菅田将暉や徳井義実が得意とする「片手ブラ外し」はブラを破壊する!?

 俳優の菅田将暉さん(24)が、10月30日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)にゲスト出演した際、有田哲平さん(46)と「ブラホック外し対決」リベンジを行ないました。1分間でマネキンに着用されたブラジャーのホックを片手だけでどれだけ外せるか競うもので、菅田さんが23着、有田さんが28着という結果でした。

 “男性芸能人が片手だけでブラジャーをいかに早く外せるか競う対決”はバラエティ番組では鉄板ネタです。菅田さんと有田さんは昨年12月にも同様の対決をしているし、ほか『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)や『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)といった番組でも同様の企画が放送されました。また、「1分間に56人のブラジャーのホックを外した」というギネス記録が存在しており、この企画は日本だけでなくフランスなどの番組でも行われています。

 ギネス記録までとなると、もはや競技のようですが、“片手でスムーズにブラジャーを外す”ことにこだわりを持っている男性は少なくないようです。『DTテレビ』(AbemaTV)で「極力ブラジャー外すときにモタつきたくない。ムード、ムード、ムード優先にしたいから」と語った徳井義実さん(42)もそのひとり。徳井さんは片手で瞬時にブラジャーを外すことができ、バラエティ番組などで何度も披露しています。

 セックス時、女性をリードするための手段として、「男性がブラジャーをスムーズに外す」ことがマストだという考え方があります。男性ファッション誌「Samurai ELO」(三栄書房)のセックス特集でも、片手ではないものの、キスをしながらブラジャーを外す方法をレクチャーしています。そこには、「ブラ外しは男としての腕の見せ所だ」「所要時間10秒以内に彼女のブラジャーを外せたらカッコイイぞ!」という文言があり、それが出来ないと「ダサい」という風に扱われていました。

 男性したら腕の見せ所なのかもしれませんが、「ブラジャーをスムーズに外して欲しい」「片手で外されたらキュンとする」と思う女性は、男性が思っている以上に少数派です。「男性に外して欲しい」女性もいるにはいますが、徳井さんが『DTテレビ』語っていたように、ブラ外しが上手すぎることで「チャラい男」判定する女性もいるし、実は「下手でも上手でもどっちでもいい」女性が多いのでは。私も「わりとどうでもいい」派です。

 また、「無理に外そうとしてブラジャーを壊されるのが嫌だから、自分で外したい」という女性の声もあります。ブラジャーは1000円単位でも購入できますが、だいたいの相場は2000~3000円台。中には1万円を超える代物もあります。男性が想像しているより高価なものなのです。ブラ外しが上手だったら良いのですが、無理矢理片手で外されてホック部分が壊れたら……最悪ですね。

 「ブラジャーのホックが片手で外せたらカッコイイ」というのは、男性側の勝手な理想であり、いわゆる「AVのエッチ」を真似する行為と近いものを感じます。バラエティ番組で見る「ブラホック外し対決」はネタとしては面白いですが、それが本番での正解ではないことは肝に銘じておく必要があります。男性側はセックスにはブラ外しよりずっと大切なものがあることを知っておいたほうがいいし、女性側もパートナーに「無理に外さなくてもいいよ」「自分で外すよ」と言ってあげましょう。

痴漢に遭った被害者が知る実態と、世間でイメージされる痴漢は全然違う

「痴漢は依存症です」ーーそんな帯が目を引く書籍『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)が今年8月に出版されました。日本初の痴漢の専門書で、著書は大森榎本クリニックで性暴力の加害者更生プログラムを行う斉藤章佳さん(精神保健福祉士で社会福祉士)。一般に知られていない痴漢の実態を加害者臨床の立場から明らかにしている本です。

 その刊行記念イベント「【緊急討論】今こそ本気で考えたい『男が痴漢になる理由』から読み解く日本の病~斉藤章佳×小川たまか×二村ヒトシ×三浦ゆえ~」 が10月25日に開催されました。

 著書である斉藤さん、司会は同書の企画・編集を担当した三浦ゆえさん、ゲストとしてライターの小川たまかさんとAV監督の二村ヒトシさんが登壇しました。いずれも私自身にとって馴染みのある方々で、痴漢の問題を考えるうえで話を聞いておくべき豪華な布陣だと思い、名前を見ただけですぐに参加を決定しました。

 今回は痴漢諸問題について本書やイベントを通じて、私が自分の経験と照らし合わせ考えたことをお話します。

片道で3度も被害に遭う
 私は高校生のころ痴漢が多いことで有名なJR埼京線で通学しており、毎日のように痴漢に遭いつづけました。一度被害に遭い車両を変えてもまた別の人に痴漢をされたり、片道で3回も痴漢されたり酷いものでした。大学に進み、通学に使う路線が変わりましたが、そこも痴漢が多く被害に遭いつづけました。

 「痴漢」という話題に触れたときの反応を見ていると、痴漢に遭ったことがない人や男性がイメージする痴漢という犯罪、被害者のその後、そして刑事や司法の手続きなどは、実態とかけ離れていると感じます。

 たとえば痴漢を「ちょっと触っただけ」「ちょっと手が当たっただけ」とイメージする人は少なくありませんが、そんなレベルではなく激しく指や手を動かしながら触ることがほとんどです。下着の中に手を入れられることもあります。私は被害を届け出て警察に行ったこともありますが、手続きに何時間もかかり、その日は授業にほとんど出られず、繊維鑑定のために下着を提出しなければいけませんでした。こんなに消耗するならもう訴えたくない……と思いました。ほかにも警察から裁判への流れもイメージが実態と乖離しています。

 集団痴漢に遭ったことも2回あり、対人恐怖や閉所恐怖で大学に通えなくなりました。痴漢は軽い犯罪だと思われるかもしれませんが、このように被害者の人生を左右することもあります。

 痴漢は一番身近な性犯罪で、自分の身体の自由を他人に侵害されることで自己肯定感が日常的に削られていきます。それを「たいしたことがない」「自己責任」とされることでさらに「自分は他人に侵害されても仕方ない人間」と思うようになり、なおのこと削られます。そうして性暴力に対する抵抗力がますますなくなっていき、そこから痴漢だけでなくほかの性暴力被害にもくり返し遭うようになる人が多くいると感じます。だからこそ私は痴漢を非常に問題視しているのです。

加害者が狙うのは、どんな女性?
 本書では、誤解されている痴漢加害者の実態について描かれています。痴漢をはじめとした性犯罪では「肌を露出した女性は痴漢に狙われやすい」というイメージを持たれがちです。しかし実際には服装は関係なく、加害者はおとなしそうな人を狙うのです。

 私はかわいいことで有名な制服の高校に通い、また黒髪ロングストレートという、いまとあまり変わらないおとなしそうな外見だったのが、頻繁に被害に遭った原因のひとつだと思っています。自衛のために、ジャージを履いて通学したこともありますが、そのときにも痴漢に遭いました。大学時代、すっぴんにメガネで髪を縛って地味な服装をしているときでも、痴漢に遭わなくなることはありませんでした。痴漢は見た目の良し悪しや何を着ているかどんな髪型かという理由で狙っているわけではありません。

 痴漢は加害者の“認知の歪み”によって起こります。本書にもあるとおり、加害者の認知が「きょうは痴漢するノルマを達成していない」のように歪んでいれば、被害者がいくら対策をしたところで限界があるのです。

 ジャージを履いていたときの加害者は、ごくふつうの高校生でした。痴漢=性欲の強いモンスター、おじさん、もしくは女性に相手されない非モテ男と思われがちですが、そうとは限りません。本書によると痴漢はどこにでもいる平凡な人間であり、生育歴に特に問題があるケースも少なく、四大卒、妻子持ちのサラリーマンが多いそうです。

 目の前の女性に欲情して衝動的に……というイメージも、実態とは離れています。多くの加害者は、痴漢中に勃起をしていません。日常のストレスの発散方法を痴漢に見いだし、スキルを磨くようにくり返す“性依存症”なのです。

 イベントでも斉藤さんは「相手をいじめている気持ちがあるときは勃起していない」「痴漢は勤勉で真面目なので、スキルを磨く」「痴漢した人数や回数を正の字で記録する人もいる」「事前の情報収集をしっかりする」と話しています。

 私が警察に通報したときの痴漢加害者は、初犯ではなく再犯ばかりで、執行猶予中の人もいれば、遠くからわざわざ痴漢をしにその電車に乗りにきた人もいました。この体験と照らし合わせると、痴漢は依存症だという話は納得がいきました。

 今はあまり利用しないのでわかりませんが、当時、埼京線のターミナル駅のホームで観察していると、必ずといっていいほど品定めしている人がいて「痴漢だろうな」となんとなくわかりました。現にそうした人は、乗車時にうしろから押し込んでくると同時に激しく触ってきました。「痴漢をする」という明確で強い意志がないとできないことだと思いました。きっと痴漢をしやすい路線の情報を収集しながら身につけ、スキルを磨いてきた結果なのでしょう。

「冤罪が怖い」はわかるけど。
 私は通報した加害者とのあいだに、示談が成立したことがあります。それを受けて学校で「痴漢冤罪で金を稼いでいる」と噂が立ち、嫌がらせされたこともありました。また大学生のころ、男性の友人がSNSで「痴漢冤罪を見た」といっているので詳細を聞いたところ、逮捕されているのを見ただけだとわかりました。彼は無意識のうちにそれを「冤罪だ」と思っていたのでした。

 男性の、「冤罪はいつ自分に降り掛かってくるかわからないから怖い」という気持ちは理解できます。冤罪はあってはならないことですし、なくす必要があります。でも「痴漢被害よりも冤罪被害のほうが深刻だ」という主張はさすがに論理が飛躍していて冷静さを欠いています。被害をあまりにも軽視しているうえに、現状にも即していません。そうした主張をする人たちは、今年上半期に頻発した鉄道飛び降りのニュースで恐怖心が煽られ、パニックになっているのだと思います。

 痴漢が話題になるたび、冤罪被害のほうが痴漢被害より深刻だと話をすり替える人たち。どちらが深刻なのかを比較することは本来、意味がありません。冤罪をなくすことと痴漢を無くすことは、両立できるはずです。そうした人も「たしかに痴漢は悪い」とはいうのですが、痴漢をモンスター扱いし、加害者には何を言っても無駄だとし、一方で被害者の落ち度は責めます。冤罪の加害者になる可能性があるからと、被害者が通報すること自体を問題視します。冤罪の原因を作っているのは女性であり、被害を訴え出る女性に責任があるという発言が、SNS上で飛び交っています。

 普段性犯罪に言及しない人たちも無自覚に被害を軽視し、セカンドレイプ発言を行っている……。悪気はないとわかっているからこそ、私はそれらを見るたびに心が痛み苦しくなります。なぜそうなってしまうのだろうかと不思議に思うのです。

痴漢の罪をなすりつける卑怯な手口
 私は以前、「痴漢のなすりつけ」に遭遇したことがあります。痴漢の手をふり払った瞬間、その男性Aが隣にいた別の男性Bの手をつかみ「お前、痴漢してただろ」といい、さらにもうひとりの男性Cが「俺も見ていたぞ」といいました。しかし、私はBが痴漢ではないと手の位置からわかりました。騒ぎになり次の駅で私とBが降ろされ、AとCはそのまま電車で去っていきました。

 「私は痴漢していたのはあなたじゃないと思うんですけど、そうですよね?」と聞くと、「いきなり手をつかまれて痴漢だといわれた」と返ってきました。私もBもそのまま帰りましたが、こんなことがあるのかとショックでした。おそらくAとCはどちらか一方が痴漢をし、「捕まるかもしれない」と思ったときはそこにいる他人になすりつけ、もう一方が目撃者となるよう互いに協力しているのでしょう。

 ここまで酷くはなくても、被害に遭った女性が加害者を取り違える可能性もあります。しかしその責任を被害者の女性に求めると、被害に遭った人が訴え出にくくなり、結果、痴漢を許容することにつながります。

 もちろん意図的に被害をでっち上げる女性がいないとはいい切れません。しかしその後の手続きを考えると、成功する確率はそこまで高くないと感じます。警察に行くと、被害者が加害者に示談を持ちかけにくくなるからです。

 また痴漢冤罪があるのはそもそも痴漢という犯罪があるからです。そしてその検挙を被害者の訴えに依存していること、容疑者の権利が尊重されない捜査体制、司法制度も問題です。それなのに、なぜ両者の問題を切り分けられないのでしょうか。

 イベント内でも「なぜ痴漢というと、冤罪の話になってしまうのか」「女性が被害に遭わないためにも、男性が冤罪の恐怖から解放されるためにも、女性専用車両、男性専用車両を分けたほうがいいのか」というテーマがあがりました。

 ライターの小川たまかさんは、女性専用車両にも男性専用車両にも反対していない、しかし積極的に賛成もしていないそうです。被害に遭って苦しんでいる人に安全圏が必要ではあるけれど、それは痴漢問題の根本的な解決にはならないし、女性専用車両を許さないという活動をしている人もいる現状では、今度は専用車両の数で男女が対立するだけなのではと懸念していました。それに対してAV監督の二村さんは、「専用車両に乗るのを選択するのではなく強制力を持って男女全員の車両を分けたほうがいいのでは。ディストピアのようだし、セクシャルマイノリティの方には申し訳ないけど」という意見。「理想論かもしれないけれど人間の善意を信じたい」と小川さんは返しました。

 私自身は小川さんにほぼ賛成で、積極的に賛成もしないけれど反対もしないという考えです。被害に遭って苦しんでいる人の安全をまず確保する施策は必要だと思いますが、一方で「注力すべきはそこなのか?」という疑問もあります。それよりも満員電車を解消する施策を総合的に考えていく必要があるのではないかと思います。

議論が尽きない「女性専用車両」「男性専用車両」
 イベントの最後は「どうしたら痴漢をなくせるか」で締めくくられました。まず加害性を自覚することが大事、というのが登壇者の共通見解でした。

 「すべての人間に加害性がある」だからこそ「痴漢は依存症だと認知されるべき」と二村さん。小川さんは「女性でも子どもへの虐待など弱い人への加害をする可能性はあるのに、自分はやらないと思っている人こそ危ないと思う。痴漢も同じなのでは」「あなたにも薬物依存になる可能性があるといっても怒る人は少ないのに、痴漢になる可能性があるというと怒る人はこんなにも多いのはなぜか」と疑問を呈しました。それに対して二村さんは「男性は傷ついていてる、愛されていないことに」「自分は愛されないと思いこんで、みっともない自分を認めるのが苦手で、強烈な被害者意識を持つ」と語りました。

 状況を改善するには、痴漢を取り巻く現状についての知識やデータ、丁寧な解説が必要です。イベントでも、痴漢は依存症だと知られるためには「この本が100万部売れればいい」という話になりました。

「痴漢をなくす」は皆の問題
 依存症だと知られること、治せることは男性にとっても救いになるでしょう。私は男性から「性欲や、男性であるだけで持ってしまっている加害性が怖い」と相談されることが多いのですが、更正プログラムがあると伝えると彼らは安心します。

 「再犯予防のエビデンスは整ってきている。一方で、これから痴漢になるかもしれない人への予防が足りておらず、それには性教育と、性暴力の実態を伝えていくことが重要」と斉藤さんはいいます。しかし、加害者への治療プログラムへの強制力がなく、治療できる病院も足りないこと、そして被害者の受け皿も足りていないこと、鉄道会社が積極的でないことなど多くの問題が提起されました。

 「加害者は異常な人としていないことにされ、被害者もいないことにされる」と、社会全体であまりにも対策がされていないことが共有された形で、イベントは終わりました。

 私が面白いと感じたのは立場の違う人同士の対話が聞けたことで、特に小川さんと二村さんの組み合わせはこのイベントならではでした。考えや職業などが違うからこそ、それぞれの分野で取り組めることや、共有できることがあるはずです。

 私、卜沢彩子が痴漢をなくすために取り組んでいきたいのは、各方面の専門家に話を聞ける総合的な痴漢諸問題に関する勉強会を開くことです。被害者支援、加害者更生、司法、鉄道、行政、創作物、メディア……さまざまな分野の知識をもとにし、それぞれ協働して取り組む必要があると考えています。

「冤罪が怖い」と思っている人も「痴漢をなくしたい」と考えている人も、総合的に知識を身につけ、今後の建設的な提案やアクションにつなげられる場を作り、少しでも痴漢で苦しむ人がいない社会に近づけたい。加害者にとっても痴漢をなくすことは必要なのだと、本書を読むと感じます。つまりは“痴漢行為が起きなくなること”はすべての人のためになるのです。できるだけ多くの人が当事者意識を持って、“痴漢行為が起きないようになるにはどうしたらいいのか”という方向に意識が向かうようになってほしいと思います。

官能小説×AVのコラボ! 緻密な心理を表現豊かに描くモノローグが秀逸

 現在進行形で、アラレ史上最大規模の読書ブームが到来中です。アラレは漫画も大好きですが、今ハマっているのは「恋愛小説」です。その延長で「官能小説」もたまに読んだりしております。何を隠そう、アラレは官能小説のあの独特で淫靡な表現が大好き!

 「蕾」や「花びら」など、日常的に使う言葉であっても、官能小説の中では途端に卑猥に響きます。時には女性器のことを「カトリーヌ」と、男性器のことを「いけない張本人」と表現してみたり……。日本語の性表現の豊かさには感服せずにはいられません。そんな官能小説好きなアラレの琴線に触れるAVがあるのです。

小説誌『特選小説』とAVメーカー「マックスエー」によるコラボAV!

『特選小説 2017年 12 月号』(綜合図書)
 今回は、AVメーカー「マックスエー」から発売されている『官能小説』シリーズをご紹介したいと思います。官能小説雑誌『特選小説』(綜合図書)とのコラボレーション企画として立ち上がったもので、『特選小説』に掲載された作品を映像化したシリーズとなっています。

 続きものではなく1作完結型ですので、作品ごとに多種多様な設定が楽しめるドラマ系AVです。ドラマ系AVは、ストーリーや心理描写が大事な要素になるので、ナンパハメ撮りモノなどと比べるとエッチシーン以外の時間が長いです。しかし、エッチシーン以外を飛ばしてしまうと、主人公の葛藤などドラマの醍醐味を味わえないので、時間がない時や、すぐにムラムラしたい場合はおすすめできません。映画を見るような感覚で、早送りせずに見てくださいね!

主人公の心理に触れる! 官能的なモノローグ
 こちらのシリーズのすべての作品を見たわけではありませんが……特徴的なのは、主人公の心の声である“モノローグ”が流れることでしょう。モノローグは、原作の一節から引用しているのかもしれません。すごく文芸的で、官能小説らしいモノローグになっています。

 例えば、アラレのお気に入り作品『紅いフォルモサ~美麗島~』のモノローグ。

『官能小説 紅いフォルモサ~美麗島~ 風間萌衣』
 既婚者の上司と不倫中の若いOLが、自分の誕生日に不倫旅行に行く計画を立てるのですが、ある日、上司にホテルに呼び出され「旅行に行けなくなった」と伝えられます。楽しみにしていたOLは断られて悲しい気持ちでいっぱいなのですが、上司にキスをされると、次のようなモノローグが始まります。

「突き放そうと伸ばした手が力を失っていく。温かな舌が口の中に滑り込み這い回る。ここで拒まないときっと私は傷ついてしまう。でも意志に背いて私の身体はますます淫靡に染まっていく」

 「ここで拒まないときっと私は傷ついてしまう」というフレーズを聞いた時に、「男の人にはこの気持ちはわからないでしょ!」と思いました。このシチュエーションで、この言葉はとても刺さります……。

女性ならではの綿密な心理描写で描き出される感情

『官能小説 赤い傘 川村まや』
 『紅いフォルモサ~美麗島~』の原作者を調べてみると、やはり女性でした。蒼井凜花さんという作家で、『官能小説』シリーズ第1弾の『赤い傘』という人気作品も蒼井さんの原作によるものでした。

 蒼井さんの経歴がなかなか異色! キャビンアテンダントやモデル、六本木のクラブのママを経て官能小説家になったそうです。経歴からも見て取れるように、非常に美しい方で、美容やモテ術などのコラムも執筆しておられます。きっと多くの恋愛を経験してきた方なのでしょう。ご自身の豊富な経験から抽出して、主人公のデリケートな心情を描写することにより、生々しい表現ができるのかもしれませんね。

 蒼井さんだけではなく、うかみ綾乃さんや小玉二三さん、森奈津子さんなど多くの女性官能小説家の作品がシリーズで映像化されているので注目です!

おわりに
 アラレは、将来の夢を聞かれると、ここ数年は「官能小説家」と答えています。アラレの作品もいつか『官能小説』シリーズで映像化されるといいなー。映像化も何も、小説を書かないと何も始まらないんですけど……。書こうと思うと、まずインスピレーションが必要なのでAVを見ちゃって……(言い訳)。とりあえず、第一歩としてSugirlで紹介する動画のタイトル表現を豊かにするところから始めようと思います。

「早くも天狗に?」にゃんこスター、テレビ局関係者が「あと2カ月で消える」と言い切る理由

 10月放送の『キングオブコント2017』(TBS系)準優勝をきっかけに、一気にゴールデン番組の常連コンビとなった“にゃんこスター”。しかし、注目を浴び始めてわずか1カ月足らずで、テレビ局関係者から「“賞味期限”は2カ月を切った」といった厳しい声が聞こえてきた。

 同大会の優勝コンビは、かまいたちだったものの、アンゴラ村長の斬新な縄跳び芸や、可愛らしいルックス、また相方・スーパー3助との交際発覚などにより、にゃんこスターが世間の話題をかっさらった。

「この突然ブレークは、にゃんこスターの実力というより、明らかに所属事務所のプロデュース力によるもの。オチのない不思議な縄跳びネタを評価するお笑いファンはほとんど存在しないでしょうし、フリートークがうまくないので、『2人のキャラが好き』という層もいないと思いますよ。事務所主導で売れたといえば、ブレーク直後に連続ドラマに出演したブルゾンちえみが挙げられますが、彼女はにゃんこスターと違って“好感度”が高いんです。『トリッキーなルックスにもかかわらず、真面目な発言をする』など、自身のキャラで世間の評価を獲得しています」(芸能ライター)

 また、交際がオープンになったことは、にゃんこスターにとって、完全に戦略ミスになったようだ。

「表向きには、自らスポーツ紙のインタビューで明かしたことになっていますが、その翌日発売の『女性セブン』(小学館)に交際報道が出ていることから、スクープ潰し目的だったのは明らかです。本人たちの言動からも、交際をネタにしてラブラブぶりをアピールするのか否か、まだ定まっていないように見えます。そんなブレブレの様子を『寒々しい』と見るバラエティ関係者は少なくありません」(同)

 さらに、「事務所の先輩コンビ・クマムシとダブって見える」という意見も。

「『あったかいんだからぁ』で一世を風靡したクマムシは、ブレーク当時、『全然休めない』『もっと仕事減らしてほしい』と愚痴をこぼすなど、完全に天狗になっていたんです。そういった態度が、制作陣から嫌われてしまい、オファーが減っていったのですが、にゃんこスターも、同じ道を歩んでしまう香りを、すでに強く発しています」(テレビ局関係者)

 このままいけば、年末年始の「2017年にブレークしたコンビ」特集がピークとなり、にゃんこスターはそのままフェードアウトしかねないという。

「来年以降も生き残るには、アンゴラ村長の“キャラ変”にしか期待できない。今のテレビ界では、“インテリキャラの女性タレント”が求められがちなので、早稲田大学卒という高学歴を生かしてクイズ番組出演を狙うのも一つの手。それか、小島よしおのように『子ども向け』に振り切るのもいいかもしれません。トークができない、交際イジりもパッとしないとあって、今のまま生き残る可能性は、ほぼゼロですからね」(同)

 今後、にゃんこスターと所属事務所がどのように舵を切るかに、注目が集まる。

とんねるず、『おかげでした』終了で“無職説”――「ギャラ1本500万」でフジ以外は起用拒否?

 フジテレビの代表的バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』が、来年3月に打ち切られると一部で報じられた。『めちゃイケ』については、すでに番組内で終了が宣言された一方で、『おかげでした』に関しては、いまだ公式の発表はないままだが、フジ関係者も放送終了を認めているようだ。これによって、ネット上で「とんねるずはテレビから消える」ともいわれているが……。

 1986年にスタートした『とんねるずのみなさんのおかげです』の名称を改め、実に30年以上もゴールデンで放送されてきた『みなさん』シリーズ。しかし、視聴率の低迷やネット上での悪評など、いつしか“フジのお荷物番組”と批判されるようになった。そして現在は石橋貴明、木梨憲武ともに、『おかげでした』を除けば、不定期の単発特番しかレギュラーがない状態が続いている。

「しかし、80年代末~90年代のフジを牽引したとんねるずは、同局にとってもトップクラスの功労者。とんねるずと親交の深い日枝久氏がフジの会長を務めているうちは、『おかげでした』の打ち切りはあり得ないと言われていましたが、今年5月退任したこともあって、事態が急転したのでしょう」(テレビ局関係者)

 さらに、一部で最強の“コストカッター”といわれるフジ新社長・宮内正喜氏は、今年6月の就任後に、次々と番組の打ち切りを遂行。その1つが『おかげでした』だったというわけだ。

「一度リセットが必要という判断だったのでしょう。今後、本人たちが望めば、何らかの形でフジの番組に出演することは可能ですが、30年間で上がり続けた1本400~500万円といわれる出演ギャラだけは、いったんリセットされますからね。フジにとっては英断といえるのでは」(同)

 それでもフジととんねるずの蜜月は、「今後もずっと続いていく」と語るのは、ある週刊誌記者だ。

「2人ともタレントとしてトップクラスの大物ですし、“ケツ持ち”の芸能プロ・ケイダッシュは業界最大手と、優遇を受ける条件はいくらでもある。ただ、万一フジとトラブった場合は、本当に芸能界から姿を消してしまうかも。他局からすれば、超高額ギャラが必要なとんねるずを積極的に起用する理由もないし、日テレに至っては、2000年代に番組幹部スタッフと石橋が揉めたことが問題視され、いまだに“出禁”が解けていない状況といわれていますからね」(同)

 フジの“生まれ変わり”が期待された『おかげでした』打ち切り情報だったが、とんねるずとの関係だけはそう簡単には断ち切れないようだ。

乳首が大きくなった気がする…乳首肥大に悩む風俗嬢「仕事中に痛くなる時も」

Photo by Guilherme Tavares from Flickr
 今年9月、芸能界を引退した坂口杏里さん(26)。引退間近は「ANRI」としてAV作品に出演していました。彼女といえば、AVデビュー時に「お尻が汚い」「乳首が伸びすぎている」と話題になりました(次第にキレイになっていったのですが)。

 乳首が大きくなる原因は遺伝もありますが、刺激も多少は影響しているそうです。赤ちゃんの授乳で乳首が伸びてしまった、なんて話も聞きます。ネットの相談掲示板には、「胸フェチの彼氏が触りまくったせいで、乳首が肥大してきました」というトピックも見かけます。

 先日、風俗店で働く友人から「客に触られまくった影響なのか、乳首が大きくなった気がするんだよね。坂口杏里のこと言えないかも」と相談を受けました。

風俗のお仕事が原因で乳首が肥大?
 この間、風俗嬢にはおっぱいやマンコより触ってほしくない、「不可侵領域」があって、それは「首から上」だと紹介しましたが、乳首の肥大化を気にする風俗嬢のゆうこさん(24歳/仮名)は「首から上もわかりみが深いけど、乳首も結構しんどい」と話していました。

▼風俗嬢の“不可侵領域”とは? おっぱいとマンコより触ってほしくないところ

「風俗嬢は触られることも仕事のうちって分かっている。でもお客さんの中には、正直『ウザったい!!』って思うくらい、乳首ばっか触る人もいます。加減を知らないのか、強くつねったり、普通に噛んでくる人もいます。それを対応するのも業務内容のひとつだって分かっているんだけど……。多くのお客さんを接客した日は、たまに乳首が痛くなる時もあります」

 「触らないで」と拒否することはできませんが、あまりにもしつこいと「くすぐったいよ、もう♡」と言ってやんわり拒否しているといいます。彼女が言うとおり、「それも仕事だから」仕方がないことなのかもしれませんが……。

 そして、風俗の仕事の影響なのか、「乳首が肥大してきたような気がする」ように。

「私は風俗嬢歴が3年になるのですが、ここ最近乳首が大っきくなった気がするんですよね。固くなると高さも直径も1cmをやや越えているくらい。昔はもうちょっと小さかった気がするんですけど(汗)。あと、乳首責めが好きなお客さんの乳首って、コリとしているんですよ。男性にしては突起も大きくて。普段からイジっている人の乳首ってそうなのかなって思うと、肥大の原因は仕事なんじゃないかって思っちゃって」

 乳首の肥大を気にする女性は風俗嬢に限りません。「乳頭縮小手術」といって、手術で乳首を小さくする方法もありますが、この手術は美容目的の治療となり、保険外扱いになります。なお、「湘南美容外科」では片方で7万9200円! 本当に手術の必要はあるのか、事前によく検討することが必要そうです。

ひとり歩きする「LGBT」という言葉 記号としての人間はいないことを認識してほしい

 先日、『バイキング』(フジテレビ系)で司会の坂上忍がこんな発言をしていた。

 「LGBTの問題はいまテレビでもデリケートで全然言えない。IKKOさんが言っていいことを僕は言っちゃいけないとか。よくわからない。オープンにした方がいいんじゃないのって思っちゃうんだけど、無責任?」(IKKO「男性同士の性的暴行は興奮したら犯罪ではない」。芸能人井戸端会議番組と化している『バイキング』)

 様々な話題を扱う情報番組の司会者が「よくわからない」と自身の勉強不足を開き直るかのような発言をしていることには驚きを禁じ得ないのだが、一方で「LGBT」という言葉が当たり前に使われるようになり、「LGBTの問題」について意見したいという人が出てきていることに、ここ数年の変化を改めて実感した。

 wezzyでも取り上げている「保毛尾田保毛男」騒動、youtuberのホモフォビックな企画、20年前に行われたゲイ差別および男性への性暴力を軽んじるロケなどは、おそらく数年前に取り上げても、それほど注目を浴びなかったはずだ。

 一方で「LGBT」という言葉がひとり歩きしてしまっているのではないか、という懸念もある。

 例えばNHK首都圏が、2015年に起きた一橋大学アウティング事件を報じる際に「LGBT男性自殺で大学を提訴」というタイトルの記事を掲載したことがあった(該当記事はすでに削除されている)。メディアでは性的マイノリティの総称として使われることも多い「LGBT」だが、L:レズビアン、G:ゲイ、B:バイセクシュアル、T:トランスジェンダーをまとめた言葉だ。各所の報道から推測するに、亡くなられた男性はゲイ、あるいはバイセクシュアルであって、レズビアン、トランスジェンダーではない。トランスジェンダーでゲイ、トランスジェンダーでレズビアンはいるが、レズビアンで、ゲイで、バイセクシュアルで、トランスジェンダーの男性は、おそらくありえないだろう。

 NHK首都圏に限らず、こうした見出しをつけた記事は、ときおり見られるものだ。他にも、ゲイやレズビアンを「同性を好む人」と小慣れない日本語で表現する記事もある。おそらくメディア側が「LGBT」の意味を正確に理解していなかったり(トランスジェンダーを「トランスジェンダー、つまり性同一性障害」と間違った解説するメディアもある)、ゲイやバイセクシュアルという言葉を見出しや記事に使用することが避けていたりするのだろう。「LGBT」の認知度はあがっても、理解度は十分でないのが現状だ。

 こうした指摘は別に目新しいものではない。例にあげたNHK首都圏の記事タイトルに対しては、上述のような指摘・批判があったし、それぞれ抱えている困難のことなるL/G/B/Tを十把一絡げにしてしまうことや「LGBT」という言葉がひとり歩きすることへの懸念は、これまでも出続けてきた。

 なぜいまさら改めてこのような指摘をするのかといえば、つい最近、おそらく「LGBT」への理解を促したい、という善意から作られたと思われるとある漫画を読み、たいへんな違和感を覚えたからだ。

 それは、今年10月に秋田書店から出版された『見えない子どもたち~LGBTと向き合う親子~』(作・河崎芽衣)という漫画だ。帯には、タレントのはるな愛推薦と書かれ、「一度きりの人生だから、自分には嘘をつきたくない。しっくりくる性別で生きていたい。ただそれだけなのに…」と書かれている。

「私と同じならGだよ」
 この漫画本には「見えない子どもたち」「虹色レボリューション~見えない子どもたちvol.2~」「見えない子どもたちvol3~Over the Rainbow~」という3つの作品が収録されている(初出はすべて『フォアミセス』秋田書店)。それぞれ、トランスジェンダーの子どもたちが登場し、子どもたちや親の葛藤、理解を示さない周囲との苦悩が描かれている。最終的には、子どもや理解者らの努力によって、徐々に周囲の人間も理解を示していく、という構成が基本となっている。

 作品は「LGBT」への偏見や差別を解消し、正しい理解を促していく、いわゆる学習漫画のジャンルに当てはまるものだろう。そうした狙いに異存はない。どこかご都合主義的な話の展開も、学習漫画であるのだからことさらに批判したくなるようなものではない。問題は、肝心の「LGBT」描写だ。

 例えばこんなシーンがある。

 小学生の男の子が同級生に「気持ち悪い」「ヘンタイ」といじめられている。主人公のトワ(トランスジェンダー)が助けに行くと、いじめられていた男の子は「僕は頭がおかしいから仕方ない」「好きになる子 みんな男の子なんだ」と話す。それをきいたトワは、LGBTの子どもたちがよく遊びにくる自分の家に男の子を誘う。すると子どもたちが男の子にこう言う。

「あなたもLGBT? それともアライ?」

「私と同じならLBGTのGだよ。私は女の子だからビアンとも言うの」

「ぼくはトワと同じT」

 このリアリティのなさはなんだろう。まるでGという人間や、Tという人間がいるかのように思わせるセリフだ。「LGBT男性」ならぬ「G人間」「T人間」という表記がおかしいことはもはや説明不要だろう。このような話し方をする人が(しかも子ども)、多数だとは到底思えない。

 あるいはこんなセリフもあった。就職活動をやめて小学校の先生を目指すことを決めたトワと、友人・みず穂との会話だ。

「(応援するからね、というみず穂に)みず穂は頼もしいアライだね」

「違うよ! 私は筋金入りのトワのアライだからね!」

 友人同士の会話で、友人を応援する際に、「アライ」という言葉をわざわざ使わないはずだ。「友達だからね」で事足りる。それとも「(トランスジェンダーのトワだから)応援する」という意味で「アライ」を使ったのかもしれない。それならそれでやはり、学習漫画としての出来がいいとは言えない。トワはトランスジェンダーだから、ということは関係なしに応援してほしいと思うんじゃないだろうか。

 なおもう一点付け加えると、漫画の中で「性自認と性的志向は違う」というセリフがあったが、正しくは「性的指向」だろう。

出発点は「LGBT」ではない
 こうしたセリフの違和感と、ひとり歩きする「LGBT」という言葉には、共通点があると思う。それは、L/G/B/T、そしてあらゆる性的マイノリティを「LGBT」という記号で捉えているのではないだろうか?

 いうまでもなく「LGBT」と称される人たちは、生身の人間だ。ひとりひとりに異なる葛藤や苦悩があり、それぞれが違った趣味趣向をもって生きている。それを「LGBT」とひとまずまとめられるのは、性的マイノリティであるという共通点があり、社会の中に偏見や差別が存在するからだ。決して「LGBT人間」として生きているのではない。

 性のあり方を考える際、「LGBT」という記号を出発点にしてはいけない。そのことに気をつければ、きっと、次第に「LGBTの問題はデリケートで言えない。よくわからない。オープンにしたい方がいい」といったセリフを吐くことはなくなるだろう。

 前述の通り、今回取り上げた漫画は決して悪意から作られたものではないと思う。あまりも数多くの問題あるコンテンツや報道がなされる中で、この作品をことさらやり玉に挙げるつもりもない。だが「LGBT」という言葉の認知が高まっている今、私たちに必要なことは、より地に足の着いた、きめ細かな議論であり、それを伝えるコンテンツであるはずだ。
(wezzy編集部)

ひとり歩きする「LGBT」という言葉 記号としての人間はいないことを認識してほしい

 先日、『バイキング』(フジテレビ系)で司会の坂上忍がこんな発言をしていた。

 「LGBTの問題はいまテレビでもデリケートで全然言えない。IKKOさんが言っていいことを僕は言っちゃいけないとか。よくわからない。オープンにした方がいいんじゃないのって思っちゃうんだけど、無責任?」(IKKO「男性同士の性的暴行は興奮したら犯罪ではない」。芸能人井戸端会議番組と化している『バイキング』)

 様々な話題を扱う情報番組の司会者が「よくわからない」と自身の勉強不足を開き直るかのような発言をしていることには驚きを禁じ得ないのだが、一方で「LGBT」という言葉が当たり前に使われるようになり、「LGBTの問題」について意見したいという人が出てきていることに、ここ数年の変化を改めて実感した。

 wezzyでも取り上げている「保毛尾田保毛男」騒動、youtuberのホモフォビックな企画、20年前に行われたゲイ差別および男性への性暴力を軽んじるロケなどは、おそらく数年前に取り上げても、それほど注目を浴びなかったはずだ。

 一方で「LGBT」という言葉がひとり歩きしてしまっているのではないか、という懸念もある。

 例えばNHK首都圏が、2015年に起きた一橋大学アウティング事件を報じる際に「LGBT男性自殺で大学を提訴」というタイトルの記事を掲載したことがあった(該当記事はすでに削除されている)。メディアでは性的マイノリティの総称として使われることも多い「LGBT」だが、L:レズビアン、G:ゲイ、B:バイセクシュアル、T:トランスジェンダーをまとめた言葉だ。各所の報道から推測するに、亡くなられた男性はゲイ、あるいはバイセクシュアルであって、レズビアン、トランスジェンダーではない。トランスジェンダーでゲイ、トランスジェンダーでレズビアンはいるが、レズビアンで、ゲイで、バイセクシュアルで、トランスジェンダーの男性は、おそらくありえないだろう。

 NHK首都圏に限らず、こうした見出しをつけた記事は、ときおり見られるものだ。他にも、ゲイやレズビアンを「同性を好む人」と小慣れない日本語で表現する記事もある。おそらくメディア側が「LGBT」の意味を正確に理解していなかったり(トランスジェンダーを「トランスジェンダー、つまり性同一性障害」と間違った解説するメディアもある)、ゲイやバイセクシュアルという言葉を見出しや記事に使用することが避けていたりするのだろう。「LGBT」の認知度はあがっても、理解度は十分でないのが現状だ。

 こうした指摘は別に目新しいものではない。例にあげたNHK首都圏の記事タイトルに対しては、上述のような指摘・批判があったし、それぞれ抱えている困難のことなるL/G/B/Tを十把一絡げにしてしまうことや「LGBT」という言葉がひとり歩きすることへの懸念は、これまでも出続けてきた。

 なぜいまさら改めてこのような指摘をするのかといえば、つい最近、おそらく「LGBT」への理解を促したい、という善意から作られたと思われるとある漫画を読み、たいへんな違和感を覚えたからだ。

 それは、今年10月に秋田書店から出版された『見えない子どもたち~LGBTと向き合う親子~』(作・河崎芽衣)という漫画だ。帯には、タレントのはるな愛推薦と書かれ、「一度きりの人生だから、自分には嘘をつきたくない。しっくりくる性別で生きていたい。ただそれだけなのに…」と書かれている。

「私と同じならGだよ」
 この漫画本には「見えない子どもたち」「虹色レボリューション~見えない子どもたちvol.2~」「見えない子どもたちvol3~Over the Rainbow~」という3つの作品が収録されている(初出はすべて『フォアミセス』秋田書店)。それぞれ、トランスジェンダーの子どもたちが登場し、子どもたちや親の葛藤、理解を示さない周囲との苦悩が描かれている。最終的には、子どもや理解者らの努力によって、徐々に周囲の人間も理解を示していく、という構成が基本となっている。

 作品は「LGBT」への偏見や差別を解消し、正しい理解を促していく、いわゆる学習漫画のジャンルに当てはまるものだろう。そうした狙いに異存はない。どこかご都合主義的な話の展開も、学習漫画であるのだからことさらに批判したくなるようなものではない。問題は、肝心の「LGBT」描写だ。

 例えばこんなシーンがある。

 小学生の男の子が同級生に「気持ち悪い」「ヘンタイ」といじめられている。主人公のトワ(トランスジェンダー)が助けに行くと、いじめられていた男の子は「僕は頭がおかしいから仕方ない」「好きになる子 みんな男の子なんだ」と話す。それをきいたトワは、LGBTの子どもたちがよく遊びにくる自分の家に男の子を誘う。すると子どもたちが男の子にこう言う。

「あなたもLGBT? それともアライ?」

「私と同じならLBGTのGだよ。私は女の子だからビアンとも言うの」

「ぼくはトワと同じT」

 このリアリティのなさはなんだろう。まるでGという人間や、Tという人間がいるかのように思わせるセリフだ。「LGBT男性」ならぬ「G人間」「T人間」という表記がおかしいことはもはや説明不要だろう。このような話し方をする人が(しかも子ども)、多数だとは到底思えない。

 あるいはこんなセリフもあった。就職活動をやめて小学校の先生を目指すことを決めたトワと、友人・みず穂との会話だ。

「(応援するからね、というみず穂に)みず穂は頼もしいアライだね」

「違うよ! 私は筋金入りのトワのアライだからね!」

 友人同士の会話で、友人を応援する際に、「アライ」という言葉をわざわざ使わないはずだ。「友達だからね」で事足りる。それとも「(トランスジェンダーのトワだから)応援する」という意味で「アライ」を使ったのかもしれない。それならそれでやはり、学習漫画としての出来がいいとは言えない。トワはトランスジェンダーだから、ということは関係なしに応援してほしいと思うんじゃないだろうか。

 なおもう一点付け加えると、漫画の中で「性自認と性的志向は違う」というセリフがあったが、正しくは「性的指向」だろう。

出発点は「LGBT」ではない
 こうしたセリフの違和感と、ひとり歩きする「LGBT」という言葉には、共通点があると思う。それは、L/G/B/T、そしてあらゆる性的マイノリティを「LGBT」という記号で捉えているのではないだろうか?

 いうまでもなく「LGBT」と称される人たちは、生身の人間だ。ひとりひとりに異なる葛藤や苦悩があり、それぞれが違った趣味趣向をもって生きている。それを「LGBT」とひとまずまとめられるのは、性的マイノリティであるという共通点があり、社会の中に偏見や差別が存在するからだ。決して「LGBT人間」として生きているのではない。

 性のあり方を考える際、「LGBT」という記号を出発点にしてはいけない。そのことに気をつければ、きっと、次第に「LGBTの問題はデリケートで言えない。よくわからない。オープンにしたい方がいい」といったセリフを吐くことはなくなるだろう。

 前述の通り、今回取り上げた漫画は決して悪意から作られたものではないと思う。あまりも数多くの問題あるコンテンツや報道がなされる中で、この作品をことさらやり玉に挙げるつもりもない。だが「LGBT」という言葉の認知が高まっている今、私たちに必要なことは、より地に足の着いた、きめ細かな議論であり、それを伝えるコンテンツであるはずだ。
(wezzy編集部)

お金がないから風俗面接を受けたら9歳サバを読むことになったよ ~はじめてのデリヘル~

いろいろあって仕事を辞め、貯金も10万円しかない状況で、家賃7万8000円(管理費込み)の部屋に一人で住んでいて、月末にはクレカの請求が12万円。実家には頼りたくない。

こんな状況で今月から、一時的に風俗のバイトをはじめることにした女です。

ちなみに今は夏(7月)です。

 

 

風俗といってもいろいろ種類があることを、ナイトワークの求人ポータルサイトで知りました。一番やりやすそうなのは、オナクラ。レンタルルームで男性客のオナニーを鑑賞したり、おっぱいを見せてあげたりする。手コキしてあげたりもするらしい。
しかし。私、27歳です。オナクラは若ければ若いほうがいい……と書いてある。

いきなりソープはハードルが高いし、マットプレイが特に難しそう。挿入ありなのも多分、体がキツい。
バストサイズはメジャーで測ったところ79cmだったので……おっパブは最初に却下で。
ピンサロは安い。フェラって重労働なのに客が払う金額も安いし給料も安い。却下。

そうして見ていった結果、私がたどり着いたのは、デリヘルでした。

27歳だけど18歳になれる
都内に30店舗以上を営業しているグループの求人代表番号に電話をかけたら、どの地域で働きたいかを聞かれました。渋谷新宿池袋上野品川六本木……家が私鉄沿線の神奈川民なので、新宿エリアを希望。

 

 

「じゃあ明日、面接で」

 

電話を切ったらすごい虚脱感に襲われました……。

あ~実際行ったらめちゃくちゃ怖い人いたらどうしよう~というかブスだし年いってるしって面接落とされたら?

そのときは別の店にアプローチすればいいけど、次のお家賃&クレカ支払日までになんとかまとまったお金を用立てなければ、最終手段・「消費者金融のお世話になる」の手札を切らなければならなくなります。それだけは絶対にいや! 今から風俗堕ちしようというのに何言ってんだって感じですが、いやなものはいやなんです。何がア●ムだア●●ルだ、明るいCM流しやがって。どうせ返さなきゃいけないお金なら、借りたくないんですよね。

 

そして面接。待ち合わせは新宿駅東口の交差点を歌舞伎町方向にひとつ渡ったところでした。
時刻は13時。
服装は白ワンピとミュール。
LINEで着いた連絡をすると服装確認をされ、返信したらすぐさま黒いスーツを着た人が近寄ってきました。

に………西島秀俊に似ている……!!!!!!!!!
あとでわかったことですが、このひと(西島さん:仮名)が、私が勤めることになるデリヘルの店長でした。

 

 

面接場所は、住宅用のつくりのワンルームマンションの一室でした。

名前、住所、年齢、身長体重スリーサイズ(自己申告)を紙に書いて、免許証を提示。普通のバイトと同じですね。気になっていたマイナンバー提出は「必要ないですよ~」とあっさり言われて拍子抜け。税金……いいのか……?

まだ会って10分も経っていないわけですが、西島氏が「今日から働ける?」と聞くので「働けます!」と元気よく回答したところ、「じゃあ体験入店やりましょう~」と交渉成立。か、軽い~。こんなに軽くていいんですかね。

二枚目の紙を渡されて、そこにプレイ内容についてのOK/NGチェックをし、「書き終わったらHP用の写真撮るから脱いで~」とのお達しがありました。

どうも真っ白な部屋だと思ったら、そこで女の子の簡易的な写真も撮るそうです。

「顔出ししたくないんですが……」と告げると、「モザイク強めにしとくね~」と西島氏はにっこり。信用して……いいんだな……?

 

 

ワンピースを着たままの写真と、下着姿の写真2種類、すぐさま撮り終えて、名前と年齢を決めることになりました。

西島「つけたい名前ある? 髪型が広瀬すずっぽいよね。すずどう?」

すずは…………いやです………。

私「ありすがいいんですけど」

西島「いいよいいよ、ありすにしよう」

というわけで、私の源氏名は「ありす」に決定しました。
なんでかって?
広瀬すずじゃなくて、吉岡里帆を意識した髪型だったからです………。
ドラマ『カルテット』のありす、だ、よ……。

 

 

さらに年齢を決めるわけですが、実年齢は27歳。なんなら秋には28歳。1989年生まれの私ですが、西島氏は無茶苦茶な提案をしてきました。

西島「ありすちゃん、18歳でいこう。大学進学で上京したばっかりの設定、いける?」

 

 

ウソだろ……………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

私「え、絶対バレると思うんですけど」

西島「バレないバレない、本当に。女の子の年齢が18でも30でも、お客さん見分けつかないから。シワシワとかシミだらけとかじゃないし、全然大丈夫だよ」

私「客層ってどんな感じなんですか」

西島「30~40代メインかな~」

私(それじゃ絶対バレるじゃん……)

西島「あ、1人目のお客さんついたって。16時に来るよ。じゃあ先に講習しとこうか。ヘルス初めてだよね?」

 

というわけで、もう後には引けません。
すぐそこはホテル街。
西島店長に連れられて“講習”のため、近隣のホテルに入ることになりました。
すなわち、これから西島店長と一発いたすわけですね(ヘルスなのでチンチンのマンコへの挿入はないはずですけど)。
……正直に言って、全然イヤじゃない……むしろ最近してなかったので、ありがたい……。

ただ、この段階で、webサイトに堂々記載されていた「入店祝金10万円」「日給3万8000円保証」という超魅力的な文字について言及はなく、こちらもビビッてしまって聞くことができず。

講習を終えたら、話してくれるのでしょうか? っていうか私がそれを質問することは出来るのか? 勇気出せ私、がんばれ私、I say……。

 

 

つづく。

『おそ松さん』第2期は「お通夜状態」? 爆発的ブーム終了で「視聴率暴落」したワケ

 2015年10月~16年3月まで放送され、爆発的ヒットを飛ばしたアニメ『おそ松さん』(テレビ東京ほか)。今年10月から第2期がスタートし、さぞやファンは大盛り上がりしているだろうと思いきや、ネット上の反応は第1期放送時と比べ物にならないほどトーンダウンしているようだ。現状、Twitterの検索窓に「おそ松さん」と打ち込むと、「つまらない」という単語がサジェストされるありさまで、なぜこのような事態に陥ったのか、その理由に迫る。

 『おそ松さん』第1期放送時の大フィーバーぶりは、今も記憶に新しい。16年のオリコン年間映像ランキング(集計期間:15年12月28日付~16年12月19日付)の「アニメ・特撮DVD部門」において、『おそ松さん 第一松(初回生産限定盤)』が1位を獲得。DVDとBlu-rayの合計売り上げ枚数は11.5万枚で、1万枚売れれば大ヒットといわれるアニメ業界においては異例の数字を記録したのだ。また、関連グッズやCD、ゲームアプリ、雑誌も軒並み人気を博し、その市場規模は放送開始から1年強で300億円に上ると報じられたこともある。

 しかし、そんな『おそ松さん』第2期が、「低迷している」「失速した」とファンの間で物議を醸している。「第1期より第2期の方が、ファンの熱量は下がる」とよくいわれるものの、『おそ松さん』に限っては、第1期の爆発力が凄まじかっただけに、その急落ぶりが目に余るというのだ。

 事実、視聴率を調べてみると、第1期最終回(16年3月28日深夜)は、深夜アニメとしては異例の3.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得し、有終の美を飾った同作だが、第2期の視聴率は、初回(10月2日)1.6%、第2話(9日)0.8%、第3話(16日)0.6%、第4話(23日)0.7%、第5話(30日)0.7%、第6話(11月6日)0.9%。初回を除いて0%台で推移している。確かに第1期初回も、0.9%だったものの、それ以降は話題が話題を呼び、視聴率は右肩上がりになっていっただけに、第2期は、「失速した」と言って間違いはないだろう。

 また気になるのが、DVD・BDの売り上げだ。10月3日、第2期のDVD・BDシリーズの発売が決定したのだが、『おそ松さん第2期 第1松』(12月22日発売)は、現在Amazonランキングの「DVDアニメの売れ筋ランキング」では57位、「同BDランキング」では67位と、昨年年間1位を獲得した実績を考えると、予約段階ながらパッとしない順位だ。同日発売予定の『ラブライブ! サンシャイン!! 2nd Season Blu‐ray 1』が、「同BDランキング」で9位であることを比較しても物悲しさが残る(11月10日午後8時現在)。

[button_more text=’「腐女子ファンを切り離そうとしているのでは」’]

 こうしたデータ以外にも、第1期では、『おそ松さん』放送中に、関連ワードが次々とTwitterのトレンド入りすることが珍しくなかったが、第2期では同様の現象は見られなくなっている。さらには、前述のとおり、Twitter上で、ファンによる「第2期になってつまらなくなった」「見るのをやめた」「もうオワコンになっちゃったのかも」といったツイートが飛び交っているのだ。果たして、第2期で既存のファンが離れていった原因はどこにあるのか? おそ松ファンの女性に話を聞いたところ、意外な声が返ってきた。

「『おそ松さん』は、そもそも腐女子を中心に人気を集めたアニメでした。六つ子のキャラクターが個性豊かで、それぞれの関係性に萌えていたんですが、第2期になった途端、彼らの個性が消えて、六つ子が画一的に描かれるようになった気がするんです。第2期初回の冒頭、女子たちに人気を博し、カネを手に入れ、ブクブクに太った六つ子が握手会を開催し、それをイヤミとチビ太が『気持ち悪い』と反吐を吐くシーンがあるのですが、それを見た時、制作サイドが腐女子を『おそ松さん』から切り離そうとしているのではないか……と思ってしまいました」

 また、第1期から話題を呼んでいた“過激な下ネタ”は受け継がれているものの、「六つ子の関係性が描かれないので、ただただお下劣な下ネタなだけで、女子ウケはしない気がします。オナホが登場したり、イヤミの股間にモザイクが入っていたり、男子が『くだらねー』って笑うタイプの下ネタというんでしょうか。あとギャグ自体も、『イヤミが馬券をゆでたみそ汁を飲む』とか不条理路線で、これが元来の赤塚不二夫っぽい作風なのかもしれませんが、ピンと来ない女子も多いのでは」

 そのほか、第1期放送終了から1年半の時間が経過している点に関しても、「長すぎた」とファンの間で見る向きは強い。『おそ松さん』ファン層の中心である10~20代女子が、新しいコンテンツに目移りしてしまった可能性も指摘されている。また最近では、『刀剣乱舞』『あんさんぶるスターズ!』『A3!』といったソーシャルゲームが大ブームとなっており、これらは言ってしまえば「毎日推しに会える」コンテンツ。それだけに、『おそ松さん』の1年半というブランクは、ファンの興味・関心を保たせるのには、あまりにも長すぎたといえるのかもしれない。

 そんな『おそ松さん』だが、現在、セブン-イレブンやアドアーズ、SEGA、HMVなど、多数の企業とコラボ企画を行っており、限定コラボグッズのプレゼントや販売などしている。傍から見ると、ブームは続いているようだが、ネット上のファンの反応を見ると、「コラボが多すぎて追いつけない」「以前は限定グッズはすぐになくなっていたのに、まだ手に入る状態」といった声も散見され、ファンだけが置いてきぼりになっている印象もある。

 『おそ松さん』第2期は、1月から第2クールの放送が決定。果たしてこれから、再び第1期のような盛り上がりを取り戻すことができるのか、注視していきたい。