中学受験で変わってしまった中1の孫――「Fラン大」「低偏差値」発言にショック!

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 「空前の中学受験ブーム」と呼ばれる昨今。子どもに大きなメリットがあるからこそ、多くの人が参入するのだろうが、その裏には当然ながら、デメリットもある。

 よく言われるのは、「受験勉強が大変なため、子どもの負担が大きい」ということ。非受験組のクラスメイトが自由に遊んでいる中、小学校では習わない難しい問題を解くため、長時間勉強しなければならないのは、子どもにとって酷だという意見もある。加えてその成果がなかなか出ず、メンタル面が不安定になりやすいというのもよく指摘されることだ。

 また、中学受験は、とにもかくにも数字で判断されがち。毎週のように突き付けられる模試の結果や偏差値、志望校のランキングに振り回される世界であることは否定できない。もしかしたら、中学受験の一番のデメリットは、子どもが「塾屋さんが作ったにすぎない数字」の上下で物事を判断してしまうようになることなのかもしれない。

 中学1年生になった紗良ちゃん(仮名、以下同)の祖母・有美子さん(68歳)は、ため息混じりに、こう話し始めた。

「この夏休み、久しぶりに息子一家が来てくれたんです。コロナ禍の中学受験だったため、帰省を控えていたそうで、紗良に会うのは3年ぶり。本当に大きくなりましたね。それはうれしかったんですが、どうにも気になることがあって……」

 息子一家が帰省したその日は、有美子さんの娘の子ども――紗良ちゃんにとっては従妹にあたる小6の女の子・愛菜ちゃんも家に遊びに来ていたそうだ。夏休みと年末には、有美子さんの家に親戚が集い、ワイワイ騒ぐのが恒例行事で、年も近いせいか、紗良ちゃんと愛菜ちゃんは昔からとても仲が良かったという。しかし――。

「年頃で反抗期の可能性もありますが、どうも紗良の態度が良くないんです。なんというか、愛菜を下に見るというか、バカにしているというか……」

 愛菜ちゃんは、大学までエスカレーターの私立小学校に通っている。中高、大学と高偏差値校ではないものの、ファンが多い伝統校。愛菜ちゃんの両親がその校風に惹かれ、進学先に選んだそうだ。一方、紗良ちゃんは公立小学校からの中学受験組。御三家クラスではないものの、大学進学実績を誇る人気進学校に通学している。

「紗良が何かにつけて、愛菜の学校を見下すんですよ。『あ~、Fラン大付属(偏差値の低い大学という意味で使用されるネットスラング)だからね』とか『低偏差値の友達ばっかでかわいそう』とか……。昔の紗良は、本当に思いやりのある優しい子だったのに、中学受験で変な価値観がついてしまったんですかね」と有美子さんは心配顔だ。

 有美子さんはその都度、「愛菜ちゃんの学校もいい学校」「紗良ちゃん、そういう言い方はどうかしら?」というふうに、やんわりと注意をしたらしいのだが、まったく響く様子がなかったそうだ。

「もっと厳しく言えればいいんでしょうが、横にいたお嫁さんに遠慮があって、ストレートには言えないんですよ。それとなく息子に伝えたのですが、『(愛菜の学校の)レベルが低いのは事実じゃん?』と言う始末で、本をただせば、私の育て方が悪かったのか? とも思って、なんかモヤモヤしたんですよね……。幸い、その場に娘はいなかったので、無用な兄妹バトルにはならなかったのですが、愛菜が傷ついてないといいなと願っているところです」

 子育てに祖父母の口出しは無用なご時世。息子一家に忠言できず、心の中で悶々としている有美子さんの心情は理解できる。

「久しぶりに会った紗良の価値観が、すべて“数字”に支配されている……というと言いすぎかもしれませんが、いろんなことを偏差値に換算している気がするんです。近頃は、『顔面偏差値』って言葉があるんですか? 顔が可愛いほうが勝ちなんだそうです。もちろん、お金を持っているほうが勝ちだし、難関校に通っているほうが勝ちって考え方をしていて……そういった現実は確かにあるかもしれませんが、その基準で世の中や友達を判断したり、ましてや、見下すなんてことは、紗良を不幸にするような気がして、ハラハラしてしまいます」

 有美子さん自身の子育て環境は、中学受験がスタンダードな地域ではなかったそう。息子も娘も中学受験はせず、公立中学から私立高校、早慶上智クラスの大学へと進学した。

「うちの子どもたちは、勝手に自分で進学先を決めたようなものなので、お受験のことは、私には正直、よくわかりません。お嫁さんや娘が『お母さん、今はこうなのよ』というのを『そうなのね~』と聞いているだけで……。でも、うまく言えないですが、変わってしまった紗良を見ると、中学受験って本当にいいものなのかな? という気はしています」

 思春期は“承認欲求”が異様に高まるお年頃。紗良ちゃんの本当の気持ちは、有美子さんの話だけではわからない。身近な人にマウントを仕掛けて、自分をより高く見せなければ、逆に立っていられない感覚になる子もいる。

 特に中学受験組の中には「偏差値が高ければ勝ち組で、偏差値が低ければ負け組」と思っている子も実際、多く存在している。とりわけ、親が偏差値に振り回されてしまうご家庭の子は注意が必要だ。

 人生経験が少なく、社会全体を見渡す機会が限られる子どもたちには、親の価値観がそのままストレートに入ってきてしまうからだ。

 よく「子育ては横軸ではなく、縦軸で見よ」と言われる。他人との比較ではなく、その子自身の成長軸を比べなさいという意味であるが、中学受験でもこの言葉はとても大切。

 親自身が「受験を通して、子どもをどう成長させたいのか?」ということを真剣に考え、時々は「数字ばかりに踊らされていないか?」と振り返る――有美子さんの話は、その必要性をあらためて痛感させられた。

TOKIO・城島茂がDASH村の北斗に……! 牧歌的ジャニーズ・城島の名作コラム集

 サイゾーウーマン編集部員が週替わりで近況をつづっていく「編集部コラム」。半径1メートルの身近な話からジャニーズや芸能ニュースのネタまで縦横無尽に話題が飛び出します! 

 こんばんは~、編集Nです。先ごろ「今週の記事ランキングベスト10」を公開したのですが、記事を作りながら思わず笑ってしまいました。

 だって、トップ2・3位がTOKIO・城島茂の記事なんですよ! 世の中にいろんなニュースがあるにもかかわらず、城島茂の話題が圧倒的に支持されるメディアなんてほかにありますか? もはや茂あってのサイゾーウーマンといっても過言ではないでしょう。あと、みんなも茂のこと好きすぎ!

 サイゾーウーマンにおける茂の記事って、どれも老若男女におすすめできる平和で牧歌的な内容なんですが、特にお気に入りの記事を紹介しようと思って茂の記事一覧ページを開いたら、衝撃。

 茂の顔写真が入るべきところにうっとり顔の柴犬が。こ、これは……DASH村の北斗では!? 別に編集部員が作為的に設定したのではなく、自動で挿入される設定なんですが、それでこの展開って、茂すごい!!!

 なお、サイゾーウーマンの運営15年において茂の記事本数は87本、国分太一は73本。松岡昌宏は343本! サイゾーウーマン、知らぬうちにおそらく「松岡情報ナンバー1メディア」になっていたことに今気が付きましたよ。

 そんな松岡のことも機会を見て触れたいのですが、今回は、お盆の連休にクスリと笑える茂の牧歌的なおすすめ記事を紹介します! 

 まずは、連載コラム「ジャニーズツッコミ道場」から2014年のこの名作記事をどうぞ。

TOKIO・城島茂のソロパート「アガナトゥーラブ」に宿る、視聴者の祈りと願い

 続いて、「週刊城島茂通信」と化した『鉄腕!DASH!!』レビューから2本の名作! ダジャレとメンバー愛に笑い泣き~。

TOKIO『鉄腕!DASH!!』、驚異の21.9%! 城島茂の涙は「松岡が優しすぎたから」!

『鉄腕!DASH!!』で“動物愛護”論争が勃発! 視聴者の感情を癒やした城島茂の小ボケ

 そんな茂のオヤジギャグが生まれる背景が明かされたのは、この記事。

TOKIO、極秘の“城島茂対策”が明らかに! 最年少・長瀬智也が明かした新事実

 ギャグがイジられる茂ですが、実は名言も! ということで、こちら。

TOKIO・城島茂、芸能界引退の滝沢秀明に贈った言葉が「どえらい名言」とファン感涙

 そして最後は、ご存じ「平家派」(山口達也退所により事実上解散)の近況を伝える月イチコラムから、城島ファンが光るこの回を紹介!

城島茂の“神様感”、坂本昌行の胸は「Aカップ以上ある」!「平家派」の師走に注目

 あ、すみません! 記事を振り返っていたら長瀬智也ベイベの名作も発掘したのでぜひ紹介させてください!!

TOKIO・長瀬智也、麩菓子×豆乳を“奇跡的な食い合わせ”と大発見のノリで所構わず力説

 いかがでしょうか? ただひたすらに「平和~」な城島茂特集でしたよね! こう振り返ってみると、本当にサイゾーウーマンは茂ならびにTOKIOが好物なんだなとあらためて感じました。

 近年は「DASH」レビューなどお届けできてないのですが、また状況を見てやっていきますね! 今週末は岸くんが活躍する「新宿DASH」回の放送とのこと。茂の出番は少なそうですが、しっかりウォッチしたいと思います。

 では、みなさまよいお盆休みをお過ごしくださいませ〜。

 

コムドット・やまとの“自画自賛”ぶりに見る、彼らに欠けているモノとは?

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。

<今回の有名人>
「すごすぎる」コムドット・ゆうた
『コムドットって何?』(8月7日、フジテレビ系)

 私たちは誰もが、自分で冷静に物事を判断していると思いがちだ。しかし心理学では、実際のところ、いろいろなバイアス(思い込み)に左右されていることがわかっている。

 そのうちの一つが、「信念バイアス」と呼ばれるもので、これは簡潔に言えば「いい結果のときは、そこに至るまでのプロセスはすべて正しく、反対に結果が悪いと、やり方すべてが間違っていると思い込む」ことを指す。

 例えば、1日2時間程度の勉強で東大に合格したら「地頭がいいから、能率よく勉強した」と褒められるだろう。しかし、不合格だったら「もっと勉強したほうがよかったんじゃないの? 受験舐めてない?」と言われてしまうだろう。残念ながら、世の中は往々にして、結果を出さない人に厳しいものなのだ。

 男性5人組YouTuberのコムドットは、今、世間の人々の信念バイアスに晒され、批判されやすい状態にあることは間違いないだろう。チャンネル登録者数はYouTuberの人気を図る指標となるが、410万人以上いたはずが、いつの間にか391万人(8月9日現在)になってしまった。こうなると、上述した信念バイアスが発動して、「あれが悪い、これが悪い」とやいやい言われてしまう。

 しかし、彼らもだいぶ追い詰められているだろうから、追い打ちをかけることは言いたくないが、『コムドットって何?』(フジテレビ系)を見ていると、彼らには、あるモノが欠けており、その影響もあって世間に悪く言われがちなのではないかと感じるのだ。

コムドットは「悔しい」という感情がないように見える

 8月7日放送の同番組では、メンバーのゆうたが描いた、お世辞にもうまいとは言えないイラストを300枚ステッカーにして、フジテレビのイベント『お台場冒険王2023』でゲリラ販売するという企画をやっていた。なお、価格は1枚1,000円、SNSでの事前告知はせず、3時間で手売りするという。

 うまいイラストならまだしも、ヘタなイラストのステッカーを買おうと思う人は少ないだろう。買ってもらうには、コムドットのネームバリューもしくはそれ相応の営業力が不可欠となる。メンバーは自作のプラカードを作り、猛暑の中、会場内を営業して回っていた。

 結局、ステッカーは88枚売れて、ゆうたらメンバーは「すごすぎる」と成果に満足したようだった。実際、すごいと思う。正直、私なら買わないような代物だが、やはり旬の人、コムドットが作ったものだからと、財布の紐が緩んだ人がいたというわけだ。

 だが、番組をエンタメとして考えるなら、ここは悔しがったほうがよくないだろうか。リーダーのやまとは、世間からの批判や逆風に対して「悔しい」とよく口にしているイメージだが、彼らは自身の行いについては、あまり悔しいという感情がないように見えるのだ。

 やまと、ゆうたは7月22~23日に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)内で100キロマラソンに挑戦した。やまとは「100キロ走ったら俺、ぶっちゃけ全回収だと思っています。『やっぱコムドットすごいわ』になると思っています」と強気な発言をしており、走り切る自信を匂わせたが、実際は40キロ(ゆうた)、43キロ(やまと)という結果だった。

 日ごろから運動しているわけでもなく、マラソンも未経験な彼らが酷暑の中よく40キロ以上走ったとは思うが、“結果”だけを重視するエンタメの世界の論理でいえば、100キロ走るという企画の趣旨は全うできていないわけだ。

 やまとはインスタライブで「俺とゆうたは番組側の人の予想で、『やまとくん5キロ、ゆうたくん10キロ走れたらいいほうですね』って言われてて。練習量から見てね。ほかの人めちゃめちゃ練習してるから。俺ら練習の時間が取れなくて、当日もぶっつけ本番になっちゃいますみたいな話だったから」と、裏事情を説明し、自画自賛していたが、どんな事情があろうと走りきれなかったのは事実である。

 誤解なきよう申し添えると、「死んでも100キロ走るべきだった」と言いたいのではない。走れなかったのなら、悔しがるなどのリアクションが必要だったのではないか。やまとのビッグマウス的な発言は若者の心をつかんできたのだろうが、きちんとした結果が伴わないと、単なる口ばっかりの人、言い訳だらけの人とみなされてしまう気がする。

 悔しさとか屈辱というのは、ポテンシャルの高い感情といえるのではないか。100キロマラソンの例でいえば、悔しさをバネに「今度こそ、100キロ走ってみせる」と練習に励めば、世間の注目を集めることになる。そして、達成できた暁には、「コムドットは変わった、口ばかりではない」と印象付けることもできるはず。

 つまり、悔しさを吐露し、一時的に負けを認めることは、人々の注目を集めるし、さらには現状が変わるきっかけにもなり得るということだ。悔しさはイメージチェンジのために打ってつけの感情といえるだろう。

 フジテレビに強烈に推されている印象を受けるコムドットだが、テレビ局は数字が取れないと判断するとバッサリ切り捨てるものだ。どうか心無いオトナに踊らされて、自分を見失わないでほしいと願ってやまない。

メルカリ運営に物申す! 「メルカード」の利用上限金額に“改善”を求めるワケ

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 以前コラムで紹介した、ジュエリーブランド「Boucheron(ブシュロン)」のはりねずみモチーフの「エリソンリング」。四苦八苦しながらゲットしたんですが、その過程でメルカリの運営側に対し、思うところがあったんですよ。

 私がメルカリで購入できたのは、Twitter経由で読者さんが出品情報を教えてくれたから。「いやあ、それって私が前に見た、ラージタイプでしょう……?」と思いながらアプリを開くと、なんとスモールの16号! 欲しかったタイプで、サイズは1号差のリングが65万円で出品されているではありませんか。

 出品者さんは「指輪のサイズ直しはできないと聞いて、覚悟して買いましたが、ゆるくなってしまい……」的なことをおっしゃっていましたが、ノンノン! 私、この間「ブシュロン」に問い合わせたら、「プラスマイナス3号までサイズ直しができます」って回答があったのよ。

 その頃、ほかのリングを売ったばかりでちょっと意気消沈していた私。すごく気に入っていたものの、お金がなくて泣く泣く売ったのですが……そうまでして作った金をまた湯水のように使っていいのかと自問自答。結局、値下げ交渉をしてみて、NGだったら諦める。もしOKであれば買おうと、出品者にゆだねることにしました。

 そわそわしながら返信を待つこと1時間……。何度も商品ページを見に行っているうちに、私はあることに気づきました。「メルカードでの購入でP21700還元予定」という謳い文句を見つけたのです。メルカードを使って「メルペイあと払い(一括払い)」で支払えば、2万円分ポイントがもらえるとのこと。それだああ~~~~~!

 ポイントが還元されるなら、実質割引になったも同然! リングが欲しいばかりに多少強引な考えですが、私はメルカードで決済することにしました。手続きを進めていくと、え……? すると、「あと払い利用枠が足りません。お客様の利用上限金額設定を見直してください」との表示が! ん? 利用上限額……?

 ネットで調べたところ、メルカードの利用限度額は50万円で、メルカリやメルペイの利用実績などから審査して決定した利用上限金額の中から、自分が利用する金額を設定できるとか。そのため、希望額を利用できない場合もあるようです。

 上限が50万円なら、利用枠どうこう以前に、65万円の決済はできないっていうことじゃん……。なお、私の利用上限額をチェックしたところ、「40万円」に設定されていました。よく確認していなかった私も悪いけどさぁ……メルカードよ、この買い物狂いに40万円しか使わせないとは何事か! あたしゃ65万円のリングを買うっつってんだよ!!

 私はすぐさま、メルカリ事務局に「利用上限額を引き上げてくれ!」と問い合わせました。すると、「お客様の利用上限金額設定を見直してください」との返事が返ってきたのみ。だから、それは知ってるんだっちゅーのおおおおおお! 65万円のリングが欲しいって言ってるだろがい!!

 頭に血が上ってきた頃、出品者さんから「62万円でいい」との回答が届きました。ふぉおおおお!? 3万円も安くなった~~~~~! こ、これは急いで買わねば。急いで支払いすれば、今日中に商品を送ってくれるかも!?

 そこで出品者さんに確認すると、「午後5時までに決済してくれれば、今日中に送る」と言われ、俄然購買欲が高まる私。こうなったらほかのクレジットカードで支払うか。

 でも、待てよ。もしかして、メルカード……使えるかも? 上限額の40万円をメルカードで支払って、足りない分は現金でチャージして払えばいいじゃん! そう思い立った私は、楽天カードに問い合わせ、すばやい動作でキャッシングすると、メルカリに舞い戻り戻りました。

 キャッシング手数料は5,000円でしたが、メルカードで40万円分の支払いをしたら、1万4,000円分のポイントがもらえる……! ほーっほっほっほ!! この頭脳戦、買ったのは千葉N子なり!!!!

 しかし、意気揚々と20万円をぶっこんで決済しようとしたのですが、よく考えると、現在使えるのは40万円+20万円で、60万円。あと2万円足りないことに気づきました。ええい、すぐにチャージしてやるわよ! と息巻いた私ですが、メルペイの1日のチャージ上限額は20万円だったらしくがく然。結局その日は決済できませんでした。

 おのれ、メルカリ。せっかく高い金を払おうって客がいるのに、40万円が上限ってせこいわ! せこすぎるっ!! ケチらないで、バーンと借してくれたらいいのに。

 そんなわけで、出品者さんに謝り、リングは翌日購入させてもらいました。メルカリ運営よ、この記事を見てたら、メルカードのシステム改善を検討してくれ!!

 

電子書籍『“買い物狂い”の散財日記2~借金300万でも尽きない物欲~』発売中!

 昨年9月に販売した電子書籍『“買い物狂い”の散財日記~千葉N子のリアルな家計簿大公開~』の続編となる『“買い物狂い”の散財日記2~借金300万でも尽きない物欲~』がこのたび発売いたしました。

 日々の散財っぷりはもちろん、Amazonで買えるおすすめ商品、さらに数あるコレクションの中から、“一軍ジュエリー”も写真つきで公開! 

 また、夫や家族、友人との面白おかしいやりとりなど、買い物時の出来事がユーモアたっぷりにつづられており、気持ちのいい買い物っぷりは、読む人に爽快感を与えてくれるはずです。Amazon Kindleストアでの独占販売となりますので、千葉N子ファンの皆様は、ぜひご一読ください。

発売元:サイゾー
発売日:2023年6月30日
価格:950円(税込み)

<ご購入はこちらから!>
Amazon Kindleストア https://www.amazon.co.jp/dp/B0C9QRTMYM

暑い夏のドライヤー時におすすめ! 「ビオレ 冷ハンディミスト」で、体感温度が下がる?

 サイゾーウーマン編集部員が週替わりで近況をつづっていく「編集部コラム」。半径1メートルの身近な話からジャニーズや芸能ニュースのネタまで縦横無尽に話題が飛び出します! 

 皆さんこんばんは、サイ女編集部のM子です! いやぁ~、暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は「夏ってこんなに暑かったっけ?」と、IQ2ぐらいのことを考えながらなんとか生きています。そんな私がこの時期もっともつらいと感じるのが、入浴後のドライヤー。

 髪が長い上、ブリーチ毛なので水分を含みやすく、乾かすのに毎日15分ほどかかっているんです。当然、乾かし終わる頃には体に汗かいているので、「せっかくお風呂に入ったのに(怒)」と思いながら再び浴室に戻り、冷たいシャワーを浴びるという二度手間になっているんですよ。

 どうにかしたいとネットで調べた結果、コスメブランド「SHIRO」の「アイスミント ボディローション」(190ml、税込2,530円)がいいという情報をゲット。風呂上がりに体に塗りたくると「涼しいを通り越して寒い、もはや痛いレベル」などのレビューを目にし、期待に胸を躍らせながら店舗に足を運びました。
 
 ところが、情報を目にするのが遅かったのか、商品は品切れ中で入荷待ちでした。数量限定販売の「アイスミント ボディミスト エクストラクール」(50ml、税込2,090円)も狙っていたんですが、当然こちらもソールドアウト。
 
 仕方なく、代用品として「ビオレ 冷ハンディミスト」(120ml、税込935円)をドラッグストアで購入することに。シュッと吹きかけるだけで、いつでもどこでも肌温度を10℃下げてくれるそうで、個人差はあるようですが、ネットでそこそこ評価が高かったんですよ。
 
 早速その日の晩、入浴後に首や背中に吹きかけてから髪を乾かしたんですが、いつもの暑苦しさが緩和され、快適! マイナス10℃かどうかはわかりませんが、確かに体感温度は下がっていると感じました。
 
 口コミによると、SHIROのローションのほうが効果は大きいようですが、値段を考えると、ビオレのミストで十分な気も。ハンディファンと併用すれば、外出先でも快適に過ごせると思い、携帯用のミニボトルに入れて使っています。

 髪がロングでドライヤー時に汗だくになる、SHIROの「アイスミント」シリーズを買い逃したという方は、ぜひ一度お試しあれ!

マツコ・デラックスの「出身地イジリ」に乗らなかった梨花が“理解していたこと”とは?

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。

<今回の有名人>
「また曳舟ってのがいいのよ」マツコ・デラックス
『マツコ会議』(7月29日、日本テレビ系)

 7月29日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)にモデルの梨花がゲスト出演した。お子さんの教育のためにハワイに移住したこともあって、若い世代にはあまりなじみがないかもしれないが、梨花はカリスマモデルとして数々の女性誌の表紙を飾りつつ、過度の束縛癖のために恋愛が続かないなどと自分の恋愛事情を赤裸々に語るぶっちゃけキャラがウケて 、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)など2000年代初頭~中頃 のバラエティ番組で大活躍していた。

 『マツコ会議』のMCマツコ・デラックスと梨花は直接仕事をしたことはないが、同い年ということもあって、話は盛り上がるだろうと思っていた。しかしマツコの「出身地イジリ」がどうも気になったのだ。

 マツコは「私は(梨花が東京都墨田区の)曳舟出身だってことは、存じ上げていた」「私は下町パトロールだから。下町のどこから、誰が出てきているか(を把握している)」「また、曳舟ってのがいいのよ」「曳舟のオンナがあんなにきれいになってねぇ」と、結構しつこく「曳舟」を連発。スタジオ内ではそれほど笑いが起きず、芸達者な梨花もそこを広げない。それは、今の時代、このネタが“アウト”だとマツコ以外の人は気づいていた からではないだろうか。

 梨花がバラエティ番組で活躍し、マツコもテレビに出だした2000年代半ば 、「勝ち組負け組」「負け犬」といった言葉がはやっており、人を「勝ち負け」で判断する意識が強かったと思う。資本主義の世の中だから、勝ち負けの基準はカネであり、高収入、親がお金持ち、高級住宅街に住んでいる、 高級ブランドで身を固めている人は「勝ち組」と言われたものだ。

 この理論で言うのなら、地価の安いところに住んでいる人はそれだけで「負け組」になる。「あなたは負け組ですね」と言われてうれしい人はいないだろうが、逆転の発想で、「私は負け組です」と自虐的に振る舞うと、相手も攻撃してこないし、笑いが生まれるという利点があった。

 マツコは2000年代半ば、コメンテーターを務める『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、千葉出身であることも含め、自身の身の上を自虐しながら、地価の高くない土地イジリを頻繁に行い、笑いを取っていたと記憶している。

 しかし、20年代に入った頃から「人を傷つけない笑い」が支持され、あらゆるハラスメントに対して人々が敏感になっている現在、この「出身地イジリ」や「地域イジリ」は、今までのように笑えないのではないかと思う。

 マツコの出演番組での発言から推察するに、おそらく現在は 、家賃の高い都心エリアに住んでいるのだろう。もちろんそれは個人の自由だし、有名人としてプライバシーやセキュリティーを考えれば、そういった地区に住むのは当然だ。

 しかし、現在、高級住宅街に住むマツコが、執拗にそうでない土地をイジると、そこに住んでいる人が「バカにされた」と感じる可能性がないとは限らない。高級住宅街に住んでいないマツコが、地価の安いエリアをイジるのなら「どっちもどっち」「アンタに言われたくないよ」で笑いになるが、今のマツコがこれをやると、やはりそこに住んでいる人は面白くないだろう。

 梨花がマツコの曳舟イジリに乗っからなかったのは、編集でカットされた可能性も否定できないものの、2000年代のバラエティノリで便乗すると、曳舟の人を貶める結果にしかならないことをわかっていたからではないか。

 出身地というのは、外見と同じように自分の意志ではどうにもできないし、経済的基盤や階級意識と無関係とはいえないので、実はかなりセンシティブな個人情報だろう。マツコは格差社会をもろともせず、芸能界で大成功を収め、自分の力で高級住宅街に住めるようになったが、この世には、そう願ってもできない人がほとんど。やっぱり「出身地イジリ」「地域イジリ」 は時代に合わない気がする。

 マツコがテレビに出だした頃、「この人は売れる!」と思った人は多いだろう。私もその一人だが、マツコは予想をはるかに超えてビッグになった。一昔前の芸能界なら、売れている人は何をやっても許されたかもしれないけれど、今は売れている人ほど 慎ましく振る舞うことを要求される時代だと思う。

 スターにあれこれ望んでしまうのは、大衆の愚かしさかもしれないが、“足元”にお気をつけいただきたいものだ。

【プウ美ねえさんのお悩み相談】激務で半年間の休職……生き方を見直したいワーママへの助言

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

<今回のお悩み>
「“ほどほど“が苦手なワーママ、過労で倒れて今後の生き方を見直しています」

 既婚の40代ワーキングマザーです。

 昨年春から激務が続き、プライベートも忙しいので暮れに過労で倒れました。良い会社で、半年休ませてもらい、元気になったのでGW明けからリワークプログラム(休職者のための復帰前の研修)を経て、復職予定です。

 元気になったと思って普通に動いては疲れて寝込み、また元気になったと喜んで予定を入れてはキャンセルして寝ています。

 家族も優しく寝ていられて良いご身分ですし、親切にも前ほど忙しくない職場に異動させてもらえるそうです。

 復職後は、家事や趣味は控えて、まずは仕事に慣れたいと思っています。

 また、丁寧で気遣いにあふれた仕事ぶりに定評がありましたが、もっと割り切って雑に仕事をしようと思っています。

 好奇心の赴くままに、何でもチャレンジ、会いたい人に会い、やりたいことをやるという以前の生活には戻れないことが残念です。

 「そんなことないよ、でもほどほどにね!」と主治医には言われますが、「ほどほど」に留めるのが苦手な性格です。

 常に何かにときめいて情熱を燃やしたいタイプで、悪いことではありませんが、時間と体力がもちません。

 プウ美お姉様は、人生の中で自分のライフスタイルを見直したり、変わらざるを得なかったことはありますか?
(療養中さん、45歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 おねえさんの知人にも不調をおしてがんばりすぎる人がいて、周囲はハラハラしています。ご相談者様は会社やご家族の協力にめぐまれているようで、なによりです。とはいえ過労で倒れるのは一大事ですし、さきざきの体調にも影響しかねないので、見直しは必要かもしれませんね。

 おねえさんは会社、家族、大勢の友達などのグループが苦手で、なるべくひとりでいます(ついワガママが出たり、余計なことを言ってしまって後で自分をキライになるからです)。だから責任も感じないし頑張りません。期待もよせられないし、見栄をはる相手もいません。自分ではじめた遊びや趣味でも、しんどくなったらすぐやめます。ラクチン重視です。いっぽう、他者からの影響でいやおうなしに生活が変わったことはありました。コロナ禍とおなじくして親が病気になったため、都会暮らしをやめ実家近くに引っ越したのです。生活がきゅうに小さく、つまらなくなったように感じましたが「今はみんな遊びに行けないのだし」「親のサポートしてるのは俺だけじゃない」「どうせゲイの遊び場も閉まってる」と納得して自分を落ち着かせました。

 そういう時に心の支えとなるのは「若い時に楽しいことをたくさんやった」という思い出です。ご相談者さんはまさに働き盛り、楽しみ盛りのご年代です。あと10年、20年後に「あぁ楽しかったなぁ」とほっこりするために、やりたいことを精査して、リストを作ってはいかがでしょう。がむしゃらなチャレンジはすこし控えて、今のご体調で楽しめることや、年をとってからでは難しいことに優先して情熱を燃やせば、ぐっと効率的です。

【今月のエプロンメモ】
やさしい老婦人役などで人気の女優さんが「私が無理をしたらまわりがびっくりしてしまいます。でも、楽しくすごすために”ちょっとだけ無理する”を心がけてるんですよ」と言っていました。周囲を心配させず、健康を害さずに続けられるチャレンジかどうか。それを判断するのもオトナの心がけです。

<お悩み大募集>
サイゾーウーマン読者の皆さんから、プウ美ねえさんに相談したいお悩みを募集しています。下記フォームよりご応募ください。

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海外通販サイト「ファーフェッチ」の意外な落とし穴! 返品時の注意点とは?

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 前回、海外通販サイト「ファーフェッチ」で購入した、「Dsquared2(ディースクエアード)」のダメージジーンズ。

 商品ページを開くと、「ぴったりのサイズ」というボタンがあり、自分の身長、体重、バストサイズ、年齢を入力すると、体形に合ったサイズを教えてくれるサービスを利用できたため、もろもろ入力したところ、私のベストサイズは「44」であることが判明しました。

 でも、サイズ表を見たら、44サイズは「13号」となっていて、きっと入らないだろうと思い、46サイズも購入したんです。

 44サイズのほうが先に届くというので首を長くして待ち、到着後、速攻で穿いてみると、入ることには入るけど、キツい。ってことは、46サイズでピッタリなのでは? と思うじゃないですか。ええ、思いますよ。思いますとも。だから、ヤマダヤさんでジーンズに似合う、1万円弱のトップスも買ったんです。「返品不可」って書いてあったけど、まあ、大丈夫だろうと思っていました……。

 そして、今日になって46サイズのジーンズが到着。当然すんなり入るだろうと思って穿いてみると……んぐく、キ、キツい……!? ワンサイズって、こんなにも微差なの(涙)?

 一瞬、44サイズのジーンズに誤って46サイズのタグがついているのではないかと思ったのですが、そんなことはなく、若干46サイズのほうが大きく作られていました。きちっとメジャーで測って、その誤差をお伝えできればよかったんだけど、めちゃくちゃチキンな私は、「ろろろろ6万円もするジーンズ、早くはやく返品せねば!」と焦ってすぐさま梱包し直したの。

 で、問題はここから。海外の通販サイトの場合、返品ってどうするの? ファーフェッチは返品可能ということで気軽にポチった私ですが、返品方法の詳細は全然わかっていなかったんです。

 急いでサイトを開いて返品方法を調べ、「マイアカウント」から手続きを行うと、「運送会社が引き取りにきます」との案内が。荷物を取りに来てくれるなんて、なんて楽で素晴らしいの!

ファーフェッチの返品はむちゃくちゃ大変!

 ところが、意外な落とし穴がありました。返品用書類をプリントアウトせよ、というのです。そして、それをそのままドライバーに渡せ、と……。調べたところ、商品到着時に返品用書類が同封されていない場合は、手続き完了ページにある「返品用書類を印刷」ボタンを押して、自分でプリントしなければならないそう。

 家にはプリンターがないので、近くのセブンイレブンまで走り、コピー機でどうにかプリントアウトしようとしたのですが、私のやり方が悪かったのか、うまくいかず。そこで今度はステディにお願いして、なんとか印刷完了。これだけでも多大な労力を使ったわ?

 でも、今回は同じアイテムのサイズ違いを返品するから、書類に書かれている内容もほぼ同じで、しかも英語で書かれているから、どっちがどっちの書類なのか見分けるのも大変! 英語が苦手な私は結局、最後までステディにやってもらうことに……。

 皆さんも、ファーフェッチで買ったアイテムを返品する際は、十分ご注意ください。私のように同じタイミングで同じアイテムを複数買ったりすると、むちゃくちゃ大変です(汗)。

電子書籍『“買い物狂い”の散財日記2~借金300万でも尽きない物欲~』発売中!

 昨年9月に販売した電子書籍『“買い物狂い”の散財日記~千葉N子のリアルな家計簿大公開~』の続編となる『“買い物狂い”の散財日記2~借金300万でも尽きない物欲~』がこのたび発売いたしました。

 日々の散財っぷりはもちろん、Amazonで買えるおすすめ商品、さらに数あるコレクションの中から、“一軍ジュエリー”も写真つきで公開! 

 また、夫や家族、友人との面白おかしいやりとりなど、買い物時の出来事がユーモアたっぷりにつづられており、気持ちのいい買い物っぷりは、読む人に爽快感を与えてくれるはずです。Amazon Kindleストアでの独占販売となりますので、千葉N子ファンの皆様は、ぜひご一読ください。

発売元:サイゾー
発売日:2023年6月30日
価格:950円(税込み)

<ご購入はこちらから!>
Amazon Kindleストア https://www.amazon.co.jp/dp/B0C9QRTMYM

亡くなる親族からのサイン? 針が止まった時計、不自然に揺れたカーテンーー不思議な出来事3選

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 親など近しい人が亡くなるとき、不思議な経験をしたという人は少なくない。

 冨中繫さん(仮名・52)は、まだ60代だった母親を亡くした。看取り期、母の最期の日々を病室に泊まり込んで過ごした。

「ふと時計を見ると、針が止まっているんです。まだ新しい時計なので、故障するには早い。病室を出てしばらくすると動き出しました。何でだろう、とは思いましたが、そう気にも留めていませんでした。それがまた病室に戻ってしばらくすると、時計が止まっているんです。不思議だというか、母が死に向かうエネルギーのようなものが時計を停めているのかなと思いました」

 数日後、母親が亡くなると、何ごともなかったように時計は再び動き出したという。それ以来、止まることはなかった。

 母親は、息子と別れたくなくて、時を止めていたのだろうか。それとも、冨中さんの母親と別れたくないという強い思いが、時を止めたのか――。

「私と娘にお別れを言いに来た」夢に現れた祖父

 【父が急死した春、台所に置かれた“目を疑うもの”】で紹介した宮坂志満さんの長女、友香さん(仮名・34)は、宮坂さんの両親にとって初孫だったこともあり、祖父(宮坂さんの父)には特にかわいがられていた。

 祖父と同居してからは、塾や通学に駅まで送迎をしてもらったり、一緒に海外旅行に行ったりして、それは仲が良かったという。友香さんが結婚してからは会う機会が減っていたが、結婚6年でようやく赤ん坊が生まれると、祖父は初めてのひ孫誕生に大喜びした。

 祖父が亡くなったとき、友香さんはたまたま子どもを連れて里帰り中だった。

 「おじいちゃんの様子がおかしい」と宮坂さんに呼ばれて見に行った友香さんは、宮坂さんと「今のところは大丈夫だろう。明日病院に連れて行こう」と決め、いったん部屋に戻った。その夜、友香さんは祖父の夢を見た。

「おじいちゃんが娘を見に来てくれて、うれしそうに抱っこしていました。『あ、写真を撮っておかないと』と思った夢でした。翌朝、母からおじいちゃんが冷たくなっていると聞かされ、あのときおじいちゃんは私と娘にお別れを言いに来てくれてたんだと思いました」

 宮坂さんからは「私のところには来てくれなかったのに。やっぱり友香が一番だったね」とうらやましがられたという。

「90近いおじいちゃんが、まだよちよち歩きの娘をひょいと抱き上げようとするのが危なっかしくて、あまり抱っこさせないようにしていたんですが、もっと抱っこさせてあげればよかった……」

 涙ぐむ友香さんの背中に、そっと寄り添う祖父の姿が見えるような気がした。

「姉が亡くなったのかも」部屋のカーテンが不自然に揺れた

 「一番身近な人のところには、お別れのあいさつに来ないのかもしれないです」と言うのは、兄嫁を亡くした久本晶子さん(仮名・59)だ。兄嫁は、闘病生活を経てまだ50代で亡くなった。

「兄の悲しみは深く、そばで見ているのもつらいほどでした。そのうえ、義姉は亡くなるときも、その後も夢にさえ出てきてくれないと嘆いていました。それが、義姉の弟のところには、亡くなった時間に来ていたらしいんです。窓も閉まっているし、風もない状況なのに、部屋のカーテンが不自然に揺れて、弟さんはすぐに『姉が亡くなったのかも』とピンときたんだそうです。霊感などまったくないし、そういった話は非科学的だと一笑に付していた人だったのに。こういう感覚は、理論で説明付けられるものではないのでしょうね

 ところが、この話。兄は義姉の一周忌が済むとまもなく再婚した、というあまりに現実的なオチがつくのだが――。

ポイ活が趣味の堅実なママ友が「ママ起業」! セミナーの誘いを断ったら“既読無視”に

「子ども同士の付き合い」が前提のママ友という関係は、価値観や環境の違いからさまざまなすれ違いが起きやすい――。ママたちの実体験を元に、ママ友ウォッチャーのライター・池守りぜねが、ママ友トラブルの解決策を考える。

 昨今の物価上昇を受け、子どもを持つママたちは、生活費を少しでも抑えたい、もしくは収入をもっと増やせたらと日々頭を抱えている。そんな中、ママたちの間で話題となっているのが「ママ起業」だ。その名の通り、子育て中のママが起業をすることを指すが、ネット上では、詐欺まがいの怪しい起業セミナーを告発する投稿も少なくない。今回は、そんなママ起業に没頭しているママ友との付き合いに疲弊したというお母さんの声を取り上げる。

夫婦で夫の家業を手伝い。よく来店してくれる幼稚園時代からのママ友

 喫茶店を営んでいる香菜さん(仮名・39歳)は、9歳になる男児を育児中のママ。この喫茶店は香菜さんの夫である啓介さん(仮名・45歳)の実家で、普段は啓介さんと香菜さんの2人で切り盛りをしている。

「喫茶店は、夫のお父さんと3人で営業していました。ただ、義父は高齢で過労のため倒れてしまったこともあり、ここ数カ月は夫婦で営業しています。20人も入れば満員になる店なのですが、まだコロナ禍以前の客入りには戻っていないですね。でも人を雇うほどの余裕はないので、夫と2人で頑張っています」

 香菜さんの息子・賢人君には多動傾向があり、保育園には預けずに幼稚園に通わせていた。賢人君は小学校に入学してからも、放課後は周りとのトラブル回避のために学童などは利用せず、自宅で過ごしているという。

「いつも1階の店舗で働きながら、上の住居部分で息子を遊ばせていました。でもじっとしていられないようで、すぐ店のほうにやって来るんです。お客さんが少ない時はいいのですが、息子はお客さん用のテーブルにおもちゃを置いて遊んだりするので、困ってしまって。声が大きいこともあり、まだまだ手がかかります」

 香菜さんの店には、幼稚園時代のママ友や、地域センターなどで知り合ったママ友がよく訪れるそうだ。

「うちに息子がいることを知っているので、ママたちも気兼ねなく子連れでやって来てくれるんです。コロナ禍はお客さんが少なかったので、ママたちの来店はありがたかったですね。同じ幼稚園、小学校に子どもを通わせる真里香さん(仮名・40歳)は、1人でもよくランチを食べに来てくれていました。年代も近いので、ママ友というより、普通の友達のような関係です」

専業主婦のママ友が「ママ起業」! セミナーの誘いを断ると思いもよらぬ態度に

 真里香さんは、ママ友の間で、よくアプリの招待メールやクーポンコードを送ってくる人として有名だったという。

「真里香さんは、ずっと専業主婦。そのため在宅でできる“ポイ活”(買い物などに使えるポイントを貯めること)に熱心でした。よく『使わなくても良いから、登録だけして』と言って、アプリの招待メールを送ってくるんです。なんでもアプリを紹介することで、真里香さんと私の双方にポイントがもらえるという仕組みで。『たった500ポイントだけどね(笑)』とメッセージには書いてあったのですが、そのためにこちらはいろいろと入力して登録しなきゃならないので、正直、面倒でした。でもお店に来てくれる手前、断りづらかったんです」

 真里香さんは善意のつもりだったのかもしれないが、その行動はどんどんエスカレートしていった。

「思い返せば、真里香さんは昔から、『今、この漫画が無料で読めるよ』とか『この無料のLINEスタンプ、かわいいからダウンロードしなよ』とか、お得情報をよくシェアしてくれていました。特に興味がない時も『ありがとう!』と返していたせいか、向こうは『いいことをした』と勘違いしてしまったのかもしれませんね」

 ただ、真里香さんの息子と賢人君はとても仲が良く、「それに彼女は、やんちゃな賢人にも優しく接してくれる」と香菜さん。2人の付き合い自体は良好だった。

 しかし、真里香さんがあることに興味を持ち始めてから、香菜さんと次第に話題が合わなくなっていったそうだ。

「真里香さんは、短大で学んだ工芸を生かして、お金を稼ぎたいと言ってきたんです。なんでも、以前、幼稚園のバザー用に手作りのミサンガを販売したら、かなり売れたので、ハンドメイドアクセサリーの販売を始めようと思う……という話でした。今は個人でも簡単にネットショップを作れるし、趣味感覚で始めるのなら素敵だなって思ったのですが、『起業したい』っていうから驚きました」

 先日、香菜さんは、真里香さんから、LINEでママ向けの起業セミナーに誘われたという。

「真里香さんは、起業した主婦のブログを読んで、オンラインセミナーなどを受講し、自分もやってみようと考えたそうです。真里香さんがハマっているブログを教えてもらって見てみたら、もともとは安い時給でパートをしていたけど、起業してコンサルの仕事を始めたら、数千万円稼げるようになった……という夢みたいな話が書いてありました。そういうのを読んで、自分もできると信じてしまったんでしょうね。それで、私にも起業セミナーを勧めてきましたが、『店の手伝いもあるし、休むことはできない』とやんわり断りました」

 そんな香菜さんに、真里香さんは驚くべき言葉を投げつけたそうだ。

「ただの誘い文句だと思うのですが、『そのままだと一生生活が苦しいよ』って言うんです。うちは喫茶店だし、実体がない商売ではないんです。それなのに、あからさまに飲食業をバカにしてきたので腹が立ちました」

 香菜さんは真里香さんに対し、「このママ起業したって人は『みんなに幸せになってもらいたいからノウハウを教える』みたいな体だけど、それが本当だったら無償でやるべきじゃないの?」と物申したそうだ。

「そうしたら、『セミナーを開くのだって会場を借りたり、進行役のスタッフが必要で、いろいろとお金がかかるんだよ』って言い返してきたので、『なんか怪しいよ』『騙されないか心配』と送ったんです。そうしたら既読はついたのに、返信が来なかった。言いすぎたかなと思ったのですが、これ以上、巻き込まれるのは嫌だったので仕方なかったです。ただ、真里香さんと会いづらくなってしまい、賢人にかわいそうなことをしたな……と後悔もしています」

 ママ友付き合いは、通常の友達付き合いとは違い、関係にヒビが入ると、子どもたちにも影響が出てしまう。真里香さんとの関係を修復するためには、ママ起業のセミナーに参加しなければならないかと思うと、「どうしても慎重になってしまう」と香菜さんは言う。

「これまで通り、子どもたちを遊ばせる関係ではいたいのですが、真里香さんはこちら側に踏み込んでくるタイプなので悩んでいます」

 起業したい人に向け、そのノウハウを指南するオンラインサロンやメールマガジンなどは、この世に山ほど存在している。なかでもママをターゲットにした起業セミナーやコンサルティングは最近よく目にするが、景気が低迷するこのご時世、「私が収入を増やさねば」という主婦層は多いのだろう。

 一口にママ起業といっても、その内容はさまざま。特技を生かしてハンドメイドを販売したり、ネイルサロンやマッサージサロンを自宅で開業したりするママのほか、育児や子育てのアドバイザーなどの肩書でセミナーを開催するなど、新事業で起業を行うママも台頭している。今ある技術や知識を生かすことができればいいが、新たに資格を取得したり、設備投資までして起業するのは、今の時代なかなかのギャンブルともいえる。

 専業主婦の真里香さんは、ママ起業向けのセミナーを受講した影響から、自分のスキルを生かした商品を販売すれば、かなり儲かると考えたのだろう。確かに向こう見ずなところがあることは否めないが、現在の日本では、子どもがいると正社員採用はおろか、非正規雇用で採用されるのすら難しい。それでもどうにか収入を増やしたいと考えた時、つい目先のおいしい話につられてしまうのは致し方ない面もある。

 今回、香菜さんは真里香さんに対し、はっきり騙されている可能性を指摘していたが、たとえ腹が立ったとしても、または真里香さんのことが心配だったとしても、それは避けたほうがよかったかもしれない。

 ママ友は、子どもの習い事や学校など、コミュニティが重なっていることが多い。真里香さんとの付き合いを避けたとしても、彼女と交流のあるママとは学校行事や委員活動などで会う機会もある。何かの拍子で真里香さんとトラブルが起きたことがうわさになるかもしれないし、自分が悪く言われてしまうケースも考えられるだろう。普通の友達のように、アドバイスすることで仲が深まるわけではないので、ママ友付き合いには「相手には相手の事情がある」という割り切りも必要だ。

 真里香さんの誘いを断りたいなら、「ほかで働くのを禁止されている」など、仕事を理由にすれば、角が立ちにくかったはずだ。ママ友付き合いは、子どもが同じ学校に通っている場合は続いてしまう。今回の起業のようなお金が絡む話や、同じように経済力が関係してくる子どもの教育方針といった家庭の事情には首を突っ込みすぎず、ほどよい距離感を保つことが大切だろう。