弱った心に入り込む、甘い言葉やラクに稼げそうな情報――。ネット上には、無責任な理論で集客しては人を食い物にする、スピリチュアリスト、霊能者、民間資格カウンセラーなどがあふれています。「この人たちのようになれるかも」と彼らを信じ込んでしまえば、価値観や金銭感覚をゆがめられるのはあっという間。友人や家族を失ってからでは、もう遅い! 「スピリチュアルウォッチャー」黒猫ドラネコが、現代社会にのさばる怪しい“教祖様”を眼光鋭く分析します。
読者のみなさまと教祖様方、今年もどうぞよろしくお願い致します。2020年もスピリチュアルを都合よく使ってビジネスを繰り広げている方々を中心に、しっかりと監視する所存です。
スピ好きな方々はやはり、『成功している人は、どこの神社に行くのか?』(サンマーク出版)を参考にして、初詣に行かれたのでしょうか。同書の著者は八木龍平氏。そう、あの「子宮委員長(現・八木さや)」の夫です。「リュウ博士」と呼ばれ、子宮系女子から尊敬のまなざしを向けられている人物でもあります。
リュウ博士は同書の著者プロフィールで、「博士論文の執筆で追い込まれていた深夜、寮の自室に仏様の映像があらわれ、メッセージを聴く神秘体験をする。以来、見えない“氣”に敏感になり、スピリチュアルな感覚が開発される」と紹介されています。これだけ読んでも、なかなか “スピった人”だと察していただけるでしょう。
スピリチュアル界隈、今年は「八木夫妻」がアツイ
私の中で今年の注目度ナンバー1は、この八木夫妻の動向です。もともと、八木夫妻は別居婚をしていますが、八木さやは現在、長崎県壱岐市在住の70代男性との不倫を公表しています。しかし、こんなことは子宮委員長的には平常運行。前夫の時も同様で、自身のトークショーに不倫関係だった元彼を登壇させ、それを前夫に見せていましたからね。つまり、「倫理観が狂ってる!」とか言ってもムダ。しかも昨年から、八木さやは「自分ビジネス・オンライン講座」なる情報商材の販売を始め、「自己開示すべし」と信者に説いています。要するに、八木さやとその信者の人生はすべてコンテンツであり、不倫も隠すことではない、という考えなのです。
で、そんな妻の“芸風”をわかっているはずのリュウ博士は、昨年10月に更新したブログの中で、不倫に対して一定の理解を示しながらも、チクリとやっています。
「浮気だけなら当事者だけに閉じた話だけど、公言までされると社会的評価が下がり、地位は変わらずとも、侮られるってことですね。だから僕個人について対応策が必要と判断します。で、具体的な対応策が壱岐には、もう行かない」(19年10月16日「もしも妻が浮気をしたら?(笑)回答編」より)
そもそも、「子宮の声に従って生きる」といって不倫を推奨したり、高額な情報商材を販売したり、やりたい放題の子宮委員長と結婚して「社会的評価」を気にするなんて……。これを読んだとき、「ギャグなのか?」とツッコミを入れるとともに、「すわ離婚!?」と思いました。しかし、安心してください(?)。今年は2人そろって、壱岐島でお正月を過ごしたようですよ(リュウ博士、意志が弱い~!)。
壱岐島に移住後、「壱岐市長選に出る」と自身のブログで宣言したり、市内の神社に金をばらまいたりしている八木さや。当然、地元紙や市議会からマークされ、素性を怪しまれているようです。武蔵野学院大学・兼任講師でもある夫は、彼女の信用を担保する存在といえます。夫婦仲が険悪になってしまっては、今年計画している市長選への出馬も、断念せざるを得なくなるかもしれません。なんだかんだ言っても、意地でも別れないのでは、と思っている次第です。
さて、そんなリュウ博士は新年早々スピ界隈に、ある騒動を巻き起こします。いろんな意味で“重鎮”といえる、心理カウンセラー・心屋仁之助氏の怒りを買ってしまったのです。
発端は昨年12月28日、心屋氏が夫婦間の問題をブログで公表したこと。そこには自身の不貞行為をほのめかす記述がありました。しばらくして削除されたその記事の内容は、ファンの間でも「ぢんさんが不倫!?」と騒ぎになり、いろいろ批判もされたようです。翌29日のブログでは、「みんな ワイドショーのコメンテーターかと思ったよ」と余裕を見せつつ、「『コレ』は、ダメだったんだな、と『やってみて初めて分かった』」「(前日のブログは)奥さんが消してって言ってから消したんだよ」とかなんとか、みっともない反論をしていました。すると同日、ついに「サレ夫」であるリュウ博士が口を開きます。
「立場の弱い人が『不倫告白』すると、それは『勇気』にもなりえるけど、立場の強い人が『不倫告白』すると、ただの『横暴』でしょう。心屋仁之助さんのように多くの人を動かせる人は『本物のインフルエンサー』立派な権力者なんだから、いつまでも『無力な者のフリしてんな!』と思うね」(19年12月29日「いつまでも『無力な者のフリしてんな!』」より)
なんだか、妻である八木さやへ言いたいことを、心屋氏にぶつけているかのよう。かなり強めの批判に思えます。で、このブログを心屋氏が見てしまったから、さあ大変! 年が明けてから、心屋氏は自身のFacebookで「なぜ発表したのかその理由も知らずに想像だけでよくこんなこと上から書けるなこいつ ワシが一度でもキミを攻撃したのか?! 応援したことはあっても」と応戦します。
すると、心屋氏と仲良しの八木さやが、コメント欄で「なんか、すみません これ、わたし宛なんだと思います。話し合ってみます」と謝罪(現在は削除)。このコント……失礼、いざこざの落としどころは、一体どこになるのでしょうか。プライベートを自ら全世界に開示しておいて、わちゃわちゃ揉めてんじゃないよ、どいつもこいつも! というか心屋氏も、虐待の連鎖に悩む母親に「娘さん、叩かれるために生まれてきたのよ」と言い放った時のように、「リュウ博士もワシの妻も、不倫されるために生まれてきたのよ」と、軽い感じで言えばいいのに。
新年から踏んだり蹴ったりの心屋氏ですが、最近は自身のブログで「心理カウンセラーとしての活動をやめる」と匂わせ続けています。ちなみに、今後は“シンガー”として活動をしていきたいとか。昨年秋頃、私もとあるイベントで心屋氏の生歌を聴きました。これを言うのは心苦しいですが、お世辞にも歌がお上手とは思いませんでしたね……。
チャレンジ精神は批判しませんし、多くの信者をつけてからの転身も、賢い戦略といえるでしょう。しかし、母親に対して「頑張らなくていい」と励ます趣旨の歌で、「子ども叩いていいよ」との歌詞がありました。やはり私は、こういった心屋氏の考えに嫌悪感を抱きます。まるで「自分が楽になるなら、誰かを傷付けていい」と言わんばかりの無責任な姿勢は、たとえシンガーになってもブレないでしょう。そこそこな歌声に惹かれてご新規さんが増えるとも思わないので、今後の活動がどうなっていくのか見守るつもりです。信者の中にも彼の歌には興味がない人が多く、さらに不倫騒動もあったため、支持者はじわじわと減っている模様。思わず応援したくなるほどです。しませんけど。
そうそう、不倫といえば、昨年「壱岐市観光大使」をクビになったhappyです。しばらく見ない間に、親友で自称アーティストの愛さん(女性)と交際を公表しました。2人とも既婚者なので、立派なダブル不倫です。ちなみに、happyは昨年夏頃から新たにブログを設置し、「メンバー限定記事」を多数更新しています。入会のために顔写真が必要な「HAPPY理論研究所」なる会員制サロンまで始めました。
観光大使解嘱の前後でSNSを全削除し、『縄文祭』で壱岐島の公園を荒らしたことへの公式な謝罪もせず雲隠れしていたのに、やっぱりスピ界隈に戻ってきましたね。「happyロス」だった信者を歓喜させて、再び宗教的コミュニティを作ろうと開き直ったかのようです。残党を「ワンチーム」にするもくろみでしょうか? 閉鎖的な場所で思想が暴走し、また何か問題を起こさないといいけれど……。
ねずみ年は「繁栄の年」ともいわれます。日々新しい教祖様が増え続け、一般社会に入り込み、広く浅くつながりながら栄える、怪しいスピリチュアル界隈。教祖様を妄信する前に、一度立ち止まって冷静に考えてくれる人が増えるよう、今年もさまざまな面々にチューモクし、チューイ喚起していきたいと思います。おあとがよろしいようで。
















