タカアンドトシ、好感度芸人枠をサンドに奪われ人気急落! 13年ぶり漫才ツアーで起死回生なるか

 昨今の“好感度芸人”といえば、やはりサンドウィッチマンだろう。「日経エンタテインメント」(日経BP社)や「週刊文春」(文藝春秋)の読者アンケートによる好きな芸人ランキングでは1位を獲得。数々のレギュラー番組を持ち、大活躍している。

 一方で、そんなサンドウィッチマンの台頭によって、仕事を減らしつつあるのがタカアンドトシだ。

「人を傷つけるような笑いをやらないタカトシは、2010年くらいからブレイク。ファン層は、子供や主婦などのファミリー層がメインで、深夜帯のバラエティー番組への出演も少なめ。若手の中ではまさに好感度芸人と言える状態でした。しかし、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)や『お試しかっ!』(テレビ朝日系)などのレギュラー番組が終了したことで、人気が落ち着いていくなか、サンドウィッチマンが好感度芸人として台頭。その座を奪われる形になってしまいました」(お笑いに詳しいテレビ誌記者)

 かつて『お試しかっ!』が放送されていたテレビ朝日系の月曜夜7時の枠では、現在『帰れマンデー見っけ隊!!』が放送中、タカアンドトシとサンドウィッチマンがレギュラー出演している。

 元々は『お試しかっ!』内企画である「帰れま10」のリニューアル版として始まった同番組だが、最近ではサンドウィッチマンがメインとなる企画「秘境路線バスに乗って飲食店を見つける旅」が放送されることが増えている。

「当初は、タカトシとサンドの出番はほぼ半々だったんですが、ちょっとずつサンドの企画が放送される頻度が高くなりつつあります。これが現状の人気の差、獲得できる視聴率の差ということなのかもしれません」(同)

 また、タカトシを脅かしている存在はサンドウィッチマンだけではない。

「タカトシの吉本の後輩にあたる千鳥などは、好感度芸人というイメージはあまりないのですが、単純に“面白い”ということで人気。当然、タカトシの仕事も奪っているわけです。まあ、吉本としても世代が近い芸人であれば、勢いのある千鳥を押すのは仕方ないこと。タカトシとしては踏ん張りどころでしょう」(バラエティー番組関係者)

 そんななか、タカトシは今年、13年ぶりとなる漫才ライブの全国ツアーを開催した。

「人気が下降気味になっているということで、今一度漫才に立ち返って、原点回帰ということなのでしょう。どうやら今後もツアーは断続的に開催していくようで、日本全国を回って、もう一度タカアンドトシの面白さをアピールしたいと目論んでいるようです」(同)

 何もしなければあっという間に消えてしまうのが芸能界。果たして、タカアンドトシは全国行脚で再ブレイクを狙えるのだろうか。

サンドウィッチマンの好感度が急落? 『帰れマンデー』ブラマヨ小杉イジリで視聴者が不快感

 8月26日に放送された『帰れマンデー見っけ隊!! サンド&長嶋一茂&ブラマヨ小杉&すみれが秘境バスの旅』(テレビ朝日系)で、サンドウィッチマンらによるブラックマヨネーズ小杉竜一に対する“イジリ”が不愉快だったとプチ炎上する騒動があった。

 問題となったシーンは、サンドウィッチマンとゲストたちが、飲食店を探して“日本一人口の少ない町”と言われる山梨県早川町を路線バスで旅する「バスサンド」という企画でのこと。

 サイコロを振って出た目の数だけバス停を進むというルールで、6個先の“ヘルシー美里”という、いかにも飲食店がありそうなバス停を狙うメンバーたち。そこで小杉がサイコロを振って見事6を出し、その“ヘルシー美里”で降りたはいいが、飲食店がなかなか見つからない……。

 そして、飲食店を探して歩く羽目になったのは、サイコロを振った小杉のせいだと責め始めるサンドウィッチマンと長嶋一茂。それに対し、小杉は「みんなの責任やろ!」と怒りを見せつつ、激しくツッコミを入れていた。

 芸人同士のイジリに見えるこのシーンだが、SNSでは「ブラマヨ小杉さんが凄く嫌ないじめ方(いじりとは言いたくない)されてて気分が悪くなった」、「小杉くんの扱い最低でサンドの好感度急降下やで〜〜〜!!」、「バスサンドって番組の小杉さんへのいじり胸糞悪いな」など、不愉快であるとの意見が投稿されていたのだ。

 芸人同士のやり取りが、視聴者から“イジメ”だと捉えられるのはよくあること。今回のシーンについて、とある構成作家はこう話す。

「言うまでもないですが、サンドウィッチマンと小杉さんの絡みは完全にネタ。イジメ的要素なんて皆無です。少なくとも、芸人同士がこういったやりとりをする場合、両者とも完全に全てを理解した上で笑いを生むためだけにやっています。イジメではないのはもちろんのこと、イジリですらなく、完全にネタという感覚です。でも、それがちゃんと笑いにつながらないこともある。ギャグが滑ってしまうのと同じですね。そこを誤解させないように“笑い”にするのは芸人の腕次第という感じでもあると思います」

 また、テレビを介することによって、こういった芸人同士のやりとりが違う形に映ってしまうこともあるという。

「現場での雰囲気は完全にお笑いのネタそのものなので、制作サイドとしては別段違和感を抱くことない。でも、編集することによって伝わり方が変わってしまうことも多い。また、制作サイドとしては面白さを伝えようとしすぎるがゆえに、激しいイジリの部分を強調して編集しがちだという傾向もある。その結果、現場での“ネタ感”が薄れて、不愉快な映像になって放送されてしまうこともあるんですよね」(制作会社関係者)

 そして、視聴者によるネガティブな感想に対しては、テレビ局側も敏感に反応しやすくなっているようだ。

「制作サイドにとって炎上は絶対に避けたいところ。最近ではスポンサーに対してクレームを入れられることも増えているので、テレビ局もSNSでの動きには敏感にならざるを得ない。特に“イジメ”なんていう言葉には相当ナーバスになっていて、結果的にバラエティー番組の演出はどんどんマイルドになっていくわけです。これはもう仕方ないことだと思いますね」(同)

 SNSが普及し、視聴者が自由な意見を発信できるようになったことで、バラエティー番組の制作もかなり難しくなってきているということ。これはもう時代の流れということなのだろうか……。

サンドウィッチマンも「いい人イメージはめんどくさい」好感度タレントは叩かれやすい現実

 好感度No.1芸人の名をほしいままにしているサンドウィッチマンの2人。しかし、本人たちはそんな称号を少々窮屈に思っているようだ。

 7月23日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)に掲載されたインタビューでサンドウィッチマンは、「今の状況は好感度のイメージがひとり歩きしちゃってる感じがして……」(伊達みきお)、「“いい人”イメージがつきまとうのは、ちょっとめんどくさいです」(富澤たけし)とコメント。もともとコワモテの風貌で、好感度とはかけ離れた芸風だったということもあり、現在の状況に戸惑いを感じているという。

「たしかに、ブレイク前のサンドウィッチマンは、チンピラ風ルックスのイメージが強すぎて、テレビでは使いづらいと言われていたくらい。“見た目が良ければ、売れるのに……”なんて言われていた時期もあったので、同じルックスのまま好感度が上がっている今の状態が信じられないような部分もあるのでしょう」(お笑い事務所関係者)

 実際に好感度が高いことで“デメリット”となるケースも少なくないという。

「街なかで声をかけた時、好感度が高いタレントがちょっとでも冷たい態度を取ったら、“イメージと違った”なんてSNSに投稿されて、叩かれてしまう可能性も高くなる。逆に好感度が低いタレントであれば、ちょっと優しい態度を取っただけで、絶賛されることもある。サンドウィッチマンなんて、黙っていれば怖い風体なわけで、何もしないでいると“イメージと違う”となってしまいがち。プライベートでも常にいい人を演じていなければならないのは結構たいへんだと思います」(エンタメライター)

 また、好感度が高かったがゆえに、スキャンダルが出たときのダメージが大きいというパターンもある。

「博多大吉さんが、赤江珠緒アナと“寝そべりデート”が報じられた時、実際には不倫関係ではなかったけど、世間からの風当たりは強くなりました。実は女癖が悪いとか、後輩にパワハラまがいの行為を働いているとか、バッシングに近い情報も多く出るようになった。好感度が高いと何かあった時に、“裏切られた”という捉え方をされてしまうことが多く、悪い方向に余波が広がりがちなんです」(同)

 さらに、元々の好感度の高さが致命傷となったのが、ベッキーだ。

「ゲス不倫報道でのダメージがかなり大きく、数年経った今でもかつてのような活躍はできていない状態。元々熱愛スキャンダルが多いタレントだったら、ここまで後を引くことはなかったでしょうね。また、好感度が高いことに対するやっかみもあったのか、一度スキャンダルが出ると、“本当はそんな人ではなかった”といった声が堰を切ったように業界内から溢れ出てくるということも多い。好感度が高すぎると、足を引っ張られやすくなるという側面もある」(同)

 今後サンドウィッチマンは、好感度イメージをどう変えていくのだろうか。

「2人とも根本が普通にいい人なので、なかなかイメージが変わることはないでしょう。ただ、番組に対して“好感度の高さをイジるのはやめてくれ”などと要請するようになれば、“注文が多くて面倒くさい”というイメージがついて、結果的に業界内好感度が下がるかもしれませんが(笑)」(同)

 好感度は低いより高いに越したことはないが、高すぎるのも困りもののよう。サンドウィッチマンの“苦悩”はまだまだ続きそう?

サンドウィッチマンのほとばしる愛! W杯開幕前に見ておきたい、初心者向けコンテンツ

 日本開催のラグビーW杯開幕日(9月20日)まであと4カ月。盛り上がり始めたような、まだまだのような微妙な空気感がある。

 まあ、これまでのサッカーやオリンピックよろしく、“始まれば結局盛り上がる”国民性こそ、我らがニッポン。その意味で心配する必要はないのかもしれないが、もう少し事前情報やラグビーの知識を蓄えておきたいなと思っても“ちょうどいい情報”に出逢えない、という人は多いのではないだろうか。

 専門誌やスポーツ誌のインタビュー記事はちょっと難しいし、NHKとともに中継を牽引する日本テレビはというと、さまざまなバラエティでラグビー日本代表の面々を起用はするものの、ラガーマンは何トンの乗り物までスクラムで押せるのか? といった「いや、知りたいのはそういうことじゃないです」という場合が多い。

……と愚痴をこぼしても仕方がないので、本稿では「今からでも追いかけられるラグビービギナー向けコンテンツ」をいくつか紹介したい。

TBSラジオ『サンドウィッチマンのWe Love Rugby』

 高校ラグビー部出身の“ラグビー大好き芸人”サンドウィッチマンの2人がラグビー話で盛り上がる『サンドウィッチマンのWe Love Rugby』。もともとは『たまむすび』木曜日の5分コーナーとして始まった企画がパワーアップして帯番組に成長。現在は火~金、17時50分から毎日10分間、さまざまなゲストを招いてラグビートークに花を咲かせている。

 毎週、楽しみなのがゲストの人選だ。五郎丸歩といった元日本代表が来たかと思えば、先週は同じ“ラグビー大好き芸人”スリムクラブを招いてのにぎやかトーク。そして今週は、W杯の試合会場のひとつ、釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムの建設に尽力した元ラガーマンが登場……と、実に硬軟織り交ぜた構成が魅力的なのだ。

 いま最も売れている芸人ともいえるサンドウィッチマンからほとばしるラグビー愛を堪能するだけでも、贅沢な10分間といえる。

NHK サンデースポーツ2020『メイっぱいラグビー』

 NHKの副島萌生(そえじま・めい)キャスターを前面に押し出し、4月末から始まった新企画が「メイっぱいラグビー」。毎回、ラグビーのポジションひとつに焦点を当て、日本代表選手(もしくは元代表)にインタビュー。それぞれの役割の違い、特性、魅力を紹介していく。

 秀逸なのが、ポジションごとの特性を動物にたとえて紹介している点だ。初回の「プロップ」であれば、スクラムを組む上でチームの土台になる、として“象”。19日放送の「スクラムハーム」であれば、小柄な選手が華麗な身のこなしでパスをさばくから“猿”といった具合だ。

 よく聞くラグビーへの不満に「ルールが難しい」「ポジションごとの役割がわからない」といったものがあるが、これを解消できる企画といえる。

 ちなみに、プロップ紹介の回では元日本代表プロップで、11・15年のW杯に出場した畠山健介が登場。スクラムの極意として「プロップの選手は押すんじゃなくて耐えている」と解説してくれて、へぇ、とうなった次第。前述した日本テレビのスクラム企画で「乗り物を押す」としていたように、スクラムといえば押す描写ばかり。だが、実際には押す役割の選手がいて耐える役割の選手もいる、と知ることができるだけで、今後のスクラムの見方が変わるというもの。

 こういう、「そうだったのか!」を知りたいわけです。

 毎週火曜から土曜まで、web上で更新される日刊スポーツの連載コラムが「ラグビーW杯がやってくる」。代表の最新情報からラグビー界の多様な取り組み、裏方の悲哀、道具のうんちくまで、幅広い視点で“ラグビー界の今”を取り上げてくれる。

 たとえば今月なら、「なぜ、日本テレビが低視聴率でもラグビー中継にこだわるのか」という中継秘話を3回にわたって掲載。さながら、『プロジェクトX』や『プロフェッショナル 仕事の流儀』のようで非常に読み応えがあった。

 また、コラムではないが、20日掲載分では「畠山健介、ラグビー人気復活へ3要素の重要性訴える」と題して、前日に都内で行われたラグビーW杯機運の醸成を図るイベントの様子をレポート。またまた畠山が登場し、「日本ラグビーが強くなって、これでラグビー界が『変わる』と思ったけど…。代表が勝つ=競技普及や文化定着でないことを学んだ」と、前回W杯の熱が一過性のブームに終わってしまったことの課題を述べている点がとても興味深い。畠山さん、いい仕事してます。

J SPORTS『新古今HAKA集』

 最後にひとつ変わり種を。W杯が実際に始まったなら、試合内容や選手以外で話題になりそうなことがある。キックオフ前に行われる伝統儀式「ハカ」だ。

 チームを鼓舞しつつ、相手を威嚇するハカ・ダンスの圧倒的なパワーは、ラグビーがまったくわからなくても見る人を魅了するはず。全チームがこの「ハカ・ダンス」を踊るわけではないが、時には「ハカ・バトル」として大盛り上がりを見せることもある。

 そんな「ハカ」の魅力を紹介してくれるのが、J SPORTS『新古今HAKA集』。2017年の放送以来、不定期で再放送を繰り返していた人気企画が、気がつけばYouTubeでもアップされていた。10分弱のコンパクトサイズなので、ちょっと元気を出したいときにもオススメしたい。

(文=オグマナオト)

サンドウィッチマンのほとばしる愛! W杯開幕前に見ておきたい、初心者向けコンテンツ

 日本開催のラグビーW杯開幕日(9月20日)まであと4カ月。盛り上がり始めたような、まだまだのような微妙な空気感がある。

 まあ、これまでのサッカーやオリンピックよろしく、“始まれば結局盛り上がる”国民性こそ、我らがニッポン。その意味で心配する必要はないのかもしれないが、もう少し事前情報やラグビーの知識を蓄えておきたいなと思っても“ちょうどいい情報”に出逢えない、という人は多いのではないだろうか。

 専門誌やスポーツ誌のインタビュー記事はちょっと難しいし、NHKとともに中継を牽引する日本テレビはというと、さまざまなバラエティでラグビー日本代表の面々を起用はするものの、ラガーマンは何トンの乗り物までスクラムで押せるのか? といった「いや、知りたいのはそういうことじゃないです」という場合が多い。

……と愚痴をこぼしても仕方がないので、本稿では「今からでも追いかけられるラグビービギナー向けコンテンツ」をいくつか紹介したい。

TBSラジオ『サンドウィッチマンのWe Love Rugby』

 高校ラグビー部出身の“ラグビー大好き芸人”サンドウィッチマンの2人がラグビー話で盛り上がる『サンドウィッチマンのWe Love Rugby』。もともとは『たまむすび』木曜日の5分コーナーとして始まった企画がパワーアップして帯番組に成長。現在は火~金、17時50分から毎日10分間、さまざまなゲストを招いてラグビートークに花を咲かせている。

 毎週、楽しみなのがゲストの人選だ。五郎丸歩といった元日本代表が来たかと思えば、先週は同じ“ラグビー大好き芸人”スリムクラブを招いてのにぎやかトーク。そして今週は、W杯の試合会場のひとつ、釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムの建設に尽力した元ラガーマンが登場……と、実に硬軟織り交ぜた構成が魅力的なのだ。

 いま最も売れている芸人ともいえるサンドウィッチマンからほとばしるラグビー愛を堪能するだけでも、贅沢な10分間といえる。

NHK サンデースポーツ2020『メイっぱいラグビー』

 NHKの副島萌生(そえじま・めい)キャスターを前面に押し出し、4月末から始まった新企画が「メイっぱいラグビー」。毎回、ラグビーのポジションひとつに焦点を当て、日本代表選手(もしくは元代表)にインタビュー。それぞれの役割の違い、特性、魅力を紹介していく。

 秀逸なのが、ポジションごとの特性を動物にたとえて紹介している点だ。初回の「プロップ」であれば、スクラムを組む上でチームの土台になる、として“象”。19日放送の「スクラムハーム」であれば、小柄な選手が華麗な身のこなしでパスをさばくから“猿”といった具合だ。

 よく聞くラグビーへの不満に「ルールが難しい」「ポジションごとの役割がわからない」といったものがあるが、これを解消できる企画といえる。

 ちなみに、プロップ紹介の回では元日本代表プロップで、11・15年のW杯に出場した畠山健介が登場。スクラムの極意として「プロップの選手は押すんじゃなくて耐えている」と解説してくれて、へぇ、とうなった次第。前述した日本テレビのスクラム企画で「乗り物を押す」としていたように、スクラムといえば押す描写ばかり。だが、実際には押す役割の選手がいて耐える役割の選手もいる、と知ることができるだけで、今後のスクラムの見方が変わるというもの。

 こういう、「そうだったのか!」を知りたいわけです。

 毎週火曜から土曜まで、web上で更新される日刊スポーツの連載コラムが「ラグビーW杯がやってくる」。代表の最新情報からラグビー界の多様な取り組み、裏方の悲哀、道具のうんちくまで、幅広い視点で“ラグビー界の今”を取り上げてくれる。

 たとえば今月なら、「なぜ、日本テレビが低視聴率でもラグビー中継にこだわるのか」という中継秘話を3回にわたって掲載。さながら、『プロジェクトX』や『プロフェッショナル 仕事の流儀』のようで非常に読み応えがあった。

 また、コラムではないが、20日掲載分では「畠山健介、ラグビー人気復活へ3要素の重要性訴える」と題して、前日に都内で行われたラグビーW杯機運の醸成を図るイベントの様子をレポート。またまた畠山が登場し、「日本ラグビーが強くなって、これでラグビー界が『変わる』と思ったけど…。代表が勝つ=競技普及や文化定着でないことを学んだ」と、前回W杯の熱が一過性のブームに終わってしまったことの課題を述べている点がとても興味深い。畠山さん、いい仕事してます。

J SPORTS『新古今HAKA集』

 最後にひとつ変わり種を。W杯が実際に始まったなら、試合内容や選手以外で話題になりそうなことがある。キックオフ前に行われる伝統儀式「ハカ」だ。

 チームを鼓舞しつつ、相手を威嚇するハカ・ダンスの圧倒的なパワーは、ラグビーがまったくわからなくても見る人を魅了するはず。全チームがこの「ハカ・ダンス」を踊るわけではないが、時には「ハカ・バトル」として大盛り上がりを見せることもある。

 そんな「ハカ」の魅力を紹介してくれるのが、J SPORTS『新古今HAKA集』。2017年の放送以来、不定期で再放送を繰り返していた人気企画が、気がつけばYouTubeでもアップされていた。10分弱のコンパクトサイズなので、ちょっと元気を出したいときにもオススメしたい。

(文=オグマナオト)

サンドウィッチマン効果で業界内好感度も高いグレープカンパニー 拡大路線に潜む危険要素

 芸能界における新興勢力ながら、急速に存在感を増しているのが、サンドウィッチマンが所属する芸能事務所・グレープカンパニーだ。サンドウィッチマンのほか、カミナリ、永野、東京ホテイソンなど、若手を中心に30組以上の芸人が所属し、さらに高橋英樹・真麻親子も移籍し、大きな話題となった。

「もともとサンドウィッチマンが所属していた『フラットファイヴ』から、サンドとマネージャーが独立する形で設立され、その後フラットファイヴ所属芸人の多くがグレープカンパニーに移籍しました。かなり多くの芸人を抱えていますが、ビジネスとして成立しているのは、サンドウィッチマン、永野、カミナリ、東京ホテイソンくらいでしょう。というか、基本的にサンドウィッチマン1組で事務所全体を支えているような状態です」(芸能事務所関係者)

 サンドウィッチマンへの依存度が高いグレープカンパニーだが、高橋親子の移籍も“サンド依存”問題を解消するためだとの見方もある。

「看板タレントが複数いれば、事務所としてはリスクを分散することができる。サンドがコケたら事務所全部コケてしまう……という状況はいちばん避けなくてはならない。そういう意味で、安定した仕事がある高橋親子を獲得したのは、グレープカンパニーとしてはかなり重要な一歩だったと思います」(同)

 さらに、この5月にはNHKを退職した雨宮萌果アナウンサーもグレープカンパニーの所属となった。

「グレープカンパニーを一流の芸能事務所に成長させるには、お笑いだけでなく、さまざまなジャンルのタレントが必要。高橋英樹で俳優部門を切り開いたあとは、真麻と雨宮でフリーアナ部門を切り開こうという狙いでしょう。今後も、いろいろなジャンルのタレントが所属していくことになると思います」(同)

 今、勢いに乗っているとはいえ、事務所の規模としてはまだまだ小さい。そんなグレープカンパニーに、タレントが移籍するメリットはあるのだろうか?

「事務所の力が弱いので、タレント側の言い分が通りやすいということがひとつ。そして、サンドウィッチマンの好感度とともにグレープカンパニーの好感度に伴って、制作サイドにむちゃな要求をしてこないとか、バーターをやらないとか、そういった点でテレビ局には重宝されていて、『グレープカンパニーに入ったなら、使いたい』といった声も多い。言ってみれば、グレープカンパニーに入っただけで、自分の好感度も上がるのだから、そりゃあオイシイですよ」(同)

 ただ、グレープカンパニーが正念場を迎えるのは、これからだという。

「そろそろタレントの数もそろってきて、今度はスタッフの数が足りなくなってくるころ。スタッフが少ないと、いろんなトラブルも出てくるだろうから、看板に傷がつくかもしれない。かといって、使えないスタッフを増やしても意味がありませんから、採用も難しいでしょう。タレントにしても、今までみたいに売れない芸人ばかりを集めていても意味がないわけで、即戦力となるようなタレントの移籍が望ましい。でも、下手をすると移籍トラブルに巻き込まれて、業界から干されてしまう可能性もある……。タレントの採用も、慎重になる必要があるでしょう」(同)

 調子が良いように見えるグレープカンパニーだが、同時に危うい橋を渡りかねない状況でもあるというわけだ。強引な拡大路線を選び、撃沈しないことを願うばかりだ。

サンドウィッチマンとYOUが『バイキング』卒業も、本当の理由は“MC坂上忍”に嫌気?

 3月26日、お笑いコンビ・サンドウィッチマンとタレントのYOUが、お昼の情報番組『バイキング』(フジテレビ系)を卒業することが発表された。

 3人の卒業は、この日の放送終わりで発表。MCの坂上忍が花束を渡すと、YOUは「3年間お世話になりました。いっぱい勉強できましたので、今後は見てますね」と明るくあいさつ。サンドウィッチマンの伊達みきおは「5年間ありがとうございます。地引き網クッキングから本当に勉強させていただきました」と番組での思い出を語り、富澤たけしも「また地引き網クッキングの時は戻ってきます」と、今後の出演を約束した。

 同番組では、火曜日レギュラーを4年半務めた小藪千豊が昨年9月に卒業。小藪はたびたび坂上とバトルを繰り広げていたが、インターネット放送局「AbemaTV」の生放送番組では「(自分の発言に対し)坂上さんが明らかに嫌な顔をしている時がある」「心が折れるときがある」とぼやいていたことも。それだけに、業界内では「3人の卒業も坂上が関係しているのでは?」とうわさされているようだ。

「サンドの2人も坂上さんと意見が対立することが何度かあったのですが、そのたびに坂上さんがやたら口撃するため、2人は萎縮気味になっていました。またYOUさんも、男性レギュラーほどではないですが、坂上さんのキツい当たりを受けていた印象がありますね」(放送局関係者)

 真偽のほどは不明だが、ネット上では卒業を寂しがる声よりも「脱出できてよかった」と、ねぎらう声が殺到。これを見る限り、坂上に同調するよりも、一歩距離を置いたほうが今後の好感度を考えれば得策なのだろう。

 そして、この卒業発表で「次に誰が卒業するのか?」という声も上がっているようで、

「坂上さんがいつもキツく当たっているレギュラーが次に辞めるだろうといわれていますが、これが実に多い(笑)。月曜レギュラーの野々村真さんとは親友ですが、近年“イジリ”が“いじめ”の領域に入っていると批判の声もあり、濃厚。また、水曜レギュラーのホラン千秋さんに関しては、坂上さんがやたら“独身女性=男に縁がないキャラ”とイジり、これも視聴者から不快という声がよく上がっている。また、火曜レギュラーの柳原可奈子さんは、26日の放送を体調不良で欠席したのですが、これも『坂上のプレッシャーとムチャぶりのせいで病んだんじゃない?』との指摘が上がっており、可能性あり(笑)」(芸能ライター)

 誰も坂上に意見できない“裸の王様”状態ということは、今後もまだまだ卒業しそうな予感。こうなると、いっそ坂上が卒業したほうがいいかもしれない。

飲みたい芸人ランク1位は千鳥・ノブ! でも、2位の出川と3位のサンド・伊達は……

 リクルートが発行するクーポンマガジン「HOT PEPPER」が発表した「飲みたい有名人ランキング」が話題だ。今年1月に調査を実施し、全国の20~30代の男女約2,000人から回答を得た。このうち芸人部門で1位に輝いたのは、千鳥のノブ。2位に出川哲朗、3位にはサンドウィッチマンの伊達みきおが続くのだが……。

「出川は下戸芸人として知られていますね。数々の無謀なチャレンジをさせられてきた出川ですが、酒に関するネタがないのはそのためです。あの肥満体体形は、無類のコーラ好きによるもの。1日にコーラを2リットルは飲み、さらにマヨラーとしても知られ、食事には大量のマヨネーズをかけます。この偏った食生活が影響したらしく、17年には暴飲暴食が原因とみられる胆管炎でも入院していますね」(芸能関係者)

 さらに、サンドウィッチマンはコンビそろっての下戸として知られる。

「サンドウィッチマンは高校のラグビー部のチームメイトとして知られていますから、双方ともに恰幅のよい体形です。それに伊達はあの暴力団風のルックスのため、当然お酒を飲みそうなものですが、まったく飲めないようです。芸人仲間のU字工事が飲み会に同席した時にも、上座に座った2人が『メロンソーダを飲んでいた』ので驚いたとか。それでも伊達は付き合いがよく、飲み会は三次会まで参加し、その間は『ひたすらメシを食い続ける』ようです」(同)

 ともすれば、飲酒よりも体に悪そうな食習慣ではある。ただ出川、伊達ともに柔和なイメージもあるだけに、一緒に「飲みたい」と思う人は多そうだ。

(文=平田宏利)

「好きな芸人1位」は誤報がきっかけ? “好感度”に苦しめられるサンドウィッチマン

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 今回取り上げるのはサンドウィッチマンだ。先日、8月25・26日に放送される『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)の番組パーソナリティーに就任したことが伝えられた。 

 総合プロデューサーは今回の抜擢に際し、「若者からお年寄りまで全世代から愛されている“好きな芸人No.1”サンドウィッチマンのお2人に『24時間テレビ』の番組パーソナリティーとして盛り上げていただけるのは本当に心強いです」とコメントしているが、サンドと『24時間テレビ』の関わりは今までなかったわけではない。ほぼ毎年、仙台地区の募金担当を務めているのだ。だが今回は、裏を返せば「No.1」になったから初めて選ばれたというわけだ。また昨年は、募金額が約6億9,000万円(『24時間テレビ』ホームページより)と史上3番目に低かったことから、東北復興の象徴であるサンドを担ぎ出し、巻き返しを図りたいところなのでは? と、うがった見方もできる。

■好きな芸人ランキング1位は「誤報」がきっかけ?

 そんな2人は、今年6月4日発売の「日経エンタテインメント!』で、「一番好きな芸人」の1位に輝いた。調査開始以来、14年連続タイトルホルダーだった明石家さんまが陥落したことも衝撃だったが、なぜサンドが今年首位に立ったのか? その理由に、無類の仲の良さを挙げる者もいれば、ネタの面白さを細かく分析する者もいた。

 だが、それは以前から言われてきたことで、直接的な動機には結びつきにくい。ちなみに昨年のそれぞれの得票数は、1位のさんまが92票、2位のサンドは36票。そして今年は、さんまが103票と伸ばしているにもかかわらず、サンドは昨年の3倍近い104票も獲っているのだ。この急増の起爆剤はなんだったのか?

 そこで思い浮かぶのが、今年2月のある報道だ。

 一部ネットニュースが、彼らが7年前から、ライブの売り上げなどで得た総額約4億円を東日本大震災の復興支援のために寄付していると伝えたのだ。これはもともと、2月12日放送の『ビビット』(TBS系)で彼らを密着中、ナレーションで紹介されたことを受けての記事である。

『ビビット』は『サンデー・ジャポン』(同)のスタッフ(構成作家含む)などバラエティ班が一部に入っていることもあってなのか、情報の緻密さが他局よりほんのりと薄い。そこで、真相を知ってはいたが、聞こえのいい形で紹介してしまったのかもしれない。

 真相は周知の通り、2人の個人的な寄付も当然入っているが、彼らが開設した「東北魂義援金」に集められた累計も込みの額であったことを、伊達みきおが後日、自身のブログで訂正。「ニュースの書き方を見ると、我々二人で全てを寄付したみたいな捉え方をされてしまいそうな書き方が多いのが残念です」とつづった。すると今度は、「サンド伊達 寄付金報道『残念』」という見出しのニュースが出回った。

 これに対し、ネットユーザーの多くは煽情的な見出しを書きがちなネットニュースを「悪」とする一方で、律義なサンドに、さらに好感を持ったようだ

 すると、別の媒体が、2~3月にかけて、あらためてサンドの魅力を伝える記事を連発。「日経エンタ』の好きな芸人ランキングのネット調査は3月7~21日だったというから、この一連の顛末によって、サンドの名を挙げる者が多くなったとの見方もできる。

■芸能人をクズにもすれば神にもする諸刃の剣、SNS

 そんなサンドは10日放送の『踊る踊る踊る!さんま御殿 この夏超アツい美女&最強おバカ軍団暴走祭』(日本テレビ系)で、2位になったさんまと直接対面していたが、そこで「なぜか好感度が高い」「ロケの最中でも『一緒に写真撮って』と言われ、『ごめんなさい。今、カメラ回ってるんで』と言うと、『全然、好感度ないじゃん』と言われてしまう」と悩みを明かしていた。

 芸能界における震災復興のオピニオンリーダーというべきか、サンドは今、単なるお笑い芸人以外の肩書を背負っている。それに対し、ありがたさをかみしめているのと同時に、神のように祭り上げられることに窮屈さを感じているのも事実だろう。最近は、番組での立ち居振る舞いをあえて粗暴にしてみたり、少し言葉を鋭角にして発言している姿も見受けられる。

「称賛」か「制裁」か、どちらかになりがちなSNSの声。必要以上におとしめられて「休業」に追い込まれるタレントもかわいそうだが、あまり褒められるのも、それはそれで“いばらの道”なのかもしれない。

(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから◆

元TOKIO・山口達也の“ジャニーズ契約解除”で、需要が増える「安心・安全」な芸能人は誰だ!?

 未成年女性に対する強制わいせつで書類送検され、所属事務所との契約を解除された元TOKIOの山口達也。騒動自体は徐々に落ち着きつつある一方、今回の件で放送関係者の間では、テレビ業界においてある芸能人が“需要増”と見込んでいるようだ。

 制作費のカットで、近年はどのチャンネルを見てもトーク番組が多い。テレビ制作会社スタッフは「なんといってもお金がかからないのが一番大きい」といい、その上でギャラが安い「10代のタレントを使う傾向は今後、拍車がかかるだろう」とみている。

 そんな中、注目されるのは司会者の人選だ。山口はトーク番組のMCという立場で、結果的に共演者とつながり、自宅に呼び出してわいせつ行為に及んだ。在京キー局編成マンは「今の時代はとにかく『リスクが高いタレントは使うな』が鉄則。今回のように、何かあってからでは手遅れになることも多く、そこは最も気を使うところだ」と話す。これにより求められるのが、“安全・安心”の保証されるタレントたちだ。

 一般的に、芸能人同士、あるいは芸能人と番組スタッフが恋仲やいかがわしい関係になることはご法度だ。山口の事件では、その掟がものの見事に崩れ去ってしまった。よって、若い女性芸能人を相手にする番組で、トラブルなく共演できるタレントたちが重宝されるというわけだ。

 あるキャスティング事務所関係者は「今、企画会議で名前が挙がるのは、サンドウィッチマン、バカリズム、バナナマンの3組が多い。サンドウィッチマンとバナナマンはいずれも秋元康氏がプロデュースしている“坂道シリーズ”の番組MCを担当。バカリズムも過去、アイドリング!!!の冠番組のMCを長年務めました。彼らが共演者とくっついたり、トラブルになったという話は聞かない。女性タレント側の事務所マネジャーにも、出演交渉するにあたって大きな説得材料になる」と話す。

 ただ、問題なのは、3組ともレギュラー番組を数多く抱えており、争奪戦になること。番組の司令塔であるMCのポジションも、今や「回しがうまい」「キャラが確立されている」といったスキルより優先させねばならない要素が出てきたのは、なんとも寂しい限りだが……。