サイゼリヤさん、2019年10月版の「間違い探し」ちょっと簡単になってませんか?

「わざわざ調べるほどじゃないけど、なんか気になる」「知らなくても損しないけど、どうせなら覚えておきたい」……日常にあふれる“素朴なギモン”、ズバッと聞いてきました!

 学生時代はドリンクバーだけ注文して延々とおしゃべり、家族を持てば子どもと安心してゆっくり食事を楽しみ、老後はご近所の仲間たちとワイン片手にランチに興じる……。全世代の“憩いの場”として存在するファミリーレストランといえば、イタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリヤ」だろう。

 同店の“人気コンテンツ”といえば、キッズメニューに掲載されている「間違い探し」。昨年7月には、これまでの間違い探しをまとめた書籍『サイゼリヤのまちがいさがし』(新星出版社)が発売されたほどで、3カ月に1回更新される問題を楽しみにしているファンは多い。

 キッズメニューの表紙と裏表紙に書かれたイラストを比較し、10個の間違いを見つけるだけなのだが、これがとにかく難しい。筆者もサイゼリヤに行くと、料理が運ばれてくるまでの間に間違いを10個見つけようと挑戦するのだが、「え!? あと3個、どこ!? 全然わからないんですけど!?」とうろたえているうちに、「ミラノ風ドリア」が到着してしまう。結局最後は、間違い探しの熱狂的なファンのブログを見て、答え合わせをしている。

 しかし、今年10月に更新された問題で“異変”が起こる。ネット上に「今回の間違い探し、すごい簡単じゃなかった?」「普通に全部見つけられて逆に驚き……」「“キャベツとアンチョビのソテー”が出てくる前に全部見つけられる程度には簡単」といった声が噴出したのだ。筆者の実感としても、今回は難なく10個間違いが見つかってしまった。一体、なぜ急に難易度が下がったのだろうか。もしかして、「難しすぎる!」とかいう、空気の読めないクレームが入ったのか……? 気になったので、直接聞いてみた。

「サイゼリヤさん、2019年10月版の『間違い探し』ちょっと簡単になってませんか?」

サイゼリヤ総務部 広報担当者(以下、担当者) 難易度を下げようとは、特に意図していませんでした。「簡単だ」というご意見が多いのであれば、お客様の“間違い探しレベル”が上がってきているのかもしれませんね。次の問題は、少々難易度を上げる必要がありそうです。

――おお、なんと好戦的な答え! 難易度って、どのように調整しているんですか?

担当者 キッズメニューの間違い探しは、「料理を待っている間も楽しく過ごしていただきたい」と考えて作成しています。なので、大人が約15分で解けるレベルを想定しており、見つけやすいネタを7~8個、残りは少し難しいネタを入れるようにしていますね。何名かの社員に被験者になってもらい、実際に時間を測りながら調整する……といった形で社内で検証を重ね、問題を練り上げています。

 なんだこの、間違い探しにかける情熱は……!? サイゼリヤが“ファミレス”だということを忘れそうである。

――そんな練りに練ったネタを、よりスムーズに見つけるコツを教えてください。

担当者 お子さまのほうが早く答えを見つけることが多いんですよ。出題者の狙いを探るなど、“先入観”がないからかもしれませんね。ヘタな勘繰りはせず、純粋な目で見比べるのが、解答のコツかもしれません。

――純粋な目……大人が失いがちなものですね……。今後も間違い探しは掲載し続けますか?

担当者 今後も続けていく予定です。食事は料理だけでなく、“その場を楽しむ”ことも大事だと考えています。これはイタリア語で「La Buona Tavola.」といい、私たちがお客さまに体験していただきたい、豊かな食事体験のことをいいます。料理を待つ時間を楽しむことも、その一環。これを補助するツールとして、間違い探しで盛り上がっていただければ幸いです。

――ちなみに、過去から現在までで、最も難しかったのはいつの間違い探しですか?

担当者 次回の間違い探しが一番難しいと思います。お楽しみに!

 老若男女を夢中にさせる、サイゼリヤの間違い探し。過去最難問だろうと、次回も「ミラノ風ドリア」が運ばれてくる前の攻略目指すぞ~!
(有山千春)

★★★★★日常の“素朴なギモン”を大募集!★★★★★

 サイゾーウーマン読者の皆さんに代わって、気になることをズバッと聞いてきます! 下記よりご応募ください。

【応募フォームはこちら】

老人ホームを断固拒否! 要介護4の母抱える社員のピンチ、超ホワイト企業が取ったスゴい行動

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

「正直なところ、ホッとしました」――

 そう語るのは、「介護施設は虐待が心配――生活が破綻寸前でも母を手放せない娘」で紹介した斎藤雅代さん(仮名・45)の上司、正木俊宏さん(仮名・56)だ。正木さんは要介護4の母親を自宅で介護する斎藤さんが、介護離職寸前であることに危機感を抱き、なんとか介護離職を食い止めることができないかと奔走してきた。

 前掲の記事で斎藤さんが繰り返していた言葉がある。「施設に入れると、お母さんがかわいそう」というものだ。

いくらホワイト企業でももう彼女を守れない

「彼女のお母さんはほとんど寝たきりでした。平日はデイサービスに行くのですが、それまでに朝食を準備して、時間をかけて食べさせているようです。弊社はフレックス勤務が可能なので、出勤するのが午前11時になっても午後8時まで勤務すればいいので問題はないのですが、時間休を取って早めに帰って、デイサービスから戻るお母さんを迎えることもありました。お母さんの体調が悪くなることも多く、そうなると彼女が病院に連れて行くのでたびたび欠勤することになります」

 話を聞くと、正木さんの会社は超ホワイト企業だ。1時間単位で使える介護育児休暇や介護育児休業のほか、前年から繰り越せる有給休暇、福祉休暇という名前の育児や介護で取得できる休暇もあるという。これらをフルで使うと、なんと1年の3分の1は休むことができるというのだから、ブラック企業の社員でなくとも誰もがうらやむ恵まれた労働環境なのだ。

 ところが、斎藤さんはこれらの休暇を毎年すべて使い果たしていたうえ、今年前半には使える休暇がほとんど残っていなかったという。いくらホワイト企業でも、これ以上この状態が続けば、斎藤さんを守りきれないところまで来ていたのだ。

「ほかにお母さんの介護を手伝ってくれる人はいないのか聞いても、家庭事情が複雑なようで、彼女一人が奮闘している状態でした。家族はいるのですが、彼女の足を引っ張る存在でしかないんです。お父さんは頑固で、両親の仲もあまりよくなかったうえに、弟さんとも合わない。彼女が言うには、自宅はお父さんと弟がため込んだゴミがあふれ、とてもお母さんを介護できる環境ではない。そのため、お母さんと彼女が2人でアパートを借りて住んでいるということでした。そのうえ、弟がウツになり仕事を辞めてしまった。両親のわずかな年金と彼女の給料で4人分、それも別に住んでいる2世帯の生活費を賄っているという状態だったんです」

 斎藤さんが介護離職してしまうと、一家4人が路頭に迷うことは明白だったため、なんとしても仕事を辞めさせるわけにはいかなかった。これ以上、介護を負担させないためには、「お母さんを施設に入れるしかない」と、数カ月説得を続けてきていたという。しかし、「そのたびに彼女が繰り返すのは『施設に入れると、お母さんがかわいそう』と。ここですべての思考がストップしているんです。こうなると、もう会社としても手の打ちようがない」。

 社内に、介護をしながら仕事もちゃんとやって母親を看取った女性社員がいたので、その人から斎藤さんに助言をしてもらってはどうかという案も出た。

「その女性社員も『私でお役に立てるなら』と乗り気でした。でも、その社員と斎藤さんとはタイプが違いすぎました。その社員は、総合職で仕事もできる。うまく介護サービスを利用していたので、参考になるかと思ったのですが、斎藤さんはどう見てもそういう才覚があるとは思えない。よく言えば癒やし系。ほわーっとしていて、こちらが何か言っても、どこまでわかっているのか今ひとつつかめない。うまく介護と仕事を両立した社員の話を聞いても、同じようにできるはずがない。斎藤さんがさらに自信をなくす可能性もあったので、この話は流れました」

 さらに正木さんは、知り合いやそのまた知り合いまでたどって、斎藤さんが介護離職しなくて済むためにどうしたらいいのかアドバイスを求めた。斎藤さんの住む自治体の担当者やケアマネジャー、民間の相談機関まで……正木さんは単なる上司以上の動きをしていたのだ。

「ただ個人情報の関係で、いくら彼女の上司とはいってもこれ以上は踏み込めないというラインがあって、最終的には彼女が動かないとどうしようもないというところで終わるんです。今のケアマネが、彼女の深刻な状況を把握していなくて、適切なケアプランを示すことができていないのが一番の問題だろうと、何人もの人に言われました。彼女との信頼関係が築けて、彼女一人が抱え込まなくてもいいような方法を提案できるケアマネに替えないことには始まらないと言われました。しかし彼女は、『そんな余裕はないし、母に合うケアマネをどうやって選べばよいかわからない。地域包括支援センターも紹介してくれない』と言う。

 だったらもうお母さんを施設に入れるよう、こちらでおぜん立てをしてあげようと、民間の相談機関の人に会社まで来てもらって、お母さんを施設に入れる必要性から施設選びのアドバイスまで、それは丁寧に説明してもらったんです。彼女さえ『はい』と言えば、私も一緒に施設探しや見学に同行するとまで言ったのですが……」

 それでも、斎藤さんは煮え切らない返事をするばかりだった。ついには、正木さんもしびれを切らして、「もうどうなっても知らんぞ」と投げやりな言葉が出かかったという。

 これほど情の厚い大企業に、一般職とはいえ斎藤さんはよく入社できたものだ。幸運と言うほかない。それにしても、ここまでくると斎藤さんや正木さんが担当する仕事にも影響が出ていたに違いない。他人事ながら心配になった。

 ところが、というか、そのうえ、というか、この会社はとんでもなく懐が広かった。

――続きは12月21日公開

老人ホームを断固拒否! 要介護4の母抱える社員のピンチ、超ホワイト企業が取ったスゴい行動

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

「正直なところ、ホッとしました」――

 そう語るのは、「介護施設は虐待が心配――生活が破綻寸前でも母を手放せない娘」で紹介した斎藤雅代さん(仮名・45)の上司、正木俊宏さん(仮名・56)だ。正木さんは要介護4の母親を自宅で介護する斎藤さんが、介護離職寸前であることに危機感を抱き、なんとか介護離職を食い止めることができないかと奔走してきた。

 前掲の記事で斎藤さんが繰り返していた言葉がある。「施設に入れると、お母さんがかわいそう」というものだ。

いくらホワイト企業でももう彼女を守れない

「彼女のお母さんはほとんど寝たきりでした。平日はデイサービスに行くのですが、それまでに朝食を準備して、時間をかけて食べさせているようです。弊社はフレックス勤務が可能なので、出勤するのが午前11時になっても午後8時まで勤務すればいいので問題はないのですが、時間休を取って早めに帰って、デイサービスから戻るお母さんを迎えることもありました。お母さんの体調が悪くなることも多く、そうなると彼女が病院に連れて行くのでたびたび欠勤することになります」

 話を聞くと、正木さんの会社は超ホワイト企業だ。1時間単位で使える介護育児休暇や介護育児休業のほか、前年から繰り越せる有給休暇、福祉休暇という名前の育児や介護で取得できる休暇もあるという。これらをフルで使うと、なんと1年の3分の1は休むことができるというのだから、ブラック企業の社員でなくとも誰もがうらやむ恵まれた労働環境なのだ。

 ところが、斎藤さんはこれらの休暇を毎年すべて使い果たしていたうえ、今年前半には使える休暇がほとんど残っていなかったという。いくらホワイト企業でも、これ以上この状態が続けば、斎藤さんを守りきれないところまで来ていたのだ。

「ほかにお母さんの介護を手伝ってくれる人はいないのか聞いても、家庭事情が複雑なようで、彼女一人が奮闘している状態でした。家族はいるのですが、彼女の足を引っ張る存在でしかないんです。お父さんは頑固で、両親の仲もあまりよくなかったうえに、弟さんとも合わない。彼女が言うには、自宅はお父さんと弟がため込んだゴミがあふれ、とてもお母さんを介護できる環境ではない。そのため、お母さんと彼女が2人でアパートを借りて住んでいるということでした。そのうえ、弟がウツになり仕事を辞めてしまった。両親のわずかな年金と彼女の給料で4人分、それも別に住んでいる2世帯の生活費を賄っているという状態だったんです」

 斎藤さんが介護離職してしまうと、一家4人が路頭に迷うことは明白だったため、なんとしても仕事を辞めさせるわけにはいかなかった。これ以上、介護を負担させないためには、「お母さんを施設に入れるしかない」と、数カ月説得を続けてきていたという。しかし、「そのたびに彼女が繰り返すのは『施設に入れると、お母さんがかわいそう』と。ここですべての思考がストップしているんです。こうなると、もう会社としても手の打ちようがない」。

 社内に、介護をしながら仕事もちゃんとやって母親を看取った女性社員がいたので、その人から斎藤さんに助言をしてもらってはどうかという案も出た。

「その女性社員も『私でお役に立てるなら』と乗り気でした。でも、その社員と斎藤さんとはタイプが違いすぎました。その社員は、総合職で仕事もできる。うまく介護サービスを利用していたので、参考になるかと思ったのですが、斎藤さんはどう見てもそういう才覚があるとは思えない。よく言えば癒やし系。ほわーっとしていて、こちらが何か言っても、どこまでわかっているのか今ひとつつかめない。うまく介護と仕事を両立した社員の話を聞いても、同じようにできるはずがない。斎藤さんがさらに自信をなくす可能性もあったので、この話は流れました」

 さらに正木さんは、知り合いやそのまた知り合いまでたどって、斎藤さんが介護離職しなくて済むためにどうしたらいいのかアドバイスを求めた。斎藤さんの住む自治体の担当者やケアマネジャー、民間の相談機関まで……正木さんは単なる上司以上の動きをしていたのだ。

「ただ個人情報の関係で、いくら彼女の上司とはいってもこれ以上は踏み込めないというラインがあって、最終的には彼女が動かないとどうしようもないというところで終わるんです。今のケアマネが、彼女の深刻な状況を把握していなくて、適切なケアプランを示すことができていないのが一番の問題だろうと、何人もの人に言われました。彼女との信頼関係が築けて、彼女一人が抱え込まなくてもいいような方法を提案できるケアマネに替えないことには始まらないと言われました。しかし彼女は、『そんな余裕はないし、母に合うケアマネをどうやって選べばよいかわからない。地域包括支援センターも紹介してくれない』と言う。

 だったらもうお母さんを施設に入れるよう、こちらでおぜん立てをしてあげようと、民間の相談機関の人に会社まで来てもらって、お母さんを施設に入れる必要性から施設選びのアドバイスまで、それは丁寧に説明してもらったんです。彼女さえ『はい』と言えば、私も一緒に施設探しや見学に同行するとまで言ったのですが……」

 それでも、斎藤さんは煮え切らない返事をするばかりだった。ついには、正木さんもしびれを切らして、「もうどうなっても知らんぞ」と投げやりな言葉が出かかったという。

 これほど情の厚い大企業に、一般職とはいえ斎藤さんはよく入社できたものだ。幸運と言うほかない。それにしても、ここまでくると斎藤さんや正木さんが担当する仕事にも影響が出ていたに違いない。他人事ながら心配になった。

 ところが、というか、そのうえ、というか、この会社はとんでもなく懐が広かった。

――続きは12月21日公開

「お金の神様に可愛がられる」? 藤本さきこ氏、ビジネス指南に見せかけた“スピリチュアル本”の実態

 誰にでも、心が弱ってしまう時はあります。救いを求める先が、信頼できる家族や友人ではないこともあるでしょう。「こうすれば幸せになる」と語りかける心理カウンセラー、スピリチュアリスト、霊能力者。彼らを見ていると、「私を救ってくれそう」「この人たちのようになれるかも」と、次第にそんな気持ちが膨らみ……ちょっと待って! それ、本当に信じて大丈夫? スピリチュアルウォッチャー・黒猫ドラネコが、無責任なことばかり言っている“教祖様”を、鋭い爪でひっかきます。

 書店やバラエティショップに、来年の手帳コーナーができる時期ですね。私は毎年「どんな自己啓発系やスピリチュアル系“教祖様”が手帳を出しているかな?」と、楽しく観察しています。もちろん今年も大注目なのは、「月収10万円のシングルマザーが短期間で年商3億円の実業家に」でおなじみ(?)、KADOKAWAから『お金の神様に可愛がられる手帳』を毎年発売している、藤本さきこさんです。

「300万円一括払い」で“覚悟”を確認する教祖様

 藤本さんは1981年生まれ、青森県出身。怪しいスピリチュアルの代表格、子宮委員長はる(現・八木さや)と同郷です。さらに、“布ナプキン”などの女性向け商品を取り扱う共通点もあってか、子宮委員長とは2015年頃から付き合いがある様子。しかし、残念ながら最近は絡みがないことも、藤本さんのブログからうかがえます。とはいえ、彼女はまさに「子宮系」から派生した「スピ系自己啓発」で大きく稼ぎ、大手出版社の後ろ盾を得て派手な宣伝をしている、代表的な“教祖様”の1人でしょう(そういえば、KADOKAWAは子宮委員長の本を2冊出版していますね)。

 「藤本さきこ認定講師」、すなわち「“教祖様”からお墨付きを得て商売ができる権利」を獲得するために必要な金額は、全6回のセミナーで300万円(税込)。このセミナーでは、藤本さんから直々に「勝ち負けのない対等の世界」「繁栄拡大の世界」(って何?)を学べるそうで、全6回すべて受講しないと、認定講師にはなれません。

 藤本さんはこの金額設定について、今年4月30日のブログで「『絶対に受けたい』と志願する姿勢を整えるためでもあります」と説明しています。この前日29日のブログには、「世の中には基本的に『愛』か『不足』か、のベースしかないのですが 『支払わなくちゃ』がベースにあると、どうしても『愛』ベースで受け取れないんです」という理由から、基本的に“一括払い”でのみ受け付けるとの記載も。どうやらこの300万円は、単純な講習料だけではなく、藤本さんの認定講師になりたい人が、彼女に“覚悟”を見せるための金額でもあるようです。

 実際、どんなことを教えてくれるのだろうかと、藤本さんの著書『お金の神様に可愛がられる方法』(KADOKAWA)を読んでみました。お金を増やす方法や、節約術が具体的に書かれた“ビジネス指南”かと思いきや、そんな内容はほとんど見当たりません。それに、私が読み飛ばしてしまったのか、この「神様」の正体が最後までよくわからないのです。それでも藤本さんは、お金を増やすためには「お金の神様に可愛がられる」ことが大事だと主張し、読者にもそれを勧めます。「感覚を信じて『私の世界(背景)を変える』と決めれば、宇宙のエネルギーが自分の中に入ってきます」という、謎の説明も。「お金の神様も宇宙そのもの」といった記述もあり、「じゃあ『宇宙に可愛がられる』ってことなのか?」と、私の思考回路はショート寸前。前回の連載で、「まだ見ぬ不思議なものから『力を与えられた』と言うと、なんでも“スピっぽく”なる」という話をしましたが、藤本さんがやたらと「宇宙」を持ち出してくるのも、まさにコレでしょう。

 藤本さんは、自身のブログでせっせとセミナーの宣伝をするだけでなく、札束を手にポーズを決める自撮り写真を掲載し、仲間と優雅にお食事をする華やかな日々も発信。ブログの読者を大いに刺激しているはずです。これに感化された人たちが、角川本社ビルで行われる藤本さんのセミナーや、KADOKAWAが企画する藤本さん同行の海外ツアー「ラグジュアリー読書会in Paris」に参加するのでしょうか? ちなみにこの読書会、渡航費を含まず現地集合・現地解散、3泊するホテルは参加者で相部屋なのに、お値段なんと52万円。これは“お金の神様”に愛された人じゃないと、参加できませんねー(棒読み)。

 実際、参加者はお金も時間も腐るほどある人がほとんどなのだと思います。しかしその一方で、必死にお金を工面して参加する人もいるようです。藤本さんは18年10月17日更新のブログにて、読書会参加者に向けた説明会と懇親会を行なったと報告。その場で参加者から、「お金の工面はどうしてるんですか?」という質問が出たそうです。これに対し、藤本さんは「今まで参加してくれた方」に聞いた話として、「これは手をつけない」「使っちゃダメなお金」を出して参加した人がいる、と明言しています。さらに具体的な答えとして、「子供の学資保険」「積み立て貯金」「保険」という話まで。続けて、「最初からあったお金をParis資金にしたりしたようです(ハート)後悔とか一切してないみたい。笑」とつづられていました。

 苦い思い出がよみがえります。連載当初に明かした通り、私の妹は「子宮系スピリチュアル」にハマり、自分でも制御できないほど、金銭感覚が麻痺してしまったのです。セミナーに通ったり、グッズを購入したりするために、家族旅行の貯金を崩し、学資保険の解約を画策。これが明らかになり、妹の家庭は崩壊寸前の状態にまで陥りました。家族のお金に手をつけることが、“破滅の道”につながる実例があるのです。この状態を笑っていられるのは、藤本さんを含む“教祖様”だけでしょうね。

危険な教祖様の“信頼度”を高めるKADOKAWA

 私が藤本さんを恐ろしいと感じるのは、多数の“信者”が読んでいる自身のブログで、時に厳しい人心掌握の手腕を見せることです。例えば、19年10月7日の更新では、金銭面の理由から「認定講師トリップ」なる旅行に参加できなくなった人の名前を挙げ、「直前で突然キャンセルしたらしい」「お父さんにも彼にもお金貰えなかった」「一番、行く気満々やったよね!?笑」と、本人的にはあまり知られたくないであろう事情を晒しています。さらに19年1月28日には、「アンチに愛をかけてみた」と題したエントリーで、「数年前からいちいち入ってくるキモいアンチがいたのですが(いちいち存在をアピールしてくる)お金をかけてみたんです。特定して、裁判所からお手紙を出しました」と、弁護士をつけたことを明らかにしました。

 こうした藤本さんの発言は、金銭面の事情から講座を辞めたい受講者を「私も晒されるのではないか」と不安にしたり、批判の声を潰したりすることにはならないでしょうか? 現に、私の周りの“スピウォッチャー”は、訴訟を怖がって藤本さんの話題をネット上でほとんど出さなくなりました。自身を批判する人の何をどこまで「アンチ」だと判断するかはわかりませんが、このエントリーを読んだ人が藤本さんに“萎縮”してしまうことは確かです。

 それにもまして、私がドン引き&血の気も引いた記事といえば、19年6月24日更新の「『死産』という素敵な経験の話」。不幸にも、藤本さんご自身が死産してしまったことや、火葬についての内容でした。つらい出来事をポジティブに考えることはあるにしても、なんと「死産にもオススメ!!」と、ブログ内で布ナプキンなどを宣伝しているのです。さらに、ベッドの上で撮影された、胎児の遺体(モザイクあり)との “ツーショット画像”まで……。これはさすがに、ネット上で「晒された赤ちゃんが気の毒」「子どもの死をネタにするな!」と批判の声が上がっていました。記事の削除要請を出した人もいたとか。それだけ、世間が藤本さんの言動に驚いたということでしょう。

 「お金の神様に可愛がられる」というぼんやりとした目標を掲げ、成功者のごとく優雅な生活を見せびらかす藤本さん。KADOKAWAという大手出版社がバックにいれば信用度が高まり、「私もこうなれるかもしれない」と夢を抱く人が増えるはずです。誰もが知る企業がバックについていても、やっていることは不確かな成功マインドを高額で売り、夢見がちな人から搾取する“信者ビジネス”にほかなりません。思想や信条は自由ですが、甘い言葉や企業の名前に釣られて、藤本さんを妄信することがないようにしてほしいものです。

 ということで、今回が年内最後の更新です。今年はこのコラムを書く機会をいただき、貴重な1年になりました。2020年は、怪しいスピリチュアルや胡散臭いセミナーなど、“変なもの”にハマる人が劇的に減る1年になることを願っております。
(黒猫ドラネコ)

フィリピンの魔女が作った“惚れ薬(ラブポーション)”、伝説の効果を41歳婚活ライターが検証!

 こんにちは、婚活ライター・漫画家の白戸です。セブ島の社会人専用学校の先駆けでもある「MeRISE(ミライズ)」に、3週間の語学留学をしてまいりました。英語力だけでなく、“オトナ”との出会いも期待した“婚活”留学です!

前回:41歳独女、婚活リベンジ! ガチンコ3週間の会計士・起業家・エリート出会いレポ

 結果から申し上げますと、学校ではエリート日本人・台湾人男子たちとの出会いがたくさんあったのですが、みんなガチで勉強をしに来ているので、現地ではデートに漕ぎ着けられませんでした。しかし、学校外で出会った3人と計4回デートしてまいりましたので、レポートします! 

伝説の「惚れ薬(ラブポーション)」をゲット


 3週間の滞在中に“未来のパートナー”を見つけようと気合が入っていたこともあり、以前から気になっていた“惚れ薬(ラブポーション)”をゲットしてきました。その薬が手に入るのは、セブ島の南に浮かぶ黒魔術師が住む島・シキホール島。土日に弾丸で行ってまいりました!

 飛行機と船を乗り継いで行くため、2日間で行くのはハードな行程なのですが、日曜にはシキホール島に到着。バイクタクシーを使って、なんとか黒魔術師に会い、ラブポーションもゲットしてきました! この魔女がブレンドしたという、20種のハーブが詰まった惚れ薬に香水を入れて使うと……あら不思議、モッテモテ!?

 なのかどうかは、デートの結果をみてご判断くださいませ(笑)。

 というわけで、鼻息荒く惚れ薬をふりかけ、3人とデートしてまいりました!

■1人目:日本人起業家
 最初にデートしたのは、学校の下のレストランで知り合った、イケメン日本人起業家(32歳)でした。彼は元々、水産業で起業をしたという、珍しい経歴の持ち主ですが最近、日本と海外をつなぐ人材派遣の会社を起業し、世界中で仕事をしているようです。なのでセブに滞在している期間も短く、デートも月曜しかできないという、タイミングの悪さ(泣)。

 そんな彼とは、セブの山側に位置し、キレイな夜景を見渡せる「Rumah Highlands Hotel(ルマーハイランズホテル)」のルーフトップにあるレストランで食事をしました。楽しい時間を過ごせたのですが、今後もアジアを中心にしばらく海外を飛び回る予定だそうで、結婚願望は現状ナイとのこと。いくらイケメンでも、結婚願望がない人では萎えます(泣)。なので「月曜だし……」と2軒目のお誘いは断り、とっとと寮に帰りました! 

■2人目:韓国人起業家
 次にデートしたのは、バーで知り合ったイケメン韓国人起業家(29歳)です。彼は元々スキーやサーフィンのインストラクターをしていたようですが、今年から独立してパーソナルトレーニングジムをマニラで経営しているようです。セブには遊びで来ていたとか。

 実は2週目の週末はマニラ旅行を予定していた筆者、うれしい偶然でマニラデートを実現できました。マニラではスペイン統治時代の最古の建造物が残るイントラムロスを散歩したり、巨大モールで買い物したり、オシャレなレストランで食事したりと、とても楽しい時間を過ごせました。彼は「マニラが好きだから、ずっとここで仕事をしていきたい」と言っていて、そこまでマニラに思い入れを持てなかった私は「一緒になることは難しいかも……」と思ってしまいました。

3人目:韓国人経営者
 そしてラストは、クラブで知り合った旅行代理店を経営するセブ在住のイケメン韓国人(31歳)です。彼とは、セブシティ中心部の巨大モールの横に位置するタワーの屋上にあり、セブ中心部の夜景を楽しめる「Blue Elephant(ブルーエレファント)」というタイ料理レストランで食事をしました。夜景の見えるレストランで初デートは全世界共通ですね。

 オシャベリな彼と過ごす時間はとても楽しく、2軒目はバーに行き、イエーガーマイスターのレッドブル割り(韓国スタイル!? とのこと)をひたすら飲んで、少し酔いがまわってきたな……と思っていたら、彼が真剣な顔をして「話を聞いてほしい」と言ってきました。

「僕らの出会いは運命だと思うんだ」(ドッキューン!! でもその心は?)
「僕らが初めて会ったクラブはフィリピーノが多いし、外人との出会いはレアだと思う」(まぁ確かに)
「しかも僕は将来、日本に住みたいくらい日本と日本人が好きなんだ」(それはうれしい)
「極めつきに、僕は朝晩関係なく毎日仕事に追われているけど、今日だってたまたま時間が取れて君と会うことができたし」(なるほど、なるほど)

 そしてトドメに「来年から日本で働く予定もあるし、必ず会いに行くから!」。という訳で、これがもし惚れ薬の効果だとしたら、その持続性が気になるところですね。ほのかに期待しながら、待ちたいと思います。

 そして後ろ髪を引かれながらも迎えた、日本帰国の日にサプライズが! 帰国便は安さを重視してマニラの経由便を取ったのですが、乗り継ぎの待ち時間が4時間もあるという展開に(しかも早朝2~6時)。空港で何をしよう……? と、マニラ在住の起業家の彼に聞いたところ、なんと当日、彼が空港まで来てくれて、空港近くのオシャレなバーに連れてってくれたのです! 2時間あまりの短い時間ではありましたが、キュンキュンが止まりませんでしたね。

 かくして、今回の“婚活”は、それなりの成果が残せたと思っています! もちろん、通っていた学校「MeRISE」の徹底したカリキュラムのおかげか、英語でのプレゼンもやり遂げ、レベルも入学当初よりアップしたりと語学力もしっかりアップできました。

 シキホール島で惚れ薬もゲットできましたし、日本でも全身に吹きかけて“効果”を楽しみたいと思います!
(白戸ミフル)

フィリピンの魔女が作った“惚れ薬(ラブポーション)”、伝説の効果を41歳婚活ライターが検証!

 こんにちは、婚活ライター・漫画家の白戸です。セブ島の社会人専用学校の先駆けでもある「MeRISE(ミライズ)」に、3週間の語学留学をしてまいりました。英語力だけでなく、“オトナ”との出会いも期待した“婚活”留学です!

前回:41歳独女、婚活リベンジ! ガチンコ3週間の会計士・起業家・エリート出会いレポ

 結果から申し上げますと、学校ではエリート日本人・台湾人男子たちとの出会いがたくさんあったのですが、みんなガチで勉強をしに来ているので、現地ではデートに漕ぎ着けられませんでした。しかし、学校外で出会った3人と計4回デートしてまいりましたので、レポートします! 

伝説の「惚れ薬(ラブポーション)」をゲット


 3週間の滞在中に“未来のパートナー”を見つけようと気合が入っていたこともあり、以前から気になっていた“惚れ薬(ラブポーション)”をゲットしてきました。その薬が手に入るのは、セブ島の南に浮かぶ黒魔術師が住む島・シキホール島。土日に弾丸で行ってまいりました!

 飛行機と船を乗り継いで行くため、2日間で行くのはハードな行程なのですが、日曜にはシキホール島に到着。バイクタクシーを使って、なんとか黒魔術師に会い、ラブポーションもゲットしてきました! この魔女がブレンドしたという、20種のハーブが詰まった惚れ薬に香水を入れて使うと……あら不思議、モッテモテ!?

 なのかどうかは、デートの結果をみてご判断くださいませ(笑)。

 というわけで、鼻息荒く惚れ薬をふりかけ、3人とデートしてまいりました!

■1人目:日本人起業家
 最初にデートしたのは、学校の下のレストランで知り合った、イケメン日本人起業家(32歳)でした。彼は元々、水産業で起業をしたという、珍しい経歴の持ち主ですが最近、日本と海外をつなぐ人材派遣の会社を起業し、世界中で仕事をしているようです。なのでセブに滞在している期間も短く、デートも月曜しかできないという、タイミングの悪さ(泣)。

 そんな彼とは、セブの山側に位置し、キレイな夜景を見渡せる「Rumah Highlands Hotel(ルマーハイランズホテル)」のルーフトップにあるレストランで食事をしました。楽しい時間を過ごせたのですが、今後もアジアを中心にしばらく海外を飛び回る予定だそうで、結婚願望は現状ナイとのこと。いくらイケメンでも、結婚願望がない人では萎えます(泣)。なので「月曜だし……」と2軒目のお誘いは断り、とっとと寮に帰りました! 

■2人目:韓国人起業家
 次にデートしたのは、バーで知り合ったイケメン韓国人起業家(29歳)です。彼は元々スキーやサーフィンのインストラクターをしていたようですが、今年から独立してパーソナルトレーニングジムをマニラで経営しているようです。セブには遊びで来ていたとか。

 実は2週目の週末はマニラ旅行を予定していた筆者、うれしい偶然でマニラデートを実現できました。マニラではスペイン統治時代の最古の建造物が残るイントラムロスを散歩したり、巨大モールで買い物したり、オシャレなレストランで食事したりと、とても楽しい時間を過ごせました。彼は「マニラが好きだから、ずっとここで仕事をしていきたい」と言っていて、そこまでマニラに思い入れを持てなかった私は「一緒になることは難しいかも……」と思ってしまいました。

3人目:韓国人経営者
 そしてラストは、クラブで知り合った旅行代理店を経営するセブ在住のイケメン韓国人(31歳)です。彼とは、セブシティ中心部の巨大モールの横に位置するタワーの屋上にあり、セブ中心部の夜景を楽しめる「Blue Elephant(ブルーエレファント)」というタイ料理レストランで食事をしました。夜景の見えるレストランで初デートは全世界共通ですね。

 オシャベリな彼と過ごす時間はとても楽しく、2軒目はバーに行き、イエーガーマイスターのレッドブル割り(韓国スタイル!? とのこと)をひたすら飲んで、少し酔いがまわってきたな……と思っていたら、彼が真剣な顔をして「話を聞いてほしい」と言ってきました。

「僕らの出会いは運命だと思うんだ」(ドッキューン!! でもその心は?)
「僕らが初めて会ったクラブはフィリピーノが多いし、外人との出会いはレアだと思う」(まぁ確かに)
「しかも僕は将来、日本に住みたいくらい日本と日本人が好きなんだ」(それはうれしい)
「極めつきに、僕は朝晩関係なく毎日仕事に追われているけど、今日だってたまたま時間が取れて君と会うことができたし」(なるほど、なるほど)

 そしてトドメに「来年から日本で働く予定もあるし、必ず会いに行くから!」。という訳で、これがもし惚れ薬の効果だとしたら、その持続性が気になるところですね。ほのかに期待しながら、待ちたいと思います。

 そして後ろ髪を引かれながらも迎えた、日本帰国の日にサプライズが! 帰国便は安さを重視してマニラの経由便を取ったのですが、乗り継ぎの待ち時間が4時間もあるという展開に(しかも早朝2~6時)。空港で何をしよう……? と、マニラ在住の起業家の彼に聞いたところ、なんと当日、彼が空港まで来てくれて、空港近くのオシャレなバーに連れてってくれたのです! 2時間あまりの短い時間ではありましたが、キュンキュンが止まりませんでしたね。

 かくして、今回の“婚活”は、それなりの成果が残せたと思っています! もちろん、通っていた学校「MeRISE」の徹底したカリキュラムのおかげか、英語でのプレゼンもやり遂げ、レベルも入学当初よりアップしたりと語学力もしっかりアップできました。

 シキホール島で惚れ薬もゲットできましたし、日本でも全身に吹きかけて“効果”を楽しみたいと思います!
(白戸ミフル)

41歳独女、婚活リベンジ! ガチンコ3週間の会計士・起業家・エリート出会いレポ

 こんにちは、婚活ライター・漫画家の白戸ミフルです。最近は、婚活と英語習得を兼ねて、海外と日本を行ったり来たりの生活を送っています。フィリピン・セブ島では過去に2回、短期留学しているのですが、学校が学生中心だったこともありアラフォー的にいろいろ厳しい(オトナと出会えない!)ところがありました。そこで今回は社会人中心の語学学校へ、ガチンコ3週間のリベンジ婚活留学をしてまいりました!

社会人学校の生徒、その職種は?

 今回私が留学したのは、セブ島で社会人向けの語学学校の先駆け「MeRISE(ミライズ)」です。セブ島留学は3回目の筆者ですが、社会人生徒が中心の学校は初めて。

 有給消化や企業派遣等で訪れる短期留学生が多いため、先生も「短期間で英語力を上げる」ことに対する意識が非常に高く、効率的にクラスが進みます。さらに、宿泊施設も高級ホテル並に広くてキレイなので、部屋でも勉強に励むことができます。人材や環境が優れている分、コスト面は激安とまではいきませんが(もちろん他国と比べると激安です)、学習と環境の質を重視するのが社会人用の学校のようです。

 学校生活は大事ですが、婚活を兼ねているので上質なオトナとの出会いも必要なのです(笑)!  そのため、学校での出会いに期待しつつ、オトナが集まる遊び場に顔を出したり、合コンしたりと、“出会い”にフォーカスしました。

 一番てっとり早く出会える場所は、もちろん学校です。社会人用の学校なので、年配者も多くアラフォー的にもとっても落ち着きました。さらに圧倒的に男性が多く(男女比4:1くらい)、出会いはたくさん! 男性の職種は、だいたいこのような肩書の方が目立ちました。

・会計士/税理士
偶然かもしれませんが、日本の大手監査法人から派遣された生徒さんや、台湾からの留学生など会計士の人が多かったです。もちろん中にはイケメンも♪ ちなみに税理士の方も大勢いらっしゃいました。

・起業家/経営者
会社員よりも比較的自由に時間を使えるからか、起業家や経営者の方も多いです。

・大企業のエリート
企業派遣で来る人が多いということは聞いていましたが、ほとんどが誰もが知っている大企業でした。特にIT系が多い印象です。

 日本でもなかなか知り合えない優秀な人たちとたくさん知り合えるのは、社会人用の学校ならではかもしれません。とはいえ、留学期間は仲間と集団行動をとる人が多いため、2人きりでデートするのはハードルが高いもの。学校での良い出会いは、日本に帰ってから発展させると良いかと思います!

 ということで、学校外の出会いスポットにも繰り出してきました~! 過去のセブ島留学では所構わず行っていましたが、今回は“オトナ限定”スポットを厳選!

・バー「Trademark」
人気クラブ「OQTAGON」の横にあり、前回の留学時にフィリピーノのパイロットが連れてってくれたバーです。客層がわりと上品で、お酒の種類も多く、雰囲気が良い印象。ここでは韓国人のイケメン起業家との出会いがありました。

・日本人経営のレストラン「Skillet」
学校の下でオープンしていた日本人経営のレストラン。生徒以外の利用も多く、定期的に日本人向けのスポーツ観戦等のイベントもあるので、現地で働く日本人も数多く訪れます。そこでは日本人イケメン起業家との出会いがありました。

・合コン
セブ島の行きつけのネイルサロンのオーナーに、「イケてる独身を紹介してほしい」と懇願したところ、セブ島含む海外を拠点とする、日本人経営者2人との合コンをセッティングしてくれました! 4つ星ホテルの「Harolds Hotel」のブッフェで食事をした後、2軒目は同ホテルの夜景の素敵なルーフトップバーで素敵な時間を過ごしました。

・クラブ「Holic」
オトナの出会いを期待して……というより、同じ学校の友人と酔った勢いで遊びに行っただけのクラブですが、ラッキーなことにセブ在住のイケメン韓国人経営者と知り合いました。観光客で賑わうクラブよりも、地元密着のクラブの方が面白いんだそう。

・(番外編)マッチョホストクラブ「Valentino」


これはオトナ女子の夜遊び場所です(笑)。一見、普通の飲み屋風に見える店ですが、中に入るとポールが備え付けられたステージがあり、マッチョなイケメンダンサーたちが代わる代わるポールダンスを見せてくれます。そして、ずらりと並ぶダンサーたちから、気に入った男子を指名して一緒に飲むこともできます。入場料は200ペソ(約400円)と安いものの、指名料やダンサー用のドリンク等でドンドン出費がかさみ、気づいたら2人で5,000ペソ(約1万円)を超えてしまいました……。

 さて、次回は黒魔術師が住む島・シキホール島でゲットした「伝説の惚れ薬(ラブポーション)」の効果をレポートします!

――次回は12月5日更新!

41歳独女、婚活リベンジ! ガチンコ3週間の会計士・起業家・エリート出会いレポ

 こんにちは、婚活ライター・漫画家の白戸ミフルです。最近は、婚活と英語習得を兼ねて、海外と日本を行ったり来たりの生活を送っています。フィリピン・セブ島では過去に2回、短期留学しているのですが、学校が学生中心だったこともありアラフォー的にいろいろ厳しい(オトナと出会えない!)ところがありました。そこで今回は社会人中心の語学学校へ、ガチンコ3週間のリベンジ婚活留学をしてまいりました!

社会人学校の生徒、その職種は?

 今回私が留学したのは、セブ島で社会人向けの語学学校の先駆け「MeRISE(ミライズ)」です。セブ島留学は3回目の筆者ですが、社会人生徒が中心の学校は初めて。

 有給消化や企業派遣等で訪れる短期留学生が多いため、先生も「短期間で英語力を上げる」ことに対する意識が非常に高く、効率的にクラスが進みます。さらに、宿泊施設も高級ホテル並に広くてキレイなので、部屋でも勉強に励むことができます。人材や環境が優れている分、コスト面は激安とまではいきませんが(もちろん他国と比べると激安です)、学習と環境の質を重視するのが社会人用の学校のようです。

 学校生活は大事ですが、婚活を兼ねているので上質なオトナとの出会いも必要なのです(笑)!  そのため、学校での出会いに期待しつつ、オトナが集まる遊び場に顔を出したり、合コンしたりと、“出会い”にフォーカスしました。

 一番てっとり早く出会える場所は、もちろん学校です。社会人用の学校なので、年配者も多くアラフォー的にもとっても落ち着きました。さらに圧倒的に男性が多く(男女比4:1くらい)、出会いはたくさん! 男性の職種は、だいたいこのような肩書の方が目立ちました。

・会計士/税理士
偶然かもしれませんが、日本の大手監査法人から派遣された生徒さんや、台湾からの留学生など会計士の人が多かったです。もちろん中にはイケメンも♪ ちなみに税理士の方も大勢いらっしゃいました。

・起業家/経営者
会社員よりも比較的自由に時間を使えるからか、起業家や経営者の方も多いです。

・大企業のエリート
企業派遣で来る人が多いということは聞いていましたが、ほとんどが誰もが知っている大企業でした。特にIT系が多い印象です。

 日本でもなかなか知り合えない優秀な人たちとたくさん知り合えるのは、社会人用の学校ならではかもしれません。とはいえ、留学期間は仲間と集団行動をとる人が多いため、2人きりでデートするのはハードルが高いもの。学校での良い出会いは、日本に帰ってから発展させると良いかと思います!

 ということで、学校外の出会いスポットにも繰り出してきました~! 過去のセブ島留学では所構わず行っていましたが、今回は“オトナ限定”スポットを厳選!

・バー「Trademark」
人気クラブ「OQTAGON」の横にあり、前回の留学時にフィリピーノのパイロットが連れてってくれたバーです。客層がわりと上品で、お酒の種類も多く、雰囲気が良い印象。ここでは韓国人のイケメン起業家との出会いがありました。

・日本人経営のレストラン「Skillet」
学校の下でオープンしていた日本人経営のレストラン。生徒以外の利用も多く、定期的に日本人向けのスポーツ観戦等のイベントもあるので、現地で働く日本人も数多く訪れます。そこでは日本人イケメン起業家との出会いがありました。

・合コン
セブ島の行きつけのネイルサロンのオーナーに、「イケてる独身を紹介してほしい」と懇願したところ、セブ島含む海外を拠点とする、日本人経営者2人との合コンをセッティングしてくれました! 4つ星ホテルの「Harolds Hotel」のブッフェで食事をした後、2軒目は同ホテルの夜景の素敵なルーフトップバーで素敵な時間を過ごしました。

・クラブ「Holic」
オトナの出会いを期待して……というより、同じ学校の友人と酔った勢いで遊びに行っただけのクラブですが、ラッキーなことにセブ在住のイケメン韓国人経営者と知り合いました。観光客で賑わうクラブよりも、地元密着のクラブの方が面白いんだそう。

・(番外編)マッチョホストクラブ「Valentino」


これはオトナ女子の夜遊び場所です(笑)。一見、普通の飲み屋風に見える店ですが、中に入るとポールが備え付けられたステージがあり、マッチョなイケメンダンサーたちが代わる代わるポールダンスを見せてくれます。そして、ずらりと並ぶダンサーたちから、気に入った男子を指名して一緒に飲むこともできます。入場料は200ペソ(約400円)と安いものの、指名料やダンサー用のドリンク等でドンドン出費がかさみ、気づいたら2人で5,000ペソ(約1万円)を超えてしまいました……。

 さて、次回は黒魔術師が住む島・シキホール島でゲットした「伝説の惚れ薬(ラブポーション)」の効果をレポートします!

――次回は12月5日更新!

天皇の“愛人”だった女官たち……知られざる皇室ロマンスと女の牢獄【日本のアウト皇室史】

 
 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な天皇家のエピソードを教えてもらいます!

天皇による“愛人女性”の青田買い!?

――前回のラストでは、戦前の御所に仕えていた女官たちの“秘密”の私生活に、お話がおよびました。

堀江宏樹(以下、堀江) ただね、上級女官になればなるほど、御所暮らししていたことの記録をほとんど公(おおやけ)にはしていません。しかし、前回も出てきた大正天皇生母の柳原愛子(やなぎわら・なるこ)こと「早蕨典侍(さわらびのすけ)」さんは、姪の柳原白蓮(やなぎわら・びゃくれん)に、いろいろぶっちゃけトークしちゃってるんですね。

――柳原白蓮といえば、NHKの連続テレビ小説『花子とアン』で女優・仲間由紀恵が演じた、主人公の「腹心の友」・蓮子(れんこ)さんのモデルでしたっけ。

堀江 そうそう! 大正天皇の従姉妹にあたる公家華族出身の女性なんですけど、政略結婚させられた夫を捨て、若い恋人と駆け落ちしたりするから、華族から除名されちゃった「不良」です。だからというか、因習には縛られないんですね、白蓮さんは。

 叔母の柳原愛子がこっそり語った御所の内実を、彼女は書き残してくれています(笑)。例えば、美少女として有名だった柳原愛子には10歳を過ぎたころから、御所、つまり明治天皇から「私の女官にならないか?」というお誘いが頻繁に来たそう。これは天皇による“愛人女性”の青田買いみたいなもの。しかし、天皇の本当の目的に気付いた父親が、申し出を拒むのですね。娘にはちゃんと“正式”に結婚させてやりたい、と。すると明治天皇ではなくて、「明治天皇の母君にあたる英照皇太后にお仕えしないか?」と持ちかけられ、断れなかったといいます。

――そんなに熱意を伝えられたら、断れないかも……。そして? 

堀江 毎日のように明治天皇は、英照皇太后のところにご機嫌を伺いにやってきて。結局、それは柳原愛子狙いということが誰の目にも明らかになり、2人は恋仲に……。

 愛子は明治天皇との間に2人の皇子と、1人の皇女を生んだけれど、そのうち2人の皇子は幼くして亡くなってしまいます。すると、御所では「『小倉の局』なる女官の祟りだ」とささやかれたそうです。

――「小倉の局」とはなんでしょうか?

堀江 都市伝説ですね。とある天皇に愛された、小倉家出身の女官というくらいしか、わかりません。彼女は別の女官と同時期に妊娠し、天皇から「一刻でも早く皇子を生んだ方を皇太子にする」と言われていました。しかし、その争いに半日の差で負けてしまい、その後、あれこれあって、「天皇家を七代にわたって呪ってやる~。世継ぎの皇子一人を残し、あとの子の生命は全部いただく~」などと言って、(皇位を狙えないように)すでに出家させられていた息子と共に自害したそうな。
 
 「小倉の局」の呪いを恐れる宮中関係者は多くいて、明治初期、和宮 の母君だった中山慶子という女官が、正式に神社でお祀いをしています。和宮は明治天皇の叔母にあたり、十四代将軍・徳川家茂と政略結婚した方ですね。悲劇の皇女といわれます。 しかし、御所が京都から東京に移動した後も、例の「小倉の局」がらみの呪いというか、呪いの伝説は明治時代の御所でも現役で語られ続けました。それはある意味、御所で暮らす女官たちの社会が、いかに閉鎖的だったかという表れかもしれません。

――この頃、ほかにもたくさんの皇子・皇女が亡くなっていたそうですね。

堀江 そう。これが明治初期の話です。西洋文明に触れ、どんどん近代化していく世間と、明治維新以前と変わらない閉鎖的な宮中の世界のギャップを感じてしまいます。

 後の大正天皇となる皇子を柳原愛子が生んだのが、明治12年のこと。彼女は「呪い」のプレッシャーを打ち破ったのでした。ま、「呪い」っていうけど、実質は呪いにかこつけた「人災」。廊下に油を垂らして、妊娠中のライバル女官が滑って流産するように画策したとか、呪いの人形が御所内の大きな木に打ち付けてあるとか、なかなか香ばしいんですね。

――東京・世田谷にある大宅壮一文庫で見つけてきた、1968年6月10日号の『週刊サンケイ』(産業経済新聞社)に、「豆を入れた麻袋を水にひたして放置、豆がはちきれて潰れそうになる」のを、「お腹の子が無事に外には出られなくするためのおまじない」として黒魔術的に行っている女官がいたと書いてあります。あまりにも、ホラーな話に震えてしまいそう……。

堀江 柳原愛子も「私は顔では美しく笑っていても、心はいつでも泣いている」的なことを白蓮相手に言ったそうです。ただ、自分が苦労したからなのか、周りの人には優しく接したので、身分を超えていろいろな人たちから慕われました。身分の低い女官たちは、上級女官の前で敬服したり、そもそも視界に入らないようにものかげに隠れたり、いろいろしなくてはいけないのですが、柳原愛子は「おかまいなく、おかまいなく」といってフレンドリーに接したそうな。

 そんな彼女も、明治天皇が崩御なさってからは東京・四谷信濃町に一軒家を構えて移り住んだそうです。ドラマなどでは「側室」でも、男子を生むと威張っていますが、実際はそういうわけにはいきません。使用人は使用人、実質的には大正天皇の実母でも、身分は皇后陛下直属の女官、つまり使用人にすぎないのです。だから明治天皇が崩御なさると、皇太后様の手前、肩身が狭かったのだと思いますね。ただ、御所の外に出た後も、展覧会で女性のヌード画を見た際、「おいど(=御所言葉で、おしりの意味)を出して、まぁ~」などと言ったそうです。

――西洋画ですかね。御所の中では、見る機会が少なかったのでしょうか?

堀江 おそらく。一生涯を女官で過ごしていたのだもの、世間の基準からはズレてしまっていても当然ですわな。フジテレビ系で放送されていた、ドラマシリーズ『大奥』以上に引いちゃうような“女の牢獄”っぽい世界でしたから。

――ということは明治天皇もおモテになったとか!? ますます御所内がドラマ『大奥』みたいになってしまいそう……。

堀江 明治天皇は長身でカッコよかったみたいですよ。あと名実ともに肉食天皇だった。675年、天武天皇が最初の「肉食禁止令」を出し、牛や豚、鶏などの肉を食べることが残虐だとして禁止させています。食べてもいいケモノの肉もあったりするし、徹底されていなかったようですが、約1200年間、天皇の肉食はおおむね禁止されていました。

 それが解禁になったのが、明治天皇の時代。1872年のことです。お肉がすごくお好きだったといい、そしてというか、かなり“精力的”でもあった、とか(笑)。天皇と肉食についての話は、また別の機会に……。

――高身長といっても、どれくらいあったのですか? 

堀江 数字的には170センチ位だといわれていますが、当時の男性の平均身長は160センチなかったようですから、高い方ですね。幕末の有名人の中では、長身だとされる坂本龍馬も実際はそれくらいだったと言われます。明治期の日本で、明治天皇のお姿をお目にかかることができる人はかなり限定されていました。一方で、日本滞在中の外国人たちの前には、わりと気軽に姿を見せたようですが。

 例えばアメリカから来た外国人教師の娘、クララ・ホイットニーが書いた日記には、天皇の姿を間近に見たという経験が何回か登場し、彼女は明治天皇を「誰よりも背が高くていらっしゃる」などと書かれています。ちなみに、クララは勝海舟の息子の妻になりました。

――イケメン天皇に女たちが翻弄されるって、まさにフジテレビの『大奥』めいた御所の世界ですね。でも、御所は昭和天皇のお声掛かりによって、改革することになったんですよね?

堀江 昭和天皇の「後宮改革」と言われるもので、戦前と戦後の2回行われています。大正天皇は、皇后にぞっこんでしたし、昭和天皇になる皇子などお子様は全員、皇后がお産みになりました。大正天皇は実母が本当に母だと思っていた昭憲皇太后ではなかったと知って、大ショックだったようです。

 “公式”には愛人を持たなかった大正天皇時代の後宮は、一見“クリーン”でしたが、逆に闇深いところでした。女官の一部には、せっかく縁談を断ってまで未婚、そして処女のまま御所に上がったというのに、天皇からのお声掛けもないまま朽ち果てていく人生に嫌気がさした人もいます。そのような女官と、宮中の侍従など男性職員が恋仲になってしまうケースもあり、密かに問題になっていたのです。あと、実際には大正天皇にも、女官との恋のウワサはあったみたいですが、その話は長くなるのでまた別の機会にお話します。

 それらを熟知した昭和天皇は即位後、「後宮改革」を断行。具体的には、(特に上級)女官が天皇の愛人候補生として、御所に上がるという制度自体をなくしてしまったのでした。ほかには、前回出てきた源氏名とか、そもそも典侍などといった女官のクラス分けも廃止することに。

――大正時代まで、「女官」には天皇の“愛人”もしくはその候補生という、ウラの意味が期待されていたんですよね?

堀江 ぶっちゃけ言うと、そうです。だから彼女たちは未婚=処女のままで御所に上がるわけです。そして、実家にもほとんど戻れず、御所内で人生を過ごしていたのですが、昭和天皇の「後宮改革」以来、女官といわれる人々の大半が通勤制に変更されました。

 ようするに、女官から“愛人”のカラーはなくなり、宮内庁の“女性職員”に生まれ変わったということ。また、女官の人数も、明治期の御所では総数300人以上いたものの、かなり減少したし、御所の上級女官の大半が未亡人……つまり、人生経験が豊富な、年長の女性こそが女官には望ましいというふうになったというのも「時代だなぁ」と言わざるを得ません。

 ちなみに、かつては女性皇族付きの女官に指名されると、なかなか断れなかったみたいです。しかし、現・上皇后様こと、美智子様の皇后時代には「畏れ多い」などと言いながらも、激務だというウワサが世間に漏れているため、各方面から辞退者が相次ぎ、なかなか決まらない時期もあったようですよ。これも「時代だなぁ」といわざるを得ませんね(笑)。

――次回は、12月14日更新予定です!

堀江宏樹(ほりえ・ひろき)
1977年、大阪府生まれ。作家・歴史エッセイスト。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。日本・世界を問わず歴史のおもしろさを拾い上げる作風で幅広いファン層をもつ。2019年7月1日、新刊『愛と欲望の世界史』が発売。好評既刊に『本当は怖い世界史 戦慄篇』『本当は怖い日本史』(いずれも三笠書房・王様文庫)など。Twitter/公式ブログ「橙通信

「ペンライト」「サイリウム」「キンブレ」「ケミカルライト」って、一体何が違うんですか?

「わざわざ調べるほどじゃないけど、なんか気になる」「知らなくても損しないけど、どうせなら覚えておきたい」……日常にあふれる“素朴なギモン”、ズバッと聞いてきました!

 アイドルファンなら、誰しも一度は手にしたことがあるだろう「ペンライト」。コンサートに華を添えるだけでなく、ギンギンに光らせて客席で目立ちたい、ライブ演出の一員になりたいなど、ファンのさまざまな思いが、あの美しい光に込められている。しかし、ひとくちに「ペンライト」と言っても、その形態はさまざま。アーティストの“公式グッズ”としてコンサート会場で販売されるオリジナルデザインのものもあれば、量販店で売っている使い捨てのもの、自分でカスタマイズできるものもある。

 ファンの間では、これらを「ペンライト」「サイリウム」「キンブレ」「ケミカルライト」と呼び分けている。その中でも、「キンブレ」はジャニーズファンの間で議論になることが多い。NEWS・小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送、11月19日)では、ゲスト出演した増田貴久と「キンブレ」を批判する場面もあった。

NEWS、“キンブレ”の使用に苦言……「満場一致で嫌い」「演出の妨げ」と厳しく非難

 放送を聴いていたファンも、ネット上で「キンブレはホントに悪目立ちするし、演出の邪魔!」「近くで持ってる人がいると眩しいし、私も大嫌い」などと、キンブレに対する不満を爆発させていた。さらに、11月29日からスタートするHey!Say!JUMPのコンサートツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2019-2020 PARADE』をめぐっても、「キンブレは絶対に持ってこないで!」と呼びかけるファンが続出している。

 このようにジャニーズ界隈では、タレントもファンも「キンブレ」=「ペンライトとは違い、色鮮やかで強い光を放つもの」「演出の妨げになる迷惑なもの」という認識があるようだ。そりゃまあ、人様の迷惑になることをしちゃいけないという意見はごもっともなのだが、確かジャニーズJr.のコンサートで、“公式キンブレ”が販売されてなかったっけか? あれはみんなが言う「キンブレ」とは別物なのか? ていうかそもそも、「キンブレ」って何!?

 ちょっと調べたところ、「キンブレ」の正式名称が「キングブレード」だということが判明。これを製造・販売している、株式会社ルイファン・ジャパンに疑問をぶつけた。

「ペンライト」「サイリウム」「キンブレ」「ケミカルライト」 って、一体何が違うんですか?

ルイファン・ジャパン広報担当者(以下、担当者) 「ペンライト」とは電池によって発光するライト、 または化学発光による照明器具、その全般を指します。要するに、「サイリウム」「キンブレ」「ケミカルライト」はすべて、「ペンライト」 の一種です。その中で「キングブレード(キンブレ)」は、弊社ルイファン・ ジャパンの商品名・ブランド名であり、電池式LEDペンライトの一種です。また、「ケミカルライト」 とは、化学発光による照明器具を指します。「サイリウム」も商品名で、「ケミカルライト」の一種です。

――「キンブレ」は商品名の略称であって、実際は「LED発光のペンライトの一種」ってことなんですね。今だと、「強い光を放つもの」がすべて「キンブレ」と呼ばれているようですが……。

担当者 ひとくちに「キンブレ」と申しましても、弊社ではいろいろな種類の商品を出しています。高輝度タイプ、カラーチェンジタイプ、単色発光タイプ、小さいサイズのものや、明るさを抑えたタイプのものもあります。ただ、多くのみなさんが「キンブレ」については“明るく発光するもの”だと認識されているようで、その結果、「明るく光るタイプのペンライト」の代表格として、「キンブレ」という用語を使っていただくことがあるようです。しかし実際には、他社の商品でも、明るく光るタイプのペンライトはたくさんあります。

 ううむ、なるほど。私たちは「キンブレ」という商品名を、「明るく光る=キンブレ」だと勝手に解釈していたってことか。それで悪いイメージがついているとしたら、業者としては迷惑な話だろう。担当者さんから「誤解を解きたい」という思いがヒシヒシと伝わってくる。そんな中、追い打ちをかけるようで申し訳ないが、世間が持つイメージについても聞いてみた。

――「強い光が演出の妨げになる」といった理由で、“キンブレ= 悪”という印象を持っている人もいるようですが、 これはご存じでしたか?

担当者 はい、知っています。正直、「嫌い」と言われるのは悲しいですが、今は「キンブレ」以外のペンライトにも、同じように強い光を発するものがあり、ネット上では「キンブレ」だけ名指しで批判されるのが妥当なのか、疑問を呈される方も多くいます。間違った認識が減ることを願います。

 タレント、そしてファンの間で“勘違い”されている「キンブレ」。人知れず心を痛めていた担当者さんの思い、今までなんとな~く批判していたすべての人へ、どうか届きますように。
(有山千春)

★★★★★日常の“素朴なギモン”を大募集!★★★★★

 サイゾーウーマン読者の皆さんに代わって、気になることをズバッと聞いてきます! 下記よりご応募ください。

【応募フォームはこちら】