浜崎あゆみの新展開に悲鳴、ファンが本当に求めていることとは?

 浜崎あゆみ(39)の新展開が、ファンに波紋を広げている。エイベックスが浜崎あゆみのバックダンサーオーディション開催を発表したことがきっかけだ。このオーディションの書類応募期間は7月20日までで、応募資格はダンス歴3年以上で18歳~30歳までの男女。書類選考通過者が挑む都内会場でのオーディションは7月30日~8月1日にかけて予定されている。最終審査には浜崎あゆみも参加するそうだ。

 しかし浜崎あゆみのバックダンサーオーディション開催がアナウンスされるや否や、浜崎あゆみのファンたちから悲観的なコメントがSNSに投下されることとなった。公演でダンサーを増員することは、ファンの望むライブの形とは異なるというのである。SNSには以下のような様々な要望が投稿されている。一座とは“浜崎あゆみ一座”、TAとは“TeamAyu”(ファンクラブ)を示す。

「これ以上一座が増えるの本気で嫌なんですけど… せっかくの記念イヤーなのにファンが望まない事をし続ける理由を教えて」
「あゆとTAは今すれ違ってる。少し意固地になってませんか?」
「ダンサー増やさなくてイイよ。むしろあゆだけで良い」
「ダンサー増やすより曲数増やしてくれ~!! 安室ちゃんみたく30曲!! ダンサーを見たいんじゃない!あゆの曲を聞きたいんだよ~」

 今年5月には、エイベックスの代表取締役社長・松浦勝人氏のTwitterに、浜崎あゆみファンから複数の要望が寄せられていたばかり。松浦氏はTwitterで、「浜崎あゆみをどうにかしてください」というリプライを受け、「本人とちゃんと話します」と返答。すると、いくつもの要望が届いた。

「あゆは好きですがライブいくといつもマンネリ衣装も演出もマンネリ。昔は凝った衣装着てくれてたのにな、、ダンサーですぎ。あゆがみたいのに! アルバムやシングルは全然出ないしインスタ、Twitterばかり更新して肝心なTA更新ない! チケット代も高すぎます。ボイトレや体型改善お願いします」
「自分もずっとayuが好きで追ってきましたが今年初めてライブに行きませんでした。ダンサーが過剰にでてきたり 露出が多かったり ちょっとついていけません」

 しかし松浦氏は、こうした要望に対して次のように反論した。

「俺が言いたいのはそんな事ではない。ayuが ayuでいるために、ayuと色々と話すだけ。俺と ayuの関係値を知らない奴に何も言われたくない」
「そんなことは知ってるし、言わせてもらえば俺と、 ayuの間にはそんなこと以上の歴史がある」
「そんなこと言うと一番怒るのは ayuだから」
「人は自分の成長を諦めた時に終わると思う。俺は何も求めないけど、彼女にそうなって欲しくないだけさ」
「みんな色々言うわりにはあんまり何もわかってないな。俺たちはそんな単純な関係ではない」

 確かにもう20年以上の付き合いになる浜崎あゆみと松浦氏の関係は、単純な“社長とアーティスト”という枠で括れるものではないだろう。しかしその一件により、一部の浜崎あゆみファンが切実な思いを抱いていることが明るみになり、おそらく本人まで届いたであろうことも事実。それにもかかわらず、今回、バックダンサーオーディションを開催するとなったことで、失望したファンがいる。

 すべてのファンの思いはひとつではなく、要望は多岐にわたり、ひとつひとつ応じようとしたらそれこそ浜崎あゆみが壊れてしまうだろう。それゆえに、浜崎あゆみは彼女が良いと思うやり方で、最善のパフォーマンスをする以外にない。一部のファンが望まないことであっても、彼女がそれを最善だと考えるのなら、それでいいのだろう。幸いにして、前述の松浦氏への要望の中には、「え?どゆこと?あゆはあゆのままでいてほしいです。今のままで充分なのに。あゆは何も悪いことしてないよ」「ayuちゃんを苦しめないで下さい」「あゆゎあゆのままで良いと思います社長!いやなファンゎ離れればいいだけだし、今のままでもついていくファンゎたくさんいると思います!」と、現状の浜崎あゆみを全肯定するファンの声もあった。

 時代は移り変わり、浜崎あゆみが歌姫と呼ばれた日は遠くはなったが、今は彼女を支持するファンがいることは確かである。そのファンたちに向けて浜崎あゆみはこれからも歌い続けるのだろう。

(清水美早紀)

「時短なのに残業する妻」の夫が職場に激怒、賛否両論

 育休後に復帰してワーママとなった女性から、家事育児の配分や、夫が育児や家事をしないことについての相談は、ここ発言小町ではいつも見られるが、今回はちょっと違った相談が寄せられた。

妻の職場に夫が苦情の電話を入れること…どう思いますか?
 トピ主(女性・年齢不明)は現在、時短を使って正職員として働く公務員。時短の制度上、残業代というものはない。とはいえ正職員であるため、仕事もそれなりのことを任されていて、トピ主の担当している仕事が時間内に終わらなければ残業することもあり、トピ主はそれを「仕方ないこと」だと受け止めている。

 ところが、トピ主の夫はトピ主の職場に苦情を入れると言っており、それが悩みの種だという。

「育休をとり、時短を使い、そのため担当も減らしてもらい、子供が病気の時に急に休むこともあり…と、職場にはかなり迷惑をかけており、ただでさえ白い目で見られているのに、旦那が苦情の電話なんてことになったら、本当に職場に申し訳ないし、自分の居場所もありません。
旦那にいくらやめてほしいと言っても、残業代が出ないのは私が良ければいいという問題ではない、と言われます。
私が残業している分、旦那にも家事育児の負担がかかって迷惑、そんな時短制度おかしい、きっちり帰れるように上司が配慮すべき、それができないならそんな制度作るな、最悪裁判でもしてやる、というのが旦那の言い分です」

 トピ主曰く、夫は、少しモンスタークレーマーぽいところがあり、それが年齢と共にかなり酷くなってきていて、最近は、何事もキレるのが一番良いやり方と思っている様子にみえるという。職場に電話すればキレるのは目に見えている。職場の人は皆忙しくしているので、当然迷惑に決まっている、という。

 公務員なので解雇はないかと思うが、夫はそれも計算の上で、苦情の電話を入れると言っているのだとトピ主は推測している。なぜなら夫は、できる限りトピ主に家事育児をしてほしい、そして、お金もほしい、という人であるからだ。解雇されるなら電話しないだろうという。子供もいるため今のところ離婚は考えていないが、このことについて何か良い解決策はないかという相談だ。

 う~ん難しい。筆者はフリーランスなのでなんともだが、公務員で時短勤務で残業代が出ないのであれば、夫でなくトピ主がそれを職場に訴えた方がよいのではないかとも思う。でもなぁ……自分がその立場だと「時短勤務のワーママは仕事を途中で放り出して帰る」と思われたくないから頑張ってしまうかもしれない。単に仕事量が多いのかトピ主の能力の問題なのかそこはわからないが、上司と話し合いは必要なのではないか。

 トピでは夫がモンスタークレーマー気味だから起こる問題であるといわんばかりの内容だったが、コメントでは「職場に問題あり」「夫に同意」といった内容が多く書き込まれた。だが「クレームはなし」の方向性だ。

「時短中の残業はおかしいと思うな。
残業代じゃなくて、時間通りに追われるような配慮は欲しいかも。
残業できるなら、時短制度使うなって感じだし。
迷惑かけてこれ以上言えない…じゃなくて、正当な理由なら、ちゃんと話し合って対処を求めた方がいいし、トピ主の能力の問題なら、会社辞める事を視野に入れた方がいい」

「個人的には、旦那さんの主張を支持します。原則というか、本質と言うか、残業に対する賃金の支払いは当然にあって良いと考えます。
公務員であれば、『賃金規則』があるのではありませんか。時短を活用されている様ですが、そうした場合の賃金カットはどのように取り扱われているのでしょうか。
月額賃金が変わらないのであれば要求はオカシイでしょう。時短に対する賃金カットがあるなら、当然オーバー労働に対する賃金の支払いがあっても良いと考えます。
時短制度がある中で、賃金取扱いが定められていない事は考えられません。ルールに従われることです。
時短だからという感情的な思考で公務勤務をするようでは、職務の遂行が危ぶまれます。
旦那さんが出る場面は、弁護士が必要なケース位ではありませんか。トピ主さんは、一人の人格者として働いているのですから、旦那の出しゃばりは市中の笑いものになりませんか」

「ごめんなさい、奥様板挟みで大変だとは思いますが、残業代を払わない会社がおかしいでしょう? 私の会社は10分単位で残業代つきます。10分越えたらつけなければならないようになっています。
育休、時短もあり、特に時短の人が残業にならないように皆配慮しています。
どれぐらいの残業をされているのか知りませんが、公務員なのに制度ゆるくないですか?」

「残業が発生するのはトピ主さんのスキル不足
現時点で産休、育休明けで時短勤務、子供の体調不良のたびに突然休暇を取る
それを受け入れてもらっているだけで十分です
ただでさえ肩身が狭いのに、職場に苦情の電話を入れるなら即日退職します
トピ主さんの残業で負担を掛けているのは申し訳ないけれど、少しずつ子供も強くなって体調不良も落ち着くと思う
自分も職場復帰して時間が経てば仕事の感覚も徐々に取り戻すので残業も少なくなると思う
今はただ協力してほしい
それが出来ないなら退職します
長い目で見たら残業代を我慢した方が退職するより世帯収入が違いますからご主人も黙るのではありませんか
残業は自分のせい、電話したら退職、そう言い切ってしまったら良いのではありませんか」

 2つめのコメント全部同意したわぁ~。また、小町ならではの「離婚」をすすめるコメントもあった。テンプレ的で小町らしいので、こういうコメントをみるとなぜかホッとする。

「苦情を入れたら損になる状況を作ればいいだけの話です。
職場に苦情を入れるなら、もう職場には申し訳なくていられない。夫婦でいるなら退職、家事は私がするから頑張って2倍稼いで。そうでないなら離婚しましょうと。
また不満があるようだけれど、世間に見れば恵まれた環境のほう。
これを失う覚悟があって苦情を入れるのか冷静に考えてほしいと。
ついでに『キレるのが一番良いやり方』という考えも改めてとも。
いい機会ですから言いたいことを言いましょう。
あと安易にこんなことは言いたくありませんが、そのご主人とこれからも夫婦でいて幸せですか?
公務員ならシングルマザーになっても生活は成り立つと思いますし、離婚を含めて今後の人生を考えてみてはいかがでしょうか」

 そうこうしているうちにトピ主レスが書き込まれた。

「時短の残業がおかしい、という意見も多く、大変参考になりました。私が解決すべき問題のはずなのに、できていない、確かにそうですね…。
私の仕事での処理能力は、普通だと思いますが、担当はなかなか終わりません。
業務時間中は、窓口対応や電話対応なども忙しく、担当の仕事に打ち込めない時も多く…。
そのあたりも、私が、上司と話し合わなければいけませんね」

 うんそう思う。さらにもう一つトピ主レスが書き込まれた。離婚をすすめるコメントがあったが、確かにトピ主はこの夫との生活があまり幸せではなさそうだ。

「旦那に仕事を辞めると言ってみては、との意見も多かったですが、そうすると、逆に私に仕事を辞めさせて、私に経済力がなくなったのを良いことに、むこうから離婚すると言い出し、経済力がない私から子供を奪い、旦那の実家(離婚していて母親のみ)で育てる、と言う可能性もあり、こわくてできません…。
旦那の母親は、息子が孫を連れて戻ってきてほしいと思っている感じで、旦那は母親べったりです。
今後、旦那と一緒にいて幸せか…と言われると、正直私は幸せではないと思います。
いつも、私からお金や労働は搾り取れるだけ搾り取りたいけど、例えばもし病気なんかした日には超迷惑! というのがあからさまな態度です。
結婚当初から多少そんな感じがありましたが、それもまた年々酷くなっています。
(皆さんのおっしゃる通り、私がちゃんと旦那に言い返したりしてこなかったことが原因だと思いますが。)
ただ、子供のことはそこそこ可愛がっていて、良い父親ではないかもしれませんが、総合的に見れば、そこまで悪い父親ではないかとも思い…。
また、私の実家も遠く、今離婚すると、頼れる人も近くにおらず、仕事も子育ても本当に手が回らなくなると思い躊躇しています」

 向こうから離婚をすると言い出しかねない……って本当どういう夫婦!? 夫が恐ろしい。最後にこんなコメントも書き込まれていたが確かに、会社の問題は別にしてこれは真実かもしれない。

「母親を苦しめる父親の姿を見て、お子様は育ちます。
そこからお子様は悲しむのか、母をないがしろにしてOKとみなすのか、将来は配偶者との間に問題を起こすのか。
いずれにせよ、悪い父親です」

 ここはトピ主が会社に対しても夫に対しても上手く立ち回る必要のある時期なのだろう。時短勤務からフルタイムに戻り、子供達がもう少し大きくなってから、離婚するのかもしれないなあ……なんて感じてしまった。

眞子さまと小室圭さんの結婚問題は「海外留学」で終止符となるのか? 学生結婚、民間就職、海外生活といった選択肢は

 秋篠宮家の眞子さま(26)とのご結婚が延期になっている小室圭さん(26)が、今年8月から米国に留学することが決まったと、各メディアが報じている。実際、ニューヨークのフォーダム大学ロースクールは5日、報道通り、小室さんが同校に8月から留学することを発表。奨学金制度を利用し、授業料は全額免除される。また本人は計3年間学ぶことを希望しているという。

 小室さんは東京都内の法律事務所でパラリーガルとして勤務していた。パラリーガルとは弁護士の補佐をする仕事である。中学高校と都内のインターナショナルスクールで学び、米国への留学経験もあるため、英語が得意な小室さんは、事務所では書類の英訳なども任されていた。

 ご存知の通り、婚約が発表になったのちに、小室さんの母親と、その元婚約者X氏との金銭トラブルが報じられた。小室さんの母親はX氏に400万円の借金がありまだ未返済だというものだ。ここから、この問題について秋篠宮家と小室さんサイドで度々話し合いが行われている中での、留学発表だった。内幕は複数の週刊誌が報じているが、5日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によれば、小室さんが留学を告げたのは今年春のことでこれを聞いた秋篠宮家は“寝耳に水”であったという。

 だがその一方で、これは“二人を自然消滅させたい”という皇室の意向が働いているともある。

 宮内庁は今年2月に、婚約を2020年まで延期すると発表している。かたや小室さんの海外留学は2021年まで。小室家の金銭トラブルをどう解決するのか、そして若きパラリーガルでまだ収入が少ない小室さんが眞子さまとどう生活を共にして行くのか、このふたつが、問題発覚後の両家の話し合いの主題だったが、小室さんの海外留学は後者の問題を解決に導くための策であるだろう。しかし宮内庁としては、遠距離恋愛による“自然消滅”を望んでいるとの週刊誌報道が多く出ている。

 前掲の「週刊文春」によれば、小室さんは事務所に海外留学を申し出た時、「パラリーガルではなく、国際弁護士、渉外弁護士になりたい」と将来を語ったのだという。弁護士資格取得後、また日本に戻り同じ事務所で仕事を続けたいという意志も持っているという。同事務所では弁護士を留学させることはあったがパラリーガルの留学は初。留学中の生活費は事務所が支援するとある。小室さんの勤務する奥野総合法律事務所の奥野義彦所長が、生活費の支援を明言している。

 皇室サイドとしては自然消滅への道筋をつけたというところだろうか。だが、二人が婚約を発表した時点から小室さんはパラリーガルだった。つまり小室家の金銭トラブルが発覚する前から「収入が少ない」状態だったわけで、どう眞子さまと生活を共にしてゆくのか、という課題はあったはずだ。しかしなぜか、金銭トラブル発覚までそこは問題視されてはいなかった。婚約発表の以前と現在とで、小室さんの仕事や収入に変化はないのに、である。

 今の20代で専業主婦として妻を迎え入れるだけの収入を得られる男性は、ひとにぎりである。小室さんの年収が300万円前後であっても婚約内定していたということは、小室さんも眞子さまも、当初は共働きも考慮にいれていたのではないだろうか。国際基督教大学教養学部で学び、イギリスのレスター大学大学院博物館学研究科への留学を経て、国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科でも学問を修めた眞子さま。民間企業への就職だってあり得ない選択ではない。

 しかし金銭トラブル発覚後、小室さんは“母親が金にだらしなく、収入の少ない20代男性”という報じられ方をしてきた。一連のバッシングは、秋篠宮家がいかに「結婚相手は本人の意思に任せる」というポリシーであったとしても、皇室としてそれは許されないという世論の表れだろう。もし眞子さまが降嫁して民間へ就職なさるようなことがあれば、また小室さんが甲斐性ナシとして叩かれるであろうことは目に見えている。

 結局、いつの間にかこのカップルを取り巻く問題は、小室家の金銭トラブルに加え、小室さんが眞子さまを支えるだけの収入がないことにも派生し、海外留学という落としどころがついた。最近では、高円宮家の三女・絢子さま(27)と日本郵船社員の守谷慧さん(32)の婚約が内定したことから、エリート家系である守谷さんと小室さんを比較する声もいっそう大きい。

 ただ、眞子さまが何を望まれているのかは我々の与り知らぬところ。優雅で裕福な暮らしをさせてくれる男性としての小室さんと一緒になりたいのかどうかはわからない。「週刊文春」に奥野所長が寄せたコメントの中に、さりげなく「結婚は学生でもできます」という言葉があるが、それもそうだ。2021年まで留学するからには2020年の結婚はナシ、との見方が有力となっているが、学生結婚したうえでアメリカで新生活を送る可能性だって、ないわけではないだろう。

(鼻咲ゆうみ)

工藤静香とKōki,のインスタ2ショットはマイナス効果? 鮮烈な印象が「二世タレント臭」に変質

 木村拓哉(45)と工藤静香(48)夫妻の次女・Kōki,(コウキ/15)が、7月4日にアップしたInstagramが話題になっている。フランス・パリで開催された「シャネル」の2018-19年秋冬オートクチュールコレクションに母と一緒に出席したKōki,は、英文のコメント<Thank you for the lovely experience! (翻訳:素敵な経験をありがとうございました!)>と共に3枚の写真をアップ。Kōki,が「シャネル」のパネルの前でポーズを決める姿、母・工藤静香との2ショット、およびフランス出身のモデルであるカロリーヌ・ド・メグレとの2ショットだ。

 反響は非常に大きかったようで、16万件近くの「いいね!」が付いている。SNS上では大きな注目を集めており、もちろん「笑顔が可愛い」「スタイル抜群」「脚が長い」といったKōki,自身に対する感想も多いのだが、一方で「親子ショット初公開」となった2枚目のKōki,と工藤静香の2ショットにより多くの関心が寄せられている感は、正直否めない。複数のメディアがこの親子2ショットを取り上げている。

 また、工藤静香も6月29日、Instagramに<次女が育てている>という亀の動画をアップ。工藤静香は<この子の名前はコンブ。3年前?にお祭りで次女に頼まれ長女が亀すくい?をして、次女が育てている。そもそも、お祭りに行き生き物を持って帰ってきた2人に激怒><今となっては可愛い(ハート)><勝手にご飯をあげると叱られるのです>と丁寧な説明を書き添えているのだが、次女とは言うまでもなくKōki,のことだ。

 すでに大々的に報じられているとはいえ、このような投稿は結果的に、“期待の新星若手モデル”であるKōki,が、工藤静香(と木村拓哉)の娘であり、“二世タレント”であることを強調してしまっている。

 Kōki,が、ハイブランドを服や小物を多く掲載する『ELLE ジャポン』2018年7月号(ハースト婦人画報社)の表紙を飾る形でデビューしたのは、意表をついたという意味では正解だったであろう。しかしその発売と同時に、スポーツ紙によって彼女が「木村拓哉と工藤静香の娘」であることも公表された。これがスポーツ紙の一方的な暴露ではなく、Kōki,サイドのリークであることは明らかだ。ただ、公表によって「親の七光り」と見る向きも当然出てくるが、それでも、彗星の如く出現したKōki,が15歳という年齢でハイブランドを堂々と着こなす風格やオーラ、存在感を持つことは事実であったため、数多いる“二世タレント”たちとの格の違いを感じさせることには成功していた。

 そのお披露目の一発だけにとどめておけば良かったかもしれない。海外での活躍を目指しているというKōki,だが、日本でこのような形で名前が広まっていくことが、彼女の今後に良い影響をもたらすとは考えづらいからだ。

 工藤静香とKōki,が親子であることは事実であり、隠すほうがおかしいことではあるが、Instagramをプライベートではなくビジネスツールとしても利用している以上、いちいち「親子」として話題を振りまくことは、“二世タレント”感を強めマイナスに作用してしまうのではないだろうか。それは彼らにとっても本意ではないだろう。

 Kōki,は工藤静香の個人事務所に所属しているそうだが、ある週刊誌報道によると、将来は世界で活躍したいという夢を持つKōki,のことを考えて、工藤は彼女に殺到するオファーを全て断っているという。であればこそ、「親子」アピールにも、もっと慎重になったほうが賢明ではないだろうか。

 もちろん、すでに着々とKōki,の海外でのモデル活動の足場固めが進んでおり、日本でどう騒がれようと関係がない段階である可能性もある。少なくとも、ただ安穏とオファーを待っている状態ではないだろう。突き抜けたデビューを飾ったKōki,だが、その視野は明らかに日本国内に限定されていない。攻めの姿勢で世界の舞台へ出て行ってほしい。

病院でのお産を否定しまくる自然派出産礼賛の映画が矛盾だらけ

「自然で愛のある出産なら、オーガズムを得られる」「出産が官能的なものだと、母が知ることは大切」ーー医療介入のない自然分娩がいかに素晴らしいかを前面に押し出しながら、そんな謎の持論を語る、ドキュメンタリー映画『オーガズミックバース 気持ちのよいお産のヒミツ』。自然派出産の周辺には、科学的根拠のない精神論でしかないトンデモがはびこっている印象がありますが、これまたすごかった!

 米国人女性であるデボラ・パスカリ・ボナロが監督をつとめた同作に登場するのは、分娩中に快感を得た体験を語る数組の男女。自身の出産体験を「スピリチュアルで官能的!」「強烈な感覚が全身に打ち寄せた」とうっとり語り、自宅での分娩シーンも堂々公開。

 陣痛のあいだは、パートナーとキスをしたり抱き合ったり。平たく言えば、ライトな前戯ってとこでしょうか。そうやって愛を深め、リラックスできる環境で安心して医療介入のないお産に挑むと、人によってはオーガズムを得られる! というのです。

 そして医師や助産師が登場し、陣痛促進剤や帝王切開など、この界隈の言う「不必要な医療介入」のあるお産を大批判。その主張は次のようなものでした。

病院で産んだカップルとの露骨な対比

・オキシトシンは子宮の収縮を促すホルモンで、オーガズムに深く関わる。

・出産時には陣痛を促すためにも働くが、オキシトシンが分泌されているのだから、愛があふれるリラックスできる環境であれば、オーガズムが起こるというのも説明がつく。

・ところが陣痛促進剤などの合成オキシトシンを投与すると、ナチュラルなオキシトシンの分泌を減らし分娩のトラブルにつながり、お産が危険なものになる。

・陣痛促進剤で死亡率も上がる! すべての女性は薬品を投与されるべきではない!

 無痛分娩をはじめ、病院でのお産を否定しまくるという流れです。

「(分娩の瞬間は)一番自然なハイ状態よ!」とあふれんばかりの多好感を漂わせるカップルと、その裏付けを語る医師たち。それを引き立てる材料に使われるのは、病院で出産をしたカップルです。「吸引分娩になった」と暗~く語る夫の出産に対する感想は、「地獄を見ているようで恐ろしかった」。自宅で自然派の流儀にのっとって産み、ハイテンションに出産の素晴らしさを語る人たちとの、演出の落差が凄まじい。

 前者が「出産でエクスタシーを経験してこそ、幸せで堂々した母になれる!」とドヤっているように見えてきてしまいます。自然出産の〈気持ちよさ〉を謳い、「痛みは儀式! 健康なら耐えられる」とうっとり語る姿は、産後ハイで記憶が上書きされまくっている可能性もあるのでは? というレベルにおかしなものを感じました。

 さらに出産でオーガズムに達するというのはあくまでおまけで、要は〈自然派出産サイコ―、病院の出産サイテー〉と言いたいだけって感じ。この手の啓蒙作品お決まりの構図すぎて、盛大にズコー。「革命的なドキュメンタリー」と宣伝しているようですが、めっちゃ既視感ありまくりです。

 確かに世の中には、分娩を「気持ちいい」と感じる人は一定数いるようです。さらに日本の産婦人科医にも、「出産は最高のエクスタシー」と語っている人もいるというウワサ。しかしそれは、膣で吹き矢を飛ばせる人もいるというレベルの〈超少数〉の話。たった数人の話を引き合いに、「これが幸せなお産のありかた」「自然に産めば、エクスタシーも可能!」と力説されても、困っちゃう~。

 作中、日本公開に向けた監督のメッセージも見ることができ、そこでは全力で「フォロー」をしていますが、それがまた陳腐。「気持ちいいお産のあり方に触れ、苦しい医療分娩のあり方に心が痛くなる方が出てくると思います」「でもこの映画は決して、医療を否定するものではない!」「『知らないということを、知ること』を目的にしている」ーーというのです。

 そして「これからの出産現場はどうあるべきか、皆さんと一緒に考えたい」そんな感じのメッセージが文章で流れます。おいおいおい。お産に優劣はない! 病院でのお産を否定しているわけではない! というフォローが、まったく作品に反映されていませんがな。

それって赤ちゃんにとって幸せなこと?

 母親だけでなくパートナーも一体となって出産に向き合う姿は、いいものだとは思います。妊娠中の腰痛やむくみなど、体の不調を夫に訴えても「素人が触るとよくないから~」と逃げ、妊娠や出産に関わろうとしないという話を周りから聞くこともめずらしくないので、そういった態度と比べれば、なんと素晴らしいことなのか。

 しかし「神秘的な出産は、力強さを秘めている」と極端なことを言われてしまうと、わずかな感動もシュルシュル~と消失。スピリチュアルでも自然でもなくても、出産は十分力強いはず。

 会場では「あんなふうに生まれた赤ちゃん、絶対幸せだよね!」と語りあっている女性たちを見かけましたが、「あまたが生まれたとき、オーガズムに達したわ!」と語られたら、少なくともこの日本では嫌悪感を覚える子どものほうが多いのではないでしょうかねえ。しかも外野から、セクハラのネタに使われる地獄展開すら目に浮かんでしまいます。

〈女性の尊厳を大切にするお産が大切〉というを主張はわかりますが、オーガズムを引き合いに出されると、〈幻のエサ〉を鼻先に釣られているようでひたすら苦笑。お産の〈固定概念〉がこれで崩れた! というならば、その思い込みとやらはもともと豆腐くらいのもろさだったのでは、なんて思った次第です。

安室奈美恵の限定アイシャドウが即完売→メルカリ転売されまくり!

 今年9月16日をもって芸能界を引退する安室奈美恵(40)だが、その人気は衰えるどころかいっそう過熱している。KOSE(コーセー)のメイクアップブランド『visse(ヴィセ)』が7月1日に限定発売した安室奈美恵とのコラボレーション商品「ヴィセ リシェ アイカラーパレットNA」は、全国のドラッグストアなどで一斉に販売されたが、ほとんどの店舗で開店前から行列ができ、開店と同時に即完売となってしまった。

 『visse(ヴィセ)』は1994年にスタートしたメイクアップブランドで、“強め”の女性がCMキャラクターを務めてきた。安室奈美恵は“アムラー”ブームの時期にCMキャラクターを務めて一気にブランドの知名度を拡大。その後、MAX、浜崎あゆみ、土屋アンナらを経て、現在はローラがイメージキャラクターとなっている。

 発売と同時に売り切れてしまった「ヴィセ リシェ アイカラーパレットNA」は、安室奈美恵がカラーをセレクトした4色セットのアイカラーで種類は3パターン。撮り下ろし写真をコンパクトに使用し、アイカラー表面に「namie」とサインが入っている。数量限定発売という稀少性から、ファンが殺到したのだろう。

 しかし行列に並んでいたのは、熱心な安室奈美恵ファンばかりではなかったのかもしれない。購入を逃したファンに向け、メルカリで同商品の転売取引も盛んにおこなわれている。店頭参考価格は2300円だった同商品だが、1点4000~5000円前後で取引されているものが多い。

 店頭では購入時に「お一人様一点まで」等のルールを設ける店舗もあったが、3種セットで出品している出品者もかなりいる。3種セットの価格は13000~15000円前後だ。また、単品ずつ複数点を同時出品しているアカウントや、3種セットを複数出品しているアカウントも。また、あからさまな業者ではなく、一般の個人アカウントによる出品が目立つ。

 7月2日現在、コーセーの商品ページには、<お買い求めをご希望されていたにも関わらず、ご購入いただけなかったお客様にはご期待に沿うことができず深くお詫び申し上げます>との文章がある。もしも今後再販の予定があるならば、高値で転売する層からファンが購入せず適正価格で買えるよう、迅速に発表してもらいたい。

安室奈美恵の限定アイシャドウが即完売→メルカリ転売されまくり!

 今年9月16日をもって芸能界を引退する安室奈美恵(40)だが、その人気は衰えるどころかいっそう過熱している。KOSE(コーセー)のメイクアップブランド『visse(ヴィセ)』が7月1日に限定発売した安室奈美恵とのコラボレーション商品「ヴィセ リシェ アイカラーパレットNA」は、全国のドラッグストアなどで一斉に販売されたが、ほとんどの店舗で開店前から行列ができ、開店と同時に即完売となってしまった。

 『visse(ヴィセ)』は1994年にスタートしたメイクアップブランドで、“強め”の女性がCMキャラクターを務めてきた。安室奈美恵は“アムラー”ブームの時期にCMキャラクターを務めて一気にブランドの知名度を拡大。その後、MAX、浜崎あゆみ、土屋アンナらを経て、現在はローラがイメージキャラクターとなっている。

 発売と同時に売り切れてしまった「ヴィセ リシェ アイカラーパレットNA」は、安室奈美恵がカラーをセレクトした4色セットのアイカラーで種類は3パターン。撮り下ろし写真をコンパクトに使用し、アイカラー表面に「namie」とサインが入っている。数量限定発売という稀少性から、ファンが殺到したのだろう。

 しかし行列に並んでいたのは、熱心な安室奈美恵ファンばかりではなかったのかもしれない。購入を逃したファンに向け、メルカリで同商品の転売取引も盛んにおこなわれている。店頭参考価格は2300円だった同商品だが、1点4000~5000円前後で取引されているものが多い。

 店頭では購入時に「お一人様一点まで」等のルールを設ける店舗もあったが、3種セットで出品している出品者もかなりいる。3種セットの価格は13000~15000円前後だ。また、単品ずつ複数点を同時出品しているアカウントや、3種セットを複数出品しているアカウントも。また、あからさまな業者ではなく、一般の個人アカウントによる出品が目立つ。

 7月2日現在、コーセーの商品ページには、<お買い求めをご希望されていたにも関わらず、ご購入いただけなかったお客様にはご期待に沿うことができず深くお詫び申し上げます>との文章がある。もしも今後再販の予定があるならば、高値で転売する層からファンが購入せず適正価格で買えるよう、迅速に発表してもらいたい。

「女子アナ」という言葉は消える 「好きな/嫌いな女性アナウンサー」企画に見る女性観の変容

 6月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に、“アナウンサー人気ランキング”が掲載された。2006年から今年で12回目となるこの人気企画、好きな女性アナウンサー1位には日本テレビの水卜麻美(31)がランクインし五連覇を果たした。3位には昨年の2位から1ランクダウンの加藤綾子(33)。夏目三久も昨年の3位から5位に下がった。

 テレビ朝日・宇賀なつみ(32)は昨年の10位から8位に上昇。財務省事務次官の女性記者に対するセクハラ問題を取り上げた『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)において「本当に女性の記者をなくせばいいとか、女を1人で行かせるのがいけないとか、そんな時間にとかいわれちゃうんですけど、そうじゃないですよね」と、セクハラをした財務事務次官ではなく女性記者が責められていた当時の現状に猛反発したことが「真摯さに感銘を受けた」と記事にはある。

 前回5位だったNHKの桑子真帆(31)は10位に。2位以下は昨年とはかなり様変わりしている。特に注目なのは有働由美子(49)が昨年の4位から2位に順位を上げたことだろう。2016年から続いてきた、ミト、カトパン、夏目の“三強”が崩れたことは注目に値する。

 有働が2位となった理由は「爽やかで、面白くて、かっこいい最強のアナウンサー」「アナウンサーだと忘れさせる気さくなトークが面白かった」など、女性アナウンサーがメディアに取り上げられる際の王道である“見た目”ではない。あくまでもアナウンサーとしての力量や、フリーに突如転身した引き際の見極めどきに、一目置かれていることがわかる。財務事務次官のセクハラ問題について真っ向から意見した宇賀なつみについてもその発言を“気骨ある”と記事でも評価しており、やはり“見た目”だけではない意志を持った女性アナウンサーが評価されつつあるようだ。喜ばしいことである。

 ランキングからこうした変化が読み取れる以上に、このランキング企画自体に、昨年から異変が起きている。片鱗を見せたのは昨年6月8日号の同企画であった。これまで「好きな女子アナ」「嫌いな女子アナ」のみに絞ってアンケートを募集しランキングを発表していたのだが、昨年から「好きな男性アナ」「嫌いな男性アナ」も加わったのだ。さらに今年のランキングでは「女子アナ」表記が消滅し「女性アナ」へと変わった。

 これまで女性のアナウンサーについては「女子アナ」、男性アナウンサーについては単に「アナウンサー」という呼び方が一般化しており、メディアも世の中も、「女子アナ」をアナウンサーとしてではなく、テレビに華を添える存在として消費してきた。「週刊文春」の昨年から今年にかけての「女子アナ」の扱いの変化、そしてアナウンサーとしての力量や発言力を認める投票を受けてのランキング変動は、アナウンサーにとどまらず女性全体の立場の変容を表していると見ることもできる。これまでのように“男性受けするファッション・若くて可愛い・スキがある女子”のイメージをもたれてきた女性アナウンサーだが、その時代は終わろうとしているのではないだろうか。

(鼻咲ゆうみ)

宇多田ヒカルの言葉へのこだわり。新作『初恋』では「パクチー」から「セックスレス」まで幅広く自由に

 本日(6月30日)の22時10分より放送される『SONGS』(NHK)に、宇多田ヒカルが出演する。宇多田ヒカルは6月27日にニューアルバム『初恋』をリリースしたばかり。番組では、アルバム収録曲から「初恋」「Play A Love Song」「あなた」の3曲の歌唱が披露される。

 この番組では、宇多田ヒカルの「言葉」に着目。宇多田の指名により、芥川賞作家・又吉直樹との対談も実現し、「言葉」をテーマに語り合う予定だ。

 宇多田ヒカルにとって「歌詞」は表現における重要なファクターである。“最”重要ファクターと言ってもいいのかもしれない。彼女は、<トラックやメロディは、コードにテンションがあって変わったところに飛んでも、特に日本語の曲においては歌詞さえ伝わればなんとでもなると思っているんです>(「SWITCH」2018年5月号/スイッチ・パブリッシング)と語ったことすらあるからだ。

 彼女の「言葉」へのこだわりは、小袋成彬の証言からも明らか。小袋は『初恋』でも、「Too Proud(featuring Jevon)」では編曲に、「パクチーの唄」では作曲に関わっており、その音楽センスは宇多田ヒカルの信頼を得ているようだが、その一方、彼は『分離派の夏』(宇多田がプロデュースを務めている)の制作において、「歌詞」の面で宇多田からかなりダメ出しをもらったと証言している。ウェブサイト「Real Sound」では、<宇多田さんは歌詞にすごく厳しい方で、僕がメロディを適当にごまかしたり、歌詞の表現がユルいと、バシバシ指摘してくるんですよ。「これは最後まで考えてるの?」と聞いてくるんです。僕は完成したと思って聴いてもらっても「まだ」と言われたり。そういう押し問答がずっと続いて、嫌いになるんじゃないかという時期もあったんですけど(笑)>とのエピソードを語っていた。

 昨年12月、彼女は自身の歌詞を一冊の本にまとめた『宇多田ヒカルの言葉』(エムオン・エンタテインメント)という歌詞集を出版している。その「まえがき」のなかで彼女は、キャリアを通して歌詞の捉え方が変わっていったと自己分析し、自ら三つの時期に分類している。

<初期は「自分の無意識にあるものを表面にすくい上げる行為」を無意識にしていた。それを意識的に行うようになり、すくい上げるというより潜りに行くようになったのが第二期で、表現の密度も増して物書きとして新しい段階に入った手応えがあった。第三期では、活動休止とともに一個人としての止まっていた時計が動き出し、自らに課していたさまざまな検閲を取り払うことで表現の幅が広がり、それまでになく己をさらけ出すような作品もそれまでになくフィクション性の高い作品も登場する>

 前掲「SWITCH」で宇多田は、<最近は『Fantôme』で獲得することのできた、創作における新しい自由を楽しんでいる時期なのかも>と語っているが、今回のアルバム『初恋』では、確かに、検閲を取り払った「第三期」の自由を感じることのできる作品も多い。たとえば、「Too Proud(featuring Jevon)」では“セックスレス”をテーマにしてみたり(彼女自身オフィシャルインタビューで認めている)、ファンの間で「ぼくはくま」を思い起こさせると話題の「パクチーの唄」では<パクチー ぱくぱく/パクチー ぱくぱく/パクチー ぱくぱく/パクチー ぱくぱく/ぱくぱく パクチー>と歌ってみせたりしている。

 今夜の又吉との対談で、彼女は「言葉」についてどのように語るのか。そこで語られる証言を得た後に聴く『初恋』は、また違った味わいをもつはずだ。

(倉野尾 実)

ヘイトスピーチを放置し続けるツイッタージャパン

 過去にツイッターでヘイトスピーチを投稿していた作家が批判されるケースが続いている。10月にテレビアニメが放送されることが決まっていた『二度目の人生を異世界で』の原作者・まいん氏が、2013年から2014年頃に中国や韓国などに対するヘイトスピーチをツイッターに投稿していたことが発覚したのが5月中旬から下旬にかけてのこと。

 今月6日には、出演予定だった声優4名が一斉に降板を発表し、翌日には原作を出版しているホビージャパン社が出荷停止を決定。またアニメの制作も中止となった。まいん氏はツイッターで謝罪後、アカウントを削除している(『二度目の人生を異世界で』声優が一斉降板、原作者のヘイトスピーチが波紋)。

 また今月下旬には、『まんがタイムきららMAX』(芳文社)で「本日わたしは炎上しました」を連載している漫画家・どげざ氏が、2012年にコリアンに対する差別的なツイートを行っていたことが発覚。どげざ氏は今月25日にツイッターにて謝罪を行った。どげざ氏の謝罪ツイートは以下の通り。

「私どげざの過去のツイートにて特定の人種への蔑称を使用しヘイトスピーチだと思われてしまう表現、及び特定の方々を批判にさせる表現を使用しご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

6年前の発売当時の私は19歳と若く、注目されることも無かった為に言葉を選ぶという最低限のマナーを欠いておりました。また、当時の発言が現在の特定の方々に影響を与え不快感を与えるとは思考が及ばずこのようにお騒がせする形となりました。

該当の2012年当時のツイート、及び現在に至るまでの私が行った蔑称を含む可能性のある不特定多数のツイートに関しましてはこれ以上不快な方を増やすことの無いよう削除という形で対処致します。

今後はこのような不用意な発言を自粛し不快に感じる方を増やさぬよう配慮し発言して参ります。改めてまして、私どげざの過去の発言で特定の方々を不快にさせご迷惑をおかけしたことを深くお詫び致します」

 作家に限らず、ヘイトスピーチをツイッターに投稿するユーザーは現在も無数に存在する。昨年9月、ヘイトスピーチを放置しているツイッター社に対し、市民グループ「TOKYO NO HATE」が抗議を行っている。同時期には、モデル・女優の水原希子が出演しているPR動画が添付されているツイートに対し、ヘイトスピーチが投稿されていることが大問題になっていた(水原希子出演プレミアム・モルツCMへのヘイトは4カ月前から行われていた。私たちが批判の声を挙げることに意味がある)。

 ツイッター社は抗議が行われる前日に「ツイッターへの多くのご意見をありがとうございます。すべての方が安心してご自分を表現いただける場にしたいと考えている中、ご期待に添えていない現状を真摯に受け止めています。最近、日本対応チームを拡充し、早急な問題解決に向け動いています。また状況をご案内させてください」とツイートしたが、その後も十分な対応が行われているとは言えない。

 今月は、ツイッターで、差別的な投稿に対して批判を行っていた複数のユーザーが、ツイッター社によってロックされるという事件も発生している。過去にヘイトスピーチを引用する形で批判を行っていたツイートを理由にロックされたと見られており、「なぜ差別ツイートをするユーザーがロックされずに、それを批判するユーザーがロックされるのか」とツイッター社への批判が起きている。

 一方でヘイトスピーチへの対応も少しずつではあるが変化しつつある。今月28日、大阪高裁は、まとめサイト「保守速報」に掲載された差別的な記事によって名誉毀損されたという訴えに対し、損害賠償200万円を命じた地裁判決を支持。双方の控訴を棄却した。「保守速報」はサイト上で、上告することを発表。この裁判は「まとめサイト」に掲載されている記事内容の責任が引用元にあるのか、サイト側にもあるのか、法的責任を位置づける重要な判例になるとして注目されている。「保守速報」については、同サイトに広告が掲載されている企業にネットユーザーらが通報を行ったことで、広告出稿を取りやめる企業が相次いでいる。一部企業については、通報される前に、自主的に出稿を取りやめた企業もあった。

 YouTubeでも、大手掲示板サイトのあるスレッドで、YouTubeにアップされている差別的な動画を通報する呼びかけが起き、動画の削除や、アカウントの停止が相次いだ。その中にはネット上で差別的発言を繰り返してきた桜井誠氏が党首を務める日本第一党のチャンネルもあった。

 裁判所や広告出稿を停止した企業、YouTubeの例をみると、ツイッター社の対応の遅れが際立つ。ネットに広告を出稿している企業にせよ、YouTubeにせよ、日々多数の記事や動画がアップロードされており、差別的なコンテンツを完全にコントロールすることは現実的に不可能だろう。しかし何らかの形で注目され、問題視されれば、適切な対応することは不可能ではないはずだ。

 ツイッタージャパンの笹本裕社長は過去に『クローズアップ現代+』(NHK)に出演した際に、「ヘイト自体は残念ながら、僕らの社会の一つの側面だと思う。それ自体がないものだとしてしまっても、実際にはあるわけですから、それ自体を認識しなくて社会が変わらなくなるよりは、それはそれで、ひとつあるということを認識して、社会全体が変えていくことになればと思います」と発言し、「ヘイトスピーチを放置してもいいということか」と批判を浴びた過去がある。

 差別的な投稿をする作家といえば、まっさきに百田尚樹氏が思い浮かぶが、百田氏のアカウントはロックされず放置されている。ヘイトスピーチを批判したツイッターユーザーはロックされたにもかかわらず、だ。ツイッター社への対応に不信感を抱くのは当然だろう。

 今回、謝罪したどげざ氏が問題視されたのは19歳の頃に行った差別的投稿だという。19歳といえば、多くの場合すでに義務教育を終えている年齢である。今月には成人年齢を18歳に引き下げる法改正が成立し、2022年に施行される。誰もがネット上で自身の意見を表明できる現代社会では、義務教育の中でネットを利用する際の注意点や、何が差別に当たるのかを教えることが必須なのではないか。同時に、相変わらずヘイトスピーチが蔓延しているネットを改善する方向に動き出さなければならない。