今年3月に日本テレビ系『スッキリ』を降板したハリセンボンの近藤春菜が、秋の改変で同番組レギュラー復帰にする動きがあると、8月25日の東スポWebが報じた。記事によると、同番組メインMCの加藤浩次が、春菜復帰を画策しているという。
「加藤浩次さんが闇営業騒動の時に吉本上層部を批判。春菜さんは、加藤さんに同調する形となり、吉本上層部から目をつけられたと言われています。当然、『スッ…
今年3月に日本テレビ系『スッキリ』を降板したハリセンボンの近藤春菜が、秋の改変で同番組レギュラー復帰にする動きがあると、8月25日の東スポWebが報じた。記事によると、同番組メインMCの加藤浩次が、春菜復帰を画策しているという。
「加藤浩次さんが闇営業騒動の時に吉本上層部を批判。春菜さんは、加藤さんに同調する形となり、吉本上層部から目をつけられたと言われています。当然、『スッ…
「女・徳光和夫」を目指しているのか、それとも……。
11月25日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、オードリー・若林正恭が15歳年下の看護師女性と結婚したニュースの時に突如、水卜麻美アナウンサーが涙を流したことがネット上をざわつかせている。
「番組では、若林と親交が深い、どきどきキャンプ・佐藤満春が生出演し、若林の結婚の裏話を披露しました。すると、水卜アナが泣いていることに気付いたMCの加藤浩次が『え?なんでミトちゃん泣いてんの?』と驚くと、水卜アナは必死に涙をぬぐいながら、『新人の時から若林さん、お世話になって。本当に良かった』とコメント。加藤からは『泣くと、水卜さんが失恋したみたい。ずっと好きで看護師さんに取られちゃった水卜ちゃんみたいになっちゃった』と茶化されましたが、水卜アナは佐藤と手を取り合って喜び合っていました」(テレビ誌ライター)
これを観た視聴者からは、「オカン的心理かな」「若林のお母さんかのようないい顔してる」との声も飛び交っていたが、水卜アナは13日放送の『スッキリ』でも歌手の森山直太朗の生歌を聴いて大号泣したばかり。
そのため、「よく感極まって泣いてるよね」「情緒不安定なのかも」「メンタル弱ってるのかな」「鬱だと思った」「最近の水卜さん感情高ぶることが多いから、ちょっと休ませてあげたらいいのに」などと心配の声も上がっている。
「昨年暮れに放送された『犬も食わない』では、番組中、水卜アナは9歳年上の若林に対して終始、タメ口。深夜のゆるい番組で、『ヒルナンデス!』でも共演していたことから水卜アナも素の自分を出しやすかったのかもしれません。しかし、視聴者からは『恋人のような空気』『付き合ったらお似合い』とのコメントが飛び交うなど、交際に発展する可能性もあるように見えました。もし、若林の人柄をよく知る水卜アナが、『恋人候補』として意識していたのだとすると、加藤の言うように失恋の涙だったのではと、ついうがった見方をしてしまいますね」(週刊誌記者)
現在32歳の水卜アナ、まだ徳光さんのように涙腺が緩む年齢ではないような気もするが。
SNSはいったい誰のものなのか?
京都市がお笑い芸人のミキにツイッターで市の施策を発信してもらうために、所属する吉本興業に100万円を支払う契約を結んでいたことが話題を呼んでいる。
契約はツイート1回につき50万円を2回、計100万円を支払うというもので、世間からは「1ツイート50万円は高すぎる」「税金の無駄遣いだ」といった声が続出。多くの情報番組がこの話題を取り扱った。
「PRと明記されていなかったことが、ステルスマーケティングにあたると批判されています。10月29日の『スッキリ』(日本テレビ系)では、MCの加藤浩次が『何も悪くない2人は』と訴え、きちんと説明してPR表記を入れるよう指示していなかった吉本に非があると指摘。また、ミキの懐に100万円が入ったわけではないことを強調し、『ミキが不当な額をもらったみたいになる。悪い商売しているみたいに思う人がいるかもしれないけど、全然違うから。勘違いしてほしくない』と擁護しました」(テレビ誌ライター)
同様に、他のメディアでも多くの芸能人やコメンテーターが「悪いのは吉本」「ミキは被害者」との論調で語っている。
そんななか、一人敢然と「ミキにも責任がある」の論陣を張っていたのが、『スッキリ』コメンテーターで東京大学名誉教授のロバート・キャンベル氏だった。
「キャンベル氏は『個人でツイッターをやってる以上、プロフェッショナルとして何をやってるか360度、見る責任はある』と一刀両断。『ツイッターを見慣れている人なら、これがプロモーションだと分かっているはず。でも、個人のアカウントなんだから責任は負わないといけない』と注意を促しました。MCのハリセンボン・近藤春菜や出演者の高橋真麻が『可哀想』というだけなのと比べても、ピリッとした正論で“レベルの違い”を感じましたね」(前出・テレビ誌ライター)
この意見に、ネット上では「キャンベルさんのご意見がもっともだと思う」「本人が人前に立つプロとして自身のアカウントをもっている中で『無自覚で分かりませんでした』はちょっと無責任」「発信する内容も色んな人に影響があることを自覚すべき」「芸人コメンテーターとはレベルが違う」「自分たちでも受動的ではなく能動的にやった方がきっともっと良くなりますよっていうキャンベルさんの考え方に賛成」と、多くの人が喝采を送っている。
かつて、自身のブログで「カミングアウト」したキャンベル氏だけに、SNSでの「責任のあり方」については、一家言あったようだ。
お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が個人事務所「有限会社加藤タクシー」を設立し、吉本興業とエージェント契約を交わした。一連の吉本興業のお家騒動の中で、一時期は大崎洋会長と岡本昭彦社長が退陣しなければ、吉本を辞めると宣言していた加藤だが、自らが提案した「エージェント契約」を結ぶことで決着した形だ。
「今後は、吉本がテレビ局などのクライアントと交渉を担当し、クライアントから加藤タクシーに支払われたギャラの一部が吉本に回るシステムになると思われます。吉本はマネージメントには関わらず、スケジュールやお金周りの管理は加藤タクシーが行うことになるでしょう」(芸能事務所関係者)
ここで問題になるのが、ギャラの取り分だ。
「仮に、独立前の加藤と吉本が5:5でギャラを分けていたとします。でも、エージェント契約となった場合、吉本側が加藤から半分のギャラを持っていくとは考えにくい。吉本の取り分はもっと減るでしょう。あと、現在加藤が担当しているギュラー番組のギャラがどうなるのかも気になるところ。吉本所属時代からの仕事なので、いきなりギャラの取り分が変わるということはないと思うのですが、その点についても加藤が吉本に対して交渉している可能性もあります」(同)
つまり、加藤が担う仕事における吉本の売上が減ってしまうということだ。
「加藤は吉本の中でも1,2を争う稼ぎ頭だったわけです。しかし、エージェント契約になって加藤の取り分が増えれば、吉本的には売上を相当削られてしまうこととなる。吉本としては由々しき事態ですよね」(同)
ここで心配されているのが、加藤以外の吉本芸人への影響だ。
「加藤さんの売上が減った分、他の芸人たちにしわ寄せが来るんじゃないかという噂もあります。微妙にギャラを減らされたり、人件費節約のためにマネージャーがこなくなったりと、いろんなデメリットが出てくるのではないかとヒヤヒヤしている芸人もいるみたいです」(お笑い関係者)
加藤としては、吉本内の改革を願ってエージェント契約を結んだのであろうが、それが結果として他の芸人の待遇を更に悪くしてしまうかもしれないのだ。
「結局、自分だけ待遇改善したという状況でほかの芸人にはしわ寄せがある。そういうような事態にならないように、吉本ともちゃんと交渉して、いろいろと調整しているとは思いますが……」(同)
エージェント契約の導入で一旦は区切りとなったかに思えた吉本のお家騒動だが、まだまだ課題は残されているようだ。
10月14日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に、元ラグビー選手で同番組の金曜コメンテーターを務める大畑大介氏が登場。ラグビーW杯で初めて決勝トーナメントに進んだ日本代表を絶賛した。
しかし、その裏でネット上がざわつく事態となっていたという。
「ラグビーコーナーのBGMにジャニーズファンはあ然としたようです。W杯中継を行っている日本テレビの公式ラグビーテーマソングはスペシャルサポーターを務める櫻井翔も所属する嵐の最新曲『BRAVE』。しかし『スッキリ』では、ラグビーをテーマにしたTBS系ドラマ『ノーサイド・ゲーム』の主題歌である米津玄師の『馬と鹿』、そして番組中盤にはB’zの『兵、走る』が流れたのです。コーナーの最後になってようやく『日テレ系ラクビー2019イメージソング“BRAVE/嵐”』とのクレジットとともに曲がかかったものの、他局のドラマ主題歌が優先されたことに『納得がいかない』との声が相次ぎました」(芸能ライター)
しかも、よりによって『BRAVE』と『馬と鹿』はCDが同日リリースされ、「頂上決戦」と注目されていたライバル関係だ。
「初週のシングル売り上げ枚数は『馬と鹿』の約43万枚に対して、『BRAVE』が約70万枚で勝利。しかし、ラジオやダウンロードなど他指標を含めた総合ソング・チャート『JAPAN HOT 100』では米津が逆転して総合首位を獲得しています。また、W杯とラグビー日本代表のオフィシャルパートナーの大正製薬のオファーを受け、B’zが書き下ろしたラグビー日本代表応援ソング『兵(つわもの)、走る』は、主将のリーチ・マイケルや堀江翔太ら代表メンバーが出演。日本テレビが放送する日本代表戦の中継では必ずCMで放映されており、日本代表の快進撃とともにダウンロード数を急上昇させています。世間的には、ラグビーW杯といえばこの曲をイメージする人が多いのではないでしょうか」(芸能記者)
確かに、『BRAVE』と言われても、いまいちラグビーと結びつかない視聴者も多そうだ。ともあれ、『スッキリ』といえば、元SMAPの香取慎吾や稲垣吾郎を登場させたこともあるだけに、今回の件でますます「反ジャニーズ番組」のイメージがついたかもしれない。
元SMAP・香取慎吾が28日、日本テレビ系の朝の情報番組『スッキリ』に出演し、久しぶりに地上波への登場を果たした。
香取は約1時間にわたって、国際パラリンピック委員会(IPC)の特別親善大使として、「2020東京パラリンピック」をアピールし、その魅力を語った。
同日の同番組の視聴率は第1部(午前8時~9時30分)が9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で、前日(27日)の7.5%から1.7ポイント上がった。第2部(9時30分~10時25分)は7.0%で、こちらも前日の5.7%から1.3ポイントアップした。
28日の視聴率だけを見ると、“香取効果”があったのは事実だが、本当に香取に需要があるのだろうか?
「雨上がり決死隊・宮迫博之らによる反社会勢力への闇営業問題に端を発し、『スッキリ』MCの極楽とんぼ・加藤浩次が『今の社長、会長の体制が続くんだったら、ボクは吉本興業を辞める』といった発言をした際には、同番組の視聴率は連日2ケタを突破。7月23日には第1部で12.0%まで上げました。それと比べると、香取出演日の視聴率は物足りない。久々の地上波への登場ということで注目は集めましたが、たいした効果は見られませんでした。香取の日テレ出演は、テレビ業界的にはビッグニュースで、もっと話題になってしかるべきだった。この数字をもって、香取に需要があるとは一概に言えません。むしろ、それほど人気がないのを示したようなものですよ」(テレビ制作関係者)
香取がかつてMCを務めていた『SmaSTATION』(テレビ朝日系)、『おじゃMAP!』(フジテレビ系)は、お世辞にも視聴率がよかったわけではなかった。テレビ局側のジャニーズ事務所への忖度で番組が続いていたようなものだ。また、香取が主演したドラマは1ケタ台で終わることが多く、“爆死王”とも呼ばれていた。
7月に公正取引委員会が元SMAPの3人(香取、草なぎ剛、稲垣吾郎)を出演させないよう、テレビ局に圧力をかけた疑いで、独禁法違反につながる恐れのある行為が認められたとして、ジャニーズを注意していたことが明らかになり、テレビ局側の忖度も問題視された。
一連のその流れを受けて、テレビ局側も、「新しい地図」メンバーの地上波解禁を検討せざるを得なくなった。とはいえ、ぶっちゃけ“需要”がなければ無理に起用する必要はないのだ。今後、各局はジャニーズの顔色をうかがいながら、需要があるかどうかを判断していくことになりそうだ。
地上波完全復活が近づいてきているのか?
8月21日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にて、稲垣吾郎の姿が映り、ファンを喜ばせた。同番組は以前に新しい地図」の稲垣、草なぎ剛、香取慎吾が登場したイベントを取り上げた際、3人の映っていた場面をカットしてオンエア。MCの加藤浩次が激怒したことがあった。
「しかし、今回は”天の声”のコーナートップで、来年1月に開催される『ウォルト・ディズニー・アーカイブスコンサート』記者会見を取り上げられ、出席していた稲垣の姿が約2分半も流れました。しかも、『稲垣がディズニー作品で演じたい役』をクイズにしてゲストの須藤理彩が『美女と野獣』を見事に言い当てる一幕も。また、稲垣の『2人きりになったらちょっと野獣感あります』といったコメントもふんだんに放送されており、『加藤さんのなんとも言えない優しい笑顔が朝からほっこりしました』『加藤浩次のおかげかな』と視聴者もテレビ局側の変化を感じたようです。公正取引委員会のジャニーズ事務所への注意でテレビ局にも厳しい目が向けられていましたから、日テレも圧力がないというアピールをしたかったのでしょう」(芸能関係者)
8月18日にはNHK-BSプレミアムながら『欽ちゃんのアドリブで笑』に香取が出演。さらには、草なぎが出演していた『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)にも復活の気配があるという。
『同番組の総合演出を務めていた飯山直樹氏が、8月12日のツイッターにて『某番組のオープニング撮り。今時ちゃんとオープニング撮る番組って珍しくない?ぷぷぷ。』と綴ったのです。約20年続いた『「ぷっ」すま』はテレ朝のジャニーズへの忖度で番組終了したと噂されていました。しかし、あと一歩のところで上層部が難色を示し、地上波ではなく有料動画サイトでの配信となる可能性が高いようです」(芸能記者)
ともあれ、『新しい地図』への風向きは変わりつつあるのかもしれない。
組織改革が注目されている吉本興業が、従来の専属マネジメント契約のほかに、「専属エージェント契約」を導入する方針を明らかにした。極楽とんぼの加藤浩次が提案し、騒動を受けて設置された「経営アドバイザリー委員会」での話し合いを経て、導入が決まったという。
「基本的には、仕事をオファーするクライアントとの交渉を吉本が担当するという契約。ギャランティーはクライアントから芸人サイドに直接振り込まれ、そのギャラから決められたパーセンテージが芸人から吉本に行く、というシステムです。吉本は、芸人のスケジュール管理は担当せず、あくまでクライアントとの交渉のみを担当します」(芸能事務所関係者)
この「エージェント契約」を導入するのは、日本の芸能界で初めてだと報じられているが、実際にはそういうわけでもない。
「明確に『エージェント契約』と銘打っているケースはないですが、たとえばミュージシャンには、事実上のエージェント契約がすでにあります。本業が別にあるミュージシャンなどは、ライブのブッキングや音源制作の仕切りだけを事務所に依頼して、それ以外の活動は完全に個人で自由にやっているというケースが少なくない。この場合、事務所はあくまでもアーティストとレコード会社やイベンターの間で交渉するだけの存在であり、事実上のエージェントという形になる。あるいは、小規模のバンドだと、全国ツアーのブッキングは自分でやって、音源制作に関するレコード会社との交渉だけを事務所にまかせるというパターンもあります」(音楽業界関係者)
また、大学教授や作家といった文化人タレントについては、実質的なエージェント契約となっているケースがある。
「文化人タレントは、テレビやラジオの仕事以外にも連載や書籍の執筆、講演など細かい活動が多い。芸能事務所に所属していても、執筆や講演の仕事はその事務所仕切りでないことが多い。この場合、あくまで芸能事務所はテレビ・ラジオ出演時のエージェントであり、出版関連の仕事は自分が直で受けるか、別のエージェントが存在する。タレントの蛭子能収さんが漫画やイラストの依頼を受ける場合は事務所がノータッチになるとか、そういうケースです」(出版業界関係者)
この「専属エージェント契約」が、吉本興業に導入されることで芸人たちの労働環境は大きく変わっていくという。
「一番大きいのは、吉本を通さなくても自由に仕事ができるようになること。これまでなら、たとえば自分の得意分野の趣味を活かして、個人的付き合いで取ってきた仕事であっても、ギャラは一旦吉本に入ってから、その何割かが芸人に入ってくるシステムだった。
それがエージェント契約であれば、吉本が交渉していない仕事については、全部自分のギャラになる。といって、吉本が持つ劇場での出番がメインとなるような芸人にしてみれば、“社内仕事”がほとんどなので、エージェント契約をする意味はまったくないでしょう。黙っていても仕事のオファーがくるような一部の芸人にしか関係ない話です」(前出・芸能事務所関係者)
また、吉本が「専属エージェント契約」と発表したことも見逃してはならない。
「“専属”という言葉が何を意味するのかが、気になります。芸人としては複数のエージェントとパートナーシップを結べることが大きなメリットであり、もし”吉本としかエージェント契約ができない”という意味での“専属”であれば、芸人にとってのメリットはそこまで大きくないし、結局何も変わらないかもしれない。この”専属”という言葉が大きな落とし穴になりそうな気がします」(同)
『スッキリ』(日本テレビ系)での”加藤の乱”で、吉本興業が導入するに至った芸人の”働き方改革”。改革をしたつもりが、蓋を開けてみればまったくそんなものではなかった……なんてことにならなければいいのだが。加藤の乱が無駄じゃなかったと祈るばかりだ。
組織改革が注目されている吉本興業が、従来の専属マネジメント契約のほかに、「専属エージェント契約」を導入する方針を明らかにした。極楽とんぼの加藤浩次が提案し、騒動を受けて設置された「経営アドバイザリー委員会」での話し合いを経て、導入が決まったという。
「基本的には、仕事をオファーするクライアントとの交渉を吉本が担当するという契約。ギャランティーはクライアントから芸人サイドに直接振り込まれ、そのギャラから決められたパーセンテージが芸人から吉本に行く、というシステムです。吉本は、芸人のスケジュール管理は担当せず、あくまでクライアントとの交渉のみを担当します」(芸能事務所関係者)
この「エージェント契約」を導入するのは、日本の芸能界で初めてだと報じられているが、実際にはそういうわけでもない。
「明確に『エージェント契約』と銘打っているケースはないですが、たとえばミュージシャンには、事実上のエージェント契約がすでにあります。本業が別にあるミュージシャンなどは、ライブのブッキングや音源制作の仕切りだけを事務所に依頼して、それ以外の活動は完全に個人で自由にやっているというケースが少なくない。この場合、事務所はあくまでもアーティストとレコード会社やイベンターの間で交渉するだけの存在であり、事実上のエージェントという形になる。あるいは、小規模のバンドだと、全国ツアーのブッキングは自分でやって、音源制作に関するレコード会社との交渉だけを事務所にまかせるというパターンもあります」(音楽業界関係者)
また、大学教授や作家といった文化人タレントについては、実質的なエージェント契約となっているケースがある。
「文化人タレントは、テレビやラジオの仕事以外にも連載や書籍の執筆、講演など細かい活動が多い。芸能事務所に所属していても、執筆や講演の仕事はその事務所仕切りでないことが多い。この場合、あくまで芸能事務所はテレビ・ラジオ出演時のエージェントであり、出版関連の仕事は自分が直で受けるか、別のエージェントが存在する。タレントの蛭子能収さんが漫画やイラストの依頼を受ける場合は事務所がノータッチになるとか、そういうケースです」(出版業界関係者)
この「専属エージェント契約」が、吉本興業に導入されることで芸人たちの労働環境は大きく変わっていくという。
「一番大きいのは、吉本を通さなくても自由に仕事ができるようになること。これまでなら、たとえば自分の得意分野の趣味を活かして、個人的付き合いで取ってきた仕事であっても、ギャラは一旦吉本に入ってから、その何割かが芸人に入ってくるシステムだった。
それがエージェント契約であれば、吉本が交渉していない仕事については、全部自分のギャラになる。といって、吉本が持つ劇場での出番がメインとなるような芸人にしてみれば、“社内仕事”がほとんどなので、エージェント契約をする意味はまったくないでしょう。黙っていても仕事のオファーがくるような一部の芸人にしか関係ない話です」(前出・芸能事務所関係者)
また、吉本が「専属エージェント契約」と発表したことも見逃してはならない。
「“専属”という言葉が何を意味するのかが、気になります。芸人としては複数のエージェントとパートナーシップを結べることが大きなメリットであり、もし”吉本としかエージェント契約ができない”という意味での“専属”であれば、芸人にとってのメリットはそこまで大きくないし、結局何も変わらないかもしれない。この”専属”という言葉が大きな落とし穴になりそうな気がします」(同)
『スッキリ』(日本テレビ系)での”加藤の乱”で、吉本興業が導入するに至った芸人の”働き方改革”。改革をしたつもりが、蓋を開けてみればまったくそんなものではなかった……なんてことにならなければいいのだが。加藤の乱が無駄じゃなかったと祈るばかりだ。
所属タレントによる特殊詐欺グループへの闇営業問題に端を発した吉本興業のお家騒動。朝の情報番組『スッキリ!』(日本テレビ系)でMCの立場を利用し、大崎洋会長と岡本昭彦社長に辞任を迫った極楽とんぼの加藤浩次に対して、大崎会長が「絶対、許さない」と激怒しているという。
加藤といえば、岡本社長の記者会見の翌日、『スッキリ!』で「僕はこの会社にいられない。今の岡本社長、大崎会長の体制が続くなら、僕は吉本を辞める」と大見得を切って、大崎会長と話し合うことを明らかにし、“加藤の乱”とまで言われた。また、同番組中、加藤と一緒にMCを務めるハリセンボンの近藤春菜も、契約問題に関し、大崎会長が「口頭でも契約は成立する」と発言したことに触れ、「芸人が契約内容に同意していない。私は口頭でも聞いた覚えはないです」と批判。加藤に追随した。
加藤が大崎・岡本体制への不満を一気に爆発させた背景には、06年に淫行事件を起こして吉本を契約解除された相方・山本圭壱の一件がある。加藤は、かなり前から山本の復帰を大崎会長に懇願していたものの、聞き入れてもらえなかったのだ。結果、感情のもつれが生じ、会社との関係も悪化していった。
筆者は、長らく山本の復帰を認めなかった大崎会長の判断は正しかったと思っているが、しかし、加藤は闇営業問題に乗じて、吉本の体制を批判。これには、芸人たちに対して同情的だった社員からも、「何様だと思ってんだ」とブーイングの声が上がったという。
結局、加藤はその後、大崎会長と会談したものの、内容については明らかにせず、翌日の『スッキリ!』では、「僕がこういうことを発言したことで事が大きくなっていることは、本当にお詫びしたい」と一気にトーンダウン。一時は“加藤の乱“と持て囃された騒動も、鎮圧されてしまった格好だ。
「騒動は収束しつつありますが、しかし、加藤がMCの立場を利用して大崎会長と岡本社長に辞任を迫った事実を、吉本としては見過ごすことはできません。水面下では、大崎会長が岡本社長に命じて“加藤追放令“を出したそうです」(業界事情通)
岡本氏は親しいメディアに「加藤のバックにはいわくつきの元社員がいる」という情報をリークしているというが、いわくつきの元社員とは、以前、吉本を追放されたT氏のことだという。
「T氏は、女性を調達して上司に取り入るタイプで、女性問題や金銭トラブルが絶えなかった元会長の故・林裕章さんに可愛がれていました。林さんの死後、加藤のマネジャーを担当していましたが、その頃から自分の会社を経営して競走馬を持つなど、複数の副業をこなしていたそうで、風俗を経営しているという噂までありました。それがあまりに目に余るので、大崎会長が吉本から追放したのです」(前同)。
T氏は、吉本を退社後、加藤とは接触していないと関与を否定しているが、吉本関係者は「『まったく接触してない』というのはにわかに信じがたい」と疑念を抱いているという。
いずれにしても、加藤が大崎会長と会談した翌日の『スッキリ!』は瞬間最高視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』を抜いてトップに出たが、その後、発言をトーンダウンさせて以降は数字も元に戻ってしまった。しかも、加藤の発言が大崎会長を激怒させてしまったことで、大晦日恒例の年越し番組『ガキの使いやあらへんで』を抱える日テレ上層部は大慌て。タイミングを見て、低視聴率を理由に加藤と近藤を降板させるのではないかと囁かれている。
芸人仲間の闇営業を巡るお家騒動で“正義の味方”を気取った加藤が、今度は自らが追い出される立場に立つとは皮肉な話だ。これ以上、犠牲者を出さないためにも、一日も早いお家騒動の終結に期待したい。
(文=本多圭)
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