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弱った心に入り込む、甘い言葉やラクに稼げそうな情報――。ネット上には、無責任な理論で集客しては人を食い物にするような、スピリチュアリスト、霊能者、民間資格カウンセラーなどがあふれています。彼らを信じ込んでしまえば、価値観や金銭感覚をゆがめられるのはあっという間。友人や家族を失ってからでは、もう遅い! 「スピリチュアルウォッチャー」黒猫ドラネコが、現代社会にのさばる怪しい“教祖様”を眼光鋭く分析します。
あけましておめでとうございます。多くの方々が旧年中の苦境から脱却できる年になるよう願っておりますが、スピリチュアルビジネスの教祖様の懐にだけには、寒風が吹きつけることを期待しています。さて、今回のテーマは新年恒例「今年の注目教祖様」です。
てんちむ&堀江貴文と急接近! 自称スピリチュアリスト・happyに要注意
2021年最も注目しているのは、昨年11月に千葉・幕張メッセで大々的にスピリチュアルイベント「シンデレラ・プロジェクト」を行った、自称スピリチュアリスト・happy。彼女のインスタグラムには、同12月10日、六本木バーレスク東京にて撮影された人気YouTuber・てんちむさんとのツーショット写真がアップされています。
てんちむさんといえば昨年、豊胸手術済みであることを公表せず、バストアップ商品のプロデュースや宣伝に関わっていたことが発覚し、大炎上。自腹で商品の返金に応じると発表し、キャバクラやバーレスク東京で働き始めたようですが、そこに姿を見せたhappyには驚きです。
happyは昨年末、堀江貴文氏とも交流していたことが明らかに。堀江氏プロデュースのミュージカル『クリスマスキャロル2020』の打ち上げと思われる会場で、参加者と共にドンペリを開ける“豪遊”の様子が、happyのインスタグラムで確認できました。しかし、堀江氏はかつて、江原啓之氏を「よーわからんスピリチュアルとかいう商売やってるやつ」と批判。「占いとかスピリチュアルとかなんの根拠もない」と切り捨てるほど、この界隈が嫌いなはずです。私からすれば、happyも「よーわからんスピリチュアルとかいう商売やってるやつ」なので、いくらhappyが一緒に写り込んだ写真をSNSにアップしようが、堀江氏にとっては「やけに景気のいい客」の1人にすぎないでしょうけどね。
ネットでの発信力がある著名人との「コラボ」でも狙っているように見えるhappy。彼女がまだスピリチュアリストとして駆け出しだった16年頃、著名人とのつながりといえば、小林麻耶さんとキングコング・西野亮廣さんぐらいでした。そんな彼女はいつの間にか、芸能界に通じているかのような雰囲気を出し始めてるのです。このまま、世間から「有名人」「すごい人」と誤認されないように、happyのことは特に注視していきたいと思っています。
元子宮委員長・八木さやも、もちろん観察続行中。昨年最初のコラムで、八木さやと八木龍平夫妻に関して「最も動向に注目している」と書きました。この時は「意地でも別れない」と思っていましたが、残念ながら離婚と相成りましたね。そんな八木さやには、今年も大きな動きがありそうです。
実は八木さや、昨年の暮れにインスタグラムのアカウントがBAN(利用停止)されるという憂き目に遭っています。昨年の夏頃から「水素発生器」や「サプリメント」のネットワークビジネスを始め、インスタを通じて信者に広めようとしていた様子。これらの商売が規約に引っかかったのか、ユーザーから通報されたのかは不明ですが、八木さやはその後、ブログなどで突然「主婦になりたい」と言い始め、ウォッチャーたちをあぜんとさせました。
その理由はすぐに判明。20年12月20日にブログで再婚を報告したと同時に、「八木さやの引退宣言をします」と発表したんです。なんのことだかよくわからないと思いますが、彼女は今から約2年前に「子宮委員長」という肩書を外し(これが「引退」らしい)、「八木さや」を名乗り始めました。この時、“引退セール”とばかりに自身のプロデュース商品などを売り捌いていましたが、今回も「八木さや引退記念 恋愛講座 ~最新版~」という情報商材を3万8,000円(税込)で販売するそう。要するに、“引退商法”のために八木さやの看板を下ろすのだと思われます。ちなみに同ブログには「次は何になるのかな」とも書かれていて、引き続きこの手の商売を続けることがミエミエ。あの……それ「引退」じゃなくて「改名」だよね!?
どんな名前になっても、再々婚して生活環境が変化しても、自分の信者に物を売って金を稼ぐ彼女のやり方は今後も変わらないでしょう。次はどんな姿で登場するのか、引き続き見守っていきます。
最後は、娘を叩いて自己嫌悪に陥っている女性に対し「あなたの娘さん、叩かれるために生まれたのよ」と無茶苦茶なアドバイスをしたことでおなじみの、心理カウンセラー・心屋仁之助氏。私がウォッチしているスピリチュアル界隈との親和性が高く、この御大の影響を受ける教祖様が多いと、当コラムでも取り上げ続けてきました。
そんな心屋氏は昨年10月、自身のブログで「2020年末で心理カウンセラーを卒業して音楽活動に専念する」といった宣言をし、なぜかスポーツ紙なども報道。この内容が「Yahoo!ニュース」に転載されると、コメント欄には「この人、前から胡散臭いと思ってた」「子どもの虐待を肯定するような発言をした人ですよね? 表舞台から去ってくれてよかった」といった批判が多数書き込まれており、警鐘を鳴らし続けてよかったと溜飲が下がる思いでした。
すでにSNS上では「シンガーソングライター JIN-kokoroya」を名乗り、活動を開始している様子。ただ、ステージ上でも今まで通り自己啓発の講演会をやるでしょう。さらに、心理カウンセラーとしてつづっていたブログを焼き増しし、シンガーソングライターとして発信を続けると思います。というか、今の時点でそうしているんです。
今までの活動で集めた“心屋信者”の力はまだまだ強く、「シンガーソングライター JIN-kokoroya」のAmebaオフィシャルブログは、あっという間に「歌手部門」で研ナオコさんや野口五郎さんらとアクセスランキングで競り合っている状態。実は私、心屋氏の歌を聞いたことがありますが、「まあ、ヘタではない」という感じ。きっとこれからボイトレなどをやって、歌声を磨いていくんでしょう。いや、そうであってほしい……!
今年は丑年ですが、「牛」は勤勉や誠実の象徴なのだそう。動物たちの競走で、動きの遅さを自認して前夜のうちから歩いたからこそ、ネズミに次いで十二支の2番目になったというおとぎ話もあります。「コツコツと地道に」なんて、お手軽に手早く人を騙して儲けようと目論む連中が多いスピリチュアル界隈とは全く相容れないイメージ。怪しいものに惑わされず、牛のように、どっしり&しっかりと前に進んでいきたいものです。