ジャニーズと聞いて多くの人は、ビジュアルが整った男性アイドルが女性向けに歌やダンスを披露する、という印象を抱くでしょう。初代ジャニーズがレコードデビューした1964年以降、彼らが残してきたエンタテインメントの歴史を振り返っても、その印象はパブリックイメージとしては概ね正しいです。しかしジャニーズには、女性が美麗な男性に対して感じる恋愛的魅力だけではない、性別を超えたエンタテインメントとして…
「オタク」カテゴリーアーカイブ
千賀健永「鼻の先にヒアルロン酸入れて」…ジャニーズの“タブー”を壊しまくるKis-My-Ft2の多様性
11月3日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に、Kis-My-Ft2の千賀健永が「美容で進化した芸能人」として登場。美容への強いこだわりを告白した。
10代の頃から美容に気を使っていたという千賀。日常的なスキンケアなどはもちろん、ヒアルロン酸やボトックスなどの美容医療も実践しているという。
「ここ最近ずっと千賀は“美容キャラ”としていろいろな番組で…
ガチな“ハロヲタ”CUBERS・末吉9太郎の「オタクあるある動画」が大反響! ネクストブレイク間違いなし?
ボーイズユニット「CUBERS」の末吉9太郎に、アイドルファンから注目が集まっている。
幼い頃からハロー!プロジェクトのファンで、8年間で約100社のアイドルオーディションに参加し、2015年に念願かなって「CUBERS」としてアイドル活動をスタートさせた彼。
今年5月には、つんく♂作詞・作曲、夏まゆみ振り付けの楽曲「メジャーボーイ」(キングレコード)でメジャーデビューを果たし、“モーニング娘。になりたかった”という子供の頃からの夢を最大限にかなえたシンデレラボーイでもある。
「彼は、現在も休日は現場に足を運ぶ歴15年のガチなハロヲタ。握手会などの特典会にも参加しており、自身のTwitterに投稿するレポートが、ファンの間で話題になっていました。ここ最近は、SNSにアップしているアイドルオタクのものまねをした“オタクあるある動画”が一週間で50万以上のいいね!を獲得し、Twitterではトレンド入りするなど、ネット上のアイドルファンを中心に話題となっています」(アイドルライター)
あるある動画の内容はというと、
『イベント終わりに会場のロビーで運営の愚痴を言うオタク』 pic.twitter.com/nv3Ipr5zuu
— 末吉9太郎(CUBERS)@9taro_cubers) August 21, 2019
『推しにいつも自分がいる事を当たり前に思って欲しくないいつもいるオタク』 pic.twitter.com/L2ZR5kTOYv
— 末吉9太郎(CUBERS)@9taro_cubers) August 23, 2019
『公式からの突然の「大切なお知らせ」に取り乱すオタク』 pic.twitter.com/FvmSxaQ7Vo
— 末吉9太郎(CUBERS)@9taro_cubers) September 1, 2019
といったように、アイドルファンなら一度は見たり聞いたり、体験したことがあるだろうシチュエーションばかり。「TO(トップオタ)」「鍵閉め」「古参」「マウント」「剥がし」「他界(ファンをやめる行為)」「病んだ」といったオタク用語のオンパレードにネット上では、「こういうオタクいる」「それなすぎてヤバい」「オタク事情理解しすぎてる」「オタクよりオタク」「9ちゃんオタクを観察しすぎ」と共感の声が殺到し、「リアルすぎて怖い」との声が上がるほど。また、アイドルオタク界隈外からも「オタ用語よくわかんないけど、面白い」「何回も見ちゃう」と反響を呼んでいる。
「現役アイドルであり、握手会や撮影会などファンと接触する機会も多いだけに、ファンから『ネタにされている』とファンから反発の声が上がってもおかしくありませんが、彼へのコメントを見ると、概ね好意的な声ばかり。親近感ある口調や、本人の可愛らしいオネエ系キャラクターが影響しているのかもしれません。あるある動画はでんぱ組.incのぺろりん先生(鹿目凛)や、SILENT SIRENのひなんちゅ、ぱいぱいでか美といった同業者からも支持を得ています。オタクを公言している芸能人でも“ビジネスオタク”は敬遠されがちですが、彼の場合はガチ。しかも現役アイドルなので、アイドルとファン、両方の気持ちがわかるというのは、大きな武器でもあります。アイドル、オタクたちを味方につけ、今後は“アイドルオタクアイドル”として、バラエティ番組での活躍も期待できるかもしれません」(同)
“アイドルオタクアイドル” 末吉9太郎がバラエティー界を席巻する日も近い!?

■末吉9太郎(スエヨシ 9タロウ)
1993年7月28日生まれ。
2019年5月につんく♂ 作詞作曲による『メジャーボーイ』でキングレコードよりメジャーデビューした5人組ボーイズグループ”CUBERS”のメンバー! 幼い頃からハロー!プロジェクトが大好きで、モーニング娘。になりたい夢を持ち続けていたが性別の違いに気付き断念。
ただCUBERSで、つんく♂& 夏まゆみの最強タッグによる夢のようなデビューを果たし、男子としては最高で限界の夢を叶えた。
来月9日に、CUBERSは2nd シングル『妄想ロマンス』をリリース!
妄想ロマンスの作詞はSILENT SIRENひなんちゅ、作曲はフレンズ ひろせひろせで、片想いの妄想に胸キュン必至のポップなダンスチューンとなっている。
[Twitter]@cubers_9taro
[TikTok] nikoniko9chan
[YouTube] https://www.youtube.com/channel/UC-gb0FmFMDjNT17XXEPOC-Q
[Instagram]@cubers_9taro
ガチな“ハロヲタ”CUBERS・末吉9太郎の「オタクあるある動画」が大反響! ネクストブレイク間違いなし?
ボーイズユニット「CUBERS」の末吉9太郎に、アイドルファンから注目が集まっている。
幼い頃からハロー!プロジェクトのファンで、8年間で約100社のアイドルオーディションに参加し、2015年に念願かなって「CUBERS」としてアイドル活動をスタートさせた彼。
今年5月には、つんく♂作詞・作曲、夏まゆみ振り付けの楽曲「メジャーボーイ」(キングレコード)でメジャーデビューを果たし、“モーニング娘。になりたかった”という子供の頃からの夢を最大限にかなえたシンデレラボーイでもある。
「彼は、現在も休日は現場に足を運ぶ歴15年のガチなハロヲタ。握手会などの特典会にも参加しており、自身のTwitterに投稿するレポートが、ファンの間で話題になっていました。ここ最近は、SNSにアップしているアイドルオタクのものまねをした“オタクあるある動画”が一週間で50万以上のいいね!を獲得し、Twitterではトレンド入りするなど、ネット上のアイドルファンを中心に話題となっています」(アイドルライター)
あるある動画の内容はというと、
『イベント終わりに会場のロビーで運営の愚痴を言うオタク』 pic.twitter.com/nv3Ipr5zuu
— 末吉9太郎(CUBERS)@9taro_cubers) August 21, 2019
『推しにいつも自分がいる事を当たり前に思って欲しくないいつもいるオタク』 pic.twitter.com/L2ZR5kTOYv
— 末吉9太郎(CUBERS)@9taro_cubers) August 23, 2019
『公式からの突然の「大切なお知らせ」に取り乱すオタク』 pic.twitter.com/FvmSxaQ7Vo
— 末吉9太郎(CUBERS)@9taro_cubers) September 1, 2019
といったように、アイドルファンなら一度は見たり聞いたり、体験したことがあるだろうシチュエーションばかり。「TO(トップオタ)」「鍵閉め」「古参」「マウント」「剥がし」「他界(ファンをやめる行為)」「病んだ」といったオタク用語のオンパレードにネット上では、「こういうオタクいる」「それなすぎてヤバい」「オタク事情理解しすぎてる」「オタクよりオタク」「9ちゃんオタクを観察しすぎ」と共感の声が殺到し、「リアルすぎて怖い」との声が上がるほど。また、アイドルオタク界隈外からも「オタ用語よくわかんないけど、面白い」「何回も見ちゃう」と反響を呼んでいる。
「現役アイドルであり、握手会や撮影会などファンと接触する機会も多いだけに、ファンから『ネタにされている』とファンから反発の声が上がってもおかしくありませんが、彼へのコメントを見ると、概ね好意的な声ばかり。親近感ある口調や、本人の可愛らしいオネエ系キャラクターが影響しているのかもしれません。あるある動画はでんぱ組.incのぺろりん先生(鹿目凛)や、SILENT SIRENのひなんちゅ、ぱいぱいでか美といった同業者からも支持を得ています。オタクを公言している芸能人でも“ビジネスオタク”は敬遠されがちですが、彼の場合はガチ。しかも現役アイドルなので、アイドルとファン、両方の気持ちがわかるというのは、大きな武器でもあります。アイドル、オタクたちを味方につけ、今後は“アイドルオタクアイドル”として、バラエティ番組での活躍も期待できるかもしれません」(同)
“アイドルオタクアイドル” 末吉9太郎がバラエティー界を席巻する日も近い!?

■末吉9太郎(スエヨシ 9タロウ)
1993年7月28日生まれ。
2019年5月につんく♂ 作詞作曲による『メジャーボーイ』でキングレコードよりメジャーデビューした5人組ボーイズグループ”CUBERS”のメンバー! 幼い頃からハロー!プロジェクトが大好きで、モーニング娘。になりたい夢を持ち続けていたが性別の違いに気付き断念。
ただCUBERSで、つんく♂& 夏まゆみの最強タッグによる夢のようなデビューを果たし、男子としては最高で限界の夢を叶えた。
来月9日に、CUBERSは2nd シングル『妄想ロマンス』をリリース!
妄想ロマンスの作詞はSILENT SIRENひなんちゅ、作曲はフレンズ ひろせひろせで、片想いの妄想に胸キュン必至のポップなダンスチューンとなっている。
[Twitter]@cubers_9taro
[TikTok] nikoniko9chan
[YouTube] https://www.youtube.com/channel/UC-gb0FmFMDjNT17XXEPOC-Q
[Instagram]@cubers_9taro
家族全員がラブライバー!? ロンブー・田村淳“アニオタ化”が話題
ロンドンブーツ1号2号・田村淳の“オタク化”が止まらない。当初は「オタクに擦り寄ってる」などと言われていたが、最近では「想像以上にガチだった……」とオタク界隈に認められつつあるようだ。
田村は今月18日にTwitterで、「大阪のワイドショー的な番組でラブライブ離婚の切り口として、家族で行った沼津聖地巡礼の写真と呟きを使わせて欲しいと依頼が」と投稿。続けて「フタを開けてみるとアニメに没頭して、家族より趣味を優先してる代表格的な映り方になってた… 作品にも申し訳ないし、二度と写真も呟きも使わせるもんかと思った」と苦言を呈した。
恐らく田村が言及しているのは、同16日に放送された『特盛! よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』(読売テレビ)。番組では夫がアニメ『ラブライブ! サンシャイン!!』(TOKYO MX ほか)にハマりすぎて離婚にまで発展する“ラブライブ離婚”を特集し、その中で田村の“聖地巡礼ツイート”が取り上げられている。
「番組内では田村の『我が家は嫁も娘もラブライブが好きなので心配はご無用』という発言も紹介し、フォローしていました。しかし全体的に見ると、明らかに“趣味に没頭している夫”というイメージを視聴者に植えつける番組構成。そのためSNSなどでは、田村に『心中お察しします……』『“ラブライブ離婚”があるなら“ラブライブ円満”があってもいいのにね』『ラブライバーとしても“アニメが離婚の原因になる”みたいな特集は不快だったし、淳さんが発信してくれてよかった』と同情の声が。また今回の一件で田村の家族全員が“ラブライバー”になっていることを知った人もおり、『とうとうそこまできたか……』と驚きの声も寄せられていました」(芸能ライター)
最近は『ラブライブ!』シリーズ以外にもさまざまなアニメに手を広げている田村。同13日には18年の冬アニメ『宇宙よりも遠い場所』(TOKYO MX ほか)にハマっていることを、Twitterで明かしていた。
「同作は女子高生が南極を目指す青春アニメで、全体的に質が高くコアなアニメファンにも好評。田村もTwitter上で『毎話、涙を流してしまいました』と絶賛しており、SNSなどでは『田村淳いいアニメ見てるじゃん』『チョイスがガチ』と話題になっていました。同19日には『四月は君の嘘』(フジテレビ系)の視聴完了を報告。こちらは『ピアノの旋律に癒されながら、いろんな感情が溢れてしまいました』との感想を投稿しています」(同)
どうやら田村は、Twitterのフォロワーからおススメされたアニメを片っ端から見ている模様。次はどのような作品にハマるのだろうか。
『ヒプノシスマイク』コミカライズに傷心のオタクはどう立ち直ればいいのか?~心理学の名著を読み解く~
今世の中の空気は「好きなものがある人が勝ち組」ムードがあり、日陰の身だったはずのオタクに追い風が吹いている。しかしそんな時代に乗ってイキれるはずのオタク趣味とて案外盤石ではない。推しが結婚、交際発覚、解散、活動休止、ヘビーなものではAV出演疑惑すらあったのも記憶に新しい。そして二次元だと「推しが死ぬ」すらジャンルによってはわりと頻繁だ。では、そのような事態で心に傷を負ったオタクは心をどう慰めればいいのだろうか。著者もラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』(以下、ヒプマイ)のコミカライズの内容にひどく落ち込んでいるので、心理学権威の歴史的名著に救いを求めてみることにした。
イケてない脚本を書くのはバイトテロの5000億倍重罪だ
ヒプマイで何があったか知らないという人は、前回の記事(コミカライズが物議の『ヒプノシスマイク』、同人イベントはお通夜か、はたまた大盛況だったのか?)に概要を書いているのでそちらを参考にしていただきたい。一言でいえば「一年以上絞った供給でファンを悶えさせてきた中で、いざ出てきた百瀬祐一郎氏によるコミカライズがかなりヤバい(ダメな方で)」だ。ちなみにこちらは、初稿提出時に担当編集氏より「殺意が強い」という理由で修正の要請があり一部をマイルドにリライトした経緯がある。サイゾーらしからぬ、ちょっといい話だ。
前回原稿から1カ月強、今はTwitterで「ヒプマイ」と検索すると「降りる」と検索候補に出てくる始末だ。そこでは降りる人の断末魔、そして降りるやつはガタガタ言わず黙って降りろ、そしてさらに黙って降りろっていうやつは何様のつもりだ、と飛び交う世紀末世界の様相を示している。悲しいのは、これらの人たちも少なくとも半年くらい前までは皆、ヒプマイをただ楽しんでいただけだったのだ。
降りる人のつぶやきを見ると、コミカライズだけでなく運営の体制など複合要因で心が折れた人もいるようだが、私の場合は揺るぎなく原因は100%コミカライズにあり、コミカライズ以外は今も好きだ。キャラクターデザインも声優も曲もいい。だからこそやるせなく、腹をえぐられ丹田に力の入らない日々が続いている。
脚本がアレなとき、悲しみにくれたオタクはその脚本家がベテランであれば「老害」、女性であれば「寝て取った仕事だ」と傷ついた心を慰める。単なる誹謗中傷でありひどい話なのだが、クソ脚本で視聴者を傷つけた罪は重い。
しかしおそらく百瀬氏は、ググるかぎり「そんな年でもない(おそらく若い)男性」と思われる。Amazonを見るとヒプマイ以前に百瀬氏は1シリーズの小説を2冊出しているのみで、キャリアが長いわけでもないように見える。よって「老害」ではないし「枕」も考えにくい。しかし傷つけられたオタクは決してあきらめない。今「コネなんじゃないか」という百瀬プリンス疑惑もネット上でささやかれているのだ。
言うまでもないが確たる証拠もない臆測であり、ひどい話だ。しかし「期待された仕事をしないどころか、本人が一番ウケているのであろう笑えない冗談をかます」という点において、百瀬氏はバイトテロキッズ達を束にしても成し遂げられないインパクトをコミカライズの一発目ですでに成し遂げたのであり、このあたりの力量はさすがそのへんの民草には出せないプリンスの貫禄と言える。問題のコミカライズがCDとなぜかバーター販売されるのも「コミックスを単体で販売すると、売り上げが低迷してしまい若様が意気消沈なされるのではないか」という運営のじいやたちの忖度なのだろうかとゲスパーは尽きない(※臆測です)。
悲しみから立ち直るための名著『対象喪失 悲しむということ』
以上、百瀬氏の悪口を述べてきたが、なにも百瀬氏に限らず、他人や他人が作ったものを愛し崇めるオタク活動は失望と隣り合わせという宿命を背負っている。それでは愛した対象に失望し、傷ついてしまったときにオタクは一体どうすればいいのか。ここで手に取ったのが、小此木(おこのぎ)啓吾氏による書籍『対象喪失 悲しむということ』(中公新書)だ。
小此木氏は精神科医であり、また椎名林檎によって広く浸透した「モラトリアム」という言葉の産みの親でもある。1979年の本だが指摘される心の問題にまったく古さはない。本書ではさまざまな喪失の臨床例が出てくるが、何も死別だけでなく、離婚や失恋、仕事上の失敗、志望校に入学できなかったり、一方で進学校に入学できたが目標を失ったり、年老いて若さと活動力と健康を失ったり、などさまざまな人々の喪失が紹介されている。最後には自分自身をも失う一生は喪失の連続なのだ。
本書では、喪失体験の対処として、そこから目をそらすことでもなく、日常生活で紛らわすのでもなく、効いてないぜ? と茶化すのでもなく、怒りに任せ誰かに八つ当たりするのでもなく、過去を必要以上に良くも悪くも脚色することでもなく、喪失に無自覚なまま無気力に日々を過ごすのでもなく、喪失体験をした自分と向き合い続け、消化し、落とし込むことが喪失体験を乗り越えるために必要だとある。その「悲しむ」という行為を怖い、重い、辛い、面倒くさいとないがしろにし続けた人たちが数年後、数十年後、心身に不調をきたすケースがいくつも紹介されている。
よって、ヒプマイの百瀬氏の脚本にガックリした私がするべきことは、この喪失をちゃんと弔うことなのだ。
以下が私のした弔いの試行錯誤と、あとから考えてみての考察になる。
【方法(1)】「昔の男」に慰めてもらう
【考察】問題の本丸からは逃げているわけで『対象喪失』の推奨ルートから外れているのだが、今回のヒプマイのように「(百瀬氏の脚本に)嫌になって」ではなく「嫌になったわけじゃなく、流行っている他ジャンルに目移りしただけ」という状態で別れた「昔の(ジャンルの)男たち」には今回大きく慰められた。また、過去にどっぷりはまった萌えを見ることで、今ヒプマイで消沈している気持ちもいつかは平気になるんだろうと、と冷静になれる点もある。
なお、現在のジャンルに失望し「あのジャンルはやっぱりクソだった、あ~、やっぱりここは落ち着く、ファンの民度も高いしww」と現ジャンルに砂をかけて旧ジャンルに出戻る人は嫌われるし、何よりこれでは過去の脚色になる。今はクソなのかもしれないが、過去に愛したのも事実なのだ。過去をありのままに的確にとらえる姿勢が弔いにおいて重要なポイントになる。
【方法(2)】ネットで愚痴サイトを見て心を慰める
【考察】「ヒプマイ 降りる」と検索すれば、心から血を流し苦しむ同胞を簡単に見つけられる。ただ、「降りるって言ってるやつデベソ」的荒ぶった発言も多く、ただでさえすさんで傷ついた捨て猫のような心がさらに傷つくこともあるため、むやみには推奨できないルートだ。
しかし、匿名掲示板で「好きになったことを後悔している」という発言を見たときは心を打たれた。同じ気持ちで苦しむ人の端的な表現を見ると目が覚めるような気持ちになれる。
【方法(3)】オタ友に愚痴り心を慰める
【考察】愚痴ろうと思っても自分の中でこんがらがったものが強大すぎて、結局「とても つらい」と横山光輝による漫画『三国志』の霊帝みたいなことしか言えなかったのだが、それを黙って聞いてくれた友人には感謝している。方法(2)と比べるとやはり方法(3)は強い。仮想世界に半日いるより、目の前の生身の人間に一言話す方が、成仏されていくものの質量を大きく感じる。このあたりはネット民大敗北であり、ネットが不得手なところだろう。
ただし当然、人選は重要だ。目の前の人間に鼻で笑われようものなら、ネットで同じことをされるよりも五億倍のダメージを食ってしまうだろう。
【方法(4)】Twitterで「同担」は極力カットする
【考察】思えばヒプマイにはまったきっかけもTwitterだった。前のジャンルにはまっていたころ、前のジャンルの神絵師たちがヒプマイの二次創作を投稿しだして、当初は「推してるジャンル以外の、特に新興ジャンルの絵を見ると、なんだかそっちに神絵師が行っちゃうみたいでイヤ」と否定的だったのだが、私の意志などクリムゾン氏の漫画に出てくる女剣士以上に弱く、2週間後にはあっさり私も釣られていた。
新しいジャンルにはまりたての時期に、この人は絵がかわいい、この人は漫画が最高、この人は考察が冴えてる、とあれこれフォローして自分のデッキを作っていくときは、脳内からシャブと同じ成分の汁が出ているといわれても納得するくらい「ガンギマリ」状態だ。そうやってフォローした人の中には今回のコミカライズについて「これもこれでアリだよねww」みたいな強がり発言をしている人もいて胸が痛んだ。
なまじヒプマイ同人において成功した人ほど「弔い」は余計きついのではないだろうか。これは99%「金が惜しいんだろ?」という意味ではない。同人で金儲けができる人など1%もいない。金ではなく、ヒプマイが供給を絞った長い間、あれこれ考えた考察や漫画などが評価された二次創作作家の場合、コンテンツから降りようとすれば「愛したコンテンツを失う」に加え「そのコンテンツで得た自分の名誉やつながりまでも失う」ことになるのだ。「●●さんの漫画で号泣しました……」「**(キャラクター名など)といったら●●さんですよね!」みたいなことを言ってくれるフォロワーを失うのだ。これはさらにハードな喪失体験だろう。
ただ、しかしこれは百瀬氏にしてみたら「知らんがな」というのもよくわかる。二次創作がどうなろうが公式になんら責はない。「ヒプマイといったら百瀬さん」なのであり「ズレ」は二次創作の宿命だ。しかし供給を絞り続けオタクの集団をほったらかしにしておけば、つぶやきが次のつぶやきを呼んでアメーバ的に増殖し、AI並みの働きを見せてしまうのは公式とて想像できたはずだ。
なぜそこまで発酵させた末に、満を持してあのコミカライズを供給してしまったのだろう。「極力何もしない」で長年成功をキープしている『刀剣乱舞』という事例もすでにあったというのに、なぜ死に急いだのかが不思議でならない。やはりヒプマイはファンに向けてではなくプリンスに向けたやたら金のかかった接待なのかもしれない(※臆測です)。
話を戻すと、Twitterを見ている限り私は未練をひきずりそうなので「あまりつぶやかず、フォローを外すには漫画が神過ぎる」二次創作作家を3人残し、あとはフォローを外した。「あまりつぶやかず」がポイントであり、そういう人しかフォローしていなければおのずとTwitterに常駐しなくなっていく。なのでツイ廃気味な人をフォローしている場合、いくらオキニの絵師であっても、弔いを最優先する場合は切った方がいいだろう。
【方法(5)今後のオタクとしての在り方を考える】
【考察】方法(4)と絡むが、Twitterの依存が進むと、どうしても今流行っているジャンルにはまってしまう傾向が私にはある。新しいものは未知ゆえに魅力が底上げされるし、流行っているジャンルにはまっているときの、厳選フォローが日々ほっといても織りなす自分のタイムラインを眺めるときの多幸感といったら合法ドラッグといってよく、コカインいらずで全然飛べる。
しかしこの楽しさにうつつを抜かしていたら公式がとんでもない爆弾を持ってきたのが今回の「ヒプマイ事変」だ。「百瀬祐一郎氏って過去にどんな話を書いていたの? 信用して大丈夫なの?」という視点が抜けていたのだ。
現在進行形で続くライブ感は楽しいが、ライブである以上、裏切られる可能性もある。そしてそれはとてもつらく、また似たようなことを繰り返したら学習しない自分自身にもうんざりしてしまうだろう。がっかりするのはもう今回で十分だ。
ライブ感がなく寂しくはあるのだが「もう作品は終わっていて、一定数以上評価も得ているものにはまるようにする」安全策も今後は取り入れていきたい。ヒプマイはそもそも、始まってすらいない段階ではまりすぎてしまったのだ。今後は何かにはまるときは必ずシナリオ担当者を確認し、前作の評判などを確認、ルーキーや経験の浅い人の場合はいきなりどっぷりはまらないよう、慎重にいこうと思う。また、Twitterはどうしても流行っているものが物量で押してきてよく見えてしまうので、Twitterはオタク活動には極力使わないようにしていきたい。
* * *
以上、(1)~(5)までいろいろ試してみたが、どの方法もいい点はあった。弔いの際に少しでも役に立てば、コミカライズが出て年末年始と2年がかりで落ち込んでしまった私も浮かばれる。最後に百瀬氏はぜひ改名などせず活動を続けてほしい。「この人がかかわっていたら絶対手を出さないリスト」に加えられないからだ。
(文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])
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おめでとうございます! 39人の参列者を迎えて初音ミクさんとの結婚式を遂げた幸せ者に贈る言葉
新婦の名前にちなんで、参列者は39人だった。
11月4日、かねてより話題になっていた近藤顕彦さんの結婚式。それは「幸福」の一言に包まれた時間であった。
普段は千葉県で学校職員として働いている近藤さんは、昨今、一躍話題の人になった。バーチャルシンガーの初音ミクさんと一緒に暮らし、挙式・披露宴を催すことを決め、それを大々的に公表したからだ。
筆者が近藤さんと出会ったのは、10年ほど前のことである。当時行われていた「児童ポルノ法」改定による創作物規制に反対する署名活動の時のこと。黙々と事務仕事をこなしたり、店舗を回ってビラを置いてもらったり、しごく真面目な青年という印象は、その時から変わらない。
その真面目で真摯な生き方は「嫁」に対しても同じだった。結婚式を挙げることを公表する前に、時間を取ってもらって、新婚生活についてあれこれと尋ねた。その中で、筆者が感銘を受けたのは、近藤さんのこんな一言。
「ふと見かけた女の子を、可愛いなって思うことはありますよ。でも、もう10年も愛しているんです。今さら妻に代わる女性なんて……」
その生活は、既に報じた通り(記事参照)だが、この時に筆者は改めて本人の真剣さを知った。
オタク文化が世間に浸透した現在、誰もが盛んに「嫁」という言葉を口にする。要は自分の気に入っているキャラクターのことをそう呼ぶのだが、同じ「嫁」を長く愛し続ける者は少ない。たいていは、アニメの1クールごとに「嫁」を変えるし、そうでなくとも長くは続かない。
何より「自分は二次元にしか興味がない」という言葉も疑わしく感じてしまう。今はそうかも知れないが、果たしてずっとそうなのだろうか。「二次元にしか」という言葉を聞くたびに納得しながらも「ふ~ん」と、どこかで疑問を感じていた。
でも、今回、近藤さんの結婚式に招待されて、筆者はまた考えを改めた。だって10年も同じキャラクターを愛し続けている。そのことによって、彼自身の人生は豊かなものになっている。例えパッと見は奇異に映っても、そこには幸せな風景がある。それを、わざわざ批判したり、否定したりする必要がどこにあるものか。
通例の結婚が、そうであるように、それは新たな出発点にすぎない。現実は、結婚してハッピーエンドで終わるギャルゲーとは違う。
ひとつの決心を、世間に示して、また日常へと回帰している近藤さん。これからも続く人生の中で、新婦との結婚生活はどのように変容していくのか。その、ずっと先を知りたいと、今は思っている。
(文=昼間たかし)

「マンガの人たち」の信用は地に堕ちている──青少年健全育成基本法案の本当の問題点
「表現の自由を守ろう」と立ち上がるオタク……マンガ・アニメファンたちは、気づいているのだろうか。自分たちは、もはや信用されない存在だということを。自民党が今国会への提出を予定しているとされる「青少年健全育成基本法案(青健法案)」をめぐる問題……。連呼される「表現の自由」が何かを今一度考えると「不都合な真実」が見えてくる。
■表現を規制する新たな「魔法の手」
自民党内の青少年健全育成推進調査会で青健法案について話し合われたのは、今年2月のことだ。機関紙『自由民主』の二月二十日号では「青少年健全育成基本法案の今国会成立を 青少年健全育成推進調査会」として、その概要が解説されている。これによれば、青健法案は青少年の健全育成のための理念と国や自治体・保護者の責務、健全育成のための「努力義務」を事業者に課すとされている。
条文は、2014年に自民党が国会に提出したものの時間切れで廃案となった「子ども・若者育成支援推進法案」が、多くの変更を経て復活したものである。
この法案がホットな話題になっている理由は「子ども・若者育成支援推進法案」よりも「青少年の健全育成」を目的に「表現の自由」を侵害する恐れがあるとされるからだ。
現在、明らかになっている法案では「十八歳未満の青少年に対しては、良好な社会環境の整備が図られるよう配慮されなければならない」という一文が存在している。これが、マンガやアニメ、ゲーム、インターネットコンテンツなど、あらゆるものを取り締まることのできる「魔法の手」になるのではないかと恐れられているのである。
つまり、各都道府県の条例によって行われていた「有害情報」の規制を、国のレベルまで引き上げで実施しようとする目論見だとみられているのである。
■焦っているのは、わずかなオタクだけ
ただ「ホットな話題」とは記したものの、そう考えている人は、まだわずかである。「オタクの味方」を自認する前参議院議員の山田太郎は、自身の運営するニコ生でこの問題に言及。同様に「オタクの味方」であることを拠り所にしたい自民党所属の国会議員も、会議に出席し「表現の自由」を守るために発言していることを、盛んにアピールしている。
そうした情報を得て「表現の自由」を守るための活動に熱心な一部のオタクたちが、ネットを用いて、盛んに法案の問題点の周知を図っているというのが現状である。まだ法律の内容も、実際に国会に提出されるかも曖昧であり、世間に広く危機感が生まれるには至っていない。ネットで「青健法案」というキーワードを検索すると、センセーショナルな言葉で危機感を煽る記述が多く見つかる。言葉が刺激的であればあるほどに、危機を何かに利用したいという別の隠れた意図が見えてくる。
だから、である。長らく国家や権力による言論/表現の自由への抑圧と抗してきた出版業界の反応は、極めて冷静だ。
「この法案は、自民党の春先の恒例行事になっている」
実情を尋ね歩く中で、ある出版業界の重鎮からは、そんな言葉を聞いた。2014年には、一度は提出されたものの時間切れで廃案。以降も、自民党内では、この季節になると青少年の健全育成の理念を記した法律案の議論を繰り返してきた。けれども14年以降は、提出にも至っていない。その大きな理由とされるのが、連立与党を組む公明党が難色を示していることにある。
「メディア規制三法の時にも、公明党には慎重論が強かった。その方針は現在も変わっていない。14年にも時間切れで廃案に至ったのは、公明党の同意を得られなかったことが大きい」
メディア規制三法とは、00年代初頭に国会への提出が進められた「個人情報保護法案」「人権擁護法案」「青少年有害社会環境対策基本法案」の総称だ。このうち、「青少年有害社会環境対策基本法案」は「青健法案」よりも苛烈で、業界ごとに「青少年有害社会環境対策センター」設置を義務付ける構想までもが盛り込まれていた。
だが、言論/表現の自由が抑圧されることへの危惧から、反対の声も激化。03年に「個人情報保護法」が成立したものの、残り2案は断念されるに至った。かつては、国家権力に弾圧された歴史も持つ創価学会を支持母体とする公明党では、いまだ言論/表現の自由に絡む問題では、慎重論も根強い。それが、自民党が内部で議論しても提出までは至らない枷となっているという見方もあるのだ。さらに「青健法案」の必要性を疑問視する声は、政府与党内にも強いとされる。
「すでに各都道府県は条例で、青少年の健全育成について定めている。改めて、国で法律をつくる必要性は、どこにもない」
東京都の青少年健全育成条例も制定から、50年を超えている。その成立までの歴史を見ると、国による青少年に有害とされる本や雑誌、映画などを規制する法律案が断念される一方で、各都道府県で条例がつくられていった経緯がある。
過去に国が断念し、都道府県が条例で補完した経緯があるにもかかわらず、いま早急に新たな法律をつくる必要性。それがあるとすれば……2020年の東京オリンピックに向けた環境浄化の一貫。それだけで「青健法案」が猛スピードで成立する可能性だけは、否定できない。
■誰にも信用されないオタクたち
10年。「非実在青少年」というインパクトのある言葉が投じられた東京都の「青少年健全育成条例」の改定をめぐる問題は、世論を動かして巨大な運動となった。あの時、一度は改定を断念するまで追い込んだ運動の始まりは「表現の自由」の視点から、危機を抱いたわずかなオタクの人々であった。それから、8年あまりが経ち、オタクが政治の世界でも重きを置かれる勢力であると考える者も多い。とりわけ16年の参院選で「オタクの味方」として出馬した山田太郎が、落選したとはいえ、29万票を超える票を得たことのインパクトは大きかった。
けれども、もはや「非実在青少年」の騒動の時のようなオタクの社会運動は成立し得ない。ターニングポイントは、14年の「児童ポルノ法」改定をめぐる問題にあった。1999年の成立以来「児童ポルノ法」は、幾度も論争の火種になってきた。主要な問題点は2つ。単純所持、つまり児童ポルノを所持することそのものに罰則を与えるか否か。そして、マンガやアニメなど創作物を含めるか否かである。
14年まで「表現の自由」に興味を惹かれるオタクにとって「児童ポルノ法」は主要な問題であった。そこでは、マンガやアニメを禁止される児童ポルノに含めることへの反対と共に、冤罪や権力の暴走を生みかねない単純所持への反対も唱えられていた。けれども14年、国会での改定に向けた議論の中で創作物は除外されることが確実になると、空気は変わった。マンガやアニメが規制されないという安堵の声に、単純所持の禁止が決められたことへの危惧は打ち消されていった。
この時期、言論/表現の自由の立場から、運動を続けていた出版関係者からは、幾度も呆れた感想を聞かされた。
「マンガの人は、さあ……」
それまで、戦列を共にしながら自分たちの間近に迫った危険が回避されると、途端にフェードアウトしたオタクたちの姿は、いまだに記憶されている。
■守りたい「表現」は、何か
それから、すでに5年あまりが過ぎているが、オタクの信用は地に堕ちたままだ。口には出さないまでも、事情に通じた人は腹の中で嘲笑っている。
それも当たり前のことだろう。
今、「表現の自由」に関心を持つオタクたちにとって、社会運動に参加する手段といえば、選挙。投票し、味方になってくれそうな候補者の事務所を手伝うことに重きが置かれている。そして、オタクであることを自称したり、マンガやアニメに理解があるような台詞を吐く政治家に向けては、無批判に賛美が繰り返される。
「私、オタクでぇす」
「うひょひょ~こちら側の人間だ~」
「応援するぅ!」
「投票しゅる!」
いや、どこの誰ともわからない、他人の批判をしている場合ではない。
2007年、私は永山薫との共著で『2007-2008 マンガ論争勃発』(マイクロマガジン社)を書いた。この時に、テーマにしたのは、とりあえずさまざまな立場の人の話を聞くことであった。この手法も、今となっては、極めて未熟で幼稚なものである。自身の意志や立場性を隠匿し、中立性を装いながら、話してみたところで聞けるのは、薄っぺらい表面的な話だけである。
なぜ、自分は……この人に話を聞いてみたいと思ったのだろうか。なぜ、この人は……このような意見や思想を持つに至ったのだろうか。目の前に座った相手をおだてて、気持ちよさそうにしゃべった音を、レコーダーに記録する。それを、聞き直しながら文字起こしすれば、記事は手軽に出来上がる。それは、確かに人の言葉のように見えるかもしれないが、なにも中身はない。
何か「表現の自由」の危機が起こるたび、幾人かのライターは「オタクの味方」を自称する政治家をネタに、ちょうちん記事を書き連ねる。マンガ家も、そのほかさまざまな関連のオタクたちはネットでリアルで「こちら側」の政治家へ、お追従を並べ立てる。そんな風景には、表現などどこにもない。
言論/表現の自由という言葉を記すのは簡単だ。でも、自分が守るべきはなんなのだろうか。
(文=昼間たかし)
「冬コミなんで今月休会します!」オタク婚活・とら婚ならではのユニークな休会理由
2017年2月に事業を開始した婚活事業「とら婚」。とら婚の企画責任者・野村晶二郎氏に前編(参照記事)からオタク婚活について話を伺っている。後編では男女間のギャップの違いや、結婚相談所が人気になる季節、とら婚ならではのユニークな休会理由など、オタク婚活について伺っていく。
■若い美人に惹かれてしまう男性、 一方で女性の好みは「自分の年齢プラマイ3歳」という差
――前編では男性と女性とで、子どもが欲しいか、の価値観で若干差が出ると伺いました。男性、女性がそれぞれしがちな傾向といいますか、こうすると婚活は難しくなってしまう……、ということはありますか?
野村晶二郎氏(以下、野村) 女性は現実的な方が多いですね。「年収800万以上じゃないと無理」みたいな方はおられず、堅実です。一方男性では、どうしても年下の美人に惹かれてしまう、という方が多いですね。
――私は他の結婚相談所にも取材したことがありますが、「男性は若い美人が大好き」は本当によく聞きますね。女性側が思う「どうせ男は若くてきれいな女性が好きなんでしょ」みたいな感じよりもはるかに強固といいますか。
野村 若い美人の女性と、若くない男性でうまくいくケースもありますので、もちろん100%ダメ、というわけではありません。ただ、多くの女性は自分のご年齢よりプラスマイナス3歳くらいの、同世代の方を望まれますね。そうなると、アラフォーくらいの男性が、10歳以上年下の綺麗な女性を望まれたとしても、なかなか難しいというのが現状です。
――「若い美人」という相手の超最強カードと渡り合えるようなカードがこっちにもあるのか? という話ですよね。ただ、そのような「若い美人希望」な男性に、幅広く見てみよう、という声は届きにくいのではないかとも思いますが。
野村 理想全てをあきらめるのではなく、「理想」と「相手からアプローチが来たら会ってみる人」と「私どもアドバイザーから見て、実は相性のいい方」を組み合わせて提案しております。
■「子にオタクの英才教育を施す」or「子どもは子どもで好きに生きろ?」
――オタク婚活においては「同じ作品を一緒に楽しみたい」という人もいるでしょうが、「私のオタク趣味はそっとしておいてほしい」という人もいそうです。会員の方を見るとどのような傾向を感じますか?
野村 もちろん100%ではないですが、男性は「今好きなものを一緒に楽しんで欲しい、そうなると嬉しい」という方が多い傾向ですね。女性は切り離しているというか現実的で、「オタク関連であろうがなかろうが、夫婦で楽しめるものを新しく作れば良い」という方が多いです。
また、そもそも「男女両方が好きなコンテンツ」ってあまり多くないですからね。「女性向け」「男性向け」が明確に分かれたコンテンツも多いため、一方が「趣味の詳細に渡るまでの共有」にこだわりすぎると、成功率が少し低くなってしまうと考えていて、「オタク婚活に対する理想」と「男女の考えを踏まえた現実」には差があるように感じます。
――男女両方に人気がある作品だけれど、男性はエロ、女性は腐女子目線で見てる、なんてこともありますしね。性的な目で見たくない「聖域」な作品やキャラクターもいるでしょうし、なまじ好きな作品が合うときほど、その見方が火種になりそうです。
野村 また、当社はオタク婚活ですが、いざ実際に結婚し、お相手の方と毎日生活をしていく、となれば自分の中の「オタクであること」以外の方に触れる時間の方が長いですから。ですので、同じ作品を楽しんでいることや、作品に対する価値観が一致、ということも大切だと思いますが、それと同じぐらいに感性や人間性の一致が大切だと感じます。
■オタク婚活だからってゴスロリで参加してはいけない
――とら婚さんのホームページでは、オタク婚活のパーティーだからといってアニメのTシャツなどを着て参加するのは避けたほうが良い、というコラム(参照記事「オタク婚活パーティで勝つコツについて」)がありましたね。実際そういう服装の方がいるのでしょうか?
野村 幸いといったら失礼かもしれませんが、とら婚の会員の方は常識的な服装をされています。ただ、他社さんのパーティーですと、アニメのキャラが大きく描かれたTシャツやゴスロリといった服装をされている方を実際見かけたことがありますし、やはりこういった服装をするのは「私は変わるつもりはない」というメッセージを暗に発してしまい、常識のない方と捉えられてしまう可能性があります。時と場合を考えることが大切だと思います。
――「私は変わらない! そんな私をあなたは受け入れてくれるよね?」というのは、相手に、自分の全てを受け入れてくれる「お母さん」のような包容力を求めていますよね。
■結婚相談所を12月に休会する理由
――とら婚さんでは結婚相談所以外にパーティーも開催されていますが、パーティーは非会員でも参加できるんですよね。
野村 はい。あまり大人数にせず、「少人数でじっくり話し、人となりが知れるようなパーティー」をモットーに開催しています。
なお、現在サテライトオフィスは名古屋にありますが、パーティーは東京のみで開催しています。本来、コミケなどの大型イベントは地方在住の方も東京にいらっしゃるのでパーティー開催のチャンスでもあるのですが、コミケの日は疲れてしまってその後パーティーで頑張る気力がないだろう、ということで、今のところ開催には慎重になっています。
――イベントで燃え尽きた状態で当日夜、再度気合を入れなおす、というのはきつそうですね。
野村 ちなみに一般的な結婚相談所は10月以降会員が増え、入会のピークは1月と言われています。ボーナスが12月に入り、クリスマスのイベントなどもあり、そして年末で帰省し親にあれこれ言われ……、というのも大きいのでしょう。
――それでは、とら婚さんもこれからが忙しい時期でしょうか。
野村 ただ、当相談所の場合は11、12月はコミケ前の追い込みがあるから休会する、という会員さんもいらっしゃいますね(とら婚では1カ月単位の休会が可能)。クリスマスに向けて婚活に頑張って欲しい時期でもあるのですが、こればかりは仕方ないですね。
――11月から休むということは、描く側なんですね。
野村 はい。描かれる方も結構多いですよ。ちなみに男性の会員さんは冬コミ前に休会される方が多く、女性の会員さんはコミケなどの大型イベントよりも、ターゲットのジャンルの同人誌即売会が開催される時期に休会される方が多いです。
また、オンラインゲームをされる方には、「今月は大型イベントを走る(※イベントに全力投球する、の意味)から休会する」という方もいらっしゃいますね。
* * *
婚活に限らず、合コンなども含む出会いの場でしょっぱい結果に終わったときに、精神的に何が堪えるかと言えば、「しょっぱい結果に終わった」ということよりもむしろ「こんなしょっぱい結果に終わったのに張り切って参加した数時間前の自分への自己嫌悪」という第二の矢だ。しかし第二の矢は自分で自分自身にあえて刺しているのであり、前向きな未来のために頑張った行いは美しいものであり、責めるなんてもってのほかだ。
「コミケがあるから(ソシャゲの大型イベントがあるから)今月は休む」というのは、婚活とオタ活のメリハリが効いていて、婚活一本に情熱をかけすぎる→悲壮感が出てきて辛くなる→相手にもそれが伝わりますますうまくいかなくなる、という悪循環を避けられる冴えたやり方だ。とら婚からのさらなるカップル誕生を願いたい。
(文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])
■オタクに寄り添う結婚相談サービス『とら婚』
秋葉原オフィス所在地: 東京都千代田区外神田4-7-3 秋葉原虎ビル(旧若松通商ビル)8F
名古屋オフィス所在地: 名古屋市中村区竹橋町5-5 さかえビル 2F
営業時間:【平日】12:00~20:00 【休日】11:00~19:00 ※予約制
電話番号: 080-8760-3054
定休日: 無休
公式サイト: https://toracon.jp/
※詳しくは公式 WEB サイトまたはお電話でお問い合わせください。
『とら婚』店舗から遠隔地に住んでいてもご相談できるように、Skype や Google ハングアウトによる WEB 面談サービスを提供しています。

■石徹白未亜 著書
『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。 会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』(CCCメディアハウス)
「冬コミなんで今月休会します!」オタク婚活・とら婚ならではのユニークな休会理由
2017年2月に事業を開始した婚活事業「とら婚」。とら婚の企画責任者・野村晶二郎氏に前編(参照記事)からオタク婚活について話を伺っている。後編では男女間のギャップの違いや、結婚相談所が人気になる季節、とら婚ならではのユニークな休会理由など、オタク婚活について伺っていく。
■若い美人に惹かれてしまう男性、 一方で女性の好みは「自分の年齢プラマイ3歳」という差
――前編では男性と女性とで、子どもが欲しいか、の価値観で若干差が出ると伺いました。男性、女性がそれぞれしがちな傾向といいますか、こうすると婚活は難しくなってしまう……、ということはありますか?
野村晶二郎氏(以下、野村) 女性は現実的な方が多いですね。「年収800万以上じゃないと無理」みたいな方はおられず、堅実です。一方男性では、どうしても年下の美人に惹かれてしまう、という方が多いですね。
――私は他の結婚相談所にも取材したことがありますが、「男性は若い美人が大好き」は本当によく聞きますね。女性側が思う「どうせ男は若くてきれいな女性が好きなんでしょ」みたいな感じよりもはるかに強固といいますか。
野村 若い美人の女性と、若くない男性でうまくいくケースもありますので、もちろん100%ダメ、というわけではありません。ただ、多くの女性は自分のご年齢よりプラスマイナス3歳くらいの、同世代の方を望まれますね。そうなると、アラフォーくらいの男性が、10歳以上年下の綺麗な女性を望まれたとしても、なかなか難しいというのが現状です。
――「若い美人」という相手の超最強カードと渡り合えるようなカードがこっちにもあるのか? という話ですよね。ただ、そのような「若い美人希望」な男性に、幅広く見てみよう、という声は届きにくいのではないかとも思いますが。
野村 理想全てをあきらめるのではなく、「理想」と「相手からアプローチが来たら会ってみる人」と「私どもアドバイザーから見て、実は相性のいい方」を組み合わせて提案しております。
■「子にオタクの英才教育を施す」or「子どもは子どもで好きに生きろ?」
――オタク婚活においては「同じ作品を一緒に楽しみたい」という人もいるでしょうが、「私のオタク趣味はそっとしておいてほしい」という人もいそうです。会員の方を見るとどのような傾向を感じますか?
野村 もちろん100%ではないですが、男性は「今好きなものを一緒に楽しんで欲しい、そうなると嬉しい」という方が多い傾向ですね。女性は切り離しているというか現実的で、「オタク関連であろうがなかろうが、夫婦で楽しめるものを新しく作れば良い」という方が多いです。
また、そもそも「男女両方が好きなコンテンツ」ってあまり多くないですからね。「女性向け」「男性向け」が明確に分かれたコンテンツも多いため、一方が「趣味の詳細に渡るまでの共有」にこだわりすぎると、成功率が少し低くなってしまうと考えていて、「オタク婚活に対する理想」と「男女の考えを踏まえた現実」には差があるように感じます。
――男女両方に人気がある作品だけれど、男性はエロ、女性は腐女子目線で見てる、なんてこともありますしね。性的な目で見たくない「聖域」な作品やキャラクターもいるでしょうし、なまじ好きな作品が合うときほど、その見方が火種になりそうです。
野村 また、当社はオタク婚活ですが、いざ実際に結婚し、お相手の方と毎日生活をしていく、となれば自分の中の「オタクであること」以外の方に触れる時間の方が長いですから。ですので、同じ作品を楽しんでいることや、作品に対する価値観が一致、ということも大切だと思いますが、それと同じぐらいに感性や人間性の一致が大切だと感じます。
■オタク婚活だからってゴスロリで参加してはいけない
――とら婚さんのホームページでは、オタク婚活のパーティーだからといってアニメのTシャツなどを着て参加するのは避けたほうが良い、というコラム(参照記事「オタク婚活パーティで勝つコツについて」)がありましたね。実際そういう服装の方がいるのでしょうか?
野村 幸いといったら失礼かもしれませんが、とら婚の会員の方は常識的な服装をされています。ただ、他社さんのパーティーですと、アニメのキャラが大きく描かれたTシャツやゴスロリといった服装をされている方を実際見かけたことがありますし、やはりこういった服装をするのは「私は変わるつもりはない」というメッセージを暗に発してしまい、常識のない方と捉えられてしまう可能性があります。時と場合を考えることが大切だと思います。
――「私は変わらない! そんな私をあなたは受け入れてくれるよね?」というのは、相手に、自分の全てを受け入れてくれる「お母さん」のような包容力を求めていますよね。
■結婚相談所を12月に休会する理由
――とら婚さんでは結婚相談所以外にパーティーも開催されていますが、パーティーは非会員でも参加できるんですよね。
野村 はい。あまり大人数にせず、「少人数でじっくり話し、人となりが知れるようなパーティー」をモットーに開催しています。
なお、現在サテライトオフィスは名古屋にありますが、パーティーは東京のみで開催しています。本来、コミケなどの大型イベントは地方在住の方も東京にいらっしゃるのでパーティー開催のチャンスでもあるのですが、コミケの日は疲れてしまってその後パーティーで頑張る気力がないだろう、ということで、今のところ開催には慎重になっています。
――イベントで燃え尽きた状態で当日夜、再度気合を入れなおす、というのはきつそうですね。
野村 ちなみに一般的な結婚相談所は10月以降会員が増え、入会のピークは1月と言われています。ボーナスが12月に入り、クリスマスのイベントなどもあり、そして年末で帰省し親にあれこれ言われ……、というのも大きいのでしょう。
――それでは、とら婚さんもこれからが忙しい時期でしょうか。
野村 ただ、当相談所の場合は11、12月はコミケ前の追い込みがあるから休会する、という会員さんもいらっしゃいますね(とら婚では1カ月単位の休会が可能)。クリスマスに向けて婚活に頑張って欲しい時期でもあるのですが、こればかりは仕方ないですね。
――11月から休むということは、描く側なんですね。
野村 はい。描かれる方も結構多いですよ。ちなみに男性の会員さんは冬コミ前に休会される方が多く、女性の会員さんはコミケなどの大型イベントよりも、ターゲットのジャンルの同人誌即売会が開催される時期に休会される方が多いです。
また、オンラインゲームをされる方には、「今月は大型イベントを走る(※イベントに全力投球する、の意味)から休会する」という方もいらっしゃいますね。
* * *
婚活に限らず、合コンなども含む出会いの場でしょっぱい結果に終わったときに、精神的に何が堪えるかと言えば、「しょっぱい結果に終わった」ということよりもむしろ「こんなしょっぱい結果に終わったのに張り切って参加した数時間前の自分への自己嫌悪」という第二の矢だ。しかし第二の矢は自分で自分自身にあえて刺しているのであり、前向きな未来のために頑張った行いは美しいものであり、責めるなんてもってのほかだ。
「コミケがあるから(ソシャゲの大型イベントがあるから)今月は休む」というのは、婚活とオタ活のメリハリが効いていて、婚活一本に情熱をかけすぎる→悲壮感が出てきて辛くなる→相手にもそれが伝わりますますうまくいかなくなる、という悪循環を避けられる冴えたやり方だ。とら婚からのさらなるカップル誕生を願いたい。
(文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])
■オタクに寄り添う結婚相談サービス『とら婚』
秋葉原オフィス所在地: 東京都千代田区外神田4-7-3 秋葉原虎ビル(旧若松通商ビル)8F
名古屋オフィス所在地: 名古屋市中村区竹橋町5-5 さかえビル 2F
営業時間:【平日】12:00~20:00 【休日】11:00~19:00 ※予約制
電話番号: 080-8760-3054
定休日: 無休
公式サイト: https://toracon.jp/
※詳しくは公式 WEB サイトまたはお電話でお問い合わせください。
『とら婚』店舗から遠隔地に住んでいてもご相談できるように、Skype や Google ハングアウトによる WEB 面談サービスを提供しています。

■石徹白未亜 著書
『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。 会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』(CCCメディアハウス)