ジャニーズWEST・小瀧望がブレーク加速! 今年公開・主演映画の前売り券が、売り切れ続出

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 今回は、ジャニーズWEST・小瀧望(こたきのぞむ)を取り上げる。ちょうど1年前の去年12月にも本稿(http://www.cyzo.com/2016/12/post_30609.html)で彼を紹介したが、その人気が本格化しそうなのだ。

 まずは今年3月公開、女優・黒島結菜とのW主演映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』。小瀧は、黒島演じる不器用な女子高生・住友糸真(すみとも・しま)に上から目線で接するモテ男子・舘林弦(たてばやし・げん)を演じる。

 こうしたドS男子の映画は、一時期、とにかく多かった。『オオカミ少女と黒王子』の山崎賢人、『黒崎くんの言いなりになんてならない』のSexy Zone・中島健人、『クローバー』の関ジャニ∞・大倉忠義……。最近はそのブームもひと段落している中、女性を振り回す主人公が活躍する恋愛映画がポッと出てくると、少し新鮮に思える。

 いずれにしても小瀧は、こうした、イケメン俳優の登竜門的作品でもあった「俺様系」映画の主役に選ばれるまでになったのだ。

 現在、映画館はもちろん、テレビでも『プリンシパル』の予告CMが流れ始めている。映画館ではスクリーンで小瀧のドアップが観られるとあって、ファンの間では話題騒然。またテレビでは、いつどの時間にCMが流れるのかチェックする者も現れている。その人気の証拠に、各地の映画館に割り当てられた同映画の前売り券、もしくは特典付き前売り券が相次いで売り切れるという事態が起きている。

「小瀧」人気が爆発しそうなのは、映画だけにとどまらない。来年1月クールからスタートする山田涼介主演のドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)では、準主役として登場。山田演じる刑事・北沢秀作の後輩・尾関光希役に選ばれている。

 ちなみに、この『もみ消して冬』の脚本は金子茂樹。演出は中島悟。プロデュースは櫨山裕子、秋元孝之。そして制作協力はオフィスクレッシェンド。これらはいずれも、去年彼が連ドラ初出演を果たした『世界一難しい恋』(同)のスタッフと同じ顔ぶれなのである。今回の抜擢が、『世界一~』での好演が認められた結果であることは容易に想像できる。

 今年は、そのドラマ宣伝も始まるだろう。例えば『ヒルナンデス!』(同)。木曜レギュラーには中間淳太、桐山照史という同じジャニストがいる。小瀧はメンバー最年少の21歳。対して最年長の30歳・中間とは、実に9歳離れている。だが小瀧はそんな中間にも臆することなく懐に飛び込み、時にはイジる側に回ることも。特に、中間の分厚い特徴的な“唇イジり”は、ラジオなどではすでにお決まりとなっている。

「意外と赤ちゃんの頃は唇、分厚くないんですね」であるとか、時には中間に向かって「おい唇!」と呼ぶほど。そんなヤンチャさを見せても憎めないのが、彼の持ち味だろう。その理由として考えられるのが、小瀧が実生活で「弟」だということだ。

 彼には7歳年の離れた姉がいる。地元・大阪に住むお姉さんは、今まで彼が帰省すると「望~!」と言って抱きついてきていたのだが、次第に自分の目の届かないところへ行こうとする彼に対し「弟離れ」をしようとしているのだとか。そんな「弟」っぽさが、ジャニストの中でうまく作用し、また年上ファンの母性をもくすぐるのかもしれない。

 一昨年、京セラドーム大阪で初のドーム公演を成功させ、次なる開催地は東京ドームかと目されているほど勢いがあるジャニーズWEST。ただ悲願の『紅白歌合戦』初出場は今年も残念ながらかなわなかった。また、東京での冠番組も待たれている。

 しかし小瀧の人気が、そうした野望を実現させる起爆剤の1つになる可能性は高い。担当カラーはピンク、桜の色だ。ジャニーズWESTの人気を満開にすることができるかどうかは案外、彼にかかっているのかもしれない。
(文=都築雄一郎)

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モーリー・ロバートソンの大ブレークは「ショーンKのおかげ」!? “恩人”の復帰で初共演なるか

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

「ショーンK」が帰ってくる。

 自称ハーフ→実は熊本出身の生粋の日本人、「ショーン・マクアードル・川上」というハーフっぽい名前→自分が作った“芸名”で本名は川上伸一郎、ハーバード大学とパリ大学での学位取得→誰でも参加できるオープンキャンパスを受講しただけ……。それら見事なまでの自己プロデュース力でのし上がり、そして堕ちた彼が、来年1月1日放送の『世界見聞録~モンゴルで経済と豊かさを考える旅』(TOKYO MX)で、モンゴルの経済成長を探るという。

 2015年3月に「前代未聞のでたらめ」がバレた後、翌月からキャスターとして出演するはずだったニュース番組『ユアタイム』(フジテレビ系)を降板。そんな不運の船出となった『ユアタイム』は、結局1年で打ち切りの憂き目に遭う。だが1つだけ、ケガの功名というべきか、ある人物にスポットライトが当たることになる。男の名はモーリー・ロバートソン。父はアメリカ人医師、母は日本人ジャーナリストという両親の間に生まれたハーフ。そしてハーバード大を卒業した経歴の持ち主。いずれも本当だ。

 

■レギュラー5本、隔週・準レギュラー合わせると7本の超売れっ子

 

 それまでは“知る人ぞ知る”モーリーだったが、ショーンKの降板によって急きょ『ユアタイム』にレギュラー出演したことが最大の転機となった。しかも、サブからメインキャスターに昇格したモデルの市川紗椰が不甲斐ないあまり、彼の淀みないしゃべりが、より際立つことになる。

 今年9月、『ユアタイム』の打ち切りを待っていたかのように、翌10月からレギュラーが3本増え、現在週レギュラーはなんと5本。内訳は、『スッキリ』(日本テレビ系)、『所さん!大変ですよ』(NHK総合)、『けやき坂アベニュー』(Abema TV)、『The News Masters TOKYO 』(文化放送)、『Morley Robertson Show』(block.fm)というラインナップだ。

 さらにこの秋から隔週レギュラーで『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)、準レギュラーで『みんなのニュース 報道ランナー』(関西テレビ)、『富山いかがDESHOW』(富山テレビ)にも出演。長かった潜伏期間を経て、今、54歳で遅咲きのブレークを果たしている。

 

■東大、ハーバード、スタンフォード……超名門7大学を同時合格の頭脳

 

 さらに彼は、その回転の速いトークと、一度見たら忘れられないイカツイ顔面で、バラエティの世界にも進出。『くりぃむクイズ ミラクル9』『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』(以上テレビ朝日系)、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『東大王』(TBS系)、『踊る!さんま御殿!!』『メレンゲの気持ち』(以上日本テレビ系)、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)と、怒涛の出演ラッシュが続いている。

 番組のジャンルを見ると、特にクイズ番組が目立つ。その理由は、ひとえに頭脳にある。彼は東京大学、ハーバード大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)、スタンフォード大学、UCバークレー、プリンストン大学、イェール大学と超名門7大学に同時合格しているのだ。

 クイズ番組の解答者としてこれ以上ないプロフィール。オファーが殺到するのも当然のことであろう。

 

■陰のデーブ、陽のモーリー

 

 今、ポジション的に彼の上にいるのは、デーブ・スペクターだろう。これまで長らく「外国人(厳密にいえばモーリーはハーフだが)タレントのコメンテーター枠」を独占してきたデーブを脅かす急先鋒に躍り出たのである。

 その人生も対照的だ。

 デーブの場合は、小学生時代に日本からやってきた転校生と親しくなったことで日本と日本語の魅力に取りつかれたという。彼はまた、授業が終わったあと、現地の日本人学校で授業を一人受けていたという。

 一方、モーリーの人生はかなり波乱に富んで、しかも跳んでいる。中学2年のときに親の仕事でアメリカに戻ると、女性のハートをつかむために面白く話すトークスキルを身につけ、再び日本へ。するとその才能が大爆発。広島の高校ではとにかくモテまくり、本人いわく「学校側から、風紀が乱れるから自主退学してくれ」と言われ、学校を追われることになったという。さらにせっかく入った東大を1学期で中退後、ハーバード大に入学。卒業後の3年間は、女性の家を転々としながら暮らしていた、いわばヒモだったという。

 今でさえデーブはアメリカンジョークとダジャレで明るい性格と思われているが、暗鬱な部分を隠し持っている印象がある。それに対し、モーリーは底抜けに明るい。学生時代は意外にも日米社会の差に懊悩していたというが、それを乗り越えた陽気さを持ち合わせている。

 ケント・ギルバート、ピーター・バラカン、ケビン・クローン、パックンマックンのパトリック・ハーラン、日本文学者のロバート・キャンベル……。これまで多くの“知識系”外国人タレントが日本で活躍してきたが、未だ「デーブ・スペクター“一強”」時代は切り崩せていないように思える。それをモーリーが終わらせることができるのか注目である。そして、“恩人”・ショーンKとの“初共演”の日も楽しみにしたいところだ。
(文=都築雄一郎)

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モーリー・ロバートソンの大ブレークは「ショーンKのおかげ」!? “恩人”の復帰で初共演なるか

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

「ショーンK」が帰ってくる。

 自称ハーフ→実は熊本出身の生粋の日本人、「ショーン・マクアードル・川上」というハーフっぽい名前→自分が作った“芸名”で本名は川上伸一郎、ハーバード大学とパリ大学での学位取得→誰でも参加できるオープンキャンパスを受講しただけ……。それら見事なまでの自己プロデュース力でのし上がり、そして堕ちた彼が、来年1月1日放送の『世界見聞録~モンゴルで経済と豊かさを考える旅』(TOKYO MX)で、モンゴルの経済成長を探るという。

 2015年3月に「前代未聞のでたらめ」がバレた後、翌月からキャスターとして出演するはずだったニュース番組『ユアタイム』(フジテレビ系)を降板。そんな不運の船出となった『ユアタイム』は、結局1年で打ち切りの憂き目に遭う。だが1つだけ、ケガの功名というべきか、ある人物にスポットライトが当たることになる。男の名はモーリー・ロバートソン。父はアメリカ人医師、母は日本人ジャーナリストという両親の間に生まれたハーフ。そしてハーバード大を卒業した経歴の持ち主。いずれも本当だ。

 

■レギュラー5本、隔週・準レギュラー合わせると7本の超売れっ子

 

 それまでは“知る人ぞ知る”モーリーだったが、ショーンKの降板によって急きょ『ユアタイム』にレギュラー出演したことが最大の転機となった。しかも、サブからメインキャスターに昇格したモデルの市川紗椰が不甲斐ないあまり、彼の淀みないしゃべりが、より際立つことになる。

 今年9月、『ユアタイム』の打ち切りを待っていたかのように、翌10月からレギュラーが3本増え、現在週レギュラーはなんと5本。内訳は、『スッキリ』(日本テレビ系)、『所さん!大変ですよ』(NHK総合)、『けやき坂アベニュー』(Abema TV)、『The News Masters TOKYO 』(文化放送)、『Morley Robertson Show』(block.fm)というラインナップだ。

 さらにこの秋から隔週レギュラーで『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)、準レギュラーで『みんなのニュース 報道ランナー』(関西テレビ)、『富山いかがDESHOW』(富山テレビ)にも出演。長かった潜伏期間を経て、今、54歳で遅咲きのブレークを果たしている。

 

■東大、ハーバード、スタンフォード……超名門7大学を同時合格の頭脳

 

 さらに彼は、その回転の速いトークと、一度見たら忘れられないイカツイ顔面で、バラエティの世界にも進出。『くりぃむクイズ ミラクル9』『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』(以上テレビ朝日系)、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『東大王』(TBS系)、『踊る!さんま御殿!!』『メレンゲの気持ち』(以上日本テレビ系)、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)と、怒涛の出演ラッシュが続いている。

 番組のジャンルを見ると、特にクイズ番組が目立つ。その理由は、ひとえに頭脳にある。彼は東京大学、ハーバード大学、MIT(マサチューセッツ工科大学)、スタンフォード大学、UCバークレー、プリンストン大学、イェール大学と超名門7大学に同時合格しているのだ。

 クイズ番組の解答者としてこれ以上ないプロフィール。オファーが殺到するのも当然のことであろう。

 

■陰のデーブ、陽のモーリー

 

 今、ポジション的に彼の上にいるのは、デーブ・スペクターだろう。これまで長らく「外国人(厳密にいえばモーリーはハーフだが)タレントのコメンテーター枠」を独占してきたデーブを脅かす急先鋒に躍り出たのである。

 その人生も対照的だ。

 デーブの場合は、小学生時代に日本からやってきた転校生と親しくなったことで日本と日本語の魅力に取りつかれたという。彼はまた、授業が終わったあと、現地の日本人学校で授業を一人受けていたという。

 一方、モーリーの人生はかなり波乱に富んで、しかも跳んでいる。中学2年のときに親の仕事でアメリカに戻ると、女性のハートをつかむために面白く話すトークスキルを身につけ、再び日本へ。するとその才能が大爆発。広島の高校ではとにかくモテまくり、本人いわく「学校側から、風紀が乱れるから自主退学してくれ」と言われ、学校を追われることになったという。さらにせっかく入った東大を1学期で中退後、ハーバード大に入学。卒業後の3年間は、女性の家を転々としながら暮らしていた、いわばヒモだったという。

 今でさえデーブはアメリカンジョークとダジャレで明るい性格と思われているが、暗鬱な部分を隠し持っている印象がある。それに対し、モーリーは底抜けに明るい。学生時代は意外にも日米社会の差に懊悩していたというが、それを乗り越えた陽気さを持ち合わせている。

 ケント・ギルバート、ピーター・バラカン、ケビン・クローン、パックンマックンのパトリック・ハーラン、日本文学者のロバート・キャンベル……。これまで多くの“知識系”外国人タレントが日本で活躍してきたが、未だ「デーブ・スペクター“一強”」時代は切り崩せていないように思える。それをモーリーが終わらせることができるのか注目である。そして、“恩人”・ショーンKとの“初共演”の日も楽しみにしたいところだ。
(文=都築雄一郎)

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『夜ふかし』『サンジャポ』『陸海空』……一度見たらクセになる“番組限定素人スター”の「人間力」

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 広く知られてこそ獲得できる「スター」という称号。だが最近は、特定の番組だけ出演し、他では見かけない“限定的”なスターも多い。とりわけ、番組が発掘した「素人」は「専属的」に扱われるという。そこで今回は、番組限定「素人スター」の「人間力」を追った。

 

■『夜ふかし』イチ押し!奇跡の「滑舌」女性

『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で人気なのが「フェフ姉さん」だ。「フェス」を「ふぇふ」、「イチジク」を「いつづく」、「白装束」を「しろそうどく」、「滑舌」という言葉すらも「かつぜふ」と聞こえてしまうほどの「聞き取りづらさ」が話題。だが、そんな欠点を卑下することなく明るく笑い飛ばす性格に勇気をもらう視聴者も多いはず。

 さらに最近、いつも隣にいる親友の多田(ただ)さんに高校中退の過去が発覚。そこで、高卒認定を受けたいという彼女の夢に寄り添うという名目で、さらに露出を増やしている。どちらも応援したくなる存在だ。

 

■ナスDに代わる?『陸海空』のニュースター

 10月からプライムタイムに昇格した『陸海空 地球征服するなんて』(テレビ朝日系)。番組の象徴的存在だった全身ナス色のディレクター通称「ナスD」が、11月11日のオンエアで日本に帰ってきてしまった。そんなスター不在の番組で期待されている素人が、小堺マサキさん(36歳)。200カ国以上を旅してきた経験を買われ、世界の謎を解明する「ミステリーアース」のコーディネーター兼出演者として抜擢されたのだが、これがとんでもない逸材だった。

 イギリスに行ったとき、「26歳の女性の霊と交信できた」などと平気でウソをつき、ロケ中にディレクターから叱られたり、2,000人の町民が忽然と姿を消した不可思議なゴーストタウンの朽ち果てた惨状を見て、なぜか実家のボロアパートを思い出し号泣。久しぶりに母親に国際電話をかけ、その声に再び泣き出すなどポンコツぶりを露呈。企画より彼の一挙手一投足に視聴者が熱狂していた。

 現在36歳。12年の彼女いない歴にピリオドを打つべく、新たにスタートした男女6人による恋愛紀行企画『ラブアース』に参加中。とことんクズだが憎めない、新たな番組の顔として期待されている。

 

■『サンジャポ』に8カ月連続出演!「語りの女王」

 日曜朝の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に4月から毎週出ずっぱりなのが、タレント・矢部みほ(旧・矢部美穂)の母・文子(ふみこ)さん。2人は東京・池尻大橋でバーを営んでいる。そんな文子ママの代名詞が「ナゾの語り」と「関係のない話」だ。

 番組スタッフがその時々のニュースについて文子ママにコメントを求めるのだが、毎回ほぼ脱線。松居一代と船越英一郎の離婚騒動に関し、なぜか元主人によるDVから逃れようと移り住んだ安アパートに現れた「お化け」に向かって唱えたという祈祷文を長々と聞かせたり。

 子パンダ「シャンシャン」誕生のトピックスから、1972年のパンダ初来日の出来事に触れ、さらにはなぜか同年公開の映画『ゲッタウェイ』のオリジナル(?)の惹句を講談調で語ったり。

 休む理由を張り紙に正直に書くラーメン店の話題に、「私もラーメンを店で出したい」と夢を語り、ラーメンの湯切りのマネをしながら、「わっしょい! わっしょい! どっこい! わっしょいしょい! うー、わっしょい! どっこい! それからどうした! ハァどうしたどうした、どっこい! シュッ、シュ、シュー」という理解不能な掛け声をかけるなど、実にユニークだ。

 

■「うんてい」に命をかけるおじさん

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の裏で放送されているのが、オリジナル競技No1を決める『珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー』(TBS系)。

 ここで最近キテいるのが、62歳の「うんていおじさん」。「自分には“うんてい”しかない」という言葉通り、生きがいは「うんてい」のみ。自宅外に練習用のバーを作り、365日トレーニング。また、何メートルうんていできたかを「うんてい日記」に記録。テレビ欄に「うんてい」の文字を探し続けて約20年、「100mうんていスピード対決」という言葉を見つけて即番組に応募したとか。「うんてい」への異様なまでの執着に、人生とは何かを考えさせられる。

 

■人気を「限定的」にすることで番組の寿命も長持ちさせる

 こうした「番組限定スター」をつくり、自分のところで「囲う」のは、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のイモトアヤコのように業界ではよくある手法だ。オファーされても別番組に気軽に出演しない約束を、本人や事務所と取り付けてしまうのである。

 代わりにその番組では優遇され、仕事は安泰するというわけだ。もちろん、「タレントの人気の持続」イコール「番組の長寿化」が見込めるので、番組側としても有難い。

 ただ、以上挙げた素人さんと番組が、すべて専属的な契約を結んでいるかは定かではないし、また、別番組に出たら、その魅力が失われてしまうかもしれない。

 最後になるが、彼らは我々と同じ一般人。今後もその番組でしか見られないレアキャラを、生活に支障が出ないことを祈りつつ、温かく見守っていきたいものだ。
(文=都築雄一郎)

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加藤浩次、『めちゃイケ』終了で司会者一直線! その中でも唯一、芸人魂を見せる『スッキリ』での「大喜利」力

 今回は極楽とんぼ・加藤浩次を取り上げる。11日、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)でナインティナイン・岡村隆史が、メンバーに来年3月の番組終了を告げた。

 そのとき涙を見せたのは、たんぽぽ・川村エミコ、それに釣られて泣いた同じくたんぽぽ・白鳥久美子、そしてこの加藤の3人だけだった。ただ彼の場合は正確に言えば目を潤ませる程度だったが、ほかのオリジナルメンバーが一様に驚くだけだったことを考えれば、番組に対する愛着は他のメンバーよりあるのだと感じた。と同時に、不祥事を起こして以来、番組から遠ざかっている相方・山本圭壱を本格復帰させてやれないまま終わることへの悔恨の意味もあったろう。

 だが、『めちゃイケ』後が不安視されている多くのメンバーと違い、彼の仕事は、至って安泰だ。テレビ・ラジオ合わせてレギュラー6本。その中で『スーパーサッカー』(TBS系)は彼が司会を担当し始めてから16年目、『がっちりマンデー!!』(同)は13年目、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)も11年目と、いずれも安定した人気を誇っている。

 このように、今や「司会者」といった印象が強い加藤。『めちゃイケ』が終わった後は、さらにそのイメージが強くなると思われるが、唯一彼が「芸人」としての片鱗を見せる瞬間がある。それが『スッキリ』での「クイズッス」だ。毎朝ほぼ9時45分から始まるこのコーナー、スタジオのサブコン(サブコントロールルームの略で、映像や音声、照明の切り替えや調整を行う副調整室のこと)から芸能ニュースにまつわるクイズを出題する「謎の男」のほうが有名だが、実はそれに対する加藤の回答も、また秀逸なものがある。クイズが出されるのは、正確には朝10時前後だ。

 そこで今回は、加藤の大喜利回答を振り返っていきたい。笑いを書き起こすことほど寒いものはないが、お許しいただきたい。

 2013年1月22日、この日のゲストは、当時人気絶頂だった芹那。舌たらずな声で、「わたくし芹那は、芸能人がよくやる、あることをやらないんです。そのあることとはなんでしょう?」というクイズを出したが、それに対し加藤は「枕営業じゃない?」と真顔で回答。謎の男が慌てて火消しに入り「もちろんやっておりません!」と否定し、「彼ったらユニークなんだから」と笑わせる雰囲気に強引に持っていった。ちなみに答えは「変装」。

 16年7月15日、ダレノガレ明美からのクイズ。「ダメ男と付き合っていたことで、できるようになったこととは?」。それに対する加藤の答えは、「所得隠しでしょ」。正解は「携帯電話の削除メールを復活すること」だった。

 同年7月21日オンエアの同番組では、高橋英樹が、結婚する前に奥さんと約束した、絶対やってはいけないことを明かした。1つ目は「手を上げない」、2つ目は「政界を目指さない」。そして3つ目がクイズになっていた。それに対する加藤の答えは……「半円でポコッてなってるとこ、パーンと押さない」。それに対し謎の男はすかさず、「それ、越後製菓のCMだけですから」。正解は「歌で商売をしない(歌手にならない)」。

 17年3月6日の放送では、平井堅が登場。問題は「昔から桑田佳祐に憧れていた彼が、思い余って取った、変わった行動とは?」というもの。それに対する加藤の答えはというと、「轍(わだち)ばっかり歩いていた」。正解は「バーボンでうがいすること」。

 同年10月24日、「剛力彩芽が、母親と仲良しすぎて20歳を越えた今でも変わったことをしている。それは何?」→「ギャラ折半じゃない? どちらかが出ていてもギャラ折半」。正解は、電車を乗り継ぐたびに連絡する。

 そして先日の11月6日、子役・鈴木福が、小学校最後の自由研究で女子から気持ち悪がられた研究は?→「ビットコインの売買」。正解は「放屁の研究」。何を食べたらおならが出やすいのかなどを実験していたという。

 だが、このクイズコーナーは番組も後半のため“流している”、つまりそれほど力を入れていない回も見受けられる。またその場では笑えるが、あとで考えると何が面白かったのかわからない回もある。

 例えば、「L’Arc~en~Ciel・hydeが今ハマっていることは?」(13年7月4日)→「カラスを棒で殴るんでしょ」(正解は「そばつゆを自分で作る」)、「竹内涼真の、家族をちょっと困らせてしまうストレス解消法は?」(17年7月31日)→「あれかな? おはぎを脇に挟む、じゃない?」(正解は「家で全裸」)、「堺雅人がドーナツ店のアルバイトでクビになったのはなぜ?」(11月8日)→「正直にいくよシンプルに。レジから金盗んだんだろ」(正解は「店が好きすぎて無断で出勤」)、など、適当に答えるものも多い。

 それでも、大喜利とこの10年ほぼ毎日向き合っている加藤は、芸人の世界の中でも、きちんと「芸人をしている」のではないだろうか。最近は悪ふざけ回答が少なくなってきたが、このコーナーは、司会者の仮面をその時だけ外し、時に適当に、時にまあまあ面白く答える加藤浩次の素顔が垣間見える瞬間だ。
(文=都築雄一郎)

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香取・草なぎ・稲垣の快進撃と、それでも3人を使えない「事務所ファースト」日テレの危機

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 今回は、香取慎吾・草なぎ剛・稲垣吾郎を取り上げてみたい。オフィシャルファンサイト「新しい地図」のオープン、その後発表された映画『クソ野郎と美しき世界』の来春公開、稲垣吾郎の『5時に夢中!』(TOKYO MX)の電撃生出演、「日本財団」アート展への香取のサプライズ登場など、SMAP時代には考えられなかった動きを見せている。

 ここからは、そんな3人の活躍に隠された裏事情と、それに対するテレビ局の思惑を明かしていこう。ここで報告だが、「元SMAP」という“くくり”も“肩書”も今の彼らの前では不要なので、3人のことを本稿ではファンクラブの名称である「NAKAMA」と、そのまま呼んでみる。

 

■映画の英語表記は世界公開の布石?

 NAKAMAが出演すると来春の映画だが、「新しい地図」のweb上では『THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD』と英語名も併記されている。またファンサイトが海外向けにも開かれているということを加味すると、世界公開も視野に入れているのではないだろうか。

 そして、この映画がヒットし、興行収入ランキングの上位に食い込めば『王様のブランチ』(TBS系)などの情報番組で紹介せざるを得ないだろう。さらに、それが世界の映画祭に正式出品されるとなれば、日本のエンタテインメントにおけるニュースの1つになるので、何も触れないというのも不自然になってくる。

 

■稲垣、コメンテーターの新境地

 さて、今回の稲垣の『5時に~』出演は、テレビ事情に明るい者のアイディアだろう。

 さらに、香取の今後に関しては、これまでも関心の高かったアートの分野にさらに注力していくことができるが、稲垣の展開としては見えづらいものがあった。

 それはSMAP時代も同じで、5人いるからこそ彼が光っていたとも言える。批判を恐れず言えば、少し「浮いていること」が彼の持ち味だった。しかしグループが解体し、「いちタレント」として再出発を図る今、未知のフィールドで新たな魅力を発掘したいという狙いがあったのではないだろうか。

 とはいえ、もともと彼は文学にワイン、ゴルフ、音楽と、さまざまな分野に造詣が深い。『ゴロウ・デラックス』(TBS系)では、漫画家さいとう・たかをの300挺を超えるモデルガンに興奮するなどガンマニアとしても知られる。『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)でも映画批評コーナーを担当していた。つまり実は、コラムニスト、ひいてはコメンテーター向けなのだ。

 さらには、ナゾ多きプライベートに包まれていた彼が私生活を明かせば、ネットニュースの格好の話題になるだろう。そんな事情もあって「コメンテーター」として挑戦させたのではないだろうか。実際、デビュー当時、物件の入居審査が通りづらかったという番組中の発言も、さっそく記事になっていた。

 ただ、この日の視聴率に限らず、MXの数字は翌日出るビデオリサーチのデータには「ソノタ」という項目に分類・包括されてしまっているため、抽出することができないのだ。ちなみに前日、そして翌日の夕方5時の「ソノタ」の数字と比べても目立った差がなかった。

■ジャニーズ「忖度」テレビ局はどこか?

 そんな稲垣の話題に対し、対照的な扱いを見せた局がある。それが、フジテレビと日本テレビだ。

 フジは翌日、『とくダネ!』で稲垣が『5時に~』に出たことを冒頭に紹介。小倉智昭が「根強いファンが大勢いるからね」などと言及していた。

 対して日テレのワイドショー『スッキリ』は完全スルー。その後の情報番組『PON!』でも、嵐の新曲や映画に出演する生田斗真の話題は紹介したが、昨夕の稲垣の出演に関しては一切触れなかった。

 またフジでは、8月、退所を控える稲垣に『めざましテレビ』がインタビューしたり、10月4日の『おじゃMAP!!』では香取と草なぎが共演していた。

 しかし、NAKAMAの3人が日テレの画面に出る気配はまったくないどころか、そもそも「いないもの」とされている雰囲気だ。

 今回、民放テレビ局がどのくらいジャニーズタレントを出演させているか、その「人数」を計算してみた(10月27日~11月2日の1週間。番宣、ドラマ除く/グループメンバーの単独出演もカウント/1人のタレントが月~金の帯で出ていたら5人とする/同じタレントでも別番組に出ていたら1人とする/グループでの冠番組だった場合全員出演しているとする)。

 すると、フジテレビは計42人、次いで日本テレビは38人、テレビ朝日は36人、TBSが29人、テレビ東京は10人ということがわかった。

 この起用人数からすればジャニーズへの“忖度”はフジのほうが強くなってもおかしくないが、今、それをより実践しているのは、2位の日テレということになる。

 つまり日テレは「視聴者ファースト」ではなく、「事務所ファースト」ひいては「スポンサーファースト」とも言い換えられるのだ。それはかつてフジテレビが芸能事務所に包囲された黄金期に陥っていた機能不全と似ている。

 確かに最大の看板番組『24時間テレビ』にジャニーズを毎年起用しているくらいだから、退所組は“目の上のたんこぶ”なのだろう。

 テロップミスに、どの局よりも敏感で、どの局よりもロケの安全に気を配り、どの局よりも情報管理を徹底する超優等生・日テレ。もちろん最大のお得意様・ジャニーズ事務所との関係も永遠に続けていきたいのだろう。

 だが、もしNAKAMAの3人を他局が一斉に起用し始めたとき、民放最大の“忖度”局・日テレはどう対応していくのだろうか。まずは3人の新展開を楽しみに待ちたい。
(文=都築雄一郎)

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