石田純一&いしだ壱成親子の初共演映画が“匂う”――ビッグマウス&計画性のなさが際立つ怪作の予感

 コロナに戦争、世界の分断。物価の高騰、広がる格差。は~、今年もひどい年だったよ。こんな2022年、年の瀬にバカ記事でも読んで、お焚き上げするしかないよね。今年も集めましたよ。犬の肉球に挟まった小石だか砂だかわかんないみたいな「粉ニュース」を! まずは月間MVPの発表から!

1月 森脇健児が、学生陸上出身の著名人に話を聞くYouTubeチャンネル「陸上物語|Athletics stories」にインタビュイーとして出演。陸上部に所属していた高校時代について聞かれるが、記憶が曖昧で、だいたいの話題を芸能界における自らの黄金期の話につなげてごまかす

2月 大鶴義丹が『めざましテレビ』(フジテレビ系)の「めざましじゃんけん」に出演。自身がこの週で初めてパーを出したことをブログで報告

3月 芸能界きっての「おばさんおじさん」こと薬丸裕英が、妻の石川秀美と、仲良しである早見優、松本伊代とともに自宅でプチ・パーティーしたことをブログにて報告。記事タイトルは「同期女子会お花見」

4月 美奈子が9年ぶりに宣材写真をリニューアル。9年前よりだいぶ貫禄たっぷりとなった姿を収めた「自宅の壁の前で撮影して背景を飛ばしたような彩度の低い写真」を使い、Twitterとインスタグラムのアイコンを変更した

5月 RIKACOがインスタグラムで「ジムが一緒」だという、宅トレYouTuber・竹脇まりなとのツーショット写真を公開。「今旬」な人を押さえて仲良しアピールを欠かさない「ギョーカイ嗅覚」の鋭さは健在

6月 渡米直前の松居一代が使用感たっぷりの裏返しのパンツの写真をブログにアップ

7月 西村知美がブログで、自身が出演した恐怖映像番組の検証ロケでのワンシーンについて、「真ん中に、白い人の顔が……!!!」とスクショを掲載して訴えるが、いくら拡大しても、どの角度から見ても、機材の影にしか見えない

8月 野々村真が芸能生活40周年にちなんで、おじいちゃんの所作で「犬の種類40種暗記」にチャレンジ

9月 川合俊一がインスタグラムで、1993年に森高千里が楽曲にした「渡良瀬橋」付近を車でを通過したことを「そこまではしゃぐことか?」という過剰なテンションで報告。「見た瞬間感動で鳥肌が!」と大騒ぎ

10月 今年5月に篠山輝信と離婚した元NHKアナウンサー・雨宮萌果が動物園で虎におしっこをかけられる

11月 石田純一といしだ壱成による親子初共演映画『散歩屋ケンちゃん』の公式サイトが開設され、運営側がクラウドファンディングを実施

12月 トミーズ雅がレギュラー出演番組『せやねん!』(毎日放送)の7時間半SPで、芸人として何ひとつ仕事をしない「お笑いガンジースタイル」を華麗に披露

 え? 番組表を見ながら年末年始の録画予約を一気にやっちゃうから今忙しいって? じゃ、それ終わってからでいいので。続いて年間ベスト3の発表ですよ!

 坂上忍とマブダチ枠という「首の皮一枚の業界人脈」で出演していた『バイキングMORE』(フジテレビ系)が今年の4月に放送終了し、東京キー局のレギュラー番組2つのうち1つを失った野々村真(残るはTBS系『日立 世界・ふしぎ発見!』のみ)。

 時間に余裕ができたからなのか、昨年3月に開設した公式YouTubeチャンネル「オッサンず苦LOVE」の更新に精力的だ。バナナジュースを作るついでにトイプードルの愛犬・颯太くんにカットバナナのおやつを用意する動画や、ハンバーグを焼いてソースを焦がし、溶岩のような黒い物体を肉塊にトッピングする動画などを元気にアップしている。

 所属事務所・スターダストプロ―モーションの政治力もあってか、芸能界の荒波を浮き輪につかまってパシャパシャやりながらお気楽に泳いできた野々村も、デビューして今年で40年だそうだ。それを記念して、YouTubeにて「40にまつわる40の企画」を実行すると発表。第1弾として実現したのが、350種の犬が乗っている『犬種図鑑』(メイツ出版)をマネジャーから与えられ、その中から「たった40種を覚える」という、ぬるすぎるチャレンジだ。

 「ポメラニアン。子どもの頃、実家で飼ってましたね。アイちゃんって名前で可愛かった〜」「パピヨンってヨークシャテリアじゃないの? 似てる〜」「ミニチュア・シュナウザー、散歩してるとこの犬種によく会うわ〜」などと、緊張感ゼロの野々村。「風呂上がりに牛乳飲みながらスポーツ新聞読んでるおじいちゃんかよ」スタイルで、図鑑をパラパラめくりながらブツクサ言ってるシーンを延々動画に収めている。こんなコンテンツでも文句を言わずに見にくる野々村のファンは、ずいぶんと寛容なんだなと、そちらに驚く。

 なお、今年の4月に「今から1年間」という期限を設けて実行宣言した「40にまつわる40の企画」だが、8月にアップされたこの「40犬種暗記チャレンジ」を最後に、更新されていない(12月30日現在)。

 そしていよいよ「記憶テスト」の時間。たった40種を覚えればいいのだから、てっきり覚え始めてから1時間後とかにやるのかと思ったら、なんと、テストパートの撮影は1週間後という激甘ルール。重ねて言う。おじいちゃんかよ。ちなみに野々村いわく、「ノーフォーク・テリアは『野茂のフォーク』と覚える」など、野球関連の語呂合わせを用いると覚えやすいそうだ。興味のある方はぜひ試してみてほし…………誰が試すかーーーッ!!!!

 米ニューヨークはセントラルパーク近くに、「ビリオネアビル」と呼ばれる超高額レジデンスを2軒も購入した松居一代。今年7月から渡米し、マンハッタンのど真ん中にそびえ立つ高層マンションでセレブ・ライフを満喫している。移住直前の6月のブログを覗くと、渡米のための諸々の準備や手続き、昨年、隣の土地の掘削作業の工事で家の外壁にヒビを入れられた件での調査立ち会い、当事者へのドヤしなどで大忙しの様子だった。

 夢はブロードウェイの舞台に立つことだそうで、7月の渡米を照準に、今年の春から歌のレッスンに通い、着々と準備を進めていたという。6月には日本でのレッスンの仕上げとして、プロ用のスタジオでレコーディングまで行ったという熱の入れようだ。うん……まあ、夢見るだけなら万人に許されてますからね。けれど才能だけはお金で買えませんもんね。いつかブロードウェイの夢、叶うといいよね。

 加えて、渡米前に体のメンテナンスも万全に、ということなのだろう。以前から通っている鍼灸院に行ったことを、6月30日付のブログで報告しているのだが、シャワーを浴びて慌てて出かけたため、パンツをはき忘れたという。大急ぎで家に戻り、パンツをはいて再び鍼灸院に向かった顛末をブログに書き、ご丁寧にはき忘れたパンツの写真を添えて投稿した。松ちゃん(近頃、松居は自分のことをこう呼ぶ)ったら、おっちょこちょいだな~もう。

 何十億もする物件をニューヨークの一等地に所有する松居だが、身に着ける下着は意外と庶民的で、しかもその、「日ごろ愛用しているブルマタイプで黒メッシュのデカパン」は、よく見るとほつれがあり、しかも裏返しになっている。いつも一代のケツを包んでいる、だいぶ使用感のある、糸のほつれたパンツを裏返しにして、ケツに当たってる側を見せて……写真に収めて……投稿……。今年度の「見た者全員真顔になーりッツァー賞」、ぶっちぎりで受賞決定だ。

 「父子そろって、いつまでたっても身の程知らずの夢を見ることをやめない」でおなじみの石田純一といしだ壱成。父の純一は、最終的に断念したとはいえ、16年に唐突に都知事選に名乗りを上げたことが記憶に新しい……というか絶対に忘れてやらないし、後世まで語り継いでいきたい。

 さらに、それから遡ること9年の07年には「映画の脚本とプロデューサーをやってみたい」と高校生の夢みたいなことを語っていた。「俺ちゃんが脚本を書き、北野武に監督を依頼して、悪の構造をダイナミックに描く刑事映画」を構想中だといい、翌年には「小山薫堂を脚本家に据えた恋愛映画」も加えて、「2本同時で進めている」などと大風呂敷を広げていたのだが、あれから十数年、そのいずれも実現には至っていない。

 一方、息子の壱成も負けていない。18年に24歳下の女優・飯村貴子と3度目の結婚をし、一女を授かるも、21年に離婚。そこからどうやらタガが外れたようで、今年に入ってから複数のインタビューで、父・純一も顔負けのビッグマウスを全開にしている。

 「俺ちゃんがプロデューサー兼監督をやってアジアで映画を作りたい」「製作費は220億円(中国の大作映画『レッドクリフ』を参考にした)」「沢尻エリカ、酒井法子、ピエール瀧、田代まさし、伊勢谷友介など、薬物で一度逮捕された役者を使いたい」「60代になったらヨーロッパの演劇で舞台に立ちたい」「石川県で国際演劇祭を立ち上げる」「友達以上恋人未満のガールフレンドが5人いる」「そのうち2人とは結婚を考えている」……等々、「こいつ大丈夫か?」というレベルの大口を叩いている。

 そんな石田親子が初共演した映画『散歩屋ケンちゃん』が公開されるらしい。「2023年4月公開予定!」と謳っているのに、そして途中まで撮影も進んでいるというのに、公式サイトで「2022年11月7日~12月31日の間、クラウドファンデイングを実施します!」と告知するという、なんともガチャガチャ後手後手の制作スタイルだ。おそらく、見切り発車で作り始めたものの、途中で予算が足りなくなったのではないだろうか。企画段階から石田親子がどの程度口出ししているのかは不明だが、「さすがビッグマウスで計画性がないことでおなじみの純一&壱成が絡む映画は一味違わあな!」と、思わず興奮してしまった。

 肝心の内容はというと、依頼者と一緒に歩いてお金をもらう「散歩屋」を生業とするケンちゃん(壱成)が、さまざまな事情を抱えた人々との交流を通じ、生き別れになったグルメ漫画家の父(純一)と向き合う決心をする……というストーリーらしい。これは、かなり匂う。香ばしさがジュンジュンに漏れ出しているではないか。『PFF(ぴあフィルムフェスティバル)』に応募する学生映画のほうがよっぽどちゃんとしているぞ。ぜひとも見てみたい。でも、これって、クラウドファンディングで資金が集まらなければ、途中まで撮影しているのにもかかわらず、お蔵入りになる可能性もあるということですよね。大丈夫か、おい。

 しかも『散歩屋ケンちゃん』ってタイトル、宮脇健(旧芸名:宮脇康之)主演の往年の児童向けドラマ『ケンちゃん』シリーズ(TBS系)をもじってつけたんでしょうけど、純一と壱成という、そろって「下半身がいたずら坊主」の時期をムダに経た父子の共演作品となると、筆者は往年の裏ビデオの怪作『洗濯屋ケンちゃん』のほうを思い出してしまいましたよ。

 ……というわけでね、来年もまだまだひどい世の中だと思うけども、こういう味ニュースを読んで「バッカバカしい!」とスマホを投げるぐらいが、ちょうどいいかもしれませんね。それじゃあ皆さん、良いお年を!

【プウ美ねえさんのお悩み相談】「ツイ廃をやめたい」仕事中もついついTwitter、中毒状態を脱する方法は?

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

<今回のお悩み>
「周りのお節介で恋愛が進むことはある?」

 ついつい仕事中でもTwitterを開いてしまいます。ツイートしたり、フォロワーのツイートを見たり、朝から晩まで完全にツイ廃状態で、日々どれだけの時間をTwitterに費やしてるのかと思うと怖くなってきました。

 お皿を洗わなきゃ、洗濯しなきゃといけないと思いつつTwitterをやってしまったり、平気で2~3時間ぶっ続けでTwitterをしているときもアリ、中毒状態です。ツイ廃をやめるコツを教えてほしいです!
(40歳、のど飴ちゃん)

 【プウ美ねえさんの回答】
 仕事を失うとか、健康を損なうなどのおそれがある場合は対処が必要ですが、たとえその場合でも急激な離脱は危険です。必ず反動がきます。アカウントを消したりしても健やかな生活に戻れる保証はありません。具体的には、SNS以外の依存先をふやして心の寄りかかりを分散するのがよいのです。

 ひとはもともと、色々なものに依存しています。仕事や趣味やスポーツに夢中になったり、お友達づきあいが大好きなひとや、ペットを愛して一日中かわいがっているひともいます。かれらは廃人などとは呼ばれません。なぜ長時間のSNSは後ろめたいのでしょうか。問題があるとしたら、「退屈」「なんとなく寂しい」という理由で、有益とは言えない情報を浴び続ける場合です。もし年をとって体が思うように動かなくなった時、思い出されるのが他人の愚痴や自慢ツイートだったら、とても寂しいものではありませんか? その危険性があるなら、惰性でフォローしたつまらないアカウントは今すぐミュートして、食べ歩きとか映画鑑賞とか好きな人とのセックスとか、ワクワクできる暇つぶしを少しでも増やしておくことをおすすめします。

 SNSで得られる情報には楽しく、心を豊かにするものがたくさんあります。お皿や洗濯物を少々溜めてでも、潤いが必要な時もありましょう。もしも現状問題がなければ、いっそ「ツイッター閲覧は仕事中のみ」と決めてしまうのも手です。終業後や休日はアプリを開かず、なにかほかの気晴らしをしてやりすごします。そうすれば現実の思い出も増え、休み明けに仕事にいくのもグッと楽しみになること請け合いです。だれかに怒られても責任はもちません。

【今月のエプロンメモ】
おねえさんはツイ廃がゆきすぎて、最近では自分と他者との境界がブレるようになってきました。ひと様のツイートをみて「やったぁ自撮り画像に1万いいねついたぁ」と喜んだりしています。自分と他人を比べるのでなく、脳内で溶け合ってしまうのが幸せなSNSライフのコツです。

<お悩み大募集>
サイゾーウーマン読者の皆さんから、プウ美ねえさんに相談したいお悩みを募集しています。下記フォームよりご応募ください。

【プウ美ねえさんのお悩み相談】「ツイ廃をやめたい」仕事中もついついTwitter、中毒状態を脱する方法は?

Amazonでプロテイン購入も、ラクマに安く出品されているのを発見! 「5%オフクーポン」発行に買い物狂い大ショック

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 最近、肥大化が止まらない私。コンディションによっては、77キロということもありますからね。それは大体が便秘のせいなんです……。そう、この間、整腸剤を飲んだら、2キロも出たんですよ(お食事中の方、すみません)!

 それでも75キロですからね。いよいよ、やべえと思うわけですよ。そこで、入院中のステディに食事メニューを写真で送り、「この食事、どう思う?」って聞いたんですが、最近10キロのダイエットに成功したステディからは「タンパク質が圧倒的に足りない!」と言いました。

 ほほう、タンパク質ねぇ。今まで意識したことないや……。ステディいわく、タンパク質は、筋肉の元。ムキムキな肉体を目指していなくても、タンパク質を取ると、ちょっとは筋肉ができるんだそう。筋肉がつくと代謝がよくなり、やせやすい体になるため、タンパク質はダイエットには欠かせない栄養素だといいます。

 ステディはコンビニに売っているプロテインドリンクとプロテインバーを食べているそうなのですが、それだけで40グラムのタンパク質を摂れるとのこと。確かに、タンパク質って意識しないとなかなか取れないもんなあ。

ステディ「牛乳でプロテインを摂ると意外とカロリーが高くなるから、豆乳で割るといいよ」

 ともアドバイスしてくれました。というわけで、ダイエットを決意し、早速プロテインドリンクとプロテインバーとシェイカーをAmazonで注文! プロテインドリンクは3,000円、プロテインバーが2,400円、シェイカーは1,600円ほどで、トータル7,000円の出費! 以前に比べ、最近はめっきり散財しなくなってきていたのに、ここにきて、食事に7,000円もかけるとは。でも、これでやせられたら儲けもんよね? そうそう、健康のための出費と考えれば、まあ、あり……よね?

 注文を終えて、だらだらしていたら、午後にフリマアプリのラクマから「3,000円以上の商品5%オフクーポンが発行されました!」というアナウンスが届きました。What? 5%オフ? もしかして、プロテインとかもラクマで売られていたりするのか?

 そう思い、恐る恐るラクマを確認。すると、あった~! ってか、バリバリ売られてる~~~!! 3,000円以下で出品されているものがほとんどでした。ショ、ショック……(涙)。

 「高いもの順」に見ていくと、中には3万8,000円という高額商品もありました。「SAVAS(ザバス)」というブランドのプロテイン1キロ分が9袋だって。

 ほかに私が「いいかも!」と思ったのは、テレビでも活躍中のフィットネスインストラクター・竹脇まりなさんのブランド「MARIMESS(マリネス)」から出ている「MARINESS Protein」7袋セット。いろんなフレーバーがあって、お値段2万8,900円。これをクーポンで買えば、2万7,455円になって1,000円以上お得になったってこと!?

 とはいえ、そんなに続くのか不安。数多くの食事置き換えドリンクに失敗してきた私ですが、今回はどうなるのだろう……? 数カ月後の私の体重の変化に要注目よっ! そして、プロテイン購入をお考えのみなさんは、ぜひ、ラクマやメリカリを覗いてみることをおすすめします……(泣)。

■今回の出費
・プロテインドリンク 3,000円
・プロテインバー 2,400円
・シェイカー 1,600円
合計 7,000円

電子書籍『“買い物狂い”の散財日記~千葉N子のリアルな家計簿大公開~』発売中!

 2020年3月から連載中の人気コラム『“買い物狂い”の散財日記』が、ここでしか読めない書き下ろしエピソードを大量に収録して初の書籍化! 

 “買い物狂い”の千葉N子氏が、日々の散財ぶりはもちろん、フリマアプリの活用法や通販サイト利用時の注意点など、知っておけば必ず得をする買い物術から失敗話までを赤裸々に綴ります。さらに、“買い物狂い”のひと月の散財リストや1年の散財額も大公開! 物欲が刺激されること間違いなしの一冊です。

発売元:サイゾー
発売日:2022年9月1日
価格:950円(税込み)

<ご購入はこちらから!>
Amazon Kindleストア https://www.amazon.co.jp/dp/B0BCVH3VSZ

BiSH、かの悪名高きフェスで同じ曲6連発からはじまる壮大な演出劇

 数を数えておくべきだったと、毎年この時期になると必ず思うのだ。

 趣味でもあるし、今はそいつが立派、かどうかは別であるがそれでもショウムライターとしての執筆業の一環としてライブレポと言う項目が存在し、即ちおっさんはライブに行く事が趣味と実益を兼ねる様になったのである。我が脳内に於ける則巻アラレはうほほーいと言っていますしそう考えていると言う事は今年のライブに出向いた回数は数え…

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堂本剛の2022年――ENDRECHERIの“唯一無二さ”が世界にもとどろき始めた1年を振り返る

 サブスクリプション型音楽配信サービスで音源が解禁され、国外からも注目を集め始めている堂本剛のプロジェクト「ENDRECHERI」。ソロデビュー20周年を迎えた2022年は、配信シングルのリリース、夏フェス『SUMMER SONIC』や人気YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』、民放音楽番組への出演などさまざまな…

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メルカリやラクマで「名品デパコス」を見つける“意外な方法”とは? 買い物狂いが教える「売買だけじゃない」フリマアプリの使い方

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 最近ね、なーんか化粧がつまんないなあと感じ、マスクと日焼け止めだけで過ごしていたんですよ。でもある日、鏡に映る自分に衝撃を受けました。お、おばさん……てか、おじさんじゃん! そう、アラフォーともなるとジェンダーレス化が進むのか(?)、化粧をしていないショートカットの自分がおじさんに見えるのです……。

 ガガガガ~~~ン! こうとなれば、化粧品を買わねばなるまい、今すぐに。でも、なにが必要? とりあえず、ファンデーションはあるし……変えるといったら、やっぱりアイシャドウな気がする!

 というのも私、「旬顔No.1!!」という美容誌の触れ込みから、2020年8月に発売した「Dior(ディオール)」の人気5色パレット「サンククルールクチュール #689 ミッツァ」(税込8,470円)を愛用し続けていたんですが、底をついてはリピートしまくり、現在3代目。ちょうど飽きてきた頃だったんですよ。

 そこで、フリマアプリのヘビーユーザーである私は、アイシャドウを購入すべく、メルカリに突撃しました。メルカリといえば、たっかいデパコスのアイシャドウもお得に買える魔法のサイト。まだまだコロナ禍ですし、感染予防対策としてコスメカウンターでのタッチアップを行わず、ネット通販でデパコスを買ったけど、「なんだか色味がしっくりこなくて売りに出す」という人が大量にいるんです。

 まず、最初に目を付けたのは、愛用していたディオールの「サンククルール」の色違い「#669 ソフトカシミア」! でも、「おっ!」と思った実物写真もあれば、「おや?」と不安になるような画像もあって、うーん、なんか違うかも? 光の加減なのかもしれないのですが、ちょっと色味が濃く見えて、「もっとナチュラルなメイクをしたい」という私の理想とはかけ離れていたのです。

 そして、探し回ること30分。ついに見つけたアイシャドウが、この3色パレット! 

 「Amplitude(アンプリチュード)」の「コンスピキュアス アイズ 03 ライトブラウン」(税込み7,700円)! なにが決め手になったのかって……? それはねえ、メルカリ・ラクマ共にほぼソールドアウトのアイテムだったからよっ!!

 いいですか、皆さん。フリマアプリは、一度ほかの人の手に渡ったものが売買される場。最初に購入した人が「あれ、イメージと違う……」と思って出品し、私のように「少しでも安く買いたい!」「狙っていたけど手に入らなったから、ぜひゲットしたい!」という人たちが買うわけですよ。ということは、そもそもあまり出回っておらず、なおかつ、購入者がすぐに見つかるような商品、これすなわち、名品ってわけ! 

 メルカリは、商品を売買するだけじゃなくて、人気度や名品を見つけるツールにもなるってことなんです! この使い方をしている人、意外に少ないのでは?

 というわけで私、全品ソールドアウトになっている「コンスピキュアス アイズ」を入手することにしました! え、メルカリでは売っていなかったのではって? そうなのよ、だからZOZOTOWNでポイントを全部使ってゲットしたわ!

 数日後、家に件のアイシャドウが届いたのですが、まぁ“おフェロ”! おしゃれで色気ある目元が簡単にできちゃったわ! 皆さんも、メルカリをはじめ、ラクマなどのフリマアプリで「どれくらい出品されているか」、また「どれくらい買われているか」をチェックして、名品を見つけてみてください!

■今回の出費
アンプリチュード「コンスピキュアス アイズ 03 ライトブラウン」 7,700円

電子書籍『“買い物狂い”の散財日記~千葉N子のリアルな家計簿大公開~』発売中!

 2020年3月から連載中の人気コラム『“買い物狂い”の散財日記』が、ここでしか読めない書き下ろしエピソードを大量に収録して初の書籍化! 

 “買い物狂い”の千葉N子氏が、日々の散財ぶりはもちろん、フリマアプリの活用法や通販サイト利用時の注意点など、知っておけば必ず得をする買い物術から失敗話までを赤裸々に綴ります。さらに、“買い物狂い”のひと月の散財リストや1年の散財額も大公開! 物欲が刺激されること間違いなしの一冊です。

発売元:サイゾー
発売日:2022年9月1日
価格:950円(税込み)

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ママ友からLINEの「返信が遅い」ことをやんわり注意され……忙しいワーママは「お互い様」じゃないの!?

「子ども同士の付き合い」が前提のママ友という関係には、さまざまな暗黙のルールがあるらしい――。ママたちの実体験を元に、ママ友ウォッチャーのライター・池守りぜねが、暗黙ルールを考察する。

 コロナ禍の影響で、ママ友同士が直接集う機会が減った分、LINEでのやりとりが活発になったという人は多いだろう。気軽にメッセージを送り合えるツールだけに、ついついママ友と長時間“ラリー”が続いてしまうというのもよく聞く話だが、そういった状況を苦痛に感じている人もいるのかもしれない。今回は、ママ友同士のLINEのやりとりをめぐる、あるお母さんの葛藤を取り上げる。

双子育児と仕事で余裕なし! ママ友のグループLINEがストレス

 パソコンメーカーのコールセンターで受信業務を担当しているまりかさん(仮名・37歳)は、小学3年生になる双子男児のママ。夫の実家は商店街で蕎麦屋を営んでいるという。

「夫は5年前に先代から店を継ぎました。コロナ禍になって、客足が遠のいたので、店の手伝いを週6から土日のみにして、去年からコールセンターでのパートを始めたんです」

 パートと店の手伝いで自分の時間がまったくないというまりかさん。しかし、保育園時代のママ友たちは、よくグループLINEでメッセージのやりとりをしているそうだ。

「ママ友は、定時で終わる派遣の仕事や、ほぼリモートワークという働き方なので、メッセージをゆっくり見たり、送ったりする余裕があるんですよね。私は、仕事中スマホはロッカーに預けなければならないし、店でも見る暇がないので、メッセージの返信を数日放置してしまうこともよくあるんです」

 まりかさんが参加しているLINEグループはいくつかあるが、保育園時代に仲が良かったママ友4人のグループでは、日常の出来事やハマッているテレビドラマについてなど、たわいもない会話をしているという。しかし、年末の慌ただしさにより、まりかさんが返信をおろそかにしていたところ、あるママ友から連絡が来たそうだ。

「その時、LINEグループは、年末年始の過ごし方の話題で盛り上がっていました。スマホの画面を開くと、通知が20件も来ていて驚きましたが、明日返そうと思っていたんです……。そうしたら、グループチャットにいるママ友Aさんから、ダイレクトにLINEが届いて『最近、返信がないけどどうしたの?』と心配されてしまって……」

 まりかさんは、仕事と育児が忙しかったために返信がおろそかになっていると伝えた。すると、思いもよらない返信がきたという。

「『4人のグループなのに、3人しか会話してないのが気になっちゃって』っていうんです。私からのレスの遅さをやんわりと注意されたんだなぁと思って、落ち込みました……でも別に重要な内容ではないし、私は普段からスマホを使い慣れていないのもあって文面を打つのも遅く、ストレスを感じるんです」

 また、まりかさんは、「Aさんからのメッセージは、まるで日記というか。その日にあったことや、出かけた報告ばかりで、どんなリアクションをこちらに求めているのかわからない」と困惑した表情を見せる。

「Aさんは、家族でディズニーランドに行ったという報告や、子どもが参加するサッカーの試合風景の写真を送ってくるんです。別にマウントのつもりはないと思うのですが、『いいなぁ』とか『すごいね』とか返したらいいんですかね? 時々、反応に困るんですよ……でも、息子同士の仲が良いので返信しないわけにはいかず、地味にストレスになっています」

 Aさんからよく「休みの日は何するの?」と聞かれるのも面倒だというまりかさん。

「うちは店があるので、土日は休めない。しかも双子なので移動も大変。旅行なんてもってのほかで、全然行っていません。でもそれを伝えると『子どもが小さいうちに出かけないなんてかわいそう』みたいな反応をされるので、伝えづらいんですよね」

 ただ、まりかさんは、Aさんからのメッセージが嫌なわけではないという。

「送ってくるだけなら、時間がある時に見ればいいので、いいんですよ。なにかしらのレスを、すぐに送らなきゃいけないのが“無理”なんです……。でもLINEグループのママたちは、Aさんのメッセージにすぐさま反応して、『〇〇君、かっこいいね』みたいに返す。私よりは余裕があるかもしれないけど、みんなも働いていて忙しいワーママなのにすごいなぁって。でも、やっぱりこちらが忙しくていっぱいいっぱいなことをわかってほしいです」

 まりかさんは、「私はママ友のレスが来なくたって、『ああ忙しいんだな』と思うくらいで、まったく気にならないです」ときっぱり言う。

「特にワーママ同士の付き合いでは、LINEのレスがおろそかになるのは気にしない。これって暗黙のルールだと思ってたんですけどね……」

 もはやママ友付き合いに欠かせないアイテムといえるLINE。しかし、そのやりとりは、相手の状況がわからないだけに気を使うものだ。ワーママ同士の付き合いでは、朝や夕食時などの忙しい時間帯、仕事中と思われる日中には、メッセージを送るのを避けたほうがよいといった暗黙のルール……というか、マナーも存在していると思う。

 一方、レスの有無に関しては、「なくても気にならない」派と「必ずほしい」派と分かれるのではないだろうか。特に今はコロナ禍で、ママ友同士が学校行事や送迎時などで顔を合わせる機会が減っている。その分、メッセージでのつながりを重要視しているママも存在するかもしれない。

 まりかさんは、ママ友同士のやりとりは、仕事より優先度が低いという口ぶりで、それは確かにその通りだと思うが、「レスが遅い、レスがないのもお互い様」との認識は、やや一方的な印象を受けた。

 相手からのレスが遅い、レスがないことで、「もしかして嫌われてしまったのではないか?」「病気などになっているのではないか?」と不安になってしまうママもいるだろうし、スタンプだけでもいいので、やはり何らかの対応はすべきだろうと思う。

 まりかさんが、家の手伝いやコールセンターの仕事で、どれほど忙しい日々を送っているかは、おそらくママ友たちに伝わっていない。また、もともとレスがマメなタイプではないことも知られていないのではないか。であれば、前もって「仕事中はスマホを見られないから、確認するのは夜になる」ことや、「あまりマメじゃないので、日程を決めるような重要事項以外は、あまり返信できないけど気にしないで」というふうに伝えておくのがいいのではないだろうか。

 ここで重要なのは、レスの遅さに関しては、人によってどれくらいで「遅い」と感じるかが異なるだけに、具体的に「この時間帯以外は、スマホを見ていない」と伝えることだと思う。

 ママ友は年代も職業も違うので、“常識”が異なり、不本意な行き違いが起きやすい。誤解を生まないためにも、まずは自分の“常識”を相手に伝える。そのうえで、「ワーママは忙しいので、LINEの返信を強要しない」が、暗黙のルールではないだろうか。

元女囚が振り返る「2022年刑務所の大事件」! 留置場でも全裸死、後頭部は和式トイレの便器に……ムショは安住の地じゃない

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

岡崎警察署の留置場で、男性が全裸で死亡

 皆さんもお忙しいと思いますが、ありがたいことに、瑠美のお店もクリスマスの時期は大忙しです。ところで、12月に入って、またまた事件がありましたね。

 12月4日に愛知県・岡崎警察署の留置場で勾留されていた男性が亡くなりましたが、この寒いのに発見時は全裸、後頭部は和式トイレの便器に突っ込まれていたそうです。監視カメラには、男性を足で蹴って移動させてるところも映ってるらしいですよ。

 怖すぎなんですが、何があったんですかね。男性はコウボウ(公務執行妨害)でパクられた(逮捕された)そうですから、お巡りさんに言い返して、「生意気な……」とかなったんかなと。

 ベルト型手錠や縄で連続して100時間以上拘束したそうです。全裸で……。しかも糖尿病の持病があったのに、投薬もなかったとか。

 もともと留置場はトラブルが多いんですが、ここまでではないですよ。昭和ならあったかもしれませんが、令和も5年目になろうとしてるのに。

 こんな事件でも、警察の幹部の人がハゲ頭をさらして謝って、裁判では起訴状を全部認めて執行猶予にして、重要な情報は出さないかなとも思いますが、ご遺族が納得できる対応をしてほしいですね。

池袋暴走事故、「誰も同情していない」受刑者の今

 もう一つ拘置所の話題。池袋で自動車を100キロのスピードで運転して母子を死なせた「例の90歳のおじいさん」が、拘置所で介助もなく顔から転んだりしてるそうですね。

 ぶっちゃけ瑠美も、おじいさんがコケて血だらけになってるのを見たら心が動くかもしれませんが、まずは「そんなヨボヨボで、なんで運転?」ですよね。「私はか弱い気の毒な年寄り」アピールするなら、タクシーに乗ればええだけのことです。亡くなったお母さんとお嬢さん、取り残されたお父さんのほうがかわいそうです。

 すごいのはネットの反応で、誰もおじいさんに同情してないです。ご家族くらいですかね、かばってるのは。まあ、しょうがないですかね。

 ちなみにどこの刑務所に入ったのかは、本人から「〇〇ムショなうです」とか手紙かハガキが来ない限り、わかりません。施設側から教えてくれることはないのです。編集者さんに言うたらビックリされました。まあ、そんなシチュエーションなかなかないですよね。

 11月には、97歳(!)のおじいさんがアクセルとブレーキを踏み間違えて女性を死なせてましたし、これからはこういった高齢者の事件はもっと増えるでしょう。

 若い人でもやり損なうことはあるので、もっと試験のやり方を考えてほしいです。ちゅうか、97歳まで長生きしてるのもすごいですが、身柄が勾留されてたのはもっとすごいですよね。

 12月9日に起訴されて、もう保釈されたそうですが、留置場もお世話は困ったと思いますよ。刑務所や拘置所は懲役(受刑者)が刑務作業としてお年寄りの世話をしますが、留置場の担当は警察官ですよね。ちゅうか100歳近いおじいさんの世話とか想定外すぎますからね。

 やっぱり塀の中は、安住の地にはなりまへん。ちゅうか社会全体がお年寄りに冷たくなっていくんでしょうか。瑠美のいた施設は、みんなお年寄りにやさしかったんですけどねえ。

 獄中ネタが続きますが、「トー横のハウル」の獄死も印象に残りました。最初は自殺を疑いましたが、コロナかも……とも思っていたら、なんと司法解剖しても死因がわからへんのですね。そんなこともあるんですか。

 ハウルと同棲してた女性が、獄中からの手紙を公開してますが、施設的には「いちいち死因など公表することはない」ちゅうことでしょうか。

 前も書いてますが、瑠美が和歌山刑務所にいてた時に福田和子さんが亡くなったのも、ムショは隠してましたね。

 ムショネタばかりですが、薬物では、田中聖さんの逮捕や田代まさしさんの出所も気になりましたね。もちろん清原和博さんのことも応援しています。

 ほんま今年もいろいろありましたね。お読みいただきありがとうございました。皆様、よいお年をお迎えください。

中学受験、「最後の合不合」がトレンド入り――最終模試の結果で“第1志望を捨てた”母が「たられば」に苦しむワケ

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 中学受験もいよいよ本番間近。年明けには全国各地で入試が始まる。先日Twitterでは「最後の合不合(※)」というワードがトレンド入りしていたが、親たちは、最後の模試の結果を見ながら、最終志望校の選択に頭を悩ませている頃であろう。
※大手中学受験塾・四谷大塚が主催する公開模試「合不合判定テスト」のこと。

 最終模試は、入試本番を前に今現在の実力を推し量ることができる重要なもの。しかし、結果が良かった場合は本試験への猛烈な追い風になる一方、結果が悪い場合は、志望校の想定を根底から揺るがしかねないので、注意が必要だ。

 友梨奈さん(仮名)は今も時々、現在中学2年生の息子・圭斗君(仮名)の最終模試に思いを巡らせることがあるという。

「圭斗が小学校低学年だった頃に戻りたいです。私がダメだったばかりに、こんなことになったのかな……って、今も後悔しかないですね。特に最終模試のことをアレコレ考えてしまいます」

 圭斗君は大のサッカー好きで、幼い頃から地元の少年サッカークラブに参加。圭斗君なりに頑張って練習していたそうだ。

 一方、圭斗君の地元は中学受験熱が高く、低学年から通塾する子も珍しくはないという。その波に飲まれるかのごとく、友梨奈さんは圭斗君が小4になったタイミングで受験塾に行かせるようにしたという。

「当時は、サッカークラブと塾との両立に特に問題はなく、圭斗も勉強を楽しんでいたと思います。ただ、学年が上がるにつれ、だんだんと両立が難しくなってきてしまい、私が半ば強引にサッカーを辞めさせたという経緯があるんです」

 中学受験塾のカリキュラムは小5以降、週3日となるのが一般的で、土日も模試やテストに追われることが普通だ。スポーツや習い事と両立する子もいるが、相当ハードな日々を送ることになる。

「圭斗は、『中学に入ったら、思いきりサッカーをするから、今は受験を頑張る』と言っていたんですが、本心ではなかったようです」

 圭斗君が目指したのは、サッカー強豪校のY学園。勉強に精を出した結果、模試でも射程圏内となり、このまま努力すれば合格の可能性は高い……というレベルに達したそうだ。

 ところが、小6の12月の最終模試で思わぬ事態に遭遇する。Y学園の合格確率は「20%以下」「志望校を再考せよ」という結果だったのだ。

 今まで、取ったこともないような低い偏差値を目の当たりにした圭斗君は、激しく落胆し、「もう塾に行かない」とゴネていたという。

「塾の先生の働きかけで、何とか通塾はするようになったんですが、その頃から、圭斗が頻繁に体調不良を訴えるようになりました。『夜、眠れない』とか、『食欲がない』とか、『だるい』とか……そんな感じでしたね」

 最終模試後、年明けに行われた塾内の試験も結果が思わしくなく、圭斗君は余計に落ち込んでしまったそうだ。

「そんな状態でしたから、『Y学園なんて絶対に無理』と思ってしまって……。そこで、第2志望校のK学園に的を絞って、受験のラインナップを組む作戦を圭斗に勧めたんです。本人も了承したので、K学園の1~3回目入試までを受け続けることにしました。K学園もサッカー部が盛んですし、3回受けたら、どこかでは受かるだろうという読みもあったんですが……」

 しかし、結果は残酷で、K学園からの桜の便りは届かなかった。

「結局、慌てて受けたC学園に合格し、入学手続きをしました。でも、中2になった今、圭斗は学校に通えていません。というか、中1の4月だけ通っただけで、以降、一度も登校していないんです……」

 圭斗君は自室に引きこもったままで、友梨奈さんとも必要最小限の言葉しか交わさないという。

「あの時、私はどうすればよかったんですかね? 同じ“玉砕”ならば、圭斗が目指したY学園を受けさせてあげればよかったのか、K学園に志望校を変更したのは仕方のないことだったのか。それとも、最初から受験なんかさせずに、サッカーを好きなだけやらせてあげればよかったのか……」

 そう言って、友梨奈さんは目を伏せた。

 人生は一度切り。「たられば」はないとわかってはいるものの、「もしも、あの時……」と思ってしまうのは人間のサガかもしれない。

「今はC学園に学費だけを納めている状態です。ムダとは知りつつ、これで学費も納めなかったら、退学の道しかないですよね。そうなると公立中学に転校することになります。私はそれでもいいと思っているんですが、今度こそ、圭斗の決断に委ねようと思っているんです。圭斗は私が決めたことをすべて受け入れてきたことで、こうなってしまったのかな……って。ならば、圭斗が自分から『こうしたい』と言ってくれるまで、辛抱強く待つしかないと思っています。なるべくならば、それが遠からぬ未来であることを祈るだけです」

 中学受験の時期は、思春期とも微妙にかぶっているので、親としては子どもの扱い方に迷うこともある。親の良かれが災いすることもあり得るだろう。

 友梨奈さんの話を聞いているうちに、「親」という漢字の意味は「木の上に立って見る」という言葉を思い出した。親という仕事は本当に難しい。