大学生の息子がゲーム依存症で引きこもり! 「ネット依存外来」に通院も打つ手なし……母が助けを求めた先は?

 若宮由里子さん(仮名・53)は、実家から大学に通っていたはずの長男・祐樹さん(仮名・29)が大学にも通わずに、引きこもってオンラインゲームに没頭していたことを知った。祐樹さんが3歳のときに離婚していたが、祐樹さんはずっと手のかからない“良い子”だっただけに、あまりの変貌ぶりに愕然とするしかなかった。

▼前回▼

ネット依存外来での診断は“グレー”

 悩んだ若宮さんは、ネット依存外来のある専門病院に祐樹さんを連れていくことにした。片道3時間かかるところにあるが、そんなことは言っていられなかった。

「祐樹も病院に行かないとは言わないんです。『オレは病気じゃないから、行けばわかる』と。それでいて『お母さんに運転させるのは心配だから、俺が運転するから』と。優しいんですよ。でも、そこ? って感じですよね」

 1日がかりで行った病院では、検査しても「ネット依存症」という診断は下りなかった。

「かといって、白でもない。あくまでもグレー、ボーダーラインなんです。筋力もあるし、血液検査をしても異常は出ない。逆に先生からは『そこまでオンラインゲームできるのはすごいね』と言われる始末でした」

 薬も出してもらったが、祐樹さんは「病気じゃないから」と飲もうとしなかった。

仕事に行くようになった、と喜んでいたが

 ネット依存外来には1年半ほど通った。2人でネット依存症についての講演会に行ったりもしたが、それでも状態は改善しなかった。

 ただ、この頃になると、祐樹さんは引きこもり状態からは脱しており、外に出ることができるようになっていた。そこで若宮さんが「学校に行かないのなら、働きなさい」と、知り合いの製造工場で働くことを勧めたところ、祐樹さんは仕事に行くようになったのだ。

「しかも、真面目に働いてくれる会社の評判も上々でした。祐樹がパソコンの知識があるので重宝されて、1年くらいたつと、良くやってくれるからと給料を上げてくれました。なのに、突然辞めてしまったんです」

 きっかけは、祐樹さんと一緒に暮らしていた若宮さんの母ミヨ子さん(仮名・78)が骨折して入院したことだった。

「母がいなくなったとたん、会社に行かなくなったんです。会社の人も説得しに来てくれましたが、人が変わったようになって会話もできなくなりました。そしてまたゲームに没頭するようになってしまいました」

 次に若宮さんがすがったのは、心療内科だった。ところがここでも診断は“グレー”。ウツでもないという。

「祐樹はまた『ほら、なんでもないだろ』と。もしかすると発達障害ではないか、と別の病院で検査してもまたしても“グレー”でした」

 若宮さんは実弟にも話をしてもらったが、祐樹さんが心を開くことはなかった。打つ手打つ手すべてが空振りで、もう方法がないと途方に暮れていたときに出会ったのが、居住支援法人「LANS(ランズ=ライフ・アシスト・ネットワーク・サービス)」の浅井和幸さんだった。

「ネットでLANSの活動を知り、藁にもすがる思いで連絡しました。浅井さんがおっしゃるには、祐樹には物欲がないんじゃないか。何かあれば外にも出たくなるのではないかというんです

 浅井さんは祐樹さんと話をしようと、月に1回、若宮さんの家に来てくれるようになった。

「祐樹は『何で行かなきゃいけないの』と言いながらも、うちに帰ってきて、浅井さんと会ったんです。すると、浅井さんは祐樹をドライブに連れ出してくれました。特にこれといった話もせず、世間話程度で帰ってきました

 あとから祐樹さんは、「浅井さんが何も言わず、横にいてくれて居心地が良かった」と、その時の心境を語ったという。

――続きは5月9日公開

 

『おちょやん』杉咲花演じる千代の“鬱展開”は史実よりマシ!? ドラマより救いがない夫・渋谷の外道っぷり

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、浪花さんの自伝『水のように』(朝日新聞出版)に登場する人々や逸話を巧みに再構成して出来上がった作品です。そんなドラマの登場人物の“本当の話”を、『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏が解説!

 20世紀中盤の演劇史に名を残す、2代目・渋谷天外。

 NHKの朝の連続ドラマ小説『おちょやん』の主人公・千代(杉咲花さん)の夫、天海一平(成田凌さん)のモデルです。「何でうちやあれへんの?」(第20週)の放送では、千代の後輩女優・灯子(小西はるさん)に手を出し、妊娠させていることまで判明しました。

 千代と一平夫妻がうまくいっているように見えていたので、破局しないという話になればいいなぁ……と思っていたけれど、甘かったですね。残念ながら、史実に即した鬱展開になってしまいました。

 しかし、今回は「救いがないように見える」ドラマのほうが、史実よりも「よほどマシだったんだよ」という悲しいお話です。

 史実においても、浪花千栄子(千代のモデル)の後輩女優を妊娠させた時、浪花の夫・渋谷天外には反省の色などほとんど見えなかったようです。当時、史実の松竹新喜劇の看板女優は、名実ともに浪花でした。浪花のファンが来てくれるから、劇団は黒字になっていたにもかかわらず、です。

 浪花は、渋谷から感謝されるどころか、苦労ばかりさせられていました。彼女には、こんな証言があります。

「あの人(=渋谷)、女性関係がとても多くて、もらったお金はほとんどそちらへ(略)。天外の名をよごさぬよう、(浪花は)なるべくお芝居して(外見を)つくろって」いたのだそうです。

 こんなリアルすぎるエピソードも、浪花は語っています。

「役者の楽屋へはいろんな女が出入りしますがな。ある女が、主人がおらんとき、主人の座ぶとんにすわり、主人の鏡台で顔なおしてたら、そらァもう、完全にできてますな。間違いなし」(以上、「週刊読売」昭和40年9月号)

 渋谷が九重京子(灯子のモデル)を妊娠させるまでも、彼が劇団内の女優に手出しするのは日常茶飯。しかも、芸者にも貢いでいたので、夫の稼ぎの大半は女関係に費やされてしまっていた。

 夫の浮気相手が女優だった場合は、さらにつらかった。座長の妻である浪花を差し置いて、浮気相手の女が大胆な行動に出ることもしばしばで、それに気づいていても、泣く泣く、自然に振る舞い続ける必要が浪花にはあったというわけですね。

 ドラマより、史実のほうが、よほどひどかったことがわかります。渋谷と浪花の夫婦関係が破綻しなかった理由は、ただ一つ。渋谷が、ヨソの女との間には子どもを作らなかったからです。

 浪花に替わって渋谷の2番目の妻になった九重も、渋谷に対して「お金でなんとかなる玄人の女性とだけ浮気はして」「ヨソで子どもを作ることだけはやめて」の2点を守るように頼んでいたようです。

 一方、浪花は渋谷に対して「ヨソで子は作らないで」くらいしか言えていなかったのかもしれませんね。渋谷のことを、浪花は深く愛しすぎていました。しかし渋谷は浪花との約束を破り、九重という新人女優を妊娠させてしまったのです。

 九重は、松竹芸能が「タカラヅカ」を真似たOSK(大阪松竹歌劇団)という女性だけの劇団の元男役で、松竹芸能から「客を呼べるスターにするように」と、松竹新喜劇が世話を任されていた女性でした。ですから、浪花にとっては、2人に裏切られた感は強かったでしょうね。

 ただ、当時の劇団を知る人たちの複数の証言から見て、浪花は「ふだんは我慢強いが、芸に対しては厳しく、口やかましい」……そういう、お局型の女優になっていたようです。多くの若い女優たちは、そんな浪花に気圧され、成長できないままでした。

 おそらく、妊娠事件がなければ、九重もただの若手女優の一人として終わったでしょう。実際に、九重が女優という仕事にかける熱量はそう高くはなかったようです。妊娠出産後には女優をすんなり引退、渋谷天外夫人として夫の創作活動を支える影の存在となっています。

 それとは真逆の頑張り型女優の浪花は、夫・渋谷天外からすれば、頼れる戦友ではあったでしょうが、妻としては見ることができない存在になっていたのでしょう。

 意外かもしれませんが、渋谷と浪花の離婚は九重の出産後、しばらくしてからのことでした。それはつまり、九重の生んだ渋谷の子を自分たち夫婦の養子にもらえるのなら、離婚しない。退団もしない。結婚生活を守りたいと、浪花が最後まで粘ったことを意味しているように思われます。

 残念ながら、浪花の頑張りは実を結ばず、渋谷は実子を生んだ九重をパートナーに選びました。パートナーと書いたのは、2人が長い間、正式には結婚しなかったからです。ちなみに、両者の結婚は事実婚をスタートさせて同居してから約8年も後のことです。すでに第2子(後の3代目・渋谷天外)も生まれた状態での電撃婚(?)でした。

 浪花は渋谷との約20年の結婚生活をこう振り返っています。

「天外の女房という立場は補欠の立場みたいなもんでしたね。人のいやがってた役とか病気の代役ばかりやらされ、新しい衣装を着せてもらえず(略)、気兼ねせんならん(略)。お話にならん苦労を続け、二十年も主人大事になりふりかまわず働き、やっと戦後に松竹新喜劇が出けて(=出来て)、やれ安心とおもったら、あきまへん」(昭和31年11月16日、東京新聞夕刊「浪花千栄子芸談」)

 「あきまへん」というのは、夫と自分が目をかけて面倒を見てきた、九重の不倫と妊娠が発覚したという事件を指しています。夫婦関係の破綻は男女両方に責任があり、浪花の主張ばかりを見ていてはいけません。

 ところが、渋谷は元・妻である浪花への言及自体がほとんどない。これには驚かされました。渋谷の悪口を隠せない浪花に比べ、しゃべりもしない渋谷を見ていると、浪花に対する気持ちは、何も残っていなかったことがわかります。

「あれだけ技量とキャリアを持った人気女優(=浪花千栄子)を失ったのだから劇団としては大きな痛手である。私にこそ一言の文句もいわなかったが、劇団員の心中はオヤジ(=座長・渋谷天外)不信の一歩手前であったと言える」とは認めていますが、浪花への絶賛はどこか白々しいです。

 そして、浪花の退団後については

「酒井光子はじめ若手の女優がムクムクと頭をあげて、見違えるばかりの演技の上達である。劇団の責任者の妻であり、ピカ一的な存在であった浪花さんのその人気と芸に押さえつけられて伸びる機会のなかった彼女たちが、その重圧から解放されて一時(いっとき)に開花したのである。ピンチ即チャンス、ということになったのである」(渋谷の自伝『わが喜劇』)

とも言っています。結局、古株の浪花が抜けてくれたから、新しいスター女優が、それも複数育つことになって、逆によかった! と結論づけているのですから、驚いてしまいました。

 これが渋谷天外という男の本質であり、浪花千栄子が自伝『水のように』で、「よく、だましてくださいました」と皮肉を言うのもよくわかります。

 浪花は渋谷から「お前が一番大事で、一番頼りにしている(だから無理をかけてすまん)」と言われ、それを信じようとしていたのだと思われます。「よくだました」の後に、「よくぶってくださいました」、つまり手を上げられていたとも浪花は自伝に書いていますから。

 しかし、渋谷は浪花ではなく、九重京子を最終的に選んだ、ということですね。ちなみに渋谷にいわせれば、「極論すれば喜劇役者と喜劇作者は生活破たん者であったほうが良いとまで思っている」(日経新聞「私の履歴書」)のだそうです。

 「生活破たん者」とまではいいませんが、そして苦労を芸のコヤシにするという考え方は今でもありますが、渋谷天外の外道っぷりには、ちょっと納得しづらいものがありますよね。

▼『おちょやん』解説▼

夫の浮気で妊娠10カ月のときに離婚、現夫と出会ったのは「再婚希望者限定」の婚活パーティーだった

 人生、何度でも、いくつになっても、やり直しができる。間違えても大丈夫、もう一度、立ち上がって生きていこう!――そんなメッセージを込めてお送りする連載「2回目だからこそのしあわせ〜わたしたちの再婚物語」では、失敗を糧にして「結婚」に再チャレンジし、幸せを手にしつつある人たちの物語を紹介していく。

妊娠中に結婚生活が破綻

 沖田美加子さん(仮名・46歳)は、ぱっちりとした瞳が印象的で、「きれいなおねえさん」といった風情の女性だ。いまの夫とは、婚活パーティーで出会い、付き合い始めた。一緒に暮らして6年になる。当時12歳だった息子は、今年高校を卒業した。

「子どもを妊娠中に離婚してから、必死で子育てしてきました。ようやく息子が小学校に入学し、ほっと一息ついたとき、ふと『もう一度、男性とお付き合いしてみたいな』と思ったんです」

 一度目の結婚は、妊娠10カ月のとき、夫から「好きな女ができたから別れてくれ」と言われて破綻した。

「『浮気してごめん』と謝ってくれたならまた違ったんでしょうけど、『別れてくれ』と言われてしまっては、どうしようもなくて……。本人としては『浮気じゃなくて本気だ』と。別居、出産、調停を経て、離婚届を出しました」

 妊娠を機に仕事は辞めていたから、当時は専業主婦。貯金を取り崩しながら生活し、子どもが6カ月になった頃、介護の仕事を見つけて就職した。その後、資格を取得し、収入も上がって、気持ちに余裕が生まれた。それで母親としてだけではなく、女性としても生きてみたくなった。

「息子に聞いたんです。『お母さん、すてきな人がいたらお付き合いしてみようと思うんだけど、どうかな?』って。まだ小学校低学年ですから、無邪気に『いいよ』『弟とかできたらうれしいな』なんて言ってくれました」

再婚希望者限定の婚活パーティーに参加

 とりあえず、婚活パーティーに参加してみた。普通の婚活パーティーにも行ってみたが、子持ちとわかると邪険にされるなど嫌な思いもしたので、再婚希望者限定のパーティーに的を絞った。何回目かのパーティーでカップリングしたのが、いまの夫だ。

「その日はお茶を飲んで帰りました。夫は私に『一目ぼれ』した、と。私は『いい人だな』と。2回目のデートではお昼ごはんを一緒に食べて、会話がとても楽しかったので、『次はいつにしましょうか』みたいな感じで、お付き合いが始まりました。私は息子がいて夜は出られないから、昼間のデート中心。4回目くらいのときに『お子さんも一緒に』と言ってくれたので、一緒にお台場に行きました」 

 その頃、子どもは小学4年生。「弟が欲しい」などと言ってくれていた無邪気な時期は過ぎていて、終始、むすっとしていた。

「それまでずっと2人っきりで生きてきたから、お母さんを取られるという焼きもちだったのかもしれません。夫が話しかけてもそっぽを向いて、私にばっかり『お母さん、お母さん』って」

 それでも夫は諦めず、時間をかけて子どもとの関係を築こうとしてくれた。夫の猛プッシュで始まった交際だが、次第に美加子さんもその誠実な人柄と、ユーモアのある人間性に惹かれていった。

「元夫に手ひどい裏切られ方をしたから、とにかく誠実で安心できる人とお付き合いがしたかった。もともと私は恋愛体質というか、ドキドキハラハラする恋愛が好きだったのだけれど、もう相手に振り回されるのは嫌だな、と。いまの夫には落ち着いた愛情を感じていて、私自身、それがとても心地よかったんです」

 毎週末、泊まりに来るといった形でお付き合いを続けて1年後、子どもの中学入学を機に、一緒に暮らすことにした。

「もちろん息子には確認し、承諾を得た上で、です。でも、『嫌だ』と断ることはできなかったと思うから、かわいそうなことをしたかなと思っています」 

 当初、夫と子どもとの関係はまだギクシャクしていたが、美加子さんが間に入って調整しながら、なんとか暮らしを立ててきた。家族らしくなったのは、子どもの高校受験がきっかけだ。

「反抗期もあって、息子の家の中での態度はあまり感じのいいものではなかったけれど、夫は息子のために高校の情報をいろいろ調べてくれたんです。『この学校は校風がよさそうだ』とか、『あの学校は最近、評判がいい』とか。そんな夫の姿を見て、息子もだんだん夫に心を開くようになりました。息子は夫のことを『ケイさん(仮名)』って名前の愛称で呼んでいて、私も夫を息子のお父さんにするつもりはなかったんですけど、一緒に暮らす家族としての信頼関係は、ここで築けたような気がします」

 夫は、真面目でスポーツ好きな熱血漢。美加子さんは「松岡修造みたいな感じ」と笑う。

「けんかもしますけど、夫の悪いところってあんまり思いつかない。基本、彼が家のローンと光熱費、私が食費と息子関連――と別財布なので、それぞれのお金の使い方にはあまり口出ししていませんが、共同で買うものの出費の割合でもめることがあるくらい。お金以外でもめるのは、お風呂の温度とか。――こうやって考えてみると、あまり不満ってないですね」

 実はけんかをして、「別れる」と言いだすのは決まって夫。お金がらみで言い合いをしたときなど、美加子さんは深い意味があって言ったわけではなくても、夫は「人格を否定された」と怒る。そして、「どうせ美加子は、俺のことなんか好きじゃないんだろ」とすねる。「前の結婚でのトラウマがあるのかもしれませんね……」と、美加子さん。

「『もう別れる!』と夫が言うので、私が冷静に『こんな小さなことで別れていいの?』となだめて仲直り。その繰り返しで、ここまでやってきました。私、けっこう粘り強いんです(笑)」

 さすがに最近、「別れる、別れない」をめぐるけんかはなくなった。

 再婚してよかったのは、いざというときに支えてくれる人がいるという安心感が得られたことだ。数年前、美加子さんは仕事に悩み、心療内科に通うほど追い詰められていた。でも、それを「熱血漢」である夫には、なかなか打ち明けられずにいた。「甘えている」と、叱られてしまうのではないかと思っていたのだ。

「年に1回、夫婦で旅行に行くんですけど、そのとき思い切って話したんです。『弱い私を認めてもらえないんじゃないかと思って言えなかったけど、仕事がつらくて休んでいる。辞めようと思っている』って。そうしたら、思いがけなく『気づいてあげられなくて、ごめんな』と言ってくれて。ああ、つらいときは甘えて大丈夫なんだ、って、すごくほっとしました。直接、手助けしてもらえなかったとしても、そばにいてくれるだけで全然違う」

 温かい家庭を手に入れて、それを日々慈しみながら、いま美加子さんは心おだやかに生きている。

「実はまだ籍は入れていなくて、事実婚なんです。息子が20歳になったら、私から逆プロポーズしようと思っています」

(上條まゆみ)

『おちょやん』成田凌演じる「天海天海」の史実がひどすぎる! 不倫妊娠だけじゃないヒロインへの裏切り

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、浪花さんの自伝『水のように』(朝日新聞出版)に登場する人々や逸話を巧みに再構成して出来上がった作品です。そんなドラマの登場人物の“本当の話”を、『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏が解説!

天海天海のひどすぎる史実

 今季の朝ドラ『おちょやん』で、個人的に一番の収穫といえるものは、成田凌さんという俳優を”再発見”できたことです。以前の朝ドラ『わろてんか』(2017)にも、成田さんは出演していましたが、「背の高いイケメンさん」くらいしか印象がなかったんですよね。

 ところが、今回の成田さんは『わろてんか』とはまるで違う存在感を発揮しているように思われます。関西弁の台詞回しだけでなく、立ち姿、動き、目線まで「上方喜劇のプリンス」天海天海(あまみ・てんかい)こと天海一平になりきっています。「芝居の世界でしか生きられないんだろうなぁ」というオーラ、まさに「役者はん」という感じが出ていますよね。

 今回は、そんな成田さんが熱演中の天海天海のモデル、昭和中期のカリスマ喜劇俳優にして名脚本家の渋谷天外(しぶや・てんがい)のお話です。

 母親に早くに捨てられた孤独な渋谷いわく、「九つで私は酒を飲むことを知った」そう。父親の晩酌の相手をさせられたからで、渋谷の少年時代は荒れたものでした。ドラマでも父親が亡くなった後、劇団の人との確執が描かれましたが、史実はさらにめちゃくちゃで、劇団からは冷遇され居場所がないので、13歳のときに「かけごとを覚えた」が最後、のめり込んだ渋谷はプロの「ギャンブル師」として毎月の生活費を稼ぐようになり、15歳で年上の女浪曲師のヒモになったという、文字通りの「非行少年」だったのです。

 ちなみにこの部分のソースは、日経新聞の名物連載「私の履歴書」ですが、当時はコンプライアンスがゆるかったみたいですね。

 十代後半は東京で「中華そば」ばかり食べてブラブラしているのを、屋台のオヤジに心配されて過ごしたり、俳優なんかやめて「株屋」として稼ぐ、と息巻いたりしたけれど、芝居の世界が彼を離してくれず、結局はまた舞台に立つようになったのでした。

 ちなみにドラマでも描かれた、女形の俳優さんを切り捨て、ボコボコにされる事件は本当に起きたことです。史実ではさらにひどく、失神するほどリンチされたそうですよ!

 ほかにも、ヒロイン・千代のモデルである浪花千栄子と結婚するまでに、本気になった女性(氏名不詳)と入水自殺を企てるものの、邪魔がいろいろと入り、飛び込めないままでその日は終わりました。

 しかし、それでお互いの気持ちまでが冷めてしまい、うどんを一緒に食べて「では、お達者で」と別れてそれっきり、というようなこともありました。

 というように、渋谷の「私の履歴書」は、浪花千栄子の自伝『水のように』(朝日新聞社)の上をいく、ドラマ化できない事実のオンパレードなのでした。

 浪花は自伝『水のように』では、渋谷との出会いをほとんどしゃべっていないのですが、別の情報源から、彼女の史実に迫ることに今回成功しました。

 浪花は本当にイヤだったこと、都合の悪いことについては沈黙するクセがあるようです。

 浪花は(ドラマのように)芝居茶屋ではないにせよ、「岡島」という料理屋で居候兼女中として働いていたことがあります。自伝ではなぜかオールカットされているのですが、そこで同じように居候していた渋谷と出会い、そこで渋谷から彼がやっていた「家庭劇」に出演しないか、と持ちかけられ、女優の仕事にあぶれていた彼女はすぐに承諾したようなのです。

 ドラマの「鶴亀家庭劇」は、いざこざがあるものの、ちゃんと続いていますが、史実の「松竹家庭劇」は主要メンバーの脱退とか一時解散とか、本当にめちゃくちゃで、紆余曲折がありすぎるので詳細については省きます。ちなみに、松竹家庭劇は韓国公演に行ったこともあり、その時、浪花と渋谷は「デキたらしい」とのことです。当時の浪花をよく知る、和田富美恵という女性の証言です。

 また浪花と離婚後、渋谷の2人目の妻となった渋谷喜久恵いわく、劇団関係者にも渋谷と浪花の関係は「デキた」後も秘密でしたが、2人は大阪・住吉にある家で同棲を始めていました。

 2人が家でご飯を食べていると、ドラマでは星田英利さんが演じる須賀廼家千之助(すがのや・せんのすけ)のモデル、曾我廼家十吾(そがのや・じゅうご)が訪ねてきたので、浪花は便所に隠れたそうです。

 しかし、十吾が便所を使ったことで全てがバレて、彼の提案で「それなら正式に結婚しなはれ」といわれ、ようやく結ばれたのでした。

 浪花といえば便所に何かと縁がある人なんですね。史実では「おちょやん」として、芝居茶屋で地獄の児童労働を経験していた頃も、便所で首吊り自殺をしようとしたことがありました。

 でも、結婚を決意するところまで便所がらみとは……。こういうのがイヤだったのか、浪花は渋谷との出会いや結婚に至った理由、2人で喜劇をやっていたことについても、無言を貫いたり、まったく別のことを事実として語っていたりするわけですね。

「劇場のおどけた看板を見て、(喜劇は)よけい大きらいだったんです。(略)主人にくっついてやむを得ずきらいな喜劇に私も入れてもらったんです」(昭和31年11月16日「東京新聞」夕刊)

 などと浪花は言っていますが、これは史実ではありません。

「ヨソで子どもだけは作らないでほしい」という浪花の思い

 渋谷の女性関係は結婚後も激しいものだったのですが、浪花は役者の女房としてそれを耐えていたそうな。しかし、「ヨソで子どもだけは作らないでほしい」と渋谷に言っていたようなんですね。

 渋谷と浪花は約20年の結婚生活の間に子どもを授かれず、結局、渋谷が44歳のときに劇団の若い女優・九重京子(後の渋谷喜久恵)に手出しをして妊娠させ、初めてパパとなった事件をきっかけに、2人は破局するのです。

 さらに、これまで自分と暮らしている時には、金はあったのに家を買うという選択をしなかった渋谷が、生まれてくる子どもと次の妻のためには自宅を購入したと知った浪花は、(離婚後なのに)激怒、自分たちの結婚生活をまるでなかったことのように振る舞うようになったようです。

 ドラマでも千代の父・テルヲの毒親具合は話題になりましたが、実際にも崩壊家庭に育った浪花は、温かい家庭に大きな憧れを持ち、妻として夫に尽くし、やがては母にもなるというような、古典的な理想を思い描いていたようです。推測ですが、母の愛を知らずに孤独に生きてきた渋谷との間に温かい家庭を作り、子どもも産んであげたいと思っていたのではないでしょうか。

 長年の夢が叶わなかったことが心残りで、コンプレックスですらあったのを、渋谷が別の女との間に子を設け、彼らのために家を買ったことで刺激され、ついに浪花は怒り心頭に達してしまったようなのですね。

 史実をたどれば悲しい話ばかりですが、今後、『おちょやん』ではどういうふうに千代と一平を描いていくのか、楽しみであり、ちょっと怖くもありますね。

定番アイテムの購入はメルカリが狙い目! パルコで定価5万超えの「ウールリッチ」のジャケットを、2万円引きでゲットの大儲け!

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 毎月、カードの締め日に恐れおののきつつ、「今月もなんとか支払えた……」と、ほっと胸をなでおろし、「さーて、カード枠が空いたから買い物するぞー!」と元気になり、散財。翌月のカードの請求が来たあたりで体調を崩し、原因不明の頭痛と動悸に襲われる……。あたしゃ、これを何年繰り返せば学習するのか……バカッ。

 そうTwitterにツイートした翌日には、仙台へ“散財ツアー“にやってきた千葉N子。本当に学習しない女ですよ、この女は……。まあ、いいわ。せっかく春になったんだもの、春服は別腹よ。可愛い格好をしてステディをキュンキュンさせちゃうの。10万円くらいぶっこめばいいものが買えるでしょー!

 私はそう開き直ると、鼻息荒く、「パルコ」の行きつけの店を突撃しました。ひゃ~~!! パステルカラーの服がいっぱい!でも……。私はそのきらびやかな服を手に固まりました。この服……ちっちゃくね……?

 そう。最近めきめきと体重をつけた私の放漫なボディには、ど~~考えても入らない細身のスカートやニットばかりが並んでいたのです。店員さんは気を使ってくれて「試着をぜひ!」と勧めてくれるのですが、目視で見ても入りそうにない……。私が薄紫色のワンピースを手に固まっていると、「そのワンピース、すごく着心地が良いですよ! 伸びますし!」と店員さん。「お客様はとってもスタイルがいいので、お似合いになると思います!」って言うけど……スタイルってねえ……あんた、それ身長が高いってだけじゃないの……? ちょっと気を良くした私はワンピースを手に鏡の前に立ってみたのですが、そこにはデカい白熊が立っているのです。ぐぬぬ……腹とケツの差がないじゃないのよお!

 当初の目的は“パステルカラーのひらひらしたフェミニンな服”でしたが、「細見えする」「ゆったりしている」「デブが目立たない」という基準で選んでいくと、魔女の宅急便のキキが着ていたような黒くてゆったりしたワンピースにばかり目がいきます……。結局、何の変哲もない無難な黒のパーカーを着ることができたのですが、価格は3万円超え。くっそー、あたいが細くて可愛ければ、「ハニーズ」とかの2,000円のパーカーでも可愛く着こなせるのに!! デブは3万円も支払わなきゃ似合うものが買えないのかよ~~~!!

 私はぶるぶる震えながら黒のパーカーをカードで購入し、「次こそはパステルカラーを!」と思いながら、大好きな「デミルクスビームス」に向かいました。しかし、ここでもパステルカラーの服は皆、サイズが小さく、気づけばまたもや紺色のたっぷりとしたアウターを手に取っていました。とはいえ、このアウター、以前、雑誌で「いいなあ~」と思っていたもの。ファッションエディターの三尋木奈保さんが絶賛していたアウターなんですよねえ。お値段、5万3,900円。これなら買ってもいいかも……と私はいそいそとアウターを羽織ってみました。

 ところが、SサイズとXSサイズがあるらしいのですが、Sサイズは売り切れ。XSしかないとのこと。うーん、困ったわねえ……。ベージュカラーはSサイズがあったので羽織らせてもらったところ、XSとSサイズはほぼ丈感変わらず。でも、「大柄」というイメージが刷り込まれている私にとって「XS」を買うのはなーんか抵抗があるのです。店員のお姉さんは「XSのほうがすっきり着られて良いと思いますよ!」と押してくれるのですが、店員のお姉さんはとにかくほめてくれるものだからねえ……。

 あたしゃ、その昔、どう考えてもパッツンパッツンで腹を出しながら試着室から出てきた友人に「このくらいタイトでもいいと思います!」と言ったお姉さんの言葉が忘れられないのさ……。どう考えても似合ってない、というか、着ることさえできていない服でもほめる女なんだよ、服屋の店員ってーのは。

 そんなわけで、ギリギリまでXSを買うか迷った私でしたが、一度冷静になろうと思い、店を後にしました。そして、オンラインショップでは売っているのか? と疑問に思い、「ウールリッチ フードジャケット」と商品名で検索してみることに。すると……。なんと、メルカリにSサイズが出品されていました!! しかも、定価より2万円もやすーーーい!!!!!!!

 血沸き肉躍るとはこのこと……。次の瞬間、あたしゃ迷いなく購入ボタンをぽちりましたよ。はあはあ……まさか、フリマアプリで売っているとはねえ……。

 毎年の定番商品の場合、最新モデルや新品とはいかずとも、キレイな状態の同じ形の服が購入できるようです。この出来事にすっかりうれしくなり、私は三尋木さんの本に書いてあった「定番の素敵な服」を片っ端からフリマアプリで検索してみたのですが、ほとんどのものが見つかりました!

 これからは、ブランドのアイコン的な服は、実店舗で買う前にメルカリでチェックしてから買お~と思いましたね。……って、ちょっと待て。あたし、当初の目的は「春色のパステルカラーの服」の購入だったんじゃないのかよ~~~!! 定番の黒い服買ってどうすんじゃい!!

■今回の出費
メルカリ「ウールリッチ フードジャケット」3万3,900円

メルカリで新品2万4,000円の服が半額に!? 値下げに成功した、出品者の心を動かす“コメント”とは?

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 最近、デブりにデブり、椅子に座っていると段になった腹がぶつかりあうという悲劇に見舞われている千葉N子。今まで着ていた洋服もきつくなる一方で、春服はちょっとイメージチェンジしようかねえと思いつきました。オーバーサイズのたっぷりとしたスウェットなんて良いかと思うの。腹もケツもすべて包み込んでくれるような洋服が欲しいわ?

 そんなわけでいつもように通販サイト「ベイクルーズストア」を開き、ネットサーフィン開始。すると、早々に気になるアイテムを発見しました。商品は「COGTHEBIGSMOKE(コグザビッグスモーク)」というブランドの「MASSIVE SWEAT」。お値段2万5,300円なーり。評価も高いところがいいなと思うし、なにせ腹と太もも、お尻をすっぽり隠してくれるのが良い! 私はすぐに即決しました。

 商品レビューに「白があったら欲しい」というレビューがあり、「そうよね。白があったらさらに良いかも」と思った私は、フリマアプリも見てみることに。すると、同じブランドの白いスウェットを見つけてしまいました。こちらはお値段1万9,000円。定価が2万4,000円だからかなりお安い……!! ビッグシルエットなら絶対に入るだろうと思った私は、これまた気持ちが大きくなり即決!「オーバーサイズなら着られないってことはないからいいよね~♪」と鼻歌を歌いながら眠りました。

 と・こ・ろ・が!!!!! 後日、届いた2点のスウェットを着てみて、愕然。確かに2つともサイズ的にはとっても大きくて見た目通りのオーバーサイズ感だったのですが、私が着ると……壊滅的に似合わなかったのです!!!!

 例えるなら……月曜日の朝、ぼさぼさの髪でゴミ出しに出てくるおばちゃんスタイル。抜け感がありすぎるのか……こなれとか抜けとか通り越して……ただの「とりあえず旦那のスウェット着てきました」感……。しばらく鏡を凝視していて、これはシルエットのせいだ、と私は合点しました。私が着ると円柱なのです。せめて円錐とか……欲をいえば砂時計型になりたかったけど……、突き出た腹とケツと太ももにより、体形を隠すほど寸胴にみえてしまう……。む、無念……。

 私は仕方なく、新品タグ付きのままの洋服をメルカリに出品してみることにしました。価格はとりあえず買った値段にしてみたのですが、「気に入らないものは一刻も早く手放したくなる病」を患っている私は、すぐに価格をガンガン下げることに。これ以上は下げられないな、という価格の1万3,000円まで値下げすると、すぐにコメントが付きました。「これだけ安くしたんだから買ってくれるのかな?」と思って見に行くと、「1万円になりませんか?」の文字が……。な、な、なんだって~~~!? 

 定価2万4,000円の今期のタグ付き新品なのに、そこまで値切られちゃうの~~~!? さすがに1万円で売るのは癪でしたが、はやく売りたい気持ちもあり、「1万2,000円でお願いできないですか?」と聞いてみることに。すると「1万1,000円でお願いします」と言われ、結局その価格で売ることにしました。

 思い返してみると、どう考えても私の価格設定ミス。新品タグ付きの今期の商品なら、せめて1万5,000円くらいは要求してもよかったのだと思うのです。メルカリの悲しい宿命といいますか、出品者側は「この価格なら売ってもいいかな」と思うギリッギリの価格で最初から設定するのですが、購入者側からすると「出品価格=定価」みたいな気がしてしまい、「もうちょっと安くなるんじゃねーか」と思ってしまうんですよねえ……。だから、出品すると、手慣れたユーザーから「2,000~3,000円オフ」くらいを要求されてしまうのです……。

 特に洋服というジャンルは価格設定が難しい。例えば、ベイクルーズストアなどで入荷してもすぐに完売になってしまうような服は、その服を求めてメルカリで探す人もいます。そういう場合には服の値段は定価、それ以上でも売れます。今回私が出品した服は、「今期のアイテム」で「新品未使用」だったので、いつかその服をオンラインストアで見て、「これが欲しい!」という人がピンポイントで探しに来る可能性もあったわけです。うーん、見誤ったあ……!

 しかし、今回値下げを要求してきた方のコメントが本当に絶妙で、つい売っちゃったのよねえ……。私が思わずコロリといってしまったコメントがこちら。

 まずは、ファーストコメント。

「初めまして。気になって拝見させていただいております。お値下げされたばかりで大変厚かましいのですが、○○円でお譲りいただくのは可能でしょうか? ご無理はなされないでくださいませ。ご検討いただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします」

 次に、値引き交渉コメント。

「そうなんですね。失礼なお願いをして申し訳ありませんでした。○○円でも難しいでしょうか? これ以上は控えます。引き続き検討いたしますので、よろしくお願いいたします」

 肝の部分はココ、「これ以上は控えます」というコメント。「ここまでが出せる限界」と言われると、「その価格で譲ろうかなあ……」という気持ちになるではありませんか。また、丁寧で感じの良い方だなと思うと「スムーズに取引してもらえそうだからこの人に譲りたい」という気持ちにもなります。皆さんがメルカリをするときに役立ててくださいませ!!

「PTAには入りません」って言えない!? 任意なのに「加入率100%」のトリック判明……

この春、我が子が小学校に入学! と同時に、うわさでいろいろ見聞きしていた「PTA」が、ついに現実のものに。「PTAは任意なんでしょ? 加入しなければいいのに」と思っていたけど、子どもの学校は「加入率100%」……!? 早くもPTAの謎ルールに面食らった母がつづる、「PTAには入りません、って言えない!?」。

嫌なら「PTAに加入しません」と言い張ればいいのに?

 2021年春、コロナ禍が収束しないまま迎えた新年度、Twitter界隈では「PTA」の話題が賑わいを見せている。

 まず大前提として「PTA」は、保護者(Parent)と教員(Teacher)による任意のボランティア団体(Assosiation)である。「任意」である以上、保護者だろうが教員だろうが、PTAに加入する・しないはその人の自由。子どもの入学に伴い自動(強制)加入状態の学校も多いというが、嫌なら「加入しません」と言い張ることができるはずだ。だって「任意」なんだから。強制されるだけの法的根拠などないんだから。

 だが実際には、大半の親がPTAに加入しているらしい。筆者の周囲にいる小中学生の子を持つ親たちもみんな加入している。「加入しない」「退会した」という話はほぼ聞かない。かといって積極的にPTA活動をしているわけではなさそうで、「大変」「面倒」「憂鬱」という感想が多い。

 すごく責任感が強いとか真面目というわけでもないフツーの親たちだ。つまり、実質強制? 「任意のはずでは?」と水を向けると怪訝な顔をされるか、「そうはいってもね……」と苦笑いされるか。

 任意であることを知らない親もいたが、任意だと知っていたとしてもどうやら大多数の親が、PTAについて「やらなければならないもの」だという認識を持っている。

 役員や委員決めで「決まらないと帰れません」と言われたり、ドアを塞がれたりなんていう、いかにもやばいエピソードを時折ネット上で見かけるたび、「監禁ですよ!」と警察に電話でもすればいいのにと不思議に思ってきたが、そういうわけにもいかないものなのか……?

「あくまでも任意」なのに加入率100%

 腑に落ちないまま年月が流れ、我が子が小学校入学の年齢となった。入学前の説明会では、PTA会長からPTAの活動について説明された。「あくまでも任意」と抑えつつも「本校では100%加入しています」と強調する。児童数900人近くの大規模校で、加入率100%。

 「うちは加入しません!」と突っぱねる親が、1人くらいいたってよさそうなのに、いないのか。いやもちろん、小学生の子どもが2~3人いる家庭もあるし、委員を引き受けても一切仕事をしない人や連絡の取れない人もいるのかもしれないが……。

 もし加入しなかったらどうなるのかが気になり、後日学校に問い合わせてみると、「そういったケースが過去にないため、わからない」とのこと。加入と非加入で何がどう違ってくるのか案内があると助かると伝えたところ、「本部役員さんたちに伝えておきます」と言われたが、入学式当日に配布されたPTA関係の書類を確認しても、そのような案内は一切ない。まあ期待していなかったが。

 むしろ、PTA規約、委員会紹介、委員選出の用紙がパラパラと数枚(1冊にまとまっているわけではない)、加入の意志の確認もないまますでに配布されている。読むと、どうやらコロナ禍や共働き世帯の増加を受け、PTA活動の内容を縮小する方向ではあるらしい。

 が、これらの書類に「任意」とはどこにも記されていない。おまけに、表題にマル秘記号が振られた、委員希望やその理由、あるいは今年度は引き受けられない理由、これまでに委員・役員を引き受けた実績などを書いて提出する用紙まである……。

 えっとぉー、いつ私、PTA会員になったんだっけ?? しかも提出締切は入学式翌日で、子どもを経由して担任に提出だと。マル秘書類を子ども経由で提出というのも釈然としないが、思い起こせば、小学校とはそういう場所だった。

 それにしても、一体いつ、PTA加入の意思確認は行われるのか? 再び学校に連絡して質問してみた。すると、この4月に着任してきたという教頭先生から、「桜田さんのご指摘はもっともでして、本校のPTAの課題であり、まさに今、PTAの本部役員さんたちと、改革・改善を進めようとしている最中です」との回答が! 

 「PTAは任意団体であるべき」という認識ははっきり持っているようだ。ただし、「今年度は加入届は配布しておらず、加入の意思確認は行っていない」とのことで、これから見直していくそうだ。もし今年度、加入しないという親がいた場合は、「本部役員さんと直接話し合ってもらうことになると思う」とのこと。加入の意思確認をしなければ、そりゃ、加入率100%になるよな~。

 しかしながら、どうやら子どもが通う学校のPTAは、本部役員も学校側も「今のままではよくない」「なんとかしなければ」という問題意識を持ち、行動に移そうとしているらしいことはうかがえた。

 ここまでくると、私が「PTAには加入しません」と言ったら一体どうなるのか、気になる。一方で、PTA委員選出で、どんな光景が繰り広げられるのか自分の目で確かめたい気もしてきた。肝心の委員選出は、保護者懇談会の最後に実施されるらしい。委員希望を記入し、子どもに託した。

ママ友「LINEトラブル」解決法5選! グループチャットで孤立、ドタキャン、上から目線……悩めるママのリアルな対応事例

 子ども同士を介する関係である“ママ友”。ネット上には、そんなママ友と「トラブルに発展した」という声を目にすることが珍しくない。最近では、ママたちのコミュニケーションの場は「LINE」が中心になっており、グループチャット内でもトラブルが勃発することもあるという。

 サイゾーウーマンでは、ママたちのグループチャットから浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題をウォッチするライター・池守りぜねさんのコラム「ママ友グループLINEから」を連載中。これまで、多くのママたちが、トラブルの全容や心境を明かしてくれたが、中には、その対応・解決策や、やり過ごし方を紹介してくれる人も存在した。

 今回は、なかなか「スッキリ解決」は難しいママ友トラブルに、ママたちがどう対応しているのか……リアルな声を紹介する。

【事例1】ママ友忘年会ドタキャン! キャンセル料取り立ては「仲が良いママ友」と一緒に
 都心部で夫と4歳になる息子と暮らしている佳代子さん(仮名)。保育園のママ友との忘年会で幹事を引き受け、LINEのグループチャットで出欠確認などを行っていたものの、当日、一切連絡もなくドタキャンしたママが! LINEのグループチャットでやりとりするだけの希薄な関係だっただけに、立て替えたキャンセル料をどう支払ってもらうか頭を悩ませていたそうだが、「仲が良いママに相談し、みんなでドタキャンしたママに、『〇円かかったので、払ってもらえますか?』とお願いすることに」したとのこと。「私一人だったら、泣き寝入りしていた」と振り返った。

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http://www.cyzowoman.com/2019/12/post_263713.html

【事例2】新型コロナ感染予防に「気にしすぎ」! 価値観の違うママ友は「相づち」するだけ
 息子が都内小学校の1年生だという美穂子さん(仮名)。息子が喘息持ちゆえ、新型コロナウイルスの感染予防には、人一倍気を使っており、「外で働きたくない」との理由から、タクシー会社の事務職を辞めたそう。そんな美穂子さんにとってストレスなのが、感染予防に対するママ友との価値観の違い。ママ友とのグループチャットで「スーパーで買ってきたものも、全て除菌ティッシュなどで一度拭いている」と話したところ、「気にしすぎじゃない?」と言われてしまい、ショックを受けたという。以後、ママ友から「今日、公園で〇〇ちゃんと会ったよ」というメッセージが来ても、「そうなんだ」と相づちを返信するように。「価値観が違うママ友には反論しない、受け流す」のもトラブルを激化しない一つの手!?

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http://www.cyzowoman.com/2020/05/post_285471.html

【事例3】公立小批判がバレて、ママ友グループチャットで孤立! 割り切って「個別LINE」に
 都心にある少人数制の幼稚園に、5歳になる女児を通わせている志のぶさん(仮名)。ママ友には内緒で小学校受験にチャレンジしたが、あえなく失敗し、地域の公立小学校へ進学することになった。しかし、公立小批判をしたSNS投稿をママ友に見られてしまい、公立小への入学準備の話題で盛り上がっているママ友グループチャット内で孤立。「私のメッセージに誰も返信してくれないんです」と悩みを抱えていた。その後、志のぶさんは「グループチャットではなく、娘と仲が良い子のママに、直接メッセージを送る」という方法で入学準備の情報交換をするようになったという。グループチャットで肩身が狭い思いをした場合は、そこに固執せず、割り切って個別LINEに切り替えたほうがいいのかもしれない。

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http://www.cyzowoman.com/2020/03/post_274450.html

【事例4】ママ友からの頻繁な相談LINEは「通知オフ」! レスは「大丈夫?」だけ
 幼稚園に4歳になる娘を通わせている彩奈さん(仮名)。「夫が年上」という共通点を持つママ友とLINEグループで、夫のちょっとした愚痴を言い合っていたところ、ママ友のMさんが暴走。コロナ禍の影響で、人に会えずに退屈なのか、「おはよう」「おやすみ」のような短いあいさつから、今日あった出来事をまとめた長文メッセージをグループチャットに送ってくるように。またMさんの夫がリモートワークになってからというもの、衝突が増えたようで、「今、夫と喧嘩中……」「どうすればいいかな?」などといった相談も増えたという。無視し続けて、次に幼稚園で顔を合わせた時に気まずい思いをするのは避けたいので、彩奈さんは「大丈夫?」とだけレスをしているものの、思いきって「通知はオフ」に。別の仲の良いママ友から、個別で「Mさんは、ちょっと面倒」というメッセージが来て、ホッとしたそうだ。

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http://www.cyzowoman.com/2020/10/post_306502.html

【事例5】元同僚の先輩ママ、上から目線にイラッ! 顔を合わせる必要なければ「距離を置く」
 コロナ禍の中、男児を出産したばかりの千里さん(仮名)。かつて同じ企業で働いていた同僚のYさんは、現在4歳の男児を育児中で、「悩みとかあれば何でも聞いて!」とメッセージを送ってきたという。そんなYさんは詮索好きかつ上から目線なところがあり、千里さんが「液体ミルクは便利」とSNSに投稿すると、「液体ミルクって、どういうもの?」「よく使ってるの?」さらには「私の頃には液体ミルクはなかったのよ。楽でいいわねー(笑)」とLINEでチクリ。また、やたらと「子どもにはどういう服を着せてるの?」と聞きたがり、家に遊びに行くと、段ボールいっぱいの「着古したファストファッション」を、「これはリサイクルと言って、人の役に立つの」と押し付けてくる始末だという。こうした厄介な先輩ママとは付き合いが難しいが、千里さんは「距離を置く」という選択をした。保育園や幼稚園、小学校で顔を合わせる必要がないママ友というのは、一発「距離を置く」のもありだろう。

記事はこちら
http://www.cyzowoman.com/2020/09/post_304142.html

「から揚げの天才」パクリ店「からあげの鉄人」はサク飲みが正解! デリバリーなら「から好し」「からやま」を選びたいワケ

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、東京都・高円寺や埼玉県・春日部に店舗を構え、テイクアウトやデリバリーに力を入れている唐揚げ専門店「からあげの鉄人」で泥酔してきました。

モンテローザ13軒目:からあげの鉄人

 「からあげの鉄人」はおそらく、ワタミとテリー伊藤がコラボしている唐揚げ専門店「から揚げの天才」のパクリ店(店名は「カラオケの鉄人」のパクリでもありますよね)。から揚げの天才のメインメニューは「デカから」99円(税込みでテイクアウト106円、イートイン108円)ですが、からあげの鉄人のメインは「揚げたてBIGからあげ」98円(税込み108円)。本家より税抜き表示で1円安く設定しているのもモンテローザらしいです。

 また、から揚げの天才の名物メニューのひとつに、テリー伊藤の実家の玉子焼きがありますが、からあげの鉄人でも玉子焼きが全くの同価格、税抜き99円で用意されています。しかし、イートインの税込み価格で見るとテリー伊藤のほうが108円に対し、からあげの鉄人は109円と1円の高い。そもそも、テリー伊藤の実家という付加価値があるから名物にしているのであって、なんでもない玉子焼きならわざわざ提供する必要があるのか疑問です。

 実際に2切れ99円の玉子焼きを食べてみましたが、ただ甘ったるいだけでした。1本650円(税込み715円)で販売されているのですが、購入する人いるのでしょうか……?

 さて、魚民や白木屋などモンテローザ系列の居酒屋で唐揚げが特別おいしいと感じたことはないのですが、唐揚げ専門店のからあげの鉄人の味はいかに……。名物、BIGからあげの「秘伝の特選醤油」と、「天日塩と極出汁」(税込み108円)を食べてみました。

 唐揚げの大きさは子どもの拳のような大きさで想像よりボリューミー。揚げたてなので衣はサクサクで肉質はちゃんとジューシーでした。特に、秘伝の特選醤油味の方はリピートしたくなるほどのおいしさ。

 一方、天日塩と極出汁味は塩気が足りず、物足りなさを感じました。

 ただ、からあげの鉄人はテイクアウト、デリバリーに力を入れているので、揚げたてではなく時間がたった唐揚げを食べる人が多いはず。そこで、一応テイクアウトして時間を置いた唐揚げも試食。

 特選醤油味と、天日塩と極出汁味に加えて、ねぎ塩レモン(税込み141円)も試しましたが、案の定……冷めるとおいしさは激減。衣の粉っぽさが際立ち、特に天日塩と極出汁味は味付けが薄いのでごまかしが利きません。結果、冷めたから揚げは、タレの味が濃い、ねぎ塩レモンが一番マシでした。

 ついでにとり皮(特製スパイス)(税込み218円)もテイクアウトしてみましたが、油っぽく胸焼けしそうになりました。

 店舗で揚げたてを食べるのなら大きな不満はありませんが、時間がたつとあまりにも残念な味に変貌してしまう、からあげの鉄人。また、から揚げの天才にはない手羽先(税込み108円)も食べてみましたが、小さくてややパサパサ。同じ金額ならBIGからあげを頼んだほうがお得感が得られます。

 サイドメニューには、塩ダレキャベツ、ポテトサラダ、ポテトフライ、枝豆が190円(税込み209円)で用意されています。これらは、特別お得感を感じませんでしたが、意外に酒のアテに使えたのがトッピングのタルタルソース(98円、税込み108円)。から揚げに合わせるソースですが、量がたっぷりあるので、チビチビつまめます。

 そして、からあげの鉄人最大の魅力は、アルコールがその辺の居酒屋より安いこと。生ビールは398円(税込み438円)と普通ですが、ジムビームハイボール、極旨レモンサワー、生搾りレモンサワー、梅酒サワー、ウーロンハイが198円(税込み218円)なのです。

 特に、シロップではなく生のレモンを絞る生レモンサワーが198円は太っ腹。また、日本酒、麦・芋焼酎は298円(税込み328円)とそれなりに安いです。

 モンテローザ系列の伝家の宝刀である、お通し・席代がかからないのも魅力で、ハイボール2杯に唐揚げ2個を食べて、592円(税込み652円)。1,000円以下でサクッと利用できるのです。

 コロナ禍での巣ごもり需要で巻き起こった唐揚げ専門店ブームですが、からあげの鉄人は、酒が安く飲めて揚げたてを享受できる店舗利用の方が魅力的。テイクアウトやデリバリーなら別の店のほうが……。

 テイクアウトするなら個人的には、時間がたってもおいしいから揚げが食べられるすかいらーく系列のから好しや、かつや系列のからやまを選びますね。

からあげの鉄人:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
また行きたい度 ★★☆☆☆

 

「から揚げの天才」パクリ店「からあげの鉄人」はサク飲みが正解! デリバリーなら「から好し」「からやま」を選びたいワケ

酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、東京都・高円寺や埼玉県・春日部に店舗を構え、テイクアウトやデリバリーに力を入れている唐揚げ専門店「からあげの鉄人」で泥酔してきました。

モンテローザ13軒目:からあげの鉄人

 「からあげの鉄人」はおそらく、ワタミとテリー伊藤がコラボしている唐揚げ専門店「から揚げの天才」のパクリ店(店名は「カラオケの鉄人」のパクリでもありますよね)。から揚げの天才のメインメニューは「デカから」99円(税込みでテイクアウト106円、イートイン108円)ですが、からあげの鉄人のメインは「揚げたてBIGからあげ」98円(税込み108円)。本家より税抜き表示で1円安く設定しているのもモンテローザらしいです。

 また、から揚げの天才の名物メニューのひとつに、テリー伊藤の実家の玉子焼きがありますが、からあげの鉄人でも玉子焼きが全くの同価格、税抜き99円で用意されています。しかし、イートインの税込み価格で見るとテリー伊藤のほうが108円に対し、からあげの鉄人は109円と1円の高い。そもそも、テリー伊藤の実家という付加価値があるから名物にしているのであって、なんでもない玉子焼きならわざわざ提供する必要があるのか疑問です。

 実際に2切れ99円の玉子焼きを食べてみましたが、ただ甘ったるいだけでした。1本650円(税込み715円)で販売されているのですが、購入する人いるのでしょうか……?

 さて、魚民や白木屋などモンテローザ系列の居酒屋で唐揚げが特別おいしいと感じたことはないのですが、唐揚げ専門店のからあげの鉄人の味はいかに……。名物、BIGからあげの「秘伝の特選醤油」と、「天日塩と極出汁」(税込み108円)を食べてみました。

 唐揚げの大きさは子どもの拳のような大きさで想像よりボリューミー。揚げたてなので衣はサクサクで肉質はちゃんとジューシーでした。特に、秘伝の特選醤油味の方はリピートしたくなるほどのおいしさ。

 一方、天日塩と極出汁味は塩気が足りず、物足りなさを感じました。

 ただ、からあげの鉄人はテイクアウト、デリバリーに力を入れているので、揚げたてではなく時間がたった唐揚げを食べる人が多いはず。そこで、一応テイクアウトして時間を置いた唐揚げも試食。

 特選醤油味と、天日塩と極出汁味に加えて、ねぎ塩レモン(税込み141円)も試しましたが、案の定……冷めるとおいしさは激減。衣の粉っぽさが際立ち、特に天日塩と極出汁味は味付けが薄いのでごまかしが利きません。結果、冷めたから揚げは、タレの味が濃い、ねぎ塩レモンが一番マシでした。

 ついでにとり皮(特製スパイス)(税込み218円)もテイクアウトしてみましたが、油っぽく胸焼けしそうになりました。

 店舗で揚げたてを食べるのなら大きな不満はありませんが、時間がたつとあまりにも残念な味に変貌してしまう、からあげの鉄人。また、から揚げの天才にはない手羽先(税込み108円)も食べてみましたが、小さくてややパサパサ。同じ金額ならBIGからあげを頼んだほうがお得感が得られます。

 サイドメニューには、塩ダレキャベツ、ポテトサラダ、ポテトフライ、枝豆が190円(税込み209円)で用意されています。これらは、特別お得感を感じませんでしたが、意外に酒のアテに使えたのがトッピングのタルタルソース(98円、税込み108円)。から揚げに合わせるソースですが、量がたっぷりあるので、チビチビつまめます。

 そして、からあげの鉄人最大の魅力は、アルコールがその辺の居酒屋より安いこと。生ビールは398円(税込み438円)と普通ですが、ジムビームハイボール、極旨レモンサワー、生搾りレモンサワー、梅酒サワー、ウーロンハイが198円(税込み218円)なのです。

 特に、シロップではなく生のレモンを絞る生レモンサワーが198円は太っ腹。また、日本酒、麦・芋焼酎は298円(税込み328円)とそれなりに安いです。

 モンテローザ系列の伝家の宝刀である、お通し・席代がかからないのも魅力で、ハイボール2杯に唐揚げ2個を食べて、592円(税込み652円)。1,000円以下でサクッと利用できるのです。

 コロナ禍での巣ごもり需要で巻き起こった唐揚げ専門店ブームですが、からあげの鉄人は、酒が安く飲めて揚げたてを享受できる店舗利用の方が魅力的。テイクアウトやデリバリーなら別の店のほうが……。

 テイクアウトするなら個人的には、時間がたってもおいしいから揚げが食べられるすかいらーく系列のから好しや、かつや系列のからやまを選びますね。

からあげの鉄人:総評

味 ★★☆☆☆
品数 ★★☆☆☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
また行きたい度 ★★☆☆☆