ドラッグストア&通販で買える「女性用育毛剤」を元美容師がジャッジ! アデランスは「選ぶ理由がない」ガッカリ商品!?

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

「育毛剤」は今から使って損なし! 元美容師が解説

 女性には、さまざまな髪の悩みがつきもの。特に地毛の成長に関する悩みは、年齢と共に進行して、対処が難しいこともあります。そこで救世主となるのが、「育毛剤」と「発毛剤」。どちらもドラッグストアや通販で買えますが、この2つの区別がついてない人も多いのでは? ということで、まずはそれぞれの役割を元美容師・AKKOが説明します。

 育毛剤は「生えている髪にアプローチするもの」で、頭皮の血行を促したり、頭皮に栄養を与えたりする働きあり、健康的な毛髪を育てる効果を期待できます。特に薄毛や抜け毛、ハリやコシの低下にお悩みの方におすすめ。また、フケやかゆみなどの頭皮トラブルの改善にも役立ち、頭皮の環境を整える効果も抜群です。

 一方の発毛剤は、「生えていない髪にアプローチするもの」。失ってしまった髪を毛根から復活させるための商品なので、育毛剤とは役割が違うわけです。また、育毛剤と発毛剤は薬機法(旧薬事法)でも分類されており、育毛剤は「医薬部外品」、発毛剤は「医薬品」として厚生労働省に認定されているという違いも。この表記を確認しながら、ご自身の目的に合わせて選んでみてください。

 ちなみに、育毛剤に関しては、“今の状態をよりよく維持する”という目的で、なるべく早めに使用を始めることをおすすめします。「髪の毛のボリュームが気になる年齢になってから試そう」と考える人は多いと思いますが、今からでも使って損はなし。ということで、今回は「女性用育毛剤」のおすすめ&ガッカリ商品を3品ずつ紹介します!

おすすめその1:富士フイルム「アスタリフト スカルプフォーカス エッセンス」150ml/6,270円(税込、以下同)

 「β-グリチルレチン酸」や血行促進成分の「ニコチン酸アミド」、毛髪の成長をサポートする「パントテニルエチルエーテル」と3種の有効成分が抜け毛を防ぐとともに、発毛の促進作用も優れています。ほかにも、肌にうれしい3種の「コラーゲン」などが豊富に使われているので、このお値段も納得。しかもアルコールフリーなので、皮膚の弱い方でも安心して使用できるのがうれしいですね。

 使いやすさの点でいえば、液だれを防ぐ「やわらかクッションノズル」が採用されていて、頭にノズルを押しつけながら、ピンポイントにしっかり塗布できます。また、育毛剤特有の不快な匂いもなく、万人におすすめの商品だといえます。 

おすすめその2:レッドビジョン「マイナチュレ」120ml/6,772円

 この商品の注目すべき点は、無添加であること。敏感肌や乾燥肌の方にもおすすめしたい、低刺激の育毛剤です。女性は「ハリとコシがなくなる」ことが髪の悩みとして一番多いといわれていますが、この商品を使い続けることで、自然なボリュームが戻ってくるという口コミもよくみられます。

 また、育毛に有効な3種の成分である「センブリ」「グリチルリチン酸ジカリウム」「酢酸DLαトコフェロール」の配合により、女性用育毛剤モンドセレクションの金賞を8年連続で受賞しているとか。こちらも6,000円以上と決して安くはないですが、その分、期待に応えてくれるはずです。

おすすめその3:ロート製薬「50の恵エイジングケア 髪ふんわりボリューム育毛剤 スプレータイプ」160ml/2,851円

 こちらのシリーズは、血行を促進する「ニンジン抽出液」「パントテニルエチルエーテル」や、発毛を促進する「センブリエキス」、保湿成分、植物・生薬エキスなどが配合されているのが特徴で、頭皮の乾燥や髪のハリ・コシがなくなってきた方に特におすすめ。また、強い抗炎症作用に期待できる「グリチルリチン酸2K」の配合により、フケやかゆみも解消してくれます。

 これだけのクオリティにもかかわらず、手を出しやすい価格なのも魅力的! コスパの面でも大変優秀なので、初めて育毛剤を使うなら、この商品を選んでみてはいかがでしょうか。

ガッカリその1:アデランス「ベネファージュ 薬用育毛剤 スカルプグロウF」120ml/9,900円

 総合毛髪企業アデランスが50年以上、髪の研究を続けてきたサロン品質の女性用スカルプケアシリーズ。頭皮環境を整える「パンテノール」や、血行を促進する「トコフェロール酢酸エステル」を配合するなど、成分はまずまずですが、「消毒液のような匂いが気になる」との口コミが散見されるのが気になるところ。

 何より、高価な割には成分にこれといった特徴がないので、ガッカリ商品としました。「アデランス」のブランドを信頼して購入する以外は、選ぶ理由がないでしょう。

ガッカリその2:バスクリン「モルティ薬用育毛ボタニカルクール」180g/1,100円

 血行を促進する「センブリエキス」は配合されていますが、「ハッカ油」「スぺアミント油」「メントール」といった成分が強い刺激になるため、肌の弱い人にはおすすめできません。さらに、保存料に「エタノール」といったアルコール成分が配合されているのもマイナスポイント。褒められるのは、安価なことだけですね。

ガッカリその3:アモロス「カララレックス」180ml/3,700円

 血行を促進する「酢酸dl-α-トコフェロール」が配合されていますが、肝心の育毛成分や保湿成分がほとんど配合されておらず、中身はいまひとつ。その上、ノズルが液だれしやすい構造になっており、使いこなすのが難しそう。おすすめどころが見つからず、なぜこの商品が誕生したのかすら疑問です。

生理前になると、物音や笑い声が気になる……34歳「PMS(月経前症候群)のイライラ」を抑えた3つの秘訣

 「些細なことでイライラしてしまう」「気が立って眠れない……」

 生理前のこのような症状にお悩みの方はいませんか? 特に、月経の3日〜10日前からイライラに振り回されてしまう女性が多いようです。そこで今回は、「PMS(月経前症候群)によるイライラ」に焦点を当てて、その原因と解決策について解説していきます。

1.小さなミスにもイライラ……「人の上に立つ人間として失格」!?

 PMSのイライラに悩む麗奈さん(仮名)34歳のエピソードをご紹介します。食品会社の製品開発部でバリバリ働く麗奈さんは、月経の数日前から得体の知れないイライラが襲ってくることに悩んでいるそうです。

「普段は気にも留めないようなことに激しい怒りの衝動がわいて、自分で抑えようとしても抑えられません。ちょっとした物音を立てる人、特徴のある笑い声、部屋の散らかり具合なども気になり、自分が仕事中にしてしまった小さなミスにもイライラして、顔や態度にそのまま出てしまうため、周りの人たちもビクビクして、気を使っているのがわかります」

 そんなある日、麗奈さんは上司から呼び出され、こう叱責されたそうです。

「若い子たちから私に相談があったの、『仕事がやりづらい』って。何が原因か、思い当たる節があるんじゃない? この仕事はチームワークが大切なの。感情の波を仕事に持ち込んでいるようじゃ、人の上に立つ人間として失格よ」

 麗奈さんは、このイライラがPMSのせいだと自覚していましたが、20代の頃からずっと感じていた症状だったので“仕方ないこと”だと考え、病院を受診するほどではないと思っていたそう。しかし、上司の言葉を聞いて、自分の不調が周囲に大きな迷惑をかけていたことに気づき、この衝動的な怒りやイライラをどうにかしなくては、と真剣に考えるようになったといいます。

「“生理前はイライラして当然”だと自分で決めつけていました。でも、この症状が治るなら、治したいです。一体どうすればいいのでしょうか?」

 PMSは、月経前の3日〜10日間続く精神的あるいは身体的症状です。月経が始まると軽快したり、消失したりする特徴があります。

 実は、PMSの原因ははっきりとわかっていません。女性ホルモンの変動が関わっていると考えられていますが、それだけではなく、食事や生活習慣といった多くの要因が合わさって起こるともいわれています。PMSと上手に付き合うための基本は、ライフスタイルの改善。なかでも、PMSのイライラに対処するための簡単な秘訣を3つご紹介します。

2-1.「症状日記」をつける

 自分の月経のリズムを知り、どのタイミングで、どんな症状が現れるかを理解することで、PMSへの対処もしやすくなります。気分転換やリラックスする時間をつくり、自分が心地よいと思えるようなセルフケアを探してみるとよいでしょう。

2-2.バランスのよい食事をとる

 食事が偏っていると、体重増加やむくみ、乳房痛などが起こる原因となり、PMSの症状を悪化させる可能性があるので、栄養バランスを意識しましょう。また、次のような食材を積極的に食卓に取り入れるのもおすすめです。

<生理前のイライラ改善におすすめの食材>
・ナッツ類
・海藻類
・かつお
・レバー

 カルシウムやマグネシウムを豊富に含むナッツ類や海藻類をとることで、イライラを抑える効果が期待できます。また、ビタミンB6は神経の興奮を鎮めるため、これを多く含むかつおやレバーもおすすめです。

2-3.カフェイン、アルコール、塩分を控える

 カフェイン、アルコール、塩分を多く摂ることは、緊張感を高めることにつながります。さらに、これらはイライラやむくみなどの原因となり、PMSの症状を悪化させる可能性も。月経前はこれらの摂取をできるだけ控えましょう。

 先日、麗奈さんは久しぶりに友人と会い、近況報告で盛り上がりました。そこで、友人もPMSに悩んでいたことを知り、「漢方薬を飲み始めたら、以前より症状が軽くなった」と教えてもらったそう。

 家に帰ってネットで調べてみると、漢方薬を頼めるサービスがありました。そこで麗奈さんは「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」という漢方薬を勧められ、飲み始めてしばらくすると、月経前にわけもなくイライラすることが少なくなったといいます。

「今では生理周期に関係なく、いつでも落ち着いて仕事ができます。後輩からは、仕事以外のプライベートな相談までされるようになり、信頼されていると感じます」

 ちょっとした不調の改善で、これまでうまくいかなかった仕事がスムーズになった麗奈さんのエピソードでした。

3-1.漢方医学が考える「イライラ」のメカニズム

 漢方医学には、体全体をめぐる要素に「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という考え方があります。なかでも、情緒不安定のイライラは、「気」の滞りが原因であることが多いです。

 さらに「血」が不足していると、ストレスに対する耐性が低くなってしまうため、ちょっとしたストレスでも「気」のめぐりが阻害されやすくなり、イライラなどの症状が出てしまいます。

 また、漢方医学には「肝」という考え方があり、「肝臓」を指すだけでなく、精神や自律神経の機能のはたらきも含めた幅広い概念として考え、精神がたかぶることを「肝がたかぶる」と言います。この状態になると、怒りやイライラがあらわれやすくなると考えられているのです。

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):体力が中程度以上で、イライラして眠れない方に
 疲労やストレスで滞った「気」のめぐりをよくして心を落ち着かせます。

・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):体力が中程度以上を目安に、神経がたかぶってイライラしがちな方に
 「肝」のたかぶりを抑え、「気」のめぐりをよくします。胃腸が弱い方にも用いられます。

・加味逍遙散(かみしょうようさん):体力が中程度以下で疲れやすく、イライラなどがある方に
 「気」や「血」を全身にめぐらせるとともに、不足している「血」を補うことで体のバランスを整えます。

 このように、「イライラ」という症状は同じでも、使われる漢方薬はさまざま。漢方薬は、体の状態や体質にうまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

 たくさんの種類の漢方薬の中から、どれが自分の症状や体質に合ったものなのかを見つけるのは、難しく感じるかもしれません。そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.「イライラ」を抑えて心に安定を!

 日々の生活が忙しいと、ちょっとした不調は軽く見過ごしがちです。特に、精神的なものの場合、病院への受診はハードルが高いと思われる方もいるかもしれません。しかし、毎日の生活を少し丁寧に過ごすだけで、驚くほど症状が改善されることもあります。

 「PMSによるイライラ」の悩みには、まず今回お伝えした3つの秘訣を試してみてください。それでも改善されない場合は専門家に相談して、漢方薬を取り入れることもおすすめですよ。

秋になって「なんとなく不調」が続く……その理由は「秋バテ」かも!? 39歳女性がイライラを改善した意外な方法

 「秋バテ」という言葉、みなさんは聞いたことがありますか? 「夏バテ」と比べてあまり知られていないため、自覚なく「秋バテ」の症状に悩んでいる方も多いようです。

 夏の暑さが落ち着いてきたころに起こる、「食欲がない」「疲れがなかなか取れない」「イライラする」といった体や心の不調が、秋バテの主な症状。夏バテによく似ていますが、起こる理由が異なるため、解消法も変わってくるのです。そこで今回は、ある女性の体験談から、秋バテの原因とその解消法を薬剤師がご紹介します。

1.ストレスが溜まって食欲も気力もダウン……これが「秋バテ」なの!?

 秋バテの症状に悩む1児の母・みどりさん(仮名)39歳のエピソードをご紹介します。猛暑の時期を過ぎた9月上旬ごろ、みどりさんは体調不良に悩まされるようになったそう。

「夏の終わりごろから、食欲があまりないんです。小学6年生の息子と主人と食卓を囲んでも、私はビールとおかずを少しつまむだけになりました」

 もともとお酒好きで、今年の夏は外出できない代わりに“家飲み”にハマり、アルコールの量がどんどん増えたとのこと。

「最近は涼しくなって過ごしやすい日も増えたはずなのに、疲れがなかなか抜けないんです。それをごまかすように、晩酌が日課になったことで、翌朝の胃もたれとダルさが続くように……。なんとか仕事はしてますが、帰ってから家事をするだけのパワーは残っていません」

 みどりさんはデパートの美容部員なので、コロナ禍でも出社は必須。一方、夫は在宅勤務が基本で、みどりさんが家に帰ると、キッチンやリビングがぐちゃぐちゃになっていることが増えたとか。

「こうしたことでストレスが溜まり、ますます食欲がなくなって、気力も体力も落ちたように感じます。夏前までは、こんな不調はなかったのに……。猛暑が過ぎて落ち着くどころか、体も心も疲れている状態。一体、どうすればよいのでしょうか?」

 秋バテは夏に溜まった疲れに加え、秋の気候や温度の変化が体に影響することによって起こります。湿気が多く暑い夏から、乾燥して涼しい秋へ変わるこの時期は、1日の寒暖差が大きいことも特徴。これらの環境変化に体をうまく順応させることができないと、秋バテを引き起こすのです。

 そんな秋バテにならないために、初秋の過ごし方のポイントをお伝えします。

2-1.保湿をする

 秋は気温と湿度が下がり始め、空気が乾燥します。すると、体表面を守る皮膚や髪、鼻や喉を乾燥させ、体の防御機能も低下。秋バテで弱った体で風邪などにかかってしまうと、さらに体力を奪われ、体調が悪化します。乾燥する秋には、保湿クリームなどを使って、体表面の乾燥を防ぎましょう。

2-2. 旬の食材を摂る

 体の不調を防ぐには、バランスのいい食事を摂ることが大切。さらに、旬の食材を取り入れることもおすすめです。

 秋が旬の食材は、おいしくて栄養豊富なだけでなく、秋バテ予防にもピッタリ。反対に、辛いものや酒類など、刺激の強いものは体を乾燥させてしまうので、控えめにしましょう。

2-3.衣類で体温調節をする

 急な寒暖差から秋バテにならないためには、衣類を調節しながら、徐々に気温に体を慣らしていくことが大切です。日中は脱ぎ着をしやすいストールやカーディガンなどを常備しておくといいでしょう。

 また秋は、朝晩の寒暖差にも注意したい季節。「冷えは万病のもと」と言われるように、冷えはさまざまな不調の原因になります。昼間だけでなく、夜間にも体を冷やさない工夫が大切です。

 みどりさんは体調も気持ちもすっきりしない日々を過ごす中、「秋バテ」を特集した雑誌が目に入ったそう。「イライラしやすくなる」「食欲がなくなる」といった症状が書かれており、みどりさんはこの時初めて、自身の不調が秋バテだと気づいたのです。

 この雑誌には、秋バテで起こる不調を改善するために、漢方が勧められていたそう。早速ネットで検索すると、オンラインで漢方を注文できるサービスを発見。そこで「加味逍遙散(かみしょうようさん)」という漢方を勧められ、飲み始めたといいます。

「飲み始めてしばらくすると、胃の不快感やダルさがなくなり、食欲が復活。しだいにイライラすることも減っていきました。体調も気持ちも安定してきたので、料理も楽しめるようになり、今は秋の食材を取り入れた、栄養いっぱいのごはんを作ってますよ」

 秋バテを漢方で改善した、みどりさんのエピソードでした。

3-1.漢方医学が考える「秋バテ」とは?

 漢方医学には、体調を考える時に「気」「血」「水」という要素があります。暑い夏にたくさんの汗をかき、体の潤い(水)がなくなると、エネルギー(気)を消耗。さらに、食事の不摂生により胃腸が弱り、食欲がなく疲労や倦怠が残ると、エネルギー不足が進みます。エネルギーが足りないと、血流(血)のめぐりが悪くなり、心にも影響が及ぶ……これが漢方医学における「秋バテ」の原因です。

 漢方医学は、ピンポイントで治療を目指す西洋医学と異なり、体全体のバランスを見て不調を改善していきます。つまり、漢方薬なら体全体をバランスのいい状態に整えられるため、秋バテのように「なんとなく体全体の不調を感じる」という方には、特に最適といえるのです。

 それでは、秋バテによく使われる漢方薬をいくつかご紹介します。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):ダルくて疲れやすい方に
胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を補い、疲れを改善していきます。

・加味帰脾湯(かみきひとう):イライラや不安があり、眠れない方に
胃腸のはたらきを助けながら「血」を補い、「気」をめぐらせることで気持ちを落ち着かせます。

・加味逍遙散(かみしょうようさん):疲れやすく、イライラがある方に
不足した「血」を補い、「気」をめぐらせることで胃腸の不調も改善します。

 漢方薬は医薬品ではあるものの、自然の素材が体にやさしく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。とはいえ、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの漢方薬からご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、薬剤師に気軽に相談できる、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを利用するのもいいでしょう。あなたに合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.夏の疲れを引きずらない! 心も体も元気に秋を過ごそう

 「食欲の秋」ともいわれるように、秋はおいしいものがたくさんあります。好きなものをおいしく楽しく食べられるって、幸せですよね。夏に溜まった疲れを解消し、食事から栄養をしっかり摂るようにしましょう。

 そして、過ごしやすい気候が続く秋のうちに、寒い冬を乗り越えるための心や体の準備をしておきたいもの。なんとなく体調不良が続いている方は、秋バテの可能性もありますので、今回の改善策を参考にしてみてください。

「恥ずかしくてマスクが取れない」スキンケアに悩んでストレスMAX! 30歳女性の肌荒れが解決した意外なワザ 

 夏のうだるような暑さも落ち着き、夕暮れ時に聞こえる虫の音からは、秋の気配を感じますよね。そんな季節の変わり目には、お肌が不安定になりがち。特に、夏の疲れをため込んだ肌には、秋の寒暖差や乾いた空気から受けるダメージが想像以上にこたえます。今回は、肌荒れに悩む女性の体験談をもとに、原因と対処法を解説します。

1.「恥ずかしくてマスクが取れない」肌荒れでストレスMAX!

 今回、お話しいただいたのは、経理事務所で働く加奈子さん(仮名)30歳。毎年、季節の変わり目になると肌荒れに悩まされているそうです。

「夏から秋に季節が変わるこの時期は毎年、小鼻やあごにはニキビができるのに、目の周辺はカサカサの状態。口周りや頬も、つっぱるような乾燥を感じ、かゆみもあります」

 ニキビや保湿のスキンケアをあれこれ試すも改善せず、次第に鏡を見るのも、肌に触れるのもイヤになってきたそう。

 加奈子さんの仕事は、エアコンが効きすぎて激しく乾燥した事務所でのデスクワークが中心。また、ミスが許されないシビアな作業が多いうえに、繁忙期には業務量が増えるので、残業も珍しくありません。さらに今年の4月から新人教育係になったため、責任が増し、50代上司からのプレッシャーがかかっているとか。肉体的にも精神的にも、ストレスの多い職場だそうです。

「先日、社内報で部署を紹介するため、写真を撮ったんです。コロナ禍なのでもちろん強制はされませんが、カメラの前ではマスクを取るのが暗黙の了解……。でも、私はブツブツ、カサカサの顔を見せるのが恥ずかしくて、マスクを取れなかったんです」

 できあがった写真には、1人だけマスク姿の加奈子さんが……。「これじゃ他部署に知ってもらえないじゃない」と上司に吐き捨てられた言葉が加奈子さんの胸に刺さり、心までも荒らしてしまったそう。毎年繰り返す肌荒れは、どうすれば改善できるのでしょうか?

 肌は一定のサイクルで新しく生まれ変わっており、この肌代謝を「ターンオーバー」といいます。肌荒れは、ターンオーバーのサイクルが乱れることで起こるのです。

 特に、夏から秋へ移り変わる時期には、寒暖差による油分と水分のバランスの乱れや、急激な外気の乾燥による肌ダメージに注意が必要。さらに、外環境だけでなく、ストレスや生活習慣の乱れなどの内的な要因も、肌のターンオーバーが正常に行われなくなる原因になります。

 季節の変わり目は外部からの刺激が多いからこそ、内的要因はできる限り取り除けるよう、体の中から整えることが大切。それでは、肌荒れ改善のためのポイントをご紹介しましょう。

2-1.美肌によい食材を取り入れる

 肌に栄養とうるおいを与えるような食事を心がけましょう。油物や甘いもの、酒類のとりすぎはNG。反対に、肌によいといわれている白キクラゲ、緑豆、ドクダミ茶などがおすすめです。

2-2.睡眠を十分にとる

 肌のターンオーバーは、睡眠中に活性化します。健やかな肌を保つためには、ターンオーバーが活発に行われる午後10時から深夜2時までに寝るようにしましょう。

2-3.ストレスをためない

 大人のニキビは思春期と違い、ストレスが原因になりがち。趣味や軽い運動など、自分なりのリフレッシュ方法を見つけ、上手に発散してくださいね。

 このように、普段の生活の中で少し意識を変えるだけでも、体の内面から健康な肌を保つことができます。

 日々の生活に気をつけたり、化粧品を変えたりしても、なかなか肌荒れが改善されなかったという加奈子さん。美容皮膚科を受診しようと考えましたが、なんとなく敷居が高い気がして、足を踏み入れられずにいたそうです。

 そんなとき、雑誌で「漢方での体質改善が、さまざまな季節の変わり目症状を緩和する」という記事を発見。その中で、ネットで漢方薬を頼めるサービスが紹介されていたので、「これなら気軽に始められそう」と利用してみることに。

 そこで勧められたのは「温清飲(うんせいいん)」という漢方薬でした。飲み始めてしばらくすると、肌にツヤやハリが出てきて、乾燥とかゆみが収まったそう。不思議なことに、ニキビも出なくなったといいます。

 これは、肌の乾燥が改善され、皮脂の過剰分泌が抑えられたため。それだけではなく、漢方薬が体の内面から働き、肌の新陳代謝を高めることで、正常なターンオーバーが機能したのだと考えられます。加奈子さんの目元からは、以前の乾燥による赤みは消え、マスクごしでもその透き通るような肌が見てとれました。

3-1.漢方でオトナの肌荒れ改善を目指そう

 忙しい女性にとっては、肌によい食材を使って料理をする時間や、十分な睡眠時間を確保すること、ストレスを溜めないように息抜きの時間を作ること自体が、簡単ではないかもしれません。そんな方には漢方薬がおすすめです。

 漢方医学は、体のバランスを整えて自然治癒力を高めることで、体の内側から健康を目指すための学問。漢方薬は皮膚科の肌荒れの治療薬としても使われており、ニキビやシミなどの症状にも効果が認められている医薬品です。自然の素材が体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。

 今起こっているニキビや乾燥といった不調を抑えるだけでなく、根本的な原因・体質の改善を目指すため、毎年の肌荒れに悩んでいる方にも最適。また、漢方薬なら毎日飲むだけなので、忙しくても無理せず続けられるはず。漢方医学を日々のヘルスケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?

・清上防風湯(せいじょうぼうふうとう):頭部や顔面に強いかゆみ、赤みのある肌に
顔の熱や炎症を鎮める働きがあり、特にニキビの治療に用います。

・温清飲(うんせいいん):皮膚が乾燥して色つやが悪く、かゆみを伴っている肌に
体内にこもった熱を冷まし、栄養やうるおいを補うことでかゆみを止めます。

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):皮膚疾患が慢性化し、血流が悪くなっている肌に
全身の血流をめぐらせるだけでなく、シミや月経周期にあらわれる皮膚トラブルの改善にもよく用いられます。

 漢方薬は、ご自身の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬からご自身に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、薬剤師に気軽に相談できる「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを利用するのもいいでしょう。あなたに合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.肌の調子をととのえ、季節の変わり目を乗り越える!

 漢方薬による内面のケアだけでなく、肌を清潔に保ったり、十分に保湿したり、外からのケアも忘れてはいけません。肌は「内臓の鏡」ともいわれるように、外側と内側、両面からのケアが必要なのです。

 毎日ご自身の肌と対話しながら、今、心や体は何を求めているのかを探り、補ってあげることが大切。もうしばらくマスク生活は続きそうですが、肌のお手入れを欠かさず、明るい気持ちで季節の変わり目を乗り越えましょう!

体の不調を防ぐには、「スパイス」料理がおすすめ! 上手な取り入れ方、漢方薬との違い……薬剤師が“活用法”を伝授

 豊富な種類がある「スパイス」は、刺激的な香りや辛味で、料理のアクセントとして活用されます。なんとなく「体によさそう」なイメージもあるスパイスですが、実際に、漢方の生薬と共通するものも多くあるのです。そこで今回は、スパイスと漢方の違いや、健康に役立つスパイスについて、薬剤師の清水みゆき先生に話を聞きました。

スパイスと漢方は何が違う? 基礎知識を解説

――スパイスと漢方の違いを教えてください。

清水みゆき先生(以下、清水) スパイスの中には、漢方薬の材料である生薬と共通するものもあります。ただし、スパイスは料理をおいしくする「調味料」の一種で、漢方薬は漢方医学で処方される生薬を組み合わせた「薬」。なので、漢方薬は「効能や効果が認められている医薬品である」と言える点が、スパイスとの大きな違いです。

――スパイスには、漢方のように体の不調を改善する効果はありますか?

清水 生薬と共通するスパイスを摂ることで、体の不調の予防や改善が期待できるといわれています。例えば、冷え対策に役立つスパイスとしては、次のようなものです。

<冷え対策に役立つスパイス>
・クローブ/生薬名:丁子(ちょうじ)
・シナモン/生薬名:桂枝(けいし)、桂皮(けいひ)
・ジンジャー/生薬名:生姜(しょうきょう)
・サフラン/生薬名:紅花(こうか)

 これらのスパイスは、体を温めたり、血流をよくしたりする効果があり、冷えの改善が目指せるといわれています。

――漢方が苦手な人は、スパイスで代用することも可能ですか?

清水 スパイスは漢方薬の代わりにはなりませんが、スパイスを毎日の食生活に取り入れることで、病気の予防や健康増進は期待できます。例えば冷え症の方なら、朝はコーヒーの代わりに、先ほど挙げたシナモンを入れて、紅茶を飲むといいでしょう。シナモンには体を温める効果があるので、冷え対策につながりますよ。

――スパイスは、どのくらいの頻度で取り入れるとよいのでしょうか?

清水 食生活に無理なく取り入れられるなら、毎日でも大丈夫です。ただし、スパイスの中には刺激が強いものもあるため、摂取量が多すぎると胃腸を刺激して下痢になることもあるので、注意してください。

――食事で簡単に取り入れる方法はありますか?

清水 スパイスといえばカレーが思い浮かぶと思いますが、ほかにもスープやお茶、薬膳酒などに加えれば、手軽に取り入れられるのでは。また、パウダータイプのスパイスも販売されているので、これを紅茶や白湯に溶かして飲むのもいいですね。

――体の不調の解消に役立つスパイスを、具体的に教えてください。

清水 それでは、季節の変わり目に活用できそうなスパイスを紹介します。

・食欲不振:胃腸の調子を整えたり、消化を促進する「フェンネル」や「クミン」がおすすめ。なお、「クミン」は便秘改善も期待できるスパイスです。
・ストレスや不眠:リラックス効果が期待できる「ナツメグ」や「ローリエ」がおすすめ。

 スパイスを活用するほかに、「自分に合った漢方薬が知りたい」「コスパよく漢方を飲んでみたい」という方は、「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」などの、スマホで気軽に頼めるサービスも活用してみてください。

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“寝汗”がひどくて何度も起きる……33歳女性「熱帯夜でも快眠」をかなえた意外な方法! 薬剤師が教える“ポイント3つ+α”

 毎晩、暑くて寝苦しい夜が続きますが、朝までぐっすり眠れていますか? なかなか寝つけなかったり、夜中に目が覚めてしまったり……。そこで今回は、薬剤師が「熱帯夜でもすっきり快適に眠れる方法」を、ある女性の体験談を交えながら解説します。

1.エアコンの設定温度で“争い”に!? 汗が不快で眠れない!

 暑い季節の睡眠に悩んでいるという、33歳の雅美さん(仮名)。夫と2人暮らしだそうですが、ここ最近、睡眠について悩んでいるといいます。

「今年の夏は、ほとんどぐっすり眠れていません。熱中症が怖いので、エアコンをつけて眠るようにしたいのですが、一晩中つけていると頭痛がしたり、逆に寒くなったりと、体調を崩してしまいます」

 同室で寝る夫とは、エアコンの設定温度で“争い”になったこともあるとか。

「就寝時間する前にエアコンをつけて布団に入り、しばらくしてからタイマーで切るようにしていました。しかし、そのうち主人が起きてエアコンをつけてしまうんです。エアコンをつけると寒く、エアコンを切ると暑くて汗が不快……。毎晩こんな調子なので、朝の目覚めも悪いですね」

 ついには、夫から「しばらくリビングで寝る」と言われ、別々に寝ることになったそう。ところが、雅美さん1人で寝るようになってからも、快眠はできなかったといいます。

「しばらくの間、冷房をつけたり消したりしていたからか、体温調節が苦手になってしまったようです。びっしょりとした寝汗をかくことも増え、不快感で起きてしまいます。なかなか眠れないせいで、日中も頭がボーッとしてしまい、職場でもウトウト……。この不調、どうやったら改善できますか?」

 本来、汗には体温を調整する役割があります。起きているときだけではなく、寝ているときに多少の汗をかくのも自然な現象ですが、目が覚めるほどの大量の汗や、寝つけないほど不快になる汗は、体の不調を知らせるサインです。

 夏の寝汗は、自律神経やホルモンバランスの乱れ、脱水が主な原因。それでは、不快な寝汗を改善し、ぐっすり眠れるための方法を、いくつかご紹介します。

その1:食事を工夫する

 トマトやきゅうりといった夏野菜は、体内にこもった熱を放出する食材なので、積極的に取り入れてみましょう。さらに、イカ、ほたての貝柱、牡蠣などの貝類のほか、アスパラガスやオクラは脱水を防ぎ、水分バランスを整える効果が期待できます。

その2:入浴で自律神経を整える

 入浴は寝る間際ではなく、2~3時間前に行いましょう。すると、自律神経が整い、体がリラックスした状態でベッドに入れるため、深い睡眠ができるはず。ぬるめの湯にゆったり浸かることも、自律神経を整える効果がありますよ。

その3:寝具の素材や機能にこだわる

 吸湿性のよい綿のパジャマや、速乾性の高いシーツなどを使ってみましょう。これらを活用すれば、汗をかいても不快感が続きにくいので、暑い夜も快適に過ごせます。

 人は眠るとき、汗をかいて体温を下げようとしますが、寝具で涼しい環境を整えれば、汗も抑えられるのです。ひんやり感のある素材を使った枕やシーツなども活用してみましょう。

 雅美さんはこれらの方法とは別に、“漢方”を飲むことで快眠できるようになったそう。近所のドラッグストアで薬剤師に「ぐっすり眠れるようになる睡眠薬はないものか?」と相談したところ、漢方薬を勧められ、ネットで購入できるサービスを紹介してもらったといいます。

 そこで勧められたのが、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」という漢方薬。飲み始めてしばらくすると、雅美さんの悩みの種だった不快な寝汗は、次第に改善されていきました。

「毎晩ぐっすり眠れるようになっただけでなく、暑さによる体のダルさも感じなくなりました。全体的に体が元気になり、日中もバリバリ仕事をしていますよ」

 寝付きの悪さを漢方で解消した、雅美さんの体験談でした。

3-1.漢方で寝汗体質の改善を目指す!

 漢方医学では、「気(エネルギー)」が不足すると、寝汗をかくだけでなく、疲れやすくなり、体のダルさを感じるといった症状が現れるのです。

 また、気が不足する原因のひとつに「胃腸機能の低下」が考えられます。胃腸の機能が低下することで、食事から十分なエネルギーを得られなくなるためです。ストレスも気が不足する原因になります。

 気が十分にあれば、外気の変化に対応できますが、気が不足すると寒さや暑さ、外気などの環境変化に対応しきれず、自然な発汗をコントロールできなくなるのです。

 それでは、不快な汗を改善するのにおすすめの漢方薬をご紹介しましょう。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):体力虚弱で、食欲がなく、疲れやすい方
胃腸の機能低下に作用し、疲れやすさやダルさの改善も期待できます。

・桂枝湯加黄耆湯(けいしかおうぎとう):たくさん汗をかき、体力があまりない方
皮膚の締まりがよくなり、発汗を抑えます。また、風邪の初期症状にも用いられる漢方薬です。

・黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう):体が弱く、疲れやすい方
体にエネルギーを与え、丈夫にする働きがある漢方薬。子どもの寝汗にもよく用いられます。

 漢方薬は、ご自身の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬からご自身に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、薬剤師に気軽に相談できる、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスを利用するのもいいでしょう。あなたに合った漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.熱帯夜でもすっきり快眠!

 夏の暑い夜は、良質な睡眠を得ることはなかなか難しいでしょう。特に、寝汗にお悩みの方は、食事や寝具を工夫ししながら、ご自身に合った方法を探してみてください。

 それでも効果が実感できない方は、あなたに合った漢方薬を、専門家に探してもらうのもおすすめ。しっかり睡眠をとって、暑い夏を乗り切りましょう!

「冷房の温度上げたやつ誰だ!?」営業社員が大激怒! オフィスの冷房がキツい……「夏の冷え」に苦しむ38歳女性が試したモノとは?

 強い日差しだけでなく、蒸し暑さも続く夏。冷房の効いた屋内に入ると、スーッと汗が引いて気持ちいいですよね。しかし、体が冷えすぎてしまうため、「冷房が苦手」という方も多いのではないでしょうか。

 自分で冷房の温度を調整できればいいですが、職場などでは気を使ってしまいますよね。そこで今回は、薬剤師が「夏の冷え」の原因と対策を、ある女性の体験談を交えながら解説します。

1.冷えたオフィスに冷たい視線……アラフォー女性に居場所なし!

 今回ご紹介するのは、夏の冷えに悩む江美さん(仮名)38歳のエピソードです。

 冷え性の江美さんは、「どこへ行っても冷房が効いている夏の職場がつらい」と話します。手足の冷えに加えて、倦怠感や腰痛、肩こり、しびれといった体調不良も起きているそう。

「通勤の電車内や通勤の途中で立ち寄るカフェ、コンビニなど、どこもかしこも冷房が効いていて寒いです。やっとたどり着いたオフィスも地獄。デスクは空調に近い席だから、寒くて寒くて……」

 あまりの寒さに我慢できず、ある日、オフィスの冷房の温度を上げた江美さん。すると、外回りから戻ってきた営業担当のスタッフに「俺たちは汗水流して働いて帰ってきてんのに、冷房の温度上げたやつ誰だ!?」と、大激怒されたそうです。

「仕方がないから、冬物のジャケットを羽織って、ひざ掛け、ストール、厚手の靴下、ホッカイロなどを使って対処しましたが、同じパートの女性から『その格好、嫌味に見えるからやめたほうがいいよ。営業の男性社員たちから反感買ってるらしい』と言われてしまい、今は我慢して半袖で過ごしているのですが、体調は悪化するばかり……。厚着をしなくても体を冷やさない方法、何かありませんか?」

 冷えのメカニズムで考えなくてはならないのは、「自律神経の乱れ」。特に夏は、冷房の効いた室内と外の暑さとの大きな温度差に、体がうまく対応しきれず、自律神経が乱れやすくなります。

 自律神経が乱れると、血液の巡りが悪くなり、体の末端である手足から冷えていくことに。また、冷えた室内に長時間いることで、体温を維持しようと血管が収縮し続けるため、ますます血液の巡りが悪くなってしまいます。ほかにも、加齢や冷たいものの摂りすぎなど、夏はさまざまな原因が複雑に絡み合って、体が冷えやすくなるのです。

3.「夏の冷え」には漢方がおすすめ

 すっかり元気を失くしてしまった江美さんに、先ほどの女性パート社員が「私もこの職場が寒くてつらかったから、いろいろ試してみたんだけど、漢方で体の内側から改善すると、冷房の寒さだけでなく外の暑さにも強くなるよ」と助言してくれたといいます。

 さっそく漢方についてネットで検索してみたところ、自宅にいながら漢方薬を頼めるサービスがあったので利用してみることに。そこで薬剤師に勧められた「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」をしばらく飲み続けると、クーラーの効いたオフィスにいることが苦痛に感じなくなり、手足の冷えやしびれの症状も和らいでいったそう。

「もうしばらく、ここで仕事を頑張ってみようかなと思い、最近は資格試験の勉強を始めて、正社員を目指してるんです。体の冷えを感じなくなったので、カフェで長時間勉強をすることもありますよ」

 「夏の冷え」を漢方で改善した、江美さんのエピソードでした。

3-1.漢方で「冷えにくい体」を目指す!

 「冷えた体を内側から温めたい」「冷えやすい体質を根本から変えたい」そんな方には、漢方薬がおすすめです。

 漢方医学は、体のバランスを整えて自然治癒力を高めることで、体の内側から健康を目指すための学問。自然由来の医薬品として、漢方薬は医療現場でも使われています。

 また、漢方医学では体の冷えを2つに分け、自覚症状のある「冷え症」と、体質的な「冷え性」と考えます。「冷え」に使われる漢方薬は、外環境が原因で冷えた体(冷え症)を温めるだけでなく、根本的な冷えの原因や冷え体質の改善を目指すため、慢性的な冷え(冷え性)で悩む方にも最適といえるのです。

 それでは、体の冷えに使われる代表的な漢方薬をいくつかみてみましょう。

・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):体力がなく、冷え症で貧血気味の方に
エネルギーや血、水分の巡りを改善。体力と気力を補い、元気を取り戻すのを助けます。

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう):冷え症で、特に手足の冷えが強く、あまり体力がない方に
体を温め、熱を作る手助けをします。体の内部にもはたらき、冷えによる諸症状を改善する効果も。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):女性の悩み(月経異常や冷え症など)がある方に
血行を良くするのと同時に、水分代謝を整えることで、足腰の冷え症や生理不順を改善します。

 漢方薬は、体の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの種類から自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.夏の冷房に負けない体で、灼熱の夏を元気に乗り切る!

 夏場は外気による暑さ対策だけでなく、室内での冷房による寒さ対策も必要になります。冷房で冷えた室内では、ストールなどで首周りを温めることも、冷え対策にいいでしょう。

 温かい食べ物を選んだり、ぬるま湯にじっくり入浴したり、日々の生活を少し意識するだけでも、夏の冷えから体を守ることはできます。さらに、内側から体質改善を目指したい方は、専門家の選ぶ「あなたに合った漢方薬」を試してみるのもいいかもしれません。

夏バテで食欲不振……春から10キロも痩せていた!? 育児と家事に追われる42歳女性が「胃腸の疲れ」を改善した方法

 セミの鳴き声も聞こえ、いよいよ夏本番となりました。このような蒸し暑い日が続くと、「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」などといった「夏バテ」による体の不調を訴える方が増えますよね。

 日本の夏は、暑くて湿度が高いのが特徴。この気候は人の体にさまざまな負荷をかけますが、中でも影響を受けやすいのは「胃腸」です。そこで今回は「夏の胃腸疲れ」の原因と対策について、薬剤師が解説します。

1.夏の食欲不振で10キロ減……胃痛に襲われ、肌荒れも気になる!

 今回ご紹介するのは、夏の胃腸疲れに悩む幸子さん(仮名)42歳のエピソードです。猛暑のため体がだるくて食欲が出ず、夏バテ気味なのだとか。

「食欲はないのですが、夏は脱水症状にならないようにと、水分は意識してとっています。若い頃からカフェ巡りが好きなので、育児と家事の合間に喫茶店に行き、夏は冷たいカフェラテやミルクティを飲むのが唯一の楽しみですね」

 幸子さんは、幼稚園に通う4歳、小学4年、6年の3人の男の子を持つ母親。小学校は夏休みに入り、長男と次男のため朝早くから弁当を作り、部活動に送り出します。帰ってきてからは、夕方から始まる塾の夏期講習に車で送迎する……そんな忙しい日々を送っているとか。

「三男のお世話もしながら、家事はそのスキマ時間でこなさなければいけません。毎日、家事と育児でヘトヘトなので、甘くて冷たいものが飲みたくなるんです。家でもガムシロップをたっぷり入れたアイスコーヒーを、1日に3杯は飲みますね。甘いアイスコーヒーやカフェラテ、それにミルクティでおなかは十分満たされるし、無理に食事をとらなくても済むんです」

 ところが、幸子さんは急に軽い胃痛に襲われたり、胃の不快感で目覚めたりと、明らかに胃腸の異常が起こるようになったといいます。

「食事はほとんどとれてないのに、おなかの調子もよくなくて、下痢症状まで出るようになりました。そのせいもあって、どんどん体重が減ってしまい、先日久しぶりに体重計に乗ったら、春から10キロも痩せてました。それに、このところ肌荒れも気になります。胃腸の調子がよくなれば、これらの悩みも解決しそうなのですが……一体、どうしたらよいのでしょうか?」

 夏バテは、疲れやすさや倦怠感など、夏の蒸し暑さからくる不調の総称。特に胃の調子が悪い、食欲がないなど、胃腸の不調からくる症状が多くみられます。

 夏バテの主な原因は、「自律神経の乱れ」とされていて、体温を調節するのに重要な自律神経が暑さのせいでうまく機能せず、胃腸機能や体全体のバランスを崩してしまうのです。

 また、冷たい飲み物や食べ物によって体が冷えるのも、夏の不調の原因。胃腸の「冷え」は血管を収縮させて血流を悪くし、胃腸の動きも鈍くなるので、「食欲不振」や「胃もたれ」「下痢」などといった不調を引き起こすとされています。

3.夏の胃腸疲れには漢方がおすすめ

 「自分が倒れてしまったら家族に迷惑がかかる」と思い、しっかり食べ、体力を取り戻したいと考えていた幸子さんは、たまたま「湿気と暑さのせいで、胃腸の疲れを感じる人が増えている」というネット記事を見つけます。

 その記事で胃腸の疲れや季節性の不調は、漢方で体質改善するのがおすすめだと知り、さっそくネットで検索し、漢方を頼めるサービスを利用してみました。そこで、夏の過酷な熱と湿気によって胃腸がダメージを受けやすいことや、体の冷えが胃腸の疲れを助長させていると指摘されたそう。

 また、そのネットサービスの薬剤師から「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬を勧められ、さっそく飲み始めたところ、次第に食欲不振は改善。幸子さんは「肌のハリとツヤも戻って、気分も晴れやかに。最近は、子どもと一緒にスイミングスクールに通うほど、体調がよくなりました」と、笑顔で話してくれました。

3-1.漢方で弱った胃腸を元気にする

 「夏の蒸し暑さで食欲がない」「胃腸が疲れて元気が出ない」といった幸子さんのような悩みを持つ方には、漢方薬がおすすめ。自然由来の漢方薬は、食欲不振の改善も期待できます。

 夏バテに限らず、漢方薬は、繰り返す胃腸の不調を体の内側から改善する効果が医薬品として認められています。自然の素材が体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれており、体質改善によって心と体を整えることも特徴。幸子さんのように日々忙しい方も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるのではないでしょうか。

・五苓散(ごれいさん):口がよく乾き、むくみやめまい、下痢症状などがある方
湿気や飲酒などが原因で体に溜まった余分な水を、体の外に出してくれます。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):だるくて疲れやすく、食欲不振の方
エネルギーを補い、胃腸の消化吸収機能を整えて、病気に対する抵抗力を高めます。

・安中散(あんちゅうさん):冷え性で痩せ型、ストレスからくる胃痛がある方
胃の痛みや炎症を鎮め、胃酸を中和する健胃作用があります。

 ただし漢方薬は、体の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの種類から自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんなときは、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAIが、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

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4.元気な胃腸で夏バテを予防しよう!

 暑い日は、冷たい飲み物を飲んだり、冷房がキンキンにきいた部屋で過ごしたくなったりするもの。しかし、これでは暑さと湿気で弱った胃腸に、ますます負担をかけてしまいます。室内環境に気をつけるなど、体を冷やしすぎないようにして、胃腸に疲れを溜めない規則正しい生活を心がけましょう。

 このような予防策でも改善がみられなかった方は、漢方薬を試してみることもおすすめ。万全の体調で夏を楽しみましょう!

汗っかきな42歳女性、「大人のあせも」で周囲の目が気になる! 塗り薬も効果薄……悩みの体質から改善した方法とは?

 「ベタつく汗で体中がかゆい」「あせもがひどくて、半袖を着るのが恥ずかしい……」みなさんは、こんな悩みを抱えていませんか?

 暑い夏に吹き出す汗は、スポーツや温泉などでスッキリかく汗とちがって不快ですよね。夏場の汗はさらに、「あせも」などの肌トラブルを引き起こす原因にも。そこで今回は、あせもの原因と対処法について薬剤師が解説します。

1.ひどいあせもで引きこもりがちに……周囲の目線も気になる!

 これからご紹介するのは、“大人のあせも”に悩むみのりさん(仮名)42歳のエピソードです。ここ数年、夏場にあせもができて困っているというみのりさん。もともと汗っかきな体質だといいます。

「保育士の仕事をしているので、天気がいい日はほぼ毎日、子どもたちと汗だくになって一緒に園庭を走り回っています。保育室は室温を下げすぎてはいけないので、部屋に戻っても汗はなかなか引きませんし、最近はウイルス対策の室内換気のため、窓を開けて過ごすことが多い。そのため、室内にいても滝のような汗が止まらず、最近、ひどいあせもができてしまったんです」

 子どもたちの世話でバタバタしているから、自分のことは後回しになりがちですが、拭いきれなかった汗は、そのままあせもの原因に……。特に首元や腕といった目につくところのあせもは、周囲の視線も気になってしまい、大きな悩みを抱えてしまったそうです。

「外に出て汗をかきたくないから、休日はエアコンのきいた部屋に引きこもるようになりました。肌を出していると、無意識にボリボリとかいてしまうため、長袖や首元の隠れる洋服を選ぶようになったんです。しかし、ますます体内に熱がこもって、汗が出るようになった気がします」

 皮膚科から塗り薬を処方されたものの、汗で流れ落ちてしまうためか、あまり効果を感じなかったそう。かゆみ止めの薬を飲んでも、あせも自体が治ることはなかったといいます。

「これ以上、あせもがひどくなるかもしれないと思うと、仕事中もなかなか外に出られなくなってしまいました。暑い夏だって、大好きな子どもたちと思いっきり触れ合って遊びたいのに……何かいい方法はありませんか?」

 あせもは、汗腺から汗がスムーズに排出されないことで起こります。

 汗は体の熱を冷まし、体内の老廃物を外に出す大切な役割を担うものです。しかし、大量に汗をかいてそのままにしておくと、アカやホコリが汗腺の出口に詰まってしまうことがあり、汗が汗腺にたまって炎症を起こしてしまいます。これが「あせも」の原因です。

3.「あせも」には漢方がおすすめ

 「塗り薬以外の方法で、あせもを治すことができないものか」と考えていたみのりさん。偶然、テレビで「猛暑であせもが増えている」というニュースを目にします。そこでは、薬剤師が塗り薬以外に漢方薬を勧めていたそう。

 さっそくネットで検索し、漢方薬をネットで頼めるサービスを発見。「これは便利!」と試してみると、「桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)」という漢方薬を勧められました。飲み始めてみたところ、次第に大量の汗をかくことがなくなり、あせももできにくくなったそうです。

「気持ちがかなりラクになって、子どもたちと気兼ねなく遊べるようになりました。今はより積極的に、保育に関われています」

 漢方薬であせもが改善したという、みのりさんのエピソードでした。

3-1.「あせも」ができにくい体質を目指すには?

 漢方医学では、皮膚トラブルの主な原因は、気候や環境変化などによる原因(外因)や身体の不調などによる原因(内因)と考えます。また、「皮膚は内臓の鏡」という考えから、皮膚トラブルは体質的な素因に左右されやすいとされているのです。

 あせも、じんましん、皮膚疾患などの根本改善には、医療現場でも使われている漢方薬がおすすめ。漢方薬は体質に合ったものを服用することで、効果を発揮しやすくなります。

 みのりさんの場合、風邪をひきやすく、寝汗やのぼせが多い体質なのだそう。特に上半身に汗をかきやすく、色白なタイプ。漢方医学では、こうした個人の特徴も、漢方薬を選ぶ際の重要なポイントとなります。体質に合った漢方薬を飲むことで、今起こっている不調の改善だけでなく、根本的な体質の改善を目指すことができるでしょう。

 それでは以下に、あせもによく使われる漢方薬の例をご紹介します。

・桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう):あまり体力がなく、汗をかきやすい方に
皮膚の締まりをよくし、体内に溜まった水気を取り去ります。

・消風散(しょうふうさん):かゆみが強く、温めるとさらに症状が増す方に
かゆみを抑え、熱感を落ち着かせます。蕁麻疹や水虫にも使われます。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

あんしん漢方

4.暑い夏も“サラサラお肌”でさわやかに!

 あせもにならないようにするには、汗をかいたまま放置しないことが重要。こまめに汗を拭いたり、着替えたりするのはもちろん、高温多湿の環境では、エアコンをうまく活用しましょう。

 しかし、このような対策が難しい場合や、体質から見直したい方には、根本から改善するのがベスト。この季節に予想されるあせも対策として、漢方を試してみるのもいいかもしれません。まずは専門家に相談し、夏でもサラサラな肌を目指しましょう!

寝不足で客から大クレーム、それでも「布団に入るのが恐怖」! “こむら返り”に悩む39歳女性、意外な方法で体質を改善!

 「寝ていると急に足がつって、夜中に起きてしまう……」暑い夏になると、こんな経験をする人も多いのではないでしょうか?

 真夏の就寝時に起こりやすい「こむら返り」の原因は、寝室の冷房による体の冷えや脱水だといわれています。では、なぜ体の冷えや脱水がこむら返りを起こすのでしょうか? 今回は、ある女性のエピソードとともに、そのメカニズムと対策についてお伝えします。

1.「布団に入るのが恐怖」! 寝不足で仕事をクビに……

 今回ご紹介するのは、就寝時のこむら返りに悩む美咲さん(仮名)39歳のエピソードです。

 暑さが増してきたここ最近、頻繁に足がつるようになったという美咲さん。なんの前触れもなく激しい足の痛みに襲われ、目が覚めてしまうことも多々あるそう。

「毎晩、布団に入るのが恐怖です。今夜もまた足がつるんじゃないかって不安で……。寝ている間に突然起こるから、もうパニックですよ」

 一度目が覚めるとなかなか寝つけず、次の日は寝不足に。そのうえ、外は灼熱の暑さで、建物に入れば冷房がギンギンにきいています。そんな温度差で体もぐったりしてきて、家事も仕事もはかどらない日々を送っていたそう。そんな中、美咲さんは仕事で大失敗をしたといいます。

「コールセンターで派遣として働いていたんです。それが、今月に入ってクビになってしまいました。理由は、受電件数が極端に少ないから。熱帯夜でこむら返りが続いたせいで、日中にぼうっとしてしまうことがよくあり、電話が鳴っても取れないことが多くて……。さらに、お客さまにうっかり間違ったご案内をしてしまい、大きなクレームにつながりました。クビになったのは、これが決定的だったようです」

 学生時代から趣味でテニスを続け、体力には自信があったという美咲さん。これまで、大きな不調を抱えたこともなかったといいます。

「今は貯金を崩しながら求職活動中です。なんとか生活をつないでいるけれど、『早く次の仕事を見つけなければ』と思って焦っているのは気持ちばかりで、体が追いつきません。求職活動をしてても1日中眠くて、疲れているのに寝入るのが怖い……。夜はぐっすり眠り、朝から元気に活動できる普通の日々を取り戻したいです」

 「こむら返り」は、足のふくらはぎが強い痛みとともにけいれんする症状。こむら返りが起こるメカニズムは複雑ですが、その原因の多くは、ミネラルバランスの乱れだといわれています。

 筋肉の収縮や神経の伝達に重要なミネラルは、「カリウム」と「カルシウム」、さらにこれらの調整をしている「マグネシウム」。このバランスが崩れると、神経伝達に支障が生じ、足の筋肉はけいれんを起こすことがあります。これが「こむら返り」です。

 なお、ミネラルバランスの乱れは、加齢や疲労、そして、脱水や冷えなどによって引き起こされます。

3.こむら返りには漢方薬がおすすめ

 こむら返りが続いたせいで仕事に影響を及ぼし、とうとう職を失ってしまった美咲さん。時間ができ、実家に帰省した際に母親から意外な提案を受けたそう。

「母に相談したら、漢方を勧められました。還暦をとっくに過ぎた母ですが、たしかに病気ひとつせず元気。『漢方薬を飲み始めてからは、足がつることなんてない』というのです」

 さっそく自宅に戻り、通えそうな漢方薬局を調べてみた美咲さん。ところが、近所に相談できそうな漢方薬局はなく、諦めかけていたところ、ネットでも相談しながら頼めるサービスがあることを知ります。

「本当は、母が飲んでる漢方薬を分けてもらおうと思ったんです。そうしたら『本人の体質に合ったものじゃないと効かないから』って断られました。そこで、ネットのサービスを利用してみたのですが、専門家が相談に乗ってくれて、こむら返りの改善に効果があるという『芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)』を処方され、飲み始めてみました」

 その後の様子をうかがうと、「こむら返りに悩まされてきた夜がウソのよう。今では朝までグッスリ眠れるようになりました」とのこと。そして、仕事が決まったことを笑顔で報告していただきました。

3-1.「こむら返り」に漢方薬がおすすめの理由

 漢方医学では、こむら返りは「血(けつ)」の不足で起こると考えます。血は、全身の組織や器官に栄養を与えるものなので、爪がもろかったり、肌にツヤがなく、顔色が青白かったりする方は、血が不足している可能性があり、こむら返りになりやすいのです。

 そのため、こむら返りに使われる漢方薬は、乱れた体内のミネラルバランスを整え、血の循環をよくすることで、体の内側からの症状改善を目指すもの。つまり、漢方薬は足のけいれんや足のつりを一時的に抑えるだけでなく、腰痛や冷えやすい体質、月経不順など、根本的な体質の改善も期待できます。

・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):体力に関わらず使用でき、筋肉の急なけいれんを鎮めます。

 漢方薬は、ご自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることも。しかし、たくさんの漢方薬から、ご自分に合った漢方薬を見つけるのは大変ですよね。

 そんな時は、「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。漢方に精通した薬剤師とAI(人工知能)が、あなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が便利です。

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4.熱帯夜もグッスリ睡眠で、灼熱の昼間を元気に過ごそう

 暑くて寝苦しい日は、寝る前に水分を摂ってから布団に入りましょう。睡眠中に汗を大量にかくことで、知らず知らずのうちに脱水を起こしていることがあるためです。

 また、熱中症を避けるために、冷房で室温や湿度を適切な数値に設定し、眠りやすい環境をつくることも大切。そして、「きちんとタオルケットを足までかけて寝る」「長ズボンをはく」など工夫して、体が冷えすぎないように注意しましょう。

 それでも、こむら返りの症状が改善しない場合は、専門家に相談して漢方薬を利用するのも、選択肢の一つとして覚えておいてくださいね。