課は事務所を定時に出た後、近所の安売りスーパーへ向かうこと。頭の中で瞬時に夕食の献立を組み立てる彼にとって、月の食費を2万5,000円以内に抑えることは重要課題だ。

内野聖陽が想像以上にケンジそのもの

 漫画の実写化となると、成功の鍵の8割はキャスティングにかかっている。正直、心配していたのはケンジに関してだった。内野聖陽が演じると知ったとき、ちょっと違う気がしたのだ。何しろ、『JIN-仁-』(TBS系)で坂本龍馬を演じたあの人である。男臭いイメージが強すぎる。

 いやいやいや! 漫画を読み、頭の中で想像していたケンジがそこにはいた。まさに、ケンジ。そのまんま、ケンジ。ふとした所作や表情が“動くケンジ”だった。内野の中にケンジがいた。この配役って、ひとつの正解じゃないだろうか? 原作ファンからすると感動のレベルだったと思う。気が早いが、ドラマが最終話を迎える頃には、内野のファンはすごく増えている気がする。

 初回で最も印象的なのはオープニングだった。ケンジが料理中のシロさんをスマホで撮影しているというテイの映像。料理を作るイケメン彼氏を愛おしく思うケンジ。いかにもケンジがやりそうなことだし、撮りそうな動画だった。『きのう何食べた?』には、ストレートな性描写は出てこない。でも、だからこそ、逆にエロい。ケンジのスマホ撮影で始まるオープニングは、絶妙な演出だったと思う。

 一方、シロさんを演じるのは西島秀俊だ。ネット上ではさまざまな意見(賛否どちらもあり)が飛び交っているようだが、なんだかんだ、ビジュアル的にこの人は適任だと思う。基本、テンションが低いシロさんだけに(特に初期のシロさんは、かなり性格がキツい)、抑揚のない西島のセリフ回しはマッチしている。何より、以前から西島は『きのう何食べた?』の読者だったそうだ。

 原作ファンならご存じだと思うが、シロさんは次第に優しくなっていく。話が進むにつれ、彼の良さはドンドン出てくる。不器用なシロさんが見せるケンジへの愛情表現は、見どころのひとつである。

 いや、すでに初回で、シロさんの隠れた優しさは垣間見られた。ケンジがコンビニでハーゲンダッツを通常価格で購入し、無駄遣いを嫌うシロさんが叱ったくだりである。スーパーならハーゲンダッツが2割引で買えることを知るシロさんは、ケンジを叱った。

シロさん「朝と晩の食費を月2万5,000円に抑えるのが俺の最重要課題なんだぞ。……(レシートを見て)高っ!」

ケンジ「(レシートを奪って)いいよ、自分で払うから」

シロさん「(レシートを奪い返し)いいよ、貸せ! お前は貯金しろ!」

 シロさんはケンジからレシートをぶん取り、それを引き出しにしまった。引き出しには「賢二立て替え分」なるラベルが貼ってある。なんだかんだ、シロさんから愛情が窺えるのだ。

 これは、原作にはなかったくだりである。オリジナルの秀逸な描写を生み出したドラマスタッフを評価したい。今回の実写化はうまくいきそうだ。

『きのう何食べた?』は人間ドラマである。シロさんとケンジを描く上で大きな柱になっているのは「年月」だ。

 この作品がスタートしたのは07年。連載が始まってからすでに10年以上の月日がたった。あの頃と比べ、同性愛に対する社会の理解度は明らかに深まっている。加えて、“加齢”というテーマも外せない。連載中にシロさんの両親は大病を経験したし、ケンジの父親は他界した。シロさんもケンジも、若い頃ほど食べられなくなった。原作は、年月とリアルに並走している。

 果たして、この「年月」をワンクールのドラマで描くことができるのか? そこに関しても注目していきたい。『きのう何食べた?』は「グルメ」「同性愛」の要素を前面に押し出した、人間ドラマである。

(文=寺西ジャジューカ)

主演は高畑充希、濱田岳、西島秀俊らと大物続き……注目ドラマ枠となったテレ東深夜の「ドラマ24」

 テレビ東京系で金曜深夜0時12分からオンエアされている「ドラマ24」枠が、とにかく元気だ。

 今期は、西島秀俊と内野聖陽がダブル主演する『きのう何食べた?』が放送されているが、5日の初回では3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし、同局の深夜ドラマとしては、高い視聴率を記録した。

 同作は、よしながふみ氏の同名漫画が原作で、同居する同性愛カップルの食生活を主に描いたもので、弁護士・筧史朗(西島)と美容師・矢吹賢二(内野)が主人公。この二人が主演するドラマなら、ゴールデン・プライム帯で放送することも十分可能なだけに、なんともぜいたくなキャスティングだ。

 もともと、同枠は松重豊主演のグルメドラマ『孤独なグルメ』、吉田鋼太郎主演『東京センチメンタル』、遠藤憲一らの名脇役が集結した『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』、古田新太&小池栄子ダブル主演の『下北沢ダイハード』など、同局の深夜ならではの独創的な作品を制作してきた。

 しかし、昨年10月期から、やや方向性を変えてきた。同期は高畑充希主演のグルメドラマ『忘却のサチコ』、1月期は濱田岳主演でデリヘルを舞台にした『フルーツ宅配便』をオンエア。そして、今期は西島と内野のダブル主演作と続き、実力派の俳優、女優を次々に起用して、注目度を増している。

「確かに、リアルタイムでの視聴率となると、前期の『フルーツ宅配便』はおおむね2%台、『忘却のサチコ』は1%台も多かったのですが、それでも話題を振りまきました。リアルタイムで見られなかった人は、録画再生だったり、有料の動画配信サイトなどで見ているようです。民放公式ポータルサイト『TVer』でも、『ドラマ24』は好調です。こちらは無料ですが、番組を見るためにはCMを飛ばすことができないため、放送局側にメリットもあります。番組のDVDも販売されていて、リアルタイムでの視聴率だけでは測れないプラスを生み出しているようです。キャスト側からすると、深夜ということもあって、視聴率に関してうるさくいわれないため、数字を気にせず演技に集中できるわけです。この先、意外な大物が出演する可能性も十分秘めています」(テレビ誌関係者)

 同枠の7月期には、昨年10月期の『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)で大きく評価を上げたムロツヨシ主演の『Iターン』がオンエアされる。同作は広告代理店の中年営業マンが左遷同然の異動により単身赴任した先で、突然ヤクザの舎弟となり、地獄の二重生活を送るという、同枠ならではの独創的な作品。これまた注目を集めそうだ。

 今後も同枠は、リアルタイム視聴率では推し量れない影響力をもつことになりそうだ。(文=田中七男)

主演は高畑充希、濱田岳、西島秀俊らと大物続き……注目ドラマ枠となったテレ東深夜の「ドラマ24」

 テレビ東京系で金曜深夜0時12分からオンエアされている「ドラマ24」枠が、とにかく元気だ。

 今期は、西島秀俊と内野聖陽がダブル主演する『きのう何食べた?』が放送されているが、5日の初回では3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし、同局の深夜ドラマとしては、高い視聴率を記録した。

 同作は、よしながふみ氏の同名漫画が原作で、同居する同性愛カップルの食生活を主に描いたもので、弁護士・筧史朗(西島)と美容師・矢吹賢二(内野)が主人公。この二人が主演するドラマなら、ゴールデン・プライム帯で放送することも十分可能なだけに、なんともぜいたくなキャスティングだ。

 もともと、同枠は松重豊主演のグルメドラマ『孤独なグルメ』、吉田鋼太郎主演『東京センチメンタル』、遠藤憲一らの名脇役が集結した『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』、古田新太&小池栄子ダブル主演の『下北沢ダイハード』など、同局の深夜ならではの独創的な作品を制作してきた。

 しかし、昨年10月期から、やや方向性を変えてきた。同期は高畑充希主演のグルメドラマ『忘却のサチコ』、1月期は濱田岳主演でデリヘルを舞台にした『フルーツ宅配便』をオンエア。そして、今期は西島と内野のダブル主演作と続き、実力派の俳優、女優を次々に起用して、注目度を増している。

「確かに、リアルタイムでの視聴率となると、前期の『フルーツ宅配便』はおおむね2%台、『忘却のサチコ』は1%台も多かったのですが、それでも話題を振りまきました。リアルタイムで見られなかった人は、録画再生だったり、有料の動画配信サイトなどで見ているようです。民放公式ポータルサイト『TVer』でも、『ドラマ24』は好調です。こちらは無料ですが、番組を見るためにはCMを飛ばすことができないため、放送局側にメリットもあります。番組のDVDも販売されていて、リアルタイムでの視聴率だけでは測れないプラスを生み出しているようです。キャスト側からすると、深夜ということもあって、視聴率に関してうるさくいわれないため、数字を気にせず演技に集中できるわけです。この先、意外な大物が出演する可能性も十分秘めています」(テレビ誌関係者)

 同枠の7月期には、昨年10月期の『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)で大きく評価を上げたムロツヨシ主演の『Iターン』がオンエアされる。同作は広告代理店の中年営業マンが左遷同然の異動により単身赴任した先で、突然ヤクザの舎弟となり、地獄の二重生活を送るという、同枠ならではの独創的な作品。これまた注目を集めそうだ。

 今後も同枠は、リアルタイム視聴率では推し量れない影響力をもつことになりそうだ。(文=田中七男)

遠藤憲一が犯罪者に?『さすらい温泉』セックスしたらしき気配を漂わせながらの最終回

「遠藤憲一が俳優を引退する決意のもと、温泉で人知れず派遣の仲居(中井田健一と名乗っている)として働いている」

 そんな設定のフェイクドキュメンタリー風人情ドラマ『さすらい温泉 遠藤憲一』(テレビ東京系)。

 いよいよ迎えた最終話(第12話)は、健さんが惚れた女のために拳銃片手に大暴れ。振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

最終回でもやっぱり恋に落ちる健さん

 群馬は薬師温泉「かやぶきの郷 旅籠」で働く健さん。

 そこへやって来たのは、建築デザインの仕事のために古民家を見て回っているという宿泊客・植木夕子(苗木優子)。

 健さんは、宿にある囲炉裏の手入れをしてる最中に現れた夕子を見るなり、例によって恋に落ちる。

「囲炉裏の火は気持ちを落ち着かせてくれますからね」と直前に言っていたのに、落ち着くどころか「その時、俺の心に火が点くのがわかった」と延焼宣言。

 さらに「メラメラと燃え上がる、恋の炎が」と倒置法を駆使。全焼する勢いの可燃性の健さん。

 ふとした拍子に夕子の手首についた傷を見てしまうが、「この出会いは運命だ。彼女に悩みがあるのなら、俺が癒やしてやる……!」と、むしろ前のめりに沼にハマりにいっている。

 夫がいたり子連れだったりと、状況が困難なほど燃え上がるタイプなのは間違いない。

 今回も空いた時間に、夕子を誘い、婚姻関係でもないのに「新婚旅行スタンプラリー」を楽しむという浮かれっぷり。

夕子の謎

 手首の傷も気になるが、警察官を見かけるなり、あからさまに挙動不審になったりと、気になる点も多い夕子。

 祝言をあげるような、きらびやかな着物を着て2人で記念写真を撮った時も

「これ外部には出ないですよね?」

「絶対に外に出さないで下さいね?」

 と過剰に流出を恐れる一面も。

 この一言に、勝手に新婚気分で浮かれてた健さんが過剰にショックを受けるのが図々しくて面白い。

 その日出会った人と結婚しているかのような写真を撮ったのが流出して、変な誤解をされるのは確かに困るはず。しかし、もはや本物の新婚さん以上に“いらっしゃい”な気分になってしまっている健さんは、正式な夫並みに腑に落ちない。ただのナンパ臨時従業員なのに。

 さらに彼女を知っていると思しき、同じ宿に泊まってる不倫カップルらしき女性宿泊客が、健さんに忠告する。

「綺麗な花には棘がある……騙されちゃダメよ? 彼女魔性の女だから」

 怪しさは増すばかりだ。

健さん、風呂場でガチセックス

 その夜遅く、女湯が使えないとかで健さんだけの男湯に夕子が入ってきてしまうハプニング発生。

 双方慌てたものの、健さん渾身の提案で2人で湯船に浸かる展開に。

 しかも、「私もずっと一緒にいたい」「健さんといると素直な自分でいられる」と互いに見つめ合い、近寄りだしたところで意味深なフェードアウト。

 これは情事と見ていいのでしょうか? 今までこんな思わせぶりなフェードアウトはなかったはず。

 盛り上がった男女が気持ちぶちまけた後、全裸で近づきながら、2人きりの浴室でフェードアウト。これはもうセックスと見てよいのではないでしょうか。

 おめでとう、健さん! そして大丈夫なのか? 妻帯者・遠藤憲一?

 浴室から出てきた2人は幸せそうな顔で寄り添っていた。

 毎度毎度、幸せそうな健さんはともかく、夕子がとにかく幸せそうだったのが印象的。

「私、人生やり直せそうです」

 この言葉の意味が明らかに。

 ここで物語は急展開。不倫カップルと思われていた2人は実は刑事で、夫を殺した罪で逃亡している夕子を逮捕しようとしていたのだ。

 夕子に事実を確認した健さんは、「俺が守る。一緒に逃げよう」と、まさかの決意。

 いや、映画とかドラマならよくある決意なのかもしれないが、この「健さん」はこの番組では、まんま遠藤憲一なのだ。大丈夫なのか、遠藤憲一さん!

 そんな心配などお構いなしに、健さんは、あのトランクを開ける。

 何でも出てくるから四次元トランクと勝手に呼んでいるが、そこから最後に出てきたものは……?

ゴーン氏と同じ手法

 今回も例によって、なぜか持参してた警察の制服に身を包み、夕子を連行するフリして刑事たちの前を通り過ぎようとする健さん。

 どこかゴーン氏の保釈を思い出すが、こちらは立派な犯罪だ。

 しかもあちらと同じくこちらもすぐにバレることに。

「あなた、仲居の!?」

 仲居だとバレはしたものの、遠藤憲一だとはバレない。

 とうとうシリーズ中、一度も「遠藤憲一」だと気づかれることはなかったが、芸能人的にどんな気持ちなのか、遠藤憲一。

 さらに、すかさず腰の拳銃を抜き、刑事に突きつけるゴリゴリの犯罪者と化す遠藤。

 コンプライアンスガチガチの現代で、なかなかテレビでは見なくなった懐かしさを覚えるインモラルな展開。

 ニューシネマのようであり、北野映画のようであり、内田裕也主演の映画のようでもあった。

 目の前にいるのに、スダレに包まってバレないのは、勝新最後の座頭市を思い出す。

 しかし、「これ以上健さんに迷惑かけられない」という夕子は、健さんに礼を言い、自首する決意を固める。

「冷え切って固まった私の心を健さんがほぐしてくれた。私を人間に戻してくれた。貴方に会えて本当によかった」

 自首する直前、マフラーを健さんの首に巻き、振り返らずに去って行く。

 車に乗せられ連行される夕子と、それを影から見送る健さん。

 残されたマフラーに顔を埋めて号泣する男泣きする、いいシーン。

「それはそれとして、健さんも自首すべきでは?」という感情をかき消すのが大変だった。

本人の口からフィクション宣言

 本編終了後のインタビュー。

「引退についてご自身の口からお願いします」と言われた遠藤はついにハッキリ言う。

「このドラマはフィクションであり、実在する人物団体とは関係ありません」

 今更だが、毎回小さくフィクションであるというテロップが出ており、そこにも毎回遊び心があった。

「この物語はフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありませんが、遠藤憲一さんは奥さん一筋です。」(第7話・中学の時に好きだった女の子の名前を出した途端、『ピー』音入れといてと真顔で言われてしまったあとのテロップ)

「この物語はフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありませんが、遠藤憲一さんはいい匂いです。」(第8話・同じ服ばかり着てるので服が臭いのでは? と散々スタッフが遠藤をいじったあとのテロップ)

「この物語はフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありませんが、遠藤憲一さんは友人インタビューの内容を本当に知りません(第9話・焼き鳥屋のママが引退の話を聞いて涙ぐんだと聞かされて)

「この物語はフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありませんが、遠藤憲一さんは山形まで片道6時間、車移動でした。」(第10話・(俳優生活に)疲れてるか? との問いに「しんどいよ」と答えたあとに)

 ここ数年、他局がこぞって真似をし出したバラエティ同様、テレ東のフロンティアスピリッツを感じるドラマだった。

 そして、最終回のテロップは、

「この物語はフィクションであり、実在する人物団体とは関係ありませんが、遠藤憲一さんの旅は続きます」

 健さんの次の旅に期待します。
(文=柿田太郎)

新おはガールは全員LDH 女子向け特撮とのコラボで、アイドルブーム再燃も

 テレビ東京系の子供向け番組『おはスタ』にレギュラー出演する「おはガール」が、この4月に一新。その新おはガールに注目が集まっている。

 同番組におけるアシスタントレギュラーとして日替わりで登場するおはガールだが、基本的には複数の芸能事務所から若手女性タレントがピックアップされるという形が多い。しかし、この4月から新レギュラーとなった5人のおはガールは、すべて同じ芸能事務所の所属なのだ。

「今回のおはガールは、全員LDHの所属。そして、「Girls2」(ガールズガールズ、2は上付き)というグループのメンバーなんです。今後は、番組を挙げて、新おはガールと『Girls2』を盛り上げていくことになるでしょう」(エンタメライター)

「Girls2」は、LDHの養成所であるEXPG出身の8人からなるユニット。その全員が、テレビ東京系で放送されている「ガールズ×戦士シリーズ」という特撮ドラマの出演者だ。今回おはガールとなったのは、2017年度放送『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』と18年度放送『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』に出演していた5人。残りの3人は、4月7日にスタートした同シリーズの最新作『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』に出演している。

「ガールズ×戦士シリーズのキャストは、期間限定ユニットで歌手活動もしていたので、それらの延長線上に『Girls2』が誕生したという形です。『おはスタ』と『ファントミラージュ!』の連動なども積極的に行われていくのでは」(前出・エンタメライター)

『おはスタ』における『Girls2』の活動が、今後の女性アイドル界に大きな影響を与えるのではないかという声も多い。音楽業界関係者は言う。

「昨今の女性アイドルたちにアイドルを目指したきっかけは何だったかと聞くと、アニメ『きらりん☆レボリューション』(テレビ東京系)だという返答が多いんですよ。このアニメはアイドルが主人公で、モーニング娘。の久住小春が声優を担当。当時、久住は『おはスタ』にレギュラー出演していました。幼い頃に『きら☆レボ』と『おはスタ』を見ていた女の子たちが、その後アイドルになっているケースが多いんです。そういう意味では、ガールズ×戦士シリーズと『おはスタ』で『Girls2』に触れた少女たちが、将来的にアイドルを目指すということも十分考えられます」

 数年前に比べると、完全に沈静化した女性アイドルブーム。再び盛り上がるためには、「Girls2」の存在が重要となりそうだ。

『さすらい温泉 遠藤憲一』ウルトラマンガイアの名作で印象残した不破万作が魅せた怪演

「遠藤憲一が俳優を引退する決意のもと、温泉で人知れず派遣の仲居(中井田健一と名乗っている)として働いている」

 そんな設定のフェイクドキュメンタリー風人情ドラマ『さすらい温泉 遠藤憲一』(テレビ東京系)。

 最終回を目前に控えた今回(第11話)は、ファンタジー要素がありつつも、ガッツリした人間ドラマ。振り返ります。

(前回までのレビューはこちらから)

冒頭、すでに恋に落ちている健さん

 今回、健さんが訪れたのは都心からやや近い千葉・養老温泉。海のイメージが強い千葉にあって、渓谷や洞窟など、地味ながら味わい深い山間部スポットが並ぶ。千葉は全国一平均標高が低い県とのことで、手軽な低めの山を味わえるのも魅力。

 しかも、内房~外房をつなぐローカル線(小湊鉄道~いすみ鉄道)は、この時期、菜の花と桜の両方が咲き乱れる中をひた走り、黄色と淡いピンクに包まれた童話のような景色が車窓いっぱいに見せてくれる。

 撮影時期的にそのようなシーンはなかったものの、ドラマ開始と同時に美人宿泊客に惹かれ、愛想を振りまいている健さんは今日も春満開。

 いつもはマドンナと出会うシーンから物語がスタートするのだが、今回はすでに知り合っていて、しかもとっとと恋に落ちているというロケットスタートぶり。

 さらに、この美人客・並野真歩(野波麻帆)が川べりに立ってるだけで自殺志願だと思い込み、助けようとして驚かせてしまうという勘違いも披露。この川べりに美女がいるとすぐ「自殺するんじゃないか?」との思い込むのは、第3話でも見せてくれた健さんの特技。

 真歩の「こんな浅い川で?」の一言で「早とちりでした!」と平身低頭謝る素直さもいい。水量の少ない養老渓谷は全体に浅い。彼女は対岸にいたイノシシの子どもを見ようとしただけなのだが、健さんの方がイノシシよりよっぽど猪突猛進。

 だが、両親と早くに生き別れ、この宿(もちの木)のそばで祖父に育てられたという真歩には、確かにどこか陰がある。

 ちなみに居酒屋『養老乃瀧』は岐阜県養老郡養老町にある「養老の滝」にちなんで名付けられており、この養老温泉や養老渓谷とは無関係。ずっと千葉発祥の居酒屋かと思ってました、すみません。

真歩の陰の理由は?

 今回のキーを握っていたのは、不破万作演じる謎の老人。アロハにサングラスに麦わら帽にツナギで長靴という、盆と正月と農繁期が一緒に来たような着こなしのこの老人は、健さんの前に神出鬼没で現れ、幼い子どもを亡くしてることなど真歩の情報を与えてくる。

 実は今回「まさか自殺なんかせんよな……?」と健さんを焚きつけたのも、この老人。着火しやすい健さんには効果てきめん。

 しかし、一度目は勘違い(?)だったものの、夜になって結局、彼女は自殺しようと失踪する。ちょうど一年前に幼い我が子を亡くしたのを苦に、思い出の地・粟又の滝に飛び込もうとしたところを、間一髪駆けつけた健さんに押さえられ、ことなきを得たが、彼女の悲しみは収まらない。

 子どものことを思い出すのがつらく、そのため夫の元からも離れているという真歩が叫ぶ。

「あの子は私の全てだったのに」

「こんなことだったら家族なんて作らなければよかった!」

 失うことで地獄の苦しみを味わうくらいなら、最初から家族がいる喜びなんか知りたくなかった。両親を早くに亡くしている真歩の言葉は重い。

 自身の過去のこともあり、家庭を持つこと自体そもそも悩んだのかもしれない。

 健さんは、失意の真歩に生きる気力を取り戻させるため、猟師だったという真歩の祖父に扮し思い出の猪鍋を振る舞う。

 無口だったという祖父を模しているのだろう、「子どもは真歩の心の中にいるよ」という励ましメッセージを「心臓付近を手で叩く」という選抜サッカー選手のようなジェスチャーで表現する健さん。

 昔から食べていた猪鍋で、固まった心が解きほぐされた瞬間、真歩の夫からの着信。そして、どこからともなく大きな声が。

「早く電話に出ろおおお! お前は、一人じゃねーぞ!」

 遠くで叫ぶ例のアロハの老人を見ながら、泣きそうになっている真歩。失踪以来、何度も無視している、今や唯一の家族となってしまった夫からの電話に出る。

 老人は真歩の亡くなった祖父だったのだ。

 真歩の持っていた御守りの力なのか、ずっと孫のピンチを見守っていたのだろう。

 剥ぎたてのような生々しい毛皮を着込み、まるでマタギのようなイカツイいでたちで祖父に成りきってたつもりの健さんだが、本物はアロハに麦わら、なんならサングラスという亀仙人の如きラフスタイル。

 だが、その飄々とした雰囲気が、余計に孫を思う真剣な気持ちを濃く映し出す。

 夫の電話に出た真歩を確認すると、老人はうれしそうにダブル親指立てのポーズをキメて煙と共に消えた。まるで往年の浪越徳治郎のように。

ウルトラマンガイアの伝説の回で「主役」を演じた不破

 不破万作の得体の知れない雰囲気が、この謎の老人役によくあっていた。

 さすが30年前、40になるかならないかの年で実写版・鬼太郎にて子泣き爺を演じたほどのオーラの持ち主。

 思い出すのは1999年に放送された『ウルトラマンガイア』(TBS系)29話「遠い町・ウクバール」の回。

 空想特撮シリーズへの原点回帰を目指し、ただのヒーローものとは違うシリアスな雰囲気の『ウルトラマンガイア』の中でも、この回は異色な話だった。

 この中で不破は、自分が空中都市ウクバールから来た宇宙人だと頑なに信じ、それを吹聴することで周りから疎まれて小馬鹿にされている配送員を演じた。

 開始15分を過ぎても怪獣どころか事件も起きず、寺島進演じる新人配送員と不破演じるベテラン配送員永田との配送コンビの日常が淡々と描かれる。

 最後にウクバールから来たと思われる怪獣ルクーが現れるのだが、なんの悪さもしないし、ガイアと戦うこともない、ただ現れてすぐに消えた。永田と共に。

 永田は本当に宇宙人だったのか? ウクバールは存在したのか? 怪獣は何しに来たのか? 永田はどこへ消えたのか?

 全ての謎を放置したまま物語は終わる。

 まるで短編映画を見てるような、これがウルトラマンだと忘れてしまうような独特な回だった。

 こういう浮世離れした役に不破はハマる。第2話のかんべちゃん(神戸浩)もそうだが、要所要所に感じるこだわりのキャスティングがドラマに厚みを持たせている。

 いよいよ健さんのさすらいもラスト1回。

 できることならどこかの温泉に浸かりながら、健さんとシンクロしつつ最後の「至福」を楽しみたい。
(文=柿田太郎)

絶好調『ポツンと一軒家』に強力ライバル! テレ東が企画を丸パクリ?

 テレビ朝日のここ最近の大ヒット企画といえば、日曜夜に放送されている『ポツンと一軒家』。盤石の強さを誇ってきた『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)を上回り、時間帯トップの視聴率を叩き出すことも珍しくない同番組は、山奥にただ1軒佇む家を訪ね、人里離れた場所での生活ぶりを紹介する番組だが、好調を受けて、さっそく類似番組が登場。民放間の“仁義なきパクリ戦争”が勃発した。

 パクリ疑惑が指摘されているのは、テレビ東京が4月5日(金)のゴールデンタイムに放送する『空から発見!秘境ハウス 夢を叶える0円ヘリコプター』だ。テレビ情報誌記者が語る。

「この企画は昨年9月に一度放送されたものです。ヘリコプターが上空にやってくることを秘境の地の住民に伝えておき、当日、飛んできたヘリコプターに向かって手を振ってくれた住民のお宅を訪問。そのお礼に、ヘリコプターで願いを叶えるというものです。9月の放送では、『上空から我が家を見てみたい』『映画館に行ってみたい』『遠く離れた娘の家に行きたい』といった夢を叶えました。1回目は『空から村人発見!』という番組名でしたが、今回の『秘境ハウス』というタイトルは、明らかに『ポツンと一軒家』に寄せましたね」(テレビ情報誌記者)

 細かく見れば内容は少し違うが、これをパクリだと思わない視聴者はいないだろう。ただ、テレ朝の方がパクったという意見もある。キー局関係者は語る。

「『ポツンと一軒家』は、もともと所ジョージの『人生で大事なことは○○から学んだ』という番組内の1コーナーとして放送され、好評だったことからレギュラー化されたものです。しかし、フジテレビの『世界の何だコレ!?ミステリー』には、以前から“山奥の謎の施設を訪ねる”というコーナーがあり、『ポツンと』がレギュラー化された際には『パクリではないか?』という声もありました。また、『ポツンと』の番組の作りは、テレ東の『空から日本を見てみよう』からもアイディアを拝借しています」(キー局関係者)

 結局のところ「どっちもどっち」というのが実情に近いよう。『ポツンと』は15%前後の視聴率を取っているだけに、どちらが“本家”なのかは視聴率が決めることになりそうだ。

視聴率低迷にあえぐテレビ東京 原因は低予算バラエティーのメソッドがパクられたことか? ドラマ枠に活路

 視聴率低下が著しいテレビ東京。同局の小孫茂社長は3月28日に行われた定例会見で、「前年より低い状態」だと現状をしっかりと受け止め、「4月改編でもう一回巻き直していく」との決意を表明した。テレ東の低迷について、制作会社幹部はこう話す。

「テレビ東京というと、低予算でありながらも、アイディア勝負で人気番組を生み出してきました。“テレ東メソッド”なんて呼ぶ人もいますが、その代表的なものが『YOUは何しに日本へ?』や『家、ついて行ってイイですか?』などの、スタッフが街中に出て素材を見つけ、そのロケVTRをタレントが見るという番組。ロケの時間もそんなにかからないし、タレントを長期間拘束する必要もないので、予算を削ることができる。まさに画期的なアイディアではあるんですが、それを他局もやるようになった。テレ東よりは予算があるので、その分豪華になるわけで、そうなるとテレ東の番組がしょぼく見えてしまいがちなんですよね」

 最近では、テレビ朝日の『ポツンと一軒家』などは、“テレ東メソッド”を実践する番組だといわれている。

「テレ東のロケ番組に比べると『ポツンと』の方が、より深く密着している分見ごたえがある。そういう番組をやられちゃうと、テレ東としてはかなり厳しいと思いますよ」(同)

“テレ東メソッド“が他局でも当たり前となった結果、自らの特徴を発揮できずにいるテレビ東京。しかし、バラエティーではない分野で、再び“テレ東らしさ”を見せようともしている。ある芸能事務所関係者は言う。

「各芸能事務所が注目しているのは、月曜夜10時からの『ドラマBiz』枠です」

「ドラマBiz」は、2018年4月期に生まれたビジネスをテーマとした骨太な連続ドラマを放送する枠だ。これまでこの枠では、江口洋介、仲村トオル、唐沢寿明、真木よう子が主演を務めており。4月からは玉木宏主演の『スパイラル~町工場の奇跡~』がスタートする。

「ドラマとしては少々地味ではあるものの、硬派な作風でイメージも良く、なおかつこれまでの主演俳優たちがかなり豪華。俳優としては、ここに名を連ねるのはステータスでもあります。そういう意味で、芸能事務所としても所属俳優を主演に起用してもらいたいと願っているでしょう。さらに、ビジネスドラマということで、企業のお偉いさんも多く見ているといわれている。つまり、この枠に出れば、その後のCM起用につながる可能性もあるわけです。いろんな点でオイシイ枠です」(同)

 バラエティーでは苦戦を強いられるテレビ東京。ドラマの方向性を強化すべきなのかもしれない。