“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士が劇場版『ドラえもん』に涙、涙……「毎回泣いちゃう」「俺は、のび太」

 10年ぶりに『THE OUTSIDER』へ電撃復帰することが決まった“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(記事参照)。4月28日の試合に向けた最終調整に入る前に、映画鑑賞で最後の息抜きをしてもらおう。編集部からプレゼントされた『映画ドラえもん のび太の宝島』(監督=今井一暁/脚本=川村元気/原作=藤子・F・不二雄)のチケットを握りしめた瓜田夫妻が、チビッコだらけの映画館に入っていった――。

 鑑賞当日は日曜日ということもあって、場内は満員。その過半数が小学生以下の子どもという客層だ。

「この大切な時期に、くだらない映画を見せやがって!」と瓜田から怒られる展開も予想していたが、それはまったくの杞憂に終わった。映画が始まるや否や、瓜田の笑い声が場内にこだまし、終盤になると、瓜田は鼻をすすり出し、ティッシュで涙を拭き始めたのだ。

 この日、誰よりもこの映画を楽しんでいたのは瓜田かもしれない。そう言えるほどの好感触。以下は、鑑賞後のインタビューである。

――いかがでしたか?

瓜田純士(以下、純士) いやぁ、めちゃくちゃ感動しました。

――序盤から純士さんが吹き出しまくっていたから、作品を小馬鹿にして笑っているのかと思いきや、そうじゃなかったようですね。

純士 懐かしさとかわいさで、もう笑いが止まらなくて。どのキャラが何をやってもおかしいし、愛しいんですよ。お決まりのところでジャイアンが文句を言ったり、威張ったり自慢したりも面白いし、展開の強引さすら愛せてしまう。しかも作品全体としては昔と変わらず、愛と勇気と友情を教えてくれる。本当によくできた作品だと思いました。

――『ドラえもん』は、昔からよく見ていたんですか?

純士 子どもの頃から大好きで、テレビシリーズはもちろんのこと、映画もよく見てましたし、下敷きとかも持ってました。今日確信したんだけど、藤子作品って、絶対的な安心感を持って見れるところがいいですよね。たとえば『進撃の巨人』なんかは、見たことないけど、見るとなったら「大丈夫なのかな」と構えちゃうと思う。でも藤子作品にはそういう心配が要らないんですよ。終始、笑いと感動にあふれてるじゃないですか。ちょっと誰かがいいこと言っただけで、すぐにグッときちゃいますよ。

――今回、グッときた場面は?

純士 ジャイアンの名言、聞きました? 正確なセリフまでは覚えてないけど、「おいフロック、おまえが弱音を吐くなんて、らしくないぞ」とかなんとか言ってたじゃないですか。ああいう男を見せなきゃいけない場面で立ち上がるジャイアンって、めちゃくちゃ格好いい。ジャイアンが男を売る場面にスネ夫が付き合わされるパターンが特に好きですね。あと、しずかちゃんの根性にも感心しました。

――しずかちゃんの根性? そんな場面、ありましたっけ?

純士 海賊にさらわれたっていうのに、新しい環境にすぐさま馴染んで、厨房で明るく皿とか洗ってたじゃないですか。あの適応力と心臓の強さはすごいですよ。

――奥様は浮かない表情ですが、面白くなかったですか?

瓜田麗子(以下、麗子) めっちゃクオリティーが落ちたと思いました。昔の『ドラえもん』は、もっと内容が濃かったり細かかったりしたと思うんですよ……。

純士 自分が大人になったから、そう思うだけじゃない?

麗子 ちゃう、ちゃう。全体的に、粗くて粗くて。

――どういう部分に粗さを感じましたか?

麗子 子どもがピコポコピコポコ、コンピュータみたいなのをイジってましたけど、タッチパネルの描写が粗くって、どういうキーになってるのかようわからんかったやないですか。あと、ドラえもんがウニョウニョしたゾーンの中に入っちゃって、「危ない!」って言うんやだけど、手を突っ込むのは大丈夫だったりして、あのウニョウニョの正体は一体なんなんやろ? ってのが結局ようわからんかったり。

純士 そういうのはね、藤子アニメに求めちゃダメなんだよ。ウニョウニョの中にいるドラえもんを助け出すとき、ポコって頭が出てきたシーンとか、もうかわいくてたまらなくて笑っちゃったけどなぁ。

麗子 まあそれはええともしても、『ミニオンズ』とか『ポケットモンスター』をパロってるようなシーンも多々あったやないですか。いよいよネタがなくなったのかな、とも思ったわ。

純士 俺はその逆の見方で、「藤子、よくぞ新境地に切り込んだな」と高評価してるよ。今までと同じような繰り返しだと、さすがにファンも飽きるから、世界観を広げるべく、改革に出たんだと思う。洋物や流行り物を吸収した“新・藤子劇場”とでもいうのかな。アジアにとどまってた映画が世界に出るべく、そういう勝負に出たんでしょう。実際、今回の作品で『ドラえもん』は新しいファンを多くつかむと思うよ。

麗子 なんでもアリにもほどがあると思ったけどなぁ。

純士 いや、なんでもアリでいいんだよ。「そんなに便利なもんがあるならもっと早くに出せよ」という飛び道具も『ドラえもん』だから許される。特に今作は劇場版だから、尺の関係上、短縮展開もやむを得ないでしょ。

――テレビ版と劇場版で、内容は大きく異なるんですか?

純士 劇場版はもとから、家族でも楽しめるようなスペシャルな内容になってるんですよ。テレビ版の本来のアニメの殻を破った舞台設定や大仕掛けがあったり。こないだ家で見た作品では、西部劇風のシチュエーションで外国の女の子が『ノビ~タ』なんつってました。そういうのも劇場版ならではの面白さなんですよ。数年前の『STAND BY ME ドラえもん』あたりからは特に、子どもだけじゃなく大人も十分楽しめる内容になってきてると思います。

麗子 『STAND BY ME~』はめっちゃ感動したんやけどなぁ。それに比べると、今回のは特に絵のクオリティーがガタ落ちやったわ。

純士 『STAND BY ME~』は3DCGをゴリゴリに使った特殊な作品だから、絵が違うのは当たり前当然でしょ!

麗子 そうやったっけ? なんでそんなに詳しいん?(笑)

純士 好きだからに決まってるだろ!

――2005年以降、主要キャラの声優が変わりましたが、それについてはどう思いますか?

純士 まったく違和感ないですね。

――序盤はゲラゲラ笑っていた純士さんですが、終盤、泣いていましたよね。“泣きポイント”はズバリ、どこでしたか?

純士 急に背景が切り替わって、挿入歌(ここにいないあなたへ/星野源)が流れたところで泣いちゃった。ぶっちゃけ、ストーリーはあまり関係ない。挿入歌の力です。

――映画の雰囲気だけで泣いてしまう奥さんのことを、これまでさんざんバカにしてきた純士さんですが、今日はご自身も“雰囲気泣き”を?

純士 そうなんですよ(笑)。『ドラえもん』だけは毎回、雰囲気で泣いちゃう。

麗子 私の両脇に座ってた子どもと純士が、ずっと同じところで笑ってて、ほぼ同時に泣き始めたから、めっちゃウケたわ。

――今作は「父と子の関係」がテーマの一つでしたが、そのあたりはいかがでしたか?

純士 俺自身、父親との関係が特殊だったせいか、父子をテーマにした映画が好きで、シルベスタ・スタローンの『オーバー・ザ・トップ』とか、ヒュー・ジャックマンの『リアル・スティール』とか、代表的なのは結構見てるんですよ。ただ、さすがに目が肥えてるんで、そのテーマに関しては今回はそこまで来なかったかな。ゲストに寄せすぎな部分もあったんで。

――ゲストに寄せすぎ、とは?

純士 フロックと父親の関係で泣かせようとしてたじゃないですか。俺、身内贔屓なところがあるから、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫といったゴールデンメンバーには愛着があって、そいつらが何かいいことをするとすぐに泣いちゃうんだけど、フロックなどの新しい面々には慣れてないから、そこまで感情移入できなかった。とはいえ、感動はしましたけどね。今回、父子のストーリーを見てて思ったのは、「俺はもう、子ども目線じゃないんだな」ってこと。なんやかんやで俺もアラフォーだから、すっかり父親の目線で作品の中の子どもたちを見てましたよ。そういう変化は感じたけども、物語の本質は変わらない。藤子先生の一番言いたいことは、今回もしっかり受け止めたつもりです。

――藤子先生の一番言いたいこと、とは?

純士 のび太って結局、「見てる人みんな」なんですよ。ヒーローに憧れてるけど、見た目も悪くて頭も悪くて意気地もなくて……っていう、多くの見てる人たちそのものなんです。藤子先生はきっと、ずっとそのことを意識して描いてたはず。その冴えないのび太がいつも最後、信じられない勇気を振り絞ったり愛を訴えたりして、ああいうゲスト的な外国人の奴らの心すら打つようなことをやってのけるというのが作品の肝でしょう。今回ものび太が映画の中で、立ち上がる勇気を見せてくれたので、大満足。百点満点です。

――ちなみに少年期の純士さんは、ドラえもんの登場人物でいうと、誰に近かったのでしょう?

純士 のび太ですね。

――てっきり、ジャイアンなのかと思っていましたが。

純士 同級生全員に対して「俺を呼び捨てにするな」と脅したりという、ジャイアン的な行動も確かにしてましたが、俺の内面は昔も今も、のび太なんですよ。

麗子 そやな。のび太を今日見て、改めて思ったわ。純士にソックリやなって。

純士 で、ウチの嫁は、ドラえもんなんですよ。俺、外ではめちゃくちゃ格好つけてるのに、家では嫁に甘えてばかりいますから。足の指をクローゼットにぶつけただけで「救急車を呼んでよ~」と泣きついたり。

麗子 ホンマ、のび太やわ~。でも、のび太と一緒で、純士もやるときはやんねんな。

純士 うん、やるときはやる。

 * * *

 4月28日の『THE OUTSIDER』で、「やるときはやる」瓜田の真価を見せてもらおうではないか。
(取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ)

【サイゾー presents『瓜田に勝ったら10万円』開催決定!】
大会名/THE OUTSIDER 実験リーグ
会場/新宿フェイス
開催日時/2018年4月28日(土)13:00開場 14:00試合開始予定
※対戦カード、チケット情報などの詳細はリングス公式サイト(http://www.rings.co.jp)でご確認ください。

※瓜田純士の人生相談「No problem」
https://kinngofoutlow.jimdo.com

※日刊サイゾーでは瓜田純士の最新情報をほぼ月イチペースでお届けしています。
http://www.cyzo.com/cat8/outlaw_charisma/

「瓜田純士に勝ったら10万円」対戦相手大募集! “キング・オブ・アウトロー”が『THE OUTSIDER』に帰ってきた!!

 ビッグニュースが飛び込んできた! “キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(38)が4月28日(土)、新宿フェイスで行われるリングス・前田日明(59)主催の『THE OUTSIDER実験リーグ(以下アウトサイダー)』のリングで、格闘家として復帰することが決まったのだ。しかも、ただの一選手としての参加ではない。「瓜田純士に勝ったら10万円」というスペシャル企画を設け、挑戦者を公募して復帰戦を行うのだという。素行不良が原因で主催者を怒らせ、アウトサイダーを追放されてから約10年。なぜ瓜田は突然、このリングに舞い戻ることになったのか? 都内のジムでトレーニングを終えたばかりの本人を直撃した。

――つい先ほど、日刊サイゾーの編集長から「瓜田純士がアウトサイダーに復帰する」という情報を聞いて驚いたのですが、それは本当のことですか?

瓜田 ええ、本当です。先月中旬にリングスの運営から「4月28日開催の大会に出ませんか?」というオファーがあり、迷わず「出る」と即答しました。

――2008年3月開催のアウトサイダー第1回大会と、同年7月の第2回大会に出場した瓜田さんですが、会場における素行不良が原因で、リングスの運営から追放処分を食らいましたよね。

瓜田 会場に金属バットを持ち込んだりして、セキュリティーや運営の人間と揉めに揉めてしまい、出禁になってしまったんですよ。

――2012年に日刊サイゾーの記事を通じて前田さんに「復帰させてほしい」というラブコールを送ったこともありましたが、想いは届かず、以後、瓜田さんの口から「アウトサイダー」の言葉が出ることもなくなったので、この“恋”は完全に終わったものかと思っていました。

瓜田 俺もそう思っていました。でも心のどこかで「またいつか出られたらいいな」とずっと思っていたのも事実で、アウトサイダー10周年、追放されてから丸10年という節目にこういうサプライズが起きたというのは、俺にとって神展開以外の何物でもない。生きていて本当によかったと思いましたし、一度失った信頼を取り戻すには10年もの歳月がかかるんだなとも思いました。

――今回、どういう経緯で追放処分が解かれたのでしょう?

瓜田 俺もまだ前田さんとは直接お話しをしていないので、そのへんの事情はよくわからないんですよ。以下は推測ですが、ディファ有明がなくなって、次回大会は新宿フェイスでやるらしいので、「新宿といえば瓜田」「そういえば瓜田はいま何をやっているんだ?」という話の流れになり、俺が昔と比べてまともになっていることが前田さんにも伝わって、ゴーサインが出たんじゃないでしょうか。

――確かに、まともになりましたよね。

瓜田 アウトサイダーの旗揚げ当初の俺って、刑務所や精神病院から出てきてまだ間もなかったし、敵も多かったから、荒んでいたんですよ。他の選手とは精神状態も明らかにズレていて、いろんな問題を起こしてしまいました。

――しかし、その凶暴さゆえに話題を呼んだのは確かで、追放処分を食らったことを悲しむファンもいました。

瓜田 いまにして思えば、他の選手みたいに、アウトサイダーをきっかけとしてストイックに格闘技にのめり込んで、前田さんに可愛がられながら雑誌に出たり、選手同士の飲み会や集まりに参加したり、健康的に体を作ったりしながらファンを増やしていけば、きっとスター街道まっしぐらで、得るものばかりの人生だったと思うんですよ。ところが、当時の俺の脳みそは、そういう境地にたどり着くイメージがまったく湧かなかった。すべてがガキのまんまで、破滅的でしたから。真面目に格闘技をやるという選択肢は、その頃は全然なかったんですよ。

――アウトサイダーを追放されたあと、「ノートレーニングの瓜田」を自称し、まったく練習をしないまま他の地下格闘技に出続けていた時期もありましたよね。『益荒男』(2011年11月)に出たときなんかは、リングの上でウイスキーを飲んでいたから驚きました。

瓜田 あれが本当の酔拳ですから(笑)。

――周りの選手たちがドン引きしている光景が印象的でした。

瓜田 「あいつふざけてんな」と思いつつ、誰も文句を言ってこなかった。要するに、俺とは関わりたくなかったんでしょう(笑)。だけど中途半端に目立ってはいたから、そこでもし真面目に体でも作っていたら、陽の当たる場所に行けたかもしれないのに、当時はしがらみも多くてそれができなかったんですよ。

――しがらみとは?

瓜田 東京の不良のパワーバランスみたいなのがあって、歌舞伎町でヤクザをやっていた時代のケツを拭き切れていなかった俺は、組を抜けたあともいろんな場面に駆り出されたりなんだりと、厄介なしがらみを多く残していたんですよ。本当はバックレたかったけど、顔が中途半端に売れちゃっていたもんだから、どこかに逃げて真面目に出直すことも難しかった。俺にはやっぱり反社が合っているのかな……とか、いろいろ葛藤する中で、つまらないケンカを拾ってみたり、タトゥーを増やしてみたり、酒に溺れてみたりと、本当に長いこと迷走し続けていました。

――当時は人間関係のトラブルも多かったですよね。

瓜田 仲良くなりかけた人に対し、変に噛みついたり、襟首をつかむようなマネをしたりという習性がありましたからね。あれもいま思えば全部、相手の信頼を見たかったんですよ。リングスの前田さんに何度か噛みついたのも、そういう動機でした。

――人間不信だったんでしょうか?

瓜田 結局、実の父親からの愛情が一切なかったんで、他人との関係に、親子のような絆を求めてしまっていたんですね。5回10回噛みついても、本当の親子だったら見捨てずに向き合ってくれる。でも俺が癇癪を起こして噛みついた相手は、たいていギブアップする。「あいつ、面倒だからイヤだ」と。ってことはおまえ、俺の面倒なんてハナから見れねえんじゃねえかと思っちゃう。少しでも人生を預けてみようかなと思う相手には、変にケンカを売ったりして、こいつは信頼できる人間かどうかを試していたところがありました。相手からすれば、迷惑な話ですけどね(笑)。そうやって多くの人間関係を壊し続けて、孤立無援になりかけていた頃にいまの嫁と知り合って、彼女から愛情をたくさん注いでもらって、俺はようやく真人間に戻ることができた。いまひと通り、人間関係だったり生き方だったりが落ち着いたんですよ。いま俺を襲ってくる奴はいないし、俺が「あの野郎!」って思う奴もいない。人として本当に落ち着いてきています。

――そんな折、今回のオファーが舞い込んだわけですね。

瓜田 実はオファーが来る前から、よく頭の中でこんなことを考えていたんですよ。もしアウトサイダーの立ち上げ当初にいまみたいな自分だったら、追い出されるようなマネもしなかったし、真面目にそこにいることもできたのにな、とか。いまだったら前田さんに頭を下げることもできるのにな、とか。やはりそれだけアウトサイダーは魅力的な場所でしたから。アウトサイダーに戻れなくでもいいから、眩しく輝いているアウトサイダー時代のライバルたちに、「俺も頑張っているぜ!」と、どこかで主張できる場所はないだろうか、と模索し続けるここ数年でした。

――その思いをこれまで口外しなかったのは、なぜですか?

瓜田 なんでかというと、自分が一番やりたいことだから。やっぱ男だから、戦う世界にいたいじゃないですか。でもそこに身を置けない自分が悔しくて、あえてアウトサイダーの話題は避けていたんですよ。

――なるほど。

瓜田 だけど、自分の人生の中でいい行いを重ねて、徳を積んでいく中で、何か夫婦の健康とか利益以外で、旦那の俺だけのワガガマが一つ叶うなら、「アウトサイダーに戻りたい」と迷わず答えられるぐらい、実は心の奥底でずっとカムバックを願っていたんですよ。2年前から体を鍛え始めたり、8ヶ月前から格闘技のジムに通い始めたりしたのも、「いつかそういう日が来たときのために」と無意識に準備していたのかもしれません。そこへ今回の話が舞い込んだわけだから、そりゃもう飛びつくに決まっていますよね。

――いま編集部に電話で確認したところ、当日の瓜田さんの試合は、「瓜田純士に勝ったら10万円」というスペシャルマッチになるそうです。10万円の賞金はサイゾー社が用意。瓜田さんの対戦相手はこれからリングスのサイトで募集し、書類選考で残った4人が当日、3分1ラウンドのトーナメントを行い、勝ち上がった1人が瓜田さんへの挑戦権を得る、というシステムになりそうです。

瓜田 面白そうですね! でも俺が勝った場合、賞金はどうなるんですか?

――瓜田さんのものです。

瓜田 10万円。多いのか少ないのか微妙な額だけど、俺を倒したい奴らは奮って応募してほしいですね。もちろん、返り討ちにしてやりますけど。

――体重は65~70キロを予定。試合はストライキング戦(キックボクシングルール)で、瓜田さんの試合は3分2ラウンドを予定。「判定勝ち」でも、勝ちは勝ちだそうです。

瓜田 まあ、判定はないんじゃないでしょうか。いまの俺は自分史上最強ですから、相手をリングに沈めてやりますよ。

――最後に、今回の試合に向けた抱負を語ってください。

瓜田 過去の俺は、いろんなところに不義理を働きつつ、鍛えもせずに酔っ払った状態で、真面目にやっている奴らを冷やかすみたいな戦いをしてきました。それはそれで話題になってよかったんですけど、その生き方を俺自身がもう大嫌いになっているんですよ。当時の写真は見たくもないです。情けないから。でも今度のアウトサイダーでは、昔の俺とは180度違う、本当に強い瓜田純士を見せるつもりです。これは、対戦相手をブッ倒す戦いであると同時に、過去の自分を葬り去る戦いでもある。いままで俺の試合はネットとかでさんざんバカにされてきたけど、もう誰にもバカにさせないです。それぐらい変わったと思っていますんで、新生・瓜田純士をぜひ見に来てください。

 * * *

 ゴールデンウィークの初日を飾るゴールデンマッチ。試合会場は、新宿フェイス。まさに“新宿の顔”である瓜田の復活劇を見逃すな!
(取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ)

【サイゾー presents『瓜田に勝ったら10万円!』選手募集】

瓜田選手に闘いを挑みたいという猛者は、以下のエントリーページより、「応募大会」欄から「瓜田チャレンジ」を選択し、必要事項を埋めてください。

エントリーはこちらから!

●応募資格
年齢:
16~35歳まで。プロでの試合経験が3試合以上の方は出場できません。
ただし、主催者が定めるドクターチェック、さらに戦績などを考慮した上で、大会実行委員長、レフェリーの判断のもと、36歳以上でも出場が認められる場合があります。詳しくはリングス事務局までご連絡ください。
(03-3461-6698 月~金 11:00~17:00)

体重制限:65-70キロ
ルール:ストライキング戦(キックボクシングルール)。以下のページを参照してください。
http://www.rings.co.jp/archives/28658

試合当日、最大3試合を戦う可能性あり
(1、2試合目は3分1ラウンド、瓜田選手戦のみ3分2ラウンド。ただし、詳細が変更される可能性があります)

【大会名】THE OUTSIDER 実験リーグ
【会場】新宿フェイス
【開催日時】2018年4月28日(土)13:00開場 14:00試合開始予定
※大会概要、選手募集、チケット情報などの詳細についてはリングス公式サイト(http://www.rings.co.jp)でご確認ください。

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「瓜田純士に勝ったら10万円」対戦相手大募集! “キング・オブ・アウトロー”が『THE OUTSIDER』に帰ってきた!!

 ビッグニュースが飛び込んできた! “キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(38)が4月28日(土)、新宿フェイスで行われるリングス・前田日明(59)主催の『THE OUTSIDER実験リーグ(以下アウトサイダー)』のリングで、格闘家として復帰することが決まったのだ。しかも、ただの一選手としての参加ではない。「瓜田純士に勝ったら10万円」というスペシャル企画を設け、挑戦者を公募して復帰戦を行うのだという。素行不良が原因で主催者を怒らせ、アウトサイダーを追放されてから約10年。なぜ瓜田は突然、このリングに舞い戻ることになったのか? 都内のジムでトレーニングを終えたばかりの本人を直撃した。

――つい先ほど、日刊サイゾーの編集長から「瓜田純士がアウトサイダーに復帰する」という情報を聞いて驚いたのですが、それは本当のことですか?

瓜田 ええ、本当です。先月中旬にリングスの運営から「4月28日開催の大会に出ませんか?」というオファーがあり、迷わず「出る」と即答しました。

――2008年3月開催のアウトサイダー第1回大会と、同年7月の第2回大会に出場した瓜田さんですが、会場における素行不良が原因で、リングスの運営から追放処分を食らいましたよね。

瓜田 会場に金属バットを持ち込んだりして、セキュリティーや運営の人間と揉めに揉めてしまい、出禁になってしまったんですよ。

――2012年に日刊サイゾーの記事を通じて前田さんに「復帰させてほしい」というラブコールを送ったこともありましたが、想いは届かず、以後、瓜田さんの口から「アウトサイダー」の言葉が出ることもなくなったので、この“恋”は完全に終わったものかと思っていました。

瓜田 俺もそう思っていました。でも心のどこかで「またいつか出られたらいいな」とずっと思っていたのも事実で、アウトサイダー10周年、追放されてから丸10年という節目にこういうサプライズが起きたというのは、俺にとって神展開以外の何物でもない。生きていて本当によかったと思いましたし、一度失った信頼を取り戻すには10年もの歳月がかかるんだなとも思いました。

――今回、どういう経緯で追放処分が解かれたのでしょう?

瓜田 俺もまだ前田さんとは直接お話しをしていないので、そのへんの事情はよくわからないんですよ。以下は推測ですが、ディファ有明がなくなって、次回大会は新宿フェイスでやるらしいので、「新宿といえば瓜田」「そういえば瓜田はいま何をやっているんだ?」という話の流れになり、俺が昔と比べてまともになっていることが前田さんにも伝わって、ゴーサインが出たんじゃないでしょうか。

――確かに、まともになりましたよね。

瓜田 アウトサイダーの旗揚げ当初の俺って、刑務所や精神病院から出てきてまだ間もなかったし、敵も多かったから、荒んでいたんですよ。他の選手とは精神状態も明らかにズレていて、いろんな問題を起こしてしまいました。

――しかし、その凶暴さゆえに話題を呼んだのは確かで、追放処分を食らったことを悲しむファンもいました。

瓜田 いまにして思えば、他の選手みたいに、アウトサイダーをきっかけとしてストイックに格闘技にのめり込んで、前田さんに可愛がられながら雑誌に出たり、選手同士の飲み会や集まりに参加したり、健康的に体を作ったりしながらファンを増やしていけば、きっとスター街道まっしぐらで、得るものばかりの人生だったと思うんですよ。ところが、当時の俺の脳みそは、そういう境地にたどり着くイメージがまったく湧かなかった。すべてがガキのまんまで、破滅的でしたから。真面目に格闘技をやるという選択肢は、その頃は全然なかったんですよ。

――アウトサイダーを追放されたあと、「ノートレーニングの瓜田」を自称し、まったく練習をしないまま他の地下格闘技に出続けていた時期もありましたよね。『益荒男』(2011年11月)に出たときなんかは、リングの上でウイスキーを飲んでいたから驚きました。

瓜田 あれが本当の酔拳ですから(笑)。

――周りの選手たちがドン引きしている光景が印象的でした。

瓜田 「あいつふざけてんな」と思いつつ、誰も文句を言ってこなかった。要するに、俺とは関わりたくなかったんでしょう(笑)。だけど中途半端に目立ってはいたから、そこでもし真面目に体でも作っていたら、陽の当たる場所に行けたかもしれないのに、当時はしがらみも多くてそれができなかったんですよ。

――しがらみとは?

瓜田 東京の不良のパワーバランスみたいなのがあって、歌舞伎町でヤクザをやっていた時代のケツを拭き切れていなかった俺は、組を抜けたあともいろんな場面に駆り出されたりなんだりと、厄介なしがらみを多く残していたんですよ。本当はバックレたかったけど、顔が中途半端に売れちゃっていたもんだから、どこかに逃げて真面目に出直すことも難しかった。俺にはやっぱり反社が合っているのかな……とか、いろいろ葛藤する中で、つまらないケンカを拾ってみたり、タトゥーを増やしてみたり、酒に溺れてみたりと、本当に長いこと迷走し続けていました。

――当時は人間関係のトラブルも多かったですよね。

瓜田 仲良くなりかけた人に対し、変に噛みついたり、襟首をつかむようなマネをしたりという習性がありましたからね。あれもいま思えば全部、相手の信頼を見たかったんですよ。リングスの前田さんに何度か噛みついたのも、そういう動機でした。

――人間不信だったんでしょうか?

瓜田 結局、実の父親からの愛情が一切なかったんで、他人との関係に、親子のような絆を求めてしまっていたんですね。5回10回噛みついても、本当の親子だったら見捨てずに向き合ってくれる。でも俺が癇癪を起こして噛みついた相手は、たいていギブアップする。「あいつ、面倒だからイヤだ」と。ってことはおまえ、俺の面倒なんてハナから見れねえんじゃねえかと思っちゃう。少しでも人生を預けてみようかなと思う相手には、変にケンカを売ったりして、こいつは信頼できる人間かどうかを試していたところがありました。相手からすれば、迷惑な話ですけどね(笑)。そうやって多くの人間関係を壊し続けて、孤立無援になりかけていた頃にいまの嫁と知り合って、彼女から愛情をたくさん注いでもらって、俺はようやく真人間に戻ることができた。いまひと通り、人間関係だったり生き方だったりが落ち着いたんですよ。いま俺を襲ってくる奴はいないし、俺が「あの野郎!」って思う奴もいない。人として本当に落ち着いてきています。

――そんな折、今回のオファーが舞い込んだわけですね。

瓜田 実はオファーが来る前から、よく頭の中でこんなことを考えていたんですよ。もしアウトサイダーの立ち上げ当初にいまみたいな自分だったら、追い出されるようなマネもしなかったし、真面目にそこにいることもできたのにな、とか。いまだったら前田さんに頭を下げることもできるのにな、とか。やはりそれだけアウトサイダーは魅力的な場所でしたから。アウトサイダーに戻れなくでもいいから、眩しく輝いているアウトサイダー時代のライバルたちに、「俺も頑張っているぜ!」と、どこかで主張できる場所はないだろうか、と模索し続けるここ数年でした。

――その思いをこれまで口外しなかったのは、なぜですか?

瓜田 なんでかというと、自分が一番やりたいことだから。やっぱ男だから、戦う世界にいたいじゃないですか。でもそこに身を置けない自分が悔しくて、あえてアウトサイダーの話題は避けていたんですよ。

――なるほど。

瓜田 だけど、自分の人生の中でいい行いを重ねて、徳を積んでいく中で、何か夫婦の健康とか利益以外で、旦那の俺だけのワガガマが一つ叶うなら、「アウトサイダーに戻りたい」と迷わず答えられるぐらい、実は心の奥底でずっとカムバックを願っていたんですよ。2年前から体を鍛え始めたり、8ヶ月前から格闘技のジムに通い始めたりしたのも、「いつかそういう日が来たときのために」と無意識に準備していたのかもしれません。そこへ今回の話が舞い込んだわけだから、そりゃもう飛びつくに決まっていますよね。

――いま編集部に電話で確認したところ、当日の瓜田さんの試合は、「瓜田純士に勝ったら10万円」というスペシャルマッチになるそうです。10万円の賞金はサイゾー社が用意。瓜田さんの対戦相手はこれからリングスのサイトで募集し、書類選考で残った4人が当日、3分1ラウンドのトーナメントを行い、勝ち上がった1人が瓜田さんへの挑戦権を得る、というシステムになりそうです。

瓜田 面白そうですね! でも俺が勝った場合、賞金はどうなるんですか?

――瓜田さんのものです。

瓜田 10万円。多いのか少ないのか微妙な額だけど、俺を倒したい奴らは奮って応募してほしいですね。もちろん、返り討ちにしてやりますけど。

――体重は65~70キロを予定。試合はストライキング戦(キックボクシングルール)で、瓜田さんの試合は3分2ラウンドを予定。「判定勝ち」でも、勝ちは勝ちだそうです。

瓜田 まあ、判定はないんじゃないでしょうか。いまの俺は自分史上最強ですから、相手をリングに沈めてやりますよ。

――最後に、今回の試合に向けた抱負を語ってください。

瓜田 過去の俺は、いろんなところに不義理を働きつつ、鍛えもせずに酔っ払った状態で、真面目にやっている奴らを冷やかすみたいな戦いをしてきました。それはそれで話題になってよかったんですけど、その生き方を俺自身がもう大嫌いになっているんですよ。当時の写真は見たくもないです。情けないから。でも今度のアウトサイダーでは、昔の俺とは180度違う、本当に強い瓜田純士を見せるつもりです。これは、対戦相手をブッ倒す戦いであると同時に、過去の自分を葬り去る戦いでもある。いままで俺の試合はネットとかでさんざんバカにされてきたけど、もう誰にもバカにさせないです。それぐらい変わったと思っていますんで、新生・瓜田純士をぜひ見に来てください。

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 ゴールデンウィークの初日を飾るゴールデンマッチ。試合会場は、新宿フェイス。まさに“新宿の顔”である瓜田の復活劇を見逃すな!
(取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ)

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ルール:ストライキング戦(キックボクシングルール)。以下のページを参照してください。
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試合当日、最大3試合を戦う可能性あり
(1、2試合目は3分1ラウンド、瓜田選手戦のみ3分2ラウンド。ただし、詳細が変更される可能性があります)

【大会名】THE OUTSIDER 実験リーグ
【会場】新宿フェイス
【開催日時】2018年4月28日(土)13:00開場 14:00試合開始予定
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“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士が『女性専用車両問題』を斬る!「奴らは、シャカフですよ!」

 女性専用車両に男性数名が乗り込み、電車が遅延するトラブルが相次いでいる。「女性専用車両は男性差別」ということを訴えるべく事に及んでいるようだが、果たしてこれは有効打なのか? 経歴差別の被害者でもある“キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(38)に意見を聞いた。

――「差別ネットワーク」を名乗る男性陣が、女性専用車両にあえて乗り込み、そのまま居座り続ける運動を行なっているのをご存知でしょうか?

瓜田純士(以下、瓜田) 女性陣から「降りろ、降りろ」の大合唱が起きたやつですよね? テレビで見ました。要は、差別だなんだと訴えてる団体なんですよね? そんな奴らは、シャカフですよ、シャカフ。

――シャカフとは?

瓜田 社会不適合者ってことです。ルールを守れないバカは、ルールのある国で生きてちゃダメなんですよ。だって、「女性専用車両」って書いてあるんでしょ?

――はい。ただし、あくまでも鉄道会社からのお願いに過ぎず、法的強制力はない。「だから乗る権利がある。乗せないのは男性差別だ」というのが差別ネットワークの言い分のようです。

瓜田 バカだと思いますね。たとえば、ケーキ屋でもランジェリーショップでも、男性はダメとは謳ってないけど、暗黙の了解で女性しか来ないような店って、いっぱいあるじゃないですか。そんなところに男1人で入って長いこと居座ったら、ものすごい白い目で見られますよ。俺ね、大阪でいっぺん、間違えて女性専用車両に乗っちゃったことがあるんです。で、呑気に携帯でしゃべってたら、まわりの女性客からすっごい白い目で見られて、ヤベエと思った。あんときの女便所に入っちゃったかのような恥ずかしさと言ったら、なかったですよ。次の駅に着くまで、気まずくて気まずくて……。そんなところにわざわざ行くのは、ただのバカ、もしくは、ただの変態だと思います。

――彼らは白い目で見られるのをわかっていて、あえてやっているんだと思いますよ。それこそが問題提起だと。

瓜田 あのね、「これは俺的に納得いかない」というアラを探し出したら、世の中キリがないんですよ。どんなことでも「俺を邪険にしてる気か?」と言おうと思ったら、首を突っ込めるところはいくらでもある。そんな隙間をわざわざ見つけて、いちいち自分らの存在を示すために突っ込んでく奴らを、俺は全否定しますね。完全に女性専用車両の味方になりますよ。

――一連の騒動がメディアで報じられたことにより、「男性差別に反対」という主張は世間に伝わったと思いますか?

瓜田 どう考えても、逆効果でしょ。超マイノリティが“超々マイノリティ”になってるだけだし、今回の一件で「男ってキモい!」と思った女性も増えただろうから、男性差別を逆に助長してるだけじゃないですか(笑)。同じ男として、超迷惑。もし俺がそいつらと同じ電車に乗り合わせたら、問答無用でつまみ出して、カメラのないところに連れてって、あとは想像に任せますよ。それか、つまずいたフリしてマウントを取って、あとは想像に任せますよ。

――今までそういう怖い目に遭ったことはないんでしょうかね?

瓜田 女性専用車両内の出来事だから、他の車両の人たちには何が起きてるのか、わからなかっただけでしょう。ちょっと血の気の多い男性の乗客がいたら、確実にやられますよ。時は金なり、ですから。そんな奴らのせいで、みんなの時間が5分10分遅れたら、たまらない。こんなこと言ったら反感を買うかもしれないけど、俺、空気を読まない奴が昔から嫌いなんですよ。「全体的な空気がこうだな」と感じたら、それに合わせないとケンカになるだけじゃないですか。空気を読みたくても読めない人は別だけど、読めるくせにあえて読まず、人様に迷惑をかけるような連中は最悪ですよ。11車両あるうち10車両が女性専用車両になったらさすがに文句を言ってもいいけど、たかだか1車両だったら実害がないでしょ? 俺が受けてる差別に比べたら、痛くもかゆくもないじゃないですか。

――瓜田さんが受けている差別とは?

瓜田 「元アウトローの瓜田純士だからダメ」という差別ですよ。近所の喫茶店も出禁だし、六本木や新宿二丁目の遊び場にも入れない。何か習い事をしようと思っても門前払いで、バイトの面接は百発百中で落ちる。そんな俺に女性専用なんちゃら? おまえ、ふざけんな。遊びか? 冷やかしか? って話ですよ。なんの話を誰にしてんだ、っていう。

――差別を受けて思うことは?

瓜田 ゴネても何も始まらない、諦めが大事だ、ってことですね。俺クラスになると、あれもダメこれもダメ言われ過ぎて、どんどんやれることが限られてくるんだけど、その分、タフになりますよ。「わかった、わかった。ダメならしゃーない。次いってみよう」っていう思考回路になるんですよ。

――だから男女差別くらいでガタガタ言うな、と。

瓜田 そうですよ。レベルが違うぞ、と。そういや俺、ヤクザをやめた際の取り決めで、いまだに歌舞伎町に入れないんですよ。車両出禁どころの騒ぎじゃない。町から出禁を食らってる。おまえらのまわりにそんな奴いるか? こんな俺でさえ空気を読んで生きてるのに、なんだおまえら、俺に見つからなくてよかったな、という話ですよ。

――瓜田さんの場合は、仕事面での制限も多くて大変ですね。

瓜田 肉体労働のバイトにさえ受からない自分の身の丈を考えて、最近、新たなシノギを始めたんですよ。瓜田純士がアドバイザーを務める男性限定のテレフォン人生相談、題して「NO problem」です。俺はいろんな人生経験があるから、たいていの奴の気持ちになれるし、同じ目線からアドバイスを送ることができる。心理カウンセラーみたいな堅苦しいことは言わないし、ホリエモンや林修みたいなエリート目線の助言も言わない。瓜田純士流に親身になって相談に乗ります。相談士って、資格が要らないんですよ。だったら天職だなと思って、サイトを立ち上げました。

――新たなビジネスがうまくいくことを祈ります。話を本題に戻しますが、差別ネットワークのメンバーたちは、今後どうしたらいいと思いますか?

瓜田 俺自身がめちゃくちゃ差別されてるから、こんなしょうもない奴らの心配をしてる暇なんて、ないんですよ。自分のことで精一杯ですから。でも、こんな奴らでも俺んところに相談に来てくれれば、30分5,000円でアドバイスを送りますんで、気軽にアクセスしてほしいですね。「まずその緑色のハッピをやめろ」ってところから優しく指導してやりますよ。

(取材・文=岡林敬太/撮影=おひよ)

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