コロナ太りした人必見! 「太って入らなくなった服」が着られるようになるおすすめグッズ3選

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 62、63、64、65、66、67……。これなんの数字かわかりますか? 何を隠そう、あたいの体重の変化です!!!! 100kgの料理好きのステディと付き合って早半年。私の腹はすっかりキューピーのようになってしまったのです……。嗚呼、キューピーは可愛いけど、36歳の女の腹が出てても可愛くないよお!!!!

 体重が増えるとどうなるか。まず洋服が似合わなくなります。似合わないどころか着られないというありさま。今までギリギリ穿いていたパンツが軒並み入らなくなり、私は頭を抱えました。このままではワードロープを全部買い直さねばならないことになる……!

 今回は、私が「太って入らなくなった服」をなんとか着るために、試行錯誤した末に購入してよかった商品をご紹介します!

その1:PAMASE「ウエスト調整ボタン」

 手持ちのパンツを無理やり履いて、ステディとエビフライを食べに行った帰り道のこと。私は急激な腹痛に襲われ、「ううう」とうなりました。ぎちぎちに腹を圧迫し、そのうえ巨大エビフライを食べたせいで腹痛をもよおしてしまったのです。慌ててパンツのボタンを外し、チャック全開で外に出ると、腹痛は引いていったのですが、いつズボンがずり下がるかハラハラすることに……。このウエストさえ広げることができればパンツを履けるのに……と思っていた矢先、「ウエストを伸ばす調整ボタン」を見つけました。

 この商品はその名の通り、ウエスト部分を広げることができるボタンのこと。大体5cmくらいウエストが伸びます。もちろん、このウエスト伸ばしを使うと、その分チャックは閉まらなくなるため、“社会の窓”は全開状態なんですが、お尻まで隠れるトレーナーなどを着れば問題なし!! パンツをお直しに出してしまえば、痩せたときに履けなくなってしまいますが、このボタンを使えば、痩せたときには外せばいいだけなので、めちゃくちゃ良いです! おすすめです!

 私の大好きなオンラインショップ「ベイクルーズストア」で見つけたニットタイトスカート。レビューを見ると、「ウエストが大きすぎる」と書いてあったので、「あら、それなら私にも履けそう!」と思い、色違いで2本注文したのですが……。

 実際、履いてみると、でかいケツのせいなのかパンティラインがくっきり!!!!!「なんだこの痴女は……」と鏡の前で愕然としました。最初は「しわの入り方のせいかな?」と思い、スカートをずらしてみたりもしたのですが、どう考えてもスカートを無理やり伸ばして履いているせいでパンツのラインが浮き出ています。こりゃTバックを履くかノーパンで挑むしかあるまい……と悩んでいると、ステディに「シームレスパンツを履いたら?」とアドバイスされました。

 シームレスパンツとは、極薄のパンツのこと。生地がめちゃくちゃ薄いので、パンツのラインが出ない商品なのだとか。半信半疑でユニクロで購入し、履いてみたのですが、なんとびっくり。パンティラインがきれいさっぱり消えてくれました……! ありがたや~ありがたや~!!

おまけ:オムロン「体重体組成計 カラダスキャン」

 どんなに体形をカバーする商品を探そうとも、最も良いのは痩せること……。自分の体を知ろう! ということで、「体組成計」を買うことに。結果、とても良かったです!!  この体組成計は、体重はもちろん、BMIや体脂肪率、皮下脂肪率、内臓脂肪レベル、骨格筋率、基礎代謝、体年齢までわかる優れもの。計測した情報をスマホに自動的に送信してくれるので、体の変化に気づきやすくなっています。特に面白かったのは、体内年齢。体重がちょっと増えようとも、体内年齢は若くなったりしていて、「へ~、おもしろいなあ」と思いながら見ていました。

 ただ、この体組成計はしっかり測り終えないと体重などのデータをスマホに送信してくれないので、体重の推移だけ見たい、もっと手軽に測りたい、というときは体重だけデータを飛ばしてくれる体重計が良いと思います。この体組成計は、体重計に乗ったあと、付属のレバーを肩の高さまで持ち上げて体脂肪などを測るのですが、測り終えるまでに1分ほどかかることもあるので、忙しいときや冬場の寒い時期は「も~~!! 早くしてよ~~!!」と思ってしまいました。

 一番いいのは痩せることなのですが、おいしいものを食べたいのもまた事実……。体と相談しつつ、便利グッズを使いつつ、ゆる~りと体重を落としていきたいなあと思いました。コロナ禍の自粛期間中に「太ってしまった」という方の参考になれば幸いです!

コロナ太りした人必見! 「太って入らなくなった服」が着られるようになるおすすめグッズ3選

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 62、63、64、65、66、67……。これなんの数字かわかりますか? 何を隠そう、あたいの体重の変化です!!!! 100kgの料理好きのステディと付き合って早半年。私の腹はすっかりキューピーのようになってしまったのです……。嗚呼、キューピーは可愛いけど、36歳の女の腹が出てても可愛くないよお!!!!

 体重が増えるとどうなるか。まず洋服が似合わなくなります。似合わないどころか着られないというありさま。今までギリギリ穿いていたパンツが軒並み入らなくなり、私は頭を抱えました。このままではワードロープを全部買い直さねばならないことになる……!

 今回は、私が「太って入らなくなった服」をなんとか着るために、試行錯誤した末に購入してよかった商品をご紹介します!

その1:PAMASE「ウエスト調整ボタン」

 手持ちのパンツを無理やり履いて、ステディとエビフライを食べに行った帰り道のこと。私は急激な腹痛に襲われ、「ううう」とうなりました。ぎちぎちに腹を圧迫し、そのうえ巨大エビフライを食べたせいで腹痛をもよおしてしまったのです。慌ててパンツのボタンを外し、チャック全開で外に出ると、腹痛は引いていったのですが、いつズボンがずり下がるかハラハラすることに……。このウエストさえ広げることができればパンツを履けるのに……と思っていた矢先、「ウエストを伸ばす調整ボタン」を見つけました。

 この商品はその名の通り、ウエスト部分を広げることができるボタンのこと。大体5cmくらいウエストが伸びます。もちろん、このウエスト伸ばしを使うと、その分チャックは閉まらなくなるため、“社会の窓”は全開状態なんですが、お尻まで隠れるトレーナーなどを着れば問題なし!! パンツをお直しに出してしまえば、痩せたときに履けなくなってしまいますが、このボタンを使えば、痩せたときには外せばいいだけなので、めちゃくちゃ良いです! おすすめです!

 私の大好きなオンラインショップ「ベイクルーズストア」で見つけたニットタイトスカート。レビューを見ると、「ウエストが大きすぎる」と書いてあったので、「あら、それなら私にも履けそう!」と思い、色違いで2本注文したのですが……。

 実際、履いてみると、でかいケツのせいなのかパンティラインがくっきり!!!!!「なんだこの痴女は……」と鏡の前で愕然としました。最初は「しわの入り方のせいかな?」と思い、スカートをずらしてみたりもしたのですが、どう考えてもスカートを無理やり伸ばして履いているせいでパンツのラインが浮き出ています。こりゃTバックを履くかノーパンで挑むしかあるまい……と悩んでいると、ステディに「シームレスパンツを履いたら?」とアドバイスされました。

 シームレスパンツとは、極薄のパンツのこと。生地がめちゃくちゃ薄いので、パンツのラインが出ない商品なのだとか。半信半疑でユニクロで購入し、履いてみたのですが、なんとびっくり。パンティラインがきれいさっぱり消えてくれました……! ありがたや~ありがたや~!!

おまけ:オムロン「体重体組成計 カラダスキャン」

 どんなに体形をカバーする商品を探そうとも、最も良いのは痩せること……。自分の体を知ろう! ということで、「体組成計」を買うことに。結果、とても良かったです!!  この体組成計は、体重はもちろん、BMIや体脂肪率、皮下脂肪率、内臓脂肪レベル、骨格筋率、基礎代謝、体年齢までわかる優れもの。計測した情報をスマホに自動的に送信してくれるので、体の変化に気づきやすくなっています。特に面白かったのは、体内年齢。体重がちょっと増えようとも、体内年齢は若くなったりしていて、「へ~、おもしろいなあ」と思いながら見ていました。

 ただ、この体組成計はしっかり測り終えないと体重などのデータをスマホに送信してくれないので、体重の推移だけ見たい、もっと手軽に測りたい、というときは体重だけデータを飛ばしてくれる体重計が良いと思います。この体組成計は、体重計に乗ったあと、付属のレバーを肩の高さまで持ち上げて体脂肪などを測るのですが、測り終えるまでに1分ほどかかることもあるので、忙しいときや冬場の寒い時期は「も~~!! 早くしてよ~~!!」と思ってしまいました。

 一番いいのは痩せることなのですが、おいしいものを食べたいのもまた事実……。体と相談しつつ、便利グッズを使いつつ、ゆる~りと体重を落としていきたいなあと思いました。コロナ禍の自粛期間中に「太ってしまった」という方の参考になれば幸いです!

『モーニングショー』『スッキリ』『めざまし8』ほか、朝の情報番組「MC」ランキング! 顔で占う“成功に導く司会者”1位は?

 いい運勢も悪い運勢も、すべては「顔」に表れている!? 顔立ちや表情から性格、気質、才能を見抜く「観相学」を用いた占いを行う岡井浄幸氏に、今ノリにノッている芸能人の運勢を徹底鑑定してもらいました!

朝の情報番組を“成功に導くMC”は誰? 「朝の顔」ランキング

 春の番組改編により、平日朝8時台放送の各局情報番組がリニューアルを遂げました。TBSは立川志らくがMCを務めた『グッとラック!』から、お笑いコンビ・麒麟の川島明と田村真子アナウンサーがメインの『ラヴィット!』へ、フジテレビは小倉智昭アナが長年司会を務めた『情報プレゼンター とくダネ!』から、谷原章介&永島優美アナによる『めざまし8』へと引き継がれ、それぞれ新しいスタートを切っています。

 また、日本テレビ系の『スッキリ』、テレビ朝日系の『羽鳥慎一モーニングショー』、そしてNHKの『あさイチ』は、一部出演者を変更。各局とも新たな装いとなりました。そこで今回は、平日朝8時台に放送されている5つの情報番組に注目し、岡井先生に「番組を成功に導くMC」のランキングを発表してもらいました!

――「朝の顔」ともいわれる番組MCですが、そもそも、“朝の番組に向いている顔”はあるのでしょうか?

岡井浄幸氏 観相学では「朝の習慣は、運を呼び込む健康体質をつくる」との伝えがあります。朝は脳をリフレッシュして活力をつけ、運をキャッチするアンテナを張り巡らせる大切な時間であり、1日の“運づくり”のカギを握ります。そのため、いかにいい情報を目(視覚)や耳(聴覚)から吸収できるかは、その日の運勢に大きな影響があるんです。

 朝の番組MCを務める「朝の顔」は、やはり明るく元気でさわやか、そして、その人の存在によって“心の安寧”が得られることが大切。そのためには、「喜怒哀楽によって表情がよく動く明るい顔」であることも重要です。具体的な顔の特徴でいうと、「額が広く輝いている」「鼻の肉付きがいい」「口角の上がった主張力のある唇」「表情豊かで明るく輝く顔」が理想となります。

第1位:博多華丸・大吉 『あさイチ』(NHK)

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 『あさイチ』の博多華丸さんと博多大吉さんは、2人の顔に違う特徴があり、それが相乗効果を生むので相性がいいです。華丸さんの特に素晴らしいところは、大きな額とその輝き。さらに、人のよさが現れている長く太い眉、大きな出目と大きく広がった耳も特徴ですね。彼はその目や耳から情報を素早くキャッチし、論理的に組み立て、たくさんの人に伝えることが得意だと思います。

 一方の大吉さんは、頭の回転が速く、聡明な方であるにもかかわらず、額や眉を前髪で隠していることが多いので、感性に優れた一面や、柔軟性をまだまだ秘めていると見ました。何をしても“発信型”な華丸さんに対し、大吉さんは唇の形からも主張力が控えめで、“参謀役”として実力を発揮しているはず。お互いに違う素質がうまく絡み合っているところが、このコンビの素晴らしいところです。

 また、2人とも共通して今後の活躍が期待でき、息の長い関係になることも強く感じます。

第2位:羽鳥慎一 『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)

 筋の通った太めの鼻、優しく見える目の奥にある鋭い洞察力、大きな口が特徴の羽鳥さん。聡明で実行力があり健康的、さらに、人の意見に左右されない意志の強さを感じます。何事にも全力を尽くし、成果を上げられる方でもありますね。人と同じ情報量であっても、頭の回転のよさで先を読み、鋭く切り込んでいく力を持っていますが、その半面、かなり神経質なところもあるでしょう。

 また、どちらかというと“我が道を行く”タイプなので、ご自身の力を周りに悟られたくないという気持ちが強いです。融通の利かない不器用な一面も見えますが、運のよさをお持ちなので、それに助けられたこともあったはず。なお、羽鳥さんの実力を発揮する人生のピークは、まだ先。できれば額を出して眉を整え、“いい気”を取り入れてほしいですね。そうすることで、運気が急上昇すると思います。

第3位:谷原章介 『めざまし8』(フジテレビ系)

 谷原さんは、眉の形や目から見えてくる心の優しさと、誰からも好感を持たれる相貌が特徴。周囲から盛り立てられ、多くの人から慕われる人徳がある方で、人のお世話をすることもいとわないでしょう。また、耳の形からも、運の強さや活躍の期間が長いことがわかり、何に対しても好奇心旺盛で、それを器用にこなしていくタイプであることもわかります。

 意志の強さや若干気難しい一面も見受けられるのですが、谷原さんはそれも“個性”として魅力に変えてしまうでしょう。これから先の人生は、広がりがあって安定する様子が見えます。眉の形はいいので、意志を表すためにメイクで色を濃くすると、運命が好転するものと思われます。

第4位:加藤浩次 『スッキリ』(日本テレビ系)

 加藤さんの特徴は、額の形です。発想力や直感力があり、企画力を持っている方ですね。また、個性が強いので、協調性を重んじるよりは、自分の思ったようにエネルギッシュに物事を進める方だとわかります。

 一方、唇が意外と小さいので、自分の思いがなかなか人に伝わりづらい一面も。あまり器用ではなく情緒不安定で、その割に自我が強すぎる面も見えてきます。耳の形を見ても、非常に神経が細かく、慎重なところがあるよう。本来ならば思う存分前に進めたいことも、なかなか思い通りにできない自分にストレスを感じることもありそうです。

 それは、眉がまばらになっていることからもわかります。心が安定しておらず、人生に波があるようですね。ただし、これからの人生は、健康面や金財運においても安定してくるので、眉の形をそのまま生かしつつ、濃く整えることで、自分の意志をしっかり出すことをおすすめしたいと思います。

第5位:川島明 『ラヴィット!』(TBS系)

 鼻の肉づきのよさから、健康的でスタミナや持久力があることがわかる川島さん。口の大きさや口角の上がり具合からも、自分の発する言葉で多くの人に明るく良い影響を与えたい気持ちを持っていることがわかります。

 また、川島さんはほかの人にはない大変珍しい特徴を持っています。誰にでも目の大きさには左右差があるのですが、川島さんの場合はそれが安定せず、写真によって左が大きく見えたり、右が大きく見えたりと、その時々で変化が起きているところが気になりました。目は“心の窓”といって、心の状態を表現していますが、川島さんの場合は常に心が落ち着かず、二つの人格が見え隠れしているような状態。よって、本心がわかりづらく、怖がりな性格で、安定感のなさが感じられます。

 人は見た目、特に顔で印象の7割を判断しており、中でも目の動きは、その人の心の動きを表すもの。川島さんのような特徴を持つ方は、なんとなく落ち着かない印象を与えてしまい、見ている側は疲れてしまうでしょう。口角の上がった笑顔は素敵に見えるはずが、目が笑っていないというか……。それもまた、見た人に違和感を与える要素だと思われます。

岡井浄幸(おかい・じょうこう)
共立女子大学家政学部食物学科卒業後、明治乳業中央研究所、財団法人国際科学振興財団などを経て、2006年より「嘉祥流観相学会」導主である藤木相元氏に師事し、修行開始。07年には、高野山真言宗にて得度。現在、一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事・大導師として、観相学、姓名学、開運脳メイクのアドバイス、およびアドバイザーを養成中。企業などでの講演、テレビ、ラジオ等にゲスト出演等を行う。

ラクマで16万円の大散財! 「3回払いまで分割料金タダ」後払いサービス・Paidyの落とし穴とは?

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 試着する服はどれも入らず、店員さんにも気を遣われ、そのたび、オシャレの炎は小さくなり、もはやマッチでこすったときに出る火花程度になっていたこの頃。しかし!!!!!! 先日、服をお直しに出し、着られなかったスカートのウエストをびよーんと伸ばしてもらった結果、すっかり着られるようになったんですよ。この瞬間、私のオシャレ熱はボボッ!! っと息を吹き返しましたね。

 デブでもオシャレはできるんだ!! ゴムのスカートを買ってきて、ゴムをさらにゆるいものに入れ替えてもらえばいいんだ!!

 この悪魔的思考にたどり着いた私は、フリマアプリを開き、猛然と洋服を見始めました。探すは、オシャレ上級者愛用のセレクトショップ「Deuxieme Classe(ドゥーズィエムクラス)」と「L'Appartement(アパルトモン)」の服!! 一見フツーの服なのですが、着てみると絶妙なシルエットを生み出してくれ、なんともこなれた女に見せてくれるアイテムが揃っているのです!

 私は買い物に行くと、フリフリのブラウスだの、一癖あるジャケットなど、いわゆる派手で豪華な服を選びがちなんですが、それはコーディネートでいえば「ふりかけ」のようなもので、ベーシックな「ごはん」と組み合わせてこそ生きるものだと学びました。その「ごはん」的アイテムがいっぱい揃っているのが先に挙げた2店というわけ。

 ラクマでは定価6万円のアイテムが3万円台になっていたりして、私の体は血沸き肉踊りました。有名ブランドのものは、フリマアプリでも、公式オンラインショップに載っているスナップ写真と説明文をそのまま引用して出品する人が多いので、商品名でネット検索すると、定価を簡単に調べることができますし、通販サイト「ベイクルーズストア」では多くの人が商品レビューを投稿しているので、そのレビューを参考に商品を購入することが可能。特に、「Deuxieme Classe」や「L'Appartement」の服はベーシックなアイテムが多いがゆえ、服単体だけ見ると、よさがわかりにくいため、レビューを見て「素材感」や「シルエット」を確かめるのが重要なのです。

 「Deuxieme Classe」の中で私がまず気になった服は、「プリーテッドジャケット」。写真で見る限りはなんてことのないジャケットなのですが、お値段5万3,900円。にもかかわらずオンラインストアでは即売れしていたという事実が、私のアンテナに引っかかりました。レビューを見ると、みんな「値段以外は最高」「計算しつくされている」と絶賛。フリマアプリでは3万3,000円と、古着にしてはお高めだけど、元値を考えたら……というわけで、即決!

 次に、「MAINE vintageスウェット」。こちらは元々オンラインストアを見て、狙っていたもの。オンラインストアでは入荷するたびに速攻完売で、何度再販通知を登録しても、ものの1分で売り切れてしまうため、定価2万8,600円よりはお高めでしたが、フリマアプリで購入。そう、フリマアプリって、オンラインストアでなかなか買えないものもフツーに置いてあるんです。

 続いて「ミリタリージャケット」。定価6万円がラクマ価格は2万8,000円!! 毎年出ている定番の形ですし、これも買わない手はあるまい!!

 そして「VICINI STRAP SANDAL」。こちらはおしゃれなインタスタグラマーさんなどがこぞって昨年履いていたもの。こちらも定価6万円超えが3万9,000円になってるゥ!! これも買いッ!!!!

 そんなわけですっかり買い物モードがオンになった千葉N子。ほかに、夏用のリブスカートを2着購入し、えーと、お値段は……16万円超え……? ゲフンゲフン……。ラクマの後払いサービス「Paidy(ペイデイ)」を使うと、「3回払いまで分割料金がタダ」とあったので、毎月5万円ちょっとなら安いもんよお! と思って何も考えずに買いましたが……。残り3カ月、毎月5万円の返済ってけっこうな額じゃないか……?

 あたしゃ、ほかにも月9万円の分割払いと、夏のボーナス120万円の支払いが残ってるんだけど……ウウッ!! 頭が痛い!! 頭が痛くなってきたよお!! その日、私はまったく眠れず、睡眠薬を3錠も追加したのに、真夜中に起き、寝ぼけ眼でカップラーメンをすすり、無理やり眠りました。起きたらちゃーんと体重が増えていましたよ……へへへ。いくらこなれた服を買っても、体形が肥満じゃどうしようもないって話だよ!!

■今回の出費
ラクマにて、
「Deuxieme Classe」
・プリ―テッドジャケット
・MAINE vintageスウェット
・VICINI STRAP SANDAL  ほか2着   
計 16万円

ママ友LINEで「いじめ」の悩みが解消したワケ……学童でトラブル、クラス替えに葛藤する小学生ママは語る

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 春になると、新入学や進級に伴って、クラス替えが生じる。小学校だと、毎年クラス替えが行われるところも多いが、それがママの悩みにつながることもあるという。今回は、クラス替えに葛藤するママのエピソードを紹介する。

「入れるだけでありがたい」学童に不満

 佳苗さん(39歳・仮名)は、満7歳になる息子がいる。4月から2年生になったが、昨年はコロナ禍のため、学校行事がほぼ中止になりママ同士の交流も少なかった。

「うちの子は、家であまり学校の話をしないんです。同じ幼稚園出身で、一緒のクラスになった女の子のママに、小学校での息子の様子を聞いています。LINEで『一緒にたまに遊ぶみたいよ』とか、『校外学習で同じ班になった』という情報を送ってくれるんです。授業参観もなく、保護者会も1回しかなかったので、息子が学校生活自体、馴染めているか不安でした」

 実は、佳苗さんが不安に陥ったのには原因があった。

「最初は学童クラブに息子を通わせていました。そこは、駅から近い商店街の中にあるビルの1階にあり、立地の良さから人気があったんです。でも、実際に入れてみると、狭くて体を動かすような遊びができないようで……」

 「小1の壁」という言葉があるように、小学校入学を機に、子どもを長時間預けることが不可能になり、働き方を変えなければいけない事態に陥る親もいる。学童自体の数も少ない中、親の間で学童は、「入れるだけでありがたい」ものであり、佳苗さんの不満はママ友から共感されなかったという。

「ママたちと情報交換をしていましたが、『放課後の数時間を過ごすだけだし、入れたらそれだけでいいじゃん』と言うママもいました。ただ、通うようになって、気になるところがどんどん増えていって。狭い部屋の中で、縄跳びをしたり、簡単なボール遊びをする子もいるんです。小3の男の子になると力も強く、おもちゃのボールとはいえ、当てられたら痛そうでした」
 
 こうした環境以外にも、佳苗さんは息子を学童に1人で通わせたりするのは怖いと感じた。小学校に通うようになり、ママ友から教えてもらった「安全メール」に登録。地域によって「防犯メール」とも呼ばれているが、犯罪から身を守るために地域の不審者情報などがメールで届く仕組みだ。すると、毎日のように不審者情報などが届くようになり心配になった。そのため、同じ学童に通っているクラスメイトのM君と「一緒に通うように」と、息子に言い聞かせたという。学校や学童での様子を見ることができず、佳苗さんはM君と仲良く過ごしているものだと思っていたそうだ。しかし……。

「あるママから『M君ってちょっと乱暴だよね』って言われたんです。M君は別の保育園に通っていた子なので、まさかそんな性格だとは知らず、息子に話を聞いてみたら、『M君は学童に行く時、虫を捕まえようとしたり、わざと遠回りしたりするから、一緒に行くのは嫌だ』って……。しかも『あとから来て、走ってきてぶつかってきたりする』と嫌そうな顔をしたため、『一緒に行かなくてもいいよ』と伝えました。それに学童で、カードゲームなどをしていると、M君は口より先に手が出て、息子は泣かされることもあったようです」

 その後、学童にお迎えへ行った佳苗さんは、ある決定的な場面を目撃する。

「M君がタオルみたいなもので息子を叩いたりしていたので、注意しました。本人は『ふざけてた』と言うのですが、悪気がないので謝らないんです」

 このように、親が子どものトラブル現場に居合わせれば注意することができるが、親の目が届かないことのほうが多いだろう。

「言い争いになると息子は口でも言い返せない。ずっと我慢をしていたのか、息子は家に帰って泣いていました」

 佳苗さんの息子は小学校には通っているものの、学童に行くのを嫌がったため、学童を転園することになった。

「私は週4回のパート勤務だったので、都度利用ができる小学校に併設している放課後クラブに転園しました。そこは狭くないし、仲の良い子と遊べるので、泣くようなことはなくなりました。でも、問題は小学校なんです。M君が後ろの席だった時に、イスを下から蹴られることがあったらしいのです。年度末に個人面談があったので、クラス替えが毎年行われるのか確認し、『M君とは同じクラスになるのは避けたい』と伝えました」

 しかし、ふたを開けてみると、また今年も同じクラスだったという。

「3クラスしかないせいか、また同じクラスになっていたんです。先生に伝えたのに、どうしてこうなったんだろうって思いました。担任の先生は、別の学年に移っていて、新しい担任は、ほかの学校から転任してきた先生だったんです」
 
 担任が変わった場合、問題解決にまた時間がかかるのではないかと悩んだという。

「事情を知っているママ友たちにグループLINEで相談しました。上の子がいるママ友は、同じようなケースを経験したことがあるみたいで、『クラス替えは毎年あるから、卒業まで何度か一緒になるのは仕方ないよ』という意見でした。そのうえで、『新しい担任の先生に相談するしかない 』と。連絡帳に相談したいことがあると伝えて、先生に直接、事情を説明しました」

 すると、担任からは、「仲間外れにあっているようないじめではないため、M君と同じクラスにしないという考慮はできなかった」と言われたという。

「確かに、こういうようなケースに全て対応していたら、学校も大変なのでしょうね……。学校側も、息子がトラブルにならないように何かあればフォローしてくれると言ってくれました。ママ友に相談してよかったです」

 佳苗さんは、ママ友からのある言葉で目が覚めたという。

「上の子がいるママからは、『いじめや仲間外れなどがきっかけで、中学受験を検討する家庭もあるから、クラスを替えてほしいという相談は、そんなに珍しいことではない』と教えてもらいました。その上で、むしろ低学年のうちは陰湿ないじめではなく、言葉が追い付かず、手が出てしまうケースが多いとのこと。これは、家庭での躾も関係しているらしいです。ほかのママ友からは、『あまり気にしすぎると、交友範囲が狭くなってしまうかもしれないよ』と言われ、まずは様子を見ようと思い直したんです。ただ、新しい先生に相談して、グループ学習などでは一緒にならないようにお願いしました」

 小学校になると、関わる人数が増えるためトラブルにもつながることもある。ただその中で、「コミュニケーションスキルが身に着くこともあるのかな」と佳苗さん。ママ友からの助言で、ある意味、視野が広まったかもしれないと語った。

ずっと良い子だった優秀な息子が――「大量のゴミが散乱する真っ暗な部屋」で見た、信じられない光景

 前回、高齢者やネットカフェ難民、母子家庭、DV被害者など、住まいを失いそうな人や失った人からの相談を受け、住まいを紹介したり、管理しているシェアハウスを貸したりするほか、生活の支援などの取り組みをしている茨城県つくば市の居住支援法人「LANS」代表理事、浅井和幸さんに話をうかがった。

 その浅井さんに「救われた」という女性がいる。若宮由里子さん(仮名・53)だ。若宮さんはシングルマザー。長男の祐樹さん(仮名・29)が3歳、次男が1歳のとき、夫のDVが原因で離婚、以来、女手ひとつで息子たちを育ててきた。

ずっと良い子だった長男

 次男は自由奔放に育った。「奔放すぎて、高校時代にはいろいろと問題を起こして学校から呼び出されることもしょっちゅうでした」と若宮さんは振り返るが、無事社会人になり若宮さんの手元を離れた。

 対照的に長男の祐樹さんはずっと“良い子”だった。次男が「うちにはなんでお父さんがいないの?」と聞いても、自分は興味ないふりをして、若宮さんを困らせないようにするような子どもだった。反抗期もなかったという。成績もよく、希望した私大には行けなかったものの、地元の国立大には授業料を免除されるほど優秀な成績で合格した。

 祐樹さんは、大学近くの若宮さんの実家から大学に通うことになった。実家には若宮さんの実母、ミヨ子さん(仮名・78)が一人で暮らしていた。ミヨ子さんは脊髄小脳変性症という病気で、少し体が動きにくくなっていた。当時は家事には支障がない程度だったものの、徐々に進行していくことが予想された。そういう事情もあって、祐樹さんが一緒に暮らしてくれるなら、若宮さんもミヨ子さんも安心だと喜んでいたのだった。

真っ暗な部屋で見たもの

 祐樹さんがミヨ子さんと暮らして2年が過ぎたころ、ミヨ子さんから若宮さんに連絡が来た。

「最近、祐樹が食事時にも部屋から出てこない」

 ミヨ子さんは、2階にある祐樹さんの部屋まで様子を見に行くことができなかったため、若宮さんが実家に駆け付けると、祐樹さんの部屋には信じられない光景が広がっていた。

「部屋は真っ暗で、大量のゴミが散乱していました。祐樹はご飯も食べず、お風呂にも入らずに昼夜オンラインゲームをし続けていたんです。当然、大学にも行っていませんでした」

 そういえば……若宮さんには思い当たることがあった。祐樹さんが3年になったとき、大学から授業料を払うようにという通知が来ていたのだ。

「授業料は免除だったはずなのにと思って、祐樹に問いただすと、申請書を出し忘れたと言うんです。それで書類をそろえて出したのに、また払えと言ってくる。祐樹の大学は子どもの成績も親に通知しないし、授業に出席していないという連絡も来ないんです。それで大学の担任に問い合わせると『実は、進級できていない』というんです」

 結局、祐樹さんは退学こそしなかったものの、再び学校に通うことはなく、2年留年した。授業料は、祐樹さんが2年生まで働いてためたバイト代で払っていた。若宮さんが、大学にも行かず、ゲームも辞めない祐樹さんに業を煮やして「これからどうするつもり? 大学に行かないなら、辞めて専門学校に行けば?」と言っても、祐樹さんはゲームを中断することもなく、のらりくらりとかわし続けた。

――続きは4月25日

『おちょやん』井川遥演じた「女優・高城百合子」の事実にびっくり! ドラマでは描けない悲劇の亡命

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、浪花さんの自伝『水のように』(朝日新聞出版)に登場する人々や逸話を巧みに再構成して出来上がった作品です。そんなドラマの登場人物の“本当の話”を、『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏が解説!

井川遥演じた「女優・高城百合子」の事実にびっくり

 NHK連続テレビ小説『おちょやん』の第16週「お母ちゃんて呼んでみ」では、主人公・千代(杉咲花さん)と、その夫である天海一平(成田凌さん)の家庭に、ワケあって松島寛治(前田旺志郎さん)という少年が同居するになるまでの話が描かれました。

 最近の「朝ドラ」成功図式の一つに、「これまで知らなかったイケメン」、もしくは「有名な俳優さんだが、こういう一面があるとは知らなかった」という要素が多ければ多いほうが良い、というものがあります。寛治役の前田旺志郎さんに期待がかかりますが、実在のカリスマ喜劇俳優・藤山寛美(女優の藤山直美さんの父)をモデルにしている時点で、芝居以外は全然ダメな獄道役者になっていくとは思います……。千代も苦労なことですなぁ。

 ……といって、今回描きたいのはそういう話がメインなのではありませんでした。

 女優・高城百合子(井川遥さん)のソ連亡命劇、あれにはびっくりしました。高城はこれまでも、奔放な天才肌の女優として描かれていました。世間とはズレているところが、逆に女優としての輝きにつながっているタイプとでもいえるでしょうか。

 いわゆる社会主義のテイストが入った“赤い演劇”に没入していったのも、高城百合子の、「自分が演じたい芝居だけを演じる」という演劇人としての誇りゆえ、という説明がドラマではなされましたよね。そして、ついに社会主義にまつわるすべてに抑圧的な日本を飛び出し、ソ連に亡命を試みる……。

 そんな彼女にお供のように付き従っていたのが、かつて千代ともあれこれあった小暮さん(若葉竜也)。京都の映画撮影所で、映画監督にはなれなかったあの人ですね。

 そんな高城が、実在の日本人女優・岡田嘉子(おかだよしこ)をモデルにしているとはじめて気づいて、筆者は驚愕しました。岡田嘉子は恋人の男性・杉本良吉とソビエト連邦時代……もっというとスターリンの独裁時代のソ連に日本から亡命してしまった人として有名なんですね。

 しかも朝ドラで描かれたとおり、岡田・杉本の二人を亡命直前まで世話していたのは、千代と一平のモデルである浪花千栄子・渋谷天外の夫婦だったことがわかりました。

 これにはびっくりしました。

 天外は何回か自伝を残しているのですが、岡田と杉本との接点については、なにひとつ書き残していません。しかし、浪花は、岡田・杉本については名を伏せているものの、「天外さん、よく赤(=社会主義者)を連れて帰ってくるんです」「当時は(警察に見つかるかもわからないので)こわかった。この赤の世話、ずいぶんさされ(=させられ)ました」と証言をしています(『渋谷天外伝』)。

 その世話の中には、ロシアはさすがになかったようですが、「満州に逃げたい」という「赤」に、現在の日本円で数十万単位のお金を浪花が用意し、それを「赤」に与えるという慈善活動のようなことも含まれていたようです。

 浪花の証言に岡田のことは一切出てきません。絶対に知らなかったハズはないのですが、語らないところを見ると、当時、天外の妻だった浪花にとって、あまり良い話ではなかったのでしょうね。岡田・杉本のロシア亡命は、岡田の熱望だったらしく、それを天外が陰から熱烈に支援していたとなれば、岡田と渋谷には男女の関係ではないにせよ、もっと濃い絆が感じられ、それが妻としてあまり面白くなかったのかもしれません。まぁ、当然といえば当然です。

 そもそも、史実の渋谷天外・浪花千栄子の暮らす家には多い時には「13人」もの居候がいたらしく、それも「赤」が何人か紛れ込んでも大丈夫という、カモフラージュだったのかもしれません。天外は「レーニンやマルクスは嫌い」と公言していたので、社会主義者ではなかったものの、本人いわく「自由になりたかった」から、社会主義運動家は応援するというスタンスだったようです。

 ドラマでは高城や小暮さんとの縁で、千代の客として現れた二人でしたが、史実では岡田・杉本ともに、天外……つまり、一平ちゃんのモデルの知り合い、もっというと「同志」だったということですね。

 天外は、樺太経由でソ連の国境を超えるという杉本に、「樺太やったら寒いやろう」と特殊な靴(登山靴)とお金をあげたといいますね。

 しかし、この亡命は悲劇にしかなりませんでした。二人は、史実ではソ連の国境を越えた、まさにその日、国境警備隊に捕らえられ、樺太のアレクサンドロフスクに連行されます。ここでソ連秘密警察の前身である内務人民委員部なる組織……つまり、怪しい人間がいたら徹底的に拷問して「吐かせる」ための、日本の「特高」みたいな怖い組織に拘束されてしまいました。

 岡田と杉本は、ロシアのカリスマ演出家だったフセヴォロド・メイエルホリドという人物を敬愛しており、彼の教えを受けたいと言っていたのです。

 これは、彼らにとって最悪に働きます。時のソ連の最高権力者スターリンから、メイエルホリドは「国家に反抗的である」という理由で嫌われており、当局はメイエルホリドに「日本スパイ組織の手先」という架空の罪を被せて処罰しようとしているところだったのです。

 実にまずいタイミングでの亡命でした。

 岡田と杉本、とくに杉本には何日も眠ることが許されず、立たされたままで尋問され、「劇場にスターリンがきた時、テロを行う予定だった」などという調書をデッチあげられてしまうのです。長い間、公式情報では「杉本は監獄内で肺炎のために亡くなったといわれてきた」のに、実際は銃殺されていたことが1989年(平成元年)、はじめて明らかにされました。

 監獄で4年過ごした岡田にも取り調べが1年半続いたそうで、日本で特高から逃げ回る日々のほうがよほどマシだったということなんですね。日本国内では岡田と杉本のロシア亡命を「国境を越える恋」などと、ノンキに騒いでいたにもかかわらず、当人たちは文字通り死ぬ思いでソ連の地で苦しんでいたのでした。

 岡田は生き残り、第2次世界大戦時には病院での強制労働に従事。1940年代の終わりになって、ようやく亡命の目的だった演劇の勉強をモスクワ大学ですることができた……というのです。自分なら、こんなイヤな目にあったソ連からは一日も早く帰国したいなどと思うでしょうが、岡田はソ連の土にかじりついてでも居残りました。それが岡田の「女優魂」だったのでしょうか。

 その後の岡田嘉子ですが、1972年(昭和47年)に、34年ぶりに日本に一時里帰りしたそうです。この時、渋谷天外の楽屋に訪ねてきたそうですね(天外の2番目の妻・渋谷喜久栄の証言)。二人がどういう話をしたのかは、残念ながら伝えられていません。

 岡田はその後も日本には帰らず、モスクワで暮らし続け、1992年(平成4年)、亡くなりました。

中古の「香水」には要注意! 定価1.8万円の「シャネル」の香水をフリマアプリで半額購入も、まさかの悲劇が……

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 香水。その存在は知っていたものの、いっぱい振りかけちゃって臭くなったら嫌だし、あたいはヘアオイルのフレグランスで十分だわ~なんて思っていたんですよ。ところが。

 彼氏もできたし、すっかり安心しちゃって、お風呂に入るのも面倒になってしまった私。1日ならまだいいんですが、2~3日洗っていない髪にヘアオイルをかけた日にゃあ、べったんべったんのぐっちょんぐっちょんになっちゃって、こりゃあいけねえやと思い始めたのです。

 ううむ。かの昔、おフランスでは体臭を消すために香水文化が発達したって聞いたことがあるけど、まさにあたし今、そういう気持ちだわ。きたねー体をなんとか小ぎれいに見せる香水が欲しいの。髪を洗ってなくたって、ふわんといい香りがすりゃあ、いい女に見せるってーもんよ。

 そんなことを考えていたとき、前回(連載103回参照)シャネルでアイシャドウブラシを買ったところ、香水の試供品をもらいました。くんくん嗅いでみると、これがものすごいいい香り!!私は一瞬でこの香りの虜になり、香水を買ってみることにしました。

 私がハマった香りは、シャネルの「チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム」というもの。とはいえ、シャネルの公式オンラインショップで買うと1万8,000円近くする……。これはフリマアプリだわ! とすぐにフリマアプリを開きました。えーと、シャネルのチャンス。シャネルのチャンス……。「シャネル チャンス」と検索窓に打ち込むと、なんとまあ大量の香水が出てくる  ではありませんか。やっぱり持つべきものはフリマアプリよねえ。

 光の速さで9,000円の香水を購入した私はほくほくしながら、「いつ発送されるかな~」と商品ページを眺めていました。フンフン、シャネルのチャンス。これから私はこの香水でいい女街道をばく進するというわけね……ん? なんか……色味違くね?

 試供品の香水はきれいなピンク色だったのですが、写真の香水はどう見ても黄色。なにこれ、劣化? なんでこんな黄色いのー? 私は嫌な予感と共に、商品名をじっと見つめました。えーと、私が欲しかったのは「チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム」。で、あたいが買ったのが「チャンス オードゥ パルファム ヴァポリザター」って、微妙に名前が違う!! シャネルのチャンスって種類がたくさんあるのかよ!! そんなの聞いてないいいいいいいい!!!!!!

 しかし、私がどんなに「そんなの話が違う」と騒いでも、もう後の祭りです……。フリマアプリはキャンセルや返品はできない、そういう掟なのです。私は「チキショウ、チキショウ……」と騒ぎながら、またもや件の香水を探し始めました。

 何度も名前を確認し、今度こそ大丈夫だと思い、1万円ほどの商品を購入! ふう、普通に新品を購入するよりも高くついてしまった……。でも、彼氏の家に行く日は勝負香水、家でまったりする日は間違えて買っちゃった香水をつければいいよね、うん。いつ使い切るのかわからないけど、ま、いいよね。私は自分を慰めつつ、新たに始まる香水ライフに想いを馳せました。私が買ったのは100mlの香水2つだから、当分楽しめるわ!

 はて、香水って消費期限的なものはあるのかしら? ふいに舞い降りてきた疑問。なんだかとっても気になってしまい、私は香水の寿命をネットで検索してみることに。その結果……。

「未開封で3年。開封済みは1年が目安です」と、とあるサイトに書いてありました。

 WHAT??????? 1年って、1年!?!?!? あたし、中古の香水2本も買っちゃったんですけど!?!?!? 慌ててフリマアプリに戻り、私は出品者さんにいつ頃この香水を購入したのか聞きました。結果、「半年前」と「1年前」。ギャヒーーーーン!!!!!

 嗚呼……、ケチって新品を買わなかったばっかりに、消費期限が間近に迫った香水を2つも買っちゃったよお。しかも、100mlも入ってるし、片方は欲しかった香りじゃないよお……(泣)。あまりにも悔しいので、数カ月で香水を使い切ってやるう!! と、部屋中に香水を散布したところ、鼻がもげそうになりました。これが泣きっ面に蜂ってやつね!!!!!!!!!!!!!!

■今回の出費
シャネル「チャンス オー タンドゥル オードゥ パルファム」 1万円
シャネル「チャンス オードゥ パルファム ヴァポリザター」9,000円  計 1万9,000円

フリマアプリでシャネルのメイクブラシ8本を1.4万で即決! 公式通販で買った「1本4,000円」商品との“差”に愕然としたワケ

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 最近、私の中で「アイシャドウブラシが欲しい」欲が爆上がりしています。今まで、アイシャドウは手でべちょーっと塗っていたのですが、綺麗な女性はアイシャドウブラシでグラデーションを作っているという情報を聞きかじったのです。アイシャドウブラシがほぢい!!! あたいも綺麗な豚……じゃなく、綺麗な人を目指したい!! あたいにアイシャドウブラシをよこせえええええ!!!

 アイシャドウブラシなんてドラッグストアでも売っているものなので、自転車をかっとばして買いに行けば500円くらいで入手できます。しかし、私は生粋の買い物狂い。思わず開いたのは、フリマアプリでした。フリマアプリで「高いもの順」に見て、そのアイテムの最高峰を調べるというのが私の常なのです。

 メイクブラシを物色し始めた私は、すぐに「シャネル」のブラシに目を留めました。ハイブランドのメイクブラシなんて、なんかリッチマダムって感じだわ。 「私のアイシャドウブラシは全部シャネルですのよ。おーっほっほっほ」なんて、マウントが取れそうよ……?

 高いもの順に見ていたためか、上位に出てきたのは、8本がひとまとめになったシャネルのアイシャドウブラシセットでした。しかもケース付きというゴージャスなもの。ふおお、さっきまで「ブラシは1本あればいい」と思っていたけど、このブラシセットが欲しくなってきたあ!

 しかし、私はリボ払いに追われる身……。毎月40万円以上を年貢として納めなければいけない貧乏百姓なのです。ブラシセットなんてお高いものを買う余裕はありません。私は仕方なくシャネルの公式サイトを開き、最も使い勝手が良さそうなアイシャドウブラシを1本だけ購入することにしました。ブラシ1本でも4,000円以上したわよ……?

 これでアイシャドウブラシ問題は解決……。私はそう納得し、目を閉じようとしました。しかし、網膜の奥にはあのアイシャドウブラシセットの映像が焼き付いていました。くぬぬぬぬ……眠れん!! 今にもあのアイシャドウブラシセットが売れてしまうかと思うと眠れ―ん!!!

 私はカッと目を見開き、もう一度フリマアプリを開きました。件のアイシャドウブラシセットはまだ売り切れていませんでした。うううむ……。「アイシャドウブラシセット」という情報はわったけど、ブラシがわさーっと束ねられていて、1本1本がどんなものかわからないのよねえ……。

 私は出品者さんに「ブラシをよく見せてくれ」とコメントすることにしました。嗚呼、それが運の尽き。ブラシの詳細な画像を見せてもらうと、なんと、なんと、なんと、私がつい先ほどシャネルの公式サイトで購入したアイシャドウブラシそっくりのものがあったではありませんか。あっちは1本4,000円。ブラシセットは8本&ケースもついて1万4,000円!! こ、これはブラシセットを買うほうが断然お得なのではないのか~~~~!!!!

 購買意欲に火がついた私は、すぐにシャネルの公式カスタマーサービスに、「購入した商品をキャンセルさせてください」とメールを送り、返す刀でブラシセットを購入することに。はあはあ……ゼイゼイ。また大出費しちゃったけど、でもブラシは長く使うものだもの……いいよね?

 それから数日後、家に念願のアイシャドウブラシセットが到着しました。ルンルンしながらまぶたに当てる千葉N子。と、そのときです。私はまぶたに触れた異物に「痛てえ!」と叫びました。なんだろう……シャネルっつーから、灰リスとかイタチの毛とか使ってるもんかと思ったけど、これ何の毛!? チクチクするんですけどー!?

 シャネル公式サイトの商品ページを見に行くと「厳選された合成素材を用い、高度な専門技術で作られたシャネルのメークアップ ブラシは 、自宅で簡単にプロフェッショナルなメークアップの仕上がりを実現できるようデザインされています」とのこと。合成素材だって~~~!?!? あんた、合成素材に1本4,000円もとるのかよ!?

 しかもしかも、土日を挟んで、週明けの月曜日、シャネルから返信があったかと思いきや「すでに発送処理に入っているのでキャンセルできません。受け取り拒否して頂き、キャンセルすることもできますが、配送料500円はいただきます」と言うではありませんか。こんにゃろ~~~!!! 秒でキャンセルの連絡しただろがい!!! なーにが「発送手続き完了」じゃ~~~!!!!

 しかし、プリプリ怒りながらブラシを受け取り、ためしにアイシャドウを塗ってみたところ、新しく購入したアイシャドウブラシはびっくりするほどチクチク感がありませんでした。ファッ!? もしかして、シャネルのアイシャドウブラシって年々進化していて、私がフリマアプリで購入したブラシセットは、かなり昔に作られたものってこと~~~??? やはり、「安いものには訳がある」ってことなのかと感じ、愕然とする私。ぐむむ、なんて複雑な気分なの~~~!!!

■今回の出費 シャネル アイシャドウブラシ  約1万8,000円

離婚後すぐ、結婚相談所で再婚を決めた47歳女性の理由「息子に連鎖させたくなかった」と語るワケ

 人生、何度でも、いくつになっても、やり直しができる。間違えても大丈夫、もう一度、立ち上がって生きていこう!――そんなメッセージを込めてお送りする連載「2回目だからこそのしあわせ〜わたしたちの再婚物語」では、失敗を糧にして「結婚」に再チャレンジし、幸せを手にしつつある人たちの物語を紹介していく。

離婚後すぐに結婚相談所に入会

 第1回は、47歳で離婚後、すぐに結婚相談所に入会し、3カ月で成婚退会(婚約)し、お見合いから6カ月後に再婚した千原良枝さん(50歳)に話を聞いた。

 待ち合わせ場所のカフェに現れた良枝さんは、柔らかなロングヘアで楚々としたたたずまいの女性だ。少女っぽいかわいらしさがあり、21歳の息子がいるようには見えない。

 離婚は、かなりのエネルギーを消耗する。20年ほども連れ添った仲なら、なおさらだ。「もう結婚なんてこりごり」となってもおかしくない状況で、しかも、当時18歳の息子がいた。それなのに、離婚後すぐに婚活を始めたのはなぜ?

「息子には、幸せな家庭から巣立ってほしいと思ったんです」

 最初の結婚が壊れた理由は、元夫が転職でストレスを抱えるようになり、家庭の状態が悪くなってしまったことだ。

 次第に息子が精神的に不安定に、良枝さんもストレスから重度の喘息になってしまい、精神的にも身体的にもつらい状況が長く続いた。そのような状況で、良枝さんの人生を変えたのは息子のこの一言だった。

 「ママの病気は僕のせい?」。息子に二度とそんなことを言わせてはいけないと思い、まずは心因性だとわかっていた喘息を克服するために独学で心理学を学び始めた。

 さまざまな本を読んだりカウンセリングを受けたり、講座に参加したりしながら、心理学について学びを深めていく中で、なぜ夫婦関係がうまくいかないのかを解き明かしていった。そして、離婚に至った原因のひとつに、自分の育った家庭環境からくる男性への不信感や自己肯定感の低さが大きく影響していること。また、夫婦関係の良くない環境で育った子どもは両親からパートナーシップを学ぶことができないと気づいた。それを息子に連鎖させたくなかった。

「息子には私が苦労する姿を見せてしまっていたので、このままでは、母親を守ることが自分の役目と感じて自分の人生を送れなくなってしまうかもしれないと思いました。それで、私がパートナーをつくって幸せになることで、息子も心配せず、自分の好きなことをやって自由に巣立ってほしいと思ったんです」

 「再婚という明確な目的をもっているなら、パーティや合コンなどでなく、きちんとした相談所に入会したほうがいいよ。安くはない入会金を払っているぶん、遊び目的の人は混ざっていないはずだから」――そう知人に勧められ、素直な良枝さんは「なるほど」と納得。すぐに、とある結婚相談所の門を叩いた。

「私って、悩む前に直感で動くタイプなんですよ」

 女らしい雰囲気の良枝さんは、第一印象ではおとなしく見られがちだが、実は活発な行動派なのである。

 相談所は、写真やプロフィールなど個人のデータが登録されたファイルを見て、気に入ったり気に入られたりした相手とのお見合いをセッティングしてもらうシステム。良枝さんは、まずはお見合いを申し込んできてくれた人の中から、何人かと会ってみることにした。

「自分の感覚で選んでしまうと、今までの男性選びの癖が出て、また同じ失敗の繰り返しになってしまうから、できるだけカウンセラーさんの経験値から私に合いそうな人を選んでもらいました」

話し合いができなかった元夫

 良枝さんがキュンとくるのは、「俺についてこい」タイプの男性。でも、そういう人は、見た目と違って実は芯の強い良枝さんとは、実はあまり相性がよくない。元夫が、そうだった。

 若い頃、バイト先の先輩として知り合ったとき、リーダーシップのある彼に惹かれた。実際に生活を共にしてみると、その長所は良枝さんにとっての障害となった。また、そのリーダーシップは本来の自分の弱さを隠すためのものだったということにも気がついた。

「夫婦で解決すべき課題があっても、話し合いができず、一方的に力で押さえつけようとするところがありました。でも、心理学を学び、心のケアを続けるうちに、自分のなかに生まれ育った家庭で刷り込まれた固定概念やネガティブな思考の癖が元夫を傷つけていたことにも気づきました。自分は被害者でもあり加害者でもあったこと。そして、お互いに子どもの頃に親から傷つけられた被害者でもあったことにも気がつきました。自分が犯してしまった罪も認めたうえで、でも、話し合いのできない元夫との未来に自分の幸せはないと思ったのです」

 カウンセラーのアドバイスを受けながら、10人ほどとお見合いをしてみた。いろんな人がいた。年齢も5歳下から10歳上まで。初婚だったり再婚だったり、プロフィールもいろいろ。結婚相談所だからこそ、ふだんの生活の中では出会わないタイプの人にも短期間でたくさん出会える。

 今の夫は5歳年上で、バツイチ。最初の結婚では、生まれて数カ月の子どもを連れて元妻が実家に帰ってしまい、そのまま離婚したという経緯がある。元妻は外国人だったので、日本で子育てをする自信がないとのことだった。3カ月に1度は会いに行っていたが、元妻が再婚してからは子どもの幸せを考えて会っていない。

 良枝さんも初めてのお見合いでは、「誠実な人だな」「精神的に自立している人だな」と思ったが、それほどピンとこなかった。いわゆる男らしさを前面に出してくるのではなく、料理が趣味だというこまやかさがある人。良枝さんが一目ぼれをするタイプではなかった。それが、2回、3回とデートを重ねるうちに、だんだんお互いのことが見えてきた。

「私が再婚相手に求めるものは、とにかく『話し合い』のできる人。そして、夫は息子も含めて『家族』になることを希望してくれた。『自分が今までもらってきたバトンを次の世代につなげたい』そんな思いも話してくれて、未来に可能性を感じました」

 良枝さんは「後からトラブルになるのはいやだから」と、交際を始めて1カ月もたたないうちに、新生活を見据えた話し合いを持ちかけた。前の結婚のこと。家族のこと。お金のこと。互いに全部さらけ出し、気になることはクリアにしてから、一緒になることを考えようという提案に、夫は誠実に応えてくれた。

「ああ、話し合いのできる人だな、と」

 面倒なこと、楽しくない話題にも、きちんと向き合ってくれたことがうれしかった。この人となら、人生を共に歩いて行ける。気持ちを確かめ合い、結婚相談所はお見合いからほんの1カ月半で成婚退会、出会いからほんの6カ月で婚姻届を提出した。

コロナ禍のおかげで、家族らしくなった

 それでも、結婚したての頃は、大変だった。互いに決して若くない年齢だから、それぞれ生活のペースややり方が出来上がってしまっている。折り合いをつけるのが難しく、小さなけんかは絶えなかった。カウンセラーやセラピストを目指しながら10年かけて心のケアをしてきたはずなのに、まだ自分のなかにあるやり残しにも気がついた。

「ときには感情的になってしまうこともありました。最初の1年目は、何度か離婚を考えたことも(笑)」

 一緒に暮らし始めた息子は、入ったばかりの大学生活に夢中で、友達の家に泊まることも多く、あまり家にいなかった。それでもお互いに気を使いながらも歩み寄る努力をしてくれていたが、コロナ禍で大きく関係性が変わった。リモートで家にいることが増え、3人が常に顔を合わせる生活になったのだ。

「夫は料理が得意なので、食事の支度は夫に負担がかかることが多くなって、家庭のなかの雰囲気が悪くなっていきました。それを察知した私は、3人での家族会議を持ちかけたんです」

 この話し合いにも、夫は素直に応じてくれた。結果、お昼はそれぞれが自分の分を用意することに。息子は、良い機会だから料理の勉強をしたいけど、親の分まで作るのはプレッシャーだから自分の分だけ作りたい、と。

「家族みんなが本音で自分の気持ちを出し合い、話し合いができたことが本当にうれしかった。コロナ禍のおかげで、息子を含めた私たち3人、家族らしくなりましたね」

 先日、3回目の結婚記念日を迎えた。3年の間に少しずつ信頼関係が積み重なって、最近ではあまりけんかもない。休日には、サイクリングをしたり、高額ではないけれど、一流のお料理やサービスを提供してくれるお店を夫が探してくれて飲みに行ったり。これには一流のものに触れることで、それを良枝さんが自分の仕事にも生かせるようにという夫の思いも込められている。良枝さんがかつて望んでやまなかった、互いを思いやり、小さな楽しみを共有する、幸せな結婚生活が実現している。

 再婚当初、良枝さんは販売職に就いていたが、いずれ家族や夫婦問題を扱うカウンセラーになりたいという夢を持っていた。それが、さまざまな人の話を聞くうちに、「心と体はつながっている。ボディケアも自分のカウンセリングの引き出しのひとつにしたい」という思いが生まれ、昨年からリラクゼーションセラピストとして働き始めた。

 体をほぐし、心をほぐすことで、ねじれて固まった家族や人間関係をほぐしたい。さらには自ら結婚相談所も開設。離婚を経験した人が本当の幸せを手に入れるお手伝いをしていきたいと思っている。

「私がやりたいことを夫も理解し、応援してくれています。支えてくれている夫がいるから、私も冒険できるんです」

 話し合いができる人は、相手を尊重できる人だ。“話し合いができる”というその一点を重視して決めた再婚は、良枝さんにとって大正解だった。

(上條まゆみ)