【日大アメフト部“悪質タックル”問題】加害選手が「指示」明言──内田正人監督とは何者なのか?

 アメリカンフットボールの関西学院大学と日本大学との定期戦で、日大の選手が悪質な反則タックルで関西学院大学のQB(クオーターバック)選手を負傷させた問題で日大アメフト部の監督を務めていた内田正人氏が辞任を発表したが、22日、反則を犯した当事者選手が都内で記者会見を行った。

 会見で選手は、監督・コーチから「潰せ」という指示があったことを明言。また、試合後にも内田氏から「自分がやらせた」「相手のことを考える必要はない」といった話があったことを明かしながら、再三にわたり「指示があったとしても、やってしまったのは自分であり、反省している」と繰り返した。

 これまでの内田氏や日大の説明とは相反する内容となったが、選手は内田氏を「怖い」と感じ「意見ができるような関係ではなかった」としている。

 当の内田氏は、日大で常任理事を勤める“重鎮”。それゆえにアメフト部だけでなく日大全体の問題として捉えられる事態となっているが、そもそも内田氏という人物は、どうやって大学内でここまで出世できたのだろうか?

「内田氏は、2014年に日大の理事に初めて選出され、17年には常任理事へ昇格。あっという間に大学内で実質的にナンバー2のポジションに出世して、絶大なる権力を持ちました。各体育会の運動部への資金の振り分け、さらに大学内の人事権など利権は多岐にわたっています。そのポジションを手に入れることができた最大の理由が、内田氏の集金能力なんです。人脈が豊富で、大手企業の会社経営者にも顔が利く。だから寄付金を集めることができるんです。また厳しい練習に耐えた体育会系の、従順で体力のある学生を大手企業に売り込み、送り込むことでさらに関係を強固にしてきました。その就職実績も大学からは評価されていますよ」(教育関係者)

 来年日大は創立130周年を迎える。そのため、ここ数年は「創立130周年記念事業」として、スポーツ科学部などの新学部の新設、東京・駿河台の日本大学病院の開院、藤沢小学校の開校などカネのかかるプロジェクトを次々と行ってきたという。

 前出の教育関係者は「特にスポーツ科学部の新設については内田氏が大きく関係したといわれ、大きな役割を果たし貢献してきたといわれています。だから大学側としては、内田氏を表舞台から消したくないという事情から当初は、かばっていましたが……。今日の会見を見れば、もうかばいきれなくなるでしょうね」と話す。

 選手の会見を受け、各方面から日大に対するバッシングはさらに高まっている。内田氏が大学幹部の役職からも離れる日も近そうだ。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】内田監督の気になる“今後”は……

 自チームの選手が対戦相手の関西学院大学の選手に“暴走タックル”を行い注目されていた日本大学アメリカンフットボール部の内田正人監督が19日、関学大側の選手らに直接謝罪、伊丹空港で監督を辞任する旨を明かした。

「一連の問題はすべて私に責任があり、監督を辞任いたします」

 試合のあった6日以来、久々の公の場に姿を見せた内田監督の表情は弱々しささえ感じられた。

 だが、自身が責任のすべてを被るとしながらも、自軍の選手に悪質タックルの指示を出したかどうかには、先方に「文書でお答えしようと思う」と話すにとどめた。

 当該選手に関しては、すでにSNSなどで特定、猛バッシングを受けており「気持ちが滅入っている」と説明。今後については選手、コーチ陣が話し合っているとした。

 学生アメフト事情に詳しい関係者は「これだけ世間を騒がせて、相手から『謝りに来い!』と言われないと動けないこと自体、危機管理能力がないと判断されても仕方がない。監督業を辞任するのは当然のことで、アメフト界からも永久追放されるべきだ」と語気を荒らげる。

 また、内田監督の今後については「別のところに視点を置かないといけない」と話す。

「現在は日大の理事を務めており、学内で事実上のナンバー2を担っている。他の部活動だけでなく、マンモス校全体への影響力が非常に大きい。完全に学校から去らないと本当の意味での騒動は収束しない」(同)

 万が一、監督だけ辞めて“院政”を敷くようなことをすれば「来年以降の選手スカウトにも多大な影響が出る」と明かす。

 関学側は24日にも3度目の会見を開き、日大の謝罪や文書内容を明かす予定だ。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】競技そのものにダーティーイメージが……スポーツ番組の「アメフト外し」懸念

 日本大学アメリカンフットボール部の騒動は、内田正人監督が19日に被害者の関西学院大学の選手らに謝罪し、新たな展開を迎えている。

 今後は24日に行われる予定の関学大の会見で、日大サイドからの今回の経緯に関する回答書の詳細が語られる予定で、その内容いかんによっては「刑事告発など、次なる一手を関学大側は打ってくることになるだろう」(全国紙社会部デスク)と話す。

 すでに、今回の騒動は各方面に影響を及ぼしているが、懸念されているのがスポーツバラエティ番組の“アメフト外し”だ。

「昨年辺りから、民放テレビ局は2020年の東京五輪をにらんで各種スポーツバラエティ番組を新設、あるいは復活させています」(テレビ局関係者)

『炎の体育会TV』(TBS系)、『ジャンク SPORTS』(フジテレビ系)、『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系)がそれに当てはまる。だが、これらの番組で今後アメフト選手や競技を扱いにくくなる可能性が浮上している。

「今回の一件で、アメフトは危険、あるいはダーティーなイメージがついてしまった。番組はいずれもゴールデンタイムで放送されており、家族そろって楽しめる内容がコンセプト。今回のような不祥事が起きたスポーツは、やはり扱いにくくなる」(同)

 2020年の五輪種目ではないにせよ、日本においてプロリーグがないアメフトがこのような番組で取り上げられれば、宣伝効果は大きい。今回の事件は、そうした“露出機会”さえ奪おうとしているのだ。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】内田監督のネクタイに波紋

 相手選手への悪質タックル問題で窮地に追い込まれた日本大学アメリカンフットボール部の内田正人監督が19日、ケガを負わせた関西学院大学の選手や関係者らに直接謝罪した。東京への帰路に就く際、内田氏は監督を辞任する意向を明かしたが、その言動を巡ってさまざまな波紋が広がっている。

 伊丹空港で内田氏は大勢の報道陣の前で「私の責任。監督を辞任いたします」と頭を下げた。

 事件が起きた定期戦が行われたのは5月6日のことで、それから13日が経過。謝罪はおろか、経緯説明もしないまま行方をくらまし、報道陣の直撃取材にも応じない姿は各方面で批判を浴びていた。

 この日は観念したように「(相手に)直接お詫びしてから、辞任を考えていた」と神妙な表情で語ったが、会見でまたしても2つの“ミス”をしていた。

 まずは被害者側の大学名を「かんせいがくいん」ではなく「かんさいがくいん」と言い間違えたことだ。これには関学大OBらが大激怒。かつてアメフト部でプレーした経験があるOBは「うちの大学をなめてんのか、と胸ぐらをつかんで叱りたい。何も反省していないやないか」と怒り狂っている。

 さらに、ネクタイの色がド派手なピンク色だったことにも「謝罪タイミングが遅い上に、あの色はなんなんですか。普通なら黒や紺など暗めの色でいくのが常識的」(同)。

 確かに、日大アメフト部のカラーは“赤”で知られているが「それにしても、今回はTPOを考えるべき。結局、あれだけの年齢を重ねても一般社会の常識が備わっていない大人だったんやね」とあきれ顔だ。

 どう考えても“誠意”が見られない対応は、傷口に塩を塗る行為と同じ。“火に油を注ぐ”とはまさにこのことだろう。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】芸能界に“飛び火”? 学園祭へのタレント派遣に暗雲が……

 予想外の広がりを見せている、日本大学アメリカンフットボール部選手による“悪質タックル”騒動。いまだに収束のメドが立っていない。

 取材を続ける全国紙社会部記者は「今回の一件は、日大の内田正人監督が辞任したら、それで終わりということにはならない。大学の常任理事も辞めて、アメフト界から永久追放されることも考えられる。大学としても経営責任として理事が一斉に辞職するなど、大きな動きを見せない限り、騒動は収まらないと思います」と話す。

 マンモス大学の名門部活による不祥事だけに、その影響は各方面に広がっているが、なんと芸能界にも“飛び火”しかねない様相となってきている。

 ある芸能関係者は、「毎年、秋になると各大学で学園祭が開かれて、そこにお笑い芸人やアイドルなどの芸能人を呼んでのトークショーなどが催されます。ところが、今回の一件で、事務所やタレント側から“日大外し”の要望が噴出することが予想される。理由は簡単で、問題ある大学で営業をすれば、それだけタレントのイメージダウンにもつながりかねないから。もともとイメージや印象重視の芸能界において、ダーティーな場所や人物がいるところで仕事をするのは、今のご時世、命取りになりかねない」と話す。

 毎年、各大学の学園祭にどんなタレントが来るかは大きな注目を集めるが、アメフトとは関係ない部分でこうした影響が出るとなれば、残念というしかない。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】大学イメージにも大打撃!「スポーツ日大」権威失墜で入学希望者激減か

 アメリカンフットボールの定期戦で、日本大学の選手が悪質な反則タックルで無防備な状態だった関西学院大学のQB選手を負傷させた問題が波紋を広げている。ラフプレーを受けた関西大の選手は右膝をケガするなど、全治3週間の重傷。各テレビ局が繰り返し流している実際のプレー映像は、世間に衝撃を与えている。

 一方で日大側は、内田正人監督からの指示を否定。選手だけに責任をなすり付け幕引きを図ろうとする姿勢に、日本大学の一部選手は不満を募らせている。

 この日大側の対応の悪さを指摘する一連の報道に、大学ブランドは大きく失墜。受験者集めのために、スポーツに力を入れてきた日大にとって頭を悩ます事態になっているという。

「近年、日大は『スポーツ日大』というスローガンを掲げ優秀なアスリートを入学させて、積極的なPRでイメージ作りを行ってきました。在学生では平昌オリンピック銀メダリストのスノボードハーフパイプの平野来夢選手が在籍。さらに、東京オリンピックでメダル確実とも言われている水泳の池江璃花子選手は来年4月に入学することが、この時期にして早くも決定しています。私大にとって、スポーツを使って知名度を上げることは、受験者増につながります。そんな背景で、人集めに躍起になっている日大にとって、今回のアメフトの事件によるイメージ低下は大きな痛手ですよ」(教育関係者)

 年始の風物詩箱根駅伝で優勝した大学が受験者が増加するというのは、大学業界ではもはや常識となっているほど、大学スポーツの影響力は大きいという。

「スポーツによってもたらされる露出度のアップやイメージのアップが大学経営にもダイレクトに影響しています。だからこそ、特に中堅、底辺の私大において大学スポーツが最近になって、勝利至上主義に偏りがちになっています。アメフトでのこのようなラフプレーを引き起こさせた原因は、そういったところにあるのかもしれませんよ」(同)。

 今回の事件が、大学スポーツのあり方を見直すきっかけになるのかもしれない。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】在阪マスコミが本気で問題を“追求”するワケ

 ついに国も動き出した。今月6日に日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボール部が定期戦を行い、日大選手の悪質なタックルによって関学の選手が負傷した件について、18日には林文部科学大臣が言及。「看過できない非常に危険な行為だったと認識」と日大側の姿勢を強く非難した。

 現在は日大と関東学生連盟が真相究明に向けて調査を行っているが、再発防止を含めて上がってきた報告を見ながら「必要な対応をしてまいりたい」と話した同大臣。

 学生同士のスポーツ競技のラフプレーで、ここまで騒ぎが大きくなるのは非常に珍しいが、その騒動の一端を担っているのがマスコミだ。

 テレビではNHKが連日、全国ニュースで今件を頻繁に取り上げており「スポーツ、報道、情報など各担当者が取材に投入されている状況」(NHK関係者)。

 さらに、今回の件について目の色を変えて取材に励んでいるのが、在阪マスコミのスタッフだ。

「というのも、西のアメフト界の名門である関西学院大学アメリカンフットボール部出身のOBの多くが、在阪テレビ局に就職しているのは有名です。配属先もスポーツや報道と“現場稼業”が多く、今回の騒動には、とても心を痛めています。同時に日大に対して『この仇を取ってやる』と取材にもかなり意気込んでいる。そうした思いが、今回の報道の過熱にも大きく影響していると思いますよ」(在阪テレビ局スタッフ)

 騒動はまだしばらく続きそうだ。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】テレビ局が抱える「日大の広告」引き上げの恐怖

 連日、ワイドショーや全国ニュースのトップで報じられるなど、社会的な関心が高まっている日本大学アメリカンフットボール部選手による“悪質タックル”事件。テレビ局では、さらにあの手この手で真相を明かそうと必死だが、一方であることが“懸念”されている。

「日大って、かなりのお得意様なんだよね」

 こう話すのは大手テレビ局の営業担当者。全国各地に系列の学校があり「本学がある東京都内以外の各地域にも、宣伝をするために巨額の料金を払ってCMを放送しています」。

 テレビだけでなく、プロ野球では読売巨人軍のスポンサーを務めていたり、神宮球場のバックネット裏に派手な広告を出稿するなど「球界への影響力も大きい」(同)という。

 そんな“広告主”が大きな不祥事をやらかした今回の騒動。今のところ「CMの自粛や、ACジャパンへの差し替えなどはない」(同)そうだが、今後の状況によっては十分にあり得る話だ。

 一方で、テレビ局が恐れるのは、今回の一件を糾弾し倒した挙げ句、先方から広告が“引き上げられる”ことだ。

「スポンサーによっては、自社のスキャンダルや不祥事をあまり取り上げないでほしいという相談はよくあります。メディアはその都度、協議して営業と報道、制作などと綱引きします。今回は報道が主導で取り扱っているところも多く、営業担当者も『万が一、相談があった場合にも、受け入れてもらいにくい』と頭を抱えている。最悪の場合、批判しすぎて広告を全て引き上げられる、なんてことになったら一大事ですからね」(地方テレビ局編成マン)

 真実を暴くか、それとも“忖度”が勝るのか。水面下では、そのせめぎ合いが始まろうとしている。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】メディアは内心「戦々恐々」のワケ

 いまだに着地点が見えてこない、日本大学アメリカンフットボール部の騒動。日々、その話題は拡大の一途をたどっているが、取材を続けるメディア関係者は、内心「戦々恐々」としているようだ。

 関西学院大との定期戦が行われた6日から、はや2週間が経過しているが「日大の内田(正人)監督や大学幹部の今後の動き方によっては、さらに騒動が大きくなる可能性も十分考えられる」(関学大関係者)。

 各マスコミは現在、内田監督への直撃や被害者、加害者への取材を試みるなど、真相究明に躍起だが「両校のOBたちは、軒並み一部上場企業や大手マスコミに在籍している。取材攻勢もすごいが、企業によっては人事総務やコンプライアンス関係部署から『絶対に取材を受けないように』と通達が出ているところもある」という。

 今後の焦点は、反則行為の裏にある事実関係がどこまで明らかになるかに移っていくが、あるテレビ局報道部デスクは「今回はやっかいな事案なんだよ」と明かす。過去に日大幹部と暴力団など裏社会との関わりが報じられており、その“報復”を恐れているからだ。

「大学には敏腕の顧問弁護士軍団たちが控えており、少しでも事実と異なる報道をすれば、すぐさまクレームや名誉毀損で法的手段に打って出るといわれている。本来ならもっと積極的に報じたいところだが、そうした事実を知って尻込みしている記者やデスクも、相当数いると思いますよ」(同)

 今回の事件により、アメフト部どころか日大そのものの暗部も白日の下にさらされるかもしれない。

【日大アメフト部“悪質タックル”問題】大学側が恐れる「補助金削減」

 悪質極まりない反則タックルで対戦相手だった関西学院大学のQB選手を負傷させ、問題化している日本大学アメリカンフットボール部の一件は、さらに騒ぎが大きくなろうとしている。

 17日午後には被害者側の関西学院大学の鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターがそろって会見を行い、日大サイドが提出した回答書について「誠意ある回答とは判断しかねる」と激怒。慌てた日大は上層部が近日中に謝罪する旨を同日夜、発表したが「それで全ての騒動が終わるとは思えない。日大の内田(正人)監督は雲隠れしたままだし、最終的には監督・コーチ陣が総退任するしかないでしょう」(アメフト関係者)。

 ただ、今回の一件はさらに大きなところに“飛び火”しそうだという。私大における「命綱」ともいうべき国からの補助金削減だ。

 系列校を含めて、事実上日本一の学生数を誇る日大だが「徐々に学費も値上がりしているとはいえ、補助金がカットされたら最悪の場合、学部を閉鎖したり規模を縮小するなど、経営への大打撃は避けられなくなる」(某私大事務局スタッフ)。

 現在は入学定員が一定以上オーバーした際も補助金が減らされるが、これにも抵触しており「最終的には70億円台にまで下がる見込み」(同)という。

 別の大手私大の幹部は「70億円ももらっているだけで羨ましいの一言だけど、今回の一件は国から補助金削減が検討されるのは間違いない。経営が厳しいところなら、すぐに“廃校”にもなりかねない」と話す。

 日本の大学アメリカンフットボールの歴史を彩ってきた名門校が、自らの不祥事で大ピンチを迎えている。