フジがスポーツキャスター・永島昭浩氏のクビを切った! “コネ入社疑惑”の娘・優美アナはどうなる?

 フジテレビが、長年にわたって同局の報道番組でスポーツキャスターを務めていた永島昭浩氏のクビを切ったことで、波紋を呼んでいる。同局には、永島氏のまな娘である永島優美アナウンサーが在籍しており、今後を危惧する声が聞こえてくるのだ。

 永島氏は、元サッカー日本代表で、ガンバ大阪、清水エスパルス、ヴィッセル神戸で活躍したストライカー。2000年シーズンをもって引退した後は、フジなどでコメンテーターとして活動。02年4月からは、『FNNスーパーニュース』のスポーツキャスターに就任。同番組への出演は、11年3月まで9年も続いた。その後、同年4月より『FNNスーパーニュースWEEKEND』、15年4月より『FNNみんなのニュースWeekend』に出演していたが、4月1日放送回をもって、同局から卒業した。視聴者には、“フジのスポーツの顔”として、すっかりおなじみだっただけに、卒業の衝撃は大きい。

「フジは今春の改編で、すべての報道番組を一新しました。タイトルは『プライムニュース』で統一され、『FNNみんなのニュースWeekend』は、『プライムニュース イブニング』週末版に変わりました。メインキャスターの生野陽子アナ、野島卓氏は続投しましたが、永島氏は切られて、内田嶺衣奈アナが後任となりました。フレッシュ感を出す目的もあったでしょうが、永島氏は昨年12月に金銭トラブルが報じられたことも響いたのでは?」(スポーツ紙記者)

 永島氏がフジから切られたことで、どうしても気になるのが、娘の優美アナの今後の処遇だ。14年に入社した際は、「コネ入社では?」と盛んに陰口を叩かれたものだ。半年間の研修後は、フジの「パン」シリーズで9代目に指名され、“ユミパン”を襲名。いきなり、冠番組『ユミパン』を持つことになった。同時に、『めざましテレビ』『バイキング』にも起用された。そして、16年4月には、同月末で退社するカトパンこと加藤綾子アナに代わって、『めざましテレビ』のメインキャスターに大抜擢を受け、同局の期待の大きさをうかがわせていたものだ。

 ところが、父である永島氏がフジから去ったことで、優美アナが冷遇される可能性もあるというのだ。

「優美アナは、“関西の名門私大”関西学院大学社会学部出身で、学歴に申し分はなし。11年の『ミスキャンパス関西学院』グランプリに輝いており、父親似でハーフっぽい美人。大学生時代は、朝日放送の情報番組でリポーターを務めていた実績もあり、“コネ入社”という表現は適切ではないかもしれません。性格がよく、上層部に気に入られているため、入社後のエリートコースも、当然といえば当然の話です。ですから、娘を見守ってきた父親が消えても、そんなに影響は出ないんじゃないでしょうか。ただ、昨年12月には、同局のディレクターとの熱愛が報じられ、あっさり認めてしまったことで、男性人気の下降が懸念されます。父親がどうこうというより、やはり視聴率下落の方が怖いでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 かつて、『めざましテレビ』は民放の同時間帯では、絶対的な強さを誇っていたが、カトパンの降板と共に、その牙城も揺らいできた。今後、さらに視聴率が落ちていくようなら、優美アナも、責任を取らされて引きずり下ろされるかもしれない。
(文=田中七男)

中国で、またまたリアル『少林サッカー』が……試合中に相手の耳を噛み切り食べちゃった!?

 昨年行われたサッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の予選で、浦和レッズの選手に韓国・済州ユナイテッドの選手が襲いかかり、世界中のサッカーファンから韓国人選手が非難されるという事件が起きたが、中国では前代未聞の乱闘事件が起きた。

「広西新聞網」(4月3日付)などによると3月31日、広西チワン族自治区南寧市にある広西大学のサッカー場で開催されたアマチュアの大会「老野杯」の試合中に、その事件は起きた。対戦したのは「粤桂球会」と「陣馬路隊」というチーム。関係者が撮影した動画を見ると、ある者は飛び蹴りを入れ、またある者は相手をなぎ倒すなど、映画『少林サッカー』顔負けの戦いぶりだった。

 乱闘後、陣馬路隊のメンバーが引き上げると、粤桂球会の41番をつけた選手が血を流していた。なんと陣馬路隊の27番に耳を噛み切られたのだ。粤桂球会の一人の選手が中国版LINE「微信(WeChat)」のグループ内で明かしたところによると、陣馬路隊の27番は粤桂球会の41番に対してファールを犯し、審判から笛を吹かれたが、逆ギレして、いきなり41番の耳に噛みついたのだという。ネットで「耳の5分の1がなくなった」と指摘があるほどの重症で、肋骨を移植して耳殻を再生させるという。

 耳を噛みちぎるには相当な力がいるはずだが、一般的に中国人は歯や顎が丈夫とされ、確かに蟹を食べるときには甲羅をバリバリと噛み砕くし、瓶ビールの栓を歯で開けられる人も少なくない。人間の耳を噛みちぎるくらい容易なのだろうが、その噛みちぎった耳を27番が飲み込んだという報道まである。

 騒動が大きくなったことを受け、広西サッカー協会は2日、「この試合は協会が組織したものではなく、報告も受けていない」と、この試合と無関係であることを強調する声明を発表した。同日、27番は派出所で取り調べを受け、現在も警察当局が調査中だという。

 中国サッカーにおける乱闘騒ぎは、2016年にもトップリーグ「超級聯賽(スーパーリーグ)」の武漢宏興と江蘇蘇寧との試合で起きており、武漢宏興の5名もの選手が契約を解除されている。

 潤沢な資金力を武器に中国のクラブチームは有力外国人選手を次々と獲得しているが、一方で肝心の中国人選手の実力は一向に上がらず、ワールドカップからも久しく遠ざかっている。中国のサッカーが国際水準に達するまでの道のりは、相当に長そうだ。
(文=中山介石)

ハリル激怒「内部のことを外部に言うな!」なぜ日本代表はメディアに“内情”を話すのか

 サッカー日本代表の雰囲気が、すこぶる悪い。それはそうだろう。マリ、ウクライナを相手に戦った欧州遠征は1-1、1-2と未勝利で終えることになり、結果に加えて見せ場のなさも露呈してしまった。

 一度もFIFAワールドカップに出場したことのないマリに対し、やっとこさ同点に追いつくという寒すぎる内容に、選手たちは「ハリル監督の『蹴れ!』という指示を聞きすぎた。自分たちで考えないと」と反省しきり。

 だが、この選手たちのコメントを聞いたバヒド・ハリルホジッチ監督は、ウクライナ戦の前日会見で「問題があれば内部で解決する。外部に対する発言はあまり良くない」と怒り心頭。ウクライナに敗れた後には、「レギュラーで呼べなかった選手もいる」と、今回はベストメンバーではないから負けたと言わんばかり。今回、招集されたメンバーからすれば、カチンと来る発言を連発している。

 選手は“監督のサッカー”への疑問をメディアに語り、監督は敗因を選手のせいにする。いったい日本代表内部で何が起きているのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「選手たちからすると、ハリル監督の戦術は一昔前の国見高校(長崎)のような、縦一本サッカーなんです。ですが、一部のハリル監督シンパのメディアは『そんなことはない。戦術が豊富で次のオファーもある監督だ』と否定する。欧州遠征でハリル監督の手腕が冴えたシーンがあったか? と聞いても、シンパは『選手が悪い。今の日本では誰が監督でも勝てない』の堂々巡り。選手たちは、監督というよりも、そんなメディアに対してイラ立ちを感じているようにも見えます」

 確かに本田圭佑は、マリ戦後にメディアに対し、「監督の理想とするサッカーがある。それは当然で、日本代表だけではない。でも、日本代表には、『日本といえばこういうサッカー』というのがない。そこを作ることにトライしたい」と語っている。

 選手たちは何も、ハリルホジッチ監督を批判しているわけではなく、ハリルホジッチ監督のサッカーで勝てるのかどうかをメディアに分析するように投げかけているようにも感じる。そして、日本人が世界で勝てるサッカーとはなんなのかという、究極の問いにつながっていく。

 4年前、ザッケローニ元代表監督は、高い位置からのプレッシングとワイドに使ったサッカーを日本代表に植え付けた。選手マネジメントの失敗でワールドカップでは惨敗したが、日本人ならではの特長で世界と対等に戦える光明が見えたのは事実である。しかし、あの時の日本代表が出来ていたことが今回の欧州遠征ではできていなかった。

 ハリルホジッチ監督がワールドカップで結果を残してくれたら最高だ。しかし、負けた時はザッケローニ元監督の時とは違って何も残らない。約2億5,000万円の年俸を日本サッカー界から持っていかれるだけである。

 そういった背景から、選手たちがメディアに口を開くのは日本サッカーを思ってのこと。決して内紛が起きているわけではないのだ。
(文=TV Journal編集部)

Jリーグ・浦和レッズ13年ぶり「開幕4戦未勝利」屈辱の裏に“監督vs選手”の確執が……

 サッカーJ1リーグ・浦和レッズが、13年ぶりに開幕から4戦未勝利という不振にあえいでいる。Jリーグナンバーワンの年間予算を持ち、観客動員数は世界でもトップクラスを誇るにもかかわらず、である。

 しかし、この展開は予想できていた。さすがに開幕前の降格候補に名前が挙がることはなかったが(参照記事1)、昨季、「浦和というビッグクラブの監督が堀監督で良いのか?」とサッカーライターたちは指摘していた(参照記事2)。

 とはいえ、浦和がここまで低調なパフォーマンスで、なおかつ結果もついてこない事態に陥ると思っていた人は、まずいないだろう。いったい浦和に何が起きているのか? 幾人かのライターに取材すると、「元日本代表選手らも『このままだと浦和はヤバイ』と言っています」と教えてくれる。

 昨季、浦和はシーズン半ばから守備が崩壊し、勝利から見放されることに。そこでコーチから昇格したのが堀孝史監督だ。そして、守備を立て直し、アジアチャンピオンズリーグ優勝という結果を残した。

「この時は、チーム自体が守備を改善しようという共通認識を持っており、結束して割り切ったカウンタースタイルを採用し、結果を残した。長丁場のリーグ戦とは違うトーナメント戦というレギュレーションもあったでしょう。ですが、近年の浦和は攻撃的なスタイルでリーグ戦の優勝争いに食い込み、そういったサッカーに合う選手を集めてもいた。その選手たちに合うサッカーを堀監督ができるのかというのが今季のポイントだったのですが、現時点ではできていない」(サッカーライター)

 サッカーは目まぐるしく攻守が変わるため、どちらのバランスも大事なのだが、相手にボールを持たせるのか、自分たちがボールを持つのかで戦術は変わってくる。ACLでは相手にボールを持たせて結果を得たが、今季のリーグでは今までと同様に自分たちがアクションを起こそうという意図も見える。そのバランスがチグハグなため、チームはもちろん、選手個々のパフォーマンスも低調になり、サポーターの目には選手のやる気がないように映る。4戦未勝利という屈辱を喫してしまった横浜Fマリノス戦後、堀監督の愛弟子である山田直輝が「サッカーどうこうというより、気持ちの部分や考え方で、もっと変えなければいけないところがある」と、ピッチでの不協和音を匂わせたのが最たる例だろう。

「現在、日本代表戦があるため、リーグ戦は一時中断していますが、このタイミングで堀監督は決断しないといけない。ドラスティックに自分の考えるサッカーをできる選手をスターティングメンバーとして送り出すのか、主力の選手たちの能力に自分が合わせるのか。選手たちの試合後のコメントを聞いても、監督が選手に遠慮しているように感じます」(同)

 先日、浦和の淵田敬三社長は堀監督の続投という決断を下した。ならば、どう戦うか。次に決断しなければいけないのは堀監督である。
(文=TV Journal編集部)

サッカー専門誌編集長が、テレビで赤っ恥!「だから雑誌は売れなくなる」

 先日、TBSで放送された『ロシアW杯プレゼンバトル 論破×RONPA』でのサッカー専門誌編集長の質問が、サッカーファンから嘲笑されている。

『ロシアW杯プレゼンバトル 論破×RONPA』は、サッカーを語らせたら誰にも負けないと豪語するプレゼンターが集結し、プレゼンバトルを繰り広げる番組。3夜にわたって放送されるが、3月3日深夜放送の第1夜では、元日本代表の戸田和幸氏、前園真聖氏、松木安太郎氏、熱狂的なサッカーファンとして知られるタレントの小柳ルミ子が「もし自分が日本代表監督だったらどういうチームをつくるか」をベースに11人のメンバーとフォーメーション、交代選手をプレゼンした。

 一人目のプレゼンターとなった戸田氏は、リアリティある戦略を紹介する。守備の局面では5バックにして、FIFAワールドカップ2010年南アフリカ大会のように守り切る。一方で攻撃時は10年より進化させ、4バックにして前線の枚数を増やす。それは「(高い個のあるセンターフォワードのいない日本は)1トップだけでは点は取れない」からだ。

 その理路整然とした戦術で、サポーターからぶっちぎりの票を獲得した。

 だが、そんな戸田氏に対し、審査員の一人として参加した「サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画出版社)誌の編集長が「香川(真司)選手、乾(貴士)選手、守備に不安があるのでは?」「運動量が必要では?」と訊ねる。この質問に「サッカー専門誌の編集長とは思えない」と批判の声が上がっているのだ。

 というのも、確かに香川や乾は1対1の守備に強い選手ではないが、「人への強さを要求しているわけではない。ドルトムントを見ていても、香川が必ずプレッシングのスイッチを入れている。乾も(同じで)説明する必要はない。空間を管理しながら、ひとつ目のアタックをして、ボールを(限定して)出させれば、酒井(宏樹)や長友(佑都)が奪う」「それぞれがエリアを分担すれば、走り回る必要はない」という戸田氏の意見は、指導者のS級ライセンスを所持している人間ならではのクレバーさだ。

 なぜ「サッカーダイジェスト」の編集長はあのような質問をしたのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「この日出演していた編集長は、スタジアムでも見かけたことありますし、海外サッカー専門の『ワールドサッカーダイジェスト』(同)にもいたはずです。ということは、今回の番組は、あくまでバラエティですから、視聴者の声を代弁した。一般層は香川や乾は守備が得意ではないと思っているでしょうから。と、もう一つ考えられるのが、意外にサッカー誌編集者 って現場の感覚とかけ離れている人も多いんです。たとえば、『守備』となるとゲームの『ウイニングイレブン』的な守備力を想像している。個人戦術やグループ戦術、さらにいえば試合でのスカウティングのポイントも理解してない。今は選手コメントのみで記事を作るので、そういった考察は不要なんです」

 前者の「一般層に向けたコメント」ならばまだましだが、後者ならば専門誌が専門的でなくなっている証左といえる。週刊だった「サッカーマガジン」(ベースボール・マガジン社)は月刊に、「サッカーダイジェスト」が月2回刊行になったゆえんが、戸田氏とのやりとりで垣間見えた気がする。
(文=TV Journal編集部)

祝福の声相次ぐ51歳の“キングカズ”三浦知良は、本当に戦力になっているのか?

 今月26日に51歳の誕生日を迎えた、サッカーJ2・横浜FCのFW三浦知良、通称キングカズ。

 イタリアのサッカー情報サイト「トゥット・メルカート・ウェブ」は「カズヨシ・ミウラ……世界を股にかけ、イタリアに最初に上陸した日本人選手」という特集を組み、元イタリア代表のファンタジスタであるアレッサンドロ・デル・ピエロも、自身のTwitterで「50歳でゴールを決めた。51歳でもゴールを決めて、おそらく80歳になってもゴールを決めてくれるだろう!」と、カズにエールを送っている。

 世界中のサッカー選手たちから敬意を示されるカズだが、2016年シーズンは20試合に出場したものの2得点。12試合の出場にとどまった17年は。1得点しか挙げられなかった。

 もちろん、カズはベテランとして若手に規範を示すなど、チームにも数字以上のメリットがあるのだろうが、選手としての価値はどのように見られているのだろうか。サッカーライターに聞いた。

「現代サッカーのFWには、裏に抜けられるスピードか、攻撃の起点となって身体を張れるスピード、もしくはテクニックが必要になります。スピードがないと思われているテクニカル系のFWにも、一瞬のキレはあるんです。例えば、名古屋グランパスエイトにいた晩年のストイコビッチもキレがなくなって、活躍できなくなり引退した。今のカズさんにキレはないですよね。それが得点数に現れていますよ」

 とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドFCなどで活躍したFWドワイト・ヨークのように、スピードが衰えた晩年になってポジションをボランチなどに変更し、活躍した選手たちがいるように、カズもポジション変更すれば、まだまだ輝けるのではないか。実際に08年シーズンには、カズをよく知る都並敏史監督はMFとして起用した。FWからポジションを変えることで生き残る道はないのだろうか?

「カズさんは、ピッチを俯瞰する能力は……日本だと川崎フロンターレの中村憲剛やジュビロ磐田の中村俊輔のような“目”を持つ選手ではない。使われて生きるタイプで、全盛期も、ペナルティーエリア付近でプレーすることで得点を量産していました。本人もそれをわかっているからこそ、監督業などに興味を示さないのだと思います。監督には高い戦術眼が必要ですからね」(同)

 そうなるとカズが生き残る道はFWしかないということになるが、現状でチームを勝利に導く能力があるかは懐疑的にならざるを得ない。横浜FCは資金力がないクラブではないにもかかわらず、08年以降、12年を除き、中位以下に沈んでいるのが物語っている。だが、「横浜FCの筆頭株主であるLEOCは、人気のあるカズがケガなくプレーできている間は絶対に切らないだろう」と、前出サッカーライターは明かす。

 カズはまだまだ現役を続けるだろうが、それがチームにとって本当にいいのか、祝福ムードとは裏腹に微妙なところではある。
(文=TV Journal編集部)

DAZNにDISられた!? “黒船”来襲に、Jリーグ失い防戦一方のスカパー!は大丈夫か

 先週から放送されているDAZN(ダ・ゾーン)のCMが、「スカパー!をDISってる」と話題になっている。

 そのCMを簡単に説明すると、「昔、Jリーグ観戦を牛耳る将軍がいた」という字幕と共に、お笑いトリオ・ロバート演じる、いかにも悪そうな大名たちが「Jリーグは見ることができません」と笑うところに、黒船が現われ、開国を要求する。

 この黒船がDAZNという設定のCMだが、確かに、かなり“攻めた”CMといえる。

 というのも、Jリーグの独占放映権は2016年までの10年間、スカパー!が所持していたからだ(参照記事)。

 06年のFIFAワールドカップドイツ大会で日本代表が惨敗し、サッカー人気が急落、Jリーグが厳しい時期もスカパー!が支えてくれた。そう感じているファンたちは多く、DAZNのCMに対し、「今まで10年もお世話になってきたスカパー!をおとしめるようなCMは受け入れ難い」という声は少なくない。

 だが、それはファンがノスタルジックになりすぎている感情的な意見だといえる。ある経営者は、スカパー!の数字を見れば一目瞭然だと教えてくれる。

「Jリーグの放映権を失って以来、スカパー!の売上高は落ち続けています。その公表された数字で興味深いのが、売上高よりも、営業利益や純利益が大幅に落ちているんです。これはどういうことかというと、安く仕入れて高く売っていた商品がなくなったことを意味すると言えますよね。実際に、DAZNはドコモユーザーなら月額1,000円で、それ以外は1,750円でJ1J2全試合が視聴できます。スカパー時代は同条件のプランで3,500円でしたから、半額以下に下がったわけです」

 スカパー!は、Jリーグの放映権の価値を年間約40億円としていたが、DAZNは約200億円を用意した。この金額について、DAZNのアカウント・ディレクターであるディーン・サドラー氏は、写真家でノンフィクションライターの宇都宮徹壱氏の取材に対し、「われわれはJリーグの放映権を得ることだけが目的ではなく、Jリーグに投資することで、現状からより(リーグの価値を)高めていきたいという明確な目標がありました」と語っている。

 確かにJリーグは、スカパー!にお世話になっていた。だが、スカパー!にJリーグを発展させていこうという意図があったかは、数字を見る限りでは伝わってこない。

 そういった事実を踏まえてみると、DAZNのCMにリアリティが湧いてくる。スカパー!は浦和レッズの試合など、人気クラブの試合は地上波で放送をさせなかったと言われている。DAZNのCMでいうところの鎖国状態だったのだ(参照記事2)。

 スカパー!が売上を回復させるには、自らがコンテンツを育てるという姿勢が必要なのかもしれない。江戸幕府が開国に踏み切り、異文化を受け入れ、この国を発展させたように。
(文=TV Journal編集部)

DAZNにDISられた!? “黒船”来襲に、Jリーグ失い防戦一方のスカパー!は大丈夫か

 先週から放送されているDAZN(ダ・ゾーン)のCMが、「スカパー!をDISってる」と話題になっている。

 そのCMを簡単に説明すると、「昔、Jリーグ観戦を牛耳る将軍がいた」という字幕と共に、お笑いトリオ・ロバート演じる、いかにも悪そうな大名たちが「Jリーグは見ることができません」と笑うところに、黒船が現われ、開国を要求する。

 この黒船がDAZNという設定のCMだが、確かに、かなり“攻めた”CMといえる。

 というのも、Jリーグの独占放映権は2016年までの10年間、スカパー!が所持していたからだ(参照記事)。

 06年のFIFAワールドカップドイツ大会で日本代表が惨敗し、サッカー人気が急落、Jリーグが厳しい時期もスカパー!が支えてくれた。そう感じているファンたちは多く、DAZNのCMに対し、「今まで10年もお世話になってきたスカパー!をおとしめるようなCMは受け入れ難い」という声は少なくない。

 だが、それはファンがノスタルジックになりすぎている感情的な意見だといえる。ある経営者は、スカパー!の数字を見れば一目瞭然だと教えてくれる。

「Jリーグの放映権を失って以来、スカパー!の売上高は落ち続けています。その公表された数字で興味深いのが、売上高よりも、営業利益や純利益が大幅に落ちているんです。これはどういうことかというと、安く仕入れて高く売っていた商品がなくなったことを意味すると言えますよね。実際に、DAZNはドコモユーザーなら月額1,000円で、それ以外は1,750円でJ1J2全試合が視聴できます。スカパー時代は同条件のプランで3,500円でしたから、半額以下に下がったわけです」

 スカパー!は、Jリーグの放映権の価値を年間約40億円としていたが、DAZNは約200億円を用意した。この金額について、DAZNのアカウント・ディレクターであるディーン・サドラー氏は、写真家でノンフィクションライターの宇都宮徹壱氏の取材に対し、「われわれはJリーグの放映権を得ることだけが目的ではなく、Jリーグに投資することで、現状からより(リーグの価値を)高めていきたいという明確な目標がありました」と語っている。

 確かにJリーグは、スカパー!にお世話になっていた。だが、スカパー!にJリーグを発展させていこうという意図があったかは、数字を見る限りでは伝わってこない。

 そういった事実を踏まえてみると、DAZNのCMにリアリティが湧いてくる。スカパー!は浦和レッズの試合など、人気クラブの試合は地上波で放送をさせなかったと言われている。DAZNのCMでいうところの鎖国状態だったのだ(参照記事2)。

 スカパー!が売上を回復させるには、自らがコンテンツを育てるという姿勢が必要なのかもしれない。江戸幕府が開国に踏み切り、異文化を受け入れ、この国を発展させたように。
(文=TV Journal編集部)

Jリーグ開幕! 毎年的中の“降格チーム”を今年も聞いてみた

 2015年には清水エスパルスのJ2降格をチーム状態の取材から、どこよりも早く予測(参照記事)し、同様に16年には名古屋グランパスエイトのJ2降格(参照記事2)、昨年は大バッシングを受けていた横浜Fマリノスの躍進を断言(参照記事3)していたライターたちに、今季のJ1リーグを占ってもらった。

「まずJリーグの放映権を持つDAZNが、今までにない施策を取っています。たとえば、開幕節のFC東京×浦和レッズの試合を無料配信します。スカパー!時代には、ドル箱のアウェイでの浦和戦を無料で視聴させるなんて考えらなかった。また、DAZNはサッカーサイトだけでなく、著名なライターのサイトにも広告を出すらしいです。個人、今の言葉でいう“インフルエンサー”を使ったマーケティングは、スカパー!時代では考えられません」(ライターA氏)

 ライターたちは、DAZNが昨年以上にJリーグを一般層に届けようとしていると捉えており、相乗効果でJリーグが昨年以上の盛り上がりをみせると推測している。では、今年の台風の目となるクラブはどこになるのか?

「やはり、セレッソ大阪でしょう。ユン・ジョンファン監督の手腕が素晴らしく、選手を戦術にフィットさせている。また昨季優勝した川崎フロンターレの根幹を作った風間八宏監督率いる名古屋グランパスも順位をかき回してくれそうです。長谷川健太監督率いるFC東京にも期待できますし、昨季の上位チームも変わらず優勝争いをするでしょう」(ライターB氏)

 そう饒舌に語る一方で、「今季は降格チームを予測するのが難しい」と付け加える。

 選手の総年俸から降格チームを考察すれば、Vファーレン長崎は3億円未満で、ぶっちぎりの最下位。ベガルタ仙台や湘南ベルマーレも3億円台で、5億円から7億円の間に、低い順からサガン鳥栖、コンサドーレ札幌、柏レイソル、サンフレッチェ広島、ジュビロ磐田、清水エスパルスと続く。資金力から考えれば、長崎、仙台、湘南の3チームとなりそうだ。

「長崎の高木琢也監督は、同じような状態の横浜FCを昇格から1年でJ2に再降格させてしまいましたが、その時の経験を生かすと思います。というより、長崎をJ1に残留させないと、J2専任の監督といった烙印を押されてしまう。湘南も同様ですが、今年はいつもの昇格時とは違い、主力が残留している。残留争いでポイントになるチームは、良い意味ではミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いる札幌で、悪い意味では城福浩監督率いる広島です。札幌はジャイアントキリングを起こす雰囲気がありますが、広島はまったく読めません」(ライターC氏)

 では、降格する3チームはどこなのか? サポーターの怒りを買うのを承知で尋ねると、「長崎。あと2つは難しいですけど広島。んー仙台かな」(同)とのこと。果たして最後に笑うのはどのクラブだろうか? 今週末、J1リーグが開幕する。
(文=TV Journal編集部)

Jリーグ開幕! 毎年的中の“降格チーム”を今年も聞いてみた

 2015年には清水エスパルスのJ2降格をチーム状態の取材から、どこよりも早く予測(参照記事)し、同様に16年には名古屋グランパスエイトのJ2降格(参照記事2)、昨年は大バッシングを受けていた横浜Fマリノスの躍進を断言(参照記事3)していたライターたちに、今季のJ1リーグを占ってもらった。

「まずJリーグの放映権を持つDAZNが、今までにない施策を取っています。たとえば、開幕節のFC東京×浦和レッズの試合を無料配信します。スカパー!時代には、ドル箱のアウェイでの浦和戦を無料で視聴させるなんて考えらなかった。また、DAZNはサッカーサイトだけでなく、著名なライターのサイトにも広告を出すらしいです。個人、今の言葉でいう“インフルエンサー”を使ったマーケティングは、スカパー!時代では考えられません」(ライターA氏)

 ライターたちは、DAZNが昨年以上にJリーグを一般層に届けようとしていると捉えており、相乗効果でJリーグが昨年以上の盛り上がりをみせると推測している。では、今年の台風の目となるクラブはどこになるのか?

「やはり、セレッソ大阪でしょう。ユン・ジョンファン監督の手腕が素晴らしく、選手を戦術にフィットさせている。また昨季優勝した川崎フロンターレの根幹を作った風間八宏監督率いる名古屋グランパスも順位をかき回してくれそうです。長谷川健太監督率いるFC東京にも期待できますし、昨季の上位チームも変わらず優勝争いをするでしょう」(ライターB氏)

 そう饒舌に語る一方で、「今季は降格チームを予測するのが難しい」と付け加える。

 選手の総年俸から降格チームを考察すれば、Vファーレン長崎は3億円未満で、ぶっちぎりの最下位。ベガルタ仙台や湘南ベルマーレも3億円台で、5億円から7億円の間に、低い順からサガン鳥栖、コンサドーレ札幌、柏レイソル、サンフレッチェ広島、ジュビロ磐田、清水エスパルスと続く。資金力から考えれば、長崎、仙台、湘南の3チームとなりそうだ。

「長崎の高木琢也監督は、同じような状態の横浜FCを昇格から1年でJ2に再降格させてしまいましたが、その時の経験を生かすと思います。というより、長崎をJ1に残留させないと、J2専任の監督といった烙印を押されてしまう。湘南も同様ですが、今年はいつもの昇格時とは違い、主力が残留している。残留争いでポイントになるチームは、良い意味ではミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いる札幌で、悪い意味では城福浩監督率いる広島です。札幌はジャイアントキリングを起こす雰囲気がありますが、広島はまったく読めません」(ライターC氏)

 では、降格する3チームはどこなのか? サポーターの怒りを買うのを承知で尋ねると、「長崎。あと2つは難しいですけど広島。んー仙台かな」(同)とのこと。果たして最後に笑うのはどのクラブだろうか? 今週末、J1リーグが開幕する。
(文=TV Journal編集部)