カラテカ・矢部太郎と大家さんの幸福な関係~『大家さんと僕』インタビュー

 ひとり暮らしは、さみしい? 気楽? 家族はあったかい? ウザい? どっちの気分のときもあるでしょうし、「絶対こっちがいい!」なんてルールはありませんよね。ただ、2015年の国勢調査によると、現在の日本では老若男女問わず、単身世帯が増加中のようです。とりわけ割合が多いのは、高齢の女性のひとり暮らし。夫に先立たれてひとりで暮らすケースが多いようです。一方、男性はというと20~30代が単身世帯のほぼ4割。

 そんな「おひとりさま高齢女性」と「おひとりさま男性」が、ひとつ屋根の下――といっても二世帯住宅型のアパート――で暮らし、交流している日々を描いたマンガ『大家さんと僕』(新潮社)が爆発的に売れています(なんと現段階で7刷15万部!)。作者は吉本興業に所属する芸人・カラテカの矢部太郎さん(40)。矢部さんは、大家さんである88歳の老婦人と、約50歳近いジェネレーションギャップを味わいながら、“芸人らしからぬ”価値観で豊かに楽しく生きている……ように見えます。大家さんとの暮らしについてお話を伺いました。

『大家さんと僕』新潮社
 『大家さんと僕』は、芸人の矢部さんが初めて描いたエッセイマンガ。矢部さんが8年前に引っ越した新宿のはずれの一軒家(の二階)、一階には高齢女性である大家さんがひとりで暮らしていました。大家さんの挨拶の言葉は「ごきげんよう」、毎日きちんとした服装で身なりを整えて、朝は早く起きて庭を掃除し、食事も三食きちんとした時間に作って召し上がる上品なおばあさんです。

 貸し出している部屋はひとつだけ、つまり物件の借主は矢部さんひとりなので、大家さんと一対一のお付き合いがはじまります。一軒家のため距離感が近く、干しっぱなしの洗濯物を大家さんが取り込んでくれたり、ウォシュレットを「使わないから」とくれたり……家賃を手渡しする際には欠かさずお茶に誘われ、矢部さんはその距離感に最初は戸惑ったといいます。

「ひとり暮らしって、自由じゃないですか。ひとり暮らしの良さを知ってしまって、もっと早くすればよかったなと思っているくらい。実家は東村山市だから遠いわけじゃないんですけど、26歳で家を出てから実家にほとんど帰らなくなっています。ひとりだと気を遣わないじゃないですか、何時に帰ってもいいですし、お風呂の順番もないし、夜中に映画を観てても大丈夫だし、自堕落でもいい。毎日ゴミみたいなもの食べてても何も言われないですからね。そういう暮らしが自由というか、いいなあと……でも、今もひとり暮らしではあるのですが、すぐ近くに大家さんがいる。この感じも悪くないんです」

――大家さんと矢部さんが、事務的な関係でもただのお友達でもない、どう表現していいかわからないけれど良い塩梅の交流をされていることが『大家さんと僕』ですごくわかりました。ここへ越す前はどんな部屋に住んできたんですか。

「最初は、一階がライブハウスになってるマンションだったんです。ベース音がすごかったですね。ズンッ、ズンッ、ズンッ」

――笑。低い音は響きますね。

「ジャンル的に激しい感じの音楽のライブが多くて。そこは2年契約で更新しなくて、引っ越しました。次は焼肉屋の上階だったんですけど、深夜、終電前の時間くらいにお店が閉まるので一本締めを何度もやる音が全部聞こえてくる。夏とか窓をあけたりしたいんですけど騒音が厳しいので、そこも2年契約で更新せず。次に住んだところは今の部屋の近所で、オートロックで7畳のワンルームマンションでした。一回更新したんですが……番組ロケで部屋の中をポケバイが走るなど色々やらかしてしまって、『もう更新しないでね』と言われてしまって」

ひとり上手の心地いい関係
――今はもう実家に住む選択肢はない?

「ひとり暮らしのきっかけが、実家が遠いからだったので……仕事場が大体都心なので、やっぱり遠くて。実家でもし寝坊すると一時間くらいの大幅な遅刻になっちゃうんですよね。現場って大体本番開始の一時間前が入り時間なので、家が都心であればもしその時間に集合できてなくてもマネージャーさんに電話もらえれば間に合うんです。実は今日も寝坊しました、すみません……(苦笑)」

――寝つきが悪すぎるとか、あるんですか。

「ちょっと尋常じゃない冷え性というのが関係してるようなんですけど……起きたとき仮死状態みたいになってるので、蘇生させないといけなくて」

――木造アパートだと寒そうですね。

「冬は寒くて夏は暑いですね(笑)。でもそれを補って余りあるくらいの素敵な物件なんですよ、今住んでいる部屋は」

――大家さんがいるから、だけではなくて。イラストでは木造二階建て外階段でコンパクトに書かれてますけど、実際の間取りはどうなっているんですか?

「ワンルームなんですけど、22畳なんです」

――広い!!!!

「広いんです。この広さのワンルームってなかなかないので、それが良くて。洒落てるわけでもないし見た目は普通の木造アパートなんですけどね。物件としてすごく魅力的で絶対に引っ越したいなと思いました。あと、オートロックじゃない物件というのもポイントでした。前に住んでいたオートロックのマンションでは、鍵をよく失くして弁償していたんですよね。オートロックの鍵って高いんですよ……。オートロックなしの広い物件という条件で探して、ここにたどり着いたんです。バストイレ別、室内洗濯機置き場、キッチンコンロは一口ですけど僕あまり自炊しないので全く問題なくて僕にとってはすごくいい部屋です」

――もともとそこに大家さんはご家族で住まれていたんですよね。それを一階と二階を分離させて二世帯にして。矢部さんの前に借りていた住人の方ってどんな人だったのでしょう。

「大学生の男の子が住んでいたそうです。その人も大家さんとめちゃくちゃ仲良くて、お茶したり伊勢丹行ったりしていたそうで……元カレみたいなね(笑)。でも僕、過去は気にしないタイプなんで! 過去88年もありますから気にし出したらきりがないし(笑)」

――でも矢部さんも最初は、警戒心のようなものがあったというか、大家さんとすぐ馴染んだわけではないですよね。

「すぐではないですけど、最初におうちにお茶でお呼ばれして入ったのは入居から数カ月後ぐらいでした。引っ越しのご挨拶した時点で『今度お茶しましょうね』って言われて、人となりをわかってもらったほうが信用してもらえるだろうし一回くらい行ったほうがいいと思って伺ったら、『またしましょう』ってすごい誘われるようになって……。

僕はひとり上手というか、ひとりでしたいことが読書とか映画見たりとか色々あるので、淋しさなんかも感じなかったし、大家さんとの距離が近い感じは最初は求めてなかったんです。でも、気がついたら鹿児島まで一緒に旅行するくらい仲良くなってましたね(笑)」

「何が楽しくて生きてるの?」と聞かれても…

大家さんと矢部さんの近すぎず遠すぎない関係、羨ましいです
――高齢女性はともかくとして、単身世帯の「結婚しない若者」って、社会問題として扱われがちですし、次世代を生まないことをネガティブに捉える向きもあります。でも個人の幸福としては、家族ではない単身世帯同士の交流というかたちもありですよね。

「あっ、僕も大家さんもすごい、幸福度は高いなと思ってて。芸人の世界の常識だと、僕が『幸福度が高い』と言っても『嘘やろ』ってなって認められないし、世間一般もわりとそうなのかなと思うんですが(笑)。でも売れていっぱい稼いで女の子たちと遊んで美味しいもの食べて……っていう方向性じゃなくても、楽しいこといっぱいあると思うんですけどね。

品川庄司の品川さんとかそっち派なので、そういう話をするとよく『お前、何が楽しくて生きてるんだ?』とイジられたりします(笑)。そう言われるぐらい、芸人の中では誰も、僕みたいにはなりたいとは思ってないんじゃないかなあ。価値観ですよね。どちらかといえばマイノリティなのかもしれません」

――過去にテレビで花嫁募集企画をやられてましたね。

「ああいうのは、テレビだなって感じはしますけど(苦笑)。同世代の女性と話すのはあまり楽じゃないというか、気を遣ってしまうのですぐ仲良くはなれない、時間がかかりますよね。何回も会ったりすれば喋れるんですけど……大家さんとだって、結構頻繁にお茶をしていたので仲良くなれたんですよ」

――大家さんとはもはやお互いお誕生日のお祝いをするくらいの関係なんですよね。

『大家さんと僕』新潮社

『大家さんと僕』新潮社
「今年はお誕生日にマグカップを差し上げました。全然高いものではないんですけど、喫茶店でお茶しながら米寿をお祝いして。サンドイッチを頼んだんですけど、僕も大家さんの少食なので二人で一皿でいいくらいなんですよ。でも注文した一皿が来たら大家さんが『テーブルが淋しいわね、もうひとつ頼みましょう』って頼んじゃって(笑)。大家さんは1~2コしか食べないし僕も1~2コでいいのに無理して食べました」

――大家さんは京王プラザホテルの中華がお好きなんですよね。ゆっくりお食事されるので一緒にランチするとなると平均4時間かかる(笑)。

「そう、時間がかかるのでディナーはあまり行かないんです。まあ僕も少食だし食べるの遅いんですが、大家さんよりは少し早いです(笑)。芸人の先輩と食事すると僕だけ全然食べ終わらなくて、置いてきぼりでさっさと帰られることもあるくらいなんですが」

――そのペースというか、呼吸が大家さんとは合っているのかもしれませんね。矢部さんは「待てる人」ですよね。

『大家さんと僕』新潮社
――大家さんもお年を召されているので、単行本ではハラハラしてしまうくだりはありますが……。

「博多華丸・大吉の大吉さんにも『後半ハラハラしてページめくれなかったわ。帯に大家さん元気ですって書いといて!』と言われました(苦笑)」

――お二人でお散歩していて、大家さんが「年だからもう転べないのです 矢部さんはいいわね まだまだ何度でも転べて」というシーンは示唆に富んでいました。

「それ、いろんな方に言われるんです! 僕はその言葉にそんなに深い意味があると思って描いていなかったので、言われてみるとなるほどなあって。もう40歳ですけど、まだ40歳ですし」

___

 芸人らしくないけれど、穏やかな生活を楽しんでいる矢部さんの「幸福度」の高さ、『大家さんと僕』を読めば一発で理解できてしまうのではないでしょうか。そして矢部さんも数十年後、大家さんのような素敵なおじいさんになっているのかもしれません。

『大家さんと僕』新潮社

カラテカ・矢部太郎と大家さんの幸福な関係~『大家さんと僕』インタビュー

 ひとり暮らしは、さみしい? 気楽? 家族はあったかい? ウザい? どっちの気分のときもあるでしょうし、「絶対こっちがいい!」なんてルールはありませんよね。ただ、2015年の国勢調査によると、現在の日本では老若男女問わず、単身世帯が増加中のようです。とりわけ割合が多いのは、高齢の女性のひとり暮らし。夫に先立たれてひとりで暮らすケースが多いようです。一方、男性はというと20~30代が単身世帯のほぼ4割。

 そんな「おひとりさま高齢女性」と「おひとりさま男性」が、ひとつ屋根の下――といっても二世帯住宅型のアパート――で暮らし、交流している日々を描いたマンガ『大家さんと僕』(新潮社)が爆発的に売れています(なんと現段階で7刷15万部!)。作者は吉本興業に所属する芸人・カラテカの矢部太郎さん(40)。矢部さんは、大家さんである88歳の老婦人と、約50歳近いジェネレーションギャップを味わいながら、“芸人らしからぬ”価値観で豊かに楽しく生きている……ように見えます。大家さんとの暮らしについてお話を伺いました。

『大家さんと僕』新潮社
 『大家さんと僕』は、芸人の矢部さんが初めて描いたエッセイマンガ。矢部さんが8年前に引っ越した新宿のはずれの一軒家(の二階)、一階には高齢女性である大家さんがひとりで暮らしていました。大家さんの挨拶の言葉は「ごきげんよう」、毎日きちんとした服装で身なりを整えて、朝は早く起きて庭を掃除し、食事も三食きちんとした時間に作って召し上がる上品なおばあさんです。

 貸し出している部屋はひとつだけ、つまり物件の借主は矢部さんひとりなので、大家さんと一対一のお付き合いがはじまります。一軒家のため距離感が近く、干しっぱなしの洗濯物を大家さんが取り込んでくれたり、ウォシュレットを「使わないから」とくれたり……家賃を手渡しする際には欠かさずお茶に誘われ、矢部さんはその距離感に最初は戸惑ったといいます。

「ひとり暮らしって、自由じゃないですか。ひとり暮らしの良さを知ってしまって、もっと早くすればよかったなと思っているくらい。実家は東村山市だから遠いわけじゃないんですけど、26歳で家を出てから実家にほとんど帰らなくなっています。ひとりだと気を遣わないじゃないですか、何時に帰ってもいいですし、お風呂の順番もないし、夜中に映画を観てても大丈夫だし、自堕落でもいい。毎日ゴミみたいなもの食べてても何も言われないですからね。そういう暮らしが自由というか、いいなあと……でも、今もひとり暮らしではあるのですが、すぐ近くに大家さんがいる。この感じも悪くないんです」

――大家さんと矢部さんが、事務的な関係でもただのお友達でもない、どう表現していいかわからないけれど良い塩梅の交流をされていることが『大家さんと僕』ですごくわかりました。ここへ越す前はどんな部屋に住んできたんですか。

「最初は、一階がライブハウスになってるマンションだったんです。ベース音がすごかったですね。ズンッ、ズンッ、ズンッ」

――笑。低い音は響きますね。

「ジャンル的に激しい感じの音楽のライブが多くて。そこは2年契約で更新しなくて、引っ越しました。次は焼肉屋の上階だったんですけど、深夜、終電前の時間くらいにお店が閉まるので一本締めを何度もやる音が全部聞こえてくる。夏とか窓をあけたりしたいんですけど騒音が厳しいので、そこも2年契約で更新せず。次に住んだところは今の部屋の近所で、オートロックで7畳のワンルームマンションでした。一回更新したんですが……番組ロケで部屋の中をポケバイが走るなど色々やらかしてしまって、『もう更新しないでね』と言われてしまって」

ひとり上手の心地いい関係
――今はもう実家に住む選択肢はない?

「ひとり暮らしのきっかけが、実家が遠いからだったので……仕事場が大体都心なので、やっぱり遠くて。実家でもし寝坊すると一時間くらいの大幅な遅刻になっちゃうんですよね。現場って大体本番開始の一時間前が入り時間なので、家が都心であればもしその時間に集合できてなくてもマネージャーさんに電話もらえれば間に合うんです。実は今日も寝坊しました、すみません……(苦笑)」

――寝つきが悪すぎるとか、あるんですか。

「ちょっと尋常じゃない冷え性というのが関係してるようなんですけど……起きたとき仮死状態みたいになってるので、蘇生させないといけなくて」

――木造アパートだと寒そうですね。

「冬は寒くて夏は暑いですね(笑)。でもそれを補って余りあるくらいの素敵な物件なんですよ、今住んでいる部屋は」

――大家さんがいるから、だけではなくて。イラストでは木造二階建て外階段でコンパクトに書かれてますけど、実際の間取りはどうなっているんですか?

「ワンルームなんですけど、22畳なんです」

――広い!!!!

「広いんです。この広さのワンルームってなかなかないので、それが良くて。洒落てるわけでもないし見た目は普通の木造アパートなんですけどね。物件としてすごく魅力的で絶対に引っ越したいなと思いました。あと、オートロックじゃない物件というのもポイントでした。前に住んでいたオートロックのマンションでは、鍵をよく失くして弁償していたんですよね。オートロックの鍵って高いんですよ……。オートロックなしの広い物件という条件で探して、ここにたどり着いたんです。バストイレ別、室内洗濯機置き場、キッチンコンロは一口ですけど僕あまり自炊しないので全く問題なくて僕にとってはすごくいい部屋です」

――もともとそこに大家さんはご家族で住まれていたんですよね。それを一階と二階を分離させて二世帯にして。矢部さんの前に借りていた住人の方ってどんな人だったのでしょう。

「大学生の男の子が住んでいたそうです。その人も大家さんとめちゃくちゃ仲良くて、お茶したり伊勢丹行ったりしていたそうで……元カレみたいなね(笑)。でも僕、過去は気にしないタイプなんで! 過去88年もありますから気にし出したらきりがないし(笑)」

――でも矢部さんも最初は、警戒心のようなものがあったというか、大家さんとすぐ馴染んだわけではないですよね。

「すぐではないですけど、最初におうちにお茶でお呼ばれして入ったのは入居から数カ月後ぐらいでした。引っ越しのご挨拶した時点で『今度お茶しましょうね』って言われて、人となりをわかってもらったほうが信用してもらえるだろうし一回くらい行ったほうがいいと思って伺ったら、『またしましょう』ってすごい誘われるようになって……。

僕はひとり上手というか、ひとりでしたいことが読書とか映画見たりとか色々あるので、淋しさなんかも感じなかったし、大家さんとの距離が近い感じは最初は求めてなかったんです。でも、気がついたら鹿児島まで一緒に旅行するくらい仲良くなってましたね(笑)」

「何が楽しくて生きてるの?」と聞かれても…

大家さんと矢部さんの近すぎず遠すぎない関係、羨ましいです
――高齢女性はともかくとして、単身世帯の「結婚しない若者」って、社会問題として扱われがちですし、次世代を生まないことをネガティブに捉える向きもあります。でも個人の幸福としては、家族ではない単身世帯同士の交流というかたちもありですよね。

「あっ、僕も大家さんもすごい、幸福度は高いなと思ってて。芸人の世界の常識だと、僕が『幸福度が高い』と言っても『嘘やろ』ってなって認められないし、世間一般もわりとそうなのかなと思うんですが(笑)。でも売れていっぱい稼いで女の子たちと遊んで美味しいもの食べて……っていう方向性じゃなくても、楽しいこといっぱいあると思うんですけどね。

品川庄司の品川さんとかそっち派なので、そういう話をするとよく『お前、何が楽しくて生きてるんだ?』とイジられたりします(笑)。そう言われるぐらい、芸人の中では誰も、僕みたいにはなりたいとは思ってないんじゃないかなあ。価値観ですよね。どちらかといえばマイノリティなのかもしれません」

――過去にテレビで花嫁募集企画をやられてましたね。

「ああいうのは、テレビだなって感じはしますけど(苦笑)。同世代の女性と話すのはあまり楽じゃないというか、気を遣ってしまうのですぐ仲良くはなれない、時間がかかりますよね。何回も会ったりすれば喋れるんですけど……大家さんとだって、結構頻繁にお茶をしていたので仲良くなれたんですよ」

――大家さんとはもはやお互いお誕生日のお祝いをするくらいの関係なんですよね。

『大家さんと僕』新潮社

『大家さんと僕』新潮社
「今年はお誕生日にマグカップを差し上げました。全然高いものではないんですけど、喫茶店でお茶しながら米寿をお祝いして。サンドイッチを頼んだんですけど、僕も大家さんの少食なので二人で一皿でいいくらいなんですよ。でも注文した一皿が来たら大家さんが『テーブルが淋しいわね、もうひとつ頼みましょう』って頼んじゃって(笑)。大家さんは1~2コしか食べないし僕も1~2コでいいのに無理して食べました」

――大家さんは京王プラザホテルの中華がお好きなんですよね。ゆっくりお食事されるので一緒にランチするとなると平均4時間かかる(笑)。

「そう、時間がかかるのでディナーはあまり行かないんです。まあ僕も少食だし食べるの遅いんですが、大家さんよりは少し早いです(笑)。芸人の先輩と食事すると僕だけ全然食べ終わらなくて、置いてきぼりでさっさと帰られることもあるくらいなんですが」

――そのペースというか、呼吸が大家さんとは合っているのかもしれませんね。矢部さんは「待てる人」ですよね。

『大家さんと僕』新潮社
――大家さんもお年を召されているので、単行本ではハラハラしてしまうくだりはありますが……。

「博多華丸・大吉の大吉さんにも『後半ハラハラしてページめくれなかったわ。帯に大家さん元気ですって書いといて!』と言われました(苦笑)」

――お二人でお散歩していて、大家さんが「年だからもう転べないのです 矢部さんはいいわね まだまだ何度でも転べて」というシーンは示唆に富んでいました。

「それ、いろんな方に言われるんです! 僕はその言葉にそんなに深い意味があると思って描いていなかったので、言われてみるとなるほどなあって。もう40歳ですけど、まだ40歳ですし」

___

 芸人らしくないけれど、穏やかな生活を楽しんでいる矢部さんの「幸福度」の高さ、『大家さんと僕』を読めば一発で理解できてしまうのではないでしょうか。そして矢部さんも数十年後、大家さんのような素敵なおじいさんになっているのかもしれません。

『大家さんと僕』新潮社

斉藤由貴、不倫相手の医師が“キス&パンツ写真”流出元を暴露!! 「モルモン教」批判で再炎上!?

 今年8月にW不倫が報じられた斉藤由貴。不倫相手として伝えられたのは50代医師で、その後“キス写真”や衝撃の“パンティー写真”が公開され、世間をあっと驚かせた。そして12月19日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)によると、この医師が写真の流出元をHPで暴露していたとのことで、マスコミ関係者を騒然とさせている。

「2人の不倫を最初に報じたのは『週刊文春』(文藝春秋)で、同誌発売後に斉藤は会見を開いて医師との関係を否定。医師もまた、斉藤とは『医師と患者』の関係であると主張していました」(芸能プロ関係者)

 ところが、9月発売の「フラッシュ」(光文社)が2人のキスショット、そして医師が斉藤のものとみられるパンティーを被っている写真を掲載。これにより、双方とも観念したのか、不倫の事実を認めるに至った。

「斉藤はその後、露出を減らすなど活動を自粛していますが、そんな中『週刊女性』が医師側の動きをキャッチ。記事によると、医師は自身のクリニックのHP上で、不倫を認めざるを得なくなった写真の流出元についての『お知らせ』を掲載していたというのです」(同)

 そこには、「モルモン教団に属する家族が不正入手したものを加工し、故意にメディアに情報提供したことが確認されています。かくの如く倒錯した団体と当院は無関係です」と、記載されていたそうだ。

「モルモン教といえば、斉藤が夫婦で信仰している宗教なので、『モルモン教団に属する家族』は“斉藤の夫”を示すと考えられる。しかし、同誌がクリニック側に事実確認しようとしたものの、期日までに回答はなく、HPの『お知らせ』も削除されてしまったと伝えています」(同)

 業界では、この“医師の暴走”に注目が集まっているという。

「もともと、同医師はマスコミの直撃取材に対して“逆ギレ”するなど、態度に問題があり、要注意人物と言われていた。また、HPでモルモン教に触れていた点から、医師が斉藤サイドをあからさまに貶めようとしていることもわかります。斉藤は来年1月に三谷幸喜の舞台、そのほか映画も2本決まってる身だけに、元不倫相手の暴走に困惑しているでしょう」(テレビ局関係者)

 とはいえ、斉藤側はこうした医師の行動を予測していた部分もあるようで……。

「斉藤は不倫発覚後、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』の出演を辞退していますが、実はNHKは不倫騒動後も登板を再三要請していたとか。にもかかわらず、斉藤サイドがかたくなに降板を申し入れたそうなんです。この時から『医師が何かするのでは?』と恐れていたのかもしれません」(同)

 収束したように見えていた斉藤の不倫騒動だが、来年も泥沼が続くのだろうか。

「永住権宝クジ」はテロリストの輸入?〜移民国家アメリカの危機を招くトランプの強硬策

 ドナルド・トランプは米国内で移民によるテロが起こるたびに「移民法を厳しくする!」と叫ぶ。とくに「永住権宝クジ」と「親族呼び寄せ」を目の敵にしており、この2カテゴリーの廃止/厳格化を議会に要請すると繰り返している。

「永住権宝クジ」廃止論
 今年、ニューヨークでは10月と12月にテロが起こった。

 10月末日、街中がハロウィンのディスプレイと子供たちのトリック・オア・トリートで賑わった日、ロウアーマンハッタン(マンハッタン北部)で小型トラックがスクールバスや歩行者の列に突っ込み、死者8名、負傷者11名を出すテロ事件が起きた。犠牲者のほとんどはアルゼンチンとベルギーからのグループ観光客だった。

 犯人のサイフロ・サイポフ(29)は「永住権宝クジ」に当選してグリーンカード(米国永住権の通称)を得、2010年にウズベキスタンから米国に移住していた。事件当時はニューヨーク州に隣接するニュージャージー州に住み、ウーバーの運転手をしていた。

 サイポフはいつの頃からかISISに感化され、小型トラックから逃走する際にアラビア語で「神は偉大なり!」と叫んだとされている。サイポフはその直後に警官に撃たれて重傷を負い、逮捕された。

 永住権宝クジ、またはグリーンカード宝クジ(正式名称:多様性移民ビザ・プログラム)は米国政府が1987年に開始した施策だ。世界各国から平等に移民を迎え入れることが目的であり、過去5年間に米国への移民を5万人以上出した国(※)を除いてほぼどの国からも応募でき、抽選により毎年5.5万人が当選する。日本人にも応募資格がある。

 応募者は住所氏名など基本的な個人情報をオンライン入力。資格は高校卒業または2年間の職業訓練経験のみ。無料で応募できるため、まさに世界中の誰しもに門戸を開いた、移民国家アメリカを象徴するプログラムと言える。

 2001年の9.11同時多発テロの後、永住権宝クジに対して「テロリストを招き入れる可能性」が語られ始めたが、証明するデータは出ていない。近年は応募者が増え、2018年度分には2,300万人が応募。当選者の配偶者と子供にも付随して永住権が出されるため、同年度の実質の当選該当者は12万人。ただし米国政府は当選者の厳密なバックグラウンド・チェックを行うため、抽選は渡米の2年前におこなわれる。

※現在はカナダ、中国(台湾を除く)、ドミニカ共和国、インド、ジャマイカ、メキシコ、イギリス、韓国など18カ国が該当

「親族呼び寄せビザ」厳格化論
 12月11日には、やはりマンハッタンの大型バスターミナルとタイムズスクエアの地下鉄駅を結ぶ地下通路での爆弾テロがあった。自家製のパイプ爆弾により犯人を含む6人が負傷したが犯人のみが重症、巻き添えとなった通行人は軽傷であった。

 ニューヨーク市のブルックリンに在住していた犯人のアケイド・ユラー(27)は親族呼び寄せビザにより2011年にバングラデシュから米国に移住した。ユラーもインターネットでISISの動画などを観ていたとされ、ネットで製造法を学んだ自家製の爆弾はお粗末な出来だったと報じられている。

 アメリカ人(米国市民権保持者)と永住権保持者は、自身に規定以上の収入があれば「スポンサー」として親族に永住権を取得させ、アメリカに呼び寄せることができる。呼び寄せの対象は配偶者、子供、兄弟姉妹などだ。

 ユラーは親族呼び寄せのうち、「F-43」と呼ばれるカテゴリーで永住権を取得している。F-43は「F-41/46」該当者の「子供」に出される。F-41/46とは「市民権保持者の兄弟姉妹」に出されるビザだ。

 逆にたどると、ユラーの叔父は何年も前に永住権宝クジに当選してバングラデシュからアメリカに移住し、その後に米国市民権を取得。2011年に自分の兄(または弟)を呼び寄せた際に、その子供であるユラー(当時21歳)も永住権を取得。叔父の兄(弟)である父親は米国移住後に他界しており、ユラーはブルックリンの自宅で母親、3人の兄弟姉妹と同居していた。母親と兄弟姉妹もおそらく叔父による呼び寄せ対象と思われる。

 ユラーの叔父がユラーの父親以外の親族のスポンサーにもなっているかは不明だが、ユラーの一家だけをとりあげても叔父1人がユラーの両親、ユラーを含む4人の子供を呼び寄せていることになる。

 さらにユラーは昨年、母国バングラデシュで結婚しており、今年に入って子供が生まれている。ユラーが妻子を米国に呼び寄せる計画を立てていたかは不明だが、常識的に考えれば呼び寄せをおこなうケースだ。

 この現象をトランプは「イモヅル式移民」と呼び、非常に嫌っている。トランプは永住権宝クジを廃止し、かつ親族呼び寄せを制限し、「メリット基盤」の移民システムへの移行を訴えている。

就労ビザ「H1-B」
 「メリット基盤」とは、高学歴、高スキル、特殊技能を持つ移民を就労ビザによって入国させ、米国経済に恩恵をもたらそうというものだ。

 就労ビザにも多様な種類があり、非常に複雑だが、日本人も含めて先進諸国からの移民が多く取得するのが「H1-B」と呼ばれるビザだ。H1-Bは「高技能者」に出されるビザで、一般的に大卒以上でなければ取得できない。高学歴=高スキルという解釈だ。H1-Bビザは移民を雇用する企業が「スポンサー」となり、政府は雇用主がH1-Bビザ就労者に支払う最低年収を定めている。

 トランプ就任直後の1月、議会はH1-Bビザの最低年収を現在の6万ドルから13万ドルに引き上げる案を提出した。この案が実施されると、大企業はともかく、中小企業は外国人を雇えなくなる。「一流の高技能者だけを、一流企業だけが雇えばいい」と考えるトランプと議員たちは、自国アメリカの移民社会の実態をあまりにも知らないと言える。

 マイクロソフトやアップルなどの大手IT企業はインドからのエンジニアを大量に雇用しており、H1-Bの規制に強く反対しているが、仮に法案がとおれば13万ドルを払えるだけの資本を持つ。しかし、アメリカの中国系社会には中国系の中小企業が、ロシア系社会にはロシア系中小企業が、メキシコ系社会にはメキシコ系中小企業が多数あり、他にも無数の移民コミュニティがそれぞれ移民による零細な企業を抱えている。日系も同様だ。在米日本人が在米日本人を対象に商っている日系企業では日本語を話す日本人社員が必須だが、13万ドルを払える会社は多くはない。つまり、H1-Bビザの極端な規制はマイノリティ・コミュニティを崩壊させる可能性を孕んでいる。

 一方、学歴やスキル、または英会話能力がなく渡米する移民は、商店を開くことが多い。彼らは親族を呼び寄せ、店を親族経営する。人件費を押さえられるだけでなく、親族なら労働時間などで融通が利き、信頼もできる。やがて若い親族は結婚・出産する。アメリカ生まれの子供たちはアメリカで教育を受けて英語と祖国語のバイリンガルとなり、英語やコンピュータが苦手な親や年配の親族の仕事を助ける。大学や院に進み、アメリカの中央社会で出世する者も出てくる。こうして移民一家はアメリカに根を張り、アメリカ社会の一部となっていくのである。

 また、永住権宝クジや親族呼び寄せによって渡米する者にも高学歴、高スキルは存在する。幼い時期に渡米すれば、アメリカでの教育も受ける。筆者の友人にも永住権宝クジに当選して渡米し、一流企業勤務、今では二児の母親となっている人物がいる。まさにトランプが望む活躍だ。しかし、トランプは12月15日のFBIアカデミー卒業式での演説で「永住権宝クジは最悪中の最悪だ!」と言い放った。

 そもそも先に挙げたように、移民国家アメリカには無数の民族コミュニティがあり、それぞれが小社会を形成している。その中での経済活動も一流企業と同様にアメリカの原動力だ。トランプ政権の「イスラム圏からの移民は入れたくない」「低学歴、家族呼び寄せはアメリカの役に立たない」という視点はあまりにも狭窄であり、アメリカというジグソーパズルのような国を俯瞰できていないと言わざるを得ない。

移民国家アメリカ
 今回のふたりのテロ犯のように渡米後にイスラム過激思想やISISに感化される単独テロ犯について、識者による推察がある。いわく、ウズベキスタンやバングラデシュのように抑圧された社会では幸福を感じられず、しかし渡米してもアメリカのような開かれすぎた西洋社会に馴染めず、居場所を見つけられないのではないかと。この推察は一考に値すると思われるが、ウズベキスタンやバングラデシュからの移民のうち、果たして何パーセントがテロ犯になるのだろうか。

 ちなみに自爆犯ユラーは犯行の直前、フェイスブックに以下のように書き残している。

 「トランプ、お前は自分の国を守ることに失敗している」

 具体的にトランプの言動の何を指しているかは不明だが、ユラーがテロを起こした12月11日の5日前、トランプは「エルサレムをイスラエルの首都と認証する」声明を出している。パレスチナでは抗議の暴動が起きて死者が出、米国政府は世界各地にある米国の在外公館に対し、警備強化の指示を出している。

 9.11同時多発テロののち、かつてあった米国移民局はUSCIS(米国市民権・移民業務局)に名称を変えて国土安全保障省の一部に組み込まれ、移民法は格段に厳しくなった。トランプが大統領に就任したのちはことさらだ。

 だが、現在のUSCISの公式ウエブサイトにも「あなたのオプションを探してみましょう」というページがあり、「市民権取得」「親族の市民権取得」「永住権保持者の家族の永住権申請」「雇用主を通じての永住権申請」「難民の永住権申請」「外国人孤児の養子申請」「米国市民によってDV被害者となった配偶者、子、両親の市民権申請」など、56ものパターンが項目として挙げてある。それだけ広く移民を受け入れているということだ。

 アメリカは移民国家だ。アメリカが移民を完全にシャットアウトすることはできないし、すべきではない。それをおこなえばアメリカの国としてのアイデンティティが失われてしまう。さりとて膨大な数の移民希望者をすべて受け入れることもできない。ゆえに移民法があり、年間のビザ発行数が決められていたり、申請者の資格検査がある。移民をどれだけ受け入れ、どの申請を許可し、どれを却下するか、そのバランスはアメリカにとって非常に繊細にして重要な永遠の課題なのだ。
(堂本かおる)

平成ノブシコブシ吉村崇が「ヤラせろよ」「枕営業しかねぇんだ、バーカ」とグラドルを罵倒!?

 平成ノブシコブシの吉村崇(37)が、番組で共演したグラビアアイドルの女性を自宅に連れ込み、“変態SEX”をしていたと、発売中の「アサヒ芸能」(徳間書店)が報じている。

 2013年に高級マンションに引っ越し、バラエティ番組で何度も自宅を公開してきた吉村。女性を口説く主戦場は自宅で、2014年にも、グラドルの尾崎ナナ(35)を自宅に連れ込もうとしていたことが『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で明らかに。番組では笑い飛ばされていたが、「アサ芸」によれば、吉村は本当に共演グラドルを自宅に連れ込み、身体の関係を持っていたという。それが自由恋愛ならば全く問題ないが、立場を利用して「枕営業」を強要していたとも受け取れるから始末が悪い。

 同誌に告発したのは、吉村と実質セフレ関係だったグラビアアイドル・Pさん……の交際相手である一般男性・A氏。Pさんが暴露したわけではなく、A氏に詰められたPさんが告白した内容を、A氏が「アサ芸」に……という流れのようだ。彼氏に問い詰められたPさんは涙ながらに吉村との肉体関係について語ったという。

 Pさんの証言によれば、吉村は大の電マ好きで、自宅の寝室には大量の大人のおもちゃが置いてある。おそろしいことに吉村には「女性は行為中に痛みを伴うと気持ちがよくなると信じているS癖」があるそうで、プレイ中はPさんの乳首に洗濯バサミをつけさせたり、立ちバックの時は足元に鏡を置き、結合部を覗き見できるようにもしていたという。吉村は変態プレイに貪欲で、3Pをするために「友達を呼んでくれ」とまでPさんに頼んでいたというが、2人はあくまでもセックスするだけの完全割り切りの関係。吉村はセックスが済んだら女性に帰ってほしいタイプで、セックスが終わったら “タクシー代”としてPさんに1万円を渡していたという。

 今年6月にAさんとPさんは交際をスタートさせるが、そのことを報告しても吉村からの自宅呼び出しは続き、彼氏ができたからなのか口止め料なのか、“タクシー代”が2万円に増額したという。Pさんは「番組で共演していて毎週会うし、番組に支障が出ると思って強く逆らうことはできなかった」とA氏に釈明している。というのも、吉村はPさんと共演していたネット番組で、新人グラドルが良いポジションを獲得したことを批判する別のグラドルたちに対し「だったらヤラせろよ! 新人がここに来るにはマクラしかねぇーんだ、バーカ」と枕営業を肯定するかのような発言をしている。これはバラエティ番組ゆえの冗談だったのだろうが、果たして吉村がPさんにしていたことは実質、枕営業の強要だったのだろうか?

 女性がこうした被害を口にするとき、「彼氏にバレたから強要されたと嘘をついた」ケースも実際にあるため、事案ごとに丁寧に見ていく必要がある。さらにPさんが芸能人デートクラブでの売買春に関わっていたことなどからA氏とPさんの交際はもつれにもつれ、最終的に、Pさんの所属事務所が「A氏から脅迫を受けている」として警察に被害届をだしたという。もう何がなんだかわからなくなっているが、Pさんの、そしてA氏の言葉が虚言や誇張でないとすれば、芸能界の闇は想像以上に深いのかもしれない。

クンニは女子の緊張をほぐす、は勘違い!! 男性に知ってほしい、クンニの心得

男性が女性に行う前戯といえば、クリや膣口を愛撫する(舐める)「クンニ」こと、クンニリングス。クンニは舌の柔らかさや刺激、息遣いを感じることができる愛撫です。はじめての方や、まんこを見られることに抵抗のある方、汚い場所だと思っている方、ニオイが気になる方……様々な理由で「恥ずかしい」と感じる方も多いと思います。恥ずかしさから手マンもクンニも苦手という女性もいますので、男性は無理強いすることではなく、女性も無理に受け入れるべきものではありません。

◎女性にとっては「恥ずかしい」行為

 彼のクンニを受けた結果「クンニは気持ちよくない」「クンニされるのは苦手」とクンニ嫌いになっている女性もいるんです。「テクニックの問題!? じゃあ、どんなクンニが正しいの?」と思いますよね。

 正直、“正しいやり方”なんてありません。

 ただ、女性が徐々に精神的にもカラダも開放的になるための大事な前戯。「丁寧に優しく」! これが正しいクンニです。「そんなこと~?」といぶかしむ男性もいるでしょう。いやいや~、丁寧に優しいクンニで気持ちよくなれることって実際なかなか少ないものです。

 冒頭にも書いたように、少なくない数の女性にとって両脚を広げてまんこを見せる行為は、非常に恥ずかしいものだということを男性には忘れないでいただきたい! 「顔が下半身に向かってきたな」と察して自ら両脚を広げるまでには慣れが必要ですし、はじめてセックスをする相手には、いつだって恥ずかしい行為。「セックスは恥じらいが大事」とインプットされてるから恥ずかしいフリをしてるだけの女性もいなくもないですけどね。

 それにしたって、セックスが始まってベッドに横になったばかりなのに、いきなり足を開かせようとする男性、または乳首などの刺激をチョチョッとやってすぐさま両脚を力強くガッと広げ、いきなり舐めはじめようとする男性、多いんです。セフレだとしてもそれじゃ気持ちよくなれなくないですかッ!? そんなガツガツされたら恋人ごっこにならないじゃないですか~~~。

◎何度でもキスすればいい

 キスなどで少しリラックスしたなぁ~と感じても、恥ずかしい場所に到達する際は再度、緊張感が舞い戻ってくるものです。

 キスから始めて首筋、乳首など上半身を愛撫しながら、徐々に下半身へと移行して、「次ここに行きますよ~」の合図として指でクリにそっと触ってみます。ここで女性の太ももにキュッと力が入るようなら、まだ緊張が解けていないのかもしれません。焦らず、一旦クリから手を離し、太ももあたりを撫でながらキスや乳首愛撫に戻る。このリピート、結構大事です。テストに出ますからね。

 「クンニで気持ちよくしたる!」ではななく、すでにリラックスしてそこそこ気持ちよくなっている状態でないと、クンニが気持ちいいと感じることは難しいんです。

 力の入り方や吐息、表情を見ながら「大丈夫そうだな」と思ったら、お腹へ舌を這わせて、その次は太ももにキスしながら両脚をゆっくりと広げてみても大丈夫。その後もすぐまんこー! ではなく、そけい部(太ももの付け根)を優しくキスしたり舐めたりを繰り返して、安心感を与えることを忘れずに!

◎クリの皮、剥かないで!

 まんこへ到達したらレロレロ~! と舐め回す男性も多いんですが……やめてー! クリにチュッとキスすることからはじめるようにしてください。クリや膣口は敏感な部分なのでここでビクンッ! と反応があると思いますが、これに気を良くして激しい「レロレロ~!」にならないように。あくまでもゆっくり丁寧に舌全体で膣口を唾液たっぷりで舐め上げたり、舌先でクリを刺激し続けるなど、地道に頼みます。

 ここで注意していただきたいのは、クリを愛撫する際に包皮(クリを覆っている皮)をクイッと持ち上げないこと。この行為は男性のセックスハウツーなどで「皮を持ち上げるべし!」と書かれていることもありますが、“クリ刺激は皮の上から”で行うようにしてください。クリを直接舐められると痛みを感じる女性も少なくないので、ここはきちんと相手に聞いたほうがいいポイントです。このあとは、女性の吐息が激しくなってきたら、愛撫も少しずつ強めにしていく……など、相手の反応に合わせてゆっくりの愛撫をしていただければと思います。

 でも吐息や喘ぎ声って演技の場合も多いですし、ぶっちゃけそういうムードで「察して」って難しいですよねえ。愛撫しながら・されながら「そこそこ」「ちょっと違う」「痛いかも」「気持ちい~」等と本音を言えれば一番いいと思うんですが。

 それと、「舐められるの、好きじゃない」というクンニNGの女性もいます。理由はいろいろ。まんこを凝視されたくないという理由なら部屋の灯りを暗くしたり、ニオイが気になるからなら一緒にお風呂に入って洗い合ってみたり……コミュニケーションによって、解決策を見つけられることもあります。無理強いはダメですけどね。

▼はじめてのセックス、「不安と緊張でガチガチ」をほぐすコミュニケーション

安室奈美恵、『紅白』出演のウラ事情! NHKが仕掛けた“古巣”ライジングへの極秘交渉

 下馬評で「絶望的」とされていた安室奈美恵の『NHK紅白歌合戦』出演が正式決定した。ネット上では、11月にオンエアされた特集番組『安室奈美恵「告白」』(NHK)への出演が、『紅白』出場への布石だったと指摘されているが、それ以外にもNHKは、安室の出演を掴むための“秘策”を繰り出していたようだ。

 安室が引退を発表した9月20日直後から、『紅白』の出場可否については諸説飛び交っていた。

「所属レーベルのエイベックスは、NHKが引退のニュースを伝える際、安室の“絶対タブー”とされている、SAMとの結婚会見の映像を使用したことに、相当立腹していました。『あの放送のせいで「紅白」は出演不可能になった』などと、NHK側を強く批判していたものです」(スポーツ紙記者)

 NHKは昨年、まさに12月31日が解散日だったSMAPの『紅白』出演も逃してしまい、今年も同様のパターンかと思いきや、安室に関しては“逆転出演”を勝ち取った。

「2014年には、活動休止していた中森明菜を12年ぶりに『紅白』出演させるなど、NHKのブッキング力は、本来、キー局が束になってもかなわないほど。今回の安室に関しても、極秘裏に“古巣”へアプローチを仕掛けることで、不可能を可能に変えたといわれています」(音楽プロデューサー)

 安室の“古巣”とは、デビュー当初から所属していたライジングプロダクション。しかし、同プロとは契約をめぐったトラブルが発覚しており、安室は15年に個人事務所へ移籍している。

「しかしライジング側も、安室の首を縦に振らせる何らかの材料を持っていたのでしょう。交渉に協力した見返りとして、ライジング所属の三浦大知が、『紅白』初出場を決めたと言われています。さらに今年は、荻野目洋子が『ダンシング・ヒーロー』で再ブレークを果たしており、荻野目の出場もプッシュしていたようですが、こちらは見送られてしまいました」(同)

 安室の引退に関しても、ライジングとのイザコザが遠因にあるとされている。

「安室の楽曲の原盤権こそ、すでにエイベックスへ移しているものの、著作権に関してはいまだライジングが所有しているため、11月発売のベスト盤『Finally』で、ライジングは相当な利益を得ているはず。この収益と、さらには『紅白』出演が、安室からライジングへの“手切れ金”になった、という話です」(同)

 一部報道では、当日安室は“究極の大トリ”で出演予定などと、最後の舞台にふさわしい演出が検討されているという。さまざまなしがらみを超えた、『紅白』ステージに期待したい。

「大きなおっぱい」で辿る社会の変遷/安田理央『巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか』

 タイトルに『〜の誕生』と銘打った本はかなり多い。学術書で言えば、たとえばアリエスの『〈子供〉の誕生』が有名だろう(もっとも、このタイトルは翻訳者がつけたもので、原題は全く異なる)。現在を生きるわたしたちが当たり前だと思っている現象や枠組みが、歴史上のある時点に生まれたものでそれ以前には存在しなかったと知れば、たしかに驚くし、知的好奇心も満たされる。

 ジェンダーやセクシュアリティに関する分野においては、『〜の誕生』本にはまた別の意義がある。すなわち、性に関して「本能」や「伝統」を持ち出して差別や抑圧を正当化する人に対し、「それは不変の本能でも伝統でもなく、歴史的産物だ」と言い返すための「武器」として、『〜の誕生』本は重宝されたのである。

 ただし、現在ではジェンダー・セクシュアリティ系の『〜の誕生』本のブームは一段落したようにも思える。面白そうなテーマがあらかた研究し尽くされたから、という理由もあるだろう。より根本的には、「歴史的産物」であるとの指摘は「本能・伝統論者」には痛手を負わせるが、「開き直って歴史的産物を守り、差別を続ける」人々には批判として届かない、と多くの論者が気づいたという理由もありそうだ。現在では「なぜダメか」それ自体を論じる作業が多くなってきたように思う。

 さて、そのような流れの中での『巨乳の誕生』(太田出版)である。同じ著者の安田理央が書いた『痴女の誕生』(太田出版)に匹敵する書名のインパクト。女性の「大きなおっぱい」への男性の欲望の形成史だとすれば、これはひさしぶりの『〜の誕生』系の名作の期待大である。そして読んでみたところ、なんとも知的好奇心をくすぐる複雑なストーリーに驚いた。

 鍵となるのは本書副題の「大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか」という問いである。本書の中から戦後日本の「大きなおっぱい」関連語彙を時系列順に抜き出してみると、「肉体女優」「(トランジスター)グラマー」「ボイン」「デカパイ」「Dカップ」そして「巨乳」となる。これらの言葉は、胸以外のどの要素までを包含しているのか、それが肯定の言葉なのか「若干バカにした」評価を含むのか、それぞれにニュアンスが異なる。つまり、「大きなおっぱい」への評価は、おそらく多くの読者が想定している以上に浮き沈みが激しいのだ。何より、そもそもそれ以前に使われていなかった新しい言葉によって「大きなおっぱいの魅力」がその都度再発見されていること自体、いつの時代も男は「大きなおっぱい」を欲求していた、とは決して言えないことを示している(一度「廃れた」からこそもう一度発見される必要があるのだから)。

 本書の最大のおもしろさは、単純な『〜の誕生』図式におさまらない浮き沈みを追う、この丁寧な歴史記述だ。「巨乳前/巨乳後」と単純に言い切ってしまう乱暴さをあらかじめ封じた本書は、帯で都築響一が指摘しているように「以後、おっぱいについて語る者は、この本を避けて通ることはできない」、そういう書物になっていると思う。

 また、各種メディアを横断しての分析も私には新鮮だった。本書の中ではアダルトビデオ、グラビアアイドル、女優などの固有名が列挙されるが、いわゆる「アダルトメディア」とそうでないメディア(の出演者)の間に不要な垣根を設けていない。セクシュアリティ研究ではどうしてもアダルトビデオ研究、アイドル研究とメディアや職業をあらかじめ絞っての棲み分けが起こるが、本書では各種メディアや各種の「出役」女性の表象を巨乳という観点から串刺しにしており、その縦横無尽さが痛快だった。

 もう一点、本書には実際の女性の胸の画像がほとんどなく(本文中には全くなく、巻末の「巨乳年表」にサムネイルが列挙されているのみ)、その意味で本文を読んでも女性の裸体を暴力的にまなざさずに済むことも私には助かった。

「実際の理想のおっぱいの形の変遷こそ歴史記述にとって重要」という意見もあるだろうし、そもそも画像なしの方針は肖像権などの問題で消極的に選択されたものかもしれない。しかしそれでも、「大きなおっぱいの魅力について熱く語る本ではない」と自己定義するこの本が、「男のエロ目線」に供さないつくりになっているのは、大事なことだと私は思う。

 最後に一点だけ、気になることについて述べておきたい。本書にはみずからを「ましてや、おっぱいを通してジェンダーについて考える本でもない」と説明するくだりがある。あれ、「男性の女性に対する一方向的な性的欲望」について調べて書いている時点で、もうこれは「ジェンダー」の話ではないのだろうか。安田と私では「ジェンダー」という言葉に込めているニュアンスが違うらしい(そもそも、著者の安田からすれば、本書をジェンダーやセクシュアリティに関する学術研究の系譜の中に位置づけて紹介する私のスタイル自体、首肯し難いかもしれない…だとしたら大変すみません)。

 「ジェンダー」という言葉で何を指すかを議論しはじめると、ここからまた論文一本分の文章を書かなければならなくなる(しそれで終わるかもわからない)のでそれは端折るが、しかしたしかに、本書の記述には、ここまで緻密に調べて書いたならそのまま言ってしまえばよいのにと思う、「ジェンダー」に関するある要素が存在しない。つまりこういうことである。本書には「女性の胸の2つの脂肪の塊に、男性はここまで悩まされ、振り回され、夢中になってきたのだ」という記述がある。私だったら、この文の後にこう付け加えたい衝動にかられる。

「そして男性のこの移り気な欲望に、女性はもっと悩まされ、もっと振り回されてきたのだ」

 そう、本書でなされるのは徹頭徹尾「男にとっての女性の理想のおっぱい」の話であって、「男におっぱいを値踏みされる女性」の話ではない。男女の関係の非対称性そのものについては触れていないという点で、たしかに本書は「ジェンダー」の本ではないのかもしれない。だとすれば、男性が女性のおっぱいに託す形で自らの欲望にどのように立て籠もったのか、そんな観点(「ジェンダー論的」な?)から本書を読み解いてみても、また面白いかもしれない。

嵐・相葉雅紀、熱愛女性は「元タレント」! ジャニーズは「1年前に結婚承諾」のウワサ

 嵐の相葉雅紀が、同い年の女性と5年以上の交際を続けていたことが12月18日発売の「FLASH」(光文社)にて報じられた。

 “嵐スキャンダル”と言えば、2016年に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、松本潤とAV女優の“二股報道”が記憶に新しい。本命の井上真央とは、時期は不明ながら破局していることも明らかとなり、10年の交際は“永すぎた春”に終わった。一時期「結婚秒読み」とまで言われ、ファンの間でも「松潤が嵐の中で一番最初に結婚しそう」ともっぱらの噂だったが、そんな中、「ジャニーズから結婚の許しを得た」のが、このたび熱愛が報じられた相葉だったという。

「同誌が相葉の交際情報を得たのは、誌面では今年春となっていますが、少なくとも昨年冬、松本のスキャンダルが報じられた時期あたりから、相葉の熱愛に関する情報が一部芸能関係者の間で出回っていました。『相手はほぼ同い年』『もともと芸能活動を行っていた』という話に加え、プロフィールも記事内容とほぼ一致していることから、同一人物である可能性が高いです」(スポーツ紙デスク)

 相葉が過去に交際していた水川あさみとは、10~11年頃に破局したとされるが、その後はずっと、この女性との真剣愛を貫いてきた模様。さらに気になるのが、女性との“結婚”を、すでにジャニーズ事務所は承諾している、とマスコミ関係者の間で話題になっているのだ。

「松本、そして今年、小川彩佳アナウンサーとの交際が報じられた櫻井翔も、多くのメディアで『結婚説』が報じられていた。しかしその裏では、『最初に結婚する嵐メンバーは相葉』という話の方が、より信ぴょう性が高いといわれていたのです」(同)

 しかし相葉にしても、結婚の許可がもらえたというだけで、その時期に関してはいまだに未定なのだとか。

「SMAPが解散したいま、嵐が国内トップの男性アイドルグループであることは間違いなく、今後も『NHK紅白歌合戦』司会など、大きな仕事が続きます。ジャニーズとしても、『結婚を禁止する』といった極端なルールこそ設けていないものの、メンバー自身が今後の活動やバランスを考慮して『結婚するにはまだ少し早い』と考えているようです」(芸能プロ関係者)

 嵐メンバーのゴールインはもう少し先の話となりそうだが、今回こうして女性の存在が報じられただけに、今後は各メディアとも確証が持てなかった“相葉結婚説”が、にわかに盛り上がるかもしれない。

「手マンが感じない」…実はいくつもの原因がありました

 ガールズトークで盛り上がるセックス話。あれが気持ちいい、気持ちよくないだのの話に花を咲かせることもあると思います。でも感じ方は人それぞれなので、指を膣内に挿入して刺激を与える「手マンが気持ちいい」という女性もいれば、「私は手マンが気持ちよかったことがない……」という女性もいるでしょう。

 「手マン」って意外と好き嫌いが別れる行為です。中には、自分が不感症ではないかと悩んでしまう女性もいるかもしれません。しかし、手マンが感じない理由は人それぞれ。

膣内開発前
 まだセックスの経験が少ない場合、1番考えられやすいのは“膣内がまだ未開発”という理由。気持ちいいと感じるまでは個人差がありますが、数回で快感を得る「性感帯」に変わるのは珍しいと思います。

 女性は、クリトリスや膣口などは、比較的最初から敏感で快感を得やすい場所ではありますが、膣の奥へ進むほど鈍感な場所。セックスの経験を重ね、ペニスを挿入し、様々な動きで刺激を与えることで、感覚や気持ちよさを感じるようになるもの。最初は何も感じなくて当然なんです。

▼膣は鈍感な場所である。Gスポット・ポルチオで最初から「イク~」とならない理由

すでに敏感で感じる部分と一緒に刺激
 鈍感な部分にゴツゴツした指を出し入れしているだけで「気持ちよくなれ!」というのは難しい話。なりません。もともと性感帯でない場所を性感帯に変えていくには、すでに感じる性感帯と一緒に刺激を与えることが最善策になります。たとえば、クンニで舌でクリトリスを愛撫しながら、指1本から挿入していきます。このとき、クリで感じている快感=膣内に挿入されていることが快感、と脳が記憶していくことが性感帯に変わっていく近道なんです。

▼「気持ちよくない」「挿入も別に…」は、男性のテク不足だけ? 性感帯スイッチ探しませんか

膣内を触るのが早すぎる
 セックスにおいて指やペニスを「挿入」する時点では、もうリラックスした状態で十分に気持ちよく感じ、膣がヌレヌレになっていることが前提です。しかし、裸にするまでのスピードが早く前戯もおざなり……にも関わらず、さっそく指を挿入しようとする男性、少なくないですね~。緊張がほぐれていない、心の準備も出来てないと、膣内は乾いていますし緊張で力が入っている状態。そんな膣内に指やペニスを挿入されると、当たり前ですが痛みを感じてしまうんです。

前戯に時間をかけてもらう
 個人的には、洋服を脱ぐ前のキスやハグにもっとも長く時間をかけるべきでは? と思うほど、ここが緊張感をほぐす時間だと思っています。そして、ゆっくりと徐々に洋服を脱いでいったあとも同じくキスやハグ。そして裸になっても敏感なところに触るまで、キスや舐める愛撫をたっぷりと繰り返すこと。この繰り返しで女性の性的興奮が高まっていくものです。抑えきれない気持ちのままに突き進めていく男性のペースに合わせるのではなく、「今、緊張している」ということを伝えて、前戯にたっぷりと時間をかけてもらうよう導きましょう。

手マン=痛い
 友人は、彼に手マンをされた直後から数日間、お腹の痛みに苦しんだ経験があるそうです。それ以来、膣内に指が挿入されると「またあの苦痛を経験するのか……」と尻込みしてしまうと言います。この苦い経験で身構えてしまい、全然気持ちよいとは思えないと。

 手マンによって痛みを感じるというのは、女性の膣内が緊張状態であること以外には、男性のテクニック問題でもあります。ひらすらズンズン力任せに出し入れしている動きが気持ちいいわけがありません。というのも、単純な出し入れというのは、ただ膣の中を摩擦しているだけです。性感帯に変わるべくスポットを圧迫したり、膣口にペニスのカリがこすれる刺激だったりすることで快感を得るものであって摩擦そのもので快感を得ることはありません。

 単純ピストンも意味不明ですが、あろうことかガリッと膣壁を刺激する野郎もいます。どう考えても痛いですよね。

膣口の近くから愛撫してもらう
 膣内ではGスポットや「そこ!」(不快ではない「不思議な感覚!」)という場所には、指先を離さず圧迫(押す)・緩めるを繰り返してもらいましょう。バイブのような刺激も指先を動かすというよりも腕全体で揺さぶるイメージがベストな刺激方法です。「指を止めて押されるのが気持ちいい」と伝え、実践してみてもらいましょう。

 そのほか、まだ指を挿れられることに不安や違和感、痛みを感じる方にオススメなのは、手マンをされる時の体勢と膣口の近くを刺激する方法です。膣を触られているときも、相手の体温を感じたりキスをしながら行うことで、今まで苦手意識を持っていた方も、変化が訪れるかもしれません。

▼手マンに正解ってあるの?「添い寝愛撫」と「中指」がポイント

 愛撫や挿入の刺激方法など、セックスは回数を重ねていくことで、自分が感じるスポットやリラックスする体勢などを見つけていけると思います。体調や生理前後などなど、カラダの小さな変化で膣内の状態も変わるもの。その都度、相手に伝えながら“感じない”から“性感帯”へ変えていけるといいですね。