【テラスハウスレビュー】愛華「庶民派の西野カナ」ペッペ「おどけた外国人」ひと癖アリの新メンバー

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、9月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

パルクール関係者の名言率高し(テラスハウス14話)

 バンド「SPiCYSOL」のボーカル・ケニーに再度告白されたフィットネストレーナーの莉咲子は、通っているパルクールの練習スタジオへ。そこで、パルクールアスリートのTAISHI(26)やKODAI(24)に、ケニーからキスされそうになって戸惑ったことを報告する。

 するとTAISHIは「それが選んだ結果っつうか、だって抜き打ちテストの連続じゃん? 人生って」、KODAIも「99パーいけるジャンプも、1パー不安があったらいかないじゃん? 莉咲子の状態って、ジャンプできないか、したくないかのどっちかだよね」と、それぞれ名ゼリフを残した。パルクールをやっていると、いい感じのセリフが出てくるようにもなるのだろうかと感じた。

ケニー、ダサいキス記録を更新(テラスハウス14話)

 結局、莉咲子はケニーの卒業前日、「これからゆっくりケニーさんを知る時間がほしい」と、ケニーと一緒に卒業を決意。それを聞いてうれしくなっちゃったケニーは「なんか、ちょっと来て」と莉咲子にものすごい速さで近づいて、顔を背けられているのに背中を抑え込みキス。去り際には「これが女子は好きなんでしょ?」とでも言うように、頭ポンポンまでしやがった。

 スタジオのYOUも、「女子に準備をさせないほどのスピードで、一方的に大人がキス……。すごい幼稚じゃなかったですか?」と呆然。第13話で樹立した“テラハ史上最もダサいキス”記録を今回、自ら塗り替えた。卒業おめでとうございます!

 「マーベルになりたい」という夢を持つアルバイトの流佳。夢への第一歩として、マーベルファンの集うカフェでバイトしたいと話していたが、「行ったんすけど、募集してなかったです」と、女優の春花に報告した。「けど飲み物飲みました。アイアンマンビール。結構よかったですね」と、なぜか満足そうな流佳に対し、春花は「発言の精神年齢が低い。もうちょっとよく考えて発言しないと。世界で仕事したいって思ったら英語が必要だし。勉強してる?」と、何度目かのお説教を始める。

 すると流佳は「勉強してない。英語は話してる方がわかりやすい、俺の頭的には。直接外国のお客さんと話す方が理解しやすいんだよね」と反論。「I’tsの意味はわかんないけど、I’ts使ったりしてる。Thisもわかんないけど、使ってる。言葉で覚えてる、俺」と、得意げに話した。

 このレベルの話になってきたら、お説教も時間のムダに思えて放り出してしまいそうなものだが、春花はあきらめない。「もっと自分の発言と並行して実行に移した方が、いい報告に向くと思う」と、アドバイスを続けた。“夢番人”の春花はちょっとうっとうしくはあるけれど、流佳を見捨てない慈悲深さには恐れ入る。

流佳、台風を知らない(テラスハウス15話)

 第15話でも流佳は、春花に「台風」という言葉の意味を教えてもらっていた。

春花「明日、台風だよね」
流佳「雨ですか?」
春花「台風」
流佳「台風は雨っすか?」
春花「台風は雨。すごい風がいっぱい」

 これからも、流佳に根気強く日本語を教えていってほしい。

 卒業したケニーと莉咲子に代わり、大学生の愛華(えみか)とイタリア人漫画家のペッペが新メンバーに加わった。ペッペは「チャオ! 今日から住みマスヨ~! ヨロシク~!」とインターホン越しでもテンションが高く、家の中に靴で入り「オッ、ヤバイ! コレはちょっと玄関に置いときマスネ!」とおどける外国人ギャグを披露した。

 一方の愛華は、“庶民派な西野カナ”というようなおしゃれさん。黒いキャスケット帽をかぶって登場したが、テラハの中に入ってからも、部屋を案内されている間も、メンバーとのランチ中も、キャスケット帽を取ることがなかった。何かこだわりがあったのだろうか。

 ひと癖ありそうな新メンバーのこれからが楽しみである。

【テラスハウスレビュー】愛華「庶民派の西野カナ」ペッペ「おどけた外国人」ひと癖アリの新メンバー

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、9月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

パルクール関係者の名言率高し(テラスハウス14話)

 バンド「SPiCYSOL」のボーカル・ケニーに再度告白されたフィットネストレーナーの莉咲子は、通っているパルクールの練習スタジオへ。そこで、パルクールアスリートのTAISHI(26)やKODAI(24)に、ケニーからキスされそうになって戸惑ったことを報告する。

 するとTAISHIは「それが選んだ結果っつうか、だって抜き打ちテストの連続じゃん? 人生って」、KODAIも「99パーいけるジャンプも、1パー不安があったらいかないじゃん? 莉咲子の状態って、ジャンプできないか、したくないかのどっちかだよね」と、それぞれ名ゼリフを残した。パルクールをやっていると、いい感じのセリフが出てくるようにもなるのだろうかと感じた。

ケニー、ダサいキス記録を更新(テラスハウス14話)

 結局、莉咲子はケニーの卒業前日、「これからゆっくりケニーさんを知る時間がほしい」と、ケニーと一緒に卒業を決意。それを聞いてうれしくなっちゃったケニーは「なんか、ちょっと来て」と莉咲子にものすごい速さで近づいて、顔を背けられているのに背中を抑え込みキス。去り際には「これが女子は好きなんでしょ?」とでも言うように、頭ポンポンまでしやがった。

 スタジオのYOUも、「女子に準備をさせないほどのスピードで、一方的に大人がキス……。すごい幼稚じゃなかったですか?」と呆然。第13話で樹立した“テラハ史上最もダサいキス”記録を今回、自ら塗り替えた。卒業おめでとうございます!

 「マーベルになりたい」という夢を持つアルバイトの流佳。夢への第一歩として、マーベルファンの集うカフェでバイトしたいと話していたが、「行ったんすけど、募集してなかったです」と、女優の春花に報告した。「けど飲み物飲みました。アイアンマンビール。結構よかったですね」と、なぜか満足そうな流佳に対し、春花は「発言の精神年齢が低い。もうちょっとよく考えて発言しないと。世界で仕事したいって思ったら英語が必要だし。勉強してる?」と、何度目かのお説教を始める。

 すると流佳は「勉強してない。英語は話してる方がわかりやすい、俺の頭的には。直接外国のお客さんと話す方が理解しやすいんだよね」と反論。「I’tsの意味はわかんないけど、I’ts使ったりしてる。Thisもわかんないけど、使ってる。言葉で覚えてる、俺」と、得意げに話した。

 このレベルの話になってきたら、お説教も時間のムダに思えて放り出してしまいそうなものだが、春花はあきらめない。「もっと自分の発言と並行して実行に移した方が、いい報告に向くと思う」と、アドバイスを続けた。“夢番人”の春花はちょっとうっとうしくはあるけれど、流佳を見捨てない慈悲深さには恐れ入る。

流佳、台風を知らない(テラスハウス15話)

 第15話でも流佳は、春花に「台風」という言葉の意味を教えてもらっていた。

春花「明日、台風だよね」
流佳「雨ですか?」
春花「台風」
流佳「台風は雨っすか?」
春花「台風は雨。すごい風がいっぱい」

 これからも、流佳に根気強く日本語を教えていってほしい。

 卒業したケニーと莉咲子に代わり、大学生の愛華(えみか)とイタリア人漫画家のペッペが新メンバーに加わった。ペッペは「チャオ! 今日から住みマスヨ~! ヨロシク~!」とインターホン越しでもテンションが高く、家の中に靴で入り「オッ、ヤバイ! コレはちょっと玄関に置いときマスネ!」とおどける外国人ギャグを披露した。

 一方の愛華は、“庶民派な西野カナ”というようなおしゃれさん。黒いキャスケット帽をかぶって登場したが、テラハの中に入ってからも、部屋を案内されている間も、メンバーとのランチ中も、キャスケット帽を取ることがなかった。何かこだわりがあったのだろうか。

 ひと癖ありそうな新メンバーのこれからが楽しみである。

『テラハ』ケニーと莉咲子の「ヒーロー&ヒロインごっこ」の裏で、童貞ウクレレ・悠介の恋も散る……

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第13話と第14話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#13 ケニーと莉咲子のヒーロー&ヒロインごっこ

 僕たちの『テラスハウス』、13話目です。長く続いたミュージシャン・ケニーのどっちつかずの恋愛が、ようやく終わりを迎えようとしています。ついに、フィットネストレーナー ・莉咲子に「気になるとかじゃなくなっている。とっても魅力的に感じている」という少々ふわっとした告白をします。女子の悩みに対し、「そうだよね」というふわっとした受け答えばかりしていたケニーらしい告白です。しかし、莉咲子は「すごく大切な人だなって思うけど、本当にたくさんたくさん(お互いのことを)知らないと、私は付き合うっていう確信に至らない」とハッキリしない態度。これ、視聴者は予想していた展開だったと思うんですよね。でも、当のケニーはちょっと想定外だった様子。今まで見せたことのない不安な顔を しています。

 後日、以前から約束していた海デートに出かける2人。愛車で待ち合わせ場所にやってきたケニーですが、なんと、まさかのスクールバス! おしゃれではあるけど、助手席はなく、後部座席に座らされた莉咲子は少し話しづらそうだし、ケニーの運転はやたら中央車線に寄っているし、これが正解かどうかわかりません。海ではSUP(サーフボードの上に立ち、一本のパドルで左右を交互に漕いで水面を進むウォータースポーツ)をする予定でしたが、あいにくこの日は台風が通過したばかりで荒れまくっており、仕方なく断念。車内でまったりしていると、ケニーは唐突にテラス卒業を宣言。あらためて「莉咲子にとって必要な男なのか考えてほしい」と伝えますが、「そこまでの気持ちではない」と正式に振られてしまいます。

 このレビューではケニーのことを散々悪く書いてきましたが、できればハッピーなエンディングを迎えてほしかった。見たくないんですよね、30代の男が21歳の女子にフラれる姿なんて。どっちつかずでいつまでもハッキリしないケニーでしたが、どんな形であれ、「なんだかんだいっても雰囲気イケメン大勝利」というかっこいい姿で去ってほしかった……。

 しかし翌朝、莉咲子がよくわからないことを言いだします。リビングで翔平に「ケニーさんのこと好きなんだよ。もうわかんない」「わかんないの、全部」と泣きだすのです。まあまあハッキリ振っておきながらの「わかんない」発言。わかんないのは視聴者です。おそらく全視聴者が頭から「?」マーク出したと思います。

 そして、ここから最高の「ヒーロー&ヒロインごっこ」スタートです。ケニーがテラハメンバーを招待した自身のバンドのワンマンライブで、莉咲子を想って書いたという曲を披露するのです。「テラスハウスで一緒に住んでいる、0か100で頑張りすぎちゃう人に向けて作った応援歌です」といい、「どこへでも、どんな時も駆けつけてそばにいたいよ」などと歌います。観客席、オーディエンスの中央で涙する莉咲子……。これはいった! 逆転ホームランでしょう!!

 これでヒロインモードに本格的なスイッチが入った莉咲子。ライブの打ち上げの焼き肉店では「好きだったよ 、好きだよ、わかんない。なんで出て行っちゃうの? 行かないでほしい」と泣きだします。ちょっと昭和感ありましたね。これで勝利を確信したケニーはその夜、莉咲子を呼び出し、「もう一度考えてほしい」と追い打ちをかけます。完全に莉咲子の気持ちは覆っているように見えます。しかしその後、ケニーは無理やり莉咲子にキスを迫りますが、拒まれてしまいます。「いやいや、早いよ。そんな軽い女じゃないよ」というスタンスだったのか、急にガバッときたのでビックリしただけなのか……。とはいえ、次回には答えが出るはずです。長かったケニーをめぐる恋愛、今度こそフィナーレでしょう。

 もはやケニーと莉咲子のためのテラハになっていますが、焼き肉店でケニーへの想いを莉咲子が語っている最中、翔平がボソッと「ミノが焼けました」と言ったのが、今回の個人的なハイライトでした。翔平、序盤に「兼任を認めないようなやつはみんな死ぬからよくない?」発言で完全に嫌いになりましたが、見れば見るほど(特にYouTubeで公開されている未公開シーンがおすすめ)好きになってしまいます。

 ちなみに、スタジオにはNBAの八村塁選手がスペシャルゲストとして登場。ほかのオファーを全部断って『テラハ』の収録に来たというだけあって、かなりのテラハ通のようですが、めちゃくちゃ声がいいんですよね。低くて落ち着く。ラジオやってくれたら寝る前に絶対に聴きます!

 14話目、アルバイトの流佳は「マーベル(俳優?)になりたい 」という夢に向かって全然動いていないことを、女優・春花に理詰めされます。先週は、想いを寄せるイラストレーター・香織にも問い詰められていました。序盤ではあんなに「かわいいかわいい」と言われていたのに……。最近、誰も流佳の味方しないな、かわいそうだなって思ってたんですけど、春花との会話を聞いてたらようやく理解できました。こんなやつと一緒に住んでたら、そりゃあイラつきますね。

「絵を描きたい」と、香織と一緒に「絵 具」(紙やペン)を買いに行ったのに、その後、進展なし。「俳優になってマーベルに出たい」と言えば、みんなアドバイスするも、まったく動こうとしない。ずっと寝てるし、何か言われるとすぐに反論するし。「マーベルに出たかったら英語の勉強しないとダメだよ」と言われれば、「Pleaseっていう英語『待て』っていう意味でしょ?」とか言っています。一緒に住んでいる人たちからしたら、これはかわいいの範疇なんかとっくに超えてるんでしょうね。

 そして、ケニーと莉咲子です。ケニーの卒業パーティーの後、莉咲子はケニーと一緒にテラハを出ることを伝えます。でも、これは付き合うのではなく、「もっとケニーのこと知るために出て行く」という選択です。振ってもいないけど、付き合って出て行くわけでもない。「0か100でしか物事を決めれない」と言っていた莉咲子が、40~60くらいの気持ちで出て行くのです。ちょっとふわっとした結論でした。でも、もういいんです。どっちでも。十分楽しませてもらったし、これ以上引っ張るよりよかったと思います。

 さて、ここからはおまけみたいなもんですが、13話で食事デートに出かけた、女優・春花と童貞ウクレレ奏者・悠介(テラハ・ハワイ編に出演)。悠介はテラハメンバーではありませんが、ちょいちょいモブキャラとして登場します。初めて会ったときから春花に好意を抱いているようで、それに感づいた春花は悠介をもてあそびます。「動物みたいな人が好き」「(悠介は)トドっぽいよね」「一緒にいて楽な人がいい」などなど。でも、絶対に男性としては見ていません。悠介は間違いなく、あっさり振られるだろうなと思っていたら、やはり14話で「人間としては好きだけど、異性としては見ていない」と振られました。思っていたよりも早い展開でしたね。

 ケニーと莉咲子が去り、おまけのようにウクレレの恋も終わりました。ようやく待ちに待った新メンバー。ちょこっと映ってましたけど、ギャルとイタリア人の漫画家でしたね。どんな展開になるのか楽しみです。

 

ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

『テラハ』ケニーと莉咲子の「ヒーロー&ヒロインごっこ」の裏で、童貞ウクレレ・悠介の恋も散る……

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第13話と第14話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#13 ケニーと莉咲子のヒーロー&ヒロインごっこ

 僕たちの『テラスハウス』、13話目です。長く続いたミュージシャン・ケニーのどっちつかずの恋愛が、ようやく終わりを迎えようとしています。ついに、フィットネストレーナー ・莉咲子に「気になるとかじゃなくなっている。とっても魅力的に感じている」という少々ふわっとした告白をします。女子の悩みに対し、「そうだよね」というふわっとした受け答えばかりしていたケニーらしい告白です。しかし、莉咲子は「すごく大切な人だなって思うけど、本当にたくさんたくさん(お互いのことを)知らないと、私は付き合うっていう確信に至らない」とハッキリしない態度。これ、視聴者は予想していた展開だったと思うんですよね。でも、当のケニーはちょっと想定外だった様子。今まで見せたことのない不安な顔を しています。

 後日、以前から約束していた海デートに出かける2人。愛車で待ち合わせ場所にやってきたケニーですが、なんと、まさかのスクールバス! おしゃれではあるけど、助手席はなく、後部座席に座らされた莉咲子は少し話しづらそうだし、ケニーの運転はやたら中央車線に寄っているし、これが正解かどうかわかりません。海ではSUP(サーフボードの上に立ち、一本のパドルで左右を交互に漕いで水面を進むウォータースポーツ)をする予定でしたが、あいにくこの日は台風が通過したばかりで荒れまくっており、仕方なく断念。車内でまったりしていると、ケニーは唐突にテラス卒業を宣言。あらためて「莉咲子にとって必要な男なのか考えてほしい」と伝えますが、「そこまでの気持ちではない」と正式に振られてしまいます。

 このレビューではケニーのことを散々悪く書いてきましたが、できればハッピーなエンディングを迎えてほしかった。見たくないんですよね、30代の男が21歳の女子にフラれる姿なんて。どっちつかずでいつまでもハッキリしないケニーでしたが、どんな形であれ、「なんだかんだいっても雰囲気イケメン大勝利」というかっこいい姿で去ってほしかった……。

 しかし翌朝、莉咲子がよくわからないことを言いだします。リビングで翔平に「ケニーさんのこと好きなんだよ。もうわかんない」「わかんないの、全部」と泣きだすのです。まあまあハッキリ振っておきながらの「わかんない」発言。わかんないのは視聴者です。おそらく全視聴者が頭から「?」マーク出したと思います。

 そして、ここから最高の「ヒーロー&ヒロインごっこ」スタートです。ケニーがテラハメンバーを招待した自身のバンドのワンマンライブで、莉咲子を想って書いたという曲を披露するのです。「テラスハウスで一緒に住んでいる、0か100で頑張りすぎちゃう人に向けて作った応援歌です」といい、「どこへでも、どんな時も駆けつけてそばにいたいよ」などと歌います。観客席、オーディエンスの中央で涙する莉咲子……。これはいった! 逆転ホームランでしょう!!

 これでヒロインモードに本格的なスイッチが入った莉咲子。ライブの打ち上げの焼き肉店では「好きだったよ 、好きだよ、わかんない。なんで出て行っちゃうの? 行かないでほしい」と泣きだします。ちょっと昭和感ありましたね。これで勝利を確信したケニーはその夜、莉咲子を呼び出し、「もう一度考えてほしい」と追い打ちをかけます。完全に莉咲子の気持ちは覆っているように見えます。しかしその後、ケニーは無理やり莉咲子にキスを迫りますが、拒まれてしまいます。「いやいや、早いよ。そんな軽い女じゃないよ」というスタンスだったのか、急にガバッときたのでビックリしただけなのか……。とはいえ、次回には答えが出るはずです。長かったケニーをめぐる恋愛、今度こそフィナーレでしょう。

 もはやケニーと莉咲子のためのテラハになっていますが、焼き肉店でケニーへの想いを莉咲子が語っている最中、翔平がボソッと「ミノが焼けました」と言ったのが、今回の個人的なハイライトでした。翔平、序盤に「兼任を認めないようなやつはみんな死ぬからよくない?」発言で完全に嫌いになりましたが、見れば見るほど(特にYouTubeで公開されている未公開シーンがおすすめ)好きになってしまいます。

 ちなみに、スタジオにはNBAの八村塁選手がスペシャルゲストとして登場。ほかのオファーを全部断って『テラハ』の収録に来たというだけあって、かなりのテラハ通のようですが、めちゃくちゃ声がいいんですよね。低くて落ち着く。ラジオやってくれたら寝る前に絶対に聴きます!

 14話目、アルバイトの流佳は「マーベル(俳優?)になりたい 」という夢に向かって全然動いていないことを、女優・春花に理詰めされます。先週は、想いを寄せるイラストレーター・香織にも問い詰められていました。序盤ではあんなに「かわいいかわいい」と言われていたのに……。最近、誰も流佳の味方しないな、かわいそうだなって思ってたんですけど、春花との会話を聞いてたらようやく理解できました。こんなやつと一緒に住んでたら、そりゃあイラつきますね。

「絵を描きたい」と、香織と一緒に「絵 具」(紙やペン)を買いに行ったのに、その後、進展なし。「俳優になってマーベルに出たい」と言えば、みんなアドバイスするも、まったく動こうとしない。ずっと寝てるし、何か言われるとすぐに反論するし。「マーベルに出たかったら英語の勉強しないとダメだよ」と言われれば、「Pleaseっていう英語『待て』っていう意味でしょ?」とか言っています。一緒に住んでいる人たちからしたら、これはかわいいの範疇なんかとっくに超えてるんでしょうね。

 そして、ケニーと莉咲子です。ケニーの卒業パーティーの後、莉咲子はケニーと一緒にテラハを出ることを伝えます。でも、これは付き合うのではなく、「もっとケニーのこと知るために出て行く」という選択です。振ってもいないけど、付き合って出て行くわけでもない。「0か100でしか物事を決めれない」と言っていた莉咲子が、40~60くらいの気持ちで出て行くのです。ちょっとふわっとした結論でした。でも、もういいんです。どっちでも。十分楽しませてもらったし、これ以上引っ張るよりよかったと思います。

 さて、ここからはおまけみたいなもんですが、13話で食事デートに出かけた、女優・春花と童貞ウクレレ奏者・悠介(テラハ・ハワイ編に出演)。悠介はテラハメンバーではありませんが、ちょいちょいモブキャラとして登場します。初めて会ったときから春花に好意を抱いているようで、それに感づいた春花は悠介をもてあそびます。「動物みたいな人が好き」「(悠介は)トドっぽいよね」「一緒にいて楽な人がいい」などなど。でも、絶対に男性としては見ていません。悠介は間違いなく、あっさり振られるだろうなと思っていたら、やはり14話で「人間としては好きだけど、異性としては見ていない」と振られました。思っていたよりも早い展開でしたね。

 ケニーと莉咲子が去り、おまけのようにウクレレの恋も終わりました。ようやく待ちに待った新メンバー。ちょこっと映ってましたけど、ギャルとイタリア人の漫画家でしたね。どんな展開になるのか楽しみです。

 

ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

【テラスハウスレビュー】ケニー、莉咲子に仕掛けた「テラハ史上最もダサいキス」を考察

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、8月後半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

流佳、マーベル俳優への近道を発見(テラスハウス第13話)

 “マーベル俳優になりたいかもしれない”という夢を語っていたアルバイトの流佳。イラストレーターの香織から、「(夢に近付くために)バイト変えるの?」と聞かれると、下北沢にマーベルファンが集うバーを見つけたと報告し、「明日行ってみる(キリッ)」と得意げに話した。

 引き気味の香織が、「将来やりたいかもしれないところと近いバイトだといいよね。自分の今後のためになりそうなことに就けるといいよね」とやんわり諭すが、流佳は「でもそこはアメコミのバーだから。普通のバーだったら俺、行かないもん。アベンジャーズの看板があるバーだから」と珍しく反論する。どうやら、本気で「マーベルファンの集うバーに出入りすることが、マーベル俳優への第一歩だ。そんなバーを見つけた俺、よくやった」と思っているようだった。

 別に「夢がないこと」や「大きすぎる夢を見ること」がダメとは思わないけれど、流佳の場合は発想がハタチにしても幼なすぎて(尊敬する人は「仲直りさせたから」という理由で坂本龍馬、あこがれの人はヒカキン等)、心配になる。まずはバーでも何でもいいから、社会勉強をしてほしい。

ケニー、車がまさかのスクールバス(テラスハウス第13話)

 フィットネストレーナーの莉咲子に告白したバンド「SPiCYSOL」のボーカル・ケニー。しかし、莉咲子からは「とっても好きだなとは思うけど、たくさんたくさん知らないと私は付き合うっていう確信に至らない。だからまだわからない」と保留にされてしまう(莉咲子からもめちゃくちゃ好き好きアピールをしていたのに!?)。

 後日、2人はドライブデートに出かけるが、その際にケニーが乗ってきたマイカーは、「SCHOOL BUS」という看板がついたレトロでバカでかいキャンピングカーだった。「かっこいいだろ、これに乗ってる俺!」が出すぎていて、恥ずかしい。助手席がない作りで、莉咲子は運転席と離れた後部座席に座らせられ、声を張ってケニーと会話していた。とても疲れそうである。

 連れていかれた先も、台風が通過したかどうかというタイミングにもかかわらず海。車中でケニーはなぜか「海、入れます!」と断言していたものの、案の定、海は大荒れで眺めるだけだった。

 ケニーは、荒れた海を前に、まもなくテラハを卒業する意思を莉咲子に告げ、さらに「莉咲子の人生にとって、俺が必要な男かどうか考えてみて」と再告白した。「今決めろって言われたら、そこまでの気持ちではない」と、また振られるが、まだあきらめない。

 ケニーは、テラハメンバーを招待した「SPiCYSOL」のワンマンライブの最後に、「この人(莉咲子)にピッタリな曲になってました。その人にエールを、次の曲で送ってもいいかな」と話し、莉咲子を思って書いたという新曲「After Tonight」を披露してみせた。莉咲子は涙ぐんで、腕組みしながら聞きいっていたが……。

 ……いやいやいや、ライブに来てくれたほかのお客さんの気持ちを考えてみてくださいよ。ワンマンに来るくらい応援してくれているファンの前で、1人の女のため作った曲を自分に酔って歌うという茶番。これで曲が良ければまだ「彼女が創作意欲をかき立ててくれてるのね!」と少し許せるけれど、歌詞もメロディーも、特に印象に残らない薄っぺらさ。これでファンを辞めた人、何人いるだろうか。以前、「悩んだらファンのために頑張る」とドヤ顔で語っていたケニー。ファンのことを考えたら、一番やっちゃいけないことをやったのでは。

 ステージ上での動作や、その前に歌っていたケニー作詞曲「Sex On Fire」の歌詞も、恥ずかしくてまともに画面を見られなかった。いや、ベタベタなバラードで声張って「Sex On Fire」って……。

ケニー、キスがダサい(テラスハウス第13話)

 ケニーの自己陶酔バラードでヒロインモードに入ってしまった莉咲子は、泣きながら「すごい好きだったよ、好きだよ、好きだった、わかんないわかんないわかんない、行かないでとか言っていいなら、すごい言ってる。行かないで」と迷ゼリフを披露。これで「行ける!」と思ったらしいケニー、またしても莉咲子を呼び出し、「俺がテラハを出るまでにもう一度考え直して」と告げる。まだ引っ張る気である。往生際の悪さもダサい。

 さらにケニーはその後、莉咲子を待ち構えてキスを迫る。拒絶しているところを捕らえ、むりやりしようとするが逃げられて空振りし、頬のあたりにかろうじて唇を寄せていた。なんというダサさ! テラハ史上最もダサいキスに認定したい。

『テラハ』32歳ミュージシャンの”中身のなさ”が露呈……コレジャナイ感がハンパない!

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第11話と第12話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#11 ケニーの薄さが露呈するだけの回

 僕たちのテラハ、11話目です。

 テラハに入居してから一度も面白いこと言ってないのに、なぜかモテるミュージシャン・ケニー。女子の話には「そうだよね」って相打ち打ってるだけなのに、なぜかモテ続けるケニー。第1話で「オープンな恋愛をしたい」と言っておきながら、バンドの売名目的なんじゃないか疑惑が発生しているケニー……。そんな男をめぐり、女優・春花とフィットレストレーナー・莉咲子のバトルが勃発してどれくらい時間がたったでしょうか? そろそろケニーが何かしらの結論を出さないといけない雰囲気なのに、当人は相変わらず、のらりくらりしています。

 男子部屋では、自称・マルチ俳優(厳密にはフリーター)翔平に「この前、屋上で莉咲子といい雰囲気だったんだけど、わかんなくなっちゃった」と言いだす始末です。全視聴者が「なんでやねん!」とツッコミ入れたと思います。2人の体は密着してたし、雰囲気もめちゃくちゃ良かったのに。

 たぶん、かっこ悪い姿を見せるわけにはいかないんですよね、ケニーは。メンバーで唯一30代だし、「雰囲気イケメン」としてこれまでも、そしてこれからも生きていくわけですから。この前まで未成年だった莉咲子に、万が一でもキスを阻まれたらいけないんですよね。プライドがあるわけです。……翔平よりも浅い。

 そんなケニーの浅さを証明するシーンが、イラストレーター・香織との会話です。食卓で「最近、自分の実力以上の仕事が来ている気がする。調子乗っている自分がいる」と自らの立ち位置に悩み、涙を流してしまう香織。

 そんな香織に対して、ケニーは「そんな悩むこともでもないと思うよ」と発言。ペラッペラでびっくりします。

 香織の悩みは深いんです。理想と現実の間のギャップに苦しんで、不安に襲われ、このままでいいのか、これからどうするのか苦悩し、その想いを吐き出したんですよ。いつも大人の立ち振る舞いをしている香織が、です。それに対して、まるで「俺はわかっているよ」とでも言うような発言でやりくりしてくると、こうなるようです。

 そんなんだから、翌日も香織に「昨日の件、どうなったの? 解決したの? 話そうよ」と自分から切り出しながら「大丈夫だよ、マジで。ファンのこと考えよう」しか言えないんですよ。さらに、香織からは「(ファンのためにやればいいとは)私はそうは思わない」って一蹴されるんですよ。その時のケニーの「あれ?」の顔、僕は絶対に忘れないと思います。

 そして、翔平です。やっと俳優として活躍するシーンを見ることができました。しかも、全裸の濡れ場! 本編には特になんの影響もないんですけどね……。

 そんな中、最年少20歳の流佳がちょっと心配です。序盤はみんなから「かわいい」と言われていましたが、最近は何かと理詰めに遭っています。「マーベル」に出たいとか、料理ができないとか、やりたいことが見つからないっていうのもあるんでしょうけど、誰も流佳の味方がいないことが心配です。ちょっと関わるにはいいけど、深く関われば関わるほどイラつくことが多いタイプなのかもしれないですね。

 しかしテラハ、観ている側ですら序盤で好きだった人が嫌いになったり、その逆もあったりするわけです。僕もケニー推しで流佳が嫌いだったのに、今は逆転しています。観ている側がこんなに好みが変化するんですから、出演者の恋心がどんどん変わっていくのも納得ですよね。

 第12話の序盤20分、どうでもいい話が続きます。題して「春花が莉咲子のインスタをフォロー外した問題」。マジでどうでもいい。ブロックしたとか、していないとか、そんな話です。みなさんも一回お試しいただきたいんですが、インスタは意図的にやらないと、特定の相手をブロックできないんですよ。ミュートとブロックは確信犯で間違いない。

 そんなことよりもケニーです。ようやく意思表示しました。お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません。翔平に「莉咲子のこと好きだから今週末告白しようと思っている」と明かすのです。カウントダウンが始まりました。

 ようやく結ばれて卒業。視聴者が待ちわびている新メンバーまでもう少し! と思いきや、ちょっと雲行きが怪しいのです。莉咲子がちょいちょい微妙な空気を出すのです。告白されても断りますよ、的な空気です。ちょっとチンタラしすぎたのかもしれないですね、ケニー。

 莉咲子がもらった黄色いスイカをみんながいないときに2人だけで食べたことも、いい年してやたら「チル」って言うことも全部許すので、早く結論が出ることを望みます。フラれても、結ばれてもどっちでもいい。これ以上はもう待てない。

 最後の最後、ケニーが莉咲子に「シンプルに言うと、今はかなり好き」という言葉を伝えます。うれしそうな莉咲子。でも、莉咲子の反応が全力で喜んでいない気もします。「うれしいけど、うまく反応できない」とか言ってるし。次週、どんな結論が出るのか、まさか曖昧なまま今のメンバーでまたしばらく恋愛します、というパターンはないと思うのですが、期待して待ちたいと思います。

 テラハ、本編も面白いのですが、YouTubeで公開されている未公開シーンをご覧になっていない方はぜひ観てください。翔平の差し歯がぶっとぶシーンは必見ですが、今回はなぜ差し歯なのか、その秘密が明かされます。そして、香織が翔平のことを「ちょっといいかも」って言っている理由がわかる気がするんです。翔平、めちゃくちゃ面白いんですよ。これまでこの連載で翔平のこと悪く書いてきましたが、ちょっと好きになっちゃいますもん。

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【テラスハウスレビュー】最年少・流佳、「かわいい~」では済まされなくなってきたおバカ言動

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、8月の前半配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

流佳、夢はマーベル俳優(テラスハウス第11~12話)

 以前、将来の目標を「ヒーローになりたい、マーベルが好き」と言っていたアルバイトの流佳。第11話では、イラストレーターの香織にあらためて将来について聞かれると、「今はいろんな考えが頭の中ごちゃごちゃしてる。何からどうやればいいかわかんなくなって。最初の動きが。今思ってんのは、スタントマンじゃないんすよ」と言い出す。「ヒーローになりたい」は冗談や何かの例えでなく、本気で「マーベル映画に俳優として出る」ことを指しているという衝撃の事実が明らかになった。

 その場にいた香織以外のメンバーも、これには「ロバート・ダウニー・Jrってこと?」「俳優さん!?」と驚く。流佳は「そうそう。かっこいい人にはなりたいなって、すごいあこがれを持ってる」と平然と話したが、「俳優さんとしてマーベルを見てるの?」「英語は?」「演技の勉強は?」「どんなふうにかなえようとしてる?」と詰められると、口をつぐんでしまった。

 また12話では、女優の春花に尊敬する人物を聞かれ、マーベルヒーローを挙げるのかと思いきや「坂本龍馬とか」。理由を問われると、「えーと、自分がぁ、危ないとわかってんのにぃ、自分の足でぇ、いろんなとこまわってぇ、仲直りさせた」と幼稚園児のような回答を披露した。

 最年少20歳といえども、さすがに「かわいい~」では済まされないレベルであることがわかってきた。マーベルにも坂本龍馬にも罪はないのに、ただただ流佳の幼さ(おバカさ)を強調するアイテムになってしまい、気の毒である。

 マルチクリエーターを目指す俳優の翔平は、ピンク映画『バージン協奏曲』の撮影へ。ソープランドのようなセットで、全裸の翔平が、パンティー1枚の女優さんと絡み合うシーンの撮影風景が放送された。その時間なんと70秒間! さすがNetflix! 

 結構、濃厚なシーンだったが、スタジオの山ちゃん(南海キャンディーズ・山里亮太)は「やっぱり聖南とノアの方がうまいな~」との感想。確かに、軽井沢編でモデルのノア&聖南が繰り広げた伝説の“騎乗位キスからのラブホ行き”の方が断然リアルで、生々しいエロさがあった。

 しかし翔平のこのシーン、地上波での放送ではカットされるかもしれないので、要チェックです(翔平の濡れ場に興味のある方には)。

流佳、戦慄の手料理(テラスハウス第11話)

 将来の目標の甘さや普段の生活態度について、春花とバンド「SPiCYSOL」のボーカル・ケニーにお説教をされた流佳。おバカだけれど根が素直な流佳は、自立の第一歩として「俺、これから料理してみる、いっぱい!」と心を決めた。

 「カルボナーラ風パスタにする予定です」とキッチンに立ったが、パスタを茹でているお湯の中に溶き卵を入れるという謎の暴挙。さらにその鍋の上で、ブロッコリーをキッチンバサミでチョキチョキして直接インした。味付けをした様子もない。見守っていた春花に「味がしない。味がしないって、失敗なんですかね?」と不思議そうに言っていたが、結局おかわりまでして完食していた。

 お説教にも腐らず第一歩を踏み出した流佳、えらいぞ! と思いつつ、「なぜレシピ検索をしなかったのだろう」「カルボナーラに卵が入ることだけは知っていたのはなぜだろう」と流佳への謎は深まった。

 ケニーは、香織に「ネット掲示板で見たんだけど」と、“春花がフィットネストレーナーの莉咲子のインスタをブロックした疑惑”を相談。「春花がふっかけてるようにしか見えない」「春花が怖い」と、ネット掲示板の情報にかなり影響を受けているようだった。

 結局、香織に促される形になった春花が、莉咲子に「フォローを外そうと思ったら間違ってブロックしちゃった」と、説明して表面上は解決したのだが、この一件で露呈したのは春花の怖さでも何でもなく、「ケニーはネット掲示板を細かくチェックしている」「しかも、かなり影響を受けている」という、アーティストとしては何となくダサい事実だった。

ケニー、謎の選曲(テラスハウス第12話)

 莉咲子に煮え切らない態度を取っていたケニーだが、翔平には「莉咲子が好き」と明かし、次のデートでは、夕日が見える逗子の海でサップをして告白しようと計画していた(治りかけではあるものの、骨盤を骨折している莉咲子をサップに連れ出そうとする神経は、よくわからない)。

 結局、サップは台風予報のため断念したのだが、別の日の昼間、テラハのプールサイドで2人きりになり、かなりいい雰囲気になったケニーと莉咲子。ケニーは、「じゃあ夕日をプレゼントしてあげられなかったかわりに、歌をプレゼントしてあげよっか、今の気持ち」とギターを持ち出してきた。

 この流れで行くなら、わかりやすいラブソングか!? と期待したものの、ケニーが弾き語りしたのは七尾旅人の「サーカスナイト」だった。素敵な曲です。でも、なぜ今、このような変化球を? ここは以前ライブで歌っていたベタベタな自作ラブソング「Coral」でもよかったのでは……。

 その夜、ケニーはあらためて莉咲子に「前は莉咲子のこと気になるって言ってたけど、今はかなり好き」と告白。莉咲子は「とってもうれしい。けど、あんまりうまく反応できない」と微妙な表情になったところで、第12話は終了。ケニーは今ごろ、ネット掲示板で自分の告白に対する評価を熱心にチェックしていることだろう。

テラハ史上最も激しい戦いが勃発! 煮え切らないバンドマンの売名疑惑が濃厚に!?

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第9話と第10話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#9 莉咲子と春花、テラハ史上に残るキャットファイト

 僕たちの『テラハ』、第9話目。女優・春花とフィットレストレーナー・莉咲子の、ミュージシャン・ケニーをめぐる戦い。お待ちかね、第2ラウンド開幕です。

 前回、ケニーのいる前で好意を寄せていることを莉咲子にバラされた春花がケニーのいる男子部屋に逃げ込んだところで終わったので、今週が楽しみでしょうがありませんでした。

 春花は泣きながらケニーに自分の好意をグイグイ押し当てるのですが(ほぼ告白でしたね、あれ)、肝心のケニーはちょっとめんどくさそう。「へー、そうなんだ、うん、それは、そうだね」と「モテてる俺感、罪な俺感、余裕しゃくしゃくの俺感」をグイグイ出しながらカッコつけて話を聞き、しまいには「恋愛対象としては見ていない」とバッサリ。事実上、春花の失恋です。ケニー、カッコつけるときひげを触るクセ、直したほうがいい。

 そしてここから、女子部屋で第2ラウンドが始まります。まさに一歩も引かない自我と自我、正義と正義の殴り合いです。怖いもの知らずの最年少21歳・莉咲子(パルクール【走る・跳ぶ・登るといった移動に重点を置く動作を通じて、心身を鍛えるスポーツ】選手)と、選ばれ続けてきた女・春花(趣味・コルベットでドラッグレース)がノーガードで殴り合うわけですから。大仁田厚ばりのデスマッチなんです。カメラが回ってなかったら、血が流れていたと思います。いっそ、BGMもマキシマム ザ ホルモンとか『マッドマックス~怒りのデス・ロード~』のBGMにしてほしかった。

 VTRを見ていたスタジオのメンバーも口をそろえて言っていたのですが、間違いなく「テラハ史上最も激しい戦い」になりました。

 特に莉咲子が放った「被害者ヅラが半端なくてだりぃ」はすごかったです。こんなこと言われたら、男だって泣いちゃう。

 このシーンの言い争いがあまりにも激しくて、いつもは悪く書いているモブキャラ・翔平を欲している自分がいました。何も知らない平和な顔して「ただいま~。あれ? なんかあった? 魯肉飯でも作ろうか?」って帰ってきてほしかった。それくらいの激闘でした。

 フィットネストレーナーという職業柄、カメラの前では喫煙者であることを隠していた莉咲子でしたが、口論の末、春花にそれをバラされると、「もういい」と言い放ち、荷物をまとめて夜の街に飛び出します。時間は深夜0時。その前に、ケニーにケンカの顛末をチクリに行くことも忘れません。このへんが21歳のおぼこさが出るところですが、あそこまでヒートアップしたら冷静さも欠くでしょう。

 その後、帰宅したフリーター・流佳は一連の騒動を知り、ケニーに「莉咲子出ていったんですか? ケニーさんついていってくださいよ」みたいなこと言うんですけど、「ケニーさん、あんた男じゃねぇよっ!!」くらいののしってほしかった。

 翌朝、朝帰りした翔平に、前夜の事件を説明する香織とケニー。

 しかし、翔平は「そんなに悩むほどの話じゃないよね~。今日も平和だな、日本は。そんなことでグダグタ悩んでんじゃねえよ」と、ここでも空気を読めない発言が飛び出します。さすが、期待を裏切らない男。だんだん好きになってきました。そして、この発言に「今のは場を和ませようとして言ってるんだよね? 危ない。殴っちゃうところだった」と、笑いながら香織がポツリ。彼女の立ち振る舞いはビッグプレーでした。イラついても決して取り乱さず、冷静に自分の怒りだけは伝えて、場を収める。絶対に「被害者ヅラが半端なくてだりぃ」とは言わない。香織のスキル、底が知れません。一気に香織のファンが増えたでしょう。

 しかし、ここ最近のケニー、スタジオの山ちゃん(山里亮太さん)の言う通り、売名目的のテラハ参加の可能性が高くなってきました。確か入居した時「オープンな恋愛をしにきた」とか言ってたんですよね? そんで僕も、唯一30代のケニーを応援しようってなったんです。そろそろ何かしらのアクションを起こしてくれないと、嫌いになりそうです。

 マルチ俳優・翔平(ところで翔平の肩書、俳優はさすがにアウトな気がしません? テラハ出演中、バイトして魯肉飯作って、酒飲んでるだけなのに)と春花が、ケニーとハワイ編に出ていたウクレレ青年・カイくん(鮎澤くん)が出演するライブを見に行くシーンからスタートする第10話。

 自分を振った男のライブは見られないと、春花はカイくんのライブだけ見て帰るのですが、翔平が一人で「ヒューッ!!」とか言ってケニーのライブを盛り上げていました。翔平、大丈夫? なんか体によくないものやってない?

 ここで場面はその日の夜にオンエアではケニーのライブ映像がほぼなかったので、ケニーが怒ってないか心配です)。ライブから帰宅したケニーが春花を呼び出し、先日の自身の発言を弁明した上で、「答えを出したと思ってほしくない」とキープ宣言します。うまいこと言ったつもりかもしれませんが、全視聴者が「ケニー、それはただのキープや」ってツッコミ入れたと思います。ケニー、いよいよ雲行きが怪しくなってきました。

 翌日はケニーの誕生日会です。豪勢な料理が並びます。チキンの丸焼きなんかも並んでて、(すごいの作ったな)と思っていたら「これは六本木のチキン」って。なんなん? そのパワーワード。

 せっかく久しぶりに全員集まってケニーの誕生日をお祝いしているのに、莉咲子はケニーをバルコニーに連れ出すし、その間に春花は香織にケニーのグチを言うし、もうめちゃくちゃです。誰も付き合ってないのにこんなにぐちゃっぐちゃになるって、すごいです。別にいいと思うんですよ、メンバーの誕生日くらい休戦しても。僕、37歳なんですけど、みんながぶつかり合っているの見て(若さってすごいな、見習わないとな)と反省すらしました。

 しかし、ケニー、こんなに愚行を繰り返して、さらにテラハ来てから1回も面白いこと言ってないのにここまでモテるって、顔がいいバンドマンってつくづくすごいなと思います。でも、そろそろ何かしら動いてくれないと。香織と流佳がデートに行ったりもしてましたけど脈ありそうには見えないし、翔平は無職のモブキャラだし、ケニーがなんとかしないと、いつまでたってもこのメンバーです。ケニー、僕らは君の決断を待っています。

 最後に。本編の裏で、ひとつの奇跡が生まれています。テラハがYouTubeで公開している未公開映像の10th WEEK(https://www.youtube.com/watch?v=4Vdb3QWPA04)。1分52秒から始まる奇跡。絶対に、絶対に、絶対に見てください。間違いなくこれもテラハ史上に残る奇跡の展開ですから。

 次回、楽しみにしましょう。

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【テラスハウスレビュー】ケニーは何がしたいのか? 莉咲子とのラブストーリーに募る疑惑

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、7月後半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

春花VS莉咲子、互いの喫煙をバラし合う(第9話)

 思いを寄せるバンド「SPiCYSOL」のボーカル、ケニーをめぐってバトルするフィットネストレーナーの莉咲子&女優の春花。前回、莉咲子が春花の片思いをケニーに知らせてしまう形になり、ついに二人きりの女子部屋で直接対決となった。

 莉咲子が「(春花の)被害者ヅラが半端なくてダルい」と言い放つと、春花も頭に血が上った様子。「私は莉咲子ちゃんの秘密だって守ってるじゃん、タバコ吸ってることとか。自分、フィットネスだから隠してるんでしょ?」と突然、今回の件とはまったく関係のない莉咲子の喫煙習慣を暴露した。

 莉咲子はすかさず、「タバコ吸ってんじゃん、自分も」と言い返し、春花の喫煙も明らかに。「私、別に隠してないもん!」と強がっていた春花だが、女優業はイメージ商売。喫煙のイメージが今後のキャスティングに響くかもしれないとは、考えないのだろうか(すでに売れている女優ならまだしも……)。どっちもどっちのケンカだが、その点では、顧客に与えるイメージを考慮して喫煙を隠していた莉咲子との差を感じてしまった。

 春花との口論に嫌気が差した莉咲子。午前2時にもかかわらず、「遊びに行ってくる」とケニーに告げ、渋谷のクラブ「エッグマン」に繰り出した。

 そのことをケニーから知らされたアルバイト・流佳は、「大丈夫なの? この時間に家出て。この時間から会える友達いるの? 電車ないよ」と莉咲子の身を本気で案じ、「ケニーさんついてってくださいよ、そういう時。ダメすぎるっしょ、一人は」とケニーに物申した。

 10歳以上年下の流佳に説教されたケニーは、「ここで俺がついて行ったら余計、春花と莉咲子がこじれるじゃん」と言い訳したものの、流佳は「この時間に女の子がクラブ行っていいの? ダメな時間でしょ、今が一番。俺、迎え行きますよ、一人だったらさすがに。ダメだと思う、俺は」とキッパリ言い切った。

 いつもクネクネニヤニヤしている流佳に、こんな男気があったなんて! と見直した一方で、午前2時のクラブってそんなに恐ろしい場所なのか……と都会の闇も感じたシーンだった。

流佳、デートでおごられる(第10話)

 流佳は、「香織さんっていう人間のこれからを見たい」という理由で惹かれている、8歳年上のイラストレーター・香織とデートにこぎ着けた。新宿の世界堂へ行ったのち、流佳は「お礼したいんでご飯行きません?」と食事に誘うことにも成功。テラハに住んでから「卵かけご飯デビュー」した香織のために、流佳は卵かけご飯がおいしい店をリサーチして連れていったのだが、お会計は香織が担当。

 流佳は「香織さん待って、俺が……」と止めるものの、「さすがにハタチの子に……大丈夫です」と、やんわり拒否されてしまう。「えー、ダメっすよ……お礼なのに」と弱々しい声を出し、頭を抱える流佳だが、最後まで自分の財布を取り出すことはなかった。おごられ慣れている女子がよくやるパターン。本当に払う気、あったのだろうか。流佳、今こそ男気を見せるところだったのでは!?

 莉咲子に「気になっている」とは伝えたものの、煮え切らない態度をとっているケニー。ある夜、莉咲子を誘って2人で雑貨店「ZARA HOME」に行くと、屋上を飾り付けるキャンドルや間接照明を購入。さらにハンモック型ソファを設置したり、白い布でスクリーンを作ったりと、屋上をホームシアターに改造した。

 そこで隣り合って映画鑑賞するケニーと莉咲子。かなりムーディーな空間で、2人の体も密着しているが、肝心なことは何も言い出さないケニー。業を煮やした莉咲子が、言葉を引き出そうとあれこれ水を向けるが、ケニーは「うーん、そういうことね」「だよな」「そうだね」などの気のない相槌でかわすのみだった。

 ケニーは、絵になる空間を自ら演出し、そこに自分と女子を置いて、「自分が主人公のいい感じの映像」、つまり「自分のプロモーション映像」を撮らせたかったのではないか。確かに画はロマンチックだったけれど、莉咲子に対して何をしたいのかわからないケニーの態度は、逆プロモーションだったのでは……。

翔平、『バージン放浪記』出演へ(第10話)

 このところ、特に仕事をしていないように見えていたマルチクリエーターを目指す俳優の翔平。久々に俳優業が決まったらしく、春花に「今日ね、ピンク映画が決まって」と報告した。

 「ちょっとエッチな映画。おっぱい丸出しだし。ガッツリ絡みよ」と言って、見せた台本には『バージン放浪記』なるタイトルが。中身には、ここには書けない単語や行為が並んでいた。

 テラハ初日にスタジオメンバーから「AV男優っぽい」と言われていた翔平。このピンク映画がハマれば、ついに、打ち込めるジャンルを一つに絞ることができるのかもしれない。行く末がどうなるか未知すぎるが、ちょっと楽しみでもある。

【テラスハウスレビュー】春花VS莉咲子勃発――「姫気質」女と「自称サバサバ」女は水と油!?

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、7月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

香織、人知れずストレスが蓄積(第7話)

 女優の春花とフィットネストレーナーの莉咲子は二人とも、バンド「SPiCYSOL」のボーカル、ケニーのことが気になっている。女子最年長の28歳でイラストレーターの香織は、二人のお姉さん的存在となり、それぞれから相談を受けていた。

 いつも穏やかな笑顔を浮かべ、的確かつ当たり障りのない相槌を打つ香織だったが、この板挟み状態に、実は結構ストレスが溜まっていたらしい。

 俳優の翔平と二人になったタイミングで、「やりづらい、生活が」と本心を吐露し、「(二人の言い分を)スポンジのようにずっと吸収してるだけ。で、だんだん『こいつ、聞くだけでつまんねぇな』って思われて、捨てられていくのを待ってる」と、疲れた笑顔で話した。その本心を二人の前では微塵も出さない香織、実は最も恐ろしい女性かもしれない。

春花、自分主演・脚本・演出で説教(第7話)

 リビングでのくつろぎ中、酔った勢いで「明日のライブ、やる気ない」とこぼしたケニー。その一言を、春花は聞き逃さなかった。後日、二人で食事に行くと、春花は「本当、注意したかったの。酔ってたから覚えてないかもしれないけど」と、お説教を始めた。ケニーの顔を人差し指で指しながら説教する姿は、結構恐い。

 ケニーは素直に謝った後で、「超正直に言うよ。今のバンドに満足してない。ライブしてても面白くない」と告白。すると春花、待ってましたとばかりに「わかる、すごいわかる!」と共感。「でもさ、ケニーくんがもっと有名になって、もっと多くのファンができたときに、自分のやりたい音楽をやっても受け入れてもらえるじゃん。って思ったら今は頑張れない?」と、現状は何の解決にもならない薄っぺらなキレイ事で励ます。一旦、この話題が終わった後も、「話は戻るけど、私、スルーしなくてすごい良かった!」と満足気だった。

 どうやら春花の中では、「ケニーの仕事観を注意する→本音を聞いて共感を示す→励ます→二人の絆が深まる」という“ヒロイン=自分”の台本だったようで、それをやや強引にではあるがやり遂げることができ、自己満足した様子だった。自作の台本にばかり集中し、ケニーの本心を見ていなかったようにも見えるのだが……。

 家族で北海道観光に行くため、テラスハウスを数日留守にしたアルバイトの流佳。以前は春花が気になると言っていたのだが、その旅行中に何らかの心境の変化があったらしく、翔平を呼び出し、「香織さんは、二人(春花と莉咲子)とは別なんすよ」と香織が気になると急に言い出した。

 「結構、めちゃめちゃリスペクトしてるんすよ俺、仕事面で。めちゃめちゃかっこいいって思って。なんか、こういう人の人生見てみたいなとか考えちゃって。香織さんっていう人間の、これからを見たい」と、神妙に目を閉じ、頷きながら話す流佳。一体、何目線だろうか。プロデューサー目線? いや、ただのファン目線にも思える。

 さらに「自分も絵を描きたい」まで言い出し、それをダシに香織を誘うことに。女子部屋までの階段を這いつくばって上り、部屋の前でぶつぶつと誘い文句の練習をし、躊躇してからノックし、体をくねらせつつ「オ、オレ、絵、描きたくって、でもエグ、エグ(絵具?)じゃない、何だったっけ。絵の道具、ソレを、一緒に買いに行きたいから、行ってほしい、いいですか?」。 

 この一連の行動に、YOUとトリンドル玲奈を中心にスタジオメンバーは「かわいー!」と大盛り上がりだったが、流佳のルックス抜きで行動だけ見ると「キモい」以外の何ものでもない。下心込みの「ちょっと絵描いてみたい」くらいの軽い気持ちで、プロのイラストレーターに「エグ」とやらを見繕ってもらうというのも、本当に香織の仕事をリスペクトしているのならできないような図々しい行動にも感じる。 

 しかし、「行きましょう。私も買いたいものがあるから、ちょうどよかった」と笑顔で応じる香織。やはり大人である。

姫体質VS自称サバサバ、ついに激突(第8話)

 春花は同年代の友人が少なく、普段は春花いわく「友達」のオジサンたちに囲まれてちやほやされる“サークルの姫寄り”のタイプ。一方の莉咲子は、「女だから女と一緒にいなきゃいけないわけじゃないと思う」と話す自称サバサバ女子で、テラハ内でも女子より男子と過ごす時間が長い“ナチュラルな紅一点”タイプ。もともと互いの存在が気に食わないようで、好きな人が被ったことで余計に対立が激化してきた。

 夜、リビングで3人になったケニー、春花、莉咲子。春花が突然「ケニーくんは一番緊張する~」と思わせぶりな発言をすると、莉咲子はそのカマトトっぷりが気に食わなかったらしく、「それは男として見ているからじゃないの? だって好きな人とは緊張するよ、莉咲子は」とズバリ指摘する。

 笑って流せばいいものを、硬直して戸惑う春花。気まずくなったケニーがトイレに逃げてしまうと、春花は「気になってるの知ってるでしょ? だから緊張するんだけど、言ってほしくなかった」とキレる。「言ってほしくなかった? ごめんなさい、わかんねー、人の気持ちって(笑)」と開き直る莉咲子――。

 ここで春花は、莉咲子とやり合うのではなく、なぜか「ケニーくんと話してきていい?」と言い出し、莉咲子をキッと一睨みしてからケニーのいる男子部屋へ。二人きりになると、ここぞとばかりに涙をこぼして見せた。さすが女優!

 デリカシー皆無の自称サバサバ・莉咲子と、普段オジサンにばかりちやほやされているが故に同年代のノリに疎く、自分の幼さや重さに気付けていない春花。どっちもどっちなバトルだが、この二人に挟まれる香織が最も気の毒である。次回、ケニーの反応にも注目したい。