『おちょやん』成田凌演じる一平、執筆スランプで“盗作”!? 実は「全然自分で書いてない」“名脚本家”のガッカリすぎる史実

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、夫の天海一平も劇作家の渋谷天外が元となっています。そんなドラマの登場人物の“本当の話”を、『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏が解説!

 『おちょやん』の第20週「何でうちやあれへんの?」では、天海一平(成田凌さん)が、劇団の新人女優・朝日奈灯子(小西はるさん)とデキてしまった理由として、脚本家としてスランプに陥っていたことが挙げられました。

 史実でも、一平のモデルである渋谷天外が浪花千栄子(ヒロイン・千代のモデル)と離婚、九重京子こと喜久恵を新しい妻にしようと思った理由は「よい本が書きたいから」というものでした。九重の手記『思い出の記』(主婦の友社『渋谷天外伝』内)の言葉を引用すると、「浪花千恵子という女優と結婚していると、家庭にやすらぎもなく、脚本の執筆もうまくいかない」と渋谷は九重に訴えたそうです。

 これらの一見、身勝手とも思える言葉を、浪花千栄子という上昇志向の強い女優への「あてつけ」だったと解釈して前回はお話しました。しかし……実は重大な秘密が隠されている可能性もあるのです。

 渋谷天外は勝ち気な人ですから、スランプだったことを自伝などでは認めていません。しかし、すでに彼は脚本の執筆作業に行き詰まり、苦しんでいたのかもしれない。そして、その“巻き添え”を食らったのが、浪花千栄子だったのかも……というのが、今回のテーマです。実際、渋谷には後に大問題となった「盗作疑惑」が起きていますからね。

脚本執筆のやり方は、かなり異様

 喜久恵は、40代で初めてパパになった渋谷の意気込みあふれる言葉を書き残しています。

「私(=喜久恵)が妊娠したことを知らせると生まれてくる子供のためにいい仕事を残して置きたい。子供が大きくなって『おやじ、つまらん本を書いていたのかと思われたくないからな。お前も子供のためにがんばってくれ』と(渋谷は)言った。四十歳を過ぎて初めて我が子の顔が見られることを、とても喜んでいた」(『思い出の記』)

 さかんにアピールされている渋谷天外の創作への熱い思いですが、実際のところはどうだったのでしょう。関係者の証言から見る限り、一平のモデルである渋谷天外の脚本執筆スタイルは、かなり異様なものでした。

 名脚本家として世間から認知されていた渋谷ですが、逆に「名作を書かねばならない」というプレッシャーに悩む日々を送っていたようです。松竹新喜劇の主演俳優にして、脚本家という二足のワラジを履いた渋谷ですが、彼の役者としての後継者は藤山寛美でした。藤山は、ドラマでは前田旺志郎さんが演じている、松島寛治のモデルで、天才喜劇俳優といわれた人物です。女優・藤山直美さんのお父さんでもありますね。

 一平と千代の夫婦が、まるで実の子どものようにかわいがっていた寛治ですが、史実でも渋谷と浪花夫妻には子どもがおらず、それゆえ藤山を養子にする計画が何度も持ち上がっては消えたそうです。ドラマでは千代に懐いている寛治ですが、史実では渋谷が藤山という俳優に執心を見せていたという色彩が強かったそうですよ。

 しかし、脚本家としての自分の後継者には出会えていなかった渋谷は、劇団内に「文芸部」を設立。自分の脚本執筆作業を手伝わせるスタッフを4人ほど雇いました。彼らに脚本を提出させ、それらを添削・指導して実際に舞台にかけ、自分の後継者を育てるのが目的でした。

 ……しかし何時の頃からか、渋谷は普通に脚本を書くことができなくなってしまっていたようです。名脚本家といわれているわりに、現代のわれわれの多くが『おちょやん』放送まで、渋谷天外についてほぼ何も知らなかった理由は、渋谷の脚本が出版されていないからです。そして、その理由は渋谷本人が出版に消極的だったからです。渋谷いわく、文字で黙読するのに喜劇の脚本は適していない……、などがその表向きの理由でした。

 しかし、それにはウラの事情も確実にあったようです。渋谷が“書いた”脚本は、通常の形式をしていないのです。たとえば一時期、松竹新喜劇・文芸部のエースだった花登筺(はなとこばこ)の証言では、渋谷天外の執筆スタイルは次のようなものでした。

 深夜、自宅で飲酒して興がのった渋谷は、ベラベラと新作についてしゃべりはじめ、それを文芸部のスタッフが書き留めていくのです。後にその内容がさらに推敲され、通常の脚本の形式にまとまるというのです。

 ぜんぜん自分で書いていないことに違和感がありますが、この“執筆”作業には利点もあったと思われます。脚本は、俳優によって演じられるものです。セリフを耳で聞いた客が「おもしろい」と感じられなければ失敗なので、当初からアイデアを口頭披露し、文芸部のスタッフたちから良い反応が得られたら、そのテーマで思いつくままに語っていくと、手早くおもしろいものを作れますし、それは合理的だといえるのかもしれません。

 花登筺は一晩で原稿用紙100枚分の脚本を仕上げるほど、速筆で知られました。また、渋谷の語る“あらすじ”を文字化する技術も大したものでした。こうして一晩で、渋谷は2演目を「完成させることもあった」そうです。

 しかし、こうした渋谷天外の創作スタイルは「事実とは異なる」と言うのが、同じく松竹新喜劇の文芸部に在籍していた藤井薫という人物です。

 彼は元・新聞記者という経歴の持ち主ですが、創作に熱い思いを抱え、脚本家になるための「踏み台」として新喜劇を使うつもりでした。しかし、彼の脚本はたとえば雑誌「オール読物」(文藝春秋)の新人賞最終候補に残る程度。劇団内でも渋谷天外にかなり「直された」脚本が、前座に上演されることがある程度の地位にとどまり続けていました。

 藤井によると、渋谷は実際に脚本を書いていたといいます。深夜12時を過ぎた頃、渋谷はねじり鉢巻きで自室にて執筆を開始。藤井によると、書く前には酒は絶対に飲まなかったといいます。しかし、渋谷が書いた脚本には、ト書きや役名もいっさいナシ。仕上がりは「半紙のような白紙に鉛筆で符号のような文字で書きなぐったもの」(情報センター出版局『さらば松竹新喜劇』)だったそうです。

 それを4人の文芸部員が解読、通常の脚本の形にするだけでなく、ガリ版印刷して台本の代わりを作ります。なぜなら、渋谷によって脚本が“書かれる”のは、いつも舞台稽古初日の早朝で、普通に印刷所を利用することができなかったからです。

 そんな渋谷ですから、何度も盗作疑惑が向けられました。中でも深刻だったのが、昭和39年8月、東京・日生劇場で初演された『わてらの年輪』という作品の盗作騒動です。例の文芸部員・藤井薫の証言によると、盗作されたのは彼の脚本『乱れ友禅』だということです。

  まぁ、結論から言うと、ほとんど出版されていない渋谷脚本の中でも珍しく『わてらの年輪』は活字化されています。一方、藤井の『乱れ友禅』は文字になっていません。ですから、スランプで脚本を書けなくなった渋谷が、『乱れ友禅』を下敷きにして、新作を形にしたという藤井の主張に、客観的な検証手法は存在せず、なんとも言いようがないのです。

 しかし……、酔っ払った渋谷の語る“あらすじ”を、脚本にするべく文字起こしせねばならなかったという花登筺、さらに自分の脚本を下敷きに、渋谷がオリジナルキャラクターとエピソードを加え、アレンジしたものが『わてらの年輪』にすぎないと主張する藤井薫、その二人とも、渋谷によって松竹新喜劇から追放されたという事実があるのです。

 さらに、松竹芸能の社員も「みんながアイデアを出し合って(脚本を)作っていて、(それが)誰の(作品)だということになれば、普通はまとめた人の名を使います」(『渋谷天外伝』)などと、渋谷の創作スタイルが普通ではなかったことを認めています。

 こうして考えれば、渋谷天外の“盗作疑惑”、これはかなりクロに近いグレーゾーンではないか……と思ってしまう筆者でした。「いい脚本を書きたい」と渋谷は主張し、浪花千栄子を傷つけて離縁。しかし、「その結果がこれ?」と思ってしまうガッカリな逸話です。

 『おちょやん』の松島寛治なら、「どあほー!」の一言かもしれませんね。

ZARA公式通販の「無料返品サービス」がすごかった! サイズミスも怖くない“知らなきゃ損”な簡単手続き方法を、買い物狂いが指南

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 あたいは怒っている!! あたいは怒っているのだ!! 

 事の発端は、とある通販サイトでバッグを買おうと思ったことでした。何度サイズを見ても、そのバッグはめちゃくちゃ小さかったので、「スマホ入るかなあ……入らなかったらいらないけど……ほしいなあ」と思っていたのです。でも、そのサイトは返品不可。もし購入して気に入らなかったら怖いじゃないですか。だって、そのバッグは10万円超える大物。そんなわけで1カ月ほど、そのサイトを眺めていたのですが、ある日思い切ってカスタマーセンターに電話をかけてみたのです。

「あの、もしもし。このページのバッグなんですが……。返品不可とありますが、見るだけ見ることって難しいですかね……?」

 ダメ元で聞いてみたのですが、カスタマーセンターの人はすぐに明るい声で「ぜひお試しください!」と言ってくれました。そんなわけで、そのバッグを購入。あたいはその瞬間、このサイトを大好きになったのです。

 しかし……。送られてきたバッグはやはり異様に小さく、スマホはおろか、リップしか入らなくね? というサイズ感。これは使えないなあと思い、カスタマーセンターに再度電話をかけたのですが……。

「返品は承っていません」

 と言われたんですよーーー!! ファッキューーー!! あんたの会社がいいって言ったんやろがい!!!!!!!! カスタマーセンターのその女性は、「返品は受け付けていないのですが、今回だけ、どうしてもということであれば、承ります。でも、今後はこのようなことはできません!」とのたまうのです。うううう、おのれ~~~~!!!!!!!! あたいはカスタマーセンターにちゃんと聞いてから購入したっちゅーのに~~!!!!!!!!

 そんなわけで、私はめちゃくちゃ腹が立ったのですが、元来、内弁慶なため、「はあ……すみません……。ごめんなさい……。ありがとうございます……」となんとも情けない声を出しながら電話を切ったのでした。あたしゃもうあのサイトで買い物はしないと決めたね!! 善意で名前は伏せておくけども!!

 通販って、返品できないサイトは使いにくいですよねえ。私はそんなことがあって、しばらく通販から離れていたのですが、ある日のことです。YouTubeで動画を見ていた時、グッとくる商品に出会ってしまいました。

 それは、ZARAの「サイドゴアブーツ」。見ていたのはファッション動画だったのですが、お姉さんがすごく素敵なコーデをしていて、「これはッッ!!!!」と思ったのです。以前にも言いましたが、あたしゃインスタグラムもYouTubeも巨大な通販カタログだと思っている女。動画やSNSで見かけた可愛いものは速攻で調べて、手に入れられるものなら、サッと注文しちゃうのです。

 ということで、ZARA公式オンラインショップで初めて買い物をしてみることに。しかし、オンラインショップは海外向けのシンプルな作りで、非常に不親切……。マイページにログインすると、「千葉」という項目がぽつんとあって、それをクリックすると、どうやら自分の購入履歴とかが見れるようでした。

 とりあえず件のサイドゴアブーツをカートにぶち込み、動画のお姉さんが身に着けていたバッグと似たような商品もぶち込み、お会計へ。〆て、1万2,980円也。しかし、この間の「返品不可」事件をまだ引きずっていた私は、「そういやZARAは返品できるんだろうか……」と不安になってきました。サイトはすごく甘い作りだし、『返品』って項目が最初からなかったりして……?

 恐る恐る返品の箇所を探す私……。と、そのときでした。「返品」という項目を見つけた私は、「ほへえ!?」と奇妙な声を出しました。なんと、ZARAでは商品の返送料が無料なのだそう。「返品」というボタンを押すだけで、24~48時間以内に運送業者がやってきて、返品したいものを持って行ってくれるというのです。ななななんてこった~~~~!! 至れり尽くせりやないかーーーい!!!!

 いやあ、ZARA、恐るべし。さすが巨大企業はスケールがでけえや。へへ……。そんなわけで私はすっかり安心し、バッグと靴を購入しました。結果、靴のほうはめちゃくちゃ気に入り、バッグのほうはそうでもなかったので、返品することにしたのですが、シュシュ―っと業者さんが持って行ってくれましたよ。ありがたや~~~!!!! 海外ブランドって、サイズを間違えて買ってしまったり、そもそも自分に合ったサイズ感がわからなかったりしますが、この返品サービスを利用すれば、サイズミスも怖くありません。「知らなきゃ損」とはまさにこのこと! よーし、これからはZARAでバンバンお買い物しちゃうわよ~~~!!!!

■今回の出費 ZARA「サイドゴアブーツ」&「バッグ」 計 1万2,980円

“超セレブタウン”東京・港区で起きた「死体遺棄」事件――87歳の姉を3カ月遺棄した、85歳被告の言い分

殺人、暴行、わいせつ、薬物、窃盗……毎日毎日、事件がセンセーショナルに報じられる中、大きな話題になるわけでもなく、犯した罪をひっそりと裁かれていく人たちがいます。彼らは一体、どうして罪を犯してしまったのか。これからの生活で、どうやって罪を償っていくのか。傍聴席に座り、静かに(時に荒々しく)語られる被告の言葉に耳を傾けると、“人生”という名のドラマが見えてきます――。

【#014号法廷】
罪状
:死体遺棄
被告人:H志(85歳)

<事件の概要>

 公営アパートで、姉(死亡当時87歳)と2人暮らしをしていた被告・H志(85歳)。シルバー人材センターなどで働きながら姉の介護をしていたが、姉は4月に死去。しかし、遺体は8月まで自宅に放置され、発見された時は白骨化していた。死因は不詳(殺人ではない模様)。

“超セレブタウン”で起きた死体遺棄事件

 裁判所に行くと、まず当日の法廷スケジュールが書いてある「開廷表」をチェック。これを見て、どの裁判を傍聴しようか決めます。ただ、ここには法廷番号と罪名、被告人の氏名ぐらいしか記されていないので、報道されるほどの有名事件じゃないと、審議が始まるまで詳細がわかりません。

 傍聴していると、この事件は東京・港区の超セレブタウンで起こったことがわかり、「あの高級住宅街で死体遺棄!?」と驚きましたが、舞台は公営住宅。麻布で生まれ、洋服の仕立て職人をしていたという被告のプロフィールから、戦後の復興から高度成長期で湧く東京を、最前線で見ていた人なのでしょう。犯行現場でもある公営のアパートで、姉と同居を始めたのは1990年。バブル経済がピークの頃です。

 シルバー人材センターなどで働きながら、日に日に弱っていく姉の介護をしていた被告。病院にかかることを勧めたそうですが、姉が嫌がり、ほかに身よりもないため自宅で世話を続け、そのまま死亡したとのこと。

 遺体を放置した理由が「自分の介護が不十分だと思って、(死んだのは自分のせいだと)責任を感じて、相談できなかった」ということからも、2人は決して不仲ではなかったとわかります。こういう場合に疑われがちな年金の不正受給もなかったといいます。

 そんな中で、裁判とまったく関係ないところで気になったのが、裁判長の質問でした。拝見したところ立派な中年男性ですが、「日に日に変わってゆくお姉さん(の遺体)を見て、どんな気持ちでした?」という質問が、仏教で無常を説く「九相図(美女がどんどん腐って骨になる様子を9段階で現した図)」的で宗教を感じさせたり、「お姉さんの誕生日が9月8日なので、その日に(亡くなったことを)言おうとか?」などと、“記念日好き”を連想させる内容で、人柄が見えてきます。

 なお、この質問に被告は、「お姉さんを見かけない」という通報を受けた高齢者相談センター職員の訪問に、最初は「姉は寝ている」と言って追い返してしていたものの、死後3カ月で遺棄が発覚。訪問されるたびに「今日こそ言おう、と思ってたけど勇気がありませんでした」と話していました。

 遺体が室内にあったのは初夏から真夏なので、エアコンをかけても腐臭がすごかったことが想像されますが、それでも外部にSOSが出せなかったのはなぜだったのか。親類縁者もない姉弟の、小さな世界が壊れてしまう恐怖があったのでしょうか。

 家を一歩出ると、ハイブランドの路面店や豪邸、大手企業のビルが林立する街、港区。そんな雰囲気についていけない老いた身には、なおのこと家族が大切に思えたのかもしれません。

 今件は微罪のうえ、初犯だったため、即日判決が出ました。懲役1年、執行猶予3年。猶予期間が明けるのは、被告が88歳になる時ですが、そこまで元気で、お姉さんの供養を続けてほしいと思います。

メルカリで値下げ交渉の“博打”に勝利も……得したはずの5,000円が“水の泡”となったワケ

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 私にはお気に入りのジーンズメーカーがあります。それは「upper hights(アッパーハイツ)」というブランド。2014年創立と新しいブランドなのですが、好きなセレクトショップを覗きに行くと、必ずと言っていいほど、このアッパーハイツのジーンズが売られているのです。なんともいえないグレージュカラーがとっても素敵で、私もお店でひとめぼれした口よ。

 ところが、問題はサイズ感……。お店で売っているジーンズは25サイズまでしかないので、腹がつっかえて入りません。それでもなんとか無理やり履いて、3本ほどアッパーハイツのジーンズを持っていましたが、いよいよ70キロが目前に迫った今、それらのジーンズは入らなくなってしまったのでした……。うえーん!!!! でも、アッパーハイツのジーンズが欲しいよお!!!!

 諦めきれなかった私は、アッパーハイツをオンラインストアで検索してみることに。すると……!! なんとアッパーハイツでは28サイズまで作っていることが判明しました。ウエスト74cm! ヒップ90cmのジーンズが置いてあるゥ!! 最高かよ~~~~!!!!

 ただし、問題も一つ……。アッパーハイツのジーンズが人気なのか、それとも私のような小デブちゃんがこぞってチェックしているせいか、大きいサイズは軒並みソールドアウト。予約商品は買えるのですがこちらは返品不可……。うーん、うーん、悩ましいよお。とりあえず、入らなくなったジーンズをどうしようかねえ。フリマアプリで売ってみようか……、アッパーハイツのジーンズって知名度はあるもんなんだろうか……。

 そんなことを考えながら、「アッパーハイツ」とメルカリで検索。すると、出るわ出るわ、アッパーハイツのジーンズがいっぱい出てくるではありませんか。しかも、結構良い調子で売れています。買ったけど、サイズが小さかったという人もいれば、逆に大きすぎて出品することにした人もいて、私が欲しい27サイズも売られていました。「オンラインストアから買ったものの、サイズが合わず、返品不可だったので、返品もできずでメルカリで出すことにしました」とのこと……。

 お値段は、定価2万5,000円のジーンズが、2万2,000円。ほうほう、やっぱり実際に試着せずにオンラインストアで服を購入するって、賭けだよねえ。よく考えれば、2万2,000円もそんなに安い値段ではないですし、もちろん返品不可なのですが、そこは千葉アホ子。「ダメ元で値段交渉してみようかな~」と、「2万円でお願いできませんか?」とコメントしてみました。あたしゃね、この「出品者さんとのコメントのやりとり」がめちゃくちゃ好きなのよ。なんだか博打みたいで、コメントが返ってくるまでハラハラドキドキして待つのがやめられないってわけ。結果、2万円で譲ってもらうことになり、私は光の速さでお金を支払いました。

 しかし、「どれどれ」と商品ページに舞い戻った時、そこで改めてサイズ感を目にしたのです。

 「ウエスト83 ヒップ98」ぐ、ぐむむむむ!?!? ウエスト83……。最も大きい27サイズなら余裕で入るでしょ! と思って何も考えずに買ったけど、こりゃ大きすぎるんじゃないのかね……。

 確か、私の今までに買ってきたスカートのサイズは74cm。あれから肥えたとはいえ、83cmはやりすぎなのではなかろうか……。私は急に不安になってきました。どうしよう。ぶかぶかだったら……。また売りに出さなきゃいけないかもなあ。「商品を高値で買って半額で売るメルカリおばさん」にならなきゃいけないのかあ……。

 それから数日後、件のジーンズが家に届きました。広げてみると、やっぱりウエストはかなり大きい……。これはデカいなあ……と思いながら、履いてみると……。

「あれ? シンデレラフィット……」

 あんなにも大きいと思っていたジーンズがまさかのぴったりサイズ。むしろ、ピチピチ。もうちょっと余裕があっても良いレベル……。ど、ど、どんだけ太ったんだよ、あたしィ~~~~~~~!!!!!!!!

 いやあ……アッパーハイツの一番大きいサイズなら入るということはわかったので、良かったっちゃ良かったんですが、あたしゃ自分のわがままボディに愕然としましたね……。でもうれしかったので、返す刀で同サイズの黒のスキニーパンツも購入しました。チキショウ、あたしゃもうこの体型を受け入れて生きていくんだいッ!!!!

■今回の出費 
アッパーハイツのジーンズ  2万円

黒のスキニージーンズ 2万5,000円  計 4万5,000円

PTA会費は「毎月300円」自動引き落とし!? 加入確認されてないのに……“教材費”で一括徴収される謎

この春、我が子が小学校に入学! と同時に、うわさでいろいろ見聞きしていた「PTA」が、ついに現実のものに。「PTAは任意なんでしょ? 加入しなければいいのに」と思っていたけど、子どもの学校は「加入率100%」……!? 早くもPTAの謎ルールに面食らった母がつづる、「PTAには入りません、って言えない!?」。

【前回まで】
「任意加入」のはずが、ほとんどの親が、子の入学と同時に自動的に加入しているという「PTA」。我が子が入学した小学校も、現時点では保護者の加入意思を確認しておらず、ゆえに「加入率100%」。年度初めの懇談会では、「PTA委員」が決められるというが……!?

やっぱり「全員加入」が大前提の口ぶり

 PTA委員決めも兼ねた保護者懇談会は、入学式から約2週間後の平日午後に開催された。保育園の懇談会は基本的に土曜開催だったが、小学校ではそういうわけにはいかないらしい。兄弟姉妹で在籍する家庭を考慮してか、時間帯は学年で分けられ、1年生は体育館で40分程度行われるとのことだった。

 体育館に行くと1年生の親が100人以上来ており、保護者席は3分の2以上埋まっている。平日だというのに、なかなかの出席率(ソーシャルディスタンスはギリギリ)だが、母親が圧倒的多数で、父親は片手で数えられる程度。神妙な面持ちで座っているか、スマホをいじっているか、顔見知りの人と談笑しているかといったところで、リラックスした雰囲気ではないが、ことさらピリピリしているわけでもない。入学式とは違い、ジーンズやライダースなどカジュアルコーデの人も結構いるが、色合いは黒・グレー・ベージュ・カーキといった落ち着いたトーンの人が多かった。

 懇談会資料が配布され(プリント多い!)、開始時刻になると、司会役の先生が懇談会のタイムテーブルを説明する。それによると、まず先に「学年懇談会」を行い、その後、各クラスに移動し、「学級懇談会」を行うそうで、所要時間は全部で1時間半ほどに及ぶということが判明。あのー、事前に聞いていた「40分程度」の倍以上なんですけど?

 学級懇談会では、自己紹介をしてから「今年の委員さん」を決めるという。「委員さん」とはもちろん「PTA委員」のことだろうが、さらっと「委員さん」と口走られるあたり、やはりこの学校では全員加入が大前提になっていると思わされた。

PTA会費は「学校徴収金」で自動引き落とし!?

 学年懇談会では、教材費等の引き落とし、いわゆる「学校徴収金」についての案内があった。この小学校では、月ごとの定額制である教材費等(余剰金が出たら年度末に返金)とともに、月額300円のPTA会費も、毎月一緒に引き落とされるという。

 「4月分と5月分、5月○日までに口座に3,000円入っていれば大丈夫です」と先生はさらっと言うが、PTAは学校とは別組織のはずだ。でもPTA会費は学校徴収金に含まれちゃうってこと? 

 そんなことをしたら、ますますPTAは自動加入であり強制加入だという意識が生まれるんじゃないのか? 資料でも、PTAに加入していることが大前提のごとく、各学年の「毎月の引き落とし金額」として、教材費等の金額、PTA会費、合計が記されている。

 それにしても、加入の意思確認をせず、学校徴収金に組み込まれる形で引き落としって普通なのか。もし、携帯電話会社が何かの定額サービスで、利用者に加入の意思を取ることなく電話料金と一緒に口座引き落としなどすれば、大問題になるのではないか。PTA会費は、一世帯当たり月額300円、年額にして3,600円。月額300円だと、「はした金」くらいの感覚になっちゃいそうだが、小学校6年間で2万1600円。子どもが2~3人いて、10年以上会費を支払っているという家庭もあるだろうに……。

 そんな疑問を抱きつつも、今度は学級懇談会の時間だ。学級懇談会では、各クラスのPTA委員を選出する。

 我が子の小学校のPTAでは一応、1人の子どもにつき1回「委員」か「役員」を引き受けることになっている。子どもが3人なら、3回。任期は、委員が1年・役員が2年。役員をやりたい人は自分からPTA本部に連絡するらしい。

 他方、クラスごとに定員がある委員は、懇談会で「くじ」を引いて決めるという。以前は話し合いで決めてもよかったが、「育休中に引き受けたい」などのアピールのうまい人が委員になりがちで「不公平」だということから、委員希望者が多いクラスは学校全体で「くじ」と決まったのだとか。

 「くじ」対象者は、委員を希望し、懇談会にも出席している親。事前に提出した用紙で委員を希望していても、懇談会に欠席した親は対象外となる。確かに入学式で配布されたPTA関連のプリントにも、委員選出は「懇談会出席者を優先」とあった。ただし、定員枠に満たない場合は、委員・役員未経験者の中から、懇談会欠席者も含めてくじで決めるとも。

 「任意」のPTAならば、「育休中は加入して復職したら退会」なんてことも可能なはずだ。しかし加入の意思確認をしない実質強制のPTAともなれば、「時間のある時に」「早めに」委員を済ませたく、低学年は希望者が殺到することが予想される。

 そして、実際に早めに委員になるには、年度初めの懇談会に出席しなければ始まらない。であれば、平日午後の懇談会出席が難しい立場の親にとっては困った話というか、不公平じゃないのか……?

 我が子のクラスでは、学級懇談会の出席率はやはり3分の2ほどで、全員母親。自己紹介の途中で慌ただしく出入りする人も数人いて、上の学年に在籍する兄姉のクラスと行き来しているのかもしれない。

 1年生のPTA委員は、クラスごとに「校外委員」2名と「広報委員」2名を選出するとのこと。以前は「学年委員」「厚生委員」なども選出していたが、PTAの縮小やコロナ禍でイベントの開催が難しくなり、組織編成も変わったらしい。

 くじの前に、担任の先生が出席者の委員希望を読み上げて確認。出席した親の多くが委員希望で用紙を出していたようだ(希望しない場合は、「今年はできない」と書いて出すのが一般的な模様)。「兄のほうでやることになったので」とくじの対象から外れる人もいた。

 微妙に緊張感がなくもないが、張り詰めたような空気ではなく、くじ引きは淡々と進行していった。まだ1年生だからだろうか。

 そしてくじの結果、私は見事「校外委員」となった。マジかぁ。少し前まで、「加入しません」と言い張ってみようか迷っていたはずが、1年生で早々と委員になってしまい、なんとも不思議な気分。

 「校外委員」では、登校・下校指導(いわゆる旗振り当番)、ベルマーク・インクカートリッジ・古紙回収などをやるやしい。来週には早速、委員引継会が予定されている。

話題のまつ毛美容液「エマーキット」を3カ月使った結果、バッサバサの“ド迫力eye”に!? 「定期購入」より安く買える裏ワザを買い物狂いが伝授!

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 人生初のまつ毛パーマに挑戦したものの、あまりの自まつ毛の短さに愕然として終わった去年(連載第67回参照)。

 あれから半年……私の自まつ毛はどうなったかというと……。わーっはっはっはっは!! ラクダもびっくりなくらい、バッサバサのミッツミツになったわよお!!!

 なぜこんなにも私のまつ毛が伸びたのかというと、それはとあるまつげ美容液のお・か・げ! きっかけは、久しぶりに実家に帰ってきた妹のまつ毛がバッサバサになっていたことでした。その昔、妹は自まつ毛の短さを嘆いていたので、一体どうしてそんなに伸びたのか聞いたところ、「エマーキット」というまつ毛美容液を紹介されたのです。

 なんでも、エマーキットは、水橋保寿堂製薬という製薬会社が監修し、数々の美容雑誌でも取り上げられている話題の商品。「もうすっごい伸びるよ!!」「伸びすぎてびっくりしたから、結婚式場のメイクのお姉さんにも紹介したの!」と、妹。その熱の入ったセールストークを聞いている間、怪しげな宗教に入信した身内を心配するような心境になりましたが、ともあれ、定価6,050円くらいなら使ってみてもいいかと思い直したのです。

 それから3カ月……。気づけば私のまつ毛はめちゃくちゃロングに。ステディさえもびっくりして「N子ちゃんそんなにまつ毛長かったっけ……?」とビビったほど。あまりに伸びすぎて、マスカラをつけると、マジでラクダみたいになるし、ビューラーでまつげを上げようものなら、千と千尋の神隠しの湯婆婆のような“ド迫力eye”になってしまうんですが、それもご愛敬なのです。ほほほ。あたくしは大満足ざんす。

 しかし、問題はたとえまつげが伸びようとも、その毛は数カ月で抜け落ちてしまうということ。このラクダeyeを持続させるためには、エマーキットを使い続けるしかないのです。6,000円とはいえ、使い続けるとなると、けっこう高いじゃないですか。

 調べてみると、エマーキットには「定期購入コース」というのがあって、2カ月に1回4,700円くらいで届けてもらえるのだそう。しかし、妹いわく、「1本3カ月は持つ」と言ってましたし、確かに私の体感からしても、2カ月以上は持つんですよ。うーん、そうなると、2カ月に1回送られてくるうちに使っていない商品が山積みに……なんてことにもなりかねないよねえ。

 定価より安く買うとしたら、メルカリ? ラクマ? でも、目に使う商品だし、他人が何回か使ったまつ毛美容液を買うってどうなのかしら。まーでも、気にしすぎかなあ。そんなことを思いながら、とりあえず出品されているかだけでも調べてみるかと思った私は、メルカリを開いてみました。すると――。

 あたしゃ、目玉がびょーんと飛び出ましたね。なななななんと、エマーキットが大量に売られていたのです!!! しかも、使用したものはほんの少数。ほとんどが未使用・新品で売られていました。相場は5,000円ほど。定期購入よりは若干高いけど、在庫をムダに抱えなくて済むなら全然アリ!!!! 思うに、皆さん「お得だわ~」と思って定期コースで契約するんだと思うんです。でも、やっぱり2カ月では使い切れず、そのうち新しいものが送られてきて、「もー!! どんどん溜まっていく!! こんな量使い切れないし、フリマアプリで売ろう!!」という発想に至るんではないかと。

 エマーキットはまつ毛美容液の「定番」ともいえる人気商品で、愛用者も多いためか、相場もすっかり決まっており、5,000円くらいでバンバン売れていきます。いくつか「いいね」を押しておいたのですが、その日の夜にはすべてソールドアウトに。再び「エマーキット」と検索してみると、新たな商品が売りに出されていました。ほえ~、こりゃ、一大マーケットだわさ。

 そこで感じたのは、「これなら定期購入してもいいのかな」ということ。使うのが追い付かず、在庫を抱えたら売りに出せばいいのです。まあでも、ほかに送料や手数料がかかることを考えたら、メルカリで新品を購入するのが精神的にもお財布的にもいいのかも……。あたしゃ当分、エマーキットの定期購入コースで使いきれなかった人の“おこぼれ”を頂戴して生きていきますよっと。

■今回の出費 水橋保寿堂製薬「エマーキット」6,050円

King&Prince、“顔”で見る運勢ランキング発表! 『ドラゴン桜』高橋海人が第1位、平野紫耀は「金財運が上昇中」!?

 いい運勢も悪い運勢も、すべては「顔」に表れている!? 顔立ちや表情から性格、気質、才能を見抜く「観相学」を用いた占いを行う岡井浄幸氏に、今ノリにノッている芸能人の運勢を徹底鑑定してもらいました!

King&Prince、今後の活躍が期待できるメンバーは誰!?

 5月19日に初の両A面シングル「Magic Touch/Beating Hearts」をリリースするKing&Prince。4月26日には、「Magic Touch」のミュージックビデオが公開され、まもなく100万回再生を突破するなど、注目を集めています。一方で、3月29日には岩橋玄樹のグループ脱退&ジャニーズ事務所退所という、寂しいニュースも。5人で再スタートを切るKing&Princeは、これからどうなっていくのでしょうか?

 そこで今回は、岡井先生にKing&Princeメンバー5人の基本性格を見ていただきつつ、「今後活躍しそうなメンバー」をランキング形式で発表してもらいました!

第1位:高橋海人

 高橋さんのお顔は、全てのパーツにおいて非常にバランスが良く、力強いです。特に目立つのが、大きな深い丸目。“目は口ほどに物を言う”ということわざもありますが、特に左目が大きく、社交性があって素晴らしい感性に恵まれた方だとわかります。常に目が潤ってキラキラと光っており、色気と魅力を醸し出していますね。

 鼻筋がまっすぐ通って肉付きがよいので、何事にも抜け目なく、素早く機転の利いた行動ができる人のようです。さらに、上下とも厚めの唇からみても、サービス精神豊かで愛情深く、多くの人から慕われるでしょう。今後は、個性を持って信念を貫いていく一面が、自他ともにさらに多くの人に幸せをもたらしていくものと思われます。

第2位:平野紫耀

 平野さんの特長的なところは目にありまして、常識を超えた物の見方ができ、豊かな発想力を持ち、常に革命的な挑戦に意欲を燃やしてきたようにお見受けいたします。それは、眉の形や太さからもうかがえ、常に向上心があり、スタミナもある。額の広さやツヤなどからも、非常に個性的で行動力があり、運のよさも備わっていることがわかります。

 また、瞳は小さめなのですが、人の心の奥深くまで見通すような鋭さがある方ですね。好奇心も旺盛なので、人のやらないようなことに挑戦し、行動を起こすことができるでしょう。人が大好きでサービス精神旺盛なので、多くの人から慕われる魅力があります。また今後は、特に金財運が上昇傾向にあり、財運に恵まれるものと思います。

第3位:岸優太

 上唇が厚く口角が上がった大きな唇から、人気の高さがうかがえる岸さん。太く長い眉からも、度胸がある人物だとわかります。決断力も行動力もある非常に頼もしい方で、万事に積極的で意志が強く、まじめで信義に厚いといった印象ですね。その半面、神経が細やかなところもあり、少し用心深く、物事を悲観的に考える性格でもあるでしょう。

 直観力があって商才もあるのですが、ストレートに感情を出せない一面も。まず計画を立てて、損得勘定で判断をしてから行動に移していくので、気持ちを表に見せないところもあるようです。しかし、これがミステリアスな魅力につながっているようにお見受けいたしました。

第4位:神宮寺勇太

 神宮寺さんの特長は、額が上下左右に広いことや、眉が長いこと。今よりもさらに、将来に向けて活躍されるでしょう。頭の回転が速く、情報や知識も豊富な方ですが、物事を論理的に考えすぎる傾向にあるため、なかなか思うように自分の感性を出し切れないところがありますね。それが、眉の形に出ているようです。

 周りの意見が気になるという悩みもあるかもしれませんが、意志の強さと粘り強さを秘めておりますので、何事にも全力を尽くし、成果を上げていくでしょう。仲間や多くのファンを心から大切にできる愛情深い方で、今まさに、運気も上がり始めていますよ。

第5位:永瀬廉

 特に目が魅力的な永瀬さん。瞳の奥に知性や鋭い洞察力が感じられ、勢いや実行力があって、とても個性的でミステリアスな魅力をお持ちの方だとお見受けいたしました。非常に好奇心が旺盛で、何事にも興味を持っているのですが、あまり感情を表情に出さないまま行動したり、1人で突っ走ってしまうことも。

 眉からは、物事をやり通す信念や粘り強さが見えます。しかし、自分の意見を曲げることがなく、周りとの調和を図るというよりも、自己演出をして魅せるタイプのよう。まだまだ奥に秘めた精神力や素晴らしいパワー、信念や感性もありますので、その魅力が見えていくといいですね。今後は、前髪を分けるなどして額を出し、「気」の流れを変えるといいでしょう。ますます運気が上がりますよ。

岡井浄幸(おかい・じょうこう)
共立女子大学家政学部食物学科卒業後、明治乳業中央研究所、財団法人国際科学振興財団などを経て、2006年より「嘉祥流観相学会」導主である藤木相元氏に師事し、修行開始。07年には、高野山真言宗にて得度。現在、一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事・大導師として、観相学、姓名学、開運脳メイクのアドバイス、およびアドバイザーを養成中。企業などでの講演、テレビ、ラジオ等にゲスト出演等を行う。

『おちょやん』灯子は非常に「したたか」!? 実在の九重京子“目線”で見る、史実の不倫妊娠劇

現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、夫の天海一平も劇作家の渋谷天外が元となっています。そんなドラマの登場人物の“本当の話”を、『あたらしい「源氏物語」の教科書』(イースト・プレス)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏が解説!

灯子こと九重京子から見た不倫劇

 一平・千代夫妻の離婚によって、ますます大変なことになってしまった『おちょやん』。前回までは千代のモデル、浪花千栄子の目線から、天海一平こと渋谷天外の不倫騒動を見てきましたが、今回は浪花から渋谷を奪った側、つまり問題の新人女優・朝比奈灯子(実在の女優・九重京子がモデル)の側から見た不倫劇の物語です。

 「松竹新喜劇」の看板俳優にして脚本家。舞台がハネれば酒、バクチ、女……千代いわく「男をおかしくする」3つの要素すべてに耽溺する生活を送っていたのが、渋谷天外でした。

 妻・浪花千栄子は、「役者の女房」として、耐える一方の日々だったと主張していますが、渋谷は晩年、主治医だった松本謙二医師に「気の強い女だけは絶対やめときなはれ、後でもめる(=揉める)」と、妻選びのアドバイスをしています。

 これは浪花千栄子への当てつけですね。それでは浪花の次に渋谷の妻となった九重京子にとって、渋谷と浪花の夫婦はどう見えていたのでしょう?

 その話の前に、九重京子こと、渋谷喜久恵の人生を振り返ってみることにします。

 喜久恵は大正10年10月1日、大阪市生まれ。母の仕事は産婆で、意中の男性との結婚を反対されたので、相手の子供だけ妊娠して、それでサヨナラするという、当時としてはなかなか大胆な選択をした女性だったそうです。そしてこの時に生まれ、シングルマザーの家庭で育ったのが、喜久恵でした。

 小学校卒業後の喜久恵は、名門・宝塚音楽歌劇学校に入ることになりました。しかし、大阪市内の自宅からは通うのに遠すぎるという理由で、宝塚を退学、大阪松竹歌劇団(OSK)で学び直すことになります。

 OSKも宝塚と同じように女性だけの劇団で、当時は「洋舞のOSK、日舞の宝塚」などと並び称されていたそうです。戦後の宝塚にはヨーロッパを舞台にした『ベルばら』などの作品で大人気を得たイメージがありますから、「日舞の宝塚」という戦前の評価は興味深いものです。

 そしてOSKの男役女優としてデビューしたときの芸名が、九重京子です。昭和22年にOSKを退団した後も松竹芸能に所属し続けたので、芸名はそのままでした。

 大阪だけでなく、東京でも歌謡ショーの舞台をこなしたそうで、若き日の森光子とも共演したそうです。森光子の歌といえば……、晩年の彼女が、かぼそい声、少々あやしい音程、うつろな瞳で歌っていたのを思い出す読者もいるかもしれません。本当に歌手でもあった頃の森光子を知るのが、九重京子だったという話です。

 少々脱線しましたが、渋谷天外と九重が出会ったのは偶然でした。OSKのキャリアの延長では九重の将来は行き詰まったと見た松竹芸能社長の意向で、新しい路線が模索され、松竹新喜劇の仕事が彼女に割り振られたようです。

 ドラマでは九重をモデルにした朝比奈灯子(小西はるさん)は、最初から松竹新喜劇の大ファンでしたが、史実の九重は新喜劇女優になることがイヤだったようで、社長から今後の方針と渋谷を紹介されたときも、ほとんど上の空でした。

 後に夫となる渋谷天外の第一印象も、「着物、袴で薄汚れた人」というだけでした。実際、渋谷天外は風呂嫌いで有名で、入浴は1カ月に数回程度だったそうです。

 それでも九重の入団は決まりました。そしてOSK出身の“お嬢様女優”の九重を、新喜劇のメンバーたち(とくに男性陣)は大歓迎です。ある男性メンバーは、「(九重は)やせ型で、きれいで、はっきり言って、僕ら好きだったですね。お酒も強かった」などと当時を振り返っています。

 本人も新喜劇の舞台をこなすほどに、渋谷天外の舞台に立つ喜びを感じるようになり、「入団して一年、なんとか皆さんについていけるようになり」、渋谷たち幹部俳優から、「食事にも連れて」いってもらうことが増え、劇団生活を楽しみはじめます。渋谷に意識されたのもこの頃でしょう。

 渋谷は、こういうセリフで九重を口説いたそうです。

「今の僕は仕事をしたい。本を書きたい。そして家庭というやすらぎの場を持ちたい。今の女房(=浪花千栄子)は、とても僕には荷重なんや」(九重の回想録『思い出の記』、『渋谷天外伝』内)

 妻が女優だと、脚本家として良い本を書くのに支障が出るという理屈はおかしいですし、論理的でもありません。

 しかし、前回のコラムでもお話したように、浪花千栄子は、実際は松竹新喜劇にお客を呼べる劇団のスター女優として君臨していながらも、渋谷から与えられる役に対する不満を隠そうともしていません。浪花の自伝『水のように』でも、そして週刊誌や新聞での彼女のコラムでも、渋谷の妻として過ごしていた浪花が、劇団内でいかに低く扱われたかに対し、不満を垂れ流しつづけています。

 渋谷の心が、浪花から完全に離れてしまったのは、「女優としてさらに輝きたい!」という浪花の向上心、悪く言えば野心が、脚本家としての渋谷には重荷であった。そして、そんな女優を妻として持つことに、夫として疲れはててしまったというのが本当の原因だと思われます。

 ちなみに渋谷が晩年、体調を崩して入院していた頃の言葉に次のようなものがあります。

「気の強い女だけは絶対やめときなはれ、後でもめる」

 絶対に浪花のことを指している一方、彼女の「気の強さ」が、渋谷の家庭生活から「やすらぎ」を奪っていたのでしょう。

 九重は、渋谷との関係を持つ前の気持ちとして、こういう証言もしています。

「浪花さんとは子供さんも出来なかったし、女優さんでは十分な家庭生活を味わえなかったらしい。私は、この人(渋谷)にもっと良い仕事をしてもらいたいと思った。暮れも押し詰まったある日、皆さんと食事しての帰り、『僕のために女優をやめてくれないか』と言われた。一瞬どきりとしたが、『よろしおまっせ』と言ってしまった。『ほんまやな、おおきに』と喜んでくれた」

 2人がさらに抜き差しならない関係になったのは、こんな出来事があったからだそうです。

「(ある)雨の降る夜、我が家で(九重が一人で)食事をしていたら、雨にぬれて玄関に(渋谷が)立っているので、驚いて中に入れた(略)。『もう家には帰らへんで、ここに置いてや』と(渋谷は)言った。それからは、毎日の楽屋の出入りは別々にしたりしていたが、私に子供が出来たので、舞台をやめることにした」

 九重は、渋谷に従順で、流されるままのように見えます。浪花は当初、離婚に難色を示してしましたが、渋谷は離婚を断行。一方、離婚しているのに九重とは約8年間も事実婚を続け、その間に彼女は渋谷の子を二人も生んでいますが、そんな扱いにも九重は耐えました。しかし……彼女は従順なようでいて、非常に「したたか」なんですね。

 たとえば、渋谷の浮気を「役者の女房」として認める一方、「金でなんとかなるプロの女性以外に手をださないで」「子供はヨソで作らないで」の2点は絶対に守るように渋谷に約束させることは忘れませんでした。九重は、男性操縦にかけて、浪花の比ではないくらいに達者だったことがわかります。

 看板女優だった浪花千栄子が去った後の松竹新喜劇は、一時的に低迷しますが、すぐに多くの新人スター女優を輩出。セールス面で大きな成長を遂げ、渋谷の財力は豪邸をポンと買えるまでになります。そして、浪花という長年の妻を捨てたことに対する世間の関心が低くなったと判断した約8年後、渋谷は九重と正式に結婚しています。

 こうして九重は名実ともに二代目・渋谷天外夫人、渋谷喜久恵として豪邸に君臨する存在となったのでした。

 「女優」としては浪花に負けた喜久恵夫人ですが、「女」としては浪花に勝ったといえるかもしれません。いや、「健気な女」の役を長年、演じつづけるだけの胆力を備えた喜久恵夫人、女優としても相当にすごかったのではないか、と思ってしまう逸話の数々でした。

フリマアプリあるある【ケース1】:「沈黙は金なり」値下げ交渉のコメントをスルーされた! 35万のネックレスを提示額で焦って購入

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

「もういいでしょう、助さん、格さん。ジュエリーは十分に集まりましたよ。このへんで容赦してやろうじゃありませんか」

 100万円のネックレスを印籠のように見せつけながら、ご老公のように微笑む千葉N子……。そう、そのはずだったのです。もうジュエリーは買わないと心に決めた……決めたはずだったのです……が!!!!

 フリマアプリで売られていた、愛してやまないジュエリーブランド「アベリ」さんの「レーザーホールダイヤモンドネックレス」。そのアイテムを見た瞬間、私の脳は「全力ゥゥゥゥゥ!!!! ギュパーーーー―――!!!!!!」と叫び、口から光線が出そうなほどに興奮してしまいました。

 それは、定価45万6,500円のネックレス。それがフリマ価格35万円。なんと驚き、10万円オフ!! 10万円オフっつーたって、35万円という大金を払うことになるのですが、千葉N子という女は「割引」とか「セール」という言葉に異常に弱い女なんですよ……。あああん、10万円もお得になるならネックレスが欲ぢいよお!!!! 一度、「これが欲しい」と思うと、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』(2001年)の坊のように、「うわぁーーーん!!」と泣き叫びたくなってしまう千葉N子。ネックレスが片時も頭から離れず、悶々とした日々が始まりました。すぐに買いたいんだけど、カード枠が復活してないから買えないのよ……ぐすん。

 そうこうしているうちに、1カ月、2カ月と過ぎ、燃え盛るような情熱もすっかり落ち着いていきました。なーんだ、あたしの物欲も物理的に押さえつけられると静まるもんなのねえ♪ なんて思っていたのです。しかし、フリマアプリはそんな女たちの購買欲を鎮火させまいとするのか、新たな手を打ってきました。

 なななんと、ラクマが7%オフクーポンを配り始めたのです。7%ですよ、7%! かつて5%オフのクーポンは何度も配ってきたラクマですが、ここにきてさらにガツンと値引き。ラクマの出品手数料が6%なので、7%も値引いちゃったら赤字なんじゃないかと心配になっちゃうほどですが、消費者からすれば、夢のような話です。購買欲の炎にガソリンがガンガン投入され、私はすぐさまラクマを訪れ、割引価格を確認してみました。7%オフクーポンを使うと、2万4,500円引きの32万5,500円。うううん、もうちょっとで使用可能なカード枠に値段が届くうううう!

 しかし、商品情報には「こちらはこれ以上値下げしません」ときっぱり書かれています。うーん……このネックレスがラクマに出品されて早2カ月。さすがに2カ月もコメント1つつかなかったら、「ちょっと割引してもいいかな?」と出品者さんも思うのではないかしら……? そう思った私は、出品者さんのほかの出品物を見てみることに。すると、「値下げ不可」のものに、私と同じことを考えた人が値下げ交渉をしているのを発見しました。そして、その商品は確かにちょっぴり値下げされて取引されていました。それみたことか! きっとこのネックレスも安くなるに違いない!

 これに勇気を得た私は、ライバルを刺激しないように、件のネックレス以外の出品物にコメントをして、値下げをお願いしてみることにしました。ところが……。待てど暮らせど、返信来ず……。コメントしたら出品者さんに通知が行くはずなのですが、一向にコメントはつきません。ぐむむむむ……。そのうち、私はだんだん不安になってきました。もしかして、出品者さんは私のコメントに不快な気持ちになったのではあるまいか……。それで、無視している……? 怖くなって、出品者さんのプロフィールページを見に行くと、そこにはこんなことが書かれていました。

「コメントにて、過度の値引き要求される方は非常識と判断し、ブロックする事もあります」

 ぬぬぬぬ、ぬあんだって~~~~~!?!?!? もはや、割引で購入させてもらうどころか、ブロックされて購入する権利さえ奪われてしまうのではあるまいか……! そう震え上がった私は、その勢いでそのまんまネックレスの購入ボタンをポチっと押してしまいました。うおおおおお、またなんにも考えずにポチっちゃった~~~~~!!!!!!

 こうなったら、もう何が何でも買うしかありません。私は今月支払う予定だったカード払いの金を全部分割払いに変更し、かき集めたお金で銀行振り込みをしてなんとか急場をしのぎました……ゼイゼイ。

 それにしても、「沈黙は金なり」とは言いますが、黙っているだけで購入を考えている人が右往左往し、提示されたままの額で購入する、というのは“フリマアプリあるある”なのではないかと思いました。値下げコメントをする=買いたいと思うほど気になっている、ということなので、出品者さんから返事がなかなか来ないと「ええい、購入してしまおう!!」と焦る効果が生まれると思うんですよね。

 ちなみに、ネックレスの出品者さんからは購入直後、速攻で返事が届き、「ご購入ありがとうございました。発送までしばしお待ちください」ととても冷静なコメントが返ってきました。ぐむむ、お主、やはり私の値下げ交渉コメントをわざとスルーしたのだな……!? と眉を潜めた私ですが、購入させてもらえなかったら元も子もないので、「ありがとうございます!!!!」と返信したのでした。

■今回の出費
(ラクマにて)
アベリ「レーザーホールダイヤモンドネックレス」32万5,500円

「ママ友いらない」コミュ障ママが、幼稚園の委員に! 強制LINE交換に衝撃も……トラブルを乗り越えられたワケ

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 小学校や幼稚園で保護者会が開かれ、PTAの委員決めが行われる4月になると、SNSでは、委員に選ばれたというママの不安や葛藤を目にすることがある。そんな中、“コミュ障ママ”というような言葉で、ママ友付き合いのつらさをつぶやいているアカウントも目立つ。今回は、ママ友付き合いが大の苦手だという女性が、どのように克服したのかを紹介する。

子どもの園行事が苦痛で堪らない“コミュ障ママ”

 沙也加さん(37歳・仮名)は、都内にある幼稚園に6歳になる息子を通わせていた。

「うちの子は、早生まれでほかの子よりも体が小さかったんです。男の子だったので、周りのやんちゃな子にいじめられたらどうしようというのもあって、年少からの入園ではなく、年中からの2年保育にしました」

 沙也加さんは、アニメの専門学校に通うために上京し、その後、デザイン会社に就職。30歳で結婚して息子を出産した。

「妊娠をきっかけに、夫と中古の建売住宅を購入したんです。その時は、ここにずっと住むということを、そんなに深く考えていなかったのですが、子どもができた時に意識が変わりました。そして、近隣の人との関係を築かなくてはいけないこと、特にママ友付き合いをしなければならないと思うと、それを重荷に感じるようになったんです」

 沙也加さんは、子どもの園行事が苦痛で堪らなかったという。

「私って、いわゆる“コミュ障”なんです。ママ友と話していると、『今の私の話、おかしいと思われていないかな』とか不安になりますね。ママ友からランチに誘われても、『たまたま私がそこにいたから誘っただけで、本当は誘いたくないのかも』って、相手の様子がすごく気になっちゃうんです。昨年は、コロナ禍で親子遠足が中止になったので、思わずほっとしました」

 しかし、幼稚園では、避けていた委員に選ばれてしまったそうだ。

「うちの園は、4月に役員決めをするんです。私は年中からの入園だったので、その年は免除されました。年長でも選ばれないと思っていたのですが、一度役員をやった人や、下の子がいる人、親の介護が必要な人などを排除していったら、かなり人数が絞られて、抽選で卒園対策委員に選ばれてしまったんです」

 卒園対策委員は、主に卒園アルバムの作成や、卒園式の準備、卒園生や先生の贈り物などを手配する役割を担う。委員同士の連携が必要な役だといえる。

「いつも保護者会が終わった後、園庭で遊びたがる息子を連れて、すぐに帰っていました。周りのママからも浮いていたと思います。なので、ほかのママからの『お前が卒対やるのか』っていう雰囲気も感じました……」

 しかし、不安げな沙也加さんに声をかけてくれた女性がいたという。

「彼女はMさんといって、以前は保育士だったようです。うちの幼稚園は2クラスあり、持ち上がり制だったので、一度も同じクラスになったことがない女の子のママでした。下の子が生まれたばかりなのに、自分から副会長に立候補したらしくて、抱っこ紐で赤ちゃんを連れて、保護者会にやって来ていました。彼女は『なにか困ったことがあったら連絡して』と言ってくれたんです」

 年中での1年間は、ほかのママとの付き合いがなかったという沙也加さん。しかし、委員決め後は、会長や副会長とも強制的にLINEを交換させられたという。

「本当はIDを交換したくなかったんです。でも会長が、『はい、QRコードを表示させて机の上に置いて』と指示をしてきて、ほかの委員のママも、次々に私を追加していきました。手際の良さにびっくりしましたね」

 確かに現在では、LINEのグループチャットがないと、幼稚園や小学校の委員活動もしづらいといえる。こうして、グループチャットでほかのママとの交流が始まったそうだ。

「同じクラスのママとのグループ、PTAのグループ、卒対のグループといくつものグループチャットに参加することになりました。私は自分からメッセージを送ることが少ないので、頻繁なやりとりに驚きましたね。毎日、夕食などが落ち着いた時間になると、グループチャットでメッセージが飛び交うので、いつしか通知を切るようになったんです」

 人付き合いが苦手な沙也加さんは、委員の集まりがあると気が重くなったという。

「保護者会では、一人ずつ自己紹介をする時間があるのですが、私は息子の名前と、よろしくお願いしますくらいしか言わなかったんです。でも委員会だと、毎回みんなと話さなければならないので、それがとても苦痛でした。雑談でドラマや俳優の話が出てきても、私はテレビをあまり見ないし、興味が持てないんです。会社員時代は、仕事さえできればそれでOK、同僚付き合いをしなくても良い雰囲気だったのに、やっぱりママ友付き合いは疲れてしまいます」

 沙也加さんは、ママ友付き合いのつらさをSNSで発信していた。しかし、それが一部のママに気づかれたという。

「ママ友から、『絵が得意なんだって? 』と聞かれた流れで、SNSをやっているのか聞かれたんです。もちろんSNS上で本名は明かしていなかったのですが、見つけられてしまいました。私は自分のことを“コミュ障”だと思っているので、その悩みを投稿していたのですが、ママ友から暗に『甘えているんじゃないの』と言われたんです」

 落ち込んでいると、Mさんからメッセージが届いたという。

「『悪口と思う人がいるから、幼稚園でのことはネットには書かないほうがいいよ』って書いてありました。Mさんは、幼稚園で会った時に『小学校になると、ママ友付き合いがもっと広がるよ。『この人とは合いそう』と思う人に、自分から挨拶したり話しかけたりしたほうが親しくなれる』とアドバイスもくれてMさんは保育士だったので、私のようなママ友付き合いが苦手な保護者の気持ちもわかるみたいでした」

 また、Mさんからは、グループチャットのメッセージには、短くてもいいから返信をしたほうがいいと、助言を受けたそうだ。

「『返信しないと、次に会い時に気まずくなって、さらにママと距離ができちゃ』と。それから、グループチャットでもきちんと返信をするようにしました。そこでのやりとりから、卒園準備では私の得意分野の仕事を振ってもらえることに。手先が器用なので、フラワーレイや園児が卒園式で付ける手作りのコサージュ作ったり、本職を生かしてアルバムのデザインも担当しました」

 そう語る沙也加さん。どれもママたちの間で評判を得たという。

「初めはウザいと思っていたグループチャットでしたが、ママから『コサージュ可愛い』とメッセージが来たり、『ありがとう』といわれたのでやって良かったと思いました」

 初めは憂鬱に感じた委員活動だったが、やりとげた達成感があった。

「Mさんに、『ほかママたちも、決してママ友付き合いが得意じゃないよ』と言われて、確かにそうかもしれないなと。この経験を生かして、小学校でのママ友付き合いをやっていこうと思います」

 面倒に思えるママ友付き合いも、振り返れば子育ての期間の一瞬なのかもしれない。できるならば、気持ちを切り替えて前向きに取り組みたいものだ。