日曜日のお台場……そこは爆買い目当てで目の色変えている外国人と、家族連れやらカップルやらでごった返すイベントスポットであります。先日、そんなお台場にある「東京カルチャーカルチャー」にて「路線図ナイト~路線図をながめて『いいねぇ~』って言うだけの飲み会」が開催されました。 「ひ...
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春画、肥桶かつぎ、変装コーナー、ゲーセン……カップルで行きたいパラダイス「熱海城」
六本木ヒルズ、しながわ水族館、東京ディズニーランド、横浜みなとみらい――『デートぴあ』(ぴあ)に載っているド定番のデートスポットでは物足りないあなたへ。サイ女編集部が「カップルの愛を試す」ためのデートスポットを独自調査。ワンランク上のデートをご提案します。仲が急速に深まるか冷え込むかは、カップルたちの度量次第、いちかばちかの“博打”デートスポットはここ!
【第6回 熱海城】
カップルにしばしば訪れるいくつかの試練。初めての手つなぎ。初めての夜、そして……初めての旅行。その行き先として、もっとも人気のスポットが熱海である(当社の勝手な想像)。
熱海……。風光明媚な景色と温泉で、東京の奥座敷として発展を遂げた街である。朝夕は温泉で肌を潤すとして、昼の行き先がカップルの行く末を決めることだろう。そしてぜひ昼のデート先として選んでほしいのが、熱海城である。
お城どーん
熱海城は、海岸沿いにそびえる錦ヶ浦山頂にある。麓から熱海ロープウェイに乗って山頂へ着くと、そこに熱海秘宝館がある。そしてその秘宝館から徒歩3分のところにあるのが、熱海城だ。ここの山頂には秘宝館、熱海城、トリックアート美術館があり、どの施設に行くかはカップル次第である。
秘宝館もかなり博打なスポットだけど、あそこは方向性がはっきりしているので、行く前にYES、NOの答えが得られるだろう。問題は熱海城だ。
カップルの旅行で熱海城……実はオススメだ。女子はとにかくお城が好き。「初めてのときはお城のような海の見えるホテルで♪」とか言う人もいるくらいだし、歴女などという言葉も生まれた今、“お城”にビンビンアンテナ立てちゃう女子も多かろう。和だろうが洋だろうが“お城”への女子の情熱は荒ぶっているのだ(多分)。熱海城には、女子にそんなお城マジックをかけてくれるかもしれない。行け、若人よ。期待に胸ふくらまして熱海城へ行くのだ!
さて、そんな熱海城は、地下1階、地上6階からなる天守閣だ。歴史的には、北条時行が中先代の乱の際に建立し、新選組が甲州勝沼の闘いの後に逃れてきたのがここ熱海城……というのは大嘘である。熱海城で一番有名な歴史的事件は、ゴジラとキングコングが熱海で暴れて、ここ熱海城を破壊したこと。そう、この熱海城、天守閣風な建物ではあるけれど、まったく歴史には関係なく、ここに城が建っていたという事実もなく、絶賛昭和の建物なのだ。
しかし眺望(だけ)はいい。熱海の街を一望でき、海の向こうには初島や大島を臨む。ここでたっぷり30分は取ることをオススメする。なぜなら入場料はこの絶景のために払うといっても過言ではないのだから。
高所恐怖症の彼を連れて行ってここでドッキドキの吊り橋効果だ!
あとのコーナーはまあなんというか、“夜疲れていいお湯つかるための作業”だと思っていい。なんとも方向性のつかみにくい展示の数々を、めいっぱい堪能するのだ。カップルでやる気になれば2時間は潰せるはずだ!
マッチで作った城郭だとかーわーすごぉーい
外国人なら喜べそうな変装コーナー
肥桶の上手な担ぎ方
この城で“エンジョイ脳”の能力が低くても楽しめるのは「江戸の判じ絵」コーナーだ。判じ絵とは、絵を見て何を表しているのかを当てるなぞなぞ。ここで、彼氏彼女の頭の柔らかさ加減をチェックしておこう。どれだけ判じ絵の謎が解けるか、辛抱強く解答にトライするか……。こういうところで相手の本性を見極めるのだ。
茶をガマが用意しているので「茶釜」、「あ」が臭い「さ」を放って「あさくさ」とか。
思わずそこにいた全員でなぞなぞ解き合戦が始まりました。どのカップルが一番先に解答できるか! ざわ……。
ここで出題された問題に全問正解すると、1階のお土産屋さんで粗品がもらえるとか。しかし、筆者は一生懸命用紙に答えを書き、全問解いたところでスッカリ全てを忘れて帰ってきてしまいました。粗品……もらった人によると本当に謙遜でも何でもなく粗品だったらしいけど。カップルでもらったならば、どんなガラクタでもいい思い出にしてほしい。
地下にはお決まりのゲームセンター
刀剣の展示には鼻息荒くなる女子もいるかも?(たぶんキャラになってる名刀はないけど)
ところで、もしカップルで熱海に来た目的が秘宝館で、だけど相手を「誘っても大丈夫かな?」という不安がある方は、先に熱海城に行くといい。実は熱海城には「浮世絵秘画館」なる春画コーナーまであるのだ。ここで相手の様子をうかがった上で、大丈夫そうなら秘宝館へ行こう。
18禁で撮影禁止。いざゆかん!
暗闇の中で蛍光灯パネルとなって浮かび上がる春画の数々。……すごい、すごいぞ! 春画は熱海にあったんだ! 昨年(2015年)、『春画展』開催前にさんざんモメたというけれど、お城の地下には普通に展示してあるんじゃないですか! ちなみに秘宝館にも春画がズラリ展示してあるので、熱海は日本一春画が常設展示してある地域ではないかと思われる(どちらも蛍光灯パネルだけど)。
高度成長期に、おっさんたちの慰安旅行先として栄えた熱海。その後、旅行が団体から個人に代わり衰退したけれど、今は若い旅行者をターゲットに生まれ変わろうとしているらしい。熱海城は果たして若い人の心を打つか。博打を打ちたいカップルの心は打つはずだ! 有効活用できてよかった。せっかくの昭和の遺物ですもの。それがたとえ平成の価値観からはずれていようが、がっちり楽しめるカップルが長続きするのでしょう。
ちなみに、筆者は以前ここに来た彼とはその後さっぱり別れましたが、編集者は熱海城を楽しんでそのまま結婚したそうです。まさに博打デートスポット!
「熱海城」
【博打デート度】★★★★★
【オススメのカップル】初めての旅行に行くカップル
和久井香菜子(わくい・かなこ)
少女漫画マイスター、文筆家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。ネットゲーム『養殖中華屋さん』の企画をはじめ、語学テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。
元ジャニーズJr.集結! ブレイク☆スルー2周年ライブ明かした解散危機と「分裂しません」宣言
<p> 1月24日、東京・品川ステラボールで、結成2周年記念ライブを開催した4人組コミカルダンス&ボーカルグループ・ブレイク☆スルー。「あれ、どこか見覚えがあるような?」と瞬時に気づいたアナタは、なかなかのアイドル観察眼。そう、メンバーの大咲貴徳(タカノリ)、鯨井俊介(シュンスケ)、吉田涼也(リョウヤ)、新垣佑斗(ユウト)は、かつてジャニーズJr.として活動していたこともあるのだ。そんなブレイク☆スルーは現在、昨年9月発売の4thシングル「We are Halloween knights」がオリコンデイリーランキング第2位に輝いたほか、5大都市ツアーを完走するなど人気爆発中。今回、アイドルのきらめきに日々生かされているサイゾーウーマン編集部は、2周年ライブに参戦! “伸び盛り”という言葉がふさわしい、歌あり、ダンスあり、コントあり、マジックありのライブをレポートする。</p>
「娘なのに可愛いと思えない」毒親に悩み続けた姫野カオルコが、亡き母の日記に見た一筋の光
<p> 「毒親」という言葉は、2001年、スーザン・フォワード氏の著書『毒になる親 一生苦しむ子供』(講談社)の文庫発売をきっかけに、世間に浸透し始めた。その後、12年出版の漫画家・田房永子氏著『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)など、毒親に関するさまざまな書籍が世に出ることとなり、「毒親」の概念は確固たるものではないが、言葉の意味の共通理解がある程度は進んでいる。今ではネットで「うちの親が毒親で……」と相談すれば、ユーザー同士で大まかな話は通じ、同じような境遇の人とその悩みを分かち合うことができる。それでは、まだ「毒親」という言葉すらなかった時代、子を理不尽に支配する親に悩みを持っていた人たちはどうだったのだろうか。</p>
江戸文学の魅力は「ヘタレ男とだらしなさ」? 島本理生らが語る古典新訳『日本文学全集』
左から、島本理生氏、いとうせいこう氏、円城塔氏、島田雅彦氏、池澤夏樹氏
今年創立130周年を迎えた河出書房新社は、これを記念した企画『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』を刊行した。古典から現代文学まで全30巻で構成される本シリーズは「日本人とは何か」「私は誰か」といった視点で厳選され、古典新訳を収録するものとしては約50年ぶりの日本文学全集になる。
第一線の現代作家による新訳で古典を甦らせているのが特色の本シリーズは、これまでに、池澤夏樹訳『古事記』、川上未映子訳『たけくらべ』、町田康訳『宇治拾遺物語』、伊藤比呂美訳『日本霊異記』『発心集』などが刊行され、古典と現代作家の個性の両方が楽しめるものとなっている。古典というととっつきにくいイメージがあるが、その評判の良さはシリーズ累計22万部を突破していることからもうかがえる。
今回、本シリーズの第Ⅰ期である12巻が完結を迎えたことを受け、その記念イベント「新訳!艶めく江戸文学」が紀伊国屋サザンシアターで行われた。島田雅彦(『好色一代男』訳)、円城塔(『雨月物語』訳)、いとうせいこう(『通言総籬』訳)、島本理生(『春色梅児誉美』訳)の訳者4人と、本シリーズの編者であり、全編において解説を手掛けた池澤夏樹氏が登壇。
◎難解な資料を現代に
イベント前半では、訳者の4人がそれぞれの作品におけるお気に入り箇所の原文および訳をそれぞれ朗読。島田氏は、『好色一代男』の官能性や、同書がいかに当時の男色や遊郭での遊びを伝える一級資料であったかを、主人公・世之介が歴史上最高の遊女である吉野太夫を褒め称えている場面を情愛込めて朗読した。また円城氏は、ほとんど改行のない、漢字まじりの変体仮名で書かれた『雨月物語』の原文について、規則性のなさやそれに伴う訳の難解さを説明しながら、冒頭箇所をスピーディーに読んだ。
さらにいとう氏は、今回の朗読のために制作したというバックトラックを流し、その上に『通言総籬』の朗読を乗せ、エコーを利かせたり好きなフレーズを繰り返すといった、新しい感覚で古典を楽しませるパフォーマンスを披露。最後の島本氏は、美男子の丹次郎と女たちとの三角関係を描いた『春色梅児誉美』の原文は、俯瞰した男性目線で書かれているが、今回の訳に際して女性目線に変えたことを説明し、男の浮気が女にバレた場面を朗読。そのリアルな会話の掛け合いは、男の言い訳や女の問い詰めがいつの時代も普遍的であることを感じさせた。こうして4人が思い思いの朗読をして前半は終了。
◎古典でも日本人は“色好み”の恋愛好き
『好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美』(河出書房新社)
後半では池澤氏も交え、訳に際して苦労した点や江戸文学の特色などが語られた。池澤氏は本シリーズのスタート時、「古典の現代語訳を冒涜だと捉えずに、とにかく面白い読み物として読みたいし、読ませたい」と強く思っていたそう。そこで編集部から、「現代の元気な作家たちに頼もう」と提案され、作品をピックアップし、それぞれを訳す作家をマッチングさせていった。池澤氏は「誰も古典になど興味がないだろう」と思っていたが、依頼する作家たちが快く引き受けてくれたので驚いたそうだ。会場を見渡すと、多くの中高年に混じって、20~30代の若い世代の観客も少なくないことに気付く。本シリーズの売れ行きを見るにつけても、現代における古典への興味・関心はかなり高まっていることを感じた。
池澤氏から訳におけるエピソードを問われると、島田氏は翻訳の作業期間、別の仕事でヴェネチアに滞在していたことを話し、「『好色一代男』とヴェネチアが妙にしっくりきた」と語る。ヴェネチアは商人接待のために娼婦が多くいたため、彼女たちの独自の文化が形成された街。島田氏の滞在場所の近くには「おっぱい橋」と呼ばれる橋があり、歴史的に性愛あふれたヴェネチアを散歩し、部屋に戻ってまた性愛あふれる本作を翻訳する生活に感嘆していたのだとか。その話を聞き、池澤氏は「執筆したい昼間は静か、社交的で賑やかな夜はさまざまな人間観察ができるという色っぽい界隈は、作家にとってうってつけの場所」だと呼応した。
池澤氏は『古事記』においてイザナギとイザナミがセックスして国を作ったことに触れ、「日本人は昔からとにかく“色好み”、つまり恋愛が好き。これは単なるセックスではなく、愛し合う互いが苦労を経ながら生きることの目的を肯定し合うこと。この色好みが江戸時代になると、爛熟し、形だけを楽しむようになる」と解説。同時期、中国文学では儒教の教えからほとんど自由恋愛などは描かれていないことを見ても、この日本人の色好みは独自の文化といえるのだ。『雨月物語』は中国文学の影響で誕生した作品ではあるが、しっかりと色好み的な篇が入っていることにも池澤氏は注目したという。さらに島本氏は『春色~』を翻訳していて、主人公について「なんでこんなダメ男を美女2人が取り合うの!?」と疑問に思ったそうだが、池澤氏はこの時代にヘタレ男の哀れさに心が寄るのも、「戦争が起きず安定して長く続いた江戸時代において、緊張感のなさやだらしなさが極まったから」だと、江戸文学が艶めいている理由を統括した。
◎江戸文学はサンプリングだから面白い?
また池澤氏によると「当時、江戸に訪れた外国人は『こんなに人々が本を読んでいる国はない』と驚いた」という。出版文化が隆盛を誇り、安価での本の購入が可能になったことで人々は夢中で本を読んでいた。そのためいとう氏は、文学作品も過去に出版された多くの作品について読み手が知識を持っていることを前提としているので、「皆も知っているあの作品のこの描写やセリフをここで使うよ」といった、書き手の遊び心が魅力的な作品を作り出していたと言及。過去のいろいろな作品を持ってきてははめ込んで編集するという、ヒップホップにおけるサンプリングのようなよさが江戸文学にはあったと語り、円城氏も「皆も誰かの作品を何度も読んだり自分なりの面白いバージョンとして書き替えたりしちゃえばいい」と同調。いとう氏が最後に放った「今の時代は著作権があってなかなかそういうことができなくなった。権利は人を縛ってつまらなくする」という言葉に、江戸文学と現代文学における面白さや、書き手の創作環境の決定的な違いを見た気がした。
ここ最近、歴史ある出版社の多くが現在活躍している作家による古典翻訳に力を入れている。これは、ただ昔の人々の暮らしや面白い古典作品を知って楽しもうというコンセプトだけではなく、これからも進むであろう出版業界の不況や、自由で良質の文学作品を生みづらくさせている空気へのアンチテーゼもあるのかもしれない。
人々が大量の本を読んでいた江戸期の文学に浸透していた、作品を書き替え、書き手が読み手と一緒になって新しい価値をどんどん創造していく独自の空気。そして、本という媒体を通して他者を愛し、人生を楽しんで肯定する色好みの精神。日本人はこれまで何を考え、そしてこれから何を考えていくべきなのか。「日本人とは何か」という答えを求めて文学に立ち向かっている本シリーズは来年以降も続いていくが、その壮大な問いの答えを、少しでもつかめたような気がした重厚なイベントであった。
(石狩ジュンコ)
「日本人はエロい」は事実? 『本当はエロかった昔の日本』が説く“性に豊かな国”の意味
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「人と関わらなくてもいい」「どんな夫も“金太郎飴”」伊藤比呂美『女の一生』の教え
『女の一生』(岩波新書)
女が人生でぶち当たるさまざまな悩みに、詩人の伊藤比呂美さんが答えた『女の一生』(岩波新書)。その「ライブ版」となるトークイベントが開催され、伊藤さんに直接悩みを聞いてもらえる貴重な機会ということもあってか、早くから満員となった会場は静かな興奮に包まれていた。
伊藤さんは10代で摂食障害を患い、20代と30代で2度結婚、離婚している。娘たちを連れて渡米し、20歳以上年上の英国人と、再再婚。そしてアメリカと熊本を往復しながら、両親を介護し看取った。娘として、妻として、母として、女の人生で経験していないことはないのではないかと思えるほど幾多の修羅場を乗り越え、その局面ごとに精力的に作品を生み出している。自身や娘の摂食障害を綴った『あかるく拒食ゲンキに過食』『あかるく拒食ゲンキに過食 リターンズ』(平凡社)。子育て期には『良いおっぱい悪いおっぱい』(冬樹社)、『おなか ほっぺ おしり』(婦人生活社)など。娘たちの思春期には『伊藤ふきげん製作所』(毎日新聞社)、自身の更年期や親の介護期には『閉経記』(中央公論新社)、『父の生きる』(光文社)。おまけに『犬心』(文藝春秋)で愛犬の看取りまで。著作を通して、伊藤さんの人生と自分の人生を重ね合わせている読者も多いだろう。
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「恋愛観や人間関係は変わらないから面白い」平安と現代女性をつなぐ『虫めづる姫君』の世界
<p> 年頃なのにおしゃれや恋愛より虫ばかりに夢中になっている姫の話「虫めづる姫君」や、ある恋愛関係が波及して別の人々の恋愛関係を生んでいく話「ほどほどの懸想」など、あらすじを聞くだけでも気になってくる話を集めた文芸作品がある。</p>













