アパレルブランドのジュエリーが、まさかの20万超え!? 「1,500円オフ」のクーポンにつられた買い物狂いの悲しき性分


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 これまで1,300万円以上の金をジュエリーにぶっこんできた千葉N子。当時は華奢なジュエリーが好きで、「わあ、お姫様の手だわ~」なんて一人ではしゃいでいたのですが、先日、ネットでファッションチェックをお願いしたところ、こんな意見が返ってきました。

「千葉さまには太くて重いアクセサリーが似合います。華奢なアクセサリーは似合いません。華奢なアクセサリーが似合う方は、フェイスパーツがあっさりした人(小さかったり、色素が薄かったり)、骨が細く、肌質が柔らかめの人(骨格タイプウェーブ)です。千葉さまのボディラインは痩せれば痩せるほど骨感が目立ち、素材感のあるアクセサリーが似合いやすくなるので、華奢なアクセサリーが似合うようにメイキングするよりも、他の部分で華やかさを出す方向で考えられた方が良いかと思います』

 NOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!! 痩せたところで華奢なアクセサリーが似合わないだなんて……ううっ、ひどいよお、ひどいよお!! けれど、確かに私、ジュエリーを付けていて「すごい似合うなあ」と感じたことはあまりなかったんですよね……。というのも、私の持っているジュエリーは華奢で繊細なので、大柄な私がつけてもあまり目立たないのです……。

 そもそも、私の好きなスタイリストさんは皆、総じてインパクトのあるバングルやリングをつけています。

「パリに出かけたときにふらりと入ったお店で一目ぼれして購入しました☆」みたいなヤツ!! エピソードからしてかっこいいヤツ!! そして、価格はそんなに高くないヤツ~~~~!!!!!!!!

 私はちょっとずつ考えを改めました。

 私のジュエリーの旅は終わったと思っていたけれど、アクセサリーなら解禁してもいいのかもしれない。安価なアクセサリーなら。そしてそれが私に似合うインパクトのあるものなら、さらっとTシャツを着た時にはめる用に買い足しても良いかもしれない、と。

 早速、私はオシャレなスタイリストさんの本を引っ張り出し、「アクセサリーは服屋で買うことが多いですね。服屋ならそのブランドの服のテイストに合ったアクセサリーが置いてありますし、あまり人に知られていないものを買えますよ」という言葉に勇気をもらい、人気アパレルブランドを多数展開する「ベイクルーズ」の公式サイトに突撃しました。目指すは「ドゥーズィエムクラス」!

 オシャレな服を扱っているあのブランドなら、きっとそれほど高くもなく、イイ感じのアクセサリーが見つかるはず! 早速、ドゥーズィエムクラスのページを開くと、オシャレなスナップがいっぱい目に飛び込んできました。

「お、かっこいい!」

 私が気に入ったのは、「AGMES DIONブレスレット」と「AGMES CLIFF CUFF」というバングル。この2つを重ね付けしているスナップ写真がso coolだったのです!

 へえ~、重ね付けっていいなあ。2つ買おうーっと。お値段は……ブーー!!!! 19万4,700円!?!?!?!?!? 服屋のアクセサリーだと舐めてかかっていたら、まさかのお値段。バングルが11万弱でブレスレットが8.5万円。ううううん……、素材は……シルバー。シルバーねえ……。シルバーでもごついデザインだとけっこうするんだなあ……。

 しかし、「高えよ」と思う一方で、高額商品好きな私の脳みそは「オラ、ワクワクすっぞ!」と喜んでいました。そう、私の脳は、高くて手に入れづらそうなものを見ると、『ドラゴンボール』(集英社)の悟空が未知の敵に出会った時のようにテンションが上がるのです。高いものほど、手に入れたときの脳汁がブシャーっと出るのよ……へへ。

 カードの残り枠っていくらあったっけ……、確か20万円くらいだったなあ……。このアクセサリー2個買ったっつら、もう月末までカード使えない。ていうか、あたい、カード使用額200万円全額使ってるってマジで大丈夫なの……?(いや、大丈夫ではない)

 私はブルブル震えながら、一度サイトを閉じました。よくないよくない。こうして衝動買いして、あとになって10回払いとか12回払いとか苦し紛れにやるから、毎月毎月カードの支払額がバカみたいな値段になるのよ……。やめましょう。今度ばかりはやめましょう、うん。

 しかし、数時間後。あほな私はまたもやベイクルーズのサイトを開いてしまいました。すると……、「くじを開催しています!」とのこと。

 何気なくポチってみると、「1,500円オフ」のクーポンが当たってしまいました。うぐう……!! 1,500円オフクーポン!!!! しかも4日間しか使えない!! これは……これは神が「買いなさい」と言っているゥゥゥゥゥゥ!!!!!!

 そんなわけで今月も私は20万円の衝動買いをしてしまいました……。カードの内訳を見てみると、洋服で10万円。ほかこまごまとしたものに10万円も使っている……。そこに今回の20万円也。こ、これが買い物依存症ってヤツか……!! 今月はまだあと13日。何も買わずに済めばいいけど……、ってもう使えるお金がゼロなんだった……。

認知症の父は「まったく怒らず、子どものよう」だと語る娘……「ムカつくけど一緒に過ごす」と決めた思い

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 三井麻美さん(仮名・31)は高校生のときに、まだ52歳だった父、義徳さん(仮名)が若年性アルツハイマー病と診断された。徘徊して毎回警察のお世話になり、警察からもご近所からも怒られる。自治体に相談しても解決法は示されず、義徳さんを受け入れてくれる施設も見つからなかった。

(前回:父が行方不明になって警察へーー「今どこにいるかわからない」逆探知でようやく見つけた姿は……

いつか私のことも忘れられてしまう

 義徳さんの徘徊で大変な思いをしながらも、7年も在宅介護ができたのは、義徳さんが穏やかだったからだと顧みる。

「もともと、怒りっぽい人ではありませんでした。最初のころは病院から処方された、病気の進行を遅らせる薬を飲んでいましたが、飲むと急にキレてモノに当たるようになり、飲ませるのをやめたのです。それからはまったく怒ることもなく、身体レベルも落ちず、穏やかで子どものよう。家族のこともわかっていました。問題が起きると、家族で『こんなことがあった』と話したり、父のことを知っている友人に話を聞いてもらったりしたので、ストレスをため込むこともありませんでした」

 病気だとわかるまでは、「またおかしなことを言ってる」「なんでこんなこともできないの?」と義徳さんを責めたり、顔も見たくないと思ったりしたこともあった。

「でも、病気とわかってからは、話が通じなくてイライラすることはあっても、いつか私のことも、家族のことも忘れてしまうという思いがずっと心にあり、少しでも思い出に残ることをしたいと考えるようになったんです。だからムカつくけど、海に行ったり、ドライブしたりして、父と一緒に過ごすようにしていたんだと思います」

 当時の携帯には、変顔をする義徳さんの写真がたくさん残っている。

 在宅介護が7年過ぎて、ようやく義徳さんを受け入れてくれる施設が見つかった。知り合いの紹介で、隣県の特別養護老人ホームに入居できることになったのだ。そこは自宅から、高速に乗っても1時間半かかる場所だった。

 義徳さんは「施設に入る」ということがまったく理解できていないようで、入所した日、母の典子さん(仮名・63)とともに帰ろうとして、ロックされた扉を壊してしまったという。

 それは、麻美さんの結婚式1カ月前のことだった。くしくも、と言っていいのだろうか。

「父は、結婚について理解していませんでしたし、私の彼氏という認識もなかったと思います。娘の私としてはバージンロードを一緒に歩きたかったし、ウエディングドレス姿も見せてあげたかった。それまで父は家族のこともわかっていたし、身体的にも普通に生活できるレベルでしたが、これからもずっと在宅で介護するとなると限界はある。寂しい反面、ホッとしたのも正直なところです」

 認知症の父の存在は結婚の障壁にはならなかったのだろうか。酷な質問だとは思いつつも、聞いてみた。

「私と旦那さんの実家は、偶然にも徒歩1分圏内の場所にあるのですが、学区が違うので家族どうしの付き合いもなかったんです。でも父はご近所を徘徊していたので、旦那さんの実家にも頻繁に行っていたそうです。多分面識はなかったのですが、私から旦那さんを通じて話が行っていたので、旦那さんの家族は理解してくれていたようでした。ご迷惑だったとは思いますが、結婚に関しても反対されることもなく、父が施設に入ってからも、父の心配をしてくれていました」

――続きは10月11日公開

 

定価12万のエルメスが、“プレミア価格”で2倍の値段に! メルカリに出品された、23万円の「H」バングルの裏に感じる“転売ヤー”の影


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 「私の趣味はYouTube鑑賞です」と言うと、「はじめしゃちょー。とかヒカキン?」と聞かれるのですが、有名どころの人気YouTuberは、実はほとんど見ていなくて、いわゆる「オシャレ迷子」向けのYouTubeチャンネルばかり視聴しています。

 特に最近、お気に入りなのは「KANAKOおしゃれ迷子のオシャレ探し」というチャンネル。KANAKOさんの紹介する洋服は私の好みドンピシャで、毎回「なるほど~」と頷きながら見ているのです。

 そんなある日、動画の中でKANAKOさんは「大人は毎日印象を変える必要はナシ。毎日つけるアクセサリーは1セットでOK。私はシルバーのセットで統一しています!」と話していました。

 KANAKOさんのアクセサリーは存在感のあるバングルが多め。中でもHの形のバングルがすごく素敵で、これは……!! と一目ぼれしました。これはどこのバングルなんだろう……ハアハア。

 KANAKOさんのお気に入りブランドが「ドゥーズィエムクラス」だというのはわかっていたので、とりあえずベイクルーズのサイトを覗きに行く私。ステキなバングルがありましたが、あの特徴的な形のバングルはナシ……。

 KANAKOさんの持っていたバングルはワイドサイズのバングルなのですが、抜け感があるのです。あの特徴的な形は一体、どこのものなのだろう……。

 もう一度、KANAKOさんの動画に戻り、目を皿のようにしてメッセージを読んでいると、「アクセサリーは1個高価なものを投入したら、あとはプチプラでOKです」というセリフが飛び込んできました。あのバングルがプチプラなわけがない……。ということは“高価”なわけね!?

 そのときです。有名ブランドに狙いを定めた私の頭に、ふいにビビビッと電撃が走りました。エルメス……? Hの文字に見えるバングル……そなた、エルメスのものか!?

 といっても、別に自信があるわけではありませんでした。KANAKOさんの持っていたバングルはHの形が特徴的なのですが、民族的な彫り物がされており、インディアンジュエリーに近い商品だったからです。でもまあ、ローラー作戦をするまでなので、全然OK。私は欲しい商品ができたら特定しないと気が済まない女。何時間でも調査するから無問題なのだ!! 私は、海外通販サイト・バイマに移動すると、「エルメス バングル」で調べ始めました。

 それから5分後。件のバングルはあっさりと見つかりました。「エルメス トゥアレグバングル」というものでした。

 アフリカ大陸サハラ砂漠で生活する遊牧民・トゥアレグ族が、すべて手作りで一刀ずつ柄入れを施すために、2つとして同じモノが存在しない「真のHAND MADE」とのこと。「Hをモチーフとしたsilver製のバングルに刻みこまれた紋章(アージェント)、トゥアレグを象徴した彫りが美しく、長く時を共にする価値のある逸品」と説明書きがありました。

 なるほど、民族っぽいっていうのも、Hがエルメスの象徴っていうのも当たっていたのね……ホホホ。自分の勘の良さに驚くわ?

 とはいえ、「あまりの人気で極少数、継続的に制作されてはいるものの、店頭ではまず並ばず顧客で完売するアイテム」って書いてあるわりには、バイマに普通にあるんだよなあ。えーと、値段は……げげっ!!!!!! 17万円!?!?!? 高ェ―――!!!!!! KANAKOさん、いいもんつけてたのねェ!!

 購入するか~と悩むものの、出品されているバングルは皆、模様が違うので悩みます……。とりあえず、一旦保留にして、安く手に入れられないかと、フリマアプリを開き、「トゥアレグ バングル」で検索することに。すると、メルカリにもラクマにも目当てのトゥアレグ族のバングルがありました。しかし、価格はバイマのさらに上!!!!!! 23万円也!!!!!! な、なにいい~~~~~!?!?

 このバングルって、模様によって値段が違うの!? いや、そんなわけないよねえ??? てか、このバングルって定価はいくらなんだ???

 そこから千葉N子の執念の捜査が始まりました。売られているトゥアレグ族のバングルをひたすら確認する作業をし始めて1時間後……。ついに購入時のレシートが付いている写真を発見しました。気になる定価はというと……。

 12万0,800円(税抜き)。ふおおおおおおおお!!!!!!!!!!!! 安うううううううう!!!!!!!!!!!!

 いや、別に安くはないんですけど、23万円で売っている商品の元値が12万円ということにびっくり……。これがプレミア価格というものか……。

 転売ヤーが店頭で買い占めて高額で転売しているんじゃないのか……?? 確かにオシャレなバングルだし、めちゃくちゃ欲しくて検索しまくったのですが、こうもあからさまに転売価格になっていると引いてしまいました……。

 転売ヤーとは過去にもやりあったことのある私は、高値で転売するヤツが許せないのです。確かに、価値のあるものをチェックリストに入れておいて、それが安値で売られている時にいち早く買うのは止めない。でも、それを「目利き」といって、高値で転売して儲けるというのが許せないのです。

 商品を生み出した人と、その商品を気に入って消費する人がいればいいのに、なぜその間に横入りしようとするのか。そんなわけで、欲しいと思ったバングルですが、いつかエルメスで奇跡的に出会えた時に購入することにしました。「そんな奇跡なんてこねーよ」と言われるかもしれませんが、別にいいもん。あたしゃ、あたしの好きなように金を使わせてもらうよ。

定価12万のエルメスが、“プレミア価格”で2倍の値段に! メルカリに出品された、23万円の「H」バングルの裏に感じる“転売ヤー”の影


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 「私の趣味はYouTube鑑賞です」と言うと、「はじめしゃちょー。とかヒカキン?」と聞かれるのですが、有名どころの人気YouTuberは、実はほとんど見ていなくて、いわゆる「オシャレ迷子」向けのYouTubeチャンネルばかり視聴しています。

 特に最近、お気に入りなのは「KANAKOおしゃれ迷子のオシャレ探し」というチャンネル。KANAKOさんの紹介する洋服は私の好みドンピシャで、毎回「なるほど~」と頷きながら見ているのです。

 そんなある日、動画の中でKANAKOさんは「大人は毎日印象を変える必要はナシ。毎日つけるアクセサリーは1セットでOK。私はシルバーのセットで統一しています!」と話していました。

 KANAKOさんのアクセサリーは存在感のあるバングルが多め。中でもHの形のバングルがすごく素敵で、これは……!! と一目ぼれしました。これはどこのバングルなんだろう……ハアハア。

 KANAKOさんのお気に入りブランドが「ドゥーズィエムクラス」だというのはわかっていたので、とりあえずベイクルーズのサイトを覗きに行く私。ステキなバングルがありましたが、あの特徴的な形のバングルはナシ……。

 KANAKOさんの持っていたバングルはワイドサイズのバングルなのですが、抜け感があるのです。あの特徴的な形は一体、どこのものなのだろう……。

 もう一度、KANAKOさんの動画に戻り、目を皿のようにしてメッセージを読んでいると、「アクセサリーは1個高価なものを投入したら、あとはプチプラでOKです」というセリフが飛び込んできました。あのバングルがプチプラなわけがない……。ということは“高価”なわけね!?

 そのときです。有名ブランドに狙いを定めた私の頭に、ふいにビビビッと電撃が走りました。エルメス……? Hの文字に見えるバングル……そなた、エルメスのものか!?

 といっても、別に自信があるわけではありませんでした。KANAKOさんの持っていたバングルはHの形が特徴的なのですが、民族的な彫り物がされており、インディアンジュエリーに近い商品だったからです。でもまあ、ローラー作戦をするまでなので、全然OK。私は欲しい商品ができたら特定しないと気が済まない女。何時間でも調査するから無問題なのだ!! 私は、海外通販サイト・バイマに移動すると、「エルメス バングル」で調べ始めました。

 それから5分後。件のバングルはあっさりと見つかりました。「エルメス トゥアレグバングル」というものでした。

 アフリカ大陸サハラ砂漠で生活する遊牧民・トゥアレグ族が、すべて手作りで一刀ずつ柄入れを施すために、2つとして同じモノが存在しない「真のHAND MADE」とのこと。「Hをモチーフとしたsilver製のバングルに刻みこまれた紋章(アージェント)、トゥアレグを象徴した彫りが美しく、長く時を共にする価値のある逸品」と説明書きがありました。

 なるほど、民族っぽいっていうのも、Hがエルメスの象徴っていうのも当たっていたのね……ホホホ。自分の勘の良さに驚くわ?

 とはいえ、「あまりの人気で極少数、継続的に制作されてはいるものの、店頭ではまず並ばず顧客で完売するアイテム」って書いてあるわりには、バイマに普通にあるんだよなあ。えーと、値段は……げげっ!!!!!! 17万円!?!?!? 高ェ―――!!!!!! KANAKOさん、いいもんつけてたのねェ!!

 購入するか~と悩むものの、出品されているバングルは皆、模様が違うので悩みます……。とりあえず、一旦保留にして、安く手に入れられないかと、フリマアプリを開き、「トゥアレグ バングル」で検索することに。すると、メルカリにもラクマにも目当てのトゥアレグ族のバングルがありました。しかし、価格はバイマのさらに上!!!!!! 23万円也!!!!!! な、なにいい~~~~~!?!?

 このバングルって、模様によって値段が違うの!? いや、そんなわけないよねえ??? てか、このバングルって定価はいくらなんだ???

 そこから千葉N子の執念の捜査が始まりました。売られているトゥアレグ族のバングルをひたすら確認する作業をし始めて1時間後……。ついに購入時のレシートが付いている写真を発見しました。気になる定価はというと……。

 12万0,800円(税抜き)。ふおおおおおおおお!!!!!!!!!!!! 安うううううううう!!!!!!!!!!!!

 いや、別に安くはないんですけど、23万円で売っている商品の元値が12万円ということにびっくり……。これがプレミア価格というものか……。

 転売ヤーが店頭で買い占めて高額で転売しているんじゃないのか……?? 確かにオシャレなバングルだし、めちゃくちゃ欲しくて検索しまくったのですが、こうもあからさまに転売価格になっていると引いてしまいました……。

 転売ヤーとは過去にもやりあったことのある私は、高値で転売するヤツが許せないのです。確かに、価値のあるものをチェックリストに入れておいて、それが安値で売られている時にいち早く買うのは止めない。でも、それを「目利き」といって、高値で転売して儲けるというのが許せないのです。

 商品を生み出した人と、その商品を気に入って消費する人がいればいいのに、なぜその間に横入りしようとするのか。そんなわけで、欲しいと思ったバングルですが、いつかエルメスで奇跡的に出会えた時に購入することにしました。「そんな奇跡なんてこねーよ」と言われるかもしれませんが、別にいいもん。あたしゃ、あたしの好きなように金を使わせてもらうよ。

オシャレな「ビニール傘」が欲しい人必見! 買って正解だった「デザイン良し」「壊れにくい」「安物感ゼロ」の高機能傘とは!?


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 最近、オシャレに力を入れている私ですが、なんかこう……「今日のあたいはキまらないわ」と思う日がありました。それは――雨の日。

 傘を持った瞬間、急にその日のコーディネートがちぐはぐになってしまうのです。というのも、うちにある傘は、昔々、私や母が購入したド派手な花柄模様。その傘を持ってしまうと、シンプルなコーディネートがおかしくなってしまうのです。

 むむむ……傘は盲点だった。たしかに真にオシャレ道を行くならば、小物にこそ気を配らねばならぬはず……。オシャレな傘を買わねばならない。いますぐに。

 そんなわけで私は最高にオシャレな傘を求めて、ウェブサイトをさまよい始めました。今までの私ならなにも考えずにド派手な花柄をチョイスしてきましたが、「オシャレは全体のバランス」ということを知った今、傘はどんな格好にも合うシンプルなものがよいのではないかと思い至りました。

 やっぱりシンプルな白? ドット柄くらいはあり?それとも……。

 結局、その日は「これだ!」というものが決まらず、仙台に見に行くことに。そして、仙台で私は運命の出会いを果たしました。

 私がビビビッと来た傘――それは、ROPEのビニール傘!!

 全体はビニールなんだけど、柄の部分が木でできており、ビニール傘のうちは辛子色。その傘がなんともオシャレに見えたのです。価格も2,500円と手ごろで、「これはいいなあ」と私は傘を手に唸りました。さすがオシャレさん御用達のお店、ROPE! 傘までナイスチョイスじゃないの。

 ルンルン気分でその傘を購入し、「これで私もオシャレさんの仲間入りだわ~♪」とはしゃぎまくった日から数日。私の地元は連日、豪雨が降り続けました。

 私は毎日コンビニ飯女なので、毎日6時に「腹が減った~」と唸りながらコンビニへと出かけます。その日もなにも考えずにオシャレなビニール傘を手に外に出ました。ところが……。

 ビュオオオオオオ!!!! という風とともに勢いよく傘が乱れ、次の瞬間には傘の骨がぶっ壊れてしまったのです。NOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!

 あ、あんた!! コ、コレ、ワンコイン傘じゃないんだよ!! 2,500円も払ってたった一度の強風でぶっ壊れるってそんな……そんな……あたしゃ承知しないわよおおおお!!!!!!

 しかし、どんなに私が「承知しない」と叫んだところで、傘はぶっ壊れており、私の右肩はめちゃくちゃ濡れていました。私はすっかり意気消沈して家に戻り、いつものド派手な花柄の傘でコンビニへと向かったのです……。

 やっぱり、ビニール傘って頑丈なものはないのかねえ……。どうしてもオシャレなビニール傘が忘れられなかった私は、Amazonや楽天でビニール傘を調べ始めました。ビニール傘で有名なのは「フルトン」というブランドだということがわかり、「じゃあ、このフルトンの傘を買ってみようかなあ」とレビューを見ていた時のことでした。「日本製のホワイトローズの傘のほうがやっぱり良い」というレビューを見つけ、「ホワイトローズ?」と私は首を傾げました。そんな傘、全然出てこなかったけどなあ……?

 何気なく「ホワイトローズ 傘」で検索する私。と、次の瞬間、ビビビビビッと体に衝撃が走りました。まさに、私の好みを詰め込んだ傘が現れたのです。ROPEの傘の雰囲気にそっくり! しかし、そのお値段約9,000円也!! 高えええええええ!!!!

 しかし、調べてみると、ホワイトローズという会社は「壊れにくい傘」を独自開発している会社とのこと。ただの傘ではないことはすぐにわかりました。

「風は通すが雨は通さない『逆支弁』機構(特許取得)により、強風で傘が裏返るのを防ぎます。傘の生地にあえて“穴”をあけることで、内側から風にあおられても空気を逃がして傘が裏返しになりにくい作り。傘を広げた時に、風が外側に抜ける通り道ができるため、持ち手にかかる負担も和らげてくれます」

 だって。うーん、傘に穴を開けるって驚きだけど、すごく良さそうなことが伝わってくる!! なんていったって、このお値段をつけるっていうことはそういうことよ!! 高いこそ正義ッ!!!!!

「高い物=商品に自信があるからその値段=良いもの」と刷り込まれているMy Brain。この傘もきっと良いものであろうと信じこみ、私はすぐさまポチりました。

 毎度毎度、千葉N子という女は高い買い物をしては痛い目に遭っている女だ……と皆さん、思われていますよね……? 今回の買い物もどうせだめだろうと思っていますよね……? 結局、数日でぶっ壊れたと騒いで終わるんでしょう……? と思っていますよね??

 ところがどっこい!!!! 今回の買い物は最高でした!!!!!!!!

 ビニール傘というと、骨が弱かったり、ビニール同士がべたべたしていたりして開きにくいものですが、今回の傘はしっかりした質感だったのです。傘自体もどっしりしていて、安物感がないのも素晴らしい。また、ビニール傘ゆえに傘を差したときも外がクリアに見えるのもすばらしい!! 良い買い物した~~~~!!!! ひゃっほ~~~~!!

 とはいえ、こうして買い物に成功すると、今度はストックを買いたくなってくるんですよねえ……。これぞ買い物狂い。現在、同じ傘をあと3本くらい買いたい衝動と必死に戦っています……。

“詮索好き”のママ友LINEにイライラ! 「液体ミルクよく使ってるの?」「楽でいいわね」上から目線に我慢の限界、距離を置くことに

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

 かつて、「マウンティング」という言葉が話題になったことがある。人間関係において「自分のほうが優位」とことさらにアピールすることを指し、ママ友同士の関係でも、高級産院での出産や、海外製の高額ベビーカーの使用を鼻にかけるママから「マウンティングされた」といった話をよく耳にした。しかし、最近では、そういったあからさまなマウンティングの事例を聞くことはほとんどなくなり、代わりに「詮索好きのママ」に悩まされるケースを見聞きすることが増えている。今回は、そんな悩めるママたちの本音を紹介する。

先輩ママ友にSNSをチェックされ……「液体ミルク」の使用にチクリ

 都内に住んでいる千里さん(仮名)は、今年5月に男児を出産したばかり。コロナ禍での出産となり、通常とは違う環境の中での出産は、ストレスも多かったそうだ。

「緊急事態宣言の最中に出産となったため、前倒しで関東近県にある実家に里帰りして、出産しました。そのため、都内に住む夫は立ち合い出産もできず、出産後に子どもに会わせられたのは、退院の日でした」

 千里さんは、「不安が多い中での出産だったので、友人からのLINEメッセージには、とても勇気づけられた」と語る。しかし、中には必要以上に育児についてアドバイスを送ってくるママ友もいるという。

「今、コロナ禍で時間があるせいなのか、元々の友人で先に出産していたママ友Yさんからのメッセージが、とにかく厄介なんです」

 産院の母親学級や地域センターで出会ったママ友は、子どもの月齢が近いため相談もしやすい。しかし、元々の友人がママ友となった場合は、子どもの年齢が違うため、先輩ママが後輩ママに、子育ての助言をするというやりとりが多くなる。しかし後輩ママにとっては、それを疎ましく感じる人もいるようなのだ。

「Yさんは、かつて同じ企業で働いていた同僚でした。現在4歳の男児を育児中のため、ここ数年は疎遠になっていたんです。しかし、私がSNSなどで『#プレママ』というタグをつけて投稿しているのを見たようで、『悩みとかあれば何でも聞いて! 』とメッセージを送ってきました」

 そんなYさんは、何かと詮索好きなタイプだという。

「例えば、私がSNSに、『外出時に液体ミルクを使ったら、とても便利だった』と投稿したのを見たらしくて、『液体ミルクって、どういうもの?』『よく使ってるの?』とメッセージが来て。しかも『私の頃には液体ミルクはなかったのよ。楽でいいわねー(笑)』とも言われ、どう反応してよいのか困惑しましたよ……」

 育児グッズは日進月歩で進化している。育児中に精神的孤独を感じていたママの中には、当時のつらい記憶が強く残るため、便利な育児グッズを使うママに対して、「私の時代はもっと大変だったのに」「今時のママは楽をしている」などと感じる人もいるのかもしれない。

「Yさんは、一緒に働いていた頃からも世話焼きの部分があって、自分がしていることは良いことだという意識が強かったんです……。それゆえに、詮索ばかりしてくるんだと思います。以前も、Yさんからやたらと、『子どもにはどういう服を着せてるの?』というメッセージが来て、面倒くさいなぁと思って返信していたんですが、Yさんのお宅に遊びに行ったら、段ボールの中に明らかに着古した服が入っていて、『お古とか平気? 遠慮せずに持って行ってよ』と言うんですよ。ファストファッションの服ばかりで、正直、まったく欲しくなく、しかも、Yさんの息子さんが寄ってきて、譲るのが嫌なのか『うー』って、うなりだしたんです……。するとYさんは、『これはリサイクルと言って、人の役に立つの』と、上から目線で言うものですから、さすがにカチンときて今は距離を置いています」

 先輩ママからのいらぬお世話だけでも厄介だが、それに伴い詮索されるのは気持ちがいいものではないだろう。「SNSで妊娠自体を隠すことは不自然ですし、Yさんみたいな先輩ママとの接触を避けることはなかなか難しい」と千里さんはため息を吐く。

 いまだに解消されたとは言えない待機児童問題。ママ友同士には、保活をめぐるさまざまな葛藤があるという。

 都内に住む佳乃さん(仮名)は、学習塾の事務をしながら3歳の女児を育児中だ。

「実はうちは小規模保育所に2歳まで通わせていました。ここは0〜2歳までの児童しか入園できないため、満2歳の時に、再度保活をする必要があったんです。ただ、ほとんどの保育園が満員のため転園ができませんでした」

 このように、待機児童解消のための措置とも言える小規模保育所は、退園した後に再度、保育園か幼稚園に入園し直す必要がある。佳乃さんは、同じ小規模保育所に預けていたママ友と、グループチャットで「今度、〇〇の近くに保育園ができるよ」などと、盛んに情報交換をしていたそうだ。

 現在、保育園や幼稚園によっては、満3歳児クラスから基本的には保育料が無償となっているが、佳乃さんは無償の認可保育園には入れず、「出費にはなりますが、認可外保育園に通わせている」そうだ。

「うちの夫はフリーランスで撮影の仕事をしているのですが、仕事の忙しさはまちまち。私は学習塾の事務のバイトをしていて、週3~4勤務なので、認可保育園に入園するための点数が足りなかったようなのです。でも、どうしても認可保育園に転園させたいので、その点数稼ぎのために、今は認可外保育園に預けている感じですね」

 そんな中、あるママ友からグループチャットに、「保育園決まった?」と尋ねるメッセージが入ったという。佳乃さんが「認可外」と伝えると、「旦那さんがフリーランスだから、入れるわけないと思ってた」という返信が来たそうで、「本心だとしても、イラっときましたね……」と漏らす。

「そのママ友も、認可保育園に入園できず、認証保育園に通わせているそうで、補助金は受給できても、完全な無償にはならなかったといいます。そのため、周りの家庭が認可なのか、そうではないのかを詮索するメッセージを、ほかのママ友とのグループチャットにも送っているのだと、別のママ友から聞きました。自分よりも良い思いをしている人が、許せなかったんでしょうね……」

 グループチャットは、同じ境遇のママと情報交換ができるメリットがある半面、相手のほうが恵まれた環境にあると知ってしまい、モヤッとすることもあるだろう。全ての家庭に平等な環境が整うのは難しいが、その大きな不満が、一部のママを“詮索”に駆り立ててしまっているのかもしれない。

父が行方不明になって警察へーー「今どこにいるかわからない」逆探知でようやく見つけた姿は……

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

 そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。三井麻美さん(仮名・31)は高校生のときに、まだ52歳だった父、義徳さん(仮名)が若年性アルツハイマー病と診断された。義徳さんは仕事を辞めたものの、デイサービスを断られ、家族が仕事でいなくなる日中は一人で過ごしていた。

(前回はこちら:認知症になった52歳の父、東日本大震災で避難所生活に

行方不明になって警察のお世話になる

 麻美さんの話を聞くと、義徳さんは認知症になってより活動的になっているように思われた。実際、麻美さん家族が在宅介護中もっとも大変だったのが、義徳さんの徘徊だった。

 日中は義徳さんが一人だったため、余計に家族の苦労は増した。

「家に帰れなくなって、探しに行っても見つからなくて捜索願を出したり、知らないご近所の家に行って、110番通報されたり……と、毎回警察のお世話になっていました。匿名の電話があって、『ちゃんと面倒をみろ!』『アルツハイマー病? そんなの知らん!』と怒鳴られることもありました。母は警察からもご近所からも叱られていました」

 冬のある日。午後から降り積もる雪のなか、麻美さんが帰宅すると、義徳さんはまだ帰っていなかった。

「携帯に電話すると、『今どこにいるかわからない』と言っていました。日も暮れているし、暗くなったら探せないと思って、警察に捜索願を出しました。私も父が行きそうな場所を探しましたが、見つかりません。最後は、警察に電話番号から逆探知してもらって、GPSを使って位置を特定して、ようやく見つけることができました。見つかったとき、同じ場所を行ったり来たりしていたそうです。帰ってきたときには、寒さで顔が真っ赤になっていました。携帯を持っていなかったらどうなっていたかと、怖くなりました」

 それでも、義徳さんは免許証を返納していたので、出かける手段が自転車や徒歩しかないというのがまだ幸いだった。家族が免許を返納させたのは、賢明な判断だったといえるだろう。とはいえ、若い頃から車とバイクが趣味だった義徳さんにとって、免許返納はどうしても納得できないことだった。

「それは抵抗していました。それを見て、祖母も自分の息子がかわいそうになったようで、『免許を取り上げるな。好きなことをさせてやれ』と反対してきたんです。そのうえ私たちが仕事でいない日中、父を連れ出して運転させていたこともあったんです。そんなことも一因になり、今は祖母との縁を切りました」

 もしものことがあったらどうしようと、家族は常にヒヤヒヤしていたと明かす。麻美さん家族は何度も義徳さんを説得し、免許センターの人からも強く言ってもらい、ようやく返納できたという。

「返納したあとも、免許証はどこだとしつこく言っていましたが、話を逸らすうちに忘れていきました」

 祖母もいわば敵。周囲から責められるなか、介護サービスや施設を利用できず、典子さんが追いつめられてもおかしくない。自治体には相談しなかったのだろうか?

「しました。が、期待にはこたえてくれませんでした。唯一のアドバイスが『ご近所に病気のことを話して、わかってもらいましょう』と。それで、母がご近所に病気のことを話しても、理解してくれるどころか、逆に怒られたと言っていました」

 施設も探した。資料を取り寄せたが、料金が高すぎたり、義徳さんが自由に動けるからと断られたりしたという。

――続きは10月3日公開

「鳥貴族」を徹底オマージュ、どころかトリキ超え!? 「豊後高田どり酒場」もはや無双のカオス居酒屋だった【モンテローザで飲んでます】

頼まれてもいないのに、モンテローザ系列の飲食店の“素敵なところ”を勝手に掘り下げていく当連載。第2回は、「鳥貴族」のマネではないかとちまたでいわれる居酒屋「豊後高田どり酒場」を掘り下げます。

モンテローザ2軒目:「豊後高田どり酒場」

 豊後高田どり酒場のネタ元であるとネット上でいわれる「鳥貴族」は、「焼鳥屋で世の中を明るくしていきたい」という理念のもと、1985年にオープン。企業努力が実り2014年に上場を果たし、創業から20年以上かけて620店を超える全国チェーンへと成長しました。そんな鳥貴族を、横からまるっとオマージュした、豊後高田どり酒場。メニューのラインナップから均一価格設定、黄色地に赤い文字というロゴまで徹底的に“トリビュート”して16年に1号店をオープン。店舗を拡大し続けて約4年、現在も元気に営業しています。

 そんな高田どりですが、いざ訪れるとこんな言葉が脳裏に浮かぶのです。

“本家超え”。

 “本家超え”とは何かをオマージュしたものが、元ネタの魅力を超えてしまう現象のこと。高田どりが鳥貴族を超えた……とまでは言いませんが、後出しじゃんけんって強いですよね。

 では高田どりのことを、アルコール類から掘り下げていきます。

 高田どりは鳥貴族同様、料理とドリンクが均一価格で、すべて280円(バカ盛りなどの例外あり)。もともとは鳥貴族と同価格でしたが、鳥貴族が17年に人件費などの高騰で298円に値上げしたことで、結果鳥貴族よりも安く飲み食いできる店になりました。値上げにより鳥貴族は客離れが起こり赤字に転落。この頃「トリキが高くなったからパクリ店でいいや」と高田どりに限らず、安価なお店に流れた客もいたのでは……?

 また、高田どりは、1人から利用できる2時間1,000円(280円のお通しが付く)の飲み放題サービスを実施しています。鳥貴族にも、4人から利用できる“食べ飲み放題お一人様”2,980円のサービスがありますが、4人そろわないと利用できないうえに、食べ放題まではいらない……という少食層には不向きで、事前予約制というのもややハードルが高い。高田どりの飲み放題制度の方が俄然使い勝手が良いのです。

 ちなみに、高田どりは酒が1杯280円ですから、4杯以上飲むなら飲み放題を選んだ方がお得。酒代が1,000円しかかからないとわかっていれば、会計を予想しながら飲食できるので安心感もありますね。

 単品で酒を頼む場合も、高田どりの方が鳥貴族より酒のグラスが大きいという事実……。実は鳥貴族のサワー系やカクテルのジョッキ&グラスは、普通の居酒屋に比べるとなぜか異常に小さく、一瞬で飲み終わります。その点、高田どりは普通サイズ。しかも、鳥貴族にはない焼酎のボトル(均一対象外)が8種類も揃っていて、団体で飲むときに便利。かゆいところに手が届いているのです。

 次は料理を……。高田どりはメニューのラインナップにも特徴があります。

 鳥貴族の定番人気メニューである貴族焼、よだれどり、山芋の鉄板焼き、キャベツ盛(おかわり無料)、とり釜飯、とり白湯めん、とり雑炊……などは、当然全部オマージュし、堂々とメニューに載せています。

 
恐ろしいのは、寄せるだけではなく“トリキ超え”をしようと張り合っている様子がうかがえるところ。なんと、高田どりには“肉刺し”があるのです。焼鳥専門店において、とりわさや、タタキなどの生肉が置いてあるかどうかは、その店の鶏肉の鮮度を見極めるひとつの基準になります。

 どこよりも「鶏」にこだわっている鳥貴族が実現できなかった肉刺しを、4種類も導入してマウントを取るかのような高田どり。また、焼鳥屋の定番食でありながらなぜか鳥貴族に置いていない親子丼もちゃっかり用意しています。

 高田どりの料理は、これだけでは終わりません。カレーライス、ピザ、キムチチャーハン、トルティーヤチップス、しめ鯖、煮込み、ハムカツ、赤ウインナー、とろろ蕎麦……などと、鶏料理とは全く関係のないメニューも揃うカオス状態なんです。

 ハムカツ、赤ウインナー、焼きそばを並べて大衆酒場気分で飲むのもよし、ピザとトルティーヤチップスでワインをがぶ飲みするもよし……。すべてが280円均一です。本家ではできない、多様化した飲み方ができる高田どり。もはや無双状態です。

 とはいえ1985年から安くておいしい料理を追求してきた鳥貴族の味を超えるのは簡単なことではなく、料理の味そのものは鳥貴族の方が断然上だと私は感じました。味は本家超えならず……。

 最後に。鳥貴族といえば、一部では「座り心地最悪」だといわれている直角で硬い木の椅子でおなじみですが、高田どりの椅子にはクッションがあります。魚民などモンテローザ系列の店から業態を変えたパターンが多いので、お座敷席がある店舗も。長居しても疲れないうえに、鳥貴族同様、コンセントがある店舗も多く、Wi-Fi完備です。

 モンテローザグループの仕入れ力や居抜き店舗の活用など、大手チェーンであることを最大限に駆使し、鳥貴族をパク……いや、“サンプリング”し倒した“最強の後出しじゃんけん”豊後高田どり酒場。そのリスペクトぶりには、清々しさすら覚えます。


 店内に掲げられている「モンテローザの誓い」には「末永くお客様の笑顔と出会えるように」と書かれていますが、鳥貴族の創業者たちは笑えないでしょうね。

豊後高田どり酒場:総合評価

味 ★☆☆☆☆
品数 ★★★★☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
また行きたい度 ★★★☆☆

【おまけ:フードメニュー写真】

通話のために3.7万円で「AirPods」を購入も……買い物狂いに待ち受ける、遠距離の彼との悲しい未来


――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 彼氏にフラれてからというもの、それとなーく、ゆるーく婚活をしていた私なのですが、最近ビビビッとくる男性に出会いました。彼は北国の人。私の住む岩手県からは遥かに遠いところの人だったのですが、アニメ好きでお話が面白く、話しているととても楽しいのです。遠距離恋愛だってかまいはしないわ! あたしゃ、遠距離恋愛には慣れている女よ!

 そう、何を隠そう。私は遠距離恋愛の大ベテラン。大学卒業後は岩手に帰ったのでSNSなどの出会いでこれまで3人の男性と遠距離恋愛をしてきたのです。遠距離恋愛ならどーんとこいじゃあ!

 とはいえ、彼との恋は完全に私の片思いでした。彼から連絡が来ることは稀で、毎回私から「お疲れ~」とLINEをしていました。それから毎日数時間だらだらとチャットし、「おやすみ~」と私が言って寝る生活……。こ、こんなんじゃ一向に距離が縮まった気がしない!! そんなわけで、「まずは電話から仲良くなろう」と思い、ある日彼にこんなメールを送ってみました。

「最近太ってきてさ~。ウォーキングしたいからその時間だけ電話に付き合ってくれない?」

 すると彼は「ウォーキングの間でよければいいよ」と言ってくれました。よっしゃ!! この時間にガンガン距離を縮めてやるうううう!!!

 ワイヤレスイヤホン「AirPods(エアポッズ)」を耳に装着し、気合を入れて外に出て電話をかける私。ドキドキドキ……。まるで気分は高校生のようです。親の目を盗んで電話機の子機を握りしめて廊下で話していたあの頃を思い出すわあ……。

 彼との電話は非常に楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。しかし、しかしですよ。「あはは、そうなんだ~」なんて楽しく電話していた時、「ポロロロロン」という音が聞こえてきました。その瞬間、私はもうエアポッズの充電切れが近いことを悟りました。

 AirPodsは充電が切れそうになると、ポロロロロンと警告音(?)が流れるのです。私のAirPodsはヘビーに使っている&買ってからだいぶたっているので、通話して1時間ほどでこの警告音が流れます。まだまだ歩き足りない……通話し足りない私でしたが、「じゃあ、そろそろ……」と電話を切りました。

 うーん。遠距離恋愛において、距離を感じさせないためにはツールでケチっちゃいけない気がする。そうだ。「AirPods Pro」! AirPodsの新型のAirPods Proを買えば、もっともっと電話できるんじゃない……?

 調べてみると、AirPods Proは、1回の充電で最大3.5時間の連続通話が可能とのこと。相変わらず金欠だし、お金に余裕はまったくありませんでしたが、そこは恋する乙女。リボってでもAirPods Proが欲しい!!

 すぐに私はAmazonでAirPods Proを購入。周辺機器ももちろん購入しました。〆て3万7,000円ほど。ふふふ……まあ、いいってことよ。これから片思いの彼と毎日通話しちゃったりして、楽しい時間を過ごせるんだもの! その幸せへの初期投資と考えたら全然安いもんよお!!

 AirPods Proが家に到着するまでの間も、私は彼といちゃいちゃチャットを楽しんでいました。「好きってちゃんと言ってもらえないと不安になっちゃう!」と女子高生のようなことを言う35の女に、「僕は行動で好意を示しているつもりですよ」と彼。そういえば、今日も5時間くらいチャットしてたわ☆ とうれしくなっていると、「好意は会って伝えたいのです。会うまで待ってください」と彼。にやにやが止まらない私……。と、ジェットコースターでいえば、てっぺんまで上り詰めた形だったのです。

 そう、ジェットコースターといえば、てっぺんまで上り詰め、そこからガガガガガーーーーーーっと急降下する、そうですね……?

 翌日。私たちがいつものようにいちゃこらチャットを送り合っていると、ふいに彼が「待って待って。一文の量が多すぎる」と言い始めました。ポカンとしたスタンプを送ると、「前にも言ったよね?」と彼。「一文は長くしないでほしい。連投しないでほしい。考えはまとめてほしい」。そうはいっても、私は楽しくなってしまうと、スタンプや文章を連投する癖がありました。でもそれは、彼とのラインが楽しかったこそ、であり、うれしくてはしゃいじゃった結果だったのです。それを伝え、「大目に見てほしい」と言うと、彼は黙り込みました。

「僕たちには考え方に相違がある。どちらかが悪いとかじゃなくて、相性の問題なんだと思う」

 ……え?

「お互いに大きなやけどをする前に、離れたほうがいいと思う」

 え、ちょ、ええ……?

 唐突の「別れ」!!!!!!!!!! 確かに彼はバリバリの理系で、これまでも「この人と私の考え方には大きな差があるなあ」と思ったことは度々あったけれども、一瞬にしてフラれるなんてええええええ!!!!!!!!

 その後、2日に渡り号泣し、友人には「お互いに求めるものが違うんだから、どっちが悪いとか、どっちが直すとかいう話じゃない」と言われ、さらに苦しみ、2キロほど体重が落ちた頃、AirPods Proが手元に届きました。あんなに欲しかった幸せのツールは、もはや「元彼が部屋に置いていった私物」並みに悲しいアイテムと化してしまいましたとさ……。かなぴいいいいいいいいい!!!!!!!!!!

6歳の幼女にディープキスした86歳老人――「かわいがりすぎた」「甘えてきたから」法廷での呆れた言い訳

殺人、暴行、わいせつ、薬物、窃盗……毎日毎日、事件がセンセーショナルに報じられる中、大きな話題になるわけでもなく、犯した罪をひっそりと裁かれていく人たちがいます。彼らは一体、どうして罪を犯してしまったのか。これからの生活で、どうやって罪を償っていくのか。傍聴席に座り、静かに(時に荒々しく)語られる被告の言葉に耳を傾けると、“人生”という名のドラマが見えてきます――。

【#011号法廷】
罪状:強制わいせつ
被告人:S男(86歳)

<事件の概要>

 頻繁に通っていた都内大型ショッピングモールの遊び場で、被害女児・Aちゃん(6歳)と顔なじみになったS男。犯行当日、S男は授乳室のカーテンで仕切られたブースにAちゃんを連れ込み、自分の膝に座らせて体をなで回し、キスをして舌をなめるなどのわいせつ行為に及んだ。その翌日、Aちゃんが親に泣きながら「おじいちゃんがベロをなめた、口からバイキンが入っちゃった」と打ち明け、事件が発覚。

 手錠姿で法廷に入ってきた被告を見て、まずビックリ。白髪で足元もおぼつかない“老人”だったからです。「強制わいせつ」という罪名から、青年~中年が登場するのかと思い込んでいました。しかも、被害者は6歳の女の子……S男はいわゆる「ペドフィリア(小児性犯罪者)」なのでしょうか? ちなみに、被告・S男は一人暮らしで婚姻歴あり、子どもなしとのこと。

 ショッピングモールの遊び場で元気に遊ぶ子どもたちと、それをニコニコしながら眺めるお年寄り――これだけ想像すれば、絵に描いたようなほのぼの風景です。S男とAちゃんは犯行の2カ月前から顔見知りで、会えば「おじいちゃん、おじいちゃん」と慕ってくれるほどの仲でもあったとか。それだけに、日常風景に忌むべきものが潜んでいたということが、とても恐ろしいです。

 犯行現場には、主に休日に出向いていたというS男。なぜならば、「子どもが多いから」。「わいせつな気持ちでは全然ない」と供述していましたが、苦しい言い訳に思えます。わざわざカーテンで遮られた授乳室(子どもも孫もいないのに、なぜこの場所を知っていたのでしょうか?)に躊躇なく連れ込んだところからしても、ほかに被害者がいる可能性も考えられます。明るい性格だったAちゃんは、事件以降あいさつができなくなり、年上の男性を怖がるようになってしまったそう。性犯罪を「魂の殺人」と言いますが、これ以上深い傷にならないことを祈るばかりです。

 さて、肝心の動機ですが、S男が法廷で語ったのは「『おじいちゃん、チューしよう』なんて甘えられるとねぇ」「つい、かわいがりすぎた」「とにかく子どもが好きなので」といった、自分勝手でふんわりとした内容でした。「わいせつな気持ちでは全然ない」と言う被告に、弁護士が「ではなぜ、この時はこんな(わいせつな)気持ちになったのか?」と質問しても、やはり「甘えてきたから、つい」「そうなっちゃったんですよね」と繰り返すばかり。

 個人的には、徹底的に討議して「老齢ペドフィリア」について解析してほしかったし、するべきではないかと思っています。“チュー=ディープキス”って、なんだそれ! 子どもを「かわいい」と思うのはわかる! ただ、なぜそこから体を触ったり、キスしようと思うのか!? ……などと、まったく理解できませんでした。

 傍聴している限り、老齢による衰えに加え、S男は語彙が乏しく、社会生活を営むうえで必要なリテラシーも足りない印象でした。実は“前科2犯”であることも判明し、しかも60年ほど前に、やはり幼女に対するわいせつ行為で逮捕されていました。その時に適切な治療を受けていれば、Aちゃんが被害に遭うこともなかったかもしれないと思うと、残念でなりません。