ママ友LINEグループ、どう返信すれば? 「真偽不明の情報」と「警告」を送ってくるママに困惑

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 感染拡大が続く新型コロナウィルス。ついに緊急事態宣言が発令され、外出自粛など日常生活にも変化がもたらされた。育児中のママたちにとっては、二転三転する政府からの情報や、学校の再開などをめぐって気が休まらない状況だという。そんな中、ママたちの間では信ぴょう性が不確かな情報に、翻弄される人もいるようだ。

「食料備蓄していますか?」ママ友からの「警告LINE」に困惑

 4歳になる娘を育児中の志穂さん(仮名)は、同じ園に通っている仲の良いママ友とのグループチャットに参加しているというが、あるママからのメッセージが重いと感じているそうだ。

「そこでは新型コロナウィルスの影響で、臨時休園している幼稚園の登園日や、保護者会の日程などの情報交換していました。どのママもみんな不安だったので、『グループチャットがあってよかったね』という話題で盛り上がっていたんですが、あるママは、感染予防策をみんなに共有したがるんです」

 今、ネットやSNS上ではあらゆる感染予防策などが提示されている。しかし、なかには信ぴょう性に欠けるものもあるので、「むやみに共有するのはよくないと思うんです」と志穂さんは語る。

「そのママさんは、常に除菌ジェルを持ち歩いていたり、新型コロナウィルスがはやりだした頃から、間引き登園をしたりと、感染しない努力をしていました。しかし、同じ園には子どもにマスクを着用させていないママや、部屋に入室の際に手を洗わなかったり、消毒スプレーを使わないママもいたため、『アルコール消毒をしないと菌は死滅しない』と、グループチャットでも注意換気をしてきたんです」

 新型コロナウィルスへの不安から、さまざまな情報を周知しようとするママは珍しくないという。加えて、志穂さんのママ友は、メッセージの語気が強いため、「困惑してしまう」そうだ。

「幼稚園の休園が続いて、不安だったのもあると思うのですが、緊急事態宣言が出される前くらいから、だんだんと『食料備蓄していますか?』『アルコールスプレーはもう手に入らないので、今のうちに亜次亜塩素水を買っておかなきゃダメ』というような情報を次々と送ってくるようになったんです。ネットなどで見た情報や、知り合いの医療従事者から聞いた情報を送ってくれているようでした。みんな小さな子どもがいるので、心配してくれているのはわかるのですが、『このままでは呼吸器が足りなくなって、医療破壊が起きそう』というような、不安を煽るメッセージもあり、返信に困っています……」

 新型コロナウィルス感染症の発症数がまだ少ない県に住んでいる優佳さん(仮名)。4月から、小学校に入学する息子がいるため、ここ最近は、入学式や休校情報などの情報交換をすべく、同じ学校のママ友とのグループチャットに張り付いていたという。

「うちの県は、まだ発症数は少ないですが、近隣の市で少しずつ出てきたようなので不安が消えません……。感染者が出るたびに、学校の対応が変わるので、グループチャットでの情報交換が欠かせませんでした」

 公立学校の入学式や始業式、休校に関しては、地域によって対応が異なるため、地元に根付いた情報が大事だという。

「先日、小3の子どもを持つママが、学校からのメールをグループチャットで共有してくれたので助かりました。本来なら、新1年生の児童を持つママたちにも、なんらかの形でスムーズに情報が伝わるようにすべきでは……と感じましたね。でも、もう今の段階になると、基本的には、自分から学校のホームページなどをこまめにチェックして、情報を得るしかなくなっています。例えば、あるママが親切心で、保護者会などの情報を教えてくれても、実際はすでに中止が決定していたり……そういうことが起こっているんです。グループチャットだと、すぐに情報が共有できるのですが、それがいつのものなのか、正しいのかどうか、その見極めがだんだん難しくなっています」

 現状、子どもを登校させることに不安が残るという優佳さんは、「ママ友たちと『たとえ休校措置がとられていなくても、自主的に休ませようか』と話したりしています。正直うちの県にも緊急事態宣言を発令してほしいと思ってしまいますね……」

 まだまだ終わりが見えないウイルスの脅威。ママたちは、グループチャットでお互いの不安や心配事を共有しながら、この未曾有の事態に立ち向かっているようだ。

1日100万円稼いだコスプレイヤー、“成り上がり”術を伝授! コネを使えば「世の中チョロい」!?

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 新型コロナウイルスの感染拡大で、外出自粛が続いていますね。本来であれば、4月から新社会人として新しいスタートを切るはずだった、という方もいるのではないでしょうか? 今回はそんな方に向けて、コスプレ界での経験から得た“成り上がり術”を、前後編でご紹介します。

仕事ができる人と仲良くなろう

 コスプレ界における「仕事ができる人」とは、「写真集の売り上げが多いコスプレイヤーさん」「いい腕を持っているカメラマンさん」のことです。新社会人の方は、上司から「なりたい人や憧れる人のマネをしよう」と言われるかもしれませんが、仕事のできる人の近くに行って、その人がどんなふうに仕事をしているか観察し、マネをしていると、いつの間にか自分も仕事ができるようになってくるものです。

 写真集が売れているコスプレイヤーさんは、ファンへの対応や写真の構図、宣伝の仕方など、やはり完璧なんですよね。また、腕のいいカメラマンさんとお近づきになると、自撮りやレタッチのテクニックが上がります。それに、仕事ができる人のまわりには、自然といい人や仕事が集まってくるものです。私の場合は、カメラマンさんを通してゲーム会社から公式コスプレイヤーのお誘いが来たり、メディア出演をしたりとお仕事が舞い込んできました。

 また、人気コスプレイヤーさんやカメラマンさんは、SNSのフォロワー数が多いので、仲良くしていると自分のツイートがリツイートされ、拡散される確率も上がります。すると、自分のフォロワーがみるみる増えていき、写真集の売り上げも倍増。ラクしてトクしたいなら、仕事ができる人たちを利用しない手はないでしょう。

 コスプレイヤーの場合、見た目の美しさやファン対応のよさも大事ですが、結局は“コネ”で仕事が回る世界です。実社会で同じような場面があれば、利用できるものはなんでも利用して、成り上がっていくことをおすすめしますよ。

 とはいえ、そんな人たちと仲良くなったり、転がり込んできたチャンスをモノにするには、やはり自分自身の努力も必要です。

 コスプレイヤーさんって、時間にルーズだったり、カメラマンさんからチヤホヤされることで自分をアイドルか何かだと勘違いし、横柄な態度になる人が結構います。写真集の制作を手伝ってくれているのに、「思い通りにならない」とカメラマンさんにキレたり、イベントの出演オファーしてくれた主催者さんに失礼な態度を取ったり、普通じゃ考えられないことをやる人もチラホラ。

 イベント主催者側が常識知らずな場合もあるし、無理なノルマを押しつけてくる人もいるので、一概に言えない部分もありますが、まず、オファーをしてくれるだけありがたいものです。手伝ってくれるカメラマンさんも、写真集を買ってくれるファンの方も、基本的にはみんな感謝するべき存在だと思います。それを忘れて横柄な態度を取っていると、次の仕事にはつながりません。

 また、「時間を守る」「あいさつをしっかりする」といったことも、社会人としては最低限のルールですよね。特に「ありがとうございます」というお礼の言葉は、何度言ってもいいくらいだと思います。でも信じられないことに、いい歳のコスプレイヤーでも、これができない人は結構います。そんな中、「待ち合わせ時間の5分前集合」「笑顔であいさつ」を心掛けるだけで、周囲の人は「なんていい子なんだ!」と関心を寄せてくれるようになります。世の中、チョロいもんです。

 コスプレ業界は浮世離れした世界に思えるかもしれませんが、“普通のことが普通にできるスキル”は、どこに行っても本当に重要なんです。実社会でも同じだと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。

順風満帆な生活も長くは続かず……

 自分なりの成り上がり術を実践した結果、Twitterのフォロワー10万人、写真集の売り上げは1日で最高100万円、憧れの漫画家さんと一緒に仕事ができたりと、順風満帆なコスプレイヤー生活を送っていた私ですが、やはり出る杭は打たれるものです。最初は人気者を“利用する側”でしたが、次第に“利用される側”になったり、仲良くしていたコスプレイヤーの子に裏切られたり、フォロワーが増えたため炎上に怯えたり……。

 後編では、成り上がったがゆえに起こった、さまざまな災難をお話したいと思います。ほとんど“愚痴”になりそうですが(笑)。

天皇が「ビビビ」ときた3才の少女を勧誘!? 女官スカウト、知られざる波乱の実態

 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な天皇家のエピソードを教えてもらいます!

堀江宏樹(以下、堀江) 前回までは山川三千子の『女官』に基づき、明治・大正天皇時代の宮中の“奥”の世界を覗き見してきました。

 “奥”の世界を歴史用語でいえば、「御内儀(おないぎ)」です。御内儀とは、宮中における天皇家の方々の居住空間。私的空間のことです。そこに仕える女官たちは、「御内儀で見聞きしたことは、外部に決して漏らしてはいけない」と先輩女官たちなどから教えられていたのですが、昭和~平成にかけ、元・女官だった女性たちによる証言がいくつか残されてはいます。彼女たちが女官だったのは明治後期~大正時代にかけてです。

 そして、彼女たちの勇気ある証言によって、われわれは大正時代の御内儀という秘密の世界の姿を知ることができるのでした。山川三千子の『女官』で見る大正天皇は、ほかの女官たちからは「お茶目」でフレンドリーな方として知られた一方、山川三千子に執着し続け、彼女からは少し怖がられた存在でした。このような経緯を記した『女官』には多少暴露本的な側面があるのですが、それ以上に過激な“問題の書”が別に存在しているんですね。

――さらなる“問題の書”とは!?

堀江 その書物の名前は『椿の局の記』。大正天皇時代に、天皇・皇后両陛下にお仕えする女官として宮中にあがった、京都出身の坂東登女子(ばんどうとめこ)さんという方の談話を、御所言葉の研究という観点から方言研究家の山口幸洋氏がまとめたものです(以下敬称略)。

 坂東登女子、旧姓・梨木登女子(なしのきとめこ)は明治25年に京都で生まれました。ご実家は、京都の梨木神社(なしのきじんじゃ)の神職を勤めるお家柄で、貴族とか公家とは少し違いますが、宮中とのご縁も代々深かったとのこと。彼女の父は明治天皇のお手紙を代筆したりする「右筆」(ゆうひつ)の仕事をしていました。その関係で東京に天皇が引っ越しなさった後も宮中とのやりとりは続き、明治28年には父に連れられ、坂東登女子も上京。彼女は当時まだ3歳でしたが、そこで明治天皇に面会しました。

 明治天皇にはよほど「ビビビ」とくるものがあったのでしょうか。彼女が6~7歳になると天皇から「あの娘を女官(正確には女官見習い)にさせたいから、東京によこしなさい」というお誘いが熱心に来たそうです。

――どうして明治天皇は「この娘を女官に!」と確信なさったのでしょう?

堀江 さぁ……明治天皇の判断基準は本能的というか、とにかく独特だったようで、たとえばほかの女官志願者たちを落として、例の『女官』の山川三千子を合格させたのも明治天皇の鶴の一声だったそうです。

 ほかのお嬢様たちは面接でスラスラと受け答えしているのに対し、山川三千子は返答がうまくできませんでした。逆にそれを「無口なところがいい」と評価したのが明治天皇だったそうです。まぁ、女官という仕事に知性は必要ですが、基本的には天皇・皇后の手足のように滅私奉公する仕事ですから……。ただ、美しく、知的であれば良いというものでもなかったのでしょうね。

 『椿の局の記』によると明治天皇が「あの方(ほう)よこせ」「あげあげ」とおっしゃったそうですが……おわかりでしょうが、この場合の「あげ」はテンションの話ではありません。「娘を宮中にあげろ」、「早く出仕させなさい」という要請ですね。坂東登女子の父君は、娘はまだ幼いので……と言いつつも、実家で行儀見習いをみっちり彼女に叩き込み、厳しくしつけました。明治天皇が崩御、大正天皇が即位なさった大正元年、坂東登女子は二十歳で宮中にあがります。

 これは、当時の結婚適齢期ですね。だから、彼女の父親の「計算」がありそうです。老いた明治天皇のお側に仕えさせるより、「もしも」を期待して、お若い大正天皇のお側に出仕させたいというような……。まさにこの時、『椿の局の記』によると、彼女はいきなり「権典侍(ごんのてんじ)」……つまり大正天皇の側室候補として女官のキャリアをスタートさせることになったんですね。

――波乱の幕開けですね!

堀江 その時、大正天皇から与えられた女官名が「椿」で、後に彼女は「椿の局(つばきのつぼね)」と呼ばれるようになります。ただし、当時すでに大正天皇とその皇后・貞明皇后の間には、後に昭和天皇となられる皇子たちが3人も誕生していました。

 だから、権典侍として仕事をしていても、実際のメインの仕事内容は側室候補というより、お毒味ばかりだったそうです。食事に毒が入っていないかを調べるというアレですね。そもそも、貞明皇后が夫を婚外恋愛からガッチリとガードしており、夫が関心を示す女官たちにもキツく当たるケースがちらほらありました。山川三千子も、貞明皇后から生意気で大嫌いな女だと言われたと『女官』に書いていますね(笑)。

 椿の局こと坂東登女子は、同僚の女官たちの中でも大正天皇からあきらかに寵愛されていたようで、その分、貞明皇后との軋轢も激しかったようです。「権典侍」の身分のまま彼女を置いておけば、本当に大正天皇の側室になってしまうと貞明皇后は危惧したようです。こうして貞明皇后が嫉妬をあらわになさるため、宮中全体の雰囲気が悪くなってしまったのだとか。これが影響したのか、坂東登女子は自分の意志で上級女官である「権典侍」から、いわば雑用係のような「命婦(みょうぶ)」に官位を下落させてまで、いわゆる“ジョブチェンジ”をしました。もともと彼女自身は最初から権典侍ではなく、掃除とかお金の整理とか、雑用的なことをやらせてほしいと希望はしていたようですが、実家と宮中の間で権典侍となることは勝手に決まってしまっていたようです。

――そこまでしても女官を続けるあたり、さすが明治天皇が見込んだ女性かもしれませんね。波乱万丈の坂東登女子の女官生活については次回に続きます!

メルカリで15万円得しようと思っただけなのに……一瞬の判断がすべてを狂わせる、フリマアプリに潜む “魔物”

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 ある日の夜、ゴロゴロしながらスマホをいじっていると、ピョコピョコ!! と通知が届きました。これは私が設定している「フリマアラート」。

 説明しよう。フリマアラートとは、便利なスマホアプリだ。ウォッチしたいブランド名やキーワードを入れておくと、その関連商品がメルカリやラクマなどのフリマサイトに出品された際に、いち早く教えてくれるのだ!

 私はジュエリーブランド・アベリさんの大ファンで、もはや「あ・べ・り」とタオルにひらがなで書かれたものでも欲しくなっちゃうほど、大好きなのです。いそいそとフリマアプリを覗きに行くと、アベリの「レーザーホールダイヤモンドネックレス」と「レーザーホールダイヤモンドブレスレット」が出品されていました。レーザーホールダイヤモンドは私の大好物!! プラチナで一式そろえたものの、イエローゴールドの金種でもう一式欲しいと思っていたところだったのです!

 ギュパーーーー!! エンジン全開ィィィィィィ!!!! と、買う気満々で説明文を読む私。なになに、「ネックレスはYG(イエローゴールド)でブレスレットはPG(ピンクゴールド)です」。……え。……え?

 商品の画像を見る限りは、同じような色味に見えましたが、どうやら金種が違うらしいのです。ネックレスは約35万円のものが20万円に。ブレスレットは約24万円のものが10万円で出品されていました。この値引き率はえぐい……。なんとしてでも買いたい……。でも、金種が違うってどうなんだ?

 いくら安いといえど、2つ購入すれば30万円。今月もしっかり買い物をしている私に余ったお金などないので、購入するなら12回払いかリボ払いです。どうしても欲しい商品ならそれでも全然いいのですが、手元に届いた時に、ブレスレットとネックレスで色味が違ったら買い直したくなりそうな気もします。そのとき、どちらかを売りに出した場合、出品手数料で2万円くらい損をするはず……。それは痛い。

 ウンウン唸っている間にも、どんどん「イイネ」がついていきます。早く決断しなきゃ……でも、なかなか踏ん切りがつかない……! そのうち、あっという間にブレスレットが売れてしまいました。残ったのは、もともとの希望だったイエローゴールドのネックレス。もう迷っている暇はありません。

「15万円分の幸せを手に入れるのはこの私よ!」

 こうして私は20万円でネックレスを手に入れたのです……(結局リボ払いで)。

 数日後、私の元へネックレスが送られてきました。ワクワクしながら開封すると……。……ん? YG……? ネックレスがピンクみを帯びていないか……? アベリさんの商品はたくさん持っている私。手持ちのイエローゴールドのロングネックレスやピアリング、リングとも比較したのですが、どう考えても色味がイエローよりも赤みがあるのです。ネックレスはきれいなんですが、どうもピンクゴールドみたい……。

 また、商品説明文には「1.0カラット」とありましたが、ネックレスの刻印には「0.7」と刻印されていました。これは……これは……私、騙された?

 しかし、ネックレスの写真は同じなので、たぶん出品者さんは勘違いをしたのだと思われます。どうしよう……。ここで思いっきり因縁をつければ返品も可能でしょう。しかし、これはこれで気に入ったんだよ私。ネックレスを首に付けてみると、とても可愛いんだもの……。私の脳内のせこい自分が、「ここで返品したら15万円損するのヨ!」と叫んでいます。うーん。返品、返品……。

 結局、私は「15万円得した」という魔力に逆らえず、返品するのをやめました。しかし、それを決めた瞬間、次なる問題が私の前に立ちはだかりました。

 心の中の私「お前が金種で悩まなければ、今ごろ10万円でブレスレットも買えたのだ!」

私「そ、そうだあああああ!!」

 その瞬間、私はスペシウム光線を受けたかのように胸を押さえて倒れました。完璧主義のワタクシ、ピンクゴールドのネックレスを手に入れたら、次は絶対お揃いのブレスレットが欲しくなるのです。イエローゴールドだったら、仕方なくブレスレットは新品で買おうと思っていたけど、ピンクゴールドだったのかよ!! だったらあのとき、ブレスレットも購入していれば、20万円も得したのにいいいい!!!!

 おえ、おえ、と吐きそうになりながら、フリマアプリを開き、次に私はブレスレットの購入者の特定に走りました。「そのブレスレット、15万円で売ってくれませんか……?」と姑息な取引を持ち掛けようと思ったのです。しかし、ブレスレットの買い手は、買い専(売り物は出していない)でした……。Oh、ジーザス。これじゃ、出品交渉もできねえよ……。

 “半額以下で買えたブレスレットを新品で買わねばならない”……。その後、暗澹たる思いでアベリさんに連絡しました。

私「あのう、ブレスレットのお値段はおいくらですか?」

アベリさん「27万6,100円でご用意が可能です」

私「……(ぐほお!!!! だからあのとき買えばよかったのに、私のバカバカバカ!!)。おほほ、いただきますわ」

 いやあ、フリマアプリには魔物が棲んどる。一瞬の判断がすべてを狂わすのよ……。ぶっちゃけ、もしフリマアプリでネックレスを買っていなかったら、ブレスレットも買っていなかったわけですからね。って、あれ? 今月もいつの間にか40万以上使っちゃったよ……。

メルカリで15万円得しようと思っただけなのに……一瞬の判断がすべてを狂わせる、フリマアプリに潜む “魔物”

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 ある日の夜、ゴロゴロしながらスマホをいじっていると、ピョコピョコ!! と通知が届きました。これは私が設定している「フリマアラート」。

 説明しよう。フリマアラートとは、便利なスマホアプリだ。ウォッチしたいブランド名やキーワードを入れておくと、その関連商品がメルカリやラクマなどのフリマサイトに出品された際に、いち早く教えてくれるのだ!

 私はジュエリーブランド・アベリさんの大ファンで、もはや「あ・べ・り」とタオルにひらがなで書かれたものでも欲しくなっちゃうほど、大好きなのです。いそいそとフリマアプリを覗きに行くと、アベリの「レーザーホールダイヤモンドネックレス」と「レーザーホールダイヤモンドブレスレット」が出品されていました。レーザーホールダイヤモンドは私の大好物!! プラチナで一式そろえたものの、イエローゴールドの金種でもう一式欲しいと思っていたところだったのです!

 ギュパーーーー!! エンジン全開ィィィィィィ!!!! と、買う気満々で説明文を読む私。なになに、「ネックレスはYG(イエローゴールド)でブレスレットはPG(ピンクゴールド)です」。……え。……え?

 商品の画像を見る限りは、同じような色味に見えましたが、どうやら金種が違うらしいのです。ネックレスは約35万円のものが20万円に。ブレスレットは約24万円のものが10万円で出品されていました。この値引き率はえぐい……。なんとしてでも買いたい……。でも、金種が違うってどうなんだ?

 いくら安いといえど、2つ購入すれば30万円。今月もしっかり買い物をしている私に余ったお金などないので、購入するなら12回払いかリボ払いです。どうしても欲しい商品ならそれでも全然いいのですが、手元に届いた時に、ブレスレットとネックレスで色味が違ったら買い直したくなりそうな気もします。そのとき、どちらかを売りに出した場合、出品手数料で2万円くらい損をするはず……。それは痛い。

 ウンウン唸っている間にも、どんどん「イイネ」がついていきます。早く決断しなきゃ……でも、なかなか踏ん切りがつかない……! そのうち、あっという間にブレスレットが売れてしまいました。残ったのは、もともとの希望だったイエローゴールドのネックレス。もう迷っている暇はありません。

「15万円分の幸せを手に入れるのはこの私よ!」

 こうして私は20万円でネックレスを手に入れたのです……(結局リボ払いで)。

 数日後、私の元へネックレスが送られてきました。ワクワクしながら開封すると……。……ん? YG……? ネックレスがピンクみを帯びていないか……? アベリさんの商品はたくさん持っている私。手持ちのイエローゴールドのロングネックレスやピアリング、リングとも比較したのですが、どう考えても色味がイエローよりも赤みがあるのです。ネックレスはきれいなんですが、どうもピンクゴールドみたい……。

 また、商品説明文には「1.0カラット」とありましたが、ネックレスの刻印には「0.7」と刻印されていました。これは……これは……私、騙された?

 しかし、ネックレスの写真は同じなので、たぶん出品者さんは勘違いをしたのだと思われます。どうしよう……。ここで思いっきり因縁をつければ返品も可能でしょう。しかし、これはこれで気に入ったんだよ私。ネックレスを首に付けてみると、とても可愛いんだもの……。私の脳内のせこい自分が、「ここで返品したら15万円損するのヨ!」と叫んでいます。うーん。返品、返品……。

 結局、私は「15万円得した」という魔力に逆らえず、返品するのをやめました。しかし、それを決めた瞬間、次なる問題が私の前に立ちはだかりました。

 心の中の私「お前が金種で悩まなければ、今ごろ10万円でブレスレットも買えたのだ!」

私「そ、そうだあああああ!!」

 その瞬間、私はスペシウム光線を受けたかのように胸を押さえて倒れました。完璧主義のワタクシ、ピンクゴールドのネックレスを手に入れたら、次は絶対お揃いのブレスレットが欲しくなるのです。イエローゴールドだったら、仕方なくブレスレットは新品で買おうと思っていたけど、ピンクゴールドだったのかよ!! だったらあのとき、ブレスレットも購入していれば、20万円も得したのにいいいい!!!!

 おえ、おえ、と吐きそうになりながら、フリマアプリを開き、次に私はブレスレットの購入者の特定に走りました。「そのブレスレット、15万円で売ってくれませんか……?」と姑息な取引を持ち掛けようと思ったのです。しかし、ブレスレットの買い手は、買い専(売り物は出していない)でした……。Oh、ジーザス。これじゃ、出品交渉もできねえよ……。

 “半額以下で買えたブレスレットを新品で買わねばならない”……。その後、暗澹たる思いでアベリさんに連絡しました。

私「あのう、ブレスレットのお値段はおいくらですか?」

アベリさん「27万6,100円でご用意が可能です」

私「……(ぐほお!!!! だからあのとき買えばよかったのに、私のバカバカバカ!!)。おほほ、いただきますわ」

 いやあ、フリマアプリには魔物が棲んどる。一瞬の判断がすべてを狂わすのよ……。ぶっちゃけ、もしフリマアプリでネックレスを買っていなかったら、ブレスレットも買っていなかったわけですからね。って、あれ? 今月もいつの間にか40万以上使っちゃったよ……。

パーフェクトだった母が脳梗塞にーーシングルマザーが直面した、両親の壮絶な介護

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。新型コロナウイルスで、外に出かけられずに鬱々としている親世代は少なくない。デイサービスやショートステイが中止されたり、施設への面会が禁止されたりしているという声も聞こえてくる。高齢者が感染すると重症化する恐れがあることから、これらの対応は当然なことだろう。とはいえ、これが長期化するとどんな影響が出てくるのか心配だ。

 さて、今回は仕事をしながら両親を見送ったシングルマザーの話をお届けしたい。

娘を育ててくれた自慢の母

 春木直美さん(仮名・53)は、東京郊外のマンションに一人で暮らしている。離婚したときには1歳になったばかりだった一人娘のひとみさん(仮名・27)は、結婚して家を出た。時間が変則的な仕事の直美さんに代わって、ひとみさんを育ててくれた両親の謙作さん(仮名)と八重子さん(仮名)は、1年ほど前に相次いで亡くなった。

「私が仕事を続けられたのも、20年以上ひとみを育ててくれた両親のおかげ。本当に感謝しています。母はいつも自分のことは二の次。昔かたぎの父や私たち家族を第一に考えて、とことん尽くしてくれる人でした。家事はパーフェクト。特に母の料理は誰もが絶賛するほどの腕前でした」

 母の八重子さんは80歳を過ぎたころから、足の痛みを訴えるようになった。検査したところ、脊柱管狭窄症だと診断された。痛みのため、足腰の筋肉も固まってしまっており、強い痛みが毎日朝から半日ほど続いた。

「母はリハビリにも通いながら自分でもストレッチを続けていました。調子がいい日には買い物に行けたし、家事もやってくれていました」

母が脳梗塞に――

 そんな日々が2年ほど続いたある日、八重子さんがこれまでになく強い痛みを訴えた。歩くことはもちろん、立ち上がることもできない。這ってトイレに行くほどだったが、八重子さんも直美さんも脊柱管狭窄症による痛みだと思い込んでいた。いつものように、時間がたてば痛みも治まるだろうと楽観視していたのだが、逆に八重子さんはだんだん顔色が悪くなり、ついには唇が紫に、口も半開きになった。

 この頃、直美さんは仕事のため東京で生活し、週末には実家に戻るという生活をしていた。というのも、いったん結婚して家を出たひとみさんが、夫のDVが原因で幼い娘を連れて実家に戻っていたのだ。DVを間近で見続けていたせいか、ひとみさんの娘は人におびえ、極度の人見知りになっていたという。そのことにショックを受けた八重子さんが、ひとみさんの娘の面倒をみると宣言したのだ。

 ところが、八重子さんは足の痛みで家事や育児が思うようにできなくなったため、ひとみさんが平日に家事育児をし、週末には直美さんが実家に戻り、ひとみさんが仕事に行くという生活をしていたのだ。

「娘は介護を学んでいたので、足の痛い母のケアをして、通院にも付き添ってくれていました。私の代わりに育ててくれた母のことを、娘は大切にしていたんです。だから、このときも母の様子を見て『これはいつもの痛みとは違う』と、救急車を呼びました」

 ひとみさんのカンは正しかった。

 八重子さんは脳梗塞を起こしていた。幸い発見が早かったので軽症ですみ、リハビリ病院で半年リハビリをすると、マヒや言語障害もなく、自分のことは自分でできるくらいまで回復した。

 ところが、退院当日、八重子さんはベッドから立ち上がろうとしてバランスを崩し、転倒してしまう。

――続きは、4月12日(日)公開

「まん肉の色が変わっててヌケねえ!」ハイレグ衣装のコスプレイヤー、やりすぎちゃった“公開”体験

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 コスプレイヤーにとって、「現実には存在しない2次元キャラクターを忠実に再現し、いかに自分を輝かせるか」という技術はとても大切です。衣装や髪形の“再現率”はもちろん、それを自分に似合うようアレンジしたり、スタイルをよく見せるために厚底ブーツやヒールの高い靴を履いたりもします。細身のキャラクターが多いですから、食事制限やエクササイズで体を絞り、肌もケアをして……などなど、影の努力も必要です。しかし、こんな努力をしなくてもいい方法があります。そう、秘密兵器「Photoshop」です。

 写真や画像の編集ソフトとして一般的ですが、コスプレイヤーにもこれが欠かせません。もちろん、先ほど挙げたような努力にプラスして、Photoshopでエフェクトを入れて作品の世界観を表現するコスプレイヤーさんもいます。そういう人はやはり、プロ顔負けのクオリティで写真集を作り上げるので、男女問わず人気がありますね。一方、男性をメインターゲットとして写真集を販売するコスプレイヤーの中には、体形の管理も肌ケアも頑張らず、アラが目立てばPhotoshopですべて加工してしまう、ある意味“強者”がいます。

 以前、SNSで写真を見て気になっていたコスプレイヤーさんに「会ってみたい!」と思い、コミックマーケットでその方のサークルへ行ったことがあります。しかし、どこを見ても本人が見当たらず。サークルには“お手伝いさん”のような方が1人いたんですが、近づいて顔をよく見たところ、なんか面影があって……。思い切って話しかけたら、その方が本人でした。こういう経験は一度ではなく、何度もあります。写真ではクリっとした目とツヤツヤの肌、ほっそりしたモデル体形だったのに、実物は目の大きさが1.5割減、肌も吹き出物だらけ、体形は……。一体、誰が本人だと気づけますでしょうか? コスプレイヤー界隈では、こうした“詐欺”が横行しているんです。

 「写真集」というと、紙媒体を想像する方が多いかもしれませんが、コスプレ界隈では、写真のデータをCD-ROMに入れた「ROM写真集」や、「ダウンロード販売」が一般的です。コミケなどは、コスプレイヤー自らROM写真集を手売り販売していることが多く、購入者(ファン)は憧れのコスプレイヤーに実際に会うことができます。私も、コミケなどの即売会ではファンの方と交流を楽しんでいました。しかし実は、コミケに来られるファンというのはそんなに多くありません。東京ビッグサイトで開催されるため、関東圏なら気軽に参加できますが、遠方のファンは通販で済ませる場合が多いです。

 なので、写真に写っているコスプレイヤーさんと会う機会がほぼないまま、ROM写真集を購入し続けてくれる人も珍しくありません。コスプレイヤー側としては、いつまでたっても詐欺がバレないので、非常にいいお客さんなんですよね。こうした仕組みも、コスプレイヤーの加工が過剰になりがちな理由の一つだと思います。

 ちなみに、私がどの程度写真を加工をしていたのかといいますと、目の下のクマや吹き出物を消す、毛穴をぼかす、ワキのポツポツをなめらかにする程度でした。あくまでも「やりすぎないこと」を意識した修整です。なぜならば、写真集を購入する人は、画像を拡大していろいろなところを見るから。やりすぎない程度に、“リアルな質感”があった方がいいのです。それに、実際に会って「別人」と思われるのも嫌なので……!

 しかし、私は恥ずかしさから“まん肉”(大陰唇あたり)の色を明るく加工していました。すると、後日購入者らしき人が某巨大掲示板で「修正しすぎでヌケねぇ!」と書いているのを見かけたんです。確かに、パッと見はハイレグですごい格好をしているのに、まん肉と太腿が同じ肌色をしているので、なんかリアリティがないんですよね。とはいえ、「ヌケねぇ!」という声を聞いて、まん肉の色素を世界に公開するのもおかしな話だなと、逆に冷静になりました。一部の方には“ヌケない詐欺ROM写真集”だったかもしれませんが、その後も同じ加工で販売し続け、まあまあ売れてました。まん肉の色素にも、人それぞれ好みがあるんですね〜。

 写真集のレタッチ作業はほとんどのコスプレイヤーが自分でやっています。ですが、1枚のROM写真集にだいたい200枚以上は写真が収録されているので、結構大変な作業になります。一枚一枚、肌をなめらかにして〜クマを消して〜とやっていると、だんだん感覚がおかしくなってくるんですよね。自分の写真を修正しているというより、“絵を描いている”ような感覚に陥っていきます。写真の自分がいくら恥ずかしい格好をしていても、どこかで他人だと思ってしまったり。

 とあるコスプレイヤーさんは「シワにボトックス打つより、レタッチで消した方が安上がりでしょ。ホワイトニングに行かなくても歯が白くなるし、美肌レーザーなんて当てなくても、撮影の段階で光で飛ばして、さらにレタッチすれば肌もキレイに写るよ」とおっしゃっておりました。なんか、詐欺じゃなくて“節約術”みたいな語り口ですね。その通りではあるのですが、実物が悪いとレタッチの手間が倍以上かかるのも事実。写真の自分をどんなに美しくしても、実際の自分は同じように修整できませんよね。この現実、冷静になると結構心にくるものがあるんじゃないかと思います。だからやっぱり、私は過剰すぎるレタッチはおすすめしません。

 コスプレイヤーでなくても、写真加工アプリを使って撮影した自撮り写真をSNSにアップし、「いいね!」をもらってうれしくなったことがある人もいるでしょう。行き過ぎた加工の先には、深〜い落とし穴があるので気をつけてくださいね!

7,980円の「ZARA」では物足りず!? 買い物狂い、ハイブランド「FOXEY」でコーヒーを出されてメロメロになる

買い物狂い、ファストファッション「ZARA」では物足りず!? 金欠時、ハイブランド「FOXEY」でコーヒーを出されてメロメロになるの画像1


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 あるとき、あまりにも金がないので、洋服代をケチろうと考えたんですよ。ファッション系YouTuberの動画を見ていると、大体、ZARAかGUかユニクロの購入品紹介なので、試しにZARAのお店に行ってみようかと出かけてみたんです。

 日曜日の昼間。店に入ると、特におしゃれさんでもない私は、入り口に呆然と立ち尽くしボッ立ちになりました。

「え……、どこから見て行けばいいの……?」

 店の中は人、人、人。そして商品、商品、商品……。売り場も広いし、どこから見たらいいのかわからん!! とりあえず、クールな顔でマネキンが着ているものを見つめてみました。

「ジャケット7,980円。おお、ジャケットにしては安い……。でも、試着室はどこ……?」

 ジャケットを羽織ってみたいものの、試着室がどこかわかりません。店員さんが近寄ってきてくれる気配はまったくないし……。10分くらい、ジャケットを持って店内をウロウロしましたが、ついに試着室を見つけることができず、私はまた呆然としました。

「なんて、大変なんだ、ZARAという店は。品物は豊富だし安いけど、試着室が1つもないとは……ええい、仕方あるまい」

 観念して、その場でコートを脱ぎ、片手にコートを持って足でバッグを挟んで、私はジャケットを羽織ってみました。ゼイゼイ……、ちょっと大きいかな……。もう1個小さいのにしないとだめかもしれない……。よし、片手で元に戻して、次のジャケットを……。

 そのときでした。後ろからZARAの店員さんが登場。

「あ、試着室はお2階にありますので、どうぞそちらをお使いください!」

 に、2階だあ~~~!?!?!? どうりで試着室がないわけだわ……。鏡を前にひとりファッションショーをやっている人間なんて私しかいないわけだ……。恥ずかしくなって慌ててジャケットを元に戻しました。

 その後、スキニーパンツを手に2階の試着室に入ったのですが、微妙にサイズが合わなくて、またもやパンツ1丁で悩む私……。また服を着て1階まで降りて、違うサイズのスキニーパンツを手にここに戻ってこなきゃいけないのか……。最初から何サイズも持って来ればよかったのね……。

「めちゃくちゃ欲しい!」と思うくらい一目ぼれしたパンツなら、それくらいの労力はいとわないのですが、いま手にしているパンツは可もなく不可もない商品……(ZARAさんすいません)。結局、めんどくさくなって店を出ました。

 あぁ……。長らくファストファッションのお店に入っていなかったけど、ああいう店って全部自分でやらなきゃならないんだなぁ……。服を選ぶのも自分だし、試着室に持っていくのも自分。買うか買わないか決めるのも自分。うーん、流されやすい私には『似合ってますよ、お客様!』の声が欲しいんだよなぁ……。

 そして、てくてく街を歩いていると、今度はFOXEYの路面店を発見。一度も入ったことがないお店でしたが、とにかくこのFOXEYって名前は、フリマアプリで『価格が高い順』にソートすると必ず出てくるのです。だから、私の中では超有名店。定価はいくらなんだろう? という興味が湧き起こり、ふらふら~っと店に入っていきました。

「いらっしゃいませ~!」

 店に入った瞬間、4人の店員さんが一斉に声をかけてくれました。おお、客は私1人……。私は「へへ、どうも……」などと言いながら、ふら~っと陳列されているスカートやトップスを見てみました。すると、店員さんがよどみない口調で説明をしてくれます。

「こちらは昨日入ってきたスカートで、素材は麻なので夏まで涼しくお使いになられますよ~。膝が隠れるフレアスカートなので、どんなトップスにもなじみます! 例えば、こちらのトップスにも合わせやすいですよ」

 ああ……、これよこれ! 特別扱いされてるこの感じ! 高いものを購入するときの店員さんの本気の接客が私にはたまらないの‼ そのとき、ふいに壁にかかっているジャケットが目に入りました。

「……………」

 すんげえきれい。マジできれい。光沢があって、ピカピカ光っていてカッコいい……。羽織ると見せかけ、そっと値段を確認する私。9万4,000円。素材はポリエステル。ポリエステルなのにこの価格をつけてくるFOXEY。……嫌いじゃないわ。

 私は買い物狂いになってから、『高い値段で商品を売ろうとする店』が好きになってしまったのですよ……。だって、買い手もバカじゃないから、粗悪なものに高い金を支払わないじゃないですか。そこを「買おうかしら?」と思わせるほどに、商品を魅力的に作り、陳列し、接客する。ああ、そういう強えやつらを見ると「オラ、わくわくすっぞ!(CV.野沢雅子)」となるんです……。

「このジャケット、いただきます」

 ああんもう、こっちのセリフもマダム口調になっちゃう。こういう、品のいい人ごっこができるのもお高い店の特権! すると、うやうやしくコーヒーと「FOXEY」と書かれたチョコが出てきました。商品を包むまでの間、ソファでおくつろぎください、だそうです。

 やられた……。ほんと、やられましたよ……。服買いに行って、コーヒーとチョコ渡されたことなんてないよ、わたしゃ……美容室もびっくりだよ……。

 お店の人と談笑しながらチョコを食べ(もちろん、品の良いお嬢さん的なしゃべり方で)、商品のほかに、FOXEYのチョコとミネラルウォーターとマグカップ(ノベルティ)をもらって、ずっしりと重たい荷物を抱えて外に出ました。

 ああ、来月のカード払いが恐ろしい……。でもやっぱり、楽しいんだよなあ……。そんなわけで、結局『あまりにも金がない』状態をさらに悪くして、私は帰宅しました。何やってんだよおおお!!!!

ママ友が突然LINEグループから退会! 仲良しだったのに、卒園式後に関係を切られ呆然

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 親たちにとって、春は子どもの卒園や卒業、新入学、新学期など、節目の季節と言える。新たなママ友付き合いをスタートする人も多いが、「LINE」をめぐって憂うつな気分になっている人もいるようだ。

私は「初めてできたママ友」? 執拗なLINEにうんざり

 志穂さん(仮名)は、今年の春から、都内にある幼稚園に3歳になる女児を入園させる予定だという。しかし、入園前の交流行事で知り合ったママ友との付き合いが憂うつだと語る。

「幼稚園自体の合否は11月頃にわかるんです。その後、入園が決まった児童には、在園児が行う発表会や、餅つきなどのイベントの連絡が来ので、入園する4月までに、毎月1~2回のペースで園に通っています。そこで、たまたま声をかけてくれたSさんと交流を持つようになったのですが、ちょっとしつこいので困っているんですよ」

 近年、幼稚園では、満2歳児から入園が可能な「プレ幼稚園」を設置するところが増えている。「プレ幼稚園」から子どもを通わせているママたちは、すでに仲良しグループを形成しており、志穂さんは、なかなかその輪に入りづらいのだという。

「うちの子は人見知りが強く、私の姿が見えないだけですぐ泣いてしまうんです。以前、園で『自由遊びの日』が設けられ、娘を連れて行ったのですが、プレ幼稚園に通っている子たちの集団に入っていけず、また泣く始末……。一方私は、園庭で立ち話をしているプレ幼稚園組のママたちと仲良くなろうと意気込んでいたのですが、挨拶こそしたものの、娘が泣きやまないのもあって、会話に加われずにいました」

 子ども同士が仲良くなると、おのずとママたちの会話に加わりやすい。しかし、泣きやまない子どもや、人見知りの強い子どもを持つママは、なかなかそれができず、「場の空気を悪くしてはいけない」と、その場をすぐに立ち去ってしまうこともあるらしい。

「そんなときに声をかけてくれたのが、Sさんでした。30代半ばで出産したという共通点もあり、最初は気が合ったんです。でも連絡先を交換したところ、毎日のようにLINEが来るので、返信が面倒くさくなっています……ちょっと距離感がおかしいのではないかと思うんです」

 ママ友とのLINEは、どれくらいの頻度でメッセージを送っていいのか、またどうやって終わらせたらいいかが難しいという人は少なくない。

「どうやら彼女は、ずっと自宅育児をしており、旦那さんの帰りも遅いワンオペ育児の生活を送っていたようです。Sさんにとって私は、『初めてできたママ友』だそうですよ。同じ園のママ友たちと作った連絡用グループチャットでは、次の行事の持ち物はどうするかという話題で盛り上がっていますが、そことは別に、Sさんは直接私にだけに『園長先生の話、長いよね』というような愚痴を送ってきて……。同調してもらいたいのはわかるのですが、どう返したらいいかと困ってしまいますよ。入園後、周りに対し、過剰に『私たちは仲が良いアピール』をされたりしたらどうしようとも心配になっちゃいます。私は、ほかのママ友とも付き合いたいので……」

 LINEの普及のおかげで、気軽に情報交換ができるようになり、入園や入学前のママたちの不安は軽減されたかもしれない。しかし、これから始まる数年来の付き合いを前に、うまい距離感を保てるかと、憂鬱になるママもいるようだ。

 千明さん(仮名)の娘は、昨年、近隣の小学校に入学した。同じ幼稚園に通っていた仲良しの友人たちも同じ小学校に入学したため、「不安はなかった」というが、通学路が違うことをきっかけに、ママ友関係は疎遠になったという。

「娘の通う小学校は、家が近い児童同士で一緒に登校する『班制度』がなかったんです。そのため、入学したばかりの頃は、親が付き添って登校している子もいました。うちは、別の小学校との学区のはざまに住んでいるせいか、近隣に同じ小学校に通う児童があまりいなかったため、登下校は幼稚園のお友達と一緒に行ってもらいたいと思っていました」

 保護者が毎朝子どもに付き添うとなると、負担が大きい。

「娘と仲が良かった女の子たちは、家が近く、通学路も同じなので、自発的に集団登校を行うことになったみたいです。『うちも入れてほしい』と、やんわりとグループLINEで聞いてみたのですが、うちの家を経由するとなると、小学校が指定した通学路から外れるため、『道順が違うから立ち寄れない』『大通りを渡らなければいけないし、危ないと思う』『一緒に登校は難しい……』と断られてしまいました。小学校の入学前説明会で、個別に先生に相談したものの、『通学路のコースが同じ子を探してください』と言われてしまい、それが難しいから困っているのにと頭を抱えましたよ。今も、朝は娘に付き添って登校しています」

 千明さんは、通学路問題をきっかけに、ママ友と疎遠気味だという。

「この前、ママ友とその子どもたちが簡単な花見をしたそうだと、娘から聞いたんです。子ども同士が、『日曜日に公園で花見をした』と話していたらしくて……。思わず、LINEで確認してみたところ、『朝の立ち話で急に決まって誘えなかった』と返信がきたのですが、ちょっとモヤッとした気分になりましたね」

 由香さん(仮名)は、保育園に6歳になる男児を通わせている。全体で30人ほどの小規模な園で、同じ学年は5人しかおらず、ママ同士も仲が良かったという。

「息子は、同じ歳のM君と特に仲が良かったんです。M君と息子が『遊びたい』というので、ほかの子も連れて、移動動物園に行ったり、地域の祭りに行ったりと、休みの日も会っていました」

 いつも遊びに行った後には、ママ友たちのグループLINEで、「また行きましょうね」というお礼メッセージを交わすとともに、写真を送り合っていたそう。

「M君のママは、デパートで接客業をしているらしくて、すごく明るくて社交的。こちらが誘うと、だいたい参加してくれていました。ところが、卒園式の写真を送り合い、ひとしきり盛り上がった後に、突然グループチャットからM君のママが退会していなくなってしまったんです」

 由香さんいわく、M君は別の小学校に入学する予定とのこと。「私たちとの付き合いは、保育園までって決めていたのかもしれませんね……ママ友ってそんなもんなんだなって実感しました」と悲しそうな表情で語る。

 ママ友とはどういった距離感で付き合うべきなのか――LINEという新たなツールを手にしたママの悩みは尽きない。

人気キャラは7万円、爆安衣装も5倍で売れる!? コスプレイヤーのエグい「ヤフオク」活用法

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 引っ越しシーズン真っ只中。実は、私も先日引っ越しをしました。やはりオンシーズンは、いろいろと費用がかさみますね……。新しい家で使うにはサイズが合わず、新しい家具や家電を購入せざるを得ないという、予想外の出費も。そこで、我が家に長年保管していた“コスプレグッズ”を、思い切って売ってみることにしました。

コスプレ写真集が3万円で売れた、けど……

 まず、何かしらのオタクなら知っているだろう「まんだらけ」に買い取ってもらうという選択肢が浮かびました。私は現在も「委託販売」というシステムを使って、まんだらけでコスプレ写真集を販売しています。ですが、在庫管理が面倒になったのもあって、シュリンクされている状態の写真集を、大量に売りに行ってみました。すると、1冊あたり700円の値段がついたのです。 

 とあるコスプレ仲間から、「買取額は最低で50円(もしくは買取不可)、高いと1,000円以上」と聞いたことがあるので、悔しい思いをすることもなく、かといって大歓喜することもない、無難な価格に落ち着いた形です。しかし、たくさん売ったこともあり、なんだかんだで3万円くらいにはなりました。

 まんだらけには「コスプレ写真集担当」がいるらしく、その方がちゃんと査定してくれるのだとか。さすがまんだらけ! でも、それだけ詳しい人がいるとなると、「こいつ、自分の写真集処分してるわ(ドン引き)」って思われたかも……。ちょっとだけ恥ずかしいです。

 コスプレをするとき、必要なものは衣装だけではありません。キャラクターの髪形にセットされたウイッグや、特徴的なデザインの靴、武器や小物などなど。これらをすべて別々にそろえるのは時間もお金もかかり、結構大変です。逆に言えば、「この一式を買えばすぐにコスプレできるよ!」という商品は、非常に需要が高いということでもあります。

 そんな“一式セット”を売るのに最適なのは、やはりネットオークションでしょう。数ある不用品販売サイトの中でも、幅広い層の人が利用し、多くの人が競り合って高額になりやすい、「ヤフオク!」がおすすめです。私の場合、某人気キャラクターの衣装一式(ドレス、カット・セット済みウイッグ、ブーツ、謎の剣)が、約7万円になりました。

 ちなみにこれは“裏技”ですが、流行のアニメやゲームの人気キャラは、中国製の衣装が爆安でネット販売されています。布がペラペラだったり、縫製が雑だったりするので、気になるところは自分でちょっと直してから、キレイな写真を撮ってくれるカメラマンさんに撮影を依頼。いい感じに写っている商品写真を添えてオークションに出せば、仕入れ値の3~5倍で売れますよ。

 写真集をバンバン出しているコスプレイヤーは、「いろんなキャラの衣装が着たい。それで写真をいっぱい撮影したい」と思っている人が多いので、このあたりのライフハックは結構主流。そこそこ人気のあるレイヤーさんだと、着用済み衣装をファンに高額で販売する、なんて荒業をやってる人もいましたね。私がヤフオクの画面を見ながら「もっと値段上がれ~!」と叫んでいるのとは、雲泥の差です(笑)。

「メルカリ」で稼ぐレイヤーのエグい錬金術

 カメラマン(カメコさん)やファンを“利用”してお小遣いを稼ぐ手口は、ほかにもあります。私の知り合いには、Twitterやブログで「ピンクのNintendo Switchが欲しい~(ハート)」などとつぶやき、ファンやカメコさんからたくさん「コーラルピンクのNintendo Switch lite」をもらっている子がいました。

 いくつも同じものをもらってどうするのかと思えば、1つは「大切に使ってます♪」とアピールする用に手元へ置いておき、残りはすべて「メルカリ」などのフリマサイトで売って、お金に換えていたのです。高級時計で同じことをやっているキャバ嬢の話を聞いたことがありますが、なかなかエグい錬金術ですよね。

 もっとエグい話だと、「下着姿を撮らせてあげるから、高級ブランドバッグを買って(ハート)」といった感じで、“エロ撮影”を条件に、高額商品をねだるコスプレイヤーもいるとか。これに比べたら、自分の写真集を大量に売りに行くぐらい、かわいいもんでしょう。

 さて、どこまで参考になるかわかりませんが、これが私の知っている「コスプレイヤー錬金術」です。ぜひマネ(できるかわかりませんが)してみてくださいね!