新型コロナウイルスの感染拡大からかなりの月日が過ぎようとしていますが、依然として外出自粛期間が続いています。そこで気になるのが、運動不足による「コロナ太り」です。
運動する機会が減ってしまったがために、どんどん増えていく体重……コロナ自粛による肥満は、どのようにして解消していけばいいのでしょうか?
そこで今回は、肥満を解消するための運動のコツを、理学療法士である濱南くにひろが解説していきます(監修:あんしん漢方薬剤師 川合華奈枝)。また、運動以外の減量方法として、漢方による体質改善についてもご紹介します。
1.外出自粛から3カ月、5kg増量にショック!
「もともとインドア派だったので、外出自粛と聞いても、初めは全く苦ではありませんでした」
そう語るのは、ひとみさん(仮名)30歳です。
「私はWebサイトを運営する会社に勤めているのですが、コロナ禍でテレワークが推奨されるようになり、休日もなるべく外出しない生活を送るようになりました。通勤しなくてもいいですし、自宅で読書や映画鑑賞などができるので、最初はむしろうれしかったんです」
コロナ自粛期間を、自分なりに楽しんでいたひとみさん。しかし、3カ月ほどたった時、体のある変化に気がつきます。
「久しぶりの出勤日で外出したら、やけに体が重かったんです。スーツも少しきつくなっていて、仕事から帰って体重計に乗ったら、なんと体重が5kgも増えていて、さすがにショック! それから運動をしたり、食事に気を使ったりしているのですが、増えた体重はなかなか戻りません……」
コロナ禍の前は、週2でヨガ教室に通うなど、なるべく体を動かすようにしていたというひとみさん。しかし、自粛期間中は教室がお休みになり、運動不足によって一度増えた体重が減らない、と悩んでいるようです。挙げ句の果てに、身近な男性からひどい言葉をもらったとか。
「会社で同僚に会ったとき、『お前、顔パンパンになってない?』と言われました。そのときは笑顔でごまかしたんですけど、後々考えるとかなりつらかったです。また、2年半同棲している彼氏にまで『ちょっと太った?』と聞かれて、ケンカになったりもしました」
コロナ太りが原因で、ひとみさんは精神的なダメージを受けているとのこと。どうすれば、この状況を解消できるのでしょうか?
コロナ自粛による肥満は、そのほとんどが運動不足によって起こります。私たちは食事でエネルギーを摂取し、運動でエネルギーを消費するため、このバランスが崩れてしまうと、肥満の原因になるのです。
ひとみさんも、通勤やヨガ教室に通うといった運動の機会が、極端に減ってしまっていました。その結果、体重が増加してしまったと思われます。肥満はさまざまな生活習慣病の原因になるので、予防が大切。また、コロナ太りのように短期間で太ってしまった場合は、しっかり解消していくことが重要です。
なお、自分が肥満かどうかは、BMIの数値から確認することができ、以下の計算式で求められます。BMIが25以上の方は肥満に該当するので、ひとつの目安にしてみてください。
「BMI(体格指数)」=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
3.コロナ太りを解消する運動、3つのポイント
コロナ太りを解消するためには、有酸素運動がおすすめ。なぜなら、有酸素運動は脂肪燃焼効果が高いからです。しかし、有酸素運動といっても、何をどうやって行えばいいのかわからない方も多いはず。そこで、以下で3つのポイントをお伝えします。
◎有酸素運動は何をすればいいの?
そもそも有酸素運動とは、散歩やランニング、サイクリング、ヨガ、ラジオ体操など、軽めの運動を継続的に行うことを指します。「鼻歌を口ずさみながら運動できるくらい」がちょうどよく、息が切れないくらいの運動が、最も脂肪燃焼効果が高いといわれています。
◎有酸素運動を行う時間や頻度はどのくらい?
1回の有酸素運動は、20~60分くらいを目安に行います。20分以下の運動では、脂肪がエネルギーとして使われないので注意してください。また、有酸素運動は週2~3日の頻度でOK。毎日しなくてもいいところが、有酸素運動のおすすめポイントだといえます。
◎有酸素運動は、いつ行うのが効果的なの?
脂肪を燃焼させたいのであれば、朝ご飯を食べる前に行うのが最も効果的。なぜなら、早朝は空腹だからです。
人間は、直前に食べたものをエネルギーとして使って運動をしますが、空腹だと胃の中にエネルギーの元となるものがないので、体に蓄積した脂肪を燃焼させようとします。仕事終わりの夕方〜夜でもいいのですが、その時間帯だと、糖質やタンパク質が多く使われてしまい、脂肪燃焼効果は小さいでしょう。
ひとみさんは運動や食事に気をつけるだけでなく、友達から肥満を解消する方法として「漢方薬が効く」という話を聞き、ネットで注文できるサービスを利用し始めました。「防風通聖散」(ぼうふうつうしょうさん)という、漢方薬を飲み始めたひとみさんは、こう語っています。
「最初は半信半疑でしたが、漢方を飲み始めてから徐々に体重が減っていったんです。もちろん、運動や食事管理を工夫していたこともあると思いますが、飲む前よりも体重が減りやすくなったように感じます」
漢方薬を飲みながら、運動や食事に気をつけた結果、2~3カ月で体重が5kg減ったというひとみさん。コロナ太りできつく感じていたスーツやベルトもゆるくなくなり、今は余裕をもって着られているそうです。
「あれこれダイエット法を試してみたけど、なかなか痩せない……」 「肥満の体質って変えられないのかな?」
そんな悩みをお持ちの方には、漢方薬がおすすめ。漢方医学は、体のバランスを整えて自然治癒力を高めることで、全身の健康を回復に向かわせる学問。漢方薬は、さまざまな症状に効果が認められている医薬品ですが、自然の素材が体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。
今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、冷えや疲れなどの症状や太りやすい体質に悩む方に最適。 「バランスのいい食事や、適度な運動を毎日続けるのは難しい……」という場合でも、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるでしょう。
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
体の余分な熱を取り除き、血流や水分代謝を促し、便や汗などで不要物を体外へ排出します。脂質代謝機能を改善し、ため込んでいる脂肪を減らすのにも役立ちます。
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分循環を促し、余分な水を排出させます。水分が体に滞りやすく、むくみが慢性化している方によく使用されます。肥満に伴う関節の腫れや痛みにも有効です。
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血のめぐりをよくし、血流を整えて全身の新陳代謝の促進をサポートします。
ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。でも、たくさんの種類の中から、自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。
お手頃価格で不調を改善したい方には、AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルがあなたに効く漢方を見極めて、ご自宅まで届けてくれる「オンライン個別相談・AI漢方」がおすすめ。スマホでも気軽に頼めるサービスで、相談も無料で行えます。
●あんしん漢方
5.体質改善で、目指せ“脱・コロナ太り”!
今回はひとみさんの体験談をもとにしながら、肥満解消のための方法を解説しました。コロナ太りでお困りの方は、効果的に脂肪を燃焼できる有酸素運動を、ぜひ試してみてくださいね。
また、運動や食事以外にも「漢方」という選択肢も紹介しました。漢方を試してみたいという方は、専門家に相談して処方してもらいましょう。漢方薬を飲むことで、より痩せやすい体質を目指せますよ。
■濱南くにひろ(はまみなみ・くにひろ)
(監修:あんしん漢方薬剤師 川合華奈枝)
理学療法士。公立大学を卒業後、病院で理学療法士としてリハビリテーションに携わる。車いすバスケットボールチームのトレーナー経験もあり、医療・福祉・スポーツ分野に幅広く関わる。現在はフリーランスWebライターとして活動中。