巨大アイドル帝国・ジャニーズ事務所に所属するJr.たちは、デビューを目指して日夜鍛錬を続けている。しかし、彼らを応援するファンは常に不安と背中合わせ。「この子は売れる? 次の現場はどこ? もしかして退所!?」――そんなスリルと楽しく共存できるよう、将来有望な銘柄を「Jr.証券取引所」がご案内。

【安定のMCスキル、ユニット結成で値動きチャンス】
安井謙太郎(やすい・けんたろう)
一部ネット掲示板でついた本銘柄のあだ名は、「ミジメ」。かつて、有名な進学校に通っていながら大学に進学しなかったことから、「これでJr.を辞めたらミジメだな」的な内容の書き込みがウケ、この名前が定着する。
ひどい「ディス」のようではあるが、その響きと本銘柄の明るい雰囲気がなんともハマッたようで(本当に「ミジメ」そうに見えたら笑いにならない)、定着。年齢は現在のJr.の中では年上グループだが、実年齢よりも若く見え、かつ小柄でキュートなため、「みじたん」など愛情を込めて呼ばれることもある。
本銘柄は、ジャニーズJr.市場でも、トップクラスの人気を誇る。デビュー組のコンサートや舞台などに登場したりするときの歓声は大きく、ときにはデビュー組のタレントに引けを取らないほどのこともある。そんな本銘柄が、大きく値動きが期待されそうな気配が漂ってきた。
まずは舞台。これまでにも『滝沢演舞城』や『少年たち』などにも出演してきているが、2016年秋には大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子主演の舞台『三婆』への出演が決まっている。いわゆる「ジャニーズ舞台」ではない舞台への主要キャストとしての抜擢は大きなポイントだ。
16年夏公開予定の映画『ホーンテッド・キャンパス』(主演・中山優馬)にも主要キャストとして出演。4月からは、ジャニーズJr.でありながら、NHKラジオ『らじらー! サタデー』のパーソナリティとして、同じくJr.の高橋優斗とコンビで抜擢、まだ経験の少ない高橋をフォローするような、保護者的な役割も与えられているところには、事務所からの信頼の厚さもうかがえる。
もはや「ミジメ」とは対極の「逆ミジメ」、「ホコリ(※埃ではない)」とでも改名したほうがよさそうな銘柄である。
【投資家の売買予想】
(買いポイント)
☆ダンス、歌、演技、どれも安定感が漂うが、なかでも注目したいのが、「進行のうまさ」ではないだろうか。4月に放送終了した『ガムシャラ!』(テレビ朝日系)や、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)のコーナー司会などで見られる進行ぶりは、グダグダになりがちな企画と顔ぶれの中、本銘柄の進行なら大丈夫といった安定感が漂う。
☆本銘柄の特徴は、「ずっと無所」的なポジションだった点。そこへ近年、「SixTONES」「Mr.KING」「Prince」「HiHi Jet」「天才Genious」「Classmate J」など、Jr.内ユニットが乱立するユニット群雄割拠時代が到来した。そして本銘柄も所属するユニット「Love‐tune」が誕生。バンドも行うユニットで、その際には本銘柄がリードボーカルを務める。つまり、ユニットの顔である。演技仕事の連発、ラジオ出演、そして新ユニット。活躍に比例し株価も上がるが、それらの活躍によっては、いきなりの高騰も予測される。
(売りポイント)
★まず懸念される材料は、年齢。16年4月現在、本銘柄の年齢は「24」。ジャニーズJr.全体から見れば最年長枠というわけではなく、現時点での本銘柄よりも上の年齢でデビューしたタレントも複数いる。とはいえ、いくら童顔Jr.といっても、やはりいつまでも安心してはいられない。
★加えて、15年にあると確実視されていたバレーボールワールドカップの応援グループとしての新グループデビューが消え、次世代のデビューが停滞している現状もある。
★ユニット群雄割拠の時代の中、Love‐tuneは後発であり、ユニットの人気も必ずしもトップレベルとはいえない現状なだけに、一気にデビュー決定→株価高騰→ストップ高、という流れはまったく予想できない状況だろう。
★Jr.株式市場の常として、直前まで推されていたのに、いきなり後列に下げられたり、ユニット解体・自然消滅は当たり前の世界であることも念頭に置いておきたい。そういったリスクを考えながら、どこをピークととらえるか、売りの見極めもまた、難しい銘柄といえる。
【この銘柄の特色】

【類似銘柄】
岩橋玄樹、渡辺翔太、西畑大吾、Kis‐My‐Ft2・北山宏光、TOKIO・国分太一
(取材・文/ジャニーズJr.証券研究所)