Kis-My-Ft2「家族限定ライブ」、ペットの犬や1歳児のステージ観覧に覚えた不安

 2018年のジャニーズ出演番組で最もおかしな企画が、12月24日に放送された。『CDTVスペシャル! クリスマス音楽祭2018』(TBS系) でのKis-My-Ft2「家族限定ライブ」である。

 同番組で事前に観覧募集していた企画で、観覧者の資格として「家族全員でキスマイの振り付けができる!」「お孫さんの影響でキスマイが大好きになったおばあちゃんを連れてってあげたい!」 などのエピソードが挙げられていた。

 ジャニーズ番組の観覧の場合、ときどきこの手の「男性やちびっこ、お年寄りなど、意外性のあるファンがいることを見せるための募集」というのが行われる。ちびっこのいるママさんのジャニオタは多いだけに、子どもは当選に有利な条件にならないという面もあるが、観覧に協力してくれる「大人男性」は少ないだけに、お父さんなどが行ける場合は当選確率が自ずと上がる。

 そして、目一杯集めた「お父さん」は、「お父さんファンが存在していること」を強調するため、気の毒なことに家族から離され、目立つ場所に立つように指示を受け、「もっと大きく動いて!」「お父さん! 映りますよ! 笑顔で!」などと個別で指導を受けることもある。もちろん、お父さん自身がファンなのか、単に娘か妻に連れて来られただけか、なんてことはまったく問題じゃない。重要なのは「ファンという集団の中に男性がいること」なのだ。
 
 そんなわけで、この企画も「ああ、ジャニーズのお得意な家族企画ね」と思っていたのだが、今回ばかりは驚いた。番組では「なんとこんな意外なファンも」として、「犬のファン」 を紹介したのだ。

なんでもキスマイの曲を聞くと鳴くとかで(比較対象として、他ジャニーズグループや別アーティストの曲を聞かせる実験はナシ)、「実はまだキスマイのライブに行ったことがない」と言う。ええ、そうでしょうとも。

  ともあれ、赤ちゃんからお父さん、おばあちゃん、さらに犬までいる混沌のライブが行われた。「娘や嫁に付き合わされてるだけだろ」「これだからジャニオタは」とネット上で叩かれそうで、見ながらヒヤヒヤしてしまう。そして案の定、「犬がファンというのは、さすがにやりすぎ」「犬がファンのわけはなく、赤ん坊もファンか確かめられない」などの声が上がっていた。

  世間に「人気がある」と思わせるため、「きゃー! きゃー!」という歓声を上げさせるジャニーズの番組協力での指導は、正直、ものすごく古いし、「特殊な集団」に見えることで、世間にドン引きされる原因にもなる。さらに、「幅広い人気」を示す演出ともなると、さすがにどうかしている。このあたりのヘタさは、さすがジャニーズだ 。

 さらに、一番恐れていたのは、CD売り上げもコンサートの観客動員数も事務所内で安定して上位にいるキスマイが、 こうした企画をすることによって「人気がないグループ」 に見えないかということだ。これにも、やはりネット上で「家族限定ライブって、招待されてるのがキスマイファンの1歳とかペットの犬って、おかしくない? それともキスマイはファンがいないのか」との指摘があった。

 これでは、ちゃんと人気があるキスマイが、あまりに可哀想だ。とはいえ、多くのキスマイファンは「ほっこりした」「犬にまで愛されるキスマイ」などとつぶやいているわけだけど……。 みんな良い人なのか。
(南山ヒロミ) 

 

Hey!Say!JUMPは中堅でも平均年齢27歳未満、まだ「煮物」になるトシじゃない

 ジャニーズWESTのマイクがオフになっていたトラブルが話題となった、12月21日放送の『ミュージックステーション スーパーライブ2018』(テレビ朝日系)。思いがけない事故に困惑しつつも、明るく笑顔で対応しようとするWESTには心打たれたが、ちょっと憂えることもあった。

 それは、Hey!Say!JUMPの置かれた微妙なポジションのこと。今年デビューしたばかりで「デビュー特需」にあるKing&Princeは例外として、Hey!Say!JUMPはファンクラブ会員数やCD売り上げ、コンサートの集客力も、ジャニーズ事務所において嵐、関ジャニ∞に次ぐ人気グループと言っていい存在である。

 だが、中堅グループというポジションからか、若手グループを目立たせる関係なのか着用していたスーツの色味には、悲しみを禁じえなかった。

 キンプリが白+金色であるのに対し、Hey!Say!JUMPはベージュ(薄茶色?)。ファンはTwitterで「全員お顔が美しい」「顔が良すぎる」「さすがの顔面偏差値」と佇まいを絶賛していたものの、ネットの掲示板上では「煮物」と言われ、JUMPの衣装が大いに嘆かれ、「嵐から煮物衣装を引き継いだのか」「ジャニーズの煮物(衣装)担当をやめさせろ」といった声が出ていた。

「おじさんジャニーズには、光沢ある茶色かベージュを着せるんですよ。おじさんを綺麗に見せる色だからです」

 実は以前、ジャニーズ御用達雑誌の編集者から、そんな話を聞いたことがあったのだが、確かにこの色、諸先輩方がよく着せられている気がする。

 この「煮物」色、30~40代のジャニーズが着ると、顔色も良く見えて上品だということはよくわかるが、Hey!Say!JUMPはデビュー11年目にして、平均年齢27歳未満。経験的には立派な中堅とはいえ、まだ「煮物」になるトシじゃない。

 まして山田涼介、伊野尾慧、中島裕翔を中心として、「色白美肌」率の非常に高いグループである。おそらく「美肌」度においては、デビュー組ナンバー1なのではないだろうか。

 そして、この日、Hey!Say!JUMPはいつも以上に、キラキラした輝きを放っていた。山田の艶は眩しいほどだったし、伊野尾のほっぺをプクーッと膨らますあざとさには、ジャニーズに疎い層も「可愛い」とTwitter上で湧いていたし、八乙女光のウインクも、高木雄也のお茶目顔も、常にブレない正確さを保つ知念の気迫あふれるダンスも、どれもこれも「いつもより大盛りサービスの気合」を感じさせるものだった。

 それは、平成最後の年末の『ミュージックステーション スーパーライブ』への意気込みからか、山田、有岡と、人気を牽引するメンバーの熱愛が立て続けに報じられた危機感からか、20代後半にして「煮物」衣装を着せられてしまった悔しさからか。煮物衣装に包まれながらも、地味にならず、沈まずに、いつも以上にキラキラ笑顔を放つHey!Say!JUMPの内面から滲み出る思いや闘志を感じるステージだった。
(南山ヒロミ)

2011年から始まった、ジャニー喜多川氏の「Sexy」使用例に見る“業の深さ”

 独特なセンスによるグループ名の付け方などで知られるジャニー喜多川氏。その突飛な発想にファンはいつも驚かされてばかりだが、中には言葉そのものは普通であっても、使い方が独特というケースもある。

 一般的な用法と異なる「ジャニー語辞典」的な用い方。近年では、その最たるものが「Sexy(セクシー)」だろう。

 ジャニー氏がやたらとご執心の「Sexy」という言葉。「Sexy Zone」から始まり、弟分として「Sexy Boys」や「Sexy 松(Show)」なんてのも2014年時点ではあった。Sexy Zoneにこの2組を加えて「Sexy Family」なのだという、果てしなく妄想のような展開に、ついていけたファンはほとんどいなかっただろう。

 それが自然に忘れられていき、おそらくSexy Zoneもファンもホッとしていた頃に、藤井直樹、那須雄登、浮所飛貴、岩崎大昇、佐藤龍我、金指一世からなる6人組のジャニーズJr.ユニット「東京B少年」が「Sexy美少年」に改名された。

 一連の流れを振り返ってみて、しみじみ思うのは、よりによって一般的な「Sexy」から遠いイメージの子ばかりに、ジャニーさんはセクシーを名乗らせてしまうこと。

 例えば、Sexy Zoneは一緒に仕事をしたことのあるスタッフや取材経験のある編集者・記者などは、口を揃えて「本当に良い子ばかり」と言う。自分も以前取材したことがあるのだが、真面目で礼儀正しく、稀に見る良い子集団で、大げさでなく「天使」のようだった。

 しいて言えば、「リア恋」枠とよく言われるように、美形タイプではないものの、親しみやすさやヤンチャさ、 クラスにいたらモテそう感のある菊池風磨はSexyといっていいかもしれないが、オリジナルのキラキラ世界観を持つ中島健人も、超のつく真面目で常識人で古風で落ち着きある佐藤勝利も、これまた真面目で頑張り屋で気遣い屋の松島聡も、知性的で優しくピュアなマリウス葉も、およそ世間の思う「Sexy」とは、ほど遠い。

 ジャニー流の「Sexy」を一般の辞書で置き換えるなら、むしろ「ピュア」とか「メルヘン」とか「エンジェル」とかの方がしっくりくる気がする。同様に、「Sexy美少年」もまた、「ピュア美少年」とか「イノセント美少年」「エンジェル美少年」、いっそのこと「天才Genius」がアリだったわけだから、「ビューティフル美少年」でも良いんじゃないだろうか。

 よりによって「性」のニオイを漂わせることなく、無垢で純粋で美しい少年たちばかりをつかまえて、「Sexy」と名付けてしまうジャニー喜多川氏。そこに真の業の深さがうかがえる気がする。
(南山ヒロミ)

2011年から始まった、ジャニー喜多川氏の「Sexy」使用例に見る“業の深さ”

 独特なセンスによるグループ名の付け方などで知られるジャニー喜多川氏。その突飛な発想にファンはいつも驚かされてばかりだが、中には言葉そのものは普通であっても、使い方が独特というケースもある。

 一般的な用法と異なる「ジャニー語辞典」的な用い方。近年では、その最たるものが「Sexy(セクシー)」だろう。

 ジャニー氏がやたらとご執心の「Sexy」という言葉。「Sexy Zone」から始まり、弟分として「Sexy Boys」や「Sexy 松(Show)」なんてのも2014年時点ではあった。Sexy Zoneにこの2組を加えて「Sexy Family」なのだという、果てしなく妄想のような展開に、ついていけたファンはほとんどいなかっただろう。

 それが自然に忘れられていき、おそらくSexy Zoneもファンもホッとしていた頃に、藤井直樹、那須雄登、浮所飛貴、岩崎大昇、佐藤龍我、金指一世からなる6人組のジャニーズJr.ユニット「東京B少年」が「Sexy美少年」に改名された。

 一連の流れを振り返ってみて、しみじみ思うのは、よりによって一般的な「Sexy」から遠いイメージの子ばかりに、ジャニーさんはセクシーを名乗らせてしまうこと。

 例えば、Sexy Zoneは一緒に仕事をしたことのあるスタッフや取材経験のある編集者・記者などは、口を揃えて「本当に良い子ばかり」と言う。自分も以前取材したことがあるのだが、真面目で礼儀正しく、稀に見る良い子集団で、大げさでなく「天使」のようだった。

 しいて言えば、「リア恋」枠とよく言われるように、美形タイプではないものの、親しみやすさやヤンチャさ、 クラスにいたらモテそう感のある菊池風磨はSexyといっていいかもしれないが、オリジナルのキラキラ世界観を持つ中島健人も、超のつく真面目で常識人で古風で落ち着きある佐藤勝利も、これまた真面目で頑張り屋で気遣い屋の松島聡も、知性的で優しくピュアなマリウス葉も、およそ世間の思う「Sexy」とは、ほど遠い。

 ジャニー流の「Sexy」を一般の辞書で置き換えるなら、むしろ「ピュア」とか「メルヘン」とか「エンジェル」とかの方がしっくりくる気がする。同様に、「Sexy美少年」もまた、「ピュア美少年」とか「イノセント美少年」「エンジェル美少年」、いっそのこと「天才Genius」がアリだったわけだから、「ビューティフル美少年」でも良いんじゃないだろうか。

 よりによって「性」のニオイを漂わせることなく、無垢で純粋で美しい少年たちばかりをつかまえて、「Sexy」と名付けてしまうジャニー喜多川氏。そこに真の業の深さがうかがえる気がする。
(南山ヒロミ)

東京B少年から「Sexy美少年」へ、まったく意味がわからない改名が示す“ジャニーズ流”

 11月19日、Twitterのトレンド2位に長時間ランクインするなど、SNS上で盛んに話題になったジャニーズ関連ワードがある。

 それは、「Sexy美少年」。藤井直樹、那須雄登、浮所飛貴、岩崎大昇、佐藤龍我、金指一世からなる6人組のジャニーズJr.ユニット「東京B少年」の名前が変更になり、それが「Sexy美少年」というのだ。

 これには多くのファンが「東京B少年に戻してほしい」「東京B少年がいい」「絶対イヤだ……」などという拒絶反応を示している。また、彼らのファン以外のジャニオタからは「またSexy」と笑われ、珍妙なグループ名の多いハロプロファンからは「笑えるだけマシ」と言われるなど、各方面からも注目されている。

 ともあれ、この改名は、いくつかの点で実に「ジャニーズらしい」と言えるだろう。1つは、改名の必要性がまったくないこと。メンバーの一部選抜や再編成などが行われなかったことが、せめてもの救いだが、とはいえ、メンバーも変わらないのに、デビューするわけでもないのに、名前だけ変える意味がまったくわからない。

 しかし、誰にも頼まれてもいないのに東京オリンピックを意識し、「2020構想」を続けるなど、「頼まれていない・必要がない」ことに心血を注ぐのがジャニーズ流だ。

 もう1つは、もちろん「Sexy」である。Sexy Zoneだけでは飽き足らず、Sexy松にSexy Boyzと 「Sexy Family」を作っていた時期もあったが、まさかそのことを忘れて再開したのだろうか。

 もう1 つは、公式サイト「Johnny’s net」上で発表された改名に際する意味のわからない迷文。見た瞬間、噴き出した人もいるだろうし、ゾワッと鳥肌が立った人もいるだろう。

 「東京B少年からSexy美少年へユニット名を変更しました」のタイトル以下、こう続く。

「東京B少年からSexy美少年へ!
6人はSix…
Sixの少年が成長し、
よりSexyに!より美しく!
B少年から美少年へ!
今B少年がSexy美少年として生まれ変わる!」

 改名後の名称にはまったく含まれていない「Six」を唐突に説明し始めるところから、謎が一気に広がる。しかも、「6人はSix…」の「…」がいやにポエミーで、「Six」が「Sexy」に変わる語呂合わせ的な下ネタを経ての「わかるよね?」「お察し?」という含みを持たせていそうな点も怖い。そもそも、今年だけでもデビュー組とJr.含めて退所・活動休止などが何人も出ているんだから、数字を謳うことのリスクは嫌というほど感じているだろうに。

 そして、今回の改名で一番可哀想なのは、ファンよりも、本人たちだということも、ジャニーズ流。「東京B少年」だって十分おかしな名前だったのに、「B少年」を捨てて、ダイレクトに「美少年」を出してしまうところには、「大好きな人が恥ずかしがる姿を見てワクワクする」ジャニーさん流が見える気がする。「Sexy美少年の〇〇です(真っ赤)……」という彼らの純粋な姿が目に浮かぶ。

 何しろ大好きな人にこそ、デビュー前からユニットのメンバー内でキスシーンを演じさせたり、下ネタをさせたりする御方だ。そうした加虐的な思いつきのみで改名が行われたとしても、何の不思議もない。

 せめてもの願いは、この「Sexy」被害がさらに広がらないこと。「宇宙Six」や「SixTONES」など、最近、なぜか「Six」にご執心であることから、「Six→お察し→Sexy」がほかの場所でも適応されてしまわないかという不安はある。「SexyTONES」とか「宇宙Sexy」は容易に起こりうる変化に見えるから、つくづくゾッとする。

 YouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」において、ジャニーさんからの電話で「レインボーズに名前が変わる」というドッキリ企画を行ったSixTONESなどは、今頃、本気で「SexyTONES」化を心配しているのではないだろうか。

東京B少年から「Sexy美少年」へ、まったく意味がわからない改名が示す“ジャニーズ流”

 11月19日、Twitterのトレンド2位に長時間ランクインするなど、SNS上で盛んに話題になったジャニーズ関連ワードがある。

 それは、「Sexy美少年」。藤井直樹、那須雄登、浮所飛貴、岩崎大昇、佐藤龍我、金指一世からなる6人組のジャニーズJr.ユニット「東京B少年」の名前が変更になり、それが「Sexy美少年」というのだ。

 これには多くのファンが「東京B少年に戻してほしい」「東京B少年がいい」「絶対イヤだ……」などという拒絶反応を示している。また、彼らのファン以外のジャニオタからは「またSexy」と笑われ、珍妙なグループ名の多いハロプロファンからは「笑えるだけマシ」と言われるなど、各方面からも注目されている。

 ともあれ、この改名は、いくつかの点で実に「ジャニーズらしい」と言えるだろう。1つは、改名の必要性がまったくないこと。メンバーの一部選抜や再編成などが行われなかったことが、せめてもの救いだが、とはいえ、メンバーも変わらないのに、デビューするわけでもないのに、名前だけ変える意味がまったくわからない。

 しかし、誰にも頼まれてもいないのに東京オリンピックを意識し、「2020構想」を続けるなど、「頼まれていない・必要がない」ことに心血を注ぐのがジャニーズ流だ。

 もう1つは、もちろん「Sexy」である。Sexy Zoneだけでは飽き足らず、Sexy松にSexy Boyzと 「Sexy Family」を作っていた時期もあったが、まさかそのことを忘れて再開したのだろうか。

 もう1 つは、公式サイト「Johnny’s net」上で発表された改名に際する意味のわからない迷文。見た瞬間、噴き出した人もいるだろうし、ゾワッと鳥肌が立った人もいるだろう。

 「東京B少年からSexy美少年へユニット名を変更しました」のタイトル以下、こう続く。

「東京B少年からSexy美少年へ!
6人はSix…
Sixの少年が成長し、
よりSexyに!より美しく!
B少年から美少年へ!
今B少年がSexy美少年として生まれ変わる!」

 改名後の名称にはまったく含まれていない「Six」を唐突に説明し始めるところから、謎が一気に広がる。しかも、「6人はSix…」の「…」がいやにポエミーで、「Six」が「Sexy」に変わる語呂合わせ的な下ネタを経ての「わかるよね?」「お察し?」という含みを持たせていそうな点も怖い。そもそも、今年だけでもデビュー組とJr.含めて退所・活動休止などが何人も出ているんだから、数字を謳うことのリスクは嫌というほど感じているだろうに。

 そして、今回の改名で一番可哀想なのは、ファンよりも、本人たちだということも、ジャニーズ流。「東京B少年」だって十分おかしな名前だったのに、「B少年」を捨てて、ダイレクトに「美少年」を出してしまうところには、「大好きな人が恥ずかしがる姿を見てワクワクする」ジャニーさん流が見える気がする。「Sexy美少年の〇〇です(真っ赤)……」という彼らの純粋な姿が目に浮かぶ。

 何しろ大好きな人にこそ、デビュー前からユニットのメンバー内でキスシーンを演じさせたり、下ネタをさせたりする御方だ。そうした加虐的な思いつきのみで改名が行われたとしても、何の不思議もない。

 せめてもの願いは、この「Sexy」被害がさらに広がらないこと。「宇宙Six」や「SixTONES」など、最近、なぜか「Six」にご執心であることから、「Six→お察し→Sexy」がほかの場所でも適応されてしまわないかという不安はある。「SexyTONES」とか「宇宙Sexy」は容易に起こりうる変化に見えるから、つくづくゾッとする。

 YouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」において、ジャニーさんからの電話で「レインボーズに名前が変わる」というドッキリ企画を行ったSixTONESなどは、今頃、本気で「SexyTONES」化を心配しているのではないだろうか。

東京B少年・佐藤龍我、少年期の儚い美しさを映像化した『Jr.選抜!標への道』の重要性

 いろいろな意味で、すごい企画がスタートした。

 NEWS・加藤シゲアキ主演ドラマ『ゼロ一攫千金ゲーム』(日本テレビ系、7月15日スタート)内の重要な役割「標(しるべ)」役を決めるオーディションを担う、深夜ドラマ『Jr.選抜!標への道』(日本テレビ系)である。

 これは、1999年~2000年に放送されたジャニーズJr .主演の人気ドラマ『怖い日曜日』『熱血恋愛道』(いずれも同系)をリメイクしたもの。このオーディションドラマ企画に挑戦するのは井上瑞稀(HiHi Jets)、高橋優斗(HiHi Jets)、岩崎大昇(東京B少年)、佐藤龍我(東京B少年)、道枝駿佑(関西ジャニーズJr.)、西村拓哉(関西ジャニーズJr.)、長尾謙杜(関西ジャニーズJr.)、嶋崎斗亜(関西ジャニーズJr.)、織山尚大(ジャニーズJr.)の9人だ。

 「今はまだ無名のジャニーズJr.の中から次世代のスターを発掘する」ことが目的だが、「オーディション」と言いつつ、この9人がどんな基準で選ばれたのかは不明で、完全にジャニーさんセレクトに見える。

 しかし、というか、だからこそ、客観的基準でなく主観でしか選抜できない「無邪気さ」「純粋さ」「大胆さ」「儚さ」「脆さ」など、少年期にしかない要素を持つ絶妙な顔ぶれがそろった。

 7月2日放送の初回では、ドラマ『母になる』(同)で重要な役どころを演じた道枝が別格のオーラを放っていたほか、物怖じしない大物感漂わせる高橋も目立っていた。

 井上は「ヒューヒュー!」などと主役を茶化す脇役だっただけに、ドラマ経験値があるのに実力を発揮しようがない。しかし、おそらく今後の放送分で、主役クラスを全員が経験することになるのだろう(そうでないと、あまりに不公平すぎる)。

 ところで、演技力とは別の観点で、非常に重要な映像となったのが、初回放送『射手座のA型BOY』に主演した佐藤の儚い美しさだ。

 物語は、中学時代にイケていなかった少年が、高校でイメチェン。初めてできた彼女や友人たちに、恋愛経験豊富だと見栄を張るが……というもの。ドラマそのものは学芸会のようだが、リアルで高校生になったばかりの佐藤が放つ光や艶が、とにかく眩しい。

 もともと長身ながら、ベビーフェイスと幼い性格から、東京B少年のメンバーなどには「赤ちゃん」呼ばわりされてきた。

 ズボンがいつも寸足らずになるほど、手足が伸び、背が伸び続けている一方で、このところ急に顔がシュッと引き締まってきている。キラキラ光を放っているのに涼し気な目元と、もちもちツヤツヤの美肌は、今まで以上に「万年・風呂上がり」感が高まっている。

 これは、男性になってしまう一歩手前、少年期終盤だけに現れる刹那の輝きだと思う。

 美少女が大人の美しい女性になっていく緩やかな変化に比べ、少年の変化は著しく、一瞬だ。男性ホルモンの影響が出始めると、そこから一気に変化してしまう。

 まして少年から男性に変わる「過渡期」には、一時的にバランスを崩してしまうのが一般的で、これはジャニーズにおいても例外ではない。だからこそ、「過渡期に美しい少年」というのは非常に稀な存在であり、その一瞬の美しさは、美少女を超えるほどだと思うのだ。

 この状態は、おそらくそう長くは続かない。男性ホルモンとの熾烈な戦いが始まる前の一瞬の灯、ホタルの光のようでもある。

 まだ何者でもない、無名で、演技も歌もダンスも未知数のJr.ながら、ちょっと目を離したらあっという間に変わってしまいそうな今の貴重な姿を映像に残してもらえた意義は大きい。

 これは佐藤龍我だけではなく、今回選抜された9人に共通していえる『Jr.選抜!標への道』がくれた大きなプレゼントだと思う。
(田幸和歌子)

ジャニーズファンだけがわかる、Sexy Zone・佐藤勝利のささやかで“大きな成長”

 菜々緒の美脚と回し蹴り、美しい悪魔ぶりばかりに話題が集中したドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系)が、6月16日に終了した。最終話は視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、まずまずの結果となった。

 そんな中、Sexy Zone・佐藤勝利は、「ヘタレな新入社員」役で出演。ネット上には「演技がイマイチ」「大御所に囲まれたせいで、演技が余計にヘタに見える」などという残念な感想が多数見られた。

 しかし、こうした感想を見るにつけ、佐藤やSexy Zoneのファン、そして広くジャニーズを見ているファン、お茶の間で彼を見てきた人の中には「え? こんなに上手になったのに!?」と違和感を覚えた人も少なくないだろう。確かに、佐藤の演技にたどたどしさは多少あるが、真面目さ、真っすぐさとヘタレ具合は、等身大の新入社員像を十分に表現している。

 何より、初出演ドラマ『ハングリー!』(フジテレビ系、2012)で放った伝説的な棒読みゼリフ「トウチャン、ヤサイドロボーガイルヨ」がネット上で話題となった頃から考えると、別人のようにナチュラルな演技だ。

 初主演ドラマ『49』(日本テレビ系、13)では、交通事故で亡くなった父親の魂が入り込んでしまった男子高校生役を演じた。「父親の魂が乗り移ったことで、明るい性格の人気者に変化する」設定ながら、濃淡があまりない淡々としたセリフ回しと、高校生らしからぬ落ち着きっぷりに、“オヤジ子ども感”はどうしてもあった。しかし、そもそも「オヤジの魂が入っている」設定なのだから、これはぴったりである。

 そして『99.9-刑事専門弁護士―SEASONII』(TBS系、17)では「謎の少年」として出演。重要な役どころを担ったが、登場シーンはわずかであった。

 「顔面国宝」ともいわれる整った顔立ちを武器としながらも、真面目で古風で安定した性格のためか、顔・声色共に表情が乏しいのは、弱点に見えた。強い目ヂカラと美しい顔、表情の乏しさを最大限に生かすために、「セリフがあまりない殺人鬼役などをやるといいのに」などのお節介な意見が、ネット上で見られることもあった。

 しかし、今作で見せた、菜々緒にビビったり翻弄されたり、恋心に浮足立ったりする表情には驚いた。「いつの間にこんな顔をするようになったのだろう」と。かつて「すかしっぺ」などとネット上で辛辣な表現をされることのあった声にも、芯ができ、表情や艶が生まれ、歌唱力も昔に比べて格段に上がっている。

 演技や歌はどうしてもセンスに左右される部分が大きいので、初挑戦からうまい人というのは、ジャニーズ内にだっている。しかし、佐藤の場合、入所後、何もわからないうちにデビューが決まり、グループのセンターになり、ドラマや映画、舞台などに主演してきた。しかし、歌もダンスも演技も決して得意な方ではなかった。

 そんな中、立場から生まれる責任感と、数々の経験、プライベートを含めたつらく悲しい出来事などが、かつて「美しい人形」に見えた彼の内面を豊かにさせ、表現を多彩にさせたのではないか、という気もする。

 最初からうまい人のパフォーマンスよりも、不器用な人がゆっくりながらも地道に成長していく様子の方が、人の心を打つことは多々ある。もしかして「YOUは特別カッコいいよ!」と、ビジュアルをベタ褒めしたジャニー社長も、それを読んでいたのでは……と思ってしまうのは「ジャニオタ脳」だろうか。

 一般的には「ヘタ」「イマイチ」と一言で片づけられてしまう佐藤の演技力。しかし、その成長ぶりは、ジャニーズファンだけがわかる密かなお楽しみとしておきたい。
(田幸和歌子)

TOKIO・長瀬智也、麩菓子×豆乳を“奇跡的な食い合わせ”と大発見のノリで所構わず力説

 ワイルドさや男らしさ、素直さ、無邪気さ、数々の「天然伝説」などから、女性にも男性にも、アンチジャニーズの人たちにすらも愛されているTOKIO・長瀬智也。

 しかし、最近、彼の意外な「偏愛」ぶりが露呈してきている。

 6月15日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)出演時には、「溺愛する長毛種の猫『ミーちゃん』」「溺愛する3人の姪と甥」について語ったが、そこから徹子が笑いながら、こんなフリをする。

「ところで、最近発見した、おいしい食べ合わせのモノが、奇跡の食べ合わせがあるという触れ込みなんで。私は期待してるんですけど」

 その「奇跡の組み合わせ」とは、「麩菓子と豆乳」だった。これは、山口達也の姿が全カットとなったことで話題を呼んだ、松岡茉優と安藤サクラが登場した『TOKIOカケル』(5月9日放送分、フジテレビ系)において、長瀬が力説していたもの。

 その際、長瀬は「最近すごい発見をした。人類の発見と言っても過言ではない」とまで言い、みんなに勧めたが、松岡茉優は「マリアージュ感はない」と否定、TOKIOメンバーたちも首を傾げ、寂しい状況に陥っていた。

 そんな中、空気を読んでくれたのか、母性のおおらかさゆえか、安藤のみが「麩菓子が想像以上に豆乳で溶けるトロン感と、周りの黒糖が溶けるシャリシャリ感が両方楽しめる」と肯定してくれた。そこで、かろうじて理解者が得られて満足したと思っていたのだが……。

 今回も番組側からのフリとはいえ、この「発見」に対する強い執着心は続いていたようだ。そもそも麩菓子を食べたことがないという徹子は、そのビジュアルに「びっくりしちゃった。なんです、これ(笑)?」と笑うが、長瀬はキラキラした目で、力説する。

「黒糖が大好きで。きっかけがあって麩菓子を食べることになって、たまたま家に、トレーニングとかしてることもあって、豆乳をいつも置いてるんですよ。で、豆乳と麩菓子を食べたときに、ホント、絶妙なコンビで、カステラと牛乳くらいの奇跡的な食い合わせで。ネットで調べたんですけど、誰もこの麩菓子と豆乳(の奇跡の組み合わせ)を言ってる人がいなかったんですよ。ひょっとしたら僕が最初かもしれないなと思って」

 ご丁寧に「豆乳を口に含み、口の中に豆乳がある状態で麩菓子を食べて、中でしならせると、ふやけていって」と順序を説く長瀬に、徹子はこれまた真面目に「口に含んでいる間はしゃべれないのか」と確認。

 そして、長瀬のアドバイス通り、豆乳を先に口に含んで麩菓子を迎え入れようとしたところ、口から豆乳が垂れてしまうなどのハプニングもあった。結局、逆の順序で食べることにした徹子に、何度も「失礼しました」と詫びつつも、その様子を、目を細めつつ微笑んで眺める長瀬智也、39歳。こんなにも平和な光景って、あるだろうか。

 しかし、期待で目をクリクリ丸くさせて見つめる長瀬に対し、徹子は無表情で一度頷き、「もう1回いきましょう」。

 そのリアクションを不安に感じたのか、長瀬は「なんだったら、麩菓子を豆乳につけて食べるようなパターンもアリかもしれないですね」と補足のアドバイス。自分もその場で「参戦」し、「おいしいです」とコメントして誘導してみたが、一瞬フリーズして「これ、無調整豆乳ですね?」とスタッフに確認する。

 本当は調整豆乳の方が甘くておいしいこと、普段に比べて「若干大人な味」と、ベストコンディションでない言い訳をしながらも、「でも、これはこれで、ヘルシーでおいしいですね」と、またしても相手の答えを誘導する。

 しかし、基本“マジレス”の徹子は、「でも、(豆乳は)甘い方がおいしいんじゃない?」と言い、麩菓子に口の中の水分を持っていかれてしまったのか、ムセながら、「……こんなにまでしながら食べなきゃいけない? 大変だ」と苦笑していた。

 もう完全に「詰み」である。しかし、それでも長瀬はやっぱり諦めない。

「そんなに別に高級なお菓子じゃないですか、麩菓子って。駄菓子屋さんでも買えるくらいの」

 今度は「庶民感」という別の切り口から攻めてみるが、徹子は一言。

「点数でいうと、3点」
「あっ……良い方じゃないすか?」

 どこまでポジティブなんだろう、と思って見ていると、徹子は丁寧にトドメを刺しにいく。

「5点満点よ、その場合。5点満点の3点くらいでどうかしら」

 無邪気で真面目で、おまけに頑固。予想以上に2人はソックリで、話は噛み合わないのに、息ピッタリだ。

 視聴者的には非常に楽しく充実の回だ。しかし、長瀬は今後もおそらく「麩菓子と豆乳の奇跡」の理解者を求め続けるのだろうなあ……。
(田幸和歌子)

島茂子、『徹子の部屋』で「ものすごいやりづらい」と困窮! TOKIO・城島もヘルプ登場

「今話題の新人歌手、初登場の島茂子さんです!」

 6月6日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、“島茂子”が登場した。説明はほぼ必要ないだろうが、「TOKIOリーダー・城島茂にとてもよく似ている47歳新人女性歌手」である。

 とりあえず、徹子も、その“お約束”に乗っかってトークを展開。城島茂に似ていると言われないか?と徹子が尋ねると、「それはよく言われますね」と茂子。城島のような男性はタイプか?と質問すると、「長瀬智也さんの方が……」と、笑いを取りにくる。

「アナタのような、誰かによく似てるんだけど誰だかわかんないって人(ゲスト)は少ないので、とてもうれしく思ってます」

 と、徹子も楽しんでいる様子だが、以前、“誰かによく似てるんだけど、誰だかわかんない人”カテゴリーの歌手・水谷千重子がゲストに来たときは、ちょっとやりにくそうだったのだが……。まあ、いいか。徹子がそう言うのなら。

 とはいえ茂子、こういったキャラ歌手としては、相当“ゆるい”。同じジャニーズだと、Hey!Say!JUMPにそっくりという設定の「せんせーションズ」というグループ(?)があったが、それも、かなりゆるかった(そこが一番の魅力でもあるのだが)。そのため、ときどき「中の人」というか、「似てると言われる人」が、言動ににじみ出るときがある。今回、茂子が結婚観について語っているときにも、

「縁がありましたらと思ってるんですけど、素通りのまま今の歳まできた……っていう感じですね」

など、似ていると言われる人“そのまま”の、真面目というか固そうな姿勢。これは茂子として答えてるのか、それとも「似てると言われる人」の言葉なのか、見ててよくわからなくなってくる。そんなやりとりに、茂子も「これは、ものすごいやりづらい回ですね」と苦笑。“設定”を作り込んでないせいか、「なかなか引き出しがないもので……」と笑うしかない。

 とりあえず、「『野球経験ではなく、お灸経験アリの島茂子』、そういうフレーズもあるんですけども……」と、「似てると言われる人」が得意のダジャレのフィールドに持ち込もうとするものの、「ダジャレは私わかんないから。あまり笑わなくてごめんなさい」と徹子。茂子、撃沈。一方で歌手ということで、「茂子のあこがれの歌手」だという美空ひばりの歌をその場で歌わされたり、「近藤真彦さんなんかどうですか?」と、完全に「似てる人」に寄せた質問が飛び出し、「♪おーーろーーかぁーー」と、雑なものまねをさせられたり。挙句の果てには徹子、「シロシゲコさん」と、違う名前で呼びかける。

こうして、いわゆる「徹子の部屋芸人」状態になってしまった茂子は、番組中盤で、城島を「ちょっと探してきます」と言って退場。入れ替わりに、城島リーダーの登場だ。

「茂子さんは、トークがうまくいかなかったんで、反省してます」

 とのことで、あらためて、TOKIOリーダー・城島としてトークが進む。番組終盤に、城島は、メンバーについて、「一生の付き合いでしょうね、ここまできたら」「40代の現役アイドルとして、頑張っていきたいなっていうのはありますね」と断言した。

 事件と平行した女装仕事への反応

 山口達也の起こした事件から約1カ月半がたった。その間、TOKIO4人での会見をはじめ、『ビビット』(TBS系)の国分太一や『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)の城島のコメントなどから、「これからのTOKIOを応援していこう」という雰囲気がお茶の間でも高まったように思う。

 各レギュラー番組はもちろん、福島の農産物PRへの起用や東京オリンピック・パラリンピックのアンバサダー仕事も継続することが決まり、事件こそあったものの、TOKIOは「愛されるグループ」だと実感する期間でもあった。

 一方、この時期は「島茂子」と『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)という、メンバーの女装仕事が重なっていて、事件の深刻さ、TOKIOを囲む空気の重さを考えると、純粋に笑えないような雰囲気も感じた。しかし、茂子もミタゾノも、騒動と平行してそれをやり切り、また、視聴者にも笑ってもらえたように思う。

 毎年、音楽特番のどこかで歌われる「AMBITIOUS JAPAN!」のリーダーパート「♪アガナチューラ~(I get a true love)」が、しばらく聞けなくなるのかな、と気がかりだったが、「40代の現役アイドルとして、頑張っていきたい」という言葉を聞いて、大丈夫そうだと一安心できた。
(太田サトル)