世界のトップアイドル・BTSがNFT(非代替性トークン)市場に参入するという話題が報じられた。この報せに対しファンたちが反応しているが、「それっていったいどういうこと?」という疑問も少なくない。
日刊サイゾー編集部の取材に応えた20~30代の女性ファンたちは、「え? 新しいグループか何かですか?」「横文字のニュースにまったくついていけない」というような声が続々と挙がっている…
世界のトップアイドル・BTSがNFT(非代替性トークン)市場に参入するという話題が報じられた。この報せに対しファンたちが反応しているが、「それっていったいどういうこと?」という疑問も少なくない。
日刊サイゾー編集部の取材に応えた20~30代の女性ファンたちは、「え? 新しいグループか何かですか?」「横文字のニュースにまったくついていけない」というような声が続々と挙がっている…
世界のトップアイドル・BTSがNFT(非代替性トークン)市場に参入するという話題が報じられた。この報せに対しファンたちが反応しているが、「それっていったいどういうこと?」という疑問も少なくない。
日刊サイゾー編集部の取材に応えた20~30代の女性ファンたちは、「え? 新しいグループか何かですか?」「横文字のニュースにまったくついていけない」というような声が続々と挙がっている…
世の中にはたくさんの映画があるが、その中でも純粋に「面白い」と思えるエンターテインメントこそがいちばん難しいと、個人的には思う。高尚なメッセージを掲げたり、現実で生きる勇気がもらえるテーマがあったり、ゆったりと浸りたくなる文芸的な映画などももちろん良いが、映画は元々は「見せ物」である娯楽。作り手がそこに全力をささげた映画を、観たくはないだろうか。
ここで紹介する、2021年…
AAAのメンバーとして知られ、個人としてはラッパー、シンガーソングライター、トラックメイカー、音楽プロデューサーとして知られるSKY-HI。彼の主催するマネジメント/レーベルBMSGがボーイズグループオーディション「THE FIRST」を開催し、その様子は動画配信サービスHuluや情報番組スッキリで密着。視聴者をスリリングに巻き込む展開を経て最終的な合格者7人で編成されたダンス&ボーカルユ…
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
嗚呼、あたしって女は何でこうなんだろう。物欲の化身よ……どこまでいっても止まらない負のループ……。愛してやまないジュエリーブランド「AbHeri(アベリ)」の90万円のバングルを諦めて、「浮いた金でピアス買ってやるうううう!!!!」と思い、50万円近く爆買いしてはたと気づいたの。もしも、もしもよ……、バングルを諦めていなかったら、あたい、ピアスにここまでお金を使っていなかったんじゃない? って。
あああああ、そう考えちゃうともう止まらないのよ!!!! あたし、なんで我慢してるの!? カイジに出てくる班長だって言ってたじゃない!! 「カイジ君は欲望の発散の仕方がヘタだ」って!! 本当は90万円のバングルが欲しいのに、買えないから10万、20万のこまごましたピアスを買って物欲を抑えようったって、そうはいかんのよ!!!! このままじゃ、あたい……あたいはバングル欲しいババアとなって寝ても覚めても「ううう、バングルゥ、バングルゥ」と言ってそうよ。
なぜ私がこんなにもバングルを欲しがっているのかというと、「優待期間」が関係しているから。あらためて説明すると、アベリでは購入金額別に優待特典があり、私は去年大物のチェーンリングを2個も買ったから購入金額が100万円を超え、「1年間15%オフ」の優待が使えることになっているの。
ちゅーことは、ちゅーことはよ。リボ払いで月々2万円ずつ支払ったとしても、手数料込みで定価の5万円ほど高くなるだけでバングルをゲットできるわけなのよ!!!! お金に余裕があればもちろん繰り上げ返済するし、そうしたら、90万円以内で買えるかもしれない。ね、すごくお得だと思わない!?!?!?!?!?!?
うううむ、考えれば考えるほど、購入するべきであるような気がする。月々2万円……。そりゃ2万円は大金だけど、ちょーっとご飯を節約して、洋服を1枚買わなければ……。きえええええええええええ!!!!!!!!!! 私はぶるぶる震えながらステディに意見を乞うか迷いました。バングルのことは、以前にも相談しているんですよ。そのときのステディの答えは、「いらないんじゃないかなあ」。
そう、ジュエリーに一切興味がないステディにとっては、90万円も散財するなんてアホにしか思えないのです。
Twitterでフォロワーに助けを求めれば、「ステディを泣かせないで!!」の声が。ぐううう……。あたしゃ頭が痛いよお。心がはちきれそうだよお……!!!!
その後、私はアベリのカスタマーサービスにLINEで連絡しました。別に、何がしたかったわけでもないのです。ただ、担当の人とお話ししたかったの……。
すると、担当者さんはいつものように「千葉さん、いつもお世話になっております!」と優しく接してくれました。はうあああ……、お店の人っていいよねえ……。あたいに「買うな!」「買うな!」と叱責する人は一人もいない。“セールストーク”で気持ちよく買い物させてくれる。お店の人にしてみれば、そりゃ商売なんだから、商品を売ることが仕事なんだけどさ。
結局、私はお店の人と話しているうちに「決済ページを作っておきますね」と言われ、通話を終えました。決済ページを作ってもらって買わないなんて、そりゃ無理ってもんよねえ……。へへ、あたしゃどうしようもない女だよ……。
■今回の出費
AbHeri「ダイヤのバングル」90万2,000円(15%オフで76万6,700円)
いい運勢も悪い運勢も、すべては「顔」に表れている!? 顔立ちや表情から性格、気質、才能を見抜く「観相学」を用いた占いを行う岡井浄幸氏に、今ノリにノッている芸能人の運勢を徹底鑑定してもらいました!
11月12日にいよいよデビューを果たす、なにわ男子。グループとしての活躍はもちろん、デビュー後に個人としても輝けそうなメンバー、一体は誰なのでしょうか? そこで今回は、岡井先生に「今後の活躍が期待できるなにわ男子メンバー」を、ランキング形式で発表してもらいました!
デビューを目前に、メンバーみんなの顔が輝いているのですが、中でも一番落ち着きがあり、頼りになる安定感のあるお顔をしているのが、西畑さんです。
輪郭から見ても、いざという時に頼れるリーダータイプで、何事にも全力を尽くし、成果を上げられると思います。特に感性が鋭いので、俳優としても、さらに大きな活躍をされるでしょう。また鼻の形からは、聡明で度胸があり、柔軟な考え方や対応力もあることがうかがえます。メンバーに慕われるだけでなく、目上の方からも引き立てられる人徳をお持ちですね。
第一印象はとてもかわいらしく見える西畑さんですが、実は度胸があってしっかりしている人。聡明さをあまり強調することなく、オンとオフをうまくコントロールしながら自然に振る舞えるところに、運命の強さを感じます。
道枝さんのお顔は、母性本能をくすぐるかわいらしさが見える半面、非常にクールな印象も持ち合わせており、相反する不思議な魅力をお持ちです。唇の厚みや大きさ、口角からは、愛情豊かで心が広く、多くの人々に幸せを与えたいと思う情熱と、たくさんのファンから寄せられる愛情を安定的に受け入れる人気運も見て取れます。
また、目の形や瞳の輝きからは、ピュアで感性豊かな印象を与えますが、本来は直観力が鋭く理屈っぽい面もあり、論理的に見抜いていく洞察力も持っているよう。
今後、ますます多方面に成果を上げられる息の長い実力をお持ちなので、ヘアスタイルの分け目を変えて感性を磨くと、さらなる飛躍を遂げるでしょう。
長尾さんのお顔から見えてくる特徴は、パーツの一つひとつがしっかりと大きいこと。大らかな性格で、いつもマイペースで何事もポジティブに考えることのできる、明るく素敵な方ですね。
顔の中でも特に目立つ鼻の形は、健康やお金に関することが見えるのですが、長尾さんは肉づきよく真っ直ぐに通っていて、ツヤもあり、とてもいいと思います。元気で活力があるので生涯健康運に恵まれ、将来は金運財運もアップするでしょう。
また、広く大きい口などからは、サービス精神旺盛なことがうかがえます。常に多くの人を笑顔にしたいと思う気持ちが強いので、トークする側には向いていると思いますが、今後は人の意見にも耳を傾ければ、運気はさらに好転しますよ。
藤原さんは額の形から、頭がいいと思われます。いつも明るくエネルギッシュに活動する、とても愛情豊かな優しい方でもありますね。ご自身の考えや意見をしっかりと主張することもできますが、それ以上に、人の意見や悩みに耳を傾けて、親身になれる真の大らかさをお持ちでしょう。裏表がないので、メンバーからもとても頼りにされているはずです。
ところが、ご自身はこれまでの人生において、紆余曲折があったということが、鼻や唇から見えます。意外と自我が強く、自分本位で協調性に欠けていた部分があり、今まで自分の中でさまざまな葛藤があったはず。ただ、眉や唇の形の変化を拝見しますと、ちょうど年齢的に、ここから運気が好転し始めるものと思います。
大橋さんはリーダーとしての要素が輪郭に表れていますね。アゴの形を見ても、活動的で万能型な上に、何事にも全力を尽くし、妥協することなく成果を上げていく意志の強さや粘り強さを誰よりも持っている努力家だとわかります。
頭脳明晰で芸術的な才能にも恵まれており、世話好きで明るく、人の良さも存分に発揮されているので、ここまで活躍できていると思います。しかし、今は少し無理をしている部分があるようです。
眉からは、現在の運気や心の状態が見えるのですが、リーダーとしての気遣いや立場を優先して、本来持っている実力や自分の個性が発揮できないもどかしさが見えます。鼻の肉づきなどからも、スタミナ不足を感じますので、デビュー後に“電池切れ”とならないよう気を付けてください。
大西さんは、メンバーの中でも一段と大きな瞳が目立つ方で、視野も広く、感性豊かな社交性のある人です。他人の立場に立って物事を考えられるため、多くの人に慕われるところは、唇や口角の形からも見てとれます。
濃く太い眉からは、筋の通った信念と粘り強さで何事もやりぬく行動力や、実行力があるとわかるのですが、彼の場合はかなり個性が強く持論を曲げないので、「融通が利かない」と捉えられてしまいそう。協調性を重んじるよりも、単独行動に走りやすい傾向があるようです。
耳の形から、情報通で情報収集力の大きさも見えますので、自身の個性的な能力を生かしていくためにその能力を使うと、素晴らしい運気が巡ってくると思います。
高橋さんの特徴は、大きな耳と厚みのある大きめの唇。知性が豊かで行動力があり、個性的ながら信頼される人柄です。
唇の大きさからは、愛情の深さや温かさに加えて、とても情熱的な方であることもうかがえます。仲間を大切にする素晴らしいところがある半面、情にほだされて、自分にも他人にも甘くなりがちな一面もあるので、気をつけたいところ。また、目や鼻の形からは、感性を優先しがちで負けず嫌い、協調性に欠ける自分本位な部分が見えます。
一方で、口角の形には多くのファンを大切に思う、素直な気持ちが強く表れています。鼻をマッサージすると、運気が好転するでしょう。
岡井浄幸(おかい・じょうこう)
共立女子大学家政学部食物学科卒業後、明治乳業中央研究所、財団法人国際科学振興財団などを経て、2006年より「嘉祥流観相学会」導主である藤木相元氏に師事し、修行開始。07年には、高野山真言宗にて得度。現在、一般社団法人「嘉祥流観相学会」代表理事・大導師として、観相学、姓名学、開運脳メイクのアドバイス、およびアドバイザーを養成中。企業などでの講演、テレビ、ラジオ等にゲスト出演等を行う。
今年8月、BPO(放送倫理・番組向上機構)が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議対象にすると発表した。つまり、稲川淳二や片岡鶴太郎→ダチョウ倶楽部→出川哲朗といった系譜で受け継がれてきたテレビバラエティのリアクション芸に、「待った」がかけられた格好だ。
とはいえ、テレビの中の痛みにはいろいろな種類がある。ビンタやザリガニもあれば、熱湯風呂だってそうかもしれ…
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
前回、「予算3万円」と心に決め、仙台PARCOで買い物をした模様をお伝えしましたが、まだ続きがあったんですよ……へへ。
買い物狂いの私が2万6,950円のシャツで終わるわけがない!! ね、そう思うでしょ? いや、本当にそのときは「もう今日の買い物は終わりよ!」と思っていたんです。しかし……。
「Spick&Span(スピックアンドスパン)」で買った1万9,800円のカーディガンの返品が終わり、親友・S子に連絡すると、彼女は「1階のバッグ屋さんにいるよー」と言ってきました。それで店内を覗いたのですが見つからず。
そんなわけで、ちょっと「JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)」でも見に行くか、とそう思ったんですね。お店に入ると、店員さんがニコニコしながら近づいてきて、「どんなものをお探しですか?」と言うので、「このシャツに合う服が欲しいんです……」と言いながら、シャツを取り出す私。
店員さんは「着やすそうなシャツですね!」と言ってくれたものの、「今売っている真冬用のカーディガンは暑そうで……。もっと薄手のカーディガンを探しているんです」と言うと、ウーンと頭を悩ませました。そうなんだよね……。もうこの季節だと、ウールが入っていないカーディガンなんてないよね……。
とりあえず、店員さんには「ちょっとほかも見てみます」と言って売り場を離れた私は、私はブラウン系の羽織を探してウロウロすることに。すると……。
シャツに合わせる服を探していなはずなのに、まったく関係のない、ニュアンスカラーの可愛いワンピースを発見してしまいました! あいやーーー!! ノーマークの商品だったのに、気になるゥ!!!! 可愛い、可愛いよお……。ちょっと着てみるだけならいいかなあ。どうせウール素材でチクチクするのがオチだと思うし……。
と・こ・ろ・が!!!! その服は全然チクチクせず、気持ちいい肌触りでした。
いい! しかも値段が可愛い!! めっちゃ欲しい!!!! しかしね、しかし……。あたしゃあ、ワンピースを今期だけで3着も買っているんですよ。去年買って愛用していたワンピースもあるし。うーん、ワンピースかあ……。
結局、またもや踏み切れず、S子と合流することに。彼女は「NOJESS(ノジェス)」というアクセサリーショップで店員さんと話しているところでした。聞くと、ウィンターコレクションのリングが気になっているとのこと。その額、およそ2万8,000円。このリングの違うバージョンも持っていたので、それに合わせたいということでした。
しかし、お値段は3万円。S子はクレジットカードのボーナス払いで購入したところで、果たして未来の自分が払っていけるのかと悩み中。ちなみに店員のお姉さんはすごくテンションが高い人で、「とってもお似合いです!!」とゴリゴリに押しています。
ああ、わかる、わかるよ……。ジュエリーババアの私にはわかる。アクセサリーを購入するときって、服を買うのとはまた違った高揚感があるんだよねえ。もちろんわかるとも……。
結局、S子は「やっぱり欲しい!!」と言って、そのリングを購入することに。彼女はすでにトレーナーとニットも買っていたので、合計6万円弱の出費……!! その時です。私の中のインナーチャイルドが騒ぎ始めました。
S子があんなに豪気な買い物をしているのに、あんたはなによ! そんなシャツたった1枚を買いに仙台まで来たわけ!? もっとパーっとお金使いなさいよ!! え? 11万4,000円のピアスの支払いもあるから躊躇してるだって? そんなのどーだっていいわよ!!!! さっさとリボれ、リボれ~~~~~!!!!!!!!!!
ああ、あんなにもリボ払いはもうやめようと思っていたのに、目の前であっさり支払えない額の商品を購入しようとしている人を見ると、気持ちが揺らいじゃう……!!!! ええい、ワンピース、買ってやらあああああ!!!!!!!!!!
そんなわけで、S子に触発された私は“リボ払い地獄”を覚悟し、ワンピースもお買い上げっ!!!! はあはあ……、でもこうなってくると、最初に諦めたスピックアンドスパンの攻めたカーディガンも欲しくなっちゃう……。あれは5万600円だったから、返品したカーディガンも含めると……げげっ!! 私、今日だけで10万円近い買い物をしようとしてことになるわ!! ああん、でもでも一度突っ走った私を誰も止めることはできないの……!
■今回の出費
JOURNAL STANDARD「ストレッチエアリーパフワンピース」1万2,100円
(もしかしたら買う、Spick&Spanの「カーディガン」5万600円)
“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)
そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。
竹本多恵子さん(仮名・56)と姉の志津子さん(仮名・58)は、常に自分に注目してもらっていないと気が済まない母久江さん(仮名・80)に振り回されている。多恵子さんと姉は久江さんの悪意ある互いへの愚痴によってずっと関係が悪かったが、度重なる救急車騒ぎを経て姉妹の関係は一変した。
ケガの功名というか、姪の結婚式前日の“救急車事件”以来、多恵子さんと志津子さんは「同士」となった。それで母親に対する気持ちがずいぶん楽になったと笑う。
「どちらかが疲れたり、母と冷戦状態になったりすると、もう一人が対応するという分担ができるようになりました。姉とは母のことを『姫』と呼んでいます」
「“姫”がこんなこと言ってたよ」と姉と情報を共有すると、やはり母はどちらかのいないときに、もう一人の悪口を言っていたことがわかった。それも事実をうんと歪曲していたのだ。母親の操縦法も、姉と話しているうちにだんだん身についていった。
「どんなに具合が悪いと言っていても、口数が多いときは放っておいても大丈夫。それが、静かになってくると、そろそろご機嫌伺いをした方がいいかなとかわかるようになりました。心の中では『またいつものことだ』と思いながらも、心配の言葉をかけてあげるとご機嫌になります。まあわかりやすいと言えばそうですね」
自分が傷つかないようにうまく先回りするコツのようなものがわかってきたという。それでも、母のあまりの言いように堪忍袋の緒が切れることがある。先日も突然理不尽な言葉を浴びせられた。
「昔のことを持ち出して『あなたはあの時にこんなことを言ったじゃない』と罵声を浴びせられたので、『金輪際電話もかけてこないで』と電話を切りました。もう何十回目かの冷戦に突入です。今度はおいそれと折れるつもりはありません。少し頭を冷やしてくれないと」
それでもまた何もなかったように甘えた声で電話をしてくるのだろう。
「自分が窮地に立つとお金で解決しようとするので、たぶんお小遣いをあげるとか言ってくると思います」
話を聞いていると、久江さんの言動には認知症の兆候が見られるのではないかとも思える。
「姉ともそんな話をしたことがあるんですが、今になってそんな言動をするようになったのではなく、昔からそうだったよねということで一致しました。子どもの頃から突然怒りに火がついた母から何度泣かされたかわかりません。母の鬼のような形相やそのときの恐怖が今もフラッシュバックするくらいです」
長子である姉のほうが、久江さんから受けた心の傷が大きいようだと感じている。だから多恵子さんはときどき志津子さんを食事に誘って慰労することも忘れない。
姉や自分がグレなかったのは、真面目でやさしい父親の存在があったからだと思う。父親が定年退職後まもなく病気になって亡くなってしまったのも、母によるストレスのせいだと思っている。
「私たちへの防波堤になってくれていたんでしょう。昔から父は諦めたように笑って、『何か反論すれば10倍になって返ってくるからね』とつぶやいていましたが、その気持ちがよくわかります」
先日起きた地震で、多恵子さんは友人の言葉に感じ入った。友人は母親から「地震は大丈夫だった?」と電話をもらったというが、それが地震から数日後のことで、「年を取るとタイムラグも大きいね」と笑っていた。多恵子さんも一緒になって笑ったものの、また別の感慨があったという。
「普通の母親ならそうやって子どもを心配するんだなあとしみじみ感じました。うちの母ですか? もちろん地震があったら真っ先にこちらから電話しますよ。母は心配してもらうことしか頭にないですから」
娘二人にかしずかれる“姫”は幸せだ。多恵子さんは、ねぎらってもらうことがあるだろうか。
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