「ブスは描きたくない」「僕に技をかけるポーズで」コスプレイベントで耳にした“衝撃的な一言”ベスト4

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

 5月初旬、Twitter上で「#コスプレイベントで言われた衝撃的な一言」というハッシュタグが盛り上がりを見せていました。ほのぼの、ほっこり、クスッと笑える一言を投稿している人が多かったのですが、今回は30年近くコスプレを続けてきた椎名蜜の、ドロドロ、トンチキ、忘れられない「#コスプレイベントで言われた衝撃的な一言」をお届けしたいと思います。

■同人作家兼カメコ(40代男性) 「僕に技をかける感じの目線とポーズで、写真お願いします」

 「自分がひたすら女の子にプロレス技をかけられる」という、自作のカオス同人誌を見せてきて、「こんな感じで」と私にポーズを“指導”してくるカメコがいました。コスプレを始めたばかりの時で、格闘ゲームのキャラクターの衣装を着ていた私は、一生懸命「そうだよね、格闘っぽいポーズしてほしいんだよね!」と素直に応じました。

 しかし、ある程度物事がわかってきたころに、「ああ、私は“欲望の捌け口”にされてしまったんだ……」と落ち込みました。要求されたら断れないだろう、初心者っぽい子を狙ったかもしれないと思うと、さらに気持ちが悪いですよね。コスプレイベントは風俗じゃねーぞ!

■中規模コスプレサークル主(30代女性) 「写真集、売れてなさそうなのにね〜」

 コミックマーケットで写真集を販売していたところ、彼女に「うちのサークルから写真集を出さないか?」と誘われました。「モデル料を支払う」とのことでしたが、自分でモデルを務め、自分で写真集を販売したほうが見入りがいいと知っていたので、丁寧にお断り。すると、こんな捨て台詞を吐かれました。

 ……いやいや、「売れてそう」だから声かけたんじゃないの? あなたが売れてなさそうだから、こっちも乗っからなかったんだよ! 見知らぬ人からの誘いには、慎重になりましょうね。

■古参ファン(20代男性) 「付き合ってくれないの? ああ、目から血が出てくる……」

 長らく粘着されていたファンにある日、突然告白されたときのことです。彼いわく、強いストレスがかかると、目から血が出てしまうとのこと。実際にそういう病気はあるようですが、彼の目から出る血を止めるために、私が好きでもない人と付き合わなきゃいけないのも、意味がわからない話です。

 当時私は結婚していたので、「あのさ、私、旦那いるんだけど、不倫しようって言ってるの? どういうつもり? もし付き合ったとしてさ、バレたら慰謝料とか払える? 私の面倒も見てくれるわけ?」と説教。これくらい言えば冷めるかと思い、強めに言いました。すると、彼は普通に“涙”を流しながら去っていきました。その後は連絡もなくなり、コスプレイベントにも姿を現さなくなりました。

■有名ゲームイラストレーター・A(50代男性) 「ブスは描きたくないんだよね」

 Aさんの生み出すキャラクターが好きすぎて、そのキャラのコスプレしかしないような熱狂的ファン・Bちゃん。あるイベントへ一緒に参加し、Bちゃんが「私の似顔絵を描いてほしい」(Aさん作キャラのコスプレをしながら)とお願いしたところ、ためらいもなく「ブスは描きたくないんだよね」と一言。色紙にサインだけ書いて、Bちゃんに渡していました。

 うしろで一部始終を見ていた私は、放心状態になるBちゃんを見てオロオロ……。どうやら、Aさんにはお気に入りのコスプレイヤー・Cちゃんがいて、その子の絵を四六時中描いているようでした。それが発覚してから、BちゃんがCちゃんをボロクソに叩き始めたのは、言うまでもありません。

 コスプレイベントは、ほかにもたくさんの“キラーワード”が飛び出します。想像の斜め上をいく、濃厚なキャラクターが多いコスプレの世界……一言でそれを感じさせてくれる彼らに、とりあえず敬意を表しておきます。

「民間から皇族へ!」“ニセ天皇”一族、セレブリティを巻き込んだデタラメ“家系図”【日本のアウト皇室史】

 皇室が特別な存在であることを日本中が改めて再認識する機会となった、平成から令和への改元。「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「天皇」のエピソードを教えてもらいます!

――前回から「偽天皇」について、お話をうかがっています。ここからは、たくさんいた「偽天皇」の中でも特に人気の高かった“熊沢天皇”こと熊沢寛道について、深掘りしていきたいと思います。まず、寛道の養父にあたる熊沢大然はどうして「民間から皇族へ」という見果てぬ夢を見るようになってしまったのでしょうか?

堀江宏樹(以下、堀江) 明治の末頃、熊沢大然は、熊沢一族に受け継がれてきた「伝承」に魅了されてしまったのです。それは「熊沢家は南朝の正統後継者であった、とある宮様の直系子孫であり、世が世であれば、天皇家になれていた」……という言い伝えです。

 ちなみに現在の天皇家は「北朝」の直系子孫にあたります。また、大日本帝国では、朝鮮や琉球の王族が日本の皇族と同等に扱われる例がありました。熊沢家に伝わる家系図のとおり、彼らが「南朝」の直系子孫であるとするなら、自分たちも皇族もしくは「準皇族」的な存在にしてもらえるのではないか……という野望をもってしまったとしても、致し方ないかもしれませんね。

 明治3年12月7日には、熊沢一族の中でも総本家などの8名が、請願書を明治政府に提出します。国のカネで熊沢家が南朝の正統後継者であると調査し、家に伝わる言い伝えが真実であると公認してほしいということでした。

――えぇーっ。そんな運動を明治時代にやっていたのですか!

堀江 戦前の日本には皇室に対して、失礼な行為をすることが犯罪となる、いわゆる「不敬罪」というものがありましたからね。北朝の子孫である皇室に、南朝の正統後継者を自称する熊沢家が、自分たちの正当性を認めてくれと迫る行為は、常識的に考えて、かなりリスキーでした。南朝のほうが、北朝よりも「正統」という考えもあったからです。

 ただ、当時の宮内大臣・田中光顕(たなか・みつあき)は「史料不備」を理由に、熊沢家の要請を却下したのでした。国が調査に乗り出すための正統性が、史料からはうかがえない。つまり、史料が揃っていないという意味で「不備」……これが何を指すかわかりますか?

――え……いったいなんでしょう?

堀江 その話の前に、当時の熊沢家から国に寄せられた「主張」を整理しておきましょう。この時点では「私(たちの誰か)を天皇にしてくれ」とかではないのです。「ウチの家の先祖が眠る古い墓を宮内庁の管轄にしてくれ」とか、「その程度」ではありました。

 しかし、こうした熊沢一族による請願の影には、それによって皇族に準ずる扱いくらいは受けたいという野望は絶対にあったと思いますよ(笑)。わざわざ資金と手間暇を投入して、宮内大臣・田中光顕に直訴するくらいですもん。

 ただね、田中大臣のいう「史料不備」の意味が問題なんですね。これをハッキリいっちゃうと、「あなた方の系図は偽物ですよ」ということです。

――ええっ! 偽物なんですか?

堀江 熊沢家に伝わる家系図はなんと約60種類もあるそうです。これにはウラがあります。江戸時代くらいには、土地の名士の一族が自分たちの系図を「盛る」ことがはやったのです。偽の系図作成のアルバイトをしている貧しい学者や僧侶に、資産家だった熊沢家の先祖が依頼。系図屋は南北朝のあるプリンスに血統がさかのぼれるという偽系図を作ったのではないかなぁ、というのが僕の推理です。

 しかしそれが60種となると、熊沢家は血統というものに非常に関心が高い一族だったといわざるを得ません。そして、ここからが一番のポイントです。系図に細かな違いがあるにせよ、熊沢家の初代は後亀山天皇の皇子で、「小倉宮」という方だとされています。もちろん実在しています。

 ただ……小倉宮は「恒敦(つねあつ)」のお名前で知られる方で、熊沢家の家系図に書かれてある「実仁親王」というお名前では一般的とはいえません。いくら熊沢天皇やその支持者が、実仁親王は「恒敦」の異名だと主張しても、その史料的な確証はないのです。

――それだとちょっと苦しいですね。

堀江 しかも、「実仁親王」といえば、一般的には北朝の後小松天皇(第100代)の皇子で、同じく北朝の称光天皇(第101代)として即位した方のお名前として知られているのでした。小倉宮はたしかに南朝関係者ですが、実仁親王といえば北朝関係者になる。

――家系図の記述が矛盾しているのですね。

堀江 そう。前提部分で、派手に転んでしまっている。さらにダメ押しのように、当時すでに熊沢一族の手元には、先祖がかつて皇族の身分であったことを保証するような物品の類は何一つ残されていなかったのです。熊沢家の中にも「史料不備」の本当の意味を察する人々はおり、いったん、「民間から皇族へ」という一族の悲願は、下火となります。

 しかし、熊沢一族の中でも「民間から皇族へ」の夢を見ることがやめられない人がいました。それが例の「偽天皇」熊沢寛道の養父にあたる熊沢大然(くまざわ・ひろしか)という人物でした。

――家系図の誤りを指摘されてもなお?

堀江 彼らにとっては宗教みたいなものなので、真偽はもはや関係なかったのかも。明治末年頃から、熊沢大然たちは歴史学会に照準を定め、熊沢家がらみの史跡を皇室の史跡として認定してもらうように運動を繰り広げるようになります。

 ただし相手が政治家ではなく専門の学者ですと、家系図の不備は致命的で、門前払いをくらうのがオチでした。ところが明治39年(1906年)、歴史学会からお墨付きを得ることは諦め、熊沢家のお手製ですが「調査書」を添付した「皇統認定の請願書」を、複数の華族たちの推薦と共に、帝国古蹟調査会なる団体に提出するというように熊沢大然たちたちは運動の方向性を変えることにしました。「推薦者」の中には、千家尊光(せんげ・たかみつ)男爵もいました。

 千家といえば、出雲大社の権宮司(ごんのぐうじ)を代々務めるお家柄で、平成26年(2014年)には高円宮家の次女・典子さんが嫁がれたことで一躍有名になりましたね。

――セレブリティたちをも取り込んじゃったんですね。

堀江 そして、請願書は明治天皇の側近中の側近である徳大寺実則(とくだいじ・さねつね)が受け取るところまで行ったことが確認されています。徳大寺は名門の公家出身で、明治天皇のもとで内大臣、そして侍従長を兼任しています。そして天皇だけでなく、宮中全体から厚い信頼を得ていました。

――そんな身分の高い人にまで届いてしまったのですね……。

堀江 かなりの異例と言えると思います。明治時代当時の宮中は、身分制度が非常に厳しいのです。たとえば、「天皇がお目覚めになった」という毎朝の連絡事項ですら、天皇のそばで寝ずの番をしていた権典侍(ごんのてんじ)など上位の女官が自分より少し下位の女官に、その女官はさらに自分より少し下位の女官に……といった形で伝言しあって、初めて宮中全体に情報がいきわたるという具合でした。

――身分が低い者が、身分の高い者と直接やりとりすることは許されない?

堀江 なにかにつけてそうなんです。というか、身分の高い者も、低い者との直接接触が禁じられているのです。

 だから請願書を上位の人に気軽に渡せるような雰囲気は、宮中には絶対にありません。熊沢家には宮中にはなんのコネもない状態。つまり無位無官の者が天皇の侍従長に請願書を渡すとなると……それはそれは莫大なお礼金の類が、何人もの仲介者に発生していたと思われます。

 それでもこの頃、明治時代の歴史学会で、北朝と南朝、どっちが正統の皇室か? という問題が盛んに議論されていたといいます。判断は明治天皇に委ねられ、天皇は「(ご自分の先祖にあたる)北朝ではなく南朝が正統である」と宣言しているんですね。これは歴史的な事実です。

――ええっ、じゃ、熊沢家は……。

堀江 そう、これをチャンスだと感じたようです。大金を費やしてでも、このビッグウェーブを逃すな! と思ったに違いない。だからこそ、なんとか明治天皇の最側近である徳大寺侍従長にまで請願書を届けるよう画策し、そして成功させるに至った。

 いいところですが、次回に続きます。

クーポン利用時は要注意! 通販サイトの「返品対応」で九死に一生を得た、外出自粛中のお買い物事情

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛により、店舗から客足が遠のき売り上げも減少したことで、アパレル界は異例のセール祭り。通販サイトではどこもかしこも10%オフ!! 乱れ撃ちまくりよ~~~!! こんな状況になるなら、3月の頭に洋服を爆買いするんじゃなかった!! 25万円分も洋服につぎ込んだけど、もし10%オフで買っていたら……2万5,000円も得していたのよ、キイーーー!! 

 なんて、ハンカチを噛んでいる場合じゃないんですよね、それだけアパレル業界は新型コロナの影響で大変な目に遭っているということですから……。

 今、この原稿を書いているのは2020年4月7日。緊急事態宣言が今にも発令されようとしているところです。行きつけのスタバからは足が遠ざかっているし、高速バスに乗らなきゃ行けない都会のファッションビルにももちろん行けていない状況。どこのアパレルサイトも「勝機は通販にあり!」と見たのか、10%オフ祭りを開催している、というわけなんです。

 どこにも行けずに、おまけに財布に現金が全くなくて暇を持て余していた私は、各アパレルブランドのサイトを巡回することに。つい先日、24回払いで50万円の借金をしたばかりだというのに、もうけろりと忘れ、私は可愛い服を着た自分を夢想しながら服を選び始めました。オンラインショップって、大量の服を家の中でゆっくりとみられるのがいいですよね~。おまけにモデルさんが着ているからその服がほんと、良く見える! よし、経済回しちゃるで!

 ショッピングを開始すること数時間、私は、トゥモローランドのとあるTシャツに一目ぼれしました。日本限定のビーチグラフィックTシャツ。背中に日本のいろんな地名が書かれていて、超クール。前から見たときにはただのVネックTシャツに見えるというのも、またよきかな。ジャケットの中のインナーとしても使えそうですし、夏にはこれ1枚でジーンズとかっこよく着こなせそう。価格も1万円弱だし、こりゃ買えるぞ!

 しかし、カートにTシャツを放り込もうとした時、MもLも売り切れていることに気づきました。残っているのはSとLLのみ。うううん……。Sは絶対に着られないだろうし……LL? LLをばさっとオーバーな感じに着るのはあり? 確か今年は「オーバーサイズの服が流行」とショップのお姉さんが言っていた気がします。ゆとりのあるデザインの服が多いおかげで通常Lしか着られない私も、Mで入るアイテムがいっぱいあって、「ワハハー! オーバーサイズブームバンザイ!」なんて思っていたのです。

 迷った挙句、私はLLサイズのTシャツをカートに入れました。そう、テーマは「彼に何気なく借りたTシャツ」。これを着て、ゆるっと肩なんて出しながらコンビニへ行くの! ぐふふふふ。Tシャツをカートに入れたことで、俄然購買意欲が沸き上がった私は、夏に向けてノースリーブブラウスや、テロテロ生地のチュニックシャツ、レースのブラウスを景気よくカートインすることに。しめて9万6,800円也!!

 しかし、「10%オフだと1万円近く安くなるんだ~わはははは!」と大喜びでカートに突っ込んだものの、9万円という額を見た瞬間、はたと我に返りました。9万円弱もどうやって払うんだ……? ていうか、私。月に何万ローンで持っていかれるんだっけ……?

 ぶるぶる震えながら計算機を片手に、ポチポチと入力していった結果――少なくとも、月16万円はローンの代金に消えることがわかりました。これにプラスして私のお小遣い3万円と母へ渡す生活費も欲しいんだけど……。あたしゃ、9万円の服代をどう捻出するんじゃい!!

 悩んだ末に、数着の服を戻し、その代わりに6,000円のタンクトップを入れ、購入ボタンを押しました。改めまして、クーポンとポイント込みで1万3,000円ちょっと也。これくらいならなんとか払えるわ……うん。それにしても、分割払いをしない場合、ほんとケチくさくなるよなあ私……(それが正常な思考なのかもしれないけれど)。

 そんなわけで幾多の葛藤の末、商品が家に届きました。このときばかりは支払いのことも忘れ、大はしゃぎで試着しまくる私だったのですが……。

「で、でかすぎる……」

 大本命のTシャツのサイズがあまりにも大きくて、乳首が見えそうな状態でした。しかも生地に透け感があるので、乳首見えそうだし透けてるよ状態。こ、こんなの恥ずかしくて着れないいいい!!!!

 がっくりとうなだれながら、今度はタンクトップを着てみたのですが、こちらはちょっと……いやだいぶパツパツ。私は自分が小太りの女だということをすっかり忘れていたようです……。試着もせずに「9号」を購入したのは無謀でした……。

 モデルさんが可愛らしく着こなしていた服たちでしたが、私が着るとむっちむちの田舎の農夫の娘にしか見えない。せっかくのアースカラーも台無し。それに、のっそりとはみ出た脇の肉が憎い……。こりゃあ返品だあ~~!! 経済回すとか言って、迷惑かけただけでした!! すみません!!!!

 私はダンボール箱の中にそっと服を戻すと、ダッシュでコンビニへ走り、そのまま送り返すことにしました。そして、トゥモローランドのカスタマーサービス宛てに返品したい旨のメッセージを送りました。

 それから、数日後。トゥモローランドさんから1通のメールが届きました。

「平素よりTOMORROWLAND オンラインストアをご利用いただき誠にありがとうございます。誠に恐れ入りますが、クーポン利用商品の返品交換はお受けしておりません」

「……………」

 瞬間、私の血の気が引きました。待って。待ってよ!! 私、もう商品送っちゃったよ!! ていうか、ウソ。クーポンを使ったら返品はしてもらえないのか~~~!!

「ご事情をお伺いいたしましたので、今回に限りではございますが、返品にて承らせていただきたく存じます」

 ……へ?

 なんと、びっくり。今回限りではありますが、返品を受け付けてもらえました。トゥモローランドさんは良心的なサイトでしたよ……。私のようなバカカスタマーのために……ありがとう、ありがとう、日本はなんていい国なんだ!!

 そんなわけで私は九死に一生を得ました……。いやあ、「クーポンを使えば2万5,000円得したのにィ!」なんて思っていましたが、もしクーポンを使って、買い物に失敗していたら、着られもしない25万円分の服が家に積まれるということですからね……。できるだけ通販は定価で購入しようと思った次第です。

あのテラスハウスメンバーは今! 「テラハNo.1クズ」軽井沢編・雄大、すすきのでバー開店も「キナ臭い」男に?

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『TERRACE HOUSE(テラスハウス)』(以下、テラハ)。2012年の放送スタートから、現在の「TOKYO 2019-2020」編(NetFlix先行配信)まで、数多くのメンバーがテラハを巣立っていった。筧美和子、島袋聖南など、その後も表立って活躍する元メンバーもいるが、そうではない者も多い。テラハを盛り上げたあの人は卒業後、どこで何をしているのだろう――。

 そこで、現在の様子を探るテラハ版「あの人は今」を企画。今回は、17年の軽井沢編に出演した雄大にスポットを当てる。

◎クズ名言で振り返る雄大の軌跡
 当時19歳だった雄大は料理人志望。入居期間は、たった2カ月だったが、あらゆる面でダメ男っぷりを発揮し、さまざまな“クズ名言”を残した「テラハNo.1クズ」として、ファンの間で伝説と化している。

 まずは仕事面。高卒後、調理師の専門学校に入ったが、「俺は現場(バイト)のほうが向いてる」と半年足らずで中退。その“現場”もテラハ入居を理由に辞めており、軽井沢での新しいバイト探しには、なぜかメンバーに付き添ってもらっていた。

 「料理のことは自分ではMAXでできてるつもり」と言うものの、テラハで料理をすることはほぼなし。「明日、一日中キッチンに引きこもりやす!」と突然宣言したこともあったが、翌日午前11時を過ぎても爆睡していて結局作った形跡はない。

 ついにメンバーから「なぜ料理しないのか」と聞かれると、「なんか俺が入っちゃマズイかなと思って(笑)」と言い訳した後、「俺は毎日勉強してるけど、みんなは料理で何か目指してるわけじゃないじゃん。勉強してない人たちにいろいろ言われるのがイヤ」と主張。毎日何を勉強しているのかと詰められると、「素材の見極め。後は何だろう……、火の入れ方とか? その知識を今、根こそぎ集めているとこ」と“根こそぎ”を強調していた。

 次に恋愛面。4年付き合っていた元カノを振ってテラハに入った雄大は、料理より恋にアクティブ。モデル志望の安未が気になるがゆえ、進路に悩む安未に「一体どこ目指してんの?」と自分を棚に上げてダメ出しし、泣かせる。

 後日ドライブデートに誘うが、免許を持っていないため運転は安未。もちろん会話は盛り上がらず、雄大はなぜか「今日は俳句を詠む」と意気込むも断られる。食事中も沈黙が流れ、雄大は言い訳のように「俺、黙っちゃう派。自分の舌と会話しちゃう」と料理人ぶる。安未に「イキらないほうがいいよ」と言われ、勝機はないと悟ると元カノを呼び出し、「未練なかったら呼んでないからね」「今日、俺に靴下履かせてくれる?」とクズなセリフですがった。

 最後は金銭面。無職・所持金2,000円でグッチやブルガリを見て回り、「パピー(父親)のカードあるから。パピーのカネ」。その態度をメンバーに注意されると、「あとで返すよ全部。俺の中では計算してるよ、全部。最終的に返したら別に良くない? 一人ひとり違う価値観に、自分の意見押し付けて悪く言うのは良くないと思う」と逆ギレし、メンバーを泣かせていた。

 そんな雄大が卒業を決意したのは、再び生活態度を注意された直後。「自立したいと思って入ってきたけど、みんなが助けてくれるから自立できない」との理由だった。メンバー全員が絶句する中、「今まで以上にでっけえ男になりてえなって。キチ~のはわかってますけどね……」と自己陶酔モードに入った姿が印象に残っている。

 雄大は卒業後の18年2月、インスタグラムで「とりあえず厳しくて忙しく環境で料理ばっかやってます」(原文ママ)とつづっていた。その言葉通り、卒業後も軽井沢の飲食店で「修行」していたそうだが、同年8月にはバイトの「卒業」も報告。

 その後はどういう風の吹き回しかアパレルに携わり、コシノジュンコと撮った写真を載せるなどしていたが、昨年12月、札幌すすきのにバーを開いた。ところがタイミング悪く、コロナウイルスが猛威を振るい出す。

 北海道ではいち早く2月28日から緊急事態宣言が出され、バーも止むなく休業か……と思いきや、雄大はバーの宣伝を続け、全国でも緊急事態宣言が出された直後の4月8日に、22歳の誕生日を迎えると、バーで3日連続のパーティーを開くと発表。「札幌にきて初の誕生日なのでみんな来てくれると嬉しいです」と投稿し、「自粛しろ」といったコメントが複数寄せられた。バーで料理を振る舞っているのかは不明だが、空気が読めなところは改善されていないようだ。

 また、怪しげなビジネスの片棒を次々と担がされているのでは? という疑惑も拭えない。インスタのストーリーのアーカイブには下記のような内容がまとめられている。

不動産……「家買いたい方。関東圏で一番初期費用抑えられます」「社長が知り合いなので直接繋げられます! たぶん僕を通せば大丈夫です。笑」
Wi-Fi……「現時点での最速wi-fi 僕紹介のために作ってもらったプランになります! うまく僕のこと使ってくださいね!」
人材派遣……「1万4000社まで増えました。いい条件出せます! 今の職場には満足してない方 もっと給与が欲しい方」

 さらに「ステマじゃないです。今世間はコロナウイルスで大変です」と前書きしたうえで、「燕の巣に含まれてる成分が99%ウイルスブロック」と掲げた「のど飴」も宣伝。「皆さん僕をうまく使ってください(中略)自己の利益はどうでもいいです」と書いているが、冷静に考えれば、のど飴を舐めるより、バーを閉めたほうがウイルス拡散防止効果は高いのでは。

 雄大は、何かにつけ「皆さん僕をうまく使ってください」と訴えており、つまり「俺の知名度、利用していいぜ」と言いたいようだが、インスタのフォロワー数は2.6万人。同期のテラハ男子メンバーと比べても、スノーボーダー・貴之が13.9万人、モデル・至恩は21.6万人と、桁が一つ足りない。テラハ元メンバーとしては最低レベルのフォロワー数である。雄大が目指しているのは一体、どこなのだろうか。ちなみに、雄大が「どこ目指してんの」とダメ出しした安未は現在、「CanCam」(小学館)専属モデルとして活躍中である。

 テラハ視聴者に「ちゃんと生きなきゃ」と思わせてくれた反面教師・雄大が、まっとうに生きる術を見つけることを願いたい。

ドルガバにも勝る!?  イオンで一目ぼれした2万4,000円のデニムビスチェに買い物狂いが涙したワケ


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 散財しまくり、お金がすっからかんになった私の最近の趣味。それは……服の修理! 家の近くのイオンに服や靴、カバンの修理屋さんがあり、そこで500~3,000円くらいで修理をしてもらうのですが、これがめちゃくちゃ楽しいのです!

 キツくて穿くのを諦めたお気に入りのズボンや、かかとがすり減ったお気に入りの靴、糸の切れたジーンズなどをせっせと持って行って、リペアしてもらいます。お気に入りの品が新品になって返ってきたような気がして、毎回ほっくほくな気分に。

 その日も私は、糸がほつれた服を手に、イオンの店内を歩いていました。ふと通路を歩いていると、服屋さんの入り口で「50%オフ」の商品がハンガーにかけられているのを発見。ほう……? 50%オフ……? それはデニムのベスト。これってビスチェってやつ? なかなか面白いアイテムじゃないの……。

 私が目に留めたデニムのベストは、コルセットのような形になっていて、おそらくTシャツの上から着て、ジーンズコーデと楽しむもの……だと思います。これを着たらオシャレになれそうだわ! 私のオシャレのアンテナがビビーンと反応しました。

 そこへ「どうぞ、試着なさってください!」と店員さんが現れました。50%オフ。そしてここはイオン。まあ、高かったとしても5,000円もいかないでしょう。それならポケットマネーで支払えるわ。私はそう合点し、試着室へ入っていきました。

 着替えてみると、うーん、胸の部分がちょっと苦しい……。その日、私はスポブラで来ていたのですが、それでも胸がつぶれて苦しかったです。これで苦しいってことは、普通のブラを着けて着たらボタンとボタンの間が浮くんじゃないのかね……?

 でも、格好的にはとても可愛い。デニムコーデがぐっと楽しくなりそうな予感はあります。私は試着室を出ると、店員さんに「あのう……これ、40サイズはないですか?」と聞いてみました。すると「セール品で、もう残っているのはそれだけ」とのこと。うーん、うーん……。買っちゃおうか悩むなあ……。悩みながら、なんとなく値札をひっくり返す私。すると――、

「げげ!! 2万4,000円!?」

 なんと、そのベスト、イオンのくせに(?)、定価が2万4,000円もする商品でした。半額でも12,000円、+消費税!

 最近、外国人観光客のごとく爆買いしていた私。さすがにこれ以上、財布のひもを緩めるのはやばいと考え、服を戻し、家に帰ってフリマアプリを見ることにしました。そうそう、フリマアプリなら似たようなものがさらに格安で売られているはず!

 ところが、「ベスト デニム」で検索をかけ、いつものように高いもの順から探していったのですが、めぼしいものが見つかりません。どうやらデニムのベストは圧倒的に男物が多いようです。うーん……。

 フリマアプリを諦め、今度はヤフーの検索窓で「ビスチェ デニム」を検索。勝手なイメージで、「(イオンで見かけた商品は)ビスチェっていう名前かな~」と思ったのですが、ビスチェってランジェリーの一種なんだそうですね。「コルセット調のウエストを補正して、バストアップとウエストシェイプでレディなカーヴィーラインを強調するもの」と、「CanCam」の記事に書いてありました。

 実際、「ビスチェ」で検索すると、おなかのあたりまでしかないベスト(?)のような感じで、どう見てもアラフォーが着れるような雰囲気じゃありませんでした。やっぱり、私が買おうとしているのは「ベスト」なんだ、と思い直し、もう一度「デニム ベスト」で検索。すると、こんな商品を見つけました。

 ドルチェ&ガッバーナのベスト、お値段10万7,000円也。いや、確かに可愛いよ……。めちゃくちゃ可愛い……。でもベストに約11万円……。ああ、上には上がいすぎて、クラクラするわ……。あたしゃ、どんだけ稼いだらオシャレになれるんじゃ……?

 さすがにカードローンでパンパンになっている身で、11万の商品をポンと買えるわけもなく、私は頭を抱えました。こうして考えてみると、イオンの1万2,000円のベストはいいものだった気がします……。胸の窮屈ささえ我慢すれば……、そう私があと5キロくらい痩せればきっとすっきり着られると思うのです……。そうだ、やっぱり私にはあの子だったんだわ。青い鳥は一番近くにいたのよ、そう私の青い鳥はあのベストだったの!!

 時はすでに3日ほどたっていました。私は慌ててイオンまでチャリで爆走し、ゼイゼイ言いながら2階の売り場へと走っていきました。

私「あのっ!! あのベスト、買います!!」
店員さん「あ~あちらのベストでしたら、もう売れましたよ~~」

 ぬ、ぬあんだって~~~!?!?!? そう……50%オフの商品は、ほかの方にとっても目につきやすかったようです……。千葉N子、破れたりッ!!

 悔しくてやりきれなかった私は、隣のハニーズというお店に入り、恨みをはらすかのごとく爆買いし、5,000円くらい使った後、1,000円でラーメンを食べて帰りました。ぬおお、こんなことなら、見つけたときに買えばよかった……ぐすん。

老人保健施設で「廃人のようになった」母……「1カ月も放置された」と憤る娘の告白

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 春木直美さん(仮名・53)が父の謙作さん(仮名)を看取ったあと、母の八重子さん(仮名)も重篤な状態に陥る。入所していた老人保健施設で、数カ月の間異変を放置されたあげく、大量に下血して救急搬送されたのだ。

(前回:暴力と奇声、おむつに手を入れるーー精神状態が悪化した母は、リハビリ病院で拘束された

何かから解き放たれたようだった

 大学病院に搬送され一命をとりとめた八重子さんは、かかりつけの急性期病院に転院した。

 八重子さんの状態はとても悪く、何か触るだけで皮が剥けてしまう。栄養がまったく取れておらず、背中には水が溜まっていた。造影剤を投与するにも腎臓が対応できない。急遽、生理食塩水を“命の水”として点滴した。心臓をはじめすべての臓器の機能が低下していて、「やれることからやります」と医師に言われたという。

 それから2カ月小康状態を保ち、看取り専門の病院に移った。脳腫瘍が再発しているうえに、脳のほとんどが梗塞を起こしており、全内臓と心臓機能も低下していた。それほどの状態だったが、すぐ命にかかわることはないと言われ、「この病院なら家族も泊まり込むことができる。花が大好きな母にふさわしく、庭には花が満開で、スタッフも優しい。この病院で穏やかに最後まで過ごさせてあげたい」と直美さんは安堵していた。

 だが転院したその夜、八重子さんは急変した。

「転院するために車で搬送されたことが母の体に負担をかけたようです。翌朝、また下血しました。このときは娘が付き添っていたんですが、『うちの病院は看取り専門なので、治療はできません。ここで看取りをするか、救急搬送するか、ご家族で話し合ってください』と言われたと、娘から連絡が来たんです」

 娘のひとみさん(仮名・27)は、仕事で忙しかった直美さんに代わって育ててくれた祖母、八重子さんのことが大好きだった。「このまま何もしないで、後悔したくない」というひとみさんの気持ちを尊重し、直美さんも救急病院への搬送に同意した。

 そして運ばれた救急病院で、八重子さんは人工呼吸と心臓マッサージを施された。

「とうとう、娘は医師から『家族のどなたかを待っているんだったらまだ蘇生を続けますが、そうでないのならもうやめましょう』と言われたそうです。『もうこれで終わりにしていい?』と電話してきました。このとき、預かっている孫の体調が悪かったんですが、少し落ち着いていたので、孫を連れて急いで病院に向かいました」

 直美さんが病院に到着したときには、すでに八重子さんは亡くなっていた。

「何かから解き放たれたように、きれいな顔でした。白装束になったときには、以前のように美しい母に戻っていました。闘病生活を支えてくれた看護婦さんから、『本当に可愛くて元気をくれる八重子さんが大好きだった』と声をかけてもらえたのがありがたかったです」

 その後、状態が悪化しながら何カ月も放置していた老人保健施設の対応が納得できない直美さんは、八重子さんの死後、施設の医師やソーシャルワーカーなどのスタッフに説明を求めた。

「そのときに初めてわかったのは、1月に入浴させようとしたら手足にむくみがあったから、利尿剤を投与し、次に顔にむくみが出たので利尿剤を増やしたということでした。そのときに知らせてもらっていたら、利尿剤はやめてもらったのに。クリスマスの時点で明らかに母の様子がおかしかったんです。医師なら、なぜこのときに脳梗塞とか心疾患の疑いを持たなかったのでしょう。なぜ1カ月も廃人のようになったまま放置したのか。医師からは『脳梗塞・心不全は考えられたがその処置は取らなかった。申し訳なかった』と言われ、全員に頭を下げられたが、死んだ人は戻って来ない。納得できるわけがありません」

 直美さんにはささやかな夢があった。謙作さんが生きていたとき、八重子さんの施設と同じ系列の特養に申し込んでいて、そこで人生の最後を夫婦二人で穏やかに過ごしてもらいたいと思っていたのだ。

「母の死後、特養に挨拶に行って、申し込みは取り消してあります。それが、母の死から半年以上経って、特養から入所申請確認書類が来たんです。信じられますか? 異変を放置されたばかりではなく、遺族の心を踏みにじるような施設を許すことができません」

 直美さんは「私のような思いをする家族を増やしたくない」という一念で、この話をしてくれたのだという。

 今の直美さんを支えているのは施設に対する怒りなのかもしれない。わだかまりが消えるまで、直美さんの介護は終わらないのではないか。ヒリヒリした直美さんの思いが伝わってきて、胸が苦しくなった。

――次回は5月24日公開

ウエンツ瑛士、「高下駄を履かされた自分」からの脱却……ロンドン留学後の活躍をホメゴロス!

テレビ・芸能ウォッチャー界のはみ出し者、佃野デボラが「下から目線」であらゆる「人」「もの」「こと」をホメゴロシます。

【今回のホメゴロシ!】ロンドン留学から“凱旋”したウエンツ瑛士、“等身大”すぎる立ち居振る舞いの妙

 2018年秋から1年半のロンドン留学を経て、今年4月に帰国したウエンツ瑛士。芸歴30年以上、バラエティ番組や音楽特番のMCという大役を任されるなど、芸能界の第一線を走り続けてきた彼だが、留学後の“等身大”の活躍ぶりがウォッチャーたちの耳目を集めている。

 まず「1年半」という留学期間が実にウエンツらしい。「本気で語学をものにするなら最低2年は必要」というのが「留学の常識」と言われる一方で、新陳代謝の激しい芸能界では2年も活動を休止したら忘却の彼方に葬られるというのが不文律だ。しかし芸能界を2年不在にして若槻千夏あたりに「おめーの席ねぇから!」と宣告されるのは御免被りたい。しかし1年では「留学してきました」と大手を振って歩けない。その間を取った「1年半」という“等身大”のチョイスが、まさにウエンツだ。

 こうした本人のふんわりとした復帰ビジョンに相反し、帰国早々テレビ業界の歓待ぶりは相当なものだった。ウエンツがかつてメインMCを務めていた『火曜サプライズ』(日本テレビ系)に、帰国前からロンドン・ライフをレポートさせるコーナーをねじ込み、帰国後は「おかえり特集」を組むなど、かなりの手厚さだ。ほかにも『おしゃれイズム』『今夜くらべてみました』(同)、『ダウンタウンなう』『ワイドナショー』(ともにフジテレビ系)など立て続けに人気バラエティ番組に出演できるとは、「芸能界随一の強大な政治力を誇る所属事務所」の威力に慄くばかりだ。他事務所のバラエティ・タレントではこうはいかないだろう。

 「ドイツ系アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれながら、英語が一切しゃべれない」というバイオグラフィを、鉄板の“等身大ギャグ”としてきたウエンツにとって、此度の留学は積年の夢であり、長らくひっそりと温めてきた計画だったそう。そのために「£(ポンド)が安い時に買ってはコツコツと外貨預金をしてきた」という念の入れようだ。ならば英語のほうも、事前にレッスンを受けるなど周到に準備してから渡英したのかと思いきや、4月19日放送の『おしゃれイズム』で本人が言うには、現地の語学学校の最初のレベル分けテストにて即断で1番下のクラスにされたとのこと。ちなみに、昨年受けた「朝日新聞デジタル」の取材では「下から2番目のクラス」と語っている。こうした媒体による発言のブレも、実に“等身大”で良いではないか。

 後日談としていわく、最初の頃は、英語で意思の疎通がうまくできず、うつ状態にまで陥ったという。しかし、自らもうつを克服した過去のある長嶋一茂に電話でもらったアドバイスに従い、元気いっぱいに太陽の光を浴びることなどで症状が回復し、現地の演劇学校にも通った。「ボクの核の部分はやっぱり板の上にあるんで」と高らかに宣言するウエンツにとって、「本場の演劇を学びウェスト・エンド(ミュージカルの聖地)で舞台を踏む」ことが、この留学の最終目的だった。

 こうしてさまざまな“苦難”を乗り越え、語学と演劇の勉強に勤しんだウエンツは、渡英から約1年後の昨秋、念願叶ってロンドンで初舞台を踏む。身銭を切ってイギリス人作家に台本を書いてもらい主演した2人芝居『Misao and Eitaro』は、ウェスト・エンドの中心にある劇場ではなく、サウス・ケンジントンに位置するパブシアター「Drayton Arms Theatre」(席数約50)で行われた。SNSやイギリス演劇フリークによるブログでの評判は見当たらなかったものの、3公演(動員数約150人)のチケットがすぐに売り切れたそうだ。

 さて、「1年半、朝から晩までみっちり勉強した」英語こそ日常会話程度の仕上がりだったウエンツであるが、本場で演劇を学んだとあって、表現の引き出しのほうは何倍増にもなったのではないだろうか。そんな期待を込めて彼が出演した4月17日放送の『ダウンタウンなう』を見てみた。ミルクボーイをトークゲストに想定し、久々にMCの腕試しを敢行すると、当初はまったく立ち行かなかったものの、「ヘタレぶりを叱られる」という逃げ道コースに飛び乗ることで、その場を成立させていた。さすがは演劇学校で身につけたアドリブ力である。そして最終的には、「ロンドンでも“それ”が猛威を振るい、モテた」と豪語し、アメリカ人の良さ(長さ)と日本人の良さ(硬さ)を併せ持つと嘯く“ウエンツJr.”を松本人志に見てもらい、「ぜんぜん和洋折衷じゃねえし」とツッコまれる“等身大”の下ネタオチで締めくくっていた。

 加えて、4月19日と27日、前・後編の2週にわたり『おしゃれイズム』で披露したエピソード・トークの内容はというと、渡英したての頃、住まいが決まっていないのでロンドンでは銀行口座が開設できず、スペインまで口座を作りに行った話、エアコンの修理業者が予定日に来なかった話、パリに誤送された荷物がびしょ濡れだった話、言葉が伝わらないので全裸で踊って友達を作った話、「ラーメンマン」というIDでインスタグラムを始めた話等々、面白くn……あ、いや、自然体のエピソードをたっぷりと語っていた。しかし、小栗旬や大竹しのぶがロンドンまで陣中見舞いに来てくれたエピソードも披露し、ビッグネームとの懇意アピールをきちんと仕込むあたりは抜かりない。

 こうして見てみると、もしかしたらウエンツのロンドン留学は、これまで「芸能界随一の強大な政治力を誇る所属事務所」による庇護のもと、分不相応な高下駄を履かされてきた自分から脱却するため、“等身大”の自分を取り戻すための旅だった……のかもしれないと、思えてこなくもない。

 1年半の貴重な体験を経て、不器用に素の自分をさらけ出すことでリスタートを図る(とはいえ綿密に復帰の地盤固めを行っていたが)彼の姿は、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)のテーマ曲のサビ「♪生きて〜る生〜き〜て〜いる〜」が聞こえてきそうな味わいがある。今後は「日本のバラエティを軸にして年に1回ロンドンのオーディションを受けに行く」というウエンツ。現在はコロナ禍のため、主にインスタグラムで“等身大”の魅力を発信し続ける彼を、これからも見守っていきたい。

“エロコスプレ”以上に稼げるかも!? 「BL好きオンナ」が欲望を丸出しにする、ディープで怪しい“男装”の世界

カネと欲望が渦巻くコスプレ業界――40代“現役”コスプレイヤー・椎名蜜が、業界の闇をぶっちゃけます!

  私は以前、コスプレイヤーの友人・Cちゃんに「男装で“合わせ”をしてみない?」と誘われたことがあります。「合わせ(併せ)」とは、条件を決めて数人のコスプレイヤーで集まり、撮影や交流を楽しむこと。 「『ONE PIECE』のキャラクターで集まろう!」「金髪のゲームキャラクターならなんでもOK」といった形で、主催者が参加者を募り、イベントや撮影会で「コスプレ合わせ」を行います。コスプレを始めたばかりの人は、合わせに参加して仲間をつくる、なんてこともできます。

 Cちゃんに誘われる前から、少し男装に興味があった私は、すぐにOKを出しました。当時大流行していたアニメ『TIGER & BUNNY』(以下、タイバニ)の鏑木・T・虎徹を私が、Cちゃんはバーナビー・ブルックスJr.のコスプレをすることに決定。もともと男装をしていたCちゃんに、男装メイクのコツや胸の潰し方(私は“ナベシャツ”というものを使いました)、男性っぽいポージングなどを教わり、都内の某遊園地で開催されていたコスプレイベントへ繰り出します。

 私はこのとき、遊園地イベントの参加も初めてだったのですが、過激な露出が禁止されていることもあって、カメラマンの行列で人気を競い合うような女性レイヤーはおらず、「純粋にコスプレが好きで、仲間内で楽しみに来ています!」というような雰囲気の方が多かったです。そんな中で、虎徹な私とバーナビーなCちゃんは、遊園地内でゴーカートに乗ったり、一緒にランチをしながら、「遊園地で楽しむ虎徹とバーナビー」的な写真を撮影しつつ、まったりイベントを楽しんでいました。

 しかし、私はあることに気がつきます。いつもは目を合わせて普通に会話をしてくれるCちゃんが、どこかぎこちないのです。何か言いたげな様子のまま、そろそろイベント終了という頃に、彼女は人けのない場所に私を誘い、「虎徹の写真を撮りたい」と言ってきました。

 断る理由も特にないので、彼女が望むままにポーズをとり、撮影に応じる私。そのうち彼女は「絡み撮影がしたい」といい、どこからともなく脚立を取り出して、セッティングを始めたんです。「ツーショット撮影でもするのかな?」と思っていたら、Cちゃんは私を後ろからハグしたり、キス寸前まで顔を近づけたりと、“BL要素”の強い写真を要求。そこでようやく、彼女がなんだか照れていた理由がわかりました。Cちゃんはすっかりバーナビーになりきっており、私……いや、虎徹とイチャイチャしたくて仕方なかったのでしょう。

 今まで、エロカメコに数多のエグい要求をされてきた身からすれば、Cちゃんが求めてきたことはかわいいもんでした。とはいえ、撮影中は結構ドキドキしてしまい、自分でも動揺……。私の恋愛対象は男性で、BLも特に興味はないのですが、明らかにメス(オスなのか?)の顔になっているCちゃんが積極的に迫ってきて、正直興奮しました。

 その後、Cちゃんに対して感じた興奮が忘れられず、しばしば男装コスプレを楽しんでいた私。これまでエロい露出コスプレばかりしていたのに、いつの間にか男装にハマってしまいました。エロコスプレ写真集を売っている時、女性コスプレイヤーからライバル心を剥き出しにされ、彼女たちの嫌なところばかり見えていたのですが、男装をしていると、なんだかみんな優しく接してくれるんです。急に世界が変わって見えましたね。

 別のイベントで、再びCちゃんと虎徹&バーナビーのコスプレをした際には、見ず知らずの“タイバニファン”に囲まれたこともあります。みんな自分のカメラに虎徹とバーナビーの姿を納めていき、満足したら去っていくという繰り返し。その間、私たちはポーズを取り続けるわけですが、動くたびに「キャー!」「かっこいい!」とおだてられるので、なんとも言えぬ恥ずかしさがありました。

 興奮したタイバニファンの女性からは、BL的絡みも要求されました。撮影会ではなく、オープンなイベントなので過度なことはしませんでしたが、「虎徹さん、かわいい……」と漏らしつつ、無心でシャッターを切っていましたね。彼女から熱っぽい“メスの眼差し”を向けられたことは、今でも忘れられません。

彼女ヅラで男装レイヤーを支える“親衛隊”の存在

 そんな男装の世界ですが、実は結構儲かっている様子。宝塚に熱狂的なファンがいるように、男装コスプレイヤーにハマる人も多いのです。「男装喫茶」や「男装ホストクラブ」なんかもありますし、男装コスプレイヤーとして写真集を販売し、その収入だけで生活している方もいらっしゃいます。

 私が知っている男装コスプレイヤーは、コスプレ写真集の販売、撮影会の開催、ライブ活動などで稼いで生計を立てているとか。“親衛隊”のような女性ファン数人が、まるで彼女のように甲斐甲斐しく、その方をお世話していたのが印象的でした。ファンからのサポートやプレゼント、コスプレ活動の売り上げも考えると、かなりいい暮らしをしていたと思われます。はたから見れば、ただの“ヒモ”かもしれませんが(笑)。

 ちなみに、私も「男装カフェ」に行ったことがあり、うっかり貢ぎそうになりました。女性客の気持ちを汲み取ってくれる細やかな接客と、非常に話しやすい雰囲気、さらに見た目もそこらの男性よりカッコいい……「そりゃハマるよな」と素直に思いましたね。店内には男装レイヤーさんのグッズが売られていて、それを買い漁る女性客の姿も。コスプレは「露出をしないと売れない」と思われがちですが、「男装コスでも十分売れる」のでしょう。むしろ、男装レイヤーの“彼女ヅラ”をしているファンを見ると、太く長く金を落としてくれるのは、女性のほうかもしれません。

 男装レイヤーに興味がある方も、男装してみたい方も、コロナ禍が落ち着いたあたりで、ぜひ足を踏み入れてほしいです。きっと、(良くも悪くも)新しい世界が広がりますよ。

メルカリは「コメント」が命取りに!? 30万円で中古ランク「B」のシャネルのバッグを買った買い物狂いの“後悔”

【星作業中】買い物コラム13回の画像1

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 前回前々回と、トッズの「Dスタイリングバッグ」、ステラマッカートニーの「ファラベラミニ」を購入し、私の「24回払いフィーバー」は終わったかに見えました……。しかし、まだ終わりではなかったのだ!! なんせ私は、使える金があれば限界まで突っ込んでいく女。月に2万5,000円なら払えるに違いない。と明後日の方向で物事を考えていたのです。24回払いなら50万円くらいいける……ね。そうでしょ……(震え声)?

 皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか? 私が始めにバッグ購入を考え、30万円を上限にフリマアプリを覗きに行ったことを……。そのとき、私はとあるバッグに一目ぼれしていました。それは……、シャネルのツイードのバッグ!!

 シャネルなど、今まで一度も欲しいと思ったことのなかった私ですが、パッチワークで作られているそのシャネルのバッグに一目ぼれてしてしまったのです。そのバッグはデニムに合いそうなブルーのパッチワークでできていて、「これを持っておけばオシャレでしょ!!」と視覚に訴えかけてくるバッグでした。とはいえ、値段は30万円。しかも、すでに購入希望の方がおり、出品者さんと交渉している段階でした。私は購入を諦め、トッズのバッグやステラマッカートニーのバッグを購入したのですが……。

 「犯人は現場に戻る」という言葉通り(?)、数日後、私はまたもやあのバッグを見に行ってしまいました。すると、バッグはまだ売れていなかったのです。4月6日まで取り置きするものの、ほかの買い手がいたらそちらに売る、4月6日以降は出品を停止する、と書かれていました。ああ……、あと数日でこのバッグは売られてしまうか、取り下げられてしまうのか……。謎の郷愁にかられた私は、よせばいいのに、うっかり質問してしまいました。

「バッグの大きさを教えてもらえませんか?」

 ああ、バカバカ!! 私のバカー!! この「ちょっと質問」が終わりの始まりだと、どれだけ学習してもなぜすぐに忘れるんだ!!

 メルカリの場合、一度コメントすると、自動的に「いいね」を押すことになります。たとえ「いいね」を外しても、ほかの人がコメントした場合、通知が来るようになります。つまり、その商品に「コメントを残す」ということは、「商品の動向が、その都度わかる」ということなのです。忘れようと思っても、諦めようと思っても、忘れられなくなるというわけ!

 すぐに出品者さんから連絡が返ってきました。とても感じの良い人で、丁寧に答えてくれました。参考価格は60万円。それが30万円で買える……。「やや傷や汚れあり」と書いてあるのが気になるけれど、出品者さんは「ところどころ(ツイードの)ダメージがある程度で、糸が少し飛び出ているところは丁寧に直せばきれいになりそうです」と言ってくれました……。うーん。ここで買わなければ、もう二度とこの子には出会えないんだよね!? もう我慢できない!! 買います!!!!

 頭の中は「希少なバッグを買った!」という高揚感でいっぱいになりました。ルンルン気分で「私の買ったバッグより素敵なバッグを売っている人などおるまい。ふふふ……」とフリマアプリで高いもの順にツイードバッグを検索するありさま……。しかし、そのときでした。私は目を疑いました。

 なんと、同じバッグが出品されていたのです……! 価格は45万円と15万円も高くはなっていましたが、デザインはまるっきり同じ。しかもよく見ると、こちら「2~3回使用のほぼ未使用品」とのこと。ぎょええええええええ!!!!

 私は急に不安になり、自分が買ったバッグを確認しにいきました。「中古でコメ兵で30万円で売られていたバッグ」を出品者さんが購入。その後、出品者さんがどのくらい使い込んだのかはわかりませんが、私が30万弱で購入しました。

……え? これ、もしかして、ものすごく使い込まれたバッグってこと……?「まだまだキレイですが、中古なので、中古ランクBくらいとお考え下さい」と書かれていますが……中古ランク「B」ってどの程度なの?

 私は不安に駆られながら、リサイクルショップ・コメ兵のオンラインストアを覗き、ランク「B」の商品を見まくりました。そして、そこで私が購入したバッグの色違いを37万円で発見しました。そちらはランク「A」でした。ううううううん……。つまり、コメヒョウさんが売った時には30万だから、ランクAではなかったわけだよね……。そこから出品者さんが使っているから、ううううん……。

 考え込んでいるうちに、「15万上乗せすればほぼ新品が買えたのに、30万で使い込まれたバッグを購入した」という気持ちになり、私は頭を抱えました。15万円安く買えてラッキーと思うべきか。いや、30万円も払ってぼろいバッグが来たらあたしゃ、泣くよ……、泣くしかないよ……。

 現在、私は購入した30万のバッグの到着を震えながら待っている状況です……。それにしても、私が「もう二度と出会えないバッグ」だと思っていたバッグは、いろんなところで中古で売られていたよ。全然希少じゃなかったよ……。ああ、ぺこぱのように「時を戻そう」と言いたい……。

ラクマは取引トラブルを対処してくれない……偽物業者に遭遇した買い物狂いが、フリマアプリの“闇”を語る


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 24回払い―――払う額はまったく変わっていない(むしろ利子がバカ高い)のに、月々の支払いが少額で済む、という理由だけで、「わはははは、まだ買えるぞ! わたしゃまだ買えるぞ!」という気分にさせてくる魔の支払い方法。この魔の支払い方法に魅入られた私は、「わはははは、買うなら今ぞ!! 今ぞ~!!」という謎のテンションでバイマやフリマアプリ、オシャレの本を見まくりました。

 私の大好きなYouTuberの「ミランダかあちゃん」絶賛のステラ マッカートニーというブランド。あのチェーンバッグはどうかしら……? 確か10万円くらいだったよね? 24回払いにしたら、へでもない価格になりそうだわ?

 「おい、利子を考えろ、利子を」とツッコミを入れる脳は持ち合わせていませんでした。私はステラ マッカートニーの「ファラベラ ミニ」というバッグに焦点を定め、まずはフリマアプリ・ラクマで価格を調べることに。

 すると、1万3,000円ほどで見つけました。定価10万円のものが1万3,000円!? こりゃ安い!! しかし、出品者の情報を見ると、不思議なことにファラベラミニのバッグを大量に出品しています……。しかも評価はゼロ。私の中の「ブランド探知機」がヒュインヒュインと赤ランプを点滅させ始めました。

 メルカリはトラブルに遭った時に、すばやく対処してくれますが、ラクマの場合は手数料が安い分、トラブルが起こった際に、なんにも助けてくれません。私もその昔、受け取った電化製品が壊れていたことがあり、出品者に返品を求めるも「おたくが壊したんだ」の一点張りで、事務局に問い合わせたことがありました。その際、事務局は「当人同士の話し合いで解決してください」としか言わず、結局私が泣き寝入りをしたのです。

 この「事務局が一切関わらない」というのを逆手に取り、偽物を売っている……ということも考えられますよね?

 とりあえず「いいね」をつけ、ほかの出品者も探してみました。すると、同じ1万3,000円くらいで売っている出品者との共通点をいくつか見つけました。みんな取引履歴がゼロ。ハンドルネームは「hyou●you」とか「dweu●weu」とかなんか似てます。そして、文章もみんな一緒。ますます怪しい~~~!!!!

 唯一、この条件に当てはまらない出品者さんがいたのですが、その出品者さんは「本物ですか?」というコメントに対して、「このサイトでファラベラミニと聞いて購入しましたが、偽物のような気がします」と答えていました。や、やっぱり……!!

 それにしても、「ファラベラ ミニ」と商品名に堂々と書いてあるし、ステラ マッカートニーの袋もカードも写っているし、価格が激安じゃなかったら絶対に騙されている案件です。出品者情報がみんなコピペで怪しい、というずさんさも、もしかしてただの気のせいなの……?

 ついに私は怪しい「ファラベラ ミニ」を売っている出品者さんへ、質問してみることにしました。

「こちらはいつごろどこで購入されたものですか? ギャランティカードは付けてもらえますか?」

 すると……、

「半年前、正規店購入しました。カード子供がなくした。すみません」

 と返ってきました。お、お前、限りなく偽物だろ~~~~~!!!!!!!!

 その後、数時間後にその商品を見に行くと、商品は削除されていました。そして、名前も「みつあき●ぐみ」とか「かわほり●ちこ」など、出品者の名前が日本っぽい名前に変わって再出品されていました……。

 結論、評価ゼロの人からブランドバッグを買うのは要注意!! ブランドバッグには偽物が多いと聞きますが、本当にフリマアプリには偽物がうようよしているようです……。ギャランティカード、私は買った後捨ててしまっていましたが、ブランドバッグについているものは絶対に捨てちゃダメなんだ……と実感しました。

 結局、お目当ての「ファラベラ ミニ」はバイマで購入することに。欲しいものの品番を調べ、「○○番のベージュ×ゴールドで間違いないですか?」とコメントし、今度はちゃんとコメントが返ってくるのを待って購入しました。フー。

 しかし、安く買えたと思ったのもつかの間……。

「これから商品発送に取り掛かります! 関税は購入者様の負担となりますので、品物のお受け取りのときにお支払いください!」

 とのメッセージが……。な、な、なに!? 関税ってなんや!? どうやら、バイマの商品は海外から発送されてくるので、関税というものがかかるのが普通なんだそうです。今までは奇跡的に「関税負担なし」の商品を選んでいたらしい……。ほんで、関税っていくらかかりますの……? 出品者さんに連絡したところ、「5,000円前後ではないか」とのこと。ちなみに調べてみたところ、関税とは以下のように計算するそうです。

【参考:課税した場合の関税額(関税率15%)】
(ハンドバッグ)
8万円(海外市価)× 0.6 = 4万8,000円(課税価格)
4万8,000円(課税価格) × 15%(税率) = 7,200円
(『税関』より https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/zeigaku.htm

 ちなみに、税率は革カバンは15%、その他カバンは10%なのだそう。「ファラベラ ミニ」の場合、皮じゃなくてポリエステルらしいから……10%?

 とりあえず、本物を買えたという安心感を胸に、私は眠ります……。5,000円を握りしめて……。