私立小、それとも公立小? 私が「5流でも私立」だと思ういくつかの理由

 梅雨とはいえ、夏を感じさせる気温ですね。7月は、インドに海外赴任した園児の一時帰国や、インターナショナルスクールからの2カ月の預かりなどがあり、楽しくなりそうな予感です。子どもにとってはいい刺激になると思います。「駒沢の森こども園」も「衾の森こども園」もお受験園なので、いろんなことを経験してもらいたいです。お互いの園を「留学」として行き来できますし(効果があるのは年中&年長)、見知らぬ中に入ってうまくやっていく力を培うので、お受験には効果的だと思います。お受験で一発アウトなのは、「挨拶できない」「話せない」なので、練習になってくれればいいなと。

 両園の年少~年長を対象としたグループレッスン(毎週金曜日開講)では、発表の練習を毎回行っています。内容は大したことはないのですが、人前で堂々と話せることが重要です。なので、わざとおもちゃのマイクを持たせたり、イスの上に載せたり、緊張がMAXになる状況を作っています。そりゃ、まったく話せない子もいますよ。名前さえ言ってくれませんからね。そんな子に限って志望校のレベルが高めなので、あと2年で仕上げられるか本当に不安なのですが、なんとかやるしかないですね。もちろん、発表を聞いている子の態度も大事で、中には「緊張してんな」などと茶化す内容の言葉を掛けてしまう子もいて、注意をしています。「お友達が話している時は静かに聞く」「なにか言いたい場合は『頑張って』と優しく声を掛ける」が正解なのですけどね。

■お受験アンテナは常に張るべし

 初夏は私立小の説明会が多いのですが、いまだに公立と迷っている保護者に対しては、「公立の見学と私立の見学の両方をしてください」と言っています。昨日もちょうど両方見学したママから、「全然違います! 先生も子どもたちも」と言っていました。先生や子どもたちの様子を気にする人もいれば、気にしない人もいます。保護者が判断すればいいのです。まあ私は「5流でも私立」だと思っていますけど(笑)。変な親子が私立に入学した場合、私立は「方針に賛同できないなら辞めてもらう」ことができます。

 先生に対しても同じです。保護者が校長に直談判することも可能です。ブランドに傷がつくのが嫌なので、イジメへの対応も迅速です。本音を言えば私立でも問題親子はいますが、そこまでひどい人ではありません。公立ママから聞く驚愕の内容とは異なるので、許容範囲内なのだと思います。この時期でも説明会へのアンテナは張らないといけません。早実(早稲田実業学校初等部)の校長が代わったり、いろいろ発見もあるのです。私が今年から大学生になったこともあり、ついつい自分のレポートや試験に追われて、一瞬ぼーっとすることもあるのですが、保育園の他スタッフはお受験新着情報に無縁なので、自分がしっかりしないといけませんね。反省。

 そういえば数日前、また「閉園する園」から連絡がありました。東急線の駅から2分で広い園なのですが、現在10人ちょっとしか園児がいないそうです。経営難ですかね。それとも園に(霊的な)誰かがいるのかな(笑)。怖いもの見たさに来週、内見する予定です。園のホームページを見る限り、内装はかなりキレイですが、外観が雑居ビルっぽいです。これが港区なら今週中にアポを取ってましたが、右から左に決まる物件ではなさそうなので来週ってことで。以前も書きましたが、ビジネスは全てがタイミングなのです。経営者は決断の連続なのですが、悪いタイミングで決断したら、資金が足りずに利益が出ている営業所でさえ閉めることになります。最近は保育業界で顔が売れてきて、他園の見学ができにくい状況なので(偽名かつ、仲のいい園児を“借りて”見学になら行けると思いますが)、やるやらない関係なく単純に他園を見れるチャンスなので、行ってきます♪

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

風しんどころかインフルエンザも……予防接種拒否の親子に対する保育園経営者の本音

 ゴールデンウイークは遠出せず、都内でゆっくり過ごしました。娘の学校の友達(上級生の8年生)が泊まりにきて、東京ドームシティに連れて行ったくらいです。連れて行ったといっても、親と行動を共にするわけではないので、単なる運転手ですね。

 ちなみに東京ドームシティのチケットは、目黒区勤労者サービスセンター経由で割引チケットを購入しました。勤労者センターというのは、目黒区にある会社、目黒区で働く人が入会できる福利厚生なのですが、これがとても使えます。年1回の職員健康診断にも1人あたり2,000円補助(事業者に対し)が出ますし、結婚祝金・出産祝金のほか、温泉施設の割引券(個人的にはこれが一番うれしい)、レジャー施設(遊園地、スキー場など)の割引券があり、ほかのスタッフは活用していないと思いますが、私はJAFの割引と合わせて使っています。JAFの割引はお店に「JAF割引」の旨はどこにも掲示されていないので、事前に調べて活用。白洋舎(高級クリーニング)が常時5%割引、職場近くのサンマルクカフェ、倉式珈琲店も5%割引なので使っています。

 勤労者サービスセンターの会員になると「ろうきん」での融資が可能になるので、急な事業拡大を迫られる時(衾の森こども園をオープンした時も予定外のタイミングでした)、チャンスを逃さないで行動できます。意外にも私はケチの倹約家なのですが、人や自分への投資にはお金を惜しみません。お金は手放さないと戻ってこないし、循環させないと日本国がダメになりますね。お金にがめつい人はお金に嫌われますが、利用できる割引を利用しないのはもったいない!

■私は妊娠前に風しんの抗体検査をしました

 そういえば先日、娘の学校から「MRワクチンの追加接種のお知らせ」が届きました。MRワクチンとは麻しん風しん混合ワクチンのことで、このプリントは風しんがはやっていることへの処置でしょう。娘は今年秋の短期留学を希望しているので追加接種が必須で、すぐ追加接種をしに病院へ行きました。麻しん・風しんは知られている通り、妊婦へ感染すると大変なことになるので、私自身、妊娠前に抗体検査をし、追加接種をしています。私の感覚では結婚したら風しんの抗体検査が常識でした。子どもを作るために一番相応しい相手と結婚したのですから(笑)。

 保育園では基本的な予防接種を受けている子がほとんどですが、過去に2組インフルエンザの予防接種を頑なに嫌がっていた家庭がいました。1組は両親とも外国人。インフルエンザにかかったみたいで(みたいというのは病院嫌いで検査をしなかった)、熱が下がって適当に登園してきました。もう1組は「かかってもイナビル(抗インフルエンザ剤)で前治ったから」というトンデモ親。もう卒園&引っ越しをしているので、ご安心ください(笑)。

 任意の予防接種については、保育園ではどうすることもできないので正直怖いです。確かに娘は水疱瘡の予防接種をしても感染してしまったり、インフルエンザを毎年受けても感染したりするのですが、集団生活をしている上で、なるべく予防してほしいのが本音です。予防接種をなぜか嫌がる意識高い系(失笑)の人は、自分自身で子育てをした方がいいのかもしれません。イナビル親子は公立小へ進学したのですが、いまごろ小学校でも困り果てている頃でしょうか。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。